JP2019505148A - パノラマ画像を生成する装置及び方法 - Google Patents

パノラマ画像を生成する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

パノラマ画像を生成するためのイメージング装置、及び方法の種々の特徴が開示される。イメージング装置は、イメージング装置の視野(FOV)に関連するライトフィールド(LF)データをキャプチャするよう構成されたマイクロレンズアレイを含む。イメージング装置の1つ又はそれ以上の回路は、第1の被写体に焦点合わせして第1のフレームを決定する。第1のフレームは、FOVにおける第1の被写体の格納されたLFデータの第1のリアラインメントに基づく。1又はそれ以上の回路が1又はそれ以上の他の被写体に動的に再焦点合わせしたときに、1又はそれ以上の他のフレームの決定が行われる。決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合から、パノラマ画像が生成される。生成されたパノラマ画像は、選択された1つ又はそれ以上の被写体の深度の知覚に寄与する疑似3次元画像に対応する。

Description

[0001] 本開示の種々の実施形態は、パノラマ画像を生成するための装置及び方法に関する。より具体的には、本開示の種々の実施形態は、ライトフィールド(LF)データに基づいてパノラマ画像を生成するための装置及び方法に関する。
[0002] ライトフィールド写真の分野における最近の進展は、ライトフィールド(LF)データをキャプチャする高性能のプレノプティック(plenoptic)イメージング装置の開発につながった。このイメージング装置は、イメージング装置の視野(FOV)に存在する複数の被写体及び/又は物体に関連するLFデータをキャプチャする。典型的には各物体について、LFデータは、イメージング装置のFOVにおけるすべての点を通してすべての方向に流れる光の量を記述するベクトル関数に対応する。このベクトル関数は、各光線の光軸に関する位置及び方向といった変数を特徴づける多次元(例えば5次元又はそれ以上)のプレノプティック関数に対応し得る。プレノプティック関数は、時間、波長、偏光角といった追加の変数に基づいてより高い次元数を表すこともできる。このようなより高い次元のプレノプティック関数は、イメージング装置のFOVにおけるすべての瞬間において、すべての位置から、すべての波長において複数の被写体及び/又は物体のすべての可能性のある光景のリアラインメントを可能とし得る。
[0003] あるシナリオでは、プレノプティックイメージング装置は、視差誤差を最小限に抑えて複数のFOVに基づいてパノラマ画像を生成することができる。複数のFOVに関連するLFデータをスティッチング(stitch)してパノラマ画像を生成することができる。しかしながら、このようなパノラマ画像は、平らな2次元画像又は3次元画像に対応し得る。また、このようなパノラマ画像の生成には、複数のFOVに関連するLFデータを格納するためのかなりのメモリを必要とし得る。生成されたパノラマ画像は、最適化されたメモリ利用で、選択されたFOVに存在するキャプチャされた被写体及び/又は物体の深度の知覚を与えることが望まれている。
[0004] 本出願のこの後に図面を参照して記載される本開示のいくつかの観点を伴ったシステムとの比較を通して、従来の伝統的な方法のさらなる制約及び不都合が当業者に明らかとなるだろう。
[0006] 少なくとも1つの図面に示され及び/又は少なくとも1つの図面との関連で説明されるように、特許請求の範囲により完全に記載されるものとして、パノラマ画像を生成するための装置及び方法が実質的に示される。
[0007] 本開示の特徴及び有利な点は、以下の詳細な説明を添付図面と共に読むことにより理解されるだろう。図面において同じ符号は全体を通して同様の部品を表す。
本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のためのネットワーク図を例示したブロック図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像を生成する典型的な電子装置を例示した詳細なブロック図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像を生成する典型的な電子装置を例示した詳細なブロック図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のための典型的なシナリオを例示する図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のための典型的なシナリオを例示する図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のための典型的なシナリオを例示する図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のための典型的なシナリオを例示する図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のための典型的なシナリオを例示する図である。 本開示の実施形態であるパノラマ画像の生成のための方法を例示するフローチャートである。
[0013] パノラマ画像を生成するための装置及び/又は方法には、種々の実施形態が考えられるだろう。本開示の典型的な観点は、マイクロレンズアレイを含むイメージング装置を含むことができ、マイクロレンズアレイはさらに複数のマイクロレンスを含むことができる。マイクロレンズアレイは、光センサと共に、イメージング装置の視野(FOV)と関連するライトフィールド(LF)データをキャプチャするよう構成することができる。第1フレームを決定するために、この方法はFOVにおける第1の被写体の格納されたLFデータの第1のリアラインメント(realignment)に基づいて第1の被写体に焦点を合わせることを含むことができる。1つ又はそれ以上の他のフレームを決定するために、FOV内の1つ又はそれ以上の他の被写体それぞれのキャプチャされたLFデータの第2のリアラインメントに基づいて当該1つ又はそれ以上の他の被写体への動的な焦点合わせが必要とされ得る。決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの組み合わせに基づいて、パノラマ画像が生成され得る。生成されたパノラマ画像のフォーマットは、動画(motion picture)、ライトフィールド・ピクチャ(LFP)画像、グラフィックス・インタチェンジ・フォーマット(GIF)画像、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)画像のうちの1つに対応し得る。
[0014] 実施形態に従って、FOVでキャプチャされLFデータはイメージング装置に格納することができる。実施形態に従って、第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体は、バウンディングボックス及び/又はオブジェクト・マーカに基づいてイメージング装置のディスプレイスクリーン上に表示され得る。
[0015] 実施形態に従って、第1の被写体に焦点を合わせるようにとのユーザ入力は、イメージング装置によって受け取られ得る。さらにユーザ入力は、1つ又はそれ以上の被写体への動的な再焦点合わせのために受信され得る。実施形態に従って、このユーザ入力は、第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体からの1つ又はそれ以上の被写体の選択に対応し得る。選択された1つ又はそれ以上の被写体それぞれは、生成されたパノラマ画像がディスプレイスクリーン上でレンダリングされるときに、連続的に焦点合わせされる。
[0016] 実施形態に従って、ユーザ入力には、ユーザによって実行されるピンチイン操作又はピンチアウト操作が含まれ得る。ピンチイン操作又はピンチアウト操作は、第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体に関連づけられたバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカ上で実行され得る。
[0017] 実施形態に従って、FOVに関連づけられたキャプチャされたLFデータは、不揮発性メモリに格納することができる。格納されたLFデータは、第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体から選択された1つ又はそれ以上の被写体に対応し得る。実施形態に従って、第1の被写体への焦点合わせ及び1つ又はそれ以上の他の被写体への動的な再焦点合わせは、予め格納されているアルゴリズムに基づくものとすることができる。実施形態に従って、キャプチャされたLFデータの第1のリアラインメント及び第2のリアラインメントは、FOVに関するLFデータに関連づけられた1つ又はそれ以上のパラメータの修正に対応し得る。実施形態に従って、1つ又はそれ以上のパラメータは、少なくとも、FOVにおける焦点合わせされた第1の被写体及び動的に再焦点合わせされた1つ又はそれ以上の他の被写体の被写界深度(depth-of-field)、メインのレンズの絞り径(aperture diameter)、マイクロレンズアレイにおける複数のマイクロレンズの逆拡大係数(inverse magnification factor)、マイクロレンズアレイにおける複数のマイクロレンズに対するFナンバー、マイクロレンズアレイにおける複数のマイクロレンズの焦点距離、FOVの被写界深度、光の波長、イメージング装置の1つ又はそれ以上のフォトセンサにおけるピクセルのピクセル寸法、フレームレート、及び/又は、選択された前記第1の被写体、前記1つ又はそれ以上の他の被写体の第2の被写体、及び1つ又はそれ以上の物体(ホワイトボード及びハイライターなど)の間での焦点合わせの変化率を含むことができる。
[0018] 実施形態に従って、決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームとの組み合わせは、当該決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからの2つ又はそれ以上のフレームのLF画像スティッチング(stitching)を含むことができる。このような場合、決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからのスティッチンされた2つ又はそれ以上のフレームに対応する視差誤差を最小限に抑え得る。実施形態に従って、生成されたパノラマ画像は、1つ又はそれ以上のユーザの好み及び/又は不揮発性メモリに予め格納された値に基づいてレンダリングすることができる。1つ又はそれ以上のユーザの好みには、決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームに関連づけられたフレームレート、又は、焦点合わせされた第1の被写体と動的に再焦点合わせされる1つ又はそれ以上の他の被写体との間でのイメージング装置の焦点合わせの変化率が含まれ得る。
[0019] 図1は、本開示の実施形態に従った、パノラマ画像の生成のためのネットワーク図を例示したブロック図である。図1を参照すると、ネットワーク環境100には、電子装置102、アプリケーション・サーバ104、コンテンツ・サーバ106、及び通信ネットワーク108が含まれ得る。ネットワーク環境100はさらに、ディスプレイ装置110及びユーザ112のような1つ又はそれ以上のユーザを含むことができる。ディスプレイ装置110は電子装置102に含まれていてもよい。ユーザ112は電子装置102に関連づけられていてもよい。電子装置102、アプリケーション・サーバ104及びコンテンツ・サーバ106は、通信ネットワーク108を介して互いに通信可能に接続されている。
[0020] 電子装置102は、複数のライトフィールド(LF)画像に関連づけられたLFデータをキャプチャするよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス、及び/又は、コードを含むことができる。電子装置102はさらにディスプレイ装置110を介してユーザ112からユーザ入力を受信するよう構成されていてもよい。電子装置102はさらに、キャプチャされたLFデータ及び/又は受信したユーザ入力に基づいてパノラマ画像を生成するよう構成されていてもよい。電子装置102はさらに、生成されたパノラマ画像をディスプレイ装置110上に表示するよう構成されていてもよい。電子装置102の例としては、以下には限定されないが、標準的なプレノプティックカメラ、焦点合わせされる(focused)プレノプティックカメラ、コード化された(coded)アパチャカメラ、ステレオプレノプティックカメラ、及び/又は、位相距離(CAFADIS)カメラが含まれる。
[0021] アプリケーション・サーバ104は、複数のFOVに関連づけられたLFデータを処理するために1つ又はそれ以上のアプリケーョンをホストするよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。アプリケーション・サーバ104は、電子装置102のような1つ又はそれ以上の登録された装置のために1つ又はそれ以上のアプリケーションをホストするよう構成することができる。アプリケーション・サーバ104は、当業者に周知のいくつかの技術を使用することによって実現することができる。
[0022] コンテンツ・サーバ106は、LFデータ(複数のFOVに関連づけられた)を電子装置102に提供するよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス及び又はコードを含むことができる。コンテンツ・サーバ106は、当業者に周知のいくつかの技術を使用することによって実現することができる。
[0023] 通信ネットワーク108は、電子装置102がアプリケーション・サーバ104及び/又はコンテンツ・サーバ106のような1つ又はそれ以上のサーバと通信することができる媒体を含むことができる。通信ネットワーク108の例としは、以下には限定されないが、インターネット、クラウドネットワーク、ロングタームイーボルーション(LTE)ネットワーク、ワイヤレスフィデリィティ(Wi−Fi)ネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、電話回線(POTS)、及び/又は、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)が含まれ得る。ネットワーク環境100における種々の装置は、種々の有線及び無線の通信プロトコールに従って通信ネットワーク108へ接続するよう構成され得る。このような有線及び無線の通信プロトコールの例としては、以下には限定されないが、トランスミッションコントロールプロトコール及びインターネットプロトコール(TCP/IP)、ユーザデータグラムプロトコール(UDP)、ハイパーテキストトランスファプロトコール(HTTP)、ハイパーテキストトランスファプロトコール(HTTPS)、ファイルトランスファプロトコール(FTP)、Zigbee、EDGE、赤外線(IR)、IEEE802.11、802.16、セルラー通信プロトコール、ブルートゥース(BT)通信プロトコール、及び/又は、近接無線トランスフェプロトコール又は近接場通信(NFC)又はトランスファジェット(Transfer Jet)のような技術が含まれる。
[0024] ディスプレイ装置110には、複数のFOVにおける複数の被写体を取り囲むバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカを表示するよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードが含まれ得る。ディスプレイ装置110はさらに、ユーザ112のような1つ又はそれ以上のユーザから1つ又はそれ以上のユーザ入力の行動を受信するよう構成され得る。ディスプレイ装置110の例としては、以下には限定されないが、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機LED(OLED)ディスプレイ技術、及び/又は、他のディスプレイ技術が含まれる。
[0025] 動作時に、マイクロレンズアレイは、電子装置102のLFセンサ(図2Bに示す)と共に、電子装置102の第1のFOVにおける複数の被写体のLFデータをキャプチャするよう構成することができる。LFセンサは、LFデータに加え、第1のFOVの生の画像データをキャプチャするよう構成することができる。簡単のために、生のデータ及びLFデータは、LFセンサから得られた2つの別々の測定値と考えている。しかしながら、通常の知識を有する者であれば、LFデータは、第1のFOVにおける複数の被写体と関連づけられたLF画像として知られる、生のデータとLFデータの組み合わせに対応し得ることが理解されるだろう。
[0026] 実施形態に従って、電子装置102は、電子装置102に予め格納されているアプリケーョンを使用してキャプチャされたLFデータを処理するよう構成することができる。実施形態に従って、電子装置102は、アプリケーション・サーバ104から1つ又はそれ以上のアプリケーションをダウンロードしてLFデータを処理するように構成することができる。この1つ又はそれ以上のアプリケーションは、アプリケーション・サーバ104から通信ネットワーク108を介してダウンロードされ得る。
[0027] 実施形態に従って、電子装置102は、コンテンツ・サーバ106から通信ネットワーク108を介して複数の被写体のLFデータを引き出すよう構成することができる。この受信されたLFデータは、それより前の時点に電子装置102によってキャプチャされたLFデータに対応し得る。この以前にキャプチャされたLFデータは、電子装置102による後の使用のために、通信ネットワーク108を介してコンテンツ・サーバ106へ転送され得る。実施例に従って、コンテンツ・サーバ106は、通信ネットワーク108を介してリアルタイムで、LFデータを電子装置102へ送出することができる。
[0028] 電子装置102は、FOVに関連づけられたLFデータを、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はキャッシュメモリのような揮発性メモリに格納するよう構成することができる。電子装置102はさらに、電子装置102の第1のFOVに存在する複数の被写体から、焦点合わせ可能な被写体の組を特定するよう構成することかできる。この焦点合わせ可能な被写体の組は、この分野で知られるアクティブ自動フォーカスシステム、パッシブ自動フォーカスシステム又はこれらの組み合わせを使用して、1つ又はそれ以上の被写体のLFデータに基づいて識別することができる。焦点合わせ可能な被写体の組は、1つ又はそれ以上の被写体を含む、第1のFOVの光景深度(scene depth)に関連づけられたフォーカスメトリックが最適なフォーカスメトリックであるときに、さらに識別され得る。
[0029] 実施形態に従って、電子装置102は、識別された焦点合わせ可能な被写体の組をディスプレイ装置110に表示するよう構成することができる。電子装置102はさらに、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカに基づいて、識別された焦点合わせ可能な被写体の組を示すよう構成することができる。実施形態に従って、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカは、識別された焦点合わせ可能な被写体の組を包含する領域を囲むことができる。
[0030] 実施形態に従って、電子装置102は、ユーザ112からの入力を受信するよう構成することができる。電子装置102は、ユーザ入力を、ディスプレイ装置110を通して接触感応(touch-sensitive)ジェスチャの使用によって受信するよう構成することができる。受信されたユーザ入力は、ディスプレイ装置110上に表示された焦点合わせ可能な被写体の組からの1つ又はそれ以上の被写体の選択に対応し得る。実施形態に従って、受信されたユーザ入力はさらに、焦点合わせ可能な被写体の組からの1つ又はそれ以上の被写体の選択解除に対応し得る。1つ又はそれ以上の選択された被写体は、1つ又はそれ以上の選択された被写体に関連づけられたバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカの削除に基づいて選択解除することができる。
[0031] 実施形態に従って、ピンチイン又はピンチアウト操作に対応する他のユーザ入力をユーザ112から受信することができる。電子装置102は、1つ又はそれ以上の選択された被写体に関連づけられたバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカによって囲まれた領域を調整するよう構成することができる。この領域は、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカへのピンチイン又はピンチアウト操作によって調整することができる。例えばユーザ112は、ディスプレイ装置110の接触感応スクリーン上に表示されている選択された被写体の1つへの長い接触ジェスチャを与えることができる。これにより、選択された被写体を包含する対応するバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカが、ディスプレイ装置110上に表示され得る。その後ユーザ112は、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカの少なくとも縁部又は頂部に再度接触し、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカによって囲まれた領域の縁部又は頂部をドラグイン(又はドラグアウト)することができる。あるいはユーザ112は、2つの縁部又は頂部に接触し、囲まれた領域の少なくとも2つの縁部又は頂部を同時にドラグイン(又はドラグアウト)するようにピンチイン(又はピンチアウト)操作を実行することができる。ドラグイン(又はドラグアウト)操作は、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカによって囲まれた領域を調整することができる。より具体的には、この調整は、ピンチイン又はピンチアウト操作に基づいて、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカによって囲まれた領域の拡大及び/又は縮小に対応することができる。
[0032] 実施形態に従って、電子装置102は、選択された1つ又はそれ以上の被写体のキャプチャされたLFデータを、電子装置102の不揮発性メモリに格納するよう構成することができる。電子装置102はさらに、焦点合わせ可能な被写体の組における1つ又はそれ以上の選択されていない被写体に対応するキャプチャされたLFデータを不揮発性メモリから削除するよう構成することができる。
[0033] 受信されたユーザ入力に基づいて、電子装置102は、選択された1つ又はそれ以上の被写体から第1の被写体に焦点を合わせるよう構成することができる。この第1の被写体への焦点合わせは、第1の被写体の格納されたLFデータの第1のリアラインメント(realignment)に基づいて行うことができる。格納されたLFデータの第1のリアラインメントが第1の被写体に関する格納されたLFデータに対して実行される1つ又はそれ以上の操作に基づくことは、通常の知識を有する者にとって明らかであり得る。1つ又はそれ以上の操作には少なくとも、第1の被写体のLFデータの彩度の積分(integration of intensities)(LF画像平面の1つ又はそれ以上の位置における)、スクリーン深度計算(screen depth computation)及び/又は第1の被写体のLFデータに実行されるティルト/シフトレンズのシミュレーションが含まれ得る。1つ又はそれ以上の操作に基づいて、電子装置102は、LFデータに関連づけられる1つ又はそれ以上のパラメータを修正することができる。1つ又はそれ以上のパラメータの例としては、以下には限定されないが、焦点合わせされた第1の被写体の被写界深度、主レンズの絞り径(aperture diameter)、マイクロレンズアレイにおける複数のマイクロレンズの逆拡大係数、マイクロレンズアレイにおける複数のマイクロレンズに対するFナンバー、マイクロレンズアレイにおける複数のマイクロレンズの焦点距離、第1のFOVの被写界深度、光の波長、及び/又は、電子装置102の1つ又はそれ以上のフォトセンサにおけるピクセルの寸法が含まれ得る。電子装置102は、格納されているLFデータの第1のリアラインメントに基づいて、焦点合わせされた第1の被写体を含む第1のフレームを決定するよう構成することができる。
[0034] 実施形態に従って、受信されたユーザ入力に基づいて、電子装置102は、選択された1つ又はそれ以上の被写体から、1つ又はそれ以上の他の被写体、例えば第2の被写体へ動的に再度焦点を合わせるよう構成することができる。この場合、第2の被写体へ再度の焦点合わせは、格納されているLFデータの第2のリアラインメントに基づくことができる。第2の被写体に関して、格納されているLFデータの第2のリアラインメントは、第2の被写体に関する格納されたLFデータに対して実行される1つ又はそれ以上の操作に基づくことができる。この第2の被写体へ焦点を合わせる1つ又はそれ以上の操作は、第1の被写体に焦点を合わせる1つ又はそれ以上の操作に類似したものであり得る。電子装置102は、格納されているLFデータの第2のリアラインメントに基づいて、焦点合わせされた第2の被写体を含む第2のフレームを決定するよう構成することができる。同様に、電子装置102は、1つ又はそれ以上の他の被写体に対応する格納されたLFデータのリアラインメントに基づいて、それらを含む1つ又はそれ以上のフレームを決定することができる。
[0035] 実施形態に従って、電子装置102は、第1のFOVに対応する第1のフレームの集積(stack)を生成するよう構成することができる。第1のフレームの集積は、決定された第1のフレーム及び/又は決定された1つ又はそれ以上の他のフレームを含むことができる。決定された第1のフレーム及び/又は決定された1つ又はそれ以上の他のフレームはそれぞれ、焦点合わせされた第1の被写体及び/又は焦点合わせされた1つ又はそれ以上の他の被写体を含むことができる。したがって、第1のFOVに対し生成された、第1のフレームの集積における各フレームは、選択された被写体の組からの少なくとも1つの焦点合わせされた被写体を含むことができる。実施形態に従って、電子装置102はさらに、1つ又はそれ以上の後続するFOVに対応する、後続のフレームの集積を生成するよう構成することができる。
[0036] 電子装置102は、生成された第1のフレームの集積及び生成された後続のフレームの集積を結合するよう構成することができる。生成された第1のフレームの集積及び生成された後続のフレームの集積の結合は、この分野で知られる、1つ又はそれ以上のLF画像スティッチング技術を使用することで、パノラマ画像のスティッチングを含むことができる。LF画像スティッチング技術には、以下には限定されないが、不変の局所特徴(invariant local feature)マッピング、カメラメトリックの使用によるLF画像認識の幾何学、少なくとも2のLF画像の間のホログラフィ生成、及び/又は、パノラマ画像の最適品質のためのピクセル間での補間(interpolation)が含まれ得る。電子装置102はさらに、スティッチングされた第1のフレームの集積及び後続のフレームの集積に基づいてパノラマ画像を生成するよう構成することができる。スティッチングされた第1のフレームの集積及び後続のフレームの集積には、視差誤差、レンズの歪み、光景の動き、及び露出差といった、1つ又はそれ以上の不整合(inconsistencies)が含まれ得る。このような1つ又はそれ以上の不整合は、この分野で知られる1つ又はそれ以上の画像処理及び/又はコンピュータビジョン・アルゴリズムを使用して解消することができる。
[0037] 実施形態に従って、電子装置102は、ユーザ112から1つ又はそれ以上のユーザの好みを受信するよう構成することができる。1つ又はそれ以上のユーザの好みを、1つ又はそれ以上の接触感応ジェスチャに基づいてディスプレイ装置110を介して受信するようにしてもよい。実施形態に従って、1つ又はそれ以上のユーザの好みを、1つ又はそれ以上の音声入力動作に基づいて電子装置102によって受信するようにしてもよい。実施形態に従って、1つ又はそれ以上のユーザの好みが、FOVに関連づけられて決定された第1のフレーム及び決定された第2のフレームの表示に関連づけられたフレームレートに対応するものとすることができる。フレームレートはさらに、電子装置102の複数のFOVの1つ又はそれ以上の後続のFOVに関連づけられた1つ又はそれ以上のフレームの表示に関連づけることができる。実施形態に従って、フレームレートは、フレームの集積からのフレームがディスプレイ装置110上に表示される持続時間を決定することができる。実施形態に従って、1つ又はそれ以上のユーザの好みは、生成されたパノラマ画像における第1のFOVにおける選択された1つ又はそれ以上の被写体の間での焦点合わせの変化率に対応することができる。少なくとも1つの焦点合わせされた被写体を含む各フレームを、生成されたパノラマ画像における第1のFOVにおける選択された1つ又はそれ以上の被写体の間での焦点合わせの変化率に基づいて表示することができる。しかしながら本開示はこれらに限定されるものではなく、生成されたパノラマ画像のフレームレート及び/又は焦点合わせの変化率は、本開示の範囲は限定されることなく、電子装置102によって自動的に決定されるようにすることもできる。
[0038] 実施形態に従って、生成されたパノラマ画像は、受信した1つ又はそれ以上のユーザの好み、及び/又は、フレームレート及び/又は焦点合わせの変化率に対応する自動的に決定された値に基づいて、ディスプレイ装置110上にレンダリングされ得る。実施形態に従って、電子装置102は、生成されたパノラマ画像を、コンテンツサーバ106に送信して格納するよう構成することができる。
[0039] 図2A及び図2Bは、本開示の実施形態に従う、パノラマ画像を生成する典型的な電子装置を例示した詳細なブロックズである。図2A及び図2Bにつて、図1の構成要素と関連づけて説明する。図2Aを参照すると、電子装置102は、アプリケーション・プロセッサ202、LFセンシング装置204、揮発性メモリ206、不揮発性メモリ208、入出力(I/O)装置210、トランシーバ212などの1つ又はそれ以上の回路を含むことができる。アプリケーション・プロセッサ202は、LFセンシング装置204、揮発性メモリ206、不揮発性メモリ208、I/O装置210、トランシーバ212と通信可能に接続され得る。
[0040] アプリケーション・プロセッサ202は不揮発性メモリ208に格納されている命令の組を実行するよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス、及び/又は、コードを含むことができる。アプリケーション・プロセッサ202は、電子装置102の複数のFOVのLFデータを処理するよう構成され得る。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、格納されているLFデータのリアラインメントに基づいてLFデータを処理することができる。LFデータのリアラインメントに基づいて、複数の視野(FOV)のそれぞれにおける複数の被写体が、次々と再焦点合わせされる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、複数のFOVのそれぞれに関連づけられたLFデータのリアラインメントに基づいてパノラマ画像を生成するよう構成され得る。アプリケーション・プロセッサ202の例としては、X86ベースのプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、複雑命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、中央処理装置(CPU)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、画像処理プロセッサユニット(GPU)、コプロセッサ、及び/又は他のプロセッサ又は集積回路が含まれ得る。
[0041] LFセンシング装置204は、アプリケーション・プロセッサ202によって実行可能な少なくとも1つのコード部分を有するマシンコード及び/又はコンピュータプログラムを格納するよう構成された適切なロジック、回路及び/又はインターフェイスを含むことができる。LFセンシング装置204は、マイクロレンズアレイを含むことができる。マイクロレンズアレイは、複数のマイクロレンズを含む。LFセンシング装置204はさらに、複数の感光素子を含む1つ又はそれ以上のフォトセンサを含むことができる。1つ又はそれ以上のフォトセンサは、光線が1つ又はそれ以上のフォトセンサを照射する前にマイクロレンズを通過するよう配置され得る。さらにマイクロレンズアレイは、1つ又はそれ以上のフォトセンサと連係して、電子装置102の複数のFOVと関連するLFデータをキャプチャすることができる。LFセンシング装置204のマイクロレンズアレイ及び1つ又はそれ以上のフォトセンサは、この分野で知られている1つ又はそれ以上の技術に基づいて実装することができる。
[0042] 揮発性メモリ206は、アプリケーション・プロセッサ202によって実行可能な少なくとも1つのコード部分を有する機械読取可能なコード及び/又はコンピュータプログラムを格納するよう構成された適切なロジック、回路及び/又はインターフェイスを含むことができる。揮発性メモリ206は、複数のFOVのそれぞれにおける複数の被写体のLFデータを一時的に格納するよう構成することができる。揮発性メモリ206の例には、以下には限定されないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、サイリスタランダムアクセスメモリ(T−RAM)、ゼロキャパシタランダムアクセスメモリ(Z−RAM)及び/又はキャッシュメモリが含まれ得る。
[0043] 不揮発性メモリ208は、アプリケーション・プロセッサ202によって実行可能な少なくとも1つのコード部分を有する機械読取可能なコード及び/又はコンピュータプログラムを格納するよう構成された適切なロジック、回路及び/又はインターフェイスを含むことができる。不揮発性メモリ208はさらに、電子装置102の複数のFOVにおける1つ又はそれ以上の被写体に動的に再焦点合わせする1つ又はそれ以上のアルゴリズムを格納するよう構成することができる。不揮発性メモリ208はさらに、LFデータに関連づけられたプレノプティック関数を格納するよう構成することができる。不揮発性メモリ208はさらに、ユーザ112等のユーザから受信した1つ又はそれ以上のユーザの好みを格納するよう構成することができる。1つ又はそれ以上のユーザの好みには、フレームレート及び/又は1つ又はそれ以上の被写体の焦点合わせの変化率を含むことができる。不揮発性メモリ208の実装例には、以下には限定されないが、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリ及び/又はセキュアデジタル(SD)カードが含まれ得る。
[0044] I/O装置210は、複数のFOVのそれぞれの複数の被写体をディスプレイ装置110上に表示するよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。I/O装置210はさらに、アプリケーション・プロセッサ202と通信するよう構成された種々の入出力装置を含むことができる。I/O装置210の入力装置はさらに、焦点合わせ可能な被写体の組から1つ又はそれ以上の被写体を選択するための、1つ又はそれ以上の入力をユーザ112から受信するよう構成することができる。入力装置はさらに、パノラマ画像の生成のための1つ又はそれ以上のユーザの好みに対応した1つ又はそれ以上の入力動作をユーザ112から受信するよう構成することができる。I/O装置210の出力装置はさらに、生成されたパノラマ画像をディスプレイ装置110上に表示するよう構成することができる。入力装置の例には、以下には限定されないが、キーボード、タッチスクリーン、マイクロフォン、カメラ、モーションセンサ、光センサ及び/又はドッキングステーションが含まれ得る。出力装置の例には、以下には限定されないが、ディスプレイ装置110及び/又はスピーカが含まれ得る。ディスプレイ装置110は、タッチスクリーンを介して1つ又はそれ以上のユーザから1つ又はそれ以上の入力動作を受信するよう構成することができる。このような1つ又はそれ以上の入力動作は、仮想キーボード、スタイラス、接触ベースの入力動作及び/又はジェスチャによって、1つ又はそれ以上のユーザから受信することができる。ディスプレイ装置110には、いくつかの周知の技術、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、プラズマディスプレイ及び/又は有機LED(OLED)ディプレイ技術によって実現され得るが、これらには限定されない。
[0045] トランシーバ212は、通信ネットワーク108を介してアプリケーション・サーバ104及び/又はコンテンツ・サーバ106と通信するよう構成された適切なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。トランシーバ212は、電子装置102による通信ネットワーク108との有線又は無線での通信をサポートする周知の技術を実行することができる。トランシーバ212は、以下には限定されないが、アンテナ、周波数変調(FM)トランシーバ、無線周波数(RF)トランシーバ、1つ又はそれ以上の増幅器、同調器、1つ又はそれ以上の発信器、デジタル信号プロセッサ、コーダ・デコーダ(CODEC)チップセット、加入者特定モジュール(SIM)カード及び/又は局所バッファを含むことができる。トランシーバ212は、インターネット、セルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)及び/又はメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などのインターネット及び/又は無線ネットワークなどのネットワークを介して無線で通信することができる。無線通信は、複数の通信規格、プロトコール及び技術のいずれをも使うことができる。例えば、ロングタームイーボルーション(LTE)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)、拡張データGSM環境(EDGE)、広帯域コード分割多重アクセス(W−CDMA)、コード分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、ブルートゥース、ワイファイ(Wi−Fi)、(e.120g、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g及び/又はIEEE802.11n)、インターネットプロトコールを介した音声(VoIP)、Wi−MAX、電子メール、インスタントメッセージのためのプロトコール及び/又はショートメッセージサービス(SMS)がある。
[0046] 動作において、電子装置102のLFセンシング装置204は、電子装置102の第1のFOVと関連づけられたLFデータをキャプチャするよう構成することができる。この第1のFOVは複数の被写体を含むことができる。第1のFOVのLFデータは、LFセンシング装置204のLFセンサの照射に基づいてキャプチャされうる。実施形態に従って、第1のFOVと関連するキャプチャされたLFデータは、アプリケーション・プロセッサ202の制御のもとで揮発性メモリ206に格納されうる。格納されたLFデータは、ライトフィールド写真の分野で知られる7次元(7D)プレノプティック関数に対応しうる。プレノプティック関数の7Dは、3次元における光線の位置、2次元平面2つの方向における光線の角度、入射時刻、及び、入射光線の波長に対応しうる。アプリケーション・プロセッサ202は、複数の被写体のLFデータに基づいて、第1のFOVにおける複数の被写体のそれぞれに関連づけられる1つ又はそれ以上のパラメータを決定するよう構成することができる。1つ又はそれ以上のパラメータには、以下には限定されないが、複数のFOVのそれぞれにおける複数の被写体のそれぞれの被写界深度、複数の被写体に基づいて決定された1つ又はそれ以上のフレームに関連するフレームレート、及び/又は、複数の被写体のうちの1つの被写体から別の被写体への焦点合わせの変化率が含まれ得る。1つ又はそれ以上のパラメータは、不揮発性メモリ208から引き出され得る。
[0047] 実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、不揮発性メモリ208から1つ又はそれ以上のアルゴリズムを引き出すよう構成することができる。1つ又はそれ以上のアルゴリズムは、第1のFOVにおける複数の被写体から焦点合わせ可能な被写体の組を特定することができる。引き出された1つ又はそれ以上のアルゴリズムは、パターンマッチング、エッジ検出、グレースケールマッチング及び/又はグラディエントマッチングなどの1つ又はそれ以上の物体識別技術に対応し得る。しかしながら、開示の範囲が限定されることなく任意の他の物体識別技術を用いることができる。
[0048] 実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、引き出された1つ又はそれ以上のアルゴリズムに基づいて、第1のFOVに存在する複数の被写体から焦点合わせ可能な被写体の組を特定するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、I/O装置210に対して特定された焦点合わせ可能な被写体の組を表示するよう命令するように構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202から引き出された命令に基づいて、I/O装置210は、特定された焦点合わせ可能な被写体の組をディスプレイ装置110上に表示するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、ディスプレイ装置110上の特定された焦点合わせ可能な被写体の組を囲むバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカをレンダリングするよう構成することができる。バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカは、特定された焦点合わせ可能な被写体の組を囲む幾何学的形状に対応し得る。このような幾何学的形状は、長方形、正方形、円形、楕円形等に類似とすることができる。
[0049] 実施形態に従って、I/O装置210は、接触感応ジェスチャによって、ディスプレイ装置110を介して、ユーザ112からユーザ入力を受信するよう構成することができる。しかしながら、他の入力提供方法、例えば音声ベースの入力、ジェスチャに基づいた入力、ハードウェア又はソフトウェアのボタンによる入力、ジョイスティック、又はこの分野で知られる他の入力提供方法を使って、ユーザ入力を受信することができる。受信されたユーザ入力は、ディスプレイ装置110上に表示された焦点合わせ可能な被写体の組からの第1の被写体及び1つ又はそれ以上の被写体の選択に対応し得る。実施形態に従って、受信された入力は、焦点合わせ可能な被写体の組からの1つ又はそれ以上の被写体の選択に対応し得る。1つ又はそれ以上の選択された被写体は、1つ又はそれ以上の被写体に関連づけられているバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカの削除によって選択解除とすることができる。
[0050] 実施形態に従って、選択された1つ又はそれ以上の被写体に関連づけられているバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカによって囲まれている領域を調整するために、ユーザ112から別のユーザ入力を受信することができる。この別の入力は、開示の範囲を限定することなく、自由形態のジェスチャ又は音声入力を介してユーザ112から与えられ得る。
[0051] 実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、選択された1つ又はそれ以上の被写体のキャプチャされたLFデータを、電子装置102の不揮発性メモリ208に格納するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、焦点合わせ可能な被写体の組における他の被写体に対応するキャプチャされたLFデータを揮発メモリから削除するよう構成することができる。
[0052] アプリケーション・プロセッサ202は、選択された1つ又はそれ以上の被写体から第1の被写体に焦点合わせするよう構成することができる。第1の被写体への焦点合わせは、第1の被写体の格納されているLFデータの第1のリアラインメントに基づくものとすることができる。アプリケーション・プロセッサ202は、第1の被写体に関する格納されているLFデータに対して実行される1つ又はそれ以上の操作に基づいて、格納されているLFデータの第1のリアラインメントを実行するよう構成することができる。第1の被写体への焦点合わせに基づいて、アプリケーション・プロセッサ202は、格納されたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて、焦点合わせされた第1の被写体を含む第1のフレームを決定するよう構成することができる。
[0053] 受信したユーザ入力に基づいて、アプリケーション・プロセッサ202は、選択された1つ又はそれ以上の被写体から、第2の被写体である1つ又はそれ以上の他の被写体に、動的に再焦点合わせするよう構成することができる。この場合、第2の被写体への再焦点合わせは、格納されているLFデータの第2のリアラインメントに基づくものとすることができる。格納されているLFデータの第2のリアラインメントは、第2の被写体に関する格納されているLFデータに対して実行される1つ又はそれ以上の操作に基づくものとすることができる。この第1の被写体に焦点合わせする1つ又はそれ以上の操作は、第1の被写体に焦点合わせするよう実行される1つ又はそれ以上の操作に類似するものであってもよい。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は格納されているLFデータの第1のリアラインメントに基づいて、焦点合わせされた第1の被写体を含む第2のフレームを決定するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202は、第2のリアラインメントに基づいて、動的に再焦点合わせされた第2の被写体に対応する第2のフレームを決定するよう構成することができる。同様に、アプリケーション・プロセッサ202は、対応するLFデータのリアラインメントに基づいて、焦点合わせされた1つ又はそれ以上の被写体を含む1つ又はそれ以上の他のフレームを決定することができる。
[0054] 実施形態に従って、格納されているLFデータの第1のリアラインメント及び第2のリアラインメントは、FOVに関連するLFデータに関連づけられた1つ又はそれ以上のパラメータの修正に対応し得る。この1つ又はそれ以上のパラメータの例には、以下には限定されないが、FOVにおける焦点合わせされた第1の被写体及び動的に再焦点合わせされた1つ又はそれ以上の他の被写体の被写界深度、レンズの絞り径(aperture diameter)、マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズの逆拡大係数、マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズに対するFナンバー、マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズの焦点距離、第1のFOVの被写界深度、光の波長、及び/又は、LFセンシング装置204の1つ又はそれ以上のフォトセンサにおけるピクセルの寸法を含み得る。実施形態に従って、第1のリアラインメント及び第2のリアラインメントは、焦点合わせされた第1の被写体及び/又は動的に再焦点合わせされた第2の被写体の被写界深度に基づくものとすることができる。第1のリアラインメント及び第2のリアラインメントは、焦点合わせ可能な被写体の組から選択された1つ又はそれ以上の被写体の被写界深度の情報が、生成されたパノラマ画像に格納されるように、実行される。この選択された1つ又はそれ以上の被写体の格納された被写界深度の情報は、生成されたパノラマ画像における深度の知覚を与えることができる。実施形態に従って、第1のリアラインメント及び/又は第2のリアラインメントは、フレームの変化率に対応するフレームレートに基づくものとすることができる。例えば、このフレームレートは、決定された第1のフレームから決定された第2のフレーへの変化率に対応し得る。実施形態に従って、第1のリアラインメント及び/又は第2のリアラインメントは、焦点合わせされた第1の被写体から動的に再焦点合わせされた第2の被写体への焦点合わせの変化率に基づくものとすることができる。
[0055] 実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、第1のFOVに対応する第1のフレームの集積を生成するよう構成することができる。第1のフレームの集積は、決定された第1のフレーム及び/又は決定された1つ又はそれ以上の他のフレームを含むことができる。決定された第1のフレー及び/又は決定された1つ又はそれ以上の他のフレームはそれぞれ、焦点合わせされた第1の被写体及び/又は焦点合わせされた1つ又はそれ以上の他の被写体を含むことができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、第1のフレームの集積を揮発性メモリ206に格納するよう構成することができる。しかしながら本開示はこれには限定されず、アプリケーション・プロセッサ202はさらに、開示の範囲を制限することなく、不揮発性メモリ208に第1のフレームの集積を格納するよう構成することができる。
[0056] アプリケーション・プロセッサ202はさらに、1つ又はそれ以上の後続のFOVに対応する1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積を生成するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202は、生成された第1のフレームの集積と生成された後続のフレームの集積とを結合するよう構成することができる。生成された第1のフレームの集積と生成された後続のフレームの集積との結合は、この分野で知られる、1つ又はそれ以上のLF画像スティッチング技術を使用することで、パノラマLF画像のスティッチングを含むことができる。
[0057] アプリケーション・プロセッサ202はさらに、スティッチングされた第1のフレームの集積と後続のフレームの集積に基づいて、パノラマ画像を生成するよう構成することができる。スティッチングされた第1のフレームの集積と後続のフレームの集積は、視差誤差、レンズの歪み、光景の動き、及び露出差といった、1つ又はそれ以上の不整合が含まれ得る。このような1つ又はそれ以上の不整合は、この分野で知られている1つ又はそれ以上のアルゴリズムを使って解消することができる。
[0058] アプリケーション・プロセッサ202はさらに、スティッチングされた第1のフレームの集積と後続のフレームの集積に基づいて、パノラマ画像を生成するよう構成することができる。生成されたパノラマ画像は、動画、ライトフィールド・ピクチャ(LFP)画像、グラフィックス・インタチェンジ・フォーマット(GIF)画像、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)画像に対応し得る。
[0059] 実施形態に従って、I/O装置210は、ディスプレイ装置110を介して、ユーザ112から1つ又はそれ以上のユーザの好みを引き出すよう構成することができる。1つ又はそれ以上のユーザの好みは、1つ又はそれ以上の接触感応ジェスチャに基づいて、ディスプレイ装置110を介して受信することができる。実施形態に従って、1つ又はそれ以上のユーザの好みは、1つ又はそれ以上の音声入力動作に基づいて電子装置によって受信することができる。1つ又はそれ以上のユーザの好みは、複数のFOVのそれぞれのFOVに関連する決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの表示に関連づけられたフレームレートに対応するものとすることができる。1つ又はそれ以上のユーザの好みは、第1のVOFに対応する選択された1つ又はそれ以上の被写体に対応する被写体の間の焦点合わせの変化率に対応し得る。ユーザの好みはさらに、1つ又はそれ以上の後続のFOVに対応する選択された1つ又はそれ以上の被写体に対応し得る。しかしながら本開示はこれには限定されず、生成されたパノラマ画像のフレームレート及び/又は焦点合わせの変化率は、開示の範囲を制限することなく、揮発性メモリ206又は不揮発性メモリ208に予め格納されている値に基づくものとすることができる。
[0060] 実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、受信した1つ又はそれ以上のユーザの好み及び/又はフレームレート及び/又は焦点合わせの変化率に対応する予め格納された値に基づいて、生成されたパノラマ画像をディスプレイ装置110上にレンダリングするよう構成することができる。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、トランシーバ212を介して、生成されたパノラマ画像をコンテンツ・サーバ106に送信し格納するよう構成することができる。
[0061] 実施形態に従って、選択された1つ又はそれ以上の被写体は生成されパノラマ画像において順次焦点合わせされ得る。実施形態に従って、焦点合わせの順番は、受信されたユーザ入力における1つ又はそれ以上の被写体の選択の順序に対応するものとすることができる。実施形態に従って、焦点合わせの順番は、受信されたユーザの好みに対応するものとすることができる。さらに、アプリケーション・プロセッサ202は、受信した1つ又はそれ以上のユーザの好み及び/又は不揮発性メモリ208に存在する予め格納された値に基づいて、選択された1つ又はそれ以上の被写体を生成されたパノラマ画像に表示するよう構成することができる。
[0062] 図2Bを参照すると、LFセンシング装置204の詳細な機能図が例示されている。LFセンシング装置204は、アプリケーション・プロセッサ202によって実行可能なコード部分を含むマシンコード及び/又はコンピュータプログラムを格納するよう構成された適切なロジック、回路及び/又はインターフェイスを含むことができる。LFセンシング装置204は、マイクロレンズアレイ214及び/又は複数の光センサ216を含むことができる。LFセンシング装置204はさらに、メインレンズ218を含むことができる。メインレンズ218は、マイクロレンズアレイ214と、焦点合わせされる物体222aを含む第1の物体平面220aとの間に配置され得る。複数の光センサ216は、物体222aの像226aを形成し得る第1の像平面224aと考えることができる。さらに、マイクロレンズアレイ214は、複数の光センサ216の1つ又はそれ以上の光センサとメインレンズ218と協働して、電子装置102の複数のFOVにおける物体222などの1つ又はそれ以上の物体に関連するLFデータをキャプチャするよう構成することができる。LFセンシング装置204におけるメインレンズ218は、位置228aにおけるピンホールに関連づけることができる。位置228aにおけるピンホールは、230a及び230bといったスリット間のアパチャに対応し得る。アプリケーション・プロセッサ202は、この分野で知られるデジタル再焦点合わせアルゴリズムに基づいて、第2の物体平面220bを生成するよう構成することができる。第2の物体平面220bは、第1の物体平面220aとメインレンズ218との間に配置された仮想の平面に対応するものとすることができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、第2の像平面224bを生成するよう構成することができる。第2の像平面224bは図2Bに示すように、第1の像平面224aの左側に置かれた仮想の平面であり得る。
[0063] マイクロレンズアレイ214は、複数のマイクロレンズを含むことができる。さらに、マイクロレンズの数及び/又はアレイの寸法は、各マイクロレンズに関連する1つ又はそれ以上のパラメータに基づいて、予め決めておくことができる。1つ又はそれ以上のパラメータには、各マイクロレンズの寸法及びマイクロレンズアレイ214におけるマイクロレンズそれぞれの焦点距離が少なくとも含まれ得る。実装においては、各マイクロレンズの焦点距離は、メインレンズ218の焦点距離よりも所定の値だけ小さくすることができる。さらに、第1の物体平面220aから発せられた光線がメインレンズ218を通過するときに、複数の光センサ216上でマイクロレンズアレイ214の各マイクロレンズが像226aなどの物体の個々の像を形成するように、光線がマイクロレンズアレイ214のアレイを通過し得る。
[0064] 複数の光センサ216は複数の光感応エレメントを含むことができ、これらは第1の物体平面220a上の物体から発せられた光線の照射に基づいて、LFデータを生成するよう構成することができる。実装において、LFデータは多次元データに対応し得る。多次元LFデータの1つ又はそれ以上の次元には、空間における1つ又はそれ以上の軸、物体平面220aから複数の光センサ216への光線の入射角、物体からの光線が複数の光センサ216への入射が許される時間、及び/又は、光線の波長が含まれ得る。実装においてLFデータは、アプリケーション・サーバ104及び/又はコンテンツ・サーバ106といった1つ又はそれ以上のサーバによって処理され得る。他の実装では、LFデータは、上述のようにアプリケーション・プロセッサ202によって処理され得る。さらに、マイクロレンズアレイ214を通過する光線は、複数の光センサ216に入射して、物体222aの像226aを第1の像平面224a上に形成する。複数の光センサ216は、予め決められた数のピクセルに対応する。
[0065] メインレンズ218は、光線(第1の物体平面220aにおける物体222aから発せられる)を複数の光センサ216上に焦点合わせする光学装置であり得る。メインレンズ218は、マイクロレンズアレイ214と、焦点合わせされる物体222aを含む第1の別体平面220aとの間に配置され得る。メインレンズ218は、マイクロレンズアレイ214と協働して、メインレンズ218及びマイクロレンズアレイ214の所定の焦点距離に基づいて、光線を第1の像平面224a上に焦点合わせすることができる。メインレンズ218の種類は、図2Bに示すように両凸レンズとすることができる。しかしながら本開示はこれには限定されず、メインレンズ218及び/又はマイクロレンズアレイ214は、開示の範囲から逸脱することなく、他の種類、例えば両凹、平凸、平凹、正メニスカス、及び/又はこれらの同じ種類又は異なる種類の組み合わせとすることもできる。
[0066] 実施形態に従って、LFセンシング装置204に入射する光線は、この分野で知られる1つ又はそれ以上のパラメータ表示技術によって表示することができる。パラメータ表示技術の例には、2つの平行な平面を生成する数学的演算を含む2平面パラメータ表示が含まれるが、これには限定されない。2平面パラメータ表示技術に従うと、メインレンズ218の平面は「uv−平面」に、マイクロレンズアレイ214の平面は「st−平面」に対応し得る。「uv−平面」及び/又は「st−平面」は、2平面パラメータ表示技術に使用される2つの平行な平面であり得る。したがって、光線のパラメータ表示は、LFセンシング装置204における光線が「uv−平面」及び/又は「st−平面」を通過するときに、実行され得る。
[0067] 動作において、LFセンシング装置204は、アプリケーション・プロセッサ202と協働して、位置228aにおけるピンホール及び/又はメインレンズ218のデジタル移動に対応する操作を実行するよう構成することができる。このデジタル移動は、マイクロレンズアレイ214を通過する光線のグループの移動に対応し得る。各グループのそれぞれからの光線は、位置228aにおけるピンホールを通過することが許される。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、ピンホールの位置228aの新たな位置228bへの調整を実行するよう構成することができる。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、スリット230aと230bの間のアパチャの調整に基づいて、ピンホールの位置228aを新たなピンホールの位置228bへ調整するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、ピンホールの位置228aの(新たな位置228bへの)デジタル移動及び/又はメインレンズ218の位置のデジタル移動後に得られるLFデータの計算によるリアラインメントを実行して、電子装置102の複数のFOVにおける像の歪みなどのアーチファクトを最小限に抑えるよう構成することができる。
[0068] 実施形態に従って、LFセンシング装置204は、アプリケーション・プロセッサ202と協働して、第1の物体平面220aにおける1つ又はそれ以上の物体への動的な再焦点合わせをデジタル的に実行するよう構成することができる。動的な再焦点合わせは、アプリケーション・プロセッサ202によって決定された第2の物体平面220bを用いて実行することができる。動的な再焦点合わせさらに、図2Aにおいて説明したように、FOVに関連するLFデータの計算によるリアラインメントに基づく焦点合わせの設定を変更することなく、実行することができる。さらに、第1の物体平面220aからの第2の物体平面220bの位置及びメインレンズ218の位置は、この分野で知られる予め格納されたアルゴリズムに基づいて、アプリケーション・プロセッサ202によって予め決めておくことができる。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、第1の物体平面220aからメインレンズ218の方への横方向の変位である第2の物体平面220bを決定するよう構成することができる。複数のFOVの中の1のFOVに存在する複数の被写体からの焦点合わせ可能な被写体のシャープネスは、第2の物体平面220bの位置に基づき得る。
[0069] 実施形態に従って、1つ又はそれ以上の物体は、第2の物体平面220bに関連づけることができる。仮想的に変位させた第1の物体平面220aに基づいて、物体222aを、第2の物体平面220b上の仮想物体222bへ変位させることができる。さらに、物体222aの変位に基づいて、新たな像を第2の像平面224b上に形成することができる。この第2の像平面224bはまた、第1の像平面224aの左への横方向の変位であり得る。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、不揮発性メモリ208に存在する予め格納されているこの分野で知られたアルゴリズムに基づいて、第1の像平面224aからの第2の像平面224bの位置を決定するのに使用することができる。
[0070] 横方向の変位に基づいて、仮想物体222bの虚像226bが、第2の像平面224b上に形成され得る。実施形態に従って、LFセンシング装置204における動的な再焦点合わせはさらに、1つ又はそれ以上のウィンドウに対応するLFデータの足し合わせを含み得る。この1つ又はそれ以上のウィンドウは、物体222a又は仮想物体222bから発せられる光線に対応し得る。LFデータはさらに、マイクロレンズアレイ214の複数のマイクロレンズから取り出されたデータに対応し得る。この取り出されたデータは、固定された焦点深度における物体222a又は仮想物体222bの位置に対応し得る。
[0071] 実施形態に従って、LFセンシング装置204は、アプリケーション・プロセッサ202と協働してデジタル絞り(stop down)操作を実行するよう構成することができる。デジタル絞り操作は、図2Aで説明しように、Fナンバーをインクリメントすることを含み得る。Fナンバーは、メインレンズ218の焦点距離に対応しうる。Fナンバーのインクリメントに基づいて、メインレンズ218のアパチャの寸法は、1つ又はそれ以上の焦点合わせ可能な物体のシャープネスを向上させるために、1つ又はそれ以上の焦点合わせ可能な物体の被写界深度を増やすようにデクリメントされ得る。実施形態に従って、デジタル絞り操作は、被写界深度に対して、マイクロレンズアレイ214の1つ又はそれ以上のマイクロレンズの中央部に関連するLFデータの足し合わせを含み得る。さらに、被写界深度に対して、マイクロレンズアレイ214の1つ又はそれ以上のマイクロレンズの中央部に関連するLFデータは、位置228aにおけるピンホールを使用することによって得ることができる。
[0072] 実施形態に従って、パノラマ画像を生成するために、アプリケーション・プロセッサ202は、各物体に対し個々に行う、デジタル移動、動的再焦点合わせ、及び/又は、デジタル絞りといった前述した操作を実行するよう構成することができる。実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、前述の操作を1つ又はそれ以上の組み合わせで実行するよう構成することができる。前述の操作に基づいて、フレームにおけるFOVに関連する1つ又はそれ以上のパラメータを修正することができる。この1つ又はそれ以上のパラメータには、以下には限定されないが、生成されたパノラマ画像のシャープネス、輝度(brightness)、解像度(resolution)が含まれ得る。さらに、アプリケーション・プロセッサ202は、図2Aで言及した7次元プレノプティック関数に基づいて1つ又はそれ以上の前述の操作を実行するよう構成することができる。
[0073] 図3A〜図3Eは、本開示の実施形態に従った、パノラマ画像の生成のための典型的なシナリオを例示した図である。図3A〜図3Eについて、図1及び図2からの要素と関連づけて説明する。図3Aには、会議室302の典型的な光景が例示されている。会議室302には、電子装置102の典型的な視野(FOV)304が含まれ得る。典型的なFOV304には、第1の被写体306a、第2の被写体306b、第3の被写体306cといった1つ又はそれ以上の被写体が含まれ得る。第1の被写体306a、第2の被写体306b、第3の被写体306cは、第1の座席物体308a、第2の座席物体308b、第3の座席物体308cそれぞれに、会議テーブル310をはさんで着席している。FOV304はさらに、サイドテーブル312に対応する第1の物体及びホワイトボード314に対応する第2の物体が含まれ得る。FOVにはさらに、サイドテーブル312上に置かれホワイトボード314の部分をハイライトするハイライター312aが含まれ得る。さらに、1つ又はそれ以上の被写体のそれぞれ及び/又は1つ又はそれ以上の物体のそれぞれを、電子装置102のFOV304に関して、被写界深度に関連づけることができる。
[0074] 図3Bを参照すると、電子装置102のFOV304における焦点合わせ可能な被写体の組の特定のための典型的なシナリオが説明されている。典型的なシナリオに従って、電子装置102のLFセンシング装置204は、FOV304に存在する1つ又はそれ以上の被写体のそれぞれ及び/又は1つ又はそれ以上の物体のそれぞれのLFデータをキャプチャするよう構成することができる。典型的なシナリオの場合に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、FOV304に存在する1つ又はそれ以上の被写体のそれぞれ及び/又は1つ又はそれ以上の物体のキャプチャされたLFデータを揮発性メモリ206に格納するよう構成することができる。キャプチャされたLFデータに基づいて、アプリケーション・プロセッサ202は、FOV304に存在する焦点合わせ可能な被写体の組及び/又は他の焦点合わせ可能な物体の組を特定するよう構成することができる。FOV304における焦点合わせ可能な被写体の組及び/又は他の焦点合わせ可能な物体の組の特定は、図2Bで説明したような物体認識技術に基づくことできる。
[0075] アプリケーション・プロセッサ202は、長方形のバウンディングボックスを、FOV304に存在する焦点合わせ可能な被写体の組及び/又は焦点合わせ可能な物体の他の組のそれぞれに関連づけるよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202は、バウンディングボックス316aを第1の被写体306aに、バウンディングボックス316bを第2の被写体306bに、及び/又はバウンディングボックス361cを第3の被写体306cに関連づけるよう構成することができる。同様に、アプリケーション・プロセッサ202は、バウンディングボックス316dをサイドテーブル312に、バウンディングボックス316eをハイライター312aに、及び/又はバウンディングボックス316fをホワイトボード314に関連づけるよう構成することができる。バウンディングボックス316a〜316fのそれぞれは、関連づけられたユーザインターフェイス(UI)エレメント318a〜318fそれぞれを含むことができる。I/O装置210は、特定された1つ又はそれ以上の被写体及び/又は1つ又はそれ以上の物体を、関連するバウンディングボックス及び関連するUIエレメントと共にディスプレイ装置110上に表示するよう構成することができる。
[0076] 典型的なシナリオに従って、I/O装置210は、表示されている1つ又はそれ以上の被写体及び/又は1つ又はそれ以上の物体のバウンディングボックス316a〜316fに対応する1つ又はそれ以上のユーザ入力動作を受信するよう構成することができる。受信された1つ又はそれ以上のユーザ入力動作は、表示されている焦点合わせ可能な被写体の組及び/又は1つ又はそれ以上の焦点合わせ可能な物体から1つ又はそれ以上の被写体を選択することに対応し得る。生成されたパノラマ画像において焦点合わせされるべく選択されている1つ又はそれ以上の被写体及び/又は1つ又はそれ以上の物体から、被写体及び/又は物体を選択解除するために、ユーザ112から別のユーザ入力を与えることができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、選択された被写体及び/又は物体のキャプチャされたLFデータを不揮発性メモリ208に格納するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、表示されている1つ又はそれ以上の被写体及び/又は1つ又はそれ以上の物体から選択解除された被写体のキャプチャされたLFデータを揮発性メモリ206から削除するよう構成することができる。
[0077] 典型的なシナリオの場合に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、受信された1つ又はそれ以上のユーザ入力基づいて、バウンディングボックス316a、316b、316c、316d、316e、及び/又は316fによって囲まれた領域を調整するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、表示されているバウンディングボックスに関連づけられたUIエレメント318a、318b、318c、318d、318e、及び/又は318fに基づいて、表示されている焦点合わせ可能な被写体の1つ又はそれ以上及び/又は1つ又はそれ以上の焦点合わせ可能な物体を削除するよう構成することができる。選択解除は、受信した1つ又はそれ以上のユーザ入力に基づくことができる。
[0078] 実施形態に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、第1の被写体306aのキャプチャされたLFデータの計算によるリアラインメントに基づいて、第1の被写体306aに焦点合わせするよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、第2の被写体306b及び第3の被写体306cに動的に再焦点合わせするよう構成することができる。再度の焦点合わせはさらに、第2の被写体306b及び第3の被写体306cのキャプチャされたLFデータの動的な計算によるリアラインメントに基づくのもとすることができる。同様に、アプリケーション・プロセッサを、サイドテーブル312、ハイライター312a、及び/又はホワイトボード314のキャプチャされたLFデータの計算によるリアラインメントに基づいて、サイドテーブル312、ハイライター312a、及び/又はホワイトボード314に動的に再焦点合わせするよう構成することができる。典型的なシナリオの場合に従って、アプリケーション・プロセッサは、特定された焦点合わせ可能な被写体の組及び/又は他の焦点合わせ可能な物体の組のLFデータの同時的な計算によるリアラインメントを実行するよう構成することができる。
[0079] 図3Cを参照すると、特定された1つ又はそれ以上の被写体及び/又は1つ又はそれ以上の物体に関連づけられたバウンディングボックスをディスプレイ装置110上に表示させる典型的なシナリオが例示されている。このバウンディングボックスは、第1の被写体306aに関連づけられたバウンディングボックス316aに対応する。実施形態に従って、バウンディングボックス316aは、第1の被写体306aの少なくとも一部を囲むようにディスプレイ装置110上に表示することができる。しかしながら、アプリケーション・プロセッサによって受信されたユーザ入力に基づいて、I/O装置210を介して、バウンディングボックス316aの寸法を調整することができる。バウンディングボックス316aの寸法の調整は、第1の被写体306aの囲まれた部分の領域を広げるよう及び/又は狭めるように実行することができる。
[0080] さらに、このような寸法の調整は、ユーザ入力がピンチイン又はピンチアウト操作に対応するときに、実行されるようにしてもよい。ピンチイン又はピンチアウト操作は、方向320a及び320bのような与えられた方向にバウンディングボックスの縁又は頂点をドラッグすることによって実行され得る。ピンチイン又はピンチアウト操作は、方向320a及び320bと反対の方向にバウンディングボックスの辺をドラッグすることによっても実行され得る。ディスプレイ装置110上で受信されたユーザ入力に基づいて、アプリケーション・プロセッサ202は、バウンディングボックス316b〜316fの寸法の同様の調整を実行するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、調整されたバウンディングボックス316a〜316fに囲まれた被写体のキャプチャされたLFデータを不揮発性メモリ208に格納するよう構成することができる。
[0081] 図3Dを参照すると、表示されている1つ又はそれ以上の被写体及び/又は1つ又はそれ以上の物体から選択された被写体に対応する、FOV304のフレーム322の集積の生成のための典型的なシナリオが例示されている。典型的なシナリオに従って、受信されたユーザ入力は、第1の被写体306a、第2の被写体306b、ハイライター312a、及び/又はホワイトボード314の選択に対応し得る。第1の被写体306a、第2の被写体306b、ハイライター312a、及び/又はホワイトボード314の選択は、第1のシーケンスで実行される。
[0082] ユーザ入力に基づいて、アプリケーション・プロセッサ202は、図3Cにおいて説明したように、第1の被写体306aのキャプチャされたLFデータの計算によるリアラインメントに基づいて、第1の被写体306aに焦点合わせするよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、計算によるリアラインメントに基づいて、第1の被写体306aに対応するフレーム322aを生成するよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、図3Cで説明したように、第2の被写体306b及び第3の被写体306cのキャプチャされたLFデータの動的な計算によるリアラインメントに基づいて、選択された第2の被写体306b、選択されたハイライター312a、及び選択されたホワイトボード314に動的に再焦点合わせするよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、フレーム322b、322c、322dを生成するよう構成することができる。フレーム322aは第1の被写体306aに対応し、フレーム322bは第2の被写体306bに対応し、フレーム322cはハイライター312aに対応し、フレーム322dはホワイトボード314に対応し得る。生成されたフレーム322a、322b、322c、322dはさらに、FOV304のフレームの集積322に対応し得る。フレームの集積322はさらに、選択された被写体それぞれに関連づけられた被写界深度の情報を含むことができる。
[0083] 典型的なシナリオの場合に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、第1のシーケンスにおいて生成されたフレームの集積322の生成されたフレーム322a、322b、322c、及び/又は322dを順序づけて配列するよう構成することができる。典型的なシナリオの別の場合に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、不揮発性メモリ208から引き出された1つ又はそれ以上のユーザの好みに基づいて、生成されたフレームの集積322の生成されたフレーム322a、322b、322c、及び/又は322dを順序づけて配列するよう構成することができる。フレームの集積322はさらに、受信した1つ又はそれ以上のユーザの好み及び/又は予め不揮発性メモリ208に格納されている値に基づいて、1つ又はそれ以上のパラメータに関連づけられ得る。この1つ又はそれ以上のパラメータは、選択された第1の被写体306a、第2の被写体306b、ハイライター312a、及び/又はホワイトボード314の間でのフレームレート及び/又は焦点合わせの変化率に対応し得る。
[0084] 典型的なシナリオの場合に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、FOV304の生成されたフレームの集積322と同様の1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積を生成するよう構成することができる。この生成された1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積は、電子装置102の1つ又はそれ以上の後続のFOVに対応し得る。
[0085] 図3Eを参照すると、FOV304の生成されたフレームの集積322のLF画像スティッチングに基づいたパノラマ画像の生成の典型的なシナリオが例示されている。典型的なシナリオに従って、アプリケーション・プロセッサ202は、フレームの集積322の生成されたフレーム322a、322b、322c、及び/又は322dを、ユーザの好みに基づいて連続的に配列するよう構成することができる。生成されたフレーム322a、322b、322c、及び/又は322dは、オーバーラップするFOVを含むことができる。
[0086] 典型的なシナリオの場合に従って、アプリケーション・プロセッサ202は、ユーザの好みに基づいて、1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積の1つ又はそれ以上の他のフレームを順番に配列するよう構成することができる。このような1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積の1つ又はそれ以上の他のフレームは、電子装置102の1つ又はそれ以上の後続のFOVに対応し得る。このような1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積の1つ又はそれ以上の他のフレームは、オーバーラップするFOVを含むことができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、フレームの集積322の生成されたフレーム322a、322b、322c及び/又は322d、及び1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積の1つ又はそれ以上の他のフレームを結合するよう構成することができる。
[0087] アプリケーション・プロセッサ202はさらに、フレームの集積322の生成されたフレーム322a、322b、322c及び/又は322dにおける選択された被写体と関連づけられる視差誤差を最小限に抑えるよう構成することができる。フレームの集積322の生成されたフレーム322a、322b、322c及び/又は322d、及び1つ又はそれ以上の後続のフレームの集積の1つ又はそれ以上の他のフレームの結合は、LF画像スティッチングに基づくものとすることができる(図2Bにおいて説明)。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、生成されたパノラマ画像をディスプレイ装置110上にレンダリングするよう構成することができる。生成されたパノラマ画像は、選択された1つ又はそれ以上の被写体の深度の知覚に寄与する疑似3次元画像に対応し得る。1つ又はそれ以上の選択された被写体のそれぞれは、レンダリングされたパノラマ画像にいて連続的に焦点合わせされ得る。生成されたパノラマ画像は、1つ又はそれ以上のユーザの好み及び/又は予め不揮発性メモリ208に格納されている値に基づいてレンダリングすることができる。1つ又はそれ以上のパラメータは、選択された第1の被写体306a、第2の被写体306b、ハイライター312a、及び/又はホワイトボード314の間でのフレームレート及び/又は焦点合わせの変化率に対応し得る。
[0088] 図4は、本開示の実施形態に従った、パノラマ画像の生成の方法を例示するフローチャートを含んでいる。図4には第1のフローチャート400が示されている。第1のフローチャート400は図1との関連で説明される。この方法は、ステップ402でスタートし、ステップ404に進む。
[0089] ステップ404で、電子装置102の第1のFOVに関連するLFデータがキャプチャされる。ステップ406で、第1のFOVに関連するキャプチャされたLFデータは不揮発性メモリ208に格納される。ステップ408で、焦点合わせ可能な被写体、すなわち第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体が、電子装置102の第1のFOVに存在する第1の複数の被写体から特定される。焦点合わせ可能な被写体の組が、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカに基づいて、ディスプレイ装置110上に示される。
[0090] ステップ410で、第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体を選択するユーザ入力が受信される。このユーザ入力には、第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体に関連づけられたバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカ上でのピンチイン又はピンチアウト操作を含み得る。ステップ412で、選択された第1の被写体及び1つ又はそれ以上の他の被写体に対応するFOVに関連するキャプチャされたLFデータは、揮発性メモリに格納され得る。ステップ414で、第1の被写体の格納されたLFデータの第1のリアラインメントが実行され得る。
[0091] ステップ416で、焦点合わせされた第1の被写体を含む第1のフレームが、格納されたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて決定され得る。ステップ418で、FOVにおける1つ又はそれ以上の他のフレームのそれぞれの格納されたLFデータの第2のリアラインメントが実行され得る。ステップ420で、動的に再焦点合わせされた1つ又はそれ以上の他の被写体を含む1つ又はそれ以上の他のフレームが、格納されたLFデータの第2のリアラインメントに基づいて決定され得る。
[0092] ステップ422で、決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合に基づいて、パノラマ画像が生成され得る。決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームは、スティッチングされてパノラマ画像が生成され得る。さらに、決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからのスティッチングされた2つ又はそれ以上のフレームに対応する視差誤差が、最小に抑えられ得る。制御は終了ステップ424に進む。
[0093] 本開示の実施形態に従って、パノラマ画像の生成のためのシステムが開示される。このシステムは、アプリケーション・プロセッサ202のような1つ又はそれ以上の回路を含むことができる。電子装置102のアプリケーション・プロセッサ202は、マイクロレンズアレイを含むことができ、これはさらに複数のマイクロレンズを含み、光センサと協働して、イメージング装置のFOVと関連づけられたLFデータをキャプチャするよう構成することができる。第1のフレームを決定するために、アプリケーション・プロセッサ202は、FOVにおける第1の被写体と関連する格納されたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて、第1の被写体に焦点合わせするよう構成することができる。1つ又はそれ以上の他のフレームを決定するために、アプリケーション・プロセッサ202は、FOVにおける1つ又はそれ以上の他の被写体のそれぞれのキャプチャされたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて、動的に1つ又はそれ以上の他の被写体に再度焦点を合わせるよう構成することができる。アプリケーション・プロセッサ202はさらに、決定された第1のフレーム及び決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合に基づいて、パノラマ画像を生成するよう構成することができる。
[0094] 本開示の種々の実施形態は、パノラマ画像の生成のための、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体及び/又はストレージ媒体、及び/又は非一時的機械読取可能な媒体及び/又は記憶媒体、機械及び/又はコンピュータによって実行可能な少なくとも1つのコード部分を有する機械コード及び/又はコンピュータプログラムを提供することができる。前記少なくとも1つのコード部分は、機械及び/又はコンピュータに、マイクロレンズアレイの第1の被写体への焦点合わせを含むステップを実行させることができる。第1の被写体は焦点合わせされて、FOVにおける第1の被写体と関連する格納されたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて、第1のフレームが決定される。マイクロレンズアレイはさらに、複数のマイクロレンズを含むことができる。マイクロレンズアレイは、光センサと協働して、イメージング装置のFOVに関連するLFデータをキャプチャするよう構成することができる。このステップはさらに、FOVにおける1つ又はそれ以上の他の被写体のそれぞれのキャプチャされたLFデータの第2のリアラインメントに基づいて、1つ又はそれ以上の他の被写体に動的に再度焦点合わせして、1つ又はそれ以上の他のフレームを決定するよう構成することができる。決定された第1のフレームと決定された1つ又はそれ以上の他のフレームとの結合に基づいて、パノラマ画像を生成することができる。
[0095] 本開示は、ハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現され得る。本開示は、少なくとも1台のコンピュータシステムにおいて集中化された形態でも、又は、いくつかの互いに接続されたコンピュータシステムに異なる要素が散在しているような分散された形態でも実現することができる。ここで説明された方法を実行するよう適応されたコンピュータシステム又は他の装置が適合し得る。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせは、コンピュータプログラムをその得た汎用目的のコンピュータシステムであり得、コンピュータプログラムをロードし実行したときは、ここで説明した方法を実行するようコンピュータシステムを制御することができる。本開示は、他の機能を実行する集積回路の部分を備えたハードウェアによっても実現できる。
[0096] 本開示は、ここで説明した方法の実施を可能とするすべての特徴を含み、コンピュータシステムにロードされたときは、これらの方法を実行することができるコンピュータプログラム製品に組み込むことができる。コンピュータプログラムとは、本開示では、情報処理能力を備えたシステムに特定の機能を、直接に、又はa)他の言語、コード又は表記への転換、b)異なる物質形態における再生の、いずれか又は両方の後で、実行させることを意図する命令のセットの任意の言語における任意の表現、コード、又は表記を意味する。
[0097] 実施形態を参照して本開示を説明してきたが、本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更が可能であること及び均等物を置換可能であることは、当業者には理解されるだろう。さらに、開示の範囲から逸脱せずに、特定の状況又は材料を本開示の教示に適用させて多くの修正を行うことができる。したがって、本開示は、開示された特定の実施形態には限定されず、本開示は、クレームの範囲内に含まれるすべての実施形態を含むことが意図されている。

Claims (26)

  1. イメージング装置であって、
    複数のマイクロレンズを含み、光センサと協働して前記イメージング装置の視野(FOV)に関連するライトフィールド(LF)データをキャプチャするよう構成されたマイクロレンズアレイと、
    1つ又はそれ以上の回路とを含み、
    前記1つ又はそれ以上の回路は、
    前記FOVにおける第1の被写体の前記キャプチャされたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて前記第1の被写体に焦点合わせして第1のフレームを決定し、
    前記FOVにおける1つ又はそれ以上の他の被写体それぞれの前記キャプチャされたLFデータの第2のリアラインメントに基づいて前記1つ又はそれ以上の他の被写体に動的に再焦点合わせして1つ又はそれ以上の他のフレームを決定し、
    前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合に基づいてパノラマ画像を生成する、
    よう構成したイメージング装置。
  2. 前記1つ又はそれ以上の回路は、前記FOVに関連する前記キャプチャされたLFデータを揮発性メモリに格納するよう構成されている、請求項1に記載のイメージング装置。
  3. 前記1つ又はそれ以上の回路は、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカに基づいて、前記第1の被写体及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体を前記イメージング装置のディスプレイスクリーンに示す、請求項1に記載のイメージング装置。
  4. 前記1つ又はそれ以上の回路は、前記第1の被写体への焦点合わせ及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体への動的な再焦点合わせのためのユーザ入力を受信するよう構成されている、請求項1に記載のイメージング装置。
  5. 前記受信されたユーザ入力は、前記第1の被写体及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体から1つ又はそれ以上の被写体を選択することに対応し、前記選択された1つ又はそれ以上の被写体のそれぞれは、前記生成されたパノラマ画像がディプレイスクリーンにレンダリングされたときに連続的に焦点合わせされる、請求項4に記載のイメージング装置。
  6. 前記ユーザ入力には、前記第1の被写体及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体に関連づけられたバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカに対応してユーザによって実行されるピンチイン操作又はピンチアウト操作が含まれる、請求項5に記載のイメージング装置。
  7. 前記1つ又はそれ以上の回路は、前記FOVにおける前記選択された1つ又はそれ以上の被写体の前記キャプチャされたLFデータを不揮発性メモリに格納するよう構成されている、請求項5に記載のイメージング装置。
  8. 前記第1の被写体への前記焦点合わせ及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体への前記動的な再焦点合わせは、予め格納されているアルゴリズムに基づくものである、請求項1に記載のイメージング装置。
  9. 前記キャプチャされたLFデータの前記第1のリアラインメント及び前記第2のリアラインメントは、前記FOVに関連する前記キャプチャされたLFデータに関連づけられた1つ又はそれ以上のパラメータの修正に対応する、請求項1に記載のイメージング装置。
  10. 前記1つ又はそれ以上のパラメータには少なくとも、前記FOVにおける焦点合わせされた前記第1の被写体及び動的に再焦点合わせされた前記1つ又はそれ以上の他の被写体の被写界深度、メインレンズの絞り径、前記マイクロレンズアレイにおける前記複数のマイクロレンズの逆拡大係数、前記マイクロレンズアレイにおける前記複数のマイクロレンズに対するFナンバー、前記マイクロレンズアレイにおける前記複数のマイクロレンズの焦点距離、前記FOVの被写界深度、光の波長、前記イメージング装置の1つ又はそれ以上のフォトセンサにおけるピクセル寸法、フレームレート、及び/又は、前記FOVにおける選択された前記第1の被写体、前記1つ又はそれ以上の他の被写体、1つ又はそれ以上の物体の間での焦点合わせの変化率が含まれる、請求項9に記載のイメージング装置。
  11. 前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合は、前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからの2つ又はそれ以上のフレームのLF画像のスティッチングを含む、請求項1に記載のイメージング装置。
  12. 前記1つ又はそれ以上の回路は、前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからの前記1つ又はそれ以上のフレームの前記LF画像のスティッチングに対応する視差誤差を最小限に抑えるよう構成されている、請求項11に記載のイメージング装置。
  13. 前記1つ又はそれ以上の回路は、前記生成されたパノラマ画像を1つ又はそれ以上のユーザの好み及び/又は不揮発性メモリに予め格納されている値に基づいてレンダリングするよう構成されており、前記1つ又はそれ以上のユーザの好みには、前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームに関連するフレームレート、又は、前記焦点合わせされた前記第1の被写体及び前記動的に再焦点合わせされた前記1つ又はそれ以上の他の被写体の焦点合わせの変化率が含まれる、請求項1に記載のイメージング装置。
  14. 前記生成されたパノラマ画像のフォーマットは、動画、ライトフィールド・ピクチャ(LFP)画像、グラフィックス・インタチェンジ・フォーマット(GIF)画像、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)画像のうちの1つに対応する、請求項1に記載のイメージング装置。
  15. パノラマ画像を生成する方法であって、
    光センサと協働する複数のマイクロレンズを含むマイクロレンズアレイを含み、前記複数のマイクロレンズは、前記イメージング装置の視野(FOV)に関連するライトフィールド(LF)データをキャプチャするよう構成されているイメージング装置において、
    前記FOVにおける第1の被写体の前記キャプチャされたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて前記第1の被写体に焦点合わせして第1のフレームを決定する段階と、
    前記FOVにおける1つ又はそれ以上の他の被写体それぞれの前記キャプチャされたLFデータの第2のリアラインメントに基づいて前記1つ又はそれ以上の他の被写体に動的に再焦点合わせして1つ又はそれ以上の他のフレームを決定する段階と、
    前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合に基づいてパノラマ画像を生成する段階と、
    を含む方法。
  16. 前記FOVに関連する前記キャプチャされたLFデータを揮発性メモリに格納する段階をさらに含む請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の被写体及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体は、バウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカに基づいて前記イメージング装置のディスプレイスクリーンに示される、請求項15に記載の方法。
  18. 前記第1の被写体への焦点合わせ及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体への動的な再焦点合わせのためにユーザ入力が受信される、請求項15に記載の方法。
  19. 前記受信されたユーザ入力は、前記第1の被写体及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体から1つ又はそれ以上の被写体を選択することに対応し、前記選択された1つ又はそれ以上の被写体のそれぞれは、前記生成されたパノラマ画像がディプレイスクリーンにレンダリングされたときに連続的に焦点合わせされる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ユーザ入力には、前記第1の被写体及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体に関連づけられたバウンディングボックス及び/又はオブジェクトマーカに対応してユーザによって実行されるピンチイン操作又はピンチアウト操作が含まれる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記FOVにおける前記選択された1つ又はそれ以上の被写体の前記キャプチャされたLFデータを不揮発性メモリに格納する段階をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記第1の被写体への前記焦点合わせ及び前記1つ又はそれ以上の他の被写体への前記動的な再焦点合わせは、予め格納されているアルゴリズムに基づくものである、請求項15に記載の方法。
  23. 前記キャプチャされたLFデータの前記第1のリアラインメント及び前記第2のリアラインメントは、前記FOVに関連する前記キャプチャされたLFデータに関連づけられた1つ又はそれ以上のパラメータの修正に対応する、請求項15に記載の方法。
  24. 前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合は、前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからの2つ又はそれ以上のフレームのLF画像のスティッチングを含む、請求項15に記載の方法。
  25. 前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームからの前記1つ又はそれ以上のフレームの前記LF画像のスティッチングに対応する視差誤差を最小限に抑える段階をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  26. コンピュータが実行可能な命令の組が格納された非一時的コンピュータ読取可能な記録媒体であって、前記命令の組が電子装置に、
    光センサと協働する複数のマイクロレンズを含むマイクロレンズアレイを含み、前記複数のマイクロレンズは、前記イメージング装置の視野(FOV)に関連するライトフィールド(LF)データをキャプチャするよう構成されているイメージング装置において、
    前記FOVにおける第1の被写体の前記キャプチャされたLFデータの第1のリアラインメントに基づいて前記第1の被写体に焦点合わせして第1のフレームを決定する段階と、
    前記FOVにおける1つ又はそれ以上の他の被写体それぞれの前記キャプチャされたLFデータの第2のリアラインメントに基づいて前記1つ又はそれ以上の他の被写体に動的に再焦点合わせして1つ又はそれ以上の他のフレームを決定する段階と、
    前記決定された第1のフレーム及び前記決定された1つ又はそれ以上の他のフレームの結合に基づいてパノラマ画像を生成する段階と、
    を実行させる記録媒体。
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