JP2019505151A - ヘッドホン及びヘッドホンケーブルのセット - Google Patents

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Abstract

本発明はヘッドホン(10)のセットに関し、特に、MP3プレーヤ、MP4プレーヤ、携帯電話、スマートフォン、e−ブックリーダ、タブレットコンピュータ等のパーソナルメディア装置で用いられてもよい一対のイヤーピース(14)を含むヘッドホンのセットに関するものである。ヘッドホンのセット(10)は、可撓性ケーブル(16)によってイヤーピースに連結されるジャックプラグ(12)を有し、可撓性ケーブルは、2つの信号線及び各々の1つの信号線を持つ2つの分岐ケーブル(22a、b)を担持する主ケーブル(20; 120; 220)を含む。保持装置(40)は分岐ケーブル上に移動可能に載置され、共に分岐ケーブルを保持する。受容装置(56; 256)はジャックプラグの一部を受容するために提供され、受容装置は保持装置から分離している。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドホンのセットに関し、特に、MP3プレーヤ、MP4プレーヤ、携帯電話、スマートフォン、e−ブックリーダ、タブレットコンピュータ等のパーソナルメディア装置で用いられるような一対のインイア式ヘッドホン(多くの場合イヤホンと呼ばれる)を含むヘッドホンのセットに関するものである。本発明はまたヘッドホンのためのケーブルにも関連し、そのケーブルは、ヘッドホンをパーソナルメディア装置に連結するジャックプラグを有する。
本発明は、単一のイヤーピースを有するヘッドホンのセットを排除するものではないが、本発明は、一対のイヤーピースを有するヘッドホンのセットに関して最も役立つ可能性がある。
MP3プレーヤのような多くのパーソナルメディア装置では、ユーザは音楽を聞くためにヘッドホンの使用が必要となる。従って、これらの装置は多くの場合、内蔵(内部の)スピーカを有さず、ヘッドホンを用いるように設計されている。ヘッドホンは、典型的にはジャックプラグ及び1本の可撓性ケーブルを経由してパーソナルメディア装置に連結される。
更に、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ及びデスクトップコンピュータのような多くの装置は、内蔵スピーカを有するが、それでもやはり、ヘッドホンの使用は非常に便利なものである。そのような装置は、多くの場合音楽を再生するために用いられ、映画、テレビ番組及びゲームを表示するためにも用いることができる。そのような装置に適合する内蔵スピーカは多くの場合品質が低く、それらは音声通信には適しているが、たいてい許容範囲内の音質で音楽又は他のメディアを再生することができない。また、ユーザが他人を妨げることなく音楽を聞くことを望む時には、ヘッドホンの使用が必要となる。従って、携帯電話などの製造業者は概して、装置が内蔵スピーカを有する場合であっても、ヘッドホンのセットのジャックプラグを受容するための音声ソケットを提供する。
装置における内蔵スピーカの有無に関わらず、本発明はヘッドホンの音声ソケットを有するいかなるパーソナルメディア装置によっても利用することができる。本発明は、例えばMP3プレーヤ、MP4プレーヤ、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、CDプレーヤ、DVDプレーヤ、ブルーレイプレーヤ、テレビ、AM/FM/DABラジオ、ギターアンプ及びテレビゲームコンソール(一例)で用いることができる。
上記のように、ヘッドホンは、1本の可撓性ケーブルによってパーソナルメディア装置に連結され、その可撓性ケーブルは装置の(標準形の)音声ソケットに挿入することができる(標準形の)ジャックプラグを終端として接続している。ケーブルは多くの場合、長さ約1メートルであり、ユーザが脇ポケット等で装置を担持する間にヘッドホンを使用することが可能である。
ヘッドホンは、サイズ及びそれらのイヤーピースの形状によって区別される2つの大まかな種別に分けられる。第1の種別は2つのカップ状のイヤーピースを有するものであり、各々がユーザの頭部に対して配置され、それぞれの耳を囲むように設計されている。イヤーピースは典型的に、ユーザの頭部上に適合する支持部に載置される。第2の種別は非常に小さいイヤーピースを有するものであり、各々がぴったりとユーザの耳に適合するように設計されている。第2の種別のヘッドホンは、多くの場合、インイア式ヘッドホン、イヤホン又はイヤーバドと呼ばれる。本発明は、インイア式ヘッドホンで用いられるために設計されたものであり、それゆえに以下の記載は、この種別に関するものである。
周知のインイア式ヘッドホンは、多くの周知の不都合を有する。第1に、使用していない時、可撓性ケーブルはたいてい保管中にもつれてしまい、ヘッドホンを使用する前に、ユーザがケーブルのもつれを解くことが必要となることである。もつれる可能性はケーブルの柔軟性を減らすことで減少することができるが、ケーブルのもつれが解けた場合に可撓性の高いケーブルの方がヘッドホンを操作するのにはるかに容易であるので、そのオプションはあまり採用されない。
第2に、保管の間及び/又はもつれを解く手順の間に、もつれ合ったケーブルの信号線は、非常に小さい曲線半径で曲線の周りにおいておそらく曲げられて、傷付く可能性がある。時間とともに、そのような損傷は戻せなくなる、すなわち信号線が壊れてしまう可能性がある。
上記で論じた問題は、各々のイヤーピースがそれ自体の信号線を必要とするのでインイア式ヘッドホンでは悪化する。従って、典型的にイヤーピースをジャックプラグに連結する両方の信号線を担持している単一のケーブルを有する第1の種別のヘッドホンとは異なり、第2の種別では、信号線は、それらの長さの少なくとも一部のために切り離される。
2つの別個の信号線をもつという必要条件にもかかわらず、インイア式ヘッドホンの製造業者は、信号線の長さの大半を共に連結し、それによって、保管の間、別個の信号線がもつれる可能性をわずかに減らすことができるということを認識してきた。インイア式ヘッドホンのケーブルはそれゆえに、典型的には大まかなY型を有し、2つの別個の分岐ケーブルが各々単一の信号線を担持して、スプリッタ(“Y”の接合部)で交わり、単一の主ケーブルは、スプリッタから両方の信号線を担持するジャックプラグまでつながっている。
2つの分岐ケーブルは典型的に主ケーブルよりも小さい断面であり、通常は非常に可撓性が高い。それらの断面寸法が小さいこと、及び、それらの可撓性が高いことにより、分岐ケーブルは最ももつれて傷付きやすくなる。従って、分岐ケーブルの長さをできる限り短くすることが望ましい。しかしながら、分岐ケーブルは、全てのユーザが容易にかつ都合よく各々のイヤーピースを各自の耳に配置することができるように十分に長くなければならず、取付けられた分岐ケーブルについては、ヘッドホンを使用しやすくするために十分に長くなければならない。それゆえに、もつれ及び損傷の可能性を減らすように別個の分岐ケーブルの長さを減らすか、ユーザの使用の容易さ及び快適さを増加させるように別個の分岐ケーブルの長さを増やすか、といった妥協が存在する。
一例として、周知のインイア式ヘッドホンのセットは、全長約100cmのケーブル及び長さ約30cmの分岐ケーブルを有する。そのようなケーブルはそれゆえに、分岐ケーブル全長が約60cmになり、分岐ケーブルは非常に薄くかつ非常に可撓性が高く、保管の間、容易にもつれてしまう。分岐ケーブルのもつれを解くことは非常に困難であり、時間がかかる可能性がある。この周知のインイア式ヘッドホンのセットの主ケーブルの長さは約70cmであり、そしてまた薄くかつ可撓性が高く、その主ケーブルが全体的なもつれの可能性に有意に貢献している。明示された長さは代表例であり、分岐ケーブルによって占められるそれらの全長のより大きいあるいは小さい割合を有するインイア式ヘッドホンのように、より長い、あるいはより短い主ケーブル及び分岐ケーブルを有するインイア式ヘッドホンもまた周知のものであると理解される。
別個の分岐ケーブルを共に保つために、移動可能な保持装置を提供することは周知であり、その保持装置は両方の分岐ケーブルを囲んでいるループである。ユーザはイヤーピースの方へ保持装置を摺動させることができ、それによって、別個の分岐ケーブルの自由長を減らす、あるいは、保持装置をイヤーピースから離れるように摺動させてそれによって、自由長を増やすことができる。そのような保持装置は、保管の間、わずかにもつれの可能性を減らすことができるが、通常は部分的に成功しているだけである。従って、もつれの可能性をできる限り小さくするためには、ユーザがケーブルを保管のために巻きつける前にイヤーピースに隣接した位置に保持装置を摺動させることが必要であり、入念なユーザのみが決まってこれを実行するであろう。多くの場合、保持装置は使用の間イヤーピースから摺動し、おそらく、分岐ケーブルが主ケーブルと接合するスプリッタに近付き、インイア式ヘッドホンが保管される前には動かされないので、もつれの可能性を減らすためにはほとんど又は全く利点を提供しない。
先行技術文献の米国特許出願公開第2005/0069147号明細書、国際公開第2012/064669号及び米国特許出願公開第2012/0045084号明細書は、2つの分岐ケーブルがジッパーの形状を有し、それゆえにユーザにより要求に応じて相互接続及び分離することができるように、一連の相互接続した構成の分岐ケーブルを形成することによって、上記の妥協案の不都合を減らそうと努めるものである。
ヘッドホンケーブルと関連して、他の問題が存在する、すなわち、それらが使用されていない時にケーブルを保管する容易な方法がないという問題である。多くのユーザは、単にケーブルを集め、例えばポケットにそれを保管する。より入念なユーザは、保管の前にケーブルを巻きつけるかもしれない。上記のジッパー配置を用いてイヤーピースケーブルが相互接続されている場合であっても、ケーブルを集める及び/又は巻きつけることは、ケーブルがもつれる可能性を増やすことになる。
国際公開第2010/132501号及び国際公開第2014/147409号は、受容装置をジャックプラグに提供することによって、この後者の(ケーブルがもつれる可能性を増やす)問題を避けることに努めるものであり、受容装置は、保管の間、ジャックプラグの一時的な保持を可能にする。ジャックプラグが受容装置に位置する場合、ケーブルのループはジャックプラグ及び受容装置の間で提供され、そのループはユーザの首の周りで着用するのに適しているネックレスの形で、又は、ユーザの手首の周りでブレスレットとして着用するのに適している一連の連結されたループとしてヘッドホンを保管するのを可能にする。
国際公開第2010/132501号及び国際公開第2014/147409号の両方とも、受容装置が(例えばヘッドホンのうちの1つ、又は、主ケーブル及び分岐ケーブル間のスプリッタの中で)ケーブル上の固定した位置に配置される実施態様を開示する。そのような配置は、ケーブルで形成される単一のループの長さが固定しているという意味において比較的柔軟性がない。連結したいくつかのループを含むブレスレットの形で保管される場合、そのようなケーブルは、ユーザの手首の厚み、形成されたループの長さ、及び、ケーブルが巻きつけられる連結されたループの数次第で、あまりに緩い又はあまりに堅い可能性がある。
国際公開第2010/132501号及び国際公開第2014/147409号の両方とも、受容装置が移動可能である他の実施態様を開示する。国際公開第2010/132501号では、受容装置は、分岐ケーブルを相互接続する移動可能なスライダに位置してもよい。国際公開第2014/147409号では、受容装置は、分岐ケーブルに沿って動き、また分岐ケーブルを相互接続するファスナに位置してもよい。
移動可能な受容装置によって、例えばブレスレットの形で保管される場合、連結したループの長さが快適さのために調節することができるように、形成されたループの長さの調整が可能になる。しかしながら、保管の間にイヤーピースが自由に動く(そしてもつれる)よりはむしろ保持される場合に、受容装置がイヤーピースの近くに配置されなければならないので、少量のみの調整が可能である。
米国特許出願公開第2005/0069147号明細書 国際公開第2012/064669号 米国特許出願公開第2012/0045084号明細書 国際公開第2010/132501号 国際公開第2014/147409号
本発明の発明者は、ケーブルの形成されたループの長さの調整を可能にするがイヤーピースの保持に影響を及ぼさないような、上記の後者(国際公開第2014/147409号)の従来技術の文献の利点を共有するヘッドホンのセットを提供しようと努めるものである。発明者はそれゆえに、イヤーピースが保持され、ループの長さがユーザの快適さに合わせるように調節可能であるように、使用されていない時に着用できるために単一のループ又は一連の連結されたループとして直ちに保管することができるヘッドホンのセットを提供しようと努めるものである。好ましい実施態様において、保管された状態で(例えばブレスレットとして)着用された場合、ケーブルが魅力的に見えるように設計されている。
本発明の第1の態様によれば、ジャックプラグ及び2つのイヤーピースを有するヘッドホンのセットが提供され、ジャックプラグは可撓性ケーブルによってイヤーピースに連結され、可撓性ケーブルは、1つの信号線を各々担持している2つの信号線及び2つの分岐ケーブルを担持する主ケーブル、移動可能に分岐ケーブルに載置され、共に分岐ケーブルを保つように適応する保持装置、及び、ジャックプラグの一部を受容するための受容装置を含み、受容装置は保持装置から分離している。
本発明はそれゆえに、保持装置から受容装置の機能を切り離し、それにより、保持装置は保管の間、共に分岐ケーブルを保つという唯一の機能を実行する(そして、そのためにイヤーピースを保持する)ことができる。受容装置は、保管の間、ジャックプラグを保持する別個の機能を提供する。従来技術の文献と同様に、受容装置は、ジャックプラグが受容装置によって保持される場合、ケーブルは1つ又はそれ以上のループを作ることができるようにジャックプラグから間隔を置いて配置される。
好ましくは、受容装置は形成されたループの長さの調整を可能にするようにケーブルに関連して動くことができる。そのような受容装置は、分岐ケーブルに沿って保持装置の動きとは独立してケーブルに沿って移動可能である。あるいは、ケーブルは、ジャックプラグを保持するために各々適応する複数の受容装置を担持する。この代替的な配置において、受容装置が必ずしも動くわけではないが、複数の受容装置は、ジャックプラグを保持するためにどの受容装置を使うかをユーザに選択させることにより、必要な調整を提供する。
好ましくは、受容装置は主ケーブルに載置される。このような好ましい実施態様はそれゆえに、分岐ケーブル上に保持装置、及び、主ケーブル上に受容装置を有する。単一の(移動可能な)受容装置または複数の受容装置は、上記のように主ケーブル上に提供される可能性がある。
望ましくは、保持装置は、第1の分岐ケーブルを受容する第1の溝、及び、第2の分岐ケーブルを受容する第2の溝を有する。理想的には、第1及び第2の溝は、本質的に平行である。好ましくは、第1及び第2の溝は、分岐ケーブルに沿って保持装置を動かすのに小さい力で済むように分岐ケーブルの周りで摩擦嵌合するように大きさを設定される。保持装置及び分岐ケーブル間の摩擦が保持装置の重量より有意に大きいことが特に要求されるので、保持装置は、それ自体の重量により分岐ケーブルに沿って動かず、ユーザが分岐ケーブルに沿って保持装置に付勢する必要がある。保持装置はそれゆえに、ユーザによって選択された位置に留まる傾向がある。
好ましくは、保持装置は、保管の間、保持装置に関連して及び互いに関連してイヤーピースが所定の位置に配置されるように、イヤーピースと協働するために形成される。従って、保持装置がイヤーピースと係合するように動くことができるように配置され、係合されると、イヤーピースは、それらの所定の位置に配置されるように付勢される。それらの所定の位置におけるイヤーピースは、背中合わせでも、並んでいても、又は、特に例えばブレスレットとして着用される場合に都合のよい保管を可能にする他の所定の位置にあってもよい。
望ましくは、分岐ケーブルは円形であり、保持装置のケーブルの溝は対応して円形である。協働して円形に成形することにより保持装置内で分岐ケーブルがねじれるのを防ぎ、従って、それらが保持装置を通過する度に、分岐ケーブルの選ばれた配向が維持される。それゆえに、保持装置がイヤーピースに隣接して動かされる場合、互いに関連した、そして保持装置と関連したイヤーピースの配向は制御される。好ましくは、分岐ケーブルの断面形状は楕円形であり、保持装置の溝は同様に成形される。
望ましくは、各々のイヤーピースは、それを保持装置のそれぞれの溝に位置することができる部分を有する。理想的には、その部分は、イヤーピース及びその分岐ケーブル間のひずみ軽減部として作用する。その部分は、保持装置の溝の円形の形状に適合するために円形である可能性がある。加えて、その部分は、保持装置と関連して一時的にイヤーピースを固定するために保持装置の溝の凹部又は溝に位置することができる突出リング又はリブを含む。固定リブは好ましくは、ひずみ軽減部の周りの連続したリブであり、リブは保持装置の溝の対応している連続的な環状凹部に適合する。
受容装置が移動可能である実施態様において、ケーブル上において摩擦嵌合であるのが好ましい。また、これによって、ユーザは受容装置のために適切な位置を選ぶことができ、ユーザによって再度動かされるまで、受容装置が本質的にその位置のままであることを確実にする。
いくつかの実施態様において、保持装置はまた、特定の従来技術の文献に記載のように、分岐ケーブルをおそらくジッパー又はジップロックファスナの形式で相互接続するために作用する。しかしながら、これが、イヤーピースに隣接する分岐ケーブルを共に保つことができる保持装置の供給として不必要であり、そして、分離した受容装置が、使用していない時のヘッドホンの安全かつ信頼性が高く、同時に、もつれの可能性を減らすような保管を可能にすることが判明した。
本発明の第2の態様によれば、ジャックプラグ及び2つのイヤーピースを有するヘッドホンのセットが提供され、ジャックプラグは1本の可撓性ケーブルによってイヤーピースに連結されていて、1本の可撓性ケーブルは、2つの信号線を担持している主ケーブル、及び、各々が1つの信号線を担持している2つの分岐ケーブル、移動可能に分岐ケーブルに載置され、共に分岐ケーブルを保つために適応する保持装置を含み、保持装置は分岐ケーブルの1つのための第1の溝、他の分岐ケーブルのための第2の溝、及び、側面が開いていて、主ケーブルを受容するために適応する更なる溝を有する。
好ましくは、保持装置は可撓性を有しかつ弾力的であり、更なる溝は主ケーブル上に摩擦嵌合するように大きさを設定されている。
望ましくは、更なる溝は、ケーブル部分(ケーブル部分は主ケーブル上で摩擦嵌合するよう大きさを設定されている)及びネック部分を有し、ネック部分は、ケーブル部分に連結され、ケーブル部分へ/から主ケーブルの挿入及び取り外しを可能にするように適応し、ネック部分の最小の幅は、ケーブル部分より小さい。従って、ネック部分は狭いスロットを提供し、それを通じて主ケーブルは、ケーブル部分に出入りするために通過しなければならない。保持装置は、主ケーブルが通過可能であるようにネック部分が引っ張られるために十分な可撓性を有する。保持装置はまた、(引っ張られない)ネック部分がケーブル部分内で主ケーブルを保持するために十分に弾力的である。
好ましくは、ネック部分は、第1及び第2のケーブル溝の間に直接存在する。更なる溝のケーブル部分はそれゆえに、第1及び第2の溝とケーブル部分の間に直接存在せず、第1及び第2の溝は三角形の配列で配置される。望ましくは、ネック部分は、ネック部分の最も狭い部分がケーブル部分とすぐに隣接するようにケーブル部分の方へ収束する。
本発明の第1の態様の特徴は、それらが互換性を持つ本発明の第2の態様(その逆も同じ)の特徴と結合されてもよい。
本発明はここで、一例として、添付の図面を参照して更に詳細に記載される。図面の説明は以下の通りである。
図1は、本発明の第1の実施態様によるヘッドホンケーブルを示すものである。 図2は、本発明の第2の実施態様によるヘッドホンケーブルを示すものである。 図3は、第1の保管状態の図2のヘッドホンケーブルを示すものである。 図4は、第2の保管状態の図2のヘッドホンケーブルを示すものである。 図5は、第3の保管状態の図2のヘッドホンケーブルを示すものである。 図6は、第1及び第2の実施態様の保持装置を示すものである。 図7は、図6の保持装置の断面図を示すものである。 図8は、本発明の第3の実施態様によるヘッドホンケーブルを示すものである。
本発明のインイア式ヘッドホンのセット10は、多くの異なる実施態様及び個人的好みに合致するスタイルで提供することができる。多くの使用可能な実施態様のうちの3つのみが、図面に示される。
周知のインイア式ヘッドホンのセットと同じように、全ての実施態様は、ステレオジャックプラグ12、2つのイヤーピース14、及び、ジャックプラグ12をイヤーピース14に連結する1本の可撓性ケーブル16を備えるものを目的とするものである。
ケーブル16は、2つの分離した信号線(図示せず)を担持し、2つの信号線が共通の被覆内で配置される主ケーブル20、及び、単一の信号線を各々担持する2つの分岐ケーブル22a、22bを含む。主ケーブル20及び分岐ケーブル22a、22bは、スプリッタ24で接合される。
ステレオジャックプラグ12の末端又はジャックピン26は、例えばMP3プレーヤのようなパーソナルメディア装置(図示せず)の標準の音声ソケットに挿入することができるように標準形であると理解される。好ましい実施態様において、ジャックピン26の分離した部分は金メッキされている。
主ケーブル20は好ましくは、分岐ケーブル22a、bより長い、すなわち、スプリッタ24はジャックプラグ12よりもイヤーピース14により近い。好ましい実施態様において、主ケーブル20の長さは約50から80cmの間であり、実用的には60から75cmの間であり、理想的には約70cmである。一方で、分岐ケーブル22a及び22bの長さは、約25cmから50cmの間であり、理想的には約30cmである。
イヤーピース14は、使用中にユーザの耳の中に配置される理想的にはシリコーンの可撓性イヤーバド32を各々有する。好ましくは、インイア式ヘッドホン10は、ユーザが最もぴったりと彼又は彼女の耳に合致するイヤーバドの対に合わせることができるように、ある範囲(おそらく3つ)の異なるサイズの一対のイヤーバドの対が提供される。イヤーピース14はまた、周知の方法で駆動体及びスピーカを含む筐体34を各々有する。
分岐ケーブル22a、bは、スプリッタ24及びイヤーピース14間で分岐ケーブル22a、bに沿って摺動することができる保持装置40(あるいは、分岐ケーブル摺動トグルと呼ばれてもよい)を担持する。ヘッドホン10の使用の間、保持装置40及びイヤーピース14間の分岐ケーブル22a、bの自由長(従って使用の容易さ及び有用な快適さ)が最大になるように、保持装置40は典型的に、スプリッタに隣接して(例えば図1に示される位置又はその近くに)位置するものであると理解される。ヘッドホンが使用中ではなく、ヘッドホンケーブル10を保管したい場合には、保持装置40は、図2に示すように、イヤーピース14に隣接する位置へ(好ましくは係合して)分岐ケーブル22a、bに沿って摺動させられる。
これらの実施態様では、保持装置40は、共に分岐ケーブル22a、bを共に保つことがわかる(「共に」という語は、分岐ケーブルが互いに局所的に近いことを意味するが、必ずしも接触しているというわけではない)。保持装置40は、特定の従来技術の文献の場合のように、分岐ケーブルを相互接続するためにジッパーのように作用しないが、本発明は、必要であればその追加の機能性を排除するものではない。スプリッタ24及び保持装置40間の分岐ケーブル22a、bが離れて動くことができるにもかかわらず、使用していない期間の間におけるそれらのもつれやすい傾向は、相互接続が必要ではないために、非常に減少する。
図1及び2の第1及び第2の実施態様は、図2の主ケーブル120には無い図1の主ケーブル20の装飾においてのみ異なる。これらの実施態様の残りの構成要素は同一であるように描かれているので、同じ参照番号を共有する。要求に応じて、1つ又はそれ以上の更に異なる構成要素を有する異なる実施態様が提供されることができる。
図6に示すように、保持装置40は、図1等のように組み立てられた状態でそれぞれの分岐ケーブル22a、bを各々収容することができる第1の溝42a及び第2の溝42bを有する。溝42a、bの断面寸法は、過剰な力ではなく、保持装置が解放される場合、分岐ケーブルに沿って選ばれた位置を維持する十分な摩擦抵抗を有し、ユーザによる要求に応じて、保持装置40が分岐ケーブルに沿って動くことができるよう、分岐ケーブル22a、bに摩擦嵌合を提供するために選ばれる。従って、保持装置が分岐ケーブル22a、bに沿って例えば図1に示される位置のように選ばれた位置の方へ動かされる場合、ユーザが異なる位置へ続いてそれを摺動させるまで、そこに留まる傾向がある。
保持装置40は、以下に記載する目的のための更なる溝44を有する。更なる溝44は、側面が開いていて、ケーブル部分46及びネック部分48を含む。ケーブル部分46は、主ケーブル20、120上で摩擦嵌合するように大きさを設定され、この実施態様においては、ジャックピン26上でも摩擦嵌合する。ネック部分48は、ケーブル部分46に向かってテーパーが付けられるので、この実施態様において、ネック部分の最も狭い部分は、ケーブル部分とすぐに隣接している。重要なことには、ネック部分48の最も狭い部分は、ケーブル部分の断面寸法(幅)より小さく、従って、同様に、主ケーブル20、120の断面寸法(例えば主ケーブルが円形である場合の直径)より小さい。
保持装置40は、理想的にプラスチック材料でできていて、それを通過するにつれて、主ケーブル20、120を収容するようにネック部分48を引っ張ることができるための十分な可撓性を有する。(主ケーブル20、120はまた、ネック部分48を通じた通過を補助するために圧縮可能であってもよい)。保持装置は、しかしながら、ネック部分48がケーブル部分46内でフィットした主ケーブル20、120を保持するために弾力的なものである。
従って、主ケーブル20、120は、ネック部48を経由して、ケーブル部分46に(横断方向に)押圧され、それによって保持することができる(図3のように)ものであると理解される。加えて、この実施態様において、ジャックピン26は、ケーブル部分46に(典型的に長手方向であるが、要求に応じて代わりに横断方向に)押圧され、それによって保持することができる(図5のように)。
溝42a、bも側面が開いていてもよいが、それは分岐ケーブル22a、bから保持装置40の取りはずしを可能にする意図を有しないので、示すように、第1及び第2の溝42a、bが閉じていることが好ましいものであると理解される。
第1及び第2の溝42a、bは円形であり、この実施態様では、楕円形の断面であることがわかる。分岐ケーブル22a、bは、同様に楕円形である。それらの可撓性が高いにもかかわらず、分岐ケーブル22a、bはそのために溝42a、bの中でねじることができず、保持装置40及び互いに関連したそれらの配向は、保持装置に隣接して維持することができる。
分岐ケーブル22a、bの制御された配向は、ヘッドホン10の保管のための大きな利点を有する。ヘッドホンが保管される場合、分岐ケーブル22a、bがもつれる可能性を最小にするために、ユーザは保持装置40をイヤーピース14と係合するように摺動させなければならないものであると理解される。
この実施態様において、各々のイヤーピース14は、ひずみ軽減部38(図1参照)を経由してそれぞれの分岐ケーブル22a、bにしっかりと連結される。周知の方法において、ひずみ軽減部38は、分岐ケーブルの終端における被覆の局所的肥厚及び補強であり、イヤーピース14とすぐに隣接している分岐ケーブル(分岐ケーブルのその部分は損傷に特に弱い)の変形を減らすために役立つ。この実施態様において、ひずみ軽減部38は、(金属の)イヤーピース筐体34への確実な連結を可能にするツーショット成形プロセスによって作られたプラスチック射出成形である。
図1には示されないが、ひずみ軽減部38は、外側に突き出している環状リブ又はリングを有する。図7に示すように、保持装置40は、保管状態でひずみ軽減部38を収容するために適応する。保持装置の溝は、(円形の)分岐ケーブル22a、bと協働するように成形された短い距離42a、b、及び、ひずみ軽減部38を含むように大きさを設定された拡大領域50を各々含む。突出リブは、それぞれの溝42a、bの拡大領域50で環状の溝又は凹部52に位置することができる。それゆえに、図2-5の保管状態において、保持装置40は、イヤーピース14と係合するように分岐ケーブル22a、bに沿って動かされ、各々の分岐ケーブル22a、bのひずみ軽減部38は、保持装置の溝のそれぞれの拡大領域50に入る。
図7の保持装置の輪郭は、正確に図1の保持装置の輪郭には合致していないが、相違は軽微であり、その相違は本発明に関しては全く重要ではないので、同じ参照番号が両方の実施態様で用いられていることが認められる。
ひずみ軽減部38は、必要に応じて円形によって、それぞれの分岐ケーブル22及びイヤーピース14の配向を維持するのを補助してもよい。
保持装置40がイヤーピース14の方へ動かされるにつれて、分岐ケーブル22a、b及び保持装置溝42a、bの協働している円形の形状によって、分岐ケーブル22a、bのいかなるねじれも取り除かれ、ひずみ軽減部38がそれぞれの溝42a、bに入るにつれて、保持装置40に対する、それゆえに互いに対するイヤーピース14の配向が制御されると理解される。
加えて、この実施態様において、保持装置40は、イヤーピース筐体34のそれに合致するために成形されたイヤーピース係合面54(図1)を有するので、保持装置がイヤーピース14と係合するように動かされる場合、イヤーピースは更に、保持装置40と関連して、従って互いに関連した所定の位置を採用するようになる(そして、そこに留まる)。
ひずみ軽減部38及び拡大領域50はまた、保管状態のイヤーピース14の配向を更に制御するため、要求に応じて、(対応して)円形である可能性がある。
それらの保管された状態のイヤーピース14の相対的な位置は図2-5に示され、それゆえに、分岐ケーブル22a、b、及び、第1及び第2の溝42a、bの協働している円形の形状によって、(及び、提供される場合、ひずみ軽減部及び拡大領域50の円形の形状によって)前もって決められて、主として制御され、次にイヤーピース係合面54を成形することによって制御される。その相対的な位置は、保管の間の、小ぎれいさ及び便利さを最大にするために選ばれる(特に図4参照のこと)。
加えて、ひずみ軽減部38の協働しているリブ、及び、拡大領域50の凹部52は、保管の間、保持装置40に係合してイヤーピース14を保持し、それによって、イヤーピース14がそれらの所定の位置を維持するのを確実にする。保管の間、イヤーピースの相対的な動きを制限することが、イヤーピース、及び、それらの信号ケーブルに対する損傷の可能性を減らすものであると理解される。
主ケーブル16はまた、受容装置56を担持する。図面では示されていないが、受容装置56は、保管の間、ジャックプラグ12を一時的に保持することができるソケット又は溝を有する。受容装置56はプラスチック材料であり、ジャックピン26よりわずかに小さい直径を有するソケット又は溝が摩擦によりジャックプラグ12を保持することができるように十分に弾力的である。この実施態様において、ソケットは、受容装置56の本体を通じた開いた孔部であり、孔部はジャックピン26の長さよりも短い。ジャックピン26の端部はそれゆえに、図3では、ソケットを超えて突出しているように見える。他の実施態様において、ソケットは盲穴である。
図1及び2の第1及び第2の実施態様において、受容装置56は、主ケーブル20、120に沿って摺動することができる、すなわち、それは主ケーブル20、120を収容することができ、ユーザが動きに対する摩擦抵抗を克服する場合に受容装置が主ケーブル20、120に沿って摺動することができる溝(溝42a、bの1つに類似した)を有する。それは、ジャックピン26がソケットに挿入される場合、おそらく受容装置が本質的にジャックプラグの挿入によって係止される位置の範囲で、主ケーブル20、120上への受容装置56の摩擦のグリップが増加するように必要に応じて配置することができる。
図3は、ケーブル16が単一のループに巻きつけられる第1の保管状態を示す。具体的には、ヘッドホン10をこの状態に保管するため、保持装置40は、イヤーピースがそれらの所定の位置を採用するためにイヤーピース14と係合するように動かされる。主ケーブルはそれから単一のループに形成され、ジャックピン26は受容装置56のソケットに押圧される。
加えて、主ケーブル120の一部は、特にネック部分48を通じて押されて保持装置40の側面の開いた溝44、及び、ケーブル部分46に押圧される。主ケーブル120の一部は、要求に応じて、ジャックピン26が受容装置56に挿入される前又は後に側面の開いた溝に押圧されてもよい。
また、図3に記載の保持装置40に対する主ケーブル120の連結が単一のループを提供し、それによってイヤーピース14が保持されるものであると理解される。代替的には、保持装置40への主ケーブル120の追加の連結は、イヤーピース14及び分岐ケーブル22a、bが、保管の間、制御されずに自由に動く(その動きはもつれ及び/又は損傷の可能性を増やす)のを防ぐ。
図3の単一のループの保管状態により、ヘッドホン10はネックレス等として着用することができる。ループの長さは、主ケーブル120に沿って受容装置56を動かし、保持装置40の溝44を通じて主ケーブルを対応して動かすことで調節することができるものであると理解される。
図4は、ケーブル16が一連の連結されたループに巻きつけられる代替的な第2の保管状態を示す。ヘッドホン10をこの状態に保管するために、保持装置40は再度まず図2のようにイヤーピース14と係合するように摺動される。主ケーブルはそれから、ジャックピン26が受容装置56のソケットに押圧される前に、選択された回数で巻きつけられる(例えば、直接ユーザの手首に巻きつけられる)。ユーザは典型的に、ジャックピン26が所望の保管状態を達成するために挿入される前に、受容装置56の位置を調節する。ヘッドホンが、ファッションアクセサリとして主にこのように保管される場合には、ループはおそらくユーザの手首上で比較的ゆるくされる;しかしながら、ユーザが活動中である(例えばジョギング)間にヘッドホンがこのように保管される場合、ループは、おそらく手首に比較的しっかりと締められる。
受容装置56は、ソケットに挿入されたジャックピン26と共に主ケーブルに沿ってユーザによって動かすことができ、それによって、ユーザの快適さのためにループの長さを調節するように配置することができる。あるいは、受容装置56が動かされる前に、ジャックピン26がソケットから取り除かれなければならないように配置することができる。
加えて、図3の第1の保管状態と同様に、主ケーブル120の一部は、イヤーピース14の保持を確実にするのを補助するように、典型的にはジャックピン26が受容装置56に挿入される前に、保持装置40の側面の開いた溝44に押圧される。
第1及び第2の各々の保管状態において、主ケーブルに沿って受容装置を動かすことによるループの長さの調整は、保持装置40の位置に影響を及ぼさないものであると理解される。これに反して、ケーブル16のループ(又は複数のループ)の長さに関係なく、保管の間、分岐ケーブルの自由長がゼロである(又は少なくとも最小にされる)ように、保持装置40はイヤーピース14に係合して維持される。
第3の保管状態は、図5に示される。この保管状態において、ジャックピン26は、保持装置40の更なる溝44のケーブル部分46に挿入される。この保管状態は、完全性のために含まれるものであるが、これは、イヤーピース14から離れて保持装置40を動かさずにユーザが形成されたループの長さを調節することができないので好ましいものではない。この第3の保管状態はそれゆえに、保持装置40がケーブルのループの長さを調節するために分岐ケーブルに沿って動かすことができる一方で、そのような調整はまた、図3及び4の第1及び第2の保管状態では必要ではない分岐ケーブルの自由長を変えるという点で、従来技術の特定の配置に類似している。
図8の第3の実施態様は、複数の受容装置を有するという点で第1及び第2の実施態様とは異なる。主ケーブル220は、そのいくつか(又は理想的にはその全て)がジャックピン26を受容する溝又はソケット(図示せず)を有する受容装置である一連のビーズ256を担持する。図7のビーズ256はジャックピン26を受容するにはあまりに小さく見えるが、それらは、ソケットが図8において示されていないために、図示のように延長する。ビーズ256は、ユーザがジャックピンのために適切な受容装置を選ぶことによって必要な調整を達成することができるので、形成されたループの長さの調整を提供するために主ケーブル220に沿って動く必要はないものであると理解される。ある実施態様ではしかしながら、ビーズが主ケーブルに沿って幾分動くことができるように、ビーズは、ジャックプラグ12及びスプリッタ24間の主ケーブル220を完全には満たさない。そのような実施態様においては、特定のビーズへジャックピン26を挿入することによって、本質的に主ケーブル上の位置にそのビーズを係止するように配置することができる。
図1は、それぞれのケーブルの全長が示されないので、主ケーブル20及び分岐ケーブル42a、bが中断しているものを示している。一方で、類似した中断は図2、3又は5には(図8の主ケーブル220にも)含まれないと理解され、それらの図面は、それぞれのケーブルの全長を表さないものである。
携帯電話の用途に適している実施態様において、保持装置又はスプリッタはマイクロホンを含むことができ、保持装置又はスプリッタは加えて、マイクロホンを作動させるスイッチを担持することができる。あるいは、マイクロホンは、スプリッタ及び保持装置の間の分岐ケーブルのうちの1つに配置することができる。

Claims (15)

  1. ジャックプラグ(12)及び2つのイヤーピース(14)を有するヘッドホンのセット(10)において、該ジャックプラグが可撓性ケーブル(16)によって該イヤーピースに連結され、該可撓性ケーブルは、2つの信号線及び1つの信号線を各々が持つ2つの分岐ケーブル(22a、b)を担持している主ケーブル(20; 120; 220)、該分岐ケーブル上に移動可能に載置され、共に該分岐ケーブルを保つために適応する保持装置(40)、及び、該ジャックプラグの一部を受容するための受容装置(56; 256)であって、該保持装置から分離している受容装置を含む、ヘッドホンのセット(10)。
  2. 前記受容装置(56; 256)が前記ケーブル(16)に関連して動くことができる、請求項1に記載のヘッドホンのセット。
  3. 前記ケーブルが複数の受容装置(256)を担持し、各々の該受容装置は前記ジャックプラグ(12)の一部を受容するために適応する、請求項1に記載のヘッドホンのセット。
  4. 前記受容装置(56; 256)が前記主ケーブル(20; 120; 220)上に載置される、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヘッドホンのセット。
  5. 前記保持装置(40)が第1の分岐ケーブル(22a)のための第1の溝(42a)、及び、第2の分岐ケーブル(22b)のための第2の溝(42b)を有する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヘッドホンのセット。
  6. 前記第1及び第2の溝(42a、b)が前記分岐ケーブル(22a、b)のそれぞれと摩擦嵌合するように大きさを設定される、請求項5に記載のヘッドホンのセット。
  7. 前記分岐ケーブル(22a、b)が円形であり、前記保持装置40の前記第1及び第2の溝(42a、b)は対応して円形である、請求項5又は請求項6に記載のヘッドホンのセット。
  8. 前記分岐ケーブル(22a、b)の断面形状が楕円形であり、前記第1及び第2の溝(42a、b)は同様に成形される、請求項7に記載のヘッドホンのセット。
  9. 各々のイヤーピース(14)が前記保持装置(40)のそれぞれの溝(42a、b)に位置することができる部分(38)を有する、請求項5から請求項8のいずれか一項に記載のヘッドホンのセット。
  10. 前記部分(38)の断面が円形である、請求項9に記載のヘッドホンのセット。
  11. 前記部分(38)が、前記保持装置(40)の溝(42、b)の凹部(52)に位置する突出リブを含む、請求項9又は請求項10に記載のヘッドホンのセット。
  12. 前記突出リブが前記部分(38)の周りの連続的なリングであり、前記凹部は前記保持装置(40)の前記溝(42a、b)の連続的な環状溝である、請求項9から請求項11のいずれか一項に記載のヘッドホンのセット。
  13. 前記保持装置が更なる溝(44)を有し、該更なる溝は側面が開いていて、前記主ケーブル(20、120)を受容するために適応している、請求項5から請求項12のいずれか一項に記載のヘッドホンのセット。
  14. 前記更なる溝(44)はケーブル部分(46)及びネック部分(48)を有し、該ネック部分の最小の幅は該ケーブル部分より小さい、請求項13に記載のヘッドホンのセット。
  15. 前記ネック部分(48)が前記ケーブル部分(46)の方へ向かってテーパーが付けられる、請求項14に記載のヘッドホンのセット。
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