JP2019500174A - 薬物送達デバイス - Google Patents
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Abstract
薬物送達デバイス(1)が提供され、この薬物送達デバイスは、− ハウジング(4)と、− ハウジング(4)内に含まれ、ハウジングに対して回転可能である数字スリーブ(7)と、− 数字スリーブ(7)をハウジング(4)に対して軸方向に拘束するように、かつハウジング(4)に対する数字スリーブ(7)の回転を可能にするように設計されている軸方向保持機構(6)とを含み、軸方向保持機構(6)は保持要素(11)を含む。このような薬物送達デバイス(1)を組み立てる方法がさらに提供される。
Description
本発明は一般に、薬物送達デバイス、およびこの薬物送達デバイスを組み立てる方法に関する。
ペン型デバイスなどの特定のタイプの薬物送達デバイスでは、充填済みカートリッジが使用される。これらのカートリッジは、カートリッジホルダまたはハウジングに収納される。このようなカートリッジ内に含まれる薬剤の特定の設定用量を投薬するために、薬物送達デバイスは用量設定要素を有する。薬物送達中、取り付けられたニードルアセンブリを通して薬剤を投薬するために、用量設定要素に連結されたピストンロッドが、カートリッジ内に含まれるピストン(一般に「栓」、「ストッパ」、または「プランジャ」とも呼ばれる)を押す。
関連技術に関して改善された薬物送達デバイスが依然として求められている。
本開示の目的は、改善された薬物送達デバイス、およびそのような薬物送達デバイスの組み立ての方法を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の薬物送達デバイス、および請求項16に記載の方法によって達成される。
例示的な実施形態は従属請求項に提供されている。
例示的な一実施形態では、薬物送達デバイスは、ハウジングと、ハウジング内に含まれ、ハウジングに対して回転可能である数字スリーブと、軸方向保持機構とを含み、この軸方向保持機構は2つの支承部、特に、ハウジングに対して数字スリーブを軸方向に拘束しハウジングに対する数字スリーブの回転を可能にする保持要素、を含む。
保持機構は、たとえば数字スリーブとハウジングの間の係合解除を引き起こし得る、衝撃を受けたことの影響による数字スリーブの弾性変形を防止または妨げるために、いくつかの径方向当接部を組み合わせることによってハウジングに対する数字スリーブの軸方向拘束を改善する。薬物送達デバイスは、薬物送達デバイスに含まれる薬剤の可変の使用者選択可能用量を送達するように動作可能な用量制御注射デバイスとして構成される。
例示的な一実施形態では、保持要素は、長手方向軸に対して横断方向軸まわりに傾斜している傾斜面を有し得るフック自由端を含み、この傾斜面は、組み立て中に数字スリーブを強制的に半径方向に変形させる。長手方向軸は、長手方向に延びる薬物送達デバイスの方向に伸びる。
保持機構は、ハウジング上に配置され数字スリーブの周囲に当接する保持径方向当接部をさらに含み得る。具体的には、保持当接部は、数字スリーブの溝のほぼ反対側に位置する数字スリーブの周囲に当接する。溝は、フック自由端によって係合される。
別の例示的な実施形態では、フック自由端と保持径方向当接部の間の隙間は数字スリーブの壁厚よりも小さい。これにより、薬物送達デバイスを収納、プライミングおよび/または操作している間に数字スリーブが変形するリスクが小さくなる。
さらに、保持径方向当接部は、ハウジング保持要素の周囲、たとえば外周から径方向外向きに突出する突起として構成される。ハウジング保持要素は、ハウジングに連結されるか、または数字スリーブの遠位部分内にあるハウジングの別個の部材として構成される。
保持機構は、長手方向軸に対して横断方向軸まわりに傾斜している傾斜面を有する少なくとも1つの拘束径方向当接部をさらに含み、組み立て中、数字スリーブがフック自由端によって半径方向に変形された後に、傾斜面は数字スリーブを強制的に反対の半径方向に変形させて初期の形状に戻す。薬物送達デバイスを収納、プライミングおよび/または操作している間に数字スリーブがさらに変形することが妨げられる。
さらに、保持機構は、他の拘束径方向当接部から周方向にオフセットして配置された少なくとも1つの別の拘束径方向当接部を含む。別の拘束要素は、フック自由端と溝の係合を増強し、したがって保持機構の効率を向上する。
さらに、拘束径方向当接部は、ハウジング拘束要素の周囲から径方向外向きに突出する突起として構成される。ハウジング拘束要素はハウジングに連結されるか、または数字スリーブの遠位部分内にあるハウジングの一部分として構成される。
例示的な一実施形態では、フック自由端はハウジングに連結されるか、またはハウジングの一部分としても構成される。
例示的な一実施形態では、軸方向組み立てを有効にするために、数字スリーブの周囲は、拘束径方向当接部に対する当接面としての傾斜面を含む。
例示的な一実施形態では、薬物送達デバイスを組み立てる方法は、遠位方向に数字スリーブを変位させることによって数字スリーブをハウジングに組み付けることを含む。
本発明のさらなる適用可能性の範囲は、以下に示す詳細な説明から明らかになろう。しかし、詳細な説明および具体的な例は、本発明の例示的な実施形態を示すとはいえ、この詳細な説明から本発明の趣旨および範囲内の様々な変更および修正が当業者には明らかになるので、例示としてのみ提示されていることを理解されたい。
本開示は、以下に示す詳細な説明および添付の図面から、より完全に理解されることになろう。図面は例示としてのみ与えられており、本開示を限定するものではない。
すべての図で、対応する部材は同じ参照記号で印付けされている。
図1は、ペン型デバイスとして構成されている薬物送達デバイス1、特に、薬物送達デバイス1に含まれる薬剤の可変の使用者選択可能用量を送達するように動作可能な用量制御注射デバイスの、簡略実施形態を概略的に示す。
薬物送達デバイス1は、近位方向Pと遠位方向Dの間に軸方向に延びる。本出願では、近位方向Pは、薬物送達デバイス1の使用中、患者の薬物送達部位から最も遠くに位置する方向を指す。それに対応して、遠位方向Dは、薬物送達デバイス1の使用中、患者の薬物送達部位の最も近くに位置する方向を指す。
本実施形態によれば、薬物送達デバイス1は、ボタン2、ダイヤルグリップ3、ハウジング4、薬物送達機構5、および保持機構6を含む。薬物送達デバイス1は、図を分かりやすくするために本図には示されていない別の構成要素を含み得る。
ボタン2は、薬物送達デバイス1の近位端を形成し、ダイヤルグリップ3に恒久的にスプライン連結される。さらにボタン2は、窓(図示せず)を含む用量インジケータとして構成される数字スリーブ7(図2に示す)に解放可能にスプライン連結され、この窓により、実際の用量マーキングを示す数字スリーブ7の一部分を見ることができる。ボタン2と数字スリーブ7の間のスプライン係合は、ボタン2が押されると解放される。
ダイヤルグリップ3は、凹凸付きの外側スカートを持つスリーブ状部材であり、ハウジング4に対して軸方向に拘束され、ボタン2に対して回転不能に拘束される。
ハウジング4は、液体薬剤、薬物送達機構5、および保持機構6を受ける概ね管状の要素である。
図2は、薬物送達機構5の構成要素を含む薬物送達デバイス1の簡略実施形態の分解組立図を示す。
薬物送達機構5は、ハウジング4内に収納された薬剤を送達するために設けられており、少なくとも数字スリーブ7、駆動スリーブ8、駆動ばね9、およびピストンロッド10を含む。以下で説明するよりも多くの構成要素が設けられるが、これらについては別に明記しない。
数字スリーブ7は、一連の数字が遠位部分に印付けられている管状の要素として構成され、これらの数字は、薬剤の選択用量を示すために、ハウジング4のゲージ要素および開口部(図示せず)を通して見える。すなわち、数字スリーブ7は用量設定部材として構成される。数字スリーブ7は、用量設定および用量修正中、ならびに用量投薬中に駆動ばね9によって回転する。数字スリーブ7はさらに、ハウジング4に対して軸方向には保持機構6によって拘束されているが回転することはできる。
駆動スリーブ8は、ピストンロッド10を取り囲み数字スリーブ7内に配置されている中空の部材である。駆動スリーブ8は、ハウジング4、ピストンロッド10および数字スリーブ7に対し、図示されていないばねの付勢に抗して遠位方向Dに、軸方向に可動である。
駆動ばね9は、その遠位端においてハウジング4に、他端において数字スリーブ7に取り付けられる。具体的には、駆動ばね9は数字スリーブ7の内側に位置し、駆動スリーブ8の遠位部分を取り囲む。
ピストンロッド10は、円筒の形状と、ハウジング4の対応するねじ山4.1(図3に示す)に係合する内側ねじ山とを有する細長い部材として構成される。
薬物送達機構5を起動するために、使用者は、ダイヤルグリップ3を時計方向に回転させ、それによって数字スリーブ7の同一の回転をハウジング4および駆動スリーブ8に対して生じさせることによって、薬剤の可変用量を選択する。数字スリーブ7が回転すると駆動ばね9がチャージされ、それによって、駆動ばねに保存されるエネルギーが増加する。駆動スリーブ8と数字スリーブ7の相対回転は、用量設定方向では必要とする力またはトルクが相対的に小さく、反対方向、特に用量修正方向ではかなり大きい力またはトルクを必要とする。
用量が設定されると、使用者は、ボタン2を遠位方向Dに押すことによって薬物送達機構5を起動し、それによって用量投薬が開始する。
その結果、ボタン2およびダイヤルグリップ3は、数字スリーブ7および駆動ばね9から回転可能に解放される。駆動スリーブ8はボタン2と共に軸方向に動き、それによって、駆動スリーブ8が数字スリーブ7に、駆動スリーブ8と数字スリーブ7の間の相対回転が防止されるように係合する。さらに、ハウジング4と駆動スリーブ8の間の係合が解放され、こうして駆動スリーブ8は回転することが可能になり、数字スリーブ7を介して駆動ばね9によって駆動される。
駆動スリーブ8が回転すると、ハウジング4とのねじ係合により軸方向に並進運動するピストンロッド10が回転する。薬剤の用量の送達は、使用者がボタン2を押し続けている間継続する。
用量の送達が止まり、数字スリーブ7がゼロ用量を示すと、使用者はボタン2を解放することができる。使用者がボタン2を解放すると、駆動スリーブ8がばね力によって初期位置すなわち停止位置まで動き、それによってハウジング4に係合し、駆動スリーブ8がハウジング4に対してさらに回転することが防止され、用量送達が止められる。薬物送達機構5は、用量送達の終わりにおける可聴および/または触覚機能を備える。
図3は、上述のように数字スリーブ7をハウジング4に軸方向に拘束するために設けられる、保持機構6を概略的に示す。特に、数字スリーブ7の遠位部分の領域の薬物送達デバイス1が切取図で示されている。
図4は、図3に示された長手方向切取図の拡大図を概略的に示す。
一般に、保持機構6は、組み立て後の保持のために2つの軸方向支承部を含む。第1の軸方向支承部は、数字スリーブ7の近位向き面に当接するフック自由端11.2の遠位向き面である。第2の軸方向支承部は、数字スリーブ7の遠位向き面に当接するハウジング4の近位向き面である。保持機構6について、より詳細に以下で説明する。
保持機構6は、ハウジング4と数字スリーブ7の遠位部分との間に配置された保持要素11に係合する数字スリーブ7の遠位部分内に含まれる周溝7.1を含む。保持機構6はさらに、ハウジング保持要素4.2およびハウジング拘束機構4.3を含む。
保持要素11は別個の構成要素であり、数字スリーブ7の溝7.1に係合するフック自由端11.2を含む可撓アームとして構成されている。保持要素11は、ハウジング4と数字スリーブ7の遠位部分との間の空間に挿入される。フック自由端11.2が溝7.1に係合すると、保持要素11は数字スリーブ7を掛止する。数字スリーブ7の組み立てを容易にするために、フック自由端11.2は導入部を備える。
ハウジング保持要素4.2は、ハウジング4に連結されるか、その一部分として構成され、数字スリーブ7の遠位部分の内周に隣接して配置される。ハウジング保持要素4.2はリング状部材であり、数字スリーブ7の外周の溝7.1の反対側にある数字スリーブ7の内周のセクションに当接する保持径方向当接部4.2.1を提供する。保持径方向当接部4.2.1は、数字スリーブ7の内周に向かって径方向外向きに突出する別個の突起として構成される。
ハウジング拘束要素4.3は、ハウジング4内に受け入れられハウジング保持要素4.2に固定される別個の部材として構成され、それによって、溝7.1の遠位の背後にある数字スリーブ7の内周に設けられた傾斜面7.2に当接する拘束径方向当接部4.3.1を提供する。数字スリーブ7の組み立てのために、拘束径方向当接部4.3.1は導入部を備える。
傾斜面7.2により、数字スリーブ7の内径が数字スリーブ7の遠位端7.3で大きくなり、それによって遠位端7.3は、数字スリーブ7の軸方向突起として構成される。保持径方向当接部4.2.1と拘束径方向当接部4.3.1の両方が、数字スリーブ7の径方向内向きの、すなわち衝撃を受けている間の変形を防止し、それによって、フック自由端11.2が溝7.1から外れることが防止される。すなわち、数字スリーブ7は、確実な方法でハウジング4に軸方向に拘束される。
溝7.1内でのフック自由端11.2の係合を増強するために、ハウジング拘束要素4.3は、拘束径方向当接部4.3.1にそれぞれ周方向に隣接して配置された別の拘束径方向当接部4.3.2(図5に示す)を提供する。したがって、拘束径方向当接部4.3.1は、別の2つの拘束径方向当接部4.3.2の間に位置する。
図5は、薬物送達デバイス1の別の長手方向切取図を示し、図示の構成要素は、図3および図4に示された切取図に対して、薬物送達デバイス1の長手方向軸まわりに約30度の角度だけ回転している。この回転図により、別の拘束径方向当接部4.3.2のうちの1つを見ることができる。
図6および図7はそれぞれ、薬物送達デバイス1の断面を示し、図6は断面の上面図であり、図7は断面の斜視図である。
本図は、ハウジング4と、拘束径方向当接部4.3.1および別の拘束径方向当接部4.3.2を含むハウジング拘束要素4.3と、保持要素11との相対位置を示す。数字スリーブ7は図示されていない。
数字スリーブ7の壁厚がフック自由端11.2と保持径方向当接部4.2.1の間の隙間よりも大きいので、ハウジング保持要素4.2とハウジング拘束要素4.3の両方が、特に衝撃を受けている間にフック自由端11.2を溝7.1から解放するおそれがある、数字スリーブ7の変形を防止する。
保持要素11と数字スリーブ7を係合解除するには、図8および図9に示されるように、ハウジング保持要素4.2および/またはハウジング拘束要素4.3ならびに数字スリーブ7が変形する必要がある。
図8は、図4と類似している長手方向切取図を示す。図を分かりやすくするために、参照符号すべては示していない。
保持要素11と数字スリーブ7を係合解除するために必要な変形力は矢印で示されている。図から分かるように、数字スリーブ7と保持要素11の間の係合を解除するには、保持機構6の各構成要素は複数の方向に同時に変形する必要がある。特に、拘束径方向当接部4.3.1を傾斜面7.2から引き離すには、保持径方向当接部4.2.1が径方向内向きに変形する必要があり、かつ/またはフック自由端11.2が径方向外向きに変形する必要があり、数字スリーブ7の遠位端7.3が径方向外向きに変形する必要があり、また数字スリーブ7の遠位部分がフック自由端11.2と拘束径方向当接部4.3.1の間を通過する必要がある。
したがって、数字スリーブ7は、衝撃を受けている間でも、ハウジング4に対する軸方向の動きに抗して固定されている。
図9は、薬物送達デバイス1の断面の上面図を示す。
破線は、数字スリーブ7の遠位部分の名目上の形状を示す。破線は、数字スリーブ7と保持要素11の間の係合解除のための、数字スリーブ7の遠位部分の近似された必要な形状を示す。保持機構6の他の構成要素の付加的に必要な変形は図示されていない。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、1つまたはそれ以上の薬学的に活性な化合物を説明するために本明細書において使用される。以下に説明されるように、薬物または薬剤は、1つまたはそれ以上の疾患を処置するための、様々なタイプの製剤の少なくとも1つの低分子もしくは高分子、またはその組み合わせを含むことができる。例示的な薬学的に活性な化合物は、低分子;ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(たとえばホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素);炭水化物および多糖類;ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(裸およびcDNAを含む)、RNA、アンチセンスDNAおよびRNAなどのアンチセンス核酸、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドを含むことができる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに組み込むことができる。これらの薬物の1つまたはそれ以上の混合物もまた、企図される。
用語「薬物送達デバイス」は、薬物をヒトまたは動物の体内に投薬するように構成されたあらゆるタイプのデバイスまたはシステムを包含するものである。限定されることなく、薬物送達デバイスは、注射デバイス(たとえばシリンジ、ペン型注射器、自動注射器、大容量デバイス、ポンプ、かん流システム、または眼内、皮下、筋肉内、もしくは血管内送達にあわせて構成された他のデバイス)、皮膚パッチ(たとえば、浸透圧性、化学的、マイクロニードル)、吸入器(たとえば鼻用または肺用)、埋め込み(たとえば、コーティングされたステント、カプセル)、または胃腸管用の供給システムとすることができる。ここに説明される薬物は、針、たとえば小ゲージ針を含む注射デバイスで特に有用であることができる。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスで使用するように適用された主要パッケージまたは「薬物容器」内に含むことができる。薬物容器は、たとえば、カートリッジ、シリンジ、リザーバ、または1つまたはそれ以上の薬学的に活性な化合物の保存(たとえば短期または長期保存)に適したチャンバを提供するように構成された他の容器とすることができる。たとえば、一部の場合、チャンバは、少なくとも1日(たとえば1日から少なくとも30日まで)の間薬物を保存するように設計することができる。一部の場合、チャンバは、約1カ月から約2年の間薬物を保存するように設計することができる。保存は、室温(たとえば約20℃)または冷蔵温度(たとえば約−4℃から約4℃まで)で行うことができる。一部の場合、薬物容器は、薬物製剤の2つまたはそれ以上の成分(たとえば薬物および希釈剤、または2つの異なるタイプの薬物)を別々に、各チャンバに1つずつ保存するように構成された二重チャンバカートリッジとすることができ、またはこれを含むことができる。そのような場合、二重チャンバカートリッジの2つのチャンバは、ヒトまたは動物の体内に投薬する前、および/または投薬中に薬物または薬剤の2つまたはそれ以上の成分間で混合することを可能にするように構成することができる。たとえば、2つのチャンバは、これらが(たとえば2つのチャンバ間の導管によって)互いに流体連通し、所望の場合、投薬の前にユーザによって2つの成分を混合することを可能にするように構成することができる。代替的に、またはこれに加えて、2つのチャンバは、成分がヒトまたは動物の体内に投薬されているときに混合することを可能にするように構成することができる。
本明細書において説明される薬物送達デバイスおよび薬物は、数多くの異なるタイプの障害の処置および/または予防に使用することができる。例示的な障害は、たとえば、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病に伴う合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症を含む。さらなる例示的な障害は、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチである。
糖尿病または糖尿病に伴う合併症の処置および/または予防のための例示的な薬物は、インスリン、たとえばヒトインスリン、またはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、GLP−1類似体もしくはGLP−1受容体アゴニスト、またはその類似体もしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ−4(DPP4)阻害剤、または薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物、またはそれらの任意の混合物を含む。本明細書において使用される用語「誘導体」は、元の物質と構造的に十分同様のものであり、それによって同様の機能または活性(たとえば治療効果性)を有することができる任意の物質を指す。
例示的なインスリン類似体は、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
例示的なインスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。例示的なGLP−1、GLP−1類似体およびGLP−1受容体アゴニストは、たとえば:リキシセナチド(Lixisenatide)/AVE0010/ZP10/リキスミア(Lyxumia)、エキセナチド(Exenatide)/エクセンディン−4(Exendin−4)/バイエッタ(Byetta)/ビデュリオン(Bydureon)/ITCA650/AC−2993(アメリカドクトカゲの唾液腺によって産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(Liraglutide)/ビクトザ(Victoza)、セマグルチド(Semaglutide)、タスポグルチド(Taspoglutide)、シンクリア(Syncria)/アルビグルチド(Albiglutide)、デュラグルチド(Dulaglutide)、rエクセンディン−4、CJC−1134−PC、PB−1023、TTP−054、ラングレナチド(Langlenatide)/HM−11260C、CM−3、GLP−1エリゲン、ORMD−0901、NN−9924、NN−9926、NN−9927、ノデキセン(Nodexen)、ビアドール(Viador)−GLP−1、CVX−096、ZYOG−1、ZYD−1、GSK−2374697、DA−3091、MAR−701、MAR709、ZP−2929、ZP−3022、TT−401、BHM−034、MOD−6030、CAM−2036、DA−15864、ARI−2651、ARI−2255、エキセナチド(Exenatide)−XTENおよびグルカゴン−Xtenである。
例示的なオリゴヌクレオチドは、たとえば:家族性高コレステロール血症の処置のためのコレステロール低下アンチセンス治療薬である、ミポメルセン(mipomersen)/キナムロ(Kynamro)である。
例示的なDPP4阻害剤は、ビルダグリプチン(Vildagliptin)、シタグリプチン(Sitagliptin)、デナグリプチン(Denagliptin)、サキサグリプチン(Saxagliptin)、ベルベリン(Berberine)である。
例示的なホルモンは、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンなどの、脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストを含む。
例示的な多糖類は、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩を含む。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。ヒアルロン酸誘導体の例としては、HylanG−F20/Synvisc、ヒアルロン酸ナトリウムがある。
本明細書において使用する用語「抗体」は、免疫グロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。免疫グロブリン分子の抗原結合部分の例は、抗原を結合する能力を保持するF(ab)およびF(ab’)2フラグメントを含む。抗体は、ポリクローナル、モノクローナル、組換え型、キメラ型、非免疫型またはヒト化、完全ヒト型、非ヒト型(たとえばマウス)、または一本鎖抗体とすることができる。いくつかの実施形態では、抗体はエフェクター機能を有し、補体を固定することができる。いくつかの実施形態では、抗体は、Fc受容体と結合する能力が低く、または結合することはできない。たとえば、抗体は、アイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは変異体とすることができ、Fc受容体との結合を支持せず、たとえば、これは、突然変異したまたは欠失したFc受容体結合領域を有する。
用語「フラグメント」または「抗体フラグメント」は、全長抗体ポリペプチドを含まないが、抗原と結合することができる全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を依然として含む、抗体ポリペプチド分子(たとえば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)由来のポリペプチドを指す。抗体フラグメントは、全長抗体ポリペププチドの切断された部分を含むことができるが、この用語はそのような切断されたフラグメントに限定されない。本発明に有用である抗体フラグメントは、たとえば、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、直鎖抗体、二重特異性、三重特異性、および多重特異性抗体(たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)などの単一特異性または多重特異性抗体フラグメント、ミニボディ、キレート組換え抗体、トリボディまたはバイボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュラー免疫薬(SMIP)、結合ドメイン免疫グロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体を含む。抗原結合抗体フラグメントのさらなる例は、当技術分野で知られている。
用語「相補性決定領域」または「CDR」は、特異的抗原認識を仲介する役割を主に担う重鎖および軽鎖両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。用語「フレームワーク領域」は、CDR配列ではなく、CDR配列の正しい位置決めを維持して抗原結合を可能にする役割を主に担う重鎖および軽鎖両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、通常、当技術分野で知られているように、抗原結合に直接的に関与しないが、特定の抗体のフレームワーク領域内の特定の残基が、抗原結合に直接的に関与することができ、またはCDR内の1つまたはそれ以上のアミノ酸が抗原と相互作用する能力に影響を与えることができる。
例示的な抗体は、アンチPCSK−9mAb(たとえばアリロクマブ(Alirocumab))、アンチIL−6mAb(たとえばサリルマブ(Sarilumab))、およびアンチIL−4mAb(たとえばデュピルマブ(Dupilumab))である。
本明細書において説明される化合物は、(a)化合物または薬学的に許容されるその塩、および(b)薬学的に許容される担体を含む医薬製剤において使用することができる。化合物はまた、1つまたはそれ以上の他の医薬品有効成分を含む医薬製剤、または存在する化合物またはその薬学的に許容される塩が唯一の有効成分である医薬製剤において使用することもできる。したがって、本開示の医薬製剤は、本明細書において説明される化合物および薬学的に許容される担体を混合することによって作られる任意の製剤を包含する。
本明細書において説明される任意の薬物の薬学的に許容される塩もまた、薬物送達デバイスにおける使用に企図される。薬学的に許容される塩は、たとえば酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は、たとえば、HClまたはHBr塩である。塩基性塩は、たとえば、アルカリもしくはアルカリ土類金属、たとえばNa+、もしくはK+、もしくはCa2+、またはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1からR4は互いに独立して:水素、場合により置換されたC1〜C6−アルキル基、場合により置換されたC2〜C6−アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10−アリル基、または場合により置換されたC6〜C10−ヘテロアリール基を意味する)から選択されるカチオンを有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、当業者に知られている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物またはメタノラート(methanolate)またはエタノラート(ethanolate)などのアルカノラート(alkanolate)である。
本明細書に記載の物質、配合物、装置、方法、システムおよび諸実施形態の様々な構成要素の修正(追加および/または除去)を、このような修正、およびありとあらゆるその等価物を包含する本発明の全範囲および趣旨から逸脱せずに加えることができることは、当業者に理解されよう。
1 薬物送達デバイス
2 ボタン
3 ダイヤルグリップ
4 ハウジング
4.1 ねじ山
4.2 ハウジング保持要素
4.2.1 保持径方向当接部
4.3 ハウジング拘束要素
4.3.1 拘束径方向当接部
4.3.2 別の拘束径方向当接部
5 薬物送達機構
6 保持機構
7 数字スリーブ
7.1 溝
7.2 傾斜面
7.3 遠位端
8 駆動スリーブ
9 駆動ばね
10 ピストンロッド
11 保持要素
11.2 フック自由端
A 長手方向軸
P 近位方向
D 遠位方向
2 ボタン
3 ダイヤルグリップ
4 ハウジング
4.1 ねじ山
4.2 ハウジング保持要素
4.2.1 保持径方向当接部
4.3 ハウジング拘束要素
4.3.1 拘束径方向当接部
4.3.2 別の拘束径方向当接部
5 薬物送達機構
6 保持機構
7 数字スリーブ
7.1 溝
7.2 傾斜面
7.3 遠位端
8 駆動スリーブ
9 駆動ばね
10 ピストンロッド
11 保持要素
11.2 フック自由端
A 長手方向軸
P 近位方向
D 遠位方向
Claims (16)
- 薬物送達デバイス(1)であって、
ハウジング(4)と、
該ハウジング(4)内に含まれ、該ハウジングに対して回転可能である数字スリーブ(7)と、
軸方向保持機構(6)とを含み、
該軸方向保持機構は、保持要素(11)を含み、ハウジング(4)に対して数字スリーブ(7)を軸方向に拘束するように、またハウジング(4)に対する数字スリーブ(7)の回転を可能にするように構成されている、前記薬物送達デバイス。 - 保持機構(11)は、ハウジング(4)に対して数字スリーブ(7)を軸方向に拘束し、ハウジング(4)に対する数字スリーブ(7)の回転を可能にする、請求項1に記載の薬物送達デバイス(1)。
- 保持要素(11)はフック自由端(11.2)を含む、請求項1または2に記載の薬物送達デバイス(1)。
- 軸方向保持機構(6)は、
ハウジング(4)に配置され数字スリーブ(7)の周囲に当接する保持径方向当接部(4.2.1)をさらに含む、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。 - フック自由端(11.2)と保持径方向当接部(4.2.1)の間の隙間は、数字スリーブ(7)の壁厚よりも小さい、請求項4に記載の薬物送達デバイス(1)。
- フック自由端(11.2)は数字スリーブ(7)の溝(7.1)に係合する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
- 保持径方向当接部(4.2.1)は、ハウジング保持要素(4.2)の外周から径方向外向きに突出する突起として構成される、請求項4〜6のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
- フック自由端(11.2)は、長手方向軸(A)に対して横断方向軸まわりに傾斜している傾斜面を含み、
傾斜面は、組み立て中に数字スリーブ(7)を強制的に半径方向に変形させる、
請求項3〜7のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。 - 軸方向保持機構(6)は、長手方向軸(A)に対して横断方向軸まわりに傾斜している傾斜面を有する少なくとも1つの拘束径方向当接部(4.3.1)をさらに含み、
組み立て中、数字スリーブ(7)がフック自由端(11.2)によって半径方向に変形された後に、傾斜面は数字スリーブ(7)を強制的に反対の半径方向に変形させて初期の形状に戻す、
請求項8に記載の薬物送達デバイス(1)。 - 軸方向保持機構(6)は、拘束径方向当接部(4.3.1)から周方向にオフセットして配置された少なくとも1つの別の拘束径方向当接部(4.3.2)をさらに含む、請求項9に記載の薬物送達デバイス(1)。
- ハウジング保持要素(4.2)は、ハウジング(4)に連結されるか、または数字スリーブ(7)の遠位部分内にあるハウジング(4)の別個の部材として構成される、請求項7〜10のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
- 拘束径方向当接部(4.3.1)は、ハウジング拘束要素(4.3)の周囲から径方向外向きに突出する突起として構成される、請求項9〜11のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
- ハウジング拘束要素(4.3)は、ハウジング(4)に連結されるか、または数字スリーブ(7)の遠位部分内にあるハウジング(4)の一部分として構成される、請求項12に記載の薬物送達デバイス(1)。
- フック自由端(11.2)は、ハウジング(4)に連結されるか、またはハウジング(4)の一部分として構成される、請求項3〜13のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
- 数字スリーブ(7)の周囲は、傾斜面(7.2)を拘束径方向当接部(4.3.1)に対する当接面として含む、請求項9〜14のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)を組み立てる方法であって、数字スリーブ(7)は、遠位方向(D)に数字スリーブ(7)を変位させることによってハウジング(4)に組み付けられる、前記方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP16305002 | 2016-01-04 | ||
EP16305002.4 | 2016-01-04 | ||
PCT/EP2017/050142 WO2017118660A1 (en) | 2016-01-04 | 2017-01-04 | Drug delivery device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019500174A true JP2019500174A (ja) | 2019-01-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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EP (1) | EP3400044A1 (ja) |
JP (1) | JP2019500174A (ja) |
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TW (1) | TW201733627A (ja) |
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-
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- 2017-01-04 JP JP2018534942A patent/JP2019500174A/ja active Pending
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Publication number | Publication date |
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