JP2019217808A - 乗員認識装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の奥行き方向における乗員の位置を推定することのできる乗員認識装置を提供すること。【解決手段】実施形態にかかる乗員認識装置は、撮像装置と、第1投光器と、第2投光器とを備える。撮像装置は、車室内における前席および後席の両方を撮像範囲に含む。第1投光器は、前席を含む第1投射範囲に対して光を投射する。第2投光器は、後席を含む第2投射範囲に対して光を投射する。【選択図】図5
Description
本発明の実施形態は、乗員認識装置に関する。
従来、車室内を撮像し、得られた画像に基づいて乗員の有無を判定してエアバッグやシートベルトといった車載機器の制御等に利用する技術が知られている。
上述した従来技術には、一例として、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識するという点でさらなる改善の余地がある。
たとえば、特許文献1においては、撮像装置が座席ごとに設けられており、各座席における乗員をその座席に対応する撮像装置を用いて認識することとしている。しかしながら、仮に、車室内の乗員を1台の撮像装置を用いて認識しようとした場合、認識された乗員が前席に着座しているのか後席に着座しているのかを判別することが困難である。ステレオカメラのような奥行き方向の情報を記録できる撮像装置を用いることも考えられるが、コストの面で必ずしも現実的とは言えない。
本発明の実施形態にかかる乗員認識装置は、一例として、車室内における前席および後席の両方を撮像範囲に含む撮像装置と、前記前席を含む第1投射範囲に対して光を投射する第1投光器と、前記後席を含む第2投射範囲に対して光を投射する第2投光器とを備える。
よって、一例としては、第1投光器と第2投光器とを異なる態様で動作させることにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、上記乗員認識装置は、一例として、前記第1投光器を第1点灯周波数で点灯させ、前記第2投光器を前記第1点灯周波数とは異なる第2点灯周波数で点灯させる点灯制御部と、前記撮像装置が備える受光部から出力される画像信号のうち、前記第2点灯周波数の成分を減衰させる第1フィルタと、前記画像信号のうち、前記第1点灯周波数の成分を減衰させる第2フィルタとを備える。
第1フィルタを介すことで、撮像装置によって撮像された画像から、第1投光器の光によって撮像された画像、すなわち、前席を含む第1投射範囲を写した画像を抽出することができる。また、第2フィルタを介すことで、撮像装置によって撮像された画像から、第2投光器の光によって撮像された画像、すなわち、後席を含む第2投射範囲を写した画像を抽出することができる。これにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、上記乗員認識装置は、一例として、前記第1投光器を第1投光期間において点灯させ、前記第2投光器を前記第1投光期間と重複しない第2投光期間において点灯させる点灯制御部と、前記第1投光期間において前記撮像装置によって撮像された画像を前記前席を撮像した画像として選別し、前記第2投光期間において前記撮像装置によって撮像された画像を前記後席を撮像した画像として選別する画像処理部とを備える。
第1投光器と第2投光器とを異なる投光期間(第1投光期間、第2投光期間)において投光させることで、画像処理部において、第1投光期間において撮像された画像を前席を撮像した画像として選別し、第2投光期間において撮像された画像を後席を撮像した画像として選別することができる。これにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、上記乗員認識装置は、一例として、前記第1投光器および前記第2投光器は、前記撮像装置から前記第1投光器および前記第2投光器を見たときに、前記第1投光器が手前側に配置され、前記第2投光器が奥側に配置される。かかる配置とすることにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、上記乗員認識装置は、一例として、前記第1投射範囲と前記第2投射範囲とは、重複しない。よって、一例としては、前席側の画像と後席側の画像とを区別することが容易である。
以下に、本願に係る乗員認識装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る乗員認識装置が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<第1実施形態>
〔1.車両1の構成〕
図1は、第1実施形態に係る乗員認識装置が搭載される車両1の側面図である。車両1は、例えば、内燃機関(エンジン、図示されず)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよく、電動機(モータ、図示されず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であってもよく、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。また、車両1は、種々の変速装置を搭載してよく、内燃機関及び電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。また、車両1における車輪の駆動に関わる装置の方式、個数、及び、レイアウト等は、種々に設定してよい。
〔1.車両1の構成〕
図1は、第1実施形態に係る乗員認識装置が搭載される車両1の側面図である。車両1は、例えば、内燃機関(エンジン、図示されず)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよく、電動機(モータ、図示されず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であってもよく、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。また、車両1は、種々の変速装置を搭載してよく、内燃機関及び電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。また、車両1における車輪の駆動に関わる装置の方式、個数、及び、レイアウト等は、種々に設定してよい。
図1に示すように、車両1は、車室を構成する車体3と、車室内に配置される複数の座席2とを備える。複数の座席2のうち、一部は、車室の前方側に配置され、残りは後方側に配置される。以下、車室の前方側に配置される座席2を「前席2F」と記載し、車室の後方側に配置される座席2を「後席2R」と記載する。
図2は、第1実施形態に係る第1投光器13、第2投光器14および撮像装置15の配置を示す側面図である。また、図3は、第1実施形態に係る撮像装置15の撮像範囲150を示す平面図であり、図4は、第1実施形態に係る第1投光器13の第1投射範囲130および第2投光器14の第2投射範囲140を示す平面図である。
図2に示すように、車両1の車室内には、第1投光器13と、第2投光器14と、撮像装置15とが配置される。
撮像装置15は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)、またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵し、撮像素子によって撮像された画像を出力する。
撮像装置15は、車室内を撮像する。撮像装置15は、前席2Fおよび後席2Rの両方を撮像可能なように、すなわち、前席2Fに着座した乗員および後席2Rに着座した乗員の両方を撮像可能なように、向き、画角および設置位置等が決められる。
図3に示すように、車室内には、前席2Fとして、運転席2aと助手席2bとが横並びで配置される。また、車室内には、後席2Rとして、後部座席2c〜2eが横並びで配置される。撮像装置15の撮像範囲150には、運転席2a、助手席2bおよび後部座席2c〜2eが含まれる。
第1実施形態において、撮像装置15は、前席2Fよりもさらに前方側の位置に配置される。たとえば、撮像装置15は、ダッシュボード、ルームミラー等に設置され得る。
撮像装置15としては、たとえば、赤外光を検出可能な単眼の赤外カメラが用いられる。赤外カメラは、車外が明るい状況でも白飛びしにくく、また、車室内が暗い状況でも乗員をある程度捉えることができるという点で有効である。赤外カメラの中でも、近赤外光を検出可能な近赤外カメラを用いることが好ましい。また、撮像装置15は、赤外カメラに限らず、可視光カメラであってもよい。
第1投光器13および第2投光器14は、撮像装置15から第1投光器13および第2投光器14を見たときに、第1投光器13が手前側に配置され、第2投光器14が奥側に配置される。言い換えれば、撮像装置15によって撮像される画像の奥行き方向における手前側に第1投光器13が配置され、奥側に第2投光器14が配置される。
第1投光器13および第2投光器14は、車室内の特定エリアに対して赤外光を投射する。第1投光器13は、前席2Fを含み、後席2Rを含まない特定エリアに対して赤外光を投射し、第2投光器14は、後席2Rを含み、前席2Fを含まない特定エリアに対して赤外光を投射する。
たとえば、図4に示すように、第1投光器13は、運転席2aおよび助手席2bの並び方向に沿って延在し、運転席2aおよび助手席2bを含み、後部座席2c〜2eを含まない第1投射範囲130に対して赤外光を投射する。また、第2投光器14は、後部座席2c〜2eの並び方向に沿って延在し、後部座席2c〜2eを含み、運転席2aおよび助手席2bを含まない第2投射範囲140に対して赤外光を投射する。第1投光器13および第2投光器14は、たとえば、車室内の天井部分に設けられる。
第1投射範囲130および第2投射範囲140は、重複しないことが好ましい。これは、第1投射範囲130および第2投射範囲140が重複すると、後述する乗員認識装置10において、前席2F側の画像と後席2R側の画像とを区別することが困難となるためである。第1投射範囲130および第2投射範囲140としては、指向性を有する赤外光を投射可能な投光器(たとえばスポットライト)を用いることが好ましい。
車室内の天井部分から真下に向けて赤外光を投射すると、乗員の頭部が影となり、撮像装置15において乗員の像を適切に捉えることが困難となるおそれがある。このため、第1投光器13および第2投光器14は、それぞれ前席2Fおよび後席2Rの背もたれよりも前方側の位置から前席2Fおよび後席2Rに向けて斜め下方に赤外光を投射することが好ましい。
〔2.乗員認識装置10の構成〕
車両1には、乗員認識装置10が搭載される。かかる乗員認識装置10の構成について図5を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る乗員認識装置10の構成を示すブロック図である。
車両1には、乗員認識装置10が搭載される。かかる乗員認識装置10の構成について図5を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る乗員認識装置10の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、乗員認識装置10は、撮像制御部11と、点灯制御部12と、第1投光器13と、第2投光器14とを備える。また、乗員認識装置10は、撮像装置15と、第1フィルタ16と、第2フィルタ17と、画像処理部18とを備える。
撮像制御部11は、車両に搭載されるECU(Electronic Control Unit)等の外部装置からの指示に従い、点灯制御部12に対して撮像処理の開始および停止を指示する。たとえば、外部装置は、車両1のエンジンの始動に伴い撮像制御部11に対して起動指示を出力し、起動指示を受けた撮像制御部11は、点灯制御部12に対して撮像処理の開始を指示する。また、外部装置は、たとえば、車両1のエンジンの停止に伴い撮像制御部11に対して停止指示を出力し、停止指示を受けた撮像制御部11は、点灯制御部12に対して撮像処理の停止を指示する。
点灯制御部12は、第1投光器13および第2投光器14を制御する。点灯制御部12は、撮像制御部11から撮像処理の開始指示を受けた場合に、第1投光器13および第2投光器14の点灯制御を開始し、撮像制御部11から撮像処理の停止指示を受けた場合に、第1投光器13および第2投光器14の点灯制御を停止する。
第1実施形態に係る点灯制御部12は、第1投光器13を第1点灯周波数で点灯させ、第2投光器14を第1点灯周波数とは異なる第2点灯周波数で点灯させる。この点について図6を参照して説明する。図6は、第1実施形態に係る第1投光器13および第2投光器14の点灯周波数を示す図である。
図6に示すように、第1投光器13は、点灯制御部12の制御に従って第1点灯周波数で点灯する。これにより、第1投光器13は、点灯と消灯を周期T1で繰り返す。また、第2投光器14は、点灯制御部12の制御に従って第2点灯周波数で点灯する。これにより、第2投光器14は、点灯と消灯を周期T2で繰り返す。
ここでは、第2点灯周波数が第1点灯周波数よりも高い場合、言い換えれば、第2投光器14の方が第1投光器13よりも短い周期T2で点灯および点滅を繰り返す場合の例を示している。これに限らず、第2点灯周波数は、第1点灯周波数より低くてもよい。
撮像装置15は、受光部151を備える。受光部151は、撮像素子を含んで構成され、撮像装置15の図示しないレンズから入射した赤外光を受光し、受光した赤外光を光電変換によって電気信号(以下、「画像信号」と記載する)へ変換する。受光部151によって光電変換された画像信号は、第1フィルタ16および第2フィルタ17にそれぞれ出力される。
第1フィルタ16は、第1点灯周波数を通過帯域に含み、且つ、第2点灯周波数を通過帯域に含まないバンドパスフィルタである。第1フィルタ16は、受光部151から出力される画像信号のうち、第1点灯周波数の成分を通過させ、第2点灯周波数の成分を減衰させる。したがって、第1フィルタ16を介すことで、撮像装置15によって撮像された画像から、第1投光器13の赤外光によって撮像された画像、すなわち、前席2Fを含む第1投射範囲130を写した画像を抽出することができる。
第2フィルタ17は、第2点灯周波数を通過帯域に含み、且つ、第1点灯周波数を通過帯域に含まないバンドパスフィルタである。第2フィルタ17は、受光部151から出力される画像信号のうち、第2点灯周波数の成分を通過させ、第1点灯周波数の成分を減衰させる。したがって、第2フィルタ17を介すことで、撮像装置15によって撮像された画像から、第2投光器14の赤外光によって撮像された画像、すなわち、後席2Rを含む第2投射範囲140を写した画像を抽出することができる。
なお、第1フィルタ16および第2フィルタ17の後段には、それぞれ図示しないA/D(Analog/Digital)変換器が設けられており、第1フィルタ16を通過した画像信号および第2フィルタ17を通過した画像信号は、各A/D変換器によってアナログ信号からデジタル信号に変換されたうえで画像処理部18へ入力される。
画像処理部18は、第1フィルタ16および第2フィルタ17からそれぞれ入力される画像信号に基づき、車室内における乗員の有無を判定する。たとえば、画像処理部18は、乗員の形状をモデリングした画像モデルを用いた画像認識により画像内の乗員を認識する。
画像処理部18は、第1フィルタ16から入力される画像信号に基づく画像に乗員が写っていた場合、前席2Fに乗員が存在すると判定し、判定結果を外部装置へ出力する。また、画像処理部18は、第2フィルタ17から入力される画像信号に基づく画像に乗員が写っていた場合、後席2Rに乗員が存在すると判定し、判定結果を外部装置へ出力する。なお、画像処理部18は、判定結果とともに、第1フィルタ16および第2フィルタ17からそれぞれ入力される画像を外部装置へ出力してもよい。
〔3.乗員認識装置10の具体的動作〕
次に、乗員認識装置10の具体的動作について図7を参照して説明する。図7は、第1実施形態に係る乗員認識装置10が実行する乗員認識処理の手順を示すフローチャートである。
次に、乗員認識装置10の具体的動作について図7を参照して説明する。図7は、第1実施形態に係る乗員認識装置10が実行する乗員認識処理の手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、点灯制御部12は、第1投光器13と第2投光器14とを異なる点灯周波数で点灯させる(ステップS101)。具体的には、点灯制御部12は、第1投光器13を第1点灯周波数で点灯させ、第2投光器14を第2点灯周波数で点灯させる。
つづいて、画像処理部18は、撮像装置15から第1フィルタ16または第2フィルタ17経由で画像を取得する(ステップS102)。つづいて、画像処理部18は、ステップS102において取得した画像が、第1フィルタ16を介して取得されたものであるか否かを判定する(ステップS103)。この処理において、第1フィルタ16を介して取得した画像である場合(ステップS103,Yes)、画像処理部18は、取得した画像に乗員が写っているか否かを判定する(ステップS104)。この処理において、乗員が写っている場合(ステップS104,Yes)、画像処理部18は、前席2Fに乗員が存在すると判定し(ステップS105)、乗員が写っていない場合(ステップS104,No)、前席2Fに乗員が存在しないと判定する(ステップS106)。
一方、ステップS103において、取得した画像が第1フィルタ16を介して取得されたものでない場合(ステップS103,No)、言い換えれば、第2フィルタ17を介して取得された画像である場合、画像処理部18は、取得した画像に乗員が写っているか否かを判定する(ステップS107)。この処理において、乗員が写っている場合(ステップS107,Yes)、画像処理部18は、後席2Rに乗員が存在すると判定し(ステップS108)、乗員が写っていない場合(ステップS107,No)、後席2Rに乗員が存在しないと判定する(ステップS109)。
ステップS105,S106,S108またはステップS109の判定を行うと、画像処理部18は、判定結果を外部装置に出力した後、処理をステップS101に戻し、ステップS101〜S109の処理を繰り返す。
このように、第1実施形態に係る乗員認識装置10によれば、1台の撮像装置15を用いて、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
なお、第1実施形態では、第1投光器13の点灯期間と第2投光器14の点灯期間とが重複することがある(図6参照)。この場合、得られた画像には、前席2F側の第1投射範囲130および後席2R側の第2投射範囲140の両方が含まれるため、この画像に基づいて前席2Fおよび後席2Rのどちらに乗員が存在するのかを判別することは困難である。
そこで、画像処理部18は、第1投光器13の点灯期間と第2投光器14の点灯期間とが重複しているときに得られた画像が入力された場合には、かかる画像に基づく乗員の有無の判定を行わないこととしてもよい。このようにすることで、画像の奥行き方向における乗員の位置の誤判定を抑制することができる。
たとえば、画像処理部18は、第1フィルタ16から入力された画像と第2フィルタ17から入力された画像とを比較し、両者が同一である場合に、第1投光器13の点灯期間と第2投光器14の点灯期間とが重複しているときに得られた画像が入力されたと判定してもよい。あるいは、第1点灯周波数および第2点灯周波数に基づき、第1投光器13の点灯期間と第2投光器14の点灯期間とが重複する期間を予め算出しておき、算出された期間内に入力された画像を、第1投光器13の点灯期間と第2投光器14の点灯期間とが重複しているときに得られた画像と判定してもよい。また、得られた画像の輝度が閾値を超えている場合に、第1投光器13の点灯期間と第2投光器14の点灯期間とが重複しているときに得られた画像と判定してもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aについて説明する。図8は、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aの構成を示すブロック図である。
次に、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aについて説明する。図8は、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aの構成を示すブロック図である。
図8に示すように、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aは、撮像制御部11と、点灯制御部12Aと、第1投光器13と、第2投光器14と、撮像装置15と、画像処理部18Aと、シャッタ制御部19とを備える。
点灯制御部12Aは、第1投光器13を第1投光期間において点灯させ、第2投光器14を第1投光期間と重複しない第2投光期間において点灯させる。ここでは、第1投光期間と第2投光期間とが同一の長さであり、且つ、交互に繰り返されるものとする。また、点灯制御部12Aは、第1投光期間および第2投光期間の情報を画像処理部18Aおよびシャッタ制御部19に出力する。
シャッタ制御部19は、点灯制御部12Aから入力される第1投光期間および第2投光期間の情報に基づき、撮像装置15が備えるシャッタを制御することで、撮像装置15に対し、第1投光期間における画像と第2投光期間における画像とを撮像させる。撮像装置15によって撮像された画像は、画像処理部18Aに入力される。
画像処理部18Aは、第1投光期間において撮像装置15によって撮像された画像を、前席2Fを撮像した画像として選別する。そして、前席2Fを撮像した画像として選別した画像に乗員が写っていた場合、画像処理部18Aは、前席2Fに乗員が存在すると判定する。
また、画像処理部18Aは、第2投光期間において撮像装置15によって撮像された画像を、後席2Rを撮像した画像として選別する。そして、画像処理部18Aは、後席2Rを撮像した画像として選別した画像に乗員が写っていた場合、後席2Rに乗員が存在すると判定する。
次に、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aの具体的動作について図9を参照して説明する。図9は、第2実施形態に係る乗員認識装置10Aが実行する乗員認識処理の手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、点灯制御部12Aは、前回、第1投光器13を点灯させたか否かを判定する(ステップS201)。この処理において、前回、第1投光器13を点灯させたと判定した場合(ステップS201,Yes)、点灯制御部12Aは、第2投光器14を点灯させる(ステップS202)。一方、ステップS201において、前回、第1投光器13を点灯させていない場合(ステップS201,No)、言い換えれば、前回、第2投光器14を点灯させていた場合、点灯制御部12Aは、第1投光器13を点灯させる(ステップS203)。
つづいて、画像処理部18Aは、撮像装置15から画像を取得した後(ステップS204)、今回、第1投光器13を点灯させたか否かを判定する(ステップS205)。この処理において、今回、第1投光器13を点灯させたと判定した場合(ステップS205,Yes)、画像処理部18Aは、取得した画像に乗員が写っているか否かを判定する(ステップS206)。この処理において、乗員が写っている場合(ステップS206,Yes)、画像処理部18Aは、前席2Fに乗員が存在すると判定し(ステップS207)、乗員が写っていない場合(ステップS206,No)、前席2Fに乗員が存在しないと判定する(ステップS208)。
一方、ステップS205において、今回、第1投光器13を点灯させていない場合(ステップS205,No)、言い換えれば、今回、第2投光器14を点灯させていた場合、画像処理部18Aは、取得した画像に乗員が写っているか否かを判定する(ステップS209)。この処理において、乗員が写っている場合(ステップS209,Yes)、画像処理部18Aは、後席2Rに乗員が存在すると判定し(ステップS210)、乗員が写っていない場合(ステップS209,No)、後席2Rに乗員が存在しないと判定する(ステップS211)。
ステップS207,S208,S210またはステップS211の判定を行うと、画像処理部18Aは、判定結果を外部装置に出力した後、処理をステップS201に戻し、ステップS201〜S211の処理を繰り返す。
<その他の実施形態>
乗員認識装置は、前席2Fを含む第1投射範囲130に対し、第1波長の光を投射する第1投光器と、後席2Rを含む第2投射範囲140に対し、第1波長と異なる第2波長の光を投射する第2投光器とを備えていてもよい。また、この場合、乗員認識装置は、第1波長を含み、第2波長を含まない波長域に感度を有する第1受光部と、第2波長を含み、第1波長を含まない波長域に感度を有する第2受光部とを備えていてもよい。かかる構成とすることで、第1受光部から出力される画像を、前席2Fを撮像した画像として取得し、第2受光部から出力される画像を、後席2Rを撮像した画像として取得することができる。
乗員認識装置は、前席2Fを含む第1投射範囲130に対し、第1波長の光を投射する第1投光器と、後席2Rを含む第2投射範囲140に対し、第1波長と異なる第2波長の光を投射する第2投光器とを備えていてもよい。また、この場合、乗員認識装置は、第1波長を含み、第2波長を含まない波長域に感度を有する第1受光部と、第2波長を含み、第1波長を含まない波長域に感度を有する第2受光部とを備えていてもよい。かかる構成とすることで、第1受光部から出力される画像を、前席2Fを撮像した画像として取得し、第2受光部から出力される画像を、後席2Rを撮像した画像として取得することができる。
車室内に設けられる座席2の個数、配置、形状等は、上述した例に限定されない。たとえば、座席2は、3列以上に配列されていてもよい。この場合、乗員認識装置は、たとえば、前席用の第1投光器および後席用の第2投光器に加え、前席と後席との間に位置する座席を含み、第1投射範囲および第2投射範囲と重複しない第3投射範囲に光を投射する第3投光器と、第1〜第3投光器の点灯周波数にそれぞれ対応する第1〜第3フィルタとを備えていてもよい。あるいは、乗員認識装置は、上記第3投光器を備え、点灯制御部において、第1〜第3フィルタをそれぞれ異なる期間において点灯させてもよい。
上述してきたように、乗員認識装置10,10Aは、撮像装置15と、第1投光器13と、第2投光器14とを備える。撮像装置15は、車室内における前席2Fおよび後席2Rの両方を撮像範囲150に含む。第1投光器13は、前席2Fを含む第1投射範囲130に対して光を投射する。第2投光器14は、後席2Rを含む第2投射範囲140に対して光を投射する。よって、第1投光器13と第2投光器14とを異なる態様で動作させることにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、乗員認識装置10は、点灯制御部12と、第1フィルタ16と、第2フィルタ17とを備える。点灯制御部12は、第1投光器13を第1点灯周波数で点灯させ、第2投光器14を第1点灯周波数とは異なる第2点灯周波数で点灯させる。第1フィルタ16は、撮像装置15が備える受光部151から出力される画像信号のうち、第2点灯周波数の成分を減衰させる。第2フィルタ17は、上記画像信号のうち、第1点灯周波数の成分を減衰させる。
第1フィルタ16を介すことで、撮像装置15によって撮像された画像から、第1投光器13の光によって撮像された画像、すなわち、前席2Fを含む第1投射範囲130を写した画像を抽出することができる。また、第2フィルタ17を介すことで、撮像装置15によって撮像された画像から、第2投光器14の光によって撮像された画像、すなわち、後席2Rを含む第2投射範囲140を写した画像を抽出することができる。これにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、乗員認識装置10Aは、点灯制御部12Aと、画像処理部18Aとを備える。点灯制御部12Aは、第1投光器13を第1投光期間において点灯させ、第2投光器14を第1投光期間と重複しない第2投光期間において点灯させる。画像処理部18Aは、第1投光期間において撮像装置15によって撮像された画像を前席2Fを撮像した画像として選別し、第2投光期間において撮像装置15によって撮像された画像を後席2Rを撮像した画像として選別する。
第1投光器13と第2投光器14とを異なる投光期間(第1投光期間、第2投光期間)において投光させることで、画像処理部18Aにおいて、第1投光期間において撮像された画像を前席2Fを撮像した画像として選別し、第2投光期間において撮像された画像を後席2Rを撮像した画像として選別することができる。これにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、第1投光器13および第2投光器14は、撮像装置15から第1投光器13および第2投光器14を見たときに、第1投光器13が手前側に配置され、第2投光器14が奥側に配置される。かかる配置とすることにより、画像の奥行き方向における乗員の位置を認識することができる。
また、第1投射範囲130と第2投射範囲140とは、重複しない。よって、前席2F側の画像と後席2R側の画像とを区別することが容易である。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。
1…車両、2…座席、2F…前席、2R…後席、3…車体、10…乗員認識装置、11…撮像制御部、12…点灯制御部、13…第1投光器、14…第2投光器、15…撮像装置、16…第1フィルタ、17…第2フィルタ、18…画像処理部、130…第1投射範囲、140…第2投射範囲。
Claims (5)
- 車室内における前席および後席の両方を撮像範囲に含む撮像装置と、
前記前席を含む第1投射範囲に対して光を投射する第1投光器と、
前記後席を含む第2投射範囲に対して光を投射する第2投光器と
を備える、乗員認識装置。 - 前記第1投光器を第1点灯周波数で点灯させ、前記第2投光器を前記第1点灯周波数とは異なる第2点灯周波数で点灯させる点灯制御部と、
前記撮像装置が備える受光部から出力される画像信号のうち、前記第2点灯周波数の成分を減衰させる第1フィルタと、
前記画像信号のうち、前記第1点灯周波数の成分を減衰させる第2フィルタと
を備える、請求項1に記載の乗員認識装置。 - 前記第1投光器を第1投光期間において点灯させ、前記第2投光器を前記第1投光期間と重複しない第2投光期間において点灯させる点灯制御部と、
前記第1投光期間において前記撮像装置によって撮像された画像を前記前席を撮像した画像として選別し、前記第2投光期間において前記撮像装置によって撮像された画像を前記後席を撮像した画像として選別する画像処理部と
を備える、請求項1に記載の乗員認識装置。 - 前記第1投光器および前記第2投光器は、
前記撮像装置から前記第1投光器および前記第2投光器を見たときに、前記第1投光器が手前側に配置され、前記第2投光器が奥側に配置される、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の乗員認識装置。 - 前記第1投射範囲と前記第2投射範囲とは、重複しない、請求項1〜4のいずれか一つに記載の乗員認識装置。
Priority Applications (1)
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JP2018114559A JP2019217808A (ja) | 2018-06-15 | 2018-06-15 | 乗員認識装置 |
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Cited By (1)
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CN115214430A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-10-21 | 广州汽车集团股份有限公司 | 车辆座椅调节方法及车辆 |
-
2018
- 2018-06-15 JP JP2018114559A patent/JP2019217808A/ja active Pending
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CN115214430B (zh) * | 2022-03-23 | 2023-11-17 | 广州汽车集团股份有限公司 | 车辆座椅调节方法及车辆 |
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