JP2019517812A - 経口摂取または経口使用のためのステビオールグリコシド組成物 - Google Patents
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Abstract
本開示はステビオールグリコシドを含む組成物に関する。本開示は、ステビオールグリコシドを含む甘味料組成物及び甘味をつけた組成物、ならびに甘味をつけた組成物(食品、飲料、歯のための製品、医薬品、栄養補助食品、及び同種のものを包含する)を調製するための、かかる甘味料組成物の使用にも関する。【選択図】図1
Description
関連出願の相互参照
本特許出願は2015年12月17日に出願された国際出願第PCT/US2015/066419号の優先権を主張し、これは2014年12月17日に出願された米国仮出願第62/093,213号;2015年11月30日に出願された同第62/260,942号;2016年6月17日に出願された同第62/351,674号;2016年6月17日に出願された同第62/351,758号;2016年6月22日に出願された同第62/353,369号;及び2016年8月26日に出願された同第62/379,816号の優先権を主張するものである。上記の出願のすべては、それらの全体が参照によって本明細書に援用される。
本特許出願は2015年12月17日に出願された国際出願第PCT/US2015/066419号の優先権を主張し、これは2014年12月17日に出願された米国仮出願第62/093,213号;2015年11月30日に出願された同第62/260,942号;2016年6月17日に出願された同第62/351,674号;2016年6月17日に出願された同第62/351,758号;2016年6月22日に出願された同第62/353,369号;及び2016年8月26日に出願された同第62/379,816号の優先権を主張するものである。上記の出願のすべては、それらの全体が参照によって本明細書に援用される。
本開示は、複数のステビオールグリコシドを有するステビオールグリコシド組成物及びその使用の方法に関する。本開示は、甘味をつけた組成物(食品、飲料、歯のための製品、医薬品、栄養補助食品、及び同種のものを挙包含する)を調製するための、甘味料組成物及びスローシロップ(throw syrup)にも関する。
糖(ショ糖、果糖及びグルコース等)を利用して、飲料、食糧、医薬品及び口腔衛生製品/化粧品へ心地よい味が提供される。特にショ糖は、消費者に好ましい味を与える。ショ糖は優れた甘味特徴を提供するが、カロリーがある。ノンカロリーまたは低カロリーの甘味料が消費者需要を満たすために導入されたが、好都合な味覚特徴を有するこれらのタイプの甘味料に対する要望がある。
Steviaは、北米西部から南アメリカの亜熱帯及び熱帯地方に固有のキク科(Asteraceae)の草本及び低木の約240種の属である。種Stevia rebaudiana(アマハステビア、スウィートリーフ、シュガーリーフまたは単純にステビアとして一般的には公知)は、その甘い葉のための広く栽培される。ステビアベース甘味料は、1つまたは複数の甘味化合物を葉から抽出することによって得られ得る。これらの化合物の多くはステビオールグリコシドであり、それはステビオール(ジテルペン化合物)のグリコシドである。これらのジテルペングリコシドは糖よりも約150〜450倍甘い。
ステビオールグリコシドの例は、WO2013/096420(例えば図1中のリストを参照);及びOhta et.al., “Characterization of Novel Steviol Glycosides from Leaves of Stevia rebaudiana Morita”、J.Appl.Glycosi.,57,199−209(2010)(例えばp204の表4を参照)中で記載される。構造的に、ジテルペングリコシドは単一の基部(ステビオール)によって特徴づけられ、C13位及びC19位での炭水化物残基の存在によって異なる。PCT特許公報WO2013/096420及びWO2016/100689も参照されたい。
典型的には、乾燥重量ベースで、ステビアの葉中で見出される4つのメジャーなステビオールグリコシドは、ズルコシドA(0.3%)、レバウジオシドC(0.6〜1.0%)、レバウジオシドA(3.8%)及びステビオシド(9.1%)である。ステビア抽出物中で同定される他のグリコシドとしては、レバウジオシドB、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、ステビオールビオシド及びルブソシドのうちの1つまたは複数が挙げられる。
メジャーなステビオールグリコシドReb Aが飲料適用における甘味料として一般的に使用されるが、それは異味問題を有する。さらに最近では、より良好な味覚特性を有するある特定のマイナーなステビオールグリコシドに焦点が当てられている。例えば、レバウジオシドMはより高い甘味強度を有し、他のステビオールグリコシドよりも強力である(例えばPrakash,I.,et al.(2013)Nat.Prod.Commun.,8:1523−1526及びWO2013/096420を参照)。レバウジオシドDはショ糖よりも約200〜220倍甘く、官能評価において、甘味の開始が遅く、非常にすっきりとしていた(例えばPrakash,I.,et al.(2012)Int.J.Mol.Sci.,13:15126−15136を参照)。
いくつかのマイナーなレバウジオシドは所望される水溶解特性を有していないので、使用は困難であり得る。例えば、Reb Dは室温での水中の溶解度が低いので、食品製品中での使用が難しいことが報告されている。例えば、0.8%の濃度での完全溶解の達成には、Reb Dを水の沸騰温度付近で2時間加熱する必要がある。多くとも300〜450ppmしか、23℃の水中で溶解することができない(例えばUS2013/0251881を参照)。別の例としては、Stevia rebaudianaから得られるレバウジオシドMは、飲料配合における水溶解度及び溶状品質が不良である(例えばUS2014/0171519を参照、そこではレバウジオシドMを「レバウジオシドX」と称する)。
レバウジオシド溶解度を改善するある特定の方法は、それらが大きな労働力を要し、高いプロセシング温度を要求し、賦形剤化合物を使用するので、所望されるものを下回る。例えばWO2013/148177を参照されたい。
本開示は、全体として少なくとも1つのステビオールグリコシド及び好ましくは複数のステビオールグリコシドを有する組成物に関する。本開示は、甘味料組成物(それは甘味をつけた組成物(食品、飲料、歯のための製品、医薬品、栄養補助食品、及び同種のものを包含する)を調製するために使用され得る)として、またはその中でのステビオールグリコシドの使用にも関する。一実施形態において、本開示は、特異的な量または濃度で存在するステビオールグリコシド(1つまたは複数のレバウジオシド(Reb)を含む)の組み合わせを有する甘味料組成物(例えば粉末等の固体組成物または水性液体組成物)、及びその使用に関する。ステビオールグリコシドの組み合わせは、ズルコシドA、Reb C、Reb A、ステビオシド、Reb B、Reb D、Reb E、Reb F、Reb G、Reb H、Reb I、Reb J、Reb K、Reb L、Reb M、Reb N、Reb O、ステビオールビオシド、及び/またはルブソシド(本明細書において「メジャーなステビオールグリコシド」と称される)のうちの1つまたは複数を含み、メジャーなステビオールグリコシドのうちの1つではない1つまたは複数の補足のステビオールグリコシド(例えば下で記載される化合物SG101〜SG104、SG201〜204及びSG301〜450は補足のステビオールグリコシドである)を含む。
一実施形態において、SG101〜SG104、SG201〜204及びSG301〜450のうちの1つまたは複数、ならびに好ましくはそれらの2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上の組み合わせは、SG101〜SG104、SG201〜204及びSG301〜450のうちの1つまたは複数を欠如する(第2の)産物に比べて、官能修飾を提供する量(「官能修飾」量)で、(第1の)産物中に存在する。例えば、Reb M、Reb D、またはReb D及びReb M、ならびに化合物SG301〜350のうちの1つまたは複数を備えたこの実施形態の産物は、それらの補足のステビオールグリコシドなしでReb M、Reb D、またはReb M及びReb Dを備えた産物のそれぞれに比べて、少なくとも1つの異なる官能特徴を有する。一実施形態において、組成物は、補足のステビオールグリコシドSG101〜SG104、SG201〜204及びSG301〜450のうちの1つまたは複数を有するが、メジャーなステビオールグリコシドは無い。一実施形態において、産物は甘味料組成物である。甘味料組成物は、甘味をつけた組成物(食品、飲料、歯のための製品、医薬品、栄養補助食品、及び同種のものを包含する)の調製に使用され得る。
一実施形態において、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数は官能修飾物質として使用され得る。官能修飾物質は、甘味をつけた消耗品(例えば甘味料組成物、飲料、食品製品、または同種のもの)の官能特徴を使用時に変化させる化合物または組成物である。したがって、本開示は、官能修飾する量のSG301〜450のうちの1つまたは複数を有する組成物を提供する。組成物は、官能修飾する量で一緒に存在する、化合物SG301〜450のうちの2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上を有し得る。あるいは、化合物SG301〜450のうちの2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上の各々は、官能修飾する量で存在し得る。
一実施形態において、本開示は、官能修飾する量のSG101〜104及び201〜204のうちの1つもしくは複数を、随意にSG301〜450のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、または官能修飾する量のSG301〜450のうちの1つもしくは複数を、随意にSG101〜104及び201〜204の1つもしくは複数と組み合わせて、提供する。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、個別に、単離形態及び精製形態で得られ得る。次いで、単離された化合物(複数可)は、他の化合物(他のステビオールグリコシドを含む)と組み合わせられ得る。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は互いとの混合物でも産生され、随意に他のステビオールグリコシドまたは他の構成要素と組み合わせられ得る。したがって、いくつかの実施形態において、SG301〜450のうちの1つもしくは複数の混合物は、他のステビオールグリコシドもしくは他の構成要素から精製され得るか、または、その混合物は、化合物SG301〜450とは異なる1つもしくは複数の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド等(例えばReb M及び/またはReb D))を含み得る。
ある特定の実施形態は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの2つ以上(例えば3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を、随意に1つまたは複数のメジャーなステビオールグリコシドと共に含む組成物を提供する。いくつかのかかる実施形態は、官能修飾する量の化合物301〜450のうちの2つ以上(例えば3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を備え、随意に1つまたは複数のメジャーなステビオールグリコシドを備えた産物を提供する。明瞭にするために、化合物SG301〜450のうちの「2以上」、「3以上」等への参照は、それらのうちの各々がユニークな化合物であることを意味する。例えば、化合物SG317は、規定の保持時間及び分子量を有する7つのグルコースを備えたステビオールとして表SG−A中で同定されるが、それらの7つのグルコースの正確なアレンジは確定的に決定されない。化合物SG353〜360(すなわちSG353、SG354、SG355、SG356、SG357、SG358、SG359及びSG360)も、7つのグルコースを備えたステビオールである。SG317の構造がSG353〜360のうちの1つと同じであるならば、それらの2つの構造はユニークな化合物ではなく、それらは、「2以上」、「3以上」等の化合物のカウントにおいて、単に1つの化合物としてカウントされるだろう。
他の実施形態は、官能修飾する量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を、1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばレバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/もしくはレバウジオシドB、または他の甘味料、例えば非栄養甘味料(エリトリトール等)及び/もしくは栄養甘味料(マルトース、蜂蜜、ショ糖、高果糖コーンシロップ、及び同種のもの等)等)と共に含む、甘味料組成物に関する。一実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの2つ以上、ならびに1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばメジャーなステビオールグリコシド(レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/またはレバウジオシドBを含む)等)は、甘味料組成物中に存在する。一実施形態において、化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、ならびに2つ以上の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばメジャーなステビオールグリコシド(レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/またはレバウジオシドBを含む)等)は、甘味料組成物中に存在する。
一実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、ならびに1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(ステビオールグリコシド以外の甘味料、例えば非栄養甘味料(エリトリトール等)または栄養甘味料(マルトース、ショ糖、蜂蜜、高果糖コーンシロップ及び同種のもの等)等)は、飲料中で使用され得る。一実施形態において、化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は飲料中で使用され得る。一実施形態において、化合物SG101〜SG104、SG201〜204及びSG301〜450のうちの1つまたは複数を含む飲料のpHは、1.8〜10、2〜5、または2.5〜4.2の範囲であり得る。
一実施形態において、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数、及び1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばメジャーなステビオールグリコシド(レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/またはレバウジオシドBを含む)等)は、甘味料組成物中に存在する。一実施形態において、化合物(複数可)SG301〜450のうちの1つまたは複数、及び2つ以上の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばメジャーなステビオールグリコシド(レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/またはレバウジオシドBを含む)等)は、甘味料組成物中に存在する。一実施形態において、化合物301〜450のうちの2つ以上、及び1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(ステビオールグリコシド以外の甘味料、例えば非栄養甘味料(エリトリトール等)または栄養甘味料(マルトース、ショ糖、蜂蜜、高果糖コーンシロップ及び同種のもの等)等)は、飲料中に存在する。一実施形態において、化合物(複数可)SG301〜450のうちの1つまたは複数及び2つ以上の他の構成要素(複数可)(ステビオールグリコシド以外の甘味料、例えばエリトリトール、マルトース、蜂蜜、ショ糖、高果糖コーンシロップ及び同種のもの等)は、飲料中に存在する。一実施形態において、少なくとも1つのマイナーなステビオールグリコシドを含む飲料のpHは、1.8〜10、2〜5、または2.5〜4.2の範囲であり得る。
他の実施形態は、官能修飾する量の化合物(複数可)SG301〜450のうちの1つまたは複数を、随意に1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばSG101〜104、SG201〜204、レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/もしくはレバウジオシドB、または他の甘味料、例えば非栄養甘味料(エリトリトール等)もしくは栄養甘味料(マルトース、蜂蜜、ショ糖、高果糖コーンシロップ、及び同種のもの等)等)と共に含む、甘味料組成物または甘味をつけた組成物に関する。一実施形態において、甘味料組成物または甘味をつけた組成物は、約1.5未満、約1.0未満または約0.5未満のショ糖等価値(SEV)の量(官能修飾がまだ甘味知覚閾値の下にとどまることを提供するのに好適な量)で存在する、SG301〜SG450のうちの1つまたは複数を有する。本明細書において使用される時、甘味知覚閾値(甘味閾値をとも称される)は、1.5のSEV(それより下では甘味を知覚することが難しくなる)であると考えられる。一実施形態において、甘味料組成物は、甘味知覚閾値より上の量(約1.5を超える、例えば約3を超える、約5を超える、またはそれ以上のショ糖等価値を有する)で存在する、SG301〜450のうちの1つまたは複数を有する。
いくつかの実施形態において、SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む組成物は、甘味料として使用され得る(すなわち、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数は、飲料または他の甘味をつけた組成物中で1.5を超えるSEVをもたらす濃度で使用される)。いくつかの実施形態において、SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む組成物は、1,500以下、1,000以下、800以下、600以下、500以下、400以下、300以下または200以下のppmの濃度で使用される場合に、約3、4、5、6、7、8、9または10を超えるSEVを有する。
他の実施形態は、経口摂取または経口使用のために好適な組成物の官能特徴を修飾する方法に関する。方法は、官能修飾する量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を、1つまたは複数の他のステビオールグリコシド(例えばレバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及び/またはレバウジオシドB)または他の甘味料と一緒に、経口摂取または経口使用のために好適な材料または組成物へ添加することを包含する。したがって、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を、2つ以上の他のステビオールグリコシドまたは他の甘味料(非栄養甘味料または栄養甘味料のいずれか)と一緒に含む、経口摂取または経口使用のために好適な組成物が提供され、組成物は、甘味料組成物または甘味をつけた組成物(飲料、飲料濃縮物、凍結飲料、粉末、食料品、砂糖菓子、調味料、チューインガム、乳製品、医薬組成物または歯のための組成物等)であり得る。他の実施形態は、経口摂取または経口使用のために好適な組成物の官能特徴を修飾する方法に関する。方法は、官能修飾する量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの2つ以上(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を、1つまたは複数の他のステビオールグリコシドまたは他の甘味料(非栄養甘味料または栄養甘味料のいずれか)と一緒に添加することを包含する。
さらに別の実施形態は、随意に1つまたは複数の他の構成要素(複数可)(他のステビオールグリコシド、例えばReb M及び/またはReb D等)と共に、化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む、発酵培地に関する。組み換え宿主細胞を使用して、化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を代謝的に産生することができる。発酵培地をこれらのステビオールグリコシドについてエンリッチするかまたは純化して、ある特定のステビオールグリコシドについて選択することができる。
一実施形態において、水性組成物または固体組成物は、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドG、レバウジオシドI、レバウジオシドQ、レバウジオシドN、レバウジオシドO、ズルコシドA、またはステビオシドのうちの1つまたは複数、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を有して提供される。いくつかの実施形態において、組成物中のグリコシドのうちの少なくとも1つは、レバウジオシドM以上の分子量を有する。一実施形態において、組成物は甘味料組成物である。一実施形態において、組成物は、1.8〜10、2〜5または2.5〜4.2の範囲のpHを有し得る飲料である。
一実施形態において、水性組成物または固体組成物は、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドM、レバウジオシドDのうちの1つまたは複数、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を有して提供される。一実施形態において、水性組成物または固体組成物は、Reb M、Reb DまたはReb M及びReb D、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を有して提供される。一実施形態において、組成物は甘味料組成物である。一実施形態において、組成物は、1.8〜10、2〜5または2.5〜4.2の範囲のpHを有し得る飲料である。
一実施形態において、組成物は甘味をつけた組成物(好ましくは飲料)であり、甘味をつけた組成物中の全グリコシド含有量は、約50〜1500ppm、100〜1200ppm、200〜1000ppm、300〜900ppm、350〜800ppm、400〜600ppm、350〜550ppm、または450〜550ppmである。一実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、約0.01ppm〜約1000ppmの範囲(例えば約50ppm〜約500ppm、10〜400ppm、50〜200ppm、75〜150ppm、5〜200ppm、10〜100ppm、1〜100ppm、20〜90ppm、30〜80ppm、40〜70ppm、45〜55ppm、0.1〜50ppm、0.1〜40ppm、0.1〜30ppm、0.1〜20ppm、0.1〜10ppm、1〜10ppm、1〜5ppm、0.01〜100ppm、0.01〜10ppmまたは0.1〜1ppm)で、甘味をつけた組成物(好ましくは飲料)中に存在する。いくつかの実施形態において、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、少なくとも0.001、0.01、0.1、1、5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、125、150、175または200ppmを包含する量で、飲料または他の甘味をつけた組成物中に存在する。甘味をつけた組成物がそれらの補足のステビオールグリコシドのうちの2つ以上を含むならば、それらの濃度は、2つ以上のグリコシドの全濃度を指し得る。代替の実施形態において、それらの濃度は、2つ以上のグリコシドの各々の濃度を指す。
さらなる実施形態において、全グリコシド含有量は少なくとも3のSEVを備えた甘味をつけた組成物(好ましくは飲料)を提供するが、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、甘味知覚閾値未満の濃度で存在する。甘味をつけた組成物がそれらの補足のステビオールグリコシドのうちの2つ以上を含むならば、2つ以上のグリコシドの合計は甘味知覚閾値未満の濃度で存在し得る。あるいは、それらの2つ以上のグリコシドの各々は甘味知覚閾値未満の濃度で存在し得るが、それらの2つ以上のグリコシドの合計は甘味知覚閾値を超え得る。
一実施形態において、Reb D、Reb M、Reb G、Reb O、Reb N及び/もしくはReb E以外の、またはReb D、Reb M、Reb B及び/もしくはReb A以外の、またはReb B及び/もしくはReb D以外のステビオールグリコシド(例えば化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、甘味料組成物の全グリコシド含有量のうちの約0.01〜100wt%で、甘味料組成物中に存在する。他の実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、約0.05〜70wt%(例えば約0.1〜50wt%、0.5〜70wt%、1〜50wt%、1〜35wt%、2〜25wt%、3〜20wt%、5〜15wt%、0.1〜15wt%、0.5〜10wt%、または1〜5wt%)で、甘味料組成物中に存在する。他の実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、組成物の全ステビオールグリコシド含有量のうちの約0.01〜100wt%(例えば約0.05〜70wt%、0.1〜50wt%、0.5〜70wt%、1〜50wt%、1〜35wt%、2〜25wt%、3〜20wt%、5〜15wt%、0.1〜15wt%、0.5〜10wt%、または1〜5wt%)で、甘味料組成物または飲料中に存在する。一実施形態において、Reb D、Reb M、Reb G、Reb O、Reb N及び/もしくはReb E以外の、またはReb D、Reb M、Reb B及び/もしくはReb A以外の、またはReb B及び/もしくはReb D以外のステビオールグリコシド(例えば化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、甘味をつけた組成物(飲料もしくは液体濃縮物または乾燥食料品等)中の他のすべてのグリコシドの合計の重量比で、1:1〜1:20、1:1.5〜1:15、1:2〜1:10、1:2.5〜1:7.5、または1:3〜1:5である。別の実施形態において、甘味をつけた組成物は、1:1〜1:20(例えば1:1.5〜1:15、1:2〜1:10、1:2.5〜1:7.5、または1:3〜1:5)の重量比で、補足のステビオールグリコシド及びメジャーなステビオールグリコシドをそれぞれ含み、補足のステビオールグリコシドは、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2つ以上)、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2つ以上)を含む。
ステビオールグリコシドは、「スローシロップ」と称される飲料の作製に使用され得る濃縮シロップ中にも含まれ得る。いくつかの実施形態において、ステビオールグリコシド含有量は、完成した飲料の所望の濃度よりもシロップ濃縮物中で、2〜10倍、3〜7倍、4〜6倍、または約5倍高い。したがって、シロップ濃縮物中の、全ステビオールグリコシド含有量、任意の単一のメジャーなステビオールグリコシドのステビオールグリコシド含有量、ならびに/または化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つ(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)の含有量は、約100〜15,000ppm、500〜12,500ppm、1,000〜10,000ppm、1,500〜7,500ppm、2,000〜6,000ppm、2,000〜4,200ppm、または2,400〜3,600ppmの範囲で存在し得る。いくつかの実施形態において、シロップ濃縮物は、少なくとも1つのメジャーなステビオールグリコシド、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含み、シロップ濃縮物中のそれらの1つまたは複数の補足のステビオールグリコシドの濃度は、少なくとも5ppm、25ppm、50ppm、100ppm、150ppm、200ppm、250ppm、500ppm、750ppmまたは1,000ppmである。
本開示の他の実施形態は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を、1つまたは複数の他のステビオールグリコシド(例えばReb M及び/またはReb D)と一緒に等で、経口摂取または経口使用のために好適な材料または組成物へ添加することを含む、経口摂取または経口使用のために好適な組成物への甘味の提供または促進に関する。したがって、本開示は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を、2つ以上の他のステビオールグリコシドまたは他の甘味料(非栄養甘味料または栄養甘味料のいずれか)と一緒に含む、経口摂取または経口使用のために好適な組成物も提供し、組成物は、飲料、飲料濃縮物、凍結飲料、粉末、食料品、砂糖菓子、調味料、チューインガム、乳製品、甘味料、医薬組成物及び歯のための組成物等である。他の実施形態は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの2つ以上(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を、1つまたは複数の他のステビオールグリコシドまたは他の甘味料(非栄養甘味料または栄養甘味料のいずれか)と一緒に含む、経口摂取または経口使用のために好適な組成物を包含する。さらに他の実施形態は、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を、1つまたは複数の他のステビオールグリコシドまたは他の甘味料(非栄養甘味料または栄養甘味料のいずれか)と一緒に含む、経口摂取または経口使用のために好適な組成物を包含する。
別の実施形態において、本開示は、水性組成物中のステビオールグリコシドの溶解度を促進する方法を提供する。方法は、少なくとも第1及び第2のステビオールグリコシドを含む水性組成物を提供するステップを含む。第2のステビオールグリコシドは第1のステビオールグリコシドとは異なっており、第1のステビオールグリコシドを含む水性組成物中でのその溶解度よりも低い、水性組成物(それは第1のステビオールグリコシドを欠如する)中での溶解度を有する。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、第1のステビオールグリコシドを例示し得る。一例として、第1及び第2のステビオールグリコシドの溶解度は、第1及び第2のグリコシドを一緒に産生することによって(発酵条件下で組み換え生物体によって等)、促進され得る。別の実施例として、第1及び/または第2のステビオールグリコシドの溶解度は、第1のステビオールグリコシドを第2のステビオールグリコシドを有する組成物へ添加することによって、促進され得る。
別の実施形態において、本開示は、液体組成物(好ましくは水性組成物)中のステビオールグリコシドの溶解度を促進する別の方法を提供する。方法は、第1及び第2のステビオールグリコシドを含む液体組成物(好ましくは水性組成物)を提供するステップを包含し、そこで第2のステビオールグリコシドは、Reb A、Reb B、Reb C、Reb M、Reb D、Reb E、Reb F、Reb I、Reb Q、Reb N、Reb O、ズルコシドA、及びステビオシドからなる群から選択される。第1のステビオールグリコシドは第2のステビオールグリコシドとは異なっており(例えばReb M以上の分子量を有する等)、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つ(例えば化合物SG301〜450のうちの1つ)である。第2のステビオールグリコシドは、第1のステビオールグリコシドを含む液体組成物(好ましくは水性組成物)中での第2のステビオールグリコシドの溶解度よりも低い、第1のステビオールグリコシドを欠如する液体組成物(好ましくは水性組成物)中での溶解度を有する。この事例において、第1のステビオールグリコシドの存在は、液体組成物中での第2のステビオールグリコシドの溶解度を増加させる。
本明細書において記載される本開示の実施形態は、網羅的であるとか、または以下の詳細な記載中で開示した正確な形態へ本発明を限定するとは意図されない。むしろ、選択及び記載される実施形態の目的は、本発明の原則及び実践を当業者によって認識及び理解されることを容易にすることである。
全ステビオールグリコシド(TSG)は、乾燥(無水)ベースでの組成物中のすべてのステビオールグリコシドの含有量の総計として計算される。特別に本明細書において表現されない限り、ステビオールグリコシドの「量」は、ステビオールグリコシドの重量パーセント(%wtまたはwt%)、またはその組み合わせを指すだろう。同様に、組成物のパーセンテージへの任意の参照は、特別に明記されない限り組成物中のwt%を指すだろう。
甘味は、当業者に周知の方法及びプロセスを使用してショ糖等価値(SEV)を測定することによって決定され得る。例えば、SEVは、参照ショ糖溶液への甘味等価性の測定によって決定され得る。典型的には、味覚回答者は、10g〜150gのショ糖/kgの間を含有する、参照ショ糖溶液(1〜15wt%ショ糖水溶液)の甘味を検出し計るように訓練される。次いで1つまたは複数のグリコシドを含有する甘味料組成物を希釈シリーズで味わって、所与のショ糖参照と同じくらい甘いかどうかで甘味料組成物の濃度を決定する。例えば、甘味をつけた溶液が5wt%ショ糖溶液と同じくらい甘いならば、そのとき甘味をつけた溶液は、5のSEVをアサインされる。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450
ステビオールグリコシド化合物(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450を含む)が本明細書において記載される。構造的に、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、中央の分子部分(それは単一のステビオール基部である)、及び、以下に示される基部上の原子ナンバリングに従ってステビオール基部のC13原子及びC19原子に付加された、グルコピラノシル残基(本明細書において「Glc」または「Glu」とも表記される)、アセチル化グルコースアミン誘導体(本明細書において「GluNac」または「GliNAc」とも表記される)、または水素を有する。すなわち、グルコピラノシル残基、アセチル化グルコースアミン誘導体、または水素は、式1と称される以下の式:
ステビオールグリコシド化合物(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450を含む)が本明細書において記載される。構造的に、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、中央の分子部分(それは単一のステビオール基部である)、及び、以下に示される基部上の原子ナンバリングに従ってステビオール基部のC13原子及びC19原子に付加された、グルコピラノシル残基(本明細書において「Glc」または「Glu」とも表記される)、アセチル化グルコースアミン誘導体(本明細書において「GluNac」または「GliNAc」とも表記される)、または水素を有する。すなわち、グルコピラノシル残基、アセチル化グルコースアミン誘導体、または水素は、式1と称される以下の式:
中のR2基及びR1基を表わす。
SG101〜104及び201〜204は以下の通りである。
及び
一実施形態において、本開示はステビオールグリコシド化合物SG301(Stev+5Glc 1)、SG302(Stev+7Glc 2)、SG303(Stev+5Glc+1GlcNAc 1)、SG304(Stev+4Glc+1GlcNAc 1)、SG305(Stev+4Glc+1GlcNAc 2)、SG306(Stev+3Glc+1GlcNAc 1)、SG307(Stev+4Glc 1)、SG 308(Stev+7Glc 4)、SG309(Stev+4Glc 2)、SG310(Stev+5Glc 2)、SG311(Stev+5Glc 3)、SG312(Stev+2Glc 1)、SG313(Stev+2Glc+1GlcNAc 1)、SG314(Stev+2Glc+1GlcNAc 1)、SG315(Stev+6Glu 4)、SG316(Stev+6Glu 4)、SG317(Stev+7Glc 2)、SG318(Stev+5Glc+1GlcNAc 1)、SG319(Stev+2Glc+2GlcNAc)、SG320(Stev+6Glc 3)、SG321(Stev+4Glc+1GlcNAc 1)、SG322(Stev+3Glc+1GlcNAc 1)、SG323(Stev+8Glu)、SG324(Stev+6Glu 6)、SG325(Stev+5Glc 4)、SG326、(Stev+7Glc 5)、SG327(Stev+5Glu 5)、SG328(Stev+5Glu 6)、SG329(Stev+5Glc 2)、SG330(Stev+5Glc 2)、SG331(Stev+2Glc 1)、SG332(Stev+2Glc+1GlcNAc 1)、SG333(Stev+3Glc 1)、SG334(Stev+3Glc 2)、SG335(Stev+1Glc+1GlcNAc 1)、SG336(Stev+10Glu)、及びSG337(Stev+9Glu)、に加えて、化合物SG338〜450を提供する。表SG−A及びSG−Bも参照されたい。表SG−Aは、ある特定の化合物についての検体の保持時間、分子量、ならびに式1のR1基及びR2基を示す。Reb E、D、M、A及びB、SMG(ステビオールモノシド)、ならびにステビオールビオシド以外の検体についての命名法は、グリコシドサブユニット(例えばグルコピラノシル残基またはグルコースアミン(glucoseamine)残基)の数及びタイプ(例えば「+4Glc」は4つのグルコピラノシルモノマーを指す)、ならびにR1及びR2でのそれらの立体配置を示す。最後の数字は、同じサブユニットの数及びタイプを備えた検体に比べて、検体がクロマトグラム上で現われた順序を指定する。表SG−Bは、Stev+2〜10GluならびにStev+1〜5Glu及び1〜2GlcNacについての例示的な式1のR1基及びR2基のリストである。
[表SG−A−1]
[表SG−A−2]
[表SG−B−1]
[表SG−B−2]
[表SG−B−3]
[表SG−B−4]
[表SG−B−5]
[表SG−B−6]
[表SG−B−7]
化合物SG301〜SG450の構造は表SG−A及びSG−B中で記載され、さらに下で記載される。SG101〜104、201〜204及び301〜450を参照する場合に、かかる参照は、その中で明示的に列挙されたのではないが、かかる範囲中の任意の化合物番号(例えばSG102、SG203、SG317、及び同種のもの)を包含する。SG101〜450への任意の以下の参照は、SG101〜104、201〜204及び301〜450と同じことを意味し、SG105〜200またはSG205〜300として指定される化合物がないことが理解される。
化合物SG101〜104は、ステビオール部分の番号13の炭素(C13)を経由して付加される、4つのグルコピラノース残基の第1の基を有することによって特徴づけられ得る。すなわち、R2は、4つのグルコピラノシル残基を有する基(第1の基)である。4つのグルコピラノース残基の第1の基は分岐(非直線状)構造を有することができ、少なくとも2つのグルコピラノース残基が単一のグルコピラノース残基に接続されることを意味する。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちのいくつか(例えばSG101、SG201及びSG352)は、ステビオール部分の番号19の炭素(C19)を経由して付加される、2つまたは3つのグルコピラノース残基の第2の基を有することによっても特徴づけられ得る。すなわち、R1は、2つまたは3つのグルコピラノシル残基を有する基である。2つまたは3つのグルコピラノース残基の第2の基は、直線状構造または分岐構造を有することができる。この点に関して、化合物は、合計で6つのグルコピラノース残基(化合物SG101、SG102、SG203及びSG361におけるように)、または合計で7つのグルコピラノース残基(化合物SG103、SG104、SG202及びSG353におけるように)を有するとして特徴づけられ得る。
化合物SG101及びSG102(C56H90O33)の完全にプロトン化された形態の分子量は1291.29であり、化合物SG103及びSG104(C62H100O38)の完全にプロトン化された形態の分子量は1453.43である。
第1の基及び第2の基のグルコピラノース単位は、第一級、第二級、第三級等の用語を使用して、ステビオール部分に比べたそれらの位置に関して記載され得る。例えば、第1の基(R2)中で、エーテル結合は、1Cの第一級グルコピラノース残基をステビオール部分のC13へ付加することができる。第二級グルコピラノース残基は第一級グルコピラノースへ付加され得る。すなわち、1つのグルコピラノース残基は、第二級グルコピラノース残基とステビオール部分のC13との間に存在し得る。化合物SG103及びSG104は、第一級グルコピラノース残基へ付加された2つの第二級グルコピラノース残基を有する化合物を例示する。化合物SG101及びSG102は、第一級グルコピラノース残基へ付加された3つの第二級グルコピラノース残基を有する化合物を例示する。第三級グルコピラノース残基は第二級グルコピラノースへ付加され得る。すなわち、2つのグルコピラノース残基は、第三級グルコピラノース残基とステビオール部分のC13との間に存在し得る。化合物SG103及びSG104は、第二級グルコピラノース残基へ付加された1つの第三級グルコピラノース残基を有する化合物を例示する。
第1の基(R2)のグルコピラノース単位は互いへの化学リンケージによっても記載され得る。第1の基中の化学リンケージは、1→2グリコシドリンケージ、1→3グリコシドリンケージ、及び1→6グリコシドリンケージを包含し得る。化合物SG101及びSG102は、第二級グルコピラノース残基と第一級グルコピラノース残基との間に、1→2グリコシドリンケージ、1→3グリコシドリンケージ、及び1→6グリコシドリンケージを有する化合物を例示する。化合物SG103及びSG104は、第二級グルコピラノース残基と第一級グルコピラノース残基との間に、1→2グリコシドリンケージ及び1→3グリコシドリンケージ、ならびに第三級グルコピラノース残基と第二級グルコピラノース残基との間に、1→6グリコシドリンケージを有する化合物を例示する。
第2の基(R1)中で、エーテル結合は、1Cの第一級グルコピラノース残基をステビオール部分のC19へ付加することができる。1つまたは複数の第二級グルコピラノース残基(複数可)は、第2の基中の第一級グルコピラノースへ付加され得る。化合物SG101及びSG103は、第一級グルコピラノース残基へ付加された1つの第二級グルコピラノース残基を有する化合物を例示する。化合物SG102及びSG104は、第一級グルコピラノース残基へ付加された2つの第二級グルコピラノース残基を有する化合物を例示する。
第2の基(R1)のグルコピラノース単位は互いへの化学リンケージによっても記載され得る。第2の基中の化学リンケージは、1→2グリコシドリンケージ及び1→3グリコシドリンケージを包含し得る。第二級グルコピラノース残基(複数可)と第一級グルコピラノース残基との間に、化合物SG101及びSG103は1→2グリコシドリンケージを有する化合物を例示し、化合物SG102及びSG104は1→2グリコシドリンケージ及び1→3グリコシドリンケージを有する化合物を例示する。
構造的に、化合物SG201〜204は、中央の分子部分(それは単一のステビオール基部構造である)、及び、上で示される原子ナンバリングに従ってステビオール基部のC13原子及びC19原子へ付加された、グルコピラノシル残基またはグルコースアミン残基を有する。
化合物SG201は、967.01(4)の式量及び966.43078856(4)の精密質量を有することによって特徴づけられ得る。化合物SG201は、ステビオール部分の、番号19の炭素(C19)を経由して付加される1つのグルコピラノース残基及び番号13の炭素(C13)を経由して付加される3つのグルコピラノース残基の基を有する。3つのグルコピラノース残基の基は分岐(非直線状)構造を有し、2つのグルコピラノース残基が単一のグルコピラノース残基に接続されることを意味する。
化合物SG202は、1453.43(5)の式量及び1452.58925885(7)の精密質量を有することによって特徴づけられ得る。化合物SG202は、ステビオール部分の、番号19の炭素(C19)を経由して付加される3つのグルコピラノース残基の基及び番号13の炭素(C13)を経由して付加される4つのグルコピラノース残基の基を有する。グルコピラノース残基の両方の基は分岐(非直線状)構造を有する。
化合物SG203は、ステビオール部分の、番号19の炭素(C19)を経由して付加される3つのグルコピラノース残基の基及び番号13の炭素(C13)を経由して付加される2つのグルコピラノース残基の基を有することによって特徴づけられ得る。C19での3つのグルコピラノース残基の基は分岐(非直線状)構造を有する。化合物3中の原子の分光測光カップリングは図8中で例証される。様々なカップリングのアサインメントは、1H,1H−COSY、1H,1H−TCOSY、1H,1H−ROESY、1H,13C−HSQC−DEPT及び1H,13C−HMBCに基づいて行われた。
化合物SG204は、ステビオール部分の、番号19の炭素(C19)を経由して付加される3つのグルコピラノース残基の基ならびに番号13の炭素(C13)を経由して付加されるグルコピラノース及びアセチル化グルコースアミン誘導体の2つの残基の基を有することによって特徴づけられ得る。C19での3つのグルコピラノース残基の基は分岐(非直線状)構造を有する。化合物SG204中の原子の分光測光カップリングは図9中で例証される。様々なカップリングのアサインメントは、1H,1H−COSY、1H,1H−TCOSY、1H,1H−ROESY、1H,13C−HSQC−DEPT及び1H,13C−HMBCに基づいて行われた。
付加されたC19基及びC13基の、化合物SG201〜203中のグルコピラノース単位ならびに化合物SG204のグルコピラノース及びアセチル化グルコースアミン誘導体は、互いへの化学リンケージによっても記載され得る。これらの単位の化学リンケージは、1→2グリコシドリンケージ、1→3グリコシドリンケージ、及び1→6グリコシドリンケージを包含する。
化合物301〜450は、上で示されるステビオール基部構造中のR2基及びR1基を表わす、グルコピラノシル残基、アセチル化グルコースアミン誘導体、または水素を有することによって特徴づけられる(図1)。表SG−A及びSG−Bは、化合物SG101〜104、SG201〜204及び化合物SG301〜450についての構造をリストする。GluまたはGlc=グルコピラノシル残基;GlcNAc、GluNAc、GlcNac、またはGluNac=アセチル化グルコースアミン誘導体;及びH=水素である。これらの単位の化学リンケージは、1→2グリコシドリンケージ、1→3グリコシドリンケージ、及び1→6グリコシドリンケージを包含する。表SG−A及びSG−B中でリストされるように、本発明の化合物(化合物SG101〜104、SG201〜204及び化合物SG301〜450のうちの任意ものを包含する)は、「Stev+X Glc Z」または「Stev+X Glc+Y GlcNAc Z」[式中、「Stev」=ステビオール基部であり;「X」は、ステビオール基部のC13もしくはC19位置のいずれかへ結合されたか、またはステビオール基部のC13もしくはC19位置へ結合される別の部分へ結合された、グルコピラノシル残基(「Glc」)の全数を指し;「Y」は、ステビオール基部のC13もしくはC19位置のいずれかへ結合されたか、またはステビオール基部のC13もしくはC19位置へ結合される別の部分へ結合された、アセチル化グルコースアミン誘導体(「GlcNAc」)の全数を指し;「Z」は、Glc単位及び/またはGlcNAc単位の同じ数を有する化合物を識別する名称である]という専門用語を使用しても記載され得る(「Z」は、構造の具体的な特色を指さないが、その代りに、異性体(すなわち同じまたは類似する分子量を有するが、異なる構造及び保持時間を有する化合物)の識別に使用される)。したがって、「Stev+4Glc+1GlcNAc 1」は、ある立体配置でStevへ結合された4つのGlc及び1つのGlcNAcを有する第1の異性体であり;「Stev+4Glc+1GlcNAc 2」は、ある立体配置でStevへ結合された4つのGlc及び1つのGlcNAcを有する第2の異性体であり;「Stev+5Glc 6」は、ある立体配置でStevへ結合された5つのGlcを有する第6の異性体である。したがって、化合物SG301〜450のうちの任意のものの具体的な構造は、図1中で示されるものと同じ様式で、及び以前に当技術分野において記載されるように、表SG−A及びSG−B中で指定されるR1及びR2を、ステビオール基部のC19及びC13へ適用することによって、記載される。化合物SG101〜104、SG201〜204及びSG301〜SG450のうちのある特定のものについての分子量及びLC保持時間(以下の実施例中で記載される方法(複数可)に従って)は、表SG−A中でリストされる。追加のLC保持時間(以下の実施例中で記載される方法(複数可)に従って)は、図19B〜19E中で示される。「Stev+X Glc Z」または「Stev+X Glc+Y GlcNAc Z」という専門用語に従って本明細書において参照される任意の化合物(図10、11、19B〜19Eにおけるクロマトグラム中のものを包含する)は、表SG−A中で同じ専門用語により指定される化合物について示された構造を有する。
いくつかの実践の様式において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は発酵プロセスで産生することができる。例えば、発酵プロセスは、1つまたは複数のステビオールグリコシド(Reb M及びReb D等)の産生のために操作された遺伝子組み換え生物を使用し得る。特に、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数の産生は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数の合成のための経路を提供する酵素のセットを有する操作された微生物菌株を使用して実行され得る。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450とは異なる1つまたは複数の他のステビオールグリコシドも、操作された微生物菌株、または操作された微生物菌株からの酵素的な調製によって産生され得る。
一実施形態において、ステビオールグリコシドの産生のために有用な操作された酵母は、以下の酵素:ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素(GGPPS)、ent−コパリル二リン酸合成酵素(CDPS)、カウレンオキシダーゼ(KO)、カウレン合成酵素(KS);ステビオール合成酵素(KAH)、シトクロムP450レダクターゼ(CPR)、UGT74G1、UGT76G1、UGT91D2、UGT85C2及びEUGT11を発現する。WO2014/122227は、これらの酵素を発現する操作された酵母株を記載する。UDP−グルコシルトランスフェラーゼは、ポリペプチド(例えばUGT74G1、UGT85C2、UGT76G1、UGT91D2、及びEUGT11)をコードする遺伝子であり得る。これらの遺伝子は、多くの反応を実行することが可能なポリペプチドをコードし、(a)ステビオールグリコシドの19−OグルコースのC2’をβ1,2グルコシル化することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子;(b)ステビオールグリコシドの13−O−グルコースのC2’をβ1,2グルコシル化することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子;(c)ステビオールグリコシドの19−O−グルコースのC3’をβ1,3グルコシル化することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子;(d)ステビオールグリコシドの13−O−グルコースのC3’をβ1,3グルコシル化することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子;(i)ステビオールまたはステビオールグリコシドの13−OHをグルコシル化することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子;(j)ステビオールまたはステビオールグリコシドのC−19カルボキシルをグルコシル化することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子等である。例えば、UGT85C2は反応(i)を実行し;UGT74G1は反応(j)を実行し;UGT91D2は反応(a;弱い)、(b)を実行し;UGT76G1は反応(c)及び(d)を実行し、EUGT11は反応(a)、(b;あまり良くない)を実行する。
一実施形態において、ステビオールグリコシドの産生のために有用な操作された酵母は、以下の遺伝子:ステビオールグリコシドの13−O−グルコース、19−O−グルコース、または13−O−グルコース及び19−O−グルコースの両方のC2’をβ1,2グリコシル化することが可能なポリペプチド(例えばUGT91D2及びEUGT11)をコードする遺伝子;ステビオールまたはステビオールグリコシドの13−OHをグリコシル化することが可能なポリペプチド(例えばUGT85C2)をコードする遺伝子;ステビオールグリコシドの13−O−グルコース、19−O−グルコース、または13−O−グルコース及び19−O−グルコースの両方のC3’をβ1,3グリコシル化することが可能なポリペプチド(例えばUGT76G1)をコードする遺伝子;ステビオールまたはステビオールグリコシドのC−19カルボキシルをグリコシル化することが可能なポリペプチド(例えばUGT74G1)をコードする遺伝子;ファルネシル二リン酸(FPP)及びイソペンテニル二リン酸(IPP)からゲラニルゲラニルピロリン酸(GGPP)を合成することが可能なポリペプチド(例えばゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素(GGPPS))をコードする遺伝子;GGPPからent−コパリル二リン酸を合成することが可能なポリペプチド(例えばent−コパリル二リン酸合成酵素(CDPS))をコードする遺伝子;ent−コパリルピロリン酸からent−カウレンを合成することが可能なポリペプチド(例えばカウレン合成酵素(KS))をコードする遺伝子;ent−カウレンからent−カウレン酸を合成することが可能なポリペプチド(例えばカウレンオキシダーゼ(KO))をコードする遺伝子;ent−カウレン酸からステビオールを合成することが可能なポリペプチド(例えばステビオール合成酵素(KAH))をコードする遺伝子;及びNADPHをNADP+へ変換することが可能なポリペプチドをコードする遺伝子(例えばシトクロムP450レダクターゼ(CPR))を含む。
発酵は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450の産生のために好適な条件下で及び培地中で実行され得る。他のステビオールグリコシドは、操作された微生物によって産生され得る(レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA及びレバウジオシドB等)。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、ステビオールグリコシド(レバウジオシドM及びレバウジオシドD等)の量より少ない量で産生され得る。発酵条件は一般的には、酸素(好気状態)、より低いpH、炭素源、及び栄養(窒素)ベースを使用する。発酵はフェッドバッチまたは連続プロセスを使用して実行され得る。
発酵は、基礎培地中での第1の増殖相、後続して、グルコース含有の定義されたフィード培地(微量金属、ビタミン及び塩を備えた)を使用するより長いフィーディング相を使用して実行され得る。発酵最少培地は、グルコース(5g/L)、硫酸アンモニウム(5g/L)、リン酸二水素カリウム(3g/L)、硫酸マグネシウム(0.5g/L)、微量元素、及びビタミンを含む(例えばVerduyn,C.et al.(1992)Yeast 8,501−517を参照)。発酵培地のpHは約pH5で及び温度は約30℃で維持され得る。
随意に、発酵はステビオール(複数可)含有培地中で実行され得る。この培地を使用して、微生物は、機能的なEUGT1 1、機能的なUGT74G1、機能的なUGT85C2、機能的なUGT76G1、及び機能的なUGT91 D2をコードする遺伝子を含有及び発現する。化合物101〜104、201〜204及び301〜450、レバウジオシドA、レバウジオシドD及びレバウジオシドMは、発酵培地から得られ得る。
別の選択肢として、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数の調製は、1つまたは複数の遺伝子操作生物体(複数可)(本明細書において記載される生物体等)からの酵素調製物を使用して実行され得る。例えば、1つの実践様式において、ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素(GGPPS)、ent−コパリル二リン酸合成酵素(CDPS)、カウレンオキシダーゼ(KO)、カウレン合成酵素(KS);ステビオール合成酵素(KAH)、シトクロムP450レダクターゼ(CPR)、UGT74G1、UGT76G1、UGT91 d2、UTG85C2、及びEUGT11酵素を発現する遺伝子操作微生物を使用して、酵素組成物を製造することができる。例えば、生物体は、組成物の中へ酵素を放出するように細胞膜を破壊する試薬により処理され得るか、または酵素が生物体のための増殖培地の中へ分泌されるならば、培地は組成物の調製に使用され得る。次いで酵素含有組成物を、少なくとも1つの酵素反応または典型的には1シリーズの中間体を介する複数の酵素反応へさらされる1つまたは複数の前駆体化合物(例えばステビオールグリコシド前駆体)と、接触させて、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む組成物を提供する。
あるいは、酵素組成物は複数の操作された生物体からの細胞抽出物を組み合わせることによって調製され、各々の生物体は、所望の数未満(例えば1または2)の、ステビオールグリコシド前駆体を化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数へ酵素により変換するための酵素を発現する。複数の生物体からの抽出物は、酵素組成物の調製のために組み合わされ得る。
発酵の期間に後続して、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含有する組成物は、様々な技法を使用して培養培地から得られ得る。いくつかの実施形態において、化合物(透過剤等)を発酵培地へ添加して、細胞から及び培地の中へのステビオールグリコシドの取り出しを促進することができる。
次いで発酵培地を遠心分離または濾過して、操作された細胞を除去することができる。発酵培地を膜透析等によって随意に処理して、低分子量構成要素(グルコース、基礎栄養素、及び塩)を除去することができる。所望の使用に依存して、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む組成物は、随意に他のステビオールグリコシドと共に使用され得る。
ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を備えた組成物を、エンリッチされた形態または精製された形態で提供することが所望されるならば、または化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数が他のステビオールグリコシドから分離されるかもしくは互いから分離される場合に、さらなる精製が実行され得る。ステビオールグリコシド構成要素のかかるエンリッチメントまたは精製は、液体発酵培地で実行され得るか、または次いで発酵培地は精製の前に乾燥され得る。例えば、発酵培地を凍結乾燥を使用して乾燥して、続いてプロセシングされ得る乾燥組成物(例えば粉末またはフレーク)(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を備えたステビオールグリコシドを含む)を形成することができる。
いくつかの実践の様式において、ステビオールグリオシド(glyoside)(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)についてエンリッチされた乾燥培養液は、精製のための出発材料として使用される。例えば、溶媒または溶媒の組み合わせを乾燥培養液へ添加して、ステビオールグリコシドを含む材料を溶解または懸濁することができる。ステビオールグリコシドの溶解のための例示的な組み合わせは、水及びアルコールの混合物(例えば50:50のエタノール:水)である。溶解または懸濁を容易にするために、乾燥されたブロス材料は室温を超える温度(40℃〜60℃の範囲中等)で加熱され得る。乾燥されたブロス材料の機械的破砕は超音波処理等によっても遂行され得る。溶解または懸濁されたブロス材料は、分取クロマトグラフィーによって等のさらなる精製の前にミクロンまたはサブミクロンのものを使用して濾過され得る。
ステビオールグリコシド化合物についてエンリッチされた乾燥培養液は、逆相液体クロマトグラフィー等による精製を受け得る。好適な樹脂を使用して、カラム中でステビオールグリコシド化合物を保持し、親水性化合物(それは水等の液体によりカラムを介して洗浄される)を除去する。ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)のカラムからの溶出は、好適な溶媒または溶媒の組み合わせ(アセトニトリルまたはメタノール等)で達成され得る。
ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)の逆相カラムからの溶出は、多様な目的のうちの任意の1つのために有用であり得る組成物をもたらすことができる。例えば、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を備えた精製された組成物は、甘味料組成物として経口摂取または経口使用のために使用され得る。組成物は、組成物中のステビオールグリコシドに関して定義され得る。
組成物
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、組成物中に存在する「全ステビオールグリコシド」に関して定義され得る。「全ステビオールグリコシド」は、組成物中に存在するすべてのステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450とは異なるステビオールグリコシドを含む)を指す。全ステビオールグリコシドは、ステビオールグリコシドのタイプ及び量に関して定義され得る。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、組成物中に存在する「全ステビオールグリコシド」に関して定義され得る。「全ステビオールグリコシド」は、組成物中に存在するすべてのステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450とは異なるステビオールグリコシドを含む)を指す。全ステビオールグリコシドは、ステビオールグリコシドのタイプ及び量に関して定義され得る。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450とは異なる例示的なステビオールグリコシドとしては、レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドN、及びステビオシドが挙げられるがこれらに限定されない。これらの他のステビオールグリコシドは、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450と一緒に発酵プロセスにおいて産生され得る。組成物中のステビオールグリコシドの量は、互いに関して、またはステビオールグリコシドの全量に関して、表現され得る(ステビオールグリコシドの全量のうちの重量パーセンテージ、または重量パーセントもしくはモルパーセントとして表現される比もしくは比の範囲によって等)。例えば、SG101〜104のうちの1つまたは複数の量は、0.01wt%〜0.5wt%、0.5wt%〜2.5wt%、2.5wt%〜10wt%、10wt%〜15wt%、15wt%〜25wt%、またはそれ以上の範囲であり得る。
本開示のいくつかの実施形態は、官能修飾する量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)または他の補足のステビオールグリコシドを有する組成物に関する。したがって、いくつかの実施形態において、1つまたは複数の補足のステビオールグリコシド(SG301〜450等)は官能修飾物質として使用され得る。一実施形態において、官能修飾のために提供される補足のステビオールグリコシドは、甘味料組成物、飲料、食品製品等中に存在する場合に、甘味閾値未満のレベルで存在する。ある点において、かかる官能修飾物は、水中で約1.5以下、1.0以下、または0.5以下のSEVを産生する濃度で消耗品中に存在し得る。例えば、水中で500ppmの濃度で1.5以下のSEVを有する補足のステビオールグリコシドは、甘味料組成物中で500ppm以下の濃度で使用される場合に、官能修飾物質であり得る。
一実施形態において、補足のステビオールグリコシドは、官能特徴の時間的態様を修飾する量で存在する。官能特徴の時間的態様は、経時的な特徴の知覚を指す。これは、特徴の開始時間(すなわち特徴のピークに達するのにかかる時間)を包含する。それは、特徴の残存時間(linger time)(すなわち官能特徴のピークからそれがもはや知覚されないレベルへの時間)も包含する。時間的態様は、時間の関数としての知覚された甘味を示す、甘味時間−強度プロファイルも包含し得る。これらの特徴はすべて、官能特徴についての時間的プロファイルへ寄与し得る。
したがって、いくつかの実施形態において、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、官能修飾物質として使用され得る。官能修飾物質は、甘味をつけた消耗品(例えば甘味料組成物、飲料、食品製品等)の官能特徴を、ある特定の量で変化させる化合物または組成物である。官能修飾物質が変化させることができる官能特徴の非限定例としては、苦味、酸味、痺れ感、渋味、金属味、甘ったるさ、(酒等の)辛さ、甘味、甘味の時間的態様に加えて、香調(リコリス、バニラ、プルーン、綿菓子及び糖蜜の香調等)が挙げられる。官能修飾物質は、官能特徴を促進し得る(甘味の促進等)か、官能特徴を抑制し得る(苦味の低減等)か、または、例えば甘味の残存を低減するかまたは甘味の開始を遅延もしくは減速することによって官能特徴の時間的態様を変え得る。いくつかの実施形態において、複数のステビオールグリコシド(SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの少なくとも1つ、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を有する組成物中で用いられる量は、少なくとも1つの官能特徴を変更する(例えば組み合わせは、組成物中のステビオールグリコシドのうちの1つまたは複数に比較して苦味または甘味を低減し、それは予想されたよりも良好な組成物の官能特徴をもたらし得る)。一実施形態において、本明細書において記載されるSG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、甘味料組成物、飲料、食品製品等中に存在する場合に、甘味閾値未満のレベルで存在するとき官能修飾を提供する。ある点において、かかる官能修飾物は、水中で約1.5以下、1.0以下、または0.5以下のSEVを産生する濃度で消耗品中に存在し得る。例えば、水中で500ppmの濃度で1.5以下のSEVを有するSG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つは、甘味料組成物中で500ppm以下の濃度で使用される場合に、香味修飾物質であり得る。別の例として、水中で500ppmの濃度で1.5以下のSEVを有するSG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの2つ以上の組み合わせは、甘味料組成物中で500ppm以下の組み合わせた濃度で使用される場合に、香味修飾物質であり得る。
ショ糖の甘味の時間的プロファイルは非常に所望されると考えられる。いくつかの非栄養甘味料(レバウジオシドAを包含する)の甘味は、より速い甘味開始を有する(すなわちより速やかにピーク甘味に達し、より短い開始時間を有する)ことで、ショ糖よりも「シャープである」と考えられる。かかる速い開始の甘味料は「とがっている」とも称され得る。いくつかの非栄養甘味料は、ショ糖よりも長く残留する甘味を有し得る(すなわち香味がピークの甘味から甘味がもはや知覚されないレベルへ消えるのに、より長くかかる)。ショ糖のものに近い甘味の時間的プロファイルを有する甘味料組成物が、より所望されると考えられる。したがって、一実施形態において、組成物中のSG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、それらの1つまたは複数の補足のステビオールグリコシド(複数可)なしの同じ組成物よりも、甘味の促進、甘味の開始の遅延、及び/または甘味の残存の低減を提供する。
1つまたは複数の他の化合物と組み合わせて使用される場合に、官能修飾物質は、官能特徴の強度に対する相乗効果も有し得る。相乗効果は、化合物の組み合わせが、別々の化合物の官能特徴に比較される場合に、官能特徴に対して促進された(相加的よりも多い)効果を有することを意味する。単純な例として、レバウジオシドAが飲料中で400ppmの濃度で5のショ糖等価値(SEV)を有し、官能修飾物質が飲料中で400ppmの濃度で3のSEVを有するならば、飲料中で各々400ppmのReb A及び官能修飾物質の50/50組成物(すなわち400ppmのReb A及び400ppmの官能修飾物質)は、8のSEVを有することが予想されるだろう。しかしながら、飲料が400ppmのReb A及び400ppmの官能修飾物質により8を超えるSEVを有するならば、官能修飾物質は相乗的な甘味効果を有すると見なされる。官能修飾物質は、任意の官能特徴(甘味以外の特徴を包含する)に対する相乗効果を有し、複数の官能特徴に対する相乗効果を有し得る。官能修飾物質は、官能特徴の減少または増加のいずれかをもたらす官能特徴に対する相乗効果を有することができる(例えば官能修飾物質は、所望されない官能特徴(苦味等)の減少に使用され得る、及び/または所望される官能特徴(甘味等)の増加に使用され得る)。
例えば、本開示のいくつかの実施形態は、官能修飾する量のSG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を有する甘味料組成物または甘味をつけた組成物に関する。いくつかの実施形態は、官能修飾する量のSG301〜450のうちの1つまたは複数を有する甘味料組成物または甘味をつけた組成物に関する。
いくつかの実施形態において、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えばSG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む組成物は、甘味料として使用され得る。一実装において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、飲料または他の甘味をつけた組成物中で1.5を超えるSEVをもたらす濃度で使用される。別の実装において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つは1.5を超えるSEVをもたらす濃度で甘味をつけた組成物中に存在しないが、それらの化合物のうちの2つ以上は1.5を超えるSEVをもたらす組み合わせた濃度で存在する。いくつかの実施形態において、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む組成物は、1,500以下、1,000以下、800以下、700以下、600以下、500以下、400以下、300以下、200以下または100以下のppmの濃度で甘味をつけた組成物中で使用される場合に、約2、3、4、5、6、7、8、9または10を超えるSEVを有する。
いくつかの調製において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つは、組成物中の全量のステビオールグリコシドのうちの約0.05%〜約5%(wt)の範囲中で組成物中に存在する。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つは、組成物のTSG含有量のうちの約2%〜約4.5%、約3%〜約4.25%、または約3.5%〜約4.0%の範囲中で存在し得る。あるいは、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つは、組成物のTSG含有量のうちの約0.05%〜約1%、約0.1%〜約0.5%、または約0.15%〜約0.25%の範囲中で存在し得る。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意のものは、組成物中の全量のステビオールグリコシドのうちの約0.1%〜約1.5%、約0.25%〜約0.1%、または約0.4%〜約0.8%の範囲中で存在し得る。
組み合わせた量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、組成物中の全量のステビオールグリコシドに関連しても表現され得る。例えば、組み合わせた量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、組成物中の全量のステビオールグリコシドのうちの約0.01〜50%、約0.05〜40%、約0.1〜25%、約0.5%〜約10%、約1%〜約8%、約2%〜約7%、約4%〜約6%、約0.001〜10%、約0.001〜5%、約0.001〜1%、または約0.1〜3%の範囲中で存在し得る。SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの2つ以上の任意の組み合わせは、甘味料組成物または甘味をつけた組成物中で使用され得、例えばSG101及びSG102;SG101及びSG103;SG101及びSG104;SG102及びSG103;SG102及びSG104;SG103及びSG104;SG101、SG102及びSG103;SG101、SG102及びSG104;SG102、SG103及びSG104;SG101、SG102、SG103及びSG104を包含する。さらなる順列は自明であり、例えばSG102、SG204及びSG310である。
一実施形態において、個別の量のSG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、甘味料組成物または甘味料組成物の全グリコシド含有量のうちの0.001%〜50%、0.01〜30%、0.1〜10%、0.5〜5%、0.001〜1%、0.01〜5%、0.1〜3%、0.1〜0.5%、または0.15〜0.25%の範囲中であり得る。いくつかの実施形態において、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つは、甘味料組成物中でまたは甘味料組成物の全グリコシド含有量のうちで、少なくとも0.0001%、0.01%、0.1%、0.5%、1%、2%、3%、5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または95%の量で含まれ得る。
本明細書において論じられるように、組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450とは異なる1つまたは複数の他のステビオールグリコシドに加えて、ステビオールグリコシドでない他の化合物を含み得る。これらの他のステビオールグリコシドは、それらが化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450から除去されないならば、組成物中で保持することができる。例えば、他のステビオールグリコシドは、一般的な発酵プロセスにおいて化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数と一緒に産生され得、その発酵からもたらされた組成物は、化合物(複数可)SG101〜450と共に他のステビオールグリコシドのすべてのうちのいくつかを保持し得る。例示的なステビオールグリコシドとしては、レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドN、及び/またはステビオシド等が挙げられる。いくつかの実施形態において、ステビオールグリコシドのレバウジオシドM及びレバウジオシドDは、操作された生物体によって優勢なステビオールグリコシドとして産生され得、したがって、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む組成物中で、ステビオールグリコシドのメジャーな部分を表わし得る。レバウジオシドMまたはレバウジオシドDは、いくつかの実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つを超える量で、または化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450の全量を超える量で、組成物中で存在し得る。例えば、レバウジオシドMまたはレバウジオシドDは、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つより、約10倍〜約500倍、約25倍〜約250倍、または約50倍〜約200倍高い範囲中の量で存在し得る。あるいは、レバウジオシドMまたはレバウジオシドDは、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450の全量より、約10倍〜約500倍、約25倍〜約250倍、または約50倍〜約200倍高い範囲中の量で存在し得る。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含むステビオールグリコシド組成物は、レバウジオシドM及びレバウジオシドDの量に関して随意に表現され得る。例えば、レバウジオシドM及びレバウジオシドDは、組成物のTSG含有量のうちの約90%(wt)以上、約92.5%(wt)以上、または95%(wt)以上の全量で、組成物中に存在し得る。レバウジオシドMは組成物中で優勢なステビオールグリコシドであり得、例えば組成物のTSG含有量のうちの約45%〜約70%、約50%〜約65%、または約52.5%〜約62.5%の範囲中の量で存在し得る。レバウジオシドDは、レバウジオシドMより少ない量で(組成物のTSG含有量のうちの約25%〜約50%、約30%〜約45%、または約32.5%〜約42.5%の範囲中の量等で)あり得る。
組成物は、随意により低い量で存在する他の公知のステビオールグリコシドの量に関して、表現され得る。例えば、組成物は、組成物のTSG含有量のうちの約1%(wt)以下、約0.5%(wt)以下、または約0.25%(wt)以下の量で、レバウジオシドA、レバウジオシドBまたはステビオシドのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態において、甘味料組成物または飲料中のSG101〜104、201〜204及び301〜450の量は、Reb D及びReb Mの全濃度によって割った、SG101〜104、201〜204及び301〜450の全濃度の比として表現され得る。例えば、TSGのうちの75wt%でSG101及びTSGのうちの25%でReb Mを含有する組成物は、3のSG101対Reb Mの比を有する一方で、TSGのうちの1%でSG102及びTSGのうちの99%でReb D+Reb Mを含有する組成物は、約0.01のSG102対Reb D+Reb Mの比を有するだろう。いくつかの実施形態において、組成物は、0.0001〜3.5、0.01〜3、0.01〜2、0.01〜1、0.01〜0.75、0.01〜0.5、0.1〜1、0.5〜1、0.05〜0.5、1〜1.5、1〜2、1〜2.5、0.00001〜1、0.001〜1、0.0001〜0.5、0.0001〜0.4、0.0001〜0.3、0.0001〜0.2、0.0001〜0.1、0.001〜0.2、0.001〜0.01、または0.001〜0.1の範囲中の、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つ対Reb D及びReb M(「Reb D+Reb M」)の組み合わせの比を含み得る。いくつかの実施形態において、組成物は、0.0001〜3.5、0.01〜3、0.01〜2、0.01〜1、0.01〜0.75、0.01〜0.5、0.1〜1、0.5〜1、0.05〜0.5、1〜1.5、1〜2、1〜2.5、0.00001〜1、0.001〜1、0.0001〜0.5、0.0001〜0.4、0.0001〜0.3、0.0001〜0.2、0.0001〜0.1、0.001〜0.2、0.001〜0.01、または0.001〜0.1の範囲中の、SG101〜104、201〜204及び301〜450の組み合わせ対Reb D及びReb Mの組み合わせの比を含み得る。一実施形態において、組成物は、0.01〜3、0.01〜2、0.01〜1、0.01〜0.75、0.01〜0.5、1〜1、または0.05〜0.5の、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数対Reb D及びReb Mの組み合わせの比を含み得る。
組成物は、1つまたは複数のステビオールグリコシド(複数可)の濃度に関して随意に表現され得る。有益には、化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450は水溶液中のステビオールグリコシドの溶解度を改善し、したがって組成物は溶液中でステビオールグリコシドのより高い濃度を有して調製され得ることが見出された。本明細書において使用される時、「即時溶解度」は、室温(25℃)で脱イオン水と強く混合された、ステビオールグリコシドまたはステビオールグリコシドの混合物の溶解度を指す。本明細書において使用される時、「平衡溶解度」は、80℃で15分間脱イオン水と強く混合され、室温(25℃)へ冷却され、次いで4日まで観察された、ステビオールグリコシドまたはステビオールグリコシドの混合物の溶解度を指す。沈殿物なしの清澄な溶液は、溶解可能であると判断される。本明細書において特別の指示のない限り、「溶解度」という用語は「平衡溶解度」を指す。
化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450の非存在下において、レバウジオシドDは水中で非常に低い即時溶解度(室温で0.08%未満)を有する。80℃への15分間の加熱に際して、レバウジオシドDは、室温で少なくとも4日間0.08%の平衡溶解度を有する。レバウジオシドMはレバウジオシドDよりも高い溶解度を有する。レバウジオシドMの即時溶解度は約0.13%であり、その平衡溶解度は約0.2%である。
本開示と関連する実験的研究において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数の添加は、組成物、好ましくは水性組成物中のレバウジオシドM及びレバウジオシドDのうちの1つまたは両方の水溶解度を有意に改善する。例えば、レバウジオシドM、レバウジオシドD、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2つ以上)の混合物を有するステビオールグリコシド組成物の一実施形態は、少なくとも0.37%(wt)の即時溶解度を有する。いくつかの調製において、もたらされた溶液は約0.14%のreb D及び約0.21%のreb Mを含有し、その各々は個別のレバウジオシド単独の即時溶解度よりも高い。意外にも、それは、reb Mの即時溶解度における60%を超える増加、及びreb Dの即時溶解度における著しい75%の増加を示す。レバウジオシドM及びレバウジオシドD以外のいくつかのステビオールグリコシドは水性組成物中で不良な溶解度を有し、したがって化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を使用して、レバウジオシドM及びレバウジオシドD以外の他のステビオールグリコシドの溶解度を改善することも本開示の範囲内であることが理解される。
したがって、化合物(複数可)SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えばSG301〜450のうちの1つまたは複数)の存在は、1つまたは複数のステビオールグリコシドの溶解度を5%以上、10%以上、15%以上、20%以上、25%以上、30%以上、35%以上、40%以上、45%以上、50%以上、55%以上、60%以上、65%以上、または70%以上(約75%または75%を超える等)まで改善することができる。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えばSG301〜450のうちの1つまたは複数)の存在は、この化合物が少量(例えば組成物のTSGのうちの6%未満(約0.5%〜約6%または約4%〜約6%等))で存在する場合に、1つまたは複数の他のステビオールグリコシドの溶解度を改善し得る。あるいは、それらの化合物のうちの1つまたは複数は6%を超える(約8%を超えるまたは約10%を超える等)量で存在して、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450とは異なるステビオールグリコシドの溶解度のさらに高い促進を提供し得る。
いくつかの実践の様式において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えばSG301〜450のうちの1つまたは複数)は、組成物中でエンリッチされ得る。「エンリッチされる」という用語は、組成物中に存在する1つまたは複数の他の化合物に比べて、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数の量の増加を指す。例えば、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、化合物が産生される発酵培地からエンリッチされ得る。実践の様式において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、ステビオールグリコシドではない構成要素を発酵組成物から低減または消失させるによって(本明細書において記載されるような濃縮法を使用することによって等)、エンリッチされ得る。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数についてエンリッチされた組成物を、別のステビオールグリコシド組成物と組み合わせて、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数ではないそれらのステビオールグリコシドの溶解度を改善することができる。
1つの具体的な例において、化合物SG101〜450のうちの、化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を含む第1の組成物は、1つまたは複数の(例えば2つ以上の)メジャーなステビオールグリコシド(例えば葉由来ステビオールグリコシド組成物)を含む第2の組成物と組み合わせられて、第3の組成物を形成することができる。その第3の組成物は、第2の組成物よりも高い全セビオール(seviol)グリコシドの平衡溶解度を有し得る。第3の組成物では、第2の組成物中に存在するメジャーなステビオールグリコシドのうちの1つまたは複数が、第2の組成物単独を含有する溶液中での同じステビオールグリコシドの平衡溶解度よりも、より高い平衡溶解度を有し得る。
実践の他の様式において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数は、他のステビオールグリコシドに比べて組成物中でエンリッチされ得る。例えば、ステビオールグリコシドの組成物をエンリッチして、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)の量(複数可)を、組成物中の1つまたは複数の他のステビオールグリコシドに比べて増加させることができる。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、それらの分子量(それは他のステビオールグリコシド(Reb D及びReb M等)よりも高くなり得る)に基づいてエンリッチされ得る。
実践の例示的な様式において、高圧液体クロマトグラフィーを使用して、発酵の間に産生されるステビオールグリコシドの量への比較で他のステビオールグリコシドに比べて、化合物SG101〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)についてエンリッチされたステビオールグリコシド組成物を調製することができる。例えば、ステビオールグリコシド組成物は、組成物中のステビオールグリコシドの全量に比べて、6%を超える、約8%を超える、約10%を超える、約15%を超える、約20%を超える、約20%を超える、約30%を超える、約35%を超える、約40%を超える、約45%を超える、約50%を超える、約55%を超える、約60%を超える、約65%を超える、約70%を超える、約75%を超える、約80%を超える、約85%を超える、約90%を超える、約95%を超える、または99%を超える量で、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450を含み、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含み得る。
例えば、濃縮プロセスに後続して、ステビオールグリコシド組成物は、約10〜30%、0.1〜5%、2〜10%、5〜20%、10〜20%または15%〜25%の範囲中の組み合わせた量の化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)、及び約70〜90%、75%〜99%、70%〜95%、75%〜85%、80%〜95%または85%〜90%の範囲中の組み合わせた量の他のステビオールグリコシド(Reb D及びReb M等)を有し得る。
さらに他の実践の様式において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を他のステビオールグリコシドから精製して、他の構成要素が本質的にない(すなわち他のステビオールグリコシド化合物及び非ステビオールグリコシド化合物が本質的にない)、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む組成物を提供する。かかる精製された組成物は、他のステビオールグリコシド組成物(複数可)への添加物として有用であり得る(他のステビオールグリコシドの水溶解度を増加させて、より高いステビオールグリコシド濃度を備えた組成物を形成する等)。いくつかの実施形態において、かかる精製された組成物は、甘味料組成物または甘味をつけた組成物中の唯一のステビオールグリコシド(複数可)として単独で使用され得る。いくつかの実施形態において、SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つ(好ましくはSG201〜204及び301〜450のうちの任意の1つ、例えばSG301〜450のうちの任意の1つ)は、甘味料組成物または甘味をつけた組成物中の唯一のステビオールグリコシドとして単独で使用され得る。
したがって、本開示の実施形態は、第1及び第2のステビオールグリコシドを含む水性組成物を提供するステップを包含する、水性組成物中のステビオールグリコシドの溶解度を促進する方法を提供する。組成物中で、第1のステビオールグリコシドは、第1のステビオールグリコシドのステビオール部分へ4つのグルコース単位の分岐鎖を付加し;第2のステビオールグリコシドは第1のステビオールグリコシドとは異なる。例えば、第1及び第2のステビオールグリコシドが酵素プロセス(例えば細胞内または無細胞系中)によって調製される場合等に、第1のステビオールグリコシドは、第2のステビオールグリコシドと一緒に産生され得る。あるいは、第1のステビオールグリコシドは、第2のステビオールグリコシドを有する組成物へ添加され得る。第2のステビオールグリコシドは、第1のステビオールグリコシドを含む水性組成物中での第2のステビオールグリコシドの溶解度よりも低い、第1のステビオールグリコシドを欠如する水性組成物中での溶解度を有する。換言すれば、第1のステビオールグリコシドが存在する場合に、第2のステビオールグリコシドの溶解度は増加する。
したがって、本開示の他の実施形態は、第1及び第2のステビオールグリコシドを含む水性組成物を提供するステップを含む、水性組成物中のステビオールグリコシドの溶解度を促進する方法を提供し、そこで、第2のステビオールグリコシドは、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドM、レバウジオシドD、レバウジオシドI、レバウジオシドQ、レバウジオシドN、及びステビオシドからなる群から選択される。例えば、第1及び第2のステビオールグリコシドが酵素プロセス(例えば細胞内または無細胞系中)によって調製されている場合等に、第1のステビオールグリコシドは、第2のステビオールグリコシドと一緒に産生され得る。あるいは、第1のステビオールグリコシドは、第2のステビオールグリコシドを有する組成物へ添加され得る。第1のステビオールグリコシドは第2のステビオールグリコシドとは異なり、一実施形態において、レバウジオシドMよりも高い分子量を有する。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は第1のステビオールグリコシドを例示する。さらに、第2のステビオールグリコシドは、第1のステビオールグリコシドを含む水性組成物中での第2のステビオールグリコシドの溶解度よりも低い、第1のステビオールグリコシドを欠如する水性組成物中での溶解度を有する。換言すれば、第1のステビオールグリコシドが存在する場合に、第2のステビオールグリコシドの溶解度は増加する。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、分取液体クロマトグラフィー(高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)または超高圧液体クロマトグラフィー(UHPLC)等)を使用して精製され得る。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を備えたステビオールグリコシド組成物は、移動相(所望の比の水及びアルコール(例えばメタノール)の混合物等(例えば60%の水、40%のメタノール、v/v))中で溶解され得る。組成物を加熱して(約50℃での加熱等)、ステビオールグリコシド材料の溶解を促進することもできる。溶液はカラムへの注射の前に濾過もされ得る(0.2μmフィルターの使用等)。カラムは、Phenomenex Kinetex XB−C18 5μm、コア−シェルシリカ固体支持体、ならびにイソ−ブチル側鎖及びTMSエンドキャッピングを備えたC18の固定相を用いることができる。カラムを介する流速は、400barの最大圧力によるカラム特性に基づき得る(約20mL/分等)。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、カラムからのそれらの溶出時間によって同定され得る。例示的なフロー条件において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は、60分間以内にカラムから溶出することができる。当業者は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450についての溶出時間が溶媒及び/または機器の変化により変動し得ることを認識するだろう。下記のプロセスは記載されたステップのある特定の順序を想定するが、いくつかの事例においてこの順序が変更され得ることも、当業者は理解するだろう。
甘味料組成物(甘味組成物とも称される)は、本明細書において使用される時、2つ以上のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、例えば化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む組成物を指す。例えば、甘味料組成物は、別のステビオールグリコシド(Reb M及び/またはReb D等)と一緒に、化合物(複数可)SG301〜450を含み得る。複数のステビオールグリコシドが甘味料組成物中に存在するならば、いくつかの実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(例えば化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、組成物中のステビオールグリコシドの全量のうちの、例えば約25%未満、約20%未満、約15%未満または約10%未満であるが、好ましくは少なくとも0.1%(例えば少なくとも0.5%、少なくとも1%または少なくとも2%)の組成物中の量で存在し得る。1つまたは複数の他のステビオールグリコシド(複数可)(Reb M及び/またはReb D等)は、組成物中のステビオールグリコシドの全量のうちの、組成物中のより高い量(約75%を超える、約80%を超える、約85%を超える、約90%を超える、約95%を超えるまたは99%を超える等)で存在し得る。
一実施形態において、補足のステビオールグリコシド(SG101〜104、201〜204及び301〜450の化合物のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、例えば化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、甘味料組成物の全含有量のうちの約0.05〜70wt%(例えば約0.1〜50、0.5〜70、1〜50、1〜35、2〜25、3〜20、5〜15、0.1〜15、0.5〜10、1〜5%等)で、甘味料組成物中に存在する。一実施形態において、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)は、1:1〜1:20、1:1.5〜1:15、1:2〜1:10、1:2.5〜1:7.5、または1:3〜1:5の、他のすべてのグリコシドの合計の重量比で存在する。
甘味料組成物は、随意に別の甘味料、添加物、液体担体、またはその組み合わせを含み得る。甘味料組成物は、食品、飲料、医薬品、口腔衛生組成物、栄養補助食品、及び同種のもの等の他の組成物(甘味つけ可能組成物)の甘味つけに使用される。
甘味つけ可能組成物は、本明細書において使用される時、ヒトまたは動物の口と接触される物質(服用されるが続いて口から排出される物質(口内洗浄すすぎ液等)、及び飲用、食用、嚥下用、またはそうでなければ摂取用であり、一般的な許容範囲において使用される場合にヒトまたは動物の消費のために好適である物質を包含する)を意味する。甘味つけ可能組成物は甘味をつけた組成物への前駆体組成物であり、甘味つけ可能組成物を、少なくとも1つの甘味組成物ならびに随意に1つまたは複数の他の甘味つけ可能組成物及び/または他の成分と組み合わせることによって、甘味をつけた組成物へ変換される。
甘味をつけた組成物は、本明細書において使用される時、少なくとも1つの甘味つけ可能組成物及び少なくとも1つの甘味料組成物を含む構成物に由来する物質を意味する。いくつかの実践の様式において、甘味をつけた組成物は、依然としてなお、さらなる甘味つけ可能組成物の甘味をつけるために、甘味組成物としてそれ自体使用され得る。いくつかの実践の様式において、甘味をつけた組成物は、1つまたは複数の追加の甘味組成物によりさらに甘味をつけられる甘味つけ可能組成物として使用され得る。例えば、甘味料構成要素のない飲料は、甘味つけ可能組成物の1つのタイプである。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの少なくとも1つ(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの少なくとも1つ、例えば化合物SG301〜450のうちの少なくとも1つ)を、随意に別のステビオールグリコシド(Reb M及び/またはReb D等)と一緒に含む甘味料組成物は、甘味をつけられていない飲料へ添加され、それによって甘味をつけた飲料が提供され得る。甘味をつけた飲料は、甘味をつけた組成物の1つのタイプである。
いくつかの調製において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの、化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を含む)は、甘味組成物中の唯一の甘味料構成要素を提供する。
いくつかの実施形態において、甘味組成物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの、化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を含む)を、ショ糖の規定量に等価な甘味強度を提供するのに有効な量で含む。対照溶液中のショ糖の量はブリックス度(°Bx)で記載され得る。1ブリックス度は100グラムの溶液中の1グラムのショ糖であり、重量パーセント(%w/w)として溶液の強度を示す。例えば、甘味料組成物は、1つまたは複数のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの、化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を含む)を、甘味をつけた組成物中に存在する場合に約0.50〜14の糖のブリックス度(例えば約5〜約11のブリックス度、約4〜約7のブリックス度、または約5のブリックス度等)に等価な甘味を提供するのに有効な量で含有する。
甘味料組成物中のステビオールグリコシドの量は変動し得る。ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの、化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を含む)は、甘味料組成物が甘味をつけた組成物の中へ取り込まれる場合に所望の甘味を与える任意の量で、甘味料組成物中に存在し得る。例えば、Reb M及び/またはReb Dは、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数と一緒に甘味をつけた組成物中に存在する場合に、約1ppm〜約10,000ppmの全ステビオールグリコシド濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。別の実施形態において、ステビオールグリコシドは、約10ppm〜約1,000ppm、より具体的には約10ppm〜約800ppm、約50ppm〜約800ppm、約50ppm〜約600ppm、または約200ppm〜約500ppmの範囲中のステビオールグリコシド濃度を提供するのに有効な量で、甘味をつけた組成物中に存在する。本明細書において特別に明示的に述べられない限り、ppmは重量ベースである。
一実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、甘味料組成物の全含有量のうちの約0.05〜70wt%(例えば約0.1%〜50%、0.5%〜70%、1%〜50%、1%〜35%、2%〜25%、3%〜20%、5%〜15%、0.1%〜15%、0.5%〜10%または1%〜5%)で、甘味をつけた組成物中に存在する。一実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの、化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、甘味をつけた組成物中で、1:1〜1:20、1:1.5〜1:15、1:2〜1:10、1:2.5〜1:7.5、または1:3〜1:5の、他のすべてのグリコシドの合計の重量比である。
いくつかの実施形態において、甘味料組成物(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、1つまたは複数の追加の非ステビオールグリコシド甘味料化合物(複数可)も含有する。非ステビオールグリコシド甘味料化合物は、任意のタイプの甘味料(例えば植物もしくは植物産物から得られる甘味料、または植物から得られる物理的もしくは化学的に修飾された甘味料、または合成甘味料)であり得る。
例えば、例示的な非ステビオールグリコシド甘味料としては、ショ糖、果糖、グルコース、エリトリトール、マルチトール、ラクチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、タガトース、トレハロース、ガラクトース、ラムノース、シクロデキストリン(例えばa−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリン)、リブロース、トレオース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、イドース、ラクトース、マルトース、転化糖、イソトレハロース、ネオトレハロース、パラチノースまたはイソマルツロース、エリトロース、デオキシリボース、グロース、イドース、タロース、エリトルロース、キシルロース、プシコース、ツラノース、セロビオース、グルコサミン、マンノサミン、フコース、フクロース、グルクロン酸、グルコン酸、グルコノ−ラクトン、アベクオース、ガラクトサミン、キシロ−オリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオース及び同種のもの)、ゲンチオ−オリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース及び同種のもの)、ガラクト−オリゴ糖、ソルボース、ケトトリオース(デヒドロキシアセトン)、アルドトリオース(グリセルアルデヒド)、ニゲロオリゴ糖、フラクトオリゴ糖(ケストース、ニストース及び同種のもの)、マルトテトラオース、マルトトリオール、四糖、マンナン−オリゴ糖、マルト−オリゴ糖(マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース及び同種のもの)、デキストリン、ラクツロース、メリビオース、ラフィノース、ラムノース、リボース、高果糖コーンシロップ/高果糖デンプンシロップ(HFCS/HFSS)等の異性化された液糖(例えばHFCS55、HFCS42またはHFCS90)、カップリングシュガー、ダイズオリゴ糖、グルコースシロップ、及びその組み合わせが挙げられる。適用可能な場合D−立体配置またはL−立体配置が使用され得る。
ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)、及び炭水化物甘味料は、任意の重量比(約1:14,000〜約100:1等、例えば約1:100等)で存在し得る。炭水化物は、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約100ppm〜約140,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
他の実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物は、追加で1つまたは複数の合成甘味料を含む。一実施形態において、合成物はショ糖、果糖及び/またはグルコースを超える甘味効力を有し、にもかかわらずショ糖、果糖及び/またはグルコースよりも低いカロリーを有する。例示的な合成の非ステビオールグリコシド甘味料としては、スクラロース、アセスルファムカリウム、アセスルファム酸及びその塩、アスパルテーム、アリテーム、サッカリン及びその塩、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、シクラマート、シクラミン酸及びその塩、ネオテーム、アドバンテーム、グルコシル化ステビオールグリコシド(GSG)、ポリオール、ならびにその組み合わせが挙げられる。一実施形態において、合成の非ステビオールグリコシド甘味料は、任意のグレードの高果糖コーンシロップ(HCFS)であり得る。甘味料組成物がステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450を含む)及び合成甘味料を含む複数の実施形態において、合成甘味料は、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約0.3ppm〜約3,500ppmの濃度を提供するのに有効な量で存在し得る。例えば、甘味料組成物は、任意の数のステビオールグリコシド及び合成甘味料を含み得る。一実施形態において、甘味料組成物は、単一のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)及び単一の合成の非ステビオールグリコシド甘味料を含み得る。
甘味料組成物は、所望のカロリー含有量を提供するようにカスタマイズされ得る。例えば、甘味つけ可能組成物(例えば飲料等)へ添加される場合に、それらが所望の甘味を与えるように、甘味料組成物は「フルカロリー」であり得、8オンスの1回分あたり約120カロリーを有する。あるいは、甘味つけ可能組成物(例えば飲料等)へ添加される場合に、それらが所望の甘味を与えるように、甘味料組成物は「中間のカロリー」であり得、8オンスの1回分あたり約60カロリー未満を有する。他の実施形態において、甘味つけ可能組成物(例えば飲料等)へ添加される場合に、それらが所望の甘味を与えるように、甘味料組成物は「低カロリー」であり得、8オンスの1回分あたり約40カロリー未満を有する。さらに他の実施形態において、甘味つけ可能組成物(例えば飲料等)へ添加される場合に、それらが所望の甘味を与えるように、甘味料組成物は「ゼロカロリー」であり得、8オンスの1回分あたり約5カロリー未満を有する。低カロリー及びノンカロリー組成物は「非栄養」である。
甘味をつけた組成物の甘味つけに使用される甘味料組成物の全量の重量比は、幅広い範囲にわたって変動することができる。多くの実施形態において、この重量比は、1:10,000〜10:1の範囲中である。
ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)に加えて、甘味料組成物は、液体担体、バインダーマトリックス、追加の添加物、及び/または同種のものを随意に含み得る。いくつかの実施形態において、甘味料組成物は、添加物を含有し、炭水化物、ポリオール、アミノ酸及びそれらの対応する塩、ポリアミノ酸及びそれらの対応する塩、糖酸及びそれらの対応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機塩(有機酸塩及び有機塩基塩を包含する)、無機塩、苦味化合物、香味料及び香味成分、渋味化合物、タンパク質またはタンパク質加水分解物、界面活性物質、乳化剤、秤量剤、ガム、抗酸化物質、着色物質、フラボノイド、アルコール、ポリマー、及びその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、添加物は、甘味料の時間プロファイル及び香味プロファイルを改善するように作用して、好都合な味(ショ糖に類似する味等)を備えた甘味料組成物を提供する。
一実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を備えた甘味料組成物は、1つまたは複数のポリオールを含有する。「ポリオール」という用語は、本明細書において使用される時、2つ以上のヒドロキシル基を含有する分子を指す。いくつかの実施形態において、ポリオールは、それぞれ2、3及び4つのヒドロキシル基を含有するジオール、トリオールまたはテトラオールであり得る。ポリオールは、4を超えるヒドロキシル基を含有し得る(それぞれ5、6、7またはそれを超えるヒドロキシル基を含有するペンタオール、ヘキサオール、ヘプタオール、または同種のもの等)。加えて、ポリオールは、炭水化物の還元形態である、糖アルコール、多価アルコール、OH官能基を含むポリマーまたはポリアルコールでもあり得、そこで、カルボニル基(アルデヒドまたはケトン、還元糖)は第一級ヒドロキシル基または第二級ヒドロキシル基へ還元される。
例示的なポリオールとしては、エリトリトール、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、イソマルト、プロピレングリコール、グリセロール(グリセリン)、トレイトール、ガラクチトール、パラチノース、還元イソマルト−オリゴ糖、還元キシロ−オリゴ糖、還元ゲンチオ−オリゴ糖、還元マルトースシロップ、還元グルコースシロップ、及び糖アルコール、または甘味料組成物の味に悪影響を与えない還元が可能な他の炭水化物が挙げられる。
例示的な量のポリオールは、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物中に存在する場合に約100ppm〜約250,000ppm、より具体的には約400ppm〜約80,000ppmまたは約5,000ppm〜約40,000ppmの範囲中の濃度を提供する。
例示的なアミノ酸添加物としては、少なくとも1つのアミノ官能基及び少なくとも1つの酸性官能基を含む任意の化合物が挙げられる。例としては、アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、テアニン、システイン、シスチン、アラニン、バリン、チロシン、ロイシン、アラビノース、トランス−4−ヒドロキシプロリン、イソロイシン、アスパラギン、セリン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、メチオニン、カルニチン、アミノ酪酸(α−異性体、β−異性体、及び/またはδ−異性体)、グルタミン、ヒドロキシプロリン、タウリン、ノルバリン、サルコシン、及びそれらの塩形態(ナトリウムまたはカリウム塩または酸性塩等)が挙げられるがこれらに限定されない。
例示的な量のアミノ酸は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、約10ppm〜約50,000ppm、またはより具体的には約1,000ppm〜約10,000ppm、約2,500ppm〜約5,000ppm、または約250ppm〜約7,500ppmの範囲中の濃度を提供する。
例示的な糖酸添加物としては、アルドン酸、ウロン酸、アルダル酸、アルギン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルカル酸、ガラクタル酸、ガラクツロン酸、及びその塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩または他の生理学的に許容される塩)、ならびにその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
例示的なヌクレオチド添加物としては、イノシン一リン酸(「IMP」)、グアノシン一リン酸(「GMP」)、アデノシン一リン酸(「AMP」)、シトシン一リン酸(CMP)、ウラシル一リン酸(UMP)、イノシン二リン酸、グアノシン二リン酸、アデノシン二リン酸、シトシン二リン酸、ウラシル二リン酸、イノシン三リン酸、グアノシン三リン酸、アデノシン三リン酸、シトシン三リン酸、ウラシル三リン酸、そのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、及びその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。本明細書において記載されるヌクレオチドは、ヌクレオチド関連添加物(ヌクレオシドまたは核酸塩基等(例えばグアニン、シトシン、アデニン、チミン、ウラシル))も含み得る。いくつかの実施形態において、ヌクレオチドは、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、約5ppm〜約1,000ppmの範囲中の濃度を提供するように甘味料組成物中に存在し得る。
例示的な有機酸添加物としては、−COOH部分を含む任意の化合物が挙げられ、それは例えば、C2−C30カルボン酸、置換ヒドロキシルC2−C30カルボン酸、酪酸(エチルエステル)、置換酪酸(エチルエステル)、安息香酸、置換安息香酸(例えば2,4−ジヒドロキシ安息香酸)、置換桂皮酸、ヒドロキシ酸、置換ヒドロキシ安息香酸類、アニス酸、置換シクロヘキシルカルボン酸、タンニン酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、イソクエン酸、グルコン酸、グルコヘプトン酸、アジピン酸、ヒドロキシクエン酸、リンゴ酸、フルタリック(fruitaric)酸(リンゴ酸、フマル酸及び酒石酸のブレンド)、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、クロロゲン酸、サリチル酸、クレアチン、カフェー酸、胆汁酸、酢酸、アスコルビン酸、アルギン酸、エリソルビン酸、ポリグルタミン酸、グルコノデルタラクトン、及びそれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩のその誘導体等である。加えて、有機酸添加物は、D−立体配置またはL−立体配置のいずれかでもあり得る。有機酸の塩も企図される。例示的な実施形態において、有機酸またはその塩は、甘味料組成物の全重量に基づいて、約10ppm〜約5,000ppmの量で甘味料組成物中に存在し得る。
例示的な無機酸添加物としては、リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、塩酸、硫酸、炭酸、リン酸二水素ナトリウム、及びそのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩(例えばイノシトール六リン酸Mg/Ca)が挙げられるがこれらに限定されない。
例示的な苦味化合物添加物としてカフェイン、キニーネ、尿素、橙皮油、ナリンギン、カッシア及びその塩が挙げられるがこれらに限定されない。
例示的な香味料及び香味成分添加物は、バニリン、バニラ抽出物、マンゴー抽出物、シナモン、柑橘類、ココナッツ、カンショウキョウ、ビリディフロロール、アーモンド、メントール(ミントなしのメントールを包含する)、ブドウ皮抽出物、及びブドウ種子抽出物であるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、香味料は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約0.1ppm〜約4,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
例示的なポリマー添加物としては、キトサン、ペクチン、ペクチン酸、ペクチン、ポリウロン、ポリガラクツロン酸、デンプン、食品ハイドロコロイドまたはその粗抽出物(例えばゴムAcacia senegal(Fibergum(商標))、ゴムAcacia seyal、カラギーナン)、ポリ−L−リジン(例えばポリ−L−a−リジンまたはポリ−L−e−リジン)、ポリ−L−オルニチン(例えばポリ−L−a−オルニチンまたはポリ−L−e−オルニチン)、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ(エチレングリコールメチルエーテル)、ポリアルギニン、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ポリエチレンイミン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール及びアルギン酸ナトリウムポリエチレングリコール(sodium polyethyleneglycolalginate)、ヘキサメタリン酸ナトリウム及びその塩、ならびに他の陽イオン性ポリマー及び陰イオン性ポリマーが挙げられる。いくつかの実施形態において、ポリマー添加物は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約30ppm〜約2,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
例示的なタンパク質またはタンパク質加水分解物添加物としては、ウシ血清アルブミン(BSA)、ホエイタンパク質、溶解可能な米タンパク質、大豆タンパク質、タンパク質単離物、タンパク質加水分解物、タンパク質加水分解物の反応産物、糖タンパク質及び/またはアミノ酸含有プロテオグリカン、コラーゲン(例えばゼラチン)、部分加水分解コラーゲン(例えば加水分解魚類コラーゲン)、及びコラーゲン加水分解物(例えばブタコラーゲン加水分解物)が挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、タンパク質ヒドロシレート(hydrosylate)は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約200ppm〜約50,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
例示的な界面活性物質添加物としては、ポリソルベート(例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)、ポリソルベート20、ポリソルベート60)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルまたはスルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、塩化セチルピリジウム(塩化ヘキサデシルピリジニウム)、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、コール酸ナトリウム、カルバモイル、塩化コリン、グリココール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸ナトリウム、ラウリン酸アルギネート、ステアロイル乳酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、レシチン、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル及び他の乳化剤、ならびに同種のものが挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、界面活性物質添加物は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約30ppm〜約2,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
例示的なフラボノイド添加物は、フラボノール、フラボン、フラバノン、フラバン−3−オール類、イソフラボン、またはアントシアニジンとして分類される。フラボノイド添加物の非限定例としては、カテキン(例えば緑茶抽出物、Polyphenon(商標)60、Polyphenon(商標)30、及びPolyphenon(商標)25(Mitsui Norin Co.,Ltd.、日本))、ポリフェノール、ルチン(例えば、酵素修飾ルチンSanmelin(商標)AO(San−fi Gen F.F.I.,Inc.、Osaka、日本))、ネオヘスペリジン、ナリンギン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、及び同種のものが挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、フラボノイド添加物は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約0.1ppm〜約1,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
例示的なアルコール添加物としてはエタノールが挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、アルコール添加物は、甘味をつけた組成物の全重量に基づいて、甘味をつけた組成物(例えば飲料等)中に存在する場合に約625ppm〜約10,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で、甘味料組成物中に存在する。
甘味料組成物は1つまたは複数の機能的な成分も含有することができ、それは実際のまたは知覚される健康利益を組成物へ提供する。機能的成分としては、サポニン、抗酸化物質、食物繊維源、脂肪酸、ビタミン、グルコサミン、ミネラル、防腐物質、水和剤、プロバイオティクス、プレバイオティクス、体重管理剤、骨粗鬆症管理剤、植物性エストロゲン、長鎖第一級脂肪族飽和アルコール、植物性ステロール、及びその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
サポニンは、アグリコン環構造及び1つまたは複数の糖部分を含むグリコシドの植物産物である。非極性アグリコン及び水溶性糖部分の組み合わせはサポニン界面活性物質の特性を与え、それは水溶液中で振盪された場合にそれらが泡を形成することを可能にする。
本明細書において使用される時、「抗酸化物質」は、細胞及び生体分子への酸化的損傷を阻害、抑制または低減する任意の物質を指す。理論に拘束されるものではないが、抗酸化物質は、フリーラジカルが有害な反応を引き起こし得る前に安定化することによって、細胞または生体分子への酸化的損傷を阻害、抑制または低減すると考えられている。それゆえ、抗酸化物質は、いくつかの成人病の開始を予防または延期し得る。
本開示の実施形態のために好適な抗酸化物質の例としては、ビタミン、ビタミンコファクター、ミネラル、ホルモン、カロチノイド、カロチノイドテルペノイド、非カロチノイドテルペノイド、フラボノイド、フラボノイドポリフェノール類(例えばビオフラボノイド)、フラボノール、フラボン、フェノール、ポリフェノール、フェノールのエステル、ポリフェノールのエステル、非フラボノイドフェノール類、イソチオシアネート、及びその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、抗酸化物質は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ユビキノン、ミネラルのセレン、マンガン、メラトニン、a−カロチン、β−カロチン、リコピン、ルテイン、ゼアンチン(zeanthin)、クリポキサンチン(crypoxanthin)、レセルバトール(reservatol)、オイゲノール、ケルセチン、カテキン、ゴシポール、ヘスペリチン、クルクミン、フェルラ酸、チモール、ヒドロキシチロスオール、ターメリック(tumeric)、タイム、オリーブ油、リポ酸、グルタチノン(glutathinone)、グタミン(gutamine)、シュウ酸、トコフェロール由来化合物、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、tert−ブチルヒドロキノン、酢酸、ペクチン、トコトリエノール、トコフェロール、コエンザイムQ10、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、カンタキサンチン(canthaxantin)、サポニン、リモノイド、カエンフェドロール(kaempfedrol)、ミリセチン、イソラムネチン、プロアントシアニジン、ケルセチン、ルチン、ルテオリン、アピゲニン、タンゲリチン(tangeritin)、ヘスペリチン、ナリンゲニン、エロジクチオール(erodictyol)、フラバン−3−オール(例えばアントシアニジン)、ガロカテキン、エピカテキン及びその没食子酸塩形態、エピガロカテキン及びその没食子酸塩形態(ECGC)、テアフラビン及びその没食子酸塩形態、テアルビジン、イソフラボン植物性エストロゲン、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、アニトシアニン(anythocyanin)、窒化、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴジニン、ペオニジン、ペツニジン、エラグ酸、没食子酸、サリチル酸、ロズマリン酸、桂皮酸及びその誘導体(例えばフェルラ酸)、クロロゲン酸、チコリ酸、タンニン酸、エラジタンニン、アントキサンチン、ベタシアニン及び他の植物顔料、シリマリン、クエン酸、リグナン、抗栄養素、ビリルビン、尿酸、R−aリポ酸、N−アセチルシステイン、エンブリカニン(emblicanin)、リンゴ抽出物、リンゴ皮抽出物(アップルフェノン)、レッドルイボス抽出物、グリーンルイボス抽出物、サンザシ抽出物、レッドラズベリー抽出物、グリーンコーヒー抗酸化物質(GCA)、アロニア抽出物20%、ブドウ種子抽出物(VinOseed)、ココア抽出物、ホップ抽出物、マンゴスチン抽出物、マンゴスチン殻抽出物、クランベリー抽出物、ザクロ抽出物、ザクロ殻抽出物、ザクロ種子抽出物、サンザシ抽出物、ポメラザクロ抽出物、肉桂樹皮抽出物、ブドウ皮抽出物、コケモモ抽出物、マツ樹皮抽出物、ピクノジェノール、エルダーベリー抽出物、マルベリー根抽出物、ウルフエリー(wolf erry)(ゴジ)抽出物、ブラックベリー抽出物、ブルーベリー抽出物、ブルーベリー葉抽出物、ラズベリー抽出物、ウコン抽出物、柑橘類ビオフラボノイド、ブラックカラント、ショウガ、アサイー粉末、グリーンコーヒー豆抽出物、緑茶抽出物、及びフィチン酸、またはその組み合わせである。代替の実施形態において、抗酸化物質は、例えば合成抗酸化剤(ブチル化ヒドロキシトルン(hydroxytolune)またはブチル化ヒドロキシアニソール等)である。本開示の実施形態のために好適な抗酸化物質の他の源としては、果物、野菜、茶、ココア、チョコレート、香辛料、薬草、米、家畜からの内臓肉、酵母、全粒紛、またはシリアル粒が挙げられるがこれらに限定されない。
特定の抗酸化物質は、植物中で見出される化学物質の群であるポリフェノール(「ポリフェノール類」としても公知)と呼ばれる1分子あたり2つ以上のフェノール基の存在によって特徴づけられるクラスの植物由来栄養素に属する。多様な健康上の利益がポリフェノールに由来し得る(例えばがんの予防、心疾患及び慢性的炎症性疾患、ならびに精神力及び体力の改善を包含する)。本開示の実施形態のために好適なポリフェノールとしては、カテキン、プロアントシアニジン、プロシアニジン、アントシアニン、ケルセリン(quercerin)、ルチン、レサーバトロール(reservatrol)、イソフラボン、クルクミン、プニカラジン、エラジタンニン、ヘスペリジン、ナリンギン、シトルスフラボノイド、クロロゲン酸、他の類似する材料、及びその組み合わせが挙げられる。
組成物及びリンケージの両方で有意に異なる構造を有する多数のポリマー性炭水化物は、食物繊維の定義内に分類される。かかる化合物は当業者に周知であり、その非限定例としては、非デンプン多糖、リグニン、セルロース、メチルセルロース、ヘミセルロース、β−グルカン、ペクチン、ゴム、粘液、ワックス、イヌリン、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、シクロデキストリン、キチン、及びその組み合わせが挙げられる。
本明細書において使用される時、「脂肪酸」は任意の直鎖モノカルボン酸を指し、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸、脂肪酸前駆体(ω−9脂肪酸前駆体を包含する)、及びエステル化脂肪酸が挙げられる。本明細書において使用される時、「長鎖多価不飽和脂肪酸」は、長い脂肪族末端を備えた、任意のポリ不飽和カルボン酸または有機酸を指す。本明細書において使用される時、「ω−3脂肪酸」は、その炭素鎖の末端メチル端部から3番目の炭素−炭素結合として第1の二重結合を有する任意の多価不飽和脂肪酸を指す。特定の実施形態において、ω−3脂肪酸は長鎖ω−3脂肪酸を含み得る。本明細書において使用される時、「ω−6脂肪酸」は、その炭素鎖の末端メチル端部から6番目の炭素−炭素結合として第1の二重結合を有する任意の多価不飽和脂肪酸である。
本明細書において使用される時、少なくとも1つのビタミンは、本明細書において提供される甘味料及び甘味をつけた組成物のための機能的な成分としての単一のビタミンまたは複数のビタミンであり得る。一般的に、本開示の特定の実施形態によれば、少なくとも1つのビタミンは、健康及びウェルネスを増進するのに十分な量で甘味料組成物または甘味をつけた組成物中に存在する。
ビタミンは、ヒト身体が正常な機能のために少量を必要とする有機化合物である。身体は、他の栄養素(炭水化物及びタンパク質等)とは異なり、分解せずにビタミンを使用する。現在までに、13のビタミンが認められており、1つまたは複数は本明細書において機能的な甘味料及び甘味をつけた組成物中で使用され得る。好適なビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12、及びビタミンCが挙げられる。ビタミンの多くは代替の化学名も有し、その非限定例は以下で提供される。
ある特定の実施形態において、機能的成分はグルコサミンまたはコンドロイチン硫酸塩を含む。グルコサミン(キトサミンとも呼ばれる)は、糖鎖が付加したタンパク質及び脂質の生化学的合成における重要な前駆体であると考えられるアミノ糖である。D−グルコサミンはグルコサミン−6−ホスフェートの形態で軟骨中で出現する。それはフルクトース−6−ホスフェート及びグルタミンから合成される。しかしながら、グルコサミンは他の形態でも利用可能であり、その非限定例としては、グルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸塩、N−アセチルグルコサミン、または任意の他の塩形態もしくはその組み合わせが挙げられる。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つのミネラルを含む。ミネラルは、生物体によって要求される無機化学元素を含む。ミネラルは、広範囲の組成物(例えば元素、単塩及び複合珪酸塩)から構成され、結晶構造においても幅広く変動する。それらは食品及び飲料中に天然に存在し得るか、補足物として添加され得るか、または食品もしくは飲料とは分離して消費もしくは投与され得る。本開示の特定の実施形態において、ミネラルはバルクミネラル、微量ミネラル、またはその組み合わせから選択される。バルクミネラルの非限定例としては、カルシウム、塩素、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム及び硫黄が挙げられる。微量ミネラルの非限定例としては、クロム、コバルト、銅、フッ素、鉄、マンガン、モリブデン、セレン、亜鉛及びヨウ素が挙げられる。ヨウ素は一般的には微量ミネラルとして分類されるが、それは他の微量ミネラルよりも大量に要求され、バルクミネラルとしてしばしば分類される。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの防腐物質を含む。本開示の特定の実施形態において、防腐物質は、抗微生物物質、抗酸化物質、抗酵素物質、またはその組み合わせから選択される。抗微生物物質の非限定例としては、亜硫酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、ソルビン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、バクテリオシン、塩、糖、酢酸、二炭酸ジメチル(DMDC)、エタノール及びオゾンが挙げられる。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの水和剤である。水和産物は、身体が排泄を介して損失した体液を置き換えることを支援する。特定の実施形態において、水和産物は、身体が運動の間に損失した体液を置き換えることを支援する組成物である。したがって、特定の実施形態において、水和産物は電解質であり、その非限定例としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、リン酸塩、重炭酸塩、及びその組み合わせが挙げられる。本開示の特定の実施形態において、水和産物は筋肉によって燃焼されたエネルギー貯蔵を補足する炭水化物である。別の特定の実施形態において、水和剤は、細胞の再水和を提供する少なくとも1つのフラバノールである。フラバノールは植物中に存在する物質のクラスであり、一般的には1つまたは複数の化学的部分へ付加される2−フェニルベンゾピロン分子骨格を含む。特定の実施形態において、水和剤は、運動耐久力を促進するグリセリン溶液を含む。グリセロール含有している溶液の摂取は、有益な生理的作用(血液量の増幅、心拍数の低下、及び直腸温の低下等)を提供することが示されている。
ある特定の実施形態において、機能的成分は、少なくとも1つのプロバイオティクス、プレバイオティクス、及びその組み合わせを含む。プロバイオティクスは、有効量で消費された場合に健康の利益になる微生物を含む。望ましくは、プロバイオティクスはヒト身体の胃腸のミクロフローラに有益に影響し、栄養とは別に健康上の利益を与える。プロバイオティクスとしては、細菌、酵母及び真菌が限定されずに挙げられ得る。プロバイオティクスの例としては、ヒトに有益な効果を付与する、Lactobacillus属、Bifidobacterium属、Streptococcus属、またはその組み合わせの細菌が挙げられるがこれらに限定されない。プレバイオティクスは、腸内の有益な細菌の増殖を増進する組成物である。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの体重管理剤である。本明細書において使用される時、「体重管理剤」としては、食欲抑制物質及び/または熱発生剤が挙げられる。本明細書において使用される時、「食欲抑制物質」、「食欲飽和組成物」、「満腹薬剤」及び「満腹成分」という語句は同義である。「食欲抑制物質」という語句は、有効量で送達された場合に、人の食欲を抑制、阻害、低減、またはそうでなければ削減する、多量栄養素、ハーブエキス、外因性ホルモン、食欲減退物質、食欲減退生成物質、医薬物、及びその組み合わせを記載する。「熱発生剤」という語句は、有効量で送達された場合に、人の熱発生または代謝を活性化またはそうでなければ促進する、多量栄養素、ハーブエキス、外因性ホルモン、食欲減退物質、食欲減退生成物質、医薬物、及びその組み合わせを記載する。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの骨粗鬆症管理剤である。ある特定の実施形態において、骨粗鬆症管理剤は少なくとも1つのカルシウム源である。特定の実施形態によれば、カルシウム源は、カルシウムを含有する任意の化合物(塩錯体、可溶化種及びカルシウムの他の形態を包含する)である。特定の実施形態によれば、骨粗鬆症管理剤はマグネシウム源である。マグネシウム源は、マグネシウムを含有する任意の化合物(塩錯体、可溶化種及びマグネシウムの他の形態を包含する)である。他の実施形態において、骨粗鬆症剤は、ビタミンD、ビタミンC、ビタミンK、それらの前駆体及び/またはβ−カロチン、ならびにその組み合わせから選択される。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの植物性エストロゲンである。一実施形態において、甘味料組成物は少なくとも1つの植物性エストロゲンを含む。本明細書において使用される時、「植物性エストロゲン」は、身体の中へ導入された場合に、任意の程度のエストロゲン様効果を引き起こす任意の物質を指す。本開示の実施形態のために好適な植物性エストロゲンの例としては、イソフラボン、スチルベン、リグナン、レソルシル酸ラクトン、クメスタン、クメステロール、エクオール、及びその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
イソフラボンはポリフェノールと呼ばれる植物由来栄養素の群に属する。一般に、ポリフェノール(「ポリフェノール類」としても公知)は、1分子あたり2つ以上のフェノール基の存在によって特徴づけられる植物中で見出される化学物質の群である。本開示の実施形態に従う好適な植物性エストロゲンイソフラボンとしては、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、ビオカニンA、ホルモノネチン、それぞれのグリコシド及びグリコシドコンジュゲート、マタイレシノール、セコイソラリシレシノール、エンテロラクトン、エンテロジオール、大豆製の代用肉(textured vegetable protein)、ならびにその組み合わせが挙げられる。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの長鎖第一級脂肪族飽和アルコールである。本開示の特定の実施形態における使用のための特定の長鎖第一級脂肪族飽和アルコールの非限定例としては、8炭素原子の1−オクタノール、9炭素の1−ノナノール、10炭素原子の1−デカノール、12炭素原子の1−ドデカノール、14炭素原子の1−テトラデカノール、16炭素原子の1−ヘキサデカノール、18炭素原子の1−オクタデカノール、20炭素原子の1−エイコサノール、22炭素の1−ドコサノール、24炭素の1−テトラコサノール、26炭素の1−ヘキサコサノール、27炭素の1−ヘプタコサノール、28炭素の1−オクタノソール(octanosol)、29炭素の1−ノナコサノール、30炭素の1−トリアコンタノール、32炭素の1−ドトリアコンタノール、及び34炭素の1−テトラコンタノールが挙げられる。
ある特定の実施形態において、機能的成分は少なくとも1つの植物性ステロール、植物性スタノール、またはその組み合わせである。本明細書において使用される時、「スタノール」、「植物スタノール」及び「植物性スタノール」という語句は同義である。ステロールは、C−3でヒドロキシル基を備えたステロイドの下位群である。一般的に、植物性ステロールは、コレステロールと同様にステロイド核内に二重結合を有する。しかしながら、植物性ステロールは、C−24での置換側鎖(R)(エチル基またはメチル基等)または追加の二重結合も含み得る。植物性ステロールの構造は当業者に周知である。当業者に周知の植物性ステロールとしては、4−デスメチルステロール(例えばβ−シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、22−デヒドロブラシカステロール、及びΔ5−アベナステロール)、4−モノメチルステロール、及び4,4−ジメチルステロール(トリテルペンアルコール)(例えばシクロアルテノール、24−メチレンシクロアルタノール、及びシクロブラノール)が挙げられる。植物性スタノールの例としては、β−シトスタノール、カンペスタノール、シクロアルタノール、及び他のトリテルペンアルコールの飽和形態が挙げられる。
一般的に、甘味料組成物または甘味をつけた組成物中の機能的成分の量は、特定の甘味料組成物または甘味をつけた組成物、及び所望の機能的成分に広く依存して変動する。当業者は、各々の甘味料組成物または甘味をつけた組成物のために適切な、機能的成分の量を容易に確かめるだろう。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)、またはかかるステビオールグリコシドを含む甘味料組成物は、任意の公知の食用材料(本明細書において「甘味つけ可能組成物」と称される)、またはヒトまたは動物の口により摂取される及び/またはそれらと接触させられることが意図される他の組成物(例えば医薬組成物、食用ゲル混合物及び組成物、歯及び口腔の衛生組成物、食料品(砂糖菓子、調味料、チューインガム、シリアル組成物、焼いた品物、焼くための品物、調理補助物、乳製品、及び卓上用甘味料組成物)、飲料、ならびに他の飲料製品(例えば飲料混合物、飲料濃縮物等)等)中に、取り込むことができる。
一実施形態において、甘味をつけた組成物は、甘味つけ可能組成物、及びステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む成分に由来する。別の実施形態において、甘味をつけた組成物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物を含む成分に由来する。甘味をつけた組成物は、随意に1つまたは複数の添加物、液体担体、結合物質、甘味料、機能的成分、他のアジュバント、及びその組み合わせを含み得る。
一実施形態において、医薬組成物は、薬学的活性のある物質(そのプロドラッグ形態を包含する)、及びステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含有する。別の実施形態において、医薬組成物は、薬学的活性のある物質、及びステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物を含有する。ステビオールグリコシド甘味料組成物は医薬組成物中の賦形剤材料として存在することができ、薬学的活性のある物質または別の賦形剤材料の、苦味またはそうでなければ所望されない味をマスクすることができる。医薬組成物は、錠剤、カプセル、液体、エアロゾル、粉末、発泡錠または発泡散剤、シロップ、エマルション、懸濁物、溶液の形態、または患者への医薬組成物の提供のための他の形態であり得る。特定の実施形態において、医薬組成物は、経口投与、頬腔投与、舌下投与、または当技術分野において公知であるような他の投与経路のための形態であり得る。
本明細書において参照される時、「薬学的活性のある物質」は、任意の薬物、製剤、医薬物、予防剤、治療剤、または生物学的活性を有する他の物質を意味する。薬学的活性のある物質としては、これらのプロドラッグ形態も挙げられる。本明細書において参照される時、「賦形剤材料」は、存在する薬学的活性のある物質(複数可)(そのプロドラッグを包含する)と組み合わせて使用される、薬学的活性のある組成物中で使用される他の成分を指す。賦形剤としては、ベヒクルとして活性成分のために使用される不活性物質(薬学的活性のある物質のハンドリング、安定性、分散性、湿潤性及び/または放出動態を容易にする任意の材料等)が挙げられるがこれらに限定されない。
好適な薬学的活性のある物質としては、胃腸管または消化器系のための、心血管系のための、中枢神経系のための、疼痛または意識のための、筋骨格障害のための、眼のための、耳、鼻及び口腔咽頭のための、呼吸系のための、内分泌問題のための、生殖器系もしくは尿路系のための、避妊のための、産婦人科のための、皮膚のための、感染及び蔓延のための、免疫学のための、アレルギー性障害のための、栄養のための、新生物性障害のための、診断のための、安楽死のための、または他の生物学的な機能もしくは障害のための、医薬物が挙げられるがこれらに限定されない。
本開示の実施形態のために好適な薬学的活性のある物質の例としては、制酸薬、逆流抑制薬、整腸薬、抗ドーパミン薬、プロトンポンプ阻害薬、細胞保護薬、プロスタグランジンアナログ、緩下剤、抗痙攣薬、抗下痢薬、胆汁酸封鎖薬、オピオイド、β受容体遮断薬、カルシウムチャンネル遮断薬、利尿薬、強心グリコシド、抗不整脈薬、硝酸塩、抗狭心症薬、血管収縮薬、血管拡張薬、末梢活性化薬、ACE阻害薬、アンジオテンシン受容体遮断薬、α遮断薬、抗凝固薬、ヘパリン、抗血小板凝集薬、線維素溶解薬、抗血友病因子、止血薬、脂質低下剤、スタチン、睡眠薬、麻酔薬、抗精神病薬、抗うつ薬、制吐薬、抗痙攣薬、抗てんかん薬、抗不安薬、バルビツレート、運動障害薬、覚せい剤、ベンゾジアゼピン、シクロピロロン、ドーパミン拮抗薬、抗ヒスタミン薬、コリン作用薬、抗コリン作用薬、催吐薬、カンナビノイド、鎮痛薬、筋弛緩薬、抗生物質、アミノグリコシド、抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗炎症薬、抗緑内障薬、交感神経様作用薬、ステロイド、耳垢溶解薬、気管支拡張薬、NSAIDS、鎮咳薬、ムコリチック、充血除去薬、コルチコステロイド、アンドロゲン、抗アンドロゲン物質、ゴナドトロピン、成長ホルモン、インスリン、抗糖尿病薬、甲状腺ホルモン、カルシトニン、ジホスポナート(diphosponate)、バソプレッシンアナログ、アルカリ化剤、キノロン、抗コリンエステラーゼ、シルデナフィル、経口避妊薬、ホルモン補充療法、骨調節因子、卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、ガモレン酸、プロゲストゲン、ドーパミンアゴニスト、エストロゲン、プロスタグランジン、ゴナドレリン、クロミフェン、タモキシフェン、ジエチルスチルベストロール、抗ハンセン病薬、抗結核薬、抗マラリア薬、駆虫薬、抗原虫薬、抗血清、ワクチン、インターフェロン、強壮薬、ビタミン、細胞毒性薬、性ホルモン、アロマターゼ阻害薬、ソマトスタチン阻害薬、または類似のタイプの物質、またはその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。かかる構成要素は、一般に安全と認められる(GRAS)及び/またはU.S.Food and Drug Administration(FDA)により承認されている。
医薬組成物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物に加えて、他の薬学的に許容される賦形剤材料も含み得る。他の本開示の実施形態のために好適な賦形剤材料の例としては、他の甘味化合物、抗接着物質、結合物質(例えば微結晶性セルロース、トラガカントゴムまたはゼラチン)、液体担体、コーティング、崩壊物質、充填物質、希釈物質、軟化物質、乳化剤、香味剤、着色剤、アジュバント、滑沢物質、機能的薬剤(例えば栄養素)、粘度調整物質、増量剤、流動化物質(glidiant)(例えばコロイド状二酸化ケイ素)界面活性剤、浸透圧剤、希釈物質もしくは他の非活性成分、またはその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。例えば、本開示の医薬組成物は、炭酸カルシウム、着色剤、漂白剤、防腐物質、及び香味料、トリアセチン、ステアリン酸マグネシウム、ステロート(sterote)、天然香味料もしくは人工香味料、エッセンシャルオイル、植物抽出物、果実精、ゼラチン、またはその組み合わせからなる群から選択される、賦形剤材料を含み得る。
一実施形態において、食用ゲルまたは食用ゲル混合物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物を含む。食用ゲルまたは食用ゲル混合物は、随意に添加物、機能的成分、またはその組み合わせを含み得る。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)、または1つもしくは複数の他のステビオールグリコシド(Reb DまたはReb M等)とのかかる化合物(複数可)の混合物は、本開示の甘味料組成物を構成し得る。しかしながら、多くの実施形態において、甘味料組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数);随意に1つまたは複数の他のステビオールグリコシド(Reb DまたはReb M等);ならびにステビオールグリコシドでない1つまたは複数の他の成分(複数可)を含む。
食用ゲルは、ヒトまたは動物によって食べることができるゲルである。ゲルは、多くの場合固体のゼリー様材料であると思われる。特定の実施形態における使用のための食用ゲル組成物の非限定例としては、ゲルデザート、プディング、ゼリー、ペースト、トライフル、アスピック、マシュマロ、グミキャンディー、または同種のものが挙げられる。食用ゲル混合物は一般的には粉末固体または粒状固体であり、それへ液が添加されて食用ゲル組成物を形成することができる。市場で典型的に見出される食用ゲル製品がショ糖により甘味をつけられているので、低カロリーまたはノンカロリーの代替物を提供するために、代替甘味料により食用ゲルに甘味をつけることが所望される。
特定の実施形態における使用のためのゲル化成分の非限定例としては、ゼラチン、アルギン酸塩、カラギーナン、ゴム、ペクチン、コンニャク、アガー、食品酸、レンネット、デンプン、デンプン誘導体、及びその組み合わせが挙げられる。食用ゲル混合物または食用ゲル組成物中で使用されるゲル化成分の量が、多くの因子(使用される特定のゲル化成分、使用される特定の液体ベース、及びゲルの所望の特性等)に大幅に依存して変動することは、当業者に周知である。
食用ゲル混合物及び食用ゲルは、ゲル化剤、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450の1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物に加えて、他の成分を使用して調製され得る。特定の実施形態で使用される他の成分の非限定例としては、食品酸、食品酸の塩、バッファー系、増量剤、金属イオン封鎖剤、架橋剤、1つまたは複数の香味料、1つまたは複数の色、及びその組み合わせが挙げられる。
一実施形態において、歯のための組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。歯のための組成物は一般的には、活性のある歯のための物質及びベース材料を含む。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物をベース材料として使用して、歯のための組成物に甘味をつけることができる。歯のための組成物は、口腔中で使用される任意の経口組成物の形態(例えば口中清涼剤、うがい剤、洗口剤、練り歯磨き、歯光沢剤、歯磨剤、マウススプレー、歯美白剤、デンタルフロス、1つまたは複数の口腔適応症(例えば歯肉炎)を治療する組成物、及び同種のもの等)であり得る。
本明細書において参照される時、「活性のある歯のための物質」は、歯または歯茎の美的外観及び/もしくは健康を改善するかまたは虫歯を予防することに使用され得る任意の組成物を意味する。本明細書において参照される時、「ベース材料」は、ベヒクルとして、活性のある歯のための物質のために使用される任意の不活性物質(活性のある歯のための物質のハンドリング、安定性、分散性、湿潤性、泡立及び/または放出動態を容易にする任意の材料等)を指す。
本開示の実施形態のために好適な活性のある歯のための物質としては、歯苔を除去する物質、歯から食品を除去する物質、口臭の消失及び/またはマスキングを支援する物質、虫歯を予防する物質、ならびに歯周病(すなわち歯肉)を予防する物質が挙げられるがこれらに限定されない。本開示の実施形態のために好適な活性のある歯のための物質の例としては、抗カリエス薬、フルオリド、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫、過酸化水素、過酸化カルバミド(すなわち過酸化尿素)、抗菌剤、歯垢除去剤、ステインリムーバー、抗歯石剤、研磨材、重曹、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の過ホウ酸塩、過炭酸塩、もしくは類似するタイプの物質、またはその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。かかる構成要素は、一般に安全と認められる(GRAS)及び/またはU.S.Food and Drug Administration(FDA)により承認されている。
特定の実施形態において、歯のための組成物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物、及び活性のある歯のための物質を含む。一般的に、甘味料の量は、特定の歯のための組成物の性質及び所望の甘味度に広く依存して変動する。当業者は、かかる歯のための組成物のための好適な量の甘味料を識別することができるだろう。特定の実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、歯のための組成物のうちの約1〜約5,000ppmの範囲中の全量で、歯のための組成物中に存在し、少なくとも1つの添加物は、歯のための組成物のうちの約0.1〜約100,000ppmの範囲中の量で歯のための組成物中に存在する。
食料品としては、砂糖菓子、調味料、チューインガム、シリアル、焼いた品物、及び乳製品が挙げられるがこれらに限定されない。
一実施形態において、砂糖菓子は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。本明細書において参照される時、「砂糖菓子」は、甘い物、棒付きキャンデー、菓子類、または類似する用語を意味し得る。砂糖菓子は一般的には、ベース組成成分及び甘味料構成要素を含有する。化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物は、甘味料構成要素として供することができる。砂糖菓子は、典型的には糖に富んでいることが知覚されるかまたは典型的には甘い、任意の食品の形態であり得る。本開示の特定の実施形態によれば、砂糖菓子は、ベーカリー製品(ペストリー等);デザート(ヨーグルト、ゼリー、飲用ゼリー、プディング、ババロア、ブラマンジェ、ケーキ、ブラウニー、ムース、及び同種のもの等、ティータイムまたは食後に食べられる甘味をつけた食品製品);冷凍食品;冷たい砂糖菓子、例えばアイスクリームのタイプ(アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス及び同種のもの等)(甘味料及び様々な他のタイプの原料を乳製品へ添加し、もたらされた混合物を撹拌及び凍結した食品製品)、及び氷砂糖菓子(シャーベット、デザートアイス及び同種のもの等)(様々な他のタイプの原料を砂糖入りの液体へ添加し、もたらされた混合物を撹拌及び凍結した食品製品);一般的な砂糖菓子、例えば焼いた砂糖菓子、蒸した砂糖菓子(クラッカー、ビスケット、饅頭、ハルバ、アルファホール、及び同種のもの等);餅及びスナック;卓上製品;一般的な糖の砂糖菓子(チューインガム(例えば実質的に非水溶性のチュアブルガムベース(チクルまたはその代替物等(ジェツロン(jetulong)、グッタカイ(guttakay)ゴム、またはある特定の可食性植物由来もしくは合成の樹脂もしくはワックスを包含する))を含む組成物が挙げられる)、ハードキャンディー、ソフトキャンディー、ミント、ヌガーキャンディー、ゼリービーンズ、ファッジ、トフィー、タフィー、スイスミルクタブレット、リコリスキャンディー、チョコレート、ゼラチンキャンディー、マシュマロ、マジパン、白い砂糖菓子(divinity)、綿菓子、及び同種のもの等);ソース(果実香味のソース、チョコレートソース、及び同種のものを包含する);食用ゲル;クリーム(バタークリーム、小麦粉ペースト、ホイップクリーム、及び同種のものを包含する);ジャム(イチゴジャム、マーマレード、及び同種のものを包含する);ならびにパン(甘いパン及び同種のものまたは他のデンプン製品、ならびにその組み合わせを包含する)であり得る。本明細書において参照される時、「ベース組成物」は、食品アイテムであり得、甘味料構成要素の保有のためのマトリックスを提供する任意の組成物を意味する。
特定の実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、砂糖菓子のうちの約30ppm〜約6000ppm、砂糖菓子のうちの約1ppm〜約10,000ppm、または砂糖菓子のうちの約10ppm〜約5000ppm、約500ppm〜約5000ppm、約100ppm〜約5000ppm、約100ppm〜約7000ppm、約200ppm〜約4000ppm、約500ppm〜7500ppm、約1000ppm〜約8000ppm、約2000ppm〜約5000ppm、約3000ppm〜約7000ppm、もしくは約4000ppm〜約6000ppmの範囲中の量で、砂糖菓子中に存在する。
別の実施形態において、調味料は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む。別の実施形態において、調味料は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。調味料は、本明細書において使用される時、食品または飲料の香味の促進または改善に使用される組成物である。調味料の非限定例としては、ケチャップ(キャッツァップ);マスタード;バーベキューソース;バター;チリソース;チャツネ;カクテルソース;カレー;ディップ;魚醤;ホースラディッシュ;ホットソース;ゼリー、ジャム、マーマレードまたはプレザーブ;マヨネーズ;ピーナッツバター;レリッシュ;レムラード;サラダドレッシング(例えば油と酢のドレッシング、シーザードレッシング、フレンチドレッシング、ランチドレッシング、ブルーチーズドレッシング、ロシアンドレッシング、サウザンアイランドドレッシング、イタリアンドレッシング、及びバルサミコ酢ドレッシング)、サルサ;ザワークラウト;醤油;ステーキソース;シロップ;タルタルソース;及びウスターソースが挙げられる。
一実施形態において、チューインガム組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。チューインガム組成物は一般的には、水溶性部分及び非水溶性チュアブルガムベース部分を含む。水溶性部分(それは典型的には甘味料または甘味料組成物を含む)は、不溶性ガムベース部分は口中で保持される一方で、咀嚼の間の期間にわたって香味剤の部分と共に消える。不溶性ガムベースは一般的には、ガムがチューインガム、バブルガム、または機能的ガムと判断されるかどうかを決定する。
特定の実施形態において、チューインガム組成物は、ガムベース、ならびに化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。特定の実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、チューインガム組成物のうちの約1ppm〜約10,000ppmの範囲中の全量で、チューインガム組成物中に存在する。
一実施形態において、シリアル組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。シリアル組成物は典型的には、主食またはスナックとして食べられる。特定の実施形態における使用のためのシリアル組成物の非限定例としては、ホットシリアルに加えて、すぐに食べられるシリアルが挙げられる。すぐに食べられるシリアルは、消費者によるさらなるプロセシング(すなわち料理)なしで食べられ得るシリアルである。すぐに食べられるシリアルの例としては、朝食用シリアル及びスナックバーが挙げられる。朝食用シリアルは典型的には、細切れ形態、フレーク形態、パフ形態、押出し形態を産生するようにプロセシングされている。朝食用シリアルは一般的には、冷やして食べられ、多くの場合ミルク及び/または果実と混合される。スナックバーとしては、例えばエネルギーバー、餅、グラノーラバー、及び栄養バーが挙げられる。ホットシリアルは一般的には、食べる前に通常ミルクまたは水のいずれかの中で料理される。ホットシリアルの非限定例としては、粗挽き粉、粥、ポレンタ、コメ、及び押しカラスムギが挙げられる。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物は、コーティングとして(例えば食品グレードの油とステビオールグリコシドを含む甘味料を組み合わせ、混合物をシリアルの上へ適用することによって等)、シリアル組成物へ添加され得る。異なる実施形態において、ステビオールグリコシド及び食品グレードの油を含む甘味料組成物は、油または甘味料のいずれかを最初に適用することによって、シリアルへ分離して適用され得る。ステビオールグリコシドを含む甘味料組成物は、グレーズとしてもシリアル組成物へ添加され得る。ステビオールグリコシドは、グレーズ剤及び食品グレードの油または脂肪と組み合わせ、混合物をシリアルへ適用することによって、グレーズとして添加され得る。さらに別の実施形態において、ガム系(例えばアカシアゴムまたはカルボキシメチルセルロースまたはアルギン等)をグレーズへ添加して、構造的支持体を提供し得る。加えて、グレーズは着色剤も含み、香味料も含み得る。ステビオールグリコシドを含む甘味料組成物は、フロスティングとしてもシリアル組成物へ添加され得る。1つのかかる実施形態において、ステビオールグリコシドを含む甘味料組成物は、水及びフロスティング剤と組み合わされ、次いでシリアルへ適用される。
特定の実施形態において、ステビオールグリコシドは、シリアル組成物のうちの約0.02〜約1.5重量パーセントの範囲中の量でシリアル組成物中に存在する。
別の実施形態において、焼いた品物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物を含む。焼いた品物としては、本明細書において使用される時、すぐに食べられる製品及びすべてのすぐに焼ける製品、小麦粉、ならびに供する前に調製を要求する混合物が挙げられる。焼いた品物の非限定例としては、ケーキ、クラッカー、クッキー、ブラウニー、マフィン、ロール、ベーグル、ドーナツ、シュトゥルーデル、ペストリー、クロワッサン、ビスケット、パン、パン製品、及びバンズが挙げられる。
例示的な焼いた品物は3つの群:パンタイプの練り生地(例えば白パン、多様なパン、ソフトバンズ、ハードロール、ベーグル、ピザ練り生地、及び小麦粉で作るトルティーヤ)、甘い練り生地(例えばデニッシュ、クロワッサン、クラッカー、パフペーストリー、パイクラスト、ビスケット及びクッキー)、及び液体状の生地(例えばケーキ(スポンジケーキ、パウンドケーキ、デビルズフードケーキ、チーズケーキ、及びレイヤーケーキ等)、ドーナツまたは他のイーストで膨らませたケーキ、ブラウニー及びマフィン)へと分類され得る。練り生地は、一般的には小麦粉ベースとして特徴づけられるが、液体状の生地は、より水ベースである。
本開示の特定の実施形態に従う焼いた品物は、一般的には甘味料、水及び脂肪の組み合わせを含む。本開示の多くの実施形態に従って作製された焼いた品物は、練り生地または液体状の生地を作製するために小麦粉も含有する。「練り生地」という用語は、本明細書において使用される時、練るかまたは巻くのに十分硬い、小麦粉及び他の成分の混合物である。「液体状の生地」という用語は、本明細書において使用される時、小麦粉、液体(ミルクまたは水等)及び他の成分からなり、スプーンから注ぐかまたは落とすのに十分に薄いものである。
一実施形態において、乳製品は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を含む。本開示における乳製品を使用のために好適にするための乳製品及びプロセスは、当業者に周知である。乳製品は、本明細書において使用される時、ミルク、またはミルクから産生される食料品を含む。本開示の実施形態における使用のために好適な乳製品の非限定例としては、ミルク、ミルククリーム、サワークリーム、生クリーム、バターミルク、培養されたバターミルク、粉ミルク、コンデンスミルク、エバミルク、バター、チーズ、カッテージチーズ、クリームチーズ、ヨーグルト、アイスクリーム、フローズンカスタード、フローズンヨーグルト、ジェラート、ヴィア(via)、ピーマ、フィールミョルク、カイマック、ケフィア、ヴィーリ、クミス、アイラグ、アイスミルク、カゼイン、アイラン、ラッシー、コア、またはその組み合わせが挙げられる。ミルクは、子の栄養のためにメス哺乳動物の乳腺によって分泌される液体である。ミルクを産生するメスの能力は哺乳動物を定義する特徴の1つであり、より多様性のある食品を消化できる前の新生仔のための主要な栄養源を提供する。本開示の特定の実施形態において、乳製品は、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウマ、ロバ、ラクダ、水牛、ヤク、トナカイ、オオジカ、またはヒトの生乳に由来する。
特に所望される実施形態において、乳組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を、乳製品と組み合わせて含む。特定の実施形態において、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、乳組成物のうちの約200〜約20,000ppmの範囲中の全量で、乳組成物中に存在する。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含有する卓上用甘味料組成物も、本明細書において企図される。卓上用組成物は、多様な他の成分(少なくとも1つの増量剤、添加物、固化防止剤、機能的成分、またはその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない)をさらに含み得る。
好適な「増量剤」としては、マルトデキストリン(10 DE、18 DEまたは5 DE)、コーンシロップ固体(20または36 DE)、ショ糖、果糖、グルコース、転化糖、ソルビトール、キシロース、リブロース、マンノース、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、エリトリトール、マルチトール、ラクチトール、イソマルト、マルトース、タガトース、ラクトース、イヌリン、グリセロール、プロピレングリコール、ポリオール、ポリデキストロース、フラクトオリゴ糖、セルロース及びセルロース誘導体、ならびに同種のもの、ならびにその混合物が挙げられるがこれらに限定されない。加えて、本開示のさらに他の実施形態によれば、グラニュー糖(ショ糖)もしくは他のカロリー甘味料(結晶果糖等)、他の炭水化物、または糖アルコールは、有意なカロリーの添加なしの良好な含有物均一性の供与に起因して、増量剤として使用され得る。
卓上用甘味料組成物は、当技術分野において公知の任意の形態でパッケージングされ得る。非限定形態としては、粉末形態、粒状形態、パケット、錠剤、分包、ペレット、キューブ、固体、及び液体が挙げられるがこれらに限定されない。ドライブレンドの卓上用甘味料製剤中のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450を含む)の量は、変動し得る。特定の実施形態において、ドライブレンドの卓上用甘味料製剤は、卓上用甘味料組成物のうちの約1%(w/w)〜約10%(w/w)の量でステビオールグリコシドを含有し得る。
卓上用甘味料組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物が、液体担体と組み合わせられる、液体の形態でも実施され得る。液体の卓上用機能的甘味料のための担体剤の好適な非限定例としては、水、アルコール、ポリオール、水中で溶解されたグリセリンベースまたはクエン酸ベース、及びその混合物が挙げられる。
一実施形態において、甘味をつけた組成物は、化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む飲料製品である。本明細書において使用される時、「飲料製品」は、すぐに飲める飲料、飲料濃縮物、飲料シロップ、凍結飲料、または粉末飲料である。好適なすぐに飲める飲料としては、炭酸飲料及び非炭酸飲料が挙げられる。炭酸飲料としては、強発泡飲料、コーラ、レモンライム香味の発泡飲料、オレンジ香味の発泡飲料、ブドウ香味の発泡飲料、イチゴ香味の発泡飲料、パイナップル香味の発泡飲料、ジンジャーエール、ソフトドリンク、及びルートビアが挙げられるがこれらに限定されない。非炭酸飲料としては、フルーツジュース、フルーツ香味のジュース、ジュースドリンク、ネクター、野菜ジュース、植物香味のジュース、スポーツドリンク、エナジードリンク、強化水ドリンク、ビタミン強化水、ほとんど水のドリンク(例えば天然または合成の香味料を備えた水)、ココナッツウォーター、茶タイプドリンク(例えば紅茶、緑茶、ルイボス茶、ウーロン茶)、コーヒー、ココアドリンク、乳成分を含有する飲料(例えば乳飲料、乳成分を含有するコーヒー、カフェオレ、ミルクティー、フルーツミルク飲料)、シリアル抽出物を含有する飲料、スムージー、及びその組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
凍結飲料の例としては、アイス、フローズンカクテル、ダイキリ、ピニャコラーダ、マルガリータ、ミルクセーキ、フローズンコーヒー、フローズンレモネード、グラニタ、及びスラッシュが挙げられるがこれらに限定されない。
飲料濃縮物及び飲料シロップは、液体マトリックス(例えば水)の最初の体積及び所望の飲料成分により調製され得る。次いで使用強度の飲料は、さらなる体積の水を添加することによって調製される。粉末飲料は、液体マトリックスの非存在下において飲料成分のすべてを乾燥混合することによって調製される。次いで使用強度の飲料は、全体積の水の添加によって調製される。
一実施形態において、飲料は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料組成物を含有する。本明細書において詳述される化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む任意の甘味料組成物は、飲料中で使用され得る。別の実施形態において、飲料を調製する方法は、液体マトリックス、及び化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を組み合わせることを含む。方法は、1つまたは複数の甘味料、添加物及び/または機能的成分の添加をさらに含み得る。さらになお別の実施形態において、飲料を調製する方法は、液体マトリックス、及び化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数)を含む甘味料組成物を組み合わせることを含む。
別の実施形態において、飲料は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含有する甘味料組成物を含有し、そこで、ステビオールグリコシドは、約1ppm〜約10,000ppm(例えば約25ppm〜約800ppm等)の範囲の量で飲料中に存在する。別の実施形態において、ステビオールグリコシドは、約100ppm〜約600ppmの範囲の量で飲料中に存在する。さらに他の実施形態において、ステビオールグリコシドは、約100〜約200ppm、約100ppm〜約300ppm、約100ppm〜約400ppm、または約100ppm〜約500ppmの範囲の量で飲料中に存在する。さらになお別の実施形態において、ステビオールグリコシドは、約300〜約700ppm(例えば約400ppm〜約600ppm等)の範囲の量で飲料中に存在する。特定の実施形態において、ステビオールグリコシドは約500ppmの量で飲料中に存在する。
一実施形態において、組成物は飲料であり、飲料中の全グリコシド含有量は約50〜1500ppm、または100〜1200ppm、200〜1000ppm、300〜900ppm、350〜800ppm、400〜600ppm、または450〜550ppmである。一実施形態において、補足のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、少なくとも約0.001ppm〜約1000ppm、例えば約1〜800ppm、1〜600ppm、1〜500ppm、50ppm〜500ppm、10〜100ppm、100〜600ppm、200〜500ppm、300〜400ppm、0.1〜10ppm、または0.1〜50ppm(少なくとも0.001、0.01、0.1、1、5、10、20、30、40、50、125、150、150、175または200ppmを包含する)で、飲料中に存在する。一実施形態において、補足のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、約1〜約600ppm、10〜400、50〜200、75〜150、5〜200、10〜100、20〜90、30〜80ppm、及び同種のもので、飲料中に存在する。一実施形態において、補足のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、SG201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)は、約1〜約600ppm、10〜400、50〜200、75〜150、5〜200、10〜100、20〜90、30〜80ppm、及び同種のもので、飲料中に存在する。
より砂糖様の時間的プロファイル、香味プロファイル、または両方を、甘味つけ可能組成物へ与える方法は、本開示の甘味料組成物(例えば化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数を含む甘味料組成物)と甘味つけ可能組成物を組み合わせることを含む。
方法は、他の甘味料、添加物、機能的成分、及びその組み合わせの添加をさらに包含し得る。本明細書において詳述される任意の甘味料、添加物または機能的成分が使用され得る。
本明細書において使用される時、「砂糖様の」特徴は、ショ糖の特徴に類似する任意の特徴を包含し、最大応答、香味プロファイル、時間的プロファイル、適応行動、口当たり、濃度/応答関数、味物質/及び香味/甘味の相互作用、空間パターン選択性、ならびに温度効果が挙げられるがこれらに限定されない。
ある特定の実施形態において、甘味料組成物は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)を含む甘味料凝集物を包含する。本明細書において使用される時、「甘味料凝集物」は、クラスター化し一緒に保たれる複数の甘味料粒子を意味する。甘味料凝集物の例としては、結合物質によって保たれる凝集物、押出し物、及び小粒が挙げられるがこれらに限定されない。凝集物を作製する方法は当業者に公知であり、米国特許6,180,157中でより詳細に開示される。一般的に記載すると、ある特定の実施形態に従って凝集物を調製するプロセスは、溶媒中のステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの少なくとも1つ、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)、甘味料組成物及び結合剤を含む前混合溶液を調製するステップと、前混合を十分な温度へ加熱して前混合の混合物を有効に形成するステップと、流体化された担体の上へ前混合を液体ベッド凝集装置によって適用するステップと、もたらされた凝集物を乾燥するステップとを含む。もたらされた凝集物の甘味レベルは、前混合溶液中の甘味料組成物の量の変動によって修飾され得る。
いくつかの実施形態は、甘味料組成物のためのステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)の、実質的にごみのない実質的に自由流動性の押出し物または押出し凝集物を提供する。かかる粒子は、押出しプロセス及びスフェロイド化プロセスを使用して、結合物質の使用の有りまたはなしで形成され得る。
「押出し物」または「押出し甘味料組成物」は、本明細書において使用される時、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450を含む)の、円筒状の自由流動性の比較的ごみのない機械的に頑丈な小粒を指す。「球体」または「スフェロイド化された甘味料組成物」という用語は、本明細書において使用される時、比較的球状で平滑で自由流動性の比較的ごみのない機械的に頑丈な小粒を指す。押出し物を作製するプロセスは、米国特許6,365,216中で記載される。
別の実施形態は、ステビオールグリコシド(化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの1つまたは複数、好ましくは化合物SG201〜204及び301〜450のうちの、または化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む)の粒状化形態を提供する。本明細書において使用される時、「小粒」、「粒状化形態」及び「粒状形態」という用語は同義であり、ステビオールグリコシド甘味料組成物の、自由流動性の実質的にごみのない機械的に丈夫な凝集物を指す。造粒の方法は当業者に公知であり、PCT公報WO01/60842中でより詳細に記載される。
化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450は当技術分野において公知の方法によって合成され得る。例えば、Kimは、ステビオール及びステビオシドの合成、ならびにステビオシドのレバウジオシドAへの変換を記載する(Kim;Synthetic investigations on steviol,stevioside,and rebaudioside A,and their applications as starting materals;Stevia:the genus Stevia 118〜137ページ(Kinghorn,Taylor & Francis、2002年、Kinghorn編))。Hsu et al.は、出発材料からのオリゴ糖の合成のための手順を記載する(Hsu et al.,Toward Automated Oligosaccharide Synthesis,Angew.Chem.Int.Ed.,2011,50:11872−11923)。Hsuにおける方法を使用して、様々な手法でグルコシル基をステビオール、ステビオシドまたは他の出発材料(例えばレバウジオシドA)へ添加し、本明細書において記載されるステビオールグリコシドを生成する。
実施例1
化合物SG101〜104を含むステビオールグリコシド産生のための発酵
ステビオールグリコシド化合物(化合物SG101〜104、Reb D及びReb Mを含む)を、遺伝子操作Saccharomyces cerevisiaeによって産生した。Saccharomyces属の株EFSC 3261及びEFSC 3841は国際出願第WO2014/122227号中で記載される。
化合物SG101〜104を含むステビオールグリコシド産生のための発酵
ステビオールグリコシド化合物(化合物SG101〜104、Reb D及びReb Mを含む)を、遺伝子操作Saccharomyces cerevisiaeによって産生した。Saccharomyces属の株EFSC 3261及びEFSC 3841は国際出願第WO2014/122227号中で記載される。
フェッドバッチ発酵を2L(作業中の体積)の発酵槽中で好気的に実行し、それは、基礎培地(グルコース、硫酸アンモニウム、微量金属、ビタミン、塩及びバッファーを含有する最少培地)中での約16時間の増殖相、後続して、グルコースを含有する定義されたフィード培地による約100時間のフィーディングを包含していた。グルコースを炭素源及びエネルギー源として利用し、微量金属、ビタミン及び塩と組み合わせた。pHをpH5〜6の付近で維持し、温度設定点は30℃であった。酸素欠乏を防止し、エタノール形成を最小限にするように、フィード率を制御した(グルコース限定条件)。発酵最少培地は、Verduyn C,Postma E,Scheffers WA,Van Dijken JP(1992).Yeast 8,501−517に基づく。
実施例2
化合物SG101〜104の精製及びNMR分光法
化合物SG101〜104(それぞれOPS1−1、OPS1−2、OPS1−4及びOPS1−5として、図2及び3中で示されるような精製クロマトグラム中で指定される)を、分取液体クロマトグラフィーにより以下のように精製した。これらの化合物がエンリッチされた乾燥発酵ブロスを、精製のための出発材料として使用した。材料を50℃での音波処理によって50:50のエタノール:水中で溶解した。5mLの溶液を、Agilent 1260分取LC上への注入のために、0.2μmのナイロンシリンジチップフィルターを介して5mLのオートサンプラーバイアルの中へ濾過した。
化合物SG101〜104の精製及びNMR分光法
化合物SG101〜104(それぞれOPS1−1、OPS1−2、OPS1−4及びOPS1−5として、図2及び3中で示されるような精製クロマトグラム中で指定される)を、分取液体クロマトグラフィーにより以下のように精製した。これらの化合物がエンリッチされた乾燥発酵ブロスを、精製のための出発材料として使用した。材料を50℃での音波処理によって50:50のエタノール:水中で溶解した。5mLの溶液を、Agilent 1260分取LC上への注入のために、0.2μmのナイロンシリンジチップフィルターを介して5mLのオートサンプラーバイアルの中へ濾過した。
化合物SG101(OPS1−1)及び化合物SG102(OPS1−2)の画分を以下のように精製した。2.5mLのサンプルを、Phenomenex Kinetex XB−C18 5μm、21.2×250mmカラム上に注入した。メタノール及び水(40:60、v/v)の混合物を溶媒として使用した。流速を、400barの最大圧力により20mL/分で設定した。図2は、SG101及びSG102の精製クロマトグラムを示す。バイアル2は化合物SG101(OPS 1−1)であり、バイアル4は化合物SG102(OPS 1−2)である。複数の注入からの各々の化合物の精製された画分を、室温で一緒にプールし、窒素下で乾燥し、固体材料を産生し、それをNMRによって特徴づける。
化合物SG103(OPS1−4)及び化合物SG104(OPS1−5)の画分を以下のように精製した。2.5mLのサンプルを、Phenomenex Kinetex XB−C18 5μm、21.2×250mmカラム上に注入した。メタノール及び水(40:60、v/v)の混合物を溶媒として使用した。流速を、400barの最大圧力により20mL/分で設定した。図3は、SG103及びSG104の精製クロマトグラムを示す。バイアル2は化合物SG101(OPS 1−1)であり、バイアル4は化合物SG102(OPS 1−2)である。バイアル10はSG103を含有し、バイアル9はSG104を含有する。
複数の注入からの各々の化合物の精製された画分を、室温で一緒にプールし、窒素下で乾燥し、固体材料を産生する。SG103及びSG104を、50%のエタノール中で可溶化すること及び再びこの方法で注入することによって再精製して、SG103及びSG104化合物のみを収集した。複数の注入からの各々の化合物の精製された画分を、室温で一緒にプールし、窒素下で乾燥し、固体材料を産生し、それをNMRによって特徴づける。
すべてのNMRスペクトルを、極低温プローブ(5mm CPTCI 1H−13C/15N/D Z−GRD Z44909/0010)を装備した、800MHz Bruker Avanceマシン上で取得した(1Hについて800MHz、13Cについて201MHz)。SG101を550ulの1:1のDMSO−d6/D2O中で溶解し、5mmのチューブ中で実行した。SG102を60ulのD2O中で溶解し、1.7mmのチューブ中で測定した。SG103及びSG104を200ulのD2O中で溶解し(化学シフト参照のためのスタンダードとしてTSP)、3mmのチューブ中で測定した。SG101及びSG102を25℃で、SG101〜104を40℃で測定した。
標準的な同種核マルチパルス及び異種核マルチパルスのNMR実験(すなわち1H,1H−COSY、1H,1H−ROESY、1H,13C−HSQC、及び1H,13C−HMBC)を用いて、構造を解明した。
実施例3
発酵ブロスから精製されたステビオールグリコシド組成物
実施例1から調製されたステビオールグリコシド組成物を分析して、化合物SG101〜104を含むステビオールグリコシド化合物のタイプ及び量を決定する。
発酵ブロスから精製されたステビオールグリコシド組成物
実施例1から調製されたステビオールグリコシド組成物を分析して、化合物SG101〜104を含むステビオールグリコシド化合物のタイプ及び量を決定する。
実施例4
化合物SG101〜104によるステビオールグリコシド溶解度の促進
化合物SG101〜104の存在は、低濃度でさえ、組成物中のReb D及びReb Mの溶解度に対する有意な効果を示した。即時溶解度及び平衡溶解度を純粋なReb D、Reb M、純粋なreb D/Reb Mのブレンドについて研究し、これらの異性体を含有する発酵組成物からのReb D及びReb Mの溶解度に比較した。
化合物SG101〜104によるステビオールグリコシド溶解度の促進
化合物SG101〜104の存在は、低濃度でさえ、組成物中のReb D及びReb Mの溶解度に対する有意な効果を示した。即時溶解度及び平衡溶解度を純粋なReb D、Reb M、純粋なreb D/Reb Mのブレンドについて研究し、これらの異性体を含有する発酵組成物からのReb D及びReb Mの溶解度に比較した。
即時溶解度は、室温で10分間ステビオールグリコイスデ(glycoisde)を脱イオン水と強く混合することによって決定される。平衡溶解度は、15分間80℃でステビオールグリコシドと脱イオン水を加熱し、室温へ冷却して、4日まで観察することによって決定される。沈殿物なしの清澄な溶液は、溶解可能であると判断される。結果を以下に示す。
Reb Dは非常に低い即時溶解度(室温で<0.08%)を有する。80℃への15分間の加熱に際して、Reb Dは、室温で少なくとも4日間0.08%で溶解可能であった。表2は、Reb Dの即時溶解度及び平衡溶解度を表わす。
Reb MはReb Dよりも高い溶解度を有する。Reb Mの即時溶解度は少なくとも0.13%であり、加熱により、平衡溶解度は室温で少なくとも0.2%である。表3は、Reb Dの即時溶解度及び平衡溶解度を表わす。
Reb MがReb Dの溶解度を促進するかどうかを評価するために、異なる比のReb D及びReb Mの混合物を使用した。即時溶解度の改善はReb MとReb Dをブレンドすることによって観察されず、平衡溶解度の明らかな増加も観察されなかった。表4は、Reb D及びreb M混合物の即時溶解度及び平衡溶解度を表わす。
意外にも、実施例1からの発酵由来のステビオールグリコシド組成物(それは化合物SG101〜104を含む)は、純粋なReb D及びReb Mの混合物を上回る、有意に改善された溶解度を有することが見いだされた。少なくとも0.37%の発酵ステビオールグリコシドは室温水中で即時溶解可能であり、それは0.14%のReb D及び0.21%のReb Mを含有する。したがって、純粋なReb Dを上回る75%の溶解度の改善が化合物SG101〜104の存在下において示された。表5は、発酵由来ステビオールグリコシド組成物(それはReb D、Reb M及び化合物SG101〜104を含む)の即時溶解度及び平衡溶解度を表わす。
実施例5
材料及び方法
グリコシドサンプル(SG101〜104)は発酵ブロスから単離及び精製され、精製されたReb A、B及びDは葉起源であり、Reb Mは化学的に合成される。すべてのサンプルを指示された濃度で逆浸透水中で溶解した。甘味をつけない紅茶を1セットの実験において使用した。およそ2〜3ミリリットルの各々の溶液を味わい、官能評価を2〜3名の経験を積んだ味覚検査者によって遂行した。
材料及び方法
グリコシドサンプル(SG101〜104)は発酵ブロスから単離及び精製され、精製されたReb A、B及びDは葉起源であり、Reb Mは化学的に合成される。すべてのサンプルを指示された濃度で逆浸透水中で溶解した。甘味をつけない紅茶を1セットの実験において使用した。およそ2〜3ミリリットルの各々の溶液を味わい、官能評価を2〜3名の経験を積んだ味覚検査者によって遂行した。
試験A
3名の経験を積んだ味覚試験者からの官能のコメント
本明細書において使用される時、「ショ糖様(sucrosey)」は、ショ糖のものにより類似する、香味プロファイル、甘味プロファイル、または香味プロファイル及び甘味プロファイルを有することを意味する。
本明細書において使用される時、「ショ糖様(sucrosey)」は、ショ糖のものにより類似する、香味プロファイル、甘味プロファイル、または香味プロファイル及び甘味プロファイルを有することを意味する。
200ppmのReb M:Reb Mについては典型的な中間の甘味とかなり良好な丸みがあり、迅速に立ち上がり、若干のテーリングと若干の苦味がある。
400ppmのReb M:200ppmよりもより速く開始する高い甘味があり、綿菓子のような甘味であり、HFCSを歪めたようなよりシャープな苦味はより長く残存するが、甘味を圧迫しない。
200ppmのSG101:甘くなく、渋味があり、鼻につく(舌の上での乾燥した口当たり)。
Reb M(200ppm)+SG101(200ppm):SG101及びReb Mの足し算よりもはるかに強い、糖蜜(molassesy)様の赤砂糖調(苦味)であり、400ppmのReb Mほど長くは残存せず、200ppmのReb Mよりも高い甘味強度であるが、400ppmのReb Mよりは高くなく、とがった甘味はほとんどない。
200ppmのSG102:SG101よりも少し甘く、甘味は迅速に開始する。
Reb M(200ppm)+SG102(200ppm):非常に迅速な目立った甘味があり(SG101+Reb Mよりも良好)、快い中程度の甘味で良好な丸みがあり、SG101+Reb Mよりも低い甘味強度であり、200ppmのReb Mよりも高い甘味強度であるが、400ppmのReb Mよりは高くない。
200ppmのSG103:200ppmのReb M以上に甘く、よりショ糖様であり、砂糖様品質特徴(高果糖コーンシロップ(HFCS)、綿菓子調)は、400ppmのReb Mを連想させるが、「より完全な」甘さの印象ではない。
Reb M(200ppm)+SG103(200ppm):400ppmよりも強い甘味があり、Reb Mほどとがっているものではなく、甘味はより速く来て、わずかな苦味またはリコリスの後味(バニラ)がある。
200ppmのSG104:200ppmのReb M以上に甘く、より丸みのある甘味があり、砂糖品質効果が促進され(ショ糖、バニラを連想させる感覚)、「より完全な」印象がある。
Reb M(200ppm)+SG104(200ppm):400ppmよりも強い甘味があり、甘味はより速く来て、わずかな苦味またはリコリスの後味があり(蜜の甘味)、とがった性質においてReb Mと類似する。
官能のコメント
Reb M:快い微妙な甘味、砂糖のように感じるが、非常に良好な長い残存がある。
Reb M:快い微妙な甘味、砂糖のように感じるが、非常に良好な長い残存がある。
SG101:味つけしていない茶中で甘味はゼロであり、水中でよりも低いように思われる。
Reb M+SG101:200ppmのReb Mよりもわずかに甘く、400ppmのReb Mほどは甘くなく、200ppmのReb Mよりもより酸味及び苦味があるように思われる。
SG102:甘くなく、わずかな渋味しかなく、若干の追加の丸みがある。
Reb M+SG102:200ppmのReb Mよりもわずかに甘く、400ppmのReb Mほどは甘くなく、若干のプルーン/レーズンの香味を添加する。
SG103:単独のReb Mよりも遅い開始であり、Reb Mほど甘くなく、わずかによりリコリスの後味がある。
Reb M+SG103:400ppmのReb Mよりもはるかに渋味はなく、400ppmのReb Mよりも甘いように思われ、Reb Mよりもショ糖様であり、より速く開始し、とがってはいない。
SG104:Reb Mと同じくらい甘く、Reb Mに比較して非常にショ糖様であり、わずかに最終段階のリコリスがある。
Reb M+SG104:400ppmのReb Mよりもはるかに渋味はなく、Reb Mよりも甘く、Reb Mに比較して非常にショ糖様である。
試験B
官能のコメント
Reb M:すっきりと甘く、とがった甘味がある。
Reb M:すっきりと甘く、とがった甘味がある。
Reb M+SG101(50ppm):200ppmのReb Mよりもわずかに甘く、「より完全」であり、単独の200ppmのReb Mよりもショ糖様である。
Reb M+SG101(100ppm):200ppmのReb Mよりも明確に甘く、250ppmのReb Mほど甘くなく、「より完全」であり、よりショ糖様である。
Reb M+SG101(400ppm):300ppmのReb Mに近い甘味であり、わずかに残存し、「より完全」であり、よりショ糖様であり、とがっていない。
Reb M+SG101(498ppm):甘く、最終段階で苦味があり、「より完全」であり、よりショ糖様であり、ピリピリするようである。
Reb M+SG101(600ppm):甘く(恐らく400ppmのReb Mまでではない)、最終段階で苦味があり、「より完全」であり、よりショ糖様であり、ピリピリするようである。
官能のコメント
Reb M:200ppmのReb Mに類似する甘味があり、200ppmのReb Mよりもわずかにより丸みがある。
Reb M:200ppmのReb Mに類似する甘味があり、200ppmのReb Mよりもわずかにより丸みがある。
Reb M+SG102(50ppm):200ppmのReb Mよりも甘く、丸みがある。
Reb M+SG102(100ppm):300ppmのReb Mくらいに甘く、400ppmのReb Mほど甘くなく、丸みがある。
Reb M+SG102(400ppm):綿菓子感覚の強い甘味があり、400ppmのReb Mに近く、はるかに良好な丸みがあり、SG101のような苦味はない。
Reb M+SG102(598ppm):綿菓子感覚の強い甘味があり、400ppmのReb Mよりも強く、はるかに良好な丸みがあり、SG101のような苦味はない。
官能のコメント
Reb A+SG101(49ppm):わずかに200ppmのRebA(「200A」)よりも甘味が少ないが、あまりとがってなく、わずかによりは丸みがあり、リコリスについて少し低く、苦味のわずかな減少があり、200ppmのReb Mの甘味に類似していない。
Reb A+SG101(49ppm):わずかに200ppmのRebA(「200A」)よりも甘味が少ないが、あまりとがってなく、わずかによりは丸みがあり、リコリスについて少し低く、苦味のわずかな減少があり、200ppmのReb Mの甘味に類似していない。
Reb A+SG101(100ppm):200Aよりもわずかに甘く、あまりとがってなく、より丸みがあり、よりショ糖様であり、200Aよりもリコリス及び苦味についてはるかに低く、甘味は200M(200ppmのReb M)ほどではない。
Reb A+SG101(200ppm):全くとがってなく、250ppmのRebA(「250A」)の甘味により近く、あまりとがってなく、より丸みがあり、よりショ糖様であり、200Aよりもリコリス及び苦味についてはるかに低く、甘味は200Mほどでない。
Reb A+SG101(401ppm):250Aの甘味により近く、より丸みがあり、よりショ糖様であり、200Aよりもリコリスについてはるかに低く、苦味は戻って作用するようになる。
Reb A+SG101(500ppm):250Aの甘味により近く、より丸みがあり、よりショ糖様であり、200Aよりもリコリスについてはるかに低く、苦味は戻って作用するようになり、渋味を追加する。
Reb A+SG101(600ppm):高い苦味があり、恐らく第2のタイプの苦味であり、高い渋味があり、金属味である。
官能のコメント
Reb A+SG102(56ppm):200Aに比較して、はるかにより甘く、苦味が少なく、リコリスはなく、そして丸みのある甘味があり、とがってなく、250Aの甘味に近づく。
Reb A+SG102(56ppm):200Aに比較して、はるかにより甘く、苦味が少なく、リコリスはなく、そして丸みのある甘味があり、とがってなく、250Aの甘味に近づく。
Reb A+SG102(100ppm):250Aのように甘く、丸みのある甘味があり、250Aよりも低い苦味及びリコリスがあり、200Mの甘味に近づく。
Reb A+SG102(200ppm):250Aよりも甘く、恐らく300Aよりも甘くなく、丸みのある甘味があり、300Aに比較して、はるかに低い苦味及びリコリスがあり、200Mとほぼ同じくらい甘い。
Reb A+SG102(400ppm):250Mよりも甘く、300Aよりも甘く、300Aに比較して、はるかに低い苦味及びリコリスがある。
Reb A+SG102(505ppm):400Aのように甘く、ショ糖のように丸みがあり、400Aよりもはるかに低いリコリス及び苦味がある。
Reb A+SG102(597ppm):400Aのより甘くより丸みのあるバージョンであり、400Aよりもはるかに低いリコリス及び苦味がある。
要約すると、SG101及びSG102は、SG103及びSG104よりも甘味少ないが、すべての4つは、官能修飾物質としての利益を示す。例えば、200ppmのSG101及びSG102についてはSEVはそれぞれ0.6及び1.0であり;500ppmのSG101についてはSEV=1.6及び400ppmではSEV=1.2であり;400ppmのSG102についてはSEV=1.5である(pH=3.0のクエン酸バッファー中で測定された)。したがって、飲料中で、ppm<500のSG101を官能修飾物質として用い、ppmが<400のSG102を官能修飾物質として用いることができる。
試験された組み合わせは、有益な時間的態様(すなわち甘味の開始時間の改善)または甘味の質/特徴(「ショ糖様である」かまたは丸みのあるvsとがっているかまたは人工的である)を示す。いくつかは、渋味(「乾燥した口当たりである」かまたは「口をすぼめるような」態様に関連する)も修飾し、苦味及びリコリス後味を低減する。
加えて、SG103及びSG104は良好な唯一の甘味料である(表12を参照)。
SG101〜104(上記の表12中でリストされる)についてのSEV測定を、以下の手順に従って遂行した。訓練された官能回答者は、規定の濃度のSG101、SG102、SG103及びSG104の溶液を評価した。pH=3.0のクエン酸バッファー中で溶液を作製した。すべての溶液を55℃へ12分間加熱して、すべてのグリコシド材料が完全に溶解されたことを保証した。回答者へ供する前に溶液を放置して室温まで冷却した。各々の溶液にランダムな3桁のコードを与え、ランダムな順序で回答者へ供給した。ピペットから回答者の口の中へ2mLの各々の溶液を分配した。次いで回答者に、溶液の「甘味強度」を評価し、アンカーされない15cmラインスケール(an un−anchored,15 cm line scale)上に答えをマークするように依頼した。ラインの長さは、参加者が訓練された尺度値(1〜15)に対応する。回答者の答えを測定し、コンパイルし、各々のサンプルについて平均した。各々のサンプルをおよそ12名の訓練された回答者によって試験した。
実施例6
ステビオールグリコシド化合物(化合物SG201〜204、Reb D及びReb Mを含む)を、遺伝子操作Saccharomyces cerevisiaeによって産生した。Saccharomyces株のEFSC 3261及びEFSC 3841は国際出願第WO2014/122227号中で記載される。
ステビオールグリコシド化合物(化合物SG201〜204、Reb D及びReb Mを含む)を、遺伝子操作Saccharomyces cerevisiaeによって産生した。Saccharomyces株のEFSC 3261及びEFSC 3841は国際出願第WO2014/122227号中で記載される。
フェッドバッチ発酵を2L(作業中の体積)の発酵槽中で好気的に実行し、それは基礎培地(グルコース、硫酸アンモニウム、微量金属、ビタミン、塩及びバッファーを含有する最少培地)中での約16時間の増殖相、後続して、グルコースを含有する定義されたフィード培地による約100時間のフィーディングを包含していた。グルコースを炭素源及びエネルギー源として利用し、微量金属、ビタミン及び塩と組み合わせた。pHをpH5〜6の付近で維持し、温度設定点は30℃であった。酸素欠乏を防止し、エタノール形成を最小限にするように、フィード率を制御した(グルコース限定条件)。発酵最少培地は、Verduyn C,Postma E,Scheffers WA,Van Dijken JP(1992).Yeast 8,501−517に基づく。
メタノールを発酵ブロスへ添加して、55%のメタノール(v/v)の溶液にした。もたらされた溶液をおよそ30分間徹底的に混合した。0.45μmのナイロンフィルターペーパーを介してブフナー漏斗を利用して溶液を濾過して、清澄化した。次いで濾液を、完全乾固まで室温で窒素下で乾燥した。もたらされた沈殿物を20%のエタノール(v/v)中で可溶化し、Phenomenex Kinetex(登録商標) XB−C18 5μmカラムを利用するAgilent 1260準分取HPLC装置上で精製した。超純水(18.2MΩ)及びメタノールの勾配を使用してマトリックスから所望の異性体を分離し、化合物精製の反復アプローチを介して所望の純度を達成した。すべての類似する画分を、任意のさらなるプロセシングの前に室温の窒素下でプールし乾燥した。
SG201〜204についてのすべてのNMRスペクトルを、極低温プローブ(5mm CPTCI 1H−13C/15N/D Z−GRD Z44909/0010)を装備した、800MHz Bruker Avanceマシン上で取得した(1Hについて800MHz、13Cについて201MHz)。サンプルを従来の溶媒(1:1のDMSO−d6/D2O)及びD2O中で溶解し、25℃または40℃で測定した。
標準的な同種核マルチパルス及び異種核マルチパルスのNMR実験(すなわち1H,1H−COSY、1H,1H−TCOSY、1H,1H−ROESY、1H,13C−HSQC、及び1H,13C−HMBC)を用いて、構造を解明した。
[表SG201−204]
実施例7
Reb D、Reb M、Reb A及びReb Bに加えて補足のSGの混合物を含有する本発明の実施形態に記載のSG組成物を調製し、水と混合して約400ppm溶液を形成した。コンパレーターの約400ppm溶液も、単離及び精製されたReb D、Reb M、Reb A及びReb Bのブレンドから調製した。SG組成物は酵素的合成を使用して作製したが、コンパレーターロットはStevia葉源に由来し、したがって検出可能な量の補足のSGを含有していなかった。溶液での官能検査を、経験を積み訓練された官能試験者によって遂行した。SG組成物ロットA及びSG組成物ロットBの両方は、コンパレーターロットに比較して、有意に改善された味覚及び甘味プロファイルを実証した。
Reb D、Reb M、Reb A及びReb Bに加えて補足のSGの混合物を含有する本発明の実施形態に記載のSG組成物を調製し、水と混合して約400ppm溶液を形成した。コンパレーターの約400ppm溶液も、単離及び精製されたReb D、Reb M、Reb A及びReb Bのブレンドから調製した。SG組成物は酵素的合成を使用して作製したが、コンパレーターロットはStevia葉源に由来し、したがって検出可能な量の補足のSGを含有していなかった。溶液での官能検査を、経験を積み訓練された官能試験者によって遂行した。SG組成物ロットA及びSG組成物ロットBの両方は、コンパレーターロットに比較して、有意に改善された味覚及び甘味プロファイルを実証した。
表14についての官能コメント:
SG組成物ロットAに比較したロットAコンパレーター:SG組成物ロットAの等価な甘味に近く、甘味開始はわずかに遅く、人工甘味料のように、単に甘く「完全さが欠如した」とがった甘味である。
SG組成物ロットAに比較したロットAコンパレーター:SG組成物ロットAの等価な甘味に近く、甘味開始はわずかに遅く、人工甘味料のように、単に甘く「完全さが欠如した」とがった甘味である。
SG組成物ロットBに比較したロットBコンパレーター:SG組成物ロットBに等価な甘味に近く、甘味開始はわずかに遅く、人工甘味料のように、単に甘いとがった甘味である。
表15についての官能コメント:
SG組成物ロットA:ロットAコンパレーターの等価な甘味に近く、「完全であり」、400ppmのreb Mまたはブレンドよりも「ショ糖様であり」、より完全な甘味である。
SG組成物ロットA:ロットAコンパレーターの等価な甘味に近く、「完全であり」、400ppmのreb Mまたはブレンドよりも「ショ糖様であり」、より完全な甘味である。
SG組成物ロットB:ロットBコンパレーターの等価な甘味に近く、「完全であり」、400ppmのreb Mまたはブレンドよりも「ショ糖様であり」、より完全な甘味である。
実施例8
主要窒素源として水酸化アンモニウムを含有するフェッドバッチ発酵中でのReb D及びReb M、SG101〜104、SG201〜204、SG301〜450の産生
接種物の調製のために、酵母株EFSC4240及びEFSC4466を、1リットルの振盪フラスコ中の150mLシードフラスコ培地中で250rpm及び30℃で20〜24時間培養した。
主要窒素源として水酸化アンモニウムを含有するフェッドバッチ発酵中でのReb D及びReb M、SG101〜104、SG201〜204、SG301〜450の産生
接種物の調製のために、酵母株EFSC4240及びEFSC4466を、1リットルの振盪フラスコ中の150mLシードフラスコ培地中で250rpm及び30℃で20〜24時間培養した。
発酵のために、75mLのシード培養を、0.75リットルの開始体積の最初の発酵培地(表14〜16)の中へ移した。全体にわたって温度を30℃で維持した。空気流通率は1.75SLPMであり、撹拌率は発酵の間に400〜900rpmへ段階的な様式で増加するように自動的に制御した。グルコース濃度を、フィード培地の流速の制御によって限定的に維持した(表17)。2相のフィーディングストラテジーは、u=0.12l/時間の増殖率により10時間で開始する最初の対数増殖期、0.180ml/分間の定常流速により33時間でスタートする第2のフィーディング相(またはフィード相II)を包含していた。1.95lの最終体積が120時間で得られるまで、フィーディングを継続した。
pHを、すべての発酵を通じて12%のNH4OHによりpH5〜6で制御した。消泡剤添加を、10wt%消泡剤溶液による泡制御プローブの利用によって制御した(Ivanhoe 1163B)。培地はVerduyn et al(Verduyn C,Postma E,Scheffers WA,Van Dijken JP.Yeast.1992 Jul;8(7):501−17)に基づき、表14〜17中で記載されるように修飾した。
実施例9
ステビオールグリコシドの精製
実施例1中で記載されるような組み換え酵母発酵から生成された発酵ブロスを使用した。全ステビオールグリコシド(細胞内濃度及び細胞外濃度包含する)を、酵母細胞を含む発酵サンプルの撹拌後に(酵母細胞が混合されバイアルの底へ沈降しなかったことを保証するために)、決定した。100μLの混合された発酵ブロスを2mLの微量遠心機用チューブの中へピペットで移した。900μLの61%のメタノール(抽出溶媒)を2mLの微量遠心機用チューブの中へ添加し、サンプル回転機に10分間置くことによって撹拌してステビオールグリコシドを抽出した。次いでサンプルを微量遠心分離機中で10Krpmで3分間遠心分離し、清澄化した上清を分析のためにオートサンプラーバイアルの中へピペットで移した。
ステビオールグリコシドの精製
実施例1中で記載されるような組み換え酵母発酵から生成された発酵ブロスを使用した。全ステビオールグリコシド(細胞内濃度及び細胞外濃度包含する)を、酵母細胞を含む発酵サンプルの撹拌後に(酵母細胞が混合されバイアルの底へ沈降しなかったことを保証するために)、決定した。100μLの混合された発酵ブロスを2mLの微量遠心機用チューブの中へピペットで移した。900μLの61%のメタノール(抽出溶媒)を2mLの微量遠心機用チューブの中へ添加し、サンプル回転機に10分間置くことによって撹拌してステビオールグリコシドを抽出した。次いでサンプルを微量遠心分離機中で10Krpmで3分間遠心分離し、清澄化した上清を分析のためにオートサンプラーバイアルの中へピペットで移した。
ブロス中のグリコシド分離のためのUHPLC法
プレカラムフィルターとして組み込まれた、Optimize Technologiesからのステムフィルターアセンブリを備えた2つのAgilent SB−C18 RRHDカラム(2.1mm×150mm、1.8um)を連続して使用して、ステビオールグリコシドを分離した。使用した移動相は、チャンネルA:水中の0.01%のTFA及びチャンネルBアセトニトリルであった。流速は0.38mL/分間であり、カラム温度は65℃であり、検出は210nmの紫外線吸収で遂行した。7つのグリコシドサブユニットまでのステビオールグリコシドについて、これらの条件は「1〜7の標準的なクロマトグラフィー条件」と見なされる。勾配溶出プロファイルを以下に示す。
プレカラムフィルターとして組み込まれた、Optimize Technologiesからのステムフィルターアセンブリを備えた2つのAgilent SB−C18 RRHDカラム(2.1mm×150mm、1.8um)を連続して使用して、ステビオールグリコシドを分離した。使用した移動相は、チャンネルA:水中の0.01%のTFA及びチャンネルBアセトニトリルであった。流速は0.38mL/分間であり、カラム温度は65℃であり、検出は210nmの紫外線吸収で遂行した。7つのグリコシドサブユニットまでのステビオールグリコシドについて、これらの条件は「1〜7の標準的なクロマトグラフィー条件」と見なされる。勾配溶出プロファイルを以下に示す。
[表]
グリソイド(glysoside)サブユニットのより大きい数(例えば8〜10のサブユニット)を備えたステビオールグリコシドについては、以下の分離法を使用した。7を超えるグリコシドサブユニットを有するステビオールグリコシドについて、これらの条件は「>7の標準的なクロマトグラフィー条件」と見なされる。プレカラムフィルターとして組み込まれた、Optimize Technologiesからのステムフィルターアセンブリを備えた2つのAgilent SB−C18 RRHDカラム(2.1mm×150mm、1.8um)を連続して使用して、ステビオールグリコシドを分離した。使用した移動相は、チャンネルA:水中の0.05%の蟻酸及びチャンネルBアセトニトリルであった。流速は0.38mL/分であり、カラム温度は65℃であり、検出はQ−TOF質量分光計により行った。勾配及び波長は上記と同じである。
本明細書において使用される時、「標準的なクロマトグラフィー条件」は、1〜7の標準的なクロマトグラフィー条件(1〜7のグリソイド(glysoside)サブユニットを有するステビオールグリコシドについての保持時間を決定する)を使用して、及び>7の標準的なクロマトグラフィー条件(7を超えるグリソイド(glysoside)サブユニットを有するステビオールグリコシドについての保持時間を決定する)を使用して、サンプルを分析することを指す。
55%のMeOH中で以下の濃度(0.35、0.175、0.07、0.035、0.014、0.007mg/mL)のReb A(98.85%の純度)ロット1008−005を使用して、キャリブレーションを遂行した。すべてのグリコシドをReb A曲線から定量化する。Reb D、Reb M及びReb Bについての実験的な修正係数はReb Aに対して決定したが、他のすべての検体は分子量によって補正した。図10は典型的な発酵ブロスの実施例である。
以下の表(表21)は、同定されたピーク及びそれらの保持時間をリストする。
発酵ブロス中のグリコシド組成物を以下で示す(表22)。各々の発酵ブロスロット番号についてのデータの第1のセット(表22A)は、100%のReb Mへ正規化し;データの第2のセット(表22B)は、同定されたグリコシドの全量に関しての各々の構成要素の%である。
細胞分離
発酵が完了した後に、合計で365kgの発酵ブロスを75℃で60分間加熱して酵母を不活性化し、10℃へ冷却し、後続して、pHを4〜4.5へ調整し、その後に0.1μのフィルターを介してマイクロフィルトレーション及びダイアフィルトレーションを行って、ブロスを清澄化しバイオマスを除去した。
発酵が完了した後に、合計で365kgの発酵ブロスを75℃で60分間加熱して酵母を不活性化し、10℃へ冷却し、後続して、pHを4〜4.5へ調整し、その後に0.1μのフィルターを介してマイクロフィルトレーション及びダイアフィルトレーションを行って、ブロスを清澄化しバイオマスを除去した。
吸着クロマトグラフィー
清澄にしたブロスを、SP70吸着樹脂(Mitsubishi)をパックした寸法30cmD×57cmHの40リットルのカラムの上へ吸着させる。カラムを2.0BV/時間で運転し、114cm/時間の線速度がもたらされる。4BVの水及び15%のエタノール(v/v)を使用してカラムを洗浄して、不純物を除去し、その後に4BVの50%v/vエタノール溶液はを使用して結合されたステビオールグリコシドを脱着した。
清澄にしたブロスを、SP70吸着樹脂(Mitsubishi)をパックした寸法30cmD×57cmHの40リットルのカラムの上へ吸着させる。カラムを2.0BV/時間で運転し、114cm/時間の線速度がもたらされる。4BVの水及び15%のエタノール(v/v)を使用してカラムを洗浄して、不純物を除去し、その後に4BVの50%v/vエタノール溶液はを使用して結合されたステビオールグリコシドを脱着した。
脱溶媒
50%のエタノールの脱着画分をさらなる精製のために使用した。残存するエタノール濃度が<5%になるまで、エタノールを50℃での蒸発によって除去した。
50%のエタノールの脱着画分をさらなる精製のために使用した。残存するエタノール濃度が<5%になるまで、エタノールを50℃での蒸発によって除去した。
イオン交換クロマトグラフィー
脱溶媒した溶液を、陽イオン交換樹脂カラム(Dowex 88)、次いで陰イオン(Dowex 66)交換樹脂カラムにより4BV/時間及び50℃で処理する。カラムを4ベッド体積の水により洗浄する。イオン交換流出物を水洗浄物と混合し、約30%のDSに達するまで、エバポレーター中で50℃の真空下で蒸発させる。
脱溶媒した溶液を、陽イオン交換樹脂カラム(Dowex 88)、次いで陰イオン(Dowex 66)交換樹脂カラムにより4BV/時間及び50℃で処理する。カラムを4ベッド体積の水により洗浄する。イオン交換流出物を水洗浄物と混合し、約30%のDSに達するまで、エバポレーター中で50℃の真空下で蒸発させる。
結晶化
結晶化を、濃縮IX流出物により以下の表に従って遂行した。完全な溶解が達成され視覚的検査によって確認されるまで、各々の溶液を約300rpmの撹拌により70℃へ加熱し、次いで追加の15分間保持する。次いで溶液を0.25℃/分間で20℃へ冷却し、一晩、または濁度が約300rpmの撹拌により不変であるまで、保持する。液体がケーキ層のレベルになるまで、結晶化したスラリーを真空下で20μmフィルターペーパーを介して濾過する。1.5×ケーキ重量の55%のエタノール(w/w)をケーキへ添加し、次いでそれを真空の−25Hg下で濾過する。
結晶化を、濃縮IX流出物により以下の表に従って遂行した。完全な溶解が達成され視覚的検査によって確認されるまで、各々の溶液を約300rpmの撹拌により70℃へ加熱し、次いで追加の15分間保持する。次いで溶液を0.25℃/分間で20℃へ冷却し、一晩、または濁度が約300rpmの撹拌により不変であるまで、保持する。液体がケーキ層のレベルになるまで、結晶化したスラリーを真空下で20μmフィルターペーパーを介して濾過する。1.5×ケーキ重量の55%のエタノール(w/w)をケーキへ添加し、次いでそれを真空の−25Hg下で濾過する。
乾燥
洗浄されたケーキを70℃で真空下で乾燥して、水分及びエタノールを除去する。次いで乾燥ケーキを粉砕して、微細粉末を1mmのスクリーンを介して通過させる。
洗浄されたケーキを70℃で真空下で乾燥して、水分及びエタノールを除去する。次いで乾燥ケーキを粉砕して、微細粉末を1mmのスクリーンを介して通過させる。
図11は精製された最終産物の典型的なクロマトグラムである。
乾燥された結晶のグリコシド組成物を以下で示す(表24、各々のロット番号についての第1のデータセットは全グリコシドに比べた各々の構成要素の%であり;第2のデータセットは100%のReb Mへ正規化された各々の構成要素である)。本精製プロセスにおいて、本質的により低い相対的存在量のすべてのグリコシド(Reb A、Reb B、13−ステビオールモノシド(13−SMG)、ステビオールグリコシドのN−アセチルグルコサミン誘導体を包含する)は、Reb D及びReb Mから分離される。Reb D及びReb Mの構造的に類似する異性体(6または7のグルコースを備えた他のステビオールグリコシド)は、結晶中で保持される。
粉末X線回折を使用して、発酵由来ステビアサンプルの結晶性を決定する(図12A〜E)。
官能特性
甘味効力。水中のSG組成物ロットBのサンプルを訓練された回答者によって評価し、甘味をショ糖溶液に比較した。
甘味効力。水中のSG組成物ロットBのサンプルを訓練された回答者によって評価し、甘味をショ糖溶液に比較した。
[表]
記述的分析プロファイル(ピーチウォーター及びコーラ)
2つの飲料の適用(ピーチウォーター及び炭酸入りの低糖コーラドリンク)において、SG組成物ロットB及びTS300+(ViaTech(商標)TS300+ステビアベースの甘味料製品(Cargill,Inc.から商業的に入手可能))の比較を遂行した。SG組成物ロットBは、以下のwt%:Reb D 15.9、Reb M 80.62、Reb A 1.51、Reb B、0.28、SG101 0.35、SG102 0.63、SG103 0.11、SG104 0.36、イソ−Reb M 0.28、Stev 4Glc + 1GlcNac2 0.27、Stev + 3Glc + 1GlcNac1 0.11及びStev + 7Glc4 0.21を有する。
2つの飲料の適用(ピーチウォーター及び炭酸入りの低糖コーラドリンク)において、SG組成物ロットB及びTS300+(ViaTech(商標)TS300+ステビアベースの甘味料製品(Cargill,Inc.から商業的に入手可能))の比較を遂行した。SG組成物ロットBは、以下のwt%:Reb D 15.9、Reb M 80.62、Reb A 1.51、Reb B、0.28、SG101 0.35、SG102 0.63、SG103 0.11、SG104 0.36、イソ−Reb M 0.28、Stev 4Glc + 1GlcNac2 0.27、Stev + 3Glc + 1GlcNac1 0.11及びStev + 7Glc4 0.21を有する。
ピーチウォーター
訓練:
記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、2つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
訓練:
記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、2つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
試験:
サンプルとサンプルとの間に少なくとも10分間の休憩があった。休憩の間にのみ、回答者に、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。サンプルを検査まで冷蔵して保管した。
サンプルとサンプルとの間に少なくとも10分間の休憩があった。休憩の間にのみ、回答者に、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。サンプルを検査まで冷蔵して保管した。
必要に応じて2〜3口で飲む。その一口により評価する属性がピークに達するまで、各々の一口を保持する。
ピーチウォーターの結果(6名の回答者;3回の重複測定)
結論
結果から、SG組成物ロットBにより甘味をつけたピーチウォーターサンプルが、有意により高い全体的な果実香味、リンゴ香味、及びより低い30秒での化学的後味を有することが指摘された(図13A)。全体的に、TS300+含有ピーチウォーターに比較して、SG組成物ロットB含有ピーチウォーターは、より低い苦味、化学的味、及び渋味の属性と共に、より多くの香味を有していた。
結果から、SG組成物ロットBにより甘味をつけたピーチウォーターサンプルが、有意により高い全体的な果実香味、リンゴ香味、及びより低い30秒での化学的後味を有することが指摘された(図13A)。全体的に、TS300+含有ピーチウォーターに比較して、SG組成物ロットB含有ピーチウォーターは、より低い苦味、化学的味、及び渋味の属性と共に、より多くの香味を有していた。
コーラ
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、2つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、2つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
試験:サンプルとサンプルとの間に少なくとも10分間の休憩があった。休憩の間にのみ、彼らに、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。
必要に応じて2〜3口で飲む。その一口により評価する属性がピークに達するまで、各々の一口を保持する。
コーラの結果(7名の回答者;3回の重複測定)
結論
結果から、SG組成物ロットBにより甘味をつけたコーラサンプルが、有意により高いアニス香味があり、そして高い甘味、クローブ香味、及び甘い芳香を有する傾向であることが指摘された(図13B)。全体的に、TS300+含有コーラに比較して、SG組成物ロットB含有コーラはより多くの香味を有していた。
結果から、SG組成物ロットBにより甘味をつけたコーラサンプルが、有意により高いアニス香味があり、そして高い甘味、クローブ香味、及び甘い芳香を有する傾向であることが指摘された(図13B)。全体的に、TS300+含有コーラに比較して、SG組成物ロットB含有コーラはより多くの香味を有していた。
時間強度(TI)プロファイル(水溶液)
甘味及び苦味の両方についてのTIを使用する、SG組成物ロットB及びRA95(Reb A)の比較。
甘味及び苦味の両方についてのTIを使用する、SG組成物ロットB及びRA95(Reb A)の比較。
甘味TI
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、3つの講習会に参加した。彼らはショ糖参照物により訓練した。次いで彼らは、時間強度スケールを使用する投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、3つの講習会に参加した。彼らはショ糖参照物により訓練した。次いで彼らは、時間強度スケールを使用する投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。
試験:サンプルとサンプルとの間に少なくとも10分間の休憩があった。休憩の間にのみ、彼らに、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。回答者は10秒でサンプルを嚥下した。
甘味の結果(6名の回答者;3回の重複測定)
結論
RA95は、より長い継続時間(Tdur)及び消去への時間を有する傾向であった。SG組成物ロットBは、より長い周囲の長さを有する傾向であった。RA95は、SG組成物ロットBよりも長く残存した。図14Aを参照されたい。
RA95は、より長い継続時間(Tdur)及び消去への時間を有する傾向であった。SG組成物ロットBは、より長い周囲の長さを有する傾向であった。RA95は、SG組成物ロットBよりも長く残存した。図14Aを参照されたい。
苦味TI
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、3つの講習会に参加した。彼らは苦味参照物により訓練した。次いで彼らは、時間強度スケールを使用する投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。
試験:サンプルとサンプルとの間に少なくとも10分間の休憩があった。休憩の間にのみ、彼らに、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。回答者は10秒でサンプルを嚥下した。
[表]
苦味の結果(8名の回答者;2回の重複測定)
結論
SG組成物ロットBは、RA95よりも、より低いImax(ピーク強度)及び曲線下面積(AUC)を有する傾向であり、そしてピーク後の曲線下面積及び周囲の長さが有意により低かった。SG組成物ロットBはRA95よりも、より低い苦味である(図14B)。
SG組成物ロットBは、RA95よりも、より低いImax(ピーク強度)及び曲線下面積(AUC)を有する傾向であり、そしてピーク後の曲線下面積及び周囲の長さが有意により低かった。SG組成物ロットBはRA95よりも、より低い苦味である(図14B)。
時間強度(TI)プロファイル(水溶液)
甘味についてのTIを使用する、SG組成物ロットB及びRebMの比較。
甘味についてのTIを使用する、SG組成物ロットB及びRebMの比較。
甘味TI
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、4つの講習会に参加した。彼らはショ糖参照物により訓練した。次いで彼らは、時間強度スケールを使用する投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、4つの講習会に参加した。彼らはショ糖参照物により訓練した。次いで彼らは、時間強度スケールを使用する投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。
試験:サンプルとサンプルとの間に少なくとも10分間の休憩があった。休憩の間にのみ、彼らに、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。回答者は10秒でサンプルを嚥下した。
甘味の結果(12名の回答者;3回の重複測定)
結論
SG組成物ロットBは、有意により低い曲線下面積(AUC)及びより低いピーク後曲線下面積、プラトー時間、減少率、継続時間(Tdur)及び消去への時間を有していた(図16)。SG組成物ロットBはReb Mよりも、より低い甘味の残存を有していた。
SG組成物ロットBは、有意により低い曲線下面積(AUC)及びより低いピーク後曲線下面積、プラトー時間、減少率、継続時間(Tdur)及び消去への時間を有していた(図16)。SG組成物ロットBはReb Mよりも、より低い甘味の残存を有していた。
TIパラメーターの定義
TDS(感覚の時間的優勢性)
水及び酸味のあるバッファーの両方においてTDSを使用する、SG組成物ロットB及びRA95の比較。
水及び酸味のあるバッファーの両方においてTDSを使用する、SG組成物ロットB及びRA95の比較。
水におけるTDS
回答者方法
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、TDSについての6つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
回答者方法
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、TDSについての6つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
試験:サンプルとサンプルとの間に12分間の休憩があった。休憩の間にのみ、彼らに、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。溶液を濾過水により作製した。
SG組成物ロットBについて有意であった3つの属性は、甘味、化学的味、及び渋味であった(図17A)。
甘味は2〜23秒で優勢であり;化学的味は10〜31秒で優勢であり;渋味は24〜40秒で優勢であった。甘味は最も優勢な属性であった。
RA95についての3つの有意な属性は、甘味、化学的味及び渋味であった(図17B)。
甘味は2〜20秒で、化学的味は9〜32秒で、渋味は25〜41秒で優勢であった。甘味は最も優勢な属性であった。
結論
化学的味は、SG組成物ロットBについての50%に比較して、RA95について約70%でピークに達する。SG組成物ロットBの甘味は、RA95よりも長い有意なピークを有していた。SG組成物ロットBは、RA95よりも、より長い甘味及びより少ない化学的味の優勢性を有していた。
化学的味は、SG組成物ロットBについての50%に比較して、RA95について約70%でピークに達する。SG組成物ロットBの甘味は、RA95よりも長い有意なピークを有していた。SG組成物ロットBは、RA95よりも、より長い甘味及びより少ない化学的味の優勢性を有していた。
酸味のあるバッファーにおけるTDS
回答者方法
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、TDSについての4つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
回答者方法
訓練:記述回答者(彼らは高度に訓練されて経験を積んだオンコール味覚回答者である)は、TDSについての4つの講習会に参加した。彼らは参照物により訓練した。次いで彼らは、0(なし)及び15(強い)による投票上のスケールを使用して、サンプルをスコアリングする練習をした。甘味% SEV及びスケールは同じである。1%は、15ポイントスケール上で1である。
試験:サンプルとサンプルとの間に12分間の休憩があった。休憩の間にのみ、彼らに、濾過水、ソーダ水、ニンジン、無塩煎餅、及び無塩ソルティンクラッカーを提供した。すべてのサンプルを、バランスのとれた連続的な順序でひとつずつ評価した。溶液を酸味のあるバッファー中で濾過水により作製した。
SG組成物ロットBについて有意であった4つの属性は、甘味、酸味、渋味及び化学的味であった(図18A)。甘味は0〜5秒で、酸味は6〜20秒で、渋味は25〜35秒で優勢であった。化学的味は、24及び26秒でわずかに有意だった。酸味が最も優勢な属性だった。RA95について有意であった3つの属性は、酸味、化学的味、及び渋味である(図18B)。酸味は0〜17秒で、化学的味は18〜32秒で優勢であった。渋味は26、28〜30及び32秒でわずかに有意であった。酸味が最も優勢な属性だった。
結論
化学的味は、SG組成物ロットBよりもRA95においてより優勢であった。渋味は、SG組成物ロットBについてより優勢であった。甘味はSG組成物ロットBにおいて優勢であったが、RA95においては優勢ではない。
化学的味は、SG組成物ロットBよりもRA95においてより優勢であった。渋味は、SG組成物ロットBについてより優勢であった。甘味はSG組成物ロットBにおいて優勢であったが、RA95においては優勢ではない。
SG組成物ロットBは、RA95よりも、よりバランスの取れた甘味、及びより少ない化学的味と共に、酸味優勢性を有していた。
実施例10:Escherichia coliにおいて発現されたUGTを使用する、ステビオールグリコシドの産生
本実施例は、生物変換経由のステビオールグリコシドの合成の方法を記載する。生物変換経由のステビオールまたはステビオールグリコシドの産生のための他の方法は、2011年12月8日に出版された国際出願第PCT/US2011/038967号(その全体は参照することにより本明細書に援用される)中で見出され得る。
本実施例は、生物変換経由のステビオールグリコシドの合成の方法を記載する。生物変換経由のステビオールまたはステビオールグリコシドの産生のための他の方法は、2011年12月8日に出版された国際出願第PCT/US2011/038967号(その全体は参照することにより本明細書に援用される)中で見出され得る。
UGTのための野生型遺伝子(EUGT11及び76G1)を、Novagen(EMD4 Biosciences、Madison、WI)からのpET30ベクター系を使用して、E.coli XjBオートリシスBL21(DE3)細胞の中へ個別にクローン化した。すべてのベクターはIPTG誘導可能プロモーターを使用する。プラスミドDNAを、販売会社によって記載されるように、化学的コンピテントセルの中へ形質転換する。
インビトロのアッセイのために、所望の抗生物質耐性を提示する形質転換体を、NZCYM培地及び抗生物質を使用して、2mL培養中で30℃で一晩増殖させる。翌日に、培養物を0.3mMのIPTG及び3mMのアラビノースの最終濃度で誘導し、20℃で24時間増殖させる。次いで4000rpmで5分間の遠心分離によって細胞を収穫し、200μLのGT−バッファー(RBC Bioscience)及び3錠剤/100mlのComplete mini(プロテアーゼ阻害因子)(Roche)中で再懸濁し、エッペンドルフチューブへ移し、ボルテックスで撹拌し、−80℃で1.5時間冷凍した。細胞を氷上で融解し、室温で3分間放置する。およそ半分まで融解した時に、15μlの0.14mg/mlのH2O DNase溶液+30μlの0.05MのMgCl2を、各々のチューブへ添加し、サンプルを室温でおよそ5分間インキュベーションする。細胞を最高速度で5分間遠心分離する。100μLの上清(溶解物)を新しい微量遠心チューブへ移し、100μLのグリセロールを添加する。
生物変換を、0.05Mのリン酸バッファー(pH=7.0)、3mMのMgCl2、4mMのUDP−グルコース(二ナトリウム塩、Calbiochem、10×ストック溶液を0.05Mのリン酸バッファー(pH=7.0)中で調製する)、2mMの基質(10×レバウジオシドAストック溶液を0.05Mのリン酸バッファー(pH=7.0)中で調製する、または10×レバウジオシドDストック溶液を60%のDMSO中で調製する、または他のグリコシド)、及び5〜10μLの上記の粗酵素調製物を含有するシールしたバイアル中で遂行する。様々なスタートのステビオールグリコシドを、UGT 76G1及びEUGT11により30℃で一晩インキュベーションする。4000rpmで5分間の遠心分離に後続して、20μLのサンプルを180のμL水により希釈する。次いでサンプルをLC−UV分析へかける。表41は、生物変換試験のための企図される結果を示す。
これらの結果は、UGT酵素がすべてE.coli細胞中で活性があることを指摘する。個別のステビオールグリコシド、またはその混合物は、当技術分野において公知の方法経由で(例えばクロマトグラフィーにより)単離され得る。
すべての出版物、特許及び特許出願は、参照により本明細書に援用される。本発明は、先の明細書中で、そのある特定の好ましい実施形態に関連して記載され、多くの詳細が例示の目的のために説明されたが、本発明が追加の実施形態に影響され、本明細書における詳細の特定のものが本発明の根本原則から逸脱せずに、大幅に変動され得ることは当業者に明らかであろう。
Claims (31)
- レバウジオシドD、レバウジオシドM、またはレバウジオシドD及びレバウジオシドMの両方が、甘味料組成物の全ステビオールグリコシド含有量のうちの少なくとも50wt%、少なくとも60wt%、少なくとも70wt%、少なくとも75wt%、少なくとも80wt%、少なくとも85wt%、少なくとも90wt%、少なくとも91wt%、少なくとも92wt%、少なくとも92.5wt%、少なくとも93wt%、少なくとも94wt%、または少なくとも95wt%である、
レバウジオシドD(Reb D)及びレバウジオシドM(Reb M)のうちの少なくとも1つと;
補足のステビオールグリコシド構成要素が、補足のステビオールグリコシドSG301〜450のうちの1つもしくは複数、補足のステビオールグリコシドSG101、SG102、SG103、SG104、SG201、SG202、SG203もしくはSG204のうちの1つもしくは複数とSG301〜450のうちの1つもしくは複数、またはSG201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数を含み、
前記補足のステビオールグリコシド構成要素が、前記全ステビオールグリコシド含有量のうちの少なくとも0.1wt%、少なくとも0.2wt%、少なくとも0.3wt%、少なくとも0.4wt%、少なくとも0.5wt%、少なくとも0.75wt%、少なくとも1wt%、少なくとも1.5wt%、少なくとも2wt%、少なくとも2.5wt%、少なくとも3wt%、少なくとも4wt%、または少なくとも5wt%である補足のステビオールグリコシド構成要素と;
を含む、甘味料組成物。 - レバウジオシドD及びレバウジオシドMを含む、請求項1に記載の甘味料組成物。
- レバウジオシドB及びレバウジオシドAのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1または請求項2に記載の甘味料組成物。
- 化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;補足のステビオールグリコシドSG101、SG102、SG103、SG104、SG201、SG202、SG203もしくはSG204のうちの1つもしくは複数と化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;またはSG201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数を、甘味料組成物の全ステビオールグリコシド含有量のうちの少なくとも0.1wt%、少なくとも0.2wt%、少なくとも0.3wt%、少なくとも0.4wt%、少なくとも0.5wt%、少なくとも0.75wt%、少なくとも1wt%、少なくとも1.5wt%、少なくとも2wt%、少なくとも2.5wt%、少なくとも3wt%、少なくとも4wt%、または少なくとも5wt%であるレベルで含む、甘味料組成物。
- レバウジオシドD、レバウジオシドM、またはレバウジオシドD及びレバウジオシドMをさらに含む、請求項4に記載の甘味料組成物。
- レバウジオシドB及びレバウジオシドAのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載の甘味料組成物。
- Reb MもしくはReb D、またはその組み合わせが、前記補足のステビオールグリコシドのうちの任意の1つまたは全量の10倍〜500倍を超える範囲中の量で存在する、請求項5または請求項6に記載の組成物。
- Reb MもしくはReb D、またはその組み合わせが、前記補足のステビオールグリコシドのうちの任意の1つまたは全量の20倍〜200倍を超える範囲中の量で存在する、請求項5または請求項6に記載の組成物。
- 第1のステビオールグリコシド構成要素(レバウジオシドD及びレバウジオシドMのうちの少なくとも1つを含む)及び第2のステビオールグリコシド構成要素(化合物SG301〜450のうちの少なくとも1つ、化合物SG101、SG102、SG103、SG104、SG201、SG202、SG203及びSG204のうちの1つもしくは複数と化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数、または化合物SG201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数を含む)を含む、飲料であって;レバウジオシドD及びレバウジオシドMの全濃度が、約1ppm〜1000ppm、約50ppm〜約800ppm、約100ppm〜約700ppm、または約400ppm〜約600ppmであり;化合物SG301〜450、SG201〜204及び301〜450、またはSG101〜104、201〜204及び301〜450の全濃度が、約1ppm〜1000ppm、約50ppm〜約800ppm、約100ppm〜約700ppm、約400ppm〜約600ppm、約1ppm〜約600ppm、約5ppm〜約500ppm、または約100ppm〜約400ppmである、前記飲料。
- 化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;化合物SG101、SG102、SG103、SG104、SG201、SG202、SG203またはSG204のうちの1つもしくは複数と化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;または化合物SG201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数を、少なくとも約1ppm、約1ppm〜約1000ppm、約50ppm〜約800ppm、約100ppm〜約700ppm、約400ppm〜約600ppm、約1ppm〜約600ppm、約5ppm〜約500ppm、または約100ppm〜約400ppmの濃度で含む、飲料。
- 50ppm〜1000ppmの範囲中の全ステビオールグリコシド量を有する、請求項9または請求項10に記載の飲料。
- 化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;化合物SG101、SG102、SG103、SG104、SG201、SG202、SG203またはSG204のうちの1つもしくは複数と化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;または化合物SG201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数を、甘味知覚閾値未満である量で含む、飲料。
- 化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;化合物SG101、SG102、SG103、SG104、SG201、SG202、SG203またはSG204のうちの1つもしくは複数と化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数;またはSG201〜204及び301〜450のうちの1つもしくは複数が、<1.0のSEVを有する量である、請求項12に記載の飲料。
- 随意にSG101〜104及び201〜204のうちの1つまたは複数と組み合わせた、官能修飾する量のSG301〜450のうちの1つまたは複数、及びある量のReb M、Reb D、Reb BまたはReb Aのうちの1つまたは複数を添加し、それによって第1の組成物を提供することを含む、組成物の官能特徴を修飾する方法であって、前記官能修飾する量が、同じ量のReb M、Reb D、Reb B及びReb Aを有するが前記官能修飾する量を欠如する第2の組成物に比べて、第1の組成物の少なくとも1つの官能特徴を変更する、前記方法。
- 前記官能特徴が甘味である、請求項14に記載の方法。
- 前記官能特徴が等価な甘味で残存する甘味である、請求項14〜15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記官能特徴がReb Mの等価な甘味で残存する甘味である、請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記組成物が飲料である、請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
- Reb M、Reb Dまたは両方が、0.05g/L〜1.0g/Lの範囲中の量で飲料中に存在する、請求項18に記載の方法。
- 化合物SG301〜450のうちの1つもしくは複数、またはSG301〜450のうちの1つもしくは複数ならびにSG101〜104及び201〜204のうちの1つもしくは複数が、0.001g/L〜0.1g/Lの範囲中の量で飲料中に存在する、請求項18または請求項19に記載の方法。
- 化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450の全濃度が、0.001g/L〜0.1g/Lの範囲中である、請求項Error! Reference source not found.または請求項Error! Reference source not found.に記載の方法。
- 第1のステビオールグリコシド構成要素及び官能修飾する量の第2のステビオールグリコシド構成要素を含む甘味料組成物を含む、甘味をつけた組成物(好ましくは飲料)であって;前記第1のステビオールグリコシド構成要素が、メジャーなステビオールグリコシド(そのうちの少なくとも1つはReb A、Reb B、Reb DまたはReb Mである)からなり;前記第2のステビオールグリコシド構成要素が、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2つ以上)、ならびに随意に化合物SG101〜104及び201〜204のうちの1つまたは複数からなり;前記甘味をつけた組成物が、前記第2のステビオールグリコシド構成要素を含まないが他の点では同じである第2の甘味をつけた組成物とは異なる、少なくとも1つの官能特徴を有する、前記甘味をつけた組成物。
- 前記第2のステビオールグリコシド構成要素が、化合物SG301〜450のうちの3以上(随意に4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上または10以上)を含む、請求項22に記載の甘味をつけた組成物。
- 化合物SG301〜450のうちの1つではない補足のステビオールグリコシドをさらに含む、請求項22に記載の甘味をつけた組成物。
- 化合物SG301〜450のうちの1つの任意の単一の濃度、または化合物SG301〜450の全含有量が、約1〜1000ppm、1〜800ppm、1〜600ppm、1〜400ppm、1〜200ppm、1〜100ppm、1〜10ppm、100〜700ppm、200〜600ppm、400〜600ppm、50〜200ppm、0.1〜100ppm、0.001〜10ppm、0.01〜10ppm、または0.1〜10ppmの範囲中の濃度である、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む、飲料。
- 301〜450のうちの1つの任意の単一の濃度、またはSG101〜104、201〜204及び301〜450の全含有量が、約1〜1000ppm、1〜800ppm、1〜600ppm、1〜400ppm、1〜200ppm、1〜100ppm、1〜10ppm、100〜700ppm、200〜600ppm、400〜600ppm、50〜200ppm、0.1〜100ppm、0.001〜10ppm、0.01〜10ppm、または0.1〜10ppmの範囲中の濃度である、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2つ以上)、ならびに随意に化合物SG101〜104及び201〜204のうちの1つまたは複数を含む、飲料。
- 化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450の全量が、前記飲料の全ステビオールグリコシド含有量のうちの少なくとも0.001%、0.01%、0.1%、1%、5%、10%、20%、30%、40%または50%である、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数(好ましくは2つ以上)、ならびに随意に化合物SG101〜104及び201〜204のうちの1つまたは複数を含む、飲料。
- 化合物SG301〜450の全量が、前記飲料の全ステビオールグリコシド含有量のうちの少なくとも0.001%、0.01%、0.1%、1%、5%、10%、20%、30%、40%または50%である、化合物SG301〜450のうちの1つまたは複数を含む、飲料。
- 化合物SG101〜104、201〜204及び301〜450のうちの任意の1つの量が、前記飲料の全ステビオールグリコシド含有量のうちの少なくとも0.001%、0.01%、0.1%、1%、5%、10%、20%、30%、40%または50%である、請求項28に記載の飲料。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物を含む飲料であって、前記組成物を含む前記飲料が、Reb M単独、Reb D単独、またはReb M及びReb Dからなる組み合わせを同じ濃度で含む飲料よりも、よりショ糖様(sucrosey)である(すなわちショ糖のものにより類似する、香味プロファイル、甘味プロファイル、または香味プロファイル及び甘味プロファイルを有する)、前記飲料。
- 前記飲料が200〜400ppmの前記組成物を含み、前記飲料が、Reb M単独、Reb D単独、またはReb M及びReb Dからなる組み合わせを200〜400ppmで含む飲料よりも、よりショ糖様である(すなわちショ糖のものにより類似する、香味プロファイル、甘味プロファイル、または香味プロファイル及び甘味プロファイルを有する)、請求項24に記載の飲料。
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