以降で言及される際には、「ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)」という用語は、ユーザ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式もしくは移動式のサブスクライバーユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、または、ワイヤレス環境において機能することができるその他の任意のタイプのユーザデバイスを含むが、それらには限定されない。以降で言及される際には、「基地局」という用語は、Node−B、evolved Node−B(eNB)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または、ワイヤレス環境において機能することができるその他の任意のタイプのインターフェーシングデバイスを含むが、それらには限定されない。
図1Aは、1または複数の開示されている実施形態が実施されることが可能である例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、コンテンツ、たとえば音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数のワイヤレスユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであることが可能である。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にできる。たとえば、通信システム100は、1または複数のチャネルアクセス方法、たとえば符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などを採用することができる。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むことができるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定していることが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作および/または通信を行うように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバーユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電化製品などを含むことができる。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースを取るように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node−B、eNode B、Home Node B、Home eNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであることが可能である。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であることが可能であり、RAN104は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、その地理的領域は、セル(図示せず)と呼ばれることもある。セルは、セルセクタへとさらに分割されることが可能である。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されることが可能である。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)テクノロジーを採用することができ、したがって、セルのそれぞれのセクタごとに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることが可能である。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセステクノロジー(RAT)を使用して確立されることが可能である。
より具体的には、上述したように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであることが可能であり、1または複数のチャネルアクセススキーム、たとえばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどを採用することができる。たとえば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線テクノロジーを実施することができ、この無線テクノロジーは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインターフェース116を確立することができる。WCDMAは、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、ハイスピードダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、エボルブドUMTSテレストリアルラジオアクセス(E−UTRA)などの無線テクノロジーを実施することができ、この無線テクノロジーは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線テクノロジー、たとえばIEEE 802.16(すなわちワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定基準2000(IS−2000)、暫定基準95(IS−95)、暫定基準856(IS−856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実施することができる。
図1Aにおける基地局114bは、たとえばワイヤレスルータ、Home Node B、Home eNode B、またはアクセスポイントであることが可能であり、局所的なエリア、たとえば事業所、家庭、乗り物、キャンパスなどにおけるワイヤレス接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11などの無線テクノロジーを実施することができる。別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線テクノロジーを実施することができる。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用することができる。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことが可能である。
RAN104は、コアネットワーク106と通信状態にあることが可能であり、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであることが可能である。たとえば、コアネットワーク106は、コール制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはユーザ認証などのハイレベルセキュリティー機能を実行することが可能である。図1Aにおいては示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能であることが理解されるであろう。たとえば、コアネットワーク106は、E−UTRA無線テクノロジーを利用している可能性があるRAN104に接続されていることに加えて、GSM無線テクノロジーを採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回路交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおけるトランスミッションコントロールプロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線またはワイヤレスの通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用している可能性がある1または複数のRANに接続されている別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことができ、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々のワイヤレスリンクを介して別々のワイヤレスネットワークと通信するために複数のトランシーバを含むことができる。たとえば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線テクノロジーを採用している可能性がある基地局114a、およびIEEE 802無線テクノロジーを採用している可能性がある基地局114bと通信するように構成されることが可能である。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を保持しながら、上述の要素の任意の下位の組合せを含むことができることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられている1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境において機能することを可能にするその他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることが可能であり、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることが可能である。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120とを別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120とは、1つの電子パッケージまたはチップ内に統合されることが可能であることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることが可能である。たとえば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであることが可能である。別の実施形態においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であることが可能である。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および受信するように構成されることが可能である。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることが可能であることが理解されるであろう。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMOテクノロジーを採用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するために、複数の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、また、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることが可能である。上述したように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがってトランシーバ120は、WTRU102が、たとえばUTRAおよびIEEE 802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることが可能であり、そこからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリにデータを格納することが可能である。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含むことができる。取り外し可能メモリ132は、サブスクライバーアイデンティティーモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスすること、およびそのメモリにデータを格納することが可能である。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、また、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されることが可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであることが可能である。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118は、GPSチップセット136に結合されることも可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることが可能である。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して位置情報を受信すること、および/または複数の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてWTRU102の位置を特定することが可能である。WTRU102は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の適切な位置特定方法を通じて位置情報を得ることができることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることが可能であり、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。たとえば、周辺機器138は、加速度計、e−コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述したように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線テクノロジーを採用することができる。RAN104は、コアネットワーク106と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、eNode−B140a、140b、140cを含むことができるが、RAN104は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のeNode−Bを含むことができることが理解されるであろう。eNode−B140a、140b、140cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態においては、eNode−B140a、140b、140cは、MIMOテクノロジーを実施することができる。したがって、eNode−B140aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
eNode−B140a、140b、140cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Cにおいて示されているように、eNode−B140a、140b、140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Cにおいて示されているコアネットワーク106は、モビリティー管理ゲートウェイ(MME)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれかが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることも可能であることが理解されるであろう。
MME142は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B142a、142b、142cのそれぞれに接続されることが可能であり、コントロールノードとして機能することができる。たとえば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することができる。MME142は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線テクノロジーを採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うためのコントロールプレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B140a、140b、140cのそれぞれに接続されることが可能である。サービングゲートウェイ144は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから回送および転送することができる。サービングゲートウェイ144は、SIPTOまたはLIPAサービスを実行するように構成されることが可能である。サービングゲートウェイ144は、その他の機能、たとえば、eNode B間でのハンドオーバ中にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってダウンリンクデータが利用可能である場合にページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどを実行することもできる。
サービングゲートウェイ144は、PDNゲートウェイ146に接続されることも可能であり、PDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
コアネットワーク106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。たとえば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間におけるインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、コアネットワーク106は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線またはワイヤレスのネットワークを含むことができる。
セレクティッドインターネットプロトコル(IP)トラフィックオフロード(SIPTO)およびローカルIPアクセス(LIPA)サービスは、任意のタイプのネットワークにおいて提供されることが可能であり、任意のタイプの無線アクセステクノロジーを使用することができる。たとえば、SIPTOおよびLIPAは、ユニバーサルモバイルテレフォンシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセスネットワーク(UTRAN)ならびにLTEネットワークにおいて使用されることが可能である。UTRANまたはLTEネットワークにおいてSIPTOおよびLIPAのために使用されるアーキテクチャーは、同様のものであることが可能である。したがって、本明細書における説明は、特定のテクノロジーに言及する場合があるが、それらの説明は、例示的な目的のためのものにすぎず、それらの説明は、SIPTOまたはLIPAサービスを使用することができる任意のテクノロジーに適用されることが可能であることを当業者なら理解するであろう。
上述したように、SIPTOとは、CNから、定義されたIPネットワークへトラフィックをオフロードするための方法である。データプレーンに関してコアネットワークへの参照が行われる場合には、考慮されるノードは、たとえば、LTEに準拠したシステムにおけるサービングゲートウェイ(S−GW)およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)、またはUTRANにおけるサービングジェネラルパケットラジオサービス(GPRS)サポートノード(SGSN)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含むことができるが、本明細書における開示は、いかなる1つのネットワークアーキテクチャーまたはテクノロジーにも限定されない。SIPTOは、WTRUが、オフロードされたトラフィックと、オペレータのネットワークを通るオフロードされていない(非SIPTO)トラフィックとの両方を処理することを必要とする場合がある。SIPTOは、たとえば、UTRAN、エボルブドUTRAN(E−UTRAN)、および/または、home eNodeB(HeNB)を伴うマクロセルにおいて使用されることが可能である。
図2は、SIPTOサービスを提供するように構成されている例示的なワイヤレスネットワーク200を示している。ネットワーク200は、無線アクセスネットワーク(RAN)225内に配置されているeNB220と通信状態にあるWTRU210を含む。eNB220はまた、S−GW230と通信状態にあり、S−GW230はまた、ローカルパケットゲートウェイ(L−PGW)235およびコアネットワーク(CN)240と通信状態にある。CN240は、MME245およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)250を含む。
WTRU210は、ワイヤレスエアインターフェース255を介してeNB220と通信する。eNB220はまた、S1−Uインターフェース260を介してS−GW230と通信する。S−GW230は、S5インターフェース265を介してL−PGW235と、およびS5インターフェース270を介してP−GW250と通信する。S−GW230はまた、S11インターフェース275を介してMME245と通信する。S−GW230を通じてL−PGW235へルーティングされるSIPTOトラフィックストリーム280、およびS−GW230を通じてCN240内のP−GW250へルーティングされるCNトラフィックストリーム285という2つのトラフィックストリームも示されている。
eNB220は、WTRU210のユーザのホームネットワークにおいてSIPTOを実行するように構成されているHeNBであることも可能である。そのケースにおいては、トラフィックは、ユーザのホームネットワークへローカルにオフロードされることが可能である。ホームネットワークは、たとえばプリンタ、テレビジョン、およびパーソナルコンピュータなどのその他のデバイスに接続されているIPネットワークであることが可能である。ホームネットワーク上のこれらのノードは、プライベートアドレッシングを使用している場合がある。
また、ワイヤレスネットワーク200は、ローカルIPアクセス(LIPA)を提供するように構成されることが可能である。本明細書において開示されている特徴のうちの多くは、SIPTOに関して説明されているが、HeNBのためのLIPAシステムおよびSIPTOシステムに適用されることも可能である。たとえば、SIPTOまたはLIPAは、単一または複数のPDN接続、ネットワークアドレス変換(NAT)の背後での展開などを含むことができる。
さらに、モバイルオペレータのコアネットワークを通るトラフィックに関しては、S−GW230ユーザプレーン機能が、CN240内に配置されることが可能である。また、WTRU210とネットワークとの間におけるモビリティー管理シグナリングが、CN240において取り扱われることが可能である。SIPTOまたはLIPAトラフィック、およびCN240を通るトラフィックに関するベアラセットアップなどのセッション管理シグナリングが、CN240において終了することができる。また、WTRU210に地理的にまたはトポロジー上近いSIPTOトラフィックに関するWTRUのオフロードポイントの再選択が、アイドルモードモビリティー手順中に可能であるようにすることができる。
SIPTOシステムは、アクセスネットワークへのWTRUの接続のポイントに近いローカルゲートウェイ(L−GW)を含むことができる。そのL−GWは、何らかのポリシーまたは構成に基づいて、たとえば、IPアドレス宛先に基づいて、IPトラフィックオフロードを実行することができる。IPトラフィックは、たとえば、S−GWおよびP−GWを介して、またはSGSNおよびGGSN(図示せず)を介して、オペレータのコアネットワークよりもむしろL−GWを通ることができる。
ネットワークテクノロジーに応じて、ローカルブレークポイントまたはローカルゲートウェイが、HeNBサブシステム内に、または無線ネットワークコントローラ(RNC)内に存在することができる。また、いくつかのネットワークにおいては、SGSNが、コントロールプレーンおよびユーザプレーンの両方を担当することができ、その一方で、その他のネットワークにおいては、ユーザプレーンおよびコントロールプレーンは、MMEおよびS−GWによって担当されることが可能である。
L−PGW235などのL−GWは、PDW/GGSNの特定の機能を有することができる。たとえば、L−GWは、IPアドレス割り当て、接続モードでのRAN225との直接トンネリング、WTRUごとのポリシーベースのパケットフィルタリング、またはレートポリシング/シェーピングという機能を有することができる。ローカルネットワークまたはイントラネットなどのネットワークへのSIPTO転送を実行するために、たとえば、適切なPDN接続が必要とされる場合がある。WTRUは、PDN接続を要求しているときに、またはパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストの確立を要求しているときに、アクセスポイント名(APN)を特定の値に設定することができる。
図3は、LIPAサービスを提供するように構成されている例示的なワイヤレスネットワーク300を示している。WTRU310が、HeNB320と通信状態にあることが可能である。HeNB320は、L−GW325とともに配置されることが可能である。HeNB320およびL−GW325は、ホームネットワーク330に配置されることが可能である。MME335およびS−GW340が、エボルブドパケットコア(EPC)345に配置されることが可能である。セキュリティーゲートウェイ(SeGW)350が、オペレータのコアネットワークの端部に配置されることが可能である。SeGW350は、IPバックホールネットワーク355を介してHeNB320とのセキュアな接続を保持することができる。ホームルータ/NATデバイス360が、ホームネットワーク330とIPバックホールネットワーク355との境界に配置されることが可能である。P−GW365も示されている。
L−GW325は、S5インターフェース370を介してS−GW340と通信することができる。WTRU310は、S5インターフェース370を介してL−GW325へパケット(たとえば、ダウンリンクユーザパケットまたはその他の任意のパケット)を送信することによってページングされることが可能である。ダウンリンクユーザパケットは、L−GW325内にバッファされることが可能である。L−GW325においてバッファされたパケットは、直接リンクを介してHeNB320へ転送されることが可能である。HeNB320は、S1−Uインターフェース375を介してS−GW340と通信することができる。S−GW340においてバッファされたパケットは、S1−Uインターフェース375を介してHeNB320へ転送されることが可能である。MME335は、S1−MMEインターフェース380を介してHeNB320と通信することができる。S5インターフェース370、S1−Uインターフェース375、およびS1−MMEインターフェース380を介した通信は、IPSecトンネル385を介してトンネルされることが可能である。
HeNB320におけるエンハンストラジオアクセスベアラ(E−RAB)IDと、L−GW325におけるエボルブドパケットシステム(EPS)ベアラIDとのマッピングを実行するために、S5インターフェース370P−GWトンネルエンドポイント識別子(TEID)(ユーザプレーン)パラメータが、相関情報として使用されることが可能である。たとえば、TEIDは、S1−MMEインターフェース380を介してHeNB320へシグナリングされることが可能である。候補メッセージは、初期コンテキスト設定要求、E−RAB設定要求などを含むことができる。HeNB320およびL−GW325機能に関してそれぞれ1つのIPアドレスを要求するためにIKEv2メカニズムが使用されることが可能である。割り振られたL−GWアドレスは、たとえば、WTRUに関連付けられているシグナリングメッセージ内にて、S1−MMEインターフェース380を介してMME335へシグナリングされることが可能である。MME335は、通常のL−GW325選択アルゴリズムをオーバーライドするために、HeNB320からの情報を使用することができる。S−GW340は、S5インターフェース370を介してP−GW365と通信することができる。S−GW340は、S11インターフェース390を介してMME335と通信することができる。
図4は、SIPTOまたはLIPAサービスを実行するように構成されているワイヤレスネットワーク400の例を示している。WTRU405は、複数のHeNB4101...nのうちの1つと通信することができる。WTRU405および複数のHeNB4101...nは、企業ネットワーク415に配置されることが可能である。L−GW420も、企業ネットワーク415に配置されている。HeNB4101...nのそれぞれは、L−GW420と通信状態にあることが可能である。L−GW420は、インターネット425と通信状態にあることも可能である。HeNB4101...nのそれぞれは、S1−MMEインターフェース435を介してMME430と通信状態にあることが可能である。HeNB4101...nのそれぞれは、S1−Uインターフェース450を介してS−GW440およびP−GW445と通信状態にあることも可能である。S−GW440およびP−GW445は、ともに配置されることが可能である。MME430、S−GW440、およびP−GW445は、モバイルオペレータネットワーク455に配置されることが可能である。eNB460は、S1−MMEインターフェース435を介してMME430と通信状態にあることが可能であり、S1−Uインターフェース450を介してS−GW440およびP−GW445と通信状態にあることが可能である。eNB460は、LTEマクロネットワーク465に配置されることが可能である。
トラフィックオフロードは、L−GW420において実行されることが可能である。L−GW420は、インターネット425と通信状態にあることに加えて、企業IPサービス470と通信状態にあることが可能である。トラフィックオフロードは、WTRU405からHeNB4101...nおよびL−GW420を通じてインターネット425へ実行されることが可能である。図4において示されているように、WTRU405は、1つのHeNB4102から別のHeNB4101へハンドオーバすることができ、L−GW420を介してトラフィックオフロードを引き続き実行することができる。
図4において示されているように、HeNBサブシステムは、SIPTOをサポートして、HeNB4101...nを介して接続されているWTRU405から、インターネット425などのネットワークへのHeNB無線アクセスを介したアクセスを提供することができる。SIPTOは、モバイルオペレータネットワーク455を横切ることなく実行されることが可能である。モバイルオペレータまたはHeNBをホストしている当事者は、HeNBごとにSIPTOを有効にすることまたは無効にすることが可能である。たとえば、モバイルオペレータによって設定されているSIPTOポリシーに基づいて、ネットワークは、トラフィックがオフロードされる前にWTRU405のユーザにオフロードを受け入れることまたは拒否することを許可することが可能である。SIPTOポリシーは、APNごとに、任意のAPNのもとでのIPフロークラスごとに、または特定のAPNのもとでのIPフロークラスごとに定義されることが可能である。モバイルオペレータは、静的にまたは動的にSIPTOポリシーを構成することができる。
図4において示されているように、少なくとも1つのHeNB4101...nと通信状態にあるWTRU405は、IP接続を企業IPサービス470に提供するLIPA接続を有することができる。WTRU405は、RANにおいてL−GW420を介してインターネット425へオフロードされるSIPTO接続を有することもできる。したがって図4においては、L−GW420は、RANに存在しており、スタンドアロンである。したがって、この例においては、HeNBサブシステムとともに使用するためのSIPTOは、IPトラフィックをHeNBサブシステムからインターネットへオフロードすることであると言える。したがって、SIPTOサービスは、RANにおいて利用可能であるため、WTRUに「より近い」と言える。その他の例においては、トラフィックオフロードは、RANを越えて利用可能とすることができる。
図5は、複数のローカルH(e)NBネットワーク(LHN)を含むワイヤレスネットワーク500の例を示している。ワイヤレスネットワーク500は、SIPTOまたはLIPAサービスを実行するように構成されることが可能である。図5は、複数のH(e)NB5101~n、2つのL−GW5201~2、および2つのパケットデータネットワーク(PDN)5301~2を示している。図5に示されている例においては、複数のH(e)NB5101~nおよび2つのL−GW5201~2が、2つのLHN5401~2を構成している。詳細に上述したように、L−GW5201~2のそれぞれは、H(e)NB5101~nのそれぞれとともに配置されておらず、そのことは、WTRU(図示せず)がH(e)NB5101~nのうちの複数のカバレッジエリアの間において移動する際のPDN接続の継続性を可能にすることができる。したがって、複数のH(e)NB5101~nは、L−GW5201~2のうちの1つに接続することができる。一例として、ワイヤレスネットワーク500は、SIPTOまたはLIPA PDN接続を伴うWTRU(図示せず)が、SIPTOまたはLIPAサービスとのPDN接続を保持しながらH(e)NB5101~n(たとえば、H(e)NBサブシステムと呼ばれる)のうちのいずれかの間において移動することを可能にすることができる。図5において示されているように、それぞれのLHN5401、5402は、1つのL−GW5201、5202を含むことができ、それぞれのL−GW5201、5202は、H(e)NB5101~nのうちの少なくとも1つと通信状態にあることが可能である。WTRUが、LHN5401、5402のうちの1つから離れた場合(たとえば、WTRUが、1つのL−GW5201に接続しているすべてのH(e)NB5101~3のカバレッジの外へ出た場合)には、SIPTOまたはLIPAサービスのためのPDN接続は、非アクティブ化されることが可能である。
図6は、同じL−GWに接続している1または複数のH(e)NBの間におけるWTRUモビリティーの例600を示している。L−GW605が、1つまたは複数のH(e)NB6101~nと通信状態にあることが可能である。1つまたは複数のH(e)NB6101~nのそれぞれは、1つまたは複数のWTRU6151~nと通信状態にあることが可能である。たとえば、特定の時点において、WTRU6151は、第1のH(e)NB6101と通信状態にあることが可能である。WTRU6151は、第1のH(e)NB6101を介してL−GW605と通信状態にあることが可能である。WTRU6151は、サービス(たとえば、SIPTOおよび/またはLIPAサービスを含む)をL−GW605から受信していることが可能である。潜在的な通信パスが、図6において示されている。WTRU6151は、第1のH(e)NB6101からの接続を切ることができ、どこかの時点で、第2のH(e)NB6102に接続することができる(WTRU6152として示されている)。WTRU6152は、第2のH(e)NB6102を介してL−GW605と通信状態にあることが可能である。第2のH(e)NB6102は、L−GW605と通信状態にあることが可能であるため、WTRU6152は、WTRU6152が第1のH(e)NB6101を介してそれまで受信していたサービスを受信および/または再開することができる。潜在的な通信パスが、図6において示されている。それらのサービスは、たとえば、ハンドオーバ後のSIPTOおよび/またはLIPAサービス継続性を可能にするためのSIPTOおよび/またはLIPAサービスを含むことができる。WTRU6152のモビリティーに基づく通信パスにおける変化も、たとえば、図6において示されている矢印を介して示されている。同様に、WTRU6152は、第3のH(e)NB6103へハンドオーバすることができ(WTRU6153として示されている)、第3のH(e)NB6103を介してL−GW605からのサービスを受信または再開することができる。WTRU6153は、第4のH(e)NB6104へハンドオーバすることができ(WTRU6154として示されている)、第4のH(e)NB6104を介してL−GW605からのサービスを受信または再開することができる。
図6において示されている例およびアーキテクチャーは、例示の目的のためのものであり、ノード、デバイス、またはハンドオーバのその他の組合せも可能である。たとえば、WTRUは、特定の時点において1つまたは複数のH(e)NBからサービスを受信することができ、任意の時点において任意の順序でそれらのH(e)NBとの間で接続を行うことおよび/または接続を切ることが可能である。
図7〜図12は、ワイヤレスネットワークにおいてL−GWをサポートするためのアーキテクチャー構造の例を示している。L−GWは、スタンドアロンのL−GW、またはS1/Iuパスに沿って配置されているスタンドアロンのL−GWであることが可能である。図7〜図12において示されている例は、いかなるテクノロジーにも適用可能とすることができ、そうしたテクノロジーは、たとえば、LTEまたはUMTSシステムまたはワイヤレスネットワークなどであるが、それらには限定されない。
図7は、SIPTOまたはLIPAサービスを提供するように構成されているスタンドアロンの論理L−GWを伴う例示的なワイヤレスネットワーク700を示している。L−GW705が、たとえば、HeNBサブシステムの一部として使用されることが可能である。L−GW705は、Sxxインターフェース715を介してHeNB710と通信状態にあることが可能である。L−GW705は、S5インターフェース725を介してS−GW720と通信状態にあることも可能である。SeGW730が、L−GW705とS−GW720との間において示されており、SeGW730は、L−GW705とS−GW720との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW705は、SGiインターフェース735を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
HeNB710は、Uuインターフェース745を介してWTRU740と通信状態にあることも可能である。HeNB710は、S1−Uインターフェース750を介してS−GW720と通信状態にあることが可能である。SeGW730は、HeNB710とS−GW720との間において示されており、HeNB710とS−GW720との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HeNB−ゲートウェイ(HeNB−GW)755も、HeNB710とS−GW720との間において示されており、HeNB710とS−GW720との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HeNB710は、S1−MMEインターフェース765を介してMME760と通信状態にあることが可能である。SeGW730は、HeNB710とMME760との間において示されており、HeNB710とMME760との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HeNB−GW755も、HeNB710とMME760との間において示されており、HeNB710とMME760との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HeNB710は、X2インターフェース770を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。S−GW720とMME760は、S11インターフェース775を介して通信状態にあることが可能である。
図8は、SIPTOまたはLIPAサービスを提供するように構成されているスタンドアロンの論理L−GWを伴う例示的なワイヤレスネットワーク800を示している。L−GW805が、たとえば、HNBサブシステムの一部として使用されることが可能である。L−GW805は、Sxxインターフェース815を介してHNB810と通信状態にあることが可能である。L−GW805は、S5インターフェース825を介してS−GW820と通信状態にあることも可能である。SeGW830が、L−GW805とS−GW820との間において示されており、SeGW830は、L−GW805とS−GW820との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW805は、SGiインターフェース835を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
HNB810は、Uuインターフェース845を介してWTRU840と通信状態にあることも可能である。HNB810は、S−GW820と通信状態にあることが可能である。SeGW830は、HNB810とS−GW820との間において示されており、HNB810とS−GW820との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HNB−ゲートウェイ(HNB−GW)855も、HNB810とS−GW820との間において示されており、HNB810とS−GW820との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HNB810は、Iuhインターフェース850を介してHNB−GW855と通信することができる。HNB−GW855は、Iu−UPインターフェース860を介してS−GW820と通信することができる。HNB810は、S4−SGSN865と通信状態にあることが可能である。SeGW830は、HNB810とS4−SGSN865との間において示されており、HNB810とS4−SGSN865との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HNB−GW855も、HNB810とS4−SGSN865との間において示されており、HNB810とS4−SGSN865との間におけるセキュアな接続を保持することができる。上述したように、HNB810は、Iuhインターフェース850を介してHNB−GW855と通信することができる。HNB−GW855は、Iu−CPインターフェース870を介してS4−SGSN865と通信することができる。HNB810は、Iurhインターフェース875を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。S−GW820とS4−SGSN865は、S4インターフェース880を介して通信状態にあることが可能である。
図9は、SIPTOまたはLIPAサービスを提供するように構成されているスタンドアロンの論理L−GWを伴う例示的なワイヤレスネットワーク900を示している。L−GW905が、たとえば、UMTSシステムの一部として使用されることが可能である。L−GW905は、Sxxインターフェース915を介してHNB910と通信状態にあることが可能である。L−GW905は、Gnインターフェース925を介してSGSN920と通信状態にあることも可能である。SeGW930が、L−GW905とSGSN920との間において示されており、SeGW930は、L−GW905とSGSN920との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW905は、Giインターフェース935を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
HNB910は、Uuインターフェース945を介してWTRU940と通信状態にあることも可能である。HNB910は、SGSN920と通信状態にあることが可能である。SeGW930は、HNB910とSGSN920との間において示されており、HNB910とSGSN920との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HNB−GW955も、HNB910とSGSN920との間において示されており、HNB910とSGSN920との間におけるセキュアな接続を保持することができる。HNB910は、Iuhインターフェース950を介してHNB−GW955と通信することができる。HNB−GW955は、Iuインターフェース960を介してSGSN920と通信することができる。HNB910は、Iurhインターフェース965を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
図10は、S1/Iuパスに沿って配置されているスタンドアロンの論理L−GWを伴うSIPTOまたはLIPAサービスを提供するように構成されている例示的なワイヤレスネットワーク1000を示している。L−GW1005が、たとえば、HeNBサブシステムの一部として使用されることが可能である。L−GW1005は、S1−Uインターフェース1015および/またはS1−MMEインターフェース1020を介してHeNB1010と通信状態にあることが可能である。したがってL−GW1005は、HeNB1010と、S−GW1025およびMME1030との間におけるパス内に配置されることが可能である。L−GW1005は、S1−Uインターフェース1015を介してS−GW1025と通信状態にあること、およびS1−MMEインターフェース1020を介してMME1030と通信状態にあることが可能である。SeGW1035およびHeNB−GW1040が、L−GW1005とS−GW1025との間において示されており、SeGW1035およびHeNB−GW1040は、L−GW1005とS−GW1025との間におけるセキュアな接続を保持することができる。SeGW1035およびHeNB−GW1040は、L−GW1005とMME1030との間において示されており、SeGW1035およびHeNB−GW1040は、L−GW1005とMME1030との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW1005は、S5インターフェース1045を介してS−GW1025と通信することもできる。SeGW1035は、S5インターフェース1045を介してL−GW1005とS−GW1025との間に存在することができる。L−GW1005は、SGiインターフェース1050を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
HeNB1010は、Uuインターフェース1060を介してWTRU1055と通信状態にあることが可能である。HeNB1010は、X2インターフェース1065を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信状態にあることも可能である。S−GW1025とMME1030は、S11インターフェース1070を介して通信状態にあることが可能である。
図11は、S1/Iuパスに沿って配置されているスタンドアロンの論理L−GWを伴うSIPTOまたはLIPAサービスを提供するように構成されている例示的なワイヤレスネットワーク1100を示している。L−GW1105が、たとえば、HNBサブシステムの一部として使用されることが可能である。L−GW1105は、Iuhインターフェース1115を介してHNB1110と通信状態にあることが可能である。したがってL−GW1105は、HNB1110と、S−GW1125およびS4−SGSN1130との間におけるパス内に配置されることが可能である。SeGW1135およびHNB−GW1140が、L−GW1105とS−GW1125との間において示されており、SeGW1135およびHNB−GW1140は、L−GW1105とS−GW1125との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW1105は、Iuhインターフェース1115を介してHNB−GW1140と通信することができる。SeGW1135およびHNB−GW1140は、L−GW1105とS4−SGSN1130との間において示されており、SeGW1135およびHNB−GW1140は、L−GW1105とS4−SGSN1130との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW1105は、S5インターフェース1145を介してS−GW1125と通信することもできる。SeGW1135は、S5インターフェース1145を介してL−GW1105とS−GW1125との間に存在することができる。L−GW1105は、SGiインターフェース1150を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
HNB1110は、Uuインターフェース1160を介してWTRU1155と通信状態にあることが可能である。HNB1110は、Iurhインターフェース1165を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信状態にあることも可能である。HNB−GW1140は、Iu−UPインターフェース1170を介してS−GW1125と通信することができる。HNB−GW1140は、Iu−CPインターフェース1175を介してS4−SGSN1130と通信することができる。S−GW1125とS4−SGSN1130は、S4インターフェース1180を介して通信状態にあることが可能である。
図12は、S1/Iuパスに沿って配置されているスタンドアロンの論理L−GWを伴うSIPTOまたはLIPAサービスを提供するように構成されている例示的なワイヤレスネットワーク1200を示している。L−GW1205が、たとえば、UMTS HNBサブシステムの一部として使用されることが可能である。L−GW1205は、Iuhインターフェース1215を介してHNB1210と通信状態にあることが可能である。したがってL−GW1205は、HNB1210とSGSN1225との間におけるパス内に配置されることが可能である。SeGW1235およびHNB−GW1240が、L−GW1205とSGSN1225との間において示されており、SeGW1235およびHNB−GW1240は、L−GW1205とSGSN1225との間におけるセキュアな接続を保持することができる。L−GW1205は、Iuhインターフェース1215を介してHNB−GW1240と通信することができる。L−GW1205は、Gnインターフェース1245を介してSGSN1225と通信することもできる。SeGW1235は、Gnインターフェース1245を介してL−GW1205とSGSN1225との間に存在することができる。L−GW1205は、Giインターフェース1250を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信することもできる。
HNB1210は、Uuインターフェース1260を介してWTRU1255と通信状態にあることが可能である。HNB1210は、Iurhインターフェース1265を介してその他の任意のノードまたはデバイスと通信状態にあることも可能である。HNB−GW1240は、Iuインターフェース1270を介してSGSN1225と通信することができる。
図7〜図12において示されている例は、例示的な目的のためのものにすぎないということを当業者なら認識するであろう。示されているノードおよび要素(および対応する名前)は、例示的な目的のためのものであり、同様の機能を実行することができる任意のノードまたはインターフェースが使用されることが可能であることを当業者なら認識するであろう。さらに、示されているアーキテクチャーは、例示の目的のためのものであり、ノードおよびインターフェースのその他の組合せも可能である。
上述のアーキテクチャーに基づいてWTRUモビリティーおよびSIPTO/LIPAサービスを容易にするために、下記のうちの1つまたは組合せが使用されることが可能である。セル探索、接続、および接続解除を含む最初のシステムアクセスが、ここで説明される。SIPTOおよびLIPAサービスを許可するためにL−GWおよびそのローカルHome eNBネットワーク(LHN)に関する情報を入手するWTRUも説明される。WTRUがHeNBの間においてまたはLHNの外へ移動する際に所望のサービス継続性を保持することも説明される。
LIPAおよびSIPTOサービスをサポートする独立したL−GWおよびLHNを伴うWTRUおよびサービスの識別および承認を改善するための方法および装置が説明される。さらに、WTRUセル探索および再選択を改善するための方法が説明される。たとえば、SIPTOおよび/またはLIPAをサポートするLHNが、WTRUによって識別されることが可能である。SIPTOおよび/またはLIPAサービスを可能にするためにLHNアクセスポイントを位置特定して見つけ出すことをWTRUが行えるようにするためのルールおよび構成詳細が説明される。加えて、LIPAおよびSIPTOのためのLHNおよび/またはHeNBへのネットワーク登録に関するWTRU接続手順詳細も説明される。
SIPTOおよび/またはLIPAサービス継続性エリア(SCA)を識別するための方法および装置が説明される。同じLHNに属するセルの間において、および/またはLHNを越えて移動するWTRUに関して、SIPTOおよび/またはLIPAのためのサービス継続性のための方法が提供される。WTRU(たとえば、アイドルモードのWTRU)は、WTRUがセルの間において、および場合によってはLHNの間において移動する間に、SIPTO/LIPAサービス継続性をサポートすることができる。接続モードにおいて、たとえば、X2ハンドオーバケースにおいては、本システムは、ハンドオーバが実行される前に、およびコアネットワーク(CN)がパス切り替えを開始する前に、ターゲットセルがSIPTO/LIPA継続性をサポートすることができるかどうかを判定することもできる。
メッセージ内で国際移動電話加入者識別番号(IMSI)またはモバイル加入者ISDN番号(MSISDN)を使用することに関連付けられているセキュリティー問題に対する解決策が説明される。たとえば、WTRUがアタッチ要求(ATTACH REQUEST)をMMEへ送信した場合には、WTRU IMSIが、MMEからL−GWへのセッション作成要求(CREATE SESSION REQUEST)メッセージ内に含まれることが可能である。L−GWは、オペレータの直接のコントロールのもとにはない場合があるため、L−GWは、ユーザに関連した情報を必要とする可能性がある。L−GWにおけるユーザのプライバシーおよびアイデンティティーを保護するために、WTRU−ID(たとえば、IMSIまたはMSISDNなど)は、SIPTOおよび/またはLIPAサービスを可能にするためのWTRUアタッチ手順中にMMEによって送信されるセッション作成要求メッセージ内に含まれることから保護または除外されることが可能である。したがって、L−GWにおけるユーザ情報を保護するための方法が説明される。
WTRUは、無線リンク障害(RLF)の後にSIPTOおよび/またはLIPAサービスを再確立または再開することができる。WTRUは、別のセルまたはHeNBに再接続することができ、古いHeNBとL−GWとの間に存在していた接続を新たなHeNBとL−GWとの間において再確立することができる。
MMEに対するSIPTOおよび/またはLIPAのための成功しなかったWTRU アタッチ要求に関するさまざまな理由を区別および識別するための方法および装置が説明される。MMEは、アドミッション詳細に関してL−GWと通信状態にあることが可能であり、MMEは、成功しなかったアタッチ手順に関する理由を提供されることが可能である。たとえば、LHN内のL−GWは、ユーザのSIPTO要求を受け入れる一方で、そのLIPA要求を拒否することができる。したがって、特別な障害コードおよび/または原因/理由コードが、たとえば、セッション作成応答メッセージ内に含まれることが可能である。したがってL−GWは、WTRU アタッチ要求結果に影響を与えた可能性のある拒否を示すことができることが可能である。さらに、拒否のタイプに基づいて、MMEは、拒否を取り扱うためのポリシーを使用して、WTRUに対する拒否を識別することができる。LHNアクセス許可ルールが、たとえば、LHNリストのうちのいずれかを更新することなどのWTRU処理に関して指定されている。
ネットワークがWTRUのベアラまたはWTRUの現在のSIPTOベアラをL−GWへリロケートしたいと望む場合(たとえば、WTRUが現在LHN/L−GWの下のH(e)NBセルのもとにない場合)には、ネットワークは、WTRUをLHN内のH(e)NBへハンドオーバして、次いで接続解除手順を、その次に再接続手順をトリガーすることを試みることができる。WTRUは、再接続手順のために同じセルへの選択を行うことができないようにすることができ、WTRUは、意図されているLHNに属していないセルへの選択を行うことができる。リロケーション失敗を回避するための、ならびにリロケートされたSIPTOおよび/またはLIPAサービスのネットワークトリガリングを可能にするための方法および装置が説明される。
H(e)NBは、複数のLHNまたは複数のL−GWに接続されることが可能である。これは、公的なエリアにおけるRANシェアリング、または、たとえばフェムトネットワークシェアリングのケースにおいて生じる場合がある。それは、複数のキャリア、または別々のキャリアを伴う複数のRAT、または別々のLHNにマップされるRATというコンテキストにおいて生じる場合もある。別の例は、従業員の複数のグループがミーティングをしているが、それらのグループが別々のLHNに属しているという企業シナリオである。同じH(e)NBを通じた別々のLHNへの基本的なアクセスまたは特定のサービスアクセスを可能にするための方法および装置が、ここで説明される。それらの方法および装置は、セキュリティーおよびアクセス特権区別中に適用されることが可能である。
L−GWは、電源投入された際に、L−GWが特定のIPアドレスにおいて利用可能になったことをH(e)NB−GWに知らせることができ、したがって、L−GWのための、および場合によってはL−GWに接続されているH(e)NBへのサービスおよびコアネットワーク接続をHNB−GWが提供することを可能にすることができる。またL−GWは、複数のH(e)NBに接続されているため、L−GWは、H(e)NBアグリゲータとして機能することができる。たとえば、L−GWがダウンして、次いで復活した場合には、L−GWの下の個々のH(e)NBは、(たとえば、H(e)NB−GWを介して)コアネットワークに再登録することができ、またはL−GWがアグリゲータとして機能して、自分のH(e)NBをH(e)NB−GWに登録することもできる。
以降で説明される方法は、いくつかのシステムエリアおよび/または手順に当てはまることができ、ここで説明される例は、例示的な目的のためのものにすぎない。たとえば、それらの例は、無線リソースコントロール(RRC)、ノンアクセスストラタム(NAS)、またはその他の任意の組合せもしくはレイヤに関連する場合がある。さらに、それらの方法は、その他の任意のシステムエリアのもとでその他の任意のソリューションと組み合わせて適用されることが可能である。
WTRUは、LHNを見つけ出すこと、探索すること、識別すること、または位置特定することを行うように構成されることが可能である。特定のLHNに接続するために、下記のうちの1つまたは組合せが使用されることが可能である。LHN構成が、ブロードキャストまたは発行されることが可能である。WTRUは、LHN探索を実行することができる。LHN探索は、手動探索であることが可能である。WTRUは、LHNセル選択を実行することができる。
WTRUは、LIPAサービスをサポートするために自分のLHNを探索することができる。ネットワークノードまたはシステムは、LHN IDをシステム情報ブロック(SIB)内で、LHN内に存在する1つまたは複数のセルからブロードキャストすることができる。WTRUは、たとえば、充電またはその他の任意の目的で、自分のLIPAアクセスのためのアクセスポイントおよび/またはSIPTOオフロードポイントとしてLHNを探索することができる。たとえば、LIPA−ALLOWEDおよび/またはSIPTO−ALLOWEDフラグがSIBに付加されることが可能である。それらのフラグは、たとえば、クローズドサブスクライバーグループ(CSG)および/またはLHNのLIPAおよび/またはSIPTO能力をメンバーWTRUに示すことができる。非メンバーWTRUのためのLIPAおよびSIPTOサービスをサポートすることができるハイブリッドセルは、CSGおよび/またはLHNのLIPAおよびSIPTO能力を、そのハイブリッドセルにアクセスしようと試みる非メンバーWTRUに示すために、LIPA−ALLOWED−NONMEMBERおよび/またはSIPTO−ALLOWED−NONMEMBERフラグを自分のSIB内でブロードキャストすることができる。たとえば、これらの能力フラグは、任意のメッセージ、たとえばSIB−1に付加されることが可能である。テーブル1は、LHN−idフィールドと、SIPTO−ALLOWEDフィールドと、SIPTO−ALLOWED−NONMEMBERフィールドと、LIPA−ALLOWEDフィールドと、LIPA−ALLOWED−NONMEMBERフィールドとを含むメッセージの例を示している。
CSGは、別々のLHNに属するH(e)NBを含むことができる。また、1つのLHNは、複数のCSGにわたることができる。WTRUは、そのWTRUに提供されているおよび/またはそのWTRUによって格納されている「LHNリスト」に基づいてSIPTOまたはLIPAサービスのためのLHNを探索することができる。WTRUは、このLHNリスト内に含まれているLHN−Idを有するLHNを介してSIPTOおよび/またはLIPAサービス(およびその他の派生サービス)を使用することを許可されることのみが可能である。LHNリストは、許可されたLHN ID、オペレータLHN ID、および/またはWTRUにおける関連した制限されたアクセス情報のリストを管理するために使用されることが可能である。この情報は、たとえば、WTRUの汎用加入者識別モジュール(USIM)内に、またはWTRU内の不揮発性メモリ内に、ならびに、たとえばホームロケーションレジスタ(HLR)/ホームサブスクライバーサーバ(HSS)内のオペレータのコアネットワークにおいて格納されることが可能である。WTRUは、LHNに関連した情報を含むメッセージおよび/または表示をセルまたはH(e)NBから受信することができる。そのメッセージおよび/または表示は、たとえば、SIPTO/LIPAサービス情報または識別情報などのその他の情報を含むこともできる。WTRUは、受信された情報または表示のうちの任意のものを、WTRUにおいて格納されている1つまたは複数のLHNリスト内に格納されている情報と比較することができる。WTRUは、その比較に基づいてセル選択または再選択を実行することができる。
WTRUは、1つまたは複数のCSGリストを受信および/または保持することができる。たとえば、WTRUは、そのWTRUが属している、またはそのWTRUにアクセスが許可されているCSGのCSG アイデンティティーを含むことができるCSGホワイトリストまたは許可済みCSGリストを保持することができる。それらのCSGリストのいずれも、許可されたまたはそれまでに訪問されたCSGまたはセルのリストを含むことができる。CSGリストは、たとえば、より上位のレイヤから、またはCSGセルへの成功したアクセスの際に、WTRUによって受信されることが可能である。1つまたは複数のCSGリストが、WTRU内に、たとえばUSIMまたは不揮発性メモリ内に格納されることが可能である。WTRUは、CSTリストを保持および/または更新することができる。WTRUは、CSG IDを含むメッセージおよび/または表示をセルまたはCSGから受信することができる。WTRUは、受信されたCSG IDを、WTRUにおいて格納されている1つまたは複数のCSGリスト内に含まれているCSG IDと比較することができる。WTRUは、その比較に基づいてセル選択または再選択を実行することができる。CSGリストは、1つまたは複数のHNBまたはH(e)NBのリストを含むHNBまたはH(e)NBリストを含むことまたは備えることも可能である。
LHNリストは、サブリストを含むことができる。たとえば、サブリストは、「許可済みLHNリスト」および「オペレータのLHNリスト」を含むことができる。本明細書において言及される際には、「LHNリスト」という語句は、許可済みLHNリストおよび/またはオペレータのLHNリスト、ならびにLHNリスト内のその他の任意のサブリストを含むことができる。LHNオペレータ、エンドユーザ、および/または任意のオペレータが、許可済みLHNリストを管理することができる。許可済みLHNリストは、たとえば、LHNオペレータによって付与されてエンドユーザによって識別および/または確認されるLHNメンバーシップを含むことができる。許可済みLHNリストは、オペレータのLHNリストを含むこともできる。許可済みLHNリストは、たとえば、手動LHN探索において使用されることが可能である。オペレータのLHNリストは、サービスオペレータによって管理されることが可能である。オペレータのLHNリストは、たとえば、WTRUがアクセスすることを許可されているLHNを含むことができる。オペレータのLHNリストは、たとえば、自動LHN探索のために使用されることが可能である。これらのリストのいずれも、さらなるリストまたは要素を含むことができる。
図13は、LHNリストオブジェクトの例を示している。LHNリストは、たとえば、許可済みLHNリストおよびオペレータのLHNリストなど、サブリストを伴うLHNリストであることが可能である。同様に、LHNリストは、本明細書に記載されている任意のリストまたはサブリストであることが可能である。したがって、図13において示されているLHNリストオブジェクトは、許可済みLHNリストを表すこともできる。図13を参照すると、許可済みLHNエントリーは、パブリックランドモバイルネットワークID(PLMN_ID)および/またはLHNエントリーを含むことができる。LHNエントリーは、LHN_ID、NET_CAPABILITY、またはUSER_CONSENTを含むことができるが、それらには限定されない。NET_CAPABILITY要素は、たとえば、SIPTOおよび/またはLIPAサービスをサポートするためのLHNの能力を示すことができる。したがって、NET_CAPABILITY要素は、たとえば、LIPA、SIPTO、またはその両方などの値を含むことができる。USER_CONSENT要素は、たとえば、特定のLHNに関するSIPTOおよび/またはLIPAサービスのためのユーザ同意を示すことができる。USER_CONSENT要素は、たとえば、LIPA、SIPTO、またはその両方などの値を含むことができる。USER_CONSENT要素は、たとえば、LHNごとに、APNごとに、および/またはQoSごとに定義されることも可能である。オペレータLHNエントリーは、PLMN_IDおよび/またはLHNエントリーを含むことができる。LHNエントリーは、LHN_ID、NET_CAPABILITY、またはUSER_CONSENTを含むことができるが、それらには限定されない。NET_CAPABILITY要素は、たとえば、SIPTOおよび/またはLIPAサービスをサポートするためのLHNの能力を示すことができる。したがって、NET_CAPABILITY要素は、たとえば、LIPA、SIPTO、またはその両方などの値を含むことができる。USER_CONSENT要素は、たとえば、特定のLHNに関するSIPTOおよび/またはLIPAサービスのためのユーザ同意を示すことができる。USER_CONSENT要素は、たとえば、LIPA、SIPTO、またはその両方などの値を含むことができる。USER_CONSENT要素は、たとえば、LHNごとに、APNごとに、および/またはQoSごとに定義されることも可能である。本明細書に記載されているノードおよびリーフオブジェクトに基づく(たとえば、「EXT」ノードによって示されている)あらゆる拡張は、この例の内容の範囲内であると理解される。たとえば、EXTノードは、ベンダー固有の情報を含むことができる。EXTノードは、1つまたは複数のサブリストまたはサブツリーを含むことができる。与えられている名前は、例示の目的のためのものにすぎないことを当業者なら認識するであろう。
WTRUが、たとえば、許可済みLHNリストを含むOMA DMアクセスを介して許可済みLHNリスト管理オブジェクト(MO)を受信した場合には、WTRUは、自分の許可済みLHNリストを更新することができる。許可済みLHNリストは、WTRUにおいて、たとえば、上述のようにUSIM内に、またはWTRU内の不揮発性メモリ内に格納されることが可能である。WTRUは、たとえば、オペレータLHNリストを含むOMA DMアクセスを介してオペレータのLHNリスト管理オブジェクト(MO)を受信した場合には、たとえば、USIMまたは不揮発性メモリ内に格納されているオペレータLHNリストを更新することができる。
組み合わされた手動LHNおよびCSGセル選択手順が実行されることが可能である。WTRUは、たとえば、電源投入、ユーザ介入、または、WTRUがLHN近傍エリアに入ることなど、その他の任意のプログラムされたトリガー中に、手動LHN選択手順を実行することができる。手動LHN選択手順においては、WTRUは、NASからの表示を伴って、利用可能な帯域をスキャンすること、関連したもしくは利用可能なセルを見つけ出すこと、ならびに/または、利用可能なLHNのリストを、たとえば関連付けられているCSG IDおよびPLMNとともにユーザに示すことが可能である。利用可能なLHNに関する選択基準が、たとえばエンドユーザによってNASシグナリングを介して、またはUSIMにおいて定義されているように、WTRUへ送信されることが可能である。それらの基準は、下記のうちの1つまたは組合せを含むことができる。LHN IDは、WTRUによって見つけられた適切なセルによってブロードキャストされることが可能である。LHN IDは、WTRUによって見つけられた適切なセルによってブロードキャストされることが可能であり、LHN IDは、WTRUのLHNリスト、たとえば許可済みLHNおよび/またはオペレータLHNリストのうちの1つの中にある。LHN IDは、WTRUによって見つけられた適切なセルによってブロードキャストされることが可能であり、LHN IDは、WTRUのオペレータLHNリストにある。LHN IDは、WTRUによって見つけられた適切なセルによってブロードキャストされることが可能であり、LHN IDは、WTRUのLHNリストにあり、セルは、ハイブリッドセルまたはクローズドCSGセルのいずれかであり、クローズドCSGセルのCSG IDは、WTRUのCSGリスト、たとえば許可済みCSGまたはオペレータCSGリストのいずれかの中に含まれている。LHN IDは、WTRUによって見つけられた適切なセルによってブロードキャストされることが可能であり、LHN IDは、WTRUのオペレータLHNリストに含まれており、セルは、ハイブリッドセルまたはクローズドCSGセルのいずれかであり、クローズドCSGセルのCSG IDは、WTRUのCSGリスト、たとえば許可済みCSGまたはオペレータCSGリストに含まれている。LHN IDは、WTRUによって見つけられた適切なセルによってブロードキャストされることが可能であり、LHN IDは、WTRUのオペレータLHNリストに含まれており、セルは、ハイブリッドセルまたはプライベートCSGセルのいずれかであり、プライベートCSGセルのCSG IDは、たとえば、WTRUのオペレータCSGリストに含まれている。
任意のリストにおけるそれぞれのエントリーに関して、WTRUは、下記の情報のうちの任意のものまたは組合せをユーザに示すことができる。WTRUは、LHN IDを示すことができる。代替として、または追加として、WTRUは、LHNグループを、および/またはLHNがオペレータLHNリストもしくは許可済みLHNリスト内にあるか否かを示すことができる。代替として、または追加として、WTRUは、アクセスセルタイプを示すことができる。WTRUは、セルが、WTRUがメンバーではないハイブリッドセルであるかどうかを、および/またはそのハイブリッドセルが非メンバーのためのLHNアクセスをサポートしているかどうかを示すことができる。WTRUは、WTRUがCSGセルのメンバーであることを示すことができる。WTRUは、CSG IDもしくはCSG IDグループを、および/またはCSGセルがオペレータCSGリストもしくは許可済みCSGリスト内に含まれているかどうかを、および/またはCSGセルがCSGホワイトリスト内に含まれているかどうかを示すこともできる。代替として、または追加として、WTRUは、セルのSIPTOおよび/またはLIPA能力を示すことができる。
ユーザは、示されているLHNからLHNを選択することができる。WTRUが緊急ベアラサービスのためのPDN接続を有している場合には、手動LHN選択が実行されることは不可能である。ユーザが選択を行った場合には、WTRUは、選択されたLHNアイデンティティーを有するセルにキャンプすることを試みることができ、そのセルから、関連付けられているPLMNに登録することを試みることができる。
LHN選択(たとえば、手動LHN選択)をサポートするために、アクセスストラタム(AS)レイヤアクションが使用されることが可能である。手動LHN選択をサポートするために、WTRUのASレイヤは、たとえば、NASからの要求に応じて、利用可能なLHN IDを見つけ出すためのWTRUの能力に従って、構成されている帯域内のいくつかのまたはすべてのRFチャネルをスキャンすることができる。それぞれのキャリア上で、WTRUは、少なくとも、最も強力なセルを探索すること、最も強力なセルのシステム情報を読み取ること、および/または利用可能な(1もしくは複数の)LHN IDを(1もしくは複数の)PLMNおよび/もしくはCSG IDとともにNASに報告することが可能である。利用可能なLHN IDの探索は、NASからの要求に応じて停止されることが可能である。
特定のLHN探索が、WTRUのASレイヤにおいてサポートされることも可能である。NASがLHN IDおよび/または(1もしくは複数の)CSG IDをASに提供した場合には、ASは、選択されたLHN IDおよび(1もしくは複数の)CSG IDに属する許容可能なまたは適切なセルを探索することができ、そのセルにキャンプまたはアクセスすることができる。NASがLHN IDをASに提供した場合には、ASは、選択されたLHN IDをブロードキャストする、および/またはWTRUのCSGホワイトリスト内に含まれているCSGグループに属する許容可能なまたは適切なセルを探索することができる。WTRUは、特定のLHNセルを介して登録を実行することができる。
ユーザが、登録済みPLMN(RPLMN)とは異なるPLMN内のLHNを選択した場合には、下記のうちの1つまたは組合せが実行されることが可能である。WTRUは、RPLMNの複製と、現在のPLMN選択モードの複製とを格納することができる。WTRUは、PLMN選択のための手動モードに入ることができ、LHNに対応するPLMNを選択することができる。WTRUは、PLMN内の選択されたLHNセル上で登録を行うことを試みることができる。登録が失敗した場合、またはWTRUがもはやLHNのカバレッジ内にない場合には、WTRUは、格納されている複製PLMN選択モードに戻って、RPLMNの格納されている複製値をさらなるアクションのために使用することができる。登録が成功した場合には、WTRUは、WTRUがキャンプしているセルに応じて、下記のうちの1つまたは組合せを実行することができる。キャンプされているセルがLHNリスト内に含まれていない場合には、WTRUは、そのセルまたはLHNを許可済みLHNリストに加えることができる。キャンプされているセルがCSGリスト内に含まれていない場合には、WTRUは、そのセルを許可済みCSGリストに加えることができる。登録が失敗した場合には、たとえば、リターンコードに応じて、下記のアクションのうちの1つまたは複数がWTRUによって実行されることが可能である。LHNアクセスが許可されていないことをリターンコードが示している場合には、LHN IDは、許可済みLHNリストから除去されることが可能である。そのLHN IDは、禁止LHNリストに加えられることが可能である。LHNが一時的に利用不可能であることをリターンコードが示している場合には、WTRUは、再試行を可能にする前に、設定されているまたは所定の時間にわたって待機することができる。LHN手動選択プロセスに際しては、禁止LHNリスト内のLHNがユーザに示されることも可能である。たとえば、電源オフの際に、または成功した手動選択および登録中に、LHNがリストから除去されることが可能である。
LHNセル再選択が実行されることも可能である。WTRUが、LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有していない場合には、WTRUは、任意のセル再選択手順に従うことができる。LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有しているまたは有していたアイドルモードWTRUに関しては、SIPTOおよび/またはLIPA PDN接続を有効に保持するために特別なアイドルモードセル再選択が使用されることが可能である。
LHNセルからのセル選択が実行されることが可能である。WTRUが、LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有しているもしくは有していた場合に、および/またはWTRUが適切なLHNセル(たとえば、そのセルがLHNに属している)にキャンプしている場合に、およびWTRUが、より高いランクにある別のLHNセルを検知した場合に、WTRUは、その検知されたLHNセルへの再選択を行うことができる。WTRUは、任意選択で、非LHNセルへの再選択を、そのセルのランクにかかわらずに、行わないことが可能である。代替として、または追加として、干渉を少なくするために、ターゲットとされるLHNセルは、再選択用として検討されるためには、その周波数上で最も高くランクされているLHNセルであることを必要とすることができる。WTRUがキャンプされているセルの無線状態が失われたまたは劣化した場合、およびWTRUが適切なLHNセルを見つけ出すことができない場合には、WTRUは、任意の適切なセルへの再選択を行うことができる。WTRUが非LHNセルにキャンプした後に、WTRUは、WTRUがLHNセルへ戻ることを可能にするために自分のローカルPDN接続(たとえば、LHNへのPDN接続)を保持することができる。WTRUは、たとえば、サポーティングネットワークがWTRUの接続および/またはトラフィックを元のL−GWへ再ルーティングすることを可能にするために、新たなセルを介してL−GW情報(たとえば、L−GW@LN、L−GW@CN、または相関Id)を供給することができる。
セル選択が非LHNセルから実行されることが可能である。WTRUが、LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有している場合、および/またはWTRUが、LHNに属していないセルに現在キャンプされている場合には、WTRUは、LHNセルを検知するための自律的な探索機能を使用することができる。LHNセルは、少なくとも、たとえば、インターRAT周波数を含むサービングまたは非サービング周波数上でWTRUがそれまでに訪問した許可済みLHNセルを含むことができる。上記のうちのいずれも、単独で、または通常のセル再選択と組み合わせて実行されることが可能である。
WTRUは、1つまたは複数の適切なLHNセルを別々の周波数上で検知した場合には、それらの検知されたセルのうちの1つへの再選択を、それらのセルのランキングおよび/またはLHN IDプロパティーに基づいて行うことができる。これは、たとえば、WTRUが現在キャンプされているセルの周波数優先度にかかわらずに実行されることが可能である。WTRUが同じ周波数上で適切なLHNセルを検知した場合には、WTRUは、そのセルへの再選択を行うことができる。代替として、または追加として、ターゲットとされるLHNセルは、その周波数上で最も高くランクされているセルとみなされることが可能である。たとえば、これは、干渉を少なくすることができる。
LHNセル選択および/または再選択は、イベントによってトリガーされることが可能である。WTRUがLHNからページングされて、そのWTRUが非LHNセルまたは別のLHNセルに現在キャンプされている場合には、ネットワークは、LHNに属しているセルを探索してそのセルへの再選択を行うようにWTRUをトリガーすることができる。ネットワークは、リモートアプリケーションのために、またはSIPTOニーズに基づいて、LHNに属しているセルを探索してそのセルへの再選択を行うようにWTRUをトリガーすることもできる。ネットワークは、たとえば、WTRUがキャンプまたは接続することをネットワークが望んでいるLHNおよび/またはCSGグループをWTRUに知らせるためにNASまたはRRCメッセージを使用することができる。WTRUがネットワークメッセージを受信した場合には、WTRUは、自分のRRC接続を解放して、ネットワークの要求に従ってセルへの選択または再選択を行うことができる。任意選択で、WTRUからの特定のイベントが、LHNセル選択または再選択をトリガーすることもできる。これは、たとえば、ローカル印刷またはその他の任意のローカルタスクを行いたいというユーザの要望を含むことができる。
ユーザプリファレンスが、WTRUによって定義されて示されることが可能である。たとえば、WTRUは、LHNセルにキャンプされている場合には、たとえば、インターネットへの自分のアクセスポイントとしてLHNを使用することを好むプリファレンス、および/または接続手順中に、もしくはPDN接続手順のためにLHNにアクセスしたいという自分のプリファレンスをネットワークに示すことができる。ユーザプリファレンスは、たとえば、ESM 情報応答メッセージ内で示されることが可能である。WTRUは、たとえば、ユーザが、LHNネットワークにアクセスすること、またはLHNを介してAPNにアクセスすることを好む場合には、LHN IDをESM INFORMATION RESPONSE内に含めることができる。WTRUは、LHN IDおよびAPNをLHNのAPNになるように設定することによって、LIPAサービスを好む自分のプリファレンスを示すことができる。WTRUは、自分のトラフィックをLHN上にオフロードすることを好む場合には、LHN IDを、WTRUがオフロードを行うために使用することを好むLHNに設定することができ、APNを、自分がオフロードしたいトラフィックに設定することができる。テーブル2は、LHNアイデンティティー情報要素を含むESM 情報応答の例を示している。
代替として、または追加として、ユーザプリファレンスが、PDN 接続性要求メッセージ内で示されることが可能である。ユーザが、LHNへのPDN接続を有することを好む場合には、APNは、LHNのAPNに設定されることが可能であり、LHNアイデンティティーは、LHN−IDに設定されることが可能である。ユーザが、新たなPDN接続を確立することを好み、その新たなPDN接続がLHNを介してオフロードされることを好む場合には、APNは、ユーザがPDN接続を確立することを好むAPNに設定されることが可能であり、および/またはLHNアイデンティティーは、好ましいオフロードポイントのLHN−IDに設定されることが可能である。テーブル3は、LHNアイデンティティー情報要素を含むPDN 接続性要求メッセージの例を示している。
ユーザのネットワークプリファレンスが、アタッチ要求内に含まれることも可能である。LHN−IDがアタッチ要求メッセージ内に存在している場合には、ネットワークは、指定されたLHNのL−GWを介してデフォルトのPDN接続を確立することができる。テーブル4は、LHNアイデンティティー情報要素を含むアタッチ要求メッセージの例を示している。
情報要素「ローカルホームネットワーク」は、LHN識別子の形態、またはその他の任意の形態であることが可能である。1つのH(e)NBは1つのLHNに属することしかできないため、SIPTOサービスを好むプリファレンスをWTRUが示している場合には、LHN−IDは黙示的に指定されることが可能である。WTRUは、新たなPDN接続のためのPDN 接続性要求メッセージ内にPreferred_SIPTO_Pointを含めることもできる。代替として、または追加として、Preferred_SIPTO_Pointは、アタッチ完了(ATTACH COMPLETE)メッセージ内に含まれることが可能である。WTRUが接続を要求しているローカルホームネットワークに関するLHN−IDが、アタッチ要求メッセージに、または、たとえば、そのアタッチ要求とともに送信されるPDN 接続性要求メッセージに付加されることが可能である。LHN−IDは、情報要素として含まれることが可能である。
SIPTOおよび/またはLIPAサービス継続性がサポートされることが可能である。SIPTO/LIPAサービス継続性は、サービス継続性エリア(SCA)においてLHNセルの外でサポートされることが可能である。WTRUおよび/またはネットワークにSIPTO/LIPAサービス継続性情報を提供すること、およびそれが保持されることが可能である場合は、それぞれアイドルモードおよび/または接続モードでのセル再選択および/またはハンドオーバ決定を行う上で役立つことができる。サービス継続性エリアは、任意の組合せでの下記のアイテムのうちの1つまたは複数によって定義されることが可能である。たとえばSCAは、セルIDのリスト、CSG IDのリスト、たとえばトラッキングエリアアイデンティティー(TAI)などのエリアIDのリスト、および/またはPLMN IDのリストとして定義されることが可能である。WTRUは、システム情報ブロードキャストを読み取ることによって、または、たとえば専用のRRCメッセージもしくはNASメッセージなどのメッセージを介して通知されることによって、SCAを入手することができる。代替として、または追加として、WTRUに提供されるSCA情報は、セル再選択のためのWTRUの届く範囲内の、または、ハンドオーバ測定スキャンレンジ内の、現在のセルに隣接しているかもしくはその付近にある、近くの関連性のある近隣セルのみに関連した情報を含むことができる。これは、シグナリングスペースを節約することができる。SIPTO/LIPAサービス継続性を保持する目的で、アイドルモードのWTRUは、セル再選択を容易にするためにSCA情報を使用することができる。代替として、または追加として、接続モードのWTRUは、モビリティー測定のためにSCA情報を使用することができる。
SIPTO/LIPAサービス継続性は、アイドルモードで保持されることが可能である。LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有していないWTRUは、通常のセル再選択手順に従うことができる。LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有しているアイドルモードWTRUは、SIPTO/LIPA PDN接続を有効に保持するために特別なアイドルモードセル再選択を使用することができる。
SCA内のセルからセル選択が実行されることが可能である。WTRUが、LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有している場合に、および/またはWTRUが適切なSCAセル(たとえば、そのセルが、LHNへのSIPTO/LIPAサービス継続性をサポートしている)にキャンプされている場合に、および/またはWTRUが、現在のセルよりも高いランクにある別のSCAセルを検知した場合に、WTRUは、その検知されたSCAセルへの再選択を行うことができる。WTRUは、非SCAセルへの再選択を、そのセルがいかに高くランクされているかにかかわらずに、行わないことが可能である。代替として、または追加として、再選択立候補は、ターゲットとされるSCAセルがその周波数上で最も高くランクされているセルであることを必要とすることができるようなルールを含むことができる。これは、干渉を少なくすることができる。WTRUがキャンプされているセルの無線状態が失われたもしくは劣化した場合、および/またはWTRUが適切なSCAセルを見つけ出すことができない場合には、WTRUは、任意の適切なセルへの再選択を行うことができる。WTRUが非SCAセルにキャンプした場合には、WTRUは、自分のローカルPDN接続(たとえば、LHNへのPDN接続)を保持することができる。これは、WTRUがSCAカバレッジへ戻ることを可能にすることができる。代替として、または追加として、WTRUは、ネットワークがWTRUの接続および/またはトラフィックを元のL−GWへ再ルーティングすることを可能にするために、新たなセルを介してL−GW情報(たとえば、L−GW@LN、L−GW@CN、または相関Id)を供給することができる。
セル選択がSCAの外のセルから実行されることが可能である。たとえば、WTRUが、LHNに属しているL−GWへのPDN接続を有している場合、およびWTRUが、SCAカバレッジ内にないセルに現在キャンプされている場合には、WTRUは、少なくとも、インターRAT周波数を含むことができるサービングまたは非サービング周波数上でそれまでに訪問しているおよび/または許可されているSCAセルを検知するための自律的な探索機能を使用することができる。これは、通常のセル再選択に対する代替として、または追加として実行されることが可能である。
WTRUが、1つまたは複数の適切なSCAセルを別々の周波数上で検知した場合には、WTRUは、それらの検知されたセルのうちの1つへの再選択を、WTRUが現在キャンプされているセルの周波数優先度にかかわらずに行うことができる。干渉を少なくするために、対象のLHNセルが、その周波数上で最も高くランクされているセルである場合には、さらなる制約が使用されることが可能である。WTRUは、同じ周波数上で適切なSCAセルを検知した場合には、そのセルへの再選択を行う。干渉を少なくするために、対象のSCAセルが、その周波数上で現在のセルよりも高くランクされているセルである場合には、さらなる制約が適用されることが可能である。
WTRUによって要求されたLHN PDN接続は、IMSIおよび/またはMSISDNを使用することなく実行されることが可能である。ユーザプライバシーを保護するために、WTRUがLHN PDN接続を要求した場合には、MME/ネットワークは、要求されたLHNのL−GWへ送信される対応するメッセージ(たとえば、セッション作成要求メッセージ)内にWTRUのIMSIまたはMSISDNを含めないことが可能である。MMEは、一時的なIMSI(T_IMSI)および/または一時的なMSISDN(T_MSISDN)をHSSに要求することができ、そのT_IMSIおよびT_MSISDNを、L−GWとのPDN接続を作成するためのメッセージ内で使用することができる。HSSは、T_IMSIおよび/またはT_MSISDNを格納することができる。格納されたT_IMSIおよび/またはT_MSISDNは、LHN PDN接続が解放された場合に解放されることが可能である。
無線リンク障害(RLF)の後に新たなHeNBとL−GWとの間において接続が復旧されることが可能である。WTRUは、L−GWの相関IDを入手することができ、その相関IDは、接続手順中に、たとえば、L−GW@CN、L−GW@LN、および/またはトンネルエンドポイント識別子(TEID)を含むことができる。これは、WTRUがL−GWに接続した場合には、たとえば、アタッチ許可メッセージを介して入手されることが可能である。L−GWの相関IDは、WTRUがL−GWにおけるPDN接続をアクティブ化した場合には、PDN 接続性要求手順中に、たとえば、PDN接続性許可メッセージを介して入手されることも可能である。NASシグナリング接続回復手順中に、WTRUは、L−GWの相関ID(および任意選択でL−GW@CN)をサービングeNBに提供することができ、サービングeNBは、コアネットワークを通ることなくL−GWへ向かうS−XXインターフェースを復旧することができる。
WTRUは、その他のCN PLMNサービスのサポートを伴って使用可能にされているSIPTOおよび/またはLIPA能力とともにアタッチ要求を介してネットワークに登録したいと望む場合がある。WTRUは、LHNサービスに関心がある場合があるが、おそらくは、コントロールプレーンシグナリングを除いたあらゆるPLMNサービス(たとえば、ロケーションサービスまたはMBMSサービス)には関心がない場合がある。WTRUは、たとえば「LHNサービスのみ」を示すタイプ、およびLHNのLHN−IDとともにアタッチ要求をネットワークに送信することができる。
LHNアクセスのためのWTRUのアタッチ要求は、さまざまな理由でネットワークによって拒否される場合がある。拒否は、ユーザの関連したサブスクリプションによってもたらされる場合があり、または、たとえばローカルセキュリティー問題に起因してL−GWがMME要求を尊重することができない場合には、MME/L−GW対話プロセスにおいて関連付けられることがある。これは、L−GWがWTRUまたは特定のWTRUに対する特定の自律的なオペレーション制約を有することができるシナリオを含むことができる。これは、たとえば、ダウングレードされたアクセス特権レベルを含むことができる。L−GW拒否または制約を伴う許可は、結果としてWTRU アタッチ要求に対するMME応答(アタッチ拒否(ATTACH REJECT)など)につながる場合がある。不成功のATTACH結果は、たとえば、「L−GWへのアクセスが拒否された」、「L−GWへのアクセスが期限切れになった」、「L−GWが一時的に利用不可能である」などを示すことによって、リターンコード内でWTRUに示されることが可能である。アクセス拒否または期限切れのケースにおいては、LHN−Idが許可済みLHNリストから除去されることを必要とすることができる。L−GWが利用不可能である場合には、WTRUは、設定されている/所定のタイムピリオドにわたって、その同じL−GWにアクセスすることを差し控えることができる。
SIPTO/LIPAに接続されているWTRUは、最小レベルのサービスインテグリティーを必要とすることができる。進行中であるアクティブなローカルアクセス、たとえばLIPAサービスがあって、WTRUによって開始される接続解除が始動された場合には、その接続解除手順は、(たとえば、タイマーを用いて)その進行中のローカルアクセスが完了するのを待つことを必要とすることができる。タイマーが切れた場合には、WTRUのユーザは、アラートされることが可能であり、ローカルアクセスを待つか、またはローカルアクセスを停止して接続解除手順を続けるかをプロンプトされることが可能である。下記の条件のうちの1または複数が当てはまる場合には、MMEは、WTRUを接続解除して再接続することができる。L−GWが非稼働中であって、WTRUがPLMNサービスおよびLIPAサービスの両方に接続している場合には、MMEは、接続解除および再接続を行うことができる。この例においては、MMEは、L−GWが回復されるまで、PLMNサービスのためにWTRUをP−GWに再接続することができる。代替として、または追加として、MMEは、L−GWが回復された場合には、WTRUを接続解除してL−GWに再接続することができる。
ネットワークは、接続解除/再接続手順を用いてSIPTOおよび/またはLIPAをトリガーすることができる。ネットワークによってトリガーされる、コアネットワークからLHNおよび/またはL−GWへのSIPTOまたはLIPAベアラリロケーションをサポートするために、表示がデタッチ要求メッセージ内に含まれることが可能である。接続解除タイプが、たとえば「再接続必要」である場合には、ネットワークは、「再接続ターゲット」を指定することができる。再接続ターゲットは、現在のセル、セルID、セルIDのグループ、LHN ID、CSG ID、および/またはCSG IDのグループのうちの1つまたは複数であることが可能である。テーブル5は、再接続ターゲット情報要素を含むデタッチ要求メッセージの例を示している。
WTRUが、再接続ターゲットIEを含む、再接続必要の接続解除タイプを有するデタッチ要求を受信した場合には、WTRUは、再接続ターゲットIE内に示されている1つまたは複数のアイデンティティーを有する(1つまたは複数の)セルを探索することを試みることができる。WTRUは、WTRUが再接続ターゲットに属するセルを選択した後に、(再)接続手順を実行することができる。
RANシェアリングおよびEPLMNサポートが、LHNとともに提供されることが可能である。一例においては、複数のLHNまたはL−GWからのトラフィックおよびシグナリングが、共通のセルを通じて送信または受信されることが可能である。別の例においては、セルが、サポートされているLHN IDのリストをブロードキャストすることができる。複数のLHNが情報をブロードキャストしている場合には、さらなるフラグが、たとえば、上述のようにSIB1内に提供されることが可能である。それらのフラグは、リストの形態であることが可能であり、エントリーの数は、サポートされているLHNの数に一致することができる。たとえば、WTRUが、セルを選択してネットワークへの(たとえば、RRCレベルまたはNASレベルでの)接続を開始した場合には、WTRUは、ネットワークがそのWTRUをLHNまたはL−GWに相関付けるのを補助するために、選択されたLHN ID、またはその他の任意のLHNおよび/もしくはL−GW関連の属性をネットワークに示すことができる。別の例においては、H(e)NBは、LHN IDをWTRUコンテキスト情報の一部として格納することができ、この情報を使用して、このWTRUに関連したシグナリングを適切なLHNまたはL−GWへ正しくルーティングすることができる。これは、たとえば、RRC接続要求メッセージまたはその他の任意の同等のメッセージの受信時に実行されることが可能である。H(e)NBは、WTRUコンテキスト内に格納されているLHN情報を使用して、WTRUに関するベアラを確立するための正しいLHNまたはL−GWを識別することができる。
別の例においては、WTRUは、SIPTOおよび/またはLIPA接続を確立したい、または存在するPDN接続(たとえば、SIPTO PDN接続)をL−GWへ切り替えたいというWTRUのプリファレンスまたはニーズを示すために、LHN IDまたはその他の任意の属性もしくは関連フラグを使用することができる。これらは、WTRUが属しているLHNまたはL−GWの検知時に実行されることが可能である。別の例においては、WTRUは、ネットワークの構成時に自分のLHN識別またはその他の任意の関連情報を報告することができる。代替として、または追加として、WTRUは、LHN識別またはその他の任意の関連情報を自律的に報告することができる。
別の例においては、WTRUは、LHNメンバーシップおよび/またはCSGメンバーシップを考慮に入れてアクセスコントロールを実行することができる。一例においては、WTRUがCSGおよびLHNのメンバーである場合には、そのWTRUはWTRUのホワイトリスト内のCSGに関連付けられているこのLHNを有することを意味しており、そのWTRUはメンバーであり、セルにアクセスすることができる。別の例においては、WTRUがWTRUのホワイトリスト内のCSG、PLMN(もしくは同等のPLMN)、および/またはLHNの関連付けを有している場合には、そのWTRUはメンバーであることが可能であり、セルにアクセスすることができる。オペレータは、ホワイトリスト内のPLMNのリストおよび関連付けられているCSGに対するコントロールを有することができる。ホスト当事者は、関連付けられているLHNに対するコントロールを有することができる。LHNリストは、LHNまたはL−GW登録手順の一部としてオペレータにアップロードされることが可能である。別の例においては、SIPTO/LIPAへのアクセスは、WTRUのホワイトリスト上にあるセルのCSG ID、ブロードキャストされたLHN IDのうちの1つもしくは複数、またはブロードキャストされたPLMN IDに基づいて、WTRUまたはネットワークにおいてコントロールされることが可能である。
上述の例は、複数のLHNまたはL−GWによるRANシェアリングまたはフェムトネットワークシェアリングというシナリオのもとで提示されているが、そのようなシナリオのみに限定されるものではなく、本明細書に記載されているその他の任意の例または実施形態に、およびその他の任意のSIPTOまたはLIPAサービスとともに使用するように適用可能である。
L−GW登録および/またはマルチH(e)NB登録が実行されることが可能である。L−GWが電源投入された際には、そのL−GWにとって、L−GWが特定のIPアドレスにおいて現在利用可能であることをH(e)NB−GWに知らせることが必要となる場合がある。L−GWは、L−GWのための、および場合によってはL−GWに接続されているH(e)NBへのサービスおよびコアネットワーク接続をHNB−GWが提供することを可能にすることが必要となる場合もある。L−GWは、複数のH(e)NBに接続されることが可能であるため、L−GWは、いくつかの場合においてはH(e)NBアグリゲータとして機能することができる。たとえば、L−GWがシャットダウンして、次いで電源投入された、またはオンにされた場合には、L−GWの下の個々のH(e)NBは、(たとえば、H(e)NB−GWを介して)コアネットワークに再登録されることが必要となる場合があり、またはL−GWがアグリゲータとして機能して、自分のH(e)NBをH(e)NB−GWに登録することもできる。それぞれのH(e)NBは、H(e)NB−GWとの個々のIuh接続を保持することができ、またはL−GWとH(e)NB−GWとの間においてIuh集約が生じることも可能である。
L−GW登録手順は、L−GWが、H(e)NB−GW、またはコアネットワーク内の別のノード、たとえば、MME、S−GW、またはSGSNなどに登録することを可能にすることができる。これは、H(e)NB−GWが、HNBのためのサービスおよびコアネットワーク接続を提供することを可能にすることができる。サポートされ構成されている場合には、これは、H(e)NB−GWを介したIurh接続を可能にすることもできる。この手順は、Iuh、Sxx、またはS1シグナリングトランスポートが成功裏に確立された後にトリガーされることが可能であり、任意選択で、確立後にトリガーされる第1の手順とすることができる。Iuh、Sxx、またはS1シグナリングトランスポートに関しては、すべての接続されているH(e)NBのサポートにおいてL−GWとコアネットワークとの間に1つのシグナリングトランスポートインスタンスが存在することが可能である。別の例においては、任意の所与のH(e)NBからL−GWへのシグナリングトランスポートベアラと、L−GWからコアネットワーク(たとえば、H(e)NB−GW)へのシグナリングトランスポートベアラとの間に1対1のマッピングが存在することが可能である。
図14は、成功したL−GW登録手順に関する例示的なコールフロー図1400を示している。L−GW1405およびH(e)NB−GW1410が示されているが、その他の任意のノードまたは要素がこの手順において使用されることが可能である。L−GW1405は、L−GW登録要求(REGISTER REQUEST)1420をH(e)NB−GW1410へ送信することができる。L−GW登録要求1420は、L−GW1405がオペレーションを開始することを必要とする場合、および/または、たとえばH(e)NB−GW1410を介したコアネットワーク(図示せず)からのサービスを必要とする場合に、L−GW1405によって送信されることが可能である。L−GW1405は、登録プロセス中に自分のLHN IDおよび/またはトランスポートレイヤアドレスを提供することができ、そのLHN IDおよび/またはトランスポートレイヤアドレスは、L−GW登録要求1420内に含まれることが可能である。L−GW1405は、たとえば、SIPTOおよび/もしくはLIPAサービスのためのサポートなどの能力、またはSIPTOおよび/もしくはLIPAサービスに関する任意の制約を提供することができる。L−GW1405は、任意の能力情報をL−GW登録要求1420内に含めることができる。
HNB(図示せず)は、接続されているH(e)NBのリスト、および/またはHNB登録要求(REGISTRATION REQUEST)メッセージ内に含まれているオペレーショナルパラメータを提供することができる。図14〜図17に関する例において説明されているように、HNB登録要求は、L−GW登録要求の代わりに、またはそれに加えて使用されることが可能である。HNBおよび/またはL−GWは、そのHNBおよび/またはL−GW内のWTRUにサービスを提供するためにコアネットワークおよび/またはHNB−GWに登録することができる。たとえば、HNBは、コアネットワーク/HNB−GWに直接登録することができ、および/またはL−GWは、1つもしくは複数のHNBを登録することができる。したがって、L−GWは、HNB登録要求の任意の特徴を、L−GW登録要求、または本明細書に記載されているその他の任意のL−GWメッセージ内に含めることができ、その逆もまた同様である。L−GW1405が、その他のL−GW(図示せず)へのダイレクトインターフェースリロケーションをサポートしている場合には、L−GW1405は、ダイレクトインターフェースシグナリングトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスIEを、たとえばL−GW登録要求1420内で、(H(e)NB−GW1410を介して)コアネットワークに提供することができる。
登録が成功した場合には、コアネットワークは(H(e)NB−GW1410を介して)、L−GW登録許可(REGISTER ACCEPT)1430メッセージを送信することによって応答することができる。L−GW登録許可1430メッセージは、受け入れおよび登録を示すことができる。受け入れおよび/または登録は、SIPTOおよび/またはLIPAサポートに関する構成を含むことができる。接続されているH(e)NBのリストが、L−GW登録許可1430メッセージ(または、たとえばHNB登録要求メッセージ)内に含まれている場合には、コアネットワークは、接続されているH(e)NBのうちのそれぞれに関する登録結果(たとえば、受け入れまたは拒否)をL−GW登録要求1420メッセージ内で示すことができる。ダイレクトインターフェースシグナリングTNLアドレスIEが、L−GW登録許可1430メッセージ内に含まれている場合には、L−GW1405は、サポートされているならば、示されているアドレスへのトランスポートレイヤセッションを確立して、H(e)NB−GW1410を介した直接接続をサポートすることができる。H(e)NB−GW1410が逆多重化を行うことができる場合には、MuxPortNumber IEが、L−GW登録許可1430メッセージ内に含まれることが可能である。
図14に関連して上述したメッセージは、任意のタイプのメッセージであることが可能であり、それらのメッセージのそれぞれに含まれる情報は、任意のタイプのメッセージ内に含まれることが可能であることを当業者なら認識するであろう。同様に、それらのメッセージは、上述の例において説明されている順序だけでなく、任意の順序で送信されることが可能である。
図15は、成功しなかったL−GW登録手順に関する例示的なコールフロー図1500を示している。L−GW1505およびH(e)NB−GW1510が示されているが、その他の任意のノードまたは要素がこの手順において使用されることが可能である。L−GW1505は、L−GW登録要求1520をH(e)NB−GW1510へ送信することができる。L−GW登録要求1520は、L−GW1505がオペレーションを開始することを必要とする場合、および/または、たとえばH(e)NB−GW1510を介したコアネットワーク(図示せず)からのサービスを必要とする場合に、L−GW1505によって送信されることが可能である。L−GW1505は、登録プロセス中に自分のLHN IDおよび/またはトランスポートレイヤアドレスを提供することができ、そのLHN IDおよび/またはトランスポートレイヤアドレスは、L−GW登録要求1520内に含まれることが可能である。L−GW1505は、たとえば、SIPTOおよび/もしくはLIPAサービスのためのサポートなどの能力、またはSIPTOおよび/もしくはLIPAサービスに関する任意の制約を提供することができる。L−GW1505は、任意の能力情報をL−GW登録要求1520内に含めることができる。
HNB(図示せず)は、接続されているH(e)NBのリスト、および/またはHNB登録要求メッセージ内に含まれているオペレーショナルパラメータを提供することができる。L−GW1505が、その他のL−GW(図示せず)へのダイレクトインターフェースリロケーションをサポートしている場合には、L−GW1505は、ダイレクトインターフェースシグナリングTNLアドレスIEを、たとえばL−GW登録要求1520内で、(H(e)NB−GW1510を介して)コアネットワークに提供することができる。
登録が成功しなかった場合には、コアネットワークは(H(e)NB−GW1510を介して)、L−GW登録拒否(REGISTER REJECT)1530メッセージ(またはHNB登録拒否メッセージ)をL−GW1505へ送信することによって応答することができる。成功しなかった登録に関する典型的な原因値は、無線ネットワークレイヤ原因、たとえば、承認されていないロケーション、承認されていない接続されているHNB、オーバーロード、L−GWパラメータミスマッチ(たとえば、オペレータと、L−GWのホスト当事者との間におけるサービスレベルアグリーメントを考慮した能力ミスマッチ)、または未指定の原因などを含むことができる。これらの原因のうちのいずれかが、原因IEとしてL−GW登録拒否1530メッセージ内に含まれることが可能である。たとえば、原因IEが「オーバーロード」に設定されている場合には、HNBは、少なくとも、たとえばバックオフタイマーIEによって示される持続時間にわたって、同じH(e)NB−GW1510への登録を再試行することはできない。
図15に関連して上述したメッセージは、任意のタイプのメッセージであることが可能であり、それらのメッセージのそれぞれに含まれる情報は、任意のタイプのメッセージ内に含まれることが可能であるということを当業者なら認識するであろう。同様に、それらのメッセージは、上述の例において説明されている順序だけでなく、任意の順序で送信されることが可能である。
コアネットワークが(たとえば、H(e)NB−GWを介して)(たとえば、同じ一意のL−GWアイデンティティーまたはLHNアイデンティティーによって識別される既に登録されているL−GWに関する)複製L−GW登録要求メッセージを受信した場合には、その新たなL−GW登録要求メッセージは、既存の登録をオーバーライドすることができる。新たなL−GW登録要求メッセージの処理は、上述の例に従って実行されることが可能である。
図16は、L−GWにおいて始まるL−GW登録解除手順に関する例示的なコールフロー図1600を示している。L−GW1605およびH(e)NB−GW1610が示されているが、その他の任意のノードまたは要素がこの手順において使用されることが可能である。L−GW1605は、H(e)NB−GW1610とのオペレーションを終了することが必要であると判定することができる。L−GW1605は、H(e)NB−GW1610との間で終了を開始する前に、接続されているH(e)NBとの接続を任意選択で終了することができる。L−GW1605は、L−GW DE−REGISTER1620メッセージをH(e)NB−GW1610へ送信することができる。コアネットワーク(図示せず)が、(H(e)NB−GW1610を介して)L−GW DE−REGISTER1620メッセージを受信した場合には、コアネットワークは、L−GW1605に関連付けられているすべての関連リソースをクリアすることができる。この登録解除プロセスに関する原因値は、たとえば、通常または未指定などの無線ネットワークレイヤ原因を含むことができる。それらの原因値は、たとえば、L−GW DE−REGISTER1620メッセージ内に含まれることが可能である。
図16に関連して上述したメッセージは、任意のタイプのメッセージであることが可能であり、それらのメッセージのそれぞれに含まれる情報は、任意のタイプのメッセージ内に含まれることが可能であるということを当業者なら認識するであろう。同様に、それらのメッセージは、上述の例において説明されている順序だけでなく、任意の順序で送信されることが可能である。
図17は、H(e)NB−GWにおいて始まるL−GW登録解除手順に関する例示的なコールフロー図1700を示している。L−GW1705およびH(e)NB−GW1710が示されているが、その他の任意のノードまたは要素が、図7〜図12に示されているような手順において使用されることが可能である。コアネットワーク(図示せず)は(H(e)NB−GW1710を介して)、L−GW1705とのオペレーションを終了することが必要であると判定することができる。コアネットワークは(H(e)NB−GW1710を介して)、L−GW DE−REGISTER1720メッセージをL−GW1705へ送信することができる。コアネットワークは、L−GW1705に関連付けられているすべての関連リソースをクリアすることができる。この登録解除プロセスに関する原因値は、たとえば、オーバーロードまたは未指定の原因などの無線ネットワークレイヤ原因を含むことができる。それらの原因値は、たとえば、L−GW DE−REGISTER1720メッセージ内のIE内に含まれることが可能である。L−GW DE−REGISTER1720メッセージ内の原因IEが「オーバーロード」に設定されている場合には、L−GWは、少なくとも、たとえばバックオフタイマーIEによって示される持続時間にわたって、同じH(e)NB−GW1710への登録を再試行することはできない。
図17に関連して上述したメッセージは、任意のタイプのメッセージであることが可能であり、それらのメッセージのそれぞれに含まれる情報は、任意のタイプのメッセージ内に含まれることが可能であるということを当業者なら認識するであろう。同様に、それらのメッセージは、上述の例において説明されている順序だけでなく、任意の順序で送信されることが可能である。
(実施形態)
1.ローカルゲートウェイ(LGW)登録手順を実行する方法であって、
LGWが、オペレーションを開始することを必要とする場合、およびコアネットワーク(CN)からのサービスを必要とする場合に、LGW登録要求メッセージを送信するステップ
を含むことを特徴とする方法。
2.LGWが、受け入れおよび登録を示すLGW登録受け入れメッセージを受信するステップ
をさらに含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
3.LGW登録要求メッセージは、接続されているhome evolved Node−B(HeNB)のリストを含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
4.LGW登録要求メッセージは、ダイレクトインターフェーストランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレス情報要素(IE)を含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
5.LGWが、オペレーションを終了することを必要とする場合に、LGW登録解除メッセージを送信するステップ
をさらに含むことを特徴とする実施形態2に記載の方法。
6.CNが、オペレーションを終了することを必要とする場合に、LGW登録解除メッセージをLGWへ送信するステップ
をさらに含むことを特徴とする実施形態2に記載の方法。
7.LGW登録解除メッセージは、原因情報要素(IE)を含むことを特徴とする実施形態5〜6のいずれか1つに記載の方法。
8.LGWが、CNがLGWを登録することができないことを示すLGW登録拒否メッセージを受信するステップ
をさらに含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
9.LGW登録拒否メッセージは、原因情報要素(IE)を含むことを特徴とする実施形態8に記載の方法。
10.ローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)およびセレクティッドIPトラフィックオフロード(SIPTO)サービスにアクセスするための、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)によって実施される、方法であって、
ローカルhome evolved Node−B(HeNB)ネットワーク(LHN)リストを受信するステップと、
LHNリストを格納するステップと
を含むことを特徴とする方法。
11.LHNリストは、複数のLHNアイデンティティーを含むことを特徴とする実施形態10に記載の方法。
12.LHNリストは、許可済みLHNリストおよびオペレータのLHNリストを含むことを特徴とする実施形態10に記載の方法。
13.LHNリストは、汎用加入者識別モジュール(USIM)内に、または不揮発性メモリ内に格納されることを特徴とする実施形態10に記載の方法。
14.ローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)およびセレクティッドIPトラフィックオフロード(SIPTO)サービスにアクセスするための方法であって、
ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)が、ローカルhome evolved Node−B(HeNB)ネットワーク(LHN)アイデンティティー、LHNグループ、アクセスセルタイプ、またはLIPAおよびSIPTO能力のうちの少なくとも1つをユーザに示すステップと、
ユーザが、LHNリストからLHNを選択するステップと、
WTRUが、ユーザによって選択されたLHNに関連付けられているLHNアイデンティティーを有するセルにキャンプすることを試みるステップと
を含むことを特徴とする方法。
15.ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)において使用するための方法であって、
ローカルゲートウェイ(L−GW)から第1のHome Node B(HNB)を介してサービスを受信するステップであり、第1のHNBは、ローカルHNBネットワーク(LHN)に属している、ステップを含むことを特徴とする方法。
16.少なくともLHNに関連した情報を含むLHNリストを保持するステップ
をさらに含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
17.第2のHNBおよびLHNに関連した情報を含むメッセージを受信するステップであって、第2のHNBは、LHNに属しており、第2のHNBは、L−GWと通信するように構成されている、ステップ
をさらに含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
18.少なくともLHNリストおよび受信されたメッセージに基づいて第2のHNBへのハンドオーバを実行するステップ
をさらに含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
19.L−GWから第2のHNBを介してサービスを受信するステップ
をさらに含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
20.サービスは、セレクティッドインターネットプロトコル(IP)トラフィックオフロード(SIPTO)サービスであることを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
21.サービスは、ローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)サービスであることを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
22.LHNリストは、LHNのLHN IDを含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
23.LHNリストは、WTRUがそこからサービスを受信することを好むLHNのリストを含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
24.LHNリストは、セレクティッドインターネットプロトコル(IP)トラフィックオフロード(SIPTO)サービスを提供することができるLHNのリストを含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
25.LHNリストは、ローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)サービスを提供することができるLHNのリストを含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
26.LHNリストは、WTRUが接続することを好むLHNまたはHNBのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
27.LHNリストは、WTRUが接続することをネットワークのオペレータが許可しているLHNまたはHNBのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
28.再接続ターゲットを含む接続解除要求メッセージを受信するステップをさらに含み、再接続ターゲットは、WTRUがサービスのために第2のHNBに接続すべきであることを示すことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
29.第2のHNBがLHNに属していること、およびLHNがLHNリスト内に含まれていることに基づいてハンドオーバを実行することを決定するステップをさらに含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
30.クローズドサブスクライバーグループ(CSG)またはHome Node B(HNB)リストをさらに含むことを特徴とする上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
31.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)。
32.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするhome node B(HNB)。
33.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするhome evolved Node B(HeNB)。
34.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするローカルゲートウェイ(L−GW)。
35.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするローカルHome Node Bネットワーク(LHN)。
36.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするワイヤレスネットワーク。
37.実施形態1〜30のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とするネットワークノード。
38.ローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)およびセレクティッドIPトラフィックオフロード(SIPTO)サービスにアクセスするように構成されているワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)であって、
ローカルhome evolved Node−B(HeNB)ネットワーク(LHN)リストを格納するように構成されている汎用加入者識別モジュール(USIM)と、
クローズドサブスクライバーグループ(CSG)/LHNのLIPAおよびSIPTO能力をそのメンバーWTRUに示すためのLIPA−allowed−nonmemberフラグおよびSIPTO−allowed nonmemberフラグのうちの少なくとも1つを含むシステム情報ブロック(SIB)を受信するように構成されている受信機であり、WTRUは、LHNリストからユーザによって選択されたLHNアイデンティティーを使用してセルにキャンプすることを試みる、受信機と
を含むことを特徴とするWTRU。
39.ローカルゲートウェイ(L−GW)から第1のHome Node B(HNB)を介してサービスを受信するように構成されている受信機であり、第1のHNBは、ローカルHNBネットワーク(LHN)に属している、受信機と、
少なくともLHNに関連した情報を含むLHNリストを格納するように構成されているメモリとを含み、
受信機は、第2のHNBおよびLHNに関連した情報を含むメッセージを受信するように構成されており、第2のHNBは、LHNに属しており、第2のHNBは、L−GWと通信するように構成されている、
ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)であって、
少なくともLHNリストおよび受信されたメッセージに基づいて第2のHNBへのハンドオーバを実行するように構成されているプロセッサを含み、
受信機は、L−GWから第2のHNBを介してサービスを受信するように構成されている
ことを特徴とするワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)。
40.ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)において使用するための方法であって、
LHNを識別するローカルHome Node Bネットワーク(LHN)ID、および
LHNがLIPAサービスをサポートしているかどうかを示すローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)表示
を含むメッセージを受信するステップと、
LHN IDが、WTRU内に格納されている許可済みLHNのリスト内に含まれており、LIPA表示が、LHNがLIPAサービスをサポートしていることを示しているという条件で、LHNに属しているセルへの選択を行うステップと、
LIPAサービスを含むサービスをセルから受信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
上記では特徴および要素が特定の組合せで説明されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素のうちの任意のものとの組合せで使用されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書に記載されている実施形態は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されることが可能である。コンピュータ可読メディアの例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して伝送される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、磁気メディア(たとえば、内蔵ハードディスクまたは取り外し可能ディスク)、光磁気メディア、および、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学メディアを含むが、それらには限定されない。ソフトウェアと関連付けられているプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、Node−B、eNB、HNB、HeNB、AP、RNC、ワイヤレスルータ、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するために使用されることが可能である。WTRUおよび/またはユーザに関して例が記載されているが、WTRUまたはユーザのいずれかが、それらの例に記載されている特徴または要素を実行することができるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。