JP2019206192A - 表示装置および車室内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両前方以外を向く座席に着座した乗員の快適性を向上することの可能な表示装置を提供する。【解決手段】車両前方以外を向く座席を備えた車両1に搭載される表示装置10は、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示するものである。これによれば、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、車両前方の光景を表示装置10により視認することが可能である。そのため、その乗員は、車両1が自動運転などにより走行しているときに感じるストレスまたは不安感が緩和される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される表示装置、およびそれを備えた車室内システムに関するものである。
従来、車両に搭載された制御装置、車載カメラおよびGPS(Global Positioning System)などを用いて自動運転を行う技術が種々知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車両において、2015年に日本で開催された第44回東京モーターショー2015では、自動運転モード時に運転席と助手席が車両後方を向き、後部座席と対座するように座席のレイアウトを変更できる車両が紹介された。
特開2015−162175号公報
しかしながら、上述した車両では、車両前方以外を向く座席に着座した乗員は、車両前方の状況を確認することが困難になる。そのため、自動運転の安全性に問題ないというものの、その座席に着座した乗員は、例えば意図しない交通状況の発生や、車両の行き先の入力間違いなど、自動運転を行う車両に特有のストレスまたは不安感を感じることが懸念される。
本発明は上記点に鑑みて、車両前方以外を向く座席に着座した乗員の快適性を向上することの可能な表示装置、およびそれを備えた車室内システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両前方以外を向く座席を備えた車両に搭載される表示装置であって、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示するものである。
これによれば、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、車両前方の光景を表示装置により視認することが可能である。そのため、その乗員は、車両が自動運転などにより走行しているときに感じるストレスまたは不安感が緩和される。したがって、この表示装置は、車両前方以外を向いた座席に着座している乗員の快適性を向上することができる。
なお、車両前方以外を向いた座席は、車室内で回転可能なものであってもよく、または、車両前方以外を向く方向で固定されたものであってもよい。また、本明細書において映像とは、光の屈折・反射などによって映し出された物の形や姿をいい、電気的変換によって再現した画像に加え、鏡に映った虚像も含むものである。
請求項9に記載の発明は、車両に搭載可能な車室内システムの発明である。車室内システムは、座席と表示装置を備える。座席は、車両の車室内に設けられ、車両前方以外を向くものである。表示装置は、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示する。
これによれば、車室内システムは、上述した請求項1にかかる発明と同様に、車両前方以外を向いた座席に着座している乗員の快適性を向上することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第1実施形態にかかる表示装置を備えた車両を上方から見た模式図である。 第1実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第1実施形態にかかる表示装置を備えた車両を上方から見た模式図である。 第3実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第4実施形態にかかる表示装置を備えた車両を上方から見た模式図である。 第5実施形態にかかる表示装置を備えた車両を上方から見た模式図である。 第6実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第6実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第7実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第8実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 第9実施形態にかかる表示装置を備えた車両を上方から見た模式図である。 第10実施形態にかかる表示装置を備えた車両を側方から見た模式図である。 図13のXIV部分の拡大図である。 第10実施形態の変形例である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の車両は、乗員による運転と、車両に搭載された制御装置による自動運転との切り替えが可能なものである。図1から図4に示すように、この車両1は、車室内に2列の座席を備えている。2列の座席のうち、車両前方の座席を1列目の座席と称し、その1列目の座席より車両後方の座席を2列目の座席と称する。
1列目の座席は、運転席2と助手席3により構成されている。図面では、車両1が右ハンドルとして、1列目の右側の座席を運転席とし、左側の座席を助手席としている。なお、車両1が左ハンドルである場合、1列目の左側の座席が運転席となり、右側の座席が助手席となる。
2列目の座席は後部右座席4と後部左座席5により構成されている。なお、2列目の座席は、後部右座席4と後部左座席5とが一体に構成されたものであってもよい。
1列目の座席を構成する運転席2と助手席3はいずれも、車両前方を向く場合と、車両後方を向く場合とに切り替え可能である。図1および図2では、運転席2と助手席3とが車両後方を向いた状態を示している。車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員は、車両1の加速、減速またはタイヤ角度調節に関わる操作を実施しない。その状態で、車両1は、自動運転を実行することが可能である。
図3および図4では、運転席2と助手席3とが車両前方を向いた状態を示している。車両前方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員は、フロントガラス6を介して車両前方の光景を視認することができる。この状態で、車両1は、乗員による運転、または、自動運転を実行することが可能である。
車両1には、表示装置10が設けられている。表示装置10は、撮影部としてのカメラ11と、受像部としてのプロジェクタ12とを備えている。
カメラ11は、車両前方に設置され、矢印Aに示すように、車両前方の光景を撮影することが可能なものである。
プロジェクタ12は、車室内に設置されており、矢印Bに示すように、カメラ11で撮影された映像を、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員が視認可能な位置に表示するものである。図1および図2に示すように、プロジェクタ12は、車室内壁としてのリヤガラス13に映像を投影する。リヤガラス13は、車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員の正面にあり、その乗員が視認可能な位置にある。ここで、乗員が視認可能な位置とは、座席に着座した乗員の左右180度以内の範囲をいうものである。なお、座席に着座した乗員の正面を含む位置であれば、乗員はその映像を容易に視認可能である。
リヤガラス13は、プロジェクタ12から投影された光を反射すると同時に、車両後方からの光を透過するように構成されている。これにより、車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員は、リヤガラス13に映った映像により、車両前方の光景を視認することができる。また、その乗員は、リヤガラス13を介して車両後方の光景も同時に視認することができる。したがって、この表示装置10は、車両1が自動運転により走行しているときに乗員が感じるストレスまたは不安感を緩和することが可能である。さらに、表示装置10は、リヤガラス13を透過して見える車外の光景と、プロジェクタ12から投影された車両前方の映像とを同時に乗員に視認させることが可能であるので、乗員が感じるストレスまたは不安感をさらに緩和することが可能である。
以上説明した第1実施形態の表示装置10は、次の作用効果を奏するものである。
(1)第1実施形態では、表示装置10は、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示することが可能である。
これによれば、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員は、車両1が自動運転されているときに感じるストレスまたは不安感が緩和される。したがって、この表示装置10は、車両前方以外を向いた座席2、3に着座している乗員の快適性を向上することができる。
(2)第1実施形態では、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員は、車両1の加速、減速またはタイヤ角度調節に関わる操作を実施することなく、表示装置10により表示された映像を視認可能である。
これによれば、表示装置10は、車両1の運転操作を必要としない乗員の快適性を向上することができる。
(3)第1実施形態では、表示装置10は、撮影部としてのカメラ11と、受像部としてのプロジェクタ12とを備える。カメラ11は、車両前方の光景を撮影可能である。プロジェクタ12は、カメラ11によって撮影された映像を、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員が視認可能な位置に表示可能である。
これによれば、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員は、カメラ11によって撮影された車両前方の光景を、プロジェクタ12により表示される映像により視認することが可能である。
(4)第1実施形態では、受像部としてのプロジェクタ12は、車室内壁に映像を投影する。
これによれば、プロジェクタ12から車室内壁に映像を投影することで、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員は、カメラ11によって撮影された車両前方の光景を視認することが可能である。
(5)第1実施形態では、プロジェクタ12から映像が投影される車室内壁には、リヤガラス13が含まれる。
これによれば、プロジェクタ12から映像が投影される車室内壁としてリヤガラス13を使用することで、受像部の構成を簡素なものとすることが可能である。また、乗員は、プロジェクタ12から投影された車両前方の映像と、リヤガラス13を透過して見える車外の光景とを同時に視認することが可能となる。したがって、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員は、車両1が自動運転などにより走行しているときに感じるストレスまたは不安感がさらに緩和される。
なお、上述した第1実施形態の構成は、車両1に設置された座席2〜5と、表示装置10とを備えた車室内システムとして捉えることが可能である。すなわち、車室内システムは、車両前方以外を向く座席2、3と、その座席2、3に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示する表示装置10とを備える。
これによれば、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員は、車両前方の光景を表示装置10により視認することが可能である。そのため、その乗員は、車両1が自動運転などにより走行しているときに感じるストレスまたは不安感が緩和される。したがって、この車室内システムは、車両前方以外を向いた座席2、3に着座している乗員の快適性を向上することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してリヤガラス13の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、第2実施形態では、図1の説明に用いた図1から図4を流用して説明する。
第2実施形態では、リヤガラス13は、例えば、2枚のガラスとその間に挿入した液晶シートにより構成される調光ガラスである。このリヤガラス13は、プロジェクタ12から投影された光を反射するとき、車両後方からの光を遮断することのできるものである。リヤガラス13が車両後方からの光を遮断することで、車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員は、リヤガラス13に映った映像により、車両前方の光景のみを鮮明に視認することができる。
或いは、リヤガラス13は、プロジェクタ12から投影された光を反射するとき、車両後方から入射する光の透過量、すなわちリヤガラス13の透明度を調整することのできるものとしてもよい。リヤガラス13の透明度は、図示していない調整スイッチにより調整可能である。調整スイッチは、運転席2または助手席3に着座した乗員が操作可能な位置に設置することが好ましい。これにより、車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員は、自らの好みに応じたバランスで、車両前方の光景と車両後方の光景を同時に視認することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。図5に示すように、第3実施形態では、プロジェクタ12は、カメラ11で撮影された映像を車室内壁としてのスクリーン14に投影する。スクリーン14は、車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員が視認可能な位置にある。
スクリーン14は、例えばロール巻き上げ式のものを適用することが可能である。第3実施形態では、車両後方を向いた運転席2または助手席3に着座した乗員は、スクリーン14に映った映像により、車両前方の光景のみを鮮明に視認することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。図6に示すように、第4実施形態では、1列目の座席を構成する運転席2と助手席3のうち、いずれか一方の座席のみが、車両前方を向く場合と、車両後方を向く場合とに切り替え可能である。図6では、車両1が右ハンドルである場合において助手席3が車両後方を向き、運転席2が車両前方を向いた状態を示している。この状態で、車両後方を向いた助手席3に着座した乗員は、車両1の加速、減速またはタイヤ角度調節に関わる操作を実施しない。
なお、図示していないが、車両1が右ハンドルである場合において運転席2が車両後方を向き、助手席3が車両前方を向いた状態としてもよい。この状態で、車両後方を向いた運転席2に着座した乗員は、車両1の加速、減速またはタイヤ角度調節に関わる操作を実施しない。
第4実施形態においても、上述した第1〜第3実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。図7に示すように、第5実施形態の車両1は、車室内に3列の座席を備えている。図7では、3列の座席のうち2列目の座席4、5が車両後方を向いた状態を示している。2列目の座席4、5は、車両前方を向く場合と、車両後方を向く場合とに切り替え可能である。なお、2列目の座席4、5は、車両後方を向いた状態で固定されたものであってもよい。
車両後方を向いた2列目の座席4、5に着座した乗員は、プロジェクタ12からリヤガラス13に投影された映像により、車両前方の光景を視認することができる。また、その乗員は、リヤガラス13を介して車両後方の光景も同時に視認することができる。したがって、この表示装置10は、車両1が自動運転により走行しているときに乗員が感じるストレスまたは不安感を緩和することが可能である。
(第6実施形態)
第6実施形態について説明する。図8に示すように、第6実施形態では、表示装置10は、受像部としてディスプレイ15を備えている。ディスプレイ15は、車室内に設置されており、カメラ11で撮影された映像を、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に表示するものである。すなわち、ディスプレイ15は、車両後方を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置にある。なお、ディスプレイ15は、リヤガラス13を覆う程度の大きさである。また、ディスプレイ15は、自動または手動で角度を調整可能であることが好ましい。
図9に示すように、ディスプレイ15は、天井などに格納可能なものである。ディスプレイ15は、図示していないモータの駆動により自動で格納されるものであってもよく、または、手動で格納されるものであってもよい。これにより、ディスプレイ15を天井などに格納すれば、リヤガラス13を介して車両後方の光景を視認することができる。
第6実施形態では、受像部にディスプレイ15を採用することにより、プロジェクタ12を用いることに比べて、より鮮明な映像を表示することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態について説明する。図10に示すように、第7実施形態でも、表示装置10は、受像部としてディスプレイ15を備えている。第7実施形態のディスプレイ15は、第6実施形態のものよりも小型である。そのため、このディスプレイ15は、リヤガラス13の一部のみを覆い、リヤガラス13の大部分を覆わない大きさである。また、このディスプレイ15は、車体に対し固定式であり、天井に格納するための機構を備えていない。
第7実施形態では、ディスプレイ15を小型化したことにより、車両後方を向いた座席に着座した乗員は、ディスプレイ15に表示された映像により車両前方の光景を視認できると共に、リヤガラス13を介して車両後方の光景も同時に視認することができる。
(第8実施形態)
第8実施形態について説明する。図11に示すように、第8実施形態では、リヤガラス自体がディスプレイ15機能を有している。このリヤガラス13は、通常時は光を透過する透明ガラスであるが、通電によって映像を表示する機能を有するものである。リヤガラス13が映像を表示している状態では、車両後方からの光を遮断してもよく、また、車両後方からの光の一部を透過するようにしてもよい。
第8実施形態では、受像部にリヤガラス13と兼用のディスプレイ15を採用することにより、上記の実施形態で説明したプロジェクタ12またはスクリーン14などが不要となるので、車室内の構成をより簡素なものにすることができる。
(第9実施形態)
第9実施形態について説明する。図12に示すように、第9実施形態では、1列目の座席2、3と2列目の座席4、5とがいずれも、車両前方を向く場合と、車両側方を向く場合とに切り替え可能である。図12では、1列目の座席2、3が車両側方を向き、且つ、2列目の座席4、5も車両側方を向いた状態を示している。
受像部としてのプロジェクタ12は、カメラ11で撮影された映像を、車両前方以外を向いた座席2〜5に着座した乗員が視認可能な位置に表示するものである。すなわち、プロジェクタ12は、カメラ11で撮影された映像を車室内壁としてのサイドガラス7に投影する。サイドガラス7は、車両側方を向いた座席2〜5に着座した乗員の正面にあり、その乗員が視認可能な位置にある。なお、プロジェクタ12は、映像をサイドガラス7に投影すると共に、図示していないセンターピラーに投影してもよい。
サイドガラス7は、プロジェクタ12から投影された光を反射すると同時に、車両側方からの光を透過するように構成されている。これにより、車両側方を向いた座席2〜5に着座した乗員は、サイドガラス7に映った映像により、車両前方の光景を視認することができる。また、その乗員は、サイドガラス7を介して車両側方の光景も同時に視認することができる。
第9実施形態の表示装置10は、車両1の座席2〜5が車両側方を向く場合にも対応することが可能である。
(第10実施形態)
第10実施形態について説明する。図13に示すように、第10実施形態では、表示装置10は、車室内の後部上方に設置された鏡装置16である。この鏡装置16は、車両前方以外を向いた座席2、3に着座した乗員が視認可能な位置に設置されている。また、図13の矢印C、Dに示すように、この鏡装置16は、車両前方から入射した光を、車両後方を向いた座席2、3に着座した乗員に向けて反射させる角度で設置されている。なお、鏡装置16は、角度を調整可能に構成されたものであってもよい。これにより、この鏡装置16は、車両前方の光景を、車両後方を向いた座席2、3に着座した乗員に対して表示することが可能である。したがって、車両後方を向いた座席2、3に着座した乗員は、鏡装置16に映った映像により、車両前方の光景を視認することができる。また、その乗員は、リヤガラス13を介して車両後方の光景も同時に視認することができる。
具体的には、図14に示すように、鏡装置16は、例えば、車体に固定された筐体17の内側に、鏡本体18が収容される構成としてもよい。この場合、筐体17に対し鏡本体18の角度を調整することが可能である。なお、鏡装置16の構成は、これに限らず、例えば車体に筐体17を埋込み式にするなど、種々の形態を採用することが可能である。
第10実施形態では、カメラ11やプロジェクタ12などの電子機器が不要であるので、表示装置10の構成を簡素なものとすることが可能である。
また、第10実施形態の変形例を図15に示す。鏡装置16は、鏡本体18、車体に固定される車体固定部19、および鏡本体18と車体固定部19とを連結する角度調整部20により構成されたものであってもよい。角度調整部20は、鏡本体18の角度を調整することが可能である。この構成によっても、第10実施形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、プロジェクタ12が映像を投影するための車両内壁としてリヤガラス13、サイドガラス7、スクリーン14を例示したが、車両内壁は、それ以外に、例えば、車室内に設置したテーブル、または、天井などであってもよい。また、ディスプレイ15は、車体から着脱可能なものとしてもよい。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車両前方以外を向く座席を備えた車両に搭載される表示装置は、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示するものである。
第2の観点によれば、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、車両の加速、減速またはタイヤ角度調節に関わる操作を実施することなく、表示装置により表示された映像を視認可能である。
これによれば、表示装置は、車両の運転操作が必要でない乗員の快適性を向上することができる。
第3の観点によれば、表示装置は、撮影部および受像部を備える。撮影部は、車両前方の光景を撮影可能である。受像部は、撮影部によって撮影された映像を、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に表示可能である。
これによれば、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、撮影部によって撮影された車両前方の光景を、受像部により表示された映像により視認することが可能である。
第4の観点によれば、受像部は、車室内に設置され、車室内壁に映像を投影するプロジェクタである。
これによれば、プロジェクタから車室内壁に映像を投影することで、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、撮影部によって撮影された車両前方の光景を視認することが可能である。
第5の観点によれば、車室内壁には、リヤガラスまたはサイドガラスが含まれる。
これによれば、プロジェクタから映像が投影される車室内壁としてリヤガラスまたはサイドガラスを使用することで、受像部の構成を簡素なものとすることが可能である。また、リヤガラスまたはサイドガラスを透過して見える車外の光景と、プロジェクタから投影された車両前方の映像とを同時に視認することが可能となる。したがって、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、車両が自動運転などにより走行しているときに感じるストレスまたは不安感がさらに緩和される。
さらに、リヤガラスまたはサイドガラスに調光ガラスを使用して光の透過率を調整することも可能である。また、プロジェクタから映像を投影する際に、車両外部からの光を遮断すれば、乗員は、リヤガラスまたはサイドガラスに映った映像により、車両前方の光景のみを鮮明に視認することが可能となる。
第6の観点によれば、車室内壁には、スクリーンが含まれる。
これによれば、例えばロール巻き上げ式のスクリーンを車室内に設置することにより、スクリーンを使用しないときには、スクリーンを巻き上げて、乗員は、ウィンドガラスから車外の光景を視認することが可能である。また、スクリーンを使用するときは、スクリーンによって車外の光が遮断されるので、乗員は、スクリーンに映った映像により、車両前方の光景のみを鮮明に視認することが可能となる。
第7の観点によれば、受像部は、映像を表示するディスプレイ、またはディスプレイ機能を有するリヤガラスまたはサイドガラスである。
これによれば、受像部にディスプレイを採用することにより、受像部の構成をより簡素なものとすることが可能である。受像部にディスプレイを採用することにより、プロジェクタを用いることに比べて、より鮮明な映像を表示することができる。なお、ディスプレイは、天井などに格納可能なものとしてもよい。
第8の観点によれば、車両前方の映像を座席に着座した乗員に向けて反射させる鏡装置である。
これによれば、表示装置は、その構成をより簡素なものとすることが可能である。
第9の観点によれば、車両に搭載可能な車室内システムは、座席および表示装置を備える。座席は、車両の車室内に設けられ、車両前方以外を向くものである。表示装置は、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示する。
これによれば、車両前方以外を向いた座席に着座した乗員は、車両前方の光景を表示装置により視認することが可能である。そのため、その乗員は、車両が自動運転などにより走行しているときに感じるストレスまたは不安感が緩和される。したがって、この車室内システムは、車両前方以外を向いた座席に着座している乗員の快適性を向上することができる。
1 車両
2、3、4、5 座席
10 表示装置

Claims (9)

  1. 車両前方以外を向く座席(2〜5)を備えた車両(1)に搭載される表示装置であって、
    車両前方以外を向いた前記座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示する表示装置。
  2. 車両前方以外を向いた前記座席に着座した乗員は、車両の加速、減速またはタイヤ角度調節に関わる操作を実施することなく、前記表示装置により表示された映像を視認可能である、請求項1に記載の表示装置。
  3. 車両前方の光景を撮影可能な撮影部(11)と、
    前記撮影部によって撮影された映像を、車両前方以外を向いた前記座席に着座した乗員が視認可能な位置に表示可能な受像部(12〜15)と、を備える請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記受像部は、車室内に設置され、車室内壁に映像を投影するプロジェクタ(12)である請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記車室内壁には、リヤガラス(13)またはサイドガラス(7)が含まれる請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記車室内壁には、スクリーン(14)が含まれる請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記受像部は、映像を表示するディスプレイ(15)、またはディスプレイ機能を有するリヤガラスまたはサイドガラスである請求項3に記載の表示装置。
  8. 車両前方の映像を前記座席に着座した乗員に向けて反射させる鏡装置(16)である請求項1または2に記載の表示装置。
  9. 車両に搭載可能な車室内システムであって、
    前記車両の車室内に設けられ、車両前方以外を向く座席(2〜5)と、
    車両前方以外を向いた前記座席に着座した乗員が視認可能な位置に車両前方の映像を表示する表示装置(10)と、を備えた車室内システム。
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