JP2019215216A - Gas chromatograph - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、サンプルの成分を分析するガスクロマトグラフに関する。 The present invention relates to a gas chromatograph for analyzing components of a sample.
従来、サンプルの成分を分析するガスクロマトグラフが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 Conventionally, a gas chromatograph for analyzing a component of a sample is known (for example, see Patent Document 1).
しかしながら、従来のガスクロマトグラフにおいては、人的ミスに起因する不具合が発生する場合があるという問題がある。 However, in the conventional gas chromatograph, there is a problem that a malfunction due to human error may occur.
そこで、本発明は、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができるガスクロマトグラフを提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a gas chromatograph that can suppress the possibility of occurrence of a defect due to a human error.
本発明のガスクロマトグラフは、サンプルを収納する容器から前記サンプルが注入される注入口と、前記注入口への前記容器の取り付けの有無を検出する取付有無センサーと、前記注入口経由で注入された前記サンプルの成分を分離するためのカラムと、前記カラムによって分離された前記成分を検出するセンサーとを備えるガスクロマトグラフであって、前記ガスクロマトグラフにおける測定を制御する制御部を備え、前記制御部は、特定の動作を実行する場合に前記注入口への前記容器の取り付けが前記取付有無センサーによって検出されていないとき、特定の通知と、前記特定の動作の停止との少なくとも1つを実行することを特徴とする。 The gas chromatograph of the present invention is an injection port into which the sample is injected from a container storing the sample, an attachment presence / absence sensor for detecting whether or not the container is attached to the injection port, and is injected via the injection port. A column for separating the components of the sample, a gas chromatograph comprising a sensor for detecting the components separated by the column, comprising a control unit for controlling the measurement in the gas chromatograph, the control unit, Executing a specific notification and stopping the specific operation when the mounting of the container to the inlet is not detected by the mounting presence / absence sensor when performing the specific operation. It is characterized.
この構成により、本発明のガスクロマトグラフは、特定の動作を実行する場合に注入口への容器の取り付けが取付有無センサーによって検出されていないとき、特定の通知と、特定の動作の停止との少なくとも1つを実行するので、特定の動作を実行する場合に注入口に容器が取り付けられていないという人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。 With this configuration, the gas chromatograph of the present invention is configured such that when the specific operation is performed, when the attachment of the container to the inlet is not detected by the attachment presence / absence sensor, the specific notification and at least the stop of the specific operation are performed. Since one of the operations is performed, it is possible to suppress the possibility of occurrence of a malfunction due to a human error that no container is attached to the inlet when performing a specific operation.
本発明のガスクロマトグラフにおいて、前記特定の動作は、前記容器から前記注入口経由で前記ガスクロマトグラフの内部に前記サンプルを導入する動作であっても良い。 In the gas chromatograph of the present invention, the specific operation may be an operation of introducing the sample into the gas chromatograph from the container via the inlet.
この構成により、本発明のガスクロマトグラフは、「容器から注入口経由でガスクロマトグラフの内部にサンプルを導入する場合に注入口に容器が取り付けられていない」という人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。 With this configuration, the gas chromatograph of the present invention has a problem that is caused by a human error that a container is not attached to the inlet when a sample is introduced from the container into the gas chromatograph via the inlet. Possibilities can be reduced.
本発明のガスクロマトグラフは、サンプルを収納する容器から前記サンプルが注入される注入口と、前記注入口への前記容器の取り付けの有無を検出する取付有無センサーと、前記注入口経由で注入された前記サンプルの成分を分離するためのカラムと、前記カラムによって分離された前記成分を検出するセンサーとを備えるガスクロマトグラフであって、前記ガスクロマトグラフにおける測定を制御する制御部を備え、前記制御部は、特定の動作を実行する場合に前記注入口への前記容器の取り付けが前記取付有無センサーによって検出されているとき、特定の通知と、前記特定の動作の停止との少なくとも1つを実行することを特徴とする。 The gas chromatograph of the present invention is an injection port into which the sample is injected from a container storing the sample, an attachment presence / absence sensor for detecting whether or not the container is attached to the injection port, and is injected via the injection port. A column for separating the components of the sample, a gas chromatograph comprising a sensor for detecting the components separated by the column, comprising a control unit for controlling the measurement in the gas chromatograph, the control unit, Performing a specific notification and stopping the specific operation when the mounting of the container to the inlet is detected by the mounting presence / absence sensor when performing a specific operation. It is characterized.
この構成により、本発明のガスクロマトグラフは、特定の動作を実行する場合に注入口への容器の取り付けが取付有無センサーによって検出されているとき、特定の通知と、特定の動作の停止との少なくとも1つを実行するので、特定の動作を実行する場合に注入口に容器が取り付けられているという人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。 With this configuration, the gas chromatograph of the present invention has at least a specific notification and a specific operation stop when the mounting of the container to the inlet is detected by the mounting presence / absence sensor when performing the specific operation. Since one of the operations is performed, it is possible to suppress the possibility of occurrence of a malfunction due to a human error that a container is attached to the inlet when performing a specific operation.
本発明のガスクロマトグラフにおいて、前記特定の動作は、前記ガスクロマトグラフの内部から前記注入口経由で気体を排出することによって前記注入口をクリーニングする動作であっても良い。 In the gas chromatograph of the present invention, the specific operation may be an operation of cleaning the inlet by discharging gas from the inside of the gas chromatograph via the inlet.
この構成により、本発明のガスクロマトグラフは、「ガスクロマトグラフの内部から注入口経由で気体を排出することによって注入口をクリーニングする場合に注入口に容器が取り付けられている」という人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。 With this configuration, the gas chromatograph of the present invention is caused by a human error that a container is attached to the inlet when cleaning the inlet by discharging gas from the inside of the gas chromatograph via the inlet. It is possible to suppress the possibility of occurrence of a malfunction that occurs.
本発明のガスクロマトグラフは、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION The gas chromatograph of this invention can suppress the possibility of generation | occurrence | production of the malfunction resulting from a human error.
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係るガスクロマトグラフの構成について説明する。
(First embodiment)
First, the configuration of the gas chromatograph according to the present embodiment will be described.
図1は、本実施の形態に係るガスクロマトグラフ10の外観斜視図である。
FIG. 1 is an external perspective view of a
図1に示すように、ガスクロマトグラフ10は、サンプルガスが注入される注入口11aが形成された筐体11を備えている。
As shown in FIG. 1, the
図2は、サンプルガスを収納する容器としてのサンプルバッグ41が取り付けられている状態でのガスクロマトグラフ10の外観斜視図である。
FIG. 2 is an external perspective view of the
図2に示すように、ガスクロマトグラフ10は、サンプルバッグ41の接続部41aが注入口11aに挿入されることによって、サンプルバッグ41が取り付けられる。
As shown in FIG. 2, the
図3(a)は、コック41bが開いている場合のサンプルバッグ41の側面図である。図3(b)は、コック41bが開いている場合のサンプルバッグ41の上面図である。図4(a)は、コック41bが閉じている場合のサンプルバッグ41の側面図である。図4(b)は、コック41bが閉じている場合のサンプルバッグ41の上面図である。
FIG. 3A is a side view of the
図3および図4に示すように、サンプルバッグ41は、筐体11(図2参照。)に接続されるための接続部41aと、サンプルガスを封印するためのコック41bとを備えている。サンプルバッグ41は、図3に示すようにコック41bが開いている場合に、接続部41aを介した内部と、外部との間の気体の流通が可能になり、図4に示すようにコック41bが閉じている場合に、接続部41aを介した内部と、外部との間の気体の流通が不可能になる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
図5は、管着脱部20に単管42が取り付けられている場合に近傍の外気を一時貯蔵部16に貯蔵するときのガスクロマトグラフ10の構成図である。
FIG. 5 is a configuration diagram of the
図5に示すように、ガスクロマトグラフ10は、注入口11aから注入されたサンプルガスを通す管を着脱可能な管着脱部20と、管着脱部20に装着された管に吸着している物質を脱着させるための脱着ヒーター12と、管着脱部20に装着された管にキャリアーガスを通すための第1の加圧ポンプ13と、第1の加圧ポンプ13側から注入口11aおよび管着脱部20側への気体の流通を妨げず、注入口11aおよび管着脱部20側から第1の加圧ポンプ13側への気体の流通を妨げる逆止弁14と、管着脱部20に装着された管から気体を吸引するための吸引ポンプ15と、気体を一時的に貯蔵するための一時貯蔵部16と、サンプルガスの成分を分離するためのカラム17と、キャリアーガスをカラムに通すための第2の加圧ポンプ18と、カラム17によって分離された、サンプルガスの成分を検出するセンサー19と、管着脱部20、吸引ポンプ15、一時貯蔵部16、カラム17、第2の加圧ポンプ18およびセンサー19の接続関係を切り替えるための八方弁30と、筐体11へのサンプルバッグ41の取り付けの有無を検出する取付有無センサー51とを備えている。
As shown in FIG. 5, the
管着脱部20、脱着ヒーター12、第1の加圧ポンプ13、逆止弁14、吸引ポンプ15、一時貯蔵部16、カラム17、第2の加圧ポンプ18、センサー19、八方弁30および取付有無センサー51は、筐体11(図1参照。)に収納されている。
Pipe attachment /
一時貯蔵部16は、流路の長さを確保するために螺旋状に形成されている部分16aを備える配管である。
The
第1の加圧ポンプ13および第2の加圧ポンプ18は、キャリアーガスを送るためのポンプである。キャリアーガスは、例えば、窒素ガスでも良いし、ヘリウムガスでも良いし、VOC(Volatile Organic Compounds)ガスを除去したクリーンな室内空気でも良い。
The
取付有無センサー51は、注入口11aに設けられており、サンプルバッグ41の接続部41aが注入口11a内に存在するか否かを検出するものである。取付有無センサー51における検出方法としては、接触式または非接触式の、公知の任意の検出方法が採用されることが可能である。例えば、取付有無センサー51は、フォトセンサーである。
The attachment presence /
図6(a)は、管が取り外されている状態を示す管着脱部20の正面断面図である。図6(b)は、単管42が取り付けられている状態を示す管着脱部20の正面断面図である。図6(c)は、捕集管43が取り付けられている状態を示す管着脱部20の正面断面図である。
FIG. 6A is a front sectional view of the tube attaching / detaching
図6に示すように、管着脱部20は、筐体11(図1参照。)に対して位置が固定されていて穴21aが形成されている固定板21と、穴21aに挿入されていて不活性で他の物質を吸着しない不活性非吸着チューブ22と、不活性非吸着チューブ22に固定されていて気体の漏れを防ぐパッキン23と、不活性非吸着チューブ22を中央に通して固定板21およびパッキン23の間に配置されているコイルバネ24と、筐体11に対して位置が固定されていて穴25aが形成されている固定板25と、穴25aに挿入されていて不活性で他の物質を吸着しない不活性非吸着チューブ26と、不活性非吸着チューブ26に固定されていて気体の漏れを防ぐパッキン27と、不活性非吸着チューブ26を中央に通して固定板25およびパッキン27の間に配置されているコイルバネ28とを備えている。
As shown in FIG. 6, the pipe attaching / detaching
不活性非吸着チューブ22は、注入口11a(図5参照。)および逆止弁14(図5参照。)と、八方弁30(図5参照。)との一方に連通している。不活性非吸着チューブ26は、注入口11aおよび逆止弁14と、八方弁30との他方に連通している。
The
単管42は、不活性で他の物質を吸着しない管である。捕集管43は、サンプルガスの特定の成分を吸着する吸着材43aを内蔵していて、吸着材43aによる成分の吸着によって捕集を実行する管である。
The
図7は、管着脱部20に単管42が取り付けられている場合に一時貯蔵部16に貯蔵されていた気体の成分をセンサー19によって検出するときのガスクロマトグラフ10の構成図である。
FIG. 7 is a configuration diagram of the
八方弁30は、管着脱部20に接続される接続口31aと、吸引ポンプ15に接続される接続口31bと、一時貯蔵部16の一端に接続される接続口31cと、カラム17の一端に接続される接続口31dと、センサー19に接続される接続口31eと、カラム17の他端に接続される接続口31fと、第2の加圧ポンプ18に接続される接続口31gと、一時貯蔵部16の他端に接続される接続口31hとが形成されている弁箱31を備えている。
The eight-
八方弁30は、流路32a〜32dが形成された弁体を弁箱31に対して回転可能に備えている。
The eight-
八方弁30は、流路32aによって接続口31aおよび接続口31hが接続され、流路32bによって接続口31bおよび接続口31cが接続され、流路32cによって接続口31dおよび接続口31eが接続され、流路32dによって接続口31fおよび接続口31gが接続される第1の状態(図5参照。)と、流路32aによって接続口31aおよび接続口31bが接続され、流路32bによって接続口31cおよび接続口31dが接続され、流路32cによって接続口31eおよび接続口31fが接続され、流路32dによって接続口31gおよび接続口31hが接続される第2の状態(図7参照。)とを切り替え可能である。
In the eight-
図8は、ガスクロマトグラフ10のブロック図である。
FIG. 8 is a block diagram of the
図8に示すように、ガスクロマトグラフ10は、脱着ヒーター12、第1の加圧ポンプ13、吸引ポンプ15、第2の加圧ポンプ18、センサー19および取付有無センサー51と、八方弁30の状態を切り替える弁駆動部91と、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部92と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部93と、種々の情報を音または音声によって出力する音出力デバイスであるスピーカー94と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部95と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部96と、ガスクロマトグラフ10全体を制御する制御部97とを備えている。
As shown in FIG. 8, the
制御部97は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部96に記憶されているプログラムを実行する。
The
次に、ガスクロマトグラフ10の動作について説明する。
Next, the operation of the
図9は、ガスクロマトグラフ10の動作のフローチャートである。
FIG. 9 is a flowchart of the operation of the
図9に示すように、制御部97は、測定方式の選択画面を表示部93に表示する(S101)。ここで、測定方式には、サンプルガスとしてのガスクロマトグラフ10の近傍の外気を濃縮せずに測定する外気非濃縮測定と、サンプルバッグ41の内部のサンプルガスを濃縮せずに測定する容器非濃縮測定と、サンプルガスとしてのガスクロマトグラフ10の近傍の外気を濃縮して測定する外気濃縮測定と、サンプルバッグ41の内部のサンプルガスを濃縮して測定する容器濃縮測定と、ガスクロマトグラフ10の外部で捕集管43に捕集されたサンプルガスを測定する外部捕集測定とが存在する。
As shown in FIG. 9, the
制御部97は、S101の処理の後、操作部92を介して測定方式が選択されたと判断するまで、操作部92を介して測定方式が選択されたか否かを判断する(S102)。
After the processing of S101, the
制御部97は、測定方式が選択されたとS102において判断すると、選択された測定方式を判断する(S103)。
When determining that the measurement method has been selected in S102, the
制御部97は、外気非濃縮測定が選択されたとS103において判断すると、外気非濃縮測定処理を実行する(S104)。
When the
制御部97は、容器非濃縮測定が選択されたとS103において判断すると、容器非濃縮測定処理を実行する(S105)。
When the
制御部97は、外気濃縮測定が選択されたとS103において判断すると、外気濃縮測定処理を実行する(S106)。
When the
制御部97は、容器濃縮測定が選択されたとS103において判断すると、容器濃縮測定処理を実行する(S107)。
When determining that the container concentration measurement has been selected in S103, the
制御部97は、外部捕集測定が選択されたとS103において判断すると、外部捕集測定処理を実行する(S108)。
When the
制御部97は、S104〜S108の処理の後、図9に示す動作を終了する。
After the processes in S104 to S108,
図10は、外気非濃縮測定処理のフローチャートである。 FIG. 10 is a flowchart of the outside air non-concentration measurement process.
図10に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が操作部92を介して指示されたか否かを判断する(S121)。したがって、作業者は、外気非濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、外気非濃縮測定の準備とは、注入口11aに何もセットせず、管着脱部20に単管42を取り付けることである。
As shown in FIG. 10, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS121において判断すると、図5に示すように、脱着ヒーター12および第1の加圧ポンプ13をOFFの状態にし、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第1の状態にする(S122)。
When the
ガスクロマトグラフ10が図5に示す状態である場合、ガスクロマトグラフ10の近傍の外気は、注入口11aから注入され、管着脱部20に装着された単管42、八方弁30の流路32a、一時貯蔵部16および八方弁30の流路32bを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。
When the
ガスクロマトグラフ10が図5に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S122の処理の後、S122の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S122の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S123)。ここで、特定の時間は、一定量のサンプルガスが一時貯蔵部16に入るまでの時間であり、一時貯蔵部16の容積と、吸引ポンプ15による吸引による流量とに基づいて決定される一定の時間である。
After the processing of S122, the
制御部97は、S122の処理を実行してから特定の時間が経過したとS123において判断すると、図7に示すように、脱着ヒーター12をOFFの状態にし、第1の加圧ポンプ13、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第2の状態にする(S124)。
When the
ガスクロマトグラフ10が図7に示す状態である場合、キャリアーガスは、第1の加圧ポンプ13によって吐出されて、注入口11aからガスクロマトグラフ10の外部に排出されるとともに、管着脱部20に装着された単管42および八方弁30の流路32aを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、流路は、キャリアーガスによってクリーニングされる。例えば、注入口11aは、キャリアーガスによってクリーニングされる。
When the
ガスクロマトグラフ10が図7に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、一時貯蔵部16に貯蔵されていたサンプルガスは、キャリアーガスとともにセンサー19に送られて、センサー19によって検出される。
When the
制御部97は、S124の処理の後、S124の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S124の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S125)。
After the processing of S124, the
制御部97は、S124の処理を実行してから特定の時間が経過したとS125において判断すると、センサー19による検出結果をガスクロマトグラフ10の外部のコンピューターに送信して(S126)、図10に示す外気非濃縮測定処理を終了する。したがって、外部のコンピューターは、サンプルガスの分析結果を表示することができる。
When the
ここで、サンプルバッグ41の内部にサンプルガスを収集する作業について説明する。
Here, an operation of collecting the sample gas inside the
図11は、サンプルガスの収集中のサンプルバッグ41およびポンプ44の上面図である。
FIG. 11 is a top view of the
図11に示すように、ポンプ44は、ポンプ44の近傍の外気をポンプ44の内部に取り込むための吸気口44aと、ポンプ44の内部に取り込まれた気体をポンプ44の外部に排出するための排気口44bとを備えている。作業者は、ポンプ44の排気口44bにサンプルバッグ41の接続部41aを接続して、サンプルバッグ41のコック41bを開いた状態で、ポンプ44を駆動することによって、ポンプ44の近傍の外気をサンプルバッグ41の内部にサンプルガスとして収集することができる。そして、作業者は、サンプルバッグ41のコック41bを閉じることによって、サンプルバッグ41の内部のサンプルガスがサンプルバッグ41の外部に漏れ出すことを防止することができる。
As shown in FIG. 11, the
図12は、容器非濃縮測定処理のフローチャートである。 FIG. 12 is a flowchart of the container non-concentration measurement process.
図12に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が指示されたか否かを判断する(S141)。したがって、作業者は、容器非濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、容器非濃縮測定の準備とは、本実施の形態において、管着脱部20に単管42を取り付けた後、注入口11aにサンプルバッグ41の接続部41aを挿入してコック41bを開くことである。
As shown in FIG. 12, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS141において判断すると、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されているか否かを判断する(S142)。
When the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されていないとS142において判断すると、筐体11へのサンプルバッグ41の取り付けを作業者に指示する内容の通知など、特定の通知を実行する(S143)。ここで、通知の方法としては、例えば、表示部93による表示と、スピーカー94による音および音声の少なくとも1つの出力との少なくとも1つが採用される。
When the
制御部97は、S143の処理の後、再びS141の処理を実行する。したがって、作業者は、再び容器非濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。
After the process of S143, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されているとS142において判断すると、図13に示すように、脱着ヒーター12および第1の加圧ポンプ13をOFFの状態にし、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第1の状態にする(S144)。
When the
ガスクロマトグラフ10が図13に示す状態である場合、サンプルバッグ41の内部のサンプルガスは、注入口11aから注入され、管着脱部20に装着された単管42、八方弁30の流路32a、一時貯蔵部16および八方弁30の流路32bを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。
When the
ガスクロマトグラフ10が図13に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S144の処理の後、S144の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S144の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S145)。ここで、特定の時間は、一定量のサンプルガスが一時貯蔵部16に入るまでの時間であり、一時貯蔵部16の容積と、吸引ポンプ15による吸引による流量とに基づいて決定される一定の時間である。
After the process of S144, the
制御部97は、S144の処理を実行してから特定の時間が経過したとS145において判断すると、図14に示すように、脱着ヒーター12、第1の加圧ポンプ13および吸引ポンプ15をOFFの状態にし、第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第1の状態にする(S146)。
If the
ガスクロマトグラフ10が図14に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S146の処理の後、測定の処理の続行が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の処理の続行が指示されたか否かを判断する(S147)。したがって、作業者は、測定の処理の続行の準備が終了した後、操作部92を介して測定の処理の続行を指示することができる。ここで、測定の処理の続行の準備とは、サンプルバッグ41のコック41bを閉じてサンプルバッグ41の接続部41aを注入口11aから抜き出すことである。
After the process of S146, the
制御部97は、測定の処理の続行が操作部92を介して指示されたとS147において判断すると、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されているか否かを判断する(S148)。
If the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されていないとS148において判断すると、筐体11からのサンプルバッグ41の取り外しを作業者に指示する内容の通知など、特定の通知を実行する(S149)。ここで、通知の方法としては、例えば、表示部93による表示と、スピーカー94による音および音声の少なくとも1つの出力との少なくとも1つが採用される。
If the
制御部97は、S149の処理の後、再びS147の処理を実行する。したがって、作業者は、再び測定の処理の続行の準備が終了した後、操作部92を介して測定の処理の続行を指示することができる。
After the process of S149, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されているとS148において判断すると、S124〜S126(図10参照。)の処理と同様に、S150〜S152の処理を実行して、図12に示す容器非濃縮測定処理を終了する。
If the
図15は、外気濃縮測定処理のフローチャートである。 FIG. 15 is a flowchart of the outside air concentration measurement process.
図15に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が操作部92を介して指示されたか否かを判断する(S161)。したがって、作業者は、外気濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、外気濃縮測定の準備とは、注入口11aに何もセットせず、管着脱部20に捕集管43を取り付けることである。
As shown in FIG. 15, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS161において判断すると、図16に示すように、脱着ヒーター12および第1の加圧ポンプ13をOFFの状態にし、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第2の状態にする(S162)。
When determining in S161 that the start of the measurement has been instructed, the
ガスクロマトグラフ10が図16に示す状態である場合、ガスクロマトグラフ10の近傍の外気は、注入口11aから注入され、管着脱部20に装着された捕集管43および八方弁30の流路32aを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、ガスクロマトグラフ10の近傍の外気は、捕集管43の吸着材43aにサンプルガスとして濃縮されて吸着される。
When the
ガスクロマトグラフ10が図16に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S162の処理の後、S162の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S162の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S163)。ここで、S163における「特定の時間」は、作業者が希望する、捕集管43による濃縮の程度に応じて、操作部92を介して事前に設定可能である。
After performing the processing in S162, the
制御部97は、S162の処理を実行してから特定の時間が経過したとS163において判断すると、図17に示すように、第1の加圧ポンプ13および吸引ポンプ15をOFFの状態にし、脱着ヒーター12および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第2の状態にする(S164)。
When determining in S163 that the specific time has elapsed since the execution of the processing in S162, the
ガスクロマトグラフ10が図17に示す状態である場合、捕集管43によって吸着されていたサンプルガスは、捕集管43が脱着ヒーター12によって加熱されることによって吸着材43aから脱着されて、吸着材43aの近傍に高濃度の状態で発生する。
When the
ガスクロマトグラフ10が図17に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S164の処理の後、S164の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S164の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S165)。ここで、S165における「特定の時間」は、捕集管43の吸着材43aに適した加熱脱着時間に基づいて、操作部92を介して事前に設定可能である。
After the processing of S164, the
制御部97は、S164の処理を実行してから特定の時間が経過したとS165において判断すると、図18に示すように、脱着ヒーター12、第1の加圧ポンプ13、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第1の状態にする(S166)。
When the
ガスクロマトグラフ10が図18に示す状態である場合、キャリアーガスは、第1の加圧ポンプ13によって吐出されて、注入口11aからガスクロマトグラフ10の外部に排出されるとともに、管着脱部20に装着された捕集管43、八方弁30の流路32a、一時貯蔵部16および八方弁30の流路32bを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、捕集管43の吸着材43aの近傍で高濃度に濃縮されていたサンプルガスは、キャリアーガスとともに一時貯蔵部16に送られて、一時貯蔵部16に貯蔵される。また、注入口11aは、キャリアーガスによってクリーニングされる。
When the
ガスクロマトグラフ10が図18に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S166の処理の後、S166の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S166の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S167)。ここで、特定の時間は、一定量のサンプルガスが一時貯蔵部16に入るまでの時間であり、一時貯蔵部16の容積と、吸引ポンプ15による吸引による流量とに基づいて決定される一定の時間である。
After the processing of S166, the
制御部97は、S166の処理を実行してから特定の時間が経過したとS167において判断すると、図19に示すように、脱着ヒーター12、第1の加圧ポンプ13、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第2の状態にする(S168)。
When the
ガスクロマトグラフ10が図19に示す状態である場合、キャリアーガスは、第1の加圧ポンプ13によって吐出されて、注入口11aからガスクロマトグラフ10の外部に排出されるとともに、管着脱部20に装着された捕集管43および八方弁30の流路32aを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、流路は、キャリアーガスによってクリーニングされる。例えば、注入口11aや捕集管43は、キャリアーガスによってクリーニングされる。
When the
ガスクロマトグラフ10が図19に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、一時貯蔵部16に貯蔵されていたサンプルガスは、キャリアーガスとともにセンサー19に送られて、センサー19によって検出される。
When the
制御部97は、S168の処理の後、S168の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S168の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S169)。
After the process of S168, the
制御部97は、S168の処理を実行してから特定の時間が経過したとS169において判断すると、センサー19による検出結果をガスクロマトグラフ10の外部のコンピューターに送信して(S170)、図15に示す外気濃縮測定処理を終了する。したがって、外部のコンピューターは、サンプルガスの分析結果を表示することができる。
When the
図20は、容器濃縮測定処理のフローチャートである。 FIG. 20 is a flowchart of the container concentration measurement process.
図20に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が操作部92を介して指示されたか否かを判断する(S181)。したがって、作業者は、容器濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、容器濃縮測定の準備とは、本実施の形態において、管着脱部20に捕集管43を取り付けた後、注入口11aにサンプルバッグ41の接続部41aを挿入してコック41bを開くことである。
As shown in FIG. 20, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS181において判断すると、S142〜S143(図12参照。)の処理と同様のS182〜S183の処理を実行する。
When the
制御部97は、S183の処理の後、再びS181の処理を実行する。したがって、作業者は、再び容器濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。
After the process of S183, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されているとS182において判断すると、図21に示すように、脱着ヒーター12および第1の加圧ポンプ13をOFFの状態にし、吸引ポンプ15および第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第2の状態にする(S184)。
When determining in S182 that the attachment presence /
ガスクロマトグラフ10が図21に示す状態である場合、サンプルバッグ41の内部のサンプルガスは、注入口11aから注入され、管着脱部20に装着された捕集管43および八方弁30の流路32aを順に通って、吸引ポンプ15によってガスクロマトグラフ10の外部に排出される。したがって、サンプルバッグ41の内部のサンプルガスは、捕集管43の吸着材43aに濃縮されて吸着される。
When the
ガスクロマトグラフ10が図21に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S184の処理の後、S184の処理を実行してから特定の時間が経過したと判断するまで、S184の処理を実行してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S185)。ここで、S185における「特定の時間」は、作業者が希望する、捕集管43による濃縮の程度に応じて、操作部92を介して事前に設定可能である。
After the processing of S184, the
制御部97は、S184の処理を実行してから特定の時間が経過したとS185において判断すると、図22に示すように、脱着ヒーター12、第1の加圧ポンプ13および吸引ポンプ15をOFFの状態にし、第2の加圧ポンプ18をONの状態にし、弁駆動部91によって八方弁30を第2の状態にする(S186)。
When the
ガスクロマトグラフ10が図22に示す状態である場合、キャリアーガスは、第2の加圧ポンプ18によって吐出されて、八方弁30の流路32d、一時貯蔵部16、八方弁30の流路32b、カラム17、八方弁30の流路32cおよびセンサー19を順に通って、ガスクロマトグラフ10の外部に排出される。このように、センサー19にキャリアーガスのみを送る理由は、センサー19における無検出状態を安定化させるためである。
When the
制御部97は、S186の処理の後、測定の処理の続行が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の処理の続行が指示されたか否かを判断する(S187)。したがって、作業者は、測定の処理の続行の準備が終了した後、操作部92を介して測定の処理の続行を指示することができる。ここで、測定の処理の続行の準備とは、サンプルバッグ41のコック41bを閉じてサンプルバッグ41の接続部41aを注入口11aから抜き出すことである。
After the process of S186, the
制御部97は、測定の処理の続行が操作部92を介して指示されたとS187において判断すると、S148〜S149(図12参照。)の処理と同様のS188〜S189の処理を実行する。
When determining in S187 that the continuation of the measurement process has been instructed via the
制御部97は、S189の処理の後、再びS187の処理を実行する。したがって、作業者は、再び測定の処理の続行の準備が終了した後、操作部92を介して測定の処理の続行を指示することができる。
After the process of S189, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されているとS188において判断すると、S164〜S170(図15参照。)の処理と同様に、S190〜S196の処理を実行して、図20に示す容器濃縮測定処理を終了する。
When the
ここで、捕集管43の内部にサンプルガスを収集する作業について説明する。
Here, the operation of collecting the sample gas inside the
図23は、サンプルガスの収集中の捕集管43およびポンプ44の上面図である。
FIG. 23 is a top view of the
図23に示すように、作業者は、ポンプ44の吸気口44aに捕集管43を接続して、ポンプ44を駆動することによって、ポンプ44の近傍の外気を捕集管43の内部にサンプルガスとして収集することができる。すなわち、ポンプ44の近傍の外気は、捕集管43の吸着材43aにサンプルガスとして濃縮されて吸着される。なお、図23において、捕集管43は、断面が示されている。
As shown in FIG. 23, the worker connects the
図24は、サンプルガスの収集後の捕集管43の断面図である。
FIG. 24 is a cross-sectional view of the
作業者は、ポンプ44による捕集管43へのサンプルガスの収集が終了すると、図24に示すように、捕集管43の両端にキャップ43bを取り付けることによって、捕集管43の内部のサンプルガスが捕集管43の外部に漏れ出すことを防止することができる。
When the collection of the sample gas into the
図25は、外部捕集測定処理のフローチャートである。 FIG. 25 is a flowchart of the external collection measurement process.
図25に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が操作部92を介して指示されたか否かを判断する(S201)。したがって、作業者は、外部捕集測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、外部捕集測定の準備とは、注入口11aに何もセットせず、図24に示す捕集管43のキャップ43bを外して、この捕集管43を管着脱部20に取り付けることである。
As shown in FIG. 25, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS201において判断すると、S164〜S170(図15参照。)の処理と同様なS202〜S208の処理を実行して、図25に示す外部捕集測定処理を終了する。
When the
以上に説明したように、ガスクロマトグラフ10は、特定の動作(S144またはS184)を実行する場合、すなわち、注入口11aにサンプルバッグ41が取り付けられているべきである場合に、注入口11aへのサンプルバッグ41の取り付けが取付有無センサー51によって検出されていないとき(S142でNOまたはS182でNO)、特定の通知(S143またはS183)と、特定の動作の停止とを実行するので、サンプルバッグ41からサンプルガスが注入される測定方法、すなわち、容器非濃縮測定または容器濃縮測定において、特定の動作を実行する場合に注入口11aにサンプルバッグ41が取り付けられていないという人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。
As described above, when performing a specific operation (S144 or S184), that is, when the
特に、ガスクロマトグラフ10は、「サンプルバッグ41から注入口11a経由でガスクロマトグラフ10の内部にサンプルガスを導入する」という動作(S144またはS184)を実行する場合に注入口11aへのサンプルバッグ41の取り付けが取付有無センサー51によって検出されていないとき(S142でNOまたはS182でNO)、特定の通知(S143またはS183)と、「サンプルバッグ41から注入口11a経由でガスクロマトグラフ10の内部にサンプルガスを導入する」という動作の停止とを実行するので、「サンプルバッグ41から注入口11a経由でガスクロマトグラフ10の内部にサンプルガスを導入する」という動作を実行する場合に注入口11aにサンプルバッグ41が取り付けられていないという人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。
In particular, when performing the operation (S144 or S184) of “introducing the sample gas into the
なお、注入口11aにサンプルバッグ41が取り付けられているべきである「特定の動作」は、「サンプルバッグ41から注入口11a経由でガスクロマトグラフ10の内部にサンプルガスを導入する」という動作以外の動作でも良い。また、特定の通知と、特定の動作の停止とは、何れか1つが実行されるだけでも良い。
The "specific operation" in which the
ガスクロマトグラフ10は、特定の動作(S150またはS194)を実行する場合、すなわち、注入口11aからサンプルバッグ41が取り外されているべきである場合に、注入口11aへのサンプルバッグ41の取り付けが取付有無センサー51によって検出されているとき(S148でNOまたはS188でNO)、特定の通知(S149またはS189)と、特定の動作の停止とを実行するので、容器非濃縮測定または容器濃縮測定において、特定の動作を実行する場合に注入口11aにサンプルバッグ41が取り付けられているという人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。
When the
特に、ガスクロマトグラフ10は、「ガスクロマトグラフ10の内部から注入口11a経由で気体を排出することによって注入口11aをクリーニングする」という動作(S150、S192またはS194)を実行する場合に注入口11aへのサンプルバッグ41の取り付けが取付有無センサー51によって検出されているとき(S148でNOまたはS188でNO)、特定の通知(S149またはS189)と、「ガスクロマトグラフ10の内部から注入口11a経由で気体を排出することによって注入口11aをクリーニングする」という動作の停止とを実行するので、「ガスクロマトグラフ10の内部から注入口11a経由で気体を排出することによって注入口11aをクリーニングする」という動作を実行する場合に注入口11aにサンプルバッグ41が取り付けられているという人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。すなわち、ガスクロマトグラフ10は、流路のクリーニング時にサンプルバッグ41が取り付けられていることによってサンプルバッグ41内のサンプルガスがクリーニング用のキャリアーガスによって希釈されるという不具合や、サンプルバッグ41が取り付けられていることによって流路のクリーニングが正常に実行されないという不具合など、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができる。
In particular, when performing the operation (S150, S192, or S194) of “cleaning the
なお、注入口11aからサンプルバッグ41が取り外されているべきである「特定の動作」は、「ガスクロマトグラフ10の内部から注入口11a経由で気体を排出することによって注入口11aをクリーニングする」という動作以外の動作でも良い。また、特定の通知と、特定の動作の停止とは、何れか1つが実行されるだけでも良い。
The "specific operation" in which the
例えば、ガスクロマトグラフ10は、サンプルバッグ41が取り付けられている場合(S148でNOまたはS188でNO)であっても、特定の通知を実行した(S149またはS189)後に直ちに測定の処理を続行(S150またはS190)しても良い。なお、ガスクロマトグラフ10は、特定の通知を実行した(S149またはS189)後に直ちに測定の処理を続行する(S150またはS190)場合、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されるか、容器非濃縮測定処理または容器濃縮測定処理が終了するまで、特定の通知を実行し続けても良い。また、ガスクロマトグラフ10は、特定の通知を実行した(S149またはS189)後に直ちに測定の処理を続行する(S150またはS190)場合、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されない限り、S150またはS194において第1の加圧ポンプ13および吸引ポンプ15をOFFの状態にしても良い。
For example, even when the
ガスクロマトグラフ10は、濃縮測定処理および非濃縮測定処理のうち、対象のサンプルの測定に適した方に切り替え可能であるので、測定方法の適切性を向上することができる。
Since the
ガスクロマトグラフ10は、外気濃縮測定、容器濃縮測定および外部捕集測定などの濃縮測定処理において、一旦、捕集管43によってサンプルガスを濃縮するので、非常に低濃度のサンプルガスであっても成分を検出することができる。
Since the
ガスクロマトグラフ10は、捕集管43による吸着され易さにサンプルガスの成分によって差があるので、濃縮測定処理において、サンプルガスの成分のうち、捕集管43による吸着され易い特定の成分に対する測定を適切に実行することができる。
In the
ガスクロマトグラフ10は、外気非濃縮測定および容器非濃縮測定などの非濃縮測定処理において、単管42によって特定の成分が吸着されることがないので、サンプルガスの全成分に対する測定を適切に実行することができる。
In the non-concentration measurement processing such as the outside air non-concentration measurement and the container non-concentration measurement, the
ガスクロマトグラフ10は、サンプルバッグ41から注入口11a経由でサンプルガスが注入される容器濃縮測定処理および容器非濃縮測定処理のそれぞれに切り替え可能であるので、ガスクロマトグラフ10から離れた場所で採取したサンプルガスの成分を検出することができ、利便性を向上することができる。
Since the
ガスクロマトグラフ10は、ガスクロマトグラフ10の近傍の外気をサンプルガスとして注入口11a経由で直接注入される外気濃縮測定処理および外気非濃縮測定処理のそれぞれに切り替え可能であるので、利便性を向上することができる。
The
ガスクロマトグラフ10は、ガスクロマトグラフ10から離れた場所でサンプルガスが捕集管43によって採取されるので、サンプルガスの運搬を効率化することができ、利便性を向上することができる。
In the
(第2の実施の形態)
まず、本実施の形態に係るガスクロマトグラフの構成について説明する。
(Second Embodiment)
First, the configuration of the gas chromatograph according to the present embodiment will be described.
なお、本実施の形態に係るガスクロマトグラフの構成のうち、第1の実施の形態に係るガスクロマトグラフ10(図5参照。)の構成と同様の構成については、ガスクロマトグラフ10の構成と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。 Note that, of the configuration of the gas chromatograph according to the present embodiment, the same reference numerals as those of the configuration of the gas chromatograph 10 (see FIG. 5) according to the first embodiment denote the same reference numerals. And a detailed description is omitted.
図26は、本実施の形態に係るガスクロマトグラフ310の注入口11aの近傍の部分の概略の断面図である。
FIG. 26 is a schematic cross-sectional view of a portion near the
図26に示すように、ガスクロマトグラフ310は、サンプルバッグ41(図3参照。)を駆動する容器駆動装置320を注入口11aの近傍に備えている。
As shown in FIG. 26, the
容器駆動装置320は、サンプルバッグ41のコック41b(図3参照。)を開閉させるコック開閉装置321と、注入口11aに対してコック開閉装置321を移動させることによってサンプルバッグ41の接続部41a(図3参照。)を注入口11aに対して抜き差しする容器着脱装置322と、コック開閉装置321および容器着脱装置322の一部を覆うカバー323とを備えている。
The
コック開閉装置321は、コック41bが取り付けられるコック取付部321aと、軸320aを中心にコック取付部321aを回転させる図示してないモーターを備えた本体321bとを備えている。
The cock opening /
容器着脱装置322は、軸320aに直交する矢印320bで示す方向に延在していてコック開閉装置321が取り付けられる棒状部材322aと、矢印320bで示す方向における棒状部材322aの突出量を変更する図示していないモーターを備えた本体322bとを備えている。
The container attachment /
次に、ガスクロマトグラフ310の動作について説明する。
Next, the operation of the
なお、ガスクロマトグラフ310の動作のうち、以下に説明する動作以外の動作については、第1の実施の形態に係るガスクロマトグラフ10の動作と同様であるので、詳細な説明を省略する。
Note that, among the operations of the
図27は、ガスクロマトグラフ310の容器非濃縮測定処理のフローチャートである。
FIG. 27 is a flowchart of the container non-concentration measurement process of the
図27に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が指示されたか否かを判断する(S441)。したがって、作業者は、容器非濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、容器非濃縮測定の準備とは、本実施の形態において、管着脱部20に単管42を取り付けた後、図28に示すように、コック41bが閉じた状態のサンプルバッグ41のコック41bをコック取付部321aに取り付けることである。
As shown in FIG. 27, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS441において判断すると、棒状部材322aに取り付けられているコック開閉装置321のコック取付部321aにコック41bが取り付けられているサンプルバッグ41の接続部41aが注入口11aに挿入される突出量(以下「挿入時突出量」という。)に、矢印320bで示す方向における棒状部材322aの突出量を容器着脱装置322によって変更する(S442)。棒状部材322aの突出量が挿入時突出量に変更されると、サンプルバッグ41の接続部41aは、図29に示すように、注入口11aに挿入される。
When the
制御部97は、S442の処理の後、コック取付部321aに取り付けられているコック41bが開く角度(以下「コック開角度」という。)に、軸320aを中心にしたコック取付部321aの角度をコック開閉装置321によって変更する(S443)。コック取付部321aの角度がコック開角度に変更されると、コック41bは、開かれる。
After the process of S442, the
次いで、制御部97は、S142(図12参照。)の処理と同様のS444の処理を実行する。
Next, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されていないとS444において判断すると、コック取付部321aに取り付けられているコック41bが閉じる角度(以下「コック閉角度」という。)に、軸320aを中心にしたコック取付部321aの角度をコック開閉装置321によって変更する(S445)。コック取付部321aの角度がコック閉角度に変更されると、コック41bは、閉じられる。
When the
制御部97は、S445の処理の後、棒状部材322aに取り付けられているコック開閉装置321のコック取付部321aにコック41bが取り付けられているサンプルバッグ41の接続部41aが注入口11aから抜き出される突出量(以下「抜出時突出量」という。)に、矢印320bで示す方向における棒状部材322aの突出量を容器着脱装置322によって変更する(S446)。棒状部材322aの突出量が抜出時突出量に変更されると、サンプルバッグ41の接続部41aは、図28に示すように、注入口11aから抜き出される。
After the process of S445, the
制御部97は、S446の処理の後、S143(図12参照。)の処理と同様のS447の処理を実行する。
After the process of S446, the
制御部97は、S447の処理の後、再びS441の処理を実行する。したがって、作業者は、再び容器非濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。
After the process of S447, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されているとS444において判断すると、S144〜S146(図12参照。)の処理と同様のS448〜S450の処理を実行する。
When determining in S444 that the attachment presence /
制御部97は、S450の処理の後、S445〜S446の処理と同様のS451〜S452の処理を実行する。
After the process of S450, the
制御部97は、S452の処理の後、S148(図12参照。)の処理と同様のS453の処理を実行する。
After the process of S452, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されていないとS453において判断すると、S149(図12参照。)の処理と同様のS454の処理を実行する。
If the
制御部97は、S454の処理の後、再びS453の処理を実行する。したがって、作業者は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられているなどの不具合を確認することができる。
After the process of S454, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されているとS453において判断すると、S150〜S152(図12参照。)の処理と同様のS455〜S457の処理を実行して、図27に示す容器非濃縮測定処理を終了する。
When the
図30および図31は、ガスクロマトグラフ310の容器濃縮測定処理のフローチャートである。
FIG. 30 and FIG. 31 are flowcharts of the container concentration measurement process of the
図30および図31に示すように、制御部97は、測定の開始が操作部92を介して指示されたと判断するまで、測定の開始が指示されたか否かを判断する(S481)。したがって、作業者は、容器濃縮測定の準備が終了した後、操作部92を介して測定の開始を指示することができる。ここで、容器濃縮測定の準備とは、本実施の形態において、管着脱部20に捕集管43を取り付けた後、図28に示すように、コック41bが閉じた状態のサンプルバッグ41のコック41bをコック取付部321aに取り付けることである。
As shown in FIGS. 30 and 31, the
制御部97は、測定の開始が指示されたとS441において判断すると、S442〜S447(図27参照。)の処理と同様のS482〜S487の処理を実行する。
When the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていることが取付有無センサー51によって検出されているとS484において判断すると、S184〜S186(図20参照。)の処理と同様のS488〜S490の処理を実行する。
When the
制御部97は、S490の処理の後、S451〜S454(図27参照。)の処理と同様のS491〜S494の処理を実行する。
After the process of S490, the
制御部97は、筐体11にサンプルバッグ41が取り付けられていないことが取付有無センサー51によって検出されているとS493において判断すると、S190〜S196(図20参照。)の処理と同様のS495〜S501の処理を実行して、図30および図31に示す容器濃縮測定処理を終了する。
When the
以上に説明したように、ガスクロマトグラフ310は、サンプルバッグ41のコック41bが開いているべきである場合(S441でYESまたはS481でYES)に、コック41bを自動で開ける(S443またはS483)ので、サンプルバッグ41からサンプルガスが注入される測定方法、すなわち、容器非濃縮測定または容器濃縮測定において、コック41bが閉じられている状態でサンプルガスの注入が実行されるという不具合など、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができるとともに、作業者の作業負担を軽減することができる。
As described above, when the
ガスクロマトグラフ310は、コック41bが閉じているべきである場合に、コック41bを自動で閉じる(S451またはS491)ので、容器非濃縮測定または容器濃縮測定において、流路のクリーニング時にサンプルバッグ41が取り付けられていることによってサンプルバッグ41内のサンプルガスがクリーニング用のキャリアーガスによって希釈されるという不具合など、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができるとともに、作業者の作業負担を軽減することができる。
The
ガスクロマトグラフ310は、サンプルバッグ41が取り付けられているべきである場合(S441でYESまたはS481でYES)に、サンプルバッグ41を自動で取り付ける(S442またはS482)ので、容器非濃縮測定または容器濃縮測定において、サンプルバッグ41が取り付けられていない状態でサンプルガスの注入が実行されるという不具合など、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができるとともに、作業者の作業負担を軽減することができる。
When the
ガスクロマトグラフ310は、サンプルバッグ41が取り外されているべきである場合に、サンプルバッグ41を自動で取り外す(S452またはS492)ので、容器非濃縮測定または容器濃縮測定において、サンプルバッグ41が取り付けられていることによって流路のクリーニングが正常に実行されないという不具合など、人的ミスに起因する不具合の発生の可能性を抑えることができるとともに、作業者の作業負担を軽減することができる。
The
10 ガスクロマトグラフ
11a 注入口
17 カラム
19 センサー
41 サンプルバッグ(容器)
51 取付有無センサー
97 制御部
310 ガスクロマトグラフ
10
51 Installation /
Claims (4)
前記注入口への前記容器の取り付けの有無を検出する取付有無センサーと、
前記注入口経由で注入された前記サンプルの成分を分離するためのカラムと、
前記カラムによって分離された前記成分を検出するセンサーと
を備えるガスクロマトグラフであって、
前記ガスクロマトグラフにおける測定を制御する制御部を備え、
前記制御部は、特定の動作を実行する場合に前記注入口への前記容器の取り付けが前記取付有無センサーによって検出されていないとき、特定の通知と、前記特定の動作の停止との少なくとも1つを実行することを特徴とするガスクロマトグラフ。 An inlet into which the sample is injected from a container storing the sample,
An attachment presence / absence sensor that detects the presence / absence of attachment of the container to the inlet,
A column for separating the components of the sample injected through the inlet,
And a sensor for detecting the component separated by the column, a gas chromatograph comprising:
A control unit that controls measurement in the gas chromatograph,
The control unit, when performing a specific operation, when the attachment of the container to the inlet is not detected by the attachment presence or absence sensor, a specific notification, at least one of the stop of the specific operation Gas chromatograph.
前記注入口への前記容器の取り付けの有無を検出する取付有無センサーと、
前記注入口経由で注入された前記サンプルの成分を分離するためのカラムと、
前記カラムによって分離された前記成分を検出するセンサーと
を備えるガスクロマトグラフであって、
前記ガスクロマトグラフにおける測定を制御する制御部を備え、
前記制御部は、特定の動作を実行する場合に前記注入口への前記容器の取り付けが前記取付有無センサーによって検出されているとき、特定の通知と、前記特定の動作の停止との少なくとも1つを実行することを特徴とするガスクロマトグラフ。 An inlet into which the sample is injected from a container storing the sample,
An attachment presence / absence sensor that detects the presence / absence of attachment of the container to the inlet,
A column for separating the components of the sample injected through the inlet,
And a sensor for detecting the component separated by the column, a gas chromatograph comprising:
A control unit that controls measurement in the gas chromatograph,
The control unit, when performing a specific operation, when the attachment of the container to the inlet is detected by the attachment presence or absence sensor, a specific notification, at least one of the stop of the specific operation Gas chromatograph.
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