本願は、2016年1月7日に国際特許庁に出願された、“DATA SCHEDULING METHOD, BASE STATION, AND SYSTEM”と題する、国際特許出願番号PCT/CN2016/070440に対して優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は通信技術の分野に関し、詳細には、データスケジューリング方法、基地局およびシステムに関する。
無線通信の急速な発展に伴い、人々は、人間と人間との通信にもはや完全に満足しなくなり、モノのインターネット(Internet Of Things, IOT)技術が出現している。マシンツーマシン(Machine to Machine, M2M)通信は、無線ネットワークを使用することによって、マシン間で情報およびデータを転送することを指し、IoTの重要な発展方向である。M2Mデバイスは、一般に、水、電気、ガス等の使用状況を定期的に監視および報告する必要がある、スマートメータリングシステム等の比較的コンパクトなバッテリ駆動システムである。
一般に、スマートメータリングサービスは、主に、小さなデータ量を伴う小さなデータパケット報告サービスである。このサービスには、主に2つの送信ソリューションが存在する。1つは制御プレーン(Control Plane, CP)ベースの送信ソリューションであり、他方はユーザプレーン(User Plane, UP)ベースの送信ソリューションである。ユーザ機器(User Equipment, UE)の能力情報を取得するための既存の方法は、基地局がモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity, MME)への接続を確立した後に、MMEがUEの能力情報を記憶する場合、MMEはUEの能力情報を基地局に送信し、または、MMEがUEの能力情報を記憶しない場合、基地局は、UEの能力情報をUEに求め、UEの能力情報をMMEに送信することである。しかしながら、CPベースのデータ送信ソリューションでは、UEの能力情報を取得するための既存の方法が使用される場合、基地局は、UEがデータを送信するときにUEの能力情報を有しない。それゆえに、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに適切に割り当てることができず、リソース利用率が低減する。
本発明の実施形態は、リソース利用率の向上を目的とする、データスケジューリング方法、基地局およびシステムを提供する。
本発明の実施形態の第1の態様はデータスケジューリング方法を提供し、方法は、
基地局によって、ユーザ機器UEの能力情報を取得するステップであって、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である、ステップと、
基地局によって、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるステップとを含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第1の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップは、
基地局によって、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するステップ、または、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信するステップ、または、
基地局によって、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信し、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、基地局によってUEに、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用される指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信し、基地局によって、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するステップを含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第2の可能な実施では、能力情報は第1の能力情報であり、基地局によって、ユーザ機器UEの能力情報を取得するステップの後、方法は、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するステップ、または、
基地局によって、UE能力情報取得要求をUEに送信し、基地局によって、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するステップ、または、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを受信するステップ、または、
基地局によって、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するステップをさらに含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第3の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップは、
基地局によって、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するステップであって、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、ステップと、
基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップと、
基地局によって、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するステップであって、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、ステップと、
基地局によって、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第3の可能な実施を参照すると、第1の態様の第4の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップの後、方法は、
基地局によって、UEにUE能力使用指示情報を送信するステップであって、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズTBSがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む、ステップをさらに含む。
本発明の第1の態様の第3の可能な実施を参照すると、第1の態様の第5の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップと、
基地局によって、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定するステップと、
基地局によって、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択するステップ、または、
基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するステップを含む。
本発明の第1の態様の第5の可能な実施を参照すると、第1の態様の第6の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展SAE-一時モバイル加入者識別情報S-TMSIを含む。
本発明の第1の態様の第6の可能な実施を参照すると、第1の態様の第7の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレスPLMN IDまたはモビリティ管理エンティティMMEグループ識別子MMEGIのうちの少なくとも1つをさらに含む。
本発明の第1の態様の第7の可能な実施を参照すると、第1の態様の第8の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得するステップと、
基地局によって、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第6の可能な実施を参照すると、第1の態様の第9の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定するステップと、
基地局によって、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第7の可能な実施を参照すると、第1の態様の第10の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定するステップと、
基地局によって、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第7の可能な実施を参照すると、第1の態様の第11の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップを含む。
本発明の第1の態様の第3乃至第11の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第12の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップの後、方法は、
基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、基地局によって、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するステップであって、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される、ステップをさらに含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第13の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップは、
基地局によって、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するステップであって、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、ステップと、
基地局によって、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求めるステップと、
基地局によって、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップと、
基地局によって、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するステップであって、ここで、UE能力情報取得は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、ステップと、
基地局によって、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するステップとを含む。
本発明の第1の態様、または、第1の態様の第1乃至第13の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第14の可能な実施では、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置one band/multi-band deployment、シングルトーン/マルチトーン指示single-tone/multi-tone指示、制御プレーン/ユーザプレーン指示CP/UP indication、UEカテゴリUE-category、無線能力radio capability、加入者プロフィール識別子SPID、アクセス層リリース情報access stratum release、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の第1の態様の第14の可能な実施を参照すると、第1の態様の第15の可能な実施では、UEカテゴリUE-categoryは、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
本発明の第1の態様の第14または第15の可能な実施を参照すると、第1の態様の第16の可能な実施では、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
本発明の第1の態様の第14乃至第16の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第17の可能な実施では、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
本発明の第1の態様の第14乃至第17の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第18の可能な実施では、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
本発明の第1の態様の第18の可能な実施を参照すると、第1の態様の第19の可能な実施では、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
本発明の第1の態様の第14乃至第19の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第20の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップの前に、方法は、
基地局によって、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするステップをさらに含む。
本発明の実施形態の第2の態様は、データスケジューリング方法を提供し、方法は、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信するステップ、または、
基地局によって、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するアップリンク情報トランスポートシグナリングを受信し、基地局によって、コアネットワークに、UEの能力情報を搬送するアップリンクNASトランスポートシグナリングを送信するステップと、
基地局によって、UEの能力情報に従って、UEにデータスケジューリングリソースを割り当てるステップとを含む。
本発明の実施形態の第3の態様は、接続リリース方法を提供し、方法は、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、接続リリース指示を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信するステップと、
基地局によってUEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信するステップと、
コアネットワークが、リリースシグナリングを受信した後にS1インタフェースをリリースするために、基地局によって、基地局およびUE間の接続をリリースし、コアネットワークにリリースシグナリングを送信するステップとを含む。
本発明の実施形態の第4の態様は、基地局を提供し、基地局は、前述の方法設計において基地局の動作を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実施されてよく、または、対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実施されてよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってよい。基地局は、第1の態様で適用されるデータスケジューリング方法の関連ステップを実行するために、取得ユニットおよび割当てユニットを含む。
本発明の実施形態の第5の態様は、基地局を提供し、基地局はトランシーバおよびプロセッサを含み、プロセッサは、前述の方法における対応する機能を実行することにおいて基地局をサポートするように構成される。トランシーバは、基地局およびモバイルネットワークサーバ間の通信をサポートするように構成される。基地局はメモリをさらに含んでよく、メモリは、プロセッサに結合されるように構成されて、必要なプログラム命令および基地局のデータを記憶する。基地局は、基地局と別のデバイスまたは通信ネットワークとの間の通信のために使用される、通信インタフェースをさらに含んでよい。
本発明の実施形態の第6の態様は、基地局によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される、コンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、前述の態様を実行するように設計されたプログラムを含む。
本発明の実施形態の第7の態様は、基地局、ユーザ機器UEおよびコアネットワークを含む通信システムを提供し、ここで、基地局は、UEの能力情報を取得するように構成され、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前であり、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるように構成される。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第1の可能な実施では、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることであり、または、
コアネットワークは、基地局に、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを送信するように構成され、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信するように構成されることであり、または、
コアネットワークは、基地局に第1のページングメッセージを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信するように構成され、基地局は、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、UEに、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信するようにさらに構成され、ここで、指示情報は、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用され、UEは、基地局によって送信され、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを受信するように構成され、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するようにさらに構成され、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることである。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第2の可能な実施では、能力情報は第1の能力情報であり、基地局がユーザ機器UEの能力情報を取得した後、
コアネットワークは、基地局に、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するようにさらに構成され、または、
基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信するようにさらに構成され、UEは、基地局によって送信されるUE能力情報取得要求を受信するようにさらに構成され、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、第3の能力情報を基地局に送信するようにさらに構成され、基地局は、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するようにさらに構成され、または、
コアネットワークは、基地局に、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを受信するようにさらに構成され、
UEは、基地局に、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを送信するようにさらに構成され、基地局は、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するようにさらに構成される。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第3の可能な実施では、UEは、基地局にRRC接続要求を送信するように構成され、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局によって、ユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局は、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するように構成され、基地局は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局は、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するようにさらに構成されることである。
本発明の第7の態様の第3の可能な実施を参照すると、第7の態様の第4の可能な実施では、基地局が、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信した後、
基地局は、UEにUE能力使用指示情報を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズTBSがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
本発明の第7の態様の第3の可能な実施を参照すると、第7の態様の第5の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定し、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択し、または、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第5の可能な実施を参照すると、第7の態様の第6の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展SAE-一時モバイル加入者識別情報S-TMSIを含む。
本発明の第7の態様の第6の可能な実施を参照すると、第7の態様の第7の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレスPLMN IDまたはモビリティ管理エンティティMMEグループ識別子MMEGIのうちの少なくとも1つをさらに含む。
本発明の第7の態様の第7の可能な実施を参照すると、第7の態様の第8の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第6の可能な実施を参照すると、第7の態様の第9の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第7の可能な実施を参照すると、第7の態様の第10の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第7の可能な実施を参照すると、第7の態様の第11の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第3乃至第11の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第7の態様の第12の可能な実施では、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定した後、
基地局は、基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するようにさらに構成され、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第13の可能な実施では、UEは、基地局に、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を送信するように構成され、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局が、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するように構成され、
基地局が、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求め、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力情報取得は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局が、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するようにさらに構成されることである。
本発明の第7の態様、または、第7の態様の第1乃至第13の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第7の態様の第14の可能な実施では、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置one band/multi-band deployment、シングルトーン/マルチトーン指示single-tone/multi-tone指示、制御プレーン/ユーザプレーン指示CP/UP indication、UEカテゴリUE-category、無線能力radio capability、加入者プロフィール識別子SPID、アクセス層リリース情報access stratum release、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の第7の態様の第14の可能な実施を参照すると、第7の態様の第15の可能な実施では、UEカテゴリUE-categoryは、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
本発明の第7の態様の第14または第15の可能な実施を参照すると、第7の態様の第16の可能な実施では、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
本発明の第7の態様の第14乃至第16の可能な実施を参照すると、第7の態様の第17の可能な実施では、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
本発明の第7の態様の第14乃至第17の可能な実施を参照すると、第7の態様の第18の可能な実施では、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
本発明の第7の態様の第18の可能な実施を参照すると、第7の態様の第19の可能な実施では、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
本発明の第7の態様の第14乃至第19の可能な実施を参照すると、第7の態様の第20の可能な実施では、基地局が、ユーザ機器UEの能力情報を取得する前に、
基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするようにさらに構成される。
本発明の実施形態では、基地局は、UEの能力情報を取得し、ここで、基地局によってUEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前であることがわかる。CP送信ソリューションに基づいてデータ送信が実行される場合、データは、UEによって基地局に送信されるRRC接続確立完了シグナリングで搬送されるNASメッセージにおいて搬送される。従って、基地局は、UEがデータを送信する前に、UEの能力情報を取得し、その結果、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに適切に割り当てることができ、リソース利用率が向上する。
本発明の態様または他の態様は、以下の実施形態の説明においてより明確且つより理解可能である。
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態または従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、単に、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、創造的努力無しに、これらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る、ネットワークアーキテクチャを示す。
図2は、本発明の実施形態に係る、基地局の概略構成図を示す。
図3は、本発明の実施形態に係る、データスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.aは、本発明の実施形態に係る、データボリュームおよびパワーヘッドルームレポートMAC CEの概略図を示す。
図3.1は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.2は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.3は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.bは、図3.3におけるデータスケジューリング方法のGUTIの概略構成図を示す。
図3.4は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図4は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図5は、本発明の実施形態に係る、接続リリース方法の概略フローチャートを示す。
図6は、本発明の実施形態に係る、別の基地局の概略構成図を示す。
図7は、本発明の実施形態に係る、通信システムの概略構成図を示す。
本発明における技術的解決手段を当業者によりよく理解させるために、以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく単に一部である。創造的努力無しに、本発明の実施形態に基づいて、当業者によって取得される他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に包含されるべきである。
詳細な説明は、以下で別々に提供される。
本発明の明細書、特許請求の範囲および添付図面では、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等の用語は、異なるオブジェクト間で区別するように意図されるが、特定の順序を示すものではない。加えて、「含む」、「含む」またはその任意の他の変形の用語は、非排他的な包含をカバーするように意図される。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品またはデバイスは、列挙されたステップまたはユニットに限定されないが、任意で、列挙されていないステップまたはユニットをさらに含むか、または、任意で、プロセス、方法、製品またはデバイスの別の固有のステップまたはユニットをさらに含む。
本明細書で言及される「実施形態」は、実施形態を参照して説明される特定の特徴、構造または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれてよいことを意味する。明細書の全ての箇所に現れるそのような表現は、必ずしも同じ実施形態でも、別の実施形態と相互排他的な独立したまたは代替の実施形態でもない。当業者は、明細書に記載された実施形態が別の実施形態と組み合わせてよいことを明白且つ暗黙的に理解するべきである。
本発明の実施形態で開示されるデータスケジューリング方法、基地局およびシステムをより良く理解するために、以下では、本発明の実施形態に適用可能なネットワークアーキテクチャを最初に説明する。図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態に係る、ネットワークアーキテクチャの概略図である。図1に示されるネットワークアーキテクチャは、基地局、UEおよびコアネットワークを含んでよい。図1に示されるネットワークアーキテクチャでは、UEは、モバイル電話、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device, MID)およびインテリジェントウェアラブルデバイス(スマートウォッチおよびスマートバンド等)等の様々な端末デバイスを含んでよい。これは、本発明の本実施形態では限定されない。基地局は、LTEシステムまたはLTEアドバンストシステムにおける進化型ノードBであってよく、または、ユニバーサルモバイル遠距離通信システム(Universal Mobil Telecommunication System, UMTS)におけるノードBであってよい。これは、本発明の本実施形態では限定されない。コアネットワークはMMEであってよい。本発明で提供されるデータスケジューリング方法は、M2MおよびIoT等、様々なシステムでの通信に適用される。
図2は、本発明の実施形態に係る、基地局の概略図である。基地局200は、少なくとも1つのプロセッサ201、通信バス202、メモリ203、少なくとも1つの通信インタフェース204およびトランシーバ205を含む。
プロセッサ201は、汎用中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)または本発明の解決手段のプログラム実行を制御するように構成される1つまたは複数の集積回路であってよい。
通信バス202は、前述のコンポーネント間で情報が送信されるチャネルを含んでよい。通信インタフェース204は、別のデバイスまたはイーサネット(登録商標)、無線アクセスネットワーク(RAN)または無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks, WLAN)等の通信ネットワークと通信するトランシーバタイプの任意の装置を使用する。
メモリ203は、読出し専用メモリ(read-only memory, ROM)、または、静的情報および静的命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、または、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、または、情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスであってよく、または、電気的に消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、コンパクトディスク読出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory, CD-ROM)または他の光ディスク(disk)ストレージまたは光ディスク(disc)ストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク等を含む)、ディスク記憶媒体または別の磁気記憶デバイス、または、コンピュータによってアクセスされることができる、命令またはデータ構造の形態で予測されたプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができる任意の他の媒体であってよい。しかしながら、これはここでは限定されない。メモリは、独立して存在してよく、バスを使用することによって、プロセッサに接続されてよい。あるいは、メモリは、プロセッサと統合されてよい。
メモリ203は、本発明の解決手段を実行するアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、プロセッサ501は、実行を制御する。プロセッサ201は、メモリ203内に記憶されるアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
図2に示される基地局のメモリ203内に記憶されるコードは、本発明で提供されるデータスケジューリング方法、例えば、UEの能力情報を取得して、次いで、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てることを実行するように実行されてよい。
特定の実施では、実施形態において、基地局200は、トランシーバ205をさらに含んでよい。トランシーバ205は、プロセッサ201と通信し、複数の方式で情報を表示してよい。トランシーバ205は、プロセッサ201と通信し、複数の方式で、アプリケーションサーバまたはサービスレイヤ装置によって送信されるシグナリングを受信してよい。
上述の技術的解決手段と一致して、特定の実施形態では、図3は、基地局の特定の実行プロセスを含むデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。本明細書で説明されるデータスケジューリング方法は図2に示される基地局によって実行されるが、本発明の本実施形態で開示されるデータスケジューリング方法の特定の実行環境は、基地局に限定されないことは留意されるべきである。
図3に示されるように、本発明のこの方法の実施形態で開示されるデータスケジューリング方法は、具体的には、以下のステップを含む:
S301. 基地局は、ユーザ機器UEの能力情報を取得し、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である。
任意で、UEの能力情報は、UE優先度、(シングルバンド/マルチバンド配置)one band/multi-band deployment、シングルトーン/マルチトーン指示single-tone/multi-tone指示(スケジューリングユニットの指示、具体的には、シングルサブキャリア、キャリア等であってよい)、(制御プレーン/ユーザプレーン指示)CP/UP indication、(UEカテゴリ)UE-category、加入者プロフィール識別子(Subscribe Profile Identifier, SPID)、(無線能力)radio capability、(アクセス層リリース情報)access stratum release、マルチプロセスハイブリッド自動再送要求(Hybrid-ARQ, HARQ)能力、大きなトランスポートブロックサイズ(Transport Block Size, TBS)能力、新しいパワータイプ(New Power Class)、モビリティ向上指示または再確立指示のうちの少なくとも1つを含んでよい。
例えば、UEカテゴリUE-categoryは、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
例えば、再確立指示は、UP(ユーザプレーン)再確立指示および/またはCP(制御プレーン)再確立指示を含む。
例えば、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示である。
例えば、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立ソリューションのために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用されることを示すために使用される。
例えば、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、再確立指示は、指示のための確立要因値として使用される。
例えば、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求、RRC接続確立要求、RRC接続再開要求等であってよい。
例えば、再確立指示は、指示のためのメッセージにおける確立要因値として使用されてよく、または、再確立指示は、メッセージにおける指示情報要素として使用されてよい。
CPソリューションについては、再確立手順はR13でサポートされていない。しかしながら、R14が導入された後、CPソリューションおよびUPソリューションのために区別する指示が与えられる必要がある。再確立指示は、CPソリューションにのみ使用される再確立指示であってよく、または、CP再確立とUPソリューション再確立との間で区別するために使用される指示メッセージであってよい。あるいは、再確立指示は、異なるリリースにおけるUP再確立間で区別するための指示であってよい。CPソリューションは、制御プレーンにおける最適化を指し、UPソリューションは、ユーザプレーンにおける最適化ソリューションである。
R13では、NB-IoT UP UEはモビリティ向上をサポートしておらず、すなわち、再確立手順における、PDCP STATUS REPORT手順、または、X2インタフェースデータおよびUEコンテキストの転送をサポートしていない。R14では、UEはモビリティ向上をサポートする。従って、モビリティ向上は能力として使用され、UEは、PDCP STATUS REPORT手順またはアップリンクデータ再送信、およびX2インタフェースデータおよびUEコンテキストの転送をサポートすることを考慮してよい。アップリンクデータ再送信は、UEが、前の接続中にアップリンクデータを送信するが、セルハンドオーバの前に受信機がデータを受信したという確認応答を受信しない場合、UEは、再確立手順においてPDCP状態レポート(PDCP STATUS REPORT)を受信する能力をサポートする必要があり、それによって、基地局に送信されないデータに対応するアップリンクPDCP SNを学習し、再送信を実行することを意味する。PDCP STATUS REPORTがR13でサポートされていないため、UEは、アップリンクデータ再送信を実行することはできない。
UEの能力として、モビリティ向上は、主に、例えば、RLFによってトリガされるRRC接続再確立手順(セル変更、セルハンドオーバまたはセル再選択等)中に、UEが移動するときに使用される。UPソリューションを使用するUEがRRC接続再確立要求をターゲット基地局に送信する場合、指示情報を受信した後、基地局は、UEが、PDCP STATUS REPORT手順または基地局間のコンテキストおよびデータの転送のうちの少なくとも1つをサポートすることができることを学習してよい。ここでのUEは、NB-IoTにおいてUPソリューションを使用するUEであってよい。
指示情報は、モビリティ向上能力指示、または、リリース情報指示等の他の情報を表してよい。
関連指示情報を受信した後、ターゲット基地局は、X2インタフェース上で指示情報を転送してよく、その結果、ソース基地局は対応する処理を実行して、ターゲット基地局にUEコンテキストおよびデータを転送する。指示情報は、モビリティ向上指示、UP再確立指示、再確立指示またはCP再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストする。
基地局の観点からは、モビリティ向上は、基地局の能力とみなされてよい。異なる基地局は、UEモビリティをサポートする異なる能力を有してよい。例えば、R13における基地局は、CPのために使用される再確立手順をサポートしなくてよく、または、UPソリューションにおけるX2インタフェースdata forwardingをサポートしなくてよい。しかしながら、R14における基地局は、CPまたはUPソリューションにおけるX2インタフェースデータ転送のために使用される再確立手順の両方またはいずれかをサポートしてよい。基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかを示してよく、異なる能力、例えば、CP再確立またはUPモビリティ向上がサポートされるかどうかを別々に示してよく、または、モビリティ向上に関連する能力を一様に示してよく、例えば、システムメッセージを使用することによって、指示をブロードキャストしてよい。具体的には、基地局がモビリティ向上能力をサポートする場合、基地局は、システムブロードキャストによって指示を与える。基地局は、モビリティ向上に含まれる複数の特定の能力を一様に示すために1 bitを使用してよく、または、それらを別々に示すために複数bitを使用してよい。RRC接続確立またはRRC接続再確立を実行するとき、UEは、指示メッセージに従って、セルにアクセスするか基地局にアクセスするかを選択してよい。例えば、基地局が、モビリティ向上能力をサポートする指示をブロードキャストする場合、モビリティ向上をサポートするUEは、セルにアクセスすることを選択してよく、または、基地局が、モビリティ向上能力をサポートしない場合、すなわち、基地局が、モビリティ向上能力をサポートする指示またはモビリティ向上能力をサポートしない指示をブロードキャストしない場合、UEは、セルにアクセスしないことを選択してよい。UEがセルにアクセスした後、基地局は、UE能力に従って異なる動作を実行してよく、例えば、低優先度ハンドリング、接続の拒否またはリリースおよび別のノードへの能力情報の転送を実行してよい。
任意で、基地局は、専用シグナリングを使用することによって、基地局がモビリティ向上能力をサポートしているかどうかをUEに通知してよい。UEがセルにアクセスした後、基地局は、RRC接続確立、RRC接続再確立、RRC接続拒否またはリリースメッセージまたは別のメッセージ等の専用シグナリングを使用することによって、UEに通知することができる。
具体的には、例えば、UEがターゲットセルにアクセスしたときにUEがRRC接続再確立要求を送信した後、ターゲット基地局は、利用可能なUEコンテキストを有しておらず、モビリティ向上能力をサポートしていない場合、ターゲット基地局は、専用シグナリングを使用することによって、UEに通知する。
任意で、セルを選択または再選択するとき、UEは、セル選択のためにこの要因を考慮してよい。任意の方式では、基地局は、モビリティ向上をサポートするいくつかのセルをブロードキャストし、基地局は、システムブロードキャストにおいて、モビリティ向上能力をサポートするセルのオフセット(offset)をブロードキャストしてよい。モビリティ向上能力をサポートするUEは、セル選択または再選択のためのoffsetを使用してよい。別の任意の方式では、再選択または選択は、モビリティ向上能力をサポートするセルに対してのみ実行され、rankingメカニズムまたは優先度メカニズムが使用されてよい。あるいは、モビリティ向上をサポートするUEは、モビリティ向上をサポートするセルが高優先度を有し、選択中にセルを優先的に選択することができると考え得る。任意で、基地局が、別のセルがモビリティ向上能力をサポートするかどうかを学習するとき、基地局は、モビリティ向上能力をサポートするセルのためのcell specific offsetを設定してよい。
モビリティ向上をサポートするセルにアクセスしたUEについては、UEが移動したとき、例えば、UEがハンドオーバしたとき、RLFが再確立手順をトリガしたとき、または、接続モードのUEがセル再選択を実行したときに、UEによってアクセスされるターゲット基地局がモビリティ向上をサポートしない場合、すなわち、ターゲット基地局が、UEコンテキストおよび基地局間のデータを転送すること等の動作をサポートしない場合、ターゲット基地局は、UEの接続を拒否またはリリースし、または、この特徴をサポートする別のセルにUEをリダイレクトし、または接続を再確立してよい。あるいは、ターゲット基地局は、ソース基地局に指示を与えることができ、ソース基地局は、指示情報に従って、UEコンテキストのみを転送してよく、または、ターゲット基地局は、記憶されたUEコンテキストおよび記憶されたデータを削除するようにソース基地局に命令してよい。
UEによって最初にアクセスされる基地局はモビリティ向上をサポートしていないが、UEによってアクセスされるセルのターゲット基地局がUEが移動した後のデータおよびUEコンテキストの転送をサポートしている場合、任意で、UEは、ターゲット基地局に指示を与えて、UEへの接続を前に確立している基地局がモビリティ向上をサポートしていないことを示してよい。ターゲット基地局がUEコンテキストを有しない場合、ターゲット基地局は接続を拒否またはリリースしてよく、または、接続を再確立してよい。あるいは、ターゲット基地局がUEから再確立要求を受信する場合、ターゲット基地局は、RLF indication、コンテキスト再取得要求または別の指示メッセージをソース基地局に送信し、ソース基地局は、この動作を拒否するか、サポートしないことの指示情報を返してよく、または、データを転送することなく、UEコンテキストのみを転送して、指示を与えてよい。特定のベアラメッセージは限定されず、既存のX2インタフェースメッセージであってよく、または、新しいメッセージであってよい。
基地局は、基地局のマルチキャストサービス固有のUEカテゴリまたは使用されるUE能力の指示をブロードキャストする。NB-IoTにおけるシングルセルポイントツーマルチポイント(Single Cell Point To Multiploint, SC-PTM)サービス等のマルチキャストサービスについては、異なるUEが異なるカテゴリおよび能力を有するため、基地局は、このようなタイプのマルチキャストサービス送信固有のUEカテゴリまたはUE能力の指示をブロードキャストする必要があり、その結果、UEは、UEカテゴリまたはUE能力に従って、マルチキャストサービスを受け入れるかどうかを決定する。例えば、指示は、共通のTBSまたは大きなTBSが、マルチキャストサービス送信において使用されるかどうかの指示、シングルプロセスHARQまたはマルチプロセスHARQがマルチキャストサービス送信において使用されるかどうかの指示、UEカテゴリの指示等を含んでよい。加えて、複数のSC-PTMサービスは、ネットワークにおいて同時に実行されるため、前述の指示は、現在のセルにおける全てのSC-PTMサービスのためのものであってよい。柔軟な制御を実施するために、基地局はまた、各SC-PTMサービスのための前述の指示を別々に与えてよい。
基地局が基地局のマルチキャストサービス固有のUEカテゴリまたは使用されるUE能力の指示をブロードキャストする時刻は、ステップS301より前であってもなくてもよいことは留意されるべきである。加えて、アイドルモードのUEはまた、指示を受信してよい。これは、本発明では限定されない。
任意で、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)制御要素(MAC CE)に新しいパワータイプが含まれる。例えば、UEの新しいパワータイプは、図3.aに示される、データボリュームおよびパワーヘッドルームレポート(Data Volume and Power Headroom Report)MAC CEにおいて示される。具体的な方式は、既存の予約ビットRが、新しいパワータイプの指示を与えるために使用されることであってよい。使用される予約ビットの数は、指示される必要がある新しいパワータイプの数に依存する。ネットワーク内で新しいパワータイプが一つだけサポートされている場合、一つだけの予約ビットが新しいパワータイプを示すために使用される必要があり、または、ネットワーク内で新しいパワータイプが2つまたは3つサポートされている場合、2つの予約ビットが新しいパワータイプを示すために使用される必要がある。新しいMAC CEを設計することは、新しいパワータイプの指示を与えるために、既存のMAC CEにおける予約ビットを使用することによって回避されることができる。加えて、シグナリングオーバヘッドは、新しいパワータイプおよび他の情報を共に基地局に報告することによって低減されることができる。
例えば、図3.1を参照すると、図3.1は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信することである。具体的には、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求は、UEの能力情報を搬送する。能力情報は、UEの全ての能力情報であってよく、または、UEの一部の能力情報であってよい。これは、具体的には、RRC接続要求シグナリングの容量に依存する。RRC接続要求シグナリングの容量が十分である場合、RRC接続要求シグナリングは、UEの全ての能力情報を搬送し、または、RRC接続要求シグナリングの容量が制限されている場合、RRC接続要求シグナリングは、UEの一部の必要な能力情報、例えば、UE優先度、single-tone/multi-tone指示またはCP/UP指示を搬送する。任意で、UEの一部の能力情報は、グループ化されて、プロトコルに書き込まれてよい。RRC接続要求シグナリングは、UEの能力情報を搬送することなく、UEの能力情報グループのインデックス番号のみを搬送する必要がある。
任意で、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信することである。具体的には、コアネットワークがページングメッセージを基地局に配信するとき、コアネットワークがUEのコンテキスト情報を記憶する場合、コアネットワークは、UEの能力情報を基地局に送信されるページングメッセージに追加し、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む。UEの能力情報を受信した後、基地局は、UEへの接続後のその後の使用のために、UEの能力情報を記憶する。
任意で、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信し、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、基地局は、UEに、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信し、ここで、指示情報は、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用され、基地局は、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信することである。具体的には、コアネットワークがUEのコンテキスト情報を記憶しない場合、コアネットワークによって基地局に送信される第1のページングメッセージはUEの能力情報を搬送せず、基地局は、UEに送信される第2のページングメッセージに指示情報を追加する。指示情報は、UEが、UEの能力情報を基地局にその後報告する必要があることを示すために使用され、UEは、基地局にその後送信されるRRC接続要求シグナリングにUEの能力情報を追加してよい。別の実施形態では、UEはまた、基地局にその後送信される他のシグナリング、例えば、RRC接続確立完了シグナリングにUEの能力情報を追加してよい。
例えば、図3.2を参照すると、図3.2は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、能力情報は第1の能力情報を含み、能力情報は第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報をさらに含む。基地局がユーザ機器UEの能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信することを含む。あるいは、基地局がユーザ機器UEの能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、UEにUE能力情報取得要求を送信し、基地局が、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信することを含む。あるいは、基地局がユーザ機器UEの能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(Non Access Stratum, NAS)トランスポートシグナリングを受信することを含む。あるいは、基地局がユーザ機器UEの能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信することを含む。
具体的には、UEによって基地局に配信されるRRC接続要求シグナリングの能力が制限されるため、RRC接続要求シグナリングは、UEのいくつかの必要な能力情報(第1の能力情報)のみ、例えば、UE優先度、single-tone/multi-tone指示およびCP/UP指示を搬送してよい。UEが依然としてその後アップリンクデータを送信する必要がある場合、基地局がUEにデータスケジューリングリソースをより適切に割り当てることができることを目的として、UEが基地局に第1の能力情報を送信した後、基地局は、UEの残りの能力情報を取得する必要がある。残りの能力情報を取得する具体的な方法は、以下を含んでよい:1. コアネットワークは、基地局に配信される初期コンテキスト確立要求シグナリング(または、コアネットワークによって基地局に配信される他のシグナリング)に第2の能力情報を追加してよい。任意で、コアネットワークが、基地局に初期コンテキスト確立要求シグナリングを送信する(または、コアネットワークが基地局に他のシグナリングを送信する)前に、基地局は、コアネットワークに送信される初期UE情報シグナリングに指示情報を追加して、UEの、コアネットワークによって基地局に送信される能力情報を示してよい。2. 基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信する(具体的には、基地局は、UE能力情報取得シグナリングをUEに送信してよく、または、基地局は、他のシグナリングをUEに配信してよい)。UE能力情報取得要求は、指示情報を搬送して、UEの、UEによって基地局に送信される能力情報を示してよく、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、基地局に第3の能力情報を送信する。3. コアネットワークがダウンリンクデータを配信する必要がある場合、コアネットワークは、基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングに第4の能力情報を追加してよい。4. UEは、RRC接続確立完了シグナリングを基地局に送信し、シグナリングは、UEの第5の能力情報を搬送する。任意で、UEがRRC接続確立完了シグナリングを基地局に送信する前に、基地局は、UEに送信されるRRC接続確立要求シグナリングに指示情報を追加して、UEの、コアネットワークによって基地局に送信される能力情報を示してよい。任意で、RRC接続確立完了シグナリングの能力は比較的大きいため、シグナリングは、UEの全ての能力情報を搬送してよい。この場合、第5の能力情報は、第1の能力情報を含んでよい。
任意で、第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報および第5の能力情報は、同じ能力情報であってよく、または、異なる能力情報であってよい。これは本発明では限定されない。
任意で、第1の能力情報と第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報の各々との間の関係は、包含関係であってよく、または、交差関係であってよく、または非互換性関係であってよい等々である。これは本発明では限定されない。
例えば、図3.3を参照すると、図3.3は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信されるRRC接続要求を受信し、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、基地局が、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信し、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局が、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信することである。
例えば、UE能力情報取得要求をコアネットワークに送信するとき、基地局は、決定されるコアネットワークがUEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワーク(またはUEが前に登録されたコアネットワーク)であるかどうかを検証するために、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報(コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、識別情報に従って、UEの、コアネットワークに記憶されるコンテキスト情報を見つけるためにコアネットワークによって使用され、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報はグローバルにユニークな一時的UE識別情報(Globally Unique Temporary UE Identity, GUTI)、または、グローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子(Globally Unique MME Identity, GUMMEI)およびシステムアーキテクチャ発展(system architecture evolution, SAE)-一時モバイル加入者識別情報S-TMSI、またはS-TMSI、またはeNB MME UE S1AP ID、またはS1AP UE IDペア(S1-AP UE ID pair)等の組合せであってよい)をUE能力情報取得要求に追加する。決定されたコアネットワークが、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワーク(またはUEが前に登録されたコアネットワーク)である場合、決定されたコアネットワークは、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報に従って、事前に記憶されたUEのコンテキスト情報を直接取得してよく、または、決定されたコアネットワークが、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワーク(またはUEが前に登録されたコアネットワーク)でない場合、決定されたコアネットワークは、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報に従って、UEに前に接続されたコアネットワーク(第1のコアネットワーク)からUEのコンテキスト情報を取得し、次いで、決定されたコアネットワークは、基地局にUEの能力情報を送信するために、基地局に送信されるシグナリングに、UEの能力情報を追加する。
任意で、GUTIは、PLMN ID、MMEIおよびM-TMSIを含む。GUTIの具体的な構成は、図3.3aに示される。
任意で、基地局が、UE能力情報取得要求を、決定されたコアネットワークに送信することは、基地局によってコアネットワークに送信されるUE能力情報要求シグナリングを使用することによって実施されてよく、または、基地局によってコアネットワークに送信される他のシグナリングを使用することによって実施されてよい。これは本発明では限定されない。
任意で、図3.4に示されるように、基地局が、ユーザ機器UEの能力情報を取得するステップS301の後、方法は、基地局が、UEにUE能力使用指示情報を送信することをさらに含み、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/またはTBSがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
例えば、現在、3GPP組織はRel-13のNB-IoT標準化を完了し、Rel-14のNB-IoTを強化している。Rel-13では、NB-IoT端末によってサポートされるレートは低く、適用シナリオが限られている。ダブルプロセスHARQ(Rel-13にはシングルプロセスHARQのみがある)およびより大きなTBSという2つの新しい特徴がRel-14のNB-IoTに導入され、NB-IoT端末の送信レートを高める。現在、基地局によって取得されるUE能力は、新しく導入されたダブルプロセスHARQ能力または大きなTBS能力を含まず、基地局は、RRC接続確立メッセージにおいて、または、UEのためのスケジューリングを実行するためのその後のデータスケジューリングにおいて2つの特徴を使用することができない。結果として、スケジューリングの性能が影響を受ける。
本発明の本実施形態では、基地局は、最初に、UE能力を取得し、次いで、UEがマルチプロセスHARQ能力および大きなTBS能力を含む新しい特徴をサポートするかどうかを示す。取得されたUE能力が2つの新しい特徴をサポートする場合、基地局は、RRC接続確立メッセージでは、2つの新しい特徴がUEのためのその後のデータスケジューリングで使用されるかどうかを示してよい。UEは、2つの特徴へのサポートを別々に示す。例えば、マルチプロセスHARQがサポートされているかどうかを示すために別個の指示(例えば、1ビット)が使用され、大きなTBSがサポートされているかどうかを示すために別の別個の指示が使用される。確かに、UEが2つの特徴の両方をサポートするかどうかを示すために同一の指示がまた使用されてよい(2つの特徴は高データレートを実施するためのものであるため、同一の指示はより少ないオーバヘッドを生じる)。加えて、指示の名前はUE能力であってよく、または、UEタイプであってよい。加えて、同様に、UEへの指示のために、基地局は2つの別々の指示を使用してよく、または同一の指示を使用してよい。
加えて、2つの新しい特徴の両方はより高い送信レートを提供するためのものであり、NB-IoTは、ネットワークのカバレッジを最初に保証する必要があるため、基地局はUEに指示を与える必要がある。UEのカバレッジが比較的乏しい場合、大量の反復送信がカバレッジを高めるために実行される必要があり、従って、高送信レートは実施されることができない。すなわち、いくつかの新しいUEまたは比較的強い能力を持つUEは2つの新しい特徴をサポートする能力を有するが、いくつかのケースでは(例えば、UEのカバレッジが乏しい場合)、基地局は、2つの特徴を使用することによって、UEのためのスケジューリングを必ずしも実行しない。2つの特徴が使用されるかどうかは、UEのダウンリンク制御情報(Downlink Control Information, DCI)フォーマット、不連続受信動作時間シーケンス関係等に影響を及ぼす。従って、スケジューリング失敗または送信効率低下を回避するために、基地局は、UEのためのその後のスケジューリングのために2つの能力が使用されるかどうかを示す必要がある。
任意で、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、基地局が、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定し、基地局が、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択し、または、基地局が、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択することである。
例えば、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングは、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、基地局は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定してよい。基地局は、GUMMEIに従って、基地局が第1のコアネットワークに接続されることができるかどうかを決定する。基地局は、第1のコアネットワークが、基地局に接続されることができるコアネットワーク内に存在する場合、第1のコアネットワークを選択し、または、第1のコアネットワークが、基地局に接続されることができるコアネットワーク内に存在しない場合、基地局は、基地局に接続されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択する。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIを含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレス(Public Land Mobile Network, PLMN)IDまたはモビリティ管理エンティティMMEグループ識別子(MME group ID, MMEGI)のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMMEGIを基地局から取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することである。
具体的には、いくつかの特定のUEに前に接続されたコアネットワークのグループは変更されない。すなわち、UEに接続されるコアネットワークのMMEGIは変更されない。基地局は、UEのMMMEIおよびS-TMSI等の情報を記憶してよい。この場合、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求は、UEのMMEGI等の情報を搬送することなく、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックスまたはPLMN IDおよびS-TMSIのみを搬送する必要がある。基地局は、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN-IDおよびS-TMSIに従って、事前に記憶されたMMEGI等の情報を取得し、PLMN-ID、S-TMSIおよびMMEGIに従って、GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を形成してよい。基地局は、いくつかのコアネットワークのルーティング補助情報を記憶するために使用される。基地局は、識別コードとしてS-TMSIを使用することによって、ルーティング補助情報を取得してよい。S-TMSIが更新された後、コアネットワークは、アップデートされたS-TMSIを基地局に送信されるダウンリンクシグナリングに追加してよく、または、アップデートされたS-TMSIをいくつかの新しいシグナリング、例えば、RRC接続中断応答、S1-AP: S1-APにおけるS1 UE deactivate context ACKおよび初期コンテキスト確立要求に追加してよい。これは、本発明では限定されない。確かに、本発明の本実施形態におけるS-TMSIはまた、C-RNTI等の、UEの別の識別子であってよい。基地局によって情報を記憶するための方法は、前述の方法に限定されず、基地局によって情報を記憶し、識別コードとして、S-TMSIまたはUEとコアネットワークとの間の対話中にアップデートされる他の情報を使用するための別の方法は、前述の方法であってよいことは留意されるべきである。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMMEGIを決定し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することである。
具体的には、いくつかの特定のUEに対しては、基地局は、ただ一つのタイプのコアネットワークグループに属し、すなわち、基地局に接続されるコアネットワークのMMEGIは変更されず一意であると仮定する。UEがアイドルモードから接続モードに変化すると、UEは、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN-IDおよびS-TMSIを、基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングに追加する。UEに接続される基地局が、UEに前に接続された基地局と同じである場合、基地局に接続されるコアネットワークのMMEGIは一意であるため、基地局は、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックスおよびS-TMSIに従って、UEに前に接続されたコアネットワークのMMEGIを決定してよく、基地局は、PLMN-ID、S-TMSIおよびMMEGIに従って、UEに前に接続されたコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を形成してよい。その後、基地局は、コアネットワークを使用することによって、UEの能力情報およびUEのコンテキスト情報を取得してよい。具体的な実施については、図3.3において説明される実施を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
任意で、UEに接続される基地局がUEに前に接続された基地局でない場合、コアネットワークがUEの能力情報を基地局に送信する必要がないことが示される必要がある。具体的な指示方式は以下のとおりである:1. 1ビット指示情報が、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングで搬送されてよく、指示情報は、UEの能力情報を取得するための図3.3において説明される方法に従って、基地局が、UEの能力情報を取得する必要がないことを示すために使用される。2. あるいは、基地局は、UEによって搬送される情報を使用することによって、UEの能力情報を取得するための図3.3において説明される方法を使用することによって、基地局がUEの能力情報を取得する必要があるかどうかを決定してよい。前述の取得方法が使用されない場合、本発明の別の実施形態における方法等が使用されてよい。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIを決定する具体的な実施は、基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、基地局が、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することである。
具体的には、いくつかの特定のUEに前に接続されたコアネットワークのグループは変更されない。すなわち、UEに接続されているコアネットワークのMMEGIは変更されず、UEは1つのPLMNのみをサポートする。この場合、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングは、S-TMSIのみを搬送し、基地局は、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定してよく、次いで、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定してよい。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含む。基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIを決定することは、基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、基地局が、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する。具体的には、UEが1つのPLMNのみをサポートする場合、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングは、S-TMSIおよびMMEGIのみを搬送し、基地局は、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定して、次いで、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定してよい。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することは、基地局が、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することを含む。
任意で、基地局によって決定されたコアネットワークに送信されるUE能力情報取得要求は、S-TMSIを搬送してよく、その結果、コアネットワークはUEを識別する。任意で、基地局によって決定されたコアネットワークに送信されるUE能力情報取得要求は、S-TMSI、eNB UE S1AP ID、LTEトラッキングエリア識別情報(Tracking Area Identity, TAI)、進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network, E-UTRAN CGI)、RRC確立要因等を搬送してよい。コアネットワークが、UEの能力情報を基地局に送信する場合、UEの能力情報、MME側のS1インタフェースの一意のUE識別子(MME UE S1 Application Protocol ID, MME UE S1AP ID)、eNB側のS1インタフェースの一意のUE識別子(eNB UE S1 Application Protocol ID, eNB UE S1AP ID)、UE集約最大ビットレート等が同時に搬送される。このように、NAS PDUのみが、基地局によってコアネットワークにその後送信される初期UE情報シグナリングで搬送される。初期UE情報シグナリングは、アップリンクNASトランスポートシグナリングに変更されてよく、シグナリングの名前はここでは限定されない。確かに、UEがRRC接続要求を基地局に送信した後、基地局によってコアネットワークに送信されるUE能力要求シグナリングはまた、初期UE情報シグナリング/アップリンクNAS送信情報に変更されてよい。シグナリングの名前はここでは限定されず、シグナリングで搬送される内容は上述の内容と同じである。
任意で、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定した後、基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、基地局は、変更されたコアネットワークに、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を送信し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
例えば、図3.4を参照すると、図3.4は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信し、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局は、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求め、基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、基地局は、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信し、ここで、UE能力情報取得は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局は、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信することである。
第1の基地局のルーティング補助情報は、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier, C-RNTI)、物理セル識別子およびS-TMSIを含む。
例えば、UEとUEに接続されている基地局との間の接続が失敗すると、UEと新しい基地局との間で接続再確立動作が実行される。UEはC-RNTI、物理セル識別子およびS-TMSIを搬送して、新しい基地局への接続再確立手順を開始し、その結果、新しい基地局は、前述の情報に従って、UEに前に接続された基地局を見つけ、UEに前に接続された基地局から、X2インタフェースを使用することによって、コアネットワークのMMEGI等の、UEに前に接続されたコアネットワーク(第2のコアネットワーク)のルーティング補助情報を取得し、UEに前に接続されたコアネットワークに関する情報を取得し、UEに前に接続されたコアネットワークを使用することによって、UEのコンテキスト情報をさらに取得し、それによって、接続再確立手順を実施する。UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む。基地局によってUEのコンテキスト情報を取得する具体的なプロセスについては、図3.3に記載の方法を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。UEに現在接続されている基地局がUEに前に接続されている基地局と同じである場合、UEのコンテキスト情報を取得するための手順は同じである。
S302. 基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てる。
具体的には、UEの能力情報を受信した後、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当て、RRC接続確立シグナリングをUEに送信する。RRC接続確立シグナリングは、基地局によってUEに割り当てられるデータスケジューリングリソースを搬送する。RRC接続確立シグナリングを受信した後、UEは、RRC接続確立完了シグナリングを送信し、基地局によってUEに割り当てられるデータスケジューリングリソースに従って、UEによってネットワークに報告される必要があるデータをこの瞬間に送信されるNASメッセージに追加する。
例えば、UEの能力情報はCP/UP指示を含む。基地局は、その後のデータ送信またはシグナリング送信においてPDCPヘッダを対応して設定する。例えば、PDCPヘッダは、CPがデータ送信のために使用されるときに短く、一方で、PDCPヘッダは、UP送信ソリューションが使用されるときに長い。CP/UP指示は、以下を含む:1. UEによって基地局に送信されるRRC接続確立完了シグナリングのパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol, PDCP)ヘッダを使用することによって、指示が与えられる。より少ないバイト(例えば、1バイト)を持つPDCPヘッダはMAC-Iを持たず、CPがデータ送信のために使用されることを示すために使用され、より多くのバイト(例えば、5バイト)を持つPDCPヘッダはMAC-Iを有し、UPがデータ送信のために使用されることを示すために使用される。2. UEに接続される基地局がUEに前に接続された基地局と同じである場合、短いPDCPヘッダは、RRC接続要求を送信するために使用される。基地局側のUEのコンテキストがある場合、UPがデータ送信のために使用されることを示し、基地局は、UPの特徴に従って、その後の関連する構成を実行する。基地局側のUEのコンテキストがない場合には、基地局は、CPの特徴に従って、その後の関連する構成を実行する。3. UEに接続される基地局が、UEに前に接続された基地局とは異なる場合、短いPDCPヘッダが依然としてRRC接続確立完了シグナリングを送信するために使用される。基地局側のUEのコンテキスト情報がない場合、基地局は依然としてCPの関連する構成を使用する。UEがRRC接続確立完了シグナリングを送信した後、基地局は、NASパケットのサイズに従って、CPが使用されるかUPが使用されるかを決定して、その後の構成を実行してよい。4. 同様に、第2および第3のCP/UP指示のために長いPDCPヘッダがまた使用されてよく、第2のおよび第3のCP/UP指示のための長いPDCPヘッダの使用のためのその後のUP/CP構成は、第2および第3のCP/UP指示のための構成と同じであり、詳細はここでは再び説明されない。5. CPが使用されるかUPが使用されるかが、データパケットのサイズに従って認識されることができない場合、パケットを受信した後、コアネットワークは、ダウンリンクシグナリングを使用することによって、基地局に通知して、その後のデータ送信を実行する。すなわち、UEがコアネットワークを持つ情報を交換した後、具体的にCPが選択されるかUPが選択されるかが学習され、コアネットワークは、ダウンリンクシグナリングを基地局に配信して、CPが使用されるかUPが使用されるかを基地局に通知する。
本発明の本実施形態では、基地局は、UEの能力情報を取得することがわかる。基地局によってUEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である。CP送信ソリューションに基づいてデータ送信が実行される場合、データは、UEによって基地局に送信されるRRC接続確立完了シグナリングで搬送されるNASメッセージにおいて搬送される。従って、基地局は、UEがデータを送信する前に、UEの能力情報を取得し、その結果、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに適切に割り当てることができ、リソース利用率が向上する。
上述の技術的解決手段と一致して、具体的な実施形態では、図4は、基地局の具体的な実行プロセスを含むデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。ここで説明されるデータスケジューリングは図2に示される基地局によって実行されるが、本発明の本実施形態で開示されるデータスケジューリング方法の具体的な実行環境は基地局に限定されないことは留意されるべきである。
図4に示されるように、本発明のこの方法の実施形態で開示されるデータスケジューリング方法は、具体的には、以下のステップを含む:
S401. 基地局は、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信し、または、基地局は、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するアップリンク情報トランスポートシグナリングを受信し、基地局は、コアネットワークに、UEの能力情報を搬送するアップリンクNASトランスポートシグナリングを送信する。
S402. 基地局は、UEの能力情報に従って、UEにデータスケジューリングリソースを割り当てる。
具体的には、本発明の本実施形態は、主に、CPデータ送信バックグラウンドに適用される。UEとネットワーク側(基地局またはコアネットワーク)との間の接続が完了し、基地局とコアネットワークとの間の接続が完了した後、コアネットワークがダウンリンクデータを配信する必要がある場合、コアネットワークは、NAS PDUだけでなく、新しい情報要素(information element, IE)もまた、UEの能力情報を送信するために、基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングに追加されてよい。このようにして、コアネットワークがUEの能力情報と共に基地局にダウンリンクデータを送信し、それによって、専用シグナリング、例えば、初期コンテキスト確立要求シグナリングの使用を低減する。あるいは、UEがネットワーク側に接続された後、UEは基地局に送信されるアップリンクデータを有する場合、UEは、UEの能力情報を、基地局に送信されるアップリンク情報トランスポートシグナリングおよびNAS PDUに追加し、UEの能力情報を基地局に転送する。基地局は、UEの能力情報をコアネットワークに送信する。このプロセスは、UEの能力情報をアップデートするプロセスとして使用されてよい。
任意で、RRC確立が完了した後、基地局は、指示情報およびUEコンテキストを検索するための識別子を、コアネットワークに送信される初期UEコンテキストに追加してよく、指示情報は、UEの能力情報を基地局に配信するようにコアネットワークに命令するために使用される。指示情報を受信した後、コアネットワークは、コアネットワークによって基地局にその後送信されるダウンリンクシグナリングを使用することによって、UEの能力情報を基地局に送信してよく、シグナリングの名前は本発明では限定されない。
任意で、基地局が初期UEコンテキストをコアネットワークに送信した後、基地局は、コアネットワークに送信されるシグナリングを使用することによって、UEの能力情報をコアネットワークに求めてよい。UEの能力情報は、コアネットワークによって基地局にその後送信されるダウンリンクシグナリングを使用することによって、基地局に送信されてよく、シグナリングの名前は、本発明では限定されない。
任意で、コアネットワークは、基地局に送信されるダウンリンクデータにUEの能力情報を追加してよい。
任意で、基地局は、UEの能力情報を基地局に送信するようにコアネットワークに命令する必要はなく、コアネットワークは、UEの能力情報をシグナリングに直接追加してよい。
本発明の本実施形態では、UEの、基地局によって取得される能力情報は、UEによって基地局に送信されるアップリンクトランスポートシグナリングで搬送されるか、または、コアネットワークによって基地局に送信される他のデータまたはシグナリングで搬送されることがわかる。対照的に、従来技術では、UEの能力情報は、コアネットワークによって基地局に送信される専用シグナリング(初期コンテキスト確立要求シグナリング等)で搬送される。本発明の本実施形態では、UEの能力情報はデータ送信で搬送されることがわかる。これは、専用シグナリングを低減し、電力消費をさらに低減する。
上述の技術的解決手段と一致して、特定の実施形態では、図5は、UE、基地局およびコアネットワークの具体的な実行プロセスを含む接続リリース方法の概略フローチャートである。ここで説明されるデータスケジューリングは、図2に示されるUE、基地局およびコアネットワークに基づいて実行されるが、本発明の本実施形態で開示される接続リリース方法の具体的な実行環境は、UE、基地局およびコアネットワークに限定されないことは留意されるべきである。
図5に示されるように、本発明のこの方法の実施形態で開示される接続リリース方法は、具体的には、以下のステップを含む:
S501. 基地局は、コアネットワークによって送信され、接続リリース指示を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信する。
S502. 基地局は、UEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信する。
S503. 基地局は、コアネットワークが、リリースシグナリングを受信した後にS1インタフェースをリリースするために、基地局およびUE間の接続をリリースし、コアネットワークにリリースシグナリングを送信する。
具体的には、アップリンクデータ送信が完了したとき、ダウンリンクデータフィードバックが必要とされるかどうかを示すために、最終的に送信されるNAS情報にリリース補助情報が追加されてよい。ダウンリンクフィードバックが必要とされない場合、コアネットワークがデータを受信した後、コアネットワークは、S1インタフェースリリース手順をトリガする。アップリンクデータ送信が、ダウンリンクフィードバック情報が必要とされることを示す場合、IEは、データ送信が完了した後に、リリースを実行するように基地局に命令するために、コアネットワークによって基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングに追加されてよく、接続リリース指示は、データ送信中に送信されるNAS PDUに追加される。情報を受信した後、基地局は、送信が完了したとわかった後にリリース動作を実行する。基地局は、UEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信する。UEは、基地局によって送信されるダウンリンク直接転送メッセージを受信して、NAS PDUにおける指示情報に従って、リリースを実行する。UEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信した後、基地局は、リリースシグナリングをコアネットワークに送信し、その結果、コアネットワークは、リリースシグナリングを受信した後、S1インタフェースをリリースする。リリースシグナリングの具体的な名前は限定されない。
任意で、コアネットワークによって基地局に送信される接続リリース指示が、エアインタフェースシグナリングのMACヘッダに追加されてよい。
任意で、アップリンクデータ送信では、リリース指示情報を含むダウンリンクフィードバックが必要とされるという指示がアップリンクパケットで与えられない場合、且つ、期間内にデータ送信がない場合、基地局またはコアネットワークは接続リリースをトリガしてよい。基地局がリリース手順をトリガする場合、基地局は、UEにリリース指示情報を送信し、次いで、S1インタフェースリリース確認応答(指示)をコアネットワークに送信する。コアネットワークがリリース手順をトリガする場合、リリース手順は、既存のUEコンテキストリリース手順と同じであり、詳細はここでは説明されない。
任意で、ダウンリンク送信では、コアネットワークが1つのデータパケットを送信した場合、タイマが有効化され、タイマが満了すると、ネットワーク側は通常の接続リリース手順に入る。アップリンクフィードバックが必要とされる場合、リリース手順はまた実行されることができる。タイマが満了しない場合、UEは送信されるアップリンクパケットを有し、リリース手順もまたここで適用されることができる。すなわち、UEは、接続をリリースするようにネットワーク側をいつでもトリガしてよく、または、コアネットワークは、データ送信を完了した後にタイマが満了するのを待機し続けてよい。ネットワーク側が、UEによって送信されるデータパケットが最後のデータパケットであるとわかった場合、ネットワーク側は、ダウンリンクNASトランスポートシグナリングにフィールドを追加して、基地局に接続をリリースするように命令し、リリース指示情報をNAS PDUに追加してよく、基地局は、ダウンリンク情報送信によって、リリース指示情報を転送する。
本発明の本実施形態では、コアネットワークによって基地局に送信される接続リリース指示は、コアネットワークによって基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングで搬送されることがわかる。対照的に、従来技術では、接続リリース指示は、コアネットワークによって基地局に送信される専用シグナリングで搬送される。本発明の本実施形態では、接続リリース指示は、データ送信において搬送されることがわかる。これは、専用シグナリングを低減し、電力消費をさらに低減する。
図6は、本発明の実施形態に係る、基地局の概略構成図である。基地局600は、取得ユニット601および割当てユニット602を含む。
取得ユニット601は、ユーザ機器UEの能力情報を取得するように構成され、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である。
割当てユニット602は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるように構成される。
任意で、取得ユニット601は、具体的には、
UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、または、
コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信し、または、
コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信し、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、UEに、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用される指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信し、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成される。
任意で、取得ユニット601がユーザ機器UEの能力情報を取得した後、基地局は、第3の受信ユニットおよび第4の送信ユニットをさらに含む。
第3の受信ユニットは、能力情報が第1の能力情報である場合、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信し、または、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送する、ダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを受信し、または、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するように構成される。
第4の送信ユニットは、能力情報が第1の能力情報である場合、UEにUE能力情報取得要求を送信し、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するように構成される。
任意で、能力情報は第1の能力情報を含み、能力情報は、第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報をさらに含む。
取得ユニット601は、具体的には、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するように構成される。
あるいは、取得ユニット601は、具体的には、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、UE能力情報取得要求をUEに送信し、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するように構成される。
あるいは、取得ユニット601は、具体的には、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを受信するように構成される。
あるいは、取得ユニット601が、具体的には、ユーザ機器UEの能力情報を取得するように構成されることは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信することを含む。
任意で、取得ユニット601は、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するように構成される第1の受信ユニットであって、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、第1の受信ユニットと、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される第1の決定ユニットと、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するように構成される第1の送信ユニットであって、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、第1の送信ユニットとを含み、ここで、第1の受信ユニットは、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するようにさらに構成される。
任意で、第1の受信ユニットが、UE能力情報取得要求に応答して、UEの、決定されるコアネットワークによって送信される能力情報を受信した後、基地局は、UEにUE能力使用指示情報を送信するように構成される第5の送信ユニットをさらに含み、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズTBSがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
任意で、第1の決定ユニットは、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される第2の決定ユニットと、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定するように構成される第3の決定ユニットと、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択するように構成される第1の選択ユニットとを含み、ここで、第1の選択ユニットは、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するようにさらに構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展SAE-一時モバイル加入者識別情報S-TMSIを含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレスPLMN IDまたはモビリティ管理エンティティMMEグループ識別子MMEGIのうちの少なくとも1つをさらに含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、図6に記載の基地局は、
基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するように構成される第2の送信ユニットをさらに含み、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
任意で、取得ユニット601は、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するように構成される第2の受信ユニットであって、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、第2の受信ユニットと、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求めるように構成される要求ユニットと、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される第4の決定ユニットと、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するように構成される第3の送信ユニットであって、ここで、UE能力情報取得は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、第3の送信ユニットとを含み、ここで、第2の受信ユニットは、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するようにさらに構成される。
任意で、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置one band/multi-band deployment、シングルトーン/マルチトーン指示single-tone/multi-tone指示、制御プレーン/ユーザプレーン指示CP/UP indication、UEカテゴリUE-category、無線能力radio capability、加入者プロフィール識別子SPID、アクセス層リリース情報access stratum release、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、UEカテゴリUE-categoryは、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
任意で、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
任意で、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
任意で、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
任意で、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
任意で、取得ユニット601がユーザ機器UEの能力情報を取得する前に、基地局は処理ユニットをさらに含む。
処理ユニットは、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするように構成される。
本実施形態では、基地局600は、機能ユニットの形態で表されてよい。ここでの「ユニット」は特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、回路、1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路および/または前述の機能を提供し得る別のデバイスであってよい。簡単な実施形態では、当業者は、基地局600が、図2に示される形態であってよいことを理解することができる。取得ユニット601および割当てユニット602は、図2におけるプロセッサおよびメモリを使用することによって実施されてよい。
図7は、本発明の実施形態に係る基地局の概略構成図である。図7に示されるように、通信システムは、UE、コアネットワークおよび基地局を含む。
基地局は、UEの能力情報を取得するように構成され、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御RRC接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前であり、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるように構成される。
実施形態では、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることである。
あるいは、コアネットワークは、基地局に、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを送信するように構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信するように構成されることである。
あるいは、コアネットワークは、基地局に第1のページングメッセージを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信するように構成され、基地局は、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、UEに、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信するようにさらに構成され、ここで、指示情報は、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用され、UEは、基地局によって送信され、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを受信するように構成され、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するようにさらに構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることである。
実施形態では、能力情報は第1の能力情報であり、基地局がユーザ機器UEの能力情報を取得した後、
コアネットワークは、基地局に、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するようにさらに構成される。
あるいは、基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信するようにさらに構成され、UEは、基地局によって送信されるUE能力情報取得要求を受信するようにさらに構成され、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、第3の能力情報を基地局に送信するようにさらに構成され、基地局は、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するようにさらに構成される。
あるいは、コアネットワークは、基地局に、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを受信するようにさらに構成される。
あるいは、UEは、基地局に、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを送信するようにさらに構成され、基地局は、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するようにさらに構成される。
実施形態では、能力情報は第1の能力情報を含み、能力情報は、第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報をさらに含む。
UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、コアネットワークは、基地局に、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を送信するように構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するようにさらに構成されることである。
あるいは、UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信するように構成され、UEは、基地局によって送信されるUE能力情報取得要求を受信するようにさらに構成され、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、第3の能力情報を基地局に送信するようにさらに構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するようにさらに構成されることである。
あるいは、UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、コアネットワークは、基地局に、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを送信するように構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層NASトランスポートシグナリングを受信するようにさらに構成されることである。
あるいは、UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、UEは、基地局に、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを送信するようにさらに構成される。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するようにさらに構成されることである。
実施形態では、UEは、基地局にRRC接続要求を送信するように構成され、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである。基地局によって、ユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局は、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するように構成され、基地局は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局は、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するようにさらに構成されることである。
実施形態では、基地局が、UEの、UE能力情報取得要求に応答するために、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信した後、
基地局は、UEにUE能力使用指示情報を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズTBSがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
実施形態では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定し、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択し、または、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するように構成されることである。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展SAE-一時モバイル加入者識別情報S-TMSIを含む。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレスPLMN IDまたはモビリティ管理エンティティMMEグループ識別子MMEGIのうちの少なくとも1つをさらに含む。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティMME識別子GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定した後、
基地局は、基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するようにさらに構成され、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
実施形態では、UEは、基地局に、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を送信するように構成され、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである。基地局によってユーザ機器UEの能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局が、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するように構成され、
基地局が、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求め、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力情報取得は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局が、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するようにさらに構成されることである。
実施形態では、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置one band/multi-band deployment、シングルトーン/マルチトーン指示single-tone/multi-tone指示、制御プレーン/ユーザプレーン指示CP/UP indication、UEカテゴリUE-category、無線能力radio capability、加入者プロフィール識別子SPID、アクセス層リリース情報access stratum release、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
実施形態では、UEカテゴリUE-categoryは、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
実施形態では、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
実施形態では、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
実施形態では、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
実施形態では、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
実施形態では、基地局によって、ユーザ機器UEの能力情報を取得する前に、基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするようにさらに構成される。
本実施形態における通信システムに含まれるUE、コアネットワークおよび基地局は、具体的には、図3における方法の実施形態に従って実施されてよいことを理解されたい。具体的な実施プロセスについては、図3における方法の実施形態における関連する説明を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。
本発明の実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶してよい。実行されると、プログラムは、前述の方法の実施形態において記録される任意のデータスケジューリング方法および接続リリース方法のステップの一部または全てを含む。
簡単な説明のために、前述の方法の実施形態は一連の動作として表現されていることは留意されるべきである。しかしながら、本発明によると、いくつかのステップは他の順序で実行されるか、同時に実行されてよいため、当業者は、本発明が説明される動作順序に限定されないことを理解すべきである。加えて、当業者はまた、明細書に記載の全ての実施形態は好ましい実施形態であり、関連する動作およびモジュールは、本発明に必ずしも必須ではないことも理解すべきである。
前述の実施形態では、各実施形態の説明はそれぞれの焦点を有する。実施形態で詳細に説明されない部分については、他の実施形態における関連する説明を参照されたい。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示される装置は他の方式で実施されてよいことを理解すべきである。例えば、説明される装置の実施形態は単に例である。例えば、ユニット分割は単に論理的な機能分割であり、実際の実施においては他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに結合または統合されてよく、または、いくつかの特徴は無視されるか実行されなくてよい。加えて、表示または議論される相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実施されてよい。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的または他の形態で実施されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されてよく、または、複数のネットワークユニットに分配されてよい。ユニットの一部または全ては、実施形態の解決手段の目的を達成するために実際の要件に従って選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、または、ユニットの各々は、物理的に孤立して存在してよく、または、2つ以上のユニットは1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施されてよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施されてよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実施されて、独立した製品として販売または使用される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読メモリ内に記憶されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は、本質的に、または従来技術に貢献する部分は、または技術的解決手段の全てまたは一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、メモリに記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であってよい)に、本発明の実施形態で説明される方法のステップの全てまたは一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述のメモリは、USBフラッシュドライブ、読出し専用メモリ(ROM, Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、リムーバブルハードディスク、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
当業者は、実施形態における方法のステップの全てまたは一部が、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実施されてよいことを理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読メモリに記憶されてよい。メモリは、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ(英語:Read-Only Memory, 略してROM)、ランダムアクセスメモリ(英語:Random Access Memory, 略してRAM)、磁気ディスク、光ディスク等を含んでよい。
本発明の実施形態は上で詳細に説明された。本発明の原理および実施は、具体例を通して本明細書で説明される。実施形態に関する説明は、単に、本発明の方法およびコアアイデアを理解するのを助けるために提供される。加えて、当業者は、本発明のアイデアに従って、特定の実施および適用範囲に関して修正を行うことができる。結論として、明細書の内容は本発明への限定として解釈されるべきでない。
201 プロセッサ
202 通信バス
203 メモリ
204 通信インタフェース
205 トランシーバ
601 取得ユニット
602 割当てユニット
本願は、2016年1月7日に国際特許庁に出願された、“DATA SCHEDULING METHOD, BASE STATION, AND SYSTEM”と題する、国際特許出願番号PCT/CN2016/070440に対して優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は通信技術の分野に関し、詳細には、データスケジューリング方法、基地局およびシステムに関する。
無線通信の急速な発展に伴い、人々は、人間と人間との通信にもはや完全に満足しなくなり、モノのインターネット(Internet Of Things, IOT)技術が出現している。マシンツーマシン(Machine to Machine, M2M)通信は、無線ネットワークを使用することによって、マシン間で情報およびデータを転送することを指し、IoTの重要な発展方向である。M2Mデバイスは、一般に、水、電気、ガス等の使用状況を定期的に監視および報告する必要がある、スマートメータリングシステム等の比較的コンパクトなバッテリ駆動システムである。
一般に、スマートメータリングサービスは、主に、小さなデータ量を伴う小さなデータパケット報告サービスである。このサービスには、主に2つの送信ソリューションが存在する。1つは制御プレーン(Control Plane, CP)ベースの送信ソリューションであり、他方はユーザプレーン(User Plane, UP)ベースの送信ソリューションである。ユーザ機器(User Equipment, UE)の能力情報を取得するための既存の方法は、基地局がモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity, MME)への接続を確立した後に、MMEがUEの能力情報を記憶する場合、MMEはUEの能力情報を基地局に送信し、または、MMEがUEの能力情報を記憶しない場合、基地局は、UEの能力情報をUEに求め、UEの能力情報をMMEに送信することである。しかしながら、CPベースのデータ送信ソリューションでは、UEの能力情報を取得するための既存の方法が使用される場合、基地局は、UEがデータを送信するときにUEの能力情報を有しない。それゆえに、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに適切に割り当てることができず、リソース利用率が低減する。
本発明の実施形態は、リソース利用率の向上を目的とする、データスケジューリング方法、基地局およびシステムを提供する。
本発明の実施形態の第1の態様はデータスケジューリング方法を提供し、方法は、
基地局によって、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得するステップであって、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である、ステップと、
基地局によって、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるステップとを含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第1の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップは、
基地局によって、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するステップ、または、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信するステップ、または、
基地局によって、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信し、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、基地局によってUEに、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用される指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信し、基地局によって、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するステップを含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第2の可能な実施では、能力情報は第1の能力情報であり、基地局によって、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得するステップの後、方法は、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するステップ、または、
基地局によって、UE能力情報取得要求をUEに送信し、基地局によって、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するステップ、または、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを受信するステップ、または、
基地局によって、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するステップをさらに含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第3の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップは、
基地局によって、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するステップであって、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、ステップと、
基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップと、
基地局によって、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するステップであって、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、ステップと、
基地局によって、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第3の可能な実施を参照すると、第1の態様の第4の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップの後、方法は、
基地局によって、UEにUE能力使用指示情報を送信するステップであって、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズ(TBS)がデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む、ステップをさらに含む。
本発明の第1の態様の第3の可能な実施を参照すると、第1の態様の第5の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップと、
基地局によって、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定するステップと、
基地局によって、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択するステップ、または、
基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するステップを含む。
本発明の第1の態様の第5の可能な実施を参照すると、第1の態様の第6の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展(SAE)-一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)を含む。
本発明の第1の態様の第6の可能な実施を参照すると、第1の態様の第7の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレス(PLMN ID)またはモビリティ管理エンティティ(MME)グループ識別子(MMEGI)のうちの少なくとも1つをさらに含む。
本発明の第1の態様の第7の可能な実施を参照すると、第1の態様の第8の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得するステップと、
基地局によって、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第6の可能な実施を参照すると、第1の態様の第9の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定するステップと、
基地局によって、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第7の可能な実施を参照すると、第1の態様の第10の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定するステップと、
基地局によって、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップとを含む。
本発明の第1の態様の第7の可能な実施を参照すると、第1の態様の第11の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップは、
基地局によって、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップを含む。
本発明の第1の態様の第3乃至第11の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第12の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップの後、方法は、
基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、基地局によって、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するステップであって、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される、ステップをさらに含む。
本発明の第1の態様を参照すると、第1の態様の第13の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップは、
基地局によって、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するステップであって、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、ステップと、
基地局によって、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求めるステップと、
基地局によって、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するステップと、
基地局によって、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するステップであって、ここで、UEコンテキスト情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、ステップと、
基地局によって、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するステップとを含む。
本発明の第1の態様、または、第1の態様の第1乃至第13の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第14の可能な実施では、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置(one band/multi-band deployment)、シングルトーン/マルチトーン指示(single-tone/multi-tone指示)、制御プレーン/ユーザプレーン指示(CP/UP) indication、UEカテゴリ(UE-category)、無線能力(radio capability)、加入者プロフィール識別子(SPID)、アクセス層リリース情報(access stratum release)、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の第1の態様の第14の可能な実施を参照すると、第1の態様の第15の可能な実施では、UEカテゴリ(UE-category)は、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
本発明の第1の態様の第14または第15の可能な実施を参照すると、第1の態様の第16の可能な実施では、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
本発明の第1の態様の第14乃至第16の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第17の可能な実施では、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
本発明の第1の態様の第14乃至第17の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第18の可能な実施では、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
本発明の第1の態様の第18の可能な実施を参照すると、第1の態様の第19の可能な実施では、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
本発明の第1の態様の第14乃至第19の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第20の可能な実施では、基地局によって、UEの能力情報を取得するステップの前に、方法は、
基地局によって、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするステップをさらに含む。
本発明の実施形態の第2の態様は、データスケジューリング方法を提供し、方法は、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信するステップ、または、
基地局によって、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するアップリンク情報トランスポートシグナリングを受信し、基地局によって、コアネットワークに、UEの能力情報を搬送するアップリンクNASトランスポートシグナリングを送信するステップと、
基地局によって、UEの能力情報に従って、UEにデータスケジューリングリソースを割り当てるステップとを含む。
本発明の実施形態の第3の態様は、接続リリース方法を提供し、方法は、
基地局によって、コアネットワークによって送信され、接続リリース指示を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信するステップと、
基地局によってUEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信するステップと、
コアネットワークが、リリースシグナリングを受信した後にS1インタフェースをリリースするために、基地局によって、基地局およびUE間の接続をリリースし、コアネットワークにリリースシグナリングを送信するステップとを含む。
本発明の実施形態の第4の態様は、基地局を提供し、基地局は、前述の方法設計において基地局の動作を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実施されてよく、または、対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実施されてよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってよい。基地局は、第1の態様で適用されるデータスケジューリング方法の関連ステップを実行するために、取得ユニットおよび割当てユニットを含む。
本発明の実施形態の第5の態様は、基地局を提供し、基地局はトランシーバおよびプロセッサを含み、プロセッサは、前述の方法における対応する機能を実行することにおいて基地局をサポートするように構成される。トランシーバは、基地局およびモバイルネットワークサーバ間の通信をサポートするように構成される。基地局はメモリをさらに含んでよく、メモリは、プロセッサに結合されるように構成されて、必要なプログラム命令および基地局のデータを記憶する。基地局は、基地局と別のデバイスまたは通信ネットワークとの間の通信のために使用される、通信インタフェースをさらに含んでよい。
本発明の実施形態の第6の態様は、基地局によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される、コンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、前述の態様を実行するように設計されたプログラムを含む。
本発明の実施形態の第7の態様は、基地局、ユーザ機器(UE)およびコアネットワークを含む通信システムを提供し、ここで、基地局は、UEの能力情報を取得するように構成され、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前であり、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるように構成される。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第1の可能な実施では、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることであり、または、
コアネットワークは、基地局に、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを送信するように構成され、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信するように構成されることであり、または、
コアネットワークは、基地局に第1のページングメッセージを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信するように構成され、基地局は、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、UEに、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信するようにさらに構成され、ここで、指示情報は、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用され、UEは、基地局によって送信され、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを受信するように構成され、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するようにさらに構成され、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることである。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第2の可能な実施では、能力情報は第1の能力情報であり、基地局がユーザ機器(UE)の能力情報を取得した後、
コアネットワークは、基地局に、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するようにさらに構成され、または、
基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信するようにさらに構成され、UEは、基地局によって送信されるUE能力情報取得要求を受信するようにさらに構成され、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、第3の能力情報を基地局に送信するようにさらに構成され、基地局は、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するようにさらに構成され、または、
コアネットワークは、基地局に、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを受信するようにさらに構成され、
UEは、基地局に、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを送信するようにさらに構成され、基地局は、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するようにさらに構成される。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第3の可能な実施では、UEは、基地局にRRC接続要求を送信するように構成され、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局によって、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局は、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するように構成され、基地局は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局は、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するようにさらに構成されることである。
本発明の第7の態様の第3の可能な実施を参照すると、第7の態様の第4の可能な実施では、基地局が、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信した後、
基地局は、UEにUE能力使用指示情報を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズ(TBS)がデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
本発明の第7の態様の第3の可能な実施を参照すると、第7の態様の第5の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定し、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択し、または、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第5の可能な実施を参照すると、第7の態様の第6の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展(SAE)-一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)を含む。
本発明の第7の態様の第6の可能な実施を参照すると、第7の態様の第7の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレス(PLMN ID)またはモビリティ管理エンティティ(MME)グループ識別子(MMEGI)のうちの少なくとも1つをさらに含む。
本発明の第7の態様の第7の可能な実施を参照すると、第7の態様の第8の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第6の可能な実施を参照すると、第7の態様の第9の可能な実施では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第7の可能な実施を参照すると、第7の態様の第10の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第7の可能な実施を参照すると、第7の態様の第11の可能な実施では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
本発明の第7の態様の第3乃至第11の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第7の態様の第12の可能な実施では、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定した後、
基地局は、基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するようにさらに構成され、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
本発明の第7の態様を参照すると、第7の態様の第13の可能な実施では、UEは、基地局に、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を送信するように構成され、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局が、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するように構成され、
基地局が、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求め、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UEコンテキスト情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局が、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するようにさらに構成されることである。
本発明の第7の態様、または、第7の態様の第1乃至第13の可能な実施のいずれか1つを参照すると、第7の態様の第14の可能な実施では、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置(one band/multi-band deployment)、シングルトーン/マルチトーン指示(single-tone/multi-tone指示)、制御プレーン/ユーザプレーン指示(CP/UP) indication、UEカテゴリ(UE-category)、無線能力(radio capability)、加入者プロフィール識別子(SPID)、アクセス層リリース情報(access stratum release)、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の第7の態様の第14の可能な実施を参照すると、第7の態様の第15の可能な実施では、UEカテゴリ(UE-category)は、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
本発明の第7の態様の第14または第15の可能な実施を参照すると、第7の態様の第16の可能な実施では、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
本発明の第7の態様の第14乃至第16の可能な実施を参照すると、第7の態様の第17の可能な実施では、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
本発明の第7の態様の第14乃至第17の可能な実施を参照すると、第7の態様の第18の可能な実施では、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
本発明の第7の態様の第18の可能な実施を参照すると、第7の態様の第19の可能な実施では、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
本発明の第7の態様の第14乃至第19の可能な実施を参照すると、第7の態様の第20の可能な実施では、基地局が、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得する前に、
基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするようにさらに構成される。
本発明の実施形態では、基地局は、UEの能力情報を取得し、ここで、基地局によってUEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前であることがわかる。CP送信ソリューションに基づいてデータ送信が実行される場合、データは、UEによって基地局に送信されるRRC接続確立完了シグナリングで搬送されるNASメッセージにおいて搬送される。従って、基地局は、UEがデータを送信する前に、UEの能力情報を取得し、その結果、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに適切に割り当てることができ、リソース利用率が向上する。
本発明の態様または他の態様は、以下の実施形態の説明においてより明確且つより理解可能である。
本発明の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態または従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、単に、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、創造的努力無しに、これらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る、ネットワークアーキテクチャを示す。
図2は、本発明の実施形態に係る、基地局の概略構成図を示す。
図3は、本発明の実施形態に係る、データスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.aは、本発明の実施形態に係る、データボリュームおよびパワーヘッドルームレポートMAC CEの概略図を示す。
図3.1は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.2は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.3は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図3.bは、図3.3におけるデータスケジューリング方法のGUTIの概略構成図を示す。
図3.4は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図4は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートを示す。
図5は、本発明の実施形態に係る、接続リリース方法の概略フローチャートを示す。
図6は、本発明の実施形態に係る、別の基地局の概略構成図を示す。
図7は、本発明の実施形態に係る、通信システムの概略構成図を示す。
本発明における技術的解決手段を当業者によりよく理解させるために、以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく単に一部である。創造的努力無しに、本発明の実施形態に基づいて、当業者によって取得される他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に包含されるべきである。
詳細な説明は、以下で別々に提供される。
本発明の明細書、特許請求の範囲および添付図面では、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等の用語は、異なるオブジェクト間で区別するように意図されるが、特定の順序を示すものではない。加えて、「含む」、「含む」またはその任意の他の変形の用語は、非排他的な包含をカバーするように意図される。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品またはデバイスは、列挙されたステップまたはユニットに限定されないが、任意で、列挙されていないステップまたはユニットをさらに含むか、または、任意で、プロセス、方法、製品またはデバイスの別の固有のステップまたはユニットをさらに含む。
本明細書で言及される「実施形態」は、実施形態を参照して説明される特定の特徴、構造または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれてよいことを意味する。明細書の全ての箇所に現れるそのような表現は、必ずしも同じ実施形態でも、別の実施形態と相互排他的な独立したまたは代替の実施形態でもない。当業者は、明細書に記載された実施形態が別の実施形態と組み合わせてよいことを明白且つ暗黙的に理解するべきである。
本発明の実施形態で開示されるデータスケジューリング方法、基地局およびシステムをより良く理解するために、以下では、本発明の実施形態に適用可能なネットワークアーキテクチャを最初に説明する。図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態に係る、ネットワークアーキテクチャの概略図である。図1に示されるネットワークアーキテクチャは、基地局、UEおよびコアネットワークを含んでよい。図1に示されるネットワークアーキテクチャでは、UEは、モバイル電話、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device, MID)およびインテリジェントウェアラブルデバイス(スマートウォッチおよびスマートバンド等)等の様々な端末デバイスを含んでよい。これは、本発明の本実施形態では限定されない。基地局は、LTEシステムまたはLTEアドバンストシステムにおける進化型ノードBであってよく、または、ユニバーサルモバイル遠距離通信システム(Universal Mobil Telecommunication System, UMTS)におけるノードBであってよい。これは、本発明の本実施形態では限定されない。コアネットワークはMMEであってよい。本発明で提供されるデータスケジューリング方法は、M2MおよびIoT等、様々なシステムでの通信に適用される。
図2は、本発明の実施形態に係る、基地局の概略図である。基地局200は、少なくとも1つのプロセッサ201、通信バス202、メモリ203、少なくとも1つの通信インタフェース204およびトランシーバ205を含む。
プロセッサ201は、汎用中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)または本発明の解決手段のプログラム実行を制御するように構成される1つまたは複数の集積回路であってよい。
通信バス202は、前述のコンポーネント間で情報が送信されるチャネルを含んでよい。通信インタフェース204は、別のデバイスまたはイーサネット(登録商標)、無線アクセスネットワーク(RAN)または無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks, WLAN)等の通信ネットワークと通信するトランシーバタイプの任意の装置を使用する。
メモリ203は、読出し専用メモリ(read-only memory, ROM)、または、静的情報および静的命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、または、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、または、情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスであってよく、または、電気的に消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、コンパクトディスク読出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory, CD-ROM)または他の光ディスク(disk)ストレージまたは光ディスク(disc)ストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク等を含む)、ディスク記憶媒体または別の磁気記憶デバイス、または、コンピュータによってアクセスされることができる、命令またはデータ構造の形態で予測されたプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができる任意の他の媒体であってよい。しかしながら、これはここでは限定されない。メモリは、独立して存在してよく、バスを使用することによって、プロセッサに接続されてよい。あるいは、メモリは、プロセッサと統合されてよい。
メモリ203は、本発明の解決手段を実行するアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、プロセッサ201は、実行を制御する。プロセッサ201は、メモリ203内に記憶されるアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
図2に示される基地局のメモリ203内に記憶されるコードは、本発明で提供されるデータスケジューリング方法、例えば、UEの能力情報を取得して、次いで、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てることを実行するように実行されてよい。
特定の実施では、実施形態において、基地局200は、トランシーバ205をさらに含んでよい。トランシーバ205は、プロセッサ201と通信し、複数の方式で情報を表示してよい。トランシーバ205は、プロセッサ201と通信し、複数の方式で、アプリケーションサーバまたはサービスレイヤ装置によって送信されるシグナリングを受信してよい。
上述の技術的解決手段と一致して、特定の実施形態では、図3は、基地局の特定の実行プロセスを含むデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。本明細書で説明されるデータスケジューリング方法は図2に示される基地局によって実行されるが、本発明の本実施形態で開示されるデータスケジューリング方法の特定の実行環境は、基地局に限定されないことは留意されるべきである。
図3に示されるように、本発明のこの方法の実施形態で開示されるデータスケジューリング方法は、具体的には、以下のステップを含む:
S301. 基地局は、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得し、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である。
任意で、UEの能力情報は、UE優先度、(シングルバンド/マルチバンド配置)one band/multi-band deployment、シングルトーン/マルチトーン指示(single-tone/multi-tone指示)(スケジューリングユニットの指示、具体的には、シングルサブキャリア、キャリア等であってよい)、(制御プレーン/ユーザプレーン指示)CP/UP indication、(UEカテゴリ)UE-category、加入者プロフィール識別子(Subscribe Profile Identifier, SPID)、(無線能力)radio capability、(アクセス層リリース情報)access stratum release、マルチプロセスハイブリッド自動再送要求(Hybrid-ARQ, HARQ)能力、大きなトランスポートブロックサイズ(Transport Block Size, TBS)能力、新しいパワータイプ(New Power Class)、モビリティ向上指示または再確立指示のうちの少なくとも1つを含んでよい。
例えば、UEカテゴリ(UE-category)は、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
例えば、再確立指示は、UP(ユーザプレーン)再確立指示および/またはCP(制御プレーン)再確立指示を含む。
例えば、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示である。
例えば、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立ソリューションのために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用されることを示すために使用される。
例えば、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、再確立指示は、指示のための確立要因値として使用される。
例えば、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求、RRC接続確立要求、RRC接続再開要求等であってよい。
例えば、再確立指示は、指示のためのメッセージにおける確立要因値として使用されてよく、または、再確立指示は、メッセージにおける指示情報要素として使用されてよい。
CPソリューションについては、再確立手順はR13でサポートされていない。しかしながら、R14が導入された後、CPソリューションおよびUPソリューションのために区別する指示が与えられる必要がある。再確立指示は、CPソリューションにのみ使用される再確立指示であってよく、または、CP再確立とUPソリューション再確立との間で区別するために使用される指示メッセージであってよい。あるいは、再確立指示は、異なるリリースにおけるUP再確立間で区別するための指示であってよい。CPソリューションは、制御プレーンにおける最適化を指し、UPソリューションは、ユーザプレーンにおける最適化ソリューションである。
R13では、NB-IoT UP UEはモビリティ向上をサポートしておらず、すなわち、再確立手順における、PDCP STATUS REPORT手順、または、X2インタフェースデータおよびUEコンテキストの転送をサポートしていない。R14では、UEはモビリティ向上をサポートする。従って、モビリティ向上は能力として使用され、UEは、PDCP STATUS REPORT手順またはアップリンクデータ再送信、およびX2インタフェースデータおよびUEコンテキストの転送をサポートすることを考慮してよい。アップリンクデータ再送信は、UEが、前の接続中にアップリンクデータを送信するが、セルハンドオーバの前に受信機がデータを受信したという確認応答を受信しない場合、UEは、再確立手順においてPDCP状態レポート(PDCP STATUS REPORT)を受信する能力をサポートする必要があり、それによって、基地局に送信されないデータに対応するアップリンクPDCP SNを学習し、再送信を実行することを意味する。PDCP STATUS REPORTがR13でサポートされていないため、UEは、アップリンクデータ再送信を実行することはできない。
UEの能力として、モビリティ向上は、主に、例えば、RLFによってトリガされるRRC接続再確立手順(セル変更、セルハンドオーバまたはセル再選択等)中に、UEが移動するときに使用される。UPソリューションを使用するUEがRRC接続再確立要求をターゲット基地局に送信する場合、指示情報を受信した後、基地局は、UEが、PDCP STATUS REPORT手順または基地局間のコンテキストおよびデータの転送のうちの少なくとも1つをサポートすることができることを学習してよい。ここでのUEは、NB-IoTにおいてUPソリューションを使用するUEであってよい。
指示情報は、モビリティ向上能力指示、または、リリース情報指示等の他の情報を表してよい。
関連指示情報を受信した後、ターゲット基地局は、X2インタフェース上で指示情報を転送してよく、その結果、ソース基地局は対応する処理を実行して、ターゲット基地局にUEコンテキストおよびデータを転送する。指示情報は、モビリティ向上指示、UP再確立指示、再確立指示またはCP再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストする。
基地局の観点からは、モビリティ向上は、基地局の能力とみなされてよい。異なる基地局は、UEモビリティをサポートする異なる能力を有してよい。例えば、R13における基地局は、CPのために使用される再確立手順をサポートしなくてよく、または、UPソリューションにおけるX2インタフェースdata forwardingをサポートしなくてよい。しかしながら、R14における基地局は、CPまたはUPソリューションにおけるX2インタフェースデータ転送のために使用される再確立手順の両方またはいずれかをサポートしてよい。基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかを示してよく、異なる能力、例えば、CP再確立またはUPモビリティ向上がサポートされるかどうかを別々に示してよく、または、モビリティ向上に関連する能力を一様に示してよく、例えば、システムメッセージを使用することによって、指示をブロードキャストしてよい。具体的には、基地局がモビリティ向上能力をサポートする場合、基地局は、システムブロードキャストによって指示を与える。基地局は、モビリティ向上に含まれる複数の特定の能力を一様に示すために1 bitを使用してよく、または、それらを別々に示すために複数bitを使用してよい。RRC接続確立またはRRC接続再確立を実行するとき、UEは、指示メッセージに従って、セルにアクセスするか基地局にアクセスするかを選択してよい。例えば、基地局が、モビリティ向上能力をサポートする指示をブロードキャストする場合、モビリティ向上をサポートするUEは、セルにアクセスすることを選択してよく、または、基地局が、モビリティ向上能力をサポートしない場合、すなわち、基地局が、モビリティ向上能力をサポートする指示またはモビリティ向上能力をサポートしない指示をブロードキャストしない場合、UEは、セルにアクセスしないことを選択してよい。UEがセルにアクセスした後、基地局は、UE能力に従って異なる動作を実行してよく、例えば、低優先度ハンドリング、接続の拒否またはリリースおよび別のノードへの能力情報の転送を実行してよい。
任意で、基地局は、専用シグナリングを使用することによって、基地局がモビリティ向上能力をサポートしているかどうかをUEに通知してよい。UEがセルにアクセスした後、基地局は、RRC接続確立、RRC接続再確立、RRC接続拒否またはリリースメッセージまたは別のメッセージ等の専用シグナリングを使用することによって、UEに通知することができる。
具体的には、例えば、UEがターゲットセルにアクセスしたときにUEがRRC接続再確立要求を送信した後、ターゲット基地局は、利用可能なUEコンテキストを有しておらず、モビリティ向上能力をサポートしていない場合、ターゲット基地局は、専用シグナリングを使用することによって、UEに通知する。
任意で、セルを選択または再選択するとき、UEは、セル選択のためにこの要因を考慮してよい。任意の方式では、基地局は、モビリティ向上をサポートするいくつかのセルをブロードキャストし、基地局は、システムブロードキャストにおいて、モビリティ向上能力をサポートするセルのオフセット(offset)をブロードキャストしてよい。モビリティ向上能力をサポートするUEは、セル選択または再選択のためのoffsetを使用してよい。別の任意の方式では、再選択または選択は、モビリティ向上能力をサポートするセルに対してのみ実行され、rankingメカニズムまたは優先度メカニズムが使用されてよい。あるいは、モビリティ向上をサポートするUEは、モビリティ向上をサポートするセルが高優先度を有し、選択中にセルを優先的に選択することができると考え得る。任意で、基地局が、別のセルがモビリティ向上能力をサポートするかどうかを学習するとき、基地局は、モビリティ向上能力をサポートするセルのためのcell specific offsetを設定してよい。
モビリティ向上をサポートするセルにアクセスしたUEについては、UEが移動したとき、例えば、UEがハンドオーバしたとき、RLFが再確立手順をトリガしたとき、または、接続モードのUEがセル再選択を実行したときに、UEによってアクセスされるターゲット基地局がモビリティ向上をサポートしない場合、すなわち、ターゲット基地局が、UEコンテキストおよび基地局間のデータを転送すること等の動作をサポートしない場合、ターゲット基地局は、UEの接続を拒否またはリリースし、または、この特徴をサポートする別のセルにUEをリダイレクトし、または接続を再確立してよい。あるいは、ターゲット基地局は、ソース基地局に指示を与えることができ、ソース基地局は、指示情報に従って、UEコンテキストのみを転送してよく、または、ターゲット基地局は、記憶されたUEコンテキストおよび記憶されたデータを削除するようにソース基地局に命令してよい。
UEによって最初にアクセスされる基地局はモビリティ向上をサポートしていないが、UEによってアクセスされるセルのターゲット基地局がUEが移動した後のデータおよびUEコンテキストの転送をサポートしている場合、任意で、UEは、ターゲット基地局に指示を与えて、UEへの接続を前に確立している基地局がモビリティ向上をサポートしていないことを示してよい。ターゲット基地局がUEコンテキストを有しない場合、ターゲット基地局は接続を拒否またはリリースしてよく、または、接続を再確立してよい。あるいは、ターゲット基地局がUEから再確立要求を受信する場合、ターゲット基地局は、RLF indication、コンテキスト再取得要求または別の指示メッセージをソース基地局に送信し、ソース基地局は、この動作を拒否するか、サポートしないことの指示情報を返してよく、または、データを転送することなく、UEコンテキストのみを転送して、指示を与えてよい。特定のベアラメッセージは限定されず、既存のX2インタフェースメッセージであってよく、または、新しいメッセージであってよい。
基地局は、基地局のマルチキャストサービス固有のUEカテゴリまたは使用されるUE能力の指示をブロードキャストする。NB-IoTにおけるシングルセルポイントツーマルチポイント(Single Cell Point To Multipoint, SC-PTM)サービス等のマルチキャストサービスについては、異なるUEが異なるカテゴリおよび能力を有するため、基地局は、このようなタイプのマルチキャストサービス送信固有のUEカテゴリまたはUE能力の指示をブロードキャストする必要があり、その結果、UEは、UEカテゴリまたはUE能力に従って、マルチキャストサービスを受け入れるかどうかを決定する。例えば、指示は、共通のTBSまたは大きなTBSが、マルチキャストサービス送信において使用されるかどうかの指示、シングルプロセスHARQまたはマルチプロセスHARQがマルチキャストサービス送信において使用されるかどうかの指示、UEカテゴリの指示等を含んでよい。加えて、複数のSC-PTMサービスは、ネットワークにおいて同時に実行されるため、前述の指示は、現在のセルにおける全てのSC-PTMサービスのためのものであってよい。柔軟な制御を実施するために、基地局はまた、各SC-PTMサービスのための前述の指示を別々に与えてよい。
基地局が基地局のマルチキャストサービス固有のUEカテゴリまたは使用されるUE能力の指示をブロードキャストする時刻は、ステップS301より前であってもなくてもよいことは留意されるべきである。加えて、アイドルモードのUEはまた、指示を受信してよい。これは、本発明では限定されない。
任意で、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)制御要素(MAC CE)に新しいパワータイプが含まれる。例えば、UEの新しいパワータイプは、図3.aに示される、データボリュームおよびパワーヘッドルームレポート(Data Volume and Power Headroom Report)MAC CEにおいて示される。具体的な方式は、既存の予約ビットRが、新しいパワータイプの指示を与えるために使用されることであってよい。使用される予約ビットの数は、指示される必要がある新しいパワータイプの数に依存する。ネットワーク内で新しいパワータイプが一つだけサポートされている場合、一つだけの予約ビットが新しいパワータイプを示すために使用される必要があり、または、ネットワーク内で新しいパワータイプが2つまたは3つサポートされている場合、2つの予約ビットが新しいパワータイプを示すために使用される必要がある。新しいMAC CEを設計することは、新しいパワータイプの指示を与えるために、既存のMAC CEにおける予約ビットを使用することによって回避されることができる。加えて、シグナリングオーバヘッドは、新しいパワータイプおよび他の情報を共に基地局に報告することによって低減されることができる。
例えば、図3.1を参照すると、図3.1は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信することである。具体的には、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求は、UEの能力情報を搬送する。能力情報は、UEの全ての能力情報であってよく、または、UEの一部の能力情報であってよい。これは、具体的には、RRC接続要求シグナリングの容量に依存する。RRC接続要求シグナリングの容量が十分である場合、RRC接続要求シグナリングは、UEの全ての能力情報を搬送し、または、RRC接続要求シグナリングの容量が制限されている場合、RRC接続要求シグナリングは、UEの一部の必要な能力情報、例えば、UE優先度、single-tone/multi-tone指示またはCP/UP指示を搬送する。任意で、UEの一部の能力情報は、グループ化されて、プロトコルに書き込まれてよい。RRC接続要求シグナリングは、UEの能力情報を搬送することなく、UEの能力情報グループのインデックス番号のみを搬送する必要がある。
任意で、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信することである。具体的には、コアネットワークがページングメッセージを基地局に配信するとき、コアネットワークがUEのコンテキスト情報を記憶する場合、コアネットワークは、UEの能力情報を基地局に送信されるページングメッセージに追加し、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む。UEの能力情報を受信した後、基地局は、UEへの接続後のその後の使用のために、UEの能力情報を記憶する。
任意で、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信し、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、基地局は、UEに、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信し、ここで、指示情報は、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用され、基地局は、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信することである。具体的には、コアネットワークがUEのコンテキスト情報を記憶しない場合、コアネットワークによって基地局に送信される第1のページングメッセージはUEの能力情報を搬送せず、基地局は、UEに送信される第2のページングメッセージに指示情報を追加する。指示情報は、UEが、UEの能力情報を基地局にその後報告する必要があることを示すために使用され、UEは、基地局にその後送信されるRRC接続要求シグナリングにUEの能力情報を追加してよい。別の実施形態では、UEはまた、基地局にその後送信される他のシグナリング、例えば、RRC接続確立完了シグナリングにUEの能力情報を追加してよい。
例えば、図3.2を参照すると、図3.2は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、能力情報は第1の能力情報を含み、能力情報は第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報をさらに含む。基地局がユーザ機器(UE)の能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信することを含む。あるいは、基地局がユーザ機器(UE)の能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、UEにUE能力情報取得要求を送信し、基地局が、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信することを含む。あるいは、基地局がユーザ機器(UE)の能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(Non Access Stratum, NAS)トランスポートシグナリングを受信することを含む。あるいは、基地局がユーザ機器(UE)の能力情報を取得することは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、基地局が、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信することを含む。
具体的には、UEによって基地局に配信されるRRC接続要求シグナリングの能力が制限されるため、RRC接続要求シグナリングは、UEのいくつかの必要な能力情報(第1の能力情報)のみ、例えば、UE優先度、single-tone/multi-tone指示およびCP/UP指示を搬送してよい。UEが依然としてその後アップリンクデータを送信する必要がある場合、基地局がUEにデータスケジューリングリソースをより適切に割り当てることができることを目的として、UEが基地局に第1の能力情報を送信した後、基地局は、UEの残りの能力情報を取得する必要がある。残りの能力情報を取得する具体的な方法は、以下を含んでよい:1. コアネットワークは、基地局に配信される初期コンテキスト確立要求シグナリング(または、コアネットワークによって基地局に配信される他のシグナリング)に第2の能力情報を追加してよい。任意で、コアネットワークが、基地局に初期コンテキスト確立要求シグナリングを送信する(または、コアネットワークが基地局に他のシグナリングを送信する)前に、基地局は、コアネットワークに送信される初期UE情報シグナリングに指示情報を追加して、UEの、コアネットワークによって基地局に送信される能力情報を示してよい。2. 基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信する(具体的には、基地局は、UE能力情報取得シグナリングをUEに送信してよく、または、基地局は、他のシグナリングをUEに配信してよい)。UE能力情報取得要求は、指示情報を搬送して、UEの、UEによって基地局に送信される能力情報を示してよく、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、基地局に第3の能力情報を送信する。3. コアネットワークがダウンリンクデータを配信する必要がある場合、コアネットワークは、基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングに第4の能力情報を追加してよい。4. UEは、RRC接続確立完了シグナリングを基地局に送信し、シグナリングは、UEの第5の能力情報を搬送する。任意で、UEがRRC接続確立完了シグナリングを基地局に送信する前に、基地局は、UEに送信されるRRC接続確立要求シグナリングに指示情報を追加して、UEの、コアネットワークによって基地局に送信される能力情報を示してよい。任意で、RRC接続確立完了シグナリングの能力は比較的大きいため、シグナリングは、UEの全ての能力情報を搬送してよい。この場合、第5の能力情報は、第1の能力情報を含んでよい。
任意で、第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報および第5の能力情報は、同じ能力情報であってよく、または、異なる能力情報であってよい。これは本発明では限定されない。
任意で、第1の能力情報と第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報の各々との間の関係は、包含関係であってよく、または、交差関係であってよく、または非互換性関係であってよい等々である。これは本発明では限定されない。
例えば、図3.3を参照すると、図3.3は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信されるRRC接続要求を受信し、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、基地局が、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信し、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局が、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信することである。
例えば、UE能力情報取得要求をコアネットワークに送信するとき、基地局は、決定されるコアネットワークがUEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワーク(またはUEが前に登録されたコアネットワーク)であるかどうかを検証するために、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報(コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、識別情報に従って、UEの、コアネットワークに記憶されるコンテキスト情報を見つけるためにコアネットワークによって使用され、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報はグローバルにユニークな一時的UE識別情報(Globally Unique Temporary UE Identity, GUTI)、または、グローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(Globally Unique MME Identity, GUMMEI)およびシステムアーキテクチャ発展(system architecture evolution, SAE)-一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)、またはS-TMSI、またはeNB MME UE S1AP ID、またはS1AP UE IDペア(S1-AP UE ID pair)等の組合せであってよい)をUE能力情報取得要求に追加する。決定されたコアネットワークが、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワーク(またはUEが前に登録されたコアネットワーク)である場合、決定されたコアネットワークは、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報に従って、事前に記憶されたUEのコンテキスト情報を直接取得してよく、または、決定されたコアネットワークが、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワーク(またはUEが前に登録されたコアネットワーク)でない場合、決定されたコアネットワークは、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報に従って、UEに前に接続されたコアネットワーク(第1のコアネットワーク)からUEのコンテキスト情報を取得し、次いで、決定されたコアネットワークは、基地局にUEの能力情報を送信するために、基地局に送信されるシグナリングに、UEの能力情報を追加する。
任意で、GUTIは、PLMN ID、MMEIおよびM-TMSIを含む。GUTIの具体的な構成は、図3.bに示される。
任意で、基地局が、UE能力情報取得要求を、決定されたコアネットワークに送信することは、基地局によってコアネットワークに送信されるUE能力情報要求シグナリングを使用することによって実施されてよく、または、基地局によってコアネットワークに送信される他のシグナリングを使用することによって実施されてよい。これは本発明では限定されない。
任意で、図3.4に示されるように、基地局が、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得するステップS301の後、方法は、基地局が、UEにUE能力使用指示情報を送信することをさらに含み、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/またはTBSがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
例えば、現在、3GPP組織はRel-13のNB-IoT標準化を完了し、Rel-14のNB-IoTを強化している。Rel-13では、NB-IoT端末によってサポートされるレートは低く、適用シナリオが限られている。ダブルプロセスHARQ(Rel-13にはシングルプロセスHARQのみがある)およびより大きなTBSという2つの新しい特徴がRel-14のNB-IoTに導入され、NB-IoT端末の送信レートを高める。現在、基地局によって取得されるUE能力は、新しく導入されたダブルプロセスHARQ能力または大きなTBS能力を含まず、基地局は、RRC接続確立メッセージにおいて、または、UEのためのスケジューリングを実行するためのその後のデータスケジューリングにおいて2つの特徴を使用することができない。結果として、スケジューリングの性能が影響を受ける。
本発明の本実施形態では、基地局は、最初に、UE能力を取得し、次いで、UEがマルチプロセスHARQ能力および大きなTBS能力を含む新しい特徴をサポートするかどうかを示す。取得されたUE能力が2つの新しい特徴をサポートする場合、基地局は、RRC接続確立メッセージでは、2つの新しい特徴がUEのためのその後のデータスケジューリングで使用されるかどうかを示してよい。UEは、2つの特徴へのサポートを別々に示す。例えば、マルチプロセスHARQがサポートされているかどうかを示すために別個の指示(例えば、1ビット)が使用され、大きなTBSがサポートされているかどうかを示すために別の別個の指示が使用される。確かに、UEが2つの特徴の両方をサポートするかどうかを示すために同一の指示がまた使用されてよい(2つの特徴は高データレートを実施するためのものであるため、同一の指示はより少ないオーバヘッドを生じる)。加えて、指示の名前はUE能力であってよく、または、UEタイプであってよい。加えて、同様に、UEへの指示のために、基地局は2つの別々の指示を使用してよく、または同一の指示を使用してよい。
加えて、2つの新しい特徴の両方はより高い送信レートを提供するためのものであり、NB-IoTは、ネットワークのカバレッジを最初に保証する必要があるため、基地局はUEに指示を与える必要がある。UEのカバレッジが比較的乏しい場合、大量の反復送信がカバレッジを高めるために実行される必要があり、従って、高送信レートは実施されることができない。すなわち、いくつかの新しいUEまたは比較的強い能力を持つUEは2つの新しい特徴をサポートする能力を有するが、いくつかのケースでは(例えば、UEのカバレッジが乏しい場合)、基地局は、2つの特徴を使用することによって、UEのためのスケジューリングを必ずしも実行しない。2つの特徴が使用されるかどうかは、UEのダウンリンク制御情報(Downlink Control Information, DCI)フォーマット、不連続受信動作時間シーケンス関係等に影響を及ぼす。従って、スケジューリング失敗または送信効率低下を回避するために、基地局は、UEのためのその後のスケジューリングのために2つの能力が使用されるかどうかを示す必要がある。
任意で、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、基地局が、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定し、基地局が、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択し、または、基地局が、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択することである。
例えば、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングは、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、基地局は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定してよい。基地局は、GUMMEIに従って、基地局が第1のコアネットワークに接続されることができるかどうかを決定する。基地局は、第1のコアネットワークが、基地局に接続されることができるコアネットワーク内に存在する場合、第1のコアネットワークを選択し、または、第1のコアネットワークが、基地局に接続されることができるコアネットワーク内に存在しない場合、基地局は、基地局に接続されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択する。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIを含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレス(Public Land Mobile Network, PLMN)IDまたはモビリティ管理エンティティ(MME)グループ識別子(MME group ID, MMEGI)のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMMEGIを基地局から取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することである。
具体的には、いくつかの特定のUEに前に接続されたコアネットワークのグループは変更されない。すなわち、UEに接続されるコアネットワークのMMEGIは変更されない。基地局は、UEのMMMEIおよびS-TMSI等の情報を記憶してよい。この場合、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求は、UEのMMEGI等の情報を搬送することなく、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックスまたはPLMN IDおよびS-TMSIのみを搬送する必要がある。基地局は、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN-IDおよびS-TMSIに従って、事前に記憶されたMMEGI等の情報を取得し、PLMN-ID、S-TMSIおよびMMEGIに従って、GUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を形成してよい。基地局は、いくつかのコアネットワークのルーティング補助情報を記憶するために使用される。基地局は、識別コードとしてS-TMSIを使用することによって、ルーティング補助情報を取得してよい。S-TMSIが更新された後、コアネットワークは、アップデートされたS-TMSIを基地局に送信されるダウンリンクシグナリングに追加してよく、または、アップデートされたS-TMSIをいくつかの新しいシグナリング、例えば、RRC接続中断応答、S1-AP: S1-APにおけるS1 UE deactivate context ACKおよび初期コンテキスト確立要求に追加してよい。これは、本発明では限定されない。確かに、本発明の本実施形態におけるS-TMSIはまた、C-RNTI等の、UEの別の識別子であってよい。基地局によって情報を記憶するための方法は、前述の方法に限定されず、基地局によって情報を記憶し、識別コードとして、S-TMSIまたはUEとコアネットワークとの間の対話中にアップデートされる他の情報を使用するための別の方法は、前述の方法であってよいことは留意されるべきである。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMMEGIを決定し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することである。
具体的には、いくつかの特定のUEに対しては、基地局は、ただ一つのタイプのコアネットワークグループに属し、すなわち、基地局に接続されるコアネットワークのMMEGIは変更されず一意であると仮定する。UEがアイドルモードから接続モードに変化すると、UEは、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN-IDおよびS-TMSIを、基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングに追加する。UEに接続される基地局が、UEに前に接続された基地局と同じである場合、基地局に接続されるコアネットワークのMMEGIは一意であるため、基地局は、選択される公共用地モバイルネットワークアドレスインデックスおよびS-TMSIに従って、UEに前に接続されたコアネットワークのMMEGIを決定してよく、基地局は、PLMN-ID、S-TMSIおよびMMEGIに従って、UEに前に接続されたコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を形成してよい。その後、基地局は、コアネットワークを使用することによって、UEの能力情報およびUEのコンテキスト情報を取得してよい。具体的な実施については、図3.3において説明される実施を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
任意で、UEに接続される基地局がUEに前に接続された基地局でない場合、コアネットワークがUEの能力情報を基地局に送信する必要がないことが示される必要がある。具体的な指示方式は以下のとおりである:1. 1ビット指示情報が、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングで搬送されてよく、指示情報は、UEの能力情報を取得するための図3.3において説明される方法に従って、基地局が、UEの能力情報を取得する必要がないことを示すために使用される。2. あるいは、基地局は、UEによって搬送される情報を使用することによって、UEの能力情報を取得するための図3.3において説明される方法を使用することによって、基地局がUEの能力情報を取得する必要があるかどうかを決定してよい。前述の取得方法が使用されない場合、本発明の別の実施形態における方法等が使用されてよい。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)を決定する具体的な実施は、基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、基地局が、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することである。
具体的には、いくつかの特定のUEに前に接続されたコアネットワークのグループは変更されない。すなわち、UEに接続されているコアネットワークのMMEGIは変更されず、UEは1つのPLMNのみをサポートする。この場合、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングは、S-TMSIのみを搬送し、基地局は、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定してよく、次いで、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMME識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定してよい。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含む。基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)を決定することは、基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、基地局が、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する。具体的には、UEが1つのPLMNのみをサポートする場合、UEによって基地局に送信されるRRC接続要求シグナリングは、S-TMSIおよびMMEGIのみを搬送し、基地局は、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定して、次いで、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのMME識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定してよい。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することは、基地局が、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのGUMMEIおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定することを含む。
任意で、基地局によって決定されたコアネットワークに送信されるUE能力情報取得要求は、S-TMSIを搬送してよく、その結果、コアネットワークはUEを識別する。任意で、基地局によって決定されたコアネットワークに送信されるUE能力情報取得要求は、S-TMSI、eNB UE S1AP ID、LTEトラッキングエリア識別情報(Tracking Area Identity, TAI)、進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network, E-UTRAN CGI)、RRC確立要因等を搬送してよい。コアネットワークが、UEの能力情報を基地局に送信する場合、UEの能力情報、MME側のS1インタフェースの一意のUE識別子(MME UE S1 Application Protocol ID, MME UE S1AP ID)、eNB側のS1インタフェースの一意のUE識別子(eNB UE S1 Application Protocol ID, eNB UE S1AP ID)、UE集約最大ビットレート等が同時に搬送される。このように、NAS PDUのみが、基地局によってコアネットワークにその後送信される初期UE情報シグナリングで搬送される。初期UE情報シグナリングは、アップリンクNASトランスポートシグナリングに変更されてよく、シグナリングの名前はここでは限定されない。確かに、UEがRRC接続要求を基地局に送信した後、基地局によってコアネットワークに送信されるUE能力要求シグナリングはまた、初期UE情報シグナリング/アップリンクNAS送信情報に変更されてよい。シグナリングの名前はここでは限定されず、シグナリングで搬送される内容は上述の内容と同じである。
任意で、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定した後、基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、基地局は、変更されたコアネットワークに、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を送信し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
例えば、図3.4を参照すると、図3.4は、本発明の実施形態に係る、別のデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。
任意で、基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信し、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークであり、基地局は、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求め、基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、基地局は、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信し、ここで、UEコンテキスト情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局は、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信することである。
第1の基地局のルーティング補助情報は、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier, C-RNTI)、物理セル識別子およびS-TMSIを含む。
例えば、UEとUEに接続されている基地局との間の接続が失敗すると、UEと新しい基地局との間で接続再確立動作が実行される。UEはC-RNTI、物理セル識別子およびS-TMSIを搬送して、新しい基地局への接続再確立手順を開始し、その結果、新しい基地局は、前述の情報に従って、UEに前に接続された基地局を見つけ、UEに前に接続された基地局から、X2インタフェースを使用することによって、コアネットワークのMMEGI等の、UEに前に接続されたコアネットワーク(第2のコアネットワーク)のルーティング補助情報を取得し、UEに前に接続されたコアネットワークに関する情報を取得し、UEに前に接続されたコアネットワークを使用することによって、UEのコンテキスト情報をさらに取得し、それによって、接続再確立手順を実施する。UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む。基地局によってUEのコンテキスト情報を取得する具体的なプロセスについては、図3.3に記載の方法を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。UEに現在接続されている基地局がUEに前に接続されている基地局と同じである場合、UEのコンテキスト情報を取得するための手順は同じである。
S302. 基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てる。
具体的には、UEの能力情報を受信した後、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当て、RRC接続確立シグナリングをUEに送信する。RRC接続確立シグナリングは、基地局によってUEに割り当てられるデータスケジューリングリソースを搬送する。RRC接続確立シグナリングを受信した後、UEは、RRC接続確立完了シグナリングを送信し、基地局によってUEに割り当てられるデータスケジューリングリソースに従って、UEによってネットワークに報告される必要があるデータをこの瞬間に送信されるNASメッセージに追加する。
例えば、UEの能力情報はCP/UP指示を含む。基地局は、その後のデータ送信またはシグナリング送信においてPDCPヘッダを対応して設定する。例えば、PDCPヘッダは、CPがデータ送信のために使用されるときに短く、一方で、PDCPヘッダは、UP送信ソリューションが使用されるときに長い。CP/UP指示は、以下を含む:1. UEによって基地局に送信されるRRC接続確立完了シグナリングのパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol, PDCP)ヘッダを使用することによって、指示が与えられる。より少ないバイト(例えば、1バイト)を持つPDCPヘッダはMAC-Iを持たず、CPがデータ送信のために使用されることを示すために使用され、より多くのバイト(例えば、5バイト)を持つPDCPヘッダはMAC-Iを有し、UPがデータ送信のために使用されることを示すために使用される。2. UEに接続される基地局がUEに前に接続された基地局と同じである場合、短いPDCPヘッダは、RRC接続要求を送信するために使用される。基地局側のUEのコンテキストがある場合、UPがデータ送信のために使用されることを示し、基地局は、UPの特徴に従って、その後の関連する構成を実行する。基地局側のUEのコンテキストがない場合には、基地局は、CPの特徴に従って、その後の関連する構成を実行する。3. UEに接続される基地局が、UEに前に接続された基地局とは異なる場合、短いPDCPヘッダが依然としてRRC接続確立完了シグナリングを送信するために使用される。基地局側のUEのコンテキスト情報がない場合、基地局は依然としてCPの関連する構成を使用する。UEがRRC接続確立完了シグナリングを送信した後、基地局は、NASパケットのサイズに従って、CPが使用されるかUPが使用されるかを決定して、その後の構成を実行してよい。4. 同様に、第2および第3のCP/UP指示のために長いPDCPヘッダがまた使用されてよく、第2のおよび第3のCP/UP指示のための長いPDCPヘッダの使用のためのその後のUP/CP構成は、第2および第3のCP/UP指示のための構成と同じであり、詳細はここでは再び説明されない。5. CPが使用されるかUPが使用されるかが、データパケットのサイズに従って認識されることができない場合、パケットを受信した後、コアネットワークは、ダウンリンクシグナリングを使用することによって、基地局に通知して、その後のデータ送信を実行する。すなわち、UEがコアネットワークを持つ情報を交換した後、具体的にCPが選択されるかUPが選択されるかが学習され、コアネットワークは、ダウンリンクシグナリングを基地局に配信して、CPが使用されるかUPが使用されるかを基地局に通知する。
本発明の本実施形態では、基地局は、UEの能力情報を取得することがわかる。基地局によってUEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である。CP送信ソリューションに基づいてデータ送信が実行される場合、データは、UEによって基地局に送信されるRRC接続確立完了シグナリングで搬送されるNASメッセージにおいて搬送される。従って、基地局は、UEがデータを送信する前に、UEの能力情報を取得し、その結果、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに適切に割り当てることができ、リソース利用率が向上する。
上述の技術的解決手段と一致して、具体的な実施形態では、図4は、基地局の具体的な実行プロセスを含むデータスケジューリング方法の概略フローチャートである。ここで説明されるデータスケジューリングは図2に示される基地局によって実行されるが、本発明の本実施形態で開示されるデータスケジューリング方法の具体的な実行環境は基地局に限定されないことは留意されるべきである。
図4に示されるように、本発明のこの方法の実施形態で開示されるデータスケジューリング方法は、具体的には、以下のステップを含む:
S401. 基地局は、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信し、または、基地局は、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するアップリンク情報トランスポートシグナリングを受信し、基地局は、コアネットワークに、UEの能力情報を搬送するアップリンクNASトランスポートシグナリングを送信する。
S402. 基地局は、UEの能力情報に従って、UEにデータスケジューリングリソースを割り当てる。
具体的には、本発明の本実施形態は、主に、CPデータ送信バックグラウンドに適用される。UEとネットワーク側(基地局またはコアネットワーク)との間の接続が完了し、基地局とコアネットワークとの間の接続が完了した後、コアネットワークがダウンリンクデータを配信する必要がある場合、コアネットワークは、NAS PDUだけでなく、新しい情報要素(information element, IE)もまた、UEの能力情報を送信するために、基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングに追加されてよい。このようにして、コアネットワークがUEの能力情報と共に基地局にダウンリンクデータを送信し、それによって、専用シグナリング、例えば、初期コンテキスト確立要求シグナリングの使用を低減する。あるいは、UEがネットワーク側に接続された後、UEは基地局に送信されるアップリンクデータを有する場合、UEは、UEの能力情報を、基地局に送信されるアップリンク情報トランスポートシグナリングおよびNAS PDUに追加し、UEの能力情報を基地局に転送する。基地局は、UEの能力情報をコアネットワークに送信する。このプロセスは、UEの能力情報をアップデートするプロセスとして使用されてよい。
任意で、RRC確立が完了した後、基地局は、指示情報およびUEコンテキストを検索するための識別子を、コアネットワークに送信される初期UEコンテキストに追加してよく、指示情報は、UEの能力情報を基地局に配信するようにコアネットワークに命令するために使用される。指示情報を受信した後、コアネットワークは、コアネットワークによって基地局にその後送信されるダウンリンクシグナリングを使用することによって、UEの能力情報を基地局に送信してよく、シグナリングの名前は本発明では限定されない。
任意で、基地局が初期UEコンテキストをコアネットワークに送信した後、基地局は、コアネットワークに送信されるシグナリングを使用することによって、UEの能力情報をコアネットワークに求めてよい。UEの能力情報は、コアネットワークによって基地局にその後送信されるダウンリンクシグナリングを使用することによって、基地局に送信されてよく、シグナリングの名前は、本発明では限定されない。
任意で、コアネットワークは、基地局に送信されるダウンリンクデータにUEの能力情報を追加してよい。
任意で、基地局は、UEの能力情報を基地局に送信するようにコアネットワークに命令する必要はなく、コアネットワークは、UEの能力情報をシグナリングに直接追加してよい。
本発明の本実施形態では、UEの、基地局によって取得される能力情報は、UEによって基地局に送信されるアップリンクトランスポートシグナリングで搬送されるか、または、コアネットワークによって基地局に送信される他のデータまたはシグナリングで搬送されることがわかる。対照的に、従来技術では、UEの能力情報は、コアネットワークによって基地局に送信される専用シグナリング(初期コンテキスト確立要求シグナリング等)で搬送される。本発明の本実施形態では、UEの能力情報はデータ送信で搬送されることがわかる。これは、専用シグナリングを低減し、電力消費をさらに低減する。
上述の技術的解決手段と一致して、特定の実施形態では、図5は、UE、基地局およびコアネットワークの具体的な実行プロセスを含む接続リリース方法の概略フローチャートである。ここで説明されるデータスケジューリングは、図1に示されるUE、基地局およびコアネットワークに基づいて実行されるが、本発明の本実施形態で開示される接続リリース方法の具体的な実行環境は、UE、基地局およびコアネットワークに限定されないことは留意されるべきである。
図5に示されるように、本発明のこの方法の実施形態で開示される接続リリース方法は、具体的には、以下のステップを含む:
S501. 基地局は、コアネットワークによって送信され、接続リリース指示を搬送するダウンリンクNASトランスポートシグナリングを受信する。
S502. 基地局は、UEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信する。
S503. 基地局は、コアネットワークが、リリースシグナリングを受信した後にS1インタフェースをリリースするために、基地局およびUE間の接続をリリースし、コアネットワークにリリースシグナリングを送信する。
具体的には、アップリンクデータ送信が完了したとき、ダウンリンクデータフィードバックが必要とされるかどうかを示すために、最終的に送信されるNAS情報にリリース補助情報が追加されてよい。ダウンリンクフィードバックが必要とされない場合、コアネットワークがデータを受信した後、コアネットワークは、S1インタフェースリリース手順をトリガする。アップリンクデータ送信が、ダウンリンクフィードバック情報が必要とされることを示す場合、IEは、データ送信が完了した後に、リリースを実行するように基地局に命令するために、コアネットワークによって基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングに追加されてよく、接続リリース指示は、データ送信中に送信されるNAS PDUに追加される。情報を受信した後、基地局は、送信が完了したとわかった後にリリース動作を実行する。基地局は、UEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信する。UEは、基地局によって送信されるダウンリンク直接転送メッセージを受信して、NAS PDUにおける指示情報に従って、リリースを実行する。UEに、接続リリース指示を搬送するダウンリンク情報トランスポートシグナリングを送信した後、基地局は、リリースシグナリングをコアネットワークに送信し、その結果、コアネットワークは、リリースシグナリングを受信した後、S1インタフェースをリリースする。リリースシグナリングの具体的な名前は限定されない。
任意で、コアネットワークによって基地局に送信される接続リリース指示が、エアインタフェースシグナリングのMACヘッダに追加されてよい。
任意で、アップリンクデータ送信では、リリース指示情報を含むダウンリンクフィードバックが必要とされるという指示がアップリンクパケットで与えられない場合、且つ、期間内にデータ送信がない場合、基地局またはコアネットワークは接続リリースをトリガしてよい。基地局がリリース手順をトリガする場合、基地局は、UEにリリース指示情報を送信し、次いで、S1インタフェースリリース確認応答(指示)をコアネットワークに送信する。コアネットワークがリリース手順をトリガする場合、リリース手順は、既存のUEコンテキストリリース手順と同じであり、詳細はここでは説明されない。
任意で、ダウンリンク送信では、コアネットワークが1つのデータパケットを送信した場合、タイマが有効化され、タイマが満了すると、ネットワーク側は通常の接続リリース手順に入る。アップリンクフィードバックが必要とされる場合、リリース手順はまた実行されることができる。タイマが満了しない場合、UEは送信されるアップリンクパケットを有し、リリース手順もまたここで適用されることができる。すなわち、UEは、接続をリリースするようにネットワーク側をいつでもトリガしてよく、または、コアネットワークは、データ送信を完了した後にタイマが満了するのを待機し続けてよい。ネットワーク側が、UEによって送信されるデータパケットが最後のデータパケットであるとわかった場合、ネットワーク側は、ダウンリンクNASトランスポートシグナリングにフィールドを追加して、基地局に接続をリリースするように命令し、リリース指示情報をNAS PDUに追加してよく、基地局は、ダウンリンク情報送信によって、リリース指示情報を転送する。
本発明の本実施形態では、コアネットワークによって基地局に送信される接続リリース指示は、コアネットワークによって基地局に送信されるダウンリンクNASトランスポートシグナリングで搬送されることがわかる。対照的に、従来技術では、接続リリース指示は、コアネットワークによって基地局に送信される専用シグナリングで搬送される。本発明の本実施形態では、接続リリース指示は、データ送信において搬送されることがわかる。これは、専用シグナリングを低減し、電力消費をさらに低減する。
図6は、本発明の実施形態に係る、基地局の概略構成図である。基地局600は、取得ユニット601および割当てユニット602を含む。
取得ユニット601は、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得するように構成され、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前である。
割当てユニット602は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるように構成される。
任意で、取得ユニット601は、具体的には、
UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、または、
コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信し、または、
コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信し、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、UEに、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用される指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信し、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成される。
任意で、取得ユニット601がユーザ機器(UE)の能力情報を取得した後、基地局は、第3の受信ユニットおよび第4の送信ユニットをさらに含む。
第3の受信ユニットは、能力情報が第1の能力情報である場合、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信し、または、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送する、ダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを受信し、または、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するように構成される。
第4の送信ユニットは、能力情報が第1の能力情報である場合、UEにUE能力情報取得要求を送信し、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するように構成される。
任意で、能力情報は第1の能力情報を含み、能力情報は、第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報をさらに含む。
取得ユニット601は、具体的には、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するように構成される。
あるいは、取得ユニット601は、具体的には、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、UE能力情報取得要求をUEに送信し、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するように構成される。
あるいは、取得ユニット601は、具体的には、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを受信するように構成される。
あるいは、取得ユニット601が、具体的には、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得するように構成されることは、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信し、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信することを含む。
任意で、取得ユニット601は、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するように構成される第1の受信ユニットであって、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、第1の受信ユニットと、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される第1の決定ユニットと、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するように構成される第1の送信ユニットであって、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、第1の送信ユニットとを含み、ここで、第1の受信ユニットは、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するようにさらに構成される。
任意で、第1の受信ユニットが、UE能力情報取得要求に応答して、UEの、決定されるコアネットワークによって送信される能力情報を受信した後、基地局は、UEにUE能力使用指示情報を送信するように構成される第5の送信ユニットをさらに含み、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズ(TBS)がデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
任意で、第1の決定ユニットは、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される第2の決定ユニットと、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定するように構成される第3の決定ユニットと、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択するように構成される第1の選択ユニットとを含み、ここで、第1の選択ユニットは、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するようにさらに構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展(SAE)-一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)を含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレス(PLMN IDまたはモビリティ管理エンティティ(MME)グループ識別子(MMEGI)のうちの少なくとも1つをさらに含む。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含み、第2の決定ユニットは、具体的には、
S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される。
任意で、図6に記載の基地局は、
基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するように構成される第2の送信ユニットをさらに含み、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
任意で、取得ユニット601は、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するように構成される第2の受信ユニットであって、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである、第2の受信ユニットと、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求めるように構成される要求ユニットと、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成される第4の決定ユニットと、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するように構成される第3の送信ユニットであって、ここで、UEコンテキスト情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含む、第3の送信ユニットとを含み、ここで、第2の受信ユニットは、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するようにさらに構成される。
任意で、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置(one band/multi-band deployment)、シングルトーン/マルチトーン指示(single-tone/multi-tone指示)、制御プレーン/ユーザプレーン指示(CP/UP) indication、UEカテゴリ(UE-category)、無線能力(radio capability)、加入者プロフィール識別子(SPID)、アクセス層リリース情報(access stratum release)、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
任意で、UEカテゴリ(UE-category)は、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
任意で、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
任意で、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
任意で、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
任意で、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
任意で、取得ユニット601がユーザ機器(UE)の能力情報を取得する前に、基地局は処理ユニットをさらに含む。
処理ユニットは、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするように構成される。
本実施形態では、基地局600は、機能ユニットの形態で表されてよい。ここでの「ユニット」は特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、回路、1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路および/または前述の機能を提供し得る別のデバイスであってよい。簡単な実施形態では、当業者は、基地局600が、図2に示される形態であってよいことを理解することができる。取得ユニット601および割当てユニット602は、図2におけるプロセッサおよびメモリを使用することによって実施されてよい。
図7は、本発明の実施形態に係る通信システムの概略構成図である。図7に示されるように、通信システムは、UE、コアネットワークおよび基地局を含む。
基地局は、UEの能力情報を取得するように構成され、ここで、UEの能力情報を取得する瞬間は、基地局によって、UEによって基地局に送信される無線リソース制御(RRC)接続確立完了シグナリングを受信する瞬間よりも前であり、基地局は、UEの能力情報に従って、データスケジューリングリソースをUEに割り当てるように構成される。
実施形態では、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることである。
あるいは、コアネットワークは、基地局に、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを送信するように構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、コアネットワークによって送信され、UEの能力情報を搬送するページングメッセージを受信するように構成されることである。
あるいは、コアネットワークは、基地局に第1のページングメッセージを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信される第1のページングメッセージを受信するように構成され、基地局は、第1のページングメッセージがUEの能力情報を搬送しない場合、UEに、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを送信するようにさらに構成され、ここで、指示情報は、UEの能力情報を報告するようにUEに命令するために使用され、UEは、基地局によって送信され、指示情報を搬送する第2のページングメッセージを受信するように構成され、UEは、基地局に、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するようにさらに構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、UEの能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成されることである。
実施形態では、能力情報は第1の能力情報であり、基地局がユーザ機器(UE)の能力情報を取得した後、
コアネットワークは、基地局に、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するようにさらに構成される。
あるいは、基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信するようにさらに構成され、UEは、基地局によって送信されるUE能力情報取得要求を受信するようにさらに構成され、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、第3の能力情報を基地局に送信するようにさらに構成され、基地局は、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するようにさらに構成される。
あるいは、コアネットワークは、基地局に、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを送信するように構成され、基地局は、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを受信するようにさらに構成される。
あるいは、UEは、基地局に、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを送信するようにさらに構成され、基地局は、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するようにさらに構成される。
実施形態では、能力情報は第1の能力情報を含み、能力情報は、第2の能力情報、第3の能力情報、第4の能力情報または第5の能力情報をさらに含む。
UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、コアネットワークは、基地局に、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を送信するように構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、コアネットワークによって送信され、第2の能力情報を搬送する初期コンテキスト確立要求を受信するようにさらに構成されることである。
あるいは、UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、基地局は、UE能力情報取得要求をUEに送信するように構成され、UEは、基地局によって送信されるUE能力情報取得要求を受信するようにさらに構成され、UEは、UE能力情報取得要求に応答して、第3の能力情報を基地局に送信するようにさらに構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、UE能力情報取得要求に応答して、UEによって送信される第3の能力情報を受信するようにさらに構成されることである。
あるいは、UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、コアネットワークは、基地局に、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを送信するように構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、コアネットワークによって送信され、第4の能力情報を搬送するダウンリンク非アクセス層(NAS)トランスポートシグナリングを受信するようにさらに構成されることである。
あるいは、UEは、基地局に、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を送信するように構成され、UEは、基地局に、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを送信するようにさらに構成される。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、基地局が、UEによって送信され、第1の能力情報を搬送するRRC接続要求を受信するように構成され、基地局が、UEによって送信され、第5の能力情報を搬送するRRC接続確立完了シグナリングを受信するようにさらに構成されることである。
実施形態では、UEは、基地局にRRC接続要求を送信するように構成され、ここで、RRC接続要求は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報を搬送し、第1のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである。基地局によって、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局は、UEによって送信されるRRC接続要求を受信するように構成され、基地局は、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUE能力情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局は、UEの、UE能力情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信するようにさらに構成されることである。
実施形態では、基地局が、UEの、UE能力情報取得要求に応答するために、決定されたコアネットワークによって送信される能力情報を受信した後、
基地局は、UEにUE能力使用指示情報を送信するようにさらに構成され、ここで、UE能力使用指示情報は、データスケジューリングにおいて使用されるUE能力を示すために使用され、UE能力使用指示情報は、マルチプロセスHARQがデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報および/または大きなトランスポートブロックサイズ(TBS)がデータスケジューリングにおいて使用されるかどうかを示すための指示情報を含む。
実施形態では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、GUMMEIに従って、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含むかどうかを決定し、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含む場合、第1のコアネットワークを選択し、または、基地局によって選択されることができるコアネットワークが第1のコアネットワークを含まない場合、基地局によって選択されることができるコアネットワークのいずれか1つを選択するように構成されることである。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、システムアーキテクチャ発展(SAE)-一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)を含む。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/公共用地モバイルネットワークアドレス(PLMN ID)またはモビリティ管理エンティティ(MME)グループ識別子(MMEGI)のうちの少なくとも1つをさらに含む。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報はS-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、基地局から第1のコアネットワークのMMEGIを取得し、S-TMSI、選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDおよびMMEGIに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのMMEGIおよびPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSIおよびMMEGIを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSIに従って、第1のコアネットワークのPLMN IDを決定し、S-TMSI、MMEGIおよびPLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、第1のコアネットワークのルーティング補助情報は、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDを含む。基地局によって、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定する具体的な実施は、
基地局が、S-TMSI、MMEGIおよび選択された公共用地モバイルネットワークアドレスインデックス/PLMN IDに従って、第1のコアネットワークのグローバルにユニークなモビリティ管理エンティティ(MME)識別子(GUMMEI)およびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定するように構成されることである。
実施形態では、基地局が、第1のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定した後、
基地局は、基地局に接続されるコアネットワークが変更された場合、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を変更されたコアネットワークに送信するようにさらに構成され、ここで、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を第1のコアネットワークに求めるために、変更されたコアネットワークによって使用される。
実施形態では、UEは、基地局に、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を送信するように構成され、ここで、第1の基地局は、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を記憶する基地局であり、第2のコアネットワークは、UEのコンテキスト情報を記憶するコアネットワークである。基地局によってユーザ機器(UE)の能力情報を取得する具体的な実施は、
基地局が、UEによって送信され、第1の基地局のルーティング補助情報を搬送する接続確立要求または接続再確立要求を受信するように構成され、
基地局が、第1の基地局のルーティング補助情報に従って、第2のコアネットワークのルーティング補助情報を第1の基地局に求め、第2のコアネットワークのルーティング補助情報に従って、コアネットワークおよびコアネットワークによってUEを識別するための識別情報を決定し、決定されたコアネットワークにUEコンテキスト情報取得要求を送信するようにさらに構成され、ここで、UEコンテキスト情報取得要求は、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報を搬送し、コアネットワークによってUEを識別するための識別情報は、UEのコンテキスト情報を取得するために、決定されたコアネットワークによって使用され、UEのコンテキスト情報は、UEの能力情報を含み、基地局が、UEの、UEコンテキスト情報取得要求に応答して、決定されたコアネットワークによって送信されるコンテキスト情報を受信するようにさらに構成されることである。
実施形態では、能力情報は、シングルバンド/マルチバンド配置(one band/multi-band deployment)、シングルトーン/マルチトーン指示(single-tone/multi-tone指示)、制御プレーン/ユーザプレーン指示(CP/UP) indication、UEカテゴリ(UE-category)、無線能力(radio capability)、加入者プロフィール識別子(SPID)、アクセス層リリース情報(access stratum release)、マルチプロセスHARQ能力、大きなTBS能力、新しいパワータイプ、モビリティ向上指示、制御プレーン再確立能力または再確立指示のうちの少なくとも1つを含む。
実施形態では、UEカテゴリ(UE-category)は、マルチプロセスHARQをサポートまたは必要とするUEおよび/または大きなTBSをサポートまたは必要とするUEを含む。
実施形態では、新しいパワータイプは、RRC接続確立要求を搬送するMACプロトコルデータユニット制御要素(MAC CE)に含まれる。
実施形態では、再確立は、ユーザプレーン(UP)再確立指示および/または制御プレーン(CP)再確立指示を含み、UP再確立指示は、モビリティ向上が再確立後にサポートされるかどうかを示すために使用される指示であり、CP再確立指示は、接続再確立がCP再確立のために使用されることを示すために使用されるか、または、CP指示およびUP指示間で区別するために使用される。
実施形態では、再確立指示は、UEによって基地局に送信されるメッセージで搬送され、メッセージは、RRC接続再確立要求を含む。
実施形態では、再確立指示は、指示のための確立要因値としてさらに使用される。
実施形態では、基地局によって、ユーザ機器(UE)の能力情報を取得する前に、基地局は、基地局がモビリティ向上をサポートするかどうかの指示をブロードキャストするようにさらに構成される。
本実施形態における通信システムに含まれるUE、コアネットワークおよび基地局は、具体的には、図3における方法の実施形態に従って実施されてよいことを理解されたい。具体的な実施プロセスについては、図3における方法の実施形態における関連する説明を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。
本発明の実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶してよい。実行されると、プログラムは、前述の方法の実施形態において記録される任意のデータスケジューリング方法および接続リリース方法のステップの一部または全てを含む。
簡単な説明のために、前述の方法の実施形態は一連の動作として表現されていることは留意されるべきである。しかしながら、本発明によると、いくつかのステップは他の順序で実行されるか、同時に実行されてよいため、当業者は、本発明が説明される動作順序に限定されないことを理解すべきである。加えて、当業者はまた、明細書に記載の全ての実施形態は実施形態であり、関連する動作およびモジュールは、本発明に必ずしも必須ではないことも理解すべきである。
前述の実施形態では、各実施形態の説明はそれぞれの焦点を有する。実施形態で詳細に説明されない部分については、他の実施形態における関連する説明を参照されたい。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示される装置は他の方式で実施されてよいことを理解すべきである。例えば、説明される装置の実施形態は単に例である。例えば、ユニット分割は単に論理的な機能分割であり、実際の実施においては他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに結合または統合されてよく、または、いくつかの特徴は無視されるか実行されなくてよい。加えて、表示または議論される相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実施されてよい。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的または他の形態で実施されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されてよく、または、複数のネットワークユニットに分配されてよい。ユニットの一部または全ては、実施形態の解決手段の目的を達成するために実際の要件に従って選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、または、ユニットの各々は、物理的に孤立して存在してよく、または、2つ以上のユニットは1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施されてよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施されてよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実施されて、独立した製品として販売または使用される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読メモリ内に記憶されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は、本質的に、または従来技術に貢献する部分は、または技術的解決手段の全てまたは一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、メモリに記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であってよい)に、本発明の実施形態で説明される方法のステップの全てまたは一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述のメモリは、USBフラッシュドライブ、読出し専用メモリ(ROM, Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、リムーバブルハードディスク、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
当業者は、実施形態における方法のステップの全てまたは一部が、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実施されてよいことを理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読メモリに記憶されてよい。メモリは、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ(英語:Read-Only Memory, 略してROM)、ランダムアクセスメモリ(英語:Random Access Memory, 略してRAM)、磁気ディスク、光ディスク等を含んでよい。
本発明の実施形態は上で詳細に説明された。本発明の原理および実施は、具体例を通して本明細書で説明される。実施形態に関する説明は、単に、本発明の方法およびコアアイデアを理解するのを助けるために提供される。加えて、当業者は、本発明のアイデアに従って、特定の実施および適用範囲に関して修正を行うことができる。結論として、明細書の内容は本発明への限定として解釈されるべきでない。
201 プロセッサ
202 通信バス
203 メモリ
204 通信インタフェース
205 トランシーバ
601 取得ユニット
602 割当てユニット