JP2019213060A - 情報処理装置、その制御方法及びプログラム。 - Google Patents
情報処理装置、その制御方法及びプログラム。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】被写体が位置する地図上の場所を示す被写体場所情報を取得する。【解決手段】情報処理装置100は、画像401が撮影された撮影位置500に対応する地図場所を示す地図場所情報1501を取得する地図場所取得部104と、地図場所取得部104により取得された地図場所情報1501の中から、画像401に含まれる所定の被写体402が位置する地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108と、を備え、被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108は、撮影位置500から被写体402に向かう第一方向502に基づき、被写体場所情報を特定する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
一般に、写真や映像等を含む画像のデータである撮影データに対し、撮影をおこなった撮影位置を示す撮影位置情報を付加する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照)。
また、撮影データに対し、撮影された被写体の位置を示す被写体位置情報を付加する技術も知られている。たとえば下記特許文献2に記載の技術では、撮影位置情報と、撮影位置から被写体までの距離情報とに基づき、被写体位置情報を取得し、取得した被写体位置情報を撮影データに付加している。
特許文献1に記載されているように撮影データに対して付加された撮影位置情報から、撮影をおこなった撮影位置がわかる。この撮影位置は、たとえば地図データベース等との照合により、撮影位置に対応する地図上の場所を示す住所や建物名等に変換することができる。
しかしながら、変換された住所や建物名は、撮影位置に対応するものであり、被写体の位置に対応するものではない。このため、撮影位置と被写体の位置との位置関係によっては、住所や建物名が、被写体が位置する地図上の場所を示す情報として適切でない可能性がある。たとえば、撮影位置と被写体の位置とが道路等を挟んで離れている場合には、撮影位置に対応する地図上の場所が、被写体が位置する地図上の場所とは異なることがある。このように、地図データベース等との照合に撮影位置を用いた手法では、被写体が位置する地図上の場所を適切に求めることができない。
そこで、被写体が位置する地図上の場所をより適切に求めるために、地図データベース等との照合に、撮影位置ではなく、被写体の位置を用いる手法が考えられる。しかし、当該手法を用いる場合には、被写体の位置を示す被写体位置情報(測地基準系の座標等)が必要となる。
被写体位置情報を取得する技術として、たとえば特許文献2に記載されているように、撮影距離情報に基づき被写体位置情報を取得する技術があるが、この技術では、撮影距離情報がわからないと被写体位置情報を取得することができない。被写体位置情報が取得できない場合には、地図データベース等との照合に被写体の位置を用いることができず、ひいては被写体が位置する地図上の場所を求めることができない。
本発明は、被写体が位置する地図上の場所を示す被写体場所情報を取得することができる情報処理装置、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、画像が撮影された撮影位置に対応する地図上の場所である地図場所を示す地図場所情報を取得する地図場所取得手段と、地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、画像に含まれる所定の被写体が位置する地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所特定手段と、を備え、被写体場所特定手段は、撮影位置から被写体に向かう第一方向に基づき、被写体場所情報を特定する。
本発明に係る情報処理装置の制御方法は、画像が撮影された撮影位置に対応する地図上の場所である地図場所を示す地図場所情報を取得する地図場所取得ステップと、地図場所取得ステップにおいて取得された地図場所情報の中から、画像に含まれる所定の被写体が位置する地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所特定ステップと、を含み、被写体場所特定ステップでは、撮影位置から被写体に向かう第一方向に基づき、被写体場所情報を特定する。
本発明に係るプログラムは、情報処理装置を、画像が撮影された撮影位置に対応する地図上の場所である地図場所を示す地図場所情報を取得する地図場所取得手段と、地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、画像に含まれる所定の被写体が位置する地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所特定手段として機能させ、被写体場所特定手段を、撮影位置から被写体に向かう第一方向に基づき、被写体場所情報を特定する手段として機能させるためのプログラムである。
本発明に係る情報処理装置、その制御方法及びプログラムでは、撮影位置に対応する地図場所の中から、画像に含まれる所定の被写体が位置する地図場所を示す被写体場所情報が特定される。よって、被写体の位置情報(緯度、経度、及び高度を含む測地基準系の座標)そのものがわからない場合であっても、被写体が位置する地図上の場所を示す被写体場所情報を取得することができる。そして、本発明では、撮影位置から被写体に向かう第一方向に基づき、被写体場所情報が特定される。よって、単に撮影位置に対応する地図場所を示す地図場所情報が被写体場所情報として取得される場合に比して、より適切に被写体場所情報を取得することができる。
被写体場所特定手段は、地図場所取得手段により取得された地図場所情報が示す地図場所の、第一方向に対する位置関係に基づき被写体場所情報を特定してもよい。この場合、地図場所の第一方向に対する位置関係に基づき、被写体場所情報を適切に特定することができる。
被写体場所特定手段は、第一方向と、撮影位置から、地図場所取得手段により取得された地図場所情報が示す地図場所に向かう第二方向と、に基づき、被写体場所情報を特定してもよい。
被写体場所特定手段は、第一方向と第二方向とがなす角度に基づき、被写体場所情報を特定してもよい。
被写体場所特定手段は、地図場所取得手段により取得された地図場所情報が示す地図場所のうち、第一方向と第二方向とがなす角度が所定の閾値未満となる地図場所を、被写体場所情報として特定してもよい。
被写体場所特定手段は、第一方向に基づき、地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、複数の地図場所情報を被写体場所情報の候補として選択し、選択した複数の地図場所情報のうち、第一方向と第二方向とがなす角度に基づき、一の地図場所情報を被写体場所情報として決定してもよい。
被写体場所特定手段は、第一方向に基づき、地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、複数の地図場所情報を被写体場所情報の候補として選択し、選択した複数の地図場所情報のうち、当該地図場所情報が示す地図場所と撮影位置との距離に基づき、一の地図場所情報を被写体場所情報として決定してもよい。
画像の撮影方向を示す撮影方向情報を取得する撮影方向取得手段と、画像内における撮影方向に対応する方向に対する被写体のずれ度合いを示す被写体ずれ度を取得するずれ度取得手段と、撮影方向取得手段により取得された撮影方向情報と、ずれ度取得手段により取得された被写体ずれ度とに基づき、第一方向を特定する被写体方向特定手段と、を備え、被写体場所特定手段は、被写体方向特定手段により特定された第一方向に基づき被写体場所情報を特定してもよい。
本発明によれば、被写体が位置する地図上の場所を示す被写体場所情報を取得することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る情報処理装置は、写真や映像等の画像に含まれる所定の被写体の位置情報(緯度、経度、及び高度を含む測地基準系の座標)がわからない場合であっても、当該被写体が位置する地図上の場所をより正確に推測するために用いられる。
被写体は、たとえば写真や映像等の画像を撮影する撮像装置等によって撮影される、物として認知し得る対象物である。被写体は、ピントが合っているものだけでなく、ピントが合っていないものであってもよい。被写体は、たとえば、自販機等の街中に設置されたものであってもよい。
地図上の場所は、たとえば住所又は建物名等の文字列情報で示される。被写体が位置する地図上の場所は、たとえば被写体が自販機等である場合には、自販機等が設置されている建物の住所又は建物名等の文字列情報で示される。以下、本実施形態に係る情報処理装置の構成について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示されるように、情報処理装置100は、機能的には、撮影画像取得部101と、第一方向取得部102と、基準位置算出部103と、地図場所取得部104と、第二方向取得部105と、判定角度算出部106と、被写体場所選択部107と、被写体場所決定部108と、を備えている。
本実施形態においては、地図場所取得部104が、地図場所取得手段として機能する。また、被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108が、被写体場所特定手段として機能する。
撮影画像取得部101は、撮影画像情報を取得する。撮影画像情報は、たとえば撮像装置(不図示)からネットワーク等を介して撮影画像取得部101へ送信される。撮影画像取得部101は、撮像装置から送信された撮影画像情報を受信することによって、撮像画像情報を取得する。
撮影画像取得部101は、撮影画像情報が記憶された内部又は外部の記憶装置から、撮影画像情報を取得してもよい。たとえば、撮影画像取得部101は、Google(登録商標) Maps Street View Image API等を用いることによって撮影画像情報を取得してもよい。
撮影画像情報は、撮影データと、撮影データに付加された撮影メタ情報とを含む。撮影データは、静止画又は動画等の画像のデータである。
撮影データは、写真等の画像401(図4参照)のデータである。撮影メタ情報は、撮影データに付随する情報であって、撮影データを示す属性や撮影データに関連する内容を記述した情報である。撮影メタ情報は、撮影位置情報、撮影方向情報、画像サイズ情報、機種情報、及び焦点距離情報を含む。なお、撮影メタ情報は、これらの情報に限られず、解像度、画角、サムネイル画像等を示す種々の情報を含んでいてもよい。
撮影メタ情報は、撮影時に取得されて、撮影データに付加されている。撮影画像取得部101は、撮影画像情報を取得することによって、撮影データと共に、当該撮影データに付加された撮影メタ情報(撮影位置情報、撮影方向情報、画像サイズ情報、機種情報、及び焦点距離情報等)を取得する。
撮影位置情報は、画像401を撮影した撮影位置500(図5参照)を示す。撮影位置情報は、たとえば、緯度、経度、及び高度を含む測地基準系の座標であって、GPS機能を利用して計測される。以下の説明において、「座標」は、測地基準系の座標であるとして説明する。
撮影方向情報は、画像401を撮影したときの撮影方向501(図5参照)を示す。撮影方向情報は、撮影方向501を示す方位角、すなわち画像401の撮影をおこなったときの撮像装置のコンパスの向首方向を示す方位角である。以下、撮影方向を示す方位角を「撮影方位角」ともいう。撮影方位角は、北向きを0度とし、時計回りに正の値をとる。
画像サイズ情報は、画像401のサイズを示す情報であって、たとえば画像401の幅W(図4参照)である。幅Wは、たとえば0以上のpixel値で示される。
機種情報は、画像401を撮影した撮像装置のモデル名を示す情報である。機種情報は、光学センサ等のセンサーサイズの種類に対応付けられている。機種情報に基づき、センサーサイズが特定可能とされている。焦点距離情報は、画像401を撮像面に投射する撮像装置のレンズの焦点距離を示す情報である。
撮影画像取得部101は、取得した撮影画像情報を第一方向取得部102、第二方向取得部105、及び被写体場所決定部108へ出力する。
第一方向取得部102は、撮影位置情報が示す撮影位置500から被写体402(図4参照)に向かう第一方向502(図5参照)を示す情報を取得する。第一方向502は、撮影位置500を含む水平面内の方向であって、撮影位置500を基準とした被写体402の方位である。第一方向502を示す情報は、たとえば方位角であって、0度以上かつ360度以下の値をとり得る。以下、第一方向502を「被写体方向」ともいい、第一方向502を示す方位角を「第一方位角」ともいう。
第一方向取得部102は、撮影画像取得部101から出力された撮影画像情報に基づき、第一方位角を取得する。第一方向取得部102による第一方位角の取得方法の詳細については、図3及び図4を参照して後述する。第一方向取得部102は、取得した第一方位角を基準位置算出部103及び判定角度算出部106へ出力する。
基準位置算出部103は、第一方向502に沿った基準位置を示す基準位置情報を算出する。具体的には、基準位置算出部103は、第一方向取得部102から第一方位角を取得することにより、第一方位角が示す第一方向502を取得し、当該第一方向502に沿った基準位置の座標を算出する。
基準位置は、撮影位置500から第一方向502に沿った直線上の位置である。基準位置は、第一方向502に沿った直線上における少なくとも一つの位置であって、撮影位置500そのものであってもよい。また、基準位置は、第一方向502に沿った直線上において互いに所定間隔を有して位置する複数の位置であってもよい。当該複数の位置のうちの一つに撮影位置500が含まれてもよい。
本実施形態において、基準位置算出部103は、第一方向502に沿った直線上において、撮影位置500を第一の基準位置a1として、第一の基準位置a1から2m程度ずつずらした位置を算出して、計10点の基準位置a1、a2、・・・、a10の座標を算出する(図10参照)。基準位置算出部103は、算出した基準位置a1、a2、・・・、a10の座標を地図場所取得部104へ出力する。
なお、基準位置算出部103により算出される基準位置の数は、10点に限られず、何点であってもよい。また、基準位置算出部103により算出される基準位置の間隔は、2mに限られず、何mであってもよく、一定間隔でなくてもよい。
地図場所取得部104は、少なくとも一つの地図場所情報を取得する。地図場所情報は、画像401が撮影された撮影位置500に対応する地図上の場所を示す情報である。地図上の場所とは、所定の座標で示される地図上の位置に対応する場所である。以下、地図上の場所を、単に「地図場所」ともいう。地図場所情報は、たとえば地図場所を示す住所や建物名等の文字列情報である。
地図場所情報は、たとえば、所定の座標で示される地図上の位置に対応付けられた地図データベース等として予め設定されている。すなわち、地図場所情報と、当該地図場所情報が示す地図場所に対応する座標等とが、地図データベース等において紐づけられて記憶されている。当該地図データベースは、予め設定されて情報処理装置100において記憶されていてもよく、外部装置において記憶されていてもよく、クラウド上に記憶されていてもよい。
図15は、地図データベースの一例を示す図である。図15の地図データベースには、地図場所情報1501、地図場所座標1502、領域座標1503、及び種別情報1504が格納されている。
地図場所情報1501は、地図場所を示す住所又は建物名等の文字列情報である。図15の地図データベースでは、一段目に、地図場所情報1501として住所及び建物名の両方が格納され、二段目及び三段目に、地図場所情報1501として住所が格納されている。
地図場所座標1502は、地図場所情報1501が示す地図場所に対応する座標である。図15の地図データベースでは、地図場所に対応する座標を(緯度,経度)として示している。地図場所に対応する座標は、たとえば、地図場所が占める領域として予め設定された領域における中心の座標である。
領域座標1503は、地図場所情報1501が示す地図場所が占める領域を示す座標である。地図場所が占める領域は、たとえば、地図場所が存在している範囲を示す所定の矩形領域として予め設定されている。図15の地図データベースでは、地図場所が占める領域を示す座標を、((矩形領域の南西の角の緯度,矩形領域の南西の角の経度),(矩形領域の北東の角の緯度,矩形領域の北東の角の経度))として示している。
種別情報1504は、地図場所情報1501が示す地図場所の種別を示し、たとえば、「名前のある場所」、「正確な番地」、又は「道路」等の情報である。「名前のある場所」は、地図場所が、一つの名前を有する建物や共通の名前を有する建物群等、建物名を有する場所であることを示す。「正確な番地」は、地図場所が、建物名を有していないが、一般住宅等を含む正確な番地で示される場所であることを示す。「道路」は、地図場所が、名前のある道路であることを示す。
図15の地図データベースでは、種別情報1504が「名前のある場所」である場合に紐づけられて、地図場所情報1501として住所に加えて建物名が格納されている。これに対し、種別情報1504が「正確な番地」又は「道路」である場合に紐づけられて、地図場所情報1501として住所のみが格納されている。また、種別情報1504が「名前のある場所」である場合に紐づけられて、領域座標1503が格納されている。これに対し、種別情報1504が「正確な番地」又は「道路」である場合に紐づけられて、領域座標1503が格納されていない。
地図場所取得部104は、たとえば図15のような地図データベースを参照することによって、地図場所情報1501を取得する。具体的には、地図場所取得部104は、まず撮影画像取得部101から撮影画像情報を取得することにより、撮影画像情報に含まれる撮影位置情報を取得する。そして、地図場所取得部104は、当該撮影位置情報が示す撮影位置500に対応する地図場所を示す地図場所情報1501を取得する。
撮影位置500に対応する地図場所は、たとえば撮影位置500を含む所定範囲内の位置に対応する地図場所である。撮影位置500を含む所定範囲とは、たとえば撮影位置500を中心とした半径数m〜数十m以内の円領域等、撮影位置500に近い領域である。
たとえば、地図場所取得部104は、前述した地図データベースを参照して、撮影位置500を含む所定範囲内に位置する地図場所座標1502に紐づけられた地図場所情報1501を取得してもよい。
本実施形態において、撮影位置500に対応する地図場所は、地図上における第一方向502に沿った位置に対応する場所である。より具体的には、撮影位置500に対応する地図場所は、基準位置算出部103によって算出された基準位置に対応する地図上の場所である。
たとえば、地図場所取得部104は、前述した地図データベースを参照して、基準位置に最も近い位置の地図場所座標1502に紐づけられた地図場所情報1501を取得する。
なお、地図場所取得部104は、たとえばGoogle(登録商標) Maps Geocoding API等によって基準位置を引数として検索された結果として、基準位置に対応する地図場所情報(住所や建物名等も文字列情報)を取得してもよい。
本実施形態において、地図場所取得部104は、複数の地図場所情報1501を取得する。たとえば、地図場所取得部104は、基準位置算出部103によって算出された計10点の基準位置a1、a2、・・・、a10のそれぞれについて、対応する地図場所情報1501を取得する。より具体的には、基準位置a1、a2、・・・、a10のそれぞれに最も近い位置の地図場所座標1502に紐づけられた複数の地図場所情報1501を取得する。
また、地図場所取得部104は、地図場所情報1501に加えて、当該地図場所情報1501に紐づく地図場所座標1502、領域座標1503、及び種別情報1504を、地図データベースから取得する。
地図場所取得部104は、取得した地図場所情報1501及び種別情報1504を、被写体場所選択部107へ出力する。また、地図場所取得部104は、取得した地図場所座標1502を、第二方向取得部105へ出力する。また、地図場所取得部104は、取得した領域座標1503を、被写体場所決定部108へ出力する。
第二方向取得部105は、撮影画像取得部101及び地図場所取得部104から出力された各情報に基づき、撮影位置500から地図場所に向かう方向である第二方向1102(図11参照)を示す情報を取得する。なお、図11においては、第二方向1102が向かう地図場所に対応する地図場所座標1502で示される位置1101を示している。
第二方向1102は、撮影位置500を含む水平面内の方向であって、撮影位置500を基準とした地図場所1001の方位である。第二方向1102を示す情報は、たとえば方位角であって、0度以上かつ360度以下の値をとり得る。以下、第二方向1102を示す方位角を「第二方位角」ともいう。
第二方向取得部105は、撮影画像取得部101により取得された撮影位置情報(座標)と、地図場所取得部104により取得された地図場所座標とに基づき、第二方位角を算出する。第二方向取得部105は、算出した第二方位角を判定角度算出部106へ出力する。
第二方向取得部105は、地図場所取得部104から複数の地図場所情報が出力された場合には、複数の地図場所情報のそれぞれについて、第二方位角を算出する。
判定角度算出部106は、判定角度Rを算出する。判定角度Rは、第一方向502と第二方向1102とがなす角度である(図11、図12参照)。
判定角度算出部106は、第一方向取得部102により取得された第一方位角と、第二方向取得部105により取得された第二方位角とに基づき、第一方位角と第二方位角との差分の絶対値を判定角度Rとして取得する。
判定角度算出部106は、複数の第二方位角が第二方向取得部105から出力された場合には、複数の第二方位角のそれぞれについて判定角度Rを算出する。判定角度算出部106は、算出した判定角度Rを被写体場所選択部107へ出力する。
被写体場所特定手段として機能する被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108は、地図場所取得部104により取得された地図場所情報1501の中から、被写体402が位置する地図場所を示す被写体場所情報を特定する。被写体場所情報は、被写体が位置する地図上の場所を示す情報であって、たとえば住所や建物名等の文字列情報である。
被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108は、第一方向取得部102により取得された第一方位角が示す第一方向502に基づき、被写体場所情報を特定する。被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108は、地図場所取得部104により取得された地図場所情報1501が示す地図場所の、第一方向502に対する位置関係に基づき、被写体場所情報を特定する。具体的には、地図場所取得部104により取得された地図場所情報1501の中から、第一方向502に対するずれが小さくなるような位置の地図場所座標1502に対応する地図場所情報1501を、被写体場所情報として特定する。
本実施形態では、被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108は、第一方向502と第二方向1102とに基づき、被写体場所情報を特定する。以下、被写体場所選択部107及び被写体場所決定部108について、それぞれより具体的に説明する。
被写体場所選択部107は、地図場所取得部104により取得された地図場所情報1501の中から、第一方向502と第二方向1102とがなす角度に基づき、地図場所情報を選択する。すなわち、被写体場所選択部107は、判定角度算出部106により算出された判定角度Rに基づき、被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501を選択する。
被写体場所選択部107は、判定角度Rが所定の閾値(たとえば90度)未満であるか否かの判定をおこなう。被写体場所選択部107は、判定の結果、判定角度Rが所定の閾値未満となる場合の地図場所情報1501を、被写体場所情報の候補として選択する。
被写体場所選択部107は、判定角度算出部106から出力された判定角度Rが複数ある場合には、複数の判定角度Rそれぞれについて判定をおこない、判定角度Rが所定の閾値未満となる全ての地図場所情報1501を、被写体場所情報の候補として選択する。被写体場所選択部107は、選択した地図場所情報1501を被写体場所決定部108へ出力する。
また、被写体場所選択部107は、地図場所取得部104から出力された種別情報1504に基づき、被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501を選択してもよい。たとえば、被写体場所選択部107は、種別情報1504が「道路」ではない地図場所情報1501を、被写体場所情報の候補として選択してもよい。すなわち、被写体場所選択部107は、種別情報1504が「名前のある場所」や「正確な番地」等、実際に被写体が存在している可能性が高い地図場所を示す地図場所情報1501だけを、被写体場所情報の候補として選択してもよい。
被写体場所決定部108は、被写体場所選択部107により選択された地図場所情報に基づき、被写体場所情報を決定する。被写体場所決定部108は、たとえば被写体場所選択部107により一の地図場所情報1501が選択された場合には、当該地図場所情報1501を被写体場所情報として決定する。
被写体場所決定部108は、たとえば被写体場所選択部107により複数の地図場所情報1501が選択された場合には、複数の地図場所情報1501のうち何れか一の地図場所情報1501を被写体場所情報として決定する。
たとえば、被写体場所決定部108は、被写体場所選択部107により選択された複数の地図場所情報1501のうち、これらの地図場所情報1501が示す各地図場所と撮影位置500との距離に基づき、一の地図場所情報1501を被写体場所情報として決定する。
被写体場所決定部108は、地図場所取得部104により取得された地図場所座標1502又は領域座標1503と、撮影画像取得部101により取得された撮影位置情報(座標)とに基づき、地図場所と撮影位置500との距離を算出する。そして、被写体場所決定部108は、算出した距離が最短となる地図場所情報1501を、被写体場所情報として決定する。
地図場所と撮影位置500との距離は、地図場所座標1502で示される位置1101と撮影位置500との距離D1(図13参照)であってもよく、領域座標1503で示される領域1302と撮影位置500との距離D2(図13参照)であってもよい。
また、被写体場所決定部108は、被写体場所選択部107により選択された複数の地図場所情報1501のうち、判定角度算出部106により算出された判定角度Rに基づき、一の地図場所情報1501を被写体場所情報として決定してもよい。たとえば、被写体場所決定部108は、複数の地図場所情報1501のうち、判定角度Rが最小となる地図場所情報1501を、被写体場所情報として決定してもよい。
次に、図2を参照して、情報処理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。
図2において、情報処理装置100は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、システムバス204と、入力コントローラ205と、ビデオコントローラ206と、メモリコントローラ207と、通信I/Fコントローラ208と、キーボード209と、CRT210と、外部メモリ211と、を有して構成されている。
CPU201は、各種装置における動作を統括的に制御するものであり、必要に応じて、システムバス204に接続される各種のデバイスや各種のコントローラを統括的に制御する。
RAM202は、CPU201の主メモリ又はワークエリアなどとして機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラムなどをROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
ROM203は、種々のプログラムを記憶する。種々のプログラムは、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)、オペレーティングシステムプログラム(以下、OS)、又は、各サーバ若しくは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種のプログラムなどである。なお、これらのプログラムは、外部メモリ211に記憶されている態様であってもよい。
システムバス204は、CPU201、RAM202、ROM203、入力コントローラ205、ビデオコントローラ206、メモリコントローラ207、及び通信I/Fコントローラ208を、相互に通信可能に接続する。
入力コントローラ205は、キーボード209又はマウスなどのポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ206は、CRTディスプレイ(CRT)210などの表示部への表示を制御する。なお、表示部はCRTディスプレイに限られるものでなく、液晶ディスプレイなどの他の表示部であってもよい。
メモリコントローラ207は、外部メモリ211へのアクセスを制御する。外部メモリ211は、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、又は、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどである。外部メモリ211は、ブートプログラム、ブラウザソフトウェア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、又は各種データなどを記憶する。コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリは、たとえば、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続される。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。たとえば、TCP/IPを用いたインターネット通信が可能である。
なお、CPU201は、たとえばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上のマウスカーソルなどでのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブルなども、外部メモリ211に格納されている。
次に、図3及び図4を参照して、第一方向取得部102による第一方位角の取得方法について説明する。図3は、第一方向取得部102の詳細な機能構成を示すブロック図である。図4は、第一方向取得部102による第一方位角の取得方法を説明するための図である。
第一方向取得部102は、たとえば、撮影方向501を示す撮影方向情報(撮影方位角)と、画像401内における撮影方向501に対応する方向に対する被写体402のずれ度合いを示す被写体ずれ度(たとえば後述するずれ角度β)とに基づき、第一方位角(被写体方向情報)を特定することにより、第一方位角を取得する。以下、具体的に説明する。
図3に示されるように、第一方向取得部102は、撮影方向取得部301(撮影方向取得手段)と、画像幅取得部302と、画角取得部303と、被写体変位算出部304(画像内位置情報取得手段)と、ずれ角度算出部305(ずれ度取得手段)と、被写体方向算出部306(被写体方向特定手段)と、を有している。第一方向取得部102は、これらの各構成の機能によって、図4に示される画像401を撮影した撮影位置から画像401中の被写体402に向かう第一方向を取得する。
ここで、図4に示される画像401は、撮像装置400で撮影された画像である。本実施形態において、画像401は、道路から建物に向かって撮影された画像であって、たとえばGoogle(登録商標) Maps Street View Image APIを用いて取得される画像であってもよく、実際に撮影して取得される画像であってもよい。画像401中には、被写体402(402a,402b)が映っている。被写体402a,402bの奥行は何れも同程度であると仮定する。
撮影方向取得部301は、撮影画像取得部101から出力された画像401の撮影画像情報に基づき、撮影メタ情報として撮影方向501を示す撮影方位角(撮影方向情報)を取得する。撮影方向取得部301は、取得した撮影方位角を被写体方向算出部306へ出力する。
画像幅取得部302は、撮影画像取得部101から出力された画像401の撮影画像情報に基づき、撮影メタ情報として画像401の幅Wを取得する。画像401の幅W方向は、水平方向に沿った方向である。画像幅取得部302は、取得した幅Wをずれ角度算出部305へ出力する。
画角取得部303は、画像401の画角αを取得する。画角αは、画像401に写る範囲を角度で示したものであって、画像401を撮影する撮像装置400のレンズの視野角である。本実施形態において、画角αは、水平画角であって、0度≦α≦180度の範囲の値をとり得る。画角取得部303は、取得した画角αをずれ角度算出部305へ出力する。
画角αは、たとえば、センサーサイズと焦点距離とに基づき算出される。本実施形態において、画角取得部303は、まず、撮影画像取得部101から出力された画像401の撮影画像情報に基づき、撮影メタ情報として、画像401を撮影した撮像装置のモデル名及び焦点距離を取得する。続いて、画角取得部303は、取得したモデル名からセンサーサイズを特定する。そして、画角取得部303は、特定したセンサーサイズと取得した焦点距離とに基づき、画角αを算出する。
なお、画角αは、撮影メタ情報に含まれていてもよく、画角αが撮影メタ情報に含まれている場合には、第一方向取得部102は、画角αを算出することなく撮影メタ情報として画角αを取得してもよい。
被写体変位算出部304は、画像401中に含まれる被写体402を検出し、当該被写体402の変位xを算出する。変位xは、画像401の画角αの中心線Aに対する被写体402の位置ずれを示す。変位xは、−W/2≦x≦W/2の範囲のpixel値をとり得る。被写体変位算出部304は、算出した被写体402の変位xをずれ角度算出部305へ出力する。
中心線Aは、画像401の幅W方向の垂直二等分線であり、図4では一点鎖線で示されている。中心線Aは、図4に示されるように画角αの範囲に幅Wが対応するように仮想的に画像401を平面配置した場合における、画角αの二等分線に沿っている。中心線Aは、画像401の幅W方向の中心を通る垂直二等分線(画角αの二等分線)に完全に一致していなくてもよく、多少ずれていてもよい。中心線Aに沿った方向は、画像401の撮影方向501に対応する方向である。
ずれ角度算出部305は、画像401内における中心線Aに対する被写体402のずれ角度β(ずれ度合い)を算出することにより、ずれ角度βを取得する。具体的には、まず、ずれ角度算出部305は、画像幅取得部302により取得された幅Wと、画角取得部303により取得された画角αとに基づき、以下の数式(1)を用いて、長さdを算出する。長さdは、図4に示されるように仮想的に画像401を平面配置した場合における、画角αと画像401とで形成される三角形における画角αの二等分線の長さである。
そして、ずれ角度算出部305は、数式(1)によって算出した長さdと、被写体変位算出部304により算出された変位xとに基づき、以下の数式(2)を用いることにより、ずれ角度βを算出する。ずれ角度算出部305は、算出したずれ角度βを、被写体方向算出部306に出力する。
ずれ角度βは、画像401の中心線A(画像401内における撮影方向501に対応する方向)に対するずれ度合いを示す被写体ずれ度である。ずれ角度βは、画角αの頂点を中心とした中心線Aに対するずれ角度である。ずれ角度βは、画像401の中心線Aに対して時計回りに正の値をとり、中心線Aに対して反時計回りに負の値をとる。
被写体方向算出部306は、は、次のような算出方法によって、第一方位角を特定する。被写体方向算出部306は、撮影方向取得部301によって取得された撮影方位角と、ずれ角度算出部305によって算出されたずれ角度βとに基づき、被写体方向を示す第一方位角を算出する。被写体方向算出部306は、撮影方位角に対して、ずれ角度β分ずれた方向を示す方位角を、第一方位角として算出する。
具体的には、被写体方向算出部306は、以下の数式(3)によって第一方位角を算出する。ただし、撮影方位角をθとし、第一方位角をθ1とする。すなわち、撮影方位角θとずれ角度βとの和を算出することにより、第一方位角θ1を算出する。
たとえば、撮影方位角θが99度であり、かつ、被写体402aのずれ角度βが−39度であると算出されると、これらの和を算出することにより、第一方位角θ1が60度と算出される。すなわち、撮影方向501に対して被写体402aが反時計回りに39度ずれた第一方位角θ1が算出される。
また、たとえば、撮影方位角θが99度であり、かつ、被写体402bのずれ角度が36度であると算出されると、これらの和を算出することにより、第一方位角θ1が135度と算出される。すなわち、撮影方向501に対して被写体402bが時計回りに36度ずれた第一方位角θ1が算出される。
図5は、第一方向取得部102により取得された第一方位角が示す第一方向502をプロットした地図の一例を示す図である。図5では、地図505上に、撮影位置500と、撮影方向501と、撮影位置500から被写体402aに向かう第一方向502aと、撮影位置500から被写体402bに向かう第一方向502bと、が示されている。
第一方向取得部102により各被写体402a,402bの第一方位角を算出することにより、図5のように、撮影位置500から各被写体402a,402bに向かう第一方向502a,502bを、地図505上に示すことができる。
情報処理装置100は、図5のような第一方向502a,502bがプロットされた地図505をディスプレイ等の表示部に表示させる表示制御部を備えていてもよい。表示部は、情報処理装置100が備えるものであってもよく、情報処理装置100とネットワーク等を介して通信可能に接続された装置(クライアント端末等)が備えるものであってもよい。
次に、図6〜図8のフローチャート及び図9〜図13の説明図を参照して、情報処理装置100による被写体場所情報を取得するための処理の流れの一例を説明する。
図6は、情報処理装置100による処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7は、図6のステップS603の処理の詳細を示すフローチャートである。図8は、図6のステップS608の処理の詳細を示すフローチャートである。
図9〜図13は、被写体場所情報を取得するための方法を説明するための図であって、撮影位置500、撮影方向501、第一方向502、第二方向1102等を地図505上に示す図である。
図6に示されるように、情報処理装置100による被写体場所情報を取得するための処理が開始すると、当該処理を終了するまで、ステップS602〜ステップS609の処理が繰り返される。具体的には、ステップS601において処理を続けるか否かの判定がなされ、処理を続けないと判定された場合(ステップS601;NO)、処理を終了する。また、処理を続けると判定された場合(ステップS601;YES)、ステップS602〜ステップS609の処理がおこなわれる。
ステップS602では、撮影画像取得部101が、撮像画像情報を取得する。続いて、ステップS603では、第一方向取得部102が、第一方位角を取得する。第一方位角は、図9に示されるように、撮影位置500から被写体に向かう第一方向502を示す方位角である。ステップS603における詳細な処理は後述する。
続いて、ステップS604では、基準位置算出部103が、基準位置を示す座標を算出する。基準位置は、図10に示されるように、ステップS603において取得した第一方向502に沿った直線上の位置であって、撮影位置500を第一基準点として2mずつずらした計10点の位置a1、a2、・・・、a10である。
続いて、ステップS605では、地図場所取得部104が、地図場所情報1501を取得する。具体的には、地図場所取得部104は、ステップS604において算出した基準位置に対応する位置の地図場所座標1502に紐づけられた地図場所情報1501を取得する。
地図場所取得部104は、基準位置a1、a2、・・・、a10のそれぞれに対応する位置の地図場所座標1502に紐づく複数の地図場所情報1501を取得する。たとえば、地図場所取得部104は、基準位置a1に最も近い位置(図11の位置1101)の地図場所座標1502に紐づく地図場所情報1501を取得する。また、基準位置a2に最も近い位置(図12の位置1101)の地図場所座標1502に紐づく地図場所情報1501を取得する。基準位置a3、・・・、a10についても、図示は省略するが、同様にして、それぞれ地図場所情報を取得する。
続いて、ステップS606では、第二方向取得部105が、第二方位角を取得する。たとえば、図11及び図12に示されるように、撮影位置500から地図場所座標1502の位置に向かう第二方向1102を示す方位角が取得される。
続いて、ステップS607では、判定角度算出部106が、判定角度Rを算出する。具体的には、判定角度算出部106は、ステップS603において取得された第一方位角と、ステップS606において取得された第二方位角との差分の絶対値を算出することにより、判定角度Rを算出する。すなわち、図11及び図12に示されるように、第一方向502と第二方向1102とがなす角度を算出する。
続いて、ステップS608では、被写体場所選択部107が、ステップS605で取得された地図場所情報1501のうち、被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501を選択する。ステップS608の処理の詳細は、図8を参照して後述する。
続いて、ステップS609では、被写体場所決定部108が、ステップS608で選択された地図場所情報1501に基づき、被写体場所情報を決定する。
たとえば、被写体場所決定部108は、ステップS608で一の地図場所情報1501が選択された場合には、当該地図場所情報1501を被写体場所情報として決定する。
また、被写体場所決定部108は、ステップS608で複数の地図場所情報1501が選択された場合には、たとえば地図場所と撮影位置500との距離(図13に示される距離D1又は距離D2)が最短となる地図場所情報1501を被写体場所情報として決定する。
次に、図7を参照して、ステップS603において第一方位角を算出する処理の流れについて説明する。
図7に示されるように、ステップS603において第一方位角を算出する処理が開始すると、まず、第一方向取得部102の撮影方向取得部301は、ステップS602において取得された撮影画像情報に基づき、撮影メタ情報として画像401の撮影方位角θを取得する(ステップS701)。
続いて、第一方向取得部102の画像幅取得部302は、ステップS602において取得された撮影画像情報に基づき、撮影メタ情報として画像401の幅Wを取得する(ステップS702)。
続いて、第一方向取得部102の画角取得部303は、ステップS602において取得された撮影画像情報に基づき、画角αを算出する(ステップS703)。具体的には、ステップS602において取得された撮影画像情報に基づき、撮影メタ情報として、画像401を撮影した撮像装置のモデル名と焦点距離とを取得する。続いて、取得したモデル名からセンサーサイズを特定し、当該センサーサイズと、撮影メタ情報として取得した焦点距離とに基づき、画角αを算出する。
続いて、第一方向取得部102の被写体変位算出部304は、ステップS602において取得された撮影画像情報に基づき、画像401中における被写体402の変位xを算出する(ステップS704)。
続いて、第一方向取得部102のずれ角度算出部305は、ステップS702において取得された幅Wと、ステップS703において算出された画角αと、ステップS704において算出された変位xと、に基づき、上記数式(1)及び(2)によってずれ角度βを算出する(ステップS705)。
続いて、第一方向取得部102の被写体方向算出部306は、上記数式(3)に示されるように、ステップS701において取得した撮影方位角θと、ステップ705において算出されたずれ角度βとの和を算出する(ステップS706)。以上によって、第一方位角を算出する。
次に、図8を参照して、ステップS608において被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501を選択する処理の流れについて説明する。
図8に示されるように、ステップS608において被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501を選択する処理が開始すると、被写体場所選択部107は、まず、ステップS605で取得された地図場所情報1501のうち未判定のものがあるか否かを判定する(ステップS801)。
未判定のものがないと判定された場合(ステップS801;NO)、ステップS608の処理を終了する。未判定のものがあると判定された場合(ステップS801;YES)、ステップS802の処理へ進む。
ステップS802では、被写体場所選択部107は、ステップS607で算出された判定角度Rが90度未満であるか否かを判定する。
判定角度Rが90度未満でない場合(ステップS802;NO)には、ステップS805に進む。
ステップS805では、判定済みであることを示す判定済みフラグをステップS802の判定をおこなった地図場所情報1501に付与して、ステップS701の処理に戻る。
判定角度Rが90度未満である場合(ステップS802;YES)には、ステップS803の処理へ進む。
ステップS803では、地図場所情報1501に紐づく種別情報1504が「道路」以外であるか否かを判定する。種別情報1504が「道路」以外でないと判定された場合、すなわち「道路」である場合には(ステップS803;NO)、ステップS805の処理に進む。ステップS805の処理は前述同様である。
種別情報1504が「道路」以外であると判定された場合(ステップS803;YES)、すなわち種別情報1504が「名前のある場所」又は「正確な番地」等である場合には、ステップS804の処理に進む。
ステップS804では、ステップS803で判定された地図場所情報1501を、被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501として選択する。ステップS804の処理に続き、ステップS805の処理に進む。ステップS805の処理は前述同様である。
図8に示される被写体場所情報の候補を選択するフローにおいて、ステップS803の判定処理は必ずしもおこなわれなくてもよい。また、ステップS802の処理とステップS803の処理の順序が逆であってもよい。
前述した処理は、情報処理装置100のコンピュータを、上述した各機能部として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。
次に、本実施形態に係る情報処理装置100の作用及び効果について、従来技術と比較して説明する。
従来、被写体の位置を示す被写体位置情報(測地基準系の座標等)そのものがわからないと、被写体が位置する地図上の場所を適切に把握することが難しい。たとえば被写体位置情報そのものがわからない場合に、撮影位置500に基づき、被写体が位置する地図上の場所を推測する従来技術がある。しかし、この従来技術では、次のような問題があった。
図14は、撮影位置500に基づき被写体が位置する地図上場所を推測する従来技術の問題点を説明するための図である。図14では、地図505上に、撮影位置500と被写体の位置1400とを示している。図14に示されるように、地図505上では、撮影位置500と被写体の位置1400とが、道路等を挟んで離れている。
このように撮影位置500と被写体の位置1400とが離れている場合に、たとえばGoogle(登録商標) Maps Geocoding API等の従来技術を用いて、図14に示される撮影位置500に対応する地図上の場所を検索すると、検索結果として、撮影位置500に最も近い建物1402を示す地図場所情報1501が返ってきてしまう。建物1402は、被写体の位置1400に対応する正解の建物1401とは異なる。よって、従来技術では、被写体が位置する地図上の場所が適切に得られないことがあった。
これに対し、本実施形態に係る情報処理装置100、その制御方法及びプログラムによれば、撮影位置500に対応する地図場所の中から、画像401に含まれる所定の被写体402が位置する地図場所を示す被写体場所情報が特定される。よって、被写体402の位置情報(緯度、経度、及び高度を含む測地基準系の座標)そのものがわからない場合であっても、被写体402が位置する地図上の場所を示す被写体場所情報を取得することができる。そして、本発明では、第一方向502に基づき、被写体場所情報が特定される。よって、単に撮影位置500に対応する地図場所を示す地図場所情報1501が被写体場所情報として取得される場合に比して、より適切に被写体場所情報を取得することができる。
本実施形態によれば、第一方向502と第二方向1102とがなす判定角度Rが所定の閾値未満となる地図場所情報1501が、被写体場所情報として取得される。これにより、第一方向502に対する第二方向1102の方向ずれを考慮して、当該方向ずれが閾値未満の地図場所情報1501が被写体場所情報として取得される。よって、より適切に被写体場所情報を取得することができる。
本実施形態によれば、地図505上における撮影位置500を含む所定範囲内の位置に対応する場所を示す地図場所情報1501が取得されるので、撮影位置500の周辺にある地図場所を示す地図場所情報1501を被写体場所情報の候補とすることができる。よって、被写体場所情報の候補を適切に絞ることができる。
また、本実施形態によれば、地図505上における第一方向502に沿った基準位置a1、a2、…、a10に対応する場所を示す地図場所情報1501が取得されるので、基準位置a1、a2、…、a10に対応する地図場所を示す地図場所情報1501を被写体場所情報の候補とすることができる。よって、被写体場所情報の候補を適切に絞ることができる。
また、本実施形態によれば、判定角度Rが閾値未満となる複数の地図場所情報1501のうち、地図場所と撮影位置500との距離D1が最短となる地図場所情報1501が、被写体場所情報として取得される。よって、被写体場所情報の候補となる複数の地図場所情報1501の中から、撮影位置500に最も近い位置の地図場所を示す地図場所情報1501を被写体場所情報として取得することができる。
さらに、地図場所と撮影位置500との距離として、地図場所座標1502で示される位置1101と撮影位置500との距離D1に代えて、領域1302と撮影位置500との距離D2を算出することもできる。たとえば、領域座標1503で示される領域1302が大きい場合には、地図場所座標1502で示される位置が撮影位置500に対して離れすぎてしまい、地図場所座標1502と撮影位置500との距離が、地図場所と撮影位置500との距離として適切でないことがある。この場合には、地図場所と撮影位置500との距離として、領域1302と撮影位置500との距離D2を算出することにより、地図場所と撮影位置500との距離を適切なものとすることができる。
また、本実施形態によれば、判定角度Rが閾値未満となる複数の地図場所情報1501のうち、判定角度Rが最小となる地図場所情報1501を、被写体場所情報として取得してもよい。この場合、被写体場所情報の候補となる複数の地図場所情報1501の中から、判定角度Rが最小となる地図場所情報1501を被写体場所情報として取得することができる。
また、本実施形態によれば、地図場所情報1501が示す地図場所の種別情報1504が「道路」以外の地図場所情報1501が、被写体場所情報の候補となる地図場所情報1501として選択される。よって、種別情報1504が「名前のある場所」や「正確な番地」等といった被写体が存在している可能性が高い地図場所を示す地図場所情報1501だけを候補として選択することができる。
本実施形態によれば、第一方向取得部102によって第一方向502が特定される。よって、撮影位置500から被写体402に向かう第一方向502が実測できない場合であっても、撮影画像情報に基づいて、当該第一方向502を適切に推測することができる。そして、このように特定された第一方向502に基づき、被写体場所情報を適切に特定して取得することができる。
本実施形態に係る情報処理装置100は、たとえばGoogle map(登録商標)等の地図アプリケーションを用いて、地図上の所定の位置に設置された自販機等の対象物を検出するための対象物検出システムに適用されてもよい。本実施形態に係る情報処理装置100を対象物検出システムに適用した場合には、被写体場所情報として自販機機等が設置されている地図上の場所をより正確に推測することができる。
以上、本実施形態の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態において、撮影方向、第一方向、第二方向等の「方向」は、方位角であるとして説明したが、これに限られず、これらの「方向」は仰角等を含んでいてもよい。「方向」に仰角が含まれる場合であっても、上下方向について方位角と同様の算出方法をおこなうことで、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態において、「画角」は水平画角であるとして説明したが、これに限られず、「画角」は垂直画角等を含んでいてもよい。「画角」に垂直画角が含まれる場合であっても、上下方向(仰角方向)について水平画角と同様の算出方法をおこなうことで、本発明を適用することができる。
上記実施形態では、第一方向取得部102によって第一方位角を算出したが、これに限られず、実測やその他の方法等によって第一方位角を取得してもよい。すなわち、実測やその他の方法等によって取得された第一方位角に基づき、被写体場所情報を特定してもよい。
本発明は、たとえば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現(実行可能と)するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、又はOSに供給するスクリプトデータなどの形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、又はCD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、又はDVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスクなどの記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROMなどの記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 情報処理装置
104 地図場所取得部(地図場所取得手段)
107 被写体場所選択部(被写体場所特定手段)
108 被写体場所決定部(被写体場所特定手段)
301 撮影方向取得部(撮影方向取得手段)
305 ずれ角度算出部(ずれ度取得手段)
306 被写体方向算出部(被写体方向特定手段)
500 撮影位置
502 第一方向
1102 第二方向
1501 地図場所情報
D1,D2 距離
R 判定角度(角度)
104 地図場所取得部(地図場所取得手段)
107 被写体場所選択部(被写体場所特定手段)
108 被写体場所決定部(被写体場所特定手段)
301 撮影方向取得部(撮影方向取得手段)
305 ずれ角度算出部(ずれ度取得手段)
306 被写体方向算出部(被写体方向特定手段)
500 撮影位置
502 第一方向
1102 第二方向
1501 地図場所情報
D1,D2 距離
R 判定角度(角度)
Claims (10)
- 画像が撮影された撮影位置に対応する地図上の場所である地図場所を示す地図場所情報を取得する地図場所取得手段と、
前記地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、前記画像に含まれる所定の被写体が位置する前記地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所特定手段と、を備え、
前記被写体場所特定手段は、前記撮影位置から前記被写体に向かう第一方向に基づき、前記被写体場所情報を特定する、情報処理装置。 - 前記被写体場所特定手段は、前記地図場所取得手段により取得された地図場所情報が示す前記地図場所の、前記第一方向に対する位置関係に基づき、前記被写体場所情報を特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記被写体場所特定手段は、前記第一方向と、前記撮影位置から、地図場所取得手段により取得された地図場所情報が示す前記地図場所に向かう第二方向と、に基づき、前記被写体場所情報を特定する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記被写体場所特定手段は、前記第一方向と前記第二方向とがなす角度に基づき、前記被写体場所情報を特定する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記被写体場所特定手段は、前記地図場所取得手段により取得された地図場所情報が示す前記地図場所のうち、前記第一方向と前記第二方向とがなす角度が所定の閾値未満となる前記地図場所を、前記被写体場所情報として特定する、請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記被写体場所特定手段は、
前記第一方向に基づき、前記地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、複数の前記地図場所情報を前記被写体場所情報の候補として選択し、
選択した複数の前記地図場所情報のうち、前記第一方向と前記第二方向とがなす角度に基づき、一の前記地図場所情報を前記被写体場所情報として決定する、請求項3〜5の何れか一項に記載の情報処理装置 - 前記被写体場所特定手段は、
前記第一方向に基づき、前記地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、複数の前記地図場所情報を前記被写体場所情報の候補として選択し、
選択した複数の前記地図場所情報のうち、当該地図場所情報が示す前記地図場所と前記撮影位置との距離に基づき、一の前記地図場所情報を前記被写体場所情報として決定する、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報処理装置。 - 前記画像の撮影方向を示す撮影方向情報を取得する撮影方向取得手段と、
前記画像内における前記撮影方向に対応する方向に対する前記被写体のずれ度合いを示す被写体ずれ度を取得するずれ度取得手段と、
前記撮影方向取得手段により取得された撮影方向情報と、前記ずれ度取得手段により取得された被写体ずれ度とに基づき、前記第一方向を特定する被写体方向特定手段と、を備え、
前記被写体場所特定手段は、前記被写体方向特定手段により特定された前記第一方向に基づき、前記被写体場所情報を特定する、請求項1〜7の何れか一項に記載の情報処理装置。 - 画像が撮影された撮影位置に対応する地図上の場所である地図場所を示す地図場所情報を取得する地図場所取得ステップと、
前記地図場所取得ステップにおいて取得された地図場所情報の中から、前記画像に含まれる所定の被写体が位置する前記地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所特定ステップと、を含み、
前記被写体場所特定ステップでは、前記撮影位置から前記被写体に向かう第一方向に基づき、前記被写体場所情報を特定する、情報処理装置の制御方法。 - 情報処理装置を、
画像が撮影された撮影位置に対応する地図上の場所である地図場所を示す地図場所情報を取得する地図場所取得手段と、
前記地図場所取得手段により取得された地図場所情報の中から、前記画像に含まれる所定の被写体が位置する前記地図場所を示す被写体場所情報を特定する被写体場所特定手段として機能させ、
前記被写体場所特定手段を、前記撮影位置から前記被写体に向かう第一方向に基づき、前記被写体場所情報を特定する手段として機能させるためのプログラム。
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JP2018107890A JP2019213060A (ja) | 2018-06-05 | 2018-06-05 | 情報処理装置、その制御方法及びプログラム。 |
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Family Applications (1)
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