JP2019204320A - 血管画像撮影装置および個人認証システム - Google Patents

血管画像撮影装置および個人認証システム Download PDF

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Abstract

【課題】指の血管パターンが撮影される指提示部の幅が狭くなった場合でも、個人認証の精度を向上できる血管画像撮影装置および個人認証システムを提供する。【解決手段】指が宛がわれる平面を有する指提示部と、前記指提示部に宛がわれる指に光を照射する光源と、光が照射された指に含まれる血管の画像を撮影する撮影部と、前記撮影部を内包する筐体と、撮影された血管の画像に基づいて個人認証を行う認証部を備える血管画像撮影装置であって、前記指提示部は前記筐体に対して突出していることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、人間の生体情報である指の血管のパターンを撮影する血管画像撮影装置及びそれを備えた個人認証システムに関する。
高精度な個人認証が可能な生体認証装置の一つに、個人毎に異なる血管のパターンを利用する血管画像撮影装置がある。血管画像撮影装置は、例えば指に光を当てることで浮かび上がる指の血管パターンを撮影し、撮影した血管パターンを予め登録しておいた指の血管パターンと比較することにより個人認証を行う装置である。
特許文献1には、血管画像撮影装置を用いて歩行中のユーザを立ち止まらせることなく個人認証を行い、個人認証の結果に応じて開閉ゲートを制御するウォークスルー型の個人認証システムが開示されている。特許文献1ではユーザが歩行する動線を確保するために、ユーザの進行方向に長くなる構成、すなわち指が提示され、血管パターンが撮影される指提示部をユーザの進行方向に広げることを開示している。
WO2016/084214号公報
しかしながら、特許文献1では血管画像撮影装置の小型化については言及されていない。血管画像撮影装置を小型にするには指提示部の小型化も必要であるが、単純な小型化は個人認証の精度の低下をもたらす。すなわち、指提示部の幅が狭くなると、指提示部に対して適切な位置に指を提示することが困難となり、撮影される血管パターンが個人認証に適さないことが多くなる。
そこで本発明は、指の血管パターンが撮影される指提示部の幅が狭くなった場合でも、個人認証の精度を向上できる血管画像撮影装置および個人認証システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、指が宛がわれる平面を有する指提示部を筐体に対して突出させることを特徴とする。
より具体的には、指が宛がわれる平面を有する指提示部と、前記指提示部に宛がわれる指に光を照射する光源と、光が照射された指に含まれる血管の画像を撮影する撮影部と、前記撮影部を内包する筐体と、撮影された血管の画像に基づいて個人認証を行う認証部を備える血管画像撮影装置であって、前記指提示部は前記筐体に対して突出していることを特徴とする。
また本発明は、前記血管画像撮影装置と、前記血管画像撮影装置の個人認証の結果に応じて開閉するゲート部を備えることを特徴とする個人認証システムである。
本発明によれば、指の血管パターンが撮影される指提示部の幅が狭くなった場合でも、個人認証の精度を向上できる血管画像撮影装置および個人認証システムを提供することができる。
実施例1の血管画像撮影装置の本体を斜め上方から見た斜視図 実施例1の個人認証システムの概略構成図 実施例1の血管画像撮影装置で個人認証する際の処理の流れの一例を示す図 実施例2の血管画像撮影装置の本体を斜め上方から見た斜視図 実施例3の血管画像撮影装置の本体を斜め上方から見た斜視図 実施例4の血管画像撮影装置の本体を斜め上方から見た斜視図 実施例4の血管画像撮影装置の本体を横から見た図 実施例4の変形例の血管画像撮影装置の本体を横から見た図 実施例4の変形例の血管画像撮影装置の本体を横から見た図 実施例2の変形例の血管画像撮影装置の本体を斜め上方から見た斜視図
以下、本発明の実施例を図面に従い説明する。
図1を用いて本実施例の血管画像撮影装置の本体100について説明する。なお、図1は本体100を斜め上方から見た斜視図であり、X方向はユーザが歩行する方向、Z方向は鉛直方向、Y方向はX方向及びZ方向と直交する方向である。本体100は、筐体101と、光源アレイ103と、撮影部106を備える。以下、各部について説明する。
筐体101は突出部109を備え、突出部109は筐体101の上面から突出する形状を有する。突出部109の上面には、歩行中のユーザの手108に連なる指110が提示される指提示部107が備えられる。指提示部107はアクリルやガラス等の透明な平板を有する。指提示部107は、ユーザの人差し指から小指までを覆う大きさを有することが望ましい。すなわち、歩行中のユーザの進行方向であるX方向における指提示部107の長さは人差し指から小指までの幅よりも長く、進行方向に直交する方向であるY方向の長さは中指の長さよりも長いことが好ましい。突出部109は、歩行中のユーザの進行方向であるX方向に直交する方向であるY方向に沿って筐体101の上面に対して傾斜しても良い。筐体101の上面に対する突出部109の傾斜角度を図1に示すようにθとする。
光源アレイ103は指提示部107に提示される指110に光を照射する。本実施例の光源アレイ103は、近赤外線を照射する複数の点光源102を含み、点光源102が格子状に配列される面光源であり、突出部109の端部であって指提示部107の近傍に立設される。つまり、光源アレイ103は指提示部107に対してほぼ直交する。光源アレイ103から照射される光は、後述する撮影部106に点光源102が直接写りこむことを避けるために、指提示部107に対して斜めに入射することが好ましく、例えば45度の角度で入射する。光源アレイ103からの光を指提示部107へ斜めに入射させるために、光源アレイ103は遮光板104を有しても良い。遮光板104は、点光源102から照射される光が指提示部107に入射する角度と平行に、かつ点光源102が撮影部106に写りこまない位置まで光源アレイ103からせり出すように配置される。また、点光源102に指向性のある光源を用いて、指提示部107に対して光を斜めに入射させても良い。
撮影部106は、撮影部106の光軸が指提示部107と直交するように筐体101の中に配置され、光が照射された指110に含まれる血管の画像を、指提示部107の透明な平板を介して撮影する。指110に照射された近赤外線は血管を流れる血液で吸収されるので、撮影部106では血管の影が血管のパターンとして撮影される。血管のパターンは個人毎に異なるため、各個人の血管パターンを予め登録しておき、登録された血管パターンと撮影された血管パターンとを照合することにより、個人認証を行うことができる。個人認証の精度を向上させるには、人差し指から小指までの血管パターンが個人認証に用いられることが好ましく、歩行中のユーザには指提示部107に対して適切な位置に指を提示することが求められる。
なお、撮影部106に近接させて位置検出部105を配置しても良い。位置検出部105は、手108の位置情報を取得する装置であり、例えば深度カメラ等である。位置検出部105によって取得される手108の位置情報は、個人認証の精度を向上させるために用いられても良い。
ところで血管画像撮影装置の小型化すなわち筐体101の小型化には、歩行中のユーザの進行方向であるX方向における指提示部107の長さを、人差し指から小指までの幅と同程度に狭くすることが求められる。指提示部107の幅が狭くなると、歩行中のユーザは指提示部107に対して適切な位置に指を提示することが困難になり、個人認証の精度が悪化する場合がある。
本実施例では指提示部107が筐体101に対して突出しているため、歩行中のユーザは触覚または視覚により指提示部107の位置を容易に把握できるので、指提示部107に対して適切な位置に指を提示できる。また、指提示部107は筐体101に埋没せず平面で構成されるので、ユーザは指提示部107に手や指を引っかけることなく、歩行しながら円滑に指を提示することができる。さらに、突出部109の端部であって指提示部107の近傍に立設された光源アレイ103が指先のストッパとなるので、指提示部107に対して適切な位置に指を提示できる。
また、指提示部107が筐体101に対してY方向に沿って傾斜している場合、歩行中のユーザは手首をあまり曲げることなく、指提示部107に指を提示することができる。手首を必要以上に曲げた場合、指の血流が滞り、撮影される血管パターンが不鮮明になる場合がある。発明者らの調査によれば、筐体101に対する指提示部107の傾斜角θは、5度から45度の範囲が好ましく、15度から30度の範囲がより好ましい。
図2を用いて、本実施例の血管画像撮影装置及び個人認証システムについて説明する。図2は本実施例の個人認証システムの概略構成図である。本実施例の個人認証システムは、血管画像撮影装置200とゲート装置230を備える。
血管画像撮影装置200は、図1を用いて説明した本体100とコンピュータ211等を備える。本体100の撮影部106で撮影された血管パターンは、インターフェース212を介してコンピュータ211に取り込まれ、外部記憶装置218に予め登録された血管パターンと照合される。照合の結果、撮影された血管パターンと登録された血管パターンとの類似度が所定の閾値以上であると判定されれば、歩行中のユーザが予め登録されたユーザであるとして個人認証がなされる。なお、個人認証に係る処理はCPU217及びメモリ216を用いて行われる。すなわち、コンピュータ211が個人認証を行う認証部として機能する。個人認証の結果は、ユーザに通知するために入出力部215から出力されても良く、例えばディスプレイに表示されたり、スピーカから音声が発せられたりしても良い。なお、個人認証に係る処理は、外部に設置されるサーバで行われても良い。
ゲート装置230は、血管画像撮影装置200での個人認証の結果に応じて開閉する。すなわち、血管画像撮影装置200において、歩行中のユーザが予め登録されたユーザであると判定されればゲートが開き通過可能となり、登録されたユーザではないと判定されればゲートは閉じたままとなる。なお、ゲートは昇降するバーでも良いし、自動ドアのように左右に開閉するドアでも良い。またゲート装置230の代わりに、銀行の自動預け払い機等、別の装置を用いても良い。
血管画像撮影装置200が位置検出部105を備える場合、位置検出部105によって取得される手108の位置情報に基づいて様々な制御を行っても良い。例えば、手108の姿勢、指の位置、指の姿勢等を取得し、取得された情報に基づいて、複数の点光源102のうち、指を照らすものを選択して点灯させても良い。点光源102を選択的に点灯させることにより、点光源102の撮影部106への写りこみを防止でき、鮮明な血管パターンを撮影可能となり、個人認証の精度を向上させることができる。
また光源アレイ103が遮光板104を有する場合、光源アレイ103から照射される近赤外線の照射範囲222は斜線部に限定される。その結果、網掛け部で示す撮影部106の撮影範囲223に点光源102の一部が含まれるものの、点光源102が撮影部106へ写りこむことを防止できる。なお、光源アレイ103を指提示部107の近傍に配置することにより、光源アレイ103の高さを低くしても、光源アレイ103のY方向の照射範囲を確保することが容易になる。
図3を用いて、本実施例の血管画像撮影装置200で個人認証する際の処理の流れの一例を説明する。各ステップは、メモリ216に格納されたプログラムによりCPU217において実行される。
ステップ301において、ユーザによって指提示部107に手108が提示されたことが検知される。ステップ302において、提示された手108の位置情報が位置検出部105によって取得する。ステップ303において、ステップ302で取得された位置情報から指提示部107の近傍にある手108が検出される。ステップ302では、手108の一部の位置情報が位置検出部105から取得できなかった場合でも、取得できている情報から手108の形状が推定されて手108が検出される。ステップ304において、ステップ303で手108が検出されたか否かが判定される。手が検出されなかった場合はステップ302に戻り、手が検出された場合はステップ305へ進む。ステップ305において、位置検出部105から取得された手108の位置情報を用いて、各々の指の指先の位置、指の向き、指の傾きなどの情報が算出される。ステップ305では、手108の一部の位置情報が位置検出部105から取得できなかった場合でも、取得できている情報から指先の位置、指の向き、指の傾きなどの情報が推定される。ステップ306において、光源アレイ103に配置された複数の点光源102のうち、指の位置を照らすものを選択的に点灯する。光源アレイ103には、遮光板104が設置されており、各点光源102の照射範囲の重なりが一部制限されるため、指血管画像の明るさが均等になるように点光源102ごとに照射光量を制御しても良い。ステップ307において、撮影部106により撮影された指血管画像がコンピュータ211に取り込まれる。ステップ308において、指血管画像から複数の指領域が検出される。ステップ309において、指の向きの補正や、姿勢変動によるゆがみの補正が行われる。ステップ310において、各指血管画像から指血管の特徴情報が抽出される。ステップ311において、ステップ310で抽出された指血管の特徴情報と外部記憶装置218に予め登録された指血管の特徴情報とが照合され、照合スコアが算出される。ステップ312において、ステップ311で算出された照合スコアが閾値TH1を上回っているか否かが判定される。照合スコアが閾値TH1を上回っていればステップ313に進み、認証成功後処理、例えばゲート装置230のゲートを開いたあと、ステップ315に進む。ステップ311で算出された照合スコアが閾値TH1を上回っていない場合は、ステップ314に進み、認証失敗後処理、例えばゲート装置230のゲートを閉じたままにしたあと、ステップ315に進む。ステップ315において、認証処理を継続するか否かが判定され、認証処理を継続する場合はステップ302に戻り、認証処理を継続しない場合は、ステップ316に進み処理の流れを終了する。
実施例1では、突出部109の端部であって指提示部107の近傍に、面光源である光源アレイ103が立設する血管画像撮影装置の本体100について説明した。本実施例では、本体100の小型化、特に鉛直方向であるZ方向の小型化を図るために、折り曲げられた光源アレイ403を備える血管画像撮影装置の本体100について説明する。なお、本実施例の全体構成は実施例1とほぼ同じであるので説明を簡略化し、実施例1と異なる点である光源アレイ403の構造について特に説明する。
図4を用いて本実施例の血管画像撮影装置の本体100について説明する。図4は、図1と同様の斜視図であり、X方向はユーザが歩行する方向、Z方向は鉛直方向、Y方向はX方向及びZ方向と直交する方向である。本体100は、筐体101と、光源アレイ403と、撮影部106を備える。以下、光源アレイ403について説明する。
光源アレイ403は指提示部107に提示される指110に光を照射する。本実施例の光源アレイ403は、近赤外線を照射する複数の点光源402を含み、点光源402がX方向と直交する面内においてL字型に配置され、突出部109の端部であって指提示部107の近傍に立設される。すなわち、光源アレイ403は折り曲げられた構造を有する。なお、光源アレイ403は、実施例1と同様に突出部109の端部に立設された光源アレイ403aに、指提示部107と平行であって対向する光源アレイ403bが追加されたものと言い換えることもできる。
なお、撮影部106に点光源402が直接写りこむことを避けるために、実施例1と同様に、光源アレイ403から照射される光は指提示部107に対して斜めに入射することが好ましい。光源アレイ403からの光を指提示部107へ斜めに入射させるために、光源アレイ403は遮光板404を有しても良い。遮光板404は、点光源402から照射される光が指提示部107に入射する角度と平行に、かつ点光源402が撮影部106に写りこまない位置まで光源アレイ403からせり出すように配置される。
光源アレイ403が図4に示す構造を有することにより、Y方向の照射範囲が同じであっても、光源アレイ403の高さを低くできるので、本体100の小型化を図ることができる。また、実施例1と同様に、指提示部107が筐体101に対して突出しているため、歩行中のユーザは触覚または視覚により指提示部107の位置を容易に把握できるので、指提示部107に対して適切な位置に指を提示できる。
なお、光源アレイ403が折り曲げられる位置は、視覚による指提示部107の位置の把握のしやすさと光源アレイ403の高さとのバランスに応じて適切に選択される。なお、指提示部107の位置を触覚のみで把握する場合は、光源アレイ403を指提示部107と平行であって対向する部分のみとしても良い。
実施例1では、指提示部107の位置を視覚で把握しやすくするために、筐体101の上面に突出する突出部109に指提示部107が設けられる構成について説明した。本実施例では、視覚による指提示部107の位置の把握をさらに容易にするために、指を提示する位置のガイドを表示する構成について説明する。なお、本実施例の構成は実施例2とほぼ同じであるので説明を簡略化し、実施例2と異なる点について特に説明する。
図5を用いて本実施例の血管画像撮影装置の本体100について説明する。図5は、図4と同様の斜視図であり、X方向はユーザが歩行する方向、Z方向は鉛直方向、Y方向はX方向及びZ方向と直交する方向である。本体100は、実施例2と同様に、筐体101と、光源アレイ403と、撮影部106を備えるとともに、ガイド表示部510をさらに備える。
ガイド表示部510は、光源アレイ403bの周囲に配置され、指提示部107の外周に沿うように凹型の可視光線であるガイド光511を照射する。指提示部107の外周に凹型のガイド光511が照射されることにより、ガイド光511の内側に指を提示させることをユーザに促すことができる。
また、位置検出部105によって取得される手108の位置情報に応じて、ガイド光511の色や点灯時間を変えても良い。例えば、指提示部107から手108までの距離が遠すぎる場合は青色に、近すぎる場合は赤色に、適切な距離の範囲内の場合は緑色にガイド光511の色を変えることにより、手108の高さが適切か否かをユーザに知らせることができる。また、指提示部107の中に人差し指、中指、薬指、小指のいずれかが含まれていない場合はガイド光511を点滅させ、含まれない指が多いほど点滅の周期を短くすることにより、手108の位置が適切か否かをユーザに知らせることができる。
また突出部109の側面であってY方向に向く側面512に、指提示部107のイメージ図513と、指提示部107に適切に提示された手のイメージ図514を表示しても良い。 また突出部109の上面であって指提示部107以外の部分に、手のひらのイメージ図515を表示しても良い。なお、イメージ図515は親指の位置が明確に示されていることが望ましい。このようなイメージ図513、514、515を表示することにより、指提示部107に対して適切に提示された手の位置をユーザに知らせることができる。
実施例1では、突出部109の端部であって指提示部107の近傍に、面光源である光源アレイ103が立設する血管画像撮影装置の本体100について説明した。本実施例では、本体100の高さを低くするために、突出部609の端部であって指提示部607の近傍に、面光源が水平に配置される構成について説明する。なお、本実施例の全体構成は実施例1とほぼ同じであるので説明を簡略化し、実施例1と異なる点である突出部609と光源アレイ603について特に説明する。
図6及び図7を用いて本実施例の血管画像撮影装置の本体100について説明する。図6は、図1と同様の斜視図であり、X方向はユーザが歩行する方向、Z方向は鉛直方向、Y方向はX方向及びZ方向と直交する方向である。図7は本実施例の血管画像撮影装置の本体100を横から見た図である。本体100は、筐体101と、光源アレイ603と、撮影部106を備える。以下、筐体101と光源アレイ603について説明する。
筐体101は突出部609を備え、突出部609は筐体101の上面から突出し、歩行中のユーザの進行方向に直交する方向であるY方向に沿って筐体101の上面に対して傾斜する傾斜面を有する。突出部609の傾斜面には、歩行中のユーザの手608の指が提示される指提示部607が備えられる。指提示部607は、実施例1と同様に、透明な平板を有する。指提示部607は、ユーザの人差し指、中指、薬指、小指を覆う大きさの形状を有し、例えば、人差し指から小指までの幅と、中指の長さとを覆う長方形である。また、突出部609のY方向を向く側面である手のひら接触面609aにユーザの手608の手のひらが宛がわれるように、突出部609の傾斜面の長さを指提示部607とほぼ同一とする。手のひら接触面609aと指提示部607とのなす角は、手608が脱力されたときの手のひらと指とのなす角と同程度とする。
光源アレイ603は指提示部607に提示される手608の指に光を照射する。本実施例の光源アレイ603は、近赤外線を照射する複数の点光源602を含み、点光源602が格子状に配列される面光源であり、突出部609の端部であって指提示部607の近傍に水平に配置される。すなわち、光源アレイ603と指提示部607とのなす角は鈍角となり、網掛け部で示す撮影部106の撮影範囲723の範囲外に光源アレイ603が配置される。斜線部で示す近赤外線の照射範囲722は手608の指の背側となる。なお、必要に応じて、光源アレイ603に遮光板104を設けても良い。
本実施例によれば、光源アレイ603は突出部609より低い位置に配置されるので、実施例1乃至3に比べて、本体100の高さを低くできる。また光源アレイ603と指提示部607とのなす角が鈍角であり、撮影部106の撮影範囲外に光源アレイ603の点光源602が配置されるので、点光源602が撮影部106へ写りこむことを避けることができる。また突出部609の傾斜面に指提示部607が備えられるので、歩行中のユーザは触覚または視覚により指提示部607の位置を容易に把握でき、指提示部107に対して適切な位置に指を提示できる。さらに突出部609の傾斜面と指提示部607の長さがほぼ同一であり、手のひら接触面609aと指提示部607のなす角が手のひらと指のなす角と同程度であるので、ユーザは手608を硬直させることなく突出部609へ宛がえる。ユーザが手608を硬直させずにすめば、指の血流を滞らせることなく指血管画像が撮影されるので、鮮明な血管パターンを取得できる。
ユーザが手608を硬直させずにすむ突出部609は図6及び7に示す形状に限定されない。図8及び9に突出部609の変形例を示す。図8及び9は、図7と同様に、血管画像撮影装置の本体100を横から見た図である。図7ではX方向と直交する面内において、突出部609の形状が三角形であるのに対し、図8では台形、図9では図8の台形の上底を右下がりに傾けた四角形である。図8及び9の突出部609においても、ユーザは手608を硬直させることなく突出部609へ宛がえるので、鮮明な血管パターンを取得でき、個人認証の精度を向上できる。なお、手のひら接触面609aは平面に限定されず曲面であっても良い。
またユーザが手608を硬直させずにすむ突出部609は他の実施例にも適用できる。図10に実施例2の変形例を示す。図10ではX方向と直交する面内において、突出部109の形状が台形であって、台形の上底に手のひらが宛がわれる面である手のひら接触面109aが設けられる。図10においても、ユーザは手608を硬直させることなく突出部609へ宛がえるので、鮮明な血管パターンを取得できる。
以上四つの実施例について説明したが、本発明の血管画像撮影装置は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、上記実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。
100 本体
101 筐体
102 点光源
103 光源アレイ
104 遮光板
105 位置検出部
106 撮影部
107 指提示部
108 ユーザの手
109 突出部
110 指
200 血管画像撮影装置
211 コンピュータ
212 インターフェース
215 入出力部
216 メモリ
217 CPU
218 外部記憶装置
222 近赤外線の照射範囲
223 撮影範囲
230 ゲート装置
402 点光源
403 光源アレイ
404 遮光板
510 ガイド表示部
511 ガイド光
512 突出部のY方向を向く側面
513 指提示部のイメージ図
514 手のイメージ図
515 手のひらのイメージ図
602 点光源
603 光源アレイ
607 指提示部
608 ユーザの手
609 突出部
722 近赤外線の照射範囲
723 撮影範囲

Claims (12)

  1. 指が宛がわれる平面を有する指提示部と、
    前記指提示部に宛がわれる指に光を照射する光源と、
    光が照射された指に含まれる血管の画像を撮影する撮影部と、
    前記指提示部を有する筐体と、
    撮影された血管の画像に基づいて個人認証を行う認証部を備える血管画像撮影装置であって、
    前記指提示部は前記筐体に対して突出していることを特徴とする血管画像撮影装置。
  2. 請求項1に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記指提示部の前記平面は、歩行中のユーザの進行方向に直交する方向に沿って前記筐体に対して傾斜することを特徴とする血管画像撮影装置。
  3. 請求項2に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記光源から照射される光は、前記指提示部に対して斜めに入射することを特徴とする血管画像撮影装置。
  4. 請求項3に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記光源は複数の光源が、前記進行方向と直交する面内においてL字型に配置されることを特徴とする血管画像撮影装置。
  5. 請求項2に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記光源は複数の光源が配列された面光源であって、前記面光源と前記指提示部の前記平面とのなす角が鈍角であることを特徴とする血管画像撮影装置。
  6. 請求項1に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記指の位置を検出する位置検出器と、
    前記位置検出器によって検出され前記指の位置に基づいて、前記撮影部による撮影の要否を判定する判定部を更に備えることを特徴とする血管画像撮影装置。
  7. 請求項1に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記指提示部に宛がわれる指を提示する位置のガイドを表示するガイド表示部をさらに備えることを特徴とする血管画像撮影装置。
  8. 請求項1に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記指提示部に連なるとともに前記平面に対して傾斜し、手のひらが宛がわれる手のひら接触面をさらに備えることを特徴とする血管画像撮影装置。
  9. 請求項8に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記手のひら接触面が前記筐体に対して平行であることを特徴とする血管画像撮影装置。
  10. 請求項8に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記手のひら接触面が前記筐体に対して傾斜することを特徴とする血管画像撮影装置。
  11. 請求項8に記載の血管画像撮影装置であって、
    前記手のひら接触面が曲面を有することを特徴とする血管画像撮影装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の血管画像撮影装置と、
    前記血管画像撮影装置での個人認証の結果に応じて開閉するゲート装置を備えることを特徴とする個人認証システム。
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