JP2019506055A - 無線送信/受信ユニット協調のための方法、システム、およびデバイス - Google Patents

無線送信/受信ユニット協調のための方法、システム、およびデバイス Download PDF

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Abstract

第1の共有段階および第2の協調的段階を含む2段階協調を使用してデータを送信するための方法が提供される。実施形態においては、第1のWTRUによって実行される協調的データ送信のための方法が開示される。この方法は、協調的セット識別情報を含む協調的セット構成情報を第1のWTRUによってeNBから受信することを含む。共有段階において、第1のWTRUは、第1のデータ送信のためのリソース割り当てをeNBから受信してもよい。共有段階の間に、第1のデータ送信は、受信されたリソース割り当てにおいて示されているリソースを使用して送信されてもよい。共有段階の間に第2のWTRUから第2のデータ送信が受信されてもよい。第2のデータ送信が第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、第3のデータ送信が、協調的段階の間に第2のWTRUと協調して送信されてもよい。

Description

本発明は、無線通信の分野に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2015年12月30日に出願された米国特許仮出願第62/273,250号明細書の利益を主張するものであり、その内容は、参照によって本明細書に組み込まれている。
モバイル通信は、継続的な進化の中にあり、既に第5世代(5G)の時代の入口にいる。以前の世代と同様に、新たなシステムに関する要件を設定する際には、新たな使用事例が大いに寄与する。将来のネットワークは、地理的エリア全体にわたる均一なユーザ経験に重点を置いて設計されることがある。そのようなユーザ経験は、均一な達成可能なスループット、待ち時間、および/または信頼性によって示されることがある。
均一な経験の問題に関して、不十分なカバレッジエリア内の無線送信/受信ユニット(WTRU)は、繰り返し(repetition)を使用して、性能を改善することがある。しかしながら、繰り返しは、達成可能なスループットを劣化させ、全体的な待ち時間を増大させる。これは、繰り返しを行うWTRUが、その他の所での使用のために利用可能にされていた可能性があるさらなるリソースを使用しなければならない事実に少なくとも部分的に起因する。加えて、繰り返しを行うWTRUによって使用されるさらなるリソースは、貧弱なカバレッジエリア内でそのWTRUが成功して再送信することに再び失敗する高い可能性に起因して、最良の形では費やされない。
無線センサまたは大規模低コストマシンタイプ通信(LC−MTC)デバイスなどの低電力ノードに関しては、そのデバイスのバッテリが、長く、例えば何年ももつことが望ましい。繰り返しは、バッテリを時期尚早に枯渇させて、LC−MTCデバイスを到達不能にさせることがあり、または送信を継続できなくさせることがある。さらに、将来のネットワークは、WTRUの非常に高い密度を有することがある。例えば、センサネットワーク展開、ウェアラブル、または特定の機会において、例えば、満員のスタジアムのシナリオは、WTRUの高密度のレイヤにつながることがある。その一方で、極端な郊外のシナリオが存在し、そこでは、基地局展開は最小となることがある、遠くに分散されることがある。郊外のシナリオは、モバイルオペレータにとって有益となることがある。なぜなら、低い展開コストがビジネス目標でとなる場合があるからである。
展開されているWTRUの高い密度を活用して、送信または受信経験の均一性を改善する方法は、有益となることがある。加えて、展開されているWTRUの高い密度の特有の特徴を利用することは、WTRUの経験をより均一にすることを超える利点につながることがある。例えば、満員のスタジアムにおける大規模ブロードバンドの例においては、多くのWTRUへ送信されるデータが非常に類似していることがある。そのようなシナリオにおいては、複数のWTRUが接近して配置されることの利点を使用して、全体的な性能を改善することが望ましい場合がある。
上記を考慮すると、よりユーザ中心(user-centric)の展開が有益となることがある。そのようなユーザ中心の展開は、特別となることがあり、一実施形態においては、WTRUにとってのトランスペアレントな方式での複数セル協調(multiple cells cooperating)として、または協調した複数のWTRUとして示されることがある。WTRU協調(WTRU cooperation)は、接近して配置されているWTRUのクラスタが、分散アンテナアレイとして機能することによって個々の性能を改善することを可能にすることがある。したがって、WTRU協調は、セルエッジWTRU性能を改善すること、全体的なバッテリ枯渇を制限すること、そしてまた大規模ブロードバンド送信を改善することによって、WTRUの密集したクラスタの利点を利用するのを支援することがある。同一データのさらに多くのコピーが存在することがある、ネットワーク内で共有されることがあるので、データ冗長性も改善されることがある。
有益なWTRU協調を達成するために、本明細書において開示されている実施形態は、WTRUの適切なセットがどのようにして協調することができるかを決定するための方法を提供する。さらに、適切な協調は、複数のWTRUが自身のデータを効率よく共有すること、例えば、発展型Node B(eNB)からの受信されたデータの共有、またはそれぞれのWTRUによってeNBへ送信されることになるデータの共有を必要とすることがある。効率的な協調的WTRU送信を実施するための方法およびシステムも扱われる。
共有段階(sharing phase)および協調的段階(cooperative phase)を含む2段階協調を使用してデータを送信するための方法が提供される。この方法は、共有段階において、無線送信/受信ユニット(WTRU)の協調セット(cooperating set)の間でデータを共有することと、協調的段階において、WTRUの協調セットによって宛先ノードへデータを協調的に送信することとを含む。
別の例においては、2段階協調を使用してデータを送信するための方法は、協調的段階において、WTRUの協調セットによってソースノードからデータを協調的に受信することと、共有段階において、WTRUの協調セットの間でデータを共有することとを含む。
第1の共有段階および第2の協調的段階を含む2段階協調を使用してデータを送信するための方法が提供される。実施形態においては、第1のWTRUによって実行される協調的データ送信のための方法が開示される。この方法は、第1の送信段階において、協調的送信のためにデータを第1のWTRUから少なくとも1つの第2のWTRUへ送信することと、協調的送信のためにデータを送信したことに応答して、第1のWTRUによって少なくとも第2のWTRUから、データの成功した復号または不成功の復号のいずれかの確認応答を受信することとを含む。確認応答が、第2のWTRUによるデータの成功した復号を示すことを条件に、第2の送信段階において、第2のWTRUと協調してデータをeNBへ再送信することが提供される。
第1のWTRUによって実行される協調的データ送信のための方法が開示される。この方法は、協調的セット識別情報を含む協調的セット構成情報を第1のWTRUによってeNBから受信することを含む。共有段階において、第1のWTRUは、第1のデータ送信のためのリソース割り当てをeNBから受信してもよい。共有段階の間に、第1のデータ送信は、受信されたリソース割り当てにおいて示されているリソースを使用して送信されてもよい。共有段階の間に第2のWTRUから第2のデータ送信が受信されてもよい。第2のデータ送信が第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、第3のデータ送信が、協調的段階の間に第2のWTRUと協調して送信されてもよい。
例として添付の図面とともに与えられる以降の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
例示的な通信システムの図である。 図1Aにおいて示されている通信システム内で使用することができる例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)のシステム図である。 図1Aにおいて示されている通信システム内で使用することができる例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。 アップリンク方向における協調的送信の例を示す図である。 ダウンリンク方向における協調的受信の例を示す図である。 アップリンク協調的送信における2段階協調の共有段階の例を示す図である。 アップリンク協調的送信における2段階協調の協調的段階の例を示す図である。 協調セットのWTRUが、ソースeNBからの協調的受信の後に、受信されたデータを時分割多重化(TDM)方式で共有する例を示す図である。 協調セット内のWTRUが、ソースeNBからの協調的受信の後に、受信されたデータを、共同再送信(joint retransmissions)を使用して共有するために協調する例を示す図である。 WTRUのセットが単一のソースWTRUについてのデータを送信するために協調する例を示す図である。 WTRUが共有送信段階の間にデータを共有する例を示す図である。 図7AのWTRUが共有データの受信を確認しているところを示す図である。 図7BのWTRUのサブセットが共有データをeNBへ再送信しているところを示す図である。 図7CのWTRUが共同送信方法(joint transmission method)を使用して共有データをeNBへ重複して再送信する例を示す図である。 複数領域協調的サブフレーム(multi-region cooperative subframe)の例を示す図である。
図1Aは、1つまたは複数の開示されている実施形態が実施することができる例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、コンテンツ、例えば、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数の無線ユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであってもよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、1つまたは複数のチャネルアクセス方法、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などを採用してもよい。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含んでもよいが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定していることが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作および/または通信するように構成されている任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されてもよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電化製品などを含んでもよい。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでもよい。基地局114a、114bのそれぞれは、1つまたは複数の通信ネットワーク、例えば、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112へのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線にインタフェース接続するように構成されている任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、ベース送受信機ステーション(BTS)、Node−B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であってもよく、RAN104はまた、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、例えば、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含んでもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的領域内で無線信号を送信および/または受信するように構成されてもよく、その地理的領域は、セル(図示せず)と呼ばれてもよい。セルは、セルセクタへとさらに分割されてもよい。例えば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されてもよい。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つの送受信機、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つの送受信機を含んでもよい。別の実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してもよく、したがって、セルのそれぞれのセクタごとに複数の送受信機を利用してもよい。
基地局114a、114bは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信してもよく、エアインタフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってもよい。エアインタフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてもよい。
より具体的には、上述されているように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであってもよく、1つまたは複数のチャネルアクセススキーム、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどを採用してもよい。例えば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線技術を実施してもよく、この無線技術は、ワイドバンドCDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース116を確立してもよい。WCDMAは、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、ハイスピードダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含んでもよい。
別の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、エボルブドUMTSテレストリアルラジオアクセス(E−UTRA)などの無線技術を実施してもよく、この無線技術は、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインタフェース116を確立してもよい。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えば、IEEE 802.16(すなわち、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、Interim Standard 2000(IS−2000)、Interim Standard 95(IS−95)、Interim Standard 856(IS−856)、Global System for Mobile communications(GSM)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実施してもよい。
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであってもよく、局所的なエリア、例えば、事業所、自宅、車両、キャンパスなどにおける無線接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用してもよい。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11などの無線技術を実施してもよい。別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線技術を実施してもよい。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してもよい。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してもよい。したがって基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることを必要とされなくてもよい。
RAN104は、コアネットワーク106と通信状態にあってもよく、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(IP)(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供してもよく、および/またはハイレベルセキュリティ機能、例えばユーザ認証を実行してもよい。図1Aにおいては示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同一RATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあってもよいことが理解されるであろう。例えば、コアネットワーク106は、E−UTRA無線技術を利用することができるRAN104に接続されていることに加えて、GSM無線技術を採用している別のRAN(図示せず)とも通信状態にあってもよい。
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たしてもよい。PSTN108は、旧来型電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含んでもよい。インターネット110は、一般的な通信プロトコル、例えば、トランスミッション制御プロトコル(TCP)/インターネットプロトコル(IP)インターネットプロトコルスイートにおけるTCP、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびIPを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含んでもよい。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線または無線の通信ネットワークを含んでもよい。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同一RATまたは異なるRATを採用してもよい1つまたは複数のRANに接続されている別のコアネットワークを含んでもよい。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたは全ては、マルチモード機能を含んでもよく、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々の無線リンクを介して別々の無線ネットワークと通信するために複数の送受信機を含んでもよい。例えば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用することができる基地局114aと、およびIEEE 802無線技術を採用することができる基地局114bと通信するように構成されてもよい。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺機器138を含んでもよい。WTRU102は、実施形態との整合性を維持しながら、上述の要素の任意の下位組合せを含んでもよいことが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられている1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102が無線環境において機能することを可能にするその他の任意の機能を実行してもよい。プロセッサ118は、送受信機120に結合されてもよく、送受信機120は、送信/受信要素122に結合されてもよい。図1Bは、プロセッサ118および送受信機120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118および送受信機120は、電子パッケージまたはチップ内にともに統合されてもよいことが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインタフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成されてもよい。例えば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであってもよい。別の実施形態においては、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/ディテクタであってもよい。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されてもよいことが理解されるであろう。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインタフェース116を介して無線信号を送信および受信するために、複数の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、および送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されてもよい。上述されているように、WTRU102は、マルチモード機能を有してもよい。したがって送受信機120は、WTRU102が、例えばUTRAおよびIEEE 802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするために複数の送受信機を含んでもよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてもよく、そこからユーザ入力データを受信してもよい。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、任意のタイプの適切なメモリ、例えば、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132からの情報にアクセスしてもよく、それらのメモリにデータを格納してもよい。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含んでもよい。取り外し可能メモリ132は、サブスクライバ識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでもよい。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、WTRU102上に物理的に配置されていない、例えば、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリからの情報にアクセスしてもよく、そのメモリにデータを格納してもよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信してもよく、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含んでもよい。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合されてもよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116を介して位置情報を受信してもよく、および/または複数の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて自身の位置を決定してもよい。WTRU102は、実施形態との整合性を維持しながら、任意の適切な位置決定方法を通じて位置情報を取得してもよいことが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されてもよく、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくは無線接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含んでもよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含んでもよい。
図1Cは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述されているように、RAN104は、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線技術を採用してもよい。RAN104はまた、コアネットワーク106と通信状態にあってもよい。
RAN104は、eNode−B140a、140b、140cを含んでもよいが、RAN104は、実施形態との整合性を維持しながら、任意の数のeNode−Bを含んでもよいことが理解されるであろう。eNode−B140a、140b、140cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数の送受信機を含んでもよい。一実施形態においては、eNode−B140a、140b、140cは、MIMO技術を実施してもよい。したがって、eNode−B140aは、例えば、WTRU102aに無線信号を送信するために、およびWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用してもよい。
eNode−B140a、140b、140cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理の決定、ハンドオーバの決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されてもよい。図1Cにおいて示されているように、eNode−B140a、140b、140cは、X2インタフェースを介して互いに通信してもよい。
図1Cにおいて示されているコアネットワーク106は、モビリティ管理エンティティゲートウェイ(MME)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含んでもよい。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよいことが理解されるであろう。
MME142は、S1インタフェースを介してRAN104内のeNode−B140a、140b、140cのそれぞれに接続されてもよく、制御ノードとしての役割を果たしてもよい。例えば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続の間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当してもよい。MME142はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線技術を採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えるための制御プレーン機能を提供してもよい。
サービングゲートウェイ144は、S1インタフェースを介してRAN104内のeNode B140a、140b、140cのそれぞれに接続されてもよい。サービングゲートウェイ144は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから回送および転送してもよい。サービングゲートウェイ144はまた、その他の機能、例えば、eNode B間でのハンドオーバの間にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってダウンリンクデータが利用可能である場合にページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および格納することなどを実行してもよい。
サービングゲートウェイ144はまた、PDNゲートウェイ146に接続されてもよく、PDNゲートウェイ146は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にしてもよい。
コアネットワーク106は、その他のネットワークとの通信を容易にしてもよい。例えば、コアネットワーク106は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にしてもよい。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間におけるインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、またはそうしたIPゲートウェイと通信してもよい。加えて、コアネットワーク106は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してもよく、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線または無線のネットワークを含んでもよい。
その他のネットワーク112は、IEEE802.11ベースのWLAN160にさらに接続されてもよい。WLAN160は、アクセスルータ165を含んでもよい。アクセスルータは、ゲートウェイ機能を含んでもよい。アクセスルータ165は、複数のアクセスポイント(AP)170a、170bと通信状態にあってもよい。アクセスルータ165とAP170a、170bとの間における通信は、有線イーサネット(IEEE802.3標準)、または任意のタイプの無線通信プロトコルを介してもよい。AP170aは、エアインタフェースを介してWTRU102dと無線通信状態にある。
5Gエアインタフェースは、改善されたブロードバンド性能(IBB:improved broadband performance)、産業制御および通信(ICC:industrial control and communications)ならびに車両用途、車車間(V2V:vehicle to vehicle)または車車間/路車間(V2X:vehicle to everything)、ならびに大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive machine-type communications)に適用されてもよいことが予期される。したがって5Gエアインタフェースは、極度に短い送信待ち時間、極度に信頼できる送信、ナローバンド動作を含むマシンタイプ通信(MTC)動作、およびスペクトルオペレーティングモード(SOM)のためのサポートを提供してもよい。
極度に短い送信待ち時間をサポートするために、1msのラウンドトリップタイム(RTT)と同一ぐらい短いエアインタフェース待ち時間が、100usと250us(未満)との間のどこかでTTIのためのサポートを必要することがある。極度に短いアクセス待ち時間、例えば、最初のシステムアクセスから第1のユーザプレーンデータユニットの送信の完了までの時間のためのサポートも提供されてもよい。少なくとも産業制御(IC)およびV2Xは、10ms未満のエンドツーエンド(e2e)待ち時間を必要とする。
極度に信頼できる送信に関するサポートするために、鍵となる1つの設計考慮事項は、レガシーLTEシステムで可能であるものよりもはるかに良好な送信信頼性である。99.999%すなわち100%に限りなく近い確率での送信成功およびサービス可用性が、そのようなシステムに関する目標である。別の考慮事項は、0〜500km/時の範囲でのスピードのためのモビリティに関するサポートである。少なくともICおよびV2Xは、マイクロ未満のパケットロス率を必要とする。
ナローバンド動作を含むMTC動作をサポートするために、エアインタフェースは、ナローバンド動作(例えば、200KHz未満を使用する)、拡張されたバッテリ寿命(例えば、最大で15年間の自律性)、および少量であり頻繁でないデータ送信のための最小の通信オーバーヘッド(例えば、数秒から数時間のアクセス待ち時間を有する1〜100キロビット/秒(kbps)の範囲の低いデータレート)を効率よくサポートすべきである。
特定のスペクトルオペレーティングモード(SOM)をサポートするために、WTRUは、1つまたは複数のSOMに従って送信を実行するように構成されてもよい。例えば、SOMは、特定の送信タイムインターバル(TTI)持続時間、特定の初期電力レベル、特定のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理タイプ、成功のHARQ受信/送信に関する特定の上限、特定の送信モード、特定の物理チャネル(アップリンクまたはダウンリンク)、特定の波形タイプのうちの少なくとも1つに従って構成されている送信に、または特定のRAT、例えばレガシーLTEに従った、もしくは5G送信方法に従った送信にさえ対応してもよい。SOMは、サービス品質(QoS)レベルおよび/または関連した側面、例えば、最大/目標待ち時間、最大/目標ブロック誤り率(BLER)または同様の基準に対応してもよい。SOMは、スペクトルエリアに、および/または特定の制御チャネル、もしくは探索空間、ダウンリンク制御情報(DCI)タイプなどを含むその側面に対応してもよい。
レガシー無線システムおよび新たな無線システムにおけるWTRU協調を可能にするための方法、デバイス、およびシステムが、本明細書において提供されている。複数のWTRUが、別のノード、例えば、eNB、WTRUなどへデータを送信するために協調してもよく、または別のノード、例えば、eNB、WTRUなどからデータを受信するために協調してもよい。
例えば、2段階協調を使用してデータを送信するための方法が、共有段階および協調的段階を含み、それによってこの方法は、共有段階において、少なくとも1つのソースノードによってWTRUの協調セットとデータを共有することと、協調的段階において、WTRUの協調セットによって宛先ノードへデータを送信または再送信することとを含む。
別の例においては、2段階協調を使用してデータを送信するための方法が、共有段階および協調的段階を含み、それによってこの方法は、協調的段階において、ソースノードによってWTRUの協調セットへデータを送信することと、共有段階において、WTRUの協調セットによって少なくとも1つの宛先ノードとデータを共有することとを含む。データは、アップリンク(UL)送信またはダウンリンク(DL)送信として送信されてもよい。
2段階協調を使用してデータを送信するための方法が、WTRUの協調セットの少なくとも1つのWTRUによって少なくとも1つのソースノードから受信されたデータを少なくとも1つの宛先ノードへ送信または再送信し、それによって、WTRUの協調的セットのWTRUが、データを宛先ノードへ送信するために協調することを含んでもよい。
第1の段階および第2の段階を含む2段階協調を使用してデータを送信するための方法が、WTRUの協調セットの少なくとも1つのWTRUによって少なくとも1つのソースノードから受信されたデータを少なくとも1つの宛先ノードへ送信または再送信し、それによって、WTRUの協調的セットのWTRUが、ソースノードからデータを受信するために協調することを含んでもよい。
これらの方法はまた、共有段階および協調的段階を含む2段階協調を使用してデータを送信および/または受信するように構成されているWTRUの協調的セットを確立することを含んでもよい。
データを送信するための方法が、共有段階および協調的段階を含む2段階協調プロトコルを使用してデータを送信および/または受信するように構成されているWTRUの協調的セットを確立することを含んでもよく、それによって、WTRUの協調的セットの確立は、第1のWTRUによって、WTRUの協調的セットについての要求をeNode−Bへ送信することと、第1のWTRUによって、eNode−Bから協調セット構成を受信することと、第1のWTRUによって、協調セット構成に基づいてWTRUの協調的セットを形成することとを含む。データを送信するための方法が、共有段階および協調的段階を含む2段階協調を使用してデータを送信および/または受信するように構成されているWTRUの協調的セットを確立することを含んでもよく、それによって、WTRUの協調的セットの確立は、第1のWTRUによって、WTRUの協調的セットを形成ためのインジケーションを第2のWTRUへ直接送信することと、第1のWTRUによって、第2のWTRUが第1のWTRUとともにWTRUの協調的セットに参加する旨の第2のWTRUからの確認応答(ACK)を受信することと、第1のWTRUによって、受信されたACKに基づいてWTRUの協調的セットを形成することとを含み、WTRUの協調的セットは、第1のWTRUおよび第2のWTRUを含む。これらの方法は、第1のWTRUによって、WTRUの確立された協調的セットをeNode−Bへ報告することを含んでもよい。これらの方法は、WTRUの協調的セットによって、データの複数のサブセットを含むデータを受信し、それによって、WTRUの協調的セットのそれぞれのWTRUが、データの複数のサブセットのうちの少なくとも1つのサブセットを受信することと、WTRUの協調的セットによって、WTRUの協調的セットのWTRU間で複数のサブセットを共有し、それによって、WTRUの協調的セットのそれぞれのWTRUが、データの全ての複数のサブセットを有することと、WTRUの協調的セットによって、WTRUの協調的セットの間で共有されたデータを宛先ノードへ協調的に送信し、それによって、WTRUの協調的セットの少なくとも1つのWTRUが、データを宛先ノードへ送信することとを含んでもよい。
協調的送信は、WTRUの協調的セットのどの1つまたは複数のWTRUがデータを宛先ノードへ送信するかをWTRUの協調的セットが決定することを含んでもよい。代わりに、協調的送信は、WTRUの協調的セットのどの1つまたは複数のWTRUがデータを宛先ノードへ送信するかをWTRUの協調的セットの協調セットマスタWTRUが決定することを含んでもよい。
これらの方法は、WTRUの協調的セットによって、データが受信されている旨の少なくとも1つのACKをソースノードへ送信することと、ソースノードによって、閾値数のACKを受信したことに基づいてデータを送信するのをやめることとを含んでもよい。
データを送信するための方法が、WTRUの協調的セットによって、データの複数のサブセットを含むデータを受信し、それによって、WTRUの協調的セットのそれぞれのWTRUが、データの複数のサブセットのうちの少なくとも1つのサブセットを受信することと、WTRUの協調的セットのWTRUによって、データを協調的に送信する前にデータの複数のサブセットのうちの少なくとも1つのサブセットを閾値回数にわたってWTRUの協調的セットのその他のWTRUと共有することとを含んでもよい。
データを送信するための方法が、WTRUの協調的セットによって、データの複数のサブセットを含むデータをソースノードから協調的に受信し、それによって、WTRUの協調的セットの少なくとも1つのWTRUが、ソースノードからデータを受信することと、WTRUの協調的セットによって、WTRUの協調的セットのWTRU間で複数のサブセットを共有することとを含んでもよい。WTRUの協調的セットによるソースノードからのデータの協調的受信は、WTRUの協調的セットのそれぞれのWTRUがデータの複数のサブセットのうちの少なくとも1つのサブセットを受信することを含んでもよい。WTRUの協調的セットのWTRU間での複数のサブセットの共有は、WTRUの協調的セットのそれぞれのWTRUがデータの複数のサブセットを全て有するように共有することを含んでもよい。WTRUの協調的セットのそれぞれのWTRUは、その受信されたデータを時分割多重化方式で、または同時方式でWTRUの協調的セットのその他のWTRUと共有してもよい。
データは、複数の領域を有する協調的サブフレーム構成を有してもよい。複数の領域は、制御情報のための第1の領域、データの共有のために使用されるチャネルの送信および/または受信のための第2の領域、共有されたデータのフィードバックを送信するために使用されるチャネルのための第3の領域、データの協調的送信または再送信のために使用されるチャネルのための第4の領域、ならびにデータの協調的送信または再送信のフィードバックを送信するために使用されるチャネルのための第5の領域のうちの少なくとも2つを含んでもよい。
制御情報は、物理レイヤ(PHY)またはメディアアクセス制御(MAC)(MAC/PHY)パラメータまたは能力に中継される情報、グループ情報、1つまたは複数のチャネル識別子、変調パラメータ、フィードバック情報、ビームフォーミングマトリックス情報、送信のためのリソースなどを含んでもよい。フィードバックは、データ受信のACKまたは否定ACKを含んでもよい。フィードバックは、ビットマップの形態であってもよく、それぞれのビットは、確認されているデータの部分を表す。
WTRUの協調的セットの第1のWTRUが、サブフレームの第1のタイムスロットにおいてデータを共有し、同一サブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つの第2のタイムスロットにおいてデータを協調的に送信してもよい。加えて、WTRUの協調的セットの第2のWTRUが、サブフレームの第1のタイムスロットにおいてデータを共有し、同一サブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つの第2のタイムスロットにおいてデータを協調的に送信してもよい。第2のWTRUの第1のタイムスロットは、第1のWTRUの第2のタイムスロットと重なり得、および/または第2のWTRUの第2のタイムスロットは、第1のWTRUの第1のタイムスロットと重なる。
複数のWTRUが、協調するWTRUのセットへと構成されてもよい。協調は、第1の段階、例えば、共有データの共有段階と、第2の段階、例えば、協調的方式でデータを(再)送信する協調的段階とを含む2段階の送信を使用して達成されてもよい。
協調セットWTRUは、改良されたULグラントを介した、アップリンク(UL)送信に関するデータの共有、および/またはラウンドロビン再送信もしくは共同再送信を使用した、ダウンリンク(DL)データの共有を含めて、eNBで終端される送信およびWTRUで終端される送信の両方に関してデータを共有してもよい。
共有段階の間に、WTRUは、1つまたは複数のソースWTRUからデータを成功して受信していることがあってもよい。WTRUは、協調段階において送信するためのデータのセットを決定するように構成されてもよく、それは、そのWTRU自身のデータのサブセット、およびその他のWTRUからの成功して受信されたデータのセットであってもよい。1つのオプションにおいては、ネットワークはまた、共有段階の間にソースWTRUからの送信を復号することを試み得る。ネットワークは、それがACK/NACKフィードバックを介して正しく受信したデータのセットをWTRUに示してもよい。
WTRUは、協調段階において送信するためのデータのセットを制御情報に基づいて、例えば、eNBから受信されたグラントまたはフィードバックを使用して選択するように構成されてもよい。一例においては、WTRUは、eNBが第1の(共有)段階の間に正しく受信しなかったデータのみを送信するように構成されてもよい。別の例においては、WTRUは、それが共有段階の間に正しく受信した全てのデータを、eNBが全てのデータを正しく受信したことをそれが示さない限り、送信するように構成されてもよい。別の例においては、WTRUは、eNBが協調段階において要求しているデータのみを、明示的な制御シグナリングを介して、WTRUがその要求されているデータを正しく復号している場合、送信するように構成されてもよい。一例においては、eNBは、協調セット内でデータが属するWTRU(識別)IDに基づいてデータにアドレスまたはインデックスを付け得る。
協調するWTRUのセットによるデータの協調的送信がさらに開示され、これは、分散空間時間ブロックコーディング、分散ビームフォーミング、および/もしくは分散MIMOを使用すること、ならびに/または分散再送信を使用することを含み、これは、より動的な協調を可能にするためのファウンテンコード(Fountain codes)などの新たなコーディングスキームを含んでもよい。
協調的サブフレーム構造の設計も本明細書において提供されており、サブフレームは、共有および協調的(再)送信領域へと分割される。例えば、サブフレームは、領域へと分割されて、時間スロットを共有段階および協調的段階として使用することを含む2段階協調を可能にすることができる。
非直交の複数のアクセスを使用して、共有段階および協調的段階の両方の性能を強化する方法も本明細書において提供されている。協調的送信のためのプリコーディングを決定するための方法も本明細書において提供されている。開示されている特徴および方法の任意の組合せが1つまたは複数の実施形態において使用されてもよいことが理解されるであろう。
ソースとは、送信するためのデータを有するWTRUまたはeNBなどのノードを指す。送信のためのデータの量を使用してバッファステータスが決定されてもよい。宛先とは、ソースによって送信されたデータの意図されている受信側であるWTRU、eNB、またはリレーなどのノードを指してもよい。データが別々のノードの複数のホップを通って進み得るケースに関しては、データ送信の意図されている最終的な受け手が最終的な宛先とみなされてもよい。
協調セットとは、1つまたは複数のソースからデータを受信してデータを1つまたは複数の宛先ノードへ協調的に再送信することができる1つまたは複数のノード、例えば、WTRU、eNB、またはリレーのセットを指してもよい。マルチホップ送信のケースに関しては、協調セットは、1つもしくは複数のソースおよび/または1つもしくは複数のその他の協調セットからデータを受信し、データを1つもしくは複数の宛先および/または1つもしくは複数のその他の協調セットへ協調的に再送信してもよい。
2段階協調とは、共有段階および協調的段階という2つの段階から構成されている協調を達成するための方法を指してもよい。2段階協調という用語は、厳密に2つの段階に限定されるものと理解されるべきではないことに留意されたい。2段階協調は、少なくとも2つの段階を使用する協調を指す。
共有段階は、UL送信およびDL送信のために適用されてもよい。UL送信に関しては、共有段階は、2段階協調の第1の段階であってもよく、1つまたは複数のソースノードのセットが、データを協調セットと共有する。DL送信に関しては、共有段階は、2段階協調の第2の段階であってもよく、協調セットが、受信されたデータを1つまたは複数の宛先ノードと共有するか、または再送信する。
協調的段階は、UL送信およびDL送信のために適用されてもよい。UL送信に関しては、協調的送信段階は、2段階協調の第2の段階であってもよく、協調セットが、データを1つまたは複数の宛先へ再送信する。DL送信に関しては、協調的受信段階は、2段階協調の第1の段階であってもよく、1つまたは複数のソースノードが、データを協調セットへ送信する。
本明細書においては2段階協調が提供され、それによって、例えば、複数のWTRUが、データを別のノード、例えばeNBへ送信するために協調し、またはデータを別のノード、例えばeNBから受信するために協調する。
協調は、1つまたは複数のWTRUによる、1つまたは複数のソースWTRUから1つまたは複数のノード、例えば、eNB、別のWTRU、および/またはリレーへのデータの送信または再送信を含んでもよい。例えば、WTRUは、自身のデータをeNBへ送信するために、協調するWTRUのセットによって補助されてもよい。図2Aおよび図2Bは、ULおよびDLにおける協調的送信の例200を示している。
図2Aは、ULにおける協調的送信の例を示している。第1のステージにおいて、WTRUは、個々に202〜206でデータを互いに共有し、次いでそれらのWTRUは、共有されたデータを208〜212でノード、例えば、eNB214、別のWTRU、または中継ノードへ送信する。
協調はまた、協調するWTRUのセットによる、ノード、例えば、eNB、別のWTRU、リレーからのデータの受信、および協調的方式での宛先WTRUへの再送信を含んでもよい。
図2Bは、DLにおける協調的受信の例を示している。DL方向において、送信218〜222が、ノード、例えば、eNB216、別のWTRU、または中継ノードにおいて開始し、次いで1つまたは複数のWTRUへ224〜228で送信される。
協調は、eNB、例えば、改良された物理ダウンリンク制御チャネル((E)PDCCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)との間での、別のWTRU(例えば、デバイスツーデバイス(D2D)チャネルを使用する)との間での、リレーとの間での任意の既存の物理チャネルの送信または受信のために使用されてもよい。代わりに、新たな物理レイヤチャネルが、協調情報の転送の専用にされてもよい。例えば、ダウンリンクにおいて、WTRUは、新たな協調的PDSCH(CPDSCH)上でデータを受信してもよい。CPDSCH上で送信されたデータは、WTRUのセットによって復号可能であってもよく、実施形態においては新たな協調的サイドリンクを介して、適切な宛先WTRUへ再送信されてもよい。別の例においては、ULにおいて、WTRUのセットが、一実施形態においては新たな協調的サイドリンクプロシージャを介して、データを共有してもよい。WTRUのセットは次いで、新たな協調的PUSCH(CPUSCH)を介してデータを最終的な宛先へ、例えばeNBへ送信してもよい。
図3Aおよび図3Bは、UL300における2段階協調の例を示している。共有段階および協調的段階という2つの段階によって協調的送信が達成されてもよい。ULにおいては、図3Aにおいて示されている共有段階は、協調するWTRUセットとデータを308〜312を共有するソースWTRU302〜306のセットから構成されている。この例においては、ソースWTRUのセットは、協調するWTRUセットに相当している。別の例においては、協調するWTRUセットは、ソースWTRUの上位集合であってもよい。データを共有することは、ソースWTRUデータを、協調セットの1つまたは複数のメンバがそれを復号することを可能にすることができる方式で送信することを含んでもよい。協調するWTRUセットは、それら自身がソースWTRUであってもよく、またはそうでなくてもよいWTRUから構成されてもよい。ULにおいては、図3Bにおいて示されている協調的段階は、WTRU302〜306の協調セットが1つまたは複数の宛先ノード、例えばeNB320へ314〜318でデータを再送信する場合であってもよい。
DLにおいては、2つの段階は、ULに関して記述されている例に関連して逆にされているとみなされてもよい。協調的段階、例えば協調的受信段階は、ソースノード、例えばeNBが、データを、WTRUの協調セットが1つまたは複数の宛先ノード、例えば1つまたは複数の宛先WTRUのために復号することが可能とすることができる方式で送信するときである。共有段階は、協調セットがデータを適切な1つまたは複数の宛先ノードへ再送信する期間から構成されてもよい。
マルチホップ送信に関しては、2つよりも多い段階があってもよい。例えば共有段階において、1つまたは複数のソースノードが1つまたは複数の協調セットへの送信する第1の段階があってもよい。次いでnホップスキームに関しては、例えば1つまたは複数の協調的段階において、様々な協調セットの間に協調的受信および協調的再送信のn−2段階があってもよい。次いで、例えば共有段階において、1つまたは複数の協調セットが1つまたは複数の最終的な宛先ノードへの送信することができる最終的な段階があってもよい。
マルチホップ送信の別の例においては、第1の段階が協調的段階であってもよく、その後に1つまたは複数の共有段階が続いてもよく、その後に最終的な協調的段階が続いてもよい。
WTRUのセットは、データの送信または受信を改善するために協調してもよい。効率よく協調するために、第1のWTRUは、それが協調することができる他のWTRUのセットを知る必要がある場合がある。様々な協調セット構成があってもよい。協調セットは、そのセットからの少なくとも1つのWTRU(例えば、第1のWTRU)が、協調セット内の少なくとも1つのWTRU(例えば、第2のWTRU)のためにデータを送信および/または受信するのを補助することができるWTRUから構成されてもよい。第2の例においては、協調セットは、そのセットからの少なくとも1つのWTRU(例えば、第1のWTRU)が、協調セット内にない少なくとも1つのWTRU(例えば、第2のWTRU)のためにデータを送信および/または受信するのを補助することができるWTRUから構成されてもよい。第2のWTRUは、協調セットによってサービス提供されているとみなされてもよい。第2の例は、マルチホップ送信としてさらに定義されてもよく、送信の意図されている最終的な宛先は、中間ノードの一部ではない。例えば、DL送信のためのソースノード、例えばeNBから、協調するWTRUのセットへの送信と、次いで、協調するWTRUのセットから、DL送信のための最終的な宛先ノード、例えばWTRUへの第2の送信とを用いてマルチホップが達成されてもよい。協調セットは、協調セットマスタとして機能する1つのWTRUによってさらに特徴付けられてもよい。
WTRUは、様々な目的で様々な協調セットのメンバであってもよく、および/または様々な協調セットによってサービス提供されてもよい。例えば、WTRUは、送信の方向、送信のタイプ、送信の優先度レベル、および/または繰り返しレベルのうちの少なくとも1つに応じて、一意の協調セットのメンバであってもよく、または一意の協調セットによってサービス提供されてもよい。
送信方向、例えば、UL送信またはDL送信に関して、その送信方向は、ネットワークによって終端される方向またはWTRUによって終端される方向に関して定義されてもよい。送信のタイプは、例えば、データ、HARQ A/N、チャネル状態情報(CSI)フィードバック、DCI、UCI、制御プレーン送信、またはデータプレーン送信であってもよい。送信の優先度レベルは、短い待ち時間および/または高い信頼性要件を有する送信が、より長い待ち時間および/またはより低い信頼性を有する送信よりも高くランク付けされることに関連してもよい。繰り返しレベルは、WTRUが、貧弱なカバレッジを緩和するために送信を複数回にわたって繰り返してもよいケースに関して定義されてもよい。再送信レベルも、送信を完了するために必要とされる複数の繰り返しに基づいて定義されてもよい。
上の例として、WTRUが、高い優先度を有するUL送信のための第1の協調セットのメンバであってもよく、そのWTRUは、より低い優先度を有するUL送信のための第2の協調セットのメンバであってもよい。さらに、そのWTRUは、全てのDL送信のためのいずれの協調セットのメンバでもなくてもよく、またはいずれの協調セットによってもサービス提供されなくてもよい。優先度の決定は、WTRUまたはeNBまたはその他のネットワークデバイスによって行われてもよい。優先度は、トラフィックタイプまたはコンテンツに基づいてもよい。音声およびビデオトラフィックは、データまたはEメールコンテンツよりも高い優先度を有してもよい。
本明細書においては、協調セット構成が提供される。WTRUは、複数の協調セットのメンバであってもよく、または複数の協調セットによってサービス提供されてもよい。WTRUは、少なくとも1つの協調セット、例えば、その他のメンバWTRUの識別(ID)でeNBによって構成されてもよい。WTRUは、それが協調セットを必要としていることをeNBに示してもよく、例えば、要求してもよい。そのようなインジケーションは、明示的であってもよく、新たな測定タイプ、新たなCSIフィードバックレポート、UCIレポート内の要素、ランダムアクセスプロシージャ内の、例えばmsg3送信内のインジケーション、または新たなWTRUプロービング信号タイプ送信のうちの少なくとも1つであってもよい。
協調セットを要求するためにWTRUによって使用されるインジケーションは、黙示的であってもよく、協調に対する必要性を示すために確保されているサブセットからのPRACHプリアンブルの選択、パワーヘッドルームレポート、またはスケジューリング要求と空のバッファとの組合せによって提供されてもよい。eNBは、例えば、協調セットについてのWTRUからのインジケーションおよび/または要求を受信すると、WTRUへ協調セット構成情報を送信してもよい。協調セット構成情報は、協調セット(識別)ID、協調的セットマスタWTRU(識別)ID、協調セット内のメンバノード(例えば、WTRU)のリスト、および/または協調的送信のためのリソースのうちの少なくとも1つを含んでもよい。例えば、リソースは、協調セット内のどのWTRU上でデータを共有することができるかを含んでもよい。別の例においては、リソースは、協調セット内のどのWTRU上でデータを協調的に送信することができるかを含んでもよい。これらのリソースは、半静的に構成されてもよく、協調するWTRUにとって永続的に利用可能であってもよい。リソースは、協調的受信のためのリソース、基準信号構成、協調セット特有の無線ネットワーク識別子(C−RNTI)値、協調的送信モード、および/または協調段階の間の基準タイミングを含んでもよい。協調的受信のためのリソースは、例えば、WTRUが協調セットからの送信を受信することができるリソースを含んでもよい。これらのリソースは、半静的に構成されてもよく、協調するWTRUにとって永続的に利用可能であってもよい。基準信号構成。例えば、復調基準信号またはWTRU特有の基準信号。基準信号は、協調的送信/受信段階および共有段階の一方または両方に関して構成されてもよい。協調的セット内の1つまたは複数のWTRUによって協調セット特有のC−RNTIが採用されてもよい。本明細書においては、協調的送信モードの例が記述されている。協調段階に関する基準タイミング、および/または協調段階のスケジュールは、WTRUが、共通の時間基準に関連してそれぞれの協調段階のタイミングおよび持続時間を決定するための情報、例えば、SFNまたは指定されたその他のソースを含む。
本明細書においては、例示的なWTRU自律協調セット構成が提供されている。WTRUのセットが、協調セットを自律的に形成してもよい。協調的送信または受信を使用することを望むWTRUは、D2Dのようなブロードキャストされる送信を介して、例えば、ディスカバリを介して、またはシグナリング通信メカニズムを介して、協調的送信もしくは受信に対する自身の必要性、または協調的送信もしくは受信を実行する自身の能力について示してもよい。WTRUは、自身が共有および/または協調的送信および/または協調的受信のために使用することができるリソースを含めることによって、協調的送信を実行する自身の能力を示してもよい。これらのリソースは、半静的であってもよい。リソースは、協調段階に関連付けられているタイミングおよび/またはスケジュールを含んでもよい。WTRUは、協調のための利用可能な電力、または協調のための利用可能なキャパシティのうちの1つまたは複数を含めることによって、協調的送信を実行する自身の能力をさらに示してもよい。キャパシティは、フレームあたりの物理リソースブロック(PRB)および/またはサブフレームの点から定義されてもよい。WTRUは、宛先への、例えば、UL送信に関しては宛先eNBへのパスロスまたはチャネル特性を含めることによって、協調的送信を実行する自身の能力をさらに示してもよい。加えて、ソースからの、例えば、DL送信に関してはソースeNBからのパスロスまたはチャネル特性が考慮されてもよい。WTRUは、WTRUによって決定された協調的セット識別子であってもよい協調的セット識別子、もしくは協調的セットを開始するWTRUに関連付けられている識別子を含めることによって、協調的送信を実行する自身の能力を、および/または協調的セットマスタWTRUであるそのWTRUの能力をさらに示してもよい。
協調的送信を実行し、または協調セットを形成するための第1のWTRUからのインジケーションを受信したことに応答して、第2のWTRUは、自身も第1のWTRUとの協調に参加する旨を確認応答してもよい。このACKは、一実施形態においてはD2Dのようなブロードキャストされる送信を介して、オリジナルメッセージと同様の方式で送信されてもよい。別の実施形態においては、第2のWTRUは、D2Dのような直接送信リンク上での送信を介して第1のWTRUからのインジケーションに、例えばACKメッセージを介して、確認応答してもよい。1つのオプションにおいては、ACKは、協調的セット識別子を含んでもよい。
協調セットのメンバWTRUのうちの少なくとも1つは、協調セットのステータスをeNBに示してもよい。そのようなインジケーションは、協調的送信を使用してもよく、または使用しなくてもよい。協調セットのステータスは、定期的にまたは不定期にeNBに報告されてもよい。協調セットのステータスは、始めに新たな協調的ランダムアクセスプロシージャを介して示されてもよい。
協調セットのステータスは、協調セット(識別)ID、協調的セットマスタWTRU(識別)ID、協調セットメンバノード、協調セット共有リソース、および/または協調セット協調モードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
協調セットのステータスを送信した後に、協調セット内のWTRUは、eNBによって制御される協調セット構成に関して上述されているのと同様の協調セット構成をeNBから受信してもよい。
WTRU間でデータを共有するための方法が提供される。例えば、UL送信の共有のための方法、およびDL送信を共有するための方法が提供される。
UL送信の共有のための方法が、以降で記述されている。協調セット内の、または協調セットによってサービス提供されているWTRUは、ULデータを宛先ノード、例えばeNBへ協調的に送信する前にそれらのデータを共有してもよい。共有されたデータは、ソースWTRUごとのデータからおそらくは独立しているとみなされてもよい。例えば、あらゆるソースWTRUは、協調セットWTRUとの間で共有される必要があるデータのセットを有してもよい。
WTRUは、自身が自身のデータを送信してもよいリソースを動的に割り当てられてもよい。割り当て情報は、協調セット内の別のWTRUによって送信される共有グラント内にあってもよい。例えば、そのようなグラント送信は、協調セット内の協調的セットマスタWTRUによって集中化(centralized)および送信されてもよい。
別の例においては、共有リソース(すなわち、共有されるリソース)の分散スケジューリングが使用されてもよい。例えば、WTRUは、自身がデータを共有することになるリソースを示す制御情報を、協調するWTRUへ動的にブロードキャストしてもよい。ブロードキャストされる送信は、事前に割り当てられたリソースを使用してもよい。そのようなリソースは、WTRU自律協調セット構成の間にWTRUによって自律的に決定または選択されていることがあってもよく、またはそれらは、eNBによって割り当てられていることがあってもよい。
リソースを1つまたは複数のWTRUに割り当てるために、改良されたUL送信グラントが使用されてもよい。WTRUは、自身が自身のデータを送信することができるリソースを動的に割り当てられてもよい。その割り当ては、eNBによって送信されるULグラント内にあってもよい。ULグラントは、協調セット内のその他のWTRUとの間でのデータの共有のために使用するためのリソース、すなわち、WTRUが自身のデータを送信することができるWTRU特有のリソース、その他のWTRUによって共有されているデータの受信のために使用するためのリソース、および/または宛先eNBへのデータの送信のために使用するためのリソースのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
リソースは、リソースブロック割り当て、時間インジケーション(time indication)、例えば、サブフレーム、タイムスロット、協調段階情報など、スクランブリングID、復調基準信号構成、変調およびコーディングスキーム、プリコーディング情報およびレイヤの数および送信電力制御のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
協調セットのWTRU間でデータを共有するために使用されるULグラントが、WTRUのセット全体へ送信されてもよい。そのグラント内の情報は、WTRUに応じて別々に解釈されてもよい。例えば、WTRUは、データを時分割多重化(TDM)方式で共有してもよい。そのようなケースにおいては、ULグラントは、協調セット内のそれぞれの個々のWTRUが自身のデータをいつ共有することができるかに関する情報を含んでもよい。別の実施形態においては、協調セット内のあらゆるWTRUは、WTRU特有のタイミングオフセット、例えば、ULグラントの受信とデータの共有との間における時間で事前に構成されてもよい。さらに、協調セット内の全てのWTRUは、共有されるデータの適切な受信を可能にするために、その他のWTRUのタイミングオフセットを認識してもよい。
WTRUは、複数のWTRUによって共有されたデータを受信し、その後にそのデータを宛先ノードへ、例えばeNBへ協調的に送信してもよい。復号および転送の実施形態においては、WTRUは、ACKをソースWTRUへ送信してもよい。事前に決定された、かつ潜在的に構成可能な数のACKフレームまたはメッセージを受信すると、WTRUは、十分な数のその他のWTRUが自身のデータを協調的に送信することができると決定してもよい。そのケースにおいては、WTRUは、自身のデータを再共有しなくてよい。さらに、WTRUが、自身のデータを成功して受信した協調するWTRUの数、または受信されたACKの数に応じて、そのデータを宛先へ再送信することを必要とされる場合には、そのWTRUは、協調的再送信の前に再共有する必要がない場合がある。その一方で、データの前回の共有時に、WTRUが、十分に多くの数のACKを受信していない場合には、例えば、受信されたACKの数が、構成されている閾値よりも少ない場合には、WTRUは、次の協調的再送信へ進む前に再び共有を実行する必要がある場合がある。
増幅および転送タイプの協調的方法に関しては、WTRUは常に、いずれの協調的再送信の前にも、協調セットWTRUとの間で、構成可能な回数だけ自身のデータを再共有してもよい。そのような方法においては、協調するWTRUは、いずれかの後の協調的再送信の前に、トランスポートブロックのいずれかの全ての以前に共有された送信を組み合わせてもよい。
別の例においては、圧縮および転送が、協調セットWTRUによって使用されてもよい。そのようなケースにおいては、協調セットWTRUは、自身のデータ間における相関関係を利用してもよい。例えば、センサのセットが、送信するためのデータを相関付けていることがある。協調セットWTRU間での、宛先へのデータの共有は、宛先におけるサイド情報でソースコーディングを使用することによって実行されてもよい。これは、共有リソースの最適な使用を可能にすることができる。
協調セット内の、または協調セットによってサービス提供されているWTRUは、ソースノード、例えばeNBからの協調的受信の後にDLデータを共有してもよい。WTRUは、ソースノード、例えばeNBから受信されたデータを自身が共有してもよいリソースを動的に割り当てられ得る。割り当ては、協調セット内の別のWTRUによって送信される共有グラント内にあってもよい。例えば、そのようなグラント送信は、協調セット内の協調的セットマスタWTRUによって集中化および送信されてもよい。
別の実施形態においては、共有リソースの分散スケジューリングの方法が使用されてもよい。例えば、WTRUは、自身がデータを共有することになるリソースを示す制御情報を、協調するWTRUへ動的にブロードキャストしてもよい。ブロードキャストされる送信は、事前に割り当てられたリソースを使用してもよい。そのようなリソースは、WTRU自律協調セット構成の間にWTRUによって自律的に決定または選択されていることがあり、またはそれらは、eNBによって割り当てられていることがある。
DLリソースの受信するためのWTRUを構成するために、改良されたDL割り当てが使用されてもよい。WTRUは、自身が自身のデータを受信および共有することができるリソースを動的に割り当てられてもよい。その割り当ては、eNBによって送信されるDL割り当て内にあってもよい。DL割り当ては、それがソースノード、例えばeNBからのデータを受信することができるリソース、協調セット内のその他のWTRUとの間でのデータの共有のために使用するためのリソース、すなわち、WTRUが、自身がソースから受信したものを共有することができるWTRU特有のリソース、および/またはその他のWTRUによって共有されているデータの受信のために使用するためのリソースのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
リソースは、リソースブロック割り当て、時間インジケーション、例えば、サブフレームのインジケーション、スクランブリングID、復調基準信号構成、変調およびコーディングスキーム、プリコーディング情報およびレイヤの数、ならびにデータの共有のための送信電力制御のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
協調セットのWTRU間でデータを共有するために使用されるDL割り当てが、WTRUのセット全体へ送信されてもよい。そのグラント内の情報は、WTRUに応じて別々に解釈されてもよい。例えば、WTRUは、受信されたデータをTDM方式で共有してもよい。そのようなケースにおいては、DL割り当ては、協調セット内のそれぞれの個々のWTRUが自身の受信されたデータをいつ共有することができるかに関する情報を含んでもよい。別の例においては、協調セット内のあらゆるWTRUは、WTRU特有のタイミングオフセット、例えば、DL割り当ての受信および/またはソースからのデータの送信とデータの共有との間における時間で事前に構成されてもよい。さらに、協調セット内の全てのWTRUは、共有されるデータの適切な受信を可能にするために、その他のWTRUのいずれのタイミングオフセットも認識してもよい。
DLデータは、WTRUによって共有されてもよい。復号および転送の協調的モードにおいては、協調するWTRUは、協調セット内のいくつかのまたは全てのWTRUのためにソースからデータを受信してもよい。成功して復号すると、協調セットWTRUは、自身が復号した全てのデータを、所定のもしくは事前に構成されたまたは動的に構成されるリソース内に含めて再送信してもよい。WTRU特有の共有リソースは、リソースブロック割り当て、時間インジケーション(例えば、サブフレーム)、スクランブリングID、復調基準信号構成、変調およびコーディングスキーム、プリコーディング情報およびレイヤの数、送信電力制御のうちの少なくとも1つから構成されてもよい。
成功して復号されたとみなされないいずれのデータも、WTRUによって共有されなくてよい。例えば、図4は、ラウンドロビン送信を使用してソースeNBからの協調的受信の後に協調的WTRU間で共有されるDLデータを示している。別の例においては、図5は、ソースeNBからの協調的受信の後に共同再送信を使用して共有されるDLデータを示している。
図4において示されている第1の例においては、協調セット内のあらゆるWTRUが、自身の受信したデータをTDM方式で共有してもよい。例えば、図4において示されているように、第1の時間インスタンス(time instance)、例えばサブフレーム1 402において、第1のWTRU408が、全ての成功して復号されたデータを、全ての関連する宛先WTRU410〜412のために再送信してもよい。第2の時間インスタンス、例えばサブフレーム2 404において、第2のWTRU410は、全ての成功して復号されたデータを、全ての関連する宛先WTRU408および412などのために、協調セット内のその他の全てのWTRUのために再送信してもよい。サブフレーム3 406において、例えば、第3のWTRU412は、データを第1および第2のWTRU408〜410へ再送信してもよい。この方法においては、それぞれのWTRUが、協調セット内の全てのWTRUから通信を受信している。
図5において示されている第2の例においては、協調セット内のWTRUは、受信されたデータ500を共有するために協調してもよい。それぞれのソースWTRUごとに、特有の共有リソースがあってもよい。そのようなリソースにおいては、適切なソースWTRUのための送信を成功して復号した全ての協調セットWTRUが、共同送信を使用してデータを共有してもよい。例えば、協調セットWTRUのサブセットが、第1のWTRUのためのデータを成功して復号することができ、そのサブセットは次いで、第1の共有リソースにおいて、例えばサブフレーム1 502において、共同方式でそのデータを共有してもよい。この方法においては、WTRU1 508およびWTRU2 510が、同一サブフレーム1 502の間にデータをWTRU3 512へ送信する。同様の送信が、サブフレーム2 504およびサブフレーム3 506において示されているように行われてもよい。サブフレーム2 504において、WTRU2 510およびWTRU3 512が、データをWTRU1 508へ送信する。サブフレーム3において、WTRU1 508およびWTRU3 512が、データをWTRU2 510へ送信する。適切な宛先WTRUがソースからの送信からのデータを成功して復号することができる場合には、それは、協調するWTRUによるデータのいずれの共有も回避してもよい。これは、全ての宛先WTRUが、協調セットWTRU間でのデータの共有の前にHARQ A/Nを最初に送信することを可能にすることによって、達成されてもよい。
協調するWTRUによって使用される共同送信は、分散ビームフォーミング、分散空間時間符号化、または分散多重化のうちの少なくとも1つを使用してもよい。協調的セット内の複数のWTRUの間における共同送信は、理想的なビームフォーミング重みの計算を必要とすることがある。これらのビームフォーミング重みは、協調的送信の前に複数のWTRUのそれぞれのWTRUとの間で共有される必要がある場合がある。共同送信の前に共有される必要がある場合があるその他の情報は、キャリアのインジケーション、キャリアアライメント(carrier alignment)、または1つもしくは複数のスマートアンテナの能力セットを含んでもよい。それぞれのWTRUが、スマートアンテナ構成を含む能力セットを共同送信の前に交換することが有益となることがある。これは、分散ビームフォーマに特に関連することがある。
別の例においては、増幅および転送の送信技術が、協調セットWTRUによって使用されてもよい。そのようなケースにおいては、全ての協調セットWTRUは、自身がソースから受信したソフト情報を共有してもよい。復号および転送の実施形態と同様に、受信されたデータの共有は、全ての協調セットWTRUにそれらの受信したソフト情報をブロードキャストさせることによって、または協調セットWTRUが、宛先WTRUごとに共同でソフト情報を送信するために協調することによって、行われてもよい。さらに、協調セットWTRUは、ソースへの自身のリンクのためのチャネル推定値を共有してもよい。そのようなチャネル推定は、宛先WTRUと協調セットWTRUとの間におけるリンクのチャネル推定とともに、ソースWTRUにおける復号を改善するために使用されてもよい。
増幅および転送の実施形態においては、WTRUは、使用するための増幅係数で構成されてもよい。その構成は、共有送信グラント内に含まれてもよく、MAC、無線リソース制御(RRC)、またはPLCPレイヤメッセージにおいて受信されてもよい。別の実施形態においては、1つまたは複数の増幅係数が、半静的に構成されてもよい。別の実施形態においては、1つまたは複数の増幅係数は、特有の宛先WTRU要件に依存してもよく、好ましい値は、宛先WTRUによって示されてもよい。別の例においては、WTRUが、1つまたは複数の増幅係数を、一実施形態においては利用可能な送信電力に応じて自律的に決定してもよい。
別の例においては、圧縮および転送が、協調セットWTRUによって使用されてもよい。そのようなケースにおいては、協調セットWTRUは、自身の受信した信号間における相関関係を利用してもよい。協調セットWTRU間での、宛先WTRUへのデータの共有は、宛先におけるサイド情報でソースコーディングを使用することによって実行されてもよい。これは、共有リソースの最適な使用を可能にすることができる。圧縮は、ヘッダ圧縮、ペイロード圧縮、またはヘッダ圧縮およびペイロード圧縮の組合せを含んでもよい。例示的な圧縮アルゴリズムは、ビデオ/音声用途のためのロッシーアルゴリズムを含む。代わりに、圧縮アルゴリズムは、データ用途のためのロスレスアルゴリズムを含んでもよい。本明細書において開示されている実施形態によって採用することができるいくつかの例示的な圧縮アルゴリズムは、Lempel−Ziv、Zip、Gifなどを含む。選択される圧縮アルゴリズムは、協調的セット内の1つまたは複数のWTRUによってネゴシエートされてもよい。
ソースノードは、空間多重化を使用して協調セットに送信してもよい。そのようなケースにおいては、送信レイヤの数は、いずれかの協調セットWTRU上のアンテナの数の最小値として決定されてもよい。これは、あらゆる協調セットWTRUが、空間多重化されたチャネルの検知および復号を試みることができることを可能にすることができる。協調セットWTRUは次いで、自身が受信した、かつ潜在的に復号されている、適切な宛先WTRUへの送信を共有するために、本明細書において提示されているいずれかの共有方法を使用してもよい。別の例においては、ソースノードは、少なくとも1つの協調セットWTRUのアンテナの数よりも多い複数の空間レイヤを使用してもよい。例えば、空間レイヤの数は、協調セット内の受信アンテナの総数に一致することがある。そのようなケースにおいては、復号は集中化されてもよく、それによって、全ての協調セットWTRUは、ソフト情報を中央復号ノードと共有してもよく、その後にそのノードは、次いでデータを復号し、意図されている宛先WTRUと共有する。別の例においては、全てのソフト情報は、全ての宛先WTRUとの間で共有されてもよい。次いでそれぞれの宛先WTRUは、自身の意図されているデータを復号してもよい。別の例においては、分散復号が、協調セットWTRUによって採用されてもよい。そのようなケースにおいては、第1の協調セットWTRUが、復号を試みて、自身のソフト復号された情報を第2の協調セットWTRUへ転送してもよい。第2の協調セットWTRUは、第1のWTRUからのソフト情報を、自身の受信した送信とともに使用して、復号を試みてもよく、自身のソフト復号された情報を第3の協調セットWTRUへ転送してもよい、などである。少なくとも1つの宛先WTRUのためのデータを成功して復号すると、協調セットWTRUは、復号されたデータを、意図されている宛先WTRUと共有してもよい。
実施形態においては、全二重対応WTRUは、共有されたデータの同時送信および受信が可能であってもよい。例えば、それぞれのソースWTRUは、自身が自身のデータを協調セットWTRUと共有することができるリソースのセットを与えられてもよい。リソースのセットは、シンボルのセット(すなわち、TDMを使用する)、サブキャリアのセット(すなわち、FDMを使用する)、またはそれら2つの組合せ(すなわち、FDM+TDMもしくはCDMを使用する)であってもよい。全二重共有の能力は、共有段階の時間が低減されることを可能にすることができ、したがって、2段階協調に存在する全体的な待ち時間を低減させることができる。
非直交のアクセススキームが、共有段階において使用されてもよい。例えば、それぞれのソースWTRUは、自身のデータを共有するために疎コード多重アクセス(SCMA)コードブックを割り当てられ得る。進んだ受信機を使用する全二重協調セットWTRUは、その他のソースWTRUからの共有されたデータを復号する一方で、別々のSCMAリソースを使用して自身のデータを共有することが可能であってもよい。
WTRUの協調セットは、様々な協調的送信モードを使用して、データを宛先へ、例えばeNBへ送信してもよい。協調的送信モードは、構成可能であってもよく、一実施形態においては、例えば、改良されたULグラント、もしくは協調的送信専用のグラントにおいて動的に行われてもよく、または別の実施形態においては、半静的に行われてもよい。協調的送信モードの例が以下で提供される。
分散空間時間ブロックコード(STBC)送信が、協調的送信モードの例である。この送信モードにおいては、ダイバーシティ利得が最大化されてもよい。WTRUの協調セットの間でデータを共有した後に、WTRUは、自身のアンテナポートが全体的な送信システムのサブセットであるかのようにSTBCを構築してもよい。例えば、WTRUiがni個の送信アンテナポートを有する場合には、協調セットSが、合計でnT=Σi∈Si個の送信アンテナポートを有する。送信アンテナポートの総数nTに応じて、STBCによって達成可能な最大レートは変動することがあることに留意されたい。達成可能な最大レートは、r=nT+2/2nTによって決定される。したがってSTBCの長さは、協調セットのサイズと、そのセット内でデータを送信するソースWTRUの数とに依存してもよい。例えば、2つのWTRUからなるセットが存在し、それぞれが1つの送信アンテナを有する(nT=2である)場合には、最大レートは、r=1である。このケースにおいては、下記のように定義されているAlamoutiコードが使用されてもよい。
Figure 2019506055
1は、第1のWTRUからのシンボルであり、c2は、第2のWTRUからのシンボルである。適切なコーディングのために、協調セット内の全てのWTRUは、その他の全てのWTRUに知られているインデックスを割り当てられてもよい。
Tまたはniの別々の値に関して、特有のコーディング構造が定義されてもよい。nT>2に関してはr=1でなくてもよいので、特定のアンテナポートでの特定のシンボルの時間における繰り返しが必要とされる場合があることに留意されたい。例えばnT=3に関しては、STBCは、下記のように定義されてもよい。
Figure 2019506055
いくつかのSTBC構造においては、複数の送信アンテナに対する複数の送信される情報シンボルの1対1のマッピングがなくてもよい。したがって、複数のWTRUへのシンボルの均一な分散がなくてもよい。例えば、nT=3に関するSTBCの場合には、4つの情報シンボル(c1,c2,c3,およびc4)がある。それぞれが単一のアンテナを有する3つのWTRUが、分散されたnT個の送信アンテナを形成していると想定される場合には、1つのWTRUが、2つの情報シンボルをその他のWTRUの単一の情報シンボルへ送信することを許可されてもよい。情報シンボルの数を均一にするために、協調セットWTRUへのそれぞれのciのマッピングは、サブキャリアごと、またはリソースブロック(RB)ごとであってもよい。例えば第1のサブキャリアにおいては、c1が、第1のWTRUに関するシンボルであり、c2が、第2のWTRUに関するシンボルであり、c3およびc4が、第3のWTRUに関するシンボルである。第2のサブキャリアにおいては、c1が、第1のWTRUに関するシンボルであり、c2およびc4が、第2のWTRUに関するシンボルであり、c3が、第3のWTRUに関するシンボルである。第3のサブキャリアにおいては、c1およびc4が、第1のWTRUに関するシンボルであり、c2が、第2のWTRUに関するシンボルであり、c3が、第3のWTRUに関するシンボルである。STBCにおける、実施形態においては、サブキャリアごとの、またはPRBごとの、またはサブフレームごとの、WTRUへのシンボルのマッピングは、例えば、協調セットの形成時に、または協調的送信モードの構成時に、または協調セットの再構成時に、半静的に行われてもよい。別の例においては、WTRUへのシンボルのマッピングは、動的に、例えばULグラントの一部として行われてもよい。さらに、WTRU特有のアンテナポートへの分散アンテナポートのマッピングは、例えば、協調セットの形成時に、または協調的送信モードの構成時に、または協調セットの再構成時に半静的に行われてもよい。別の例においては、WTRU特有のアンテナポートへの分散アンテナポートのマッピングは、動的に、一実施形態においてはULグラントの一部として行われてもよい。
準直交STBCが分散方式で使用されて、部分ダイバーシティ利得を提供する一方でフルレートを達成することができる。Q−STBCはしたがって、WTRU特有のアンテナポート番号への情報シンボルのシンプルな1対1のマッピングを有してもよい。例えば、nT=4に関するQ−STBCは、4つの情報シンボルを使用してもよい。したがって、それぞれのWTRUは、アンテナポートごとに情報シンボルで指定されてもよい。
分散ビームフォーミングが、協調的送信モードの別の例である。このケースにおいては、全てのソースWTRUからのデータは、構成可能な数のレイヤ、例えば、1つまたは2つのレイヤに連結されてもよい。協調セットのあらゆるWTRUは、自身のアンテナポート上でレイヤの適切なプリコーディングを使用してもよい。分散プリコーディングが、動的に、一実施形態においては、協調的送信のためのULグラントにおいて、WTRUに示されてもよい。別の例においては、分散プリコーディングは、全ての協調セットWTRUに知られている事前に決定されたパターンで時間とともに変動することがある。
分散MIMOが、協調的送信モードの別の例である。そのような方法においては、ソースWTRUのデータは、特有のレイヤにそれぞれ割り当てられてもよい。レイヤからアンテナポートへのマッピングは、ソースWTRUが協調段階において自身のWTRU特有のアンテナポート上で自身のデータのうちのいずれも再送信しないことを確実にする方法で構成されてもよい。さらに、レイヤからアンテナポートへのマッピングは、時間とともに変動してもよく、構成可能な方式で変更されてもよい。この実施形態は、共有段階の間に送信されたデータを宛先が受信することができる場合には、宛先でのダイバーシティにおける増大を可能にすることができる。さらに、この実施形態は、最良のコーディングレートを提供してもよい。例えば、あらゆるソースWTRUが、送信するためのx個のシンボルを有している場合には、分散MIMOは、そのWTRUのために合計で16個のOFDMシンボル、例えば、共有段階において8つのOFDMシンボル、および協調段階において8つのOFDMシンボルを必要とする場合がある。代わりに、共有段階において、協調段階よりも不均一な数のOFDMシンボルが使用されてもよい。不均一な数のシンボルは、それぞれの段階に対して別々の変調およびコーディングレートが使用されることを可能にすることができる。さらなる冗長性を共有段階または協調段階のうちの一方に含めることが有益となることがある。
協調的送信モードの別の例は、分散再送信モードと呼ばれてもよい。ここでは、協調的WTRUは、共有されたデータを復号し、そのデータを協調的送信のために再符号化してもよい。協調的送信のために使用される符号器は、共有された送信のために使用された符号器と同一であってもよい。代わりに、協調的送信のために使用される符号器は、共有された送信のために使用された符号器とは異なってもよい。例えば、協調的送信は、共有段階において使用された冗長性バージョンとは異なる冗長性バージョンを使用してもよい。
例においては、宛先ノード、例えばeNBが、共有段階の間にソースWTRUからの送信を受信してもよい。宛先は次いで、自身がデータを成功して復号したかどうかを決定してもよい。宛先は、データが成功して復号された場合には、ACKをソースWTRUへ、および一実施形態においては、協調するWTRUへ送信してもよい。宛先は、自身がデータを成功して復号しなかった場合には、否定応答(NACK)をソースWTRUへ、および一実施形態においては、協調するWTRUへ送信してもよい。協調するWTRUによってNACKが受信された場合には、協調的段階が生じてもよい。さらに、協調的段階は、別々の冗長性バージョンの送信を可能にすることができる。
協調セットWTRUは、1つまたは複数のソースWTRUからの送信および/または再送信についてリッスンまたは監視し、そうした送信および/または再送信を復号することを試みてもよい。送信を成功して復号すると、一実施形態においては、累積された送信を使用することによって、協調セットWTRUは、将来の再送信の協調的送信に参加してもよい。例えば、第1の送信は、ソースWTRUからのものであってもよく、第1の再送信は、ソースWTRU、ならびに第1の送信を成功して復号したいずれかの協調セットWTRUによるものであってもよく、次なる再送信は、ソースWTRU、および第1の送信を成功して復号した協調セットWTRU、および第1の再送信の後に成功して復号したその他のいずれかの協調セットWTRUによるものであってもよい、などである。これは、宛先がACKを送信するまで継続してもよい。
図6は、分散再送信の例を示しており、この場合、協調セットWTRUは、送信されたデータを自身が成功して復号した場合にのみ再送信に参加する。図6は、WTRU604〜608のセットが、単一のソースWTRU604のためのデータを送信するために協調しているところを示している。宛先eNB602がデータの成功した受信を確認応答するまで、再送信が行われる。このケースにおいては、協調するWTRUの別々のセットによって別々の冗長性バージョン(RV)が送信されてもよい。いずれの協調的送信も、本明細書において記述されているモードのうちのいずれかを使用してもよいことに留意されたい。第1の送信において、第1の冗長性バージョンRV610が、WTRU604によってWTRU606〜608およびeNB602へ送信される。NACK612が受信された場合には、WTRU604は、第2の冗長性バージョンRV614を送信してもよい。WTRU604は、WTRU606とともにRV614を送信してもよく、この場合、この例においては、WTRU606は、WTRU604からの第1の送信を成功して受信し、WTRU608は、WTRU604からWTRU608およびeNB602の両方への第1の送信を成功して受信しなかったことが想定される。このケースにおいては、WTRU608は、データを成功して受信するための別の機会を有する。RV2 614に関してNACK616が受信された場合には、第3のRV618が使用されてもよい。RV3 618においては、WTRU606〜608はそれぞれ、WTRU604からのデータの送信を成功して受信しており、そのデータをeNB602へ同時に送信してもよい。RV3 618によって示されている方法は、総送信電力の点でコストがかかる場合があるが、それは、ネットワークにおいて利用可能な最もロバストな送信をもたらす。
いずれの再送信機会に関しても、再送信は、単一の段階で達成されてもよい。例えば図6において、RV2に関して、送信するWTRUは、宛先eNBによって許可されたリソース上で送信してもよい。加えて、送信を受信するWTRUは、同一リソース上でリッスンしていてもよい。
別の例においては、再送信機会は、2段階アプローチを使用してもよい。そのようなケースにおいては、再送信は、第1の段階(ここでは、データを以前に成功して復号した協調セットWTRUが、一実施形態においてはソースWTRUとともに、共有リソース上で送信してもよい)と、第2の段階(ここでは、データを以前に成功して復号した全ての協調セットWTRUが、データを最も直近に成功して復号したあらゆる新たな協調セットWTRUとともに、ソースWTRUとともに、協調的送信リソース上で送信してもよい)とから構成されてもよい。
協調的再送信プロセスをさらに示す例が、図7において示されている。図7Aは、WTRU702からのデータ送信を受信している3つのWTRU704〜708を示している。WTRU704からのNACKを受信すると、図7CにおいてWTRU704とeNB710との間に矢印がないことによって示されているように、eNB710への対応する協調的送信にWTRU704がもはや参加しないことの決定が行われることがある。図7Cは、協調的送信を示しており、それによって、第5のWTRU712が、協調的送信リソースを使用して協調的送信ステージの間にデータを受信する。最後に、図7Dは、WTRU702、706、708、および712がeNB710への再送信することを示している。WTRU704はステップBにおいてNACKを送信したので、WTRU704は送信グループから除外されていることに留意されたい。代わりに、WTRU704がステップCにおいて送信を受信していた場合、WTRU704は、ステップDにおいて示されている送信に参加している場合がある。WTRU712は図7Cにおいてデータを成功して復号したので、WTRU712は、図7Dにおいて示されているように成功して追加されている。
ファウンテンコード再送信が、協調的送信モードの分散再送信の別の例である。ここでは、WTRUが、レートレスコーディング(rateless coding)を使用して、例えばファウンテンコードを使用して、自身のデータを送信してもよい。WTRUは、自身のデータをコードブロックのセットへと符号化してもよく、それによって、(N個の合計の送信されたコードブロックからの)K個の正しく復号されたコードブロックのいずれかのセットの受信も、宛先ノードがデータ全体を適切に復号することを可能にすることができる。協調セットWTRUが、宛先ノードeNBと比較された場合に、K個の正しく復号されたコードブロックを入手するために、より少ない合計の送信されたコードブロックNを必要とする場合がある。そのようなシナリオにおいては、共有段階は、N1個の送信されるコードブロックの送信から構成されてもよい。(N1個の送信されたコードブロックからの)少なくともK個の正しく復号されたコードブロックを入手することができるいずれかの協調セットWTRUはしたがって、オリジナルのソースWTRUの送信を決定してもよい。そのような協調セットWTRUは次いで、宛先ノードへの共同送信を実行してもよい。共同送信は、N2個のコードブロックのセットの送信であってもよい。N2個のコードブロックは全て、全ての協調セットWTRUによって送信されてもよい。別の例においては、いくつかのまたはあらゆる協調セットWTRUが、一実施形態においてはソースWTRUとともに、N2個のコードブロックのサブセットを送信してもよく、それによって、全ての送信されたコードブロックの結合が、N2個のコードブロックのセットを形成する。
1およびN2の値は、フィードバックに基づいて、またはリンクアダプテーションに基づいて決定されてもよい。例えば、最良の協調セットWTRUが、少なくともK個のコードブロックを正しく復号することができる確率が、特定の要件(例えば、10回のうち9回)を達成することを保証することによって、N1が決定されてもよい。最良の協調セットWTRUが、復号確率を達成するために最も低いN1を必要としたものである場合、少なくともS個の協調セットWTRUが、特定の要件を達成する少なくともK個のコードブロックを正しく復号する確率を有することを保証することによって、N1が決定されてもよい。全ての協調セットWTRUが、特定の要件を達成する少なくともK個のコードブロックを正しく復号する確率を有することを保証することによって、N1が決定されてもよい。
例えば、宛先ノードがN1+N2個の送信からK個のコードブロックを正しく復号することができる確率が特定の要件を達成するような適切なHARQオペレーティングポイントを達成するようにN2の値が決定されてもよい。
別の実施形態においては、ソースWTRUが、事前に決定されたリソース上でコードブロックを送信してもよい。いくつかのまたは全ての協調セットWTRUが、送信されたコードブロックを復号することを試みてもよい。K個のコードブロックを正しく復号すると、協調セットWTRUは、ソースWTRU、およびK個のコードブロックを以前に正しく復号したその他のいずれかの協調するWTRUとの共同方式で次のコードブロックを送信することを開始してもよい。ソースWTRUおよび協調セットWTRUは、N個の合計コードブロックが送信されるまで、コードブロックを送信することを継続してもよく、Nの値は、適切なHARQオペレーティングポイントを達成するように決定されてもよい。
協調的サブフレームが提供される。WTRU、例えば、協調セット内のWTRUが、協調的送信、または協調的共有、または協調的再送信の使用のための送信パラメータで構成されてもよい。そのようなパラメータは、サブフレーム構成、サブバンドもしくは帯域幅部分のセット、スペクトルオペレーティングコード(SOM)、または協調的C−RNTIのうちの少なくとも1つを含んでもよい。共有送信または協調的送信のための別々の値を有するC−RNTIのセットがあってもよい。協調的C−RNTIは、任意選択で協調的セット識別子に関連付けられてもよい。
それに応じて、サブフレーム構成が提供される。協調を使用するWTRU、例えば、ソースWTRU、宛先WTRU、または協調セットWTRUは、協調のためのサブフレーム構成で構成されてもよい。そのようなサブフレーム構成は、複数の領域から構成されてもよく、それぞれのサブフレーム領域は、サブフレーム内のシンボルのセットとして定義されてもよい。例えば、協調のためのサブフレーム構成は、制御情報のための第1の領域、データの共有のために使用されるチャネルの送信および/もしくは受信のための第2の領域、共有されたデータのフィードバックを送信するために使用されるチャネルのための第3の領域、データの協調的(再)送信のために使用されるチャネルのための第4の領域、またはデータの協調的(再)送信のフィードバックを送信するために使用されるチャネルのための第5の領域の任意の組合せを含んでもよい。
いくつかのサブフレーム領域は、協調的サブフレームの直接隣接したシンボルの上で機能してもよい。そうでない場合には、ガード期間、例えば、シンボルの一部が、隣接した領域を区切ってもよい。
図8は、複数領域協調的サブフレーム800の例を示している。例示的なフレームは、制御領域802、共有データ送信/受信領域804、フィードバック領域806、協調的(再)送信領域808、および協調的(再)送信のフィードバック領域810を含む。例示的なサブフレーム構造は、合計時間長、および個々の領域802〜810に対応する時間長の両方の点で逸脱することがあることに留意されたい。サブフレームは、縮尺どおりに描かれてはいないが、データ共有および協調的(再)送信のために使用される時間長は、制御およびフィードバックに使用される時間よりも長い可能性が高い。データを共有するために使用されるチャネルの送信および/または受信のために使用されるシンボルのセットは、本明細書において説明されている共有方法のうちのいずれかを再利用してもよい。例えば、領域はTDM方式で区切られ、それぞれのソースWTRUが自身のデータを直交リソースにおいて共有することを可能にすることができる。別の例においては、WTRUが全二重動作に対応できる場合には、領域は、FDMまたはCDM/TDM+FDM(SCMAなどの方法を含む)方式で区切られてもよい。そのような実施形態においては、それぞれのソースWTRUは、データの送信のためのサブキャリアおよびシンボルの1つのセット、または1つのCDMコード、ならびにデータの受信のためのサブキャリアおよびシンボルのセット、またはCDMコードのセットを割り当てられてもよい。
共有されたデータのフィードバックを送信するために使用されるシンボルのセットは、TDM、FDM、FDM+TDM、CDM、または非直交の複数のアクセス(例えば、SCMA)方式で区切られてもよい。それぞれのリソースは、ソースWTRUの送信に結び付けられてもよい。一実施形態においては、1つまたは複数の協調セットWTRUが、領域においてソースWTRUのリソースを使用して、成功した受信のACKを送信してもよい。そのような実施形態においては、リソース上で送信がないことを検知することによって、NACKが黙示的に決定されてもよい。WTRUが、自身の共有された送信に割り当てられているこの領域内のリソースをリッスンして、その他のいずれかの協調セットWTRUが自身の共有されたデータを成功して復号したかどうかを決定してもよい。複数の協調セットWTRUが、WTRUの共有されたデータを成功して復号した場合には、それらは全て、共同送信方法を使用して、または協調的方式でACKを送信してもよい。ソースWTRUによるACKの受信は、ソースWTRUに対して、自身のデータが協調的方式で再送信されることを示してもよい。
データの協調的(再)送信のために使用される領域に関して、WTRUは、自身のデータのみを再送信してもよく、協調セットデータを協調的方式で送信してもよく、またはサイレントなままであってもよい。WTRUが自身のデータのみを再送信する場合には、その再送信は、異なる冗長性バージョンを使用してもよい。WTRUは、それが協調セットWTRUではなくソースWTRUのみである場合に、このオプションを選択してもよい。WTRUは、それが協調セットWTRUであり、その他のいずれのソースWTRUの共有された送信も成功して復号していない場合に、このオプションを選択してもよい。WTRUは、それが協調セットWTRUであり、自身の共有された送信をその他の協調セットWTRUが成功して復号していない場合に、このオプションを選択してもよい。
WTRUは、そのWTRUが協調セットWTRUであり、少なくとも1つのその他のソースWTRUの共有された送信を成功して復号している場合に、協調セットデータを協調的方式で送信するオプションを選択してもよい。
WTRUは、そのWTRUが、(再)送信するためのいずれのデータも有していない場合に、およびそれが、少なくとも1つのその他のソースWTRUの共有された送信を成功して復号することができない場合に、サイレントにするオプションを選択してもよい。
例えば、2段階協調方法は、TDM方式で達成されてもよい。これは、全体的な送信に待ち時間を加えることがある。待ち時間を低減するために、2段階協調は、タイムスロットベースで実行されてもよい。WTRUは、自身のデータをサブフレームの第1のタイムスロットにおいて共有してもよく、協調的送信は、一実施形態においては同一、サブフレームの第2のタイムスロットにおいて行われてもよい。
WTRUは、そのWTRUがデータを協調セットWTRUと共有することができる特定のタイムスロットを示す共有リソースを許可されてもよい。共有グラントは、宛先eNBから送信されてもよい。さらに、共有グラントは、ソースWTRUがデータを共有することができるリソースを決定するために、協調セット内のいくつかのまたは全てのWTRUによって受信されてもよい。ソースWTRUがデータを共有することができるリソース(タイムスロットを含む)を協調セットWTRUに示す協調的ULグラントがあってもよい。例においては、タイムスロット共有グラントおよびタイムスロット協調的グラントは、単一の改良されたULグラントに組み合わされてもよい。
同時の共有および協調のための方法が提供される。例においては、協調的サブフレームの別々の領域は、完全に直交していなくてよい。それぞれの領域の長さは、全ての協調セットWTRUに関して固定されていることおよび/もしくは同一であることが可能であり、またはそれぞれの段階の長さは、それぞれのWTRUごとに異なることが可能であり、協調セットWTRUが、1つのソースWTRUの共有されたデータを復号しているかどうか、協調セットWTRUが、複数のソースWTRUの共有されたデータを復号しているかどうか、例えば、協調セットWTRUが、全てのソースWTRUのデータを復号しているかどうか、もしくは協調セットWTRUが、ソースWTRUの共有されたデータの所定のセットを復号しているかどうか、もしくは協調セットWTRUが、事前に決定された数のソースWTRUのデータを復号しているかどうか、ソースWTRUの共有されたデータが、少なくとも1つの協調セットWTRUによって復号されている場合に、ソースWTRUが共有段階を終了してもよいかどうか、より高いレイヤによって受信された構成のうちの少なくとも1つによって、もしくは測定の結果に基づいて決定されてもよい。例えば、WTRUは、測定に基づいて、自身が特定の長さの時間にわたって、またはリソースの特定のセットにわたって自身のデータを共有する必要があることを決定してもよい。
一実施形態においては、別々の協調セットWTRUが協調的段階を開始する時間は、全ての協調セットWTRUに関して同一である必要はない。したがって、第1の協調セットWTRUの共有領域と、第2の協調セットWTRUの協調領域との間には、重なりがあってもよい。
この実施形態はまた、レガシーサブフレームの使用に適用可能であってもよい。例えば、いくつかの実施態様においては、共有段階は、複数のサブフレームにわたって持続してもよく、その後に、やはり複数のサブフレームにわたって持続してもよい協調的段階が続いてもよい。それぞれの段階の長さは、協調的サブフレームに関して本明細書において挙げられているのと同様の基準に基づいて固定されてもよく、または可変であってもよい。
同時の共有および協調は、共有(再)送信および協調的(再)送信のために、異なる複数のアクセスリソースを、一実施形態においては同一サブフレームで割り当てることによって達成されてもよい。そのような複数のアクセスリソースは、直交または非直交、例えばSCMAを使用することであってもよい。例えば、協調セットWTRUは、第1のSCMAコードワードまたは拡散シーケンスを使用して、自身のデータを共有してもよく、適切な時点で、それは、第2のSCMAコードワードまたは拡散シーケンスを使用して、自身がその他のソースWTRUから復号したデータを協調的に送信してもよい。WTRUは、そのWTRUが協調的送信を開始したときに、例えば、一実施形態においては、第1のSCMAコードワードまたは拡散シーケンスを依然として使用することによって、データを引き続き共有してもよい。
協調的プリコーディングの方法が提供される。例えば、DL協調的受信フィードバックおよびUL協調的送信プリコーディングが提供される。DL協調的受信フィードバックのケースにおいては、WTRU、例えば、協調セットWTRUではない宛先WTRUが、非協調的受信仮説に基づいてCSIをeNBへフィードバックしてもよい。例えば、WTRUは、様々なCSIプロセスの定期的なおよび不定期のフィードバックレポートで構成されてもよい。構成されたCSIプロセスのうちの1つまたは複数は、協調セットと宛先WTRUとの間におけるリンクに関するCSIフィードバックを可能にすることができる。そのような構成は、WTRUにとってトランスペアレントであってもよい。協調セットCSIプロセスは、協調セット基準信号の構成を必要とすることがある。
協調セットWTRU、例えば、宛先WTRUであってもよく、またはそうでなくてもよいWTRUが、協調的受信仮説に基づいてCSIをeNBへフィードバックしてもよい。そのようなフィードバックレポートは、いくつかのまたは全ての協調セットWTRUによって分散方式で決定されてもよい。例えば、それぞれのWTRUは、eNBによる送信パラメータの好ましいセット、例えば、ランク、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダなどを決定してもよく、適切なフィードバックレポートをそれぞれフィードバックしてもよい。別の例においては、フィードバックレポートの決定は、集中化された方式で行われてもよい。例えば、協調セットWTRUは、構成された基準信号を含む信号上で取られた測定値を共有してもよい。1つまたは複数の中央ノード、例えば、1つまたは複数の協調するWTRUが、フィードバックレポートを算出してもよい。フィードバックレポートは、そのフィードバックレポートを算出した1つまたは複数のWTRUによって送信されてもよい。別の例においては、フィードバックレポートは、協調セット内の1つまたは複数のフィードバック報告ノードによって送信されてもよい。この実施形態に関しては、フィードバックレポートの共有は、それらのレポートをeNBへフィードバックする前に必要とされることがある。
UL協調的送信プリコーディングのケースにおいて、UL協調セットが宛先eNBに知られている場合には、UL協調グラントは、使用すべき適切な協調的送信プリコーダを協調セットに示してもよい。その一方で、eNBがWTRUに関する協調セットを認識していない、または協調の使用すら認識していないケースに関しては、協調セットWTRUは、プリコーディングを選択してもよい。協調セットWTRUは、ソースWTRUのプリコーダ情報を使用してもよい。協調セット内のいずれのソースWTRUも、自身の送信のためのULグラントを提供されてもよい。WTRUは、自身の送信のためにプリコーダ情報を、おそらくは、スケジューリング期間内に行われる任意の協調的送信とともに使用してもよい。スケジューリング期間は、ULグラントが受信される瞬間から、ULグラントの協調的送信が実行される瞬間までの全てのサブフレームを含むタイム期間と解釈されてもよい。
例えば、WTRUが、サブフレームnにおいてULグラントを受信し、サブフレームn+k1において自身のデータを共有してもよく、協調セットは、サブフレームn+k1+k2において協調的に送信してもよい。協調セットWTRUが、サブフレームn+k1+k2における協調的送信のためにnからn+k1+k2のウィンドウ内で自身のUL送信のうちのいずれかのために入手されたプリコーダを使用してもよい。協調セットWTRUは、別々の協調的送信ごとに、可能なプリコーダのセットを循環(cycle through)してもよい。可能なプリコーダのセットは、一実施形態においてはeNBによって、構成されてもよい。
上では特徴および要素が特定の組合せで記述されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組合せで使用されることが可能であることを当業者なら理解するであろう。加えて、本明細書において記述されている方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施されてもよい。コンピュータ可読メディアの例は、(有線接続または無線接続を介して送信される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気メディア、光磁気メディア、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光メディアを含むが、それらには限定されない。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおける使用のために無線周波数送受信機を実施するために、ソフトウェアと関連付けられているプロセッサが使用されてもよい。

Claims (20)

  1. 第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される複数段階協調的データ送信のための方法であって、
    発展型Node B(eNB)から前記第1のWTRUによって、協調的セットIDを含む協調的セット構成情報を受信するステップと、
    前記eNBから前記第1のWTRUによって、共有段階において第1のデータ送信についてのリソース割り当てを受信するステップと、
    前記受信されたリソース割り当てに示されるリソースを使用して、前記共有段階の間に前記第1のデータ送信を送信するステップと、
    前記第1のWTRUによって、前記共有段階の間に少なくとも第2のWTRUから第2のデータ送信を受信するステップと、
    前記第2のデータ送信が前記第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、協調的送信段階の間に、前記第2のWTRUと協調して第3のデータ送信を送信するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記第3のデータ送信は、前記eNBに送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記共有段階の間に、第4のデータ送信が第3のWTRUから前記第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、前記第3のWTRUと協調して前記第4のデータ送信の第4のデータを再送信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記eNBから前記第1のWTRUによって、前記第1のデータ送信に対応する確認応答または否定応答を含むフィードバック情報を受信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記第3のデータ送信は、
    前記第1のデータ送信に対応する第1のデータと、
    前記第2のデータ送信に対応する第2のデータと、を含み、
    前記第1のデータおよび第2のデータは、決定された時間インスタンスにおいて送信される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記eNBから前記第1のWTRUによって、前記決定された時間インスタンスのインジケーションを有する制御メッセージを受信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 強調するセットマスタから前記第1のWTRUによって、前記決定された時間インスタンスのインジケーションを有する制御メッセージを受信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記受信された確認応答が前記第3のデータ送信の成功した受信を示すことを条件に、前記第1のデータを前記eNBに再送信しないステップをさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 複数段階協調的データ送信のために構成された第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
    発展型Node B(eNB)から前記第1のWTRUによって、協調的セットIDを含む協調的セット構成情報を受信するように構成された受信機と、
    前記eNBから前記第1のWTRUによって、共有段階において第1のデータ送信についてのリソース割り当てを受信するように構成された前記受信機と、
    前記受信されたリソース割り当てに示されるリソースを使用して、前記共有段階の間に前記第1のデータ送信を送信するように構成された送信機と、
    前記第1のWTRUによって、前記共有段階の間に少なくとも第2のWTRUから第2のデータ送信を受信するように構成された前記受信機と、
    前記第2のデータ送信が前記第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、協調的送信段階の間に、前記第2のWTRUと協調して第3のデータ送信を送信するように構成された前記送信機と
    を備えたことを特徴とするWTRU。
  10. 前記第3のデータ送信は、前記eNBに送信されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
  11. 前記共有段階の間に、第4のデータ送信が第3のWTRUから前記第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、前記第3のWTRUと協調して前記第4のデータ送信の第4のデータを再送信することを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
  12. 第3のWTRUが前記共有段階の前記第1のデータ送信の復号に成功することができないことを条件に、前記第3のデータ送信は、前記第3のWTRUではなく前記第2のWTRUと協調して送信されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
  13. 前記第3のデータ送信は、
    前記第1のデータ送信に対応する第1のデータと、
    前記第2のデータ送信に対応する第2のデータと、を含み、
    前記第1のデータおよび第2のデータは、決定された時間インスタンスにおいて送信される
    ことを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
  14. 前記eNBから前記第1のWTRUによって、前記決定された時間インスタンスのインジケーションを有する制御メッセージを受信するように構成された前記受信機をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
  15. 強調するセットマスタから前記WTRUによって、前記決定された時間インスタンスのインジケーションを有する制御メッセージを受信するように構成された前記受信機をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
  16. 前記WTRUによって、前記第1のデータ送信に対応する確認応答または否定応答を含むフィードバック情報を受信するように構成された前記受信機をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
  17. 第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される複数段階協調的データ送信のための方法であって、
    協調的セットマスタから前記WTRUによって、協調的セットIDを含む協調的セット構成情報を受信するステップと、
    前記協調的セットマスタから前記WTRUによって、共有段階において第1のデータ送信についてのリソース割り当てを受信するステップと、
    前記受信されたリソース割り当てに示されるリソースを使用して、前記共有段階の間に前記第1のデータ送信を送信するステップと、
    前記第1のWTRUによって、前記共有段階の間に少なくとも第2のWTRUから第2のデータ送信を受信するステップと、
    前記第2のデータ送信が前記第1のWTRUによって成功して受信されることを条件に、協調的送信段階の間に、前記第2のWTRUと協調して第3のデータ送信を送信するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  18. 前記第3のデータ送信は、発展型Node B(eNB)に送信されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 第3のWTRUが前記共有段階の間に送信されたデータを成功して復号することを条件に、前記第3のデータ送信は、前記第2のWTRUおよび前記第3のWTRUと協調して送信されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 第3のWTRUが前記共有段階の間に送信されたデータを成功して復号することができないことを条件に、前記第3のデータ送信は、前記第3のWTRUではなく前記第2のWTRUと協調して送信されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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