JP2019211604A - 撮像装置、アクセサリ、撮像システム、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像装置とアクセサリとの種々の組み合わせにおいて、消費電力を抑制しつつ所望のタイミングで高速なデータ通信が可能な撮像装置を提供する。【解決手段】着脱可能なアクセサリ(100)と通信を行う撮像装置(200)であって、アクセサリ(100)から第一のデータ信号(DLC1)を受信する第一の受信制御部(305)と、アクセサリ(100)から第二のデータ信号(DLC2)を受信する第二の受信制御部(304)と、第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部(308)と、第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部(307)と、第一のデータ信号と第二のデータ信号との位相差に基づいて、第一のクロック生成部(308)および第二のクロック生成部(307)の動作を制御する制御部(306)とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、交換レンズ等のアクセサリと通信可能な撮像装置に関する。
従来、カメラ本体と交換レンズ等のアクセサリとの間で通信を行う撮像システムが知られている。カメラ本体が交換レンズから大量のデータを素早く取得しようとする場合、カメラ本体から交換レンズへのデータ送信に用いられる信号線を、交換レンズからカメラ本体へのデータ送信のための信号線として用いるように切り替えることができる。このとき、複数の信号線を用いて交換レンズからカメラ本体へデータを送信することになるため、カメラ本体は、複数の信号線を介して得られるデータのそれぞれをサンプリングする必要がある。
複数の信号線を用いて大量のデータを交換レンズからカメラ本体に送信する際、伝送路における遅延等により、複数の信号線を介して伝送されるデータ間で位相が異なり、カメラ本体に伝送するタイミングがずれる場合がある。このときカメラ本体は、複数の信号線を関して得られるデータを取得するサンプリングタイミングを、伝送されるデータ間の位相に応じて変更する必要がある。このためカメラ本体は、複数の信号線を介してデータを取得する際に、複数のデータサンプリング部を駆動する必要がある。その結果、カメラ本体の消費電力が増大し、バッテリの低減の要因にもなり得る。
特許文献1には、大量のデータを素早く取得するための高速通信を行う場合には電圧レベルを下げることにより、通信速度を下げずに消費電力の増加を抑える撮影システムが開示されている。特許文献2には、レンズの消費電流データとマイコンに予め設定されたデータとを比較し、レンズの消費電流が小さい場合には高速通信を行うカメラが開示されている。
しかしながら、カメラ本体と交換レンズとの種々の組み合わせによっては、交換レンズとカメラ本体との間で許容可能な電圧レベルが異なる。このため特許文献1に開示された撮影システムでは、カメラ本体と交換レンズとの組み合わせによっては、これらの互換性が保てない可能性がある。また、特許文献2に開示されたカメラでは、レンズの消費電流データがマイコンに予め設定されたデータよりも大きい場合、高速通信を行うべきタイミングでも高速通信を行うことができない。
そこで本発明は、撮像装置とアクセサリとの種々の組み合わせにおいて、消費電力を抑制しつつ所望のタイミングで高速なデータ通信が可能な撮像装置、アクセサリ、撮像システム、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、着脱可能なアクセサリと通信を行う撮像装置であって、前記アクセサリから第一のデータ信号を受信する第一の受信制御部と、前記アクセサリから第二のデータ信号を受信する第二の受信制御部と、前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部と、前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部と、前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御する制御部とを有する。
本発明の他の側面としてのアクセサリは、撮像装置に着脱可能なアクセサリであって、前記撮像装置に第一のデータ信号および第二のデータ信号を送信する通信部と、前記通信部を制御する通信制御部とを有し、前記撮像装置は、前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部と、前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部と、前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御する制御部とを有する。
本発明の他の側面としての撮像システムは、撮像装置と前記撮像装置に着脱可能なアクセサリとを有し、前記撮像装置と前記アクセサリとの通信を行う撮像システムであって、前記撮像装置に第一のデータ信号および第二のデータ信号を送信する通信部と、前記アクセサリから第一のデータ信号を受信する第一の受信制御部と、前記アクセサリから第二のデータ信号を受信する第二の受信制御部と、前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部と、前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部と、前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御する制御部とを有する。
本発明の他の側面としてのプログラムは、撮像装置と前記撮像装置に着脱可能なアクセサリとの通信を制御するプログラムであって、前記アクセサリから第一のデータ信号を受信するステップと、前記アクセサリから第二のデータ信号を受信するステップと、前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成するステップと、前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成するステップと、前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御するステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、撮像装置とアクセサリとの種々の組み合わせにおいて、消費電力を抑制しつつ所望のタイミングで高速なデータ通信が可能な撮像装置、アクセサリ、撮像システム、および、プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるカメラ本体(撮像装置)200と、カメラ本体200に着脱可能なアクセサリとしての交換レンズ(レンズ装置)100とを含むカメラシステム(撮像システム)10の構成を示すブロック図である。ただし本実施形態において、アクセサリは交換レンズ100に限定されるものではなく、カメラ本体200に着脱可能な他のアクセサリにも適用可能である。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるカメラ本体(撮像装置)200と、カメラ本体200に着脱可能なアクセサリとしての交換レンズ(レンズ装置)100とを含むカメラシステム(撮像システム)10の構成を示すブロック図である。ただし本実施形態において、アクセサリは交換レンズ100に限定されるものではなく、カメラ本体200に着脱可能な他のアクセサリにも適用可能である。
カメラシステム10は、複数の通信方式を用いて、高速なレンズ制御や短時間に大容量のデータの伝送を実現する。カメラ本体200と交換レンズ100は、それぞれが有する通信手段を用いて、カメラ本体200と交換レンズ100との間で制御命令や内部情報の伝送を行う。また、双方の通信手段は共に複数の通信方式をサポートしており、通信するデータの種類や通信目的に応じて、通信方式を切替え、様々な状況に対する最適な通信方式を選択することが可能である。
まず、交換レンズ100とカメラ本体200の具体的な構成について説明する。交換レンズ100とカメラ本体200は、結合機構であるマウント300を介して機械的および電気的に接続されている。交換レンズ100は、マウント300に設けられた不図示の電源端子を介してカメラ本体200から電源を取得し、後述する各種アクチュエータやレンズマイコン(レンズマイクロコンピュータ)109に動作に必要な電源を供給する。また、交換レンズ100とカメラ本体200は、マウント300に設けられた通信端子310a、310b、310cを介して相互に通信を行う。
交換レンズ100は、撮像光学系を有する。撮像光学系は、被写体OBJ側から順に、フィールドレンズ101と、変倍を行うズームレンズ(変倍レンズ)102と、光量を調節する絞りユニット112と、防振レンズ(像ブレ補正レンズ)103と、焦点調節を行うフォーカスレンズ104とを含む。ズームレンズ102とフォーカスレンズ104はそれぞれ、レンズ保持枠105、106により保持されている。レンズ保持枠105、106は、不図示のガイド軸により図中に破線で示した光軸OAに沿った方向(光軸方向)に移動可能にガイドされており、それぞれステッピングモータ107、108によって光軸方向に駆動される。ステッピングモータ107、108はそれぞれ、駆動パルスに同期してズームレンズ102およびフォーカスレンズ104を移動させる。防振レンズ103は、撮像光学系の光軸OAに直交する方向に移動(シフト)することで、カメラ振れ(手振れ等)に起因する像ブレを低減する。
レンズマイコン109は、交換レンズ100内の各部の動作を制御するCPU等のレンズ制御部である。レンズマイコン109は、通信制御部110および通信部(レンズ通信インタフェース回路)114を介して、カメラ本体200から送信された制御コマンドや送信要求コマンドを受信する。レンズマイコン109は、制御コマンドに対応するレンズ制御を行い、また、通信制御部110および通信部114を介して送信要求コマンドに対応するレンズデータをカメラ本体200に送信する。またレンズマイコン109は、制御コマンドのうち変倍やフォーカシングに関するコマンドに応答してズーム駆動回路119およびフォーカス駆動回路120に駆動信号を出力してステッピングモータ107、108を駆動させる。これにより、ズームレンズ102による変倍動作を制御するズーム処理やフォーカスレンズ104による焦点調節動作を制御するAF(オートフォーカス)処理が行われる。
交換レンズ100は、ユーザにより回転操作可能なマニュアルフォーカスリング130と、マニュアルフォーカスリング130の回転操作量を検出するエンコーダセンサ131とを有する。レンズマイコン109は、エンコーダセンサ131により検出されたマニュアルフォーカスリング130の回転操作量に応じてフォーカス駆動回路120にステッピングモータ108を駆動させてフォーカスレンズ104を移動させる。これにより、MF(マニュアルフォーカス)が行われる。
絞りユニット112は、絞り羽根112a、112bを備えて構成される。絞り羽根112a、112bの状態は、ホール素子113により検出され、増幅回路122およびA/D変換回路123を介してレンズマイコン109に入力される。レンズマイコン109は、A/D変換回路123からの入力信号に基づいて絞り駆動回路121に駆動信号を出力して絞りアクチュエータ111を駆動させる。これにより、絞りユニット112による光量調節動作を制御する。
またレンズマイコン109は、交換レンズ100内に設けられた振動ジャイロ等の振れセンサ(不図示)により検出されたカメラ振れに応じて、防振駆動回路125を介して防振アクチュエータ(ボイスコイルモータ)126を駆動する。これにより、防振レンズ103のシフト移動(防振動作)を制御する防振処理が行われる。
カメラ本体200は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子201と、A/D変換回路202と、信号処理回路203と、記録部204と、CPU等のカメラマイコン(カメラマイクロコンピュータ)205と、表示部206とを有する。またカメラ本体200は、カメラ本体200と交換レンズ100との間で通信を行うための通信部208、通信部208を制御する通信制御部209、および、DDR(DOUBLE DATA RATE SDRAM)等のメモリ210を有する。交換レンズ100からカメラ本体200が取得した画像情報は、メモリ210に格納される。
撮像素子201は、交換レンズ100内の撮像光学系により形成された被写体像(光学像)を光電変換して電気信号(アナログ信号)を出力する。A/D変換回路202は、撮像素子201からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。信号処理回路203は、A/D変換回路202からのデジタル信号に対して各種画像処理を行って映像信号を生成する。また信号処理回路203は、映像信号から被写体像のコントラスト状態(撮像光学系の焦点状態)を示すフォーカス情報や露出状態を表す輝度情報を生成する。信号処理回路203は、映像信号を表示部206に出力し、表示部206は映像信号を構図やピント状態等の確認に用いられるライブビュー画像として表示する。
カメラ制御部としてのカメラマイコン205は、不図示の撮像指示スイッチおよび各種設定スイッチ等を含むカメラ操作部207からの入力に応じてカメラ本体200の制御を行う。またカメラマイコン205は、通信部(カメラ通信インタフェース回路)208を介して、不図示のズームスイッチの操作に応じてズームレンズ102の変倍動作に関する制御コマンドをレンズマイコン109に送信する。またカメラマイコン205は、通信部208を介して、輝度情報に応じた絞りユニット112の光量調節動作やフォーカス情報に応じたフォーカスレンズ104の焦点調節動作に関する制御コマンドをレンズマイコン109に送信する。
次に、図2を参照して、カメラ本体200(カメラマイコン205)と交換レンズ100(レンズマイコン109)との間の通信を行うための通信手段と、通信手段による通信について説明する。図2は、第1の通信方式による通信手段のブロック図である。通信手段は、交換レンズ100の通信部114および通信制御部110と、カメラ本体200の通信部208および通信制御部209と、マウント300に設けられた通信端子310a、310b、310cとを有する。カメラマイコン205は、通信方式管理手段および送信要求手段として機能する。レンズマイコン109は、レンズデータ生成手段およびデータ送信手段として機能する。
カメラマイコン205とレンズマイコン109は、マウント300に設けられた通信端子310a、310b、310cを介して通信を行う。通信端子310a、310b、310cとして示されているように、本実施形態では、通信方式として、3線式調歩同期シリアル通信方式を用いる。ここで3線とは、通信要求信号CTS用の通信線と、データ信号(カメラデータ信号)DCL用の通信線と、データ信号(レンズデータ信号)DLC用の通信線である。
本実施例における3線式シリアル通信方式は3線式クロック同期シリアル通信方式でもよい。また、カメラ本体200が交換レンズ100から取得するレンズ情報のデータ量が大量の場合、3線式調歩同期シリアル通信方式に切り替えてもよい。この場合、3線式調歩同期シリアル通信方式の通信要求信号CTSは、切り替え前の3線式クロック同期シリアル通信方式のクロック信号(LCLK)として用いられている信号線と兼用する。これにより、信号線を追加することなく通信方式を変更することができる。
通信要求信号CTSは、通信マスタとしてのカメラ本体200からスレーブとしての交換レンズ100に送られる信号である。データ信号DCLは、カメラ本体200から交換レンズ100への制御コマンドや送信要求コマンド等を含む信号である。データ信号DLCは、交換レンズ100からカメラ本体200へ送信されるレンズデータ等を含む信号である。
本通信方式では、3線式クロック同期シリアル通信方式と異なり、カメラ本体200と交換レンズ100は、共通のクロック信号に同期してデータの送受信を行わず、予め相互で通信を行う通信速度を規定し、この規定に沿った通信ビットレートで送受信を行う。ここで通信ビットレートとは、1秒間に転送することのできるデータ量であり、単位はbps(bits per second)で表わされる。なお、本通信方式においても、3線式クロック同期シリアル通信方式と同様に、相互に送受信が行われる全二重通信方式で通信を行う。
次に、図3を参照して、カメラ本体200と交換レンズ100との間における第1の通信方式に関して説明する。図3は、カメラ本体200の通信部208および通信制御部209の回路図である。図3に示されるように、通信制御部209は、レジスタ(設定レジスタ)301、CTS制御部302、データ用バッファ(不図示)を含む送信制御部303、および、データ用バッファ(不図示)を含む受信制御部304、305を有する。また通信制御部209は、信号検出部(位相計測部)306、送信データ用および受信データ用のクロック生成部307、および、受信データ用のクロック生成部308を有する。
カメラ本体200から交換レンズ100に送信されるデータは、カメラマイコン205から送信制御部303内の送信データ用バッファ(不図示)に設定される。設定されたカメラ本体200から交換レンズ100に送信されるデータは、送信データ用バッファから読み出され、送信制御部303内の送信データ用にパラレル−シリアル変換され、パラレルデータからシリアルデータに変換される。シリアルデータに変換された後、マウント300に設けられた通信端子310aを介して、カメラ本体200から交換レンズ100にデータ信号DCLとして送信される。
また、マウント300に設けられた通信端子310cを介して交換レンズ100から受信したデータ信号DLC1は、受信制御部305内の受信データ用シリアル−パラレル変換部を経由してシリアルデータからパラレルデータに変換される。パラレルデータは、受信制御部305内の受信データ用バッファ(不図示)に格納される。受信データ用バッファに格納された交換レンズ100から受信したデータは、DMA制御部309により、受信データ用バッファから読み出され、読み出されたデータはメモリ(DDR)210に転送され、メモリ210に格納される。
図4は、カメラ本体200と交換レンズ100との間でやり取りされる第1の通信方式の信号波形図であり、最小の通信単位である1フレームの通信信号の波形を示している。定常状態、すなわちデータ送受信を行っていない非送受信状態(非通信状態)において、データ信号DCL、DLCはHIGH状態に維持されている。
続いて、データ信号DLCの通信開始をデータ受信側である通信制御部209およびカメラマイコン205へ通知するため、データ信号DCL、DLCの信号レベルを1ビット期間だけLOWレベルとすることにより、1フレームの送信開始を通知する。この1ビット期間をスタートビットSTと呼び、スタートビットSTから1フレームのデータフレームが開始する。
続いて、1ビット目であるスタートビットSTの次の2ビット目から9ビット目までの8ビット期間で、1バイトのレンズデータをカメラ本体200に送信する。本実施形態において、レンズデータのビット配列は、MSBファーストフォーマットとして、最上位のデータD7から開始し、順にデータD6、データD5と続き、最下位のデータD0で終了する。
続いて、10ビット目に1ビットのパリティーPAが付加された後、1フレームの最後を示すストップビットSPの期間はデータ信号DLCの信号レベルをHIGHにする。これにより、スタートビットSTから開始した1フレームのデータフレーム期間が終了する。
次に、図3および図5を参照して、データ信号DLCをカメラ本体200で受信する方法を説明する。まずカメラ本体200のカメラマイコン205は、CTS制御部302に指示を与え、通信要求信号CTSをLOWレベルにする。通信要求信号CTSをLOWレベルにすることにより、交換レンズ100の通信制御部110およびレンズマイコン109に対して通信要求を通知する(すなわち、CTS信号をアサートする)。
レンズマイコン109は、通信要求を検出すると、通信制御部209およびカメラマイコン205へ送信するデータ信号DLC1の生成処理を行う。そしてレンズマイコン109は、データ送信の準備が整った後、データ信号DLC1により1フレームのレンズデータの送信を開始する。このとき、カメラ本体200の通信制御部209における受信データ用のクロック生成部308は、データ信号DLC1をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1)を生成する。
図5は、データ信号DLC1とデータ信号DLC1をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1)との関係を示す図である。データ信号DLC1をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1)は、データフレームにおける各データビットの中心(図5中の丸印)で各データ信号DLC1を取得できるように生成される。
取得したデータ信号DLC1は、受信制御部305内のシリアル−パラレル変換部を経由してシリアルデータからパラレルデータに変換された後、受信制御部305内の受信データ用バッファ(不図示)に格納される。受信データ用のクロック生成部308は、データ信号DLC1をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1)を生成する際、常にデータ信号DLC1の中心付近でクロックを生成することが好ましい。このためクロック生成部308は、毎スタートビットSTを基準としてサンプリングクロックを生成することが好ましい。
次に、図3および図6を参照して、データ信号DCLをカメラ本体200から交換レンズ100へ送信する方法を説明する。カメラ本体200から交換レンズ100に送信されるデータ信号DCLは、カメラマイコン205から送信制御部303内の送信データ用バッファ(データ用バッファ(不図示)を含む)に設定される。カメラマイコン205(通信制御部209)は、レンズマイコン109から送信されたデータ信号DLC1のデータフレームの先頭のスタートビットSTを検出した後、通信要求信号CTSをHIGHに戻す。これにより、通信要求を解除する処理(通信要求信号CTSをネゲートする処理)と、データ信号DCLの送信開始処理とを行い、データ信号DCLが送信される。なお、これら2つの処理順序には制限は無く、データ信号DLCのデータフレームの送信が完了するまでに2つの処理を実施すればよい。
送信データ用バッファに設定されたカメラ本体200から交換レンズ100に送信されるデータは、送信データ用バッファから読み出され、送信データ用にパラレル−シリアル変換し、パラレルデータからシリアルデータに変換される。シリアルデータに変換された後、マウント300に設けられた通信端子310bを介してカメラ本体200から交換レンズ100にデータ信号DCLとして送信される。このとき、カメラ本体200の通信制御部209における送信データ用のクロック生成部307は、データ信号DCLを送信するクロック(tx_smpl_clk)を生成する。データ信号DLC1に同期してデータ信号DCLを送信するため、クロック(tx_smpl_clk)は、データ信号DLC1のデータフレームの先頭のスタートビットSTを検出する毎にスタートビットSTと同期される。
図6は、データ信号DCLを送信する際のクロック(tx_smpl_clk)とデータ信号DCLとの関係を示す。図6に示されるように、データ信号DCLはデータ信号DCLを送信するためのクロック(tx_smpl_clk)に同期して(図6中の丸印)、交換レンズ100に送信される。
次に、図3および図7を参照して、カメラ本体200と交換レンズ100との間における第2の通信方式に関して説明する。図7は、第2の通信方式による通信手段のブロック図である。カメラ本体200の通信部208および交換レンズ100の通信部114のうちデータ信号DCL、DLC2の入出力回路は、データ信号の出力方向を切換え可能なように入出力バッファが並列に構成されており、各々の入出力バッファが排他的に選択される。このような入出力回路において通信回路の方向を切り替えることにより、第1の通信方式におけるデータ信号DCLの送受信用の通信線を用いて、第2の通信方式における交換レンズ100からカメラ本体200へデータ信号DLC2を送信することができる。
第2の通信方式の場合、図3において、データ信号DCLを制御する送信制御部303(データ用バッファ(不図示)を含む)を動作させずに、代わりに受信制御部304(データ用バッファ(不図示)を含む)を動作させる。なお、第2の通信方式の場合、クロック生成部307は、受信データ用のクロック生成部として動作する。
図8(a)は、第2の通信方式において、データ信号DLC1とデータ信号DLC1をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1)との関係を示す図である。図8(b)は、第2の通信方式において、データ信号DLC2とデータ信号DLC2をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk2)との関係を示す図である。第2の通信方式では、第1の通信方式と同様に、クロック(rx_smpl_clk1、clk2)は、データフレームにおける各データビットの中心(図8(a)、(b)中の丸印)で各データ信号DLC1、DCL2を取得できるように生成される。
取得したデータ信号DLC1、DLC2は、受信制御部304、305内のシリアル−パラレル変換部を経由してシリアルデータからパラレルデータに変換された後、受信制御部304、305内の受信データ用バッファ(不図示)に格納される。クロック生成部307、308は、データ信号DLC1、DLC2をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1、rx_smpl_clk2)をそれぞれ生成する。この際、クロック生成部307、308は、常にデータ信号DLC1、DLC2の中心付近でクロックを生成するために毎スタートビットSTを基準としてサンプリングクロックを生成することが好ましい。
次に、図9を参照して、第2の通信方式において、データ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれ(位相差)が大きい状態で、データ信号DLC1、DLC2が交換レンズ100からカメラ本体200に送信された場合について説明する。図9は、第2の通信方式において、データ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれが大きい場合のデータ信号DLC1、DLC2とクロック(rx_smpl_clk1、rx_smpl_clk2)との関係を示す図である。
受信データ用のクロック生成部307、308は、スタートビットSTを基準として、データ信号DLC1、DLC2をサンプリングするクロック(rx_smpl_clk1、rx_smpl_clk2)を生成する。このため、これらのクロックは、データ信号DLC1、DLC2の位相差(図9中の位相ずれΔ)に応じて生成される。位相ずれΔが大きくなった場合、受信データ用のクロック生成部307、308の両方を動作させることで、受信データを取りこぼすことがなくなる。信号検出部(位相計測部)306は、位相ずれΔを検出する手段であり、2つのデータ信号DLC1、DLC2のスタートビットSTの位相を監視(計測)する。
次に、図10を参照して、第2の通信方式において、データ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれ(位相差)が小さい状態で、データ信号DLC1、DLC2が交換レンズ100からカメラ本体200に送信された場合について説明する。図10は、第2の通信方式において、データ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれが小さい場合のデータ信号DLC1、DLC2とクロック(rx_smpl_clk1、rx_smpl_clk2)との関係を示す図である。
図10に示されるようにデータ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれΔが小さい場合、受信データ用の2つのクロック生成部307、308のうち一方のクロック生成部のみを用いてデータ信号DLC1、DLC2をサンプリングするクロックを生成すればよい。すなわちこの場合、受信データ用のクロック生成部307、308の一方を停止し、他方の受信用データのクロック生成部でデータ信号DLC1、DLC2の2つのデータ信号をサンプリングするクロックを生成する。例えば本実施形態では、位相ずれΔが小さい場合、クロック生成部307を停止し、クロック生成部308のみを動作させる。ただし本実施例は、これに限定されるものではなく、クロック生成部308を停止し、クロック生成部307のみを動作させてもよい。
信号検出部(位相計測部)306は、スタートビットSTの位相差と、データフレームの「0.5ビット」に相当する時間とを比較し、その比較結果に基づいて受信データ用のクロック生成部307、308の動作を切り替える(制御する)。例えば、スタートビットSTの位相差≧0.5ビットの場合、クロック生成部307、308の両方を動作させる。一方、位相差<0.5ビットの場合、クロック生成部307を停止し、クロック生成部308のみを動作させる。
このように本実施形態において、スタートビットSTの位相差に応じて必要な回路のみを動作させる。これにより、カメラ本体200と交換レンズ100との接点の電圧レベルや通信レートを変更することなく、交換レンズ100とカメラ本体200との組み合わせによらず互換性を保つことができる。また、余分な回路を動作させないため、消費電力の増加を抑制し、省電効果を図ることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図11は、第3の通信方式によるデータ信号DLC1、DLC2とデータ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれ(位相差)の説明図である。第3の通信方式は、交換レンズ100からカメラ本体200へデータを転送する一方向の通信である。ここでは、カメラ本体200が交換レンズ100からデータを受信し続ける際、データ信号DLC1、DLC2の位相ずれ(位相差)が徐々に大きくなる場合を説明する。
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図11は、第3の通信方式によるデータ信号DLC1、DLC2とデータ信号DLC1、DLC2の間の位相ずれ(位相差)の説明図である。第3の通信方式は、交換レンズ100からカメラ本体200へデータを転送する一方向の通信である。ここでは、カメラ本体200が交換レンズ100からデータを受信し続ける際、データ信号DLC1、DLC2の位相ずれ(位相差)が徐々に大きくなる場合を説明する。
図11に示されるように、信号検出部(位相計測部)306は、各データフレームの位相差(Δ1、Δ2、・・・)を検出する。また信号検出部306は、検出した位相差(Δ1、Δ2、・・・)を加算し、位相差加算値(Δ1+Δ2+・・・)を算出する。また、位相差加算値をカメラ本体200が受信したデータフレーム数と1フレームあたりのビット数(本実施例では11ビット)とを用いて除算することで、1ビットあたりの位相差を算出することができる。すなわち、1ビットあたりの位相差=位相差加算値/(フレーム数×11ビット)である。
信号検出部306により検出されたスタートビットSTの位相に基づいて1ビットあたりの位相差を算出することにより、次のデータフレームのスタートビットSTに対する位相差を検出する前にデータフレーム内での位相差を検出することができる。このため、スタートビットST毎ではなく、1データフレーム内で位相ずれに伴うデータの取りこぼしがないように受信データ用のクロック生成部307、308の動作を適切に切り替える(制御する)ことが可能となる。好ましくは、算出した1ビットあたりの位相差(位相差量)を、所定の位相差量、例えば「0.5ビット」に相当する時間と比較する。そして、1ビットあたりの位相差≧0.5ビットの場合、クロック生成部307、308の両方を動作させる。一方、1ビットあたりの位相差<0.5ビットの場合、クロック生成部307を停止し、クロック生成部308のみを動作させる。
このように本実施形態では、スタートビットSTの位相を用いて通信データにおける1ビットあたりの位相差を算出し、算出結果に応じてクロック生成部の動作を適切に切り替える。これにより、カメラ本体200と交換レンズ100との接点の電圧レベルや通信レートを変更することなく、交換レンズ100とカメラ本体200との組み合わせによらず互換性を保つことができる。また、余分な回路を動作させないため、消費電力の増加を抑制し、省電効果を図ることが可能となる。
以上のとおり、各実施形態において、撮像装置(カメラ本体200)は、着脱可能なアクセサリ(交換レンズ100)と通信を行う撮像装置であって、第一の受信制御部(受信制御部305)および第二の受信制御部(受信制御部304)を有する。また撮像装置は、第一のクロック生成部(クロック生成部308)、第二のクロック生成部(クロック生成部307)、および、制御部(信号検出部306)を有する。第一の受信制御部は、アクセサリから第一のデータ信号(データ信号DLC1)を受信する。第二の受信制御部は、アクセサリから第二のデータ信号(データ信号DLC2)を受信する。第一のクロック生成部は、第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロック(rx_smpl_clk1)を生成する。第二のクロック生成部は、第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロック(rx_smpl_clk2)を生成する。制御部は、第一のデータ信号と第二のデータ信号との位相差(位相ずれ)に基づいて、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の動作を制御する。
好ましくは、制御部は、第一のデータ信号の開始を示す第一のスタートビット(データ信号DLC1のスタートビットST)および第二のデータ信号の開始を示す第二のスタートビット(データ信号DLC2のスタートビットST)を検出する。そして制御部は、第一のスタートビットと第二のスタートビットとの位相差(位相ずれ)に基づいて、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の動作を制御する。
好ましくは、制御部は、位相差が所定の位相差(例えば、データフレームの「0.5ビット」に相当する時間)よりも大きい場合、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の両方を動作させる。一方、制御部は、位相差が所定の位相差よりも小さい場合、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の一方のみを動作させる。
好ましくは、制御部は、位相差に基づいて第一のデータ信号と第二のデータ信号との基準データ長(例えば1ビット)あたりの位相差量を算出する。そして制御部は、位相差量に基づいて、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の動作を制御する。より好ましくは、制御部は、位相差量が所定の位相差量(例えば、データフレームの「0.5ビット」に相当する時間)よりも大きい場合、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の両方を動作させる。一方、制御部は、位相差量が所定の位相差量よりも小さい場合、第一のクロック生成部および第二のクロック生成部の一方のみを動作させる。
好ましくは、撮像装置は、アクセサリに対して第三のデータ信号(データ信号DCL)を送信する送信制御部303を有する。第二のクロック生成部は、通信方式に応じて、第二の受信制御部により受信された第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロック、または、送信制御部から第三のデータ信号を送信するための第三のクロック(tx_smpl_clk)を生成する。
好ましくは、第一の通信方式において、送信制御部は、第二のクロック生成部により生成された第三のクロックに基づいて、アクセサリに第三のデータ信号を送信する。一方、第二の通信方式において、第二の受信制御部は、第二のクロック生成部により生成された第二のクロックに基づいて、アクセサリから第二のデータ信号を受信する。より好ましくは、第一の通信方式において送信制御部から送信される第三のデータ信号と、第二の通信方式において第二の受信制御部により受信される第二のデータ信号は、共通の通信端子310bを介してアクセサリと通信される。
好ましくは、撮像装置は、アクセサリに通信要求信号CTSを送信する要求信号制御部(CTS制御部302)を有する。そして、要求信号制御部がアクセサリに通信要求信号を送信することにより、撮像装置とアクセサリとの通信が開始する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態において、交換レンズ等のアクセサリから入力されるデータ信号のスタートビットの位相差に応じて、データ信号をサンプリングするためのクロックを生成するクロック生成部の動作数を適切に切り替える。その結果、撮像装置の消費電力を抑制することが可能となる。このため各実施形態によれば、撮像装置とアクセサリとの種々の組み合わせにおいて、消費電力を抑制しつつ所望のタイミングで高速なデータ通信が可能な撮像装置、アクセサリ、通信システム、および通信制御プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
200 カメラ本体(撮像装置)
304 受信制御部(第二の受信制御部)
305 受信制御部(第一の受信制御部)
306 信号検出部(制御部)
307 クロック生成部(第二のクロック生成部)
308 クロック生成部(第一のクロック生成部)
304 受信制御部(第二の受信制御部)
305 受信制御部(第一の受信制御部)
306 信号検出部(制御部)
307 クロック生成部(第二のクロック生成部)
308 クロック生成部(第一のクロック生成部)
Claims (13)
- 着脱可能なアクセサリと通信を行う撮像装置であって、
前記アクセサリから第一のデータ信号を受信する第一の受信制御部と、
前記アクセサリから第二のデータ信号を受信する第二の受信制御部と、
前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部と、
前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部と、
前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御部は、
前記第一のデータ信号の開始を示す第一のスタートビットおよび前記第二のデータ信号の開始を示す第二のスタートビットを検出し、
前記第一のスタートビットと前記第二のスタートビットとの前記位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記位相差が所定の位相差よりも大きい場合、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の両方を動作させ、
前記位相差が前記所定の位相差よりも小さい場合、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の一方のみを動作させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記位相差に基づいて前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との基準データ長あたりの位相差量を算出し、
前記位相差量に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記位相差量が所定の位相差量よりも大きい場合、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の両方を動作させ、
前記位相差量が前記所定の位相差量よりも小さい場合、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の一方のみを動作させることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記アクセサリに対して第三のデータ信号を送信する送信制御部を更に有し、
前記第二のクロック生成部は、通信方式に応じて、前記第二の受信制御部により受信された前記第二のデータ信号をサンプリングする前記第二のクロック、または、前記送信制御部から前記第三のデータ信号を送信するための第三のクロックを生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 第一の通信方式において、前記送信制御部は、前記第二のクロック生成部により生成された第三のクロックに基づいて、前記アクセサリに前記第三のデータ信号を送信し、
第二の通信方式において、前記第二の受信制御部は、前記第二のクロック生成部により生成された前記第二のクロックに基づいて、前記アクセサリから前記第二のデータ信号を受信することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記第一の通信方式において前記送信制御部から送信される前記第三のデータ信号と、前記第二の通信方式において前記第二の受信制御部により受信される前記第二のデータ信号は、共通の通信端子を介して前記アクセサリと通信されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記アクセサリに通信要求信号を送信する要求信号制御部を更に有し、
前記要求信号制御部が前記アクセサリに前記通信要求信号を送信することにより、前記撮像装置と前記アクセサリとの前記通信が開始することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記アクセサリは、交換レンズであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 撮像装置に着脱可能なアクセサリであって、
前記撮像装置に第一のデータ信号および第二のデータ信号を送信する通信部と、
前記通信部を制御する通信制御部と、を有し、
前記撮像装置は、
前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部と、
前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部と、
前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像装置と前記撮像装置に着脱可能なアクセサリとを有し、前記撮像装置と前記アクセサリとの通信を行う撮像システムであって、
前記撮像装置に第一のデータ信号および第二のデータ信号を送信する通信部と、
前記アクセサリから第一のデータ信号を受信する第一の受信制御部と、
前記アクセサリから第二のデータ信号を受信する第二の受信制御部と、
前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成する第一のクロック生成部と、
前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成する第二のクロック生成部と、
前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする撮像システム。 - 撮像装置と前記撮像装置に着脱可能なアクセサリとの通信を制御するプログラムであって、
前記アクセサリから第一のデータ信号を受信するステップと、
前記アクセサリから第二のデータ信号を受信するステップと、
前記第一のデータ信号をサンプリングする第一のクロックを生成するステップと、
前記第二のデータ信号をサンプリングする第二のクロックを生成するステップと、
前記第一のデータ信号と前記第二のデータ信号との位相差に基づいて、前記第一のクロック生成部および前記第二のクロック生成部の動作を制御するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018107253A JP2019211604A (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 撮像装置、アクセサリ、撮像システム、および、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018107253A JP2019211604A (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 撮像装置、アクセサリ、撮像システム、および、プログラム |
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JP2019211604A true JP2019211604A (ja) | 2019-12-12 |
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ID=68846825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018107253A Pending JP2019211604A (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 撮像装置、アクセサリ、撮像システム、および、プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019211604A (ja) |
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2018
- 2018-06-04 JP JP2018107253A patent/JP2019211604A/ja active Pending
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