JP2019506919A - 電磁センサ追跡システムのためのモーション・ボックス視覚化 - Google Patents

電磁センサ追跡システムのためのモーション・ボックス視覚化 Download PDF

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Abstract

医師が見ることができるディスプレイ上に電磁センサ追跡システムのモーション・ボックスを視覚化するための方法、システム、および装置が開示される。電磁センサ追跡システムは、センサがモーション・ボックス内、またはシステムの電磁場発生器に近接して配置された空間領域内にあるときにのみ、追跡されるセンサの位置および向き(P&O)を決定することができる。電磁センサ追跡システムの使用中、センサは、この空間領域から出ることがあり、これが起こると、センサをモーション・ボックスにナビゲートして戻すことが困難になることがある。本明細書で説明する方法、システム、および装置は、臨床医がモーション・ボックスに対するセンサの位置および向きを見ることができるように、ディスプレイ上のセンサの表現、モーション・ボックス、および胸郭の表現を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年12月15日に出願した米国仮出願第62/267,772号、および2016年11月6日に出願した米国仮出願第62/418,231号の利益を主張するものであり、それらは、本明細書に完全に記載されているかのように参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、電磁センサ追跡システムのモーション・ボックスを視覚化するための方法およびシステムに関する。
多くの医療処置は、人間の心臓内および/またはその周囲への特殊医療デバイスの導入を必要とする。具体的には、限定はしないが、心臓の内表面にアクセスするのに心房もしくは心室内などの領域に、または心外膜もしくは心臓の外表面にアクセスするのに心臓を取り囲む心膜内などの領域に、カテーテル、拡張器、および針を含む特殊デバイスの導入を必要とするいくつかの医療処置が存在する。カテーテル、ガイド・ワイヤ、アクセス・シース、または導入器が、多年にわたり医療処置のために使用されてきた。
インターベンション心臓専門医または臨床医は、多くの医療処置中に電磁センサ追跡システムを使用する。電磁センサ追跡システムの使用中、センサは、システムがセンサを追跡できる空間領域(モーション・ボックス)から出ることがあり、センサを領域に戻すことが困難になることがある。したがって、既存のシステムでは、臨床医はセンサを見失う可能性があり、臨床医がセンサをモーション・ボックス内に戻すのに時間がかかる、および/または困難である可能性がある。これは、医療処置に不必要で、かつ潜在的に有害な時間を追加する結果となり得る。さらに、センサの紛失は、臨床医がセンサを見つけるために追加の透視画像を撮影することを強いる可能性がある。これにより、患者ならびに臨床医は追加の放射線を受けることになる。
したがって、たとえば、上述した1つまたは複数の問題を最小限にする、または排除するMPS対応(または医療位置決めシステム対応)医療デバイスおよびその製造方法が必要とされる。
本明細書に記載され、示され、特許請求される方法、システム、および装置の1つの利点は、医師が見ることができるディスプレイ上のモーション・ボックスの視覚化に関する。電磁センサ追跡システムは、センサがモーション・ボックス内、またはシステムの電磁場発生器に近接して配置された空間領域内に置かれたときにのみ、追跡されるセンサの位置および向き(P&O)を決定することができる。電磁センサ追跡システムの使用中、(たとえば、医師が、正確な追跡が可能な磁場の部分内にはない患者内の場所にツールをナビゲートするとき)センサはこの空間領域から出ることがあり、センサを戻すのが困難になることがある。したがって、本開示は、モーション・ボックスの視覚化に向けられている。本明細書に記載の方法、システム、および装置は、臨床医がモーション・ボックスに対するセンサの位置および向きを見ることができるように、ディスプレイ上にセンサ、モーション・ボックス、および(たとえば、システム・ユーザを「視覚的に方向付ける」ために使用される)典型的な胸郭の表現を提供する。これは、臨床医がモーション・ボックス内にセンサを維持するのを助け、センサがモーション・ボックスから出た場合にセンサをモーション・ボックスに戻すために要する時間および/または追加の透視画像の数を減少させることができる。
これらおよび他の利点、特徴、および能力は、本明細書に示され、記載され、特許請求される構造、システム、および方法によって提供される。
電磁センサ追跡システム(医療位置決めシステムまたはMPS)の実施形態とMPS対応医療デバイスとを組み込むシステムを概略的に表すブロック図である。 カテーテル−ラボ環境における図1のシステムの概略図である。 カテーテル−ラボ環境における図1のシステムのブロック図である。 カテーテル−ラボ環境の代替実施形態における図1のシステムの概略図である。 テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 医療処置に関連する追加の情報とともに、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 医療処置に関連する追加の情報とともに、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 1つまたは複数の医療デバイス・センサの位置を正確に決定できないときの、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 1つまたは複数の医療デバイス・センサの位置を正確に決定できないときの、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭を視覚化する方法のフローチャートである。 テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化をパンおよびズームする方法のフローチャートである。 図9Aに示す画像パンおよび画像ズームの概略図である。 医療処置に関連する追加の情報とともに、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 医療処置に関連する追加の情報とともに、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 医療処置に関連する追加の情報とともに、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 医療処置に関連する追加の情報とともに、テーブル座標系を参照して、モーション・ボックス、患者基準センサ、医療デバイス・センサ、および胸郭の視覚化を示す画像である。 図1にブロック形式で示されるような医療位置決めシステム(MPS)の1つの例示的な実施形態を概略的に表すブロック図である。
ここで、様々な図において同一の構成要素を識別するために同様の参照番号が使用されている図面を参照すると、図1は、ガイド・ワイヤまたはカテーテルのような位置感知医療デバイスまたはツールが使用され得るシステム10の概略図である。実施形態は、カテーテル−ラボ環境における磁場ベースの位置決めシステムに関連して説明されるが、これは、単なる例示であり、本質的に限定的ではないことが理解されるべきである。
少なくとも、患者の体内のカテーテルのような医療デバイスをナビゲートする目的で、ライブ蛍光透過法において使用され得るようなX線への患者の曝露を低減することが望まれる。そのような要望は、3次元空間におけるデバイスの位置を決定することができる外部の(すなわち、患者の身体の外部の)位置決めシステムと協働するように構成された位置決めセンサを含む医療デバイスを提供することによって満たされ得る。この位置情報を用いて、ナビゲーション・システムは、患者の体内の関心領域の以前に得られた画像(または一連の画像)に医療デバイスの表現を重ね合わせることができる。加えて、ナビゲーション・システムは、患者の体内の関心領域の以前に取得された画像(または一連の画像)、および/または医療デバイスの表現に、磁気送信機アセンブリ(MTA)がモーション・ボックスとして指定された患者の胸の中および周囲に磁場を生成するように構成された3次元空間の表現を表示または視覚化することができる。したがって、臨床医は、そうでなければ必要とされる可能性がある多くの蛍光透過法を使用するのではなく、ナビゲーション目的のために医療デバイスおよびモーション・ボックスの重ね合わせた画像化を使用することができる。したがって、医療デバイスの位置の臨床医の理解を助けるための、位置感知能力を有する医療デバイスの提供およびモーション・ボックスの表示によって、蛍光透過法の使用(および患者に対する付随するX線曝露)を、大幅に低減できる。電磁医療位置決めシステム(MPS)のモーション・ボックスの視覚化に関する本明細書で説明される方法およびシステムは、そのような目的のための蛍光透過法の連続的な曝露または広範な使用の必要性の低減を容易にする。
引き続き図1を参照すると、図示のシステム10は、様々な入力/出力機構14を有する主電子制御ユニット12(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ)と、ディスプレイ16と、任意の画像データベース18と、医療位置決めシステム(MPS)20(電磁センサ追跡システム)のような位置特定システムと、心電図(ECG)モニタ22と、24および24でそれぞれ指定された(すなわち、患者基準センサとして示された)1つまたは複数のMPS位置センサと、それ自体が1つのそのようなセンサ24を有するものとして例示的に示された上記で説明した1つ又は複数のMPS位置センサを含む(細長いカテーテルまたは導入器のような)MPS対応医療デバイス26を含む。いくつかの実施形態では、医療位置決めシステム20は、たとえば、(現在St.Jude Medical,Inc.によって所有される)MediGuide Ltd.からのMediGuide(登録商標)システムのような、そして、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,233,476号、第7,197,354号、および第7,386,339号のうちの1つまたは複数を参照して一般的に示されるような磁場ベースのシステムを備えていてもよい。
入力/出力機構14は、コンピュータ・ベースの制御ユニットとインターフェースするための従来の装置、たとえば、キーボード、マウス、タブレット、フット・ペダル、スイッチなどを備えていてもよい。ディスプレイ16も、従来の装置を備えていてもよい。
実施形態は、関心領域の画像化を使用するナビゲーション・アプリケーションでの使用を見出してもよい。したがって、システム10は、任意で画像データベース18を備えていてもよい。画像データベース18は、患者の身体、たとえば、医療デバイス26のための目的部位を囲む関心領域、および/または、目的部位に到達するためにデバイス26によって横断されることが想定されるナビゲーション経路に沿った複数の関心領域に関連する画像情報を記憶するように構成されていてもよい。データベース18内の画像データは、(1)過去におけるそれぞれ個々の時点に取得された1つまたは複数の2次元静止画像、(2)画像取得デバイスからリアルタイムで取得された複数の関連する2次元画像(たとえば、図2に例示的に示されるようなx線撮像装置からの透視画像)であって、画像データベースは、バッファとして機能する、複数の関連する2次元画像(ライブ透視画像)、および/または、(3)シネ・ループ(CL)を規定する関連する2次元画像のシーケンスであって、シーケンス内の各画像は、少なくとも、ECGモニタ22から取得された獲得されたリアルタイムECG信号に従ってシーケンスの再生を可能にするために十分なそれに関連するECGタイミング・パラメータを有する、シーケンスを含む、既知の画像タイプを備えていてもよい。前述は、単なる例であり、本質的に限定的ではないことが理解されるべきである。たとえば、画像データベースは、3次元画像データを含んでいてもよい。画像は、現在知られているか、または今後開発される任意の撮像モダリティ、たとえば、X線、超音波、コンピュータ断層撮影、核磁気共鳴などを介して取得されてもよいことがさらに理解されるべきである。
MPS20は、位置特定システムとして機能し、したがって、1つもしくは複数の医療デバイス26上のMPS位置センサ24(ここで、i=1〜n)および/または1つもしくは複数の患者基準センサ(PRS)24のうちの1つまたは複数に関連する位置決め(位置特定)データを決定し、それぞれの位置読み取り値を出力するように構成される。位置読み取り値は、各々、MPS20の座標系であってもよい基準座標系に対する位置および向き(P&O)の少なくとも一方または両方を含んでいてもよい。たとえば、P&Oは、磁場発生器または送信機に対する磁場中の磁場センサの位置(すなわち、3つの軸X、Y、およびZにおける座標)ならびに向き(すなわち、方位および仰角)として表されてもよい。
MPS20は、磁場センサ24から受信した信号を補足し、処理することに基づいて、そのようなセンサが制御された低強度AC磁場中に配置される間、基準座標系におけるそれぞれの位置(すなわち、P&O)を決定する(図2参照)。電磁気的観点から、これらのセンサは、ここで意図されるように、変化する磁場中に存在するコイル上に誘導される電圧を発生させる。したがって、センサ24は、それらが配置された磁場の1つまたは複数の特性を検出し、指示信号を生成するように構成され、指示信号は、センサのそれぞれのP&Oを得るためにMPS20によってさらに処理される。センサ24およびそのようなセンサを組み込む医療デバイスのための例示的な設計特徴および製造プロセスは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第8,636,718号に見出され得る。
MPSセンサ24、およびさらなる実施形態における任意の追加のMPSセンサは、MPS対応医療デバイス26に関連付けられてもよい。別のMPSセンサ、すなわち、患者基準センサ(PRS)24(図1および図2参照)は、患者の身体の全体的な動きおよび/または呼吸によって誘発される動きに対する動き補償を可能にするために、患者の身体の位置基準を提供するように構成される。PRS24は、患者の胸骨柄、胸部上の安定した場所、または、比較的位置的に安定した別の場所に取り付けられてもよい。MPS位置センサ24と同様に、PRS24は、それが配置される磁場の1つまたは複数の特性を検出するように構成され、MPS20は、基準座標系におけるPRSの位置および向きを示す位置読み取り値(たとえば、P&O読み取り値)を提供する。
心電図(ECG)モニタ22は、患者の身体の外側に外部から固定され得る複数のECG電極(図示せず)を使用して心臓器官の電気タイミング信号を連続的に検出するように構成される。タイミング信号は、一般に、とりわけ心周期の特定の位相に対応する。一般に、ECG信号は、データベース18内に記憶された以前に取り込まれた画像のシーケンス(シネ・ループ)のECG同期再生のために制御ユニット12によって使用されてもよい。ECGモニタ22およびECG電極は、両方とも従来の構成要素を備えていてもよい。
図2は、例示的なカテーテル処置室に組み込まれるようなシステム10の概略図であり、図3は、システム10のブロック図である。システム10は、透視撮像システム28に組み込まれるか、またはそれと関連付けられているように示されており、透視撮像システム28は、商業的に利用可能な透視撮像構成要素、たとえば、x線源40、Cアーム42、および/またはx線画像の増強器もしくは検出器44(すなわち、「カテーテル・ラボ」)を含んでいてもよい。MPS20(電磁センサ追跡システム)は、磁気送信機アセンブリ(MTA)30(電磁場発生器)と、位置(P&O)読み取り値を決定するための磁気処理コア32とを含む。MTA30は、モーション・ボックス34として識別される所定の3次元空間において、患者の胸腔内およびその周囲に磁場を生成するように構成される。MPSセンサ24は、センサがモーション・ボックス34内にあるときに磁場の1つまたは複数の特性を感知し、各々、磁気処理コア32に提供されるそれぞれの信号を生成するように構成される。処理コア32は、これらの検出された信号に応答して、モーション・ボックス34内の各MPSセンサ24に関するそれぞれのP&O読み取り値を計算するように構成され、処理コア32は、MPSセンサ24がモーション・ボックス34から出るときを検出することができる。したがって、MPS20は、3次元空間における各センサ24のリアルタイム追跡を可能にする。モーション・ボックス34の実際の容積は、たとえば、処理コア32に記憶されてもよく、処理コア32は、モーション・ボックス34の境界に対する各センサ24の位置および向きを決定することができる。代替的には、モーション・ボックス34の実際の容積は、たとえば、主制御装置12に記憶されてもよく、主制御装置12は、モーション・ボックス34の境界に対する各センサ24の位置および向きを決定することができてもよい。したがって、システムは、センサ24がモーション・ボックス34内にあるか、その境界にあるか、またはその外部にあるかを(たとえば、処理コアまたは主制御装置において)評価することができる。この情報に基づいて、モーション・ボックス34およびセンサ24は、本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、ディスプレイ16上に互いに関連して表示され得る。
いくつかの代替的な実施形態では、図4に示すように、MTA30’は、x線源40と患者検査テーブル46との間の患者検査テーブル46の下に配置され得る。たとえば、MTA30’は、患者検査テーブル46と接続され得る。いくつかの実施形態では、本明細書で論じられるように、MTAは、患者の胸部上に置かれ、対象を追跡するための磁場を生成するために使用され得るモバイル・デバイスであり得る。
位置決めシステムおよび撮像システムは、そのような実施形態では互いに対して固定されていると見なされてもよいので、画像座標系とMPS基準座標系(電磁追跡座標系)との間の位置関係は、(たとえば、セットアップ中に確立される)システムの既知の光磁気キャリブレーションによって計算されてもよい。しかしながら、画像データがより早期に取得され、次いで外部ソース(たとえば、データベース18に記憶された画像化データ)からインポートされる実施形態を含む、他の画像化モダリティを使用する他の実施形態について、MPS位置読み取り値が使用されている任意の特定の画像に適切に整合され得るように、MPS座標系および画像座標系を位置合わせする位置合わせステップが実行される必要があってもよい。
図5Aは、右/左(RL)ビューからの患者の胸郭50の表現に関連する各センサ24およびモーション・ボックス34の位置および向き(P&O)の視覚化または表示の表現であり、図5Bは、尾/頭(CRA)ビューからの胸郭50の表現に関連する各センサ24およびモーション・ボックス34の位置および向きの視覚化または表示である。各センサ24の表示は、たとえば、患者基準センサ(PRS)24、および異なる医療デバイス26上のセンサ24、24に関連付けられてもよい。具体的には、各センサ24の位置および向き、ならびにモーション・ボックス34の位置および向き(P&O)は、ディスプレイ16上に表示されてもよい。さらに、各センサ24の表現は、臨床医が各センサ24間を区別することができるように、視覚的な印(たとえば、色、形状、陰影、ハッチング、点描など)を含む。単に例として、患者基準センサ24は、「トップ・ハット」形状を有するものとしてディスプレイ16上に表示されてもよく、緑色であってもよく(「トップ・ハット」形状および白色を有するものとして示されている)、センサ24は、球形を有するものとしてディスプレイ16上に表示されてもよく、赤色であってもよく(球形およびクロス・ハッチングを有するものとして示されている)、センサ24は、球形を有するものとしてディスプレイ16上に表示されてもよく、黄色であってもよい(球形および白色を有するものとして示されている)。臨床医は、色および/または形状を含む様々な視覚的な印から選択してもよいことが理解されよう。たとえば、各センサ24に対して非球形が選択された場合、各センサ24の向きは、ディスプレイ16上に容易に表示されてもよい。
臨床医を方向付けるのを助けるために患者の向きを概略的に示す胸郭50の表現は、モーション・ボックス34およびセンサ24の向きの表示を補助するために提供される。上記で説明したように、患者基準センサ24は、一般に、患者の胸骨柄に取り付けられる。したがって、胸郭50は、一般に、胸郭50の胸骨が患者基準センサ24の表示された位置と一致するようにディスプレイ16上に示される。したがって、表示された胸郭50の胸骨と表示された患者基準センサ24は、接触していてもよく、および/または、表示された患者基準センサ24は、表示された胸郭50の胸骨と部分的にもしくは完全に交差するように示されてもよい。したがって、図5Aおよび図5Bに示すように、患者基準センサ座標系24cの原点は、胸郭50の胸骨と一致する。代替的には、患者基準センサ24が、たとえば、胸部上の安定した場所、または比較的位置的に安定した別の場所のような患者上の別の場所に取り付けられている場合、胸郭50の対応する位置は、患者基準センサ24の表示された位置と一致するようにディスプレイ16上に表示されてもよい。胸郭50の位置は、胸郭50上の患者基準センサ24の表示された位置が患者上の患者基準センサ24の位置と一致するようにディスプレイ16上に表示される。さらに別の言い方をすれば、胸郭50は、患者上の患者基準センサ24の位置に対応する位置の描写を含み、胸郭50は、患者上の患者基準センサ24の位置に対応する胸郭50上の位置が患者基準センサ24の表示された変換された位置と一致するような位置においてディスプレイ16上に表示される。加えて、胸郭50は、胸郭座標系50c(図5Aおよび図5B参照)の向きがテーブル座標系46c(図2参照)と平行になる(胸郭座標系50の軸がテーブル座標系46cの軸と平行である)ように表示される。以下でより詳細に説明するように、テーブル座標系46c(図2参照)は、ディスプレイ16上に示されるように、モーション・ボックス34、胸郭50、患者基準センサ24、および任意のセンサ24の表現を方向付け、生成するためにシステム10によって使用される仮想座標系である。テーブル座標系46cは、臨床医が操作する物理的環境と常に整合される(すなわち、テーブル座標系46cの軸は、テーブル46のエッジと常に平行である)。したがって、テーブル座標系46cは、モーション・ボックス34が物理空間において患者、患者基準センサ24、および任意のセンサ24に関連してどこにあるのかを臨床医が理解するのを助けるために、モーション・ボックス34、胸郭50、患者基準センサ24、および任意のセンサ24の表現を提示するために、システム10内のソフトウェアによって使用される。
一般に、患者基準センサ24の測定された位置のみが胸郭50の表示された位置を特定するために使用されるが、いくつかの実施形態では、単なる例として、限定はしないが、患者基準センサ24の測定された向きも胸郭50の表示された位置を方向付けるために使用されることが理解されよう。したがって、表示された胸郭50の位置および向きは、患者基準センサ24の測定された位置および向きに基づいてもよい。そのような実施形態では、胸郭座標系50cは、テーブル座標系46cと平行でなくてもよい。他の実施形態では、単なる例として、限定はしないが、胸郭50の表示された位置および向きは、患者に追加の患者基準センサを固定することによって精緻化されてもよい。図5Cおよび図5Dを参照すると、さらに他の実施形態では、単なる例として、限定はしないが、表示された胸郭50の表示された位置は、患者基準センサ24の測定された位置と一致しなくてもよい。すなわち、そのような実施形態では、胸郭50は、患者やセンサ24、24、および24の実際の物理的位置を表しておらず、そのようなセンサが患者上および/または患者内にあっても、胸部50の上に浮いているように示されてもよい。さらに他の実施形態では、臨床医は、患者基準センサ24がディスプレイ16上に表示された胸郭50上のどこに位置するのかを選択することができる。すなわち、マウス、指、スタイラス、またはなにか他の入力デバイスを使用し、臨床医は、システム10が表示された胸郭50をディスプレイ16上に表示された患者基準センサ24と位置合わせする場所が分かるように、患者基準センサ24が患者上に実際に位置する表示された胸郭50上の場所をクリックすることができる。たとえば、患者基準センサ24が患者の腎臓の近くに位置する場合、臨床医は、表示された胸郭50上の、患者の腎臓の近くの患者基準センサ24と同じ位置またはその近くで、表示された胸郭50をクリックすることができる。これは、表示された仮想空間と実際の患者空間との整列または位置合わせを可能にする。
いくつかの実施形態では、システム10は、固定テーブル座標系46cまたは胸郭座標系50cを使用しなくてもよい。そのような実施形態では、単なる例として、限定はしないが、1つまたは複数の患者基準センサ24によって測定されるような患者座標系のみが、磁気座標系20cに対するモーション・ボックス34の視覚化の計算に使用されてもよい。
センサ24がモーション・ボックス内にある間、センサ24は、それらの選択された印と共にそれらの測定されたP&Oにおいて示される。しかしながら、図6に示すように、少なくともいくつかの実施形態では、医療デバイスのセンサ24がモーション・ボックス34を出ると、センサ24は、それが出た箇所におけるモーション・ボックス34のグラフィック境界のエッジにおいて提示され(24参照)、デバイス状態「Out of MB(MBの外)」またはなにか他の適切な状態識別子がディスプレイ16上に表示される。さらに、医療デバイスのセンサ24がモーション・ボックス34を出たが、モーション・ボックス34の境界からあるマージン距離未満の距離にあり、MPS20がセンサ24のP&Oの有効測定値を依然として報告するとき、(モーション・ボックス34内の最後の位置ではない)現在のP&Oが、ディスプレイ16上に表示されてもよい。一般に、様々な実施形態では、単なる例として、限定はしないが、マージン距離は、約1.0cmである。しかしながら、いくつかの実施形態では、単なる例として、限定はしないが、マージン距離は、約0.5cm〜約3.0cm(たとえば、約0.5cm、約1.0cm、約1.5cm、約2.0cm、約2.5cm、約3.0cm)であってもよい。センサ24の実際の位置が未知であるように、センサ24の無効なP&OがMPS20によって決定された場合、デバイス状態「Out of MB(MBの外)」またはなにか他の適切な状態識別子がディスプレイ16上に示され、センサ24は、モーション・ボックス34の下部に提示され、その選択された印が、エラーを表す印に変更される。たとえば、図7に示すように、以前に赤色で表示されていた(図5Aおよび図5Bでは球形を有し、クロス・ハッチングされて示されていた)センサ24は、モーション・ボックス34の下部に琥珀色で表示される(球形を有し、ドットで示される)。
上述したように、モーション・ボックス34のP&Oは、ディスプレイ16上に表示されてもよい。様々な実施形態では、MTA30は、Cアーム42に固定される。Cアーム42へのMTA30の固定により、MTA30は、Cアーム42と共に回転および/または平行移動する。したがって、Cアーム42が尾/頭、右/左、および/もしくは検出器軸のいずれかにおいて回転し、ならびに/またはCアーム42が部屋に対してx、y、z方向に平行移動する場合、MTA30およびモーション・ボックス34は、それに応じて移動する。したがって、図5Bに示すように、モーション・ボックス34は、患者の胴体に対してわずかな角度で表される。再び図2を参照すると、MPS20は、MPS座標系20c(電磁追跡座標系)を有し、MTS30は、Cアーム42に固定されているので、MPS座標系20cは、Cアーム42の座標系との関連で移動する。そのように、様々な実施形態では、Cアーム42の座標系へのMPS座標系20cの位置合わせは、必要とされない。Cアーム42およびMTA30は、テーブル46との関連で移動するので、MPS座標系20cは、テーブル座標系46cとの関連で移動する。したがって、本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、モーション・ボックス34、センサ24、および胸郭50がディスプレイ16上に互いに対して適切に表示され得るように、MPS座標系20cにおいて測定されたモーション・ボックス34、センサ24、および胸郭50の位置および向きをテーブル座標系46cに変換するために、MPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列が計算されなければならない。
モーション・ボックス34の表現は、モーション・ボックス34に関する情報を示す視覚的な印をさらに含む。たとえば、患者基準センサ24がシステム10に接続され、システム10が動作可能状態にあるとき、モーション・ボックス34は、モーション・ボックス34の境界を示す緑色の線で示され、(図5Aおよび図5Bに実線として示す)緑色で陰影が付けられる。逆に、システム10が、エラー状態があると決定した場合、モーション・ボックス34の表現は、そのようなエラー状態を示す視覚的な印を含むように変更されてもよい。たとえば、患者基準センサ24または医療デバイス・センサのセンサ(たとえば、24、24)がシステム10に接続されていないとき、患者基準センサ24’の位置および向きが未知であるとき、または、システム10が動作不能状態にあるとき、モーション・ボックス34は、モーション・ボックス34の境界を示す琥珀色の線で示され、(図8Aおよび図8Bに破線として示す)琥珀色で陰影が付けられ、切断された患者基準センサ24または医療デバイス・センサのセンサ(たとえば、24、24)は、ディスプレイ16上に示されない。もちろん、この状態情報を示すために、他の色、線種(たとえば、破線、点線)、または陰影が使用され得る。加えて、図8Aおよび図8Bに示すように、表示されたモーション・ボックス34は、実質的に垂直な上下の向きに示されてもよい。これは、単なる例として、限定はしないが、MTA30と一体化されたCアーム42がテーブル46に対して角度付けされていない(すなわち、テーブル46に対して非ゼロの角度ではない)場合に生じてもよい。他の実施形態では、単なる例として、限定はしないが、MTA30’がテーブル46に固定され、テーブル46との関連で移動することができないとき(図4参照)、モーション・ボックス34は、実質的に垂直な上下の向きにおいて示されてもよい。
臨床医によって実行される処置の間、各々が1つまたは複数のセンサ24iを有する1つまたは複数の医療デバイスは、患者内に挿入されるか、または患者内でナビゲートされる。処置中のときには、医療デバイスのうちの1つまたは複数は、MTA30によって生成された電磁場から出てもよく、したがって、モーション・ボックス34を出てもよい。モーション・ボックス34、センサ24、および臨床医がシステム10を操作する環境(医療処置中にシステム10を使用する場合、患者の胸郭等)の表現なしでは、医療デバイスおよび関連するセンサ24をMTA30によって生成された電磁場に戻す臨床医の能力は、妨げられる可能性がある。したがって、臨床医へのモーション・ボックス34の表現がない既存のシステムでは、臨床医は、1つまたは複数のセンサ24を見失う可能性があり、臨床医が1つまたは複数のセンサ24をモーション・ボックス34内に再びナビゲートするのに時間がかかり、および/またはそれが困難である可能性がある。これは、処置に不必要で潜在的に有害な時間の追加をもたらす可能性がある。さらに、1つまたは複数のセンサ24の位置認識の喪失は、1つまたは複数の医療デバイスを見つけるために追加の透視画像を撮影することを臨床医に強いる場合がある。これは、カテーテル・ラボ内の臨床医だけでなく患者にも追加の放射線を受けさせる。したがって、システム10によって提供されるように、ディスプレイ16上のセンサ24、モーション・ボックス34、および胸郭50の表現の重ね合わせは、モーション・ボックス34内に医療デバイスを維持する際に臨床医を助け、医療デバイスがモーション・ボックス34を出た場合に医療デバイスをモーション・ボックス34に戻すために要する時間および/または追加の透視画像の数を低減することができる。
図9は、システム10を動作し、ディスプレイ16上にモーション・ボックス34の表現を視覚化する方法のフローチャートである。第1に、モーション・ボックス34、センサ24、および胸郭50の相対的な変換を計算するステップについて説明する。第2に、モーション・ボックス34、センサ24、および胸郭50をレンダリングするステップについて説明する。本明細書で説明する方法に関して、MPS20が透視撮像システム28またはカテーテル・ラボ環境に組み込まれてシステム10において動作し、Cアーム42の回転角度と、部屋に対するx、y、z方向における平行移動と、SID(ソース−増強器距離)、および/または、部屋に対するx、y、z方向におけるテーブル46の平行移動が、利用可能であり、MPS20に入力されてもよいと仮定する。また、Cアーム42が回転および/または平行移動するときに、MPS座標系20cがCアーム42と共に回転および/または平行移動するように、MTA30がCアーム42に固定されていると仮定する。さらに、テーブル座標系46cは、テーブル46と平行な静的座標系として設定され、システム10は、テーブル座標系46cに対する胸郭50、モーション・ボックス34、およびセンサ24の空間変換を計算する。すなわち、テーブル座標系46cは、ディスプレイ16上に示されるように、モーション・ボックス34、胸郭50、患者基準センサ24、および任意のセンサ24の表現を方向付け、生成するためにシステム10によって使用される仮想座標系である。テーブル座標系46cは、モーション・ボックス34が患者、患者基準センサ24、および任意のセンサ24に対して物理空間内のどこにあるのかを理解する際に臨床医を助けるために、モーション・ボックス34、胸郭50、患者基準センサ24、および任意のセンサ24の表現を提示するために、システム10内のソフトウェアによって使用される。
(モーション・ボックス34、センサ24、および胸郭50の相対的な空間変換の計算)
ブロック900および902は、MPS20座標系におけるモーション・ボックス34の構成に対応する。図5A、図5B、図8A、および図8Bにおいて見られるように、モーション・ボックス34は、立方体形状ではなく、電磁場発生器または磁気送信機アセンブリ30が医療デバイス・センサ24の位置および/または向きを測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表す不規則な直方体形状または平行六面体形状であってもよい。すなわち、モーション・ボックス34は、電磁場発生器または磁気送信機アセンブリ30によって医療デバイス・センサ24内に電圧が誘導され得る空間領域を表す。ブロック902において、モーション・ボックス34を形成するモーション・ボックスは結合され、任意の隠された表面が除去される。結果として生じるのは、ブロック904におけるMPS20座標系におけるモーション・ボックス34の3次元形状である。
ブロック910および912において、システム10は、テーブル座標系46cに対するMPS20座標系の回転および平行移動を決定するために、尾/頭軸の周りのCアーム42の第1の回転と、AP横(左/右)軸の周りのCアーム42の第2の回転とを測定することによって、テーブル座標系46cに対するCアーム42の位置を決定する。したがって、ブロック914において、システム10は、ブロック910および912から測定された回転に基づいて、MPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列を計算する。この後、このMPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列は、患者基準センサ24、任意の医療デバイス・センサ24、およびモーション・ボックス34のP&Oを、ディスプレイ16上で臨床医に対して表示するためのテーブル座標系46cに変換する方法を通じて使用される。したがって、以下でより詳細に説明するように、ブロック914からのMPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列は、ディスプレイ16上の臨床医に対する患者基準センサ24、任意の医療デバイス・センサ24、およびモーション・ボックス34のレンダリングおよび表示を助けるために、ブロック906、916、および936に入力される。したがって、ディスプレイ16上で臨床医に対して表示されるモーション・ボックス34、胸郭50、患者基準センサ24、および任意のセンサ24は、仮想テーブル座標系46cにおいてレンダリングされる。テーブル座標系46cは、モーション・ボックス34が患者、患者基準センサ24、および任意のセンサ24に対して物理空間内のどこにあるのかを理解する際に臨床医を助けるために、モーション・ボックス34、胸郭50、患者基準センサ24、および任意のセンサ24の表現を提示するために、システム10内のソフトウェアによって使用される。
他の実施形態では、単なる例として、限定はしないが、システム10は、テーブル座標系46cに対するMPS座標系20cの回転および平行移動を決定するために、(1)尾/頭軸の周りのCアーム42の第1の回転、(2)AP横(左/右)軸の周りのCアーム42の第2の回転、(3)垂直(ウィグ・ワグ(wig wag))軸の周りのCアーム42の回転、(4)検出器軸の周りのMTA30の回転、(5)部屋に対するx、y、z方向におけるCアーム42の平行移動、(6)部屋に対するx、y、z方向におけるテーブル46の平行移動、および(7)(たとえば、ソース−増強器距離(SID)を変化させる)x線源40に向かうまたはx線源40から遠ざかるx線画像増強器44およびMTA30の平行移動、のうちの1つまたは複数を測定することによって、テーブル座標系46cに対するCアームの位置を決定してもよい。他の実施形態では、Cアーム42の回転および平行移動を伴うまたは伴わないテーブル46の回転および平行移動は、MPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列を計算するために使用されてもよい。
ブロック918において、MPS座標系20cに対する患者基準センサ24の変換がMPS20から出力される。すなわち、磁気送信機アセンブリ30によって患者基準センサ24に誘導された電圧は、MPS座標系20cにおける位置および向きに変換される。次いで、ブロック916において、ブロック914からのMPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列は、ブロック920におけるテーブル座標系46cにおける患者基準センサ24(PRS)のP&Oを得るために、ブロック918の結果に適用される。すなわち、テーブル座標系46cに対する患者基準センサ24の変換は、ブロック914および918において得られた結果の変換構成を適用することによって、ブロック916において計算される。
ブロック934において、MPS座標系20cに対する1つまたは複数の医療デバイス・センサ24、24の変換がMPS20から出力される。すなわち、磁気送信機アセンブリ30によって医療デバイス・センサ24、24、24に誘導された電圧は、MPS座標系20cにおける位置および向きに変換される。次いで、ブロック936において、ブロック914からのMPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列は、ブロック938においてテーブル座標系46cにおける各医療デバイスにおけるセンサ24、24のP&Oを得るために、ブロック934の結果に適用される。すなわち、テーブル座標系46cに対する医療デバイス・センサ24、24の変換は、ブロック914および934において得られた結果の変換構成を適用することによって、ブロック936において計算される。
ブロック958において、ブロック920からの患者基準センサ24からテーブル座標系46cへの変換は、ブロック960において胸郭座標系50cからテーブル座標系46cへの変換を計算するために適用される。胸郭座標系50c(図5Aおよび図5B参照)は、その向きがテーブル座標系46c(図2参照)の向きと同じであり、その位置が、胸郭の胸骨と一致する胸郭50の形状の部分が患者基準センサ座標系242cの原点と位置合わせされるようなものであるように計算される。すなわち、胸郭座標系50c(図5Aおよび図5B参照)の軸の向きは、テーブル座標系46c(図2参照)の軸と平行になるようにブロック958において変換され、ブロック960をもたらす。上記で説明したように、胸郭50および患者基準センサ24がディスプレイ16上に表示されるとき、胸郭50は、一般に、胸郭50の胸骨が患者基準センサ24の表示された位置と一致するように示される。したがって、表示された胸郭50の胸骨と表示された患者基準センサ24は、接触していてもよく、および/または、表示された患者基準センサ24は、表示された胸郭50の胸骨と部分的にもしくは完全に交差するように示されてもよい。さらに別の言い方をすれば、胸郭50は、患者上の患者基準センサ24の位置に対応する位置の描写を含み、胸郭50は、患者上の患者基準センサ24の位置に対応する胸郭50の位置が患者基準センサ24の表示された変換された位置と一致するような位置において、ディスプレイ16上に表示される。したがって、ブロック958における変換計算およびブロック960における結果は、胸郭50上の患者基準センサ24の表示された位置が患者上の患者基準センサ24の位置と一致することを可能にする。しかしながら、いくつかの実施形態では、単なる例として、限定はしないが、ステップ958および960は、表示された胸郭50の表示位置が患者基準センサ24の測定位置と一致しなくてもよいように(図5Cおよび図5D参照)、任意選択であってもよく、または省略されてもよいことが理解されよう。
ブロック962において、ブロック964に入れられるべき画像のパンおよびズームが計算される。画像のパンおよびズームは、レンダリングされるすべてのオブジェクトが、ディスプレイ16上の結果として生じる画像内で完全に可視化することを保証する。画像のパンおよびズームは、ブロック904(磁気座標系20cにおけるモーション・ボックス34の3次元形状)、ブロック914(磁気座標系20cからテーブル座標系46cへの変換)、ブロック924(患者基準センサ24の形状)、ブロック918(患者基準センサ24から磁気座標系20cへの変換)、ブロック950(医療デバイス・センサ24、24,24の形状)、ブロック938(存在する医療デバイス・センサ24の数などのそのような変換の数について、医療デバイス・センサ24、24,24からテーブル座標系46cへの変換)、ブロック952(胸郭50の形状)、およびブロック960(胸郭座標系50cからテーブル座標系46cへの変換)から計算される。
ブロック962によって実行される画像のパンおよびズームの計算は、モーション・ボックス34(ブロック904)、患者基準センサ24(ブロック924)、センサ24(ブロック950)、および胸郭の形状(ブロック956)のような、ディスプレイ16上にレンダリングされるすべてのオブジェクトが、結果として生じるレンダリングされた画像内で完全に可視であることを保証する。上述したオブジェクトは、テーブル座標系において3Dで表示される。
ここで図9Aおよび図9Bを参照し、ブロック962内のステップについて説明する。ブロック962aにおいて、ブロック904、914、924、918、950、938、952、および960からのオブジェクト(たとえば、センサ24、24、24、24、胸郭50、モーション・ボックス34)の3次元(3D)の位置および向きは、画像平面に投影されるべきオブジェクト(たとえば、センサ24、24、24、24、胸郭50、モーション・ボックス34)の2次元(2D)空間における投影座標を決定するために、テーブル座標系46cの原点を見ている仮想カメラの画像平面に投影される。仮想カメラの位置は、任意であってもよいが、仮想カメラの軸がテーブル座標系46cの軸と平行である場合、シーンの正面ビュー、背面ビュー、左ビュー、右ビュー、上面ビュー、または底面ビューがシミュレートされてもよい。仮想カメラの視野角もまた、任意であってもよいが、正射影(投影線がカメラの視線方向と平行である)が使用される。
次いで、ブロック962bにおいて、結果として生じる(2次元空間における)投影座標の境界矩形962BRが構築される。この境界矩形962BRは、ディスプレイ16上に最終的に表示されるレンダリングされた画像の可視部分よりも大きくても小さくてもよい。加えて、境界矩形962BRのアスペクト比は、ディスプレイ16上に最終的に表示されるレンダリングされた画像962RIの可視部分のアスペクト比とは異なってもよい。
ブロック962cにおいて、パンおよびズームが計算され、境界矩形962BRに適用される。パンおよびズームの計算は、ディスプレイ16上に表示されたシーンが完全に可視であり、可能な限り大きくなることを保証する。パンおよびズームは、2次元変換として計算され、ブロック962aにおいて計算されたシーン・オブジェクト(たとえば、センサ24、24、24、24、胸郭50、モーション・ボックス34)の2次元投影座標に適用される。計算されたパンは、ディスプレイ16上のレンダリングされた画像962RIの可視部分の中心点と一致するように(ブロック962aにおいて計算された)シーン投影境界矩形962BRの中心点をオフセットする2次元平行移動変換である。計算されたズームは、2次元均一スケール変換であり、境界矩形962BRのアスペクト比を維持し、レンダリングされた画像962RIの可視部分の内部に完全にあるように、かつ可能な限り大きくなるようにそれを縮小または拡大する。ブロック962(ならびに、ブロック962a、962b、および962c)の結果は、ブロック964に出力される。
(モーション・ボックス、センサ24、および胸郭50のレンダリング)
上記で説明したように、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、および医療デバイス・センサ(たとえば、24、24)のそれぞれの位置および向きの、MPS座標系20からテーブル座標系46cへの変換に続き、計算された画像のパンおよびズームを適用して、システム10は、臨床医が、テーブル座標系46cにおいて互いに関連させてモーション・ボックス34、患者基準センサ24、および医療デバイス・センサ24、24を容易かつ正確に見ることができるように、適切な位置および向きにおいてディスプレイ16上に表示するためのモーション・ボックス34、患者基準センサ24、および医療デバイス・センサ24、24をレンダリングする。様々な実施形態では、システム10の主電子制御ユニット12(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ)は、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、および医療デバイス・センサ24、24の描写をレンダリングするために、信号をディスプレイ16に送達するように適合される。モーション・ボックス34、患者基準センサ24、および医療デバイス・センサ24、24は、右/左(RL)ビューおよび尾/頭(CRA)ビューの2つのビューにおいてディスプレイ上に表示される。上記で説明したように、接続された医療デバイスのセンサ24、24は、所望の印(たとえば、色、点描、クロス・ハッチングなど)を有する球としてディスプレイ16上に表示され、患者基準センサ24は、接続された医療デバイスのセンサ24、24と区別可能な印(たとえば、緑の「トップ・ハット」形状)を有するものとしてディスプレイ16上に表示される。
引き続き図9を参照し、特定のレンダリング・ステップについて説明する。モーション・ボックス34のレンダリングおよび表示は、ブロック906および908において実行される。ブロック906において、ブロック914からのMPS座標系20cからテーブル座標系46cへの変換行列は、ブロック904からのモーション・ボックス34の形状に適用され、ブロック964からの画像のパンおよびズームと共に、主電子制御ユニット12内の3Dレンダリング・エンジンに入力される。すなわち、モーション・ボックス34の変換された位置および向き(ブロック914)、モーション・ボックス34の形状(ブロック904)、およびレンダリングするズームまたはサイズ(ブロック964)は、モーション・ボックス34の変換された位置および向きと形状とがディスプレイ16上に適切に表示され得るように、ブロック906においてすべて3Dレンダリング・エンジンに供給される。ブロック908において、3Dレンダリング・エンジンは、モーション・ボックス34をテーブル座標系46cに位置合わせして、ディスプレイ16上にモーション・ボックス34を表示する。
患者基準センサ24のレンダリングおよび表示は、ブロック920、928、930、932、922、926、および964において実行される。具体的には、ブロック920および964の結果は、ブロック922における3Dレンダリング・エンジンに入力される。加えて、患者基準センサ24の(たとえば、システム10に接続され、モーション・ボックス34内の)有効性が、ブロック928において決定される。ブロック928における有効性チェックの結果に基づいて、ブロック930において有効性状態が適切な印(たとえば、色、点描、クロス・ハッチングなど)に変更される。患者基準センサ24に関する適切な印は、ブロック932からブロック922における3Dレンダリング・エンジンに出力され、患者基準センサ24の形状は、ブロック924からブロック922における3Dレンダリング・エンジンに出力される。すなわち、患者基準センサ24の変換された位置および向き情報(ブロック920)、患者基準センサ24の有効性の印(ブロック932)、患者基準センサ24の形状(ブロック924)、および患者基準センサ24のレンダリングするズームまたはサイズ(ブロック964)は、患者基準センサ24の変換された位置および向き、有効性の印、形状、ならびにサイズがディスプレイ16上に適切に表示され得るように、すべてブロック922における3Dレンダリング・エンジンに供給される。ブロック926において、3Dレンダリング・エンジンは、患者基準センサ24をテーブル座標系46cに位置合わせし、モーション・ボックス34の視覚化に重ね合わせて、ディスプレイ16上に患者基準センサ24の画像を表示する。
各医療デバイス・センサ24、24のレンダリングおよび表示は、ブロック944、946、948、950、940、942、および964において実行される。具体的には、ブロック938および964の結果は、ブロック940における3Dレンダリング・エンジンに入力される。加えて、各医療デバイス・センサ24、24の(たとえば、システム10に接続され、モーション・ボックス34内の)有効性がブロック944において決定される。ブロック944における有効性チェックの結果に基づいて、ブロック946において有効性状態が適切な印(たとえば、色、点描、クロス・ハッチングなど)に変更される。各医療デバイス・センサ24、24に関する適切な印は、ブロック948からブロック940における3Dレンダリング・エンジンに出力され、各医療デバイス・センサ24、24の形状は、ブロック950からブロック940における3Dレンダリング・エンジンに出力される。すなわち、各医療デバイス・センサ24、24の変換された位置および向き情報(ブロック938)、各医療デバイス・センサ24、24の有効性の印(ブロック948)、各医療デバイス・センサ24、24の形状(ブロック950)、および各医療デバイス・センサ24、24のレンダリングするズームまたはサイズ(ブロック964)は、各医療デバイス・センサ24、24の変換された位置および向き、有効性の印、形状、ならびにサイズがディスプレイ16上に適切に表示され得るように、すべてブロック940における3Dレンダリング・エンジンに供給される。ブロック942において、3Dレンダリング・エンジンは、各医療デバイス・センサ24、24をテーブル座標系46cに位置合わせし、モーション・ボックス34の視覚化に重ね合わせて、ディスプレイ16上に各医療デバイス・センサ24、24の画像を表示する。
胸郭50のレンダリングおよび表示は、ブロック952、954、956、および964において実行される。具体的には、ブロック952における胸郭50の形状ならびにブロック964における画像のパンおよびズームは、ブロック954における3Dレンダリング・エンジンに出力される。ブロック956において、3Dレンダリング・エンジンは、胸郭50の画像をテーブル座標系46cに位置合わせし、モーション・ボックス34の視覚化に重ね合わせて、ディスプレイ16上に胸郭50の画像を表示する。
したがって、上記で説明したステップおよび図9に示すブロックに続いて、モーション・ボックス34は、Cアーム42の回転および/もしくは平行移動ならびに/またはテーブル46の平行移動に基づいてディスプレイ16上に視覚化/表示され、患者基準センサ24および各医療デバイス・センサ24、24は、それらの位置および向きならびに/または状態に基づいて、本明細書で説明したようにディスプレイ16上に視覚化または表示される。したがって、各医療デバイス・センサ24、24は、モーション・ボックス34内にある間、ブロック944、946、948、および940は、上記で説明したように、各医療デバイス・センサ24、24の画像(ブロック942)を、それらの測定された位置および向きにおいて、有効状態の印と共にディスプレイ16上に視覚化または表示させる。加えて、各患者基準センサ24がモーション・ボックス34内にある間、ブロック928、930、932、および922は、上記で説明したように、患者基準センサ24の画像(ブロック926)を、それらの測定された位置および向きにおいて、有効状態の印と共にディスプレイ16上に視覚化または表示させる。
再び図6を参照すると、医療デバイス・センサ24がモーション・ボックス34を出ると、ブロック944、946、948、および940は、上記で説明したように、(モーション・ボックス内の最後の有効な位置および向きを表示する)医療デバイス・センサ24がモーション・ボックス34を出た箇所におけるモーション・ボックス34のグラフィック境界のエッジにおいてディスプレイ16上に医療デバイス・センサ24の画像(ブロック942)を視覚化または表示させる。加えて、デバイス状態「Out of MB(MBの外)」またはなにか他の適切な状態識別子が、ディスプレイ16上に表示される。この状況では、医療デバイス・センサ24がモーション・ボックス34を出たとしても、ブロック948および940は、典型的には、有効状態の印と共に医療デバイス・センサ24の画像(ブロック942)を依然として示す。たとえば、有効状態を示すユーザ選択色は、同じままである。同様に、患者基準センサ24がモーション・ボックス34を出ると、ブロック928、930、932、および922は、上記で説明したように、(モーション・ボックス内の最後の有効な位置および向きを表示する)患者基準センサ24がモーション・ボックス34を出た箇所におけるモーション・ボックス34のグラフィック境界のエッジにおいてディスプレイ16上に患者基準センサ24の画像(ブロック926)を視覚化または表示させる。加えて、状態「Out of MB(MBの外)」またはなにか他の適切な状態識別子が、ディスプレイ16上に表示される。この状況では、患者基準センサ24がモーション・ボックス34を出たとしても、ブロック932および922は、典型的には、有効状態の印と共に患者基準センサ24の画像(ブロック926)を依然として示す。たとえば、有効状態を示す緑色および「トップ・ハット」形状は、同じままである。
加えて、医療デバイス・センサ24、24がモーション・ボックス34を出たが、モーション・ボックス34の境界からあるマージン距離未満または予め選択された公称距離未満の距離に位置し、(潜在的にP&O測定値よりも精度が低いと考えられる場合、またはセンサが完全にモーション・ボックス内にある間に決定された場合であっても)MPS20が医療デバイス・センサ24、24のP&Oの有効測定値を依然として報告するとき、ブロック934、936、938、および940は、上記で説明したように、医療デバイス・センサ24、24の画像(ブロック942)をその現在の位置および向き(モーション・ボックス34内の最後の位置ではない)においてディスプレイ16上に表示させる。同様に、患者基準センサ24がモーション・ボックス34を出たが、モーション・ボックス34の境界からあるマージン距離未満または予め選択された公称距離未満の距離に位置し、(再び、潜在的にP&O測定値よりも精度が低いと考えられる場合、またはセンサが完全にモーション・ボックス内にある間に決定された場合であっても)MPS20が患者基準センサ24の位置および向き(P&O)の有効測定値を依然として報告するとき、ブロック918、916、920、および922は、上記で説明したように、患者基準センサ24の画像(ブロック926)をその現在の位置および向き(モーション・ボックス34内の最後の位置ではない)においてディスプレイ16上に表示させる。
医療デバイス・センサ24、24の実際の位置が未知であるように、医療デバイス・センサ24、24の無効な位置および向きがMPS20によって決定された場合、デバイス状態「Out of MB(MBの外)」またはなにか他の適切な状態識別子がディスプレイ16上に示される。加えて、ブロック940は、上記で説明したように、モーション・ボックス34の下部において医療デバイス・センサ24、24の画像(ブロック942)をディスプレイ16上に表示させ、ユーザが選択した有効の印は、エラーを表す印に変更される。たとえば、図7に示すように、以前に赤色で表示されていた(図5Aおよび図5Bでは球形を有し、クロス・ハッチングされて示されていた)医療デバイス・センサ24は、琥珀色で表示される(球形を有し、点線で示される)。同様に、患者基準センサ24の実際の位置が未知であるように、患者基準センサ24の無効な位置および向きがMPS20によって決定された場合、状態「Out of MB(MBの外)」またはなにか他の適切な状態識別子がディスプレイ16上に示される。
他の実施形態では、システム10は、医療デバイス・センサ24および/または患者基準センサ24がモーション・ボックス34を出たという表示をディスプレイ16上に視覚化または表示することができてもよいだけでなく、医療デバイス・センサ24および/または患者基準センサ24をモーション・ボックス34に戻す際に臨床医をさらに助けることができる印を追加で表示してもよい。たとえば、医療デバイス・センサ24および/または患者基準センサ24がモーション・ボックス34に戻るために移動されなければならない方向を示す矢印をディスプレイ16上に表示してもよい。
図5A、図5B、図8A、および図8Bは、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化のみを示しているが、図10〜図13に示すように、様々な実施形態では、システム10は、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化と一緒に、ディスプレイ16上に追加の情報を表示することができてもよい。たとえば、図10は、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化と一緒に、上大静脈(SVC)から冠状静脈洞(CSOS)の小孔にナビゲートされる医療デバイスのディスプレイ16上の視覚化を示す。別の例では、図11は、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化と一緒に、造影剤が使用された血管解剖学的構造の再構成された3Dモデルのディスプレイ16上の視覚化を示す。さらに別の例では、図12は、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化と一緒に、ライブのまたは予め記録された透視画像において3Dで表示されたまたは投影されたDICOMフォーマットのCT、MRI、またはDyna CTの表面ファイルを使用する基準ベースの位置合わせのディスプレイ16上の視覚化を示す。さらに別の例では、図13は、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化と一緒に、患者設定情報のディスプレイ16上の視覚化を示す。さらに、図10〜図13に示すように、モーション・ボックス34、患者基準センサ24、医療デバイス・センサ24、および胸郭50の視覚化と一緒に、ECGおよび呼吸状態、ならびに、システム10がシネ・キャプチャの準備ができているかどうか、ならびに、患者基準センサ24または医療デバイス・センサ24がモーション・ボックス34の外にあるかどうかを示すメッセージ(「Out of MB(MBの外)」)もディスプレイ16上に視覚化してもよい。
図14は、前記の、その一部を以下で再現する米国特許第7,386,339号を参照することによっても見られるように、MPS110として指定されたMPS20の1つの例示的な実施形態の概略ブロック図であり、米国特許第7,386,339号は、全体的に、イスラエルのハイファにあり、現在St.Jude Medical,Inc.によって所有されるMediGuide Ltd.によって商業的に提供されるgMPS(登録商標)医療位置決めシステムを少なくとも部分的に説明する。たとえば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、「Medical Positioning System」と題する米国特許第6,233,476号を参照することによっても見られるように、変形例が可能であることが理解されるべきである。別の例示的な磁場ベースのMPSは、Biosense Websterから商業的に利用可能であり、たとえば、その両方が参照によりそれら全体が本明細書に組み込まれる、「Intrabody Measuremen」と題する米国特許第6,498,944号および「Medical Diagnosis, Treatment and Imaging Systems」と題する米国特許第6,788,967号において一般的に示され説明されている、Carto(登録商標)システムである。したがって、本説明は、単なる例示であり、本質的に限定するものではない。
MPSシステム110は、位置および向きプロセッサ150と、送信機インターフェース152と、複数のルックアップ・テーブル・ユニット154、154、および154と、複数のデジタル−アナログ変換器(DAC)156、156、および156と、増幅器158と、送信機160と、複数のMPSセンサ162、162、162、および162と、複数のアナログ−デジタル変換器(ADC)164、164、164、および164と、センサ・インターフェース166とを含む。
送信機インターフェース152は、位置および向きプロセッサ150、ならびにルックアップ・テーブル・ユニット154、154、および154に接続される。DACユニット156、156、および156は、ルックアップ・テーブル・ユニット154、154、および154のそれぞれ1つと、増幅器158に接続される。増幅器158は、送信機160にさらに接続される。送信機160はまた、TXとマークされる。MPSセンサ162、162、162、および162はさらに、それぞれRX、RX、RX、およびRXとマークされる。アナログ−デジタル変換器(ADC)164、164、164、および164は、それぞれ、センサ162、162、162、および162と、センサ・インターフェース166に接続される。センサ・インターフェース166は、位置および向きプロセッサ150にさらに接続される。
ルックアップ・テーブル・ユニット154、154、および154の各々は、循環数列を生成し、それをそれぞれのDACユニット156、156、および156に提供し、DACユニット156、156、および156は、次に、それをそれぞれのアナログ信号に変換する。アナログ信号の各々は、それぞれ異なる空間軸のものである。この例では、ルックアップ・テーブル154およびDACユニット156は、X軸のための信号を生成し、ルックアップ・テーブル154およびDACユニット156は、Y軸のための信号を生成し、ルックアップ・テーブル154およびDACユニット156は、Z軸のための信号を生成する。
DACユニット156、156、および156は、それらのそれぞれのアナログ信号を増幅器158に提供し、増幅器158は増幅し、増幅された信号を送信機160に提供する。送信機160は、MPSセンサ162、162、162、および162によって検出され得る多軸電磁場を提供する。MPSセンサ162、162、162、および162の各々は、電磁場を検出し、それぞれの電気アナログ信号を生成し、それを、それらに接続されたそれぞれのADCユニット164、164、164、および164に提供する。ADCユニット164、164、164、および164の各々は、供給されるアナログ信号をデジタル化し、それを数列に変換し、それをセンサ・インターフェース166に提供し、センサ・インターフェース166は、次に、それを位置および向きプロセッサ150に提供する。位置および向きプロセッサ150は、受信した数列を分析し、それによって、MPSセンサ162、162、162、および162の各々の位置および向きを決定する。位置および向きプロセッサ150は、さらに、ひずみイベントを決定し、それに応じてルックアップ・テーブル154、154、および154を更新する。
システム10、特に主制御装置12は、上記で説明したように、すべて本明細書に記載の機能に従って実行される、関連するメモリ内に記憶された予めプログラムされた命令を実行することができる従来の処理装置を含んでいてもよいと理解されるべきである。限定はされないが、開示された実施形態の方法ステップを含む、本明細書に記載の方法は、好ましい実施形態においてプログラムされ、結果として生じるソフトウェアは、関連するメモリ内に記憶され、そのように記述されている場合、そのような方法を実行するための手段も構成してもよい。そのようなシステムは、ソフトウェアが記録され得、さらに、動的に生成されたデータおよび/または信号の記憶および処理を可能にし得るように、ROM、RAM、不揮発性および揮発性(変更可能)メモリの組合せを有するタイプのものであってもよい。
多数の実施形態が特定の程度の特殊性で上記に説明されているが、当業者は、本発明の要旨または範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に多数の変更を行うことができる。すべての方向の言及(たとえば、プラス、マイナス、上方、下方、上向き、下向き、左、右、左向き、右向き、上部、下部、上、下、垂直、水平、時計回り、および反時計回り)は、開示された実施形態の読者の理解を助ける識別目的のためにのみ使用され、特に本発明の位置、向き、および使用に関して制限を作らない。結合の言及(たとえば、取り付けられた、結合された、接続されたなど)は、広く解釈されるべきであり、要素の接続と要素間の相対的移動との間の中間部材を含んでいてもよい。そのように、結合の言及は、必ずしも、2つの要素が直接接続され、互いに固定された関係にあると推論しない。上記の説明に含まれるか、または添付図面に示されたすべての事項は、例示のみとして解釈されるものとし、限定ではないことが意図される。添付の特許請求の範囲に規定される本発明の要旨から逸脱することなく、詳細または構造における変更が行われてもよい。
(サンプル例)
(例A)
A.モーション・ボックスの位置の描写をディスプレイ上に表示するための医療デバイス、システム、および方法であって、上記で説明し、添付図面に示すように、モーション・ボックスは、電磁センサ追跡システムが電磁センサ追跡システム対応センサの位置および向きを測定するための電磁場を生成する物理的空間の容積を表す、医療デバイス、システム、および方法。
(例B)
B.上記で説明し、添付図面に示すように、モーション・ボックスの位置の描写をディスプレイ上に表示するための医療デバイス、システム、および方法であって、モーション・ボックスは、電磁センサ追跡システムが電磁センサ追跡システム対応センサの位置および向きを測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、モーション・ボックスの描写に関連してセンサ電磁センサ追跡システム対応センサの描写をディスプレイ上に表示するための医療デバイス、システム、および方法。
(例C)
C.ディスプレイ上にモーション・ボックスを表示する方法であって、
電磁センサ追跡システムの位置を測定するステップであって、電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系を有する、測定するステップと、
電磁センサ追跡システムの測定された位置に基づいて、電磁追跡座標系からテーブル座標系への変換行列を計算するステップであって、テーブル座標系は、医療処置中に患者を支持するように構成されるテーブルの座標系である、計算するステップと、
モーション・ボックスの位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするステップであって、モーション・ボックスは、電磁センサ追跡システムがツール・センサの位置を測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、モーション・ボックスのレンダリングされた位置は、テーブル座標系に位置合わせされる、ステップと、を備える、方法。
(例D)
D.電磁センサ追跡システムを用いて、電磁追跡座標系におけるツール・センサの位置を測定するステップと、
電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、ツール・センサの位置を電磁追跡座標系からテーブル座標系に変換するステップと、
ツール・センサの変換された位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするステップと、をさらに備える、例Cの方法。
(例E)
E.ツール・センサがモーション・ボックスを出たとき、ツール・センサの最後の有効な測定位置においてモーション・ボックスの側面に沿ってツール・センサの変換された位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備える、例Dの方法。
(例F)
F.電磁センサ追跡システムがツール・センサの無効な位置または向きを決定したとき、モーション・ボックスの下部に沿ってツール・センサの変換された位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備える、例Dの方法。
(例G)
G.ツール・センサの変換された位置のレンダリングされた描写は、無効状態を示す印を備える、例Fの方法。
(例H)
H.印は、琥珀色である、例Gの方法。
(例I)
I.モーション・ボックスの変換された位置のレンダリングされた描写は、電磁センサ追跡システムに接続されていないツール・センサと、電磁センサ追跡システムの動作不能状態とのうちの1つまたは複数を示す印を含む、例Cの方法。
(例J)
J.印は、琥珀色である、例Iの方法。
(例K)
K.医療ナビゲーション・システムであって、
ディスプレイと、
ディスプレイに接続されたプロセッサと、
プロセッサに接続される電磁センサ追跡システムであって、電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系を有する、電磁センサ追跡システムと、
プロセッサに接続されるCアームであって、電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系がCアームに固定された関係にあるようにCアームに固定される、Cアームと、
センサであって、電磁センサ追跡システムが電磁追跡座標系におけるセンサの位置を測定するように構成される、センサと、
医療処置中に患者を支持するように構成され、テーブル座標系を有する、テーブルと、を備え、
プロセッサは、
(1)尾/頭軸の周りのCアームの第1の回転、(2)AP横(左/右)軸の周りのCアームの第2の回転、(3)垂直(ウィグ・ワグ)軸の周りのCアームの回転、(4)検出器軸の周りの電磁センサ追跡システムの磁気送信機アセンブリの回転、(5)Cアームの平行移動、(6)テーブルの平行移動、および(7)ソース−増強器距離、のうちの1つまたは複数を測定し、
測定された回転、平行移動、およびソース−増強器距離のうちの1つまたは複数に基づいて、電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を計算し、
電磁センサ追跡システムから電磁追跡座標系におけるセンサの測定された位置を受信し、
電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、センサの位置を電磁追跡座標系からテーブル座標系に変換し、
モーション・ボックスの位置の描写をディスプレイ上にレンダリングし、
センサの変換された位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするように構成され、
モーション・ボックスは、電磁センサ追跡システムがセンサの位置を測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、
モーション・ボックスのレンダリングされた位置は、テーブル座標系に位置合わせされる、レンダリングする、システム。
(例L)
L.センサがモーション・ボックスを出る場合には、システムは、センサの最後の有効測定位置においてモーション・ボックスの側面に沿ってセンサの変換された位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするようにさらに構成される、例Kのシステム。
(例L)
L.センサがモーション・ボックスを出る場合には、システムは、センサの最後の有効測定位置においてモーション・ボックスの側面に沿ってセンサの変換された位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするようにさらに構成される、例Kのシステム。
以下の項目は、国際出願時の請求の範囲に記載の要素である。
(項目1)
ディスプレイに接続されるように構成されるプロセッサと、
前記プロセッサに接続される電磁センサ追跡システムと、を備え、
前記電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系を有すると共に、前記電磁追跡座標系に配置されるセンサの位置を測定するように構成され、
前記プロセッサは、
前記電磁センサ追跡システムの位置を測定し、
前記電磁センサ追跡システムの測定された前記位置に基づいて、電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を計算し、
前記電磁センサ追跡システムから前記電磁追跡座標系における前記センサの測定された位置を受信し、
前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に前記センサの前記位置を変換し、
前記電磁センサ追跡システムの変換された前記位置に基づいて、モーション・ボックスの位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するように構成され、
前記テーブル座標系は、医療処置中に患者を支持するように構成されるテーブルの座標系であり、
前記モーション・ボックスは、前記電磁センサ追跡システムが前記センサの前記位置を測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、
前記モーション・ボックスのレンダリングされる前記位置は、前記テーブル座標系に位置合わせされる、医療ナビゲーション・システム。
(項目2)
前記プロセッサは、
前記電磁センサ追跡システムを用いて、前記電磁追跡座標系における前記センサの前記位置を測定し、
前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記センサの前記位置を前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に変換し、
前記センサの変換された前記位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、項目1に記載の医療ナビゲーション・システム。
(項目3)
前記プロセッサは、前記センサの測定された前記位置が、前記電磁センサ追跡システムが磁場を生成する前記物理的空間の前記容積内にあるとき、前記モーション・ボックスの前記描写内の前記センサの変換された前記位置の前記描写をレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、項目2に記載の医療ナビゲーション・システム。
(項目4)
前記センサは、前記患者上の場所に固定される患者基準センサを備え、
前記プロセッサは、胸郭の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成され、
前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する場所の描写を含み、
前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する前記胸郭上の前記場所が、前記患者基準センサの表示される変換された位置と一致するような位置に表示される、項目2に記載の医療ナビゲーション・システム。
(項目5)
前記プロセッサは、前記センサが前記モーション・ボックスを出たとき、前記センサの最後の有効測定位置において前記モーション・ボックスの側面に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、項目2に記載の医療ナビゲーション・システム。
(項目6)
前記プロセッサは、前記電磁センサ追跡システムが前記センサの無効な位置または向きを決定したとき、前記モーション・ボックスの下部に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、項目2に記載の医療ナビゲーション・システム。
(項目7)
前記電磁センサ追跡システムは、前記電磁追跡座標系がCアームに固定された関係にあるように前記Cアームに固定され、
前記電磁センサ追跡システムの前記測定された位置は、尾/頭軸に沿った前記Cアームの測定された第1の回転と、左/右軸に沿った前記Cアームの測定された第2の回転と、を備える、項目1に記載の医療ナビゲーション・システム。
(項目8)
ディスプレイ上にモーション・ボックスを表示する方法であって、
電磁センサ追跡システムの位置を測定するステップであって、前記電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系を有する、前記測定するステップと、
前記電磁センサ追跡システムの測定された前記位置に基づいて、電磁追跡座標系からテーブル座標系への変換行列を計算するステップであって、前記テーブル座標系は、医療処置中に患者を支持するように構成されるテーブルの座標系である、前記計算するステップと、
前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記電磁センサ追跡システムの前記位置を前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に変換するステップと、
前記電磁センサ追跡システムの変換された前記位置に基づいて、前記モーション・ボックスの位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするステップであって、前記モーション・ボックスは、前記電磁センサ追跡システムがセンサの位置を測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、前記モーション・ボックスのレンダリングされる前記位置は、前記テーブル座標系に位置合わせされる、前記レンダリングするステップと、を備える、方法。
(項目9)
前記モーション・ボックスの変換された前記位置のレンダリングされた前記描写は、エラー状態を示す印を備える、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記エラー状態は、センサが前記電磁センサ追跡システムに接続されていない状態、前記センサの位置が未知である状態、前記センサの向きが未知である状態、および、前記電磁センサ追跡システムの動作不能状態のうちの1つまたは複数を備える、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記電磁センサ追跡システムを用いて、前記電磁追跡座標系における前記センサの前記位置を測定するステップと、
前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記センサの前記位置を前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に変換するステップと、
前記センサの変換された前記位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップと、をさらに備える、項目8に記載の方法。
(項目12)
前記センサの測定された前記位置が、前記電磁センサ追跡システムが磁場を生成する物理的空間の前記容積内にあるとき、前記センサの前記変換された位置の前記描写は、前記モーション・ボックスの前記描写内にレンダリングされる、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記センサは、前記患者上の場所に固定される患者基準センサを備え、
前記方法は、胸郭の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備え、
前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する場所の描写を含み、
前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する前記胸郭上の前記場所が、前記患者基準センサの表示される変換された位置と一致するような位置に表示される、項目11に記載の方法。
(項目14)
前記胸郭は、胸郭座標系を有し、
前記方法は、前記胸郭座標系の向きが前記テーブル座標系と平行であるように、前記患者基準センサの前記変換された位置を用いて、記胸郭の向きを前記胸郭座標系から前記テーブル座標系に変換するステップをさらに備える、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記センサが前記モーション・ボックスを出たとき、前記センサの最後の有効測定位置において前記モーション・ボックスの側面に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備える、項目11に記載の方法。
(項目16)
前記電磁センサ追跡システムが前記センサの無効な位置または向きを決定したとき、前記モーション・ボックスの下部に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備える、項目11に記載の方法。
(項目17)
前記センサの前記変換された位置のレンダリングされた前記描写は、無効状態を示す印を備える、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記センサは、患者に固定された患者基準センサおよび医療デバイス上の医療デバイス・センサのうちの1つまたは複数を備える、項目11に記載の方法。
(項目19)
前記電磁センサ追跡システムを用いて、前記電磁追跡座標系における前記センサの向きを測定するステップと、
前記センサの前記向きの描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップと、をさらに備える、項目11に記載の方法。
(項目20)
前記電磁センサ追跡システムは、前記電磁追跡座標系がCアームに固定された関係にあるように前記Cアームに固定され、
前記電磁センサ追跡システムの前記位置を測定するステップは、尾/頭軸に沿った前記Cアームの第1の回転を測定するステップと、左/右軸に沿った前記Cアームの第2の回転を測定するステップとを備える、項目8に記載の方法。

Claims (20)

  1. ディスプレイに接続されるように構成されるプロセッサと、
    前記プロセッサに接続される電磁センサ追跡システムと、を備え、
    前記電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系を有すると共に、前記電磁追跡座標系に配置されるセンサの位置を測定するように構成され、
    前記プロセッサは、
    前記電磁センサ追跡システムの位置を測定し、
    前記電磁センサ追跡システムの測定された前記位置に基づいて、電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を計算し、
    前記電磁センサ追跡システムから前記電磁追跡座標系における前記センサの測定された位置を受信し、
    前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に前記センサの前記位置を変換し、
    前記電磁センサ追跡システムの変換された前記位置に基づいて、モーション・ボックスの位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するように構成され、
    前記テーブル座標系は、医療処置中に患者を支持するように構成されるテーブルの座標系であり、
    前記モーション・ボックスは、前記電磁センサ追跡システムが前記センサの前記位置を測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、
    前記モーション・ボックスのレンダリングされる前記位置は、前記テーブル座標系に位置合わせされる、医療ナビゲーション・システム。
  2. 前記プロセッサは、
    前記電磁センサ追跡システムを用いて、前記電磁追跡座標系における前記センサの前記位置を測定し、
    前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記センサの前記位置を前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に変換し、
    前記センサの変換された前記位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、請求項1に記載の医療ナビゲーション・システム。
  3. 前記プロセッサは、前記センサの測定された前記位置が、前記電磁センサ追跡システムが磁場を生成する前記物理的空間の前記容積内にあるとき、前記モーション・ボックスの前記描写内の前記センサの変換された前記位置の前記描写をレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、請求項2に記載の医療ナビゲーション・システム。
  4. 前記センサは、前記患者上の場所に固定される患者基準センサを備え、
    前記プロセッサは、胸郭の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成され、
    前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する場所の描写を含み、
    前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する前記胸郭上の前記場所が、前記患者基準センサの表示される変換された位置と一致するような位置に表示される、請求項2に記載の医療ナビゲーション・システム。
  5. 前記プロセッサは、前記センサが前記モーション・ボックスを出たとき、前記センサの最後の有効測定位置において前記モーション・ボックスの側面に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、請求項2に記載の医療ナビゲーション・システム。
  6. 前記プロセッサは、前記電磁センサ追跡システムが前記センサの無効な位置または向きを決定したとき、前記モーション・ボックスの下部に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするために、前記ディスプレイに信号を送達するようにさらに構成される、請求項2に記載の医療ナビゲーション・システム。
  7. 前記電磁センサ追跡システムは、前記電磁追跡座標系がCアームに固定された関係にあるように前記Cアームに固定され、
    前記電磁センサ追跡システムの前記測定された位置は、尾/頭軸に沿った前記Cアームの測定された第1の回転と、左/右軸に沿った前記Cアームの測定された第2の回転と、を備える、請求項1に記載の医療ナビゲーション・システム。
  8. ディスプレイ上にモーション・ボックスを表示する方法であって、
    電磁センサ追跡システムの位置を測定するステップであって、前記電磁センサ追跡システムは、電磁追跡座標系を有する、前記測定するステップと、
    前記電磁センサ追跡システムの測定された前記位置に基づいて、電磁追跡座標系からテーブル座標系への変換行列を計算するステップであって、前記テーブル座標系は、医療処置中に患者を支持するように構成されるテーブルの座標系である、前記計算するステップと、
    前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記電磁センサ追跡システムの前記位置を前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に変換するステップと、
    前記電磁センサ追跡システムの変換された前記位置に基づいて、前記モーション・ボックスの位置の描写をディスプレイ上にレンダリングするステップであって、前記モーション・ボックスは、前記電磁センサ追跡システムがセンサの位置を測定するための磁場を生成する物理的空間の容積を表し、前記モーション・ボックスのレンダリングされる前記位置は、前記テーブル座標系に位置合わせされる、前記レンダリングするステップと、を備える、方法。
  9. 前記モーション・ボックスの変換された前記位置のレンダリングされた前記描写は、エラー状態を示す印を備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記エラー状態は、センサが前記電磁センサ追跡システムに接続されていない状態、前記センサの位置が未知である状態、前記センサの向きが未知である状態、および、前記電磁センサ追跡システムの動作不能状態のうちの1つまたは複数を備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記電磁センサ追跡システムを用いて、前記電磁追跡座標系における前記センサの前記位置を測定するステップと、
    前記電磁座標系からテーブル座標系への変換行列を用いて、前記センサの前記位置を前記電磁追跡座標系から前記テーブル座標系に変換するステップと、
    前記センサの変換された前記位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップと、をさらに備える、請求項8に記載の方法。
  12. 前記センサの測定された前記位置が、前記電磁センサ追跡システムが磁場を生成する物理的空間の前記容積内にあるとき、前記センサの前記変換された位置の前記描写は、前記モーション・ボックスの前記描写内にレンダリングされる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記センサは、前記患者上の場所に固定される患者基準センサを備え、
    前記方法は、胸郭の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備え、
    前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する場所の描写を含み、
    前記胸郭は、前記患者上の前記患者基準センサの前記場所に対応する前記胸郭上の前記場所が、前記患者基準センサの表示される変換された位置と一致するような位置に表示される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記胸郭は、胸郭座標系を有し、
    前記方法は、前記胸郭座標系の向きが前記テーブル座標系と平行であるように、前記患者基準センサの前記変換された位置を用いて、記胸郭の向きを前記胸郭座標系から前記テーブル座標系に変換するステップをさらに備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記センサが前記モーション・ボックスを出たとき、前記センサの最後の有効測定位置において前記モーション・ボックスの側面に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  16. 前記電磁センサ追跡システムが前記センサの無効な位置または向きを決定したとき、前記モーション・ボックスの下部に沿って前記センサの前記変換された位置の描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  17. 前記センサの前記変換された位置のレンダリングされた前記描写は、無効状態を示す印を備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記センサは、患者に固定された患者基準センサおよび医療デバイス上の医療デバイス・センサのうちの1つまたは複数を備える、請求項11に記載の方法。
  19. 前記電磁センサ追跡システムを用いて、前記電磁追跡座標系における前記センサの向きを測定するステップと、
    前記センサの前記向きの描写を前記ディスプレイ上にレンダリングするステップと、をさらに備える、請求項11に記載の方法。
  20. 前記電磁センサ追跡システムは、前記電磁追跡座標系がCアームに固定された関係にあるように前記Cアームに固定され、
    前記電磁センサ追跡システムの前記位置を測定するステップは、尾/頭軸に沿った前記Cアームの第1の回転を測定するステップと、左/右軸に沿った前記Cアームの第2の回転を測定するステップとを備える、請求項8に記載の方法。
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