JP2019512980A - リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器 - Google Patents

リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器 Download PDF

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Abstract

この出願の実施形態は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数を減少させ、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドを減少させ、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器を開示する。この出願の実施形態における方法の部分は、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するステップと、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップと、を含む。

Description

この出願は、2016年4月1日に中国特許庁に出願された中国特許出願PCT/CN2016/078381号、および2016年6月13日に中国特許庁に出願され、発明の名称を「リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器」とする中国特許出願PCT/CN2016/085614号の優先権を主張し、それらが全体として参照によりここに組み込まれる。
この出願は、通信技術の分野、詳細には、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器に関する。
インターネット・オブ・シングス(英語のフルネーム:Internet of Things、略してIoT)は、対象と対象の間の環境およびリアルタイムなステータス情報のリアルタイムな共有および知的な収集、転送、処理、および実行を実現するために、ほとんどすべての現在の技術およびコンピュータおよびインターネット技術の組み合わせとして定義される。広い意味で、情報技術に関するすべての現在の応用は、インターネット・オブ・シングスの範囲に含まれることが可能である。移動通信の急速な進展とともに、移動データ・トラフィック、大容量デバイス接続、および連続的に現れる様々な新しいサービスおよび応用シナリオにおける将来の爆発的な成長に対処するために、第5世代移動通信システム(英語のフルネーム:The 5th Generation communication system、略して5G)が出現している。5Gの構成要素として、インターネット・オブ・シングスも市場の要件において成長を有する。
インターネット・オブ・シングスの重要な分枝として、セルラー・ネットワークを基にした狭帯域インターネット・オブ・シングス(英語のフルネーム:Narrow Band Internet of Things、略してNB-IoT)がセルラー・ネットワーク内に構築されている。具体的には、セルラー・ネットワークを基にした狭帯域インターネット・オブ・シングスは、移動通信のためのグローバル・システム(英語のフルネーム:Global System for Mobile Communication、略してGSM(登録商標))ネットワーク、ユニバーサル移動通信システム(英語のフルネーム:Universal Mobile Telecommunications System、略してUMTS)ネットワーク、またはロング・ターム・エボリューション(英語のフルネーム:Long Term Evolution)ネットワーク内に直接に配備されることが可能である。従来のセルラー・ネットワークのそれらと比較して、NB-IoTネットワークにおけるサービスおよびユーザ機器は、下記の特徴を有する。
(1)サービスの低いレートおよび長い周期:従来のセルラー・ネットワークと比較して、NB-IoTにおいて、サービスによって生成されるデータ・パケットは、より小さく、一般に遅延に敏感でない。
(2)低電力消費についての要件:ユーザ機器のバッテリー電力を節約し、ユーザ機器の比較的長いスタンバイ時間を保証するために、ユーザ機器のより低い電力消費が要求される。
先行技術において、LTEネットワークにおいて、基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、送信されるべきデータがあることを基地局に通知する必要がある。ユーザ機器は、現在伝送されるアップリンク・データと一緒に、基地局に、バッファ・ステータス・レポート(英語のフルネーム:Buffer Status Report、略してBSR)を送信してもよい。このとき送信されるべきアップリンク・データがないならば、ユーザ機器は、基地局にBSRを送信するためのアップリンク・リソースを要求するために、またはランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請するために、物理アップリンク・リンク制御チャネル(英語のフルネーム:Physical Uplink Control Channel、略してPUCCH)を使用することによってスケジューリング要求(英語のフルネーム:Scheduling Request、略してSR)を送信してもよい。
しかし、NB-IoTネットワークについて、1つのユーザ機器は比較的少数のサービスを有するので、BSRが送信される必要があるとき、伝送されるべきアップリンク・データがあることが保証されることが可能でないことが上記の特徴から知られ得る。加えて、NB-IoTネットワーク・アーキテクチャを簡単にするために、現在のNB-IoTネットワークにおいてPUCCHが設計されず、言い換えると、ユーザ機器は、PUCCHを使用することによってSRを送信することも可能でない。従って、基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する必要があることが大いに起こり得る。言い換えると、基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ほとんどのとき、ユーザ機器は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する。しかし、ランダム・アクセス・プロセスを実行することは、比較的大きいシグナリング・オーバーヘッドを引き起こし、ランダム・アクセス・プロセスの頻繁な実行は、ユーザ機器の過度に大きいシグナリング・オーバーヘッドを引き起こし、ユーザ機器の過度に高い電力消費を引き起こす。
この出願の実施形態は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数を減少させ、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドを減少させ、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器を提供する。
これを考慮して、第1の態様によれば、この出願の実施形態は、リソース・スケジューリング方法、すなわち、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するステップと、
ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップと、を提供する。
この出願のこの実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔をまず決定し、そしてターゲット時間間隔においてユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット時間間隔においてユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによってスケジュールされたアップリンク・リソースにおいて予測できないデータを送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少され、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少され、ユーザ機器の電力消費が減少される。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスがターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視してもよく、
アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器によって送信されるデータをアップリンク・リソースにおいて受信しないならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を再送することをスキップし、それによって、アクセス・ネットワーク・デバイスのシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、アクセス・ネットワーク・デバイスの負荷が減少されることが可能である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するステップは、具体的には、下記の方式で、すなわち、
ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定するステップであって、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかをさらに決定してもよい、ステップと、
ユーザ機器が間欠受信状態にないとアクセス・ネットワーク・デバイスが判定するならば、ダウンリンク制御チャネルが監視される時間区間をターゲット時間間隔として使用するステップと、
で実行されてもよい。
可能な設計において、ユーザ機器が間欠受信状態にあると決定するならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定してもよく、ここでターゲット時間間隔は持続時間タイマー計時区間である。
可能な設計において、ユーザ機器が間欠受信状態にあると決定するならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、ここでターゲット時間間隔は不作動タイマー計時区間である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器のターゲット・リソース・スケジューリング情報にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップは、具体的には、
不作動タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器に第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、同時にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップであって、
第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、ステップであってもよい。
可能な設計において、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、無線リンク制御レイヤRLCプロトコル・データ・ユニットであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよく、ここで第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットであり、ユーザ機器によってフィードバックされる回答メッセージを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよく、ここで回答メッセージは、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信した後にユーザ機器によってフィードバックされる。
可能な設計において、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、RLCプロトコル・データ・ユニットであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるとき、ユーザ機器のページング周期を決定してもよく、ここでページング周期内の覚醒フェーズはターゲット時間間隔であり、
アクセス・ネットワーク・デバイスは、覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定し、ここでターゲット・ページング機会は、覚醒フェーズにおいて1つ以上のページング機会を含み、
アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ページング機会においてユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信し、ここでターゲット・ページング・メッセージは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む。
第2の態様によれば、この出願の実施形態は、リソース・スケジューリング方法、すなわち、
ユーザ機器により、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするステップと、
特定のタイマーが満了する前に、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、ユーザ機器により、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するステップであって、
アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、ターゲット時間間隔は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、ステップと、を提供する。
この出願のこの実施形態において、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット時間間隔においてユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによってスケジュールされたアップリンク・リソースにおいて予測できないデータを送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が効果的に減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
可能な設計において、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスに、特定のアップリンク・データ、またはSR、またはBSRを送信してもよい。
可能な設計において、ユーザ機器が、特定のアップリンク・データを生成しないが、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報へのフィードバックを提供することをスキップする。実際の応用において、ユーザ機器の電力消費はさらに減少されることが可能である。
第3の態様によれば、この出願の実施形態は、リソース・スケジューリング方法、すなわち、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信し、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報と時間情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
ユーザ機器がスケジューリング情報によって示されるリソースにおいてアクセス要求を受信するように、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するステップと、を提供する。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定してもよく、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定してもよく、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子をさらに決定してもよく、
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
ここでHSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定してもよく、
Period_id = floor(SFN/Period)
ここでPeriod_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、
アクセス・チャネル・リソース期間は、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってyを決定してもよく、
y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
ここでWmaxは最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスがアクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、スケジューリング情報に基づいてアクセス応答を送信し、ここでアクセス応答は、周波数帯域識別子を含む。周波数帯域識別子は、アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたはアクセス応答のメッセージ・ペイロード内に含まれてもよいことが留意されるべきである。
可能な設計において、周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である。
第4の態様によれば、この出願の実施形態は、
ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するステップと、
ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
ユーザ機器により、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、アクセス識別子に基づいて受信するステップであって、スケジューリング情報は、アクセス要求を受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスによって決定される、ステップと、を含む、リソース・スケジューリング方法を提供する。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってアクセス識別子を決定し、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってアクセス識別子を決定し、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
可能な設計において、ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するステップは、
ユーザ機器により、下記の式に従ってアクセス識別子を決定するステップであって、
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
ここでHSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子である、ステップを含む。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってyを決定し、
y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
ここでWmaxは最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってアクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定し、
Period_id = floor(SFN/Period)
ここでSFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、アクセス・チャネル・リソース期間は、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である。
可能な設計において、ユーザ機器が、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、アクセス識別子に基づいて受信した後、ユーザ機器は、スケジューリング情報に基づいて、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアクセス応答を受信する。アクセス応答は、ユーザ機器がアクセス要求を送信する周波数帯域の識別子を含み、周波数帯域識別子は、具体的には、アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたはアクセス応答のメッセージ・ペイロード内に含まれてもよい。
可能な設計において、周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である。
第5の態様によれば、この出願の実施形態は、アクセス・ネットワーク・デバイスを提供し、このアクセス・ネットワーク・デバイスは、上記の方法の設計におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、
ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成された処理モジュールと、
ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成された送信モジュールと、を含む。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスの構造は、プロセッサ、および送信機を含む。プロセッサは、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成され、送信機は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成される。
第6の態様によれば、この出願の実施形態は、ユーザ機器を提供し、このユーザ機器は、上記の方法の設計におけるユーザ機器の挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、ユーザ機器は、
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするように構成された処理モジュールと、
特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成された送信モジュールであって、
アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、ターゲット時間間隔は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、送信モジュールと、を含む。
可能な設計において、ユーザ機器の構造は、プロセッサ、および送信機を含む。プロセッサは、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するとき、特定のタイマーを動作可能にするように構成され、送信機は、特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成される。
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、アクセス・ネットワーク・デバイスを提供し、ユーザ機器は、上記の方法の設計におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、
アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成された受信モジュールと、
アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成された処理モジュールであって、
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、処理モジュールと、
アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成された送信モジュールと、を含む。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスの構造は、プロセッサ、受信機、および送信機を含む。受信機は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成され、プロセッサは、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報と時間情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成され、ここで周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。送信機は、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成される。
第8の態様によれば、この出願の実施形態は、ユーザ機器を提供し、このユーザ機器は、第4の態様による上記の方法の設計におけるユーザ機器の挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、ユーザ機器は、
アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成された送信モジュールと、
アクセス・チャネル・リソースの周波数情報と時間情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成されたモジュールであって、周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、モジュールと、
アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、アクセス識別子に基づいて受信するように構成された受信モジュールであって、スケジューリング情報は、アクセス要求を受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスによって決定される、受信モジュールと、を含む。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスの構造は、受信機と送信機を含む。送信機は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成され、受信機は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を受信するように構成される。スケジューリング情報は、アクセス識別子に基づいてアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、アクセス識別子は、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報および/または時間情報に基づいてアクセス・ネットワーク・デバイスによって決定され、周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
第9の態様によれば、この出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供し、このコンピュータ記憶媒体はプログラム・コードを記憶し、このプログラム・コードは、上記の方法を実行するように命令するために使用される。
先行技術と比較すると、この出願の実施形態において、基地局は、ユーザ機器がPDCCHを監視するターゲット時間間隔を決定してもよく、基地局は、ターゲット時間間隔においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信することが、上記の技術的解決策から知られ得る。基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット時間間隔においてPDCCHを使用することによって基地局によってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアップリンク・データを送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
この出願の実施形態によるシステムの概略アーキテクチャ図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。 間欠受信動作周期の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるソース・スケジューリング方法における周波数帯域識別子搬送方式の概略図である。 この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるユーザ機器の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるユーザ機器の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるユーザ機器の他の実施形態の概略図である。
この出願の実施形態は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数を減少させ、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドを減少させ、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器を提供する。
この技術分野の当業者にこの出願における技術的解決策をより良く理解させるために、下記は、この出願の実施形態における添付図面を参照して、この出願の実施形態における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、この出願の実施形態のすべてではなく単に一部である。創作的努力なしでこの出願の実施形態に基づいてこの技術分野の当業者によって得られる他のすべての実施形態は、この出願の保護範囲内にあるものである。
この出願の明細書、請求項、および添付図面において、用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、等(存在すれば)は、類似する対象の間で区別することが意図されるが、必ずしも特定の順番または順序を示さない。そのようなやり方で称されるデータは、ここで説明される本発明の実施形態がここで例示されまたは説明される順番以外の順番で実現されることが可能であるように、適切な状況において交換可能であることが理解されるべきである。さらに、用語「含む」および他のどのような変形も、排他的でない包含をカバーすることを意味し、例えば、ステップまたはユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、必ずしもそれらのユニットに限定されないが、明示的にリストされていない、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスに固有の他のユニットを含んでもよい。
この出願の実施形態における技術的解決策は、端末デバイスの低い電力消費および低い複雑さを要求する無線通信システムに適用可能であり得ることが理解されるべきである。例えば、セルラー・ネットワークを基にした狭帯域インターネット・オブ・シングスNB-IoT通信システムにおいて、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスにアップリンク・リソース要求を送信する必要がある。しかし、NB-IoT通信システムにおいて、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスにアップリンク・リソース要求を送信する方式は、大いに限定され、ユーザ機器は、ランダム・アクセスを実行することによってアップリンク・リソースを要請する必要がある。これはユーザ機器の高い電力消費を要求する。この出願の実施形態における技術的解決策は、ユーザ機器の低い電力消費および低い複雑さが要求され、アクセス・ネットワーク・デバイスにアップリンク・リソース要求を送信する方式が限定される無線通信システムに適用可能であり得る。これは、この出願において限定されない。
この出願における技術的解決策は、様々な無線セルラー・ネットワークを基にした通信システム、例えば、移動通信のためのグローバル・システム(英語のフルネーム:Global System of Mobile Communication、略してGSM(登録商標))、符号分割多元接続(英語のフルネーム:Code Division Multiple Access、略してCDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(英語のフルネーム:Wideband Code Division Multiple Access Wireless、略してWCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(英語のフルネーム:General Packet Radio Service、略してGPRS)システム、ユニバーサル移動通信システム(英語のフルネーム:Universal Mobile Telecommunications System、略してUMTS)、LTEシステム、および将来の5G通信システムに適用されてもよい。これは、この出願において限定されない。
この出願の実施形態における技術的解決策は、LTEシステムおよびLTEシステムの発展型システムに基づく狭帯域インターネット・オブ・シングス通信システムに主に適用される。この出願の実施形態が適用する通信システムにおいて、使用されるネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク・デバイス(ネットワーク・デバイスとも呼ばれる)およびユーザ機器である。この出願の実施形態の技術的解決策は、ユーザ機器の低い電力消費を要求する他の類似の無線通信システムにも適用されてもよい。これは、この出願において限定されない。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、また、通信を実行することが可能であるユーザ機器、例えば、端末デバイス、移動局(英語のフルネーム:Mobile Station、略してMS)、移動端末、および冷蔵庫であってもよい。ユーザ機器は、無線アクセス・ネットワーク(英語のフルネーム:Radio Access Network、略してRAN)を使用することによって1つ以上のコア・ネットワークと通信してもよい。ユーザ機器は、具体的には、通信機能を有するデバイス、例えば、無線アクセス・ネットワークと音声およびデータを交換する乗り物または冷蔵庫であってもよい。加えて、アクセス・ネットワーク・デバイスが基づく異なるセルラー・ネットワークに従って、アクセス・ネットワーク・デバイスは、具体的には、LTEシステムおよびLTEシステムの発展型システムにおける、発展型NodeB(英語のフルネーム:Evolutional Node B、略してeNBまたはe-NodeB)、マクロ基地局、マイクロ基地局、ピコセル基地局、アクセス・ポイント(英語のフルネーム:Access Point、略してAP)、伝送ポイント(英語のフルネーム:Transmission Point、略してTP)、または同様のものであってもよい。これは、この出願において限定されない。説明の容易さのために、図1に表わされた応用シナリオは、アクセス・ネットワーク・デバイスが基地局である例を使用することによって説明されることが留意されるべきである。
図1を参照すると、図1は、この出願において提供される解決策に適用されることが可能である応用シナリオを表わす。図に表わされたシナリオは、セルラー・ネットワークを基にした物理ネットワーク通信システムの応用シナリオである。このシナリオは、複数のユーザ機器および基地局を含む。図に表わされたユーザ機器および基地局の数はここで単に例として説明されるが、この出願における解決策への限定を構成しないことが留意されるべきである。このシナリオにおいて、図に表わされた各ユーザ機器は、基地局と通信し得る。
図1に表わされたシナリオにおいて、基地局は、いくつかの特定の時間区間においてユーザ機器にアップリンク・リソースを自動的に割り当ててもよい。特定の動作プロセスの間、ユーザ機器が、基地局によって予測できないデータを生成し、基地局によって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、ユーザ機器は、基地局によって自動的に割り当てられるアップリンク・リソースを使用することによってデータを直接に送信し、または基地局によって自動的に割り当てられるアップリンク・リソースを使用することによって基地局にアップリンク・リソース・スケジューリング要求を送信してもよい。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって自動的に割り当てられるアップリンク・リソースを使用することによってデータまたはアップリンク・リソース・スケジューリング要求を送信してもよい。先行技術と比較して、特定の応用の間、ランダム・アクセス・プロセスを実行することによってユーザ機器によってアップリンク・リソースを要請する回数は減少され、ユーザ機器の過度のシグナリング・オーバーヘッドは減少され、ユーザ機器の過度に高い電力消費の問題は防止される。
下記は、特定の例を参照して詳細にこの出願の実施形態を説明する。これらの例は、単に、この技術分野の当業者がこの出願の実施形態をより良く理解することを助けるが、この出願の実施形態の範囲を限定しないことが意図されることが留意されるべきである。以下で説明される方法におけるプロセスの順序番号は、この出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことが理解され得る。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、この出願の実施形態の実装プロセスへのどのような限定としても解釈されるべきでない。
具体的には、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するいくつかの時間内に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器にいくつかのアップリンク・リソースを自動的に割り当ててもよい。LTEシステムを基にしたIoTネットワーク・システムを例として使用して、ユーザ機器がPDCCHを監視する時間内に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器にリソース・スケジューリング情報を送信してもよい。詳細について、下記の実施形態を参照されたい。
実施形態1
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるとき、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
具体的には、図2を参照すると、図2は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法は、下記のステップを含む。
201.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定する。
この出願のこの実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定してもよい。
ユーザ機器とアクセス・ネットワークの間の無線リソース制御プロトコル(英語のフルネーム:Radio Resource Control、略してRRC)レイヤ接続関係に基づいて、ユーザ機器は、具体的には、2つの動作状態、すなわち、RRC_Idle状態およびRRC_Connected状態を有することが理解されるべきである。
ユーザ機器が接続状態にあるかどうか、すなわち、ユーザ機器がRRC_Connected状態にあるかどうかを、システムによって予め構成された構成に基づいてアクセス・ネットワーク・デバイスが決定してもよいことをこの技術分野の当業者が知り得ることが理解され得る。詳細は再度ここで説明されない。
202.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかを決定する。
この出願のこの実施形態において、ユーザ機器が接続状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかをさらに決定してもよい。
パケットを基にしたデータ・フローは、通常、予期されないことが理解され得る。間欠受信(英語のフルネーム:Discontinuous Reception、略してDRX)動作メカニズムの下で、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、データが伝送されないとき、ユーザ機器の電力消費は、ユーザ機器の受信機回路をターンオフすることによって減少されてもよく、すなわち、この場合、ユーザ機器は間欠動作状態にある。
DRXの基本メカニズムは、接続状態にあるユーザ機器のためのDRX周期を構成することであることが理解されるべきである。DRX周期は、持続時間タイマーon-duration timerによって実現される。具体的には、図3を参照すると、図3に表わされたように、DRX周期は、間欠受信時間区間および休眠時間区間を含む。間欠受信時間区間において、ユーザ機器は、PDCCHを監視および受信し、間欠受信時間区間においてPDCCHを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるスケジューリング情報を受信してもよく、そして、アクセス・ネットワーク・デバイスによって配送されるスケジューリング情報に基づいてデータを受信または送信する。休眠時間区間において、ユーザ機器は、PDCCHを監視せず、すなわち、PDCCHにおいてスケジューリング情報を受信しない。言い換えると、間欠動作状態において、ユーザ機器は、定期的にスリープし、覚醒するとき持続時間タイマーを動作可能にし、持続時間タイマーが満了する前にPDCCHを監視する。
DRX周期に関するパラメータ、例えば、ユーザ機器がDRXに入る時間および持続時間タイマー計時区間は、両方とも、ユーザ機器がネットワークにアクセスするとき、ユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによって構成されることが理解されるべきである。言い換えると、ユーザ機器がDRXを動作可能にする命令を受信するという条件で、ユーザ機器は、指定されたパラメータに基づいて、DRX動作モジュールに入る。アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかを、予め構成された構成に基づいて決定する。
203.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定する。
ユーザ機器が間欠動作状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠動作状態にある持続時間タイマー計時区間をさらに決定してもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、予め構成された構成に基づいて、動作可能にする時および持続時間タイマーの計時区間を決定してもよいことが理解されるべきである。言い換えると、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定してもよい。詳細は再度ここで説明されない。
204.アクセス・ネットワーク・デバイスは、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信する。
この出願のこの実施形態において、持続時間タイマー計時区間を決定した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、持続時間タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよい。
理解の容易さのために、アップリンク・リソース・スケジューリング情報が、この出願の実施形態において、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器に送信されることは、図4を例として使用することによって説明される。図4に表わされたように、図4は、持続時間タイマー計時区間における、ユーザ機器によるユーザ機器へのアップリンク・リソース・スケジューリング情報の送信を表わす概略図である。
図4において、格子は、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHの時間ドメイン・リソース位置において、アクセス・ネットワーク・デバイスが、持続時間タイマー計時区間において、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2、またはアップリンク・リソース・スケジューリング情報3を送信し得ることを表現し、ここでアクセス・ネットワーク・デバイスは、持続時間タイマー時間の長さの中で異なるPDCCH時間ドメイン・リソースを占有し、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2、またはアップリンク・リソース・スケジューリング情報3を使用することによって、物理アップリンク共有チャネル(英語のフルネーム:Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)において、ユーザ機器に、図4に表わされたアップリンク・リソースを割り当て、スケジュールしてもよい。
図4に表わされたスケジューリング方式は、単に、この出願において使用される例であり、アクセス・ネットワーク・デバイスがアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するとき、持続時間タイマー計時区間において利用可能なPDCCH時間ドメイン・リソースがあるという条件で、アクセス・ネットワーク・デバイスは、さらに、持続時間タイマー計時区間において、3つより多い、または3つより少ないアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよいことが留意されるべきである。詳細は再度ここで説明されない。
言い換えると、持続時間タイマー計時区間において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHにアップリンク・リソース・スケジューリング情報を追加し、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を定期的に送信してもよいことが留意されるべきである。アクセス・ネットワーク・デバイスがアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するとき、ユーザ機器が持続時間タイマー計時区間にあるという条件で、送信期間は、DRX周期の整数倍であってもよい。設定は、実際の応用ケースに基づいて実行されてもよいことが理解されるべきであり、詳細はここで限定されない。
ユーザ機器が間欠動作状態にないとき、ユーザ機器はPDCCHを常に監視し、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠動作状態になく、PDCCHを監視する持続時間においてユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよいことが留意されるべきである。
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信した後、リソース・スケジューリング方法は、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視するステップと、
アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器によって送信されるデータをアップリンク・リソースにおいて受信しないならば、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を再送することをスキップするステップと、をさらに含むことが留意されるべきである。
この出願の実施形態において、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信することを完了するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視し、アップリンク・リソースにおいて、ユーザ機器によって送信されるデータがあるかどうかを決定する。
アクセス・ネットワーク・デバイスが、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、ユーザ機器によって送信される特定のアップリンク・データ、すなわち、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータ、またはSR、またはBSRを受信しないならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を繰り返し送信せず、すなわち、アクセス・ネットワーク・デバイスはスケジューリングを繰り返さない。既存のLTEシステムにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器にスケジューリング情報を送信するが、スケジューリング情報によってスケジュールされるリソースにおいて何も応答を受信しないとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、スケジューリング情報を再送する必要がないことが理解されるべきである。この実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスはアップリンク・リソース・スケジューリング情報を繰り返し送信せず、ユーザ機器がアップリンク・リソースを必要としないとき、繰り返されるスケジューリングによって引き起こされるリソース浪費を防止する。
205.ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信してもよい。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、持続時間タイマー計時区間において、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信してもよいことが理解されるべきである。
ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するとき、ユーザ機器が特定のアップリンク・データ、すなわち、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するかどうかに基づいて、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報のための2つの異なる処理方法を有し得る。詳細について、図5を参照されたい。
第1の方法において、ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信し、このとき、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、
ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースが特定のアップリンク・データを搬送するために十分であるかどうかを決定してもよい。アップリンク・リソースが特定のアップリンク・データを搬送するために十分であるならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスに特定のアップリンク・データを直接に送信する。図5に表わされたように、ユーザ機器が、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1を受信し、特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1によって示されるアップリンク・リソースにおいて、特定のアップリンク・データを送信してもよい。
アップリンク・リソースが特定のアップリンク・データを搬送するために十分でないならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、SRを送信してもよい。図5に表わされたように、ユーザ機器が、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2を受信し、特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、特定のアップリンク・データが送信される必要があることをアクセス・ネットワーク・デバイスに通知し、アクセス・ネットワーク・デバイスからアップリンク・リソースをさらに要求するために、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2によって示されるアップリンク・リソースにおいて、SRを送信する。
SRに基づいてユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによってスケジュールされたアップリンク・リソースがどれだけの大きさかは、具体的には、実装に依存することが留意されるべきである。具体的には、BSRを送信するためにユーザ機器のために十分なリソースがユーザ機器のためにスケジュールされてもよく、またはBSRは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて直接に送信されてもよい。図5に表わされたように、ユーザ機器が、アップリンク・リソース・スケジューリング情報3を受信し、特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報3によって示されるアップリンク・リソースにおいてBSRを送信してもよい。BSRは、ユーザ機器のどれだけ多くのデータがアップリンク・バッファに記憶され、送信される必要があるかをアクセス・ネットワーク・デバイスに示す情報であることが理解されるべきである。従って、ユーザ機器によって生成される特定のアップリンク・データを搬送するために十分なアップリンク・リソースがアクセス・ネットワーク・デバイスから要求される。言い換えると、BSRは、生成された特定のアップリンク・データのサイズに基づいてユーザ機器によって決定される。
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は特定のタイマーを動作可能にしてもよく、ユーザ機器は特定のタイマーが満了する前にPDCCHを連続的に監視し、アクセス・ネットワーク・デバイスによって配送されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報があるかどうかを決定することが留意されるべきである。
第2の方法において、ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信し、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成しないならば、
ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を無視してもよく、アップリンク・リソース・スケジューリング情報についてアクセス・ネットワーク・デバイスにフィードバックを提供しない。図5に破線の格子で表わされたように、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成しないが、アップリンク・リソース・スケジューリング情報4を受信するとき、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報4によって示されるアップリンク・リソースを無視する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にある持続時間タイマー計時区間を決定し、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。具体的には、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信される、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
実施形態2
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるとき、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
具体的には、図6を参照すると、図6は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法の特定の実装プロセスは、下記のステップを含む。
ステップ601およびステップ602は、上記の実施形態におけるステップ201および202に類似し、詳細は再度ここで説明されない。
603.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定する。
ユーザ機器が間欠動作状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠動作状態にあるユーザ機器の不作動タイマー計時区間をさらに決定してもよい。
ほとんどの場合において、ユーザ機器がサブフレームにおいてスケジュールされ、データを受信または送信するとき、ユーザ機器は、次のいくつかのサブフレームにおいて連続的にスケジュールされてもよいことが理解されるべきである。DRX動作メカニズムに従って、ユーザ機器は、次のDRX周期において、間欠受信時間区間において、データを受信または送信する必要があり得る。この場合、データが次のDRX周期において受信または送信されるならば、追加の遅延が引き起こされる。そのような種類の遅延を減少させるために、ユーザ機器がスケジュールされた後、ユーザ機器がデータを伝送するようにスケジュールされるとき、不作動タイマーinactivity timerが動作可能にされ、ユーザ機器は、不作動タイマーが満了するまでPDCCHを監視することを続ける。具体的には、図7に表わされたように、持続時間タイマー計時区間において、ユーザ機器がアップリンク・データ・リソースまたはダウンリンク・データ・リソースを示すPDCCHの受信に成功したとき、ユーザ機器は、不作動タイマーを動作可能にする。不作動タイマー計時区間において、ユーザ機器が、アップリンク・データ・リソースまたはダウンリンク・データ・リソースを示すPDCCHの受信に成功したとき、ユーザ機器は、不作動タイマーを再び動作可能にする。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって配送されるスケジューリング情報を受信する毎に、不作動タイマーが、一度、動作可能にされる。
604.基地局は、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよい。
図8に表わされたように、アップリンク・データ・リソースを示すスケジューリング情報をユーザ機器が受信する例を使用することによって説明が提供される。ユーザ機器が、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、アップリンク・データ・リソースを示すために使用されるスケジューリング情報を受信するとき、ユーザ機器は、不作動タイマーを動作可能にし、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報1を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。
ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報1を受信するとき、不作動タイマーが、再び計時するために再び動作可能にされることが理解されるべきである。不作動タイマーが再び動作可能にされた後、データを送信する必要があるときユーザ機器がアップリンク・リソースを使用するように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報2を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、この出願の実施形態において、ユーザ機器が、スケジューリングの間、不作動タイマー計時区間にあるという条件で、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器のためにいくつかのアップリンク・リソースを予めスケジュールしてもよく、詳細はここで限定されない。
図8は、この出願の実施形態における2回のスケジューリングが単に例として説明される概略図であることが留意されるべきである。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、間欠受信状態において、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
この出願の実施形態において、任意選択で、図9に表わされたように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマー計時区間において物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを使用することによってユーザ機器に第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、同時にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信する。
第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、物理ダウンリンク共有チャネル(英語のフルネーム:Physical Downlink Shared Channel、略してPDSCH)を使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである。
言い換えると、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを送信する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットのためにダウンリンク・リソースをスケジュールし、同時に、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
第1のターゲット・プロトコル・データは、RLCプロトコル・データ・ユニットであってもよく、または物理レイヤより上の任意のプロトコル・レイヤにおけるプロトコル・データ・ユニット、例えば、媒体アクセス制御レイヤMACプロトコル・データ・ユニット、またはパケット・データ・コンバージェンス・レイヤPDCPプロトコル・データ・ユニットであってもよいことが留意されるべきである。詳細はここで限定されない。
任意選択で、この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定する前に、方法は、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、PDCCHを使用することによってユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップであって、第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、ステップをさらに含む。
基地局が不作動タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信することは、具体的には、
回答メッセージを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ここで回答メッセージは、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信した後にユーザ機器によってフィードバックされる。言い換えると、ユーザ機器がダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
理解および説明の容易さのために、この出願の実施形態は、図10を参照して説明される。
図10に表わされたように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、PDSCHにおいてユーザ機器のためにデータ・ブロックをスケジュールする。データ・ブロックは、ダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットを受信するために必要とされる。アクセス・ネットワーク・デバイスは、データ・ブロックにおいてユーザ機器に第2のプロトコル・データ・ユニットを送信し、ユーザ機器が第2のプロトコル・データ・ユニットを受信するとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスに回答メッセージを送信する。
ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するとき、不作動タイマーが動作可能にされる。この場合、ユーザ機器が回答メッセージを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、間欠受信状態において、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
実施形態3
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるとき、ページング・メッセージを使用することによってユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
具体的には、図11を参照すると、図11は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法の特定の実装プロセスは、下記のステップを含む。
1101.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるかどうかを決定する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるかどうかを決定し、すなわち、ユーザ機器がRRC_Idle状態にあるかどうかを決定してもよい。
1102.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器のページング周期を決定する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器がアイドル状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器のページング周期をさらに決定する。ページング周期は、ユーザ機器の1つ以上のページング周期を含んでもよく、詳細はここで限定されない。
アイドル状態にあるユーザ機器は、各ページング周期において覚醒し、ページング周期の覚醒フェーズにおいて、対応するページング・フレーム(英語のフルネーム:Paging Frame、略してPf)内でのみ、ページング機会(英語のフルネーム:Paging Occasion、略してPO)においてPDCCHを監視することが理解されるべきである。
1103.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング周期内の覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器のページング周期を決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング周期の覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定してもよい。ターゲット・ページング機会は、ページング周期の覚醒フェーズにおいて1つ以上のページング機会を含んでもよい。詳細はここで限定されない。
1104.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ページング機会においてユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信し、ここでターゲット・ページング・メッセージは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む。
この出願の実施形態において、ページング周期内の覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ページング機会においてユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信してもよい。ページング・メッセージは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ページング・メッセージにおいてユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージにおいてユーザ機器のためにアップリンク・リソースを定期的にスケジュールしてもよいことが留意されるべきである。アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする期間は、ユーザ機器のページング周期の整数倍であってもよいことが留意されるべきである。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージにおいて、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
実施形態4
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法の詳細について、図12を参照されたい。図12は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法は、下記のステップを含む。
1201.アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信する。
この出願の実施形態において、データを送信するためにリソースを要請する必要があるとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信してもよく、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ランダム・アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信してもよい。
1202.アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス識別子を決定する。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報および時間情報の少なくとも1つに基づいてアクセス識別子を決定する。
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含むことが留意されるべきである。周波数帯域識別子は、band_idを指し、周波数帯域は、複数のサブキャリアを含んでもよい。具体的には、例えば、周波数帯域識別子は、システム狭帯域識別子であってもよい。システム狭帯域は、システムの動作をサポートする最小周波数帯域であってもよい。例えば、NB-IoTネットワークについて、システム狭帯域の帯域幅は、200 kHz (20 kHzのガード帯域幅を含む)であってもよく、1つのシステム狭帯域は、3.75 kHzの48個のサブキャリアに区分されてもよい。
システム狭帯域識別子は、ユーザ機器によって選択されるアクセス・チャネル・リソースに対応するシステム狭帯域のインデックスであってもよい。システム狭帯域インデックスの範囲は、0または1から始まってもよく、ここで限定は課されない。例えば、ネットワークは、ランダム・アクセスのために使用されてもよい多くて5個のシステム狭帯域をサポートしてもよい。システム狭帯域インデックスが0から始まるならば、システム狭帯域インデックスの範囲は0から4であり、xは5以上の正の整数である。システム狭帯域インデックスが1から始まるならば、システム狭帯域インデックスの範囲は1から5であり、xは6以上の正の整数である。
従来のLTEネットワークについて、システム帯域幅は1.4 MHzから20 MHzであることが留意されるべきである。言い換えると、LTEシステム帯域幅のために構成されることが可能である最小動作帯域幅は1.4 MHzである。
他の例について、周波数帯域識別子は、その代わりに、構成可能なサブキャリアの集合の識別子であってもよい。例えば、NB-IoTネットワークについて、ランダム・アクセス・リソースにおいて構成が実行されるとき、12個の連続するサブキャリアを含む集合が単位として使用されてもよい。言い換えると、構成可能なキャリアの数は、0、12、24、36、または48であってもよい。好ましくは、本発明の実施形態における周波数帯域識別子は、システム狭帯域識別子である。
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
アクセス・チャネル・リソース期間は、具体的には、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間の1つであってもよいことが留意されるべきである。詳細はここで限定されない。
アクセス識別子を決定する目的は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・リソースを、アクセス識別子を使用することによって示すことであることが理解されるべきである。アクセス・チャネルにおけるリソースの各部分は、周波数情報内の周波数帯域識別子およびキャリア識別子、および時間情報内のアクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号のようなリソース・パラメータに対応する。リソース・パラメータの1つまたはいくつかまたはすべては、端末によって使用されるアクセス・リソースを示してもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定してもよく、
アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定し、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yは、アクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
加えて、アクセス識別子は、その代わりに、下記の式に従って決定されてもよく、
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
ここでyは、アクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
アクセス識別子を決定する目的は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・リソースを、アクセス識別子を使用することによって示すことであることが留意されるべきである。アクセス・チャネルにおけるリソースの各部分は、周波数情報内の周波数帯域識別子およびキャリア識別子、および時間情報内のアクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号のようなリソース・パラメータに対応する。リソース・パラメータの1つまたはいくつかまたはすべては、端末によって使用されるアクセス・リソースを示してもよい。
各識別子についてアクセス・ネットワークによって予約される空間は、通常、固定されるので、比較的大きいアクセス識別子は、他のアクセス識別子においてアクセス・ネットワークによって実行される構成に影響する。従って、周波数帯域識別子、キャリア識別子、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号のようなリソース・パラメータを含む任意の組み合わせが、アクセス識別子を決定するために、アクセス・ネットワークの特徴および要件に基づいて選択されてもよい。アクセス識別子は、下記の方式でさらに決定されてもよい。
方式1:
RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である。
方式2:
RA-RNTI = 1 + band_id + x * SFN
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、SFNはシステム・フレーム番号である。
上記の方法1および方法2において、最大アクセス応答受信ウィンドウの長さWmaxが比較的短いならば、アクセス識別子の最大値をさらに減少させるために、式中のPeriod_idおよびSFNについて変換が実行されてもよいことが留意されるべきである。特定の方法は下記の通りである。
方式1において、式中のPeriod_idは、Period_id mod (floor(Wmax/Period) + 1)またはPeriod_id mod floor(Wmax/Period)で置換される。Periodはアクセス・チャネル・リソース期間である。
方式2において、式中のSFは、SFN mod (floor(Wmax/SFN_Length) + 1)またはSFN mod floor(Wmax/SF_Length)で置換される。SF_Lengthはシステム・フレームの長さである。例えば、LTEシステムにおいて、SF_Lengthの長さは10 msである。
方法1および方法2に加えて、2つのユーザ機器がそれらの応答受信ウィンドウの重なった部分において同じアクセス識別子を使用することによってアクセス応答を受信するときに引き起こされる混乱を防止するために、システム・ハイパー・フレーム番号がさらに導入されてもよい。例えば、方式3において、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * SFN
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yは、アクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
この出願の実施形態において、2つのユーザ機器がそれらの応答受信ウィンドウの重なった部分において同じアクセス識別子を使用することによってアクセス応答を受信するときに引き起こされる混乱を防止するために、システム・ハイパー・フレーム番号が導入される。
方式4:
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * SFN
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、SFNはシステム・フレーム番号である。
アクセス識別子を決定する上記のいくつかの方式において、yは、具体的には、下記の式に従って決定されてもよいことが留意されるべきである。
y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
yは、その代わりに、他の方式で決定されてもよいことが留意されるべきであり、
例えば、y = floor(Wmax/HSF-Length)であり、詳細はここで限定されない。
floor()は切り捨てを表現し、Wmaxは最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである。
可能な設計において、アクセス識別子を決定する上記の方式において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定し、
Period_id = floor(SFN/Period)
ここでPeriod_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodは、アクセス・チャネル・リソース期間であり、システム・フレームを単位として使用することが留意されるべきである。
アクセス識別子を決定するすべての方式において、HSFN mod yの意味は、最大アクセス応答ウィンドウの長さがすべてのハイパー・フレームを覆わないとき、アクセス識別子の最大値は、mod演算を使用することによって減少されることが可能であることにあることが留意されるべきである。アクセス・ネットワーク・システムが、アクセス識別子の最大値を減少させる必要がない、または比較的大きな値のアクセス識別子を受け入れてもよいならば、この演算は実行されなくてもよい。言い換えると、HSFN mod yはHSFNで置換されてもよい。
アクセス識別子が複数のリソース・パラメータを使用することによって決定されるとき、式は、複数のリソース・パラメータを対応する係数でそれぞれ乗算し、積を加算する形式であることが留意されるべきである。本質は、異なるリソース・パラメータが、互いから区別されるために、アクセス識別子の異なる位置に配置されることにある。式中の異なるリソース・パラメータの出現順序は、一般に、アクセス識別子の最大値ができるだけ小さいように、小さい最大値を有するリソース・パラメータが最初に出現し、大きい最大値を有するリソース・パラメータが続いて出現することである。しかし、この出願はこの順序付け方式に限定されない。下記は、アクセス識別子が複数のリソース・パラメータを使用することによって決定されるとき、各リソース・パラメータの係数がどのように決定されるかを説明する。アクセス識別子の一般式は
RA-RNTI = 1 + 係数1 * リソース・パラメータ1 + 係数2 * リソース・パラメータ2 + … + 係数n * リソース・パラメータnとして表現されてもよく、
ここでRA-RNTIは、アクセス識別子であり、n個のリソース・パラメータを有してもよい。係数設定規則は下記の通りである。
すべての係数は正の整数であり、
係数1は式中の最も左のリソース・パラメータ1の係数であり、係数1は1以上であることが要求され、
係数2は(リソース・パラメータ1の最大値 + 1) * 係数1以上であり、
係数3は(リソース・パラメータ2の最大値 + 1) * 係数1以上であり、
類推により、係数nは(リソース・パラメータ(n-1)の最大値 + 1) * 係数(n-1)以上である。
アクセス・チャネル・リソース期間は、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間であることが留意されるべきである。
1203.アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスがアクセス識別子を決定した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報、すなわち、媒体アクセス制御レイヤ(英語のフルネーム:Media Access Control、略してMAC)ランダム・アクセス応答(英語のフルネーム:Random Access Response、略してRAR)プロトコル・データ・ユニット(英語のフルネーム:Protocol Data Unit、略してPDU)のスケジューリング・メッセージを送信してもよい。
この技術分野の当業者は、RARのMAC PDUの構成要素の観点から考えて、MAC RAR PDUはメッセージ・ヘッダおよびメッセージ・ペイロードを含むことを知り得る。MAC RAR PDUのメッセージ・ヘッダは、1つ以上のサブアクセス応答(MAC RAR)サブヘッダを含む。MAC RAR PDUのメッセージ・ペイロードは、1つ以上のサブアクセス応答(MAC RAR)ペイロードおよび存在してもよいパディング(padding)を含む。各サブアクセス応答サブヘッダと各サブアクセス応答(MAC RAR)ペイロードの間に対応関係がある。例えば、1つのサブヘッダは、1つのペイロードに対応していてもよい。1つのMAC PDUは複数のMAC RARを含んでもよいことが上記で説明された構造から知られ得る。
具体的には、アクセス識別子は、アクセス応答のスケジューリング情報にスクランブルされてもよいことが理解されるべきであり、詳細は再度ここで説明されない。
1204.ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるスケジューリング情報を受信する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるスケジューリング情報を受信してもよく、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアクセス応答(MAC RAR PDU)を、スケジューリング情報によって示されるリソースにおいて受信する。
ユーザ機器がアクセス要求を送信するとき、ユーザ機器は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・チャネル・リソースに基づいて、アクセス識別子を決定することが留意されるべきである。ユーザ機器によってアクセス識別子を決定するための特定の方法は、アクセス・ネットワーク・デバイスによってアクセス識別子を決定するための上記の方法に類似し、詳細は再度ここで説明されない。
ユーザ機器は、アクセス識別子を使用することによってスケジューリング情報を受信する。スケジューリング情報を送信するために基地局によって使用されるアクセス識別子がユーザ機器によって使用されるアクセス識別子と合致するとき、ユーザ機器は、スケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報によって示されるリソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスのアクセス応答(MAC RAR PDU)の受信に成功することが可能である。続いて、ユーザ機器は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・チャネル・リソース情報、例えば、システム狭帯域情報またはサブキャリア情報と、アクセス応答(MAC RAR PDU)内の各サブアクセス応答(MAC RAR)に含まれる情報の間の照合を実行する。アクセス・チャネル・リソース情報が各サブアクセス応答(MAC RAR)に含まれる情報と合致するとき、それは、MAC RARがユーザ機器のMAC RARであることを示す。どのMAC RARがユーザ機器に向けられているかをユーザ機器が識別した後、ユーザ機器は、識別された合致したMAC RAR内の関連する構成、パラメータ、または同様のものを使用することによって続くアクセス・ステップをさらに実行してもよい。詳細は再度ここで説明されない。
この出願の実施形態において、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアップリンク・リソースを要請してもよい。より大きい時間ユニット、例えば、アクセス期間およびハイパー・フレーム番号が導入され、その目的は、異なるアクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス要求を送信する異なるユーザ機器の間で区別することであり、異なるユーザ機器が重なったアクセス応答受信ウィンドウにおいて同じアクセス識別子に基づいてPDCCHをデコードするときに引き起こされる混乱の問題を防止する。
本発明のいくつかの実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスがアクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、スケジューリング情報に基づいてアクセス応答(MAC RAR PDU)を送信することが留意されるべきである。MAC RAR PDUは周波数帯域識別子を含み、周波数帯域識別子は、MAC RAR PDUの、メッセージ・ヘッダに含まれてもよく、またはメッセージ・ペイロードに含まれてもよい。具体的には、サブアクセス応答サブヘッダは、アクセス・ネットワーク・デバイスによって受信されるアクセス要求の周波数帯域識別子を含み、またはサブアクセス応答ペイロードは、アクセス・ネットワーク・デバイスによって受信されるアクセス要求の周波数帯域識別子を含む。
図13に表わされたように、サブアクセス応答サブヘッダが周波数帯域識別子を含むとき、周波数帯域識別子のいくつかのビットが既存のサブアクセス応答サブヘッダに追加されてもよく、すなわち、RAFIDフィールドの後の5ビットが周波数帯域識別子フィールドとして使用される。サブアクセス応答ペイロードが周波数帯域識別子を含むとき、既存のサブアクセス応答ペイロードの予約ビットは、周波数帯域識別子を示すために使用されてもよい。アップリンク・リソース(UL Grant)フィールドの横に5個のR予約ビットがあり、予約ビットのいくつかは、周波数帯域識別子として使用されてもよい。いずれの方式においても、周波数帯域識別子によって占有されるビットの数は、ネットワーク内で使用されることが可能である周波数帯域の最大数に依存することが留意されるべきである。例えば、ネットワークが多くて16個の周波数帯域をサポートすることが可能であるならば、周波数帯域識別子は、少なくとも4ビットを占有する必要がある。加えて、図13に表わされた周波数帯域識別子の搬送方式は、単に説明のための例として使用されているが、本発明のこの実施形態への限定を構成しないことが留意されるべきである。
REL(Release)-14バージョンのNB-IoTはマルチシステム狭帯域をサポートし、すなわち、ユーザ機器は、複数のシステム狭帯域における異なるランダム・アクセス・リソースにおいてランダム・アクセスを実行することが許容され、それによって、アクセス容量が増加されることが理解されるべきである。異なるユーザ機器は、200 kHzの異なるアップリンク・システム狭帯域においてランダム・アクセスを開始することが許容される。上記で説明された解決策において、ほとんどのアクセス識別子はシステム狭帯域の間で区別するために使用される情報を含まないので、異なるシステム狭帯域において、アクセス要求を送信するために同じサブキャリア・インデックスを同時に使用するユーザ機器は、同じMAC RARを共有し、続く競合解決は実行されることが可能でない。従って、本発明のこの実施形態の核心点は、マルチシステム狭帯域の場合においてさえ、ユーザ機器が異なるシステム狭帯域においてアクセス要求を送信するとき、ユーザ機器が同じサブキャリア・インデックスを選択したとしても、各ユーザ機器は、それ自身のMAC RARを依然として識別することが可能であり、それによって、効率的な競合解決が実行されることが可能であることにある。
上記は、この出願の実施形態におけるリソース・スケジューリング方法を説明し、下記は、この出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明する。
具体的には、図14を参照すると、図14は、この出願におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの実施形態を表わす。アクセス・ネットワーク・デバイスは、処理モジュール1301および送信モジュール1302を含む。
処理モジュール1301は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成される。
送信モジュール1302は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成される。
上記の実施形態を参照して、処理モジュール1301および送信モジュール1302の機能または処理モジュール1301および送信モジュール1302によって実行されるステップについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度ここで説明されないことが留意されるべきである。
図15を参照すると、図15は、この出願におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの他の実施形態を表わす。アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信モジュール1401、処理モジュール1402、および送信モジュール1403を含む。
受信モジュール1401は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成される。
処理モジュール1402は、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成される。
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含む。
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
送信モジュール1403は、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成され、それによって、ユーザ機器は、スケジューリング情報によって示されるリソースにおいて、ランダム・アクセス応答を受信する。
上記は、モジュールの機能の観点からこの出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明し、下記は、ハードウェア処理の観点からこの出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明する。図15に表わされたように、説明の容易さのために、この出願の実施形態に関する部分のみが表わされ、開示されていない特定の技術的な詳細について、この出願の実施形態における対応する方法の部分を参照されたい。図16を参照すると、図16は、この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの概略構造図である。
アクセス・ネットワーク・デバイス1501は、上記の実施形態における、処理モジュールに対応する物理的装置プロセッサ1501、および送信モジュールに対応する受信機1502を含む。基地局は、プログラム・コードを記憶するように構成されたメモリ1503をさらに含み、プログラム・コードがプロセッサ1501によって実行されるとき、この出願における上記の実施形態の方法が実現されることが可能である。図16に表わされたアクセス・ネットワーク・デバイスの構造がアクセス・ネットワーク・デバイスへの限定を構成せず、アクセス・ネットワーク・デバイスは、図に表わされた構成要素より多くの、またはより少ない構成要素を含んでもよく、またはいくつかの構成要素は組み合わされてもよく、または異なる構成要素の配置が使用されてもよいことをこの技術分野の当業者は理解し得る。
この実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスによって実行されるステップの詳細について、上記の実施形態の対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。
上記は、この出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明し、下記は、この出願の実施形態におけるユーザ機器を説明する。図17を参照されたく、図17は、この出願の実施形態によるユーザ機器の実施形態の概略図である。ユーザ機器は、処理モジュール1601および送信モジュール1602を含む。
処理モジュール1601は、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするように構成される。
送信モジュール1602は、特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成される。
アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、ターゲット時間間隔は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である。
図18を参照すると、図18は、この出願の実施形態によるユーザ機器の実施形態の概略図である。ユーザ機器は、送信モジュール1701および受信モジュール1702を含む。
送信モジュール1701は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成される。
受信モジュール1702は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を受信するように構成される。
スケジューリング情報は、アクセス識別子に基づいて、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される。
アクセス識別子は、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報および/または時間情報に基づいて、アクセス・ネットワーク・デバイスによって決定される。
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含む。
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
ユーザ機器は、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報、またはアクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいてアクセス識別子を決定するように構成されたモジュールをさらに含む。
上記は、モジュールの機能の観点からこの出願の実施形態におけるユーザ機器を説明し、下記は、ハードウェア処理の観点からこの出願の実施形態におけるユーザ機器を説明する。図19を参照すると、図19は、この出願の実施形態によるユーザ機器の概略構造図である。ユーザ機器1800は、異なる構成または性能が原因で大きく異なってもよく、例えば、上記の実施形態における処理モジュールに対応する1つ以上の物理的装置プロセッサ1801 (例えば、1つ以上のプロセッサ)、上記の実施形態における送信モジュールに対応する物理的装置送信機1802、メモリ1803、1つ以上のデータ1804、またはプログラム・コード1805を記憶する記憶媒体1806 (例えば、1つ以上の大容量記憶デバイス)を含んでもよい。メモリ1803および記憶媒体1806は、一時的または永続的なストレージであってもよい。記憶媒体1806に記憶されるプログラムは、1つ以上のモジュール(図に表わされていない)を含んでもよく、各モジュールは、端末デバイス内に一連の命令演算を含んでもよい。さらに、中央処理ユニット1801は、記憶媒体1806と通信し、記憶媒体1806内の一連の命令演算をユーザ機器1800において実行するように構成されてもよい。
ユーザ機器1800は、1つ以上の電源1807および1つ以上のオペレーティング・システム1808をさらに含んでもよい。
この実施形態におけるユーザ機器によって実行されるステップの詳細について、上記の方法の実施形態の対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。
上記の装置の実施形態において使用されるプロセッサは、中央処理ユニット(英語のフルネーム:central processing unit、略してCPU)またはネットワーク・プロセッサ(英語のフルネーム:network processor、略してNP)、またはCPUおよびNPの組み合わせであってもよいことが留意されるべきである。プロセッサは、具体的には、特定用途向け集積回路(英語のフルネーム:application-specific integrated circuit、略してASIC)またはプログラマブル論理デバイス(英語のフルネーム:programmable logic device、略してPLD)、またはそれらの組み合わせであってもよいハードウェア・チップをさらに含んでもよい。加えて、PLDは、複雑プログラマブル論理デバイス(英語のフルネーム:complex programmable logic device、略してCPLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(英語のフルネーム:field-programmable gate array、略してFPGA)、またはジェネリック・アレイ・ロジック(英語のフルネーム:generic array logic、略してGAL)、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。これは、本発明において限定されない。
この出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、モジュール、および方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単に例である。例えば、モジュール区分は単に論理的な機能区分であり、実際の実装において他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされ、または他のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの特徴は、無視され、または実行されなくてもよい。加えて、表示され、または論述された相互の結合または直接の結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実現されてもよい。装置またはユニットの間の間接の結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形式で実現されてもよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、なくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであっても、なくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワーク・ユニットに分散されてもよい。ユニットのいくつかまたはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に従って選択されてもよい。
加えて、この出願の実施形態における機能モジュールは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
統合されたモジュールがソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたモジュールは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本質的にこの出願の技術的解決策、または先行技術に貢献する部分、または技術的解決策のすべてまたは一部は、ソフトウェア製品の形式で実現されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体内に記憶され、この出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナル・コンピュータ、サーバ、またはネットワーク・デバイスであってもよい)コンピュータ・デバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュ・ドライブ、取り外し可能なハードディスク、リード・オンリ・メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクのような、プログラム・コードを記憶することが可能である任意の媒体を含む。
上記の実施形態は、単に、この出願の技術的解決策を説明するために意図されるが、この出願を限定するために意図されない。この出願は上記の実施形態を参照して詳細に説明されているが、この技術分野の当業者は、彼らが、この出願の実施形態の技術的解決策の思想および範囲から逸脱せずに、依然として、上記の実施形態において説明されている技術的解決策に修正を行い、またはそれらのいくつかの技術的特徴に等価な置換を行い得ることを理解すべきである。
1301 処理モジュール
1302 送信モジュール
1401 受信モジュール
1402 処理モジュール
1403 送信モジュール
1500 アクセス・ネットワーク・デバイス
1501 プロセッサ
1502 送信機
1503 メモリ
1601 処理モジュール
1602 送信モジュール
1701 送信モジュール
1702 受信モジュール
1800 ユーザ機器
1801 プロセッサ
1802 送信機
1803 メモリ
1804 データ
1805 プログラム・コード
1806 記憶媒体
1807 電源
1808 オペレーティング・システム
この出願は、2016年4月1日に中国特許庁に出願された中国特許出願PCT/CN2016/078381号、および2016年6月13日に中国特許庁に出願され、発明の名称を「リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器」とする中国特許出願PCT/CN2016/085614号の優先権を主張し、それらが全体として参照によりここに組み込まれる。
この出願は、通信技術の分野、詳細には、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器に関する。
インターネット・オブ・シングス(Internet of Things、IoT)は、対象と対象の間の環境およびリアルタイムなステータス情報のリアルタイムな共有および知的な収集、転送、処理、および実行を実現するために、ほとんどすべての現在の技術およびコンピュータおよびインターネット技術の組み合わせとして定義される。広い意味で、情報技術に関するすべての現在の応用は、インターネット・オブ・シングスの範囲に含まれることが可能である。移動通信の急速な進展とともに、移動データ・トラフィック、大容量デバイス接続、および連続的に現れる様々な新しいサービスおよび応用シナリオにおける将来の爆発的な成長に対処するために、第5世代移動通信システム(the 5th generation communication system、5G)が出現している。5Gの構成要素として、インターネット・オブ・シングスも市場の要件において成長を有する。
インターネット・オブ・シングスの重要な分枝として、セルラー・ネットワークを基にした狭帯域インターネット・オブ・シングス(narrowband Internet of Things、NB-IoT)がセルラー・ネットワーク内に構築されている。具体的には、セルラー・ネットワークを基にした狭帯域インターネット・オブ・シングスは、移動通信のためのグローバル・システム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))ネットワーク、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)ネットワーク、またはロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution)ネットワーク内に直接に配備されることが可能である。従来のセルラー・ネットワークのそれらと比較して、NB-IoTネットワークにおけるサービスおよびユーザ機器は、下記の特徴を有する。
(1)サービスの低いレートおよび長い周期:従来のセルラー・ネットワークと比較して、NB-IoTにおいて、サービスによって生成されるデータ・パケットは、より小さく、一般に遅延に敏感でない。
(2)低電力消費についての要件:ユーザ機器のバッテリー電力を節約し、ユーザ機器の比較的長いスタンバイ時間を保証するために、ユーザ機器のより低い電力消費が要求される。
先行技術において、LTEネットワークにおいて、基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、送信されるべきデータがあることを基地局に通知する必要がある。ユーザ機器は、現在伝送されるアップリンク・データと一緒に、基地局に、バッファ・ステータス・レポート(buffer status report、BSR)を送信してもよい。このとき送信されるべきアップリンク・データがないならば、ユーザ機器は、基地局にBSRを送信するためのアップリンク・リソースを要求するために、またはランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請するために、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)を使用することによってスケジューリング要求(scheduling request、SR)を送信してもよい。
しかし、NB-IoTネットワークについて、1つのユーザ機器は比較的少数のサービスを有するので、BSRが送信される必要があるとき、伝送されるべきアップリンク・データがあることが保証されることが可能でないことが上記の特徴から知られ得る。加えて、NB-IoTネットワーク・アーキテクチャを簡単にするために、現在のNB-IoTネットワークにおいてPUCCHが設計されず、言い換えると、ユーザ機器は、PUCCHを使用することによってSRを送信することも可能でない。従って、基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する必要があることが大いに起こり得る。言い換えると、基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ほとんどのとき、ユーザ機器は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する。しかし、ランダム・アクセス・プロセスを実行することは、比較的大きいシグナリング・オーバーヘッドを引き起こし、ランダム・アクセス・プロセスの頻繁な実行は、ユーザ機器の過度に大きいシグナリング・オーバーヘッドを引き起こし、ユーザ機器の過度に高い電力消費を引き起こす。
この出願の実施形態は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数を減少させ、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドを減少させ、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器を提供する。
これを考慮して、第1の態様によれば、この出願の実施形態は、リソース・スケジューリング方法、すなわち、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するステップと、
ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップと、を提供する。
この出願のこの実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔をまず決定し、そしてターゲット時間間隔においてユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット時間間隔においてユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによってスケジュールされたアップリンク・リソースにおいて予測できないデータを送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少され、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少され、ユーザ機器の電力消費が減少される。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスがターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視してもよく、
アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器によって送信されるデータをアップリンク・リソースにおいて受信しないならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を再送することをスキップし、それによって、アクセス・ネットワーク・デバイスのシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、アクセス・ネットワーク・デバイスの負荷が減少されることが可能である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するステップは、具体的には、下記の方式で、すなわち、
ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定するステップであって、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかをさらに決定してもよい、ステップと、
ユーザ機器が間欠受信状態にないとアクセス・ネットワーク・デバイスが判定するならば、ダウンリンク制御チャネルが監視される時間区間をターゲット時間間隔として使用するステップと、
で実行されてもよい。
可能な設計において、ユーザ機器が間欠受信状態にあると決定するならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定してもよく、ここでターゲット時間間隔は持続時間タイマー計時区間である。
可能な設計において、ユーザ機器が間欠受信状態にあると決定するならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、ここでターゲット時間間隔は不作動タイマー計時区間である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップは、具体的には、
不作動タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器に第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、同時にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップであって、
第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、ステップであってもよい。
可能な設計において、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、無線リンク制御RLCプロトコル・データ・ユニットであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよく、ここで第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットであり、ユーザ機器によってフィードバックされる回答メッセージを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよく、ここで回答メッセージは、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信した後にユーザ機器によってフィードバックされる。
可能な設計において、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、RLCプロトコル・データ・ユニットであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるとき、ユーザ機器のページング周期を決定してもよく、ここでページング周期内の覚醒フェーズはターゲット時間間隔であり、
アクセス・ネットワーク・デバイスは、覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定し、ここでターゲット・ページング機会は、覚醒フェーズにおいて1つ以上のページング機会を含み、
アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ページング機会においてユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信し、ここでターゲット・ページング・メッセージは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む。
第2の態様によれば、この出願の実施形態は、リソース・スケジューリング方法、すなわち、
ユーザ機器により、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするステップと、
特定のタイマーが満了する前に、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、ユーザ機器により、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するステップであって、
アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、ターゲット時間間隔は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、ステップと、を提供する。
この出願のこの実施形態において、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット時間間隔においてユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによってスケジュールされたアップリンク・リソースにおいて予測できないデータを送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が効果的に減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
可能な設計において、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスに、特定のアップリンク・データ、またはSR、またはBSRを送信してもよい。
可能な設計において、ユーザ機器が、特定のアップリンク・データを生成しないが、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報へのフィードバックを提供することをスキップする。実際の応用において、ユーザ機器の電力消費はさらに減少されることが可能である。
第3の態様によれば、この出願の実施形態は、リソース・スケジューリング方法、すなわち、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信し、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報と時間情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
ユーザ機器がスケジューリング情報によって示されるリソースにおいてアクセス要求を受信するように、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するステップと、を提供する。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定してもよく、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定してもよく、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子をさらに決定してもよく、
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
ここでHSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定してもよく、
Period_id = floor(SFN/Period)
ここでPeriod_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、
アクセス・チャネル・リソース期間は、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってyを決定してもよく、
y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
ここでWmaxは最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスがアクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、スケジューリング情報に基づいてアクセス応答を送信し、ここでアクセス応答は、周波数帯域識別子を含む。周波数帯域識別子は、アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたはアクセス応答のメッセージ・ペイロード内に含まれてもよいことが留意されるべきである。
可能な設計において、周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である。
第4の態様によれば、この出願の実施形態は、
ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するステップと、
ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
ユーザ機器により、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、アクセス識別子に基づいて受信するステップであって、スケジューリング情報は、アクセス要求を受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスによって決定される、ステップと、を含む、リソース・スケジューリング方法を提供する。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってアクセス識別子を決定し、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってアクセス識別子を決定し、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
可能な設計において、ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するステップは、
ユーザ機器により、下記の式に従ってアクセス識別子を決定するステップであって、
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
ここでHSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子である、ステップを含む。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってyを決定し、
y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
ここでWmaxは最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである。
可能な設計において、ユーザ機器は、下記の式に従ってアクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定し、
Period_id = floor(SFN/Period)
ここでSFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、アクセス・チャネル・リソース期間は、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である。
可能な設計において、ユーザ機器が、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、アクセス識別子に基づいて受信した後、ユーザ機器は、スケジューリング情報に基づいて、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアクセス応答を受信する。アクセス応答は、ユーザ機器がアクセス要求を送信する周波数帯域の識別子を含み、周波数帯域識別子は、具体的には、アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたはアクセス応答のメッセージ・ペイロード内に含まれてもよい。
可能な設計において、周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である。
第5の態様によれば、この出願の実施形態は、アクセス・ネットワーク・デバイスを提供し、このアクセス・ネットワーク・デバイスは、上記の方法の設計におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、
ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成された処理モジュールと、
ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成された送信モジュールと、を含む。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスの構造は、プロセッサ、および送信機を含む。プロセッサは、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成され、送信機は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成される。
第6の態様によれば、この出願の実施形態は、ユーザ機器を提供し、このユーザ機器は、上記の方法の設計におけるユーザ機器の挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、ユーザ機器は、
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするように構成された処理モジュールと、
特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成された送信モジュールであって、
アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、ターゲット時間間隔は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、送信モジュールと、を含む。
可能な設計において、ユーザ機器の構造は、プロセッサ、および送信機を含む。プロセッサは、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するとき、特定のタイマーを動作可能にするように構成され、送信機は、特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成される。
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、アクセス・ネットワーク・デバイスを提供し、アクセス・ネットワーク・デバイスは、上記の方法の設計におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、
アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成された受信モジュールと、
アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成された処理モジュールであって、
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、処理モジュールと、
アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成された送信モジュールと、を含む。
可能な設計において、アクセス・ネットワーク・デバイスの構造は、プロセッサ、受信機、および送信機を含む。受信機は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成され、プロセッサは、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報と時間情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成され、ここで周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。送信機は、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成される。
第8の態様によれば、この出願の実施形態は、ユーザ機器を提供し、このユーザ機器は、第4の態様による上記の方法の設計におけるユーザ機器の挙動を実現する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアを使用することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールはソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計において、ユーザ機器は、
アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成された送信モジュールと、
アクセス・チャネル・リソースの周波数情報と時間情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成されたモジュールであって、周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む、モジュールと、
アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、アクセス識別子に基づいて受信するように構成された受信モジュールであって、スケジューリング情報は、アクセス要求を受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスによって決定される、受信モジュールと、を含む。
可能な設計において、ユーザ機器の構造は、受信機と送信機を含む。送信機は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成され、受信機は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を受信するように構成される。スケジューリング情報は、アクセス識別子に基づいてアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、アクセス識別子は、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報および/または時間情報に基づいてアクセス・ネットワーク・デバイスによって決定され、周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含み、時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
第9の態様によれば、この出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供し、このコンピュータ記憶媒体はプログラム・コードを記憶し、このプログラム・コードは、上記の方法を実行するように命令するために使用される。
先行技術と比較すると、この出願の実施形態において、基地局は、ユーザ機器がPDCCHを監視するターゲット時間間隔を決定してもよく、基地局は、ターゲット時間間隔においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信することが、上記の技術的解決策から知られ得る。基地局によって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット時間間隔においてPDCCHを使用することによって基地局によってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアップリンク・データを送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
この出願の実施形態によるシステムの概略アーキテクチャ図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。 間欠受信動作周期の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるソース・スケジューリング方法における周波数帯域識別子搬送方式の概略図である。 この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるユーザ機器の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるユーザ機器の他の実施形態の概略図である。 この出願の実施形態によるユーザ機器の他の実施形態の概略図である。
この出願の実施形態は、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数を減少させ、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドを減少させ、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、リソース・スケジューリング方法、アクセス・ネットワーク・デバイス、およびユーザ機器を提供する。
この技術分野の当業者にこの出願における技術的解決策をより良く理解させるために、下記は、この出願の実施形態における添付図面を参照して、この出願の実施形態における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、この出願の実施形態のすべてではなく単に一部である。創作的努力なしでこの出願の実施形態に基づいてこの技術分野の当業者によって得られる他のすべての実施形態は、この出願の保護範囲内にあるものである。
この出願の明細書、請求項、および添付図面において、用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、等(存在すれば)は、類似する対象の間で区別することが意図されるが、必ずしも特定の順番または順序を示さない。そのようなやり方で称されるデータは、ここで説明される本出願の実施形態がここで例示されまたは説明される順番以外の順番で実現されることが可能であるように、適切な状況において交換可能であることが理解されるべきである。さらに、用語「含む」および他のどのような変形も、排他的でない包含をカバーすることを意味し、例えば、ステップまたはユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、必ずしもそれらのユニットに限定されないが、明示的にリストされていない、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスに固有の他のユニットを含んでもよい。
この出願の実施形態における技術的解決策は、端末デバイスの低い電力消費および低い複雑さを要求する無線通信システムに適用可能であり得ることが理解されるべきである。例えば、セルラー・ネットワークを基にした狭帯域インターネット・オブ・シングス(NB-IoT)通信システムにおいて、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスにアップリンク・リソース要求を送信する必要がある。しかし、NB-IoT通信システムにおいて、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスにアップリンク・リソース要求を送信する方式は、大いに限定され、ユーザ機器は、ランダム・アクセスを実行することによってアップリンク・リソースを要請する必要がある。これはユーザ機器の高い電力消費を要求する。この出願の実施形態における技術的解決策は、ユーザ機器の低い電力消費および低い複雑さが要求され、アクセス・ネットワーク・デバイスにアップリンク・リソース要求を送信する方式が限定される無線通信システムに適用可能であり得る。これは、この出願において限定されない。
この出願における技術的解決策は、様々な無線セルラー・ネットワークを基にした通信システム、例えば、移動通信のためのグローバル・システム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、LTEシステム、および将来の5G通信システムに適用されてもよい。これは、この出願において限定されない。
この出願の実施形態における技術的解決策は、LTEシステムおよびLTEシステムの発展型システムに基づく狭帯域インターネット・オブ・シングス通信システムに主に適用される。この出願の実施形態が適用する通信システムにおいて、使用されるネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク・デバイス(ネットワーク・デバイスとも呼ばれる)およびユーザ機器である。この出願の実施形態の技術的解決策は、ユーザ機器の低い電力消費を要求する他の類似の無線通信システムにも適用されてもよい。これは、この出願において限定されない。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、また、通信を実行することが可能であるユーザ機器、例えば、端末デバイス、移動局(mobile station、MS)、移動端末、および冷蔵庫であってもよい。ユーザ機器は、無線アクセス・ネットワーク(radio access network、RAN)を使用することによって1つ以上のコア・ネットワークと通信してもよい。ユーザ機器は、具体的には、通信機能を有するデバイス、例えば、無線アクセス・ネットワークと音声およびデータを交換する乗り物または冷蔵庫であってもよい。加えて、アクセス・ネットワーク・デバイスが基づく異なるセルラー・ネットワークに従って、アクセス・ネットワーク・デバイスは、具体的には、LTEシステムおよびLTEシステムの発展型システムにおける、発展型NodeB(evolved Node B、eNBまたはe-NodeB)、マクロ基地局、マイクロ基地局、ピコセル基地局、アクセス・ポイント(access point、AP)、伝送ポイント(transmission point、TP)、または同様のものであってもよい。これは、この出願において限定されない。説明の容易さのために、図1に表わされた応用シナリオは、アクセス・ネットワーク・デバイスが基地局である例を使用することによって説明されることが留意されるべきである。
図1を参照すると、図1は、この出願において提供される解決策適用される応用シナリオを表わす。図に表わされたシナリオは、セルラー・ネットワークを基にした物理ネットワーク通信システムの応用シナリオである。このシナリオは、複数のユーザ機器および基地局を含む。図に表わされたユーザ機器および基地局の数はここで単に例として説明されるが、この出願における解決策への限定を構成しないことが留意されるべきである。このシナリオにおいて、図に表わされた各ユーザ機器は、基地局と通信し得る。
図1に表わされたシナリオにおいて、基地局は、いくつかの特定の時間区間においてユーザ機器にアップリンク・リソースを自動的に割り当ててもよい。特定の動作プロセスの間、ユーザ機器が、基地局によって予測できないデータを生成し、基地局によって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、ユーザ機器は、基地局によって自動的に割り当てられるアップリンク・リソースを使用することによってデータを直接に送信し、または基地局によって自動的に割り当てられるアップリンク・リソースを使用することによって基地局にアップリンク・リソース・スケジューリング要求を送信してもよい。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって自動的に割り当てられるアップリンク・リソースを使用することによってデータまたはアップリンク・リソース・スケジューリング要求を送信してもよい。先行技術と比較して、特定の応用の間、ランダム・アクセス・プロセスを実行することによってユーザ機器によってアップリンク・リソースを要請する回数は減少され、ユーザ機器の過度のシグナリング・オーバーヘッドは減少され、ユーザ機器の過度に高い電力消費の問題は防止される。
下記は、特定の例を参照して詳細にこの出願の実施形態を説明する。これらの例は、単に、この技術分野の当業者がこの出願の実施形態をより良く理解することを助けるが、この出願の実施形態の範囲を限定しないことが意図されることが留意されるべきである。以下で説明される方法におけるプロセスの順序番号は、この出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことが理解され得る。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、この出願の実施形態の実装プロセスへのどのような限定としても解釈されるべきでない。
具体的には、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するいくつかの時間内に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器にいくつかのアップリンク・リソースを自動的に割り当ててもよい。LTEシステムを基にしたIoTネットワーク・システムを例として使用して、ユーザ機器がPDCCHを監視する時間内に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器にリソース・スケジューリング情報を送信してもよい。詳細について、下記の実施形態を参照されたい。
実施形態1
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるとき、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
具体的には、図2を参照すると、図2は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法は、下記のステップを含む。
201.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定する。
この出願のこの実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定してもよい。
ユーザ機器とアクセス・ネットワークの間の無線リソース制御(radio resource control、RRC)プロトコル・レイヤ接続関係に基づいて、ユーザ機器は、具体的には、2つの動作状態、すなわち、RRC_Idle状態およびRRC_Connected状態を有することが理解されるべきである。
ユーザ機器が接続状態にあるかどうか、すなわち、ユーザ機器がRRC_Connected状態にあるかどうかを、システムによって予め構成された構成に基づいてアクセス・ネットワーク・デバイスが決定してもよいことをこの技術分野の当業者が知り得ることが理解され得る。詳細は再度ここで説明されない。
202.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかを決定する。
この出願のこの実施形態において、ユーザ機器が接続状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかをさらに決定してもよい。
パケットを基にしたデータ・フローは、通常、予期されないことが理解され得る。間欠受信(discontinuous reception、DRX)動作メカニズムの下で、ユーザ機器の電力消費を減少させるために、データが伝送されないとき、ユーザ機器の電力消費は、ユーザ機器の受信機回路をターンオフすることによって減少されてもよく、すなわち、この場合、ユーザ機器は間欠動作状態にある。
DRXの基本メカニズムは、接続状態にあるユーザ機器のためのDRX周期を構成することであることが理解されるべきである。DRX周期は、持続時間タイマーによって実現される。具体的には、図3を参照すると、図3に表わされたように、DRX周期は、間欠受信時間区間および休眠時間区間を含む。間欠受信時間区間において、ユーザ機器は、PDCCHを監視および受信し、間欠受信時間区間においてPDCCHを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるスケジューリング情報を受信してもよく、そして、アクセス・ネットワーク・デバイスによって配送されるスケジューリング情報に基づいてデータを受信または送信する。休眠時間区間において、ユーザ機器は、PDCCHを監視せず、すなわち、PDCCHにおいてスケジューリング情報を受信しない。言い換えると、間欠動作状態において、ユーザ機器は、定期的にスリープし、覚醒するとき持続時間タイマーを動作可能にし、持続時間タイマーが満了する前にPDCCHを監視する。
DRX周期に関するパラメータ、例えば、ユーザ機器がDRXに入る時間および持続時間タイマー計時区間は、両方とも、ユーザ機器がネットワークにアクセスするとき、ユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによって構成されることが理解されるべきである。言い換えると、ユーザ機器がDRXを動作可能にする命令を受信するという条件で、ユーザ機器は、指定されたパラメータに基づいて、DRX動作モジュールを動作可能にし、DRX動作モードに入る。アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかを、予め構成された構成に基づいて決定する。
203.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定する。
ユーザ機器が間欠動作状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠動作状態にある持続時間タイマー計時区間をさらに決定してもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、予め構成された構成に基づいて、動作可能にする時および持続時間タイマーの計時区間を決定してもよいことが理解されるべきである。言い換えると、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定してもよい。詳細は再度ここで説明されない。
204.アクセス・ネットワーク・デバイスは、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信する。
この出願のこの実施形態において、持続時間タイマー計時区間を決定した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、持続時間タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよい。
理解の容易さのために、アップリンク・リソース・スケジューリング情報が、この出願の実施形態において、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器に送信されることは、図4を例として使用することによって説明される。図4に表わされたように、図4は、持続時間タイマー計時区間における、アクセス・ネットワーク・デバイスによるユーザ機器へのアップリンク・リソース・スケジューリング情報の送信を表わす概略図である。
図4において、格子は、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHの時間ドメイン・リソース位置において、アクセス・ネットワーク・デバイスが、持続時間タイマー計時区間において、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2、またはアップリンク・リソース・スケジューリング情報3を送信し得ることを表現し、ここでアクセス・ネットワーク・デバイスは、持続時間タイマー時間の長さの中で異なるPDCCH時間ドメイン・リソースを占有し、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2、またはアップリンク・リソース・スケジューリング情報3を使用することによって、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)において、ユーザ機器に、図4に表わされたアップリンク・リソースを割り当て、スケジュールしてもよい。
図4に表わされたスケジューリング方式は、単に、この出願において使用される例であり、アクセス・ネットワーク・デバイスがアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するとき、持続時間タイマー計時区間において利用可能なPDCCH時間ドメイン・リソースがあるという条件で、アクセス・ネットワーク・デバイスは、さらに、持続時間タイマー計時区間において、3つより多い、または3つより少ないアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよいことが留意されるべきである。詳細は再度ここで説明されない。
言い換えると、持続時間タイマー計時区間において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHにアップリンク・リソース・スケジューリング情報を追加し、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を定期的に送信してもよいことが留意されるべきである。アクセス・ネットワーク・デバイスがアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するとき、ユーザ機器が持続時間タイマー計時区間にあるという条件で、送信期間は、DRX周期の整数倍であってもよい。設定は、実際の応用ケースに基づいて実行されてもよいことが理解されるべきであり、詳細はここで限定されない。
ユーザ機器が間欠動作状態にないとき、ユーザ機器はPDCCHを常に監視し、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠動作状態になく、PDCCHを監視する持続時間においてユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよいことが留意されるべきである。
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信した後、リソース・スケジューリング方法は、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視するステップと、
アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器によって送信されるデータをアップリンク・リソースにおいて受信しないならば、アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を再送することをスキップするステップと、をさらに含むことが留意されるべきである。
この出願の実施形態において、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信することを完了するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視し、アップリンク・リソースにおいて、ユーザ機器によって送信されるデータがあるかどうかを決定する。
アクセス・ネットワーク・デバイスが、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、ユーザ機器によって送信される特定のアップリンク・データ、すなわち、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータ、またはSR、またはBSRを受信しないならば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を繰り返し送信せず、すなわち、アクセス・ネットワーク・デバイスはスケジューリングを繰り返さない。既存のLTEシステムにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器にスケジューリング情報を送信するが、スケジューリング情報によってスケジュールされるリソースにおいて何も応答を受信しないとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、スケジューリング情報を再送する必要がないことが理解されるべきである。この実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスはアップリンク・リソース・スケジューリング情報を繰り返し送信せず、ユーザ機器がアップリンク・リソースを必要としないとき、繰り返されるスケジューリングによって引き起こされるリソース浪費を防止する。
205.ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信してもよい。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、持続時間タイマー計時区間において、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信してもよいことが理解されるべきである。
ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するとき、ユーザ機器が特定のアップリンク・データ、すなわち、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するかどうかに基づいて、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報のための2つの異なる処理方法を有し得る。詳細について、図5を参照されたい。
第1の方法において、ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信し、このとき、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、
ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースが特定のアップリンク・データを搬送するために十分であるかどうかを決定してもよい。アップリンク・リソースが特定のアップリンク・データを搬送するために十分であるならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、アクセス・ネットワーク・デバイスに特定のアップリンク・データを直接に送信する。図5に表わされたように、ユーザ機器が、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1を受信し、特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報1によって示されるアップリンク・リソースにおいて、特定のアップリンク・データを送信してもよい。
アップリンク・リソースが特定のアップリンク・データを搬送するために十分でないならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、SRを送信してもよい。図5に表わされたように、ユーザ機器が、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2を受信し、特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、特定のアップリンク・データが送信される必要があることをアクセス・ネットワーク・デバイスに通知し、アクセス・ネットワーク・デバイスからアップリンク・リソースをさらに要求するために、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報2によって示されるアップリンク・リソースにおいて、SRを送信する。
SRに基づいてユーザ機器のためにアクセス・ネットワーク・デバイスによってスケジュールされたアップリンク・リソースがどれだけの大きさかは、具体的には、実装に依存することが留意されるべきである。具体的には、BSRを送信するためにユーザ機器のために十分なリソースがユーザ機器のためにスケジュールされてもよく、またはBSRは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて直接に送信されてもよい。図5に表わされたように、ユーザ機器が、アップリンク・リソース・スケジューリング情報3を受信し、特定のアップリンク・データを既に生成しているならば、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報3によって示されるアップリンク・リソースにおいてBSRを送信してもよい。BSRは、ユーザ機器のどれだけ多くのデータがアップリンク・バッファに記憶され、送信される必要があるかをアクセス・ネットワーク・デバイスに示す情報であることが理解されるべきである。従って、ユーザ機器によって生成される特定のアップリンク・データを搬送するために十分なアップリンク・リソースがアクセス・ネットワーク・デバイスから要求される。言い換えると、BSRは、生成された特定のアップリンク・データのサイズに基づいてユーザ機器によって決定される。
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は特定のタイマーを動作可能にしてもよく、ユーザ機器は特定のタイマーが満了する前にPDCCHを連続的に監視し、アクセス・ネットワーク・デバイスによって配送されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報があるかどうかを決定することが留意されるべきである。
第2の方法において、ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信し、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成しないならば、
ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を無視してもよく、アップリンク・リソース・スケジューリング情報についてアクセス・ネットワーク・デバイスにフィードバックを提供しない。図5に破線の格子で表わされたように、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成しないが、アップリンク・リソース・スケジューリング情報4を受信するとき、ユーザ機器は、アップリンク・リソース・スケジューリング情報4によって示されるアップリンク・リソースを無視する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にある持続時間タイマー計時区間を決定し、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。具体的には、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、持続時間タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信される、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
実施形態2
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠受信状態にあるとき、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
具体的には、図6を参照すると、図6は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法の特定の実装プロセスは、下記のステップを含む。
ステップ601およびステップ602は、上記の実施形態におけるステップ201および202に類似し、詳細は再度ここで説明されない。
603.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定する。
ユーザ機器が間欠動作状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が間欠動作状態にあるユーザ機器の不作動タイマー計時区間をさらに決定してもよい。
ほとんどの場合において、ユーザ機器がサブフレームにおいてスケジュールされ、データを受信または送信するとき、ユーザ機器は、次のいくつかのサブフレームにおいて連続的にスケジュールされてもよいことが理解されるべきである。DRX動作メカニズムに従って、ユーザ機器は、次のDRX周期において、間欠受信時間区間において、データを受信または送信する必要があり得る。この場合、データが次のDRX周期において受信または送信されるならば、追加の遅延が引き起こされる。そのような種類の遅延を減少させるために、ユーザ機器がスケジュールされた後、ユーザ機器がデータを伝送するようにスケジュールされるとき、不作動タイマーが動作可能にされ、ユーザ機器は、不作動タイマーが満了するまでPDCCHを監視することを続ける。具体的には、図7に表わされたように、持続時間タイマー計時区間において、ユーザ機器がアップリンク・データ・リソースまたはダウンリンク・データ・リソースを示すPDCCHの受信に成功したとき、ユーザ機器は、不作動タイマーを動作可能にする。不作動タイマー計時区間において、ユーザ機器が、アップリンク・データ・リソースまたはダウンリンク・データ・リソースを示すPDCCHの受信に成功したとき、ユーザ機器は、不作動タイマーを再び動作可能にする。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって配送されるスケジューリング情報を受信する毎に、不作動タイマーが、一度、動作可能にされる。
604.アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信してもよい。
図8に表わされたように、アップリンク・データ・リソースを示すスケジューリング情報をユーザ機器が受信する例を使用することによって説明が提供される。ユーザ機器が、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、アップリンク・データ・リソースを示すために使用されるスケジューリング情報を受信するとき、ユーザ機器は、不作動タイマーを動作可能にし、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、PDCCHを使用することによって、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報1を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。
ユーザ機器がアップリンク・リソース・スケジューリング情報1を受信するとき、不作動タイマーが、再び計時するために再び動作可能にされることが理解されるべきである。不作動タイマーが再び動作可能にされた後、データを送信する必要があるときユーザ機器がアップリンク・リソースを使用するように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報2を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、この出願の実施形態において、ユーザ機器が、スケジューリングの間、不作動タイマー計時区間にあるという条件で、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器のためにいくつかのアップリンク・リソースを予めスケジュールしてもよく、詳細はここで限定されない。
図8は、この出願の実施形態における2回のスケジューリングが単に例として説明される概略図であることが留意されるべきである。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、間欠受信状態において、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、アクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データをユーザ機器が生成するとき、ユーザ機器は、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
この出願の実施形態において、任意選択で、図9に表わされたように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマー計時区間において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を使用することによってユーザ機器に第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、同時にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信する。
第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである。
言い換えると、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを送信する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットのためにダウンリンク・リソースをスケジュールし、同時に、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、RLCプロトコル・データ・ユニットであってもよく、または物理レイヤより上の任意のプロトコル・レイヤにおけるプロトコル・データ・ユニット、例えば、媒体アクセス制御(MAC)レイヤプロトコル・データ・ユニット、またはパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)レイヤプロトコル・データ・ユニットであってもよいことが留意されるべきである。詳細はここで限定されない。
任意選択で、この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定する前に、方法は、
アクセス・ネットワーク・デバイスにより、PDCCHを使用することによってユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップであって、第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、ステップをさらに含む。
アクセス・ネットワーク・デバイスが不作動タイマー計時区間においてPDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信することは、具体的には、
回答メッセージを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、PDCCHを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ここで回答メッセージは、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信した後にユーザ機器によってフィードバックされる。言い換えると、ユーザ機器がダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
理解および説明の容易さのために、この出願の実施形態は、図10を参照して説明される。
図10に表わされたように、アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCCHを使用することによってユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、PDSCHにおいてユーザ機器のためにデータ・ブロックをスケジュールする。データ・ブロックは、ダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットを受信するために必要とされる。アクセス・ネットワーク・デバイスは、データ・ブロックにおいてユーザ機器に第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを送信し、ユーザ機器が第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信するとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスに回答メッセージを送信する。
ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するとき、不作動タイマーが動作可能にされる。この場合、アクセス・ネットワーク・デバイスが回答メッセージを受信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、不作動タイマーが満了する前に、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、間欠受信状態において、ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は、不作動タイマー計時区間において、PDCCHを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
実施形態3
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるとき、ページング・メッセージを使用することによってユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
具体的には、図11を参照すると、図11は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法の特定の実装プロセスは、下記のステップを含む。
1101.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるかどうかを決定する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器がアイドル状態にあるかどうかを決定し、すなわち、ユーザ機器がRRC_Idle状態にあるかどうかを決定してもよい。
1102.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器のページング周期を決定する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器がアイドル状態にあると決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器のページング周期をさらに決定する。ページング周期は、ユーザ機器の1つ以上のページング周期を含んでもよく、詳細はここで限定されない。
アイドル状態にあるユーザ機器は、各ページング周期において覚醒し、ページング周期の覚醒フェーズにおいて、対応するページング・フレーム(paging frame、Pf)内でのみ、ページング機会(paging occasion、PO)においてPDCCHを監視することが理解されるべきである。
1103.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング周期内の覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器のページング周期を決定するとき、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング周期の覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定してもよい。ターゲット・ページング機会は、ページング周期の覚醒フェーズにおいて1つ以上のページング機会を含んでもよい。詳細はここで限定されない。
1104.アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ページング機会においてユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信し、ここでターゲット・ページング・メッセージは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む。
この出願の実施形態において、ページング周期内の覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ページング機会においてユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信してもよい。ページング・メッセージは、アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、ページング・メッセージにおいてユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージにおいてユーザ機器のためにアップリンク・リソースを定期的にスケジュールしてもよいことが留意されるべきである。アクセス・ネットワーク・デバイスがユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールする期間は、ユーザ機器のページング周期の整数倍であってもよいことが留意されるべきである。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ページング・メッセージにおいて、ユーザ機器のためにアップリンク・リソースをスケジュールしてもよい。言い換えると、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないデータを生成するとき、ユーザ機器は、ターゲット・ページング機会において、ページング・メッセージを使用することによって、アクセス・ネットワーク・デバイスによってユーザ機器に送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて、予測できないアップリンク・データまたはSRまたはBSRを直接に送信してもよく、それによって、ランダム・アクセス・プロセスを使用することによってアップリンク・リソースを要請する回数が減少されることが可能であり、ユーザ機器にもたらされる追加のシグナリング・オーバーヘッドが減少されることが可能であり、ユーザ機器の電力消費が減少されることが可能である。
実施形態4
この出願の実施形態において提供されるリソース・スケジューリング方法の詳細について、図12を参照されたい。図12は、この出願の実施形態によるリソース・スケジューリング方法の実施形態の概略図である。リソース・スケジューリング方法は、下記のステップを含む。
1201.アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信する。
この出願の実施形態において、データを送信するためにリソースを要請する必要があるとき、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信してもよく、アクセス・ネットワーク・デバイスは、ランダム・アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信してもよい。
1202.アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス識別子を決定する。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報および時間情報の少なくとも1つに基づいてアクセス識別子を決定する。
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含むことが留意されるべきである。周波数帯域識別子は、band_idを指し、周波数帯域は、複数のサブキャリアを含んでもよい。具体的には、例えば、周波数帯域識別子は、システム狭帯域識別子であってもよい。システム狭帯域は、システムの動作をサポートする最小周波数帯域であってもよい。例えば、NB-IoTネットワークについて、システム狭帯域の帯域幅は、200 kHz (20 kHzのガード帯域幅を含む)であってもよく、1つのシステム狭帯域は、3.75 kHzの48個のサブキャリアに区分されてもよい。
システム狭帯域識別子は、ユーザ機器によって選択されるアクセス・チャネル・リソースに対応するシステム狭帯域のインデックスであってもよい。システム狭帯域インデックスの範囲は、0または1から始まってもよく、ここで限定は課されない。例えば、ネットワークは、ランダム・アクセスのために使用されてもよい多くて5個のシステム狭帯域をサポートしてもよい。システム狭帯域インデックスが0から始まるならば、システム狭帯域インデックスの範囲は0から4であり、xは5以上の正の整数である。システム狭帯域インデックスが1から始まるならば、システム狭帯域インデックスの範囲は1から5であり、xは6以上の正の整数である。
従来のLTEネットワークについて、システム帯域幅は1.4 MHzから20 MHzであることが留意されるべきである。言い換えると、LTEシステム帯域幅のために構成されることが可能である最小動作帯域幅は1.4 MHzである。
他の例について、周波数帯域識別子は、その代わりに、構成可能なサブキャリアの集合の識別子であってもよい。例えば、NB-IoTネットワークについて、ランダム・アクセス・リソースにおいて構成が実行されるとき、12個の連続するサブキャリアを含む集合が単位として使用されてもよい。言い換えると、構成可能なキャリアの数は、0、12、24、36、または48であってもよい。好ましくは、本出願の実施形態における周波数帯域識別子は、システム狭帯域識別子である。
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
アクセス・チャネル・リソース期間は、具体的には、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間の1つであってもよいことが留意されるべきである。詳細はここで限定されない。
アクセス識別子を決定する目的は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・リソースを、アクセス識別子を使用することによって示すことであることが理解されるべきである。アクセス・チャネルにおけるリソースの各部分は、周波数情報内の周波数帯域識別子およびキャリア識別子、および時間情報内のアクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号のようなリソース・パラメータに対応する。リソース・パラメータの1つまたはいくつかまたはすべては、ユーザ機器によって使用されるアクセス・リソースを示してもよい。
アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス識別子を決定してもよく
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yは、アクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
加えて、アクセス識別子は、その代わりに、下記の式に従って決定されてもよく、
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
ここでyは、アクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
アクセス識別子を決定する目的は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・リソースを、アクセス識別子を使用することによって示すことであることが留意されるべきである。アクセス・チャネルにおけるリソースの各部分は、周波数情報内の周波数帯域識別子およびキャリア識別子、および時間情報内のアクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号のようなリソース・パラメータに対応する。リソース・パラメータの1つまたはいくつかまたはすべては、ユーザ機器によって使用されるアクセス・リソースを示してもよい。
各識別子についてアクセス・ネットワークによって予約される空間は、通常、固定されるので、比較的大きいアクセス識別子は、他のアクセス識別子においてアクセス・ネットワークによって実行される構成に影響する。従って、周波数帯域識別子、キャリア識別子、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号のようなリソース・パラメータを含む任意の組み合わせが、アクセス識別子を決定するために、アクセス・ネットワークの特徴および要件に基づいて選択されてもよい。アクセス識別子は、下記の方式でさらに決定されてもよい。
方式1:
RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である。
方式2:
RA-RNTI = 1 + band_id + x * SFN
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、SFNはシステム・フレーム番号である。
上記の方1および方2において、最大アクセス応答受信ウィンドウの長さWmaxが比較的短いならば、アクセス識別子の最大値をさらに減少させるために、式中のPeriod_idおよびSFNについて変換が実行されてもよいことが留意されるべきである。特定の方法は下記の通りである。
方式1において、式中のPeriod_idは、Period_id mod (floor(Wmax/Period) + 1)またはPeriod_id mod floor(Wmax/Period)で置換される。Periodはアクセス・チャネル・リソース期間である。
方式2において、式中のSFは、SFN mod (floor(Wmax/SFN_Length) + 1)またはSFN mod floor(Wmax/SF_Length)で置換される。SF_Lengthはシステム・フレームの長さである。例えば、LTEシステムにおいて、SF_Lengthの長さは10 msである。
1および方2に加えて、2つのユーザ機器がそれらの応答受信ウィンドウの重なった部分において同じアクセス識別子を使用することによってアクセス応答を受信するときに引き起こされる混乱を防止するために、システム・ハイパー・フレーム番号がさらに導入されてもよい。例えば、方式3において、
RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * SFN
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、
xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yは、アクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である。
この出願の実施形態において、2つのユーザ機器がそれらの応答受信ウィンドウの重なった部分において同じアクセス識別子を使用することによってアクセス応答を受信するときに引き起こされる混乱を防止するために、システム・ハイパー・フレーム番号が導入される。
方式4:
RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * SFN
ここでRA-RNTIはアクセス識別子であり、band_idは周波数帯域識別子であり、HSFNはシステム・ハイパー・フレーム番号であり、SFNはシステム・フレーム番号である。
アクセス識別子を決定する上記のいくつかの方式において、yは、具体的には、下記の式に従って決定されてもよいことが留意されるべきである。
y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
yは、その代わりに、他の方式で決定されてもよいことが留意されるべきであり、
例えば、y = floor(Wmax/HSF-Length)であり、詳細はここで限定されない。
floor()は切り捨てを表現し、Wmaxは最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである。
可能な設計において、アクセス識別子を決定する上記の方式において、アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従ってアクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定し、
Period_id = floor(SFN/Period)
ここでPeriod_idはアクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodは、アクセス・チャネル・リソース期間であり、システム・フレームを単位として使用することが留意されるべきである。
アクセス識別子を決定するすべての方式において、HSFN mod yの意味は、最大アクセス応答ウィンドウの長さがすべてのハイパー・フレームを覆わないとき、アクセス識別子の最大値は、mod演算を使用することによって減少されることが可能であることにあることが留意されるべきである。アクセス・ネットワーク・システムが、アクセス識別子の最大値を減少させる必要がない、または比較的大きな値のアクセス識別子を受け入れてもよいならば、この演算は実行されなくてもよい。言い換えると、HSFN mod yはHSFNで置換されてもよい。
アクセス識別子が複数のリソース・パラメータを使用することによって決定されるとき、式は、複数のリソース・パラメータを対応する係数でそれぞれ乗算し、積を加算する形式であることが留意されるべきである。本質は、異なるリソース・パラメータが、互いから区別されるために、アクセス識別子の異なる位置に配置されることにある。式中の異なるリソース・パラメータの出現順序は、一般に、アクセス識別子の最大値ができるだけ小さいように、小さい最大値を有するリソース・パラメータが最初に出現し、大きい最大値を有するリソース・パラメータが続いて出現することである。しかし、この出願はこの順序付け方式に限定されない。下記は、アクセス識別子が複数のリソース・パラメータを使用することによって決定されるとき、各リソース・パラメータの係数がどのように決定されるかを説明する。アクセス識別子の一般式は
RA-RNTI = 1 + 係数1 * リソース・パラメータ1 + 係数2 * リソース・パラメータ2 + … + 係数n * リソース・パラメータnとして表現されてもよく、
ここでRA-RNTIは、アクセス識別子であり、n個のリソース・パラメータを有してもよい。係数設定規則は下記の通りである。
すべての係数は正の整数であり、
係数1は式中の最も左のリソース・パラメータ1の係数であり、係数1は1以上であることが要求され、
係数2は(リソース・パラメータ1の最大値 + 1) * 係数1以上であり、
係数3は(リソース・パラメータ2の最大値 + 1) * 係数2以上であり、
類推により、係数nは(リソース・パラメータ(n-1)の最大値 + 1) * 係数(n-1)以上である。
アクセス・チャネル・リソース期間は、アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、またはユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間であることが留意されるべきである。
1203.アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信する。
この出願の実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスがアクセス識別子を決定した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報、すなわち、媒体アクセス制御(media access control、MAC)ランダム・アクセス応答(random access response、RAR)プロトコル・データ・ユニット(protocol data unit、PDU)のスケジューリング・メッセージを送信してもよい。
この技術分野の当業者は、RARのMAC PDUの構成要素の観点から考えて、MAC RAR PDUはメッセージ・ヘッダおよびメッセージ・ペイロードを含むことを知り得る。MAC RAR PDUのメッセージ・ヘッダは、1つ以上のサブアクセス応答(MAC RAR)サブヘッダを含む。MAC RAR PDUのメッセージ・ペイロードは、1つ以上のサブアクセス応答(MAC RAR)ペイロードおよび存在してもよいパディング(padding)を含む。各サブアクセス応答サブヘッダと各サブアクセス応答(MAC RAR)ペイロードの間に対応関係がある。例えば、1つのサブヘッダは、1つのペイロードに対応していてもよい。1つのMAC PDUは複数のMAC RARを含んでもよいことが上記で説明された構造から知られ得る。
具体的には、アクセス識別子は、アクセス応答のスケジューリング情報にスクランブルされてもよいことが理解されるべきであり、詳細は再度ここで説明されない。
1204.ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるスケジューリング情報を受信する。
この出願の実施形態において、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるスケジューリング情報を受信してもよく、ユーザ機器は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアクセス応答(MAC RAR PDU)を、スケジューリング情報によって示されるリソースにおいて受信する。
ユーザ機器がアクセス要求を送信するとき、ユーザ機器は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・チャネル・リソースに基づいて、アクセス識別子を決定することが留意されるべきである。ユーザ機器によってアクセス識別子を決定するための特定の方法は、アクセス・ネットワーク・デバイスによってアクセス識別子を決定するための上記の方法に類似し、詳細は再度ここで説明されない。
ユーザ機器は、アクセス識別子を使用することによってスケジューリング情報を受信する。スケジューリング情報を送信するためにアクセス・ネットワーク・デバイスによって使用されるアクセス識別子がユーザ機器によって使用されるアクセス識別子と合致するとき、ユーザ機器は、スケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報によって示されるリソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスのアクセス応答(MAC RAR PDU)の受信に成功することが可能である。続いて、ユーザ機器は、ユーザ機器によって使用されるアクセス・チャネル・リソース情報、例えば、システム狭帯域情報またはサブキャリア情報と、アクセス応答(MAC RAR PDU)内の各サブアクセス応答(MAC RAR)に含まれる情報の間の照合を実行する。アクセス・チャネル・リソース情報が各サブアクセス応答(MAC RAR)に含まれる情報と合致するとき、それは、MAC RARがユーザ機器のMAC RARであることを示す。どのMAC RARがユーザ機器に向けられているかをユーザ機器が識別した後、ユーザ機器は、識別された合致したMAC RAR内の関連する構成、パラメータ、または同様のものを使用することによって続くアクセス・ステップをさらに実行してもよい。詳細は再度ここで説明されない。
この出願の実施形態において、ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって予測できないアップリンク・データを生成するとき、ユーザ機器は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアップリンク・リソースを要請してもよい。より大きい時間ユニット、例えば、アクセス期間およびハイパー・フレーム番号が導入され、その目的は、異なるアクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス要求を送信する異なるユーザ機器の間で区別することであり、異なるユーザ機器が重なったアクセス応答受信ウィンドウにおいて同じアクセス識別子に基づいてPDCCHをデコードするときに引き起こされる混乱の問題を防止する。
出願のいくつかの実施形態において、アクセス・ネットワーク・デバイスがアクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信した後、アクセス・ネットワーク・デバイスは、スケジューリング情報に基づいてアクセス応答(MAC RAR PDU)を送信することが留意されるべきである。MAC RAR PDUは周波数帯域識別子を含み、周波数帯域識別子は、MAC RAR PDUの、メッセージ・ヘッダに含まれてもよく、またはメッセージ・ペイロードに含まれてもよい。具体的には、サブアクセス応答サブヘッダは、アクセス・ネットワーク・デバイスによって受信されるアクセス要求の周波数帯域識別子を含み、またはサブアクセス応答ペイロードは、アクセス・ネットワーク・デバイスによって受信されるアクセス要求の周波数帯域識別子を含む。
図13に表わされたように、サブアクセス応答サブヘッダが周波数帯域識別子を含むとき、周波数帯域識別子のいくつかのビットが既存のサブアクセス応答サブヘッダに追加されてもよく、すなわち、RAPIDフィールドの後の5ビットが周波数帯域識別子フィールドとして使用される。サブアクセス応答ペイロードが周波数帯域識別子を含むとき、既存のサブアクセス応答ペイロードの予約ビットは、周波数帯域識別子を示すために使用されてもよい。アップリンク・リソース(UL Grant)フィールドの横に5個のR予約ビットがあり、予約ビットのいくつかは、周波数帯域識別子として使用されてもよい。いずれの方式においても、周波数帯域識別子によって占有されるビットの数は、ネットワーク内で使用されることが可能である周波数帯域の最大数に依存することが留意されるべきである。例えば、ネットワークが多くて16個の周波数帯域をサポートすることが可能であるならば、周波数帯域識別子は、少なくとも4ビットを占有する必要がある。加えて、図13に表わされた周波数帯域識別子の搬送方式は、単に説明のための例として使用されているが、本出願のこの実施形態への限定を構成しないことが留意されるべきである。
REL(Release)-14バージョンのNB-IoTはマルチシステム狭帯域をサポートし、すなわち、ユーザ機器は、複数のシステム狭帯域における異なるランダム・アクセス・リソースにおいてランダム・アクセスを実行することが許容され、それによって、アクセス容量が増加されることが理解されるべきである。異なるユーザ機器は、200 kHzの異なるアップリンク・システム狭帯域においてランダム・アクセスを開始することが許容される。上記で説明された解決策において、ほとんどのアクセス識別子はシステム狭帯域の間で区別するために使用される情報を含まないので、異なるシステム狭帯域において、アクセス要求を送信するために同じサブキャリア・インデックスを同時に使用するユーザ機器は、同じMAC RARを共有し、続く競合解決は実行されることが可能でない。従って、本出願のこの実施形態の核心点は、マルチシステム狭帯域の場合においてさえ、ユーザ機器が異なるシステム狭帯域においてアクセス要求を送信するとき、ユーザ機器が同じサブキャリア・インデックスを選択したとしても、各ユーザ機器は、それ自身のMAC RARを依然として識別することが可能であり、それによって、効率的な競合解決が実行されることが可能であることにある。
上記は、この出願の実施形態におけるリソース・スケジューリング方法を説明し、下記は、この出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明する。
具体的には、図14を参照すると、図14は、この出願におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの実施形態を表わす。アクセス・ネットワーク・デバイスは、処理モジュール1301および送信モジュール1302を含む。
処理モジュール1301は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成される。
送信モジュール1302は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成される。
上記の実施形態を参照して、処理モジュール1301および送信モジュール1302の機能または処理モジュール1301および送信モジュール1302によって実行されるステップについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度ここで説明されないことが留意されるべきである。
図15を参照すると、図15は、この出願におけるアクセス・ネットワーク・デバイスの他の実施形態を表わす。アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信モジュール1401、処理モジュール1402、および送信モジュール1403を含む。
受信モジュール1401は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成される。
処理モジュール1402は、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報の少なくとも1つに基づいて、アクセス識別子を決定するように構成される。
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含む。
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
送信モジュール1403は、アクセス識別子に基づいてユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成され、それによって、ユーザ機器は、スケジューリング情報によって示されるリソースにおいて、アクセス応答を受信する。
上記は、モジュールの機能の観点からこの出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明し、下記は、ハードウェア処理の観点からこの出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明する。図15に表わされたように、説明の容易さのために、この出願の実施形態に関する部分のみが表わされ、開示されていない特定の技術的な詳細について、この出願の実施形態における対応する方法の部分を参照されたい。図16を参照すると、図16は、この出願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの概略構造図である。
アクセス・ネットワーク・デバイス1500は、上記の実施形態における、処理モジュールに対応する物理的装置プロセッサ1501、および送信モジュールに対応する信機1502を含む。アクセス・ネットワーク・デバイスは、プログラム・コードを記憶するように構成されたメモリ1503をさらに含み、プログラム・コードがプロセッサ1501によって実行されるとき、この出願における上記の実施形態の方法が実現されることが可能である。図16に表わされたアクセス・ネットワーク・デバイスの構造がアクセス・ネットワーク・デバイスへの限定を構成せず、アクセス・ネットワーク・デバイスは、図に表わされた構成要素より多くの、またはより少ない構成要素を含んでもよく、またはいくつかの構成要素は組み合わされてもよく、または異なる構成要素の配置が使用されてもよいことをこの技術分野の当業者は理解し得る。
この実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスによって実行されるステップの詳細について、上記の実施形態の対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。
上記は、この出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク・デバイスを説明し、下記は、この出願の実施形態におけるユーザ機器を説明する。図17を参照されたく、図17は、この出願の実施形態によるユーザ機器の実施形態の概略図である。ユーザ機器は、処理モジュール1601および送信モジュール1602を含む。
処理モジュール1601は、ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、
ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするように構成される。
送信モジュール1602は、特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいてアクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成される。
アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、ターゲット時間間隔は、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である。
図18を参照すると、図18は、この出願の実施形態によるユーザ機器の実施形態の概略図である。ユーザ機器は、送信モジュール1701および受信モジュール1702を含む。
送信モジュール1701は、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成される。
受信モジュール1702は、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を受信するように構成される。
スケジューリング情報は、アクセス識別子に基づいて、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される。
アクセス識別子は、アクセス・チャネル・リソースの周波数情報および/または時間情報に基づいて、決定される。
周波数情報は、周波数帯域識別子とキャリア識別子の少なくとも1つを含む。
時間情報は、アクセス・チャネル・リソース期間識別子、システム・ハイパー・フレーム番号、およびシステム・フレーム番号の少なくとも1つを含む。
ユーザ機器は、アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報、またはアクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいてアクセス識別子を決定するように構成されたモジュールをさらに含む。
上記は、モジュールの機能の観点からこの出願の実施形態におけるユーザ機器を説明し、下記は、ハードウェア処理の観点からこの出願の実施形態におけるユーザ機器を説明する。図19を参照すると、図19は、この出願の実施形態によるユーザ機器の概略構造図である。ユーザ機器1800は、異なる構成または性能が原因で大きく異なってもよく、例えば、上記の実施形態における処理モジュールに対応する1つ以上の物理的装置プロセッサ1801 (例えば、1つ以上のプロセッサ)、上記の実施形態における送信モジュールに対応する物理的装置送信機1802、メモリ1803、1つ以上のデータ1804、またはプログラム・コード1805を記憶する記憶媒体1806 (例えば、1つ以上の大容量記憶デバイス)を含んでもよい。メモリ1803および記憶媒体1806は、一時的または永続的なストレージであってもよい。記憶媒体1806に記憶されるプログラムは、1つ以上のモジュール(図に表わされていない)を含んでもよく、各モジュールは、端末デバイス内に一連の命令演算を含んでもよい。さらに、1つ以上の物理的装置プロセッサ1801は、記憶媒体1806と通信し、記憶媒体1806内の一連の命令演算をユーザ機器1800において実行するように構成されてもよい。
ユーザ機器1800は、1つ以上の電源1807および1つ以上のオペレーティング・システム1808をさらに含んでもよい。
この実施形態におけるユーザ機器によって実行されるステップの詳細について、上記の方法の実施形態の対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度ここで説明されない。
上記の装置の実施形態において使用されるプロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)またはネットワーク・プロセッサ(network processor、NP)、またはCPUおよびNPの組み合わせであってもよいことが留意されるべきである。プロセッサは、具体的には、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)またはプログラマブル論理デバイス(programmable logic device、PLD)、またはそれらの組み合わせであってもよいハードウェア・チップをさらに含んでもよい。加えて、PLDは、複雑プログラマブル論理デバイス(complex programmable logical device、CPLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field-programmable gate array、FPGA)、またはジェネリック・アレイ・ロジック(generic array logic、GAL)、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。これは、本出願において限定されない。
この出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、モジュール、および方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単に例である。例えば、モジュール区分は単に論理的な機能区分であり、実際の実装において他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされ、または他のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの特徴は、無視され、または実行されなくてもよい。加えて、表示され、または論述された相互の結合または直接の結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実現されてもよい。装置またはユニットの間の間接の結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形式で実現されてもよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、なくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであっても、なくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワーク・ユニットに分散されてもよい。ユニットのいくつかまたはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に従って選択されてもよい。
加えて、この出願の実施形態における機能モジュールは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
統合されたモジュールがソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたモジュールは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本質的にこの出願の技術的解決策、または先行技術に貢献する部分、または技術的解決策のすべてまたは一部は、ソフトウェア製品の形式で実現されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体内に記憶され、この出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナル・コンピュータ、サーバ、またはネットワーク・デバイスであってもよい)コンピュータ・デバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュ・ドライブ、取り外し可能なハードディスク、リード・オンリ・メモリ(read-only memory、ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクのような、プログラム・コードを記憶することが可能である任意の媒体を含む。
上記の実施形態は、単に、この出願の技術的解決策を説明するために意図されるが、この出願を限定するために意図されない。この出願は上記の実施形態を参照して詳細に説明されているが、この技術分野の当業者は、彼らが、この出願の実施形態の技術的解決策の思想および範囲から逸脱せずに、依然として、上記の実施形態において説明されている技術的解決策に修正を行い、またはそれらのいくつかの技術的特徴に等価な置換を行い得ることを理解すべきである。
1301 処理モジュール
1302 送信モジュール
1401 受信モジュール
1402 処理モジュール
1403 送信モジュール
1500 アクセス・ネットワーク・デバイス
1501 プロセッサ
1502 送信機
1503 メモリ
1601 処理モジュール
1602 送信モジュール
1701 送信モジュール
1702 受信モジュール
1800 ユーザ機器
1801 プロセッサ
1802 送信機
1803 メモリ
1804 データ
1805 プログラム・コード
1806 記憶媒体
1807 電源
1808 オペレーティング・システム

Claims (60)

  1. リソース・スケジューリング方法であって、
    アクセス・ネットワーク・デバイスにより、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するステップと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、または前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
    前記周波数情報は周波数帯域識別子を含み、前記時間情報はアクセス・チャネル・リソース期間識別子またはシステム・ハイパー・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アクセス識別子に基づいて前記ユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するステップと、
    を含む、リソース・スケジューリング方法。
  2. 前記周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である、請求項1に記載のリソース・スケジューリング方法。
  3. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を前記決定するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するステップであって、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である、ステップを含む、請求項1または2に記載のリソース・スケジューリング方法。
  4. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を前記決定するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するステップであって、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である、ステップを含む、請求項1または2に記載のリソース・スケジューリング方法。
  5. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、アクセス識別子を前記決定するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するステップであって、
    RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子である、ステップを含む、請求項1または2に記載のリソース・スケジューリング方法。
  6. yは下記の式を使用することによって取得され、
    y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
    ここでWmaxは前記最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである、請求項4または5に記載のリソース・スケジューリング方法。
  7. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスは、下記の式に従って前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定し、
    Period_id = floor(SFN/Period)
    ここでPeriod_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、
    前記アクセス・チャネル・リソース期間は、前記アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、または前記ユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である、請求項3から6のいずれか一項に記載のリソース・スケジューリング方法。
  8. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アクセス識別子に基づいて前記ユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を前記送信するステップの後、前記方法は、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記スケジューリング情報に基づいて前記アクセス応答を送信するステップであって、前記アクセス応答は前記周波数帯域識別子を含み、
    前記周波数帯域識別子は、前記アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたは前記アクセス応答のメッセージ・ペイロードに含まれることが可能である、ステップをさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のリソース・スケジューリング方法。
  9. リソース・スケジューリング方法であって、
    ユーザ機器により、アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するステップと、
    前記ユーザ機器により、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、または前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
    前記周波数情報は周波数帯域識別子を含み、前記時間情報はアクセス・チャネル・リソース期間識別子またはシステム・ハイパー・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記ユーザ機器により、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、前記アクセス識別子に基づいて受信するステップと、
    を含む、リソース・スケジューリング方法。
  10. 前記周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である、請求項9に記載のリソース・スケジューリング方法。
  11. 前記ユーザ機器により、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を前記決定するステップは、
    前記ユーザ機器により、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するステップであって、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは、前記周波数帯域識別子であり、整数であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である、ステップを含む、請求項9または10に記載のリソース・スケジューリング方法。
  12. 前記ユーザ機器により、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を前記決定するステップは、
    前記ユーザ機器により、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するステップであって、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である、ステップを含む、請求項9または10に記載のリソース・スケジューリング方法。
  13. 前記ユーザ機器により、前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、アクセス識別子を前記決定するステップは、
    前記ユーザ機器により、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するステップであって、
    RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子である、ステップを含む、請求項9または10に記載のリソース・スケジューリング方法。
  14. yは下記の式を使用することによって取得され、
    y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
    ここでWmaxは前記最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである、請求項12または13に記載のリソース・スケジューリング方法。
  15. 前記ユーザ機器は、下記の式に従って前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定し、
    Period_id = floor(SFN/Period)
    ここでPeriod_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、
    前記アクセス・チャネル・リソース期間は、前記アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、または前記ユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である、請求項11から14のいずれか一項に記載のリソース・スケジューリング方法。
  16. 前記ユーザ機器により、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、前記アクセス識別子に基づいて前記受信するステップの後、前記方法は、
    前記ユーザ機器により、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される前記アクセス応答を、前記スケジューリング情報に基づいて受信するステップであって、前記アクセス応答は前記周波数帯域識別子を含み、
    前記周波数帯域識別子は、前記アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたは前記アクセス応答のメッセージ・ペイロードに含まれることが可能である、ステップをさらに含む、請求項9から15のいずれか一項に記載のリソース・スケジューリング方法。
  17. アクセス・ネットワーク・デバイスであって、
    アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように構成された受信モジュールと、
    前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、または前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を決定するように構成された処理モジュールであって、
    前記周波数情報は周波数帯域識別子を含み、前記時間情報はアクセス・チャネル・リソース期間識別子またはシステム・ハイパー・フレーム番号の少なくとも1つを含む、処理モジュールと、
    前記アクセス識別子に基づいて前記ユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように構成された送信モジュールと、
    を含む、アクセス・ネットワーク・デバイス。
  18. 前記周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である、請求項17に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  19. 前記処理モジュールは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するように構成され、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である、請求項17または18に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  20. 前記処理モジュールは、
    下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するように構成され、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である、請求項17または18に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  21. 前記処理モジュールは、
    下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するように構成され、
    RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子である、請求項17または18に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  22. 前記処理モジュールは、
    下記の式を使用することによってyを取得するように構成され、
    y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
    ここでWmaxは前記最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthはシステム・ハイパー・フレームの長さである、請求項20または21に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  23. 前記処理モジュールは、
    下記の式に従って前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定するように構成され、
    Period_id = floor(SFN/Period)
    ここでPeriod_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、
    前記アクセス・チャネル・リソース期間は、前記アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、または前記ユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である、請求項19から22のいずれか一項に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  24. 前記送信モジュールは、
    前記アクセス識別子に基づいて前記ユーザ機器に前記アクセス応答の前記スケジューリング情報を送信した後、前記スケジューリング情報に基づいて前記アクセス応答を送信するようにさらに構成され、前記アクセス応答は前記周波数帯域識別子を含み、
    前記周波数帯域識別子は、前記アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたは前記アクセス応答のメッセージ・ペイロードに含まれることが可能である、請求項17から23のいずれか一項に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  25. アクセス・ネットワーク・デバイスであって、
    受信機、送信機、プロセッサ、メモリ、およびバスシステムを含み、
    前記メモリは、プログラムを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリ内の前記プログラムを実行して、下記のステップ、すなわち、
    アクセス・チャネル・リソースを使用することによってユーザ機器によって送信されるアクセス要求を受信するように前記受信機を制御するステップと、
    前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、または前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
    前記周波数情報は周波数帯域識別子を含み、前記時間情報はアクセス・チャネル・リソース期間識別子またはシステム・ハイパー・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記アクセス識別子に基づいて前記ユーザ機器にアクセス応答のスケジューリング情報を送信するように前記送信機を制御するステップと、
    を実行するように構成され、
    前記バスシステムは、前記メモリ、前記受信機、前記送信機、および前記プロセッサが互いに通信するように、前記メモリ、前記受信機、前記送信機、および前記プロセッサを接続するように構成された、アクセス・ネットワーク・デバイス。
  26. ユーザ機器であって、
    アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように構成された送信モジュールと、
    前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、または前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を決定するように構成されたモジュールであって、前記周波数情報は周波数帯域識別子を含み、前記時間情報はアクセス・チャネル・リソース期間識別子またはシステム・ハイパー・フレーム番号の少なくとも1つを含む、モジュールと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、前記アクセス識別子に基づいて受信するように構成された受信モジュールと、
    を含む、ユーザ機器。
  27. 前記周波数帯域識別子はシステム狭帯域識別子である、請求項26に記載のユーザ機器。
  28. 前記アクセス・チャネル・リソースの前記時間情報と前記周波数情報に基づいて前記アクセス識別子を決定するように構成された前記モジュールは、具体的には、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するように構成され、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上である、請求項26または27に記載のユーザ機器。
  29. 前記アクセス・チャネル・リソースの前記時間情報と前記周波数情報に基づいて前記アクセス識別子を決定するように構成された前記モジュールは、具体的には、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するように構成され、
    RA-RNTI = 1 + band_id + x * (HSFN mod y) + x * y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、band_idは前記周波数帯域識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、
    xは正の整数であり、xは(1 + band_id)の最大値以上であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数である、請求項26または27に記載のユーザ機器。
  30. 前記アクセス・チャネル・リソースの前記時間情報に基づいて前記アクセス識別子を決定するように構成された前記モジュールは、具体的には、下記の式に従って前記アクセス識別子を決定するように構成され、
    RA-RNTI = 1 + (HSFN mod y) + y * Period_id
    ここでRA-RNTIは前記アクセス識別子であり、HSFNは前記システム・ハイパー・フレーム番号であり、yはアクセス・ネットワークによってサポートされる最大アクセス応答受信ウィンドウの長さによって覆われるシステム・ハイパー・フレームの数であり、Period_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子である、請求項26または27に記載のユーザ機器。
  31. 前記ユーザ機器は、
    下記の式に従ってyを決定するように構成されたモジュールであって、
    y = floor(Wmax/HSF-Length) + 1
    ここでWmaxは前記最大アクセス応答受信ウィンドウの長さであり、HSF-Lengthは前記システム・ハイパー・フレームの長さである、モジュールをさらに含む、請求項29または30に記載のユーザ機器。
  32. 前記ユーザ機器は、
    下記の式に従って前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子を決定するように構成されたモジュールであって、
    Period_id = floor(SFN/Period)
    ここでPeriod_idは前記アクセス・チャネル・リソース期間識別子であり、SFNはシステム・フレーム番号であり、Periodはアクセス・チャネル・リソース期間であり、
    前記アクセス・チャネル・リソース期間は、前記アクセス・ネットワークによってサポートされる最小アクセス・チャネル・リソース期間、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって現在アクティブにされている最小アクセス・チャネル・リソース期間、または前記ユーザ機器のカバレッジ・レベルに対応するアクセス・チャネル・リソース期間である、モジュールをさらに含む、請求項28から31のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  33. 前記受信モジュールは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、前記アクセス応答の前記スケジューリング情報を、前記アクセス識別子に基づいて受信した後、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される前記アクセス応答を、前記スケジューリング情報に基づいて受信するようにさらに構成され、前記アクセス応答は前記周波数帯域識別子を含み、
    前記周波数帯域識別子は、前記アクセス応答のメッセージ・ヘッダまたは前記アクセス応答のメッセージ・ペイロードに含まれることが可能である、請求項26から33のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  34. ユーザ機器であって、
    送信機、プロセッサ、受信機、メモリ、およびバスシステムを含み、
    前記メモリは、プログラムを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリ内の前記プログラムを実行して、下記のステップ、すなわち、
    アクセス・チャネル・リソースを使用することによってアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセス要求を送信するように前記送信機を制御するステップと、
    前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報に基づいて、または前記アクセス・チャネル・リソースの時間情報と周波数情報に基づいて、アクセス識別子を決定するステップであって、
    前記周波数情報は周波数帯域識別子を含み、前記時間情報はアクセス・チャネル・リソース期間識別子またはシステム・ハイパー・フレーム番号の少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信される、アクセス応答のスケジューリング情報を、前記アクセス識別子に基づいて受信するように前記受信機を制御するステップと、
    を実行するように構成され、
    前記バスシステムは、前記メモリ、前記受信機、前記送信機、および前記プロセッサが互いに通信するように、前記メモリ、前記受信機、前記送信機、および前記プロセッサを接続するように構成された、ユーザ機器。
  35. リソース・スケジューリング方法であって、
    アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するステップと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット時間間隔において前記ダウンリンク制御チャネルを使用することによって前記ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップと、
    を含む、リソース・スケジューリング方法。
  36. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット時間間隔において前記ダウンリンク制御チャネルを使用することによって前記ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を前記送信するステップの後、前記方法は、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視するステップと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスが前記ユーザ機器によって送信されるデータを前記アップリンク・リソースにおいて受信しないならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ユーザ機器に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を再送することをスキップするステップと、
    をさらに含む、請求項35に記載のリソース・スケジューリング方法。
  37. アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器が前記ダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を前記決定するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定するステップと、
    前記ユーザ機器が前記接続状態にあるならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかを決定するステップと、
    前記ユーザ機器が前記間欠受信状態にないと前記アクセス・ネットワーク・デバイスが決定するならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット時間間隔を決定するステップであって、前記ターゲット時間間隔は、前記ユーザ機器が前記ダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、ステップと、
    を含む、請求項35または36に記載のリソース・スケジューリング方法。
  38. 前記ユーザ機器が前記間欠受信状態にあると決定するならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスは、前記ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定し、前記ターゲット時間間隔は前記持続時間タイマー計時区間である、請求項37に記載のリソース・スケジューリング方法。
  39. 前記ユーザ機器が前記間欠受信状態にあると決定するならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスは、前記ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定し、前記ターゲット時間間隔は前記不作動タイマー計時区間である、請求項37に記載のリソース・スケジューリング方法。
  40. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット時間間隔において前記ダウンリンク制御チャネルを使用することによって前記ユーザ機器のターゲット・リソース・スケジューリング情報にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を前記送信するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記不作動タイマー計時区間において物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、同時に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップを含み、
    前記第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、前記第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって前記ユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、請求項39に記載のリソース・スケジューリング方法。
  41. 前記第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは無線リンク制御レイヤRLCプロトコル・データ・ユニットである、請求項40に記載のリソース・スケジューリング方法。
  42. 前記アクセス・ネットワーク・デバイスが前記ユーザ機器の前記不作動タイマー計時区間を決定する前に、前記方法は、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記PDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップであって、前記第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、前記第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって前記ユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、ステップをさらに含み、
    前記不作動タイマーは、前記ユーザ機器が前記第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を受信したときに動作可能にされ、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット時間間隔において前記PDCCHを使用することによって前記ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップは、
    回答メッセージを受信した後、前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記不作動タイマーが満了する前に、前記PDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するステップであって、前記回答メッセージは、前記第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信した後に前記ユーザ機器によってフィードバックされる、ステップを含む、請求項39に記載のリソース・スケジューリング方法。
  43. 前記第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットはRLCプロトコル・データ・ユニットである、請求項42に記載のリソース・スケジューリング方法。
  44. アクセス・ネットワーク・デバイスにより、ユーザ機器がPDCCHを監視するターゲット時間間隔を前記決定するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ユーザ機器がアイドル状態にあるかどうかを決定するステップと、
    前記ユーザ機器がアイドル状態にあるならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ユーザ機器のページング周期を決定するステップであって、前記ページング周期内の覚醒フェーズは前記ターゲット時間間隔である、ステップと、
    を含み、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット時間間隔において前記PDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を前記送信するステップは、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定するステップであって、前記ターゲット・ページング機会は、前記覚醒フェーズにおいて1つ以上のページング機会を含む、ステップと、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ターゲット・ページング機会において前記ユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信するステップであって、前記ターゲット・ページング・メッセージは前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む、ステップと、
    を含む、請求項35に記載のリソース・スケジューリング方法。
  45. リソース・スケジューリング方法であって、
    前記ユーザ機器により、前記ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定するステップと、
    前記ユーザ機器が前記特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするステップと、
    前記特定のタイマーが満了する前に、前記ユーザ機器がアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、前記ユーザ機器により、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて前記アクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するステップであって、
    前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによって前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、前記ターゲット時間間隔は、前記ユーザ機器が前記ダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、ステップと、
    を含む、リソース・スケジューリング方法。
  46. 前記ユーザ機器により、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて前記アクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを前記送信するステップは、
    前記ユーザ機器により、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示される前記アップリンク・リソースにおいて、前記アクセス・ネットワーク・デバイスに、前記特定のアップリンク・データ、またはスケジューリング要求SR、またはバッファ・ステータス・レポートBSRを送信するステップを含む、請求項45に記載のリソース・スケジューリング方法。
  47. 前記方法は、
    前記ユーザ機器が前記特定のアップリンク・データを生成せず、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信していると前記ユーザ機器が決定したならば、前記ユーザ機器により、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報へのフィードバックを提供することをスキップするステップをさらに含む、請求項46に記載のリソース・スケジューリング方法。
  48. アクセス・ネットワーク・デバイスであって、
    ユーザ機器がダウンリンク制御チャネルを監視するターゲット時間間隔を決定するように構成された処理モジュールと、
    前記ターゲット時間間隔において前記ダウンリンク制御チャネルを使用することによって前記ユーザ機器にアップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成された送信モジュールと、
    を含む、アクセス・ネットワーク・デバイス。
  49. 前記処理モジュールは、
    前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースを監視し、
    前記アクセス・ネットワーク・デバイスが前記ユーザ機器によって送信されるデータを前記アップリンク・リソースにおいて受信しないならば、前記アクセス・ネットワーク・デバイスにより、前記ユーザ機器に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を再送することをスキップするようにさらに構成された、請求項48に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  50. 前記処理モジュールは、
    前記ユーザ機器が接続状態にあるかどうかを決定し、
    前記ユーザ機器が前記接続状態にあるならば、前記ユーザ機器が間欠受信状態にあるかどうかを決定し、
    前記ユーザ機器が前記間欠受信状態にないと決定するならば、前記ターゲット時間間隔を決定するように構成され、前記ターゲット時間間隔は、前記ユーザ機器が前記ダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、請求項48または49に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  51. 前記処理モジュールは、
    前記ユーザ機器が前記間欠受信状態にあると決定するならば、前記ユーザ機器の持続時間タイマー計時区間を決定するように構成され、前記ターゲット時間間隔は前記持続時間タイマー計時区間である、請求項50に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  52. 前記処理モジュールは、
    前記ユーザ機器が前記間欠受信状態にあると決定するならば、前記ユーザ機器の不作動タイマー計時区間を決定するように構成され、前記ターゲット時間間隔は前記不作動タイマー計時区間である、請求項50に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  53. 前記送信モジュールは、
    前記不作動タイマー計時区間において物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信し、同時に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成され、
    前記第1のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、前記第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって前記ユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットである、請求項52に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  54. 前記第1のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、RLCプロトコル・データ・ユニットである、請求項43に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  55. 前記送信モジュールは、
    前記PDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成され、前記第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報は、第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを含むデータ・ブロックのスケジューリング情報であり、前記第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットは、前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって前記ユーザ機器に送信されるダウンリンク・データ内の最後のプロトコル・データ・ユニットであり、
    前記不作動タイマーは、前記ユーザ機器が前記第2のダウンリンク・リソース・スケジューリング情報を受信したときに動作可能にされ、
    前記送信モジュールは、回答メッセージを受信した後、前記不作動タイマーが満了する前に、前記PDCCHを使用することによって前記ユーザ機器に前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を送信するように構成され、前記回答メッセージは、前記第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットを受信した後に前記ユーザ機器によってフィードバックされる、請求項52に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  56. 前記第2のターゲット・プロトコル・データ・ユニットはRLCプロトコル・データ・ユニットである、請求項55に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  57. 前記処理モジュールは、
    前記ユーザ機器がアイドル状態にあるかどうかを決定し、
    前記ユーザ機器がアイドル状態にあるならば、前記ユーザ機器のページング周期を決定するように構成され、前記ページング周期内の覚醒フェーズは前記ターゲット時間間隔であり、
    前記処理モジュールは、前記覚醒フェーズにおいてターゲット・ページング機会を決定するように構成され、前記ターゲット・ページング機会は、前記覚醒フェーズにおいて1つ以上のページング機会を含み、
    前記送信モジュールは、前記ターゲット・ページング機会において前記ユーザ機器にターゲット・ページング・メッセージを送信するように構成され、前記ターゲット・ページング・メッセージは前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を含む、請求項48に記載のアクセス・ネットワーク・デバイス。
  58. ユーザ機器であって、
    前記ユーザ機器が特定のアップリンク・データを生成するかどうかを決定し、
    前記ユーザ機器が前記特定のアップリンク・データを生成するならば、特定のタイマーを動作可能にするように構成された処理モジュールと、
    前記特定のタイマーが満了する前に、アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されるアップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信するならば、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示されるアップリンク・リソースにおいて前記アクセス・ネットワーク・デバイスにターゲット・データを送信するように構成された送信モジュールと、
    を含み、
    前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報は、ターゲット時間間隔においてダウンリンク制御チャネルを使用することによって前記アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信され、前記ターゲット時間間隔は、前記ユーザ機器が前記ダウンリンク制御チャネルを監視する時間区間である、ユーザ機器。
  59. 前記送信モジュールは、具体的には、
    前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報によって示される前記アップリンク・リソースにおいて、前記アクセス・ネットワーク・デバイスに、前記特定のアップリンク・データ、またはスケジューリング要求SR、またはバッファ・ステータス・レポートBSRを送信するように構成された、請求項58に記載のユーザ機器。
  60. 前記処理モジュールは、
    前記ユーザ機器が前記特定のアップリンク・データを生成せず、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報を受信していると前記ユーザ機器が決定したならば、前記ユーザ機器により、前記アップリンク・リソース・スケジューリング情報へのフィードバックを提供することをスキップするように構成された、請求項59に記載のユーザ機器。
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