JP2019507603A - サッカロースホスホリラーゼ - Google Patents

サッカロースホスホリラーゼ Download PDF

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Abstract

本発明は、特に、サッカロース及びリン酸からのグルコース−1−リン酸及びフルクトースの合成を触媒するサッカロースホスホリラーゼに関する。本発明によるサッカロースホスホリラーゼは、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(Bifidobacterium adolescentis)由来のサッカロースホスホリラーゼの突然変異とみなすことができる。野生型サッカロースホスホリラーゼと比較して、本発明によるサッカロースホスホリラーゼは、活性、プロセス安定性、温度安定性が改善していること、及び生成物阻害が低下していることにより区別され、従って工業プロセスにおける使用に特に適する。

Description

本発明は、特に、スクロース及びホスフェート(phosphate)からのグルコース−1−リン酸及びフルクトースの合成を触媒するスクロースホスホリラーゼに関する。本発明によるスクロースホスホリラーゼは、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(Bifidobacterium adolescentis)由来のスクロースホスホリラーゼの突然変異体として理解され得る。野生型スクロースホスホリラーゼと比較して、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、活性、プロセス安定性、温度安定性が改善していることにより、及び生成物阻害が低下していることにより区別され、従って工業プロセスにおける使用に特に適する。
スクロースホスホリラーゼは、スクロース及びリン酸からフルクトース及びグルコース−1−リン酸への変換を触媒する。この加リン酸分解活性に加えて、該酵素は、適切な条件下では、グルコース−1−リン酸及びフルクトースからスクロースの合成を逆方向に触媒し、リン酸を放出する能力も有する。
セロビオースは、セルロースの基本的な構成ブロックを形成する天然の二糖類である。セロビオースは、食品及びフィードセクターにおいて益々魅力的となっている。セロビオースは、セルロースの化学的又は酵素的加水分解により製造され得る。英国特許第2 438 573号は、セルロースの加水分解、その他の糖類と比較して糖溶液内のセロビオースの割合(%)を増加させる限外濾過、及び結晶化とその後のセロビオースの精製を含む、セロビオースを取得する方法について記載する。
セルロースからのセロビオース製造に対する代替案として、セロビオースホスホリラーゼを使用するセロビオース合成が挙げられる。この場合、グルコース−1−リン酸が、α−グルカンホスホリラーゼを用いたスターチの加リン酸分解により、又はスクロースホスホリラーゼを用いたスクロースの加リン酸分解により、中間体として取得可能である。
欧州特許第0 423 768号は、スクロースホスホリラーゼ、グルコースイソメラーゼ、及びセロビオースホスホリラーゼを使用し、スクロースから開始して、セロビオースを製造する方法について開示する。該方法は、(1)スクロースホスホリラーゼ触媒反応の下、オルトリン酸の存在下で、スクロースをグルコース−1−リン酸とフルクトースに切断するステップ;(2)グルコースイソメラーゼ触媒反応の下で、フルクトースをグルコースに異性化するステップ;(3)オルトリン酸を除去すると共に、セロビオースホスホリラーゼ触媒反応の下、グルコース及びグルコース−1−リン酸からセロビオースを合成するステップ;(4)反応混合物からセロビオースを部分的に集積し、また残りのオルトリン酸含有反応混合物の一部をステップ(1)にリサイクルするステップを含む。
国際公開第2011/124538 A1号は、安定性が向上し、60℃において16時間酵素的に活性な、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス由来のスクロースホスホリラーゼのバリアントについて開示する。更に、酵素を発現し、並びにグルコース−1−リン酸及びフルクトースを合成するためにそれを使用する方法の記載が存在する。
Verhaegheらの“Mapping the acceptor site of sucrose phosphorylase from Bifidobacterium adolescensis by alanine scanning”、Journal of Molecular Catalysis B:Enzymatic、96巻、2013年12月1日、81〜88頁は、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティスに由来する野生型のスクロースホスホリラーゼについて、様々な基質に対するその親和性に関する調査を記載する。開示は、基質親和性に影響を有するスクロースホスホリラーゼのアミノ酸配列内の様々な点についてなされている。
Cerdobbelらの“Increasing the thermostability of sucrose phosphorylase by a combination of sequence− and structure−based mutagenesis”、Protein Engineering Design and Selection、24巻、11号、2011年11月1日、829〜834頁は、60℃での温度安定性が改善している、アミノ酸配列内に6つの突然変異を有するビフィドバクテリウム・アドレスセンティス由来のスクロースホスホリラーゼのバリアントについて開示する。
DATABASE UniProt、ID A0A087AXC6、DATABASE Geneseq、配列番号323、DATABASE UniProt、ID A0A087CXQ8、及びDATABASE UniProt、ID A0A087CMV6のデータベースは、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティスに由来するスクロースホスホリラーゼのアミノ酸配列内の突然変異を開示する。
セロビオースのこのような合成の重要な中間体は、グルコース−1−リン酸である。グルコース−1−リン酸は、中間体として多くの生化学的なプロセスを経由し、従って代謝において中心的役割を演ずる。
酵素を最適化する1つの方法は、改善した特性を有する開始酵素のバリアントの開発に狙いを定めた酵素エンジニアリングの使用にある。酵素エンジニアリングは、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス由来のスクロースホスホリラーゼにすでに適用されている。国際公開第2011/124538号は、高温度で炭化水素を変換するための生体触媒として適する、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス由来のスクロースホスホリラーゼに関する。
特にセロビオースホスホリラーゼによる触媒反応下でセロビオースを合成する場合、グルコース−1−リン酸が更なる反応でその後使用可能であるように、好ましくは出発物質としてスクロース及びリン酸から、工業スケールでグルコース−1−リン酸を製造する方法に対して改善の必要性が存在する。
改善した特性を有するスクロースホスホリラーゼを提供することが本発明の目的である。スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸を合成する場合、スクロースホスホリラーゼは、既知のスクロースホスホリラーゼと比較して、活性及びプロセス安定性、特に温度安定性が改善していることにより、並びに反応物質及び生成物による阻害が低下していることにより、理想的には区別されるべきである。
この目的は、特許請求の範囲の主題により達成される。
本発明の第1の態様は、配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、又は少なくとも84%、より好ましくは少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、又は少なくとも89%、いっそうより好ましくは少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、又は少なくとも94%、最も好ましくは少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、又は少なくとも98%、及び特に少なくとも98.5%、少なくとも99.0%、少なくとも99.4%、少なくとも99.6%、又は少なくとも99.8%の同一性を有し、並びに配列番号1と比較して、少なくとも1つのアミノ酸突然変異、好ましくは少なくとも2つ、少なくとも3つ、又は少なくとも4つのアミノ酸突然変異を、
・配列番号1に記載の、位置11〜31に対応する配列セグメントA)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置132〜161に対応する配列セグメントB)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置175〜195に対応する配列セグメントC)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置285〜305に対応する配列セグメントD)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置394〜406に対応する配列セグメントE)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置447〜459に対応する配列セグメントF)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置464〜484に対応する配列セグメントG)内に、
いずれの場合も互いに独立して含むアミノ酸配列を含むスクロースホスホリラーゼに関する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、
配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%の同一性を有し、並びに
配列番号1と比較して、
・配列番号1に記載の、位置175〜195に対応する配列セグメントC)内にアミノ酸突然変異を含み、及び
・配列番号1に記載の、位置285〜305に対応する配列セグメントD)内にアミノ酸突然変異を含む
アミノ酸配列を含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、又は少なくとも84%、より好ましくは少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、又は少なくとも89%、いっそうより好ましくは少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、又は少なくとも94%、最も好ましくは少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、又は少なくとも98%、及び特に少なくとも98.5%、少なくとも99.0%、少なくとも99.4%、少なくとも99.6%、又は少なくとも99.8%の同一性を有し、並びに配列番号1と比較して、少なくとも1つのアミノ酸突然変異、好ましくは少なくとも2つ、少なくとも3つ、又は少なくとも4つのアミノ酸突然変異を、
・配列番号1に記載の、位置11〜31に対応する配列セグメントA)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置175〜195に対応する配列セグメントC)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置285〜305に対応する配列セグメントD)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置464〜484に対応する配列セグメントG)内に、
いずれの場合も互いに独立して含むアミノ酸配列を含む。
驚くべきことに、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティスに由来するスクロースホスホリラーゼのアミノ酸配列(野生型、配列番号1)の特定の配列セグメントにおけるアミノ酸突然変異により、改善したスクロースホスホリラーゼが取得可能であることが判明した。
野生型スクロースホスホリラーゼと比較して、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、活性、プロセス安定性、温度安定性が改善していることにより、並びに反応物質及び生成物による阻害が低下していることにより区別され、従って工業プロセスにおける使用に特に適する。改善した特性は、空時収量の改善、及び合成に対する加リン酸分解の比の増加を実現し得る。
本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%、好ましくは少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
本発明によれば、「同一性」は、最適にアライメントされた2つの比較配列間の同一一致の割合(%)として定義される。最適なアライメントでは、2つの配列のいずれかにギャップが挿入され得る。Smith及びWatermanアルゴリズム(Smith TF、Waterman MS(1981年)、J Mol.Biol.,147巻、195〜197頁)を使用して、好ましくは、自由に利用可能である、Smith及びWatermanアルゴリズムが導入されているEMBOSSパッケージからコンピュータープログラムWATER(Reis P、Longden I、Bleasby A(2000年)、Trends in Genetics、16巻、276〜277頁)を使用して、2つの比較配列間の同一性を判断することが優先される。ここでは、置換マトリックスについて、GOP(ギャップオープニングペナルティ)10、及びGEP(ギャップエクステンションペナルティ)0.5を用いたBLOSUM62の使用が優先される。
本発明の文脈におけるアミノ酸突然変異は、スクロースホスホリラーゼ野生型配列のアミノ酸を、好ましくは配列番号1に記載のスクロースホスホリラーゼ野生型配列のアミノ酸を、異なるタンパク質構成アミノ酸に交換することとして定義される。
本発明によるスクロースホスホリラーゼの好ましい実施形態では、
・配列セグメントA)が配列番号1に記載の、位置16〜26に対応し、及び/又は
・配列セグメントB)が配列番号1に記載の、位置137〜156に対応し、及び/又は
・配列セグメントC)が配列番号1に記載の、位置180〜190に対応し、及び/又は
・配列セグメントD)が配列番号1に記載の、位置290〜300に対応し、及び/又は
・配列セグメントE)が配列番号1に記載の、位置394〜401に対応し、及び/又は
・配列セグメントF)が配列番号1に記載の、位置447〜456に対応し、及び/又は
・配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置469〜481に対応する。
本発明によるスクロースホスホリラーゼの特に好ましい実施形態では、
・配列セグメントA)が配列番号1に記載の、位置20〜22に対応し、及び/又は
・配列セグメントB)が配列番号1に記載の、位置141〜152に対応し、及び/又は
・配列セグメントC)が配列番号1に記載の、位置184〜186に対応し、及び/又は
・配列セグメントD)が配列番号1に記載の、位置294〜296に対応し、及び/又は
・配列セグメントE)が配列番号1に記載の、位置395〜397に対応し、及び/又は
・配列セグメントF)が配列番号1に記載の、位置450〜452に対応し、及び/又は
・配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置473〜477に対応する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、但しより好ましくは1つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントA)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つ、但しいっそうより好ましくは2つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントB)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、但しより好ましくは1つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントC)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、但しより好ましくは1つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントD)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、但しより好ましくは1つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントE)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、但しより好ましくは1つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントF)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つ、但しいっそうより好ましくは2つを超えないアミノ酸突然変異を、上記で定義した配列セグメントG)内に含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、2つ以上のアミノ酸突然変異、好ましくは少なくとも2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異を含む。
好ましい実施形態では、少なくとも2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異は、配列セグメントA)、B)、C)、D)、E)、F)、及び/又はG)内に、互いに独立して存在する。
好ましい実施形態では、少なくとも2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異が、配列セグメントA)、C)、D)、及び/又はG)内に、互いに独立して存在し、配列セグメントA)内の1つのアミノ酸突然変異、配列セグメントC)内の1つのアミノ酸突然変異、配列セグメントD)内の1つのアミノ酸突然変異、及び/又は配列セグメントG)内の1つのアミノ酸突然変異が優先される。
別の好ましい実施形態では、少なくとも2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異が、配列セグメントC)、D)、F)、及び/又はG)内に互いに独立して存在し、配列セグメントC)内の1つのアミノ酸突然変異、配列セグメントD)内の1つのアミノ酸突然変異、配列セグメントF)内の1つのアミノ酸突然変異、及び/又は配列セグメントG)内の1つのアミノ酸突然変異が優先される。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも2つのアミノ酸突然変異、すなわちA//A、A//B、A//C、A//D、A//E、A//F、A//G;B//B、B//C、B//D、B//E、B//F、B//G;C//C、C//D、C//E、C//F、C//G;D//D、D//E、D//F、D//G;E//E、E//F、E//G;F//F、F//G;及びG//Gからなる群から選択される「配列セグメント内の第1のアミノ酸突然変異」//「配列セグメント内の第2のアミノ酸突然変異」を含む。この場合、例えば「E//F」は、少なくとも2つアミノ酸突然変異のうちの1番目が、配列セグメントE)内に存在し、且つ少なくとも2つのアミノ酸突然変異のうちの2番目が、配列セグメントF)内に存在することを意味する。
特に好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、少なくとも2つのアミノ酸突然変異、すなわちA//C、A//D、A//G;B//E、B//G;C//D、C//F、C//G;D//F、D//G;E//G;及びF//Gからなる群から選択される「配列セグメント内の第1のアミノ酸突然変異」//「配列セグメント内の第2のアミノ酸突然変異」を含む。
本発明によるスクロースホスホリラーゼの特に好ましい実施形態では、少なくとも1つ、少なくとも2つ、少なくとも3つ、又は少なくとも4つのアミノ酸突然変異は、
・S21
・H142、L151
・H185
・I295
・N396
・S451
・D474、及びT476
からなる群より選択される。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185、I295、及びD474からなる群から選択される少なくとも1つ、少なくとも2つ、又は少なくとも3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、N396及びD474からなる群から選択される1つ又は2つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H142、N396、及びD474からなる群から選択される1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、L151、N396、及びD474からなる群から選択される1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185、I295、及びT476からなる群から選択される1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185、I295、及びD474からなる群から選択される1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、S21、H185、I295、及びD474からなる群から選択される1つ、2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185、I295、S451、及びD474からなる群から選択される1つ、2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異を含む。
好ましくは、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と比較して、特定のアミノ酸突然変異を有さない。従って、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、Q331E、R393N、D445P、D446G、D446T、Q460E、及びE485Hからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸突然変異を含まない、好ましくはこれらすべてのアミノ酸突然変異を含まないことが、本発明に基づき好ましい。
本発明によるスクロースホスホリラーゼの特に好ましい実施形態では、少なくとも1つ、少なくとも2つ、少なくとも3つ、又は少なくとも4つのアミノ酸突然変異は、
・S21G
・H142A、L151Y
・H185G
・I295V
・N396S
・S451T
・D474E、及びT476A
からなる群より選択される。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185G、I295V、及びD474Eからなる群から選択される、少なくとも1つ、少なくとも2つ、又は少なくとも3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、N396S及びD474Eからなる群から選択される、1つ又は2つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H142A、N396S、及びD474Eからなる群から選択される、1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、L151Y、N396S、及びD474Eからなる群から選択される、1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185G、I295V、及びT476Aからなる群から選択される、1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185G、I295V、及びD474Eからなる群から選択される、1つ、2つ、又は3つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、S21G、H185G、I295V、及びD474Eからなる群から選択される、1つ、2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異を含む。
本発明による特に好ましいスクロースホスホリラーゼは、H185G、I295V、S451T、及びD474Eからなる群から選択される、1つ、2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異を含む。
特に好ましくは、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号2、3、4、5、6、7、及び8からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号2に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:H142、N396、及びD474、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:H142A、N396S、及びD474Eのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号3に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:L151、N396、及びD474、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:L151Y、N396S、及びD474Eのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号4に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:S21、H185、I295、及びD474、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:S21G、H185G、I295V、及びD474Eのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号5に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:H185、I295、S451、及びD474、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:H185G、I295V、S451T、及びD474Eのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号6に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:H185、I295、及びT476、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:H185G、I295V、及びT476Aのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号7に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:N396及びD474、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:N396S及びD474Eのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
好ましい実施形態では、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1と異なり、且つ配列番号8に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記の位置:H185、I295、及びD474、好ましくはそのすべての位置に、1つ又は複数のアミノ酸突然変異を有する。好ましくは、前記アミノ酸配列は、配列番号1と比較して、下記のアミノ酸突然変異:H185G、I295V、及びD474Eのうちの1つ又は複数、好ましくはそのすべてを有する。
一般的に、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換を触媒する。この場合、本発明によるスクロースホスホリラーゼは、配列番号1に記載のスクロースホスホリラーゼと比較して、好ましくは、
(i)等モル量のグルコース−1−リン酸及びフルクトースの存在下で、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換に関して活性が増加している、及び/又は
(ii)等モル量のグルコース−1−リン酸及びフルクトースの存在下で、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換に関して、フルクトースによる阻害が低下している、及び/又は
(iii)58℃で15分間インキュベーションした後の温度安定性がより高い。
下記の表は、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(野生型(WT)、配列番号1)由来のスクロースホスホリラーゼと比較して、本発明に記載のそのアミノ酸配列の相違を列挙する。
本発明の更なる態様は、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの酵素的に触媒された変換のための、上記本発明によるスクロースホスホリラーゼの使用に関する。好ましくは、前記本発明による使用は、その後、セロビオースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下、グルコースと共にグルコース−1−リン酸が得られ、セロビオースが形成される反応を含む。
本発明によるスクロースホスホリラーゼと関連付けて上記したすべての好ましい実施形態は、本発明によるその使用にも同様に適用され、従ってここでは繰り返さない。
本発明の更なる態様は、グルコース−1−リン酸及びフルクトースを製造する方法であって、上記本発明によるスクロースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下、スクロース及びリン酸の変換を含む前記方法と関する。
本発明によるスクロースホスホリラーゼ又は本発明によるその使用と関連付けて上記したすべての好ましい実施形態は、本発明による方法に同様に適用され、従ってここでは繰り返さない。
本発明の更なる態様は、スクロース及びグルコースからセロビオース及びフルクトースを製造する方法であって、
(a)上記本発明によるスクロースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下、スクロース及びリン酸の変換により、グルコース−1−リン酸及びフルクトースを合成するステップと、
(b)セロビオースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下、グルコース−1−リン酸をグルコースと反応させることにより、セロビオース及びリン酸を合成するステップと
を含む前記方法と関する。
本発明によるスクロースホスホリラーゼ又は本発明によるその使用と関連付けて上記したすべての好ましい実施形態は、本発明による方法に同様に適用され、従ってここでは繰り返さない。
更なる好ましい実施形態は下記の通り。
実施形態1:配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%の同一性を有し、且つ配列番号1と比較して、
・配列番号1に記載の、位置11〜31に対応する配列セグメントA)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置132〜161に対応する配列セグメントB)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置175〜195に対応する配列セグメントC)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置285〜305に対応する配列セグメントD)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置394〜406に対応する配列セグメントE)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置447〜459に対応する配列セグメントF)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置464〜484に対応する配列セグメントG)内に
少なくとも1つのアミノ酸突然変異を含むアミノ酸配列を含むスクロースホスホリラーゼ。
実施形態2:配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%の同一性を有し、且つ配列番号1と比較して、
・配列番号1に記載の、位置11〜31に対応する配列セグメントA)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置175〜195に対応する配列セグメントC)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置285〜305に対応する配列セグメントD)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置464〜484に対応する配列セグメントG)内に
少なくとも1つのアミノ酸突然変異を含む、実施形態1に記載のスクロースホスホリラーゼ。
実施形態3:実施形態1又は2に記載のスクロースホスホリラーゼであって、
・配列セグメントA)が配列番号1に記載の、位置16〜26に対応する、及び/又は
・配列セグメントB)が配列番号1に記載の、位置137〜156に対応する、及び/又は
・配列セグメントC)が配列番号1に記載の、位置180〜190に対応する、及び/又は
・配列セグメントD)が配列番号1に記載の、位置290〜300に対応する、及び/又は
・配列セグメントE)が配列番号1に記載の、位置394〜401に対応する、及び/又は
・配列セグメントF)が配列番号1に記載の、位置447〜456に対応する、及び/又は
・配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置469〜481に対応する、
前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態4:実施形態1〜3のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、
・配列セグメントA)が配列番号1に記載の、位置20〜22に対応する、及び/又は
・配列セグメントB)が配列番号1に記載の、位置141〜152に対応する、及び/又は
・配列セグメントC)が配列番号1に記載の、位置184〜186に対応する、及び/又は
・配列セグメントD)が配列番号1に記載の、位置294〜296に対応する、及び/又は
・配列セグメントE)が配列番号1に記載の、位置395〜397に対応する、及び/又は
・配列セグメントF)が配列番号1に記載の、位置450〜452に対応する、及び/又は
・配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置473〜477に対応する、
前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態5:実施形態1〜4のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、少なくとも1つのアミノ酸突然変異が、
・S21
・H142、L151
・H185
・I295
・N396
・S451
・D474、及びT476
からなる群から選択される、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態6:実施形態1〜5のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、いずれの場合も互いに独立して、請求項1又は2において定義される、少なくとも2つ、3つ、又は4つのアミノ酸突然変異を含む、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態7:実施形態1〜6のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、Q331E、R393N、D445P、D446G、D446T、Q460E、及びE485Hからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸突然変異を含まない、好ましくはこれらすべてのアミノ酸突然変異を含まない、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態8:実施形態1〜7のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、少なくとも1つのアミノ酸突然変異が、
・S21G
・H142A、L151Y
・H185G
・I295V
・N396S
・S451T
・D474E、及びT476A
からなる群から選択される、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態9:実施形態1〜8のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換を触媒する前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態10:実施形態1〜9のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、配列番号1に記載のスクロースホスホリラーゼと比較して、
(i)等モル量のグルコース−1−リン酸及びフルクトースの存在下で、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換に関して活性が増加している、及び/又は
(ii)等モル量のグルコース−1−リン酸及びフルクトースの存在下で、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換に関して、フルクトースによる阻害が低下している、及び/又は
(iii)58℃で15分間インキュベーションした後の温度安定性がより高い
前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態11:実施形態1〜10のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、配列番号4に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%の同一性を有する前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態12:実施形態11に記載のスクロースホスホリラーゼであって、同一性が、配列番号4に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも95%である前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態13:スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの酵素的に触媒された変換のための、実施形態1〜12のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼの使用。
実施形態14:実施形態1〜12のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下で、スクロース及びリン酸の変換を含む、グルコース−1−リン酸及びフルクトースを製造する方法。
実施形態15:スクロース及びグルコースからセロビオース及びフルクトースを製造する方法であって、
(a)実施形態1〜12のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下で、スクロース及びリン酸を変換することにより、グルコース−1−リン酸及びフルクトースを合成するステップと
(b)セロビオースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下で、グルコース−1−リン酸をグルコースと反応させることにより、セロビオース及びリン酸を合成するステップと、
を含む前記方法。
更に、更なる好ましい実施形態は下記の通り。
実施形態16:配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%の同一性を有し、
且つ配列番号1と比較して、
・配列番号1に記載の、位置132〜161に対応する配列セグメントB)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置394〜406に対応する配列セグメントE)内に、及び/又は
・配列番号1に記載の、位置464〜485に対応する配列セグメントG)内に
少なくとも2つのアミノ酸突然変異を含むアミノ酸配列を含むスクロースホスホリラーゼ。
実施形態17:実施形態16に記載のスクロースホスホリラーゼであって、
・配列セグメントB)が配列番号1に記載の、位置137〜156に対応する、及び/又は
・配列セグメントE)が配列番号1に記載の、位置394〜401に対応する、及び/又は
・配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置469〜481に対応する
前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態18:実施形態17に記載のスクロースホスホリラーゼであって、
・配列セグメントB)が配列番号1に記載の、位置141〜152に対応する、及び/又は
・配列セグメントE)が配列番号1に記載の、位置395〜397に対応する、及び/又は
・配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置473〜477に対応する
前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態19:実施形態18に記載のスクロースホスホリラーゼであって、アミノ酸突然変異が、
・H142若しくはL151、及び/又は
・N396、及び/又は
・D474若しくはT476
である、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態20:実施形態19に記載のスクロースホスホリラーゼであって、アミノ酸突然変異が、
・H142、及び/又は
・N396、及び/又は
・D474
である、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態21:実施形態19に記載のスクロースホスホリラーゼであって、アミノ酸突然変異が、
・L151、及び/又は
・N396、及び/又は
・D474
である、前記スクロースホスホリラーゼ。
実施形態22:実施形態19〜21のいずれかに記載のスクロースホスホリラーゼであって、アミノ酸突然変異が、
・H142A若しくはL151Y、及び/又は
・N396S、及び/又は
・D474E若しくはT476A
である、前記スクロースホスホリラーゼ。
(記載なし。)
下記の実施例は本発明について説明するが、制限的に解釈されるものではない。
[実施例1]
ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス由来の野生型スクロースホスホリラーゼのエンジニアリング
ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス由来の野生型のスクロースホスホリラーゼのエンジニアリングでは、下記のエンジニアリング最終目標を定義した
・フルクトース阻害の低下
・活性の一般的な増加
・リン酸に関してKm値の低下
・G1P阻害の低下
・温度安定性の維持
エンジニアリングにおいて、選択した方式は半合理的反復アプローチであった。第1ラウンドのエンジニアリングでは、まず第1に、入手可能な全データを分析した後、興味深いと思われる位置及び考え得る置換を識別し、並びにそれを個々の突然変異体として構築した。次にこれを、所望のエンジニアリング最終目標に応じて、マルチパラメータースクリーニングでスクリーニングした。前記第1ラウンドから得られた有望な突然変異をその後統合し、得られたバリアントの特徴付けを行った。
すべてのアッセイを、30℃、pH6.3で実施した。市販のG1P(Sigma−Aldrich社、品番G7000)をG1Pとしてもっぱら使用した。野生型酵素(新たにコドンが最適化されている)を、比較酵素として各プレート上で2回、常時、同時アッセイした。すべてのデータを同一のプレート上で同時アッセイした比較酵素に対して標準化し、発現の変動又は異なるプレート間の測定変動の補償を可能にした。
マルチパラメータースクリーニングの概要
MDM分析により、169箇所の位置及び置換を、第1ラウンドのエンジニアリングのために選択した。これは、すべての位置の約33%、但しすべての考え得る個々の突然変異体の2%未満に対応する。前記個々の突然変異体は、AGM法(自動化された突然変異体生成法)を使用して構築した。野生型遺伝子(コドンが最適化されている)の配列を、テンプレートとして用いた。構築したバリアントを発現させ、異なるエンジニアリング最終目標に応じてスクリーニングした。結果を、各プレート上で重複して同時アッセイした野生型に対して標準化した。エンジニアリング最終目標すべてについて、改善したバリアントを識別することができた。
第2ラウンドのエンジニアリングでは、第1ラウンドから得られた最良の突然変異7例を相互に組み合わせた(128バリアント)。国際公開第2009/146892号に記載の突然変異誘発法を使用して、コンプレックスバンクを構築した。コンプレックスバンクの376クローンを取り出し、発現させ、及びエンジニアリング最終目標に関してスクリーニングした(オーバサンプリング2.9倍、スクリーニング範囲95%)。エンジニアリング最終目標すべてについて、改善したバリアントを識別することができた。
第3ラウンドのエンジニアリングでは、第2ラウンドから得られたヒットを、第1ラウンドから得られた更なる一次ヒットと更に組み合わせた(105バリアント)。前記バリアントを構築し、発現させ、AGM法(自動化された突然変異体生成法)を使用してスクリーニングした。
加リン酸分解活性、フルクトース阻害に関するエンジニアリングの結果、及びリン酸(Pi)に関してKm値を、図1A〜1Cに、野生型(WT)と比較して示す。
[実施例2]
最良のバリアント7例の特徴付け
詳細な最終的特徴付けのために、第2及び第3ラウンドのエンジニアリングから得られた最良のバリアント7例を選択した(配列番号2〜8)。
a) 活性収率及び可溶性発現
選択したバリアント7例、及び野生型酵素(WT)を、振盪フラスコ内の2つの独立した発現培養液中で発現させ、それを破壊し、発現培養液1mL当たりの活性収率を測定した。
可溶性発現の評価では、可溶性分画を標準化した。異なるバリアント間で発現レベルに有意差は認められなかった。
b)融解曲線
エンジニアリング最終目標の1つは、野生型スクロースホスホリラーゼの高温安定性を維持することであった。バリアントを試験するために、PCRサイクラー中、40〜72℃の温度で、15分間、酵素をインキュベートし、酵素の残存活性をその後決定した。調査したバリアントのうち5例が、野生型酵素と同等の温度安定性を示した。結果を図2に示す。
c)フルクトース阻害、G1P阻害、及びリン酸のKm値
フルクトース又はG1P阻害に関して、バリアントに生ずると考え得る変化を評価する際には、フルクトース又はG1Pの存在下、その濃度を高めながら、酵素バリアント及び野生型酵素のそれぞれの場合について、初期活性変化を測定した。基質として、200mMのスクロース及びリン酸を、それぞれの場合において添加した。
調査したバリアントすべてにおいて、250〜750mMのフルクトースの存在下で、顕著な阻害低下が認められることが明らかとなった。フルクトース阻害を完全に取り除くことは不可能であったが、改善の度合いは顕著である。対照的に、G1P阻害の場合は、認められた改善はそれほど明白ではなかった。但し、野生型のG1P阻害も、フルクトース阻害と同様に、それほど際立っていない。更に、G1P阻害は、G1P濃度が100mMを超えたときに限り、その効果が現れる。
酵素阻害に関する実験に類似して、10〜250mMのリン酸が存在したときの初期活性を、リン酸におけるKm値の変化を把握するために、すべてのバリアント酵素及び野生型酵素について測定した。バリアントのいずれも、異なるリン酸濃度において、野生型と比較して、初期活性に有意差を示さなかった。バリアントのいずれについても、野生型と比較して劣等性は認められなかった。
フルクトース、リン酸、及びグルコース−1−リン酸阻害に関する結果を、図3A〜3Cに示す。
選択されたバリアント4例を振盪フラスコ中で発現、採取し、50mMのNa MESバッファー、pH6.3中で再懸濁し、超音波を使用して破壊した。細胞断片及び不溶性成分を遠心分離により除去した。上清を滅菌濾過し、無菌のグリセロールを用いて50/50(v/v)混合した。処方された酵素の加リン酸分解活性を決定した。

Claims (34)

  1. 配列番号1に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも80%の同一性を有し、並びに
    配列番号1と比較して、
    配列番号1に記載の、位置175〜195に対応する配列セグメントC)内にアミノ酸突然変異を含み、及び
    配列番号1に記載の、位置285〜305に対応する配列セグメントD)内にアミノ酸突然変異を含む
    アミノ酸配列を含むスクロースホスホリラーゼ。
  2. 配列セグメントC)が配列番号1に記載の、位置180〜190に対応し、及び
    配列セグメントD)が配列番号1に記載の、位置290〜300に対応する、
    請求項1に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  3. 配列セグメントC)が配列番号1に記載の、位置184〜186に対応し、及び
    配列セグメントD)が配列番号1に記載の、位置294〜296に対応する、
    請求項2に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  4. 前記アミノ酸突然変異が、H185及び位置I295である、請求項3に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  5. 前記アミノ酸突然変異が、H185G及びI295Vである、請求項4に記載のスクロースホスホリラーゼ
  6. 配列セグメントC)及びD)内のアミノ酸突然変異に付加して、
    配列番号1に記載の、位置464〜484に対応する配列セグメントG)内に
    少なくとも1つのアミノ酸突然変異を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  7. 配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置469〜481に対応する、請求項6に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  8. 配列セグメントG)が配列番号1に記載の、位置473〜477に対応する、請求項7に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  9. 前記アミノ酸突然変異が、D474又はT476である、請求項8に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  10. 前記アミノ酸突然変異が、D474E又はT476Aである、請求項9に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  11. 配列セグメントC)及びD)、並びに任意選択的にG)内のアミノ酸突然変異に付加して、
    配列番号1に記載の、位置11〜31に対応する配列セグメントA)内に
    アミノ酸突然変異を含む、請求項1から10のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  12. 配列セグメントA)が配列番号1に記載の、位置16〜26に対応する、請求項11に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  13. 配列セグメントA)が配列番号1に記載の、位置20〜22に対応する、請求項12に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  14. 前記アミノ酸突然変異が、S21である、請求項13に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  15. 前記アミノ酸突然変異が、S21Gである、請求項14に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  16. 配列セグメントC)及びD)、並びに任意選択的にG)内のアミノ酸突然変異に付加して、
    配列番号1に記載の、位置447〜459に対応する配列セグメントF)内に
    アミノ酸突然変異を含む、請求項1から15のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  17. 配列セグメントF)が配列番号1に記載の、位置447〜456に対応する、請求項16に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  18. 配列セグメントF)が配列番号1に記載の、位置447〜456に対応する、
    請求項17に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  19. 前記アミノ酸突然変異が、S451である、請求項18に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  20. 前記アミノ酸突然変異が、S451Tである、請求項19に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  21. Q331E、R393N、D445P、D446G、D446T、Q460E、及びE485Hからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸突然変異を含まない、好ましくはこれらすべてのアミノ酸突然変異を含まない、請求項1から20のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  22. スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換を触媒する、請求項1から21のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  23. 配列番号1に記載のスクロースホスホリラーゼと比較して、
    (i)等モル量のグルコース−1−リン酸及びフルクトースの存在下で、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換に関して活性が増加している、及び/又は
    (ii)等モル量のグルコース−1−リン酸及びフルクトースの存在下で、スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの変換に関して、フルクトースによる阻害が低下している、及び/又は
    (iii)58℃で15分間インキュベーションした後の温度安定性がより高い、
    請求項1から22のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  24. 配列番号4に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%の同一性を有する、請求項1から23のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  25. 配列番号4に記載のアミノ酸配列に関連して、同一性が少なくとも95%である、請求項24に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  26. 配列番号5に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%の同一性を有する、請求項1から25のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  27. 配列番号5に記載のアミノ酸配列に関連して、同一性が少なくとも95%である、請求項26に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  28. 配列番号6に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%の同一性を有する、請求項1から27のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  29. 配列番号6に記載のアミノ酸配列に関連して、同一性が少なくとも95%である、請求項28に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  30. 配列番号8に記載のアミノ酸配列に関連して、少なくとも90%の同一性を有する、請求項1から29のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  31. 配列番号8に記載のアミノ酸配列に関連して、同一性が少なくとも95%である、請求項30に記載のスクロースホスホリラーゼ。
  32. スクロース及びリン酸からグルコース−1−リン酸及びフルクトースへの酵素的に触媒された変換のための、請求項1から31のいずれか1項に記載するスクロースホスホリラーゼの使用。
  33. 請求項1から31のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応下での、スクロース及びリン酸への変換を含む、グルコース−1−リン酸及びフルクトースを製造する方法。
  34. スクロース及びグルコースからセロビオース及びフルクトースを製造する方法であって、
    (a)請求項1から31のいずれか1項に記載のスクロースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応下で、スクロース及びリン酸を変換することによりグルコース−1−リン酸及びフルクトースを合成するステップと、
    (b)セロビオースホスホリラーゼによる酵素的触媒反応の下で、グルコース−1−リン酸をグルコースと反応させることにより、セロビオース及びリン酸を合成するステップと
    を含む、前記方法。
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