JP2019220850A - 端末装置、基地局装置、方法、および、集積回路 - Google Patents

端末装置、基地局装置、方法、および、集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に通信を行うことができる端末装置、基地局装置、方法および集積回路に関する技術を提供すること。【解決手段】端末装置が、DCCHで送信される第1の設定情報と、BCCHで送信される第2の設定情報とを受信し、前記第1の設定情報は、UE特有のパラメータを含む第1のパラメータセットと、セル特有のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、第1のパラメータセットを保持している場合にはそれを物理レイヤに提供し、第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、方法、および、集積回路に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution(LTE:登録商標)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access:EUTRA」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation
Partnership Project:3GPP)において検討されている。また、3GPPにおいて、第5世代のセルラーシステムに向けた無線アクセス方式および無線ネットワーク技術として、LTEの拡張技術であるLTE−Advanced Proおよび新しい無線アクセス技術であるNR(New Radio technology)の技術検討及び規格策定が行われている(非特許文献1)。
第5世代のセルラーシステムでは、高速・大容量伝送を実現するeMBB(enhanced Mobile BroadBand)、低遅延・高信頼通信を実現するURLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)、IoT(Internet of Things)などマシン型デバイスが多数接続するmMTC(massive Machine Type Communication)の3つがサービスの想定シナリオとして要求されている。
RP−161214,NTT DOCOMO,"Revision of SI: Study on New Radio Access Technology",2016年6月 3GPP R2−1809239 http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_102/Docs/R2−1809239.zip 3GPP R2−1807957 http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_93/Docs/R1−1807957.zip
NRでは、様々なパラメータがユニキャストおよびブロードキャストで端末装置に通知される仕組みが検討されているが、現在検討されているメッセージ構造(非特許文献2)では、ブロードキャストで提供されるデータの更新時に端末装置が適切なパラメータ設定を行えず基地局装置との効率的な通信が行えない場合があるという課題があった。
本発明の一態様は、上記した事情に鑑みてなされたもので、基地局装置との通信を効率的に行うことができる端末装置、該端末装置と通信する基地局装置、該端末装置に用いられる方法、該基地局装置に用いられる方法、該端末装置に実装される集積回路、該基地局装置に実装される集積回路を提供することを目的の1つとする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の一態様は、以下のような手段を講じた。
すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する受信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をする判定部とを備える。
(2)また、本発明の第2の様態は、基地局装置であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する送信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす判定部とを備える。
(3)また、本発明の第3の様態は、端末装置に適用される方法であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をするステップとを少なくとも含む。
(4)また、本発明の第4の様態は、基地局装置に適用される方法であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセ
ットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなすステップとを少なくとも含む。
(5)また、本発明の第5の様態は、端末装置に実装される集積回路であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をする機能とを前記端末装置に対して発揮させる。
(6)また、本発明の第6の様態は、基地局装置に実装される集積回路であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす機能とを前記基地局装置に対して発揮させる。
本発明の一態様によれば、端末装置および基地局装置は、効率的に通信を行うことができる。
本実施形態の無線通信システムの概念図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る基地局装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る下りリンクスロットの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るサブフレ−ム、スロット、ミニスロットの時間領域における関係を示した図である。 本発明の実施形態に係るスロットまたはサブフレ−ムの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るRRC再設定メッセージの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るRRC再設定メッセージに含まれる情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るRRC再設定メッセージに含まれる情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るRRC再設定メッセージに含まれる情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るSIB1に含まれる情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るSS/PBCHブロックが送信される時間位置を示すビットマップ構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の無線通信システム、および無線ネットワークについて説明する。
LTE(およびLTE−A Pro)とNRは、異なるRATとして定義されてよい。また、NRとDual connectivityで接続可能なLTEは、例えばeLTEとして、従来のLTEと区別されてもよい。本実施形態はNR、LTEおよび他のRATに適用されてよい。以下の説明では、LTEおよびNRに関連する用語を用いて説明するが、他の用語を用いる他の技術において適用されてもよい。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置2および基地局装置3を具備する。
端末装置2は、ユーザ端末、移動局装置、通信端末、移動機、端末、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)とも称される。基地局装置3は、無線基地局装置、基地局、無線基地局、固定局、NB(Node B)、eNB(evolved Node B)、BTS(Base Transceiver Station)、BS(Base Station)、NR NB(NR Node B)、NNB、TRP(Transmission and Reception Point)、gNBとも称される。基地局装置3は、コアネットワーク装置を含んでも良い。また、基地局装置3は、1または複数の送受信点4(transmission reception point:TRP)を具備してもよい。基地局装置3は、基地局装置3によって制御される通信可能範囲(通信エリア)を1つまたは複数のセルとして端末装置2をサーブしてもよい。基地局装置3は、コアネットワーク装置を含んでもよい。また、基地局装置3は、1または複数の送受信点4によって制御される通信可能範囲(通信エリア)を1つまたは複数のセルとして端末装置2をサーブしてもよい。また、NRでは1つのセルを複数の部分領域(Beamed area、またはBeamed cellとも称する)にわけ、それぞれの部分領域において端末装置2をサーブしてもよい。ここで、部分領域は、ビ−ムフォーミングで使用されるビ−ムのインデックス、クワジコロケ−ションのインデックス、後述するフレーム内(またはフレームの半分の時間長であるハーフフレーム)における時間位置を示すインデックス、あるいはプリコ−ディングのインデックスに基づいて識別されてもよい。
基地局装置3がカバーする通信エリアは周波数毎にそれぞれ異なる広さ、異なる形状であっても良い。また、カバーするエリアが周波数毎に異なっていてもよい。また、基地局装置3の種別やセル半径の大きさが異なるセルが、同一の周波数または異なる周波数に混在して1つの通信システムを形成している無線ネットワークのことを、ヘテロジニアスネットワークと称する。
基地局装置3から端末装置2への無線通信リンクを下りリンクと称する。端末装置2から基地局装置3への無線通信リンクを上りリンクと称する。端末装置2から他の端末装置2への直接無線通信リンクをサイドリンクと称する。
図1において、端末装置2と基地局装置3の間の無線通信および/または端末装置2と他の端末装置2の間の無線通信では、サイクリックプレフィックス(CP: Cyclic Prefix)を含む直交周波数分割多重(OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、シングルキャリア周波数多重(SC−FDM: Single−Carrier Frequency Division Multiplexing)、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT−S−OFDM: Discrete Fourier Transform Spread OFDM)、マルチキャリア符号分割多重(MC−CDM: Multi−Carrier Code Division Multiplexing)が用いられてもよい。
また、図1において、端末装置2と基地局装置3の間の無線通信および/または端末装置2と他の端末装置2の間の無線通信では、ユニバーサルフィルタマルチキャリア(UFMC: Universal−Filtered Multi−Carrier)、フィルタOFDM(F−OFDM: Filtered OFDM)、窓関数が乗算されたOFDM(Windowed OFDM)、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC: Filter−Bank Multi−Carrier)が用いられてもよい。
なお、本実施形態ではOFDMを伝送方式としてOFDMシンボルで説明するが、上述の他の伝送方式の場合を用いた場合も本発明に含まれる。例えば、本実施形態におけるOFDMシンボルはSC−FDMシンボル(SC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルと称される場合もある)であってもよい。
また、図1において、端末装置2と基地局装置3の間の無線通信および/または端末装置2と他の端末装置2の間の無線通信では、CPを用いない、あるいはCPの代わりにゼロパディングをした上述の伝送方式が用いられてもよい。また、CPやゼロパディングは前方と後方の両方に付加されてもよい。
端末装置2は、セルの中を通信エリアとみなして動作する。端末装置2は、非無線接続時(アイドル状態、RRC_IDLE状態とも称する)において、セル再選択手順によって別の適切なセルへ移動してもよい。端末装置2は、無線接続時(コネクティッド状態、RRC_CONNECTED状態とも称する)において、ハンドオ−バ手順によって別のセルへ移動してもよい。適切なセルとは、一般的に、基地局装置3から示される情報に基づいて端末装置2のアクセスが禁止されていないと判断されるセルであって、かつ、下りリンクの受信品質が所定の条件を満たすセルのことを示す。また、端末装置2は、不活動状態(インアクティブ状態、RRC_INACTIVE状態とも称する)において、セル再選択手順によって別の適切なセルへ移動してもよい。端末装置2は、不活動状態において、ハンドオ−バ手順によって別のセルへ移動してもよい。
端末装置2がある基地局装置3と通信可能であるとき、その基地局装置3のセルのうち、端末装置2との通信に使用されるように設定されているセルを在圏セル(Serving cell、サービングセル)と称して、その他の通信に使用されないセルは周辺セル(Neighboring cell)と称してよい。また、サービングセルにおいて必要となるシステム情報の一部あるいは全部は、端末装置2に対して、別のセルで報知または通知される場合もある。
本実施形態では、端末装置2に対して1つまたは複数のサービングセルが設定される。複数のサービングセルが端末装置2に対して設定された場合、設定された複数のサービングセルは、1つのプライマリセルと1つまたは複数のセカンダリセルとを含んでよい。プライマリセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re−establishment)プロシージャを開始したサービングセル、または、ハンドオ−バプロシージャにおいてプライマリセルと指示されたセルでもよい。RRC(Radio Resource Control)接続が確立された時点、または、RRC接続が確立された後に、1つまたは複数のセカンダリセルが設定されてもよい。また、プライマリセル(PCell)を含む1つまたは複数のサービングセルで構成されるセルグループ(マスターセルグループ(MCG)とも称する)と、プライマリセルを含まず、少なくともランダムアクセス手順が実施可能であり非活性状態とならないプライマリセカンダリセル(PSCell)を含む1つまたは複数のサービングセルで構成される1つまたは複数のセルグループ(セカンダリセルグループ(SCG)とも称する)とが端末装置2に対して設定されてもよい。マスターセルグループは1つのプライマリセルと0個以上のセカンダリセルで構成される。セカンダリセルグループは1つのプライマリセカンダリセルと0個以上のセカンダリセルで構成される。また、MCGとSCGの何れかはLTEのセルで構成されるセルグループであってもよい。MCGとSCGが異なるノードと関連付けられたセルグループである場合、MCGに関連付けられるノードをマスターノード(MN)、SCGに関連付けられるノードをセカンダリノード(SN)と称してもよい。マスターノードとセカンダリノードは、必ずしも物理的に異なるノード(基地局装置3)である必要はなく、同一の基地局装置3が兼ねてもよい。また、マスターノードとセカンダリノードが、同一のノード(基地局装置3)であるか異なるノード(基地局装置3)であるかを端末装置2は識別しなくてもよい。
本実施形態の無線通信システムは、TDD(Time Division Duplex)および/またはFDD(Frequency Division Duplex)が適用されてよい。複数のセルの全てに対してTDD(Time Division Duplex)方式またはFDD(Frequency Division Duplex)方式が適用されてもよい。また、TDD方式が適用されるセルとFDD方式が適用されるセルが集約されてもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを下りリンクコンポーネントキャリア(あるいは下りリンクキャリア)と称する。上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを上りリンクコンポーネントキャリア(あるいは上りリンクキャリア)と称する。サイドリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアをサイドリンクコンポーネントキャリア(あるいはサイドリンクキャリア)と称する。下りリンクコンポーネントキャリア、上りリンクコンポーネントキャリア、および/またはサイドリンクコンポーネントキャリアを総称してコンポーネントキャリア(あるいはキャリア)と称する。
本実施形態の物理チャネルおよび物理信号について説明する。ただし、下りリンク物理チャネルおよび/または下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号と称してもよい
。上りリンク物理チャネルおよび/または上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号と称してもよい。下りリンク物理チャネルおよび/または上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルと称してもよい。下りリンク物理信号および/または上りリンク物理信号を総称して、物理信号と称してもよい。
図1において、端末装置2と基地局装置3の下りリンク無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast CHannel)
・PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)
PBCHは、端末装置2が必要とする重要なシステム情報(Essential information)を含む重要情報ブロック(MIB:Master Information Block、EIB:Essential Information Block)を基地局装置3が報知するために用いられる。ここで、1つまたは複数の重要情報ブロックは、重要情報メッセージとして送信されてもよい。例えば、重要情報ブロックにはフレーム番号(SFN:System Frame Number)の一部あるいは全部を示す情報(例えば、複数のフレームで構成されるスーパーフレーム内における位置に関する情報)が含まれてもよい。例えば、無線フレーム(10ms)は、1msのサブフレームの10個で構成され、無線フレームは、フレーム番号で識別される。フレーム番号は、1024で0に戻る(Wrap around)。また、セル内の領域ごとに異なる重要情報ブロックが送信される場合には領域を識別できる情報(例えば、領域を構成する基地局送信ビームの識別子情報)が含まれてもよい。ここで、基地局送信ビームの識別子情報は、基地局送信ビーム(プリコーディング)のインデックスを用いて示されてもよい。また、セル内の領域ごとに異なる重要情報ブロック(重要情報メッセージ)が送信される場合にはフレーム内の時間位置(例えば、当該重要情報ブロック(重要情報メッセージ)が含まれるサブフレーム番号)を識別できる情報が含まれてもよい。すなわち、異なる基地局送信ビームのインデックスが用いられた重要情報ブロック(重要情報メッセージ)の送信のそれぞれが行われるサブフレーム番号のそれぞれを決定するための情報が含まれてもよい。例えば、重要情報には、セルへの接続やモビリティのために必要な情報が含まれてもよい。また、重要情報メッセージはシステム情報メッセージの一部であってもよい。また、重要情報メッセージの一部あるいは全部が、最少システム情報(Minimum
SI)と称されてもよい。あるセルにおける有効な最少システム情報のすべてが取得できない場合に、端末装置2は、そのセルをアクセスが禁止されたセル(Barred Cell)とみなしてもよい。また、最少システム情報の一部のみがPBCHで報知され、残りの最少システム情報が後述するPDSCHで送信されてもよい。また、システム情報は複数のブロックに分けられてよい。例えば、セルへのアクセスに必要な情報がSIB(システム情報ブロック)1に含まれてよい。また、例えば、セル再選択に必要な情報がSIB2、SIB3、SIB4に含まれてよい。その他複数のSIBが用意されてよい。また、1つまたは複数のSIBで1つのシステム情報メッセージが構成されてもよい。それぞれのシステム情報メッセージは異なる時間周期で送信されてもよい。それぞれのシステム情報メッセージの送信スケジュールの情報がSIB1に含まれてよい。
また、PBCHは、PBCHと、後述するPSSとSSSとを含んで構成されるブロック(SS/PBCHブロックとも称する)の周期内の時間インデックスを報知するために用いられてよい。ここで、時間インデックスは、セル内の同期信号およびPBCHのインデックスを示す情報である。例えば、3つの送信ビーム(送信フィルタ設定、受信空間パ
ラメータに関する擬似同位置(QCL:Quasi Co−Location)、または空間ドメイン送信フィルタと称される場合もある)の想定を用いてSS/PBCHブロックを送信する場合、予め定められた周期内または設定された周期内の時間順を示してよい。また、端末装置は、時間インデックスの違いを送信ビームの違いと認識してもよい。
PDCCHは、下りリンクの無線通信(基地局装置3から端末装置2への無線通信)において、下りリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)を送信するために用いられる。ここで、下りリンク制御情報の送信に対して、1つまたは複数のDCI(DCIフォーマットと称してもよい)が定義される。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIとして定義され、情報ビットへマップされる。
例えば、DCIとして、スケジューリングされたPDSCHに対するHARQ−ACKを送信するタイミング(例えば、PDSCHに含まれる最後のシンボルからHARQ−ACK送信までのシンボル数)示す情報を含むDCIが定義されてもよい。
例えば、DCIとして、1つのセルにおける1つの下りリンクの無線通信PDSCH(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングのために用いられるDCIが定義されてもよい。
例えば、DCIとして、1つのセルにおける1つの上りリンクの無線通信PUSCH(1つの上りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングのために用いられるDCIが定義されてもよい。
ここで、DCIには、PDSCHあるいはPUSCHのスケジューリングに関する情報が含まれる。ここで、下りリンクに対するDCIを、下りリンクグラント(downlink grant)、または、下りリンクアサインメント(downlink assignment)とも称する。ここで、上りリンクに対するDCIを、上りリンクグラント(uplink grant)、または、上りリンクアサインメント(Uplink assignment)とも称する。
PDSCHは、媒介アクセス(MAC:Medium Access Control)からの下りリンクデータ(DL−SCH:Downlink Shared CHannel)の送信に用いられる。また、システム情報(SI:System Information)やランダムアクセス応答(RAR:Random Access Response)などの送信にも用いられる。
ここで、基地局装置3と端末装置2は、上位層(higher layer)において信号をやり取り(送受信)する。例えば、基地局装置3と端末装置2は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層において、RRCシグナリング(RRC message:Radio Resource Control message、RRC information:Radio Resource C
ontrol informationとも称される)を送受信してもよい。また、基地局装置3と端末装置2は、MAC(Medium Access Control)層において、MACコントロールエレメントを送受信してもよい。ここで、RRCシグナリング、および/または、MACコントロールエレメントを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。ここでの上位層は、物理層から見た上位層を意味するため、MAC層、RRC層、RLC層、PDCP層、NAS層などの1つまたは複数を含んでもよい。例えば、MAC層の処理において上位層とは、RRC層、RLC層、PDCP層、NAS層などの1つまたは複数を含んでもよい。
PDSCHは、RRCシグナリング、および、MACコントロールエレメントを送信するために用いられてもよい。ここで、基地局装置3から送信されるRRCシグナリングは、セル内における複数の端末装置2に対して共通のシグナリングであってもよい。また、基地局装置3から送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置2に対して専用のシグナリング(dedicated signalingとも称する)であってもよい。すなわち、端末装置固有(UEスペシフィック)な情報は、ある端末装置2に対して専用のシグナリングを用いて送信されてもよい。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられてもよい。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re−establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、およびPUSCH(UL−SCH)リソースの要求を示すために用いられてもよい。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理信号が用いられる。ここで、下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・同期信号(Synchronization signal:SS)
・参照信号(Reference Signal:RS)
同期信号は、端末装置2が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。同期信号は、プライマリ同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal)およびセカンダリ同期信号(Second Synchronization Signal)を含んでよい。また、同期信号は、端末装置2がセル識別子(セルID:Cell Identifier、PCI:Physical Cell Identifierとも称する)を特定するために用いられてもよい。また、同期信号は、下りリンクビームフォーミングにおいて基地局装置3が用いる基地局送信ビームおよび/または端末装置2が用いる端末受信ビームの選択/識別/決定に用いられてよい。すなわち、同期信号は、基地局装置3によって下りリンク信号に対して適用された基地局送信ビームのインデックスを、端末装置2が選択/識別/決定するために用いられてもよい。NRにおいて用いられる同期信号、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号をそれぞれSS、PSS、SSSと称してもよい。また、同期信号は、セルの品質を測定するために用いられてもよい。例えば同期信号の受信電力(SS−RSRPまたは参照信号受信電力と同様にRSRPと称してもよい)や受信品質(SS−RSRQまたは参照信号受信品質と同様にRSRQと称してもよい)が測定に用いられてよい。また、同期信号は、一部の下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられてもよい。
下りリンクの参照信号(以下、本実施形態では単に参照信号とも記載する)は、用途等に基づいて複数の参照信号に分類されてよい。例えば、参照信号には以下の参照信号の1つまたは複数が用いられてよい。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)
・PTRS(Phase Tracking Reference Signal)
・MRS(Mobility Reference Signal)
DMRSは、受信した変調信号の復調時の伝搬路補償に用いられてよい。DMRSは、PDSCHの復調用、PDCCHの復調用、および/またはPBCHの復調用のDMRSを総じてDMRSと称してもよいし、それぞれ個別に定義されてもよい。
CSI−RSは、チャネル状態測定に用いられてよい。PTRSは、端末の移動等により位相をトラックするために使用されてよい。MRSは、ハンドオーバのための複数の基地局装置からの受信品質を測定するために使用されてよい。
また、参照信号には、位相雑音を補償するための参照信号が定義されてもよい。
ただし、上記複数の参照信号の少なくとも一部は、他の参照信号がその機能を有してもよい。
また、上記複数の参照信号の少なくとも1つ、あるいはその他の参照信号が、セルに対して個別に設定されるセル固有参照信号(CRS:Cell−specific reference signal)、基地局装置3あるいは送受信点4が用いる送信ビーム毎のビーム固有参照信号(BRS:Beam−specific reference signal)、および/または、端末装置2に対して個別に設定される端末固有参照信号(URS:UE−specific reference signal)として定義されてもよい。
また、参照信号の少なくとも1つは、無線パラメータやサブキャリア間隔などのヌメロロジーやFFTの窓同期などができる程度の細かい同期(Fine synchronization)に用いられてよい。
また、参照信号の少なくとも1つは、無線リソース測定(RRM:Radio Resource Measurement)に用いられてよい。また、参照信号の少なくとも1つは、ビームマネジメントに用いられてよい。無線リソース測定のことを以下では単に測定とも称する。
また、参照信号の少なくとも1つに、同期信号が含まれてもよい。
図1において、端末装置2と基地局装置3の上りリンク無線通信(端末装置2から基地局装置3の無線通信)では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)
・PRACH(Physical Random Access CHannel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)を送信するために用いられる。ここで、上りリンク制御情報には、下りリンクのチャネルの状態を示すために用いられるチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)が含まれてもよい。また、上りリンク制御情報には、UL−SCHリソースを要求するために用いられるスケジューリング要求(SR:Scheduling Request)が含まれてもよい。また、上りリンク制御情報には、HARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)が含まれてもよい。HARQ−ACKは、下りリンクデータ(Transport block,MAC PDU:Medium Access Control Protocol Data Unit,DL−S
CH:Downlink−Shared Channel)に対するHARQ−ACKを示してもよい。
PUSCHは、媒介アクセス(MAC:Medium Access Control)からの上りリンクデータ(UL−SCH:Uplink Shared CHannel)の送信に用いられる。また、上りリンクデータと共にHARQ−ACKおよび/またはCSIを送信するために用いられてもよい。また、CSIのみ、または、HARQ−ACKおよびCSIのみを送信するために用いられてもよい。すなわち、UCIのみを送信するために用いられてもよい。
PUSCHは、RRCシグナリング、および、MACコントロールエレメントを送信するために用いられてもよい。ここで、PUSCHは、上りリンクに置いてUEの能力(UE Capability)の送信に用いられてもよい。
なお、PDCCHとPUCCHには同一の呼称(例えばPCCH)および同一のチャネル定義が用いられてもよいし。PDSCHとPUSCHには同一の呼称(例えばPSCH)および同一のチャネル定義が用いられてもよい。
BCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(TB:transport block)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)デ−タの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコ−ドワードにマップされ、コ−ドワード毎に符号化処理が行なわれる。
本実施形態の無線プロトコル構造について説明する。
本実施形態では、端末装置2及び基地局装置3のユーザデータを扱うプロトコルスタックをユーザプレーン(UP(User−plane、U−Plane))プロトコルスタック、制御デ−タを扱うプロトコルスタックを制御プレ−ン(CP(Control−plane、C−Plane))プロトコルスタックと称する。
物理層(Physical layer:PHY層)は、物理チャネル(Physical Channel)を利用して上位層に伝送サービスを提供する。PHY層は、上位の媒体アクセス制御層(MAC層)とトランスポートチャネルで接続される。トランスポートチャネルを介して、MAC層とPHY層とレイヤ(layer)間でデ−タが移動する。端末装置2と基地局装置3のPHY層間において、物理チャネルを介してデ−タの送受信が行われる。
MAC層は、多様な論理チャネルを多様なトランスポートチャネルにマッピングする。MAC層は、上位の無線リンク制御層(RLC層:Radio Link Control layer)とは論理チャネルで接続される。論理チャネルは、伝送される情報の種類によって大きく分けられ、制御情報を伝送する制御チャネルとユ−ザ情報を伝送するトラフィックチャネルに分けられる。
論理チャネルの制御チャネルには、下りリンクのシステム制御情報の報知に用いられるBCCH(Broadcast Control Channel)、下りリンクのページング情報とシステム情報変更ノーティフィケーションを転送するために用いられるPC
CH(Paging Control Channel)、RRC接続されていない状態の端末装置2と基地局装置3との間で制御情報を送信するために用いられるCCCH(Common Control Channel)、RRC接続されている状態の端末装置2と基地局装置3との間で双方向に制御情報を送信するために用いられるDCCH(Dedicated Control Channel)などが含まれる。
また、MAC層は、間欠受信(DRX)および間欠送信(DTX)を行うためにPHY層の制御を行う機能、ランダムアクセス手順を実行する機能、送信電力の情報を通知する機能、HARQ制御を行う機能などを持つ。
RLC層は、上位層から受信したデ−タを分割(Segmentation)し、下位層が適切にデ−タ送信できるようにデ−タサイズを調節する。また、RLC層は、各デ−タが要求するQoS(Quality of Service)を保証するための機能も持つ。すなわち、RLC層は、デ−タの再送制御等の機能を持つ。
パケットデータコンバージェンスプロトコル層(PDCP層:Packet Data
Convergence Protocol layer)は、ユーザデータであるIPパケットを無線区間で効率的に伝送するために、不要な制御情報の圧縮を行うヘッダ圧縮機能を持ってもよい。また、PDCP層は、デ−タの暗号化の機能も持ってもよい。
サービスデータアダプテーションプロトコル層(SDAP層:Service Data Adaptation Protocol layer)は、QoSフローと後述するDRBの間のマッピング機能を持ってもよい。また、SDAP層は、下りリンクパケットと上りリンクパケットの両方のQoSフロー識別子(QFI:QoS Flow ID)をマーキングする機能を持ってもよい。SDAPの単一のプロトコルエンティティは、二つのエンティティが設定されうるデュアルコネクティビティを除き、各々個別のPDUセッションに対して設定されてよい。
さらに、制御プレ−ンプロトコルスタックには、無線リソース制御層(RRC層:Radio Resource Control layer)がある。RRC層は、無線ベアラ(RB:Radio Bearer)の設定・再設定を行い、論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルの制御を行う。RBは、シグナリグ無線ベアラ(SRB:Signaling Radio Bearer)とデ−タ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)とに分けられてもよく、SRBは、制御情報であるRRCメッセージを送信する経路として利用されてもよい。DRBは、ユーザデータを送信する経路として利用されてもよい。基地局装置3と端末装置2のRRC層間で各RBの設定が行われてもよい。
SRBはRRCメッセージとNASメッセージを送信するために用いられる無線ベアラとして定義される。さらに、SRBは、CCCH論理チャネルを用いるRRCメッセージのためのSRB(SRB0)、DCCH論理チャネルを用いるRRCメッセージとSRB2の確立よりも前に送信されるNASメッセージのためのSRB(SRB1)、DCCH論理チャネルを用いるNASメッセージと記録された測定情報(Logged measurement information)などを含むRRCメッセージのためのSRB(SRB2)、が定義されてよい。また、それ以外のSRBが定義されてよい。
MR−DCにおいて、端末装置2は、マスターノードのRRCとコアネットワークとの単一のC−plane接続に基づく1つのRRC状態(例えば、接続状態(RRC_CONNECTED)、アイドル状態(RRC_IDLE)、接続時のパラメータを保持したアイドル状態(RRC_INACTIVE)など)を持ってよい。また、MR−DCにお
いて、各ノード(マスターノードおよびセカンダリノード)は端末装置2に対して送られるRRC PDUを生成可能なノード自身のRRCエンティティ(無線リソース制御エンティティ、または無線制御エンティティとも称する)を持ってもよい。
MCG SRBは、マスターノードと端末装置2の間における直接のSRBであり、端末装置2がマスターノードとの間のRRC PDU(Protocol Data Unit)を直接マスターノードと送受信するために使用されるSRBである。MCG Split SRBは、マスターノードと端末装置2との間のSRBであり、端末装置2がマスターノードとの間のRRC PDU(Protocol Data Unit)をマスターノードとの直接のパスとセカンダリノード経由のパスで送受信するために使用されるSRBであるが、PDCPが、MCG側に配置されるので、本明細書では、MCG SRBとして説明する。すなわち、“MCG SRB“は、“MCG SRBおよび/またはMCG Split SRB“と置き換えてもよい。
SCG SRBは、セカンダリノードと端末装置2の間における直接のSRBであり、端末装置2がセカンダリノードとの間のRRC PDUを直接セカンダリノードと送受信するために使用されるSRBである。SCG Split SRBは、セカンダリノードと端末装置2との間のSRBであり、端末装置2がセカンダリノードとの間のRRC PDU(Protocol Data Unit)をマスターノード経由のパスとセカンダリノードとの直接のパスで送受信するために使用されるSRBであるが、PDCPが、SCG側に配置されるので、本明細書では、SCG SRBとして説明する。すなわち、“SCG SRB“は、“SCG SRBおよび/またはSCG Split SRB“と置き換えてもよい。また、EN−DCでは、MCG SRBとSCG SRBとMCG Split SRBだけが用いられてもよい。EN−DCでは、SCG Split SRBが用いられなくてもよい。
また、セカンダリノードとの間のRRC PDUが、マスターノードとの間のRRC PDUに含まれて送られてもよい。例えば、セカンダリノードとの間のRRC PDUが、(例えばマスターノードがマスターノード自身に対するRRCメッセージとして解釈されないデータとして)マスターノードとの間のRRC PDUに含まれてマスターノードに送信され、マスターノードは透過的に(何も変更を加えずに)そのデータをセカンダリノードに渡してもよい。また、セカンダリノードで生成されたRRC PDUがマスターノード経由で端末装置2に転送されてもよい。マスターノードは、常にセカンダリノードの最初のRRC設定をMCG SRBで端末装置2に送るようにしてもよい。
また、MCG SRBにはSRB0とSRB1とSRB2とが用意されてよい。また、SCG SRBにはMCG SRBのSRB1および/またはSRB2に相当するSRB3が用意されてよい。SRB0はMCG Split SRBではサポートされないようにしてもよい。
SCG SRBでは、NASメッセージを送ることができないようにしてもよい。SCG SRBでは、特定のRRCメッセージ(例えばRRC接続再設定メッセージの一部あるいは全部と測定に関するメッセージ(測定報告メッセージなど)のみ)だけを送ることができるようにしてもよい。また、SCG SRBは、マスターノードとのコーディネーションが不要なセカンダリノードのRRC設定(および/またはRRC再設定)のためだけに用いられてもよい。
なお、PHY層は一般的に知られる開放型システム間相互接続(Open Systems Interconnection:OSI)モデルの階層構造の中で第一層の物理層に対応し、MAC層、RLC層及びPDCP層はOSIモデルの第二層であるデ−タリ
ンク層に対応し、RRC層はOSIモデルの第三層であるネットワーク層に対応する。
上記のMAC層、RLC層、PDCP層及びSDAP層の機能分類は一例であり、各機能の一部あるいは全部が実装されなくてもよい。また、各層の機能の一部あるいは全部が他の層に含まれてもよい。例えば、物理層から見れば、MAC層のコントロ−ルエレメント、およびRRCシグナリングは、上位層の信号である。例えば、MAC層から見れば、RRCシグナリングは、上位層の信号である。RRC層から見れば、MAC層および物理層は、下位層である。また、RRC層から見て、PDCP層およびRLC層も下位層である。RRC層から見て、例えばNAS層は、上層も称する。
また、ネットワークと端末装置2との間で用いられるシグナリングプロトコルは、アクセス層(AS:Access Stratum)プロトコルと非アクセス層(NAS:Non−Access Stratum)プロトコルとに分割される。例えば、RRC層以下のプロトコルは、端末装置2と基地局装置3との間で用いられるアクセス層プロトコルである。また、端末装置2の接続管理(CM:Connection Management)やモビリティ管理(MM:Mobility Management)などのプロトコルは非アクセス層プロトコルであり、端末装置2とコアネットワーク(CN)との間で用いられる。例えば、端末装置2とモバイル管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)との間で、非アクセス層プロトコルを用いた通信が、基地局装置3を介して透過的に行われる。
以下、サブフレ−ムについて説明する。本実施形態ではサブフレ−ムと称するが、リソースユニット、無線フレ−ム、時間区間、時間間隔などと称されてもよい。また、1つまたは複数のサブフレ−ムが1つの無線フレ−ムを構成してもよい。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る上りリンクおよび下りリンクスロットの概略構成の一例を示す図である。無線フレームのそれぞれは、10ms長である。また、無線フレームのそれぞれは10個のサブフレームおよびW個のスロットから構成される。また、1スロットは、X個のOFDMシンボルで構成される。つまり、1サブフレームの長さは1msである。スロットのそれぞれは、サブキャリア間隔によって時間長が定義される。例えば、OFDMシンボルのサブキャリア間隔が15kHz、NCP(Normal Cyclic Prefix)の場合、X=7あるいはX=14であり、それぞれ0.5msおよび1msである。また、サブキャリア間隔が60kHzの場合は、X=7あるいはX=14であり、それぞれ0.125msおよび0.25msである。また、例えば、X=14の場合、サブキャリア間隔が15kHzの場合はW=10であり、サブキャリア間隔が60kHzの場合はW=40である。図4は、X=7の場合を一例として示している。なお、X=14の場合にも同様に拡張できる。また、上りリンクスロットも同様に定義され、下りリンクスロットと上りリンクスロットは別々に定義されてもよい。また、図4のセルの帯域幅は帯域の一部(BWPであってよい)として定義されてもよい。また、スロットは、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と定義されてもよい。スロットは、TTIとして定義されなくてもよい。TTIは、トランスポートブロックの送信期間であってもよい。
スロットのそれぞれにおいて送信される信号または物理チャネルは、リソースグリッドによって表現されてよい。リソースグリッドは、複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルによって定義される。1つのスロットを構成するサブキャリアの数は、セルの下り
リンクおよび上りリンクの帯域幅にそれぞれ依存する。リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。リソースエレメントは、サブキャリアの番号とOFDMシンボルの番号とを用いて識別されてよい。
リソースグリッドは、ある物理下りリンクチャネル(PDSCHなど)あるいは上りリンクチャネル(PUSCHなど)のリソースエレメントのマッピングを表現するために用いられる。例えば、サブキャリア間隔が15kHzの場合、サブフレームに含まれるOFDMシンボル数X=14で、NCPの場合には、1つの物理リソースブロックは、時間領域において14個の連続するOFDMシンボルと周波数領域において12*Nmax個の連続するサブキャリアとから定義される。Nmaxは、後述するサブキャリア間隔設定μにより決定されるリソースブロックの最大数である。つまり、リソースグリッドは、(14*12*Nmax,μ)個のリソースエレメントから構成される。ECP(Extended CP)の場合、サブキャリア間隔60kHzにおいてのみサポートされるので、1つの物理リソースブロックは、例えば、時間領域において12(1スロットに含まれるOFDMシンボル数)*4(1サブフレームに含まれるスロット数)=48個の連続するOFDMシンボルと、周波数領域において12*Nmax,μ個の連続するサブキャリアとにより定義される。つまり、リソースグリッドは、(48*12*Nmax,μ)個のリソースエレメントから構成される。
リソースブロックとして、共通リソースブロック、物理リソースブロック、仮想リソースブロックが定義される。1リソースブロックは、周波数領域で連続する12サブキャリアとして定義される。共通リソースブロックインデックス0におけるサブキャリアインデックス0は、参照ポイントと称されてよい(ポイントA”と称されてもよい)。共通リソースブロックは、参照ポイントAから各サブキャリア間隔設定μにおいて0から昇順で番号が付されるリソースブロックである。上述のリソースグリッドはこの共通リソースブロックにより定義される。物理リソースブロックは、後述する帯域部分(BWP)の中に含まれる0から昇順で番号が付されたリソースブロックであり、物理リソースブロックは、帯域部分(BWP)の中に含まれる0から昇順で番号が付されたリソースブロックである。ある物理上りリンクチャネルは、まず仮想リソースブロックにマップされる。その後、仮想リソースブロックは、物理リソースブロックにマップされる。
次に、サブキャリア間隔設定μについて説明する。上述のようにNRでは、複数のOFDMヌメロロジーがサポートされる。あるBWPにおいて、サブキャリア間隔設定μ(μ=0,1,...,5)と、サイクリックプレフィックス長は、下りリンクのBWPに対して上位レイヤ(上位層)で与えられ、上りリンクのBWPにおいて上位レイヤで与えられる。ここで、μが与えられると、サブキャリア間隔Δfは、Δf=2^μ・15(kHz)で与えられる。
サブキャリア間隔設定μにおいて、スロットは、サブフレーム内で0からN^{subframe,μ}_{slot}−1に昇順に数えられ、フレーム内で0からN^{frame,μ}_{slot}−1に昇順に数えられる。スロット設定およびサイクリックプレフィックスに基づいてN^{slot}_{symb}の連続するOFDMシンボルがスロット内にある。N^{slot}_{symb}は14である。サブフレーム内のスロットn^{μ}_{s}のスタートは、同じサブフレーム内のn^{μ}_{s} N^{slot}_{symb}番目のOFDMシンボルのスタートと時間でアラインされている。
次に、サブフレーム、スロット、ミニスロットについて説明する。図5は、サブフレーム、スロット、ミニスロットの時間領域における関係を示した図である。同図のように、3種類の時間ユニットが定義される。サブフレームは、サブキャリア間隔によらず1msであり、スロットに含まれるOFDMシンボル数は7または14であり、スロット長はサブキャリア間隔により異なる。ここで、サブキャリア間隔が15kHzの場合、1サブフレームには14OFDMシンボル含まれる。下りリンクスロットはPDSCHマッピングタイプAと称されてよい。上りリンクスロットはPUSCHマッピングタイプAと称され
てよい。
ミニスロット(サブスロットと称されてもよい)は、スロットに含まれるOFDMシンボル数よりも少ないOFDMシンボルで構成される時間ユニットである。同図はミニスロットが2OFDMシンボルで構成される場合を一例として示している。ミニスロット内のOFDMシンボルは、スロットを構成するOFDMシンボルタイミングに一致してもよい。なお、スケジューリングの最小単位はスロットまたはミニスロットでよい。また、ミニスロットを割り当てることを、ノンスロットベースのスケジューリングと称してもよい。また、ミニスロットをスケジューリングされることを参照信号とデータのスタート位置の相対的な時間位置が固定であるリソースがスケジュールされたと表現されてもよい。下りリンクミニスロットはPDSCHマッピングタイプBと称されてよい。上りリンクミニスロットはPUSCHマッピングタイプBと称されてよい。
図6は、スロットフォーマットの一例を示す図である。ここでは、サブキャリア間隔15kHzにおいてスロット長が1msの場合を例として示している。同図において、Dは下りリンク、Uは上りリンクを示している。同図に示されるように、ある時間区間内(例えば、システムにおいて1つのUEに対して割り当てなければならない最小の時間区間)においては、
・下りリンクシンボル
・フレキシブルシンボル
・上りリンクシンボル
のうち1つまたは複数を含んでよい。なお、これらの割合はスロットフォーマットとして予め定められてもよい。また、スロット内に含まれる下りリンクのOFDMシンボル数またはスロット内のスタート位置および終了位置で定義されてもよい。また、スロット内に含まれる上りリンクのOFDMシンボルまたはDFT−S−OFDMシンボル数またはスロット内のスタート位置および終了位置で定義されてよい。なお、スロットをスケジューリングされることを参照信号とスロット境界の相対的な時間位置が固定であるリソースがスケジュールされたと表現されてもよい。
図6(a)は、ある時間区間(例えば、1UEに割当可能な時間リソースの最小単位、またはタイムユニットなどとも称されてよい。また、時間リソースの最小単位を複数束ねてタイムユニットと称されてもよい。)で、全て下りリンク送信に用いられている例であり、図6(b)は、最初の時間リソースで例えばPDCCHを介して上りリンクのスケジ
ュ−リングを行い、PDCCHの処理遅延及び下りから上りの切り替え時間、送信信号の生成のためのギャップを介して上りリンク信号を送信する。図6(c)は、最初の時間リソースで下りリンクのPDCCHおよび/または下りリンクのPDSCHの送信に用いられ、処理遅延及び下りから上りの切り替え時間、送信信号の生成のためのギャップを介してPUSCHまたはPUCCHの送信に用いられる。ここで、一例としては、上りリンク信号はHARQ−ACKおよび/またはCSI、すなわちUCIの送信に用いられてよい。図6(d)は、最初の時間リソースで下りリンクのPDCCHおよび/または下りリンクのPDSCHの送信に用いられ、処理遅延及び下りから上りの切り替え時間、送信信号の生成のためのギャップを介して上りリンクのPUSCHおよび/またはPUCCHの送信に用いられる。ここで、一例としては、上りリンク信号は上りリンクデ−タ、すなわちUL−SCHの送信に用いられてもよい。図6(e)は、全て上りリンク送信(上りリンクのPUSCHまたはPUCCH)に用いられている例である。
上述の下りリンクパ−ト、上りリンクパ−トは、LTEと同様複数のOFDMシンボルで構成されてよい。
本実施形態の端末装置2は、ランダムアクセス手順を開始(initiate)する前
にRRC層のメッセージを介してランダムアクセス設定のための情報(ランダムアクセス設定情報)を受信する。ランダムアクセス設定のための情報には下記の情報または下記の情報を決定/設定するための情報が含まれてよい。
・ランダムアクセスプリアンブルの送信に利用可能な1つまたは複数の時間/周波数リソース(ランダムアクセスチャネル機会(occasion)、PRACH機会、RACH機会とも称する)のセット
・1つまたは複数のランダムアクセスプリアンブルグループ
・利用可能な1つまたは複数のランダムアクセスプリアンブルあるいは前記複数のランダムアクセスプリアンブルグループにおいて利用可能な1つまたは複数のランダムアクセスプリアンブル
・ランダムアクセス応答のウィンドウサイズおよび衝突解消(Contention Resolution)タイマー(mac−ContentionResolutionTimer)
・パワーランピングステップ
・プリアンブル送信の最大回数
・プリアンブルの初期電力(目標受信電力であってよい)
・プリアンブルフォーマットに基づく電力オフセット
・パワーランピングの最大回数
・SS/PBCHブロック(関連するランダムアクセスプリアンブルおよび/またはPRACH機会であってもよい)の選択のための参照信号受信電力(RSRP)の閾値
・CSI−RS(関連するランダムアクセスプリアンブルおよび/またはPRACH機会であってもよい)の選択のための参照信号受信電力(RSRP)の閾値
・MACエンティティがランダムアクセスプリアンブルを送信するSS/PBCHブロックに割り当てられたPRACH機会を決定するための情報
・各PRACH機会にマップされるSS/PBCHブロックの数を示すパラメータ
・各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルの数
・各SS/PBCHブロックのためのランダムアクスプリアンブルグループA内のランダムアクセスプリアンブルの数
・ビーム失敗リカバリ要求のためのランダムアクスプリアンブルおよび/またはPRACH機会のセット
ただし、ランダムアクセス設定情報には、セル内で共通の情報(セル特有の情報、または共通設定情報とも称する)が含まれてもよく、端末装置毎に異なる専用(dedicated)の情報(UE特有の情報とも称する)が含まれてもよい。
ランダムアクセス設定情報の一部は、ある時間区間内の全てのSS/PBCHブロックに関連付けられてもよい。ランダムアクセス設定情報の一部は設定された1つまたは複数のCSI−RSの全てに関連付けられてもよい。ランダムアクセス設定情報の一部は1つの下りリンク送信ビーム(あるいはビームインデックス)に関連付けられてもよい。
ランダムアクセス設定情報の一部はある時間区間内の1つのSS/PBCHブロックに関連付けられてもよい。ランダムアクセス設定情報の一部は設定された1つまたは複数のCSI−RSのうちの1つに関連付けられてもよい。ランダムアクセス設定情報の一部は1つの下りリンク送信ビーム(あるいはビームインデックス)に関連付けられてもよい。1つのSS/PBCHブロック、1つのCSI−RS、および/または1つの下りリンク送信ビームに関連付けられた情報には、対応する1つのSS/PBCHブロック、1つのCSI−RS、および/または1つの下りリンク送信ビームを特定するためのインデックス情報(例えば、SSBインデックス、ビームインデックス、あるいはQCL設定インデックスであってよい)が含まれてもよい。
ただし、ある時間区間内のSS/PBCHブロック毎にランダムアクセス設定情報が設定されてもよいし、ある時間区間内の全てのSS/PBCHブロックで共通の1つのランダムアクセス設定情報が設定されてもよい。端末装置2は、下りリンク信号によって1つまたは複数のランダムアクセス設定情報を受信し、該1つまたは複数のランダムアクセス設定情報のそれぞれがSS/PBCHブロック(CSI−RSまたは下りリンク送信ビームであってもよい)に関連付けられてもよい。端末装置2は、受信した1つまたは複数のSS/PBCHブロック(CSI−RSまたは下りリンク送信ビームであってもよい)のうちの1つを選択し、選択したSS/PBCHブロックに関連付けられたランダムアクセス設定情報を用いてランダムアクセス手順を行なってもよい。
ランダムアクセスプリアンブルの送信に利用可能な1つまたは複数のPRACH機会のセットは、RRC層から提供されるパラメータprach−ConfigIndexで特定されてよい。prach−ConfigIndexで与えられるPRACH設定(物理ランダムアクセスチャネル設定)インデックスと、予め定められたテーブル(ランダムアクセスチャネル設定(PRACH config)テーブルとも称される)に従い、ランダムアクセスプリアンブルの送信に利用可能な1つまたは複数のPRACH機会のセットが特定される。ただし、特定される1つまたは複数のPRACH機会は、基地局装置3が送信する1つまたは複数のSS/PBCHブロックのそれぞれに関連付けられるPRACH機会の集合であってよい。
PRACH設定インデックスは、ランダムアクセス設定テーブルに示されるPRACH機会のセットが時間的に繰り返される周期(PRACH設定周期(物理ランダムアクセスチャネル設定周期:PRACH configuration period))、ランダムアクセスプリアンブルを送信可能なサブキャリアインデックス、リソースブロックインデックス、サブフレーム番号、スロット番号、システムフレーム番号、シンボル番号、および/または、プリアンブルのフォーマットの設定に用いられてもよい。
ただし、各PRACH機会にマップされるSS/PBCHブロックの数は、RRC層から提供されるパラメータssb−perRACH−Occasionで示されてよい。ssb−perRACH−Occasionが1より小さい値である場合は、連続する複数のPRACH機会に対して1つのSS/PBCHブロックがマップされる。
ただし、各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルの数は、RRC層から提供されるパラメータcb−preamblePerSSBで示されてよい。各PRACH機会で各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルの数は、ssb−perRACH−Occasionとcb−preamblePerSSBから算出されてよい。各PRACH機会で各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルのインデックスは、ssb−perRACH−Occasion、cb−preamblePerSSB、および、SSBインデックスから特定されてよい。
PRACH機会に対して、SSBインデックスは下記のルールでマップされてよい。
(1)1番目に、1つのPRACH機会でプリアンブルインデックスの昇順でマップされる。例えば、PRACH機会のプリアンブル数が64であり、各PRACH機会で各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルの数が32である場合に、あるPRACH機会にマップされるSSBインデックスはnとn+1となる。
(2)2番目に、周波数多重された複数のPRACH機会に対して周波数リソースインデックスの昇順でマップされる。例えば、2つのPRACH機会が周波数多重されており、周波数リソースインデックスの小さいPRACH機会にマップされるSSBインデックスがnとn+1である場合、周波数リソースインデックスの大きいPRACH機会にマップ
されるSSBインデックスはn+2とn+3となる。
(3)3番目に、PRACHスロット内で時間多重された複数のPRACH機会に対して時間リソースインデックスの昇順でマップされる。例えば、上記(2)の例に加えてPRACHスロット内で時間方向に更に2つのPRACH機会が多重されている場合、これらのPRACH機会にマップされるSSBインデックスはn+4、n+5およびn+6、n+7となる。
(4)4番目に、複数のPRACHスロットに対しインデックスの昇順でマップされる。例えば、上記(3)の例に加えて次のPRACHスロットにRACH機会が存在する場合に、マップされるSSBインデックスはn+8、n+9、…となる。ただし、上記の例において、n+xが、SSBインデックスの最大値より大きくなった場合には、SSBインデックスの値は0に戻る。
ランダムアクセス手順には、競合ベースランダムアクセス(Contention based Random Access)手順と非競合ベースランダムアクセス(Nonーcontention based Random Access、Contention Free Random Accessとも称する)手順の2つのアクセス手順がある。
競合ベースランダムアクセス手順は、端末装置2間で衝突する可能性のあるランダムアクセス手順であり、例えば、基地局装置3と接続(通信)していない状態からの初期アクセス時や基地局装置3と接続中であるが、上りリンク同期が外れている状態で移動局装置に上りリンクデータ送信が発生した場合のスケジューリングリクエストなどに用いられてよい。
非競合ベースランダムアクセス手順は、端末装置2間で衝突が発生しないランダムアクセス手順であり、例えば、基地局装置3と端末装置2が接続中であるが、上りリンクの同期が外れている場合に端末装置2と基地局装置3との間の上りリンク同期をとるために同期処理を伴うRRC再設定や端末装置2の送信タイミングが有効でない場合等に基地局装置3から指示されて端末装置2がランダムアクセス手順を行なう場合などに用いられてよい。
競合ベースランダムアクセス手順の概要を説明する。まず、端末装置2がランダムアクセスプリアンブルを基地局装置3に送信する(メッセージ1:(1))。そして、ランダムアクセスプリアンブルを受信した基地局装置3が、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答(ランダムアクセスレスポンス)を端末装置2に送信する(メッセージ2:(2))。端末装置2がランダムアクセスレスポンスに含まれているスケジューリング情報を元に上位レイヤ(Layer2/Layer3)のメッセージを送信する(メッセージ3:(3))。基地局装置3は、(3)の上位レイヤメッセージを受信できた端末装置2に衝突確認メッセージを送信する(メッセージ4:(4))。なお、競合ベースランダムアクセスをランダムプリアンブル送信とも称する。
次に、非競合ベースランダムアクセス手順の概要に説明する。まず、基地局装置3は、端末装置2に割り当てるSS/PBCHブロックのインデックスとランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示す情報をセットとして、一つまたは複数の前記セット、およびその他の情報を端末装置2に通知する(メッセージ0:(1)’)。端末装置2は、指定されたパラメータに基づきランダムアクセスプリアンブルを送信する(メッセージ1:(2)’)。そして、ランダムアクセスプリアンブルを受信した基地局装置3が、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答(ランダムアクセスレスポンス)を端末装置2に送信する(メッセージ2:(3)’)。なお、非競合ベースランダムアクセス手順を専用プリアンブル送信とも称する。
サーチスペースはPDCCH候補(PDCCH candidates)をサーチするために定義される。サーチスペースの設定情報に含まれるsearchSpaceTypeは、該サーチスペースがコモンサーチスペース(Common Search Space,CSS)であるかUE固有サーチスペース(UE−specific Search Space,USS)であるかを示す。UE固有サーチスペースは、少なくとも、端末装置2がセットしているC−RNTIの値から導き出される。すなわち、UE固有サーチスペースは、端末装置2毎に個別に導き出される。コモンサーチスペースは、複数の端末装置2の間で共通のサーチスペースであり、予め定められたインデックスのCCE(Control Channel Element)から構成される。CCEは、複数のリソースエレメントから構成される。サーチスペースの設定情報には、該サーチスペースでモニタされるDCIフォーマットの情報が含まれる。
サーチスペースの設定情報には、コントロールリソースセット(CORESET,Control resource set)の設定情報で特定されるCORESETの識別
子が含まれる。CORESETは下りリンク制御情報をサーチするための時間および周波数リソースである。CORESETの設定情報には、CORESETの識別子(ControlResourceSetId、CORESET−ID)とCORESETの周波数リソースを特定する情報が含まれる。サーチスペースの設定情報の中に含まれるCORESETの識別子で特定されるCORESETは、該サーチスペースと関連付けられる。言い換えると、該サーチスペースに関連付けられるCORESETは、該サーチスペースに含まれるCORESETの識別子で特定するCORESETである。該サーチスペースの設定情報で示されるDCIフォーマットは、関連付けられるCORESETでモニタされる。各サーチスペースは一つのCORESETに関連付けられる。例えば、ランダムアクセス手順のためのサーチスペースの設定情報はra−SearchSpaceによって設定されてもよい。即ち、ra−SearchSpaceと関連付けられるCORESETでRA−RNTIまたはTC−RNTIによってスクランブルされるCRCが付加されたDCIフォーマットがモニタされる。
端末装置2は、PDCCHをモニタリングするように設定されているそれぞれのアクティブなサービングセルに配置される、一つまたは複数のCORESETにおいて、PDCCHの候補のセットをモニタする。PDCCHの候補のセットは、一つまたは複数のサーチスペースセットに対応している。モニタリングすることは、モニタされる一つまたは複数のDCIフォーマットに応じてそれぞれのPDCCHの候補をデコードすることを意味する。端末装置2がモニタするPDCCHの候補のセットは、PDCCHサーチスペースセット(PDCCH search space sets)で定義される。一つのサーチスペースセットは、コモンサーチスペースセットまたはUE固有サーチスペースセットである。上記では、サーチスペースセットをサーチスペース、コモンサーチスペースセットをコモンサーチスペース、UE固有サーチスペースセットをUE固有サーチスペースと称している。端末装置2は、一つまたは複数の以下のサーチスペースセットでPDCCH候補をモニタする。
・タイプ0−PDCCHコモンサーチスペースセット(a Type0−PDCCH common search space set):このサーチスペースセットは、MIBで示されるサーチスペースゼロ(searchSpaceZero)またはPDCCH−ConfigCommonで示されるサーチスペースSIB1(searchSpac
eSIB1)によって設定される。このサーチスペースは、プライマリセルにおけるSI−RNRIでスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。
・タイプ0A−PDCCHコモンサーチスペースセット:このサーチスペースセットは、RRC層のパラメータである、PDCCH−ConfigCommonで示されるサーチ
スペースOSI(searchSpace−OSI)によって設定される。このサーチス
ペースは、プライマリセルにおけるSI−RNRIでスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。
・タイプ1−PDCCHコモンサーチスペースセット:このサーチスペースセットは、RRC層のパラメータである、PDCCH−ConfigCommonで示されるランダムアクセス手順のためのサーチスペース(ra−SearchSpace)によって設定さ
れる。このサーチスペースは、プライマリセルにおけるRA−RNRIまたはTC−RNTIでスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。
・タイプ2−PDCCHコモンサーチスペースセット:このサーチスペースセットは、RRC層のパラメータである、PDCCH−ConfigCommonで示されるページング手順のためのサーチスペース(pagingSearchSpace)によって設定さ
れる。このサーチスペースは、プライマリセルにおけるP−RNTIでスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。
・タイプ3−PDCCHコモンサーチスペースセット:このサーチスペースセットは、RRC層のパラメータである、PDCCH−Configで示されるサーチスペースタイプがコモンのサーチスペース(SearchSpace)によって設定される。このサーチ
スペースは、INT−RNTI、SFI−RNTI、TPC−PUSCH−RNTI、TPC−PUCCH−RNTI、またはTPC−SRS−RNTIでスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。プライマリライセルに対しては、C−RNTI、またはCS−RNTI(s)でスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。
・UE固有(UE特有)サーチスペースセット(a UE−specific search space set):このサーチスペースセットは、RRC層のパラメータである、PDCCH−Configで示されるサーチスペースタイプがUE固有(UE特有)のサーチスペース(SearchSpace)によって設定される。このサーチスペース
は、C−RNTI、またはCS−RNTI(s)でスクランブルされたCRCのDCIフォーマットのモニタリングのためのものである。
SS/PBCHブロックの配置について説明する。
SS/PBCHブロックは、例えば下りリンクビームフォーミングによりビーム毎に異なる時間位置で基地局装置3から送信される。ある時間区間(バースト、例えばフレームの半分であるハーフフレーム)の中で異なる時間位置で送信されるSS/PBCHブロックのそれぞれは、時間位置に対応付けられたインデックスによって識別される。端末装置2は、実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置および/または実際にSS/PBCHブロックが送信される数に基づいた様々な処理を行う。例えば、端末装置2は、実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置のSS/PBCHブロックリソースで他の信号および/またはデータが送信されることを想定しなくてよい。また、端末装置2は、実際にSS/PBCHブロックが送信される数に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルを送信するための時間および周波数リソース(ランダムアクセス機会)を想定(認識)する。
なお、端末装置2は、「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」を、基地局装置3から通知されるパラメータ(ssb−PositionsInBurst)に基づき想定(認識)する。そのため、基地局装置3が実際に送信するSS/PBCHブロックの時間位置と、前記パラメータによって端末装置2が想定(認識)する「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」とは必ずしも一致しない。この場合、基地局装置3は、端末装置2が何れの「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」を想定(認識)して動作しているかを考慮した制御を行う必要がある。
ssb−PositionsInBurstは、論理チャネルBCCHによって報知されるシステム情報に含まれる。また、ssb−PositionsInBurstは、各端末装置2に対して個別に論理チャネルDCCHによって通知される再設定メッセージ(RRC再設定メッセージ)にも含まれてよい。現状では、ssb−PositionsInBurstは、同期処理を伴う再設定メッセージに含まれる。
図7から図9は同期処理を伴う再設定メッセージの一例を示す図である。再設定メッセージ(RRCReconfigurationメッセージ)には、無線ベアラの設定情報(radioBearerConfig)、セカンダリセルグループのセルグループ設定情報(secondaryCellGroup)、測定に関する設定情報(measConfig)、マスターセルグループのセルグループ設定情報(masterCellGroup)、の一部あるいは全部が含まれてよい。
図8に示すセルグループ設定情報には、セルグループを識別する識別子(cellGroupId)、RLC層のベアラ設定を追加および/または変更するための情報(rlc−BearerToAddModList)、RLC層のベアラ設定を解放するための情報(rlc−BearerToReleaseList)、セルグループのMAC層設定(mac−CellGroupConfig)、セルグループの物理層設定(physicalCellGroupConfig)、SpCell(MCGにおけるPCellおよびSCGにおけるPSCell)の設定情報(spCellConfig)、セカンダリセルを追加および/または変更するための情報(sCellToAddModList)、セカンダリセルを解放するための情報(sCellToReleaseList)、の一部あるいは全部が含まれてよい。
図9に示すSpCellの設定情報には、サービングセルの識別子(servCellIndex)、同期処理を伴う再設定のための情報(reconfigurationWithSync)、SpCellのUE特有設定情報(spCellConfigDedicated)、の一部あるいは全部が含まれてよい。
同期処理を伴う再設定のための情報には、SpCellの共通設定情報(spCellConfigCommon)、新しい端末識別子情報(newUE−Identity)、タイマー情報(t304)、ランダムアクセスに用いられるUE特有設定情報(rach−ConfigDedicated)、の一部あるいは全部が含まれてよい。
ランダムアクセスに用いられるUE特有設定情報には、非競合ベースランダムアクセス(コンテンションフリーランダムアクセスとも称する)に関する設定が含まれてもよい。コンテンションフリーランダムアクセスに関する設定には、機会(Occasion)に関する情報が含まれてもよく、機会に関する情報には、パラメータssb−perRACH−Occasionが含まれてよい。ssb−perRACH−Occasionは、各PRACH機会にマップされるSS/PBCHブロックの数および各PRACH機会で各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルの数を求めるためなどに用いられる。
図10に示すように、SpCellの共通設定情報であるservingCellConfigCommonには物理セル識別子情報(physCellId)、下りリンク共通設定情報(downlinkConfigCommon)、上りリンク共通設定情報(uplinkConfigCommon)、パラメータssb−PositionsInBurst、ssb−PositionsInBurstでSS/PBCHブロックが送信される時間位置が指定される時間区間(例えばフレームの半分であるハーフフレーム)
が何れの周期で繰り返されるかを示す情報(ssb−periodicityServingCell)、の一部あるいは全部が含まれてよい。また、上りリンク共通設定情報には、ランダムアクセスに用いられる共通設定情報(rach−ConfigCommon)が含まれてよい。ランダムアクセスに用いられる共通設定情報には、競合ベースランダムアクセス(コンテンションベースランダムアクセスとも称する)に関する設定が含まれてもよい。コンテンションベースランダムアクセスに関する設定には、パラメータssb−perRACH−Occasionおよびパラメータcb−preambles−per−SSBを同定する情報が含まれてよい。ssb−perRACH−Occasionは、各PRACH機会にマップされるSS/PBCHブロックの数および各PRACH機会で各SS/PBCHブロックにマップされるランダムアクセスプリアンブルの数を求めるためなどに用いられる。
ssb−PositionsInBurstはビットマップで構成されており、このビットマップを用いてある時間区間における「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」が示される。
具体的には、ある時間区間(フレームの半分、ハーフフレーム)におけるSS/PBCHブロックが送信される時間位置の候補が下記のケースAからケースEによって決定される。なお、ハーフフレームのOFDMシンボルごとにインデックスが振られ、ハーフフレームの最初のスロットの最初のシンボルがインデックス0に対応する。
ケースA:15kHzのサブキャリア間隔で、SS/PBCHブロックが送信される候補はインデックス{2,8}+14*n(キャリア周波数が3GHz以下のときn=0,1。キャリア周波数が3GHzより大きく6GHz以下のときn=0,1,2,3)
ケースB:30kHzのサブキャリア間隔で、SS/PBCHブロックが送信される候補はインデックス{4,8,16,20}+28*n(キャリア周波数が3GHz以下のときn=0。キャリア周波数が3GHzより大きく6GHz以下のときn=0,1)
ケースC:30kHzのサブキャリア間隔で、SS/PBCHブロックが送信される候補はインデックス{2,8}+14*n(キャリア周波数が3GHz以下のときn=0,1。キャリア周波数が3GHzより大きく6GHz以下のときn=0,1,2,3)
ケースD:120kHzのサブキャリア間隔で、SS/PBCHブロックが送信される候補はインデックス{4,8,16,20}+28*n(キャリア周波数が6GHzより大きいときn=0,1,2,3,5,6,7,8,10,11,12,13,15,16,17,18)
ケースE:240kHzのサブキャリア間隔で、SS/PBCHブロックが送信される候補はインデックス{8,12,16,20,32,36,40,44}+56*n(キャリア周波数が6GHzより大きいときn=0,1,2,3,5,6,7,8)
上記ケースによると、ある時間区間においてSS/PBCHブロックが送信されるインデックスの候補は、キャリア周波数が3GHz以下のときに4つ、キャリア周波数が3GHzより大きく6GHz以下のときに8つ、キャリア周波数が6GHzより大きいときに64こであることから、ある時間区間における「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」を表すために必要なビットマップのビット数は、キャリア周波数が3GHz以下のときに4ビット、キャリア周波数が3GHzより大きく6GHz以下のときに8ビット、キャリア周波数が6GHzより大きいときに64ビットとなる。
このため、同期処理を伴う再設定メッセージに含まれるssb−PositionsInBurstは、4ビット、8ビット、または64ビットの何れかのビットマップで構成される。これを第1のビットマップ構成と称する。例えば、サブキャリア間隔が15kHzの場合、4ビットのビットマップによって、インデックス2,8,16,22の何れのインデックスでSS/PBCHブロックが実際に送信されるかを示すことができる。例えば、ビットマップが0110のときにインデックス8,16の時間位置でSS/PBCHブロックが実際に送信されることが示される。
図11はシステム情報(SIB1)の一例を示す図である。SIB1には、セル選択の評価に用いる情報(cellSelectionInfo)、セルアクセスに関する情報(cellAccessRelatedInfo)、サービングセル(PCell)の設定情報(servingCellConfigCommon)、システム情報のスケジュール情報(si−SchedulingInfo)、アクセス禁止に関する情報(uac−BarringInfo)、の一部あるいは全部が含まれる。サービングセル(PCell)の設定情報(servingCellConfigCommon)には下りリンク設定情報、上りリンク設定情報、ssb−PositionsInBurst、ssb−PositionsInBurstでSS/PBCHブロックが送信される時間位置が指定される時間区間(バースト)が何れの周期で繰り返されるかを示す情報(ssb−periodicityServingCell)、の一部あるいは全部が含まれてよい。
SIB1に含まれるssb−PositionsInBurstは1つまたは2つの8ビットのビットマップで構成されており、このビットマップを用いてある時間区間における「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」が示される。
例えば、キャリア周波数が3GHz以下のときには図12の8ビットのビットマップ#1(inOneGroup)のうち4ビットを用いて、ある時間区間における「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」が示される。キャリア周波数が3GHzより大きく6GHz以下のときには8ビットのビットマップ#1(inOneGroup)を用いて、ある時間区間における「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」が示される。キャリア周波数が6GHzより大きいときには、8ビットのビットマップ#1(inOneGroup)と8ビットのビットマップ#2(groupPresence)を組み合わせて64ビットの情報として、ある時間区間における「実際にSS/PBCHブロックが送信される時間位置」が示される。これを第2のビットマップ構成と称する。SIB1のssb−PositionsInBurst(第2のビットマップ構成)を再設定メッセージのssb−PositionsInBurst(第1のビットマップ構成)と異なる構成にすることにより、SIB1のサイズを削減して報知する情報を削減することができる。このため、再設定メッセージのssb−PositionsInBurst(第1のビットマップ構成)では表すことができるが、SIB1のssb−PositionsInBurst(第2のビットマップ構成)では表すことができないインデックスの組み合わせが存在する。
システム情報の修正(更新)について説明する。
端末装置2は、(A)セルを選択したとき、(B)セルを再選択したとき、(C)圏外から戻ったとき、(D)同期処理を伴う再設定が完了したとき、(E)別のRATからNR−RANに入ったとき、(F)システム情報が変更されたことを示す情報を受信したとき、(G)PWS(Public Warning System)の通知を受信したとき、および(H)有効(Valid)なバージョンのシステム情報を保持していないとき、にシステム情報を取得する。
前記(F)システム情報が変更されたことを示す情報を受信したとき、(G)PWSの通知を受信したとき、について説明する。RRC_IDLE状態およびRR_INACTIVE状態の端末装置2は、すべての間欠受信(DRX)サイクルで自身のページング機会でシステム情報変更インジケーションをモニタする。また、RRC_CONNECTED状態の端末装置2は、ページングをモニタするためのコモンサーチスペースが提供されている場合、すべてのページング機会でシステム情報変更インジケーションをモニタする。またETWS,CMASに対応する端末装置2は、上記システム情報変更インジケーションに加え、PWSノーティフィケーションをモニタする。
端末装置2は、ページングメッセージあるいはDCIを受信した場合であって、端末装置2がETWS,CMASに対応し、受信したページングメッセージがPWSノーティフィケーションを含むか、受信したDCIがPWSノーティフィケーションを示す場合、SIB1を直ちに再取得して、SIB1に含まれるシステム情報のスケジュール情報に基づき、ETWSおよび/またはCMASに必要なシステム情報を取得する。
端末装置2は、ページングメッセージあるいはDCIを受信した場合であって、受信したページングメッセージがシステム情報変更インジケーションを含むか、受信したDCIがシステム情報変更インジケーションを示す場合、システム情報の次の変更期間でシステム情報を取得する。
SIB1を受信した端末装置2は、取得したSIB1を保持(ストア)し、SIB1に含まれるサービングセル(PCell)の設定情報(servingCellConfigCommon)の設定を適用する。もし、端末装置2が必要とされるSIBの有効なバージョンを保持している場合、保持しているSIBの設定を適用し、有効なバージョンを保持していない場合は、当該SIBの取得を行う。有効なバージョンを保持しているか否かは、例えば、SIB1に含まれるシステム情報のスケジュール情報に含まれるSIB毎に設定されるパラメータ(valueTag)の値が、保持しているSIB毎の値と異なる場合に、端末装置2は、有効なバージョンを保持していないと判断してもよい。
ここで、同期処理を伴う再設定メッセージに含まれるSpCellConfigCommonで設定されたパラメータは、システム情報変更インジケーションによって受信したSIB1のservingCellConfigCommonが適用されることで、パラメータが更新される。なお、端末装置2は、システム情報変更インジケーションがない場合であってもSIB1を取得してよい。
下位レイヤ(例えば物理層)では、ランダムアクセスプリアンブルを送信するための時間および周波数リソースの選択や、レートマッチング処理のために、上位レイヤ(RRC層)から通知されるssb−PositionsInBurstやその他のパラメータが用いられる。このとき、非特許文献3によると、SpCellConfigCommonで設定されたssb−PositionsInBurstがある場合は、SIB1のservingCellConfigCommonで設定されるssb−PositionsInBurstを上書きする処理が行われるが、その他のパラメータについては記載がないため、更新されたSIB1のservingCellConfigCommonで設定されるパラメータが適用される。
<第1の実施形態>
ここでは、BCCHで報知されるSIB1が更新された場合であっても、すでに受信しているDCCHで送信された再設定メッセージによって設定されたパラメータを優先して適用する方法の一例を示す。
再設定メッセージに含まれるSpCellの設定情報には、サービングセルの識別子、同期処理を伴う再設定のための情報、SpCellのUE特有設定情報(spCellConfigDedicated)、の一部あるいは全部が含まれてよい。SpCellの設定情報は、その他の様々な情報を含んでもよい。
同期処理を伴う再設定のための情報には、SpCellの共通設定情報(spCellConfigCommon)、新しい端末識別子情報、タイマー情報、ランダムアクセス手順に必要な情報、の一部あるいは全部が含まれてよい。SpCellの共通設定情報であるservingCellConfigCommonには物理セル識別子情報、下りリンク設定情報、上りリンク設定情報、ssb−PositionsInBurst、ssb−PositionsInBurstでSS/PBCHブロックが送信される時間位置が指定される時間区間(バースト)が何れの周期で繰り返されるかを示す情報(ssb−periodicityServingCell)の一部あるいは全部が含まれてよい。同期処理を伴う再設定のための情報は、その他の様々な情報を含んでもよい。
SpCellのUE特有設定情報であるServingCellConfigには、ssb−PositionsInBurst、ssb−PositionsInBurstでSS/PBCHブロックが送信される時間位置が指定される時間区間(バースト)が何れの周期で繰り返されるかを示す情報(ssb−periodicityServingCell)、ランダムアクセス手順に必要な情報、の一部あるいは全部が含まれてよい。SpCellのUE特有設定情報は、その他の様々な情報を含んでもよい。
次に、上記再設定メッセージを用いた端末装置2の処理を説明する。
再設定メッセージを受信したRRC_CONNECTED状態の端末装置2は、SpCellのUE特有設定情報(ServingCellConfig)にssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータからなるセット(第1のパラメータセット)が含まれる場合、この第1のパラメータセットを適用し、保持する。また、SpCellの共通設定情報(spCellConfigCommon)にssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータからなるセット(第2のパラメータセット)が含まれる場合、この第2のパラメータセットに含まれるパラメータを適用して保持する。この第2のパラメータセットによって適用されたパラメータをまとめて第6のパラメータセットとも称する。
RRC_CONNECTED状態の端末装置2は、例えば、システム情報変更インジケーションを受信した場合であって現在アクティブな下りリンクのBWPにおいてコモンサーチスペースが設定されている場合などにおいて、変更されたシステム情報を取得するためにSIB1を取得する。システム情報変更インジケーションによってSIB1を受信した端末装置2は、SIB1のservingCellの共通設定情報(ServingCellConfigCommonSIB)にssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータからなるセット(第3のパラメータセット)が含まれる場合、この第3のパラメータセットを第6のパラメータセットに適用(反映)して保持する。
端末装置2のRRC層の処理部は、ssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータとして、第1のパラメータセットを保持している場合には、第1のパラメータセットを適用したパラメータセットを下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)する。また、端末装置2のRRC層の処理部は、ssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータとして、第1のパラメータセットを保持していない場合には、第6のパラメータセットを適用したパラメータセットを下
位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)する。あるいは、第1のパラメータセットを保持していない場合に、第2のパラメータセットまたは第3のパラメータセットの何れか最後に設定された(あるいは最後にApplyした、あるいは最後に取得(Aquire)した)パラメータセットを適用したパラメータセットを下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)してもよい。ここで第1のパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが第1のビットマップ構成であり、第2のパラメータセットおよび/または第3のパラメータセットおよび/またはセル特有パラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが第2のビットマップ構成であってもよい。また、第1のパラメータセットおよび第2のパラメータセットおよび第3のパラメータセットおよびセル特有パラメータセットには、ランダムアクセス手順に必要な情報(例えばssb−perRACH−Occasion、cb−preambles−per−SSB)が含まれてもよい。
下位レイヤ(例えば物理層)は、RRC層から提供(または適用)されたパラメータセットを用いて処理をおこなう。ここで、物理層は、パラメータセットにssb−perRACH−Occasionが含まれる場合であって、コンテンションベースランダムアクセスを行う場合には、SpCellの共通設定情報(spCellConfigCommon)に含まれるssb−perRACH−Occasionを適用し、コンテンションフリーランダムアクセスを行う場合には、SpCellのUE特有設定情報に含まれるssb−perRACH−Occasionを適用するようにしてもよい。また、RRC層から第1のパラメータセットおよび第6のパラメータセットの両方が提供され、物理層が何れのパラメータセットを適用するかを判断するようにしてもよい。また、RRC層から第1のパラメータセットおよび第2のパラメータセットあるいは第3のパラメータセットの何れか最後に設定されたパラメータセットの両方が提供され、物理層が何れのパラメータセットを適用するかを判断するようにしてもよい。物理層では第6のパラメータセットをSIB1で設定(取得)したパラメータセットであるとみなしてもよい。また、物理層では、第1のパラメータセットをServingCellConfigCommonで設定(取得)したパラメータセットであるとみなしてもよい。この場合、端末装置2の物理層は、ServingCellConfigCommonで設定されたパラメータであるかSIB1で設定されたパラメータであるかに基づいた処理を行う。
基地局装置3は、端末装置2に何れのパラメータセットを設定したかに基づいて、端末装置2が何れのパラメータセットを適用しているかを認識する。これにより、基地局装置3と端末装置2とで祖語のない通信が可能となる。
<第2の実施形態>
ここでは、BCCHで報知されるSIB1が更新された場合であっても、すでに受信しているDCCHで送信された再設定メッセージによって設定されたパラメータを優先して適用する方法の別の一例を示す。
本実施形態において、再設定メッセージに含まれるSpCellの設定情報には、サービングセルの識別子、同期処理を伴う再設定のための情報、SpCellのUE特有設定情報(ServingCellConfig)、の一部あるいは全部が含まれてよい。SpCellの設定情報は、その他の様々な情報を含んでもよい。
同期処理を伴う再設定のための情報には、SpCellの共通設定情報(spCellConfigCommon)、新しい端末識別子情報、タイマー情報、ランダムアクセス手順に必要な情報、の一部あるいは全部が含まれてよい。SpCellの共通設定情報であるservingCellConfigCommonには物理セル識別子情報、下りリンク設定情報、上りリンク設定情報、ssb−PositionsInBurst、ss
b−PositionsInBurstでSS/PBCHブロックが送信される時間位置が指定される時間区間(バースト)が何れの周期で繰り返されるかを示す情報(ssb−periodicityServingCell)の一部あるいは全部が含まれてよい。同期処理を伴う再設定のための情報は、その他の様々な情報を含んでもよい。
SpCellのUE特有設定情報(spCellConfigDedicated)には、ランダムアクセス手順に必要な情報が含まれてよい。SpCellのUE特有設定情報は、その他の様々な情報を含んでもよい。
次に、上記再設定メッセージを用いた端末装置2の処理を説明する。
再設定メッセージを受信したRRC_CONNECTED状態の端末装置2は、SpCellの共通設定情報(ServingCellConfigCommon)にssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータからなるセット(第4のパラメータセット)が含まれる場合、この第4のパラメータセットを適用して保持する。
RRC_CONNECTED状態の端末装置2は、例えば、システム情報変更インジケーションによってSIB1を受信した場合、SIB1のservingCellの共通設定情報(ServingCellConfigCommonSIB)にssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータからなるセット(第5のパラメータセット)が含まれる場合、この第5のパラメータセットを適用して保持する。
端末装置2のRRC層の処理部は、ssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータとして、第4のパラメータセットを保持している場合には、第4のパラメータセットを適用したパラメータセットを下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)する。また、端末装置2のRRC層の処理部は、ssb−PositionsInBurstおよび一つまたは複数のパラメータとして、第4のパラメータセットを保持していない場合には、第5のパラメータセットを適用したパラメータセットを下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)する。ここで第4のパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが第1のビットマップ構成であり、第5のパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが第2のビットマップ構成であってもよい。また、第4のパラメータセットおよび第5のパラメータセットには、ランダムアクセス手順に必要な情報(例えばssb−perRACH−Occasion、cb−preambles−per−SSB)が含まれてもよい。
下位レイヤ(例えば物理層)は、RRC層から提供(または適用)されたパラメータセットを用いて処理をおこなう。ここで、物理層は、パラメータセットにssb−perRACH−Occasionが含まれる場合であって、コンテンションベースランダムアクセスを行う場合には、SpCellの共通設定情報に含まれるssb−perRACH−Occasionを適用し、コンテンションフリーランダムアクセスを行う場合には、SpCellのUE特有設定情報に含まれるssb−perRACH−Occasionを適用するようにしてもよい。また、RRC層から第4のパラメータセットおよび第5のパラメータセットが提供され、物理層が何れのパラメータセットを適用するかを判断するようにしてもよい。
基地局装置3は、端末装置2に何れのパラメータセットを設定したかに基づいて、端末装置2が何れのパラメータセットを適用しているかを認識する。これにより、基地局装置3と端末装置2とで祖語のない通信が可能となる。
上記実施形態では、複数のパラメータセットを保持して選択する例を示したが、これに限らず、例えば、SIB1を受信したときに、DCCHによって通知されるパラメータセットが適用されている場合には、BCCHによって報知されるパラメータセット(例えばSB1から取得したパラメータセット)を適用しないように処理してもよい。また、DCCHによってパラメータセットが通知されていない場合には、BCCHによって報知されるパラメータセット(例えばSB1から取得したパラメータセット)を適用するように処理してもよい。この場合、適用されたパラメータセットが下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)されてよい。
また、例えば、DCCHによって通知されたパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが、BCCHによって報知されるパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstのサブセットになっていない場合にDCCHによって通知されたパラメータセットを破棄(Discard)して、BCCHによって通知されたパラメータセットを適用するように処理してもよい。また、DCCHによって通知されたパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが、BCCHによって報知されるパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstのサブセットになっている場合に、BCCHによって通知されたパラメータセットを適用しないように処理してもよい。この場合、適用されたパラメータセットが下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)されてよい。
また、例えば、DCCHによって通知されたパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが、第2のビットマップ構成で表すことができる場合には、BCCHによって報知されるパラメータセットを適用するように処理してもよい。また、DCCHによって通知されたパラメータセットに含まれるssb−PositionsInBurstが、第2のビットマップ構成で表すことができない場合には、BCCHによって報知されるパラメータセットを適用しないように処理してもよい。この場合、適用されたパラメータセットが下位レイヤ(例えば物理層)に提供(または適用)されてよい。
前記実施形態において、特定の機能(例えばPRACH機会の判断など)のために用いられる一つまたは複数のパラメータは常にBCCHによって通知されたパラメータセットに含まれるパラメータを適用するように処理してもよい。この一つまたは複数のパラメータは、ランダムアクセス設定情報の一部あるいは全部であってもよい。
上記説明において、パラメータセットには前記ランダムアクセス設定情報の一部あるいは全部が含まれてよい。
上記説明において、例えば、設定情報を「保持する」とは設定情報自体を設定情報として格納することであるとみなし、設定情報を「適用する」とは実際に用いられるパラメータを設定情報に基づき設定することであるとみなしてもよい。
また、上記説明における、RRC層から複数のパラメータセットが提供され、物理層が何れのパラメータセットを適用するかを判断する例について以下説明する。
(1)例えば、パラメータssb−PositionInBurstに基づいて、端末装置2が、SS/PBCHブロックに関連するリソースエレメントに重複するリソースエレメントにある他の信号またはチャネルを受信しない判断をする場合であって、複数のssb−PositionInBurstがRRC層から提供されている場合、第1の実施形態では、第1のパラメータセットと第6のパラメータセットとが提供されている場合、端末装置2は、第1のパラメータセットに含まれるssb−PositionInBur
stを第6のパラメータセットのそれよりも優先する。第2の実施形態では、第4のパラメータセットと第5のパラメータセットとが提供されている場合、端末装置2は、第4のパラメータセットに含まれるssb−PositionInBurstを第5のパラメータセットに含まれるssb−PositionInBurstよりも優先する。このとき、端末装置2は、ハーフフレームの周期を想定するために用いるパラメータssb−periodicityServingCellとして優先されたパラメータセットに含まれるssb−periodicityServingCellを用いる。
(2)例えば、第1の実施形態において、端末装置2が、あるスロットでPDCCH候補をモニタするときに以下の判断を行う。
・もし、サービングセルにおいて、端末装置2が第6のパラメータセットでssb−PositionInBurstが設定されており、第1のパラメータセットでssb−PositionInBurstが設定されておらず、かつ、もし、端末装置2がタイプ0−PDCCHコモンサーチスペースでPDCCH候補をモニタせず、少なくともPDCCH候補の一つのリソースエレメントが、第6のパラメータセットで設定されるssb−PositionInBurstによって提供されるSS/PBCHブロックインデックスに対応する少なくとも一つのリソースエレメントとオバーラップするとき、端末装置2は、そのPDCCH候補をモニタする必要がないと判断する。
・もし、サービングセルにおいて、端末装置2が第1のパラメータセットでssb−PositionInBurstが設定されており、かつ、もし、端末装置2がタイプ0−PDCCHコモンサーチスペースでPDCCH候補をモニタせず、少なくともPDCCH候補の一つのリソースエレメントが、第1のパラメータセットで設定されるssb−PositionInBurstによって提供されるSS/PBCHブロックインデックスに対応する少なくとも一つのリソースエレメントとオバーラップするとき、端末装置2は、そのPDCCH候補をモニタする必要がないと判断する。
なお、上記説明で用いたメッセージは一例であり、RRC再設定メッセージは上記RRC再設定メッセージ以外の情報を含んでもよいし、上記RRC再設定メッセージの一部の情報を含まなくてもよい。また、RRC再設定メッセージは、上記RRC再設定メッセージとは異なる構造、情報要素名、あるいはパラメータ名が用いられてもよい。
なお、前記説明において、便宜上、「ヌメロロジー」という単語を使用したが、システムで使用される以下のパラメータ(A)から(G)の一部あるいは全部がヌメロロジーであってよい。
(A)サンプリングレート
(B)サブキャリア間隔
(C)サブフレーム長
(D)スケジューリングに用いられる時間の単位(送信時間間隔、TTI:Transmission Time Interval)
(E)OFDMシンボル長
(F)1サブフレームに含まれるOFDMシンボル数
(G)シグナルおよび/またはチャネルが送信されるアンテナポート
本発明の実施形態における装置の構成について説明する。
図2は、本実施形態の端末装置2の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置2は、無線送受信部20、および、上位層処理部24を含んで構成される。無線送受信部20は、アンテナ部21、RF(Radio Frequency)部22、および、ベースバンド部23を含んで構成される。上位層処理部24は、媒体アクセス制御層処理部25、および、無線リソース制御層処理部26を含んで構成される。無線送受
信部20を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。また様々な条件に基づき各部の動作を制御する制御部を別途備えてもよい。
上位層処理部24は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部20に出力する。上位層処理部24は、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)層の一部あるいはすべての処理を行なう。
上位層処理部24が備える媒体アクセス制御層処理部25は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部25は、無線リソース制御層処理部26によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、スケジューリングリクエストの伝送の制御を行う。
上位層処理部24が備える無線リソース制御層処理部26は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部26は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部26は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御層処理部26は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。
無線送受信部20は、変調、復調、符号化、復号化などの物理層の処理を行う。無線送受信部20は、基地局装置3から受信した信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部24に出力する。無線送受信部20は、データを変調、符号化することによって送信信号を生成し、基地局装置3に送信する。
RF部22は、アンテナ部21を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去する。RF部22は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
ベースバンド部23は、RF部22から入力されたアナログ信号を、アナログ信号をデジタル信号に変換する。ベースバンド部23は、変換したデジタル信号からCP(Cyclic
Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(F
ast Fourier Transform:FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
ベースバンド部23は、データを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)して、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのデジタル信号を生成し、ベースバンドのデジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部23は、変換したアナログ信号をRF部22に出力する。
RF部22は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部23から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部21を介して送信する。また、RF部22は、電力を増幅する。また、RF部22は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部22を送信電力制御部とも称する。
なお、端末装置2は、複数の周波数(周波数帯、周波数帯域幅)またはセルの同一サブフレーム内での送受信処理をサポートするために各部の一部あるいはすべてを複数備える構成であってもよい。
図3は、本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、無線送受信部30、および、上位層処理部34を含んで構成される。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF部32、および、ベースバンド部33を含んで構成される。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御層処理部36を含んで構成される。無線送受信部30を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。また様々な条件に基づき各部の動作を制御する制御部を別途備えてもよい。
上位層処理部34は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access C
ontrol)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource
Control:RRC)層の一部あるいはすべての処理を行なう。
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部35は、無線リソース制御層処理部36によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、スケジューリングリクエストに関する処理を行う。
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、物理下りリンク共用チャネルに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し、無線送受信部30に出力する。また、無線リソース制御層処理部36は、端末装置2各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部36は、上位層の信号を介して端末装置2各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御層処理部36は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。
無線送受信部30の機能は、無線送受信部20と同様であるため説明を省略する。なお、基地局装置3が1または複数の送受信点4と接続している場合、無線送受信部30の機能の一部あるいは全部が、各送受信点4に含まれてもよい。
また、上位層処理部34は、基地局装置3間あるいは上位のネットワーク装置(MME、S−GW(Serving−GW))と基地局装置3との間の制御メッセージ、またはユーザデータの送信(転送)または受信を行なう。図3において、その他の基地局装置3の構成要素や、構成要素間のデータ(制御情報)の伝送経路については省略してあるが、基地局装置3として動作するために必要なその他の機能を有する複数のブロックを構成要素として持つことは明らかである。例えば、無線リソース制御層処理部36の上位には、無線リソース管理(Radio Resource Management)層処理部や、アプリケーション層処理部が存在している。
なお、図中の「部」とは、セクション、回路、構成装置、デバイス、ユニットなど用語によっても表現される、端末装置2および基地局装置3の機能および各手順を実現する要素である。
端末装置2が備える符号20から符号26が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。基地局装置3が備える符号30から符号36が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。
本発明の実施形態における、端末装置2および基地局装置3の種々の態様について説明する。
(1)本発明の第1の態様は、端末装置であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する受信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をする判定部とを備える。
(2)本発明の第2の態様は、端末装置であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する受信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報を取得した場合に、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)する判定をする判定部とを備える。
(3)本発明の第3の態様は、基地局装置であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する送信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす判定部とを備える。
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設
定情報)とを端末装置に送信する送信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報を前記端末装置に設定した場合に、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置は前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置は前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす判定部とを備える。
(5)本発明の第5の態様は、端末装置に適用される方法であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をするステップとを少なくとも含む。
(6)本発明の第6の態様は、端末装置に適用される方法であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報を取得した場合に、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)する判定をするステップとを少なくとも含む。
(7)本発明の第7の態様は、基地局装置に適用される方法であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)してい
るとみなすステップとを少なくとも含む。
(8)本発明の第8の態様は、基地局装置に適用される方法であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報を前記端末装置に設定した場合に、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置は前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置は前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなすステップとを少なくとも含む。
(9)本発明の第9の態様は、端末装置に実装される集積回路であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をする機能とを前記端末装置に対して発揮させる。
(10)本発明の第10の態様は、端末装置に実装される集積回路であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報を取得した場合に、前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)する判定をする機能とを前記端末装置に対して発揮させる。
(11)本発明の第11の態様は、基地局装置に実装される集積回路であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの
時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす機能とを前記基地局装置に対して発揮させる。
(12)本発明の第12の態様は、基地局装置に実装される集積回路であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報を前記端末装置に設定した場合に、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置は前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置は前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす機能とを前記基地局装置に対して発揮させる。
(13)本発明の第13の態様は、端末装置であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する受信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第1の設定情報を取得した場合には、前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用し、前記第2の設定情報を取得した場合に、前記第1のパラメータセットが適用されていない場合には前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用する判定をおこなう判定部とを備える。
(14)本発明の第14の態様は、基地局装置であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する送信部と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第1の設定情報を前記端末装置に設定した場合には、前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置は前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用しているとみなす判定部とを備える。
(15)本発明の第15の態様は、端末装置に適用される方法であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定
情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第1の設定情報を取得した場合には、前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用し、前記第2の設定情報を取得した場合に、前記第1のパラメータセットが適用されていない場合には前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用する判定をおこなうステップとを備える。
(16)本発明の第16の態様は、基地局装置に適用される方法であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信するステップと、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第1の設定情報を前記端末装置に設定した場合には、前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置は前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用しているとみなすステップとを備える。
(17)本発明の第17の態様は、端末装置に実装される集積回路であって、DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第1の設定情報を取得した場合には、前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用し、前記第2の設定情報を取得した場合に、前記第1のパラメータセットが適用されていない場合には前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用する判定をおこなう機能とを前記端末装置に対して発揮させる。
(18)本発明の第18の態様は、基地局装置に実装される集積回路であって、DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する機能と、前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第1のパラメータを含む第1のパラメータセットを含み、前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示す第2のパラメータを含む第2のパラメータセットを含み、前記第1の設定情報を前記端末装置に設定した場合には、前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置は前記第2のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)するパラメータとして適用しているとみなす機能とを前記基地局装置に対して発揮させる。
これにより、端末装置 2および基地局装置3は、効率的に通信を行うことができる。
なお、以上説明した実施形態は単なる例示に過ぎず、様々な変形例、置換例を用いて実現することができる。例えば、上りリンク送信方式は、FDD(周波数分割復信)方式とTDD(時分割復信)方式のどちらの通信システムに対しても適用可能である。また、実施形態で示される各パラメータや各イベントの名称は、説明の便宜上呼称しているものであって、実際に適用される名称と本発明の実施形態の名称とが異なっていても、本発明の実施形態において主張する発明の趣旨に影響するものではない。
また、各実施形態で用いた「接続」とは、ある装置と別のある装置とを、物理的な回線を用いて直接接続される構成にだけ限定されるわけではなく、論理的に接続される構成や、無線技術を用いて無線接続される構成を含む。
端末装置2は、ユーザ端末、移動局装置、通信端末、移動機、端末、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)とも称される。基地局装置3は、無線基地局装置、基地局、無線基地局、固定局、NB(NodeB)、eNB(evolved NodeB)、BTS(Base Transceiver Station)、BS(Base Station)、NR NB(NR NodeB)、NNB、TRP(Transmission and Reception Point)、gNB(next generation Node B)とも称される。
本発明に関わる基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置2は、集合体としての基地局装置3と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよいし、あるいは次世代コアネットワーク(NextGen Core)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上述した実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、処理時に一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリに読み込まれ、あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
なお、上述した実施形態における装置の一部、をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体等のいずれであってもよい。
さらに「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワ
ークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、すなわち典型的には集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、代わりにプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。汎用用途プロセッサ、または前述した各回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
2 端末装置
3 基地局装置
20、30 無線送受信部
21、31 アンテナ部
22、32 RF部
23、33 ベースバンド部
24、34 上位層処理部
25、35 媒体アクセス制御層処理部
26、36 無線リソース制御層処理部
4 送受信点

Claims (6)

  1. 端末装置であって、
    DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する受信部と、
    前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、
    前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、
    前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、
    前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をする判定部とを備える端末装置。
  2. 基地局装置であって、
    DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する送信部と、
    前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、
    前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、
    前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、
    前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす判定部とを備える基地局装置。
  3. 端末装置に適用される方法であって、
    DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信するステップと、
    前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、
    前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、
    前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、
    前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をするステップとを少なくとも含む方法。
  4. 基地局装置に適用される方法であって、
    DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信するステップと、
    前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、
    前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、
    前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、
    前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなすステップとを少なくとも含む方法。
  5. 端末装置に実装される集積回路であって、
    DCCHで送信されるサービングセルの設定情報(第1の設定情報)と、BCCHで送信されるサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを受信する機能と、
    前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、
    前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、
    前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、
    前記第1のパラメータセットを保持している場合には前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)し、前記第1のパラメータセットを保持していない場合には前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)する判定をする機能とを前記端末装置に対して発揮させる集積回路。
  6. 基地局装置に実装される集積回路であって、
    DCCHでサービングセルの設定情報(第1の設定情報)、BCCHでサービングセルを設定するシステム情報(第2の設定情報)とを端末装置に送信する機能と、
    前記第1の設定情報および前記第2の設定情報は、セル特有のパラメータを含み、
    前記第1の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すUE特有の第1のパラメータを含む第1のパラメータセットと、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第2のパラメータを含む第2のパラメータセットとを含み、
    前記第2の設定情報は、特定の期間に送信されるSS/PBCHブロックの時間領域の位置を示すセル特有の第3のパラメータを含む第3のパラメータセットを含み、
    前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定している場合には前記端末装置が前記第1のパラメータセットを物理レイヤに提供(適用)しているとみなし、前記第1のパラメータセットを前記端末装置に設定していない場合には前記端末装置が前記第2のパラメータセットまたは前記第3のパラメータセットの何れかを物理レイヤに提供(適用)しているとみなす機能とを前記基地局装置に対して発揮させる集積回路。
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