JP2019218093A - Packing member - Google Patents
Packing member Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019218093A JP2019218093A JP2018116234A JP2018116234A JP2019218093A JP 2019218093 A JP2019218093 A JP 2019218093A JP 2018116234 A JP2018116234 A JP 2018116234A JP 2018116234 A JP2018116234 A JP 2018116234A JP 2019218093 A JP2019218093 A JP 2019218093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- folded
- polyolefin
- base material
- based resin
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
Description
本発明は、物品を梱包するための梱包用部材に関する。 The present invention relates to a packing member for packing articles.
従来、段ボール箱等の梱包容器に物品を梱包し、輸送する際には、輸送中に梱包容器の内部で物品が揺さぶられて梱包容器に衝突することを防ぐために、発泡スチロールやエアキャップ等の緩衝材を梱包容器と物品との隙間に詰めることがある。
しかし、前記緩衝材は、その性質上、嵩高いものであるため、廃棄物としての容積が大きいという問題がある。
そこで、前記緩衝材を使用せずに、物品を梱包容器内に梱包する方法が提案されている。特許文献1には、両端縁に立上り部、両側縁に立下り部を有するベースボードと、両端がベースボードの両端縁に固定された抑えシートとを有する内装体、及び外箱を有する物品運送用梱包具が提案されている。前記内装体においては、ベースボードと抑えシートとの間に物品が差し込まれた状態で立下り部を下向きに折返すことにより、抑えシートが緊張して物品がベースボードに押付けられるようになっている。また、その後、立上り部を上向きに折返し、その状態で内装体を外箱に収容するようになっている。
Conventionally, when packing and transporting goods in a packing container such as a cardboard box, in order to prevent the goods from being shaken inside the packing container and colliding with the packing container during transportation, cushioning such as styrofoam or an air cap is used. The material may be packed in the gap between the packing container and the article.
However, since the cushioning material is bulky in nature, there is a problem that the volume as waste is large.
Therefore, a method has been proposed in which articles are packed in a packing container without using the cushioning material.
しかし、特許文献1に記載の内装体では、抑えシートの緊張による強い復元力を利用するため、内装体を外箱に収容する前、又は内装体を外箱から取り出した後に、折返された立上り部及び立下り部が意図せずに開き、ベースボードと抑えシートとの間から物品が脱落するおそれがある。
However, in the interior body described in
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、基材と伸縮フィルムとの間に張力を利用して物品を挟持でき、挟持した物品の脱落を防止できる梱包用部材を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a packing member that can clamp an article by using tension between a base material and an elastic film, and that can prevent falling of the clamped article. And
本発明は、下記の態様を有する。
<1>シート状の基材と、前記基材の一方の面に配備された伸縮フィルムとを備え、前記基材と前記伸縮フィルムとの間に物品を挟持する梱包用部材であって、
前記基材は、前記物品が配置される中央部と、前記中央部の第1方向の一方側又は両側に設けられた折返し部と、前記中央部と前記折返し部との間に設けられた折曲げ部とを有し、前記折返し部に前記伸縮フィルムが貼着されており、
前記基材を、前記折曲げ部の位置で、前記伸縮フィルムが配備されている側が外側になるように折曲げて前記折返し部が折返された状態としたときに、その状態を維持する折返し状態維持手段を備える、梱包用部材。
<2>前記折返し部が、前記中央部の第1方向の両側に設けられている、前記<1>の梱包用部材。
<3>前記折返し状態維持手段は、第1の係合部と、前記第1の係合部と係合可能な第2の係合部とを備え、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを係合することによって前記折返し部の折返し状態を維持するものであり、
前記折返し部に前記第1の係合部が設けられ、前記中央部に前記第2の係合部が設けられている、前記<1>の梱包用部材。
<4>前記折返し状態維持手段は、第1の係合部と、前記第1の係合部と係合可能な第2の係合部とを備え、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを係合することによって前記折返し部の折返し状態を維持するものであり、
前記中央部の第1方向の両側の折返し部それぞれに前記第1の係合部が設けられ、前記中央部に前記第2の係合部が設けられているか、又は
前記中央部の第1方向の両側の折返し部のいずれか一方に前記第1の係合部が設けられ、他方に前記第2の係合部が設けられている、前記<2>の梱包用部材。
<5>前記第1の係合部及び前記第2の係合部のいずれか一方が係合片であり、他方が前記係合片を挿入可能な係合孔である、前記<3>又は<4>の梱包用部材。
The present invention has the following aspects.
<1> A packing member that includes a sheet-shaped base material and an elastic film provided on one surface of the base material, and that sandwiches an article between the base material and the elastic film,
The base material includes a central portion where the article is arranged, a folded portion provided on one or both sides in the first direction of the central portion, and a fold provided between the central portion and the folded portion. Having a bent portion, the stretchable film is attached to the folded portion,
When the base material is bent at the position of the bent portion so that the side on which the elastic film is provided is on the outside and the folded portion is folded, the folded state is maintained. A packing member comprising a maintenance means.
<2> The packing member according to <1>, wherein the folded portion is provided on both sides of the central portion in the first direction.
<3> The folded state maintaining means includes a first engagement portion, and a second engagement portion engageable with the first engagement portion. 2 to maintain the folded state of the folded part by engaging with the engaging part of (2),
The packing member according to <1>, wherein the first engagement portion is provided in the folded portion, and the second engagement portion is provided in the central portion.
<4> The folded state maintaining means includes a first engagement portion, and a second engagement portion engageable with the first engagement portion. 2 to maintain the folded state of the folded part by engaging with the engaging part of (2),
The first engaging portion is provided on each of the folded portions on both sides in the first direction of the central portion, and the second engaging portion is provided on the central portion, or the first direction of the central portion is provided. The packing member according to <2>, wherein the first engagement portion is provided on one of the folded portions on both sides of the package, and the second engagement portion is provided on the other.
<5> The above <3> or <3>, wherein one of the first engagement portion and the second engagement portion is an engagement piece, and the other is an engagement hole into which the engagement piece can be inserted. <4> A packing member.
本発明の梱包用部材は、基材と伸縮フィルムとの間に張力を利用して物品を挟持できる。また、挟持した物品の脱落を防止できる。 The packing member of the present invention can clamp an article by utilizing tension between a base material and an elastic film. Further, the sandwiched article can be prevented from falling off.
以下、本発明の梱包用部材について、添付の図面を参照し、実施形態を示して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る梱包用部材1を示す上面図である。図2は、梱包用部材1の基材と伸縮フィルムとの間に物品を挿入した状態を示す上面図である。図3は、図2に示すように物品を挿入した状態で、梱包用部材1の基材を折曲げていく状態を示す斜視図である。図4は、図2に示すように物品を挿入した状態で、梱包用部材1の折返し部を折返した状態とした後、折返し部の係合片を中央部の係合孔に係合するときの状態を示す斜視図である。図5及び図6はそれぞれ、図2に示すように物品を挿入した状態で、梱包用部材1の折返し部を折返した状態とし、折返し部の係合片を中央部の係合孔に係合した状態(梱包用部材で物品を梱包した状態)を示す上面図及び下面図である。
Hereinafter, a packing member of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings and embodiments.
FIG. 1 is a top view showing a
梱包用部材1は、シート状の基材10と、透明な伸縮フィルム30とを備える。伸縮フィルム30は、基材10の一方の面に配備されており、基材10と伸縮フィルム30との間に物品100を挟持するようになっている。
基材10及び伸縮フィルム30はそれぞれ、略長方形状に形成されている。したがって、梱包用部材1も略長方形状である。
以下においては、基材10の一方の面(伸縮フィルム30が配備された面)を「上面」、基材10の他方の面を「下面」、梱包用部材1の長手方向を「第1方向」、第1方向と直交する方向を「第2方向」として説明する。
The
The
In the following, one surface of the substrate 10 (the surface on which the
基材10は、物品100が配置される中央部13と、中央部13の第1方向の両側に設けられた折返し部11,12と、中央部13と折返し部11,12との間に設けられた折曲げ部14,15とを有する。
折返し部11は、基材10の第1方向の一方の縁から延出している。折返し部12は、基材10の第1方向の他方の縁から延出している。
The
The folded
折曲げ部14,15は、基材10を、折曲げ部14,15の位置で、伸縮フィルム30が配備されている側(上面側)が外側になるように折曲げることを可能とするものである。本実施形態では、第2方向に沿って直線状に形成された折線14aと、基材10の第2方向両縁それぞれから内側に延びる一対の切り欠き14b,14cとが折曲げ部14を構成する。また、第2方向に沿って直線状に形成された折線15aと、基材10の第2方向両縁それぞれから内側に延びる一対の切り欠き15b,15cとが折曲げ部15を構成する。
The
折返し部11,12には伸縮フィルム30が貼着されている。したがって、伸縮フィルム30の第1方向の両縁部が、基材10に貼着した貼着部31,32となっている。
伸縮フィルム30は、貼着部31,32以外の部分では、基材10に溶着していない。したがって、基材10の中央部13と伸縮フィルム30との間に、物品100を挿入可能となっている。また、基材10を前記のように折曲げたときに、伸縮フィルム30が引き伸ばされるようになっている。
An
The
折返し部11には、2つの係合片16,17(第1の係合部)が形成されている。係合片16,17はそれぞれ、折返し部11の第2方向両縁から離間した位置に形成された一対の切込み21,22で区画されている。一対の切込み21,22は、基材10の第1方向の折返し部11側の縁から内側に延び、基材10及びその上の伸縮フィルム30を厚さ方向に貫通している。
折返し部12には、2つの係合片18,19(第1の係合部)が形成されている。係合片18,19はそれぞれ、折返し部12の第2方向両縁から離間した位置に形成された一対の切込み23,24で区画されている。一対の切込み23,24は、基材10の第1方向の折返し部12側の縁から内側に延び、基材10及びその上の伸縮フィルム30を厚さ方向に貫通している。
The folded
The folded
中央部13には、4つの係合孔25,26,27,28(第2の係合部)が形成されている。係合孔25,26,27,28は、第2方向に延びる直線状に形成され、基材10を貫通している。
係合孔25,26はそれぞれ、折返し部11を折返した状態としたときに、折返し部11の係合片16,17を係合可能に形成されている。すなわち、第2方向において、係合孔25,26の両端の位置は、係合片16,17の両端、つまり一対の切込み21,22の位置と略一致する。また、第1方向において、折線14aから係合孔25,26までの距離は、折線14aから係合片16,17の基部、つまり一対の切込み21,22の折線14a側の末端までの距離と略一致する。
同様に、係合孔27,28はそれぞれ、折返し部12を折返した状態としたときに、折返し部12の係合片18,19を係合可能に形成されている。
Four engagement holes 25, 26, 27, 28 (second engagement portions) are formed in the
The engagement holes 25 and 26 are formed so that the
Similarly, the engagement holes 27 and 28 are formed so that the
係合片16,17,18,19及び係合孔25,26,27,28は、一対の折返し部11,12を折返した状態としたときに、その状態を維持する折返し状態維持手段を構成する。
The
基材10としては、例えば、紙基材、樹脂シート、不織布等が挙げられる。これらの基材の中でも、紙基材が好ましく、強度の点から、段ボール板又は厚紙がより好ましく、段ボール板がさらに好ましい。
Examples of the
伸縮フィルム30としては、例えば、以下の伸縮フィルム(1)又は(2)が挙げられる。
伸縮フィルム(1):熱可塑性エラストマー含有層と、前記熱可塑性エラストマー含有層の一方の面側に設けられた第1のポリオレフィン系樹脂含有層と、を備え、前記第1のポリオレフィン系樹脂含有層が、極性付与剤を含有する、伸縮フィルム。
伸縮フィルム(2):熱可塑性エラストマー含有層と、前記熱可塑性エラストマー含有層の一方の面側に設けられた第2外層と、前記熱可塑性エラストマー含有層の他方の面側に設けられた第1外層と、を備え、前記第2外層は、密度が0.87g/cm3以上のポリマーを含有し、前記第1外層は、前記第2外層に含まれるポリマーの融点Tm2に対して20℃以上高い融点Tm1を有するポリマーを含有する、伸縮フィルム。
本明細書において、融点は、示差走査熱量測定によって求めた値である。
伸縮フィルム30として伸縮フィルム(1)を用いる場合、伸縮フィルム(1)の第1のポリオレフィン系樹脂含有層が基材10に熱溶着される。伸縮フィルム30として伸縮フィルム(2)を用いる場合、伸縮フィルム(2)の第2外層が基材10に熱溶着される。
これらの伸縮フィルムの中でも、接着強度および低温ヒートシール性の点から、伸縮フィルム(1)が好ましい。伸縮フィルム(1)、(2)については後で詳しく説明する。
Examples of the
Stretchable film (1), comprising: a thermoplastic elastomer-containing layer; and a first polyolefin-based resin-containing layer provided on one surface side of the thermoplastic elastomer-containing layer, wherein the first polyolefin-based resin-containing layer is provided. But a stretchable film containing a polarizer.
Stretchable film (2): a thermoplastic elastomer-containing layer, a second outer layer provided on one side of the thermoplastic elastomer-containing layer, and a first outer layer provided on the other side of the thermoplastic elastomer-containing layer An outer layer, wherein the second outer layer contains a polymer having a density of 0.87 g / cm 3 or more, and the first outer layer has a temperature of 20 ° C. with respect to a melting point T m2 of the polymer contained in the second outer layer. An elastic film containing a polymer having a high melting point Tm1 .
In this specification, the melting point is a value determined by differential scanning calorimetry.
When the stretchable film (1) is used as the
Among these stretchable films, the stretchable film (1) is preferable from the viewpoints of adhesive strength and low-temperature heat sealability. The stretch films (1) and (2) will be described later in detail.
梱包用部材1を製造する方法としては、例えば、下記の方法が挙げられる。
まず、基材に打ち抜き加工、折曲げ加工、プレス加工等の加工を施して、所定の外形を有し、折曲げ部14,15及び係合孔25,26,27,28が形成された基材10を作製する。次いで、基材10に伸縮フィルム30を重ね、伸縮フィルム30の第1方向両縁部をそれぞれ基材10の折返し部11,12に貼着する。その後、一対の折返し部11,12それぞれに切込み21,22,23,24を形成することにより係合片16,17,18,19を形成する。これにより梱包用部材1が得られる。
伸縮フィルム30の貼着方法は、特に限定されず、熱溶着する方法、接着剤で接着する方法、テープ等で接着する方法等が挙げられる。コストの点では、熱溶着する方法が好ましい。伸縮フィルム30を熱溶着する方法としては、例えば、加熱したヒートシールバーを伸縮フィルム30に押し当てる方法や超音波でフィルムを瞬間的に溶融する方法等が挙げられる。
As a method of manufacturing the packing
First, the base material is subjected to processing such as punching, bending, and pressing to obtain a base having a predetermined outer shape and having the
The method of attaching the
次に、本実施形態の梱包用部材1の使用方法について説明する。
まず、図2に示すように、梱包用部材1の基材10と伸縮フィルム30との間に物品100を挿入し、中央部13の上面に配置する。
次いで、図3に示すように、基材10を、折曲げ部14の位置で、伸縮フィルム30が配備されている側が外側になるように、つまり折返し部11の下面と中央部13の下面が接触するように折曲げて、折返し部11が折返された状態とする。また、基材10を、折曲げ部15の位置で、伸縮フィルム30が配備されている側が外側になるように折曲げて、折返し部12が折返された状態とする。これにより、伸縮フィルム30が引き伸ばされ、基材10と伸縮フィルム30との間の物品100が、折返し部11,12の折返し前よりも強い力で基材10に押し付けられる。
次いで、図4に示すように、折返し部11,12の係合片16,17,18,19を中央部13側に折返し、係合孔25,26,27,28に挿入する。これにより、図5〜6に示すように、係合片16,17,18,19が係合孔25,26,27,28に係止した状態になる。必要に応じて、係合孔25,26,27,28に挿入された係合片16,17,18,19を、係合孔25,26,27,28から抜けにくくするために、折曲げてもよい。
Next, a method of using the packing
First, as shown in FIG. 2, the
Next, as shown in FIG. 3, the
Next, as shown in FIG. 4, the engaging
上記のようにして物品100を梱包した梱包用部材1は、例えば、梱包容器に収容されて、物品100の輸送に使用される。
梱包容器としては、例えば、箱、袋等が挙げられ、通常は箱が使用される。箱としては、通常、物品100を梱包した梱包用部材1が輸送の際に箱の中で移動することを防止するために、底面の外形が、物品100を梱包した梱包用部材1の外形、つまり中央部13の外形と略一致するものが用いられる。
梱包容器の材質としては、例えば、紙、樹脂等が挙げられ、なかでも、紙が好ましく、段ボールがより好ましい。梱包容器としては、段ボール箱が特に好ましい。
The packing
Examples of the packing container include a box and a bag, and a box is usually used. As a box, in order to prevent the packing
Examples of the material of the packing container include paper, resin, and the like. Among them, paper is preferable, and cardboard is more preferable. As a packing container, a cardboard box is particularly preferred.
以上説明した本実施形態の梱包用部材1にあっては、折返し部11,12を折返した状態とすることにより、伸縮フィルム30の張力を利用して、基材10と伸縮フィルム30との間に物品100を挟持できる。また、折返し部11,12が折返された状態を維持する折返し状態維持手段(係合片16,17,18,19及び係合孔25,26,27,28)を備えるため、基材10と伸縮フィルム30との間に挟持した物品100の脱落を防止できる。すなわち、折返し部11,12が折返された状態では、引き伸ばされた伸縮フィルム30が元に戻ろうとする復元力が働くが、係合片16,17,18,19を係合孔25,26,27,28に係止することにより、折返された折返し部11,12が前記復元力の作用で展開すること、それによって伸縮フィルム30の張力が弱まって物品100が脱落すること、を防止できる。
In the packing
<伸縮フィルム(1)>
伸縮フィルム(1)は、熱可塑性エラストマー含有層と、第1のポリオレフィン系樹脂含有層とを備える。伸縮フィルム(1)は、熱可塑性エラストマー含有層の他方の面側に、第2のポリオレフィン系樹脂含有層を備えていてもよい。
<Stretchable film (1)>
The stretch film (1) includes a thermoplastic elastomer-containing layer and a first polyolefin-based resin-containing layer. The stretchable film (1) may include a second polyolefin-based resin-containing layer on the other surface side of the thermoplastic elastomer-containing layer.
熱可塑性エラストマー含有層は、熱可塑性エラストマーを含有する層である。熱可塑性エラストマー含有層を有することによって、伸縮フィルム(1)が伸縮性を有する。
熱可塑性エラストマーとは、常温でゴム弾性を有する熱可塑性樹脂のことである。
熱可塑性エラストマーとしては、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらエラストマーのなかでも、第1のポリオレフィン系樹脂含有層との接着性及び第2のポリオレフィン系樹脂含有層との接着性が良いことから、オレフィン系熱可塑性エラストマーが好ましい。
オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば、エチレン−αオレフィン共重合体が挙げられる。エチレン−αオレフィン共重合体を構成するαオレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン等が挙げられる。エチレン−αオレフィン共重合体は、ランダム共重合体でもよいし、ブロック共重合体でもよいが、ブロック共重合体が好ましい。
The thermoplastic elastomer-containing layer is a layer containing a thermoplastic elastomer. By having the thermoplastic elastomer-containing layer, the stretchable film (1) has stretchability.
The thermoplastic elastomer is a thermoplastic resin having rubber elasticity at normal temperature.
Examples of the thermoplastic elastomer include an olefin-based thermoplastic elastomer, a styrene-based thermoplastic elastomer, and a polyester-based thermoplastic elastomer. Among these elastomers, olefin-based thermoplastic elastomers are preferred because of their good adhesion to the first polyolefin-based resin-containing layer and good adhesion to the second polyolefin-based resin-containing layer.
Examples of the olefin-based thermoplastic elastomer include an ethylene-α-olefin copolymer. As the α-olefin constituting the ethylene-α-olefin copolymer, for example, propylene, 1-butene, 1-hexene, 1-octene and the like can be mentioned. The ethylene-α olefin copolymer may be a random copolymer or a block copolymer, but a block copolymer is preferred.
熱可塑性エラストマーは、融点を有するものでもよく、融点を有しないものでもよい。
融点を有する熱可塑性エラストマーの融点は、ヒートシール加工性の点から、第2のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれるポリオレフィン系樹脂の融点よりも低いことが好ましく、第2のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれるポリオレフィン系樹脂の融点に対して20℃以上低いことがより好ましい。これにより、ヒートシール加工性に優れ、基材への熱溶着時にフィルム形状が変化し、場合によっては溶着部の端部の破断(エッジ切れ)が発生することを防止できる。
融点を有する熱可塑性エラストマーの融点は、実用上、130℃以下であることが好ましい。融点を有する熱可塑性エラストマーの融点は、実用上、80℃以上であることが好ましい。
熱可塑性エラストマーは、市販のものを用いてもよいし、公知の製造方法により製造したものを用いてもよい。市販の熱可塑性エラストマーとしては、エクソンモービル社のビスタマックス6102FL(融点なし)、ビスタマックス8880(融点なし)、ダウケミカル社製のInfuse9007(融点119℃)等が挙げられる。
The thermoplastic elastomer may have a melting point or may not have a melting point.
The melting point of the thermoplastic elastomer having a melting point is preferably lower than the melting point of the polyolefin-based resin contained in the second polyolefin-based resin-containing layer from the viewpoint of heat-sealing processability. It is more preferable that the temperature is lower by 20 ° C. or more than the melting point of the polyolefin resin contained. As a result, the heat sealability is excellent, and the shape of the film is changed at the time of heat welding to the base material, and in some cases, it is possible to prevent the end of the welded portion from being broken (cut edge).
The melting point of the thermoplastic elastomer having a melting point is preferably 130 ° C. or less for practical use. The melting point of the thermoplastic elastomer having a melting point is preferably 80 ° C. or higher for practical use.
As the thermoplastic elastomer, a commercially available thermoplastic elastomer may be used, or a thermoplastic elastomer manufactured by a known manufacturing method may be used. Commercially available thermoplastic elastomers include ExxonMobil's Vistamax 6102FL (no melting point), Vistamax 8880 (no melting point), Dow Chemical's Infuse9007 (melting point 119 ° C), and the like.
熱可塑性エラストマー含有層に含まれる熱可塑性エラストマーは1種でもよいし、2種以上でもよい。
熱可塑性エラストマーの含有量は、熱可塑性エラストマー含有層の総質量に対し、70〜100質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることがより好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。熱可塑性エラストマーの含有量が前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)の伸縮性が充分に高くなり、物品の保持性をより向上させることができる。
The thermoplastic elastomer contained in the thermoplastic elastomer-containing layer may be one type or two or more types.
The content of the thermoplastic elastomer is preferably from 70 to 100% by mass, more preferably from 90 to 100% by mass, and preferably from 95 to 100% by mass, based on the total mass of the thermoplastic elastomer-containing layer. Is more preferred. When the content of the thermoplastic elastomer is equal to or more than the lower limit, the stretchability of the stretchable film (1) becomes sufficiently high, and the holding property of the article can be further improved.
熱可塑性エラストマー含有層は、必要に応じて、伸縮フィルム(1)の物性、特に伸縮性を損なわない範囲で、前記熱可塑性エラストマー以外の他のポリマーを含有してもよい。
他のポリマーとしては、目的の性能を得やすい点で、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが好ましい。
If necessary, the thermoplastic elastomer-containing layer may contain a polymer other than the thermoplastic elastomer as long as the physical properties of the stretchable film (1), in particular, the stretchability are not impaired.
As other polymers, polyolefins such as polyethylene and polypropylene are preferable in that the desired performance can be easily obtained.
熱可塑性エラストマー含有層は、必要に応じて、熱可塑性エラストマー及び他のポリマー以外の成分として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤、金属石鹸、ワックス、防かび剤、抗菌剤、造核剤、難燃剤、スリップ剤等の各種の添加剤を含有してもよい。 The thermoplastic elastomer-containing layer may contain, as necessary, components other than the thermoplastic elastomer and other polymers, such as an antioxidant, a weather stabilizer, an antistatic agent, an antifogging agent, a metal soap, a wax, a fungicide, and an antibacterial agent. Various additives such as an agent, a nucleating agent, a flame retardant, and a slip agent may be contained.
熱可塑性エラストマー含有層の厚さは、20〜50μmであることが好ましく、25〜40μmであることがより好ましい。熱可塑性エラストマー含有層の厚さが前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)の伸縮性を充分に確保でき、物品の保持性をより向上させることができる。熱可塑性エラストマー含有層の厚さが前記上限値以下であれば、強すぎない適度な保持力で物品を保持できる。
本明細書において、層の厚さは、梱包用フィルムの断面を、光学顕微鏡又は電子顕微鏡を用いて観察し、5か所以上の厚さを計測し、平均した値である。
The thickness of the thermoplastic elastomer-containing layer is preferably from 20 to 50 μm, more preferably from 25 to 40 μm. When the thickness of the thermoplastic elastomer-containing layer is equal to or more than the lower limit, the stretchability of the stretchable film (1) can be sufficiently secured, and the holding property of the article can be further improved. When the thickness of the thermoplastic elastomer-containing layer is equal to or less than the upper limit, the article can be held with an appropriate holding force that is not too strong.
In the present specification, the thickness of the layer is a value obtained by observing the cross section of the packaging film using an optical microscope or an electron microscope, measuring the thickness at five or more locations, and averaging the measured thickness.
第1のポリオレフィン系樹脂含有層は、ポリオレフィン系樹脂を含有する。
ポリオレフィン系樹脂とは、オレフィン単位(エチレン単位、プロピレン単位等)を有する樹脂である。オレフィン単位の含有量は、ポリオレフィン系樹脂の総質量に対し、例えば60〜100質量%である。
以下、第1のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれるポリオレフィン系樹脂を「第1のポリオレフィン系樹脂」ともいう。
The first polyolefin-based resin-containing layer contains a polyolefin-based resin.
The polyolefin resin is a resin having an olefin unit (ethylene unit, propylene unit, etc.). The content of the olefin unit is, for example, 60 to 100% by mass based on the total mass of the polyolefin-based resin.
Hereinafter, the polyolefin-based resin contained in the first polyolefin-based resin-containing layer is also referred to as “first polyolefin-based resin”.
第1のポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ブロックポリプロピレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)等が挙げられる。これらポリマーのなかでも、伸縮性により優れ、柔軟である点から、ブロックポリプロピレンが好ましい。
ブロックポリプロピレンとは、ホモポリプロピレンのマトリックス中又はエチレン単位を5質量%以下の割合で含むランダムポリプロピレンのマトリックス中にゴム成分が含まれる樹脂のことである。ゴム成分としては、例えば、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−ヘキセン共重合体、プロピレン−オクテン共重合体等が挙げられる。
通常、ブロックポリプロピレンは、一段目の重合にて、マトリックスとなるホモポリプロピレン又はランダムポリプロピレンを形成し、そのホモプロピレン又はランダムポリプロピレンの存在下、二段目の重合にて、ゴム成分を形成する。このように重合によってマトリックス中にゴム成分を形成することによって、ゴム成分の分散性を向上させることができる。
Examples of the first polyolefin resin include block polypropylene, low-density polyethylene (LDPE), linear low-density polyethylene (LLDPE), high-density polyethylene (HDPE), ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA), and ethylene. -Ethyl acrylate copolymer (EEA) and the like. Among these polymers, block polypropylene is preferred because of its excellent elasticity and flexibility.
The block polypropylene is a resin in which a rubber component is contained in a homopolypropylene matrix or a random polypropylene matrix containing ethylene units at a ratio of 5% by mass or less. As the rubber component, for example, ethylene-propylene copolymer, ethylene-butene copolymer, ethylene-hexene copolymer, ethylene-octene copolymer, propylene-butene copolymer, propylene-hexene copolymer, propylene -Octene copolymer and the like.
Usually, the block polypropylene forms a homopolypropylene or a random polypropylene serving as a matrix in the first-stage polymerization, and forms a rubber component in the second-stage polymerization in the presence of the homopropylene or the random polypropylene. By forming the rubber component in the matrix by polymerization as described above, the dispersibility of the rubber component can be improved.
第1のポリオレフィン系樹脂の密度は、0.87g/cm3以上が好ましく、0.88g/cm3以上がより好ましい。密度が前記下限値以上であれば、第1のポリオレフィン系樹脂含有層の表面のべたつきを抑え、伸縮フィルム(1)をロール状にした際のブロッキングを防止できる。
第1のポリオレフィン系樹脂の密度は、伸縮フィルム(1)の実用上、0.91g/cm3以下であることが好ましい。
The density of the first polyolefin resin is preferably 0.87 g / cm 3 or more, more preferably 0.88 g / cm 3 or more. When the density is equal to or more than the lower limit, stickiness of the surface of the first polyolefin-based resin-containing layer can be suppressed, and blocking when the stretchable film (1) is formed into a roll can be prevented.
The density of the first polyolefin-based resin is preferably 0.91 g / cm 3 or less for practical use of the stretchable film (1).
第1のポリオレフィン系樹脂は、典型的には、融点を有する。
第1のポリオレフィン系樹脂の融点は、130℃以下が好ましい。融点が130℃以下であれば、伸縮フィルム(1)の低温接着性が優れ、従来よりも低温(例えば120〜145℃)で基材への熱溶着を行っても充分な接着強度が得られる。
第1のポリオレフィン系樹脂の融点は、実用上、80℃以上であることが好ましい。
ブロックポリプロピレンの場合、樹脂中に含まれるゴム成分の比率や構造によって融点や結晶化度(融解熱量)を調整できる。
The first polyolefin-based resin typically has a melting point.
The melting point of the first polyolefin-based resin is preferably 130 ° C. or lower. When the melting point is 130 ° C. or less, the low-temperature adhesiveness of the stretchable film (1) is excellent, and sufficient adhesive strength can be obtained even when heat-sealing to a substrate at a lower temperature (eg, 120 to 145 ° C.) than in the past. .
The practical melting point of the first polyolefin-based resin is preferably 80 ° C. or higher.
In the case of block polypropylene, the melting point and crystallinity (heat of fusion) can be adjusted by the ratio and structure of the rubber component contained in the resin.
第1のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれる第1のポリオレフィン系樹脂は1種でもよいし、2種以上でもよい。
第1のポリオレフィン系樹脂の含有量は、第1のポリオレフィン系樹脂含有層の総質量に対し、80〜99質量%であることが好ましく、83〜96質量%であることがより好ましく、85〜95質量%であることがさらに好ましい。第1のポリオレフィン系樹脂の含有量が前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)の伸縮性が充分に高くなる。第1のポリオレフィン系樹脂の含有量が前記上限値以下であれば、伸縮フィルム(1)の低温接着性がより優れる。
The first polyolefin-based resin contained in the first polyolefin-based resin-containing layer may be one type or two or more types.
The content of the first polyolefin-based resin is preferably from 80 to 99% by mass, more preferably from 83 to 96% by mass, and more preferably from 85 to 99% by mass, based on the total mass of the first polyolefin-based resin-containing layer. More preferably, it is 95% by mass. When the content of the first polyolefin-based resin is equal to or more than the lower limit, the stretchability of the stretchable film (1) becomes sufficiently high. When the content of the first polyolefin resin is equal to or less than the upper limit, the low-temperature adhesion of the stretchable film (1) is more excellent.
第1のポリオレフィン系樹脂含有層は、極性付与剤を含有する。
極性付与剤は、第1のポリオレフィン系樹脂に極性を付与する作用を有する。第1のポリオレフィン系樹脂に極性を付与することで、第1のポリオレフィン系樹脂含有層と紙基材等の基材との接着性が高まり、従来よりも低温で基材への熱溶着を行っても充分な接着強度が得られる。
The first polyolefin-based resin-containing layer contains a polarity-imparting agent.
The polarity-imparting agent has an action of imparting polarity to the first polyolefin-based resin. By imparting polarity to the first polyolefin-based resin, the adhesion between the first polyolefin-based resin-containing layer and a substrate such as a paper substrate is enhanced, and heat welding to the substrate is performed at a lower temperature than before. However, sufficient adhesive strength can be obtained.
極性付与剤としては、例えば、分子内に無水カルボン酸構造を有するポリオレフィン系樹脂、分子内にアクリル酸構造を有するポリオレフィン系樹脂、分子内にエポキシ構造を有するポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。これらのなかでも、第1のポリオレフィン系樹脂との相溶性、工業的入手容易性の点で、分子内に無水カルボン酸構造を有するポリオレフィン系樹脂が好ましい。
無水カルボン酸としては、例えば、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水シュウ酸、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水安息香酸等が挙げられる。
分子内に無水カルボン酸構造を有するポリオレフィン系樹脂としては、例えば、分子内に無水カルボン酸構造を有するポリプロピレン、無水カルボン酸構造を有するポリエチレン等が挙げられる。
なお、極性付与剤として機能するポリオレフィン系樹脂は、第1のポリオレフィン系樹脂ではなく、極性付与剤として取り扱う。
Examples of the polarizer include a polyolefin resin having a carboxylic anhydride structure in the molecule, a polyolefin resin having an acrylic acid structure in the molecule, and a polyolefin resin having an epoxy structure in the molecule. Of these, polyolefin resins having a carboxylic anhydride structure in the molecule are preferred in view of compatibility with the first polyolefin resin and industrial availability.
Examples of the carboxylic anhydride include acetic anhydride, propionic anhydride, oxalic anhydride, succinic anhydride, maleic anhydride, phthalic anhydride, and benzoic anhydride.
Examples of the polyolefin resin having a carboxylic anhydride structure in the molecule include polypropylene having a carboxylic anhydride structure in the molecule, polyethylene having a carboxylic anhydride structure, and the like.
Note that the polyolefin-based resin functioning as a polarity-imparting agent is not treated as the first polyolefin-based resin, but is treated as a polarity-imparting agent.
極性付与剤は、典型的には、融点を有する。
極性付与剤の融点は、140℃以下が好ましく、137℃以下がより好ましい。極性付与剤の融点が前記上限値以下であれば、低温で基材への熱溶着を行ったときの接着強度がより優れる。
極性付与剤の融点が低いほど、伸縮フィルム(1)の熱溶着に要する時間を短縮でき、極性付与剤の融点の下限は特に限定されないが、実用上、極性付与剤の融点は、90℃以上であることが好ましい。
Polarizing agents typically have a melting point.
The melting point of the polarity-imparting agent is preferably 140 ° C. or lower, more preferably 137 ° C. or lower. When the melting point of the polarity-imparting agent is equal to or less than the above upper limit, the adhesive strength when performing heat welding to the substrate at a low temperature is more excellent.
As the melting point of the polarizer is lower, the time required for heat welding the stretchable film (1) can be reduced, and the lower limit of the melting point of the polarizer is not particularly limited. It is preferable that
極性付与剤の酸価は、0.5〜200が好ましく、1.0〜150がより好ましい。酸価が前記下限値以上であれば、極性の付与効果がより優れる。酸価が前記上限値以下であれば、第1のポリオレフィン系樹脂との相溶性が確保され成形加工性が良好である。
本明細書において、酸価は、JIS K 0070によって求めた値である。
The acid value of the polarizer is preferably from 0.5 to 200, more preferably from 1.0 to 150. When the acid value is equal to or more than the lower limit, the effect of imparting polarity is more excellent. When the acid value is equal to or less than the upper limit, compatibility with the first polyolefin-based resin is ensured, and the moldability is good.
In the present specification, the acid value is a value determined according to JIS K0070.
第1のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれる極性付与剤は1種でもよいし、2種以上でもよい。
極性付与剤の含有量は、第1のポリオレフィン系樹脂含有層の総質量に対して1〜15質量%であることが好ましく、2〜10質量%であることがより好ましく、3〜8質量%であることがさらに好ましい。極性付与剤の含有量が前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)の低温接着性がより優れる。極性付与剤の含有量が前記上限値以下であれば、伸縮フィルム(1)の伸縮性が充分に高くなる。
The polarity-imparting agent contained in the first polyolefin-based resin-containing layer may be one type or two or more types.
The content of the polarizer is preferably 1 to 15% by mass, more preferably 2 to 10% by mass, and more preferably 3 to 8% by mass, based on the total mass of the first polyolefin-based resin-containing layer. Is more preferable. When the content of the polarity-imparting agent is at least the lower limit, the low-temperature adhesiveness of the stretchable film (1) is more excellent. When the content of the polarizer is equal to or less than the upper limit, the stretchability of the stretchable film (1) is sufficiently high.
第1のポリオレフィン系樹脂含有層は、必要に応じて、第1のポリオレフィン系樹脂及び極性付与剤以外の成分として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤、金属石鹸、ワックス、防かび剤、抗菌剤、造核剤、難燃剤、スリップ剤等の各種の添加剤を含有してもよい。
特に、第1のポリオレフィン系樹脂含有層は、ブロッキングをより防止するために、スリップ剤を含有することが好ましい。スリップ剤のなかでも、ブロッキング防止性が特に優れることから、有機スリップ剤が好ましく、アマイド系スリップ剤がより好ましい。アマイド系スリップ剤としては、例えば、エルカ酸アマイド、ステアリン酸アマイド等が挙げられ、エルカ酸アマイドが好ましい。
If necessary, the first polyolefin-based resin-containing layer may contain, as components other than the first polyolefin-based resin and the polarity-imparting agent, an antioxidant, a weather stabilizer, an antistatic agent, an anti-fogging agent, a metal soap, and a wax. And various additives such as fungicides, antibacterial agents, nucleating agents, flame retardants, slip agents and the like.
In particular, the first polyolefin-based resin-containing layer preferably contains a slip agent in order to further prevent blocking. Among slip agents, an organic slip agent is preferable, and an amide-based slip agent is more preferable, since the anti-blocking property is particularly excellent. Examples of the amide slip agent include erucic acid amide and stearic acid amide, and erucic acid amide is preferable.
第1のポリオレフィン系樹脂含有層の厚さは、1〜10μmであることが好ましく、2〜6μmであることがより好ましい。第1のポリオレフィン系樹脂含有層の厚さが前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)をロール状にした際のブロッキングをより防止できる。第1のポリオレフィン系樹脂含有層の厚さが前記上限値以下であれば、伸縮フィルム(1)の伸縮性を充分に確保でき、物品の保持性をより向上させることができる。 The thickness of the first polyolefin-based resin-containing layer is preferably from 1 to 10 μm, more preferably from 2 to 6 μm. When the thickness of the first polyolefin-based resin-containing layer is at least the lower limit, blocking when the stretchable film (1) is formed into a roll can be further prevented. When the thickness of the first polyolefin-based resin-containing layer is equal to or less than the upper limit, the stretchability of the stretchable film (1) can be sufficiently ensured, and the holding property of the article can be further improved.
第2のポリオレフィン系樹脂含有層は、ポリオレフィン系樹脂を含む。
以下、第2のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれるポリオレフィン系樹脂を「第2のポリオレフィン系樹脂」ともいう。
第2のポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン等が挙げられる。これらのなかでも、柔軟性により優れ、融点が高いことから、ランダムポリプロピレンが好ましい。
The second polyolefin-based resin-containing layer contains a polyolefin-based resin.
Hereinafter, the polyolefin-based resin contained in the second polyolefin-based resin-containing layer is also referred to as “second polyolefin-based resin”.
Examples of the second polyolefin-based resin include homopolypropylene, random polypropylene, block polypropylene and the like. Among them, random polypropylene is preferred because of its excellent flexibility and high melting point.
第2のポリオレフィン系樹脂は、典型的には、融点を有する。
第2のポリオレフィン系樹脂の融点は、第1のポリオレフィン系樹脂の融点よりも高いことが好ましく、(第1のポリオレフィン系樹脂の融点+20℃)以上であることがより好ましく、(第1のポリオレフィン系樹脂の融点+30℃)以上であることがさらに好ましい。第2のポリオレフィン系樹脂の融点が第1のポリオレフィン系樹脂の融点よりも高ければ、基材への熱溶着時に伸縮フィルム(1)が溶断することをより防止できる。
伸縮フィルム(1)を製造しやすくする点では、第2のポリオレフィン系樹脂の融点は、(第1のポリオレフィン系樹脂の融点−70℃)以下であることが好ましい。
第2のポリオレフィン系樹脂の融点は、140℃以上であることが好ましい。
第2のポリオレフィン系樹脂の融点は、実用上、180℃以下であることが好ましい。
ランダムポリプロピレンの場合、エチレン単位の含有割合によって融点を調整できる。ランダムポリプロピレンにおけるエチレン単位の含有割合が多い程、融点が低くなる傾向にある。
The second polyolefin-based resin typically has a melting point.
The melting point of the second polyolefin-based resin is preferably higher than the melting point of the first polyolefin-based resin, more preferably (the melting point of the first polyolefin-based resin + 20 ° C.) or more. (The melting point of the base resin + 30 ° C.) or more. If the melting point of the second polyolefin-based resin is higher than the melting point of the first polyolefin-based resin, it is possible to further prevent the stretchable film (1) from being blown during thermal welding to the base material.
In terms of facilitating the production of the stretch film (1), the melting point of the second polyolefin-based resin is preferably equal to or lower than (the melting point of the first polyolefin-based resin-70 ° C).
The melting point of the second polyolefin-based resin is preferably 140 ° C. or higher.
The melting point of the second polyolefin-based resin is practically preferably 180 ° C. or less.
In the case of random polypropylene, the melting point can be adjusted by the content ratio of the ethylene unit. The melting point tends to decrease as the content ratio of the ethylene unit in the random polypropylene increases.
第2のポリオレフィン系樹脂含有層に含まれる第2のポリオレフィン系樹脂は1種でもよいし、2種以上でもよい。
第2のポリオレフィン系樹脂の含有量は、第2のポリオレフィン系樹脂含有層の総質量に対し、70〜100質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることがより好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。第2のポリオレフィン系樹脂の含有量が前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)の耐熱性がより優れる。
The second polyolefin-based resin contained in the second polyolefin-based resin-containing layer may be one type or two or more types.
The content of the second polyolefin-based resin is preferably from 70 to 100% by mass, more preferably from 90 to 100% by mass, and preferably from 95 to 100% by mass, based on the total mass of the second polyolefin-based resin-containing layer. More preferably, it is 100% by mass. When the content of the second polyolefin-based resin is equal to or more than the lower limit, the heat resistance of the stretchable film (1) is more excellent.
第2のポリオレフィン系樹脂含有層は、必要に応じて、第2のポリオレフィン系樹脂以外の成分として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤、金属石鹸、ワックス、防かび剤、抗菌剤、造核剤、難燃剤、スリップ剤等の各種の添加剤を含有してもよい。 The second polyolefin-based resin-containing layer may contain, as necessary, components other than the second polyolefin-based resin, such as an antioxidant, a weather stabilizer, an antistatic agent, an antifogging agent, a metal soap, a wax, and a fungicide. And various additives such as antibacterial agents, nucleating agents, flame retardants, slip agents and the like.
第2のポリオレフィン系樹脂含有層の厚さは、3〜10μmであることが好ましく、3〜6μmであることがより好ましい。第2のポリオレフィン系樹脂含有層の厚さが前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(1)の耐熱性が向上して、基材への熱溶着時に伸縮フィルム(1)が溶断することをより防止できる。第2のポリオレフィン系樹脂含有層の厚さが前記上限値以下であれば、伸縮フィルム(1)の伸縮性を充分に確保でき、物品の保持性をより向上させることができる。 The thickness of the second polyolefin-based resin-containing layer is preferably from 3 to 10 μm, more preferably from 3 to 6 μm. When the thickness of the second polyolefin-based resin-containing layer is equal to or more than the lower limit, the heat resistance of the stretchable film (1) is improved, and the stretchable film (1) is blown off during thermal welding to the substrate. More preventable. When the thickness of the second polyolefin-based resin-containing layer is equal to or less than the upper limit, the stretchability of the stretchable film (1) can be sufficiently secured, and the holding property of the article can be further improved.
伸縮フィルム(1)は未延伸フィルムであってもよいし、延伸フィルムであってもよい。伸縮フィルム(1)を延伸させると、フィルムの機械的物性、特に収縮応力及び永久ひずみを容易に調整できる。
伸縮フィルム(1)が延伸フィルムである場合、一軸延伸フィルムであってもよいし、二軸延伸フィルムであってもよい。
The stretchable film (1) may be an unstretched film or a stretched film. When the stretchable film (1) is stretched, mechanical properties of the film, particularly shrinkage stress and permanent set, can be easily adjusted.
When the stretchable film (1) is a stretched film, it may be a uniaxially stretched film or a biaxially stretched film.
伸縮フィルム(1)の表面、すなわち伸縮フィルム(1)の一方の面(第1のポリオレフィン系樹脂含有層の外面)及び他方の面に、凹凸が形成されていてもよい。伸縮フィルム(1)の表面に凹凸が形成されていれば、滑り性が高くなり、伸縮フィルム(1)のブロッキングをより防止できる。凹凸は、伸縮フィルム(1)の一方の面のみに形成されてもよいし、他方の面のみに形成されてもよいし、一方の面及び他方の面の両方に形成されてもよい。凹凸は、エンボス加工等の公知の方法によって形成できる。 Irregularities may be formed on the surface of the elastic film (1), that is, on one surface (the outer surface of the first polyolefin-based resin-containing layer) and the other surface of the elastic film (1). If irregularities are formed on the surface of the stretchable film (1), the slipperiness increases, and blocking of the stretchable film (1) can be further prevented. The unevenness may be formed on only one surface of the stretchable film (1), may be formed only on the other surface, or may be formed on both one surface and the other surface. The unevenness can be formed by a known method such as embossing.
伸縮フィルム(1)は、例えば、下記の方法によって製造される。
熱可塑性エラストマーと任意成分(他のポリマー、添加剤等)とを混合して熱可塑性エラストマー層形成用樹脂材料を調製する。任意成分を含まない場合には、熱可塑性エラストマー層形成用樹脂材料は熱可塑性エラストマーのみからなる。
第1のポリオレフィン系樹脂と、極性付与剤と、任意成分(添加剤等)とを混合して第1のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料を調製する。任意成分を含まない場合には、第1のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料は第1のポリオレフィン系樹脂及び極性付与剤からなる。
必要に応じて、第2のポリオレフィン系樹脂と、任意成分(添加剤等)とを混合して第2のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料を調製する。任意成分を含まない場合には、第2のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料は第2のポリオレフィン系樹脂のみからなる。
The stretch film (1) is manufactured, for example, by the following method.
A thermoplastic elastomer and optional components (other polymers, additives, etc.) are mixed to prepare a thermoplastic elastomer layer-forming resin material. When no optional component is contained, the resin material for forming a thermoplastic elastomer layer comprises only a thermoplastic elastomer.
A first polyolefin-based resin-containing layer-forming resin material is prepared by mixing a first polyolefin-based resin, a polarity-imparting agent, and an optional component (eg, an additive). When no optional component is contained, the first polyolefin-based resin-containing layer-forming resin material comprises the first polyolefin-based resin and a polarity-imparting agent.
If necessary, a second polyolefin-based resin and an optional component (additive or the like) are mixed to prepare a second polyolefin-based resin-containing layer-forming resin material. When no optional component is contained, the resin material for forming the second polyolefin-based resin-containing layer comprises only the second polyolefin-based resin.
各樹脂材料を調製する際に、添加剤を混合する場合、添加剤と希釈樹脂とを含むマスターバッチを熱可塑性エラストマー、第1のポリオレフィン系樹脂又は第2のポリオレフィン系樹脂に混合してもよい。例えば、第1のポリオレフィン系樹脂含有層にスリップ剤を含有させる場合には、第1のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料を得る際に、第1のポリオレフィン系樹脂と、スリップ剤及び希釈樹脂を含むマスターバッチとを混合してもよい。マスターバッチを用いた混合方法を適用すると、熱可塑性エラストマー、第1のポリオレフィン系樹脂又は第2のポリオレフィン系樹脂中の添加剤の分散性を容易に向上させることができる。 When mixing additives when preparing each resin material, a masterbatch containing the additives and the diluting resin may be mixed with the thermoplastic elastomer, the first polyolefin-based resin, or the second polyolefin-based resin. . For example, when the first polyolefin-based resin-containing layer contains a slip agent, the first polyolefin-based resin-containing layer-forming resin material is obtained using the first polyolefin-based resin, the slip agent, and the diluent resin. And a masterbatch containing the same. When a mixing method using a master batch is applied, the dispersibility of the additive in the thermoplastic elastomer, the first polyolefin-based resin, or the second polyolefin-based resin can be easily improved.
次いで、熱可塑性エラストマー層形成用樹脂材料及び第1のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料を、多層成形可能な押出機に供給し、各樹脂材料を押出成形すると共に、熱可塑性エラストマー層の一方の面側に第1のポリオレフィン系樹脂含有層が配置されるように積層する。あるいは、熱可塑性エラストマー層形成用樹脂材料、第1のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料、及び第2のポリオレフィン系樹脂含有層形成用樹脂材料を、多層成形可能な押出機に供給し、各樹脂材料を押出成形すると共に、熱可塑性エラストマー層の一方の面側に第1のポリオレフィン系樹脂含有層、他方の面側に第2のポリオレフィン系樹脂含有層が配置されるように積層する。多層成形可能な押出機としては、例えば、押出機の先端にマルチマニホールドダイ又はフィードブロックシステムを備えるものが挙げられる。
押出機によって成形された溶融状態の2層又は3層積層体を、キャストロールの周面に密着させ、冷却して、伸縮フィルム(1)を得る。キャストロールを用いてフィルムを成形するキャスト法を適用すると、伸縮フィルム(1)の生産性を容易に向上させることができる。
Next, the resin material for forming a thermoplastic elastomer layer and the resin material for forming a first polyolefin-based resin-containing layer are supplied to an extruder capable of forming a multilayer, and each resin material is extruded, and one of the thermoplastic elastomer layers is extruded. Are laminated so that the first polyolefin-based resin-containing layer is arranged on the side of the surface of. Alternatively, a resin material for forming a thermoplastic elastomer layer, a resin material for forming a first polyolefin-based resin-containing layer, and a resin material for forming a second polyolefin-based resin-containing layer are supplied to an extruder capable of forming a multilayer. The resin material is extruded and laminated so that the first polyolefin-based resin-containing layer is arranged on one side of the thermoplastic elastomer layer and the second polyolefin-based resin-containing layer is arranged on the other side. Extruders that can be multilayered include, for example, those that include a multi-manifold die or feedblock system at the tip of the extruder.
The melted two-layer or three-layer laminate formed by the extruder is brought into close contact with the peripheral surface of the cast roll and cooled to obtain the stretchable film (1). When the casting method of forming a film using a cast roll is applied, the productivity of the stretchable film (1) can be easily improved.
必要に応じて、伸縮フィルム(1)を延伸させてもよい。伸縮フィルム(1)を延伸させる方法としては、例えば、ロールを用いてフィルムを延伸させる方法、クリップでフィルムを掴んでフィルムを延伸させる方法、一対のギアでフィルムを挟んで延伸させる方法等が挙げられる。前記延伸方法のなかでも、生産性を容易に高くできる点では、一対のギアでフィルムを挟んで延伸させる方法が好ましい。 If necessary, the stretch film (1) may be stretched. Examples of the method of stretching the stretchable film (1) include a method of stretching the film using a roll, a method of stretching the film by gripping the film with a clip, and a method of stretching the film with a pair of gears. Can be Among the above-mentioned stretching methods, a method in which a film is sandwiched between a pair of gears and stretched is preferable in that productivity can be easily increased.
伸縮フィルム(1)の表面にエンボス加工を施す場合には、前記冷却前又は前記冷却後に、伸縮フィルム(1)の表面に、周面に凹凸を有するエンボスロールの周面を密着させればよい。エンボスロールは、キャストロールでもよいし、加熱ピンチロールでもよい。 When embossing is performed on the surface of the elastic film (1), the peripheral surface of the embossing roll having irregularities on the peripheral surface may be brought into close contact with the surface of the elastic film (1) before or after the cooling. . The embossing roll may be a cast roll or a heated pinch roll.
なお、伸縮フィルム(1)を製造する方法は、前記の製造方法に限定されない。例えば、前記製造方法において、押出機によって成形された溶融状態の2層又は3層積層体をインフレーション成形して伸縮フィルム(1)を得てもよい。 In addition, the method of manufacturing the stretchable film (1) is not limited to the above-described manufacturing method. For example, in the above-mentioned production method, a stretched film (1) may be obtained by inflation molding a two-layer or three-layer laminate in a molten state formed by an extruder.
<伸縮フィルム(2)>
伸縮フィルム(2)は、熱可塑性エラストマー含有層と、前記熱可塑性エラストマー含有層の一方の面側に設けられた第2外層と、前記熱可塑性エラストマー含有層の他方の面側に設けられた第1外層と、を備える。
熱可塑性エラストマー含有層は、伸縮フィルム(1)の熱可塑性エラストマー含有層と同様である。
<Stretchable film (2)>
The stretchable film (2) includes a thermoplastic elastomer-containing layer, a second outer layer provided on one surface of the thermoplastic elastomer-containing layer, and a second outer layer provided on the other surface of the thermoplastic elastomer-containing layer. 1 outer layer.
The thermoplastic elastomer-containing layer is the same as the thermoplastic elastomer-containing layer of the stretch film (1).
第1外層はポリマーを主成分として含有する層である。
第1外層に含まれるポリマーとしては、例えば、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。これらポリマーのなかでも、柔軟性により優れ、融点が高いことから、ランダムポリプロピレンが好ましい。
The first outer layer is a layer containing a polymer as a main component.
Examples of the polymer contained in the first outer layer include polyolefin resins such as homopolypropylene, random polypropylene, and block polypropylene. Among these polymers, random polypropylene is preferred because of its excellent flexibility and high melting point.
第1外層は、第2外層に含まれるポリマーの融点Tm2に対して20℃以上高い融点Tm1を有するポリマーを含有する。第1外層に含まれるポリマーの融点Tm1が、第2外層に含まれるポリマーの融点Tm2に対して20℃以上高いことによって、基材への熱溶着時に伸縮フィルム(2)が溶断することを防止できる。
融点Tm1は、融点Tm2に対して30℃以上高いことが好ましい。伸縮フィルム(2)を製造しやすくする点では、融点Tm1と融点Tm2との差は70℃以下であることが好ましい。
前記融点Tm1は、140℃以上であることが好ましい。前記融点Tm1は、実用上、180℃以下であることが好ましい。
前記融点Tm2は、120℃以下であることが好ましい。前記融点Tm1は、実用上、80℃以上であることが好ましい。
The first outer layer contains a polymer having a melting point T m1 higher than the melting point T m2 of the polymer contained in the second outer layer by 20 ° C. or more. When the melting point T m1 of the polymer contained in the first outer layer is higher than the melting point T m2 of the polymer contained in the second outer layer by 20 ° C. or more, the stretchable film (2) is blown off during thermal welding to the base material. Can be prevented.
It is preferable that the melting point T m1 is higher than the melting point T m2 by 30 ° C. or more. From the viewpoint of facilitating the production of the stretch film (2), the difference between the melting points T m1 and T m2 is preferably 70 ° C. or less.
The melting point Tm1 is preferably 140 ° C. or higher. It is preferable that the melting point Tm1 is 180 ° C. or less for practical use.
The melting point Tm2 is preferably 120 ° C. or lower. The melting point Tm1 is preferably 80 ° C. or higher for practical use.
第1外層に含まれるポリマーは1種でもよいし、2種以上でもよい。第1外層に含まれるポリマーが2種以上である場合、伸縮フィルム(2)の物性、特に伸縮性を損なわない範囲で、前記融点Tm1を有するポリマー以外の他のポリマーを含んでもよい。但し、目的の性能を得るためには、他のポリマーは、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィンが好ましい。 The polymer contained in the first outer layer may be one kind or two or more kinds. When the first outer layer contains two or more polymers, the first outer layer may contain another polymer other than the polymer having the melting point Tm1 as long as the physical properties of the stretchable film (2), in particular, the stretchability are not impaired. However, in order to obtain the desired performance, the other polymer is preferably a polyolefin such as polyethylene or polypropylene.
第1外層に含まれるポリマーの含有量は70〜100質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることがより好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。第1外層に含まれるポリマーの含有量が前記下限値以上であれば、伸縮フィルム(2)の耐熱性が充分に高くなる。
特に、第1外層においては、融点Tm1を有するポリマーの含有量が70〜100質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることがより好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。
The content of the polymer contained in the first outer layer is preferably from 70 to 100% by mass, more preferably from 90 to 100% by mass, even more preferably from 95 to 100% by mass. When the content of the polymer contained in the first outer layer is at least the lower limit, the heat resistance of the stretchable film (2) will be sufficiently high.
In particular, in the first outer layer, the content of polymer having a melting point T m1 is 70 to 100 wt%, more preferably from 90 to 100 wt%, it is 95 to 100 wt% More preferred.
第1外層には、必要に応じて、前記ポリマー以外の成分として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤、金属石鹸、ワックス、防かび剤、抗菌剤、造核剤、難燃剤、スリップ剤等の各種添加剤が含まれてもよい。 In the first outer layer, if necessary, as components other than the polymer, antioxidants, weather stabilizers, antistatic agents, antifogging agents, metal soaps, waxes, fungicides, antibacterial agents, nucleating agents, Various additives such as a flame retardant and a slip agent may be included.
第1外層の好ましい厚さは、伸縮フィルム(1)の第2のポリオレフィン系樹脂含有層の好ましい厚さと同様である。 The preferred thickness of the first outer layer is the same as the preferred thickness of the second polyolefin-based resin-containing layer of the stretch film (1).
第2外層は、ポリマーを主成分として含有する層である。第2外層は、密度が0.87g/cm3以上のポリマーを含有し、密度が0.88g/cm3以上のポリマーを含有することが好ましい。第2外層に含まれるポリマーの密度が前記下限値以上であることによって、第2外層の表面のべたつきを抑え、伸縮フィルム(2)をロール状にした際のブロッキングを防止できる。第2外層に含まれるポリマーの密度は、伸縮フィルム(2)の実用上、0.91g/cm3以下であることが好ましい。 The second outer layer is a layer containing a polymer as a main component. The second outer layer contains a polymer having a density of 0.87 g / cm 3 or more, and preferably contains a polymer having a density of 0.88 g / cm 3 or more. When the density of the polymer contained in the second outer layer is equal to or more than the lower limit, stickiness of the surface of the second outer layer can be suppressed, and blocking when the stretchable film (2) is formed into a roll can be prevented. The density of the polymer contained in the second outer layer is preferably 0.91 g / cm 3 or less for practical use of the stretchable film (2).
第2外層に含まれるポリマーとしては、例えば、ブロックポリプロピレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)等が挙げられる。これらポリマーのなかでも、伸縮性により優れ、柔軟である点から、ブロックポリプロピレンが好ましい。
ブロックポリプロピレンとしては、伸縮フィルム(1)の第1のポリオレフィン系樹脂含有層の説明で挙げたものと同様のものが挙げられる。
Examples of the polymer contained in the second outer layer include block polypropylene, low density polyethylene (LDPE), linear low density polyethylene (LLDPE), high density polyethylene (HDPE), ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA), Ethylene-ethyl acrylate copolymer (EEA) and the like. Among these polymers, block polypropylene is preferred because of its excellent elasticity and flexibility.
Examples of the block polypropylene include those similar to those described in the description of the first polyolefin-based resin-containing layer of the stretchable film (1).
第2外層に含まれるポリマーは1種でもよいし、2種以上でもよい。第2外層に含まれるポリマーが2種以上である場合、伸縮フィルム(2)の物性、特に伸縮性を損なわない範囲で、前記密度を有するポリマー以外の他のポリマーを含んでもよい。但し、目的の性能を得るためには、他のポリマーは、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィンが好ましい。 The polymer contained in the second outer layer may be one kind or two or more kinds. When two or more polymers are contained in the second outer layer, a polymer other than the polymer having the above-mentioned density may be contained as long as the physical properties of the stretchable film (2), in particular, the stretchability are not impaired. However, in order to obtain the desired performance, the other polymer is preferably a polyolefin such as polyethylene or polypropylene.
第2外層に含まれるポリマーの含有量は70〜100質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることがより好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。第2外層に含まれるポリマーの含有量が前記下限値以上であれば、伸縮フィルムの伸縮性が充分に高くなる。
特に、第2外層においては、密度0.87g/cm3以上のポリマーの含有量が70〜100質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることがより好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。
The content of the polymer contained in the second outer layer is preferably from 70 to 100% by mass, more preferably from 90 to 100% by mass, even more preferably from 95 to 100% by mass. When the content of the polymer contained in the second outer layer is at least the lower limit, the stretchability of the stretchable film will be sufficiently high.
In particular, in the second outer layer, the content of the polymer having a density of 0.87 g / cm 3 or more is preferably 70 to 100% by mass, more preferably 90 to 100% by mass, and 95 to 100% by mass. Is more preferable.
第2外層には、必要に応じて、前記ポリマー以外の成分として各種添加剤が含まれてもよい。添加剤としては、第1外層に含有させてもよい添加剤と同様のものを使用できる。
特に、第2外層は、ブロッキングをより防止するために、スリップ剤を含有することが好ましい。スリップ剤としては、伸縮フィルム(1)の第1のポリオレフィン系樹脂含有層の説明で挙げたものと同様のものが挙げられる。
The second outer layer may contain various additives as components other than the polymer, if necessary. As the additives, the same additives as those that may be contained in the first outer layer can be used.
In particular, the second outer layer preferably contains a slip agent in order to further prevent blocking. Examples of the slip agent include the same ones as those described in the description of the first polyolefin-based resin-containing layer of the stretchable film (1).
第2外層の好ましい厚さは、伸縮フィルム(1)の第1のポリオレフィン系樹脂含有層の好ましい厚さと同様である。 The preferred thickness of the second outer layer is the same as the preferred thickness of the first polyolefin-based resin-containing layer of the stretch film (1).
伸縮フィルム(2)は未延伸フィルムであってもよいし、延伸フィルムであってもよい。伸縮フィルム(2)を延伸させると、フィルムの機械的物性、特に収縮応力及び永久ひずみを容易に調整できる。
伸縮フィルム(2)が延伸フィルムである場合、一軸延伸フィルムであってもよいし、二軸延伸フィルムであってもよい。
The stretchable film (2) may be an unstretched film or a stretched film. When the stretchable film (2) is stretched, mechanical properties of the film, particularly shrinkage stress and permanent set, can be easily adjusted.
When the stretchable film (2) is a stretched film, it may be a uniaxially stretched film or a biaxially stretched film.
伸縮フィルム(2)の表面、すなわち、第1外層の外面及び第2外層の外面には、エンボス加工が施されて凹凸が形成されてもよい。伸縮フィルム(2)の表面にエンボス加工が施されていると、滑り性が高くなり、伸縮フィルム(2)のブロッキングをより防止できる。
エンボス加工は、第1外層の外面のみに形成されてもよいし、第2外層の外面に形成されてもよいし、第1外層の外面及び第2外層の外面の両方に形成されてもよい。
The surface of the stretchable film (2), that is, the outer surface of the first outer layer and the outer surface of the second outer layer may be embossed to form irregularities. When the surface of the stretchable film (2) is embossed, the slipperiness is enhanced, and blocking of the stretchable film (2) can be further prevented.
The embossing may be formed only on the outer surface of the first outer layer, may be formed on the outer surface of the second outer layer, or may be formed on both the outer surface of the first outer layer and the outer surface of the second outer layer. .
伸縮フィルム(2)は、伸縮フィルム(1)と同様にして製造できる。 The stretch film (2) can be manufactured in the same manner as the stretch film (1).
以上、実施形態を示して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。上記実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。 As described above, the present invention has been described with reference to the embodiments. However, the present invention is not limited to these embodiments. Each configuration and the combination thereof in the above-described embodiment are examples, and addition, omission, replacement, and other changes of the configuration are possible without departing from the spirit of the present invention.
例えば、折返し状態維持手段として、一対の折返し部11,12それぞれに設けられた係合片16,17,18,19(第1の係合部)と、中央部13に設けられた係合孔25,26,27,28(第2の係合部)とを備える例を示したが、折返し状態維持手段はこれに限定されない。
第1の係合部を係合孔、第2の係合部を係合片としてもよい。
一対の折返し部11,12のいずれか一方に第1の係合部を設け、他方に第2の係合部を設けてもよい。
係合片の代わりにフック等を採用してもよい。
係合孔の代わりにハトメ等を採用してもよい。
第1の係合部及び第2の係合部以外の折返し状態維持手段を採用してもよい。第1の係合部及び第2の係合部以外の折返し状態維持手段としては、接着剤、接着テープ、紐、面ファスナー、つづり針(ステープル)等が挙げられる。
For example, as the folded state maintaining means, the engaging
The first engagement portion may be an engagement hole, and the second engagement portion may be an engagement piece.
A first engaging portion may be provided on one of the pair of folded
A hook or the like may be employed instead of the engagement piece.
Eyelets or the like may be employed instead of the engagement holes.
A folded state maintaining means other than the first engagement portion and the second engagement portion may be employed. As the folded state maintaining means other than the first engagement portion and the second engagement portion, an adhesive, an adhesive tape, a string, a hook-and-loop fastener, a spelling needle (staple), and the like can be given.
中央部13の第1方向の両側に折返し部11,12が設けられている例を示したが、中央部13の第1方向の一方側のみに折返し部が設けられてもよい。より強い張力が得られる点では、中央部13の第1方向の両側に折返し部11,12が設けられていることが好ましい。
折線14a,15a及び切り欠き14b,14c,15b,15cが折曲げ部14,15を構成する例を示したが、折線14a,15a及び切り欠き14b,14c,15b,15cのいずれか一方を省略してもよい。折線14a,15aの代わりに、ミシン目、ハーフカット、印刷、プレス等を採用してもよい。
Although the example in which the folded
The example in which the
基材及び伸縮フィルムの形状は、長方形状に限定されず、梱包する物品の形状、梱包容器の形状に応じて適宜選択すればよい。基材及び伸縮フィルムの形状の例としては、長方形状のほか、正方形状、円形状、楕円形状等が挙げられる。
伸縮フィルムは不透明なものであってもよい。
The shapes of the base material and the stretch film are not limited to rectangular shapes, and may be appropriately selected according to the shape of the article to be packed and the shape of the packing container. Examples of the shape of the base material and the stretchable film include a rectangular shape, a square shape, a circular shape, an elliptical shape, and the like.
The stretch film may be opaque.
1 梱包用部材
10 基材
11,12 折返し部
13 中央部
14,15 折曲げ部
14a,15a 折線
14b,14c,15b,15c 切り欠き
16,17,18,19 係合片(第1の係合部)
21,22,23,24 切込み
25,26,27,28 係合孔(第2の係合部)
30 伸縮フィルム
31,32 貼着部
100 物品
DESCRIPTION OF
21, 22, 23, 24
30
Claims (5)
前記基材は、前記物品が配置される中央部と、前記中央部の第1方向の一方側又は両側に設けられた折返し部と、前記中央部と前記折返し部との間に設けられた折曲げ部とを有し、前記折返し部に前記伸縮フィルムが貼着されており、
前記基材を、前記折曲げ部の位置で、前記伸縮フィルムが配備されている側が外側になるように折曲げて前記折返し部が折返された状態としたときに、その状態を維持する折返し状態維持手段を備える、梱包用部材。 A sheet-like base material, comprising a stretch film disposed on one surface of the base material, a packing member for sandwiching an article between the base material and the stretch film,
The base material includes a central portion where the article is arranged, a folded portion provided on one or both sides in the first direction of the central portion, and a fold provided between the central portion and the folded portion. Having a bent portion, the stretchable film is attached to the folded portion,
When the base material is bent at the position of the bent portion so that the side on which the elastic film is provided is on the outside and the folded portion is folded, the folded state is maintained. A packing member comprising a maintenance means.
前記折返し部に前記第1の係合部が設けられ、前記中央部に前記第2の係合部が設けられている、請求項1に記載の梱包用部材。 The folded state maintaining means includes a first engagement portion and a second engagement portion engageable with the first engagement portion, wherein the first engagement portion and the second engagement portion are connected to each other. By maintaining the folded state of the folded part by engaging the mating part,
2. The packing member according to claim 1, wherein the first engagement portion is provided on the folded portion, and the second engagement portion is provided on the central portion. 3.
前記中央部の第1方向の両側の折返し部それぞれに前記第1の係合部が設けられ、前記中央部に前記第2の係合部が設けられているか、又は
前記中央部の第1方向の両側の折返し部のいずれか一方に前記第1の係合部が設けられ、他方に前記第2の係合部が設けられている、請求項2に記載の梱包用部材。 The folded state maintaining means includes a first engagement portion and a second engagement portion engageable with the first engagement portion, wherein the first engagement portion and the second engagement portion are connected to each other. By maintaining the folded state of the folded part by engaging the mating part,
The first engaging portion is provided on each of the folded portions on both sides in the first direction of the central portion, and the second engaging portion is provided on the central portion, or the first direction of the central portion is provided. The packing member according to claim 2, wherein the first engagement portion is provided on one of the folded portions on both sides of the package, and the second engagement portion is provided on the other.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018116234A JP7113676B2 (en) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | packing material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018116234A JP7113676B2 (en) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | packing material |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019218093A true JP2019218093A (en) | 2019-12-26 |
JP7113676B2 JP7113676B2 (en) | 2022-08-05 |
Family
ID=69095467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018116234A Active JP7113676B2 (en) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | packing material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7113676B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101166136B1 (en) | 2011-05-13 | 2012-07-23 | 한국원자력연구원 | Decay tank |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015078008A (en) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 株式会社日立システムズ | Electronic apparatus package |
JP2018034874A (en) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 株式会社中川パッケージ | Cushioning material for packing |
-
2018
- 2018-06-19 JP JP2018116234A patent/JP7113676B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015078008A (en) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 株式会社日立システムズ | Electronic apparatus package |
JP2018034874A (en) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 株式会社中川パッケージ | Cushioning material for packing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7113676B2 (en) | 2022-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4894340B2 (en) | Heat-sealable laminated polypropylene resin film and package | |
JP6791728B2 (en) | Polypropylene-based stretched sealant film and film laminate using this | |
US20130272630A1 (en) | Packaging Receptacle For Making Packaging Article Exhibiting Combination of Linear Tear and Directional Curl | |
WO2020137736A1 (en) | Fitting tool and bag body with fitting tool | |
US20090317650A1 (en) | Cross-laminated elastic film | |
JP5258254B2 (en) | Packaging film | |
JPWO2018181011A1 (en) | Biaxially oriented polypropylene resin film | |
JP7113676B2 (en) | packing material | |
JP6797353B2 (en) | Multilayer film and packaging material | |
WO2022107576A1 (en) | Polyolefin-based resin film, and laminate in which same is used | |
WO2022107575A1 (en) | Polyolefin resin film and mulilayer body using same | |
JP2019019197A (en) | Polypropylene vertically uniaxially stretched film and film laminate | |
JP2009154929A (en) | Packaging bag, its manufacturing apparatus, and packaging bag manufacturing method | |
JPH10748A (en) | Polypropylene-based resin foam laminated sheet and molding body thereof | |
JP7210685B2 (en) | Packing films and packing materials | |
JP7096081B2 (en) | Packing film and packing materials | |
JP7125852B2 (en) | Packing films and packing materials | |
US20090004424A1 (en) | Bi-Oriented Polypropylene Film Comprising Tear Orientation, a Process of Preparing Said Film and an Article Comprising it | |
JP2020026104A (en) | Heat shrinkable laminate film, packaging material, molded article and container | |
JP2009083926A (en) | Easily-cuttable multi-layer container | |
JP2017137110A (en) | Shrink packaging method, heat-shrinkable film, and package | |
JP2005104151A (en) | Heat-sealable laminated polypropylene resin film and package | |
JP2016518272A (en) | Multilayer film with linear tear propagation resistance | |
JP2009039950A (en) | Multi-layer polyolefin-based heat-shrinkable film | |
JP2005067176A (en) | Heat-sealable laminated polypropylene resin film and package thereby |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220726 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7113676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |