JP2019213195A - ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク・データ送信方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク・データ送信方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】帯域幅モードを柔軟に構成することができ、アイドルチャネル利用率およびスループットを増加させることができるような、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク・データ送信方法および装置を提供すること。【解決手段】この方法は、第1のステーション(STA)によって、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信するステップを含み、少なくとも1つの2次チャネルが、通信チャネルのいくつかの2次チャネルであり、プリアンブル内の帯域幅(BW)サブフィールドが、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定される。【選択図】図4

Description

本出願は、通信技術の分野に関し、特に、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)データ送信方法および装置に関する。
様々な国内規制に従って、WLAN内の5ギガヘルツ(GHz)周波数帯域は、12または20を超える20メガヘルツ(MHz)帯域幅チャネルを含み得る。WLANは、2、4、または8つの20MHz帯域幅チャネルを組み合わせて、40MHz帯域幅チャネル、80MHz帯域幅チャネル、または160MHz帯域幅チャネルにすることができる。40MHz帯域幅チャネルおよび80MHz帯域幅チャネルは、隣接する20MHz帯域幅チャネルを結合することによって形成される。160MHz帯域幅チャネルは、8つの隣接する20MHz帯域幅チャネルを結合することによって形成することができ、この結合は、160MHzチャネルと呼ばれる。代替的に、2つの隣接しない80MHz帯域幅チャネルを結合することによって、160MHz帯域幅チャネルが形成される場合もあり、この160MHz帯域幅チャネルは、80+80MHzチャネルと呼ばれる。
データを送信するための通信チャネルとして80MHzチャネル、160MHzチャネル、または80+80MHzチャネルを使用するとき、WLAN内のステーション(station、STA)は、まず、通信チャネルにおいてクリアチャネルアセスメント(clear channel assessment、CCA)を実行する。CCA結果として、通信チャネルのすべての20MHz帯域幅チャネルがアイドルであるときのみ、ステーションは、通信チャネルを使用してデータを送信し、そうでない場合、ステーションは、通信チャネルの帯域幅を減少させた後、データを送信する。しかしながら、通信チャネルは、指定された帯域幅にしか減少させることができない。たとえば、80MHzチャネルは、40MHzチャネルまたは20MHzチャネルのみに減少させることができる。CCA結果として、80MHzチャネルのうちの1つの20MHz帯域幅チャネルのみがビジーである場合でも、ステーションは、80MHzチャネルを40MHzチャネルのみに減少させることによってデータを送信することができるが、3つのアイドルの20MHz帯域幅チャネルすべてを結合して60MHz帯域幅チャネルにすることによってデータを送信することはできない。
本出願は、帯域幅モードを柔軟に構成することができ、アイドルチャネル利用率およびスループットを増加させることができるような、WLANデータ送信方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願は、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク・データ送信方法を提供し、方法は、第1のステーションSTAによって、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信するステップを含み、少なくとも1つの2次チャネルが、通信チャネルのいくつかの2次チャネルであるとき、プリアンブル内の帯域幅BWサブフィールドは、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定される。
本出願において提供されるWLANデータ送信方法によれば、通信チャネルのいくつかの2次チャネルが利用不可能であるとき、第1のSTAは、依然として、帯域幅モードを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定し、1次チャネルおよびアイドルの2次チャネル上でのみデータおよびプリアンブルを送信する。プリアンブルおよびデータを受信するとき、第2のSTAは、使用された復号方法に基づいて、第1のSTAがプリアンブルおよびデータを送信するチャネルを決定することができる。したがって、第1のSTAは、帯域幅モードを減少させることなく、プリアンブルおよびデータを、1次チャネルおよびアイドルの2次チャネル上で送信することができる。このようにして、通信チャネルの利用率およびスループットが増加し、第2のSTAは、プリアンブルパンクチャリング機構をサポートする必要がない。
随意に、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームが、事前に設定された時間期間以内に受信されない場合、第1のSTAは、各プリアンブルおよびデータを送信するために使用される変調およびコーディング方式MCSの値を減少させ、MCSの修正された値に基づいて、プリアンブルおよびデータを再送信する。
随意に、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームが事前に設定された時間期間以内に受信されず、MCSの値が事前に設定された最小値である場合、第1のSTAは、BWサブフィールドによって示される帯域幅モードを減少させ、減少した帯域幅モードを使用して、プリアンブルおよびデータを送信する。
随意に、第1のステーションSTAによって、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信する前に、方法は、第1のSTAによって、通信チャネルにおいてクリアチャネルアセスメントCCAを実行するステップであり、CCAの結果として、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである、ステップをさらに含む。
第2の態様によれば、本出願は、STAを提供し、STAは、第1の態様における第1のSTAを実装するための機能を有する。STAは、第1の態様で説明した機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
第3の態様によれば、本出願は、制御回路、信号処理回路、および送信機回路を含む、STAに適用される送信機チップを提供する。制御回路は、通信チャネルのチャネルモードが1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルであり、少なくとも1つの2次チャネルが通信チャネルのいくつかのチャネルであるとき、送信されるべきプリアンブル内の帯域幅BWサブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定するように構成される。信号処理回路は、BWサブフィールドが設定されたプリアンブル、およびBWサブフィールドによって示される帯域幅モードに基づいて送信されるべきデータにおいて信号処理を行うように構成される。送信機回路は、処理された各プリアンブルおよび処理されたデータを、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信するように構成される。
随意に、送信機回路は、通信チャネルの各チャネルに対応する送信機サブ回路を含み、送信機回路が、処理された各プリアンブルおよび処理されたデータを、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信することは、特に、1次チャネルに対応する送信機サブ回路が、1次チャネルに対応する処理されたプリアンブルおよび処理されたデータを、1次チャネル上で第2のSTAに送信し、少なくとも1つの2次チャネルと1対1に対応する少なくとも1つの送信機サブ回路の各々が、対応する2次チャネルに対応するプリアンブルおよびデータを、対応する2次チャネル上で第2のSTAに送信することを含む。
随意に、信号処理回路は、STAが第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを事前に設定された時間期間以内に受信しない場合、各プリアンブルおよびデータを送信するために使用される変調およびコーディング方式MCSの値を減少させるようにさらに構成され、送信機回路は、信号処理回路によって修正されたMCSの値に基づいて、信号処理回路によって処理されたプリアンブルおよびデータを再送信するようにさらに構成される。
随意に、制御回路は、STAが、事前に設定された時間期間以内に、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを受信せず、MCSの値が事前に設定された最小値である場合、BWサブフィールドによって示される帯域幅モードを減少させるようにさらに構成され、信号処理回路は、減少された帯域幅モードに基づいて、制御回路によって修正されたプリアンブルおよびデータにおいて、信号処理を再度実行するようにさらに構成され、送信機回路は、減少された帯域幅モードを使用することによって、再処理された各プリアンブルおよび再処理されたデータを送信するようにさらに構成される。
随意に、制御回路は、送信されるべきプリアンブル内の帯域幅BWサブフィールドが、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定される前に、通信チャネルにおいて実行されたクリアチャネルアセスメントCCAのCCA結果を取得するようにさらに構成され、CCA結果として、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである。
随意に、信号処理回路は、BCCエンコーダ、BCCインターリーバ、コンステレーションポイントマッパ、信号反復モジュール、IDFTなどを含む。1次チャネルに対応する送信機サブ回路は、1次チャネルに対応する無線周波数シミュレータ、GIおよびウィンドウコントローラなどを含む。各2次チャネルに対応する送信機サブ回路は、2次チャネルに対応するCSD、無線周波数シミュレータ、GIおよびウィンドウコントローラなどを含む。
随意に、第1の態様から第3の態様において、BWサブフィールドの値は2または3である。
第4の態様によれば、本出願は、第3の態様または第3の態様のオプションの方式のうちのいずれか1つによる送信機チップを含むWLANデバイスを提供する。たとえば、WLANデバイスは、ワイヤレスアクセスポイント、携帯電話、タブレットコンピュータ、またはウェアラブルデバイスである。
本出願による、ネットワークアーキテクチャの概略図である。 本出願による、8つの帯域幅モードの概略図である。 本出願による、チャネル分割の概略図である。 本出願による、WLANデータ送信方法の一実施形態のフローチャートである。 本出願による、80MHz通信チャネルのチャネルモードの概略図である。 本出願による、1次80MHzチャネルのチャネルモードの概略図である。 本出願による、2次80MHzチャネルのチャネルモードの概略図である。 本出願による、HE MU PPDUフォーマットの概略図である。 本出願による、送信機チップの第1の概略構造図である。 本出願による、シミュレーション結果の概略図である。 本出願による、WLANデータ送信方法の別の実施形態のフローチャートである。 本出願による、WLANデータ送信方法のさらに別の実施形態のフローチャートである。 本出願による、STAの概略構造図である。 本出願による、送信機チップの第2の概略構造図である。
本明細書における「および/または」という用語は、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、を表し得る。
本出願において提供されるWLANデータ送信方法は、後続の6GHz周波数帯域など、5GHz以上の周波数帯域に適用可能である。
たとえば、図1は、本出願において提供されるWLAN送信方法に適用可能な、可能なネットワークアーキテクチャを示す。ネットワークアーキテクチャは、第1のステーション(station、STA)と少なくとも1つの第2のSTAとを含む。第1のSTAは、少なくとも1つの第2のSTAについてのアップリンクおよびダウンリンクのワイヤレスアクセスを提供し、80MHz帯域幅モード、160MHz帯域幅モード、80+80MHz帯域幅モード、および、たとえば、240MHz帯域幅モード、160+80MHz帯域幅モード、80+160MHz帯域幅モード、80+80+80MHz帯域幅モード、320MHz帯域幅モード、160+160MHz帯域幅モード、160+80+80MHz帯域幅モード、80+80+160MHz帯域幅モード、または80+80+80+80MHz帯域幅モードなど、他の80MHzを超える帯域幅モードをサポートする。第1のSTAは、アクセスポイント(access point、AP)または非AP STAとすることができ、第2のSTAは、非AP STAとすることができる。たとえば、第1のSTAがAPであるとき、ネットワークアーキテクチャは、具体的には基本サービスセット(basic service set、BSS)であり得る。
第1のSTAがデータおよびプリアンブルを送信しているとき、プリアンブルは、帯域幅(BW)サブフィールドを含む。BWサブフィールドは、一般に、通信チャネルの4つの異なる帯域幅モードを示すために使用され得る0から3までに設定され得る。モード0は20MHz、モード1は40MHz、モード2は80MHzのノンプリアンブルパンクチャリング(puncturing)モード、モード3は160MHzおよび80+80MHzのノンプリアンブルパンクチャリングモードである。
通信チャネルの帯域幅モード0から3までの可能な形態が図2に示されており、ここで、P20は1次(primary)チャネルを表し、S20は2次(secondary)チャネルを表す。一例として、80MHzの全帯域幅を有する通信チャネルが使用される。通信チャネルの4つの20MHzチャネルがすべてアイドルである場合、第1のSTAは、モード2でデータおよびプリアンブルを送信し得る。通信チャネルの1つの2次チャネルがありビジーである場合、モード0から3までの制限により、第1のSTAは、帯域幅モードを減少させる必要があり、モード0またはモード1でデータおよびプリアンブルを送信する。言い換えれば、通信チャネルの60MHzのアイドルのチャネルがある場合でも、第1のSTAは、20MHzチャネルまたは40MHzチャネル上でしかデータおよびプリアンブルを送信することができない。この帯域幅を減少させる方式は、ある程度、比較的低いチャネル利用率をもたらし、比較的高いスループットは取得できない。
80MHz、160MHz、または80+80MHzの帯域幅を有する通信チャネルの利用率を高め、比較的高いスループットを取得するために、第1のSTAは、プリアンブルパンクチャリング機構を使用することによって、データおよびプリアンブルをさらに送信することができる。プリアンブルパンクチャリング機構は次のとおりである。80MHz、160MHz、および80+80MHzの全帯域幅を有する通信チャネルでは、1次チャネルおよびいくつかの2次チャネルはアイドルであり、いくつかの他の2次チャネルはビジーであり、このとき、データは、1次チャネルおよびアイドルの2次チャネル上でのみ送信され得、プリアンブルおよびデータは、ビジーの2次チャネル上では送信されない。プリアンブルパンクチャリング機構に基づいて、BWサブフィールドは、0から7までに拡張され得る。モード4は次のとおりである。プリアンブルは、80MHzでパンクチャリングされ、ここで、プリアンブルは、2次20MHzでのみパンクチャリングされる。モード5は次のとおりである。プリアンブルは、80MHzでパンクチャリングされ、ここで、プリアンブルは、2次40MHzの2つの20MHzサブチャネルのうちの一方でのみパンクチャリングされる。モード6は次のとおりである。プリアンブルは、160MHzまたは80+80MHzでパンクチャリングされ、ここで、プリアンブルは、1次80MHzの2次20MHzでのみパンクチャリングされる。モード7は次のとおりである。プリアンブルは、160MHzまたは80+80MHzでパンクチャリングされ、ここで、プリアンブルは、1次80MHzの1次40MHzにおいて現れる。通信チャネルの帯域幅モード0から3までの可能な方式は、図2に示され得る。
モード4から7までを使用して、80MHz、160MHz、または80+80MHzの帯域幅を有する通信チャネルの利用率を高め、比較的高いスループットを取得することができるが、モード4から7までを使用することができるのは、第1のSTAと第2のSTAの両方がプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしているときのみである。データ送信を実行する2つのSTAが異なる製造業者によって製造されており、両方ともプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしていない可能性が非常に高い。したがって、モード4から7までは、事実上使用できない。たとえば、第2のSTAがプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしていないとき、第1のSTAは、依然として、モード4から7までのいずれかの帯域幅モード(たとえばモード4)を使用してデータを送信し、BWサブフィールドによって示されるモード4に基づいて、データを受信するように第2のSTAに命令する。しかしながら、第2のSTAは、プリアンブルパンクチャリング機構をサポートしていないので、モード4を認識することができず、結果として、データを復調することができない。
本出願において提供されるWLANデータ送信方法によれば、通信チャネルのいくつかの2次チャネルが利用不可能であるとき、第1のSTAは、依然として、帯域幅モードを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定し、帯域幅モードを減少させることなく、1次チャネルおよびアイドルの2次チャネル上でのみデータおよびプリアンブルを送信する。このようにして、通信チャネルの利用率およびスループットが増加し、第2のSTAは、プリアンブルパンクチャリング機構をサポートする必要がない。
通信チャネルは、20MHz帯域幅チャネルの基本チャネル単位で分割されていると仮定する。図3に示すように、各第1のSTAは、1つの1次チャネル(図3のP20など)に対応しており、1次チャネルを除く通信チャネルのすべての20MHz帯域幅チャネルは、2次チャネル(または、図3のS20など、非1次チャネルと呼ばれる)である。40MHzチャネルは、2つの隣接する20MHz帯域幅チャネルを含み、80MHzチャネルは、2つの隣接する40MHzチャネルを含み、160MHzチャネルは、2つの隣接する80MHzチャネルを含み、80+80MHzチャネルは、2つの隣接しない80MHzチャネルを含む。80MHzチャネルにおいて、1次チャネルを含む40MHzチャネルが1次40MHzチャネルであり、他方が2次40MHzチャネルである。160MHzチャネルおよび80+80MHzチャネルでは、1次チャネルを含む80MHzチャネルが1次80MHzチャネルであり、他方が2次80MHzチャネルである。
図4は、本出願による、WLANデータ送信方法の一実施形態のフローチャートである。方法は以下を含む。
ステップ401: 第1のSTAは、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信する。
少なくとも1つの2次チャネルは、通信チャネルのアイドルの2次チャネルであり、通信チャネルのいくつかのアイドルの2次チャネル、または通信チャネルのすべてのアイドルの2次チャネルであり得る。本出願では、少なくとも1つの2次チャネルが、通信チャネルのすべての2次チャネルではなくいくつかの2次チャネルであるとき、プリアンブル内のBWサブフィールドは、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定される。
通信チャネルの全帯域幅は、80MHz、160MHz、または80+80MHzであってもよく、あるいは、240MHz、160+80MHz、80+160MHz、80+80+80MHz、320MHz、160+160MHz、160+80+80MHz、80+80+160MHz、または80+80+80+80MHzの帯域幅など、別の種類の超広帯域幅であってもよい。通信チャネルの全帯域幅が80MHzであるとき、BWサブフィールドの値は2に設定され得る。通信チャネルの全帯域幅が160MHzまたは80+80MHzであるとき、BWサブフィールドの値は3に設定され得る。言い換えれば、少なくとも1つの2次チャネルが通信チャネルのすべての2次チャネルであるかどうかにかかわらず、第1のSTAは常に、プリアンブル内のBWサブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定する。
言い換えれば、本出願において提供される方法によれば、80MHz、160MHz、または80+80MHzの全帯域幅を有する通信チャネルの利用不可能な2次チャネルがある場合、第1のSTAは、依然として、帯域幅モードを、すべてのSTAによって認識できるモード2またはモード3に設定することができ、帯域幅モードを減少させることなく、1次チャネルおよびアイドルの2次チャネル上でのみデータおよびプリアンブルを送信することができる。このようにして、スループットが増加し、第2のSTAは、プリアンブルパンクチャリング機構をサポートする必要がない。
随意に、データおよびプリアンブルを送信する前に、第1のSTAは、最初に、通信チャネルの各チャネルを測定すること、および各チャネルのビジー状態またはアイドル状態を判断することを含めて、通信チャネルにおいてCCAを実行し得る。CCA結果として、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである場合、第1のSTAは、それぞれのプリアンブルおよびデータを、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信し、プリアンブル内のBWサブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定することを決定し得る。
随意に、通信チャネルのうちのレーダーチャネルなどいくつかの2次チャネルが、特定の信号を送信するために使用される場合、2次チャネルがアイドルであるかどうかにかかわらず、第1のSTAは常に、2次チャネルが利用不可能であると判断する。1次チャネルおよび少なくとも1つの残りの2次チャネルがアイドルであるとき、それぞれのプリアンブルおよびデータを、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信することができ、プリアンブル内のBWサブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定することができることが決定される。
たとえば、図5に示すように、通信チャネルの全帯域幅が80MHzであるとき、通信チャネルのチャネルモードは、以下のうちの1つであり得る。
A: 図5の(a)に示すように、1次40MHzチャネルの1次チャネルと2次40MHzチャネルの2つの2次チャネルの両方は、すべてアイドルであり、1次40MHzチャネルの2次チャネルはビジーである。
B: 図5の(b)および(c)に示すように、1次40MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの1つの2次チャネルの2つのチャネルはアイドルであり、2次40MHzチャネルの他方の2次チャネルはビジーである。
2つのチャネルモードAおよびBは、それぞれ、規格におけるモード4およびモード5で表される帯域幅モードと同じである。具体的には、本出願では、通信チャネルのチャネルモードがAまたはBであると第1のSTAが判断したとき、各送信されたプリアンブル内のBWサブフィールドの値が、4または5ではなく2に設定されてもよく、したがって、第2のSTAがプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしていないときは、第2のSTAが第1のSTAによって示される帯域幅モードを認識できることを確実にし、それによって、第2のSTAはプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしないので、データの復調の失敗を回避できる。
通信チャネルの全帯域幅が160MHzまたは80+80MHzであるとき、通信チャネルのチャネルモードは、1次チャネルおよび1次80MHzチャネルの少なくとも1つの2次チャネルがアイドルであり、2次80MHzチャネルの少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである。
具体的には、図6に示すように、1次80MHzチャネルのチャネルモードは、具体的には以下のうちの1つであり得る。
a: 図6の(a)から(c)に示すように、1つの2次チャネルはビジーであり、残りの3つのチャネルはアイドルである。
b: 図6の(d)および(e)に示すように、1次チャネルおよび2次40MHzチャネルの1つの2次チャネルはアイドルであり、残りの2つの2次チャネルはビジーである。
具体的には、図7に示すように、2次80MHzチャネルのチャネルモードは、以下のうちの1つである。
c: 図7の(a)に示すように、4つの2次チャネルは、すべてアイドルである。
d: 図7の(b)および(c)に示すように、第1または第4の2次チャネルはビジーであり、残りの3つの2次チャネルはアイドルである。
e: 図7の(d)および(e)に示すように、第2または第3の2次チャネルはビジーであり、残りの3つの2次チャネルはアイドルである。
f: 図7の(f)および(g)に示すように、第3の2次チャネルおよび第4の2次チャネルはビジー、または第1の2次チャネルおよび第2の2次チャネルはビジーであり、残りの2つの2次チャネルはアイドルである。
g: 図7の(h)および(i)に示すように、第2の2次チャネルおよび第3の2次チャネルはビジー、または第1の2次チャネルおよび第4の2次チャネルはビジーであり、残りの2つの2次チャネルはアイドルである。
h: 図7の(j)および(k)に示すように、第1の2次チャネルおよび第3の2次チャネルはビジー、または第2の2次チャネルおよび第4の2次チャネルはビジーであり、残りの2つの2次チャネルはアイドルである。
i: 図7の(l)に示すように、第1の2次チャネルはアイドルであり、残りの3つの2次チャネルはビジーである。
通信チャネルの全帯域幅が160MHzまたは80+80MHzであるとき、図6の(b)および(c)に示すチャネルモードは、規格におけるモード7での2つの状況と同じである。具体的に言えば、本出願では、通信チャネルの1次80MHzチャネルのチャネルモードが図6の(b)および(c)に示すチャネルモードであると第1のSTAが判断したとき、各送信されたプリアンブル内のBWサブフィールドの値は7ではなく3に設定されてもよく、したがって、第2のSTAがプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしていないときは、第2のSTAが第1のSTAによって示される帯域幅モードを認識できることを確実にし、それによって、第2のSTAはプリアンブルパンクチャリング機構をサポートしないので、データの復調の失敗を回避できる。
通信チャネルの全帯域幅が160MHzまたは80+80MHzであるとき、1次80MHzチャネルの図示された帯域幅モードと2次80MHzチャネルの帯域幅モードとがランダムに結合されてもよく、これは、本出願では制限されない。
本出願は、任意の方式をさらに提供する。通信チャネルの全帯域幅が160MHzまたは80+80MHzであるとき、2次80MHzチャネルの4つのチャネルがすべてビジーであり、1次80MHzチャネルのチャネルモードがチャネルモードaおよびbのうちの1つである場合、第1のSTAはまた、BWフィールドを80MHzの値に設定することができ、それは、たとえば2など、プリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す。
WLANシステムは、ますます大きくなる帯域幅をサポートし、将来において、160MHzを超える帯域幅をサポートし、プリアンブルパンクチャリング方式でより大きい帯域幅でのチャネルの柔軟性を提供する可能性がある。たとえば、320MHzまたは240MHzの帯域幅がWLANに導入される可能性がある。320MHz帯域幅が不連続帯域幅の形で現れるとき、320MHz帯域幅は、160+160MHz、160+80+80MHz、80+80+160MHz、または80+80+80+80MHzであり得る。240MHz帯域幅が不連続帯域幅の形で現れるとき、240MHz帯域幅は、160+80MHz、80+160MHz、または80+80+80MHzであり得る。これらの大きい帯域幅モードでは、本特許の解決策を依然として使用することができる。具体的に言えば、全帯域幅の値およびそれは、プリアンブルパンクチャリングをスキップすることがBWサブフィールドに示されることを示し、実際の送信中に、いくつかの2次チャネルにおいて、プリアンブルパンクチャリングが実行される。
一例では、プリアンブルおよびデータを送信するとき、第1のSTAは、高効率マルチユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(high efficiency multi-user physical layer protocol data unit、HE MU PPDU)フォーマットでデータ送信を実行し得る。たとえば、図8は、本出願によるHE MU PPDUフォーマットを示す。HE MU PPDUは、プリアンブル部とデータ部とを含む。プリアンブルは、レガシーショートトレーニングフィールド(legacy short training field、L-STF)フィールド、レガシーロングトレーニングフィールド(legacy long training field、L-LTF)フィールド、レガシー信号(legacy Signal、L-SIG)フィールド、反復レガシー信号(repeated legacy signal、RL-SIG)フィールド、高効率信号A(high efficiency signal A、HE-SIG-A)フィールド、高効率信号B(high efficiency signal B、HE-SIG-B)フィールド、高効率ショートトレーニングフィールド(high efficiency short training field、HE-STF)フィールド、高効率ロングトレーニングフィールド(high efficiency long training field、HE-LTF)フィールドなどを含む。HE-SIG Aフィールドは、BWサブフィールドならびに変調およびコーディング方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)サブフィールドなどの指示フィールドを含む。
本出願において提供されるWLANデータ送信方法によれば、第1のSTAが現在の通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つのアイドルの2次チャネル上でデータおよびプリアンブルを送信し、通信チャネルが少なくとも1つのビジーの2次チャネルを含むとき、BWサブフィールドは、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定され得る。
たとえば、図9は、本出願による、第1のSTAの送信機チップの概略構造図である。第1のSTAがプリアンブルでHE-SIG-Aフィールドを送信するとき、第1のSTAの送信機チップ内の制御回路1001は、通信チャネルの現在のチャネルモードに基づいてBWサブフィールドを設定する。具体的には、第1のSTAが1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でHE-SIG-Aフィールドを送信すると決定したとき、制御回路1001は、BWサブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定する。
制御回路1001は、受信したCCA結果または受信したチャネルモードに基づいて、第1のSTAが1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でHE-SIG-Aフィールドを送信することを決定すると決定し得る。
80MHzの全帯域幅を有する通信チャネルの場合、制御回路1001は、4つのチャネルすべてがアイドルのときにBWサブフィールドの値を2に設定する代わりに、4つのチャネルのうちの1次チャネルおよびいくつかの2次チャネルがアイドルであるという条件で、BWサブフィールドの値を2に設定し得る。160MHzまたは80+80MHzの全帯域幅を有する通信チャネルの場合、8つのチャネルすべてがアイドルのときにBWサブフィールドを3に設定する代わりに、1次チャネルおよびいくつかの2次チャネルがアイドルであるという条件で、BWサブフィールドの値が3に設定され得る。
BWサブフィールドが設定された後、HE-SIG-Aフィールドは、信号処理回路1002によって処理され、処理された信号は、送信機回路1003に送信され、送信機回路1003は、処理された信号において多出力を実行する。送信機回路1003は、通信チャネルの各チャネルに対応する送信機サブ回路を含み得る。1次チャネルに対応する送信機サブ回路は、無線周波数シミュレータ、ガードインターバル(guard interval、GI)およびウィンドウコントローラなどを含み得る。1次チャネルの場合、対応する送信機サブ回路は、GIおよびウィンドウコントローラを使用することによって、GIおよびウィンドウをHE-SIG-Aフィールドに直接挿入し、次いで、無線周波数シミュレータを使用して、HE-SIG-Aフィールドを1次チャネルに送信する。2次チャネルに対応する各送信機サブ回路は、巡回シフトダイバーシティ(cyclic shift diversity、CSD)、無線周波数シミュレータ、GIおよびウィンドウコントローラなどを含み得る。少なくとも1つの2次チャネルのすべてについて、対応する送信機サブ回路は、対応するCSDデバイスを使用することによって、同じHE-SIG-Aフィールドを対応する2次チャネルにマッピングし、次いで、GIおよびウィンドウコントローラを使用してGIおよびウィンドウをHE-SIG-Aフィールドに挿入し、対応する無線周波数シミュレータを使用してHE-SIG-Aフィールドを対応する2次チャネルに送信する。
信号処理回路1002は、バイナリ畳み込みコード(Binary convolutional code、BCC)エンコーダ、BCCインターリーバ、コンステレーションポイントマッパ、信号反復モジュール、逆離散フーリエ変換(inverse discrete Fourier transform、IDFT)モジュールなどを含み得る。信号反復モジュールは、通信チャネルの利用不可能な2次チャネル上ではなく、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でのみ繰り返し送信されるように、HE-SIG-Aフィールドを制御するように構成される。
プリアンブル内でHE-SIG-Bフィールドを送信するとき、送信機チップは、HE-SIG-Bフィールド上で物理層(PHY)補足および前方誤り訂正(forward error correction、FEC)を実行し、処理モジュールを使用してHE-SIG-Bフィールドを処理し、次いで、多出力を実行する。HE-SIG-Bフィールドの奇数のチャネル上で送信されたコンテンツは同じであり、HE-SIG-Bフィールドの偶数のチャネル上で送信されたコンテンツは同じであり、奇数のチャネル上で送信されたコンテンツは、偶数のチャネル上で送信されたものとは異なる。したがって、本出願では、BWが20MHzよりも大きいとき、信号反復モジュールは、同じHE-SIG-Bフィールドが、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルの奇数のチャネル上でのみ繰り返し送信され、同じHE-SIG-Bフィールドが、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルの偶数のチャネル上でのみ繰り返し送信されるように制御する必要がある。
HE MU PPDUフレーム構造では、HE-SIG-Bフィールドの奇数のチャネル上で送信されるコンテンツは同じであり、HE-SIG-Bフィールドの偶数のチャネル上で送信されるコンテンツは同じである。したがって、第2のSTAは、結合(奇数のチャネルが結合され、偶数のチャネルが結合される)方式で復号を実行し得る。HE-SIG-Bフィールドを結合方式で復号するプロセスで、第2のSTAは、通常信号(すなわち、第1のSTAによって第2のSTAに送信されるデータおよびプリアンブル)が送信されるチャネルをある程度決定し、さらに、通常信号が送信されるチャネル上で送信される他のプリアンブル情報およびデータを受信し、復号することができる。
本出願では、第1のSTAによって示される帯域幅モードは、通信チャネルの全帯域幅であるが、実際には、第1のSTAによって全通信チャネル上でデータおよびプリアンブルを送信する代わりに、第2のSTAは、第1のSTAの指示に従って、全通信チャネル上でデータを受信し、復調する可能性が非常に高い。したがって、第2のSTAが結合方式でデータを受信し、復調するとき、第2のSTAによって結合された信号がすべて通常信号であるとは限らず、これは、第2のSTAのデータ復調にある程度影響を及ぼす。本出願で提供されるWLANデータ方法によって、第2のSTAのデータ復調に与える影響を、図10に示すシミュレーション結果の概略図の一例を使用して、以下で説明する。
たとえば、以下のシミュレーション条件を使用することによって、リンクシミュレーションが行われると仮定する。HE-SIG-Bの長さは2つのOFDMシンボルであり、MCSインデックスはMCS0であり、結合される2つの信号において、一方は通常信号であり、他方は干渉信号である。図10の(a)は、第2のSTAが等利得ダイバーシティ結合方式を使用したときに取得されるシミュレーション結果を示す。曲線1は、ベースライン、すなわち、結合される2つの信号が通常信号であるとき、フレーム消去率(frame erase ratio、FER)が信号対雑音比(signal-to-noise ratio、SNR)とともに変化する傾向の曲線グラフを表す。曲線2は、通常信号が-9dBの強度の干渉信号と結合されたとき、FERがSRNとともに変化する傾向を表す。第2のSTAのSNRが10dBよりも大きいとき、FERは、0.01未満に減少する可能性がある。曲線1と曲線2を比較することによって、2つの通常信号の結合と比較して、FERが0.01に等しいとき、通常信号と-9dBの強度の干渉信号とが結合されるとき、約2.5のSNR性能が失われるが、FER要件を依然として満たすことができることがわかる。曲線3は、通常信号と-6dBの強度の干渉信号とが結合されたとき、FERがSRNとともに変化する傾向を表す。第2のSTAの受信SNRがどれほど大きいかにかかわらず、FER要件(すなわち、FERを0.01以下にすること)を満たすことができず、エラーフロア(error floor)が発生する。したがって、第2のSTAが等利得ダイバーシティ結合方式でデータを復調する場合、干渉信号の強度が-9dB未満であるとき、本出願において提供される解決策を使用することができる。
図10の(b)は、第2のSTAが最大比合成(maximum ratio combining、MRC)方式を使用したときに取得されるシミュレーション結果を示す。曲線4は、ベースラインを表す。曲線5は、干渉信号の強度が0dBのとき、FERがSNRとともに変化する傾向を表す。曲線6は、干渉信号の強度が18dBのとき、FERがSNRとともに変化する傾向を表す。曲線7は、干渉信号の強度が無限大のとき、FERがSNRとともに変化する傾向を表す。曲線4から7までを比較することによって、干渉信号の強度がどれほど大きいかにかかわらず、異なる干渉強度は、異なるSNR性能損失を引き起こす可能性があるが、第2のSTAがMRC方式でデータを復調するとき、エラーフロアは生じず、FERは常に0.01未満に下げることができることがわかる。したがって、第2のSTAがMRC方式でデータを復調するとき、干渉信号がどれほど大きいかにかかわらず、本出願で提供される解決策を使用することができる。
異なる製造業者によって製造された第2のSTAは異なる復号方式を使用することがあるので、異なる第2のSTAは、異なる性能損失を有することがある。本出願で提供される解決策を使用して、第1のSTAが第2のSTAにデータを送信するとき、第2のSTAが解決策を完全にサポートする場合、たとえば、最大比合成を使用して構文解析を実行するとき、第2のSTAは、第1のSTAに肯定応答フレームで正しく応答する。肯定応答フレームに応答しない第2のSTAについて、本出願は、別の実施形態をさらに提供する。
具体的には、図4を参照すると、図11は、本出願による、WLANデータ送信方法の別の実施形態のフローチャートである。ステップ401の後、方法は、以下をさらに含む。
ステップ402: 第1のSTAが、事前に設定された時間期間以内に、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを受信しない場合、第1のSTAは、各プリアンブルおよびデータを送信するために使用されるMCSの値を減少させ、MCSの修正された値に基づいて、プリアンブルおよびデータを再送信する。
プリアンブルに含まれるMCSサブフィールドは、調整可能なMCSを示すために使用され、図に示されているHE-SIG-Aフィールド内のMCSサブフィールドであり得る。第1のSTAは、MCSフィールド内のMCSの値に対応するレートに基づいてデータを送信する。第1のSTAがデータおよびプリアンブルを第2のSTAに初めて送信するとき、直交位相シフトキーイング(quadrature phase shift keying、QPSK)のMCSが使用され、レートは12メガビット/秒(Mbit/s)であると仮定される。第1のSTAがデータおよびプリアンブルを送信した後、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームが、事前に設定された時間期間以内に受信されない場合、第1のSTAは、MCSのレートを、たとえば、9Mbit/sのレートで、バイナリ位相シフトキーイング(binary phase shift keying、BPSK)のMCSに減少させ得る。
随意に、図11に基づいて、図12に示されるように、ステップ402の後、方法は、以下をさらに含む。
ステップ403: 第1のSTAが、事前に設定された時間期間以内に、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを受信せず、MCSの値が事前に設定された最小値である場合、第1のSTAは、BWサブフィールドによって示される帯域幅モードを減少させ、減少した帯域幅モードを使用して、プリアンブルおよびデータを送信する。
この例では、第1のSTAが、MCSの値が減少した後、事前に設定された時間期間以内に肯定応答フレームをまだ受信していない場合、第1のSTAは、使用されたMCSの値を引き続き減少させ得る。第1のSTAがデータおよびプリアンブルを繰り返し送信することを可能にする回数(たとえば、反復回数が3回)に達した、または許容されるMCSの値が最小値まで減少したとき、事前に設定された時間期間以内に、第1のSTAが、肯定応答フレームをまだ受信していない場合、第1のSTAは、帯域幅モード、すなわち、BWサブフィールドの値を減少させ、減少した帯域幅モードに基づいて、データおよびプリアンブルを再送信する。たとえば、80MHzの全帯域幅を有する通信チャネルに対応して、BWサブフィールドの値が2であるとき、肯定応答フレームが受信されない場合、BWサブフィールドは、0または1に設定されてもよく、データおよびプリアンブルは、モード0またはモード1の帯域幅モードに基づいて再送信される。
上記は主に、デバイス間の相互作用の観点から、本出願において提供される解決策を説明している。上記の機能を実装するために、第1のSTAなどの各デバイスは、機能の各々を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含む。当業者は、このアプリケーションがハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実施され得ることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーションおよび技術的解決策の設計制約に依存する。当業者は、各特定の適用例について記載された機能を実施するために異なる方法を使用することができるが、その実施が本出願の範囲を超えると見なされないものとする。
本出願では、上記方法例に基づいて、第1のSTAなどの機能モジュールを分割してもよい。たとえば、機能モジュールは、機能に基づいて分割されてもよく、または2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。本出願におけるモジュール分割は一例であり、単なる論理的機能分割である。実際の実装中に別の分割方式があり得る。
図13は、本出願による、STAの可能な概略構造図である。STAは、トランシーバユニットおよび処理ユニットを含み、上記の実施形態において第1のSTAによって実行されるステップを実施することができる。
トランシーバユニット1301は、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信するように構成される。
少なくとも1つの2次チャネルが通信チャネルのいくつかの2次チャネルであるとき、処理ユニット1302は、プリアンブル内の帯域幅サブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定する。
随意に、帯域幅サブフィールドの値は2または3である。
随意に、トランシーバユニット1301は、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームが、事前に設定された時間期間以内に受信されない場合、各プリアンブルおよびデータを送信するために使用される変調およびコーディング方式MCSの値を減少させ、MCSの修正された値に基づいて、プリアンブルおよびデータを再送信するようにさらに構成される。
随意に、処理ユニット1302は、トランシーバユニット1301が、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信する前に、通信チャネルにおいて、クリアチャネルアセスメントCCAを実行するようにさらに構成され、CCAの結果として、通信チャネルが、アイドルの1次チャネル、少なくとも1つのアイドルの2次チャネル、および少なくとも1つのビジーの2次チャネルを含む。
図9は、本出願による送信機チップの可能な概略構造図であり、制御回路1001、信号処理回路1002、および送信機回路1003を含む。送信機チップは、第1のSTAが上記の実施形態におけるステップを実施することができるように、第1のSTAに適用される。
制御回路1001は、通信チャネルのチャネルモードが1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルであり、少なくとも1つの2次チャネルが通信チャネルのいくつかのチャネルであるとき、送信されるべきプリアンブル内の帯域幅BWサブフィールドを、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定するように構成される。
信号処理回路1002は、BWサブフィールドが設定されたプリアンブル、およびBWサブフィールドによって示される帯域幅モードに基づいて送信されるべきデータにおいて信号処理を行うように構成される。
送信機回路1003は、処理された各プリアンブルおよび処理されたデータを、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信するように構成される。
随意に、送信機回路1003は、通信チャネルの各チャネルに対応する送信機サブ回路を含む。
送信機回路1003が、処理された各プリアンブルおよび処理されたデータを、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信することは、特に、1次チャネルに対応する送信機サブ回路が、1次チャネルに対応する処理されたプリアンブルおよび処理されたデータを、1次チャネル上で第2のSTAに送信し、少なくとも1つの2次チャネルと1対1に対応する少なくとも1つの送信機サブ回路の各々が、対応する2次チャネルに対応するプリアンブルおよびデータを、対応する2次チャネル上で第2のSTAに送信することを含む。
随意に、BWサブフィールドの値は2または3である。
随意に、信号処理回路1002は、STAが第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを事前に設定された時間期間以内に受信しない場合、各プリアンブルおよびデータを送信するために使用される変調およびコーディング方式MCSの値を減少させるようにさらに構成される。
送信機回路1003は、信号処理回路1002によって修正されたMCSの値に基づいて、信号処理回路1002によって処理されたプリアンブルおよびデータを再送信するようにさらに構成される。
随意に、制御回路1001は、STAが、事前に設定された時間期間以内に、第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを受信せず、MCSの値が事前に設定された最小値である場合、BWサブフィールドによって示される帯域幅モードを減少させるようにさらに構成される。
信号処理回路1002は、修正され、減少された帯域幅モジュールに基づいて、制御回路1001によって修正されたプリアンブルおよびデータにおいて、信号処理を再度実行するようにさらに構成される。
送信機回路1003は、減少された帯域幅モードを使用することによって、再処理された各プリアンブルおよび再処理されたデータを送信するようにさらに構成される。
随意に、制御回路1001は、送信されるべきプリアンブル内の帯域幅BWサブフィールドが、通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定される前に、通信チャネルにおいて実行されたクリアチャネルアセスメントCCAのCCA結果を取得するようにさらに構成され、CCA結果として、1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである。
図9に基づいて、図14は、本出願による送信機チップの可能な実装形態である。信号処理回路1002は、BCCエンコーダ1401、BCCインターリーバ1402、コンステレーションポイントマッパ1403、信号反復モジュール1404、IDFT1405などを含み得る。1次チャネルに対応する送信機サブ回路は、1次チャネルに対応するGIおよびウィンドウコントローラ1407、無線周波数シミュレータ1408などを含む。各2次チャネルに対応する送信機サブ回路は、2次チャネルに対応するCSD1409、GIおよびウィンドウコントローラ1410、無線周波数シミュレータ1411などを含む。
本出願は、図9に示される送信機チップを含むWLANデバイスをさらに提供する。WLANデバイスは、ワイヤレスアクセスポイント、携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイスなどであり得る。
上記の説明は、本出願の実装形態であるが、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。
1001 制御回路
1002 信号処理回路
1003 送信機回路
1301 トランシーバユニット
1302 処理ユニット
1401 BCCエンコーダ
1402 BCCインターリーバ
1403 コンステレーションポイントマッパ
1404 信号反復モジュール
1405 IDFT
1407 GIおよびウィンドウコントローラ
1408 無線周波数シミュレータ
1409 CSD
1410 GIおよびウィンドウコントローラ
1411 無線周波数シミュレータ

Claims (13)

  1. 第1のステーション(STA)によって、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信するステップ
    を含み、
    前記少なくとも1つの2次チャネルが、前記通信チャネルのいくつかの2次チャネルであり、前記プリアンブル内の帯域幅(BW)サブフィールドが、前記通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定される
    ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク・データ送信方法。
  2. 前記BWサブフィールドの値が2または3である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のSTAによって送信された肯定応答フレームが、事前に設定された時間期間以内に受信されない場合、前記第1のSTAによって、各プリアンブルおよび前記データを送信するために使用される変調およびコーディング方式(MCS)の値を減少させ、前記MCSの前記修正された値に基づいて、前記プリアンブルおよび前記データを再送信するステップ
    をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 第1のSTAによって、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上のそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のSTAに送信する前記ステップの前に、
    前記第1のSTAによって、前記通信チャネルにおいてクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するステップであり、前記CCAの結果として、前記1次チャネルおよび前記少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである、ステップ
    をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. トランシーバユニットおよび処理ユニットを含み、
    前記トランシーバユニットが、通信チャネルの1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネル上でそれぞれのプリアンブルおよびデータを第2のステーション(STA)に送信するように構成され、
    前記処理ユニットが、前記少なくとも1つの2次チャネルが前記通信チャネルのいくつかの2次チャネルであるとき、前記プリアンブル内の帯域幅サブフィールドを、前記通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定するように構成される
    ステーション(STA)。
  6. 前記帯域幅サブフィールドの値が2または3である、請求項5に記載のSTA。
  7. 前記トランシーバユニットが、前記第2のSTAによって送信された肯定応答フレームが、事前に設定された時間期間以内に受信されない場合、各プリアンブルおよび前記データを送信するために使用される変調およびコーディング方式(MCS)の値を減少させ、前記MCSの前記修正された値に基づいて、前記プリアンブルおよび前記データを再送信するようにさらに構成される
    請求項5または6に記載のSTA。
  8. 前記処理ユニットが、前記トランシーバユニットが、前記通信チャネルの前記1次チャネルおよび前記少なくとも1つの2次チャネル上で前記それぞれのプリアンブルおよび前記データを前記第2のSTAに送信する前に、前記通信チャネルにおいて、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するようにさらに構成され、前記CCAの結果として、前記通信チャネルが、前記アイドルの1次チャネル、前記少なくとも1つのアイドルの2次チャネル、および前記少なくとも1つのビジーの2次チャネルを含む、
    請求項5から7のいずれか一項に記載のSTA。
  9. 制御回路、信号処理回路、および送信機回路を備える、ステーション(STA)に適用される送信機チップであって、
    前記制御回路が、通信チャネルのチャネルモードが1次チャネルおよび少なくとも1つの2次チャネルであり、前記少なくとも1つの2次チャネルが前記通信チャネルのいくつかのチャネルであるとき、送信されるべきプリアンブル内の帯域幅(BW)サブフィールドを、前記通信チャネルの全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す値に設定するように構成され、
    前記信号処理回路が、前記BWサブフィールドが設定された前記プリアンブル、および前記BWサブフィールドによって示される帯域幅モードに基づいて送信されるべきデータにおいて信号処理を行うように構成され、
    前記送信機回路が、処理された各プリアンブルおよび処理されたデータを、前記1次チャネルおよび前記少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信するように構成される
    送信機チップ。
  10. 前記送信機回路が、前記通信チャネルの各チャネルに対応する送信機サブ回路を含み、
    前記送信機回路が、処理された各プリアンブルおよび処理されたデータを、前記1次チャネルおよび前記少なくとも1つの2次チャネル上で第2のSTAに送信することは、特に、
    前記1次チャネルに対応する送信機サブ回路が、前記1次チャネルに対応する前記処理されたプリアンブルおよび前記処理されたデータを、前記1次チャネル上で前記第2のSTAに送信し、
    前記少なくとも1つの2次チャネルと1対1に対応する少なくとも1つの送信機サブ回路の各々が、対応する2次チャネルに対応する前記プリアンブルおよび前記データを、前記対応する2次チャネル上で前記第2のSTAに送信することを含む、
    請求項9に記載の送信機チップ。
  11. 前記BWサブフィールドの値が2または3である、請求項10に記載の送信機チップ。
  12. 前記信号処理回路が、前記STAが前記第2のSTAによって送信された肯定応答フレームを事前に設定された時間期間以内に受信しない場合、各プリアンブルおよび前記データを送信するために使用される変調およびコーディング方式(MCS)の値を減少させるようにさらに構成され、
    前記送信機回路が、前記信号処理回路によって修正された前記MCSの前記値に基づいて、前記信号処理回路によって処理された前記プリアンブルおよび前記データを再送信するようにさらに構成される
    請求項9から11のいずれか一項に記載の送信機チップ。
  13. 前記制御回路が、前記送信されるべきプリアンブル内の前記帯域幅BWサブフィールドが、前記通信チャネルの前記全帯域幅を示すとともにプリアンブルパンクチャリングをスキップすることを示す前記値に設定される前に、前記通信チャネルにおいて実行されたクリアチャネルアセスメント(CCA)のCCA結果を取得するようにさらに構成され、前記CCA結果として、前記1次チャネルおよび前記少なくとも1つの2次チャネルがアイドルである、
    請求項9から12のいずれか一項に記載の送信機チップ。
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