JP2019203371A - Water discharge device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、カートリッジが用いられる吐水装置に関する。 The present invention relates to a water discharge device using a cartridge.
特許文献1に記載の吐水装置は、カートリッジ収容室が設けられた吐水ヘッドを備えている。このカートリッジ収容室には、出入口を通してカートリッジを出し入れ可能である。特許文献1の吐水ヘッドは、カートリッジ収容室が設けられるグリップ部から頭部を脱着可能である。頭部は、カートリッジ収容室の出入口を通してカートリッジを出し入れするときにグリップ部から取り外される。 The water discharge device described in Patent Document 1 includes a water discharge head provided with a cartridge storage chamber. A cartridge can be taken in and out of the cartridge storage chamber through the entrance / exit. The water discharge head of Patent Document 1 is capable of detaching the head from a grip portion where a cartridge storage chamber is provided. The head is removed from the grip portion when the cartridge is taken in and out through the entrance of the cartridge storage chamber.
特許文献1の吐水装置では、カートリッジ収容室からカートリッジを取り出すときに吐水ヘッドのグリップ部から取り外される頭部と、そのグリップ部との継ぎ目が外観に現れている。本発明者は、このような特許文献1の開示技術を検討したところ、良好な意匠性を得る観点から、改良の余地があるとの認識を得た。 In the water discharge device of Patent Document 1, a joint between the head portion removed from the grip portion of the water discharge head and the grip portion when the cartridge is taken out from the cartridge housing chamber appears in the appearance. The inventor examined the disclosure technique of Patent Document 1 as described above, and gained recognition that there was room for improvement from the viewpoint of obtaining good design properties.
本発明のある態様は、このような課題に鑑みてなされ、その目的の1つは、吐水ヘッドにカートリッジを収容するうえで、良好な意匠性を得られる技術を提供することにある。 An aspect of the present invention is made in view of such a problem, and one of the purposes is to provide a technique capable of obtaining a good design property when the cartridge is accommodated in the water discharge head.
前述の課題を解決するための本発明の第1態様は吐水装置である。第1態様の吐水装置は、ヘッドベースと、カートリッジを出入口を通して出し入れ可能なカートリッジ収容室が設けられる吐水ヘッドと、前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを接続する継手部材と、を備え、前記継手部材は、前記出入口を通して前記カートリッジを出し入れするときに前記吐水ヘッドから取り外され、前記ヘッドベース及び前記吐水ヘッドの何れか一方又は両方は、前記吐水ヘッドが前記継手部材を介して前記ヘッドベースに接続された状態にあるとき、前記継手部材を覆っている。 The 1st mode of the present invention for solving the above-mentioned subject is a water discharging device. A water discharge device according to a first aspect includes a head base, a water discharge head provided with a cartridge housing chamber through which a cartridge can be taken in and out through an inlet / outlet, and a joint member that connects the water discharge head to the head base. When the cartridge is taken in and out through the inlet / outlet, it is removed from the water discharge head, and either or both of the head base and the water discharge head are connected to the head base via the joint member. When in a state, the joint member is covered.
第1態様によれば、カートリッジを取り出すときに吐水ヘッドから取り外される部材である継手部材と吐水ヘッドとの継ぎ目が、吐水装置の外観に目立つように現われなくなる。これに伴い、吐水装置の外観がすっきりとなり、良好な意匠性を得られる。 According to the first aspect, the joint between the joint member, which is a member removed from the water discharge head when the cartridge is taken out, and the water discharge head does not appear conspicuously in the appearance of the water discharge device. Along with this, the appearance of the water discharge device becomes clear, and good design properties can be obtained.
以下、本発明の実施形態の一例を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書での「接触」とは、特に明示がない限り、言及している二者が直接的に接触する場合の他に、他の部材を介して間接的に接触する場合も含む。 Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described. The same components are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. In each drawing, for convenience of explanation, some of the constituent elements are omitted as appropriate, or the dimensions of the constituent elements are appropriately enlarged or reduced. The drawings shall be viewed according to the direction of the reference numerals. The term “contact” in this specification includes, in addition to the case where the two mentioned are in direct contact, in addition to the case where they are indirect contact through other members, unless otherwise specified.
(第1の工夫点)
図1は、第1実施形態の吐水装置10の斜視図である。図2は、吐水装置10の側面断面図である。吐水装置10は、ヘッドベース12と、吐水部14から水を吐き出し可能な吐水ヘッド16と、ヘッドベース12に吐水ヘッド16を接続する継手部材18と、吐水ヘッド16に設けられるカートリッジ収容室20に収容されるカートリッジ22と、を備える。本実施形態の吐水装置10は、ユーザにより操作される操作部材24と、操作部材24に対する操作を通じて吐水ヘッド16から吐き出される水の流量や温度を調整可能な弁ユニット26と、を備える水栓装置でもある。
(First device point)
FIG. 1 is a perspective view of a
継手部材18は、吐水ヘッド16に脱着自在に取り付けられる。吐水ヘッド16及び継手部材18は、互いに取り外すときに互いに遠ざかる方向に相対移動するように設けられる。以下、吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り外すときに互いに遠ざかるように相対移動する方向を離脱方向といい、その離脱方向に沿った方向をX方向(第1方向)という。本実施形態において、X方向は、カートリッジ収容室20の中心軸線に沿った方向でもある。X方向において、吐水ヘッド16の先端側を単に「先端側」といい、それとは反対側を単に「基端側」という。以下、X方向の方向軸を中心とする円の円周方向、半径方向を単に「周方向」、「径方向」という。
The
図3は、吐水装置10の設置状態を示す平面図である。ヘッドベース12は、吐水ヘッド16を支持するためのものである。ヘッドベース12は、たとえば、流し台、洗面キャビネット等の基体28に設置される。本実施形態の基体28は、正面側(図3の下側)に居るユーザの作業に用いられるカウンター30と、カウンター30に一体化されたシンク32とを有する。シンク32は、吐水ヘッド16から吐き出される水を受けるための槽部32aを有する。
FIG. 3 is a plan view showing an installation state of the
図4は、吐水ヘッド16の内部に形成される水路に関する説明図である。吐水装置10は、上流側となる弁ユニット26側から水が送られる複数の上流側水路34A、34Bと、上流側水路34A、34Bから送られる水を吐水部14に送るための複数の下流側水路36A、36Bとを有する。また、吐水装置10は、複数の上流側水路34A、34Bのいずれかと、複数の下流側水路36A、36Bのいずれかとに水が流れる通水経路を切り替え可能な弁機構38を備える。本実施形態の弁機構38は切替弁である。
FIG. 4 is an explanatory diagram relating to a water channel formed inside the
複数の上流側水路34A、34Bには、カートリッジ22を経由せずに下流側水路36A、36Bに原水を送るための原水水路34Aと、カートリッジ22を経由して下流側水路36A、36Bに改質水を送るための改質水水路34Bとが含まれる。複数の下流側水路36A、36Bには、吐水部14からストレート吐水で水を吐き出すためのストレート用水路36Aと、吐水部14からシャワー吐水で水を吐き出すためのシャワー用水路36Bとが含まれる。
A plurality of
図5は、吐水ヘッド16に関する分解図である。吐水ヘッド16は、ヘッドハウジング40と、内部アセンブリ42と、吐水部材44と、を備える。本実施形態の吐水部14は吐水部材44に設けられる。
FIG. 5 is an exploded view of the
ヘッドハウジング40は、第1筒状部40aと、第1筒状部40aの外周部から突出する第2筒状部40bとを有する。第1筒状部40aはX方向に長尺状である。本実施形態のX方向は第1筒状部40aの筒軸方向でもある。第1筒状部40aは、基端部から先端部までの範囲で継ぎ目なく連続するように形成される。第2筒状部40bは、根本部から先端部までの範囲で継ぎ目なく連続するように形成される。ヘッドハウジング40の第1筒状部40aの基端部から第2筒状部40bの根本部までの範囲はユーザにより把持されるグリップ部40dを構成する。本実施形態のカートリッジ収容室20はグリップ部40dの内側に設けられる。
The
内部アセンブリ42は、ヘッドハウジング40の第1筒状部40aに挿通される。内部アセンブリ42は、X方向に長尺状である。本実施形態のX方向は内部アセンブリ42の長手方向でもある。本実施形態の内部アセンブリ42は複数の内部部品を組み合わせて構成されるが、単数の内部部品により構成されてもよい。内部アセンブリ42は、吐水部材44が接続される部材受け部42aを有する。
The
吐水部材44は、ヘッドハウジング40の第2筒状部40bに先端側から差し込まれ、ネジ等の固定具50を用いて内部アセンブリ42の部材受け部42aに接続される。
The
カートリッジ収容室20にはカートリッジ22を出入口20aを通して出し入れ可能である。本実施形態のカートリッジ収容室20は、内部アセンブリ42を構成する筒状の内部部品46の内側に設けられる。出入口20aは、ヘッドベース12側にある吐水ヘッド16の基端部16aに形成される。詳しくは、出入口20aは、内部アセンブリ42の基端部に形成される。
A
カートリッジ22は、原水から改質水を生成するためのものである。本明細書での「改質」とは、物理変化や化学変化を経て、特定の成分を原水から除去又は原水に付与することをいう。
The
図2、図5に示すように、カートリッジ22は、X方向での全長に亘る範囲のうち少なくとも半分以上の範囲がカートリッジ収容室20内に収容される。本実施形態のカートリッジ22は、X方向の全長に亘る範囲がカートリッジ収容室20内に収容される。カートリッジ収容室20内にはカートリッジ収容室20を形成する内壁面と吐水ヘッド16との間に原水水路34Aの一部となる外部水路34aが形成される。
As shown in FIGS. 2 and 5, at least half of the range of the
本実施形態のカートリッジ22は、長尺状のカートリッジ本体52と、カートリッジ本体52の両端部に取り付けられるエンドキャップ54、56とを備える。エンドキャップ54、56には、基端側の第1エンドキャップ54と、先端側の第2エンドキャップ56とが含まれる。
The
カートリッジ本体52は、カートリッジ本体52の内部に設けられるとともに改質水水路34Bの一部となる内部水路34bと、外部水路34aと内部水路34bの間に設けられる改質部52aと、を有する。改質部52aは、外部水路34aから内部水路34bに水を通すことができ、改質材により原水を改質することで改質水を生成可能である。本実施形態の改質部52aは、複数の不織布等の透水膜間に改質材を収容して構成される。改質材は、たとえば、活性炭、炭酸カルシウム等である。
The cartridge
図6は、図2の継手部材18周りの拡大図である。図2、図6に示すように、ヘッドベース12は、基体28に支持されるベース本体58と、ベース本体58に固定されるヘッドガイド62とを備える。本実施形態のベース本体58は、筒状の胴部58cと、胴部58cの外周部から突き出るとともにベース孔58aが形成される筒状部58bとを有する。前述の操作部材24は胴部58cの先端部に設けられ、弁ユニット26は胴部58cに内蔵される。ヘッドガイド62は、ベース本体58のベース孔58aに先端側から差し込まれるとともに第1留め具60によりベース本体58に固定される。
FIG. 6 is an enlarged view around the
ヘッドガイド62は、給水ホース64を引き出し可能なホース挿通孔62aと、吐水ヘッド16が継手部材18を介して接続されるヘッド接続部62bとを有する。給水ホース64は可とう性を持つ素材を用いて構成される。
The
継手部材18は、全体として有底筒状をなす。継手部材18には、その内側に配置されるホース継手66を介して給水ホース64が接続される。継手部材18は、吐水ヘッド16が継手部材18を介してヘッドベース12に接続された状態にあるとき、ヘッドベース12のヘッド接続部62bが基端側から差し込まれる差込孔100を有する。ヘッドベース12のヘッド接続部62bに対して継手部材18の差込孔100の内壁面をスライドさせることで、ヘッド接続部62bは、吐水ヘッド16がX方向に沿って動くように吐水ヘッド16をガイド可能である。
The
継手部材18の差込孔100には第1嵌合部102が設けられ、ヘッドベース12のヘッド接続部62bには第1嵌合部102に対して嵌合する第2嵌合部104が設けられる(後述の図9も参照)。本実施形態において、第1嵌合部102はX方向に延びる凹部であり、第2嵌合部104はX方向に延びる凸部である。これらの嵌合によって、継手部材18はヘッドベース12に対して周方向に位置決めされる。
A first
本実施形態の継手部材18は、吐水ヘッド16をヘッドベース12に脱着自在に接続する。吐水ヘッド16は、ヘッドベース12のヘッド接続部62bによるガイドを伴いX方向に沿って動かされることで、ヘッドベース12に対して脱着する。ヘッドベース12から吐水ヘッド16を取り外すとき、ヘッドベース12のホース挿通孔62aから給水ホース64が引き出される。一方、ヘッドベース12に吐水ヘッド16を取り付けるとき、ホース挿通孔62aに給水ホース64が押し戻される。
The
吐水ヘッド16及び継手部材18は、カートリッジ収容室20の出入口20aからカートリッジ22を取り出すときに互いに取り外される。本実施形態の継手部材18は、カートリッジ収容室20内に出入口20aを通して差し込まれている。本実施形態の継手部材18は、このような出入口20aの開閉を伴い吐水ヘッド16に脱着自在に取り付けられる。
The
カートリッジ収容室20を形成する内壁面と継手部材18との間にはシール部材68が配置される。シール部材68はOリング等の弾性体であり、カートリッジ収容室20と継手部材18の間をシールする。
A
本実施形態の継手部材18は、カートリッジ収容室20の出入口20aから外側に向かう方向でのカートリッジ22の動きを規制する押さえ部材70を兼ねている。ここでの「外側に向かう方向」とは、出入口20aからX方向において基端側(図6の右下)に向かう方向をいう。
The
以上の工夫点の効果を説明する。 The effect of the above points will be described.
(A1)カートリッジ収容室20の出入口20aは、吐水ヘッド16の基端部16aに形成され、吐水ヘッド16及び継手部材18は、カートリッジ22を出し入れするときに互いに取り外される。このような構造のもとでは、吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り外す作業を経るだけで、吐水ヘッド16を手動で自由に動かせるようになる。これに伴い、吐水ヘッド16を手動で動かすことで、吐水ヘッド16のカートリッジ収容室20内の残水を出入口20aから排出したり、そのカートリッジ収容室20内を水洗いしたり、カートリッジ収容室20内を簡単に清掃できる。よって、カートリッジ収容室20の清掃作業の容易化を図れる。
(A1) The inlet /
かりに、特許文献1の構造のもとでは、カートリッジ収容室内を清掃するうえで、吐水ヘッドの頭部をグリップ部から取り外す作業の他に、吐水ヘッドのグリップ部をヘッドベースから取り外す作業まで要してしまう。この点、本実施形態によれば、吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り外す作業を経るだけで済む。
However, under the structure of Patent Document 1, in order to clean the cartridge housing chamber, in addition to the work of removing the head of the water discharge head from the grip part, the work of removing the grip part of the water discharge head from the head base is required. End up. In this regard, according to the present embodiment, it is only necessary to remove the
また、特許文献1の構造のもとでは、吐水ヘッドのグリップ部をヘッドベースから取り外しても、グリップ部に給水ホースが接続されているため、吐水ヘッドの動ける範囲が給水ホースにより制限されてしまう。この点、本実施形態によれば、給水ホースによる制限を受けることなく吐水ヘッドを自由に動かせようになる利点がある。 Moreover, even if the grip part of a water discharge head is removed from a head base under the structure of patent document 1, since the water supply hose is connected to the grip part, the range in which the water discharge head can move is limited by the water supply hose. . In this regard, according to the present embodiment, there is an advantage that the water discharge head can be freely moved without being restricted by the water supply hose.
(A2)また、カートリッジ22を取り出すときに吐水ヘッド16から取り外される部材である継手部材18と吐水ヘッド16の継ぎ目が、吐水ヘッド16の先端側部分のような目立つ箇所に現れなくなる。このため、吐水ヘッド16の先端側部分の外観がすっきりとなり、良好な意匠性を得られる。
(A2) In addition, the joint between the
吐水装置10の他の特徴を説明する。図6を参照する。吐水ヘッド16が継手部材18を介してヘッドベース12に接続された状態にあるとき、吐水ヘッド16は、継手部材18を覆っている。この条件は、ヘッドベース12のヘッド接続部62bによるガイドを伴い吐水ヘッド16をX方向に沿って動かすうえで、吐水ヘッド16を可動範囲の基端側の末端位置に配置したときに満たされていればよい。本実施形態の吐水ヘッド16は、継手部材18のX方向の全長に亘る範囲で継手部材18を覆っている。また、本実施形態の吐水ヘッド16は、継手部材18を全周に亘る範囲で径方向外側から覆っている。
Other features of the
吐水ヘッド16と継手部材18の間には全周に亘る範囲で連続する継ぎ目72が形成される。本実施形態では内部アセンブリ42と継手部材18の間に継ぎ目72が形成される。吐水ヘッド16は、このような継ぎ目72が露出しないように、継手部材18を覆っていればよい。吐水ヘッド16の外面に開口する孔を通して継手部材18が視認可能であってもよいということである。ここでの「孔」とは、たとえば、後述するヘッド側ロック孔16bである。本実施形態では、この条件を満たすようにヘッドハウジング40が継手部材18を覆っている。
A
(B)これにより、カートリッジ22を取り出すときに吐水ヘッド16から取り外される部材である継手部材18と吐水ヘッド16との継ぎ目が、吐水装置10の外観に目立つように現れなくなる。これに伴い、吐水装置10の外観がすっきりとなり、良好な意匠性を得られる。
(B) Thereby, when the
特に、本実施形態によれば、吐水ヘッド16内のカートリッジ22を交換可能としつつ、ヘッドベース12に吐水ヘッド16を脱着自在に接続する構造の実現に要する継ぎ目であって、吐水装置10の外観に現れる継ぎ目の数を一つに抑えられる利点がある。ここでの一つの継ぎ目とは、吐水ヘッド16とヘッドベース12が形成する継ぎ目をいう。かりに、特許文献1の構造のもとでは、このような構造を実現するうえで、吐水ヘッドとヘッドベースの継ぎ目の他に、吐水ヘッドのグリップ部と頭部の継ぎ目を要してしまう。
In particular, according to the present embodiment, it is a seam necessary for realizing a structure in which the
(第2の工夫点)
吐水装置10は、吐水ヘッド16に対する継手部材18のロックの有無を切り替え可能な第1ロック部材74と、ヘッドベース12に対する継手部材18のロックの有無を切り替え可能な第2ロック部材76とを備える。第1ロック部材74によりロックされるときの吐水部材44及び継手部材18の相対位置をロック位置Plという。
(Second device point)
The
図7は、吐水ヘッド16及び継手部材18のそれぞれの一部を示す側面断面図である。吐水装置10は、ロック位置Plにある吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り外すときに、これらの相対移動をガイドする第1ガイド機構78を備える。
FIG. 7 is a side sectional view showing a part of each of the
図8は、第1ガイド機構78の構成要素を平面上に展開した模式図である。第1ガイド機構78は、吐水ヘッド16及び継手部材18の一方に設けられる第1ガイド部80と、それらの他方に設けられる第1スライダ部82とを有する。本実施形態の第1ガイド部80は内部アセンブリ42に設けられ、第1スライダ部82は継手部材18に設けられる。
FIG. 8 is a schematic diagram in which components of the
第1ガイド部80は、内部アセンブリ42の内周部に設けられるとともにX方向に延びる第1溝部80aと、第1溝部80aの奥側端部から周方向に延びる第2溝部80bとを有する。第1スライダ部82は継手部材18の外周部に設けられる突起部であり、第1ガイド部80の第1溝部80aや第2溝部80bに沿ってスライド可能である。
The
吐水ヘッド16及び継手部材18は、第1溝部80aに沿って第1スライダ部82がスライドすることでX方向に相対移動するようにガイドされる。また、吐水ヘッド16及び継手部材18は、第2溝部80bに沿って第1スライダ部82がスライドすることで相対回転するようにガイドされる。
The
吐水ヘッド16と継手部材18は、ロック位置Plにあるとき、第1ガイド機構78の第1ガイド部80の第2溝部80bに第1スライダ部82が配置される。このとき、第1ガイド機構78の第1ガイド部80と第1スライダ部82の接触によって、これらのX方向で互いに遠ざかる離脱方向での相対移動が規制される。
When the
以上の吐水ヘッド16及び継手部材18は、ロック位置Plにある状態から、第1ガイド機構78によるガイドを伴い、互いに周方向に相対回転させた後に、互いにX方向で遠ざかる離脱方向に相対移動させることで分離可能である。このように吐水ヘッド16及び継手部材18は、第1ガイド機構78によるガイドを伴い、ロック位置Plから相対移動させることで分離可能に設けられる。
The
図9は、図6のA−A線断面の一部を示す図である。第1ロック部材74は、第1基部74aと、第1操作部74bと、第1ロック部74cと、第2ロック部74dと、を有する。
FIG. 9 is a view showing a part of a cross section taken along line AA of FIG. The
第1基部74aは、弾性変形可能であるとともに継手部材18に巻き付けられる。本実施形態の第1基部74aは、環の一部を切り欠いた切欠環状をなす。これにより、第1基部74aを広げるように弾性変形させた状態で第1基部74aの内側に継手部材18を配置した後、第1基部74aが復元することで、継手部材18に第1基部74aを巻き付けられる。よって、第1ロック部材74を継手部材18に容易に取り付けられる。
The
第1基部74aは、第1操作部74bから周方向の両側に一対の弧状部74ea、74ebが延びるように形成される。一対の弧状部74eaには、筒状の継手部材18の中心軸線Lcを間に挟んで第1操作部74bとは反対側まで延びる第1弧状部74eaが含まれる。一対の弧状部74ea、74ebのそれぞれには第1操作部74bから周方向に間を置いた位置に押し当て部74fが設けられる。押し当て部74fは、第1操作部74bが押圧操作されるときに継手部材18に押し当てられる。一対の弧状部74ea、74ebは、継手部材18に押し当て部74fが押し当てられることで、第1操作部74bに対してなす角度が変化するように弾性変形する。
The
第1弧状部74eaの周方向の端部には径方向内側に突き出る爪部74gが形成される。継手部材18の外周部には爪部74gを受けることができる爪受け部18aが形成される。爪部74gが爪受け部18aに引っ掛かることで、継手部材18の中心軸線Lcに対して第1操作部74bとは反対側(図9の上側)に向かう第1弧状部74eaの動きを規制できる。これにより、このような方向に第1ロック部材74の第1弧状部74eaが大きく動いてしまうことで、継手部材18に吐水ヘッド16を取り付けるときに、吐水ヘッド16が第1弧状部64eaに干渉する事態を避けられる。
A
第1操作部74bは、第1ロック部材74によるロックの有無を切り替えるときに操作される。本実施形態の第1操作部74bは、第1基部74aから径方向外側に突き出ている。
The
本実施形態の第1ロック部74cは第1操作部74bが兼ねている。本実施形態の第2ロック部74dは、第1基部74aを挟んで第1ロック部74cとは反対側に設けられる。本実施形態の第2ロック部74dは、第1基部74aから径方向内側に突き出ている。
The
図10は、図6の一部を示す拡大図であり、図11は、図9の一部を示す拡大図である。第1ロック部材74の第1ロック部74cは、ヘッドロック位置Phl(図10(a)、図11(a)参照)とヘッドロック解除位置Phr(図10(b)、図11(b)参照)との間を移動可能である。本実施形態の第1ロック部74cは、第1操作部74bを径方向内側に向けて押圧操作することで、ヘッドロック位置Phlからヘッドロック解除位置Phrに移動可能である。第1ロック部74cは、継手部材18に形成される継手側ロック孔18bに沿って第1ロック部材74の一部が摺動することによって、ヘッドロック位置Phlとヘッドロック解除位置Phrの間での動きがガイドされる。ここでの「第1ロック部材74の一部」とは、本実施形態において、第1ロック部材74の第2ロック部74dである。
10 is an enlarged view showing a part of FIG. 6, and FIG. 11 is an enlarged view showing a part of FIG. The
第1ロック部74cは、ヘッドロック位置Phlにあるとき、吐水ヘッド16に形成されるヘッド側ロック孔16bと周方向に接触可能な位置に配置される。第1ロック部材74は、第1ロック部74cがヘッドロック位置Phlにあるとき、継手側ロック孔18bと周方向に接触可能な位置に配置される。このような位置には、本実施形態において、第1ロック部材74の一部である第2ロック部74dが配置される。
When the
第1ロック部74cがヘッドロック位置Phlにあるとき、吐水ヘッド16に対して継手部材18が相対回転しようとすると、第1ロック部74cがヘッド側ロック孔16bと接触し、かつ、第2ロック部74dが継手側ロック孔18bと接触する。これに伴い、第1ロック部材74によって、ロック位置Plにある吐水ヘッド16及び継手部材18の相対回転が規制される。これにより、本実施形態の第1ロック部材74は、吐水ヘッド16に対して継手部材18をロックする。
When the
第1ロック部74cは、ヘッドロック解除位置Phrにあるとき、ヘッド側ロック孔16bと周方向に接触不能な位置に配置される。これに伴い、第1ロック部材74による吐水ヘッド16に対する継手部材18の相対回転の規制が解除される。これにより、本実施形態の第1ロック部材74は、吐水ヘッド16に対する継手部材18のロックを解除する。
The
図9に戻る。第2ロック部材76は、第2操作部76bと、第2ロック部74dと、を有する。本実施形態の第2ロック部材76は第1ロック部材74が兼ねている。第2操作部76bは、第2ロック部材76によるロックの有無を切り替えるときに操作される。本実施形態の第2操作部76bは第1操作部74bが兼ねている。
Returning to FIG. The
図10、図11に示すように、第2ロック部材76の第2ロック部74dは、ベースロック位置Pbl(図10(b)、図11(b)参照)とベースロック解除位置Pbr(図10(a)、図11(a)参照)の間を移動可能である。本実施形態の第2ロック部74dは、第2操作部76bを径方向内側に向けて押圧操作することで、ベースロック解除位置Pbrからベースロック位置Pblに移動可能である。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
第2ロック部74dは、ベースロック位置Pblにあるとき、ヘッドベース12に形成されるベース側ロック孔12aと周方向及びX方向に接触可能な位置に配置される。第2ロック部材76は、ベースロック位置Pblにあるとき、継手側ロック孔18bと周方向及びX方向に接触可能な位置に配置される。このような位置には、本実施形態において、第2ロック部材76の一部である第2ロック部74dが配置される。
When the
第2ロック部74dがベースロック位置Pblにあるとき、ヘッドベース12に対して継手部材18が相対移動しようとすると、第2ロック部74dがベース側ロック孔12a及び継手側ロック孔18bと接触する。これに伴い、第2ロック部材76によりヘッドベース12に対する継手部材18の周方向及びX方向での相対移動が規制される。これにより、本実施形態の第2ロック部材76は、ヘッドベース12に対して継手部材18をロックする。
When the
第2ロック部74dは、ベースロック解除位置Pbrにあるとき、ベース側ロック孔12aと周方向及びX方向に接触不能な位置に配置される。これに伴い、第2ロック部材76によるヘッドベース12に対する継手部材18の相対移動の規制が解除される。これにより、本実施形態の第2ロック部材76は、ヘッドベース12に対する継手部材18のロックを解除する。
When the
本実施形態において、図10(a)、図11(a)に示すように、第1ロック部74cがヘッドロック位置Phlにあるとき、第2ロック部74dはベースロック解除位置Pbrにある。このとき、X方向に沿って動かすことで、継手部材18とともに吐水ヘッド16をヘッドベース12から脱着できる。また、図10(b)、図11(b)に示すように、第1ロック部74cがヘッドロック解除位置Phrにあるとき、第2ロック部74dがベースロック位置Pblにある。このとき、吐水ヘッド16及び継手部材18を相対移動させることで互いに取り外し可能となる。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 10A and 11A, when the
以上の工夫点の効果を説明する。 The effect of the above points will be described.
(C)吐水装置10は第1ロック部材74を備える。よって、第1ロック部材74によるロックを解除しない限り、吐水ヘッド16及び継手部材18が誤って取り外される事態を避けられる。
(C) The
(D)吐水装置10は第2ロック部材76を備える。よって、第2ロック部材76によりロックすることで、ヘッドベース12に継手部材18を固定した状態で継手部材18から吐水ヘッド16を取り外す作業をできる。このため、継手部材18が動かないように片手でしっかりと支えずとも吐水ヘッド16を取り外すことができ、吐水ヘッド16の取り外し時に良好な作業性を得られる。
(D) The
第1ロック部材74は、第2ロック部材76を兼ねている。これにより、吐水装置10の部品点数を削減でき、製品コストの削減や管理負担の軽減を図れる。
The
他の工夫点を説明する。第1ロック部材74は、自らの弾性変形を伴い、吐水ヘッド16に対する継手部材18のロックの有無を切り替え可能である。本実施形態の第1ロック部材74は、自らの一部である第1基部74aの弾性変形を伴い、第1ロック部材74により継手部材18をロックするロック状態から、そのロックを解除する解除状態に切り替え可能である。
Other ingenuity points will be described. The
(E)これにより、第1ロック部材74により継手部材18のロックの有無を切り替えたとき、第1ロック部材74の弾性反発力によって、その切り替え前の状態に復帰できる。本実施形態では、前述の解除状態からロック状態に復帰できる。よって、その切り替え前の状態に復帰するための付勢部材を不要にできる。
(E) Thereby, when the presence or absence of the locking of the
なお、別の観点から見ると、第1ロック部材74が兼ねる第2ロック部材76も、自らの弾性変形を伴い、ヘッドベース12に対する継手部材18のロックの有無を切り替え可能であると捉えられる。
From another point of view, the
吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り外す手順の一例を説明する。図12〜図14を用いて説明する。図12は、吐水ヘッド16及び継手部材18(不図示)がロック位置Plにある状態を示し、図13は、それらを取り外している途中の状態を示し、図14は、それらを取り外した状態を示す。
An example of a procedure for removing the
まず、第1ロック部材74の第1操作部74bを操作することによって、第1ロック部74cをヘッドロック位置Phl(図10(a)参照)からヘッドロック解除位置Phr(図10(b)参照)に移動させる。本実施形態においては、このような操作を経ることで、第1ロック部材74の第2ロック部74dがベースロック解除位置Pbr(図10(a)参照)からベースロック位置Pbl(図10(b)参照)に移動させられる。
First, by operating the
吐水ヘッド16及び継手部材18は、第1操作部74bの操作を通じて第1ロック部74cをヘッドロック解除位置Phrに配置した状態のまま、ロック位置Plから相対移動させる。詳しくは、本実施形態においては、次の(1−1)、(1−2)の手順を経るように相対移動させる。(1−1)まずは、図12、図13に示すように、吐水ヘッド16及び継手部材18を方向Paに相対回転させる。(1−2)次に、図13、図14に示すように、吐水ヘッド16及び継手部材18をX方向において互いに遠ざかる離脱方向Pbに相対移動させる。吐水ヘッド16及び継手部材18は、第1ガイド機構78によるガイドを伴い、このように相対移動させる。
The
(1−1)の手順を経たとき、吐水ヘッド16及び継手部材18がロック位置PlからX方向に相対移動していない。よって、カートリッジ収容室20の出入口20aが継手部材18により閉じた状態が維持される。
When the procedure (1-1) is performed, the
図10(c)、図11(c)は、吐水ヘッド16及び継手部材18を取り外している途中の状態を示す図である。(1−1)のように相対移動させたとき、第1ロック部材74の一部である第1操作部74bは、吐水ヘッド16の径方向内側で吐水ヘッド16の内周部と接触する位置に配置される。これにより、第1ロック部74cは、ヘッドロック解除位置Phrからヘッドロック位置Phlに向かう移動が規制され、ヘッドロック解除位置Phrに保持される。別の観点から見ると、吐水ヘッド16及び継手部材18をロック位置Plから相対移動させたとき、吐水ヘッド16と第1ロック部材74の接触により、第2ロック部74dがベースロック位置Pblに保持されるとも捉えられる。吐水ヘッド16が継手部材18から分離するまで第1ロック部74cはヘッドロック解除位置Phrに保持され、第2ロック部74dはベースロック位置Pblに保持される。
FIG.10 (c) and FIG.11 (c) are figures which show the state in the middle of removing the
(F)これにより、吐水ヘッド16により第1ロック部74cをヘッドロック解除位置Phrに保持させてしまえば、それ以降は、第1ロック部74cを手動でヘッドロック解除位置Phrに保持せずともよくなる。よって、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業で良好な作業性を得られる。
(F) Thus, if the
前述の(1−1)の手順を経た後、第1ロック部材74の近くから手を離し、吐水ヘッド16の出入口20aより先端側の部分を掴んだ状態で、前述の(1−2)の手順を経る。
After passing through the above-mentioned procedure (1-1), the hand of the
(G)このような手順を経ることで、出入口20aからカートリッジ収容室20内の残水が漏れ出るとき、その出入口20aの近傍に手を配置せずともよくなる。これに伴い、カートリッジ収容室20内の残水により手が濡れる事態を避けられる。
(G) By passing through such a procedure, when the residual water in the
図15は、継手部材18から吐水ヘッド16を分離した状態を示す図である。吐水ヘッド16及び継手部材18が分離したとき、第1ロック部材74の弾性変形に起因する弾性反発力によって、第1ロック部74cはヘッドロック解除位置Phrからヘッドロック位置Phlに復帰する。このとき、第2ロック部74dもベースロック位置Pblからベースロック解除位置Pbrに復帰する。
FIG. 15 is a view showing a state where the
これにより、継手部材18及び吐水ヘッド16を分離させたとき、特別な操作をすることなく、第2ロック部74dをベースロック位置Pblからベースロック解除位置Pbrに動かせる。よって、第1ロック部材74に特別な操作をすることなく、吐水ヘッド16が分離した状態の継手部材18をヘッドベース12からも分離できる。
Thereby, when the
吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り付ける手順の一例を説明する。吐水ヘッド16及び継手部材18は、互いに分離した状態から、第1ガイド機構78によるガイドを伴い相対移動させることでロック位置Plに配置する。詳しくは、次の(2−1)、(2−2)の手順を経るように相対移動させる。(2−1)吐水ヘッド16及び継手部材18をX方向において互いに近づく方向に相対移動させる。(2−2)吐水ヘッド16及び継手部材18を相対回転させる。
An example of a procedure for attaching the
図16は、吐水ヘッド16及び継手部材18を取り付ける途中の状態を示す図である。第1ロック部材74の第1操作部74bは、(2−1)のように相対移動させるとき、吐水ヘッド16の一部により押圧される被押圧面74hを有する。吐水ヘッド16の一部により被押圧面74hが押圧されると、第1ロック部材74の第1ロック部74cは、ヘッドロック位置Phlからヘッドロック解除位置Phrに向かう方向Pcに移動させられる。吐水ヘッド16及び継手部材18を相対移動させることでロック位置Plまで配置すると、第1ロック部74cは、第1ロック部材74の弾性変形に起因する弾性反発力によって、ヘッドロック解除位置Phrからヘッドロック位置Phlに復帰する。
FIG. 16 is a diagram illustrating a state in the middle of attaching the
(第3の工夫点)
図6を参照する。継手部材18が兼ねる押さえ部材70は、カートリッジ22をX方向に拘束するカートリッジ拘束部84を有する。詳しくは、カートリッジ拘束部84は、カートリッジ22の一部と接触することによって、カートリッジ22をX方向に拘束する。ここでのカートリッジ22の一部とは、本実施形態において、第1エンドキャップ54の一部である。詳しくは、本実施形態の第1エンドキャップ54は、全体として有底筒状をなす。第1エンドキャップ54は、第1エンドキャップ54の基端側の端面部からX方向に突き出る凸部54aと、凸部54aの先端部から径方向外側に張り出すつば状の張出部54bとを有する。
(Third device)
Please refer to FIG. The holding member 70 also serving as the
図17は、押さえ部材70の一部を下方から見た斜視図である。図6、図17に示すように、本実施形態のカートリッジ拘束部84は、押さえ部材70の先端側の端面部からX方向に突き出る突起部84aと、突起部84aから突き出る爪部84bとを有する。本実施形態の突起部84aは、第1エンドキャップ54の凸部54aを取り囲むようにU字状に延びている。本実施形態の突起部84aは、上向きに開放する開放口84cを有する溝状を呈する。爪部84bは、第1エンドキャップ54の張出部54bの裏側に配置され、その張出部54bに引っ掛けられる。ここでの「裏側」とは、第1エンドキャップ54の張出部54bに対してX方向で押さえ部材70から離れる側(図6の左上側)をいう。これにより、カートリッジ拘束部84は、カートリッジ22の張出部54bと接触することによって、カートリッジ22及び継手部材18のX方向で互いに離間する方向での動きを拘束する。
FIG. 17 is a perspective view of a part of the pressing member 70 as viewed from below. As shown in FIGS. 6 and 17, the
カートリッジ拘束部84は、第1エンドキャップ54の凸部54aに対してX方向に直交する水平方向Y(以下、Y方向という)の両側に位置するとともに、その凸部54aに対して下方に位置する。これにより、カートリッジ拘束部84は、Y方向や下方向でのカートリッジ22の動きを拘束する。カートリッジ拘束部84は、カートリッジ22を支持しているとも捉えられる。カートリッジ22の凸部54aは、カートリッジ拘束部84の開放口84cを通して突起部84aの内側から出し入れ可能である。これにより、カートリッジ拘束部84は、X方向と直交する上方向でのカートリッジ22の動きを許容する。
The
以上の利点を説明する。カートリッジ22は、押さえ部材70のカートリッジ拘束部84によって、押さえ部材70とX方向に一体的に動かせる。よって、吐水ヘッド16及び押さえ部材70をX方向での相対移動を伴い分離するとき、押さえ部材70によってカートリッジ収容室20の出入口20aからカートリッジ22を取り出せる(図14参照)。このため、吐水ヘッド16及び押さえ部材70の取り外し作業とカートリッジ22の取り出し作業を同時に行うことができ、カートリッジ22の交換時に良好な作業性を得られる。
The above advantages will be described. The
(第4の工夫点)
図6、図17を参照する。吐水装置10は、上流側の水路から送り込まれる水を送出口86aから下流側の水路に送り出すための通水路86を備える。本実施形態の通水路86は継手部材18やホース継手66の内部に形成され、その送出口86aは継手部材18に形成される。本実施形態の通水路86の送出口86aは、カートリッジ22とは別の部材が形成しているということである。本実施形態での「上流側の水路」は給水ホース64の内部に形成され、「下流側の水路」は原水水路34Aである。本実施形態の原水水路34Aは、継手部材18の外面とカートリッジ22の外面とカートリッジ収容室20の内壁面とに囲まれて形成される。
(4th device point)
Please refer to FIG. 6 and FIG. The
図15、図17に示すように、通水路86の送出口86aは、ヘッドベース12に接続された継手部材18から吐水ヘッド16を分離したときに、上流側の水路から送り込まれる水を外部に送り出せる位置に設けられる。このような位置として、本実施形態の送出口86aは、継手部材18から吐水ヘッド16を分離したときに、継手部材18の外部に露出する外周面に開口するように設けられる。
As shown in FIGS. 15 and 17, when the
送出口86aから水を送り出す送出方向Pdは下向きに設定されている。送出方向Pdは、本実施形態において、X方向と直交する下向きの方向に設定されているが、X方向と無関係に下向きの方向に設定されていてもよい。送出口86aの送出方向Pdは、送出口86aから少なくとも一部の水が上向きに送り出されず、かつ、Y方向に沿って送り出されないように設定されるともいえる。また、送出口86aの送出方向Pdは、送出口86aから少なくとも一部の水がX方向の先端側に向けてX方向に沿って送り出されないように設定されるともいえる。
The delivery direction Pd for delivering water from the
これにより、送出口86aの送出方向Pdが上向きに設定されている場合と比べ、送出口86aから送り出される水の届く水平距離を小さくできる。このため、ヘッドベース12に接続された継手部材18から吐水ヘッド16を分離したとき、誤操作等によって通水路86の送出口86aから水が送り出されても、その水が飛び散る範囲を小さくできる。ここでの誤操作とは、たとえば、吐水ヘッド16を分離した状態で、操作部材24の誤操作によって、通水路86に水を送り込んだ場合をいう。
Thereby, compared with the case where the delivery direction Pd of the
本実施形態の送出口86aから水を送り出す範囲は、送出口86aから送り出される全ての水がシンク32(図3参照)の槽部32aの内壁面で受けられるように設定される。この条件は、ヘッドベース12が基体28に鉛直軸周りに回転可能に設置される場合、その回転可能範囲の一部で満たしていればよい。
The range in which water is sent out from the
これにより、通水路86の送出口86aから外部に水が送り出されても、シンク32の槽部32aの外部まで水が届くのを避けられ、その水によりユーザが濡れてしまう事態を防止できる。
Thereby, even if water is sent out to the outside from the
また、本実施形態の送出口86aは、カートリッジ22とは別の部材が形成している。よって、カートリッジ22の有無によらず、送出口86aから下向きに水を送り出せる。
Further, the
なお、通水路86には第1ストレーナ88が配置される。第1ストレーナ88は透水性を持つスクリーン90を有する。スクリーン90は、メッシュ、多孔板等であり、自らを通ろうとする水に含まれる異物を捕捉可能である。通水路86を流れる水は第1ストレーナ88を経由して送出口86aから送り出される。第1ストレーナ88は、通水路86の送出口86aを通して通水路86に対して出し入れ可能である。
A
第1ストレーナ88は、送出口86aから第1ストレーナ88を引き出すときに工具や作業者の指を掛けられる第1物掛け部88aを有する。本実施形態の第1物掛け部88aは第1ストレーナ88をX方向に貫通する貫通孔が構成している。第1物掛け部88aは、第1ストレーナ88を送出口86aの奥側に突き当たるまで差し込んだ状態にあるとき、その送出口86aの外側に配置される。
The
(第5の工夫点)
図5を参照する。カートリッジ収容室20は、出入口20aから奥側に向かうにつれて内径が小さくなるように形成される内径変化面20bを有する。本実施形態のカートリッジ収容室20は、連続的に僅かに内径が小さくなるようにテーパー状に形成されるが、段階的に内径が小さくなるように形成されてもよい。
(5th device point)
Please refer to FIG. The
カートリッジ22は、カートリッジ収容室20に出入口20aから出し入れするとき、カートリッジ収容室20の内径変化面20bに接触する摺動面22aを有する。本実施形態の摺動面22aは、第1エンドキャップ54や第2エンドキャップ56の外周部に設けられる。本実施形態の内径変化面20bは、カートリッジ収容室20にカートリッジ22を出し入れするとき、カートリッジ22の摺動面22aが接触しうるX方向での全範囲に設けられる。
The
これにより、カートリッジ収容室20に対して出入口20aを通してカートリッジ22を出し入れするとき、カートリッジ収容室20の内径が一定の場合と比べ、カートリッジ収容室20の内壁面(内径変化面20b)に対するカートリッジ22の摺動抵抗を軽減できる。
As a result, when the
なお、第2エンドキャップ56の摺動面22aの外径は、第1エンドキャップ54の摺動面22aの外径より小さくなるように設定される。
The outer diameter of the sliding
(第6の工夫点)
図18は、吐水ヘッド16の先端部の内部構造を示す断面図である。図1、図2、図18に示すように、吐水装置10は、吐水ヘッド16の動作状態を変更するために操作される操作体92、94を備える。操作体92、94には、回転操作を受ける回転ハンドル92(回転操作体)と、押圧操作を受ける押しボタン94(押圧操作体)とが含まれる。
(Sixth device point)
FIG. 18 is a cross-sectional view showing the internal structure of the tip of the
図18に示すように、回転ハンドル92は、内部アセンブリ42の先端部に取り付けられ、内部アセンブリ42に回転可能に支持される。押しボタン94は、内部アセンブリ42の先端部に取り付けられ、内部アセンブリ42にX方向に移動可能に支持される。
As shown in FIG. 18, the
吐水装置10は、操作体92、94の動きに連動して弁機構38を作動させることが可能な連動機構96を備える。本実施形態の連動機構96には、押しボタン94を押圧方向とは反対側に付勢するスプリングやスラストロック機構が組み込まれる。
The
回転ハンドル92は、回転操作を受けると連動機構96を介して弁機構38を作動させる。回転ハンドル92は、回転ハンドル92の回転位置によって、複数の下流側水路36A、36B(図4参照)のいずれかに通水経路が切り替わるように弁機構38を作動させる。これにより、回転ハンドル92は、吐水部14から吐き出される水が、ストレート吐水とシャワー吐水の間で切り替わるように、吐水ヘッド16の動作状態を択一的に切り替える。
The
押しボタン94は、押圧操作を受けると連動機構96を介して弁機構38を作動させる。押しボタン94は、押圧操作を受ける毎に、複数の上流側水路34A、34Bのいずれかに通水経路が切り替えわるように弁機構38を作動させる。これにより、押しボタン94は、吐水ヘッド16から吐き出される水が浄水と改質水との間で切り替わるように、吐水ヘッド16の動作状態を択一的に切り替える。
The
図18に示すように、回転ハンドル92は筒状の外周壁部92aを有し、外周壁部92aはX方向の先端側に向かって開放する開口部92bを有する。本実施形態の回転ハンドル92の一部は、ヘッドハウジング40の第1筒状部40aに先端側の開口部から差し込まれている。また、本実施形態の回転ハンドル92の一部は、第1筒状部40aのX方向での延長上に設けられる。
As shown in FIG. 18, the
本実施形態の押しボタン94は、回転ハンドル92とは別体であり、回転ハンドル92と独立して動作可能である。押しボタン94は、ユーザによる押圧操作を受ける円盤状の端面部94aを有する。端面部94aは、回転ハンドル92の内部空間92cをX方向の先端側から覆う位置に設けられる。本実施形態のX方向は、回転ハンドル92の回転軸方向でもある。押しボタン94の少なくとも一部は、回転ハンドル92の内側に配置される。本実施形態の押しボタン94は、回転ハンドル92の先端側の開口部92bから一部がはみ出している。
The
(F)このように押しボタン94は、回転ハンドル92の内部空間92cを先端側から覆う位置に設けられる。よって、吐水ヘッド16の動作状態を変更するにあたり、ユーザにより操作される箇所を回転ハンドル92の近くに集約できる。このため、ユーザが腕を大きく動かすことなく回転ハンドル92や押しボタン94を操作でき、ユーザの操作性が良好となる。
(F) Thus, the
また、吐水ヘッド16の動作状態の変更操作に押しボタン94と回転ハンドル92を用いることができる。よって、吐水ヘッド16の動作状態の変更操作に単数の操作体を用いる場合と比べ、ユーザにとって操作体により変更される対象を分かり易くするよう設計でき、ユーザの操作性が良好となる。
Further, the
(第7の工夫点)
吐水ヘッド16の組み立て方法を説明する。図19は、吐水ヘッド16の組み立て手順を模式的に示す図である。まず、図19(a)に示すように、内部アセンブリ42に継手部材18を取り付ける。継手部材18は、内部アセンブリ42に取り付けたうえで、前述の第1ロック部材74によって内部アセンブリ42にロックする。継手部材18にはホース継手66を介して給水ホース64を接続しておく。次に、ヘッドハウジング40の第1筒状部40aに基端側から内部アセンブリ42を挿通する。
(Seventh device)
A method for assembling the
次に、図19(b)に示すように、内部アセンブリ42の先端部に回転ハンドル92を取り付ける。本実施形態において、回転ハンドル92は、スナップフィット方式によって、ヘッドハウジング40の第1筒状部40aに先端側から差し込むことで、内部アセンブリ42に取り付ける。内部アセンブリ42に取り付けられた回転ハンドル92は、ヘッドハウジング40に接触することで、ヘッドハウジング40に対する内部アセンブリ42のX方向での変位を規制する。本実施形態では、X方向において基端側に向かう方向での変位を規制する。
Next, as shown in FIG. 19B, the
これにより、回転ハンドル92を内部アセンブリ42に取り付けるだけで、ヘッドハウジング40に対する内部アセンブリ42の動きを規制できる。本実施形態では、ヘッドハウジング40の第1筒状部40aの基端側開口部40c(図19(b)参照)からの内部アセンブリ42の抜け止めを図れる。
Thereby, the movement of the
次に、図19(b)に示すように、内部アセンブリ42の先端部に押しボタン94を取り付ける。押しボタン94は、スナップフィット方式によって、回転ハンドル92の開口部92bから差し込むことで、内部アセンブリ42に取り付ける。
Next, as shown in FIG. 19B, a
次に、図19(c)に示すように、ヘッドハウジング40の第2筒状部40bに先端部から吐水部材44を差し込み、吐水部材44を内部アセンブリ42の部材受け部42a(図5も参照)に接続する。以上の作業を経ることで吐水ヘッド16の組み立てが完了する。
Next, as shown in FIG. 19 (c), the
図20は、図19(a)の矢視Bから内部アセンブリ42を見た図である。本図では、第1ロック部材74に関して第1操作部74bのみ示す。
20 is a view of the
ヘッドハウジング40に内部アセンブリ42を挿通するとき、第1ロック部材74の第1操作部74bは、ヘッドハウジング40のヘッド側ロック孔16bの内側に嵌め込むように配置する。これにより、第1操作部74bは、ヘッド側ロック孔16bとの周方向での接触によって、ヘッドハウジング40に対して内部アセンブリ42を周方向に位置決めする。第1操作部74bは、このような機能を発揮する位置決め部74iとして機能している。また、ヘッド側ロック孔16bは、位置決め部74iと協働して内部アセンブリ42を周方向に位置決めするための位置決め孔40eとして機能している。位置決め孔40eは、本実施形態において、ヘッドハウジング40の端部に形成される切欠である。
When the
位置決め部74iは、ヘッドハウジング40に対する内部アセンブリ42の周方向での相対位置が所定の条件を満たすように位置決めする。所定の条件とは、本実施形態において、内部アセンブリ42の部材受け部42a(図19(c)参照)が、ヘッドハウジング40の第2筒状部40bに差し込まれる吐水部材44と接続可能な位置に配置されることをいう。
The
(H)これにより、ヘッドハウジング40内に内部アセンブリ42を挿通するときに、第1ロック部材74の位置決め部74iによって、ヘッドハウジング40に対して内部アセンブリ42を周方向に容易に位置決めできる。特に、第1ロック部材74とは別の箇所に位置決め部74iを設けるより部品点数の削減を図れる。
(H) Thereby, when the
第1ロック部材74の位置決め部74iは、ヘッドハウジング40のヘッド側ロック孔16bとの接触によって、ヘッドハウジング40に対して内部アセンブリ42を位置決めする。よって、ヘッドハウジング40の内部に位置決め部74iが接触すべき箇所を設けずともよくなり、その内部構造の簡素化を図れる。
The positioning
なお、この位置決め部74iは、ヘッド側ロック孔16bとのX方向での接触によって、X方向において内部アセンブリ42の先端側に向かう方向でのヘッドハウジング40に対する内部アセンブリ42の相対移動を規制している。
The
(第8の工夫点)
次に、吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに取り外すうえで関連する工夫点を説明する。
(Eighth device)
Next, a device point related to removing the
(H)本実施形態の吐水ヘッド16及び継手部材18は、詳細は後述するが、ヘッドベース12から吐水ヘッド16が離脱した状態(以下、ヘッド離脱状態という)にあるときでも、互いに取り外し可能である。よって、ヘッドベース12から離れた箇所で、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業を行える。このため、吐水ヘッド16及び継手部材18を取り外したとき、吐水ヘッド16のカートリッジ収容室20内の水がヘッドベース12の周囲を濡らす事態を避けられる。このような効果を、前述の(A1)や(A2)の効果と併せて得られる点で利点がある。ここでの「ヘッドベース12の周囲」とは、ヘッドベース12そのものや、カウンター30(基体28)上でヘッドベース12が設置されている設置面のことをいう。特に、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業を、シンク32の槽部32a(図3参照)内や槽部32aの上で行うことで、ヘッドベース12の周囲を濡らす事態をより避け易くなる。
(H) Although the
図21は、ヘッド離脱状態にある吐水ヘッド16の一部を示す断面図である。図21(a)は、第1ロック部材74により継手部材18がロックされたロック状態にあり、図21(b)は、第1ロック部材74による継手部材18のロックが解除された解除状態にある。
FIG. 21 is a cross-sectional view showing a part of the
本実施形態の吐水ヘッド16は、ヘッド離脱状態にあるとき、継手部材18を覆っている。詳しくは、吐水ヘッド16は、ヘッド離脱状態にあるとき、継手部材18の基端側端部18cから先端側端部18dにかけての範囲で継手部材18を径方向外側から覆っている。ここでの継手部材18の基端側端部18cとは、ヘッドベース12に吐水ヘッド16が接続された状態にあるとき、ヘッドベース12とX方向に対向する継手部材18の一部をいう(図6も参照)。これにより、カートリッジ22を取り出すときに吐水ヘッド16から取り外される部材である継手部材18と吐水ヘッド16との継ぎ目が、ヘッド離脱状態にあるときも、吐水装置10の外観に目立つように現われなくなる。
The
このような条件を満たすうえで、継手部材18の基端側端部18cは、吐水ヘッド16の基端側開口部16cからわずかにはみ出ていてもよい。この基端側開口部16cは、ヘッドハウジング40に形成される。また、このような条件を満たすうえで、継手部材18は、吐水ヘッド16の外周面に開口する孔を通して周方向の一部が視認可能であってもよい。ここでの「孔」とは、たとえば、前述したヘッド側ロック孔16bである。
In satisfying such conditions, the
このような構造のもとでは、ヘッド離脱状態にあるとき、吐水ヘッド16及び継手部材18を相対移動させるうえで、吐水ヘッド16により覆われている継手部材18にしっかりと力を伝え難く、それらの取り外し作業をし難くなる。この対策として、本実施形態の吐水装置10では、次に詳述するように、前述の第1ロック部材74を利用している。
Under such a structure, it is difficult to transmit force firmly to the
前述の通り、継手部材18は、第1ガイド機構78(図8参照)によるガイドを伴い、ロック位置Plから相対移動させることで、吐水ヘッド16から取り外し可能である。前述の通り、この継手部材18は、吐水ヘッド16に対して周方向と離脱方向Pbに相対移動させることで、吐水ヘッド16から取り外し可能である。
As described above, the
第1ロック部材74は、吐水ヘッド16に対して継手部材18を相対移動させる力を外部から受けられる力受け部106を有する。ここでの「力」とは、吐水ヘッド16及び継手部材18の一方を移動させるための外力と、それらの他方が外力により移動しないようにするための反力との何れかを意味する。本実施形態の力受け部106は、第1ロック部材74の第2ロック部74dが兼ねており、継手部材18の継手側ロック孔18b(貫通孔)に挿通されている。この継手側ロック孔18bは継手部材18を径方向に貫通している。これにより、第1ロック部材74は、その力受け部106が受けた力を継手部材18に伝達可能に設けられる。
The
力受け部106は、図21(b)に示すように、前述の解除状態かつヘッド離脱状態にあるとき、吐水ヘッド16に対して継手部材18を相対移動させる力を外部から受けられる受け位置Prに配置される。本実施形態の力受け部106は、受け位置Prにあるとき、差込孔100内に配置される。力受け部106には、力受け部106が受け位置Prにあるとき、次に説明する工具110や作業者の指等を用いて、手動で外部から力が付与される。力受け部106の受け位置Prは、手動で外部から力を付与するうえで、工具110または作業者の指が届く位置であるともいえる。
As shown in FIG. 21 (b), the
力受け部106は、図21(a)に示すように、前述のロック状態にあるとき、受け位置Prより退避した退避位置Pwに配置される。本実施形態では、力受け部106が退避位置Pwにあるとき、力受け部106が受け位置Prにある場合と比べ、継手部材18の継手側ロック孔18bから差込孔100内への突出量が小さくなる。この退避位置Pwに力受け部106があるとき、他の物体と力受け部106の干渉を避け易くなる。ここでの他の物体とは、たとえば、次に説明する工具110の差込部112である(後述する図25も参照)。
As shown in FIG. 21A, the
力受け部106が受け位置Prにあるとき、力受け部106に対して差込孔100の奥側には、差込孔100の内部空間の一部100aが広がっている。この内部空間の一部100aには、差込孔100の基端側の入口部100cから差し込んだ工具110や作業者の指の一部を配置できる。この工具110や指が力受け部106に接触することで、吐水ヘッド16に対して継手部材18を離脱方向Pbに相対移動させる力Faを第1ロック部材74に付与できる。このように力受け部106は、受け位置Prにあるとき、このような力Faを外部から受けられる。
When the
図22は、図21(a)のB−B線断面の一部を示す図である。力受け部106が受け位置Prにあるとき、力受け部106に対して周方向の一方側には、差込孔100の内部空間の一部100bが広がっている。この内部空間の一部100bには、差込孔100の入口部100cから差し込んだ工具110や作業者の指の一部を配置できる。この工具110や指が力受け部106に接触することで、吐水ヘッド16に対して継手部材18を周方向に相対移動させる力Fbを第1ロック部材74に付与できる。このように力受け部106は、受け位置Prにあるとき、このような力Fbを外部から受けられる。
FIG. 22 is a view showing a part of a cross section taken along line BB in FIG. When the
第1ロック部材74の第2ロック部74dが兼ねる力受け部106は、受け位置Prにあるとき、前述のベースロック位置Pblに配置され、退避位置Pwにあるとき、前述のベースロック解除位置Pbrに配置される。
The
次に、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業に用いられる工具110を説明する。図23は、工具110の斜視図であり、図24は、図23の矢視Cから工具110を見た図である。図25は、継手部材18の差込孔100に工具110を差し込んだ状態を示す側面断面図であり、図26は、図25のC−C線断面の一部を示す断面図である。
Next, the
工具110は、継手部材18の差込孔100に差し込まれるとともにX方向に延びる差込部112と、X方向と交差する方向に延びるグリップ部114とを備える。
The
工具110の差込部112はX方向の方向軸周りに延びる形状であり、本実施形態では円弧状をなしている。工具110の差込部112を継手部材18の差込孔100に差し込んだとき、その差込部112の内側には継手部材18に接続される給水ホース64が配置される。
The
差込部112は、第1ロック部材74の力受け部106にX方向から引っ掛けられる第1引掛部112aと、その力受け部106に周方向から引っ掛けられる第2引掛部112bとを備える。第1引掛部112aは、差込部112の周方向端部にて周方向に突き出る凸状をなし、差込部112の先端側端部に設けられる。第2引掛部112bは、差込部112の第1引掛部112aより差込部112の基端側に設けられ、差込部112の周方向端部が構成する。
The
工具110は、継手部材18の第1嵌合部102に嵌合される第3嵌合部116を備える。本実施形態において、第3嵌合部116はX方向に延びる凸部であり、差込部112の外周部に設けられる。継手部材18の第1嵌合部102と工具110の第3嵌合部116の嵌合によって、工具110は継手部材18に対して周方向に位置決めされる。
The
工具110の差込部112の外周部には複数のリブ部118、120、122が形成される。複数のリブ部118、120、122には、差込部112の周方向両端部に形成される第1リブ部118や、差込部112とグリップ部114に接続される第2リブ部120が含まれる。
A plurality of
工具110は、工具110の差込部112を継手部材18の差込孔100に差し込むときに、差込孔100の入口部100cの開口周縁部に突き当てられる突き当て部124を備える。本実施形態の突き当て部124は複数のリブ部118、120、122のX方向の先端側端部に設けられる。工具110の突き当て部124を継手部材18に突き当てることで、継手部材18に対して工具110がX方向に位置決めされる。
The
次に、工具110を用いた吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し手順を説明する。図27(a)は、継手部材18の差込孔100に工具110を差し込む前の状態を示し、図27(b)は、工具110を差し込んだ状態を示す。
Next, a procedure for removing the
ここでは、ヘッドベース12から吐水ヘッド16を離脱したヘッド離脱状態で作業を行う場合を想定する。まず、吐水ヘッド16を一方の手で掴んだうえで、工具110のグリップ部114を他方の手で掴む。この状態のもと、工具110の差込部112の内側に給水ホース64を配置し、その状態で工具110の差込部112を継手部材18の差込孔100内に差し込む。
Here, it is assumed that the work is performed in a head detached state in which the
このとき、図25、図26に示すように、工具110の第3嵌合部116を継手部材18の第1嵌合部102に嵌合させるように、工具110の差込部112を差込孔100内に差し込む。また、このとき、第1ロック部材74により継手部材18をロックしたロック状態にしておき、第1ロック部材74の力受け部106を退避位置Pwに配置しておく。力受け部106は、退避位置Pwにあるとき、差込孔100内に差し込まれる工具110の差込部112とX方向に接触不能な位置に配置される。これにより、差込孔100内への工具110の差込部112の差し込みが許容される。差込孔100内には、工具110の突き当て部124が差込孔100の開口周縁部に突き当たるまで工具110の差込部112を差し込む。
At this time, as shown in FIGS. 25 and 26, the
図28は、図25の一部を示す拡大断面図であり、図29は、図26の一部を示す拡大図である。図28(a)、図29(a)は、第1ロック部材74により継手部材18がロックされたロック状態を示し、図28(b)、図29(b)は、そのロックが解除された解除状態を示す。
28 is an enlarged sectional view showing a part of FIG. 25, and FIG. 29 is an enlarged view showing a part of FIG. 28 (a) and 29 (a) show a locked state in which the
前述のように工具110を差し込んだ状態のもと、どちらかの手で第1ロック部材74の第1操作部74bを操作することで、第1ロック部材74による継手部材18のロックを解除する。このとき、前述のように、第1ロック部材74の第1ロック部74cをヘッドロック位置Phl(図28(a)、図29(a)参照)からヘッドロック解除位置Phr(図28(b)、図29(b)参照)に移動させることで、第1ロック部材74によるロックを解除する。これにより、第1ロック部材74の力受け部106が退避位置Pwから受け位置Prに移動する。
Under the state where the
第1ロック部材74の力受け部106を受け位置Prに配置した状態のまま、吐水ヘッド16及び継手部材18を相対移動させるための力を付与する。継手部材18には、工具110や第1ロック部材74を介して、このような力を付与する。吐水ヘッド16及び継手部材18の一方には一方の手から外力を付与し、他方には他方の手から反力を付与する。本実施形態では、吐水ヘッド16に外力を付与し、継手部材18に反力を付与する。このとき、吐水ヘッド16に付与される外力は、吐水ヘッド16からシール部材68(図25参照)等を介して継手部材18に伝達される。これに伴い、吐水ヘッド16及び継手部材18を相対移動させる反力が工具110や第1ロック部材74を介して継手部材18に付与される。
The force for relatively moving the
このように吐水ヘッド16や継手部材18に力を付与することで、前述の(1−1)、(1−2)の手順を経るように、吐水ヘッド16及び継手部材18をロック位置Plから相対移動させる。詳しくは、図29(b)に示すように、吐水ヘッド16及び継手部材18を周方向(方向Pa)に相対回転させる力Fbを吐水ヘッド16や継手部材18に付与し、これらを相対回転させる(前述の(1−1)の手順)。このとき、第1ロック部材74の力受け部106が受け位置Prにある状態で、吐水ヘッド16に対して工具110を周方向(方向Pa)に相対回転させることで、工具110の第2引掛部112bを力受け部106と接触させる。これにより、工具110の第2引掛部112bを用いて、第1ロック部材74の力受け部106や継手部材18に周方向の力Fbを付与できる。
By applying force to the
図28(c)、図29(c)に示すように、吐水ヘッド16及び継手部材18を相対回転させると、前述と同様、第1ロック部材74の第1操作部74bは、吐水ヘッド16の内周部との接触によって、ヘッドロック解除位置Phrに保持される。このとき、第1ロック部材74の力受け部106も受け位置Prに保持される。
As shown in FIGS. 28C and 29C, when the
図30は、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業の途中状態を示す図である。(1−1)の手順を経た後、吐水ヘッド16及び継手部材18を離脱方向Pbに相対移動させる力Faを吐水ヘッド16や継手部材18に付与し、これらを離脱方向Pbに相対移動させる(前述の(1−2)の手順)。このとき、第1ロック部材74の力受け部106が受け位置Prにある状態で、吐水ヘッド16に対して工具110を離脱方向Pbに相対移動させることで、工具110の第1引掛部112aを力受け部106と接触させる。これにより、工具110の第1引掛部112aを用いて、第1ロック部材74の力受け部106や継手部材18に離脱方向Pbの力Faを付与できる。
FIG. 30 is a diagram illustrating a state in the middle of the removal operation of the
図31は、吐水ヘッド16及び継手部材18を取り外した状態を示す図である。前述の手順を経ることで、吐水ヘッド16及び継手部材18が互いに取り外される。本実施形態では、前述の通り、継手部材18が兼ねる押さえ部材70がカートリッジ拘束部84を備える。よって、吐水ヘッド16及び継手部材18をX方向での相対移動を伴い取り外すとき、継手部材18によって、カートリッジ収容室20の出入口20aからカートリッジ22も取り出せる。
FIG. 31 is a diagram illustrating a state in which the
以上の工夫点による効果を説明する。 The effect by the above device point is demonstrated.
第1ロック部材74の力受け部106は、受け位置Prにあるとき、吐水ヘッド16に対して継手部材18を離脱方向Pbに相対移動させる力Faを外部から受けられる。よって、第1ロック部材74の力受け部106に外部から手動で力を付与することで、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業をできるようになる。
When the
第1ロック部材74の力受け部106は、受け位置Prにあるとき、吐水ヘッド16に対して継手部材18を周方向に相対移動させる力を受けられる。よって、吐水ヘッド16及び継手部材18を周方向と離脱方向Pbに相対移動させることで取り外しできる構造でも、第1ロック部材74の力受け部106に外部から手動で力を付与することで、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業をできるようになる。
When the
特に、本実施形態では、ヘッド離脱状態にあるとき、吐水ヘッド16が継手部材18を覆っており、吐水ヘッド16及び継手部材18を取り外すための力を継手部材18に付与し難い構造である。本実施形態によれば、このような構造でも、第1ロック部材74の力受け部106を用いて、吐水ヘッド16及び継手部材18の取り外し作業の容易化を図れる。
In particular, in the present embodiment, when the head is in the detached state, the
第1ロック部材74の力受け部106は、受け位置Prにあるとき、差込孔100内に配置される。よって、吐水ヘッド16の外部に第1ロック部材74の力受け部106を設ける場合と比べ、その力受け部106に誤操作で力が付与される事態が生じにくくなる。これに伴い、意図せず、吐水ヘッド16及び継手部材18が互いに取り外れてしまう事態を避けられる。
The
第1ロック部材74の力受け部106は、第1ロック部材74の第2ロック部74dが兼ねている。よって、第1ロック部材74の第2ロック部74dと力受け部106を別に設ける場合と比べ、第1ロック部材74の構造の簡素化を図れる。
The
次に、工具110の他の特徴と関連する構成を説明する。図32は、工具110を用いて吐水部材44の外部部材128(後述する)を取り外そうとしている途中状態を示す斜視図である。このように、工具110を用いて、吐水部材44の外部部材128を取り外すこともできる。この吐水部材44の詳細を説明する。
Next, a configuration related to other features of the
図33は、吐水部材44の外部部材128の側面断面図である。図5、図33を参照する。吐水部材44は、内部アセンブリ42に接続される内部部材126と、後述する第2ガイド機構136を介して内部部材126に着脱可能に固定される外部部材128とを備える。内部部材126は、ヘッドハウジング40の第2筒状部40bの内部に配置され、外部部材128は第2筒状部40bから外部に露出するように配置される。
FIG. 33 is a side cross-sectional view of the
外部部材128は、吐水孔130、132が形成された板状の吐水部128aと、吐水部128aの裏面側に設けられる第1外筒部128bと、第1外筒部128bの内側に設けられる第1内筒部128cとを備える。本実施形態の吐水孔130、132にはシャワー吐水用の第1吐水孔130やストレート吐水用の第2吐水孔132が含まれる。
The
内部部材126は、第1外筒部128bに水密的に接続される第2外筒部126aと、第1内筒部128cに水密的に接続される第2内筒部126bとを備える。内部部材126は、ネジ等を用いて内部アセンブリ42に固定される。
The
外部部材128や内部部材126の内部には吐水孔130、132に連通する下流側水路36A、36Bの一部が形成される。詳しくは、外部部材128の第1外筒部128bと第1内筒部128cの間や内部部材126の第2外筒部126aと第2内筒部126bの間にはシャワー用水路36Bの一部が形成される。また、外部部材128の第1内筒部128cの内側や外部部材128の第2内筒部126bの内側にはストレート用水路36Aの一部が形成される。
A part of the downstream water passages 36 </ b> A and 36 </ b> B communicating with the water discharge holes 130 and 132 is formed inside the
吐水部材44は、下流側水路36A(ストレート用水路)を通ろうとする水に含まれる異物を捕捉可能な第2ストレーナ134を備える。第2ストレーナ134は、内部部材126と外部部材128の間に挟まれることで固定され、内部部材126から外部部材128を取り外すことで交換可能となる。
The
外部部材128は、内部部材126から外部部材128を取り外すときに作業者の指を掛けられる第2物掛け部128dを有する。第2物掛け部128dは、外部部材128の外周部から突き出る凸部により構成される。
The
図33に示すように、吐水部材44は、内部部材126から外部部材128を取り外すときに、これらの相対移動をガイドする第2ガイド機構136を備える。第2ガイド機構136は、内部部材126に設けられる第2ガイド部138と、外部部材128に設けられる第2スライダ部140とを備える。本実施形態において、第2ガイド部138は内部部材126の第2外筒部126a(図5参照)の外周部に設けられる突起部であり、第2スライダ部140は外部部材128の第1外筒部128bの内周部に設けられる溝部である。外部部材128は、内部部材126の第2ガイド部138に沿って第2スライダ部140がスライドすることでガイドされる。外部部材128は、このような第2ガイド部138によるガイドを伴い、内部部材126に対して回転させた後に、互いに遠ざかる方向に移動させることで、内部部材126から取り外し可能である。
As shown in FIG. 33, the
以上の吐水部材44の内部部材126を外部部材128から取り外す場合を考える。これは、たとえば、第2ストレーナ134の交換を目的として行われる。この場合、外部部材128と内部部材126の間での異物の噛み込み等に起因して、作業者の指を第2物掛け部128dに掛けた状態で外部部材128に回転力を付与しても、外部部材128を回転させ難くなる事態が生じ得る。
Consider a case where the
この対策として、本実施形態の工具110は、図24、図32に示すように、吐水部材44の外部部材128を嵌め込み可能な嵌込部142を備える。嵌込部142は、工具110のグリップ部114の外周部に設けられる。嵌込部142には、外部部材128から水を吐き出す方向を吐出方向Peというとき、外部部材128の吐水方向Pe側の一部分を嵌め込み可能である。ここでの「外部部材128の一部分」とは、外部部材128の吐水部128a及び第2物掛け部128dを含む吐出方向Pe側の一部をいう。
As a countermeasure against this, the
工具110の嵌込部142に外部部材128の一部分を嵌め込んだ状態で、工具110に回転力を付与することで、工具110とともに外部部材128を回転させることができる。このように工具110の嵌込部142は、その嵌込部142に嵌め込まれる外部部材128に対して、工具110に付与される回転力を伝達可能な形状である。
The
このとき、工具110の嵌込部142から離れた箇所(たとえば、差込部112)に回転力を付与することで、外部部材128の第2物掛け部128dに回転力を付与する場合より、外部部材128に大トルクを付与し易くなる。このため、外部部材128を回転させ難くなった状態のもとでも、工具110の嵌込部142を用いることで、外部部材128を用いて外部部材128を回転させ易くなり、外部部材128を内部部材126から取り外し易くなる。
At this time, by applying a rotational force to the second object-hanging
図34は、工具110を用いて第1ストレーナ88を取り外している途中状態を示す斜視図である。図35は、工具110を用いて第1ストレーナ88を取り外そうとしている途中状態を示す側面断面図である。
FIG. 34 is a perspective view showing a state where the
工具110は、第1ストレーナ88の第1物掛け部88aに引っ掛けられる工具凸部144を備える(図24も参照)。工具凸部144は、工具110のグリップ部114の先端部からグリップ部114の延び方向に突き出るように設けられる。工具凸部144を第1ストレーナ88の第1物掛け部88aに引っ掛けた状態で工具110を動かすことで、継手部材18の送出口86aから第1ストレーナ88を引き出せるようになる。これにより、第1ストレーナ88の第1物掛け部88aが小さく、その第1物掛け部88aに手を引っ掛け難い場合でも、継手部材18から第1ストレーナ88を容易に取り外し易くなる。
The
(参考形態)
図36(a)、(b)は、参考形態の吐水装置10の一部を示す模式図である。本形態の吐水ヘッド16は継手部材18を覆っておらず、継手部材18は外部に露出している。
(Reference form)
FIGS. 36A and 36B are schematic views showing a part of the
本形態の第1ロック部材74と第2ロック部材76は互いに別体に設けられる。本図では、第1ロック部材74の第1ロック部74c(不図示)がヘッドロック位置Phlにあり、第2ロック部材76の第2ロック部74d(不図示)がベースロック解除位置Pbrにある状態を示す。この状態にあるとき、X方向に沿って動かすことで、継手部材18とともに吐水ヘッド16をヘッドベース12から脱着できる。
The
図37(a)、(b)は、参考形態の吐水装置10の他の状態を示す模式図である。本図では、第1ロック部材74の第1ロック部74c(不図示)がヘッドロック解除位置Phrにある状態を示す。この状態にあるとき、吐水ヘッド16及び継手部材18を相対移動させることで互いに取り外し可能となる。また、本図では、第2ロック部材76の第2ロック部74d(不図示)がベースロック位置Pblにある状態を示す。この状態にあるとき、ヘッドベース12に継手部材18を固定した状態で継手部材18から吐水ヘッド16を取り外す作業をできる。これにより、カートリッジ収容室20の出入口20aからカートリッジ22を取り出せるようになる。
FIGS. 37A and 37B are schematic views showing other states of the
本形態の吐水装置10によっても、前述の(A1)、(A2)、(C)、(D)で説明した効果を得られる。また、本形態では説明していないが、(第2の工夫点)〜(第7の工夫点)で説明した構成を組み合わせてもよい。
Also with the
以上、実施形態をもとに本発明を説明した。次に、各構成要素の変形例を説明する。 The present invention has been described above based on the embodiments. Next, a modified example of each component will be described.
吐水装置10は、操作部材24や弁ユニット26を備える水栓装置である例を説明したが、これらがなくともよい。
Although the
カートリッジ22の原水の改質態様として、原水の浄化を例に説明したが、これに限定されない。たとえば、美容成分、臭い成分、炭酸成分、水素成分の付与等でもよい。
Although the purification of the raw water has been described as an example of the modification of the raw water of the
カートリッジ22は、吐水ヘッド16のカートリッジ収容室20にX方向の少なくとも一部に亘る範囲が収容されていればよい。カートリッジ22は、たとえば、カートリッジ収容室20にX方向の半分以上の範囲が収容され、その他の箇所をヘッドベース12に収容してもよい。この場合、吐水ヘッド16を継手部材18から取り外したとき、そのヘッドベース12によってカートリッジ22を支持しつつ、カートリッジ22の一部を露出させることができる。このカートリッジ22の露出箇所を用いてカートリッジ22の交換を容易にできる。
The
吐水ヘッド16及び継手部材18を互いに脱着自在に取り付けるための具体的手段は特に限定されない。たとえば、このような具体的手段としては、ねじ構造等を用いてもよい。また、吐水ヘッド16及び継手部材18はクリップ等の留め具を用いて脱着可能に取り付けられてもよい。
Specific means for detachably attaching the
第1ロック部材74は、第1ロック部74cがヘッドロック位置Phlにあるとき、吐水ヘッド16に対する継手部材18の相対移動を規制することで、吐水ヘッド16に対して継手部材18をロックできればよい。このようにロックするために、たとえば、吐水ヘッド16に対する継手部材18のX方向での相対移動のみを規制してもよい。
The
第1ロック部材74や第2ロック部材76の形状は特に限定されない。
The shapes of the
第2ロック部材76は、第2ロック部74dがベースロック位置Pblにあるとき、ヘッドベース12に対する継手部材18の相対移動を規制することで、ヘッドベース12に対して継手部材18をロックできればよい。このようにロックするために、たとえば、ヘッドベース12に対する継手部材18の相対移動のみを規制してもよい。
The
第1ロック部材74は、押圧操作とは別の操作態様によって、ヘッドロック位置Phlからヘッドロック解除位置Phrに第1ロック部74cを移動可能であってもよい。ここでの別の操作態様とは、たとえば、回転操作、スライド操作である。
The
吐水装置10は、第1ロック部材74や第2ロック部材76によるロックの有無を切り替えたときに、その切り替え前の状態に復帰させるための付勢力を付与する付勢部材を備えていてもよい。
The
(A1)、(A2)、(B)、(C)、(E)〜(G)の効果や、(第3の工夫点)〜(第6の工夫点)で説明した効果を得るうえでは、継手部材18は、吐水ヘッド16をヘッドベース12に脱着自在に接続していなくともよい。実施形態ではヘッドベース12から給水ホース64を引き出し可能な例を説明したが、給水ホース64を引き出し可能ではなくともよいということである。
In obtaining the effects described in (A1), (A2), (B), (C), (E) to (G) and the effects described in (Third device point) to (Sixth device point). The
(B)の効果を得るうえでは、吐水ヘッド16が継手部材18を介してヘッドベース12に接続された状態にあるとき、ヘッドベース12及び吐水ヘッド16の何れか一方又は両方が、継手部材18を覆っていればよい。たとえば、ヘッドベース12が継手部材18の全体を覆っていてもよいし、ヘッドベース12及び吐水ヘッド16の両方が継手部材18の全体を覆っていてもよい。いずれの場合でも、吐水ヘッド16と継手部材18の間の継ぎ目72が露出しないように継手部材18を覆っていてもよい。
In obtaining the effect of (B), when the
押さえ部材70のカートリッジ拘束部84によるカートリッジ22の拘束態様は特に限定されない。たとえば、カートリッジ22の一部に爪部84bを引っ掛ける他にも、凹凸嵌合、圧入、マグネット等によって実現されてもよい。また、カートリッジ拘束部84は、Y方向や下向きの方向での動きを許容してもよい。
The restraining mode of the
押さえ部材70は継手部材18が兼ねている例を説明したが、継手部材18とは別体に設けられていてもよい。この場合でも、押さえ部材70は吐水ヘッド16に脱着自在に取り付けられていればよい。
Although the example in which the
通水路86は、継手部材18とは別の部材の内部に一部が形成されてもよい。たとえば、継手部材18とは別に吐水ヘッド16の内部に水路形成部材を配置し、その水路形成部材の内部に通水路86の一部を形成してもよい。この水路形成部材は、ヘッドベース12に接続された継手部材18から吐水ヘッド16を分離したときに、継手部材18と一体化された部材であることが条件となる。
A part of the
通水路86の送出口86aの送出方向Pdは特に限定されない。たとえば、X方向と直交する全方向に設定されてもよいし、X方向に沿った方向で先端側に向かう方向に設定されてもよい。
The delivery direction Pd of the
カートリッジ収容室20の内径はX方向で一定に設定されていてもよい。
The inner diameter of the
回転ハンドル92や押しボタン94による吐水ヘッド16の動作状態の変更態様は、吐水ヘッド16の吐水態様の切り替えや、吐水ヘッド16から吐き出される水の種類の切り替えである例を説明した。この変更態様は、特に限定されるものではない。この変更態様は、たとえば、吐水ヘッド16から吐き出される水の流量や温度の変更でもよいし、吐水状態と止水状態の切り替えでもよい。
The change mode of the operation state of the
吐水装置10は、回転操作体と押圧操作体を備える例を説明したが、どちらか一方のみを備えていてもよいし、これらを備えていなくともよい。回転ハンドル92と押しボタン94は同じ部材の一部が構成していてもよい。
Although the
回転ハンドル92は、ヘッドハウジング40に対する内部アセンブリ42の動きを規制する操作体の一例として説明した。この操作体の具体例は特に限定されず、たとえば、押圧操作体でもよい。
The rotary handle 92 has been described as an example of an operating body that restricts the movement of the
位置決め部74iは第1ロック部材74に設けられる例を説明したが、内部アセンブリ42に設けられていてもよい。いずれにしても、ヘッドハウジング40に内部アセンブリ42を挿通するとき、内部アセンブリ42に一体化される部材に設けられていればよい。また、位置決め孔40eはヘッド側ロック孔16bを兼ねていなくともよい。
Although the example in which the
ヘッドハウジング40の第1筒状部40aの筒軸方向や、内部アセンブリ42の長手方向の軸線は直線的に延びていてもよいし、曲線的に延びていてもよい。
The cylinder axis direction of the first
次に、第8の工夫点に関連する変形例を説明する。(H)の効果を得るうえで、吐水装置10は第1ロック部材74を備えていなくともよい。第1ロック部材74の力受け部106は、第1ロック部材74の第2ロック部74dとは別に設けられていてもよい。
Next, a modified example related to the eighth device point will be described. In order to obtain the effect (H), the
吐水ヘッド16から継手部材18を取り外すときに両者が相対移動すべき方向は特に限られない。たとえば、継手部材18は、吐水ヘッド16に対して離脱方向Pbのみに相対移動することによって、吐水ヘッド16から取り外し可能でもよい。
When the
第1ロック部材74の力受け部106は、受け位置Prにあるとき、差込孔100内とは異なる箇所に配置されてもよい。また、第1ロック部材74の力受け部106は、前述の解除状態及びロック状態のいずれにあるときも、同じ位置に配置されてもよい。
The
吐水ヘッド16は、ヘッド離脱状態にあるとき、継手部材18を覆っていなくともよい。継手部材18は、たとえば、その基端側端部18cが露出していてもよいということである。
The
ヘッド離脱状態にある吐水ヘッド16及び継手部材18を取り外すうえで、第1ロック部材74の力受け部106には、工具110を用いて力Fa、Fbを付与する例を説明した。これに限定されず、たとえば、第1ロック部材74の力受け部106には、作業者の手や指で直接に力Fa、Fbを付与してもよい。
The example in which the forces Fa and Fb are applied to the
以上、本発明の実施形態や変形例について詳細に説明した。前述した実施形態や変形例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態や変形例の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。 Heretofore, embodiments and modifications of the present invention have been described in detail. The above-described embodiments and modification examples are only specific examples for carrying out the present invention. The contents of the embodiments and the modifications do not limit the technical scope of the present invention, and many design changes such as changes, additions, and deletions of components can be made without departing from the spirit of the invention. In the above-described embodiment, contents that can be changed in this way are emphasized with the notation of “embodiment”, “in the embodiment”, etc. Changes are allowed. Any combination of the above components is also effective as an aspect of the present invention. The hatching attached to the cross section of the drawing does not limit the material of the hatched object.
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。以下、発明が解決しようとする課題に記載の態様を用いて説明する。 Generalizing the invention embodied by the above embodiments and modifications leads to the following technical idea. Hereinafter, description will be made by using aspects described in the problems to be solved by the invention.
第2態様の吐水装置は、第1態様において、前記吐水ヘッドに対する前記継手部材のロックの有無を切り替え可能な第1ロック部材を備えてもよい。この態様によれば、第1ロック部材によるロックを解除しない限り、吐水ヘッド及び継手部材が誤って取り外される事態を避けられる。 The water discharging apparatus of the 2nd aspect may be equipped with the 1st lock member which can switch the presence or absence of the lock | rock of the said joint member with respect to the said water discharging head in a 1st aspect. According to this aspect, unless the lock by the 1st lock member is cancelled | released, the situation where a water discharge head and a coupling member are removed accidentally can be avoided.
第3態様の吐水装置は、第1態様または第2態様において、前記ヘッドベースに対する前記継手部材のロックの有無を切り替え可能な第2ロック部材を備えてもよい。この態様によれば、第2ロック部材によりロックすることで、ヘッドベースに継手部材を固定した状態で継手部材から吐水ヘッドを取り外す作業をできる。 In the first aspect or the second aspect, the water discharge device of the third aspect may include a second lock member that can switch whether the joint member is locked with respect to the head base. According to this aspect, the operation of removing the water discharge head from the joint member in a state where the joint member is fixed to the head base can be performed by locking with the second lock member.
第4態様の吐水装置は、第2態様に従属する第3態様において、前記第1ロック部材は、前記第2ロック部材を兼ねていてもよい。この態様によれば、吐水装置の部品点数を削減できる。 In the water discharge device according to the fourth aspect, in the third aspect subordinate to the second aspect, the first lock member may also serve as the second lock member. According to this aspect, the number of parts of the water discharger can be reduced.
第5態様の吐水装置は、第2から第4態様のいずれかにおいて、前記第1ロック部材は、前記吐水ヘッドに対して前記継手部材をロック可能なヘッドロック位置と、前記吐水ヘッドに対する前記継手部材のロックを解除するヘッドロック解除位置との間を移動可能な第1ロック部を有し、前記第1ロック部は、前記吐水ヘッド及び前記継手部材を前記第1ロック部材によりロックされるロック位置から相対移動させたとき、前記吐水ヘッドと前記第1ロック部材の接触により前記ヘッドロック解除位置に保持されてもよい。この態様によれば、吐水ヘッドにより第1ロック部がヘッドロック解除位置に保持された以降は、第1ロック部を手動でヘッドロック解除状態に保持せずともよくなる。 The water discharge device according to a fifth aspect is any one of the second to fourth aspects, wherein the first lock member is capable of locking the joint member with respect to the water discharge head, and the joint with respect to the water discharge head. A first lock portion movable between a head lock release position for unlocking the member, and the first lock portion is a lock in which the water discharge head and the joint member are locked by the first lock member; When moved relative to the position, the head may be held at the head unlocking position by contact between the water discharge head and the first lock member. According to this aspect, after the first lock portion is held at the head lock release position by the water discharge head, it is not necessary to manually hold the first lock portion in the head lock release state.
第6態様の吐水装置は、第5態様において、前記吐水ヘッド及び前記継手部材は、第1方向の方向軸を中心とする円の周方向に相対回転した後に前記第1方向に相対移動することで分離可能に設けられ、前記第1ロック部は、前記吐水ヘッド及び前記継手部材を前記ロック位置から相対回転させたとき、前記吐水ヘッドと前記第1ロック部材の接触により前記ヘッドロック解除位置に保持されてもよい。この態様によれば、吐水ヘッド及び継手部材を分離するときに、カートリッジ収容室の出入口の近傍に手を配置せずともよくなる。よって、カートリッジ収容室内の残水が出入口から漏れ出るとき、その残水により手が濡れる事態を避けられる。 In the water discharge device according to a sixth aspect, in the fifth aspect, the water discharge head and the joint member relatively move in the first direction after relatively rotating in a circumferential direction of a circle around the direction axis in the first direction. The first lock portion is moved to the head unlock position by contact between the water discharge head and the first lock member when the water discharge head and the joint member are relatively rotated from the lock position. It may be held. According to this aspect, when separating the water discharge head and the joint member, it is not necessary to place a hand near the entrance / exit of the cartridge housing chamber. Therefore, when the residual water in the cartridge housing chamber leaks from the entrance / exit, it is possible to avoid a situation where the hand gets wet by the residual water.
第7態様の吐水装置は、第4態様に従属する第5または第6態様において、前記第1ロック部材は、前記ヘッドベースに対して前記継手部材をロックするベースロック位置と、前記ヘッドベースに対する前記継手部材のロックを解除するベースロック解除位置との間を移動可能な第2ロック部を有し、前記第2ロック部は、前記吐水ヘッド及び前記継手部材を前記ロック位置から相対移動させたとき、前記吐水ヘッドと前記第1ロック部材の接触により前記ベースロック位置に保持され、前記吐水ヘッド及び前記継手部材が分離したとき、前記ベースロック位置から前記ベースロック解除位置に復帰可能に設けられてもよい。この態様によれば、継手部材及び吐水ヘッドを分離させたとき、特別な操作をすることなく、第1ロック部材の第2ロック部をベースロック解除位置に配置できる。 A water discharge device according to a seventh aspect is the fifth or sixth aspect subordinate to the fourth aspect, wherein the first lock member locks the joint member relative to the head base, and the head base A second lock portion movable between a base lock releasing position for releasing the lock of the joint member, and the second lock portion relatively moves the water discharge head and the joint member from the lock position; Is held at the base lock position by contact between the water discharge head and the first lock member, and is provided to be able to return from the base lock position to the base lock release position when the water discharge head and the joint member are separated. May be. According to this aspect, when the joint member and the water discharge head are separated, the second lock portion of the first lock member can be arranged at the base lock release position without performing a special operation.
第8態様の吐水装置は、第2から第7態様のいずれかにおいて、前記第1ロック部材は、自らの弾性変形を伴い、前記吐水ヘッドに対する前記継手部材のロックの有無を切り替え可能であってもよい。この態様によれば、第1ロック部材により継手部材のロックの有無を切り替えたとき、その切り替え前の状態に復帰するための付勢部材を不要にできる。 The water discharge device according to an eighth aspect is any one of the second to seventh aspects, wherein the first lock member is accompanied by its own elastic deformation, and can switch whether or not the joint member is locked with respect to the water discharge head. Also good. According to this aspect, when the presence or absence of the locking of the joint member is switched by the first locking member, the urging member for returning to the state before the switching can be made unnecessary.
第9態様の吐水装置は、第2から第8態様のいずれかにおいて、前記第1ロック部材は、弾性変形可能であるとともに前記継手部材に巻き付けられる基部を有してもよい。この態様によれば、第1ロック部材を継手部材に容易に取り付けられる。 In any one of the second to eighth aspects, the water discharge device according to the ninth aspect may include a base portion that is elastically deformable and is wound around the joint member. According to this aspect, the first lock member can be easily attached to the joint member.
第10態様の吐水装置は、第1から第9態様のいずれかにおいて、前記ヘッドベースは、給水ホースを引き出し可能なホース挿通孔を有し、前記継手部材は、前記給水ホースが接続され、前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを脱着自在に接続してもよい。この態様によれば、吐水ヘッド内のカートリッジを交換可能としつつ、ヘッドベースに吐水ヘッドを脱着自在に接続する構造の実現に要する継ぎ目であって、吐水装置の外観に現れる継ぎ目の数を一つに抑えられる。 The water discharge device according to a tenth aspect is any one of the first to ninth aspects, wherein the head base has a hose insertion hole through which a water supply hose can be drawn, and the joint member is connected to the water supply hose, The water discharge head may be detachably connected to the head base. According to this aspect, the number of the seams appearing in the appearance of the water discharge device is one seam required for realizing a structure in which the water discharge head is detachably connected to the head base while the cartridge in the water discharge head is replaceable. Can be suppressed.
第11態様の吐水装置は、第1から第10態様のいずれかにおいて、前記ヘッドベースは、給水ホースを引き出し可能なホース挿通孔を有し、前記継手部材は、前記給水ホースが接続され、前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを脱着自在に接続し、前記吐水ヘッド及び前記継手部材は、前記ヘッドベースから前記吐水ヘッドが離脱した状態にあるとき、互いに取り外し可能であってもよい。この態様によれば、ヘッドベースから離れた箇所で、吐水ヘッド及び継手部材の取り外し作業を行える。このため、吐水ヘッド及び継手部材を取り外したとき、吐水ヘッドのカートリッジ収容室内の水がヘッドベースの周囲を濡らす事態を避けられる。 The water discharge device according to an eleventh aspect is any one of the first to tenth aspects, wherein the head base has a hose insertion hole through which a water supply hose can be pulled out, and the joint member is connected to the water supply hose, The water discharge head may be detachably connected to a head base, and the water discharge head and the joint member may be detachable from each other when the water discharge head is detached from the head base. According to this aspect, the operation of removing the water discharge head and the joint member can be performed at a location away from the head base. For this reason, when the water discharge head and the joint member are removed, it is possible to avoid a situation in which the water in the cartridge housing chamber of the water discharge head wets the periphery of the head base.
第12態様の吐水装置は、第11態様において、前記吐水ヘッドに対する前記継手部材のロックの有無を切り替え可能な第1ロック部材を備え、前記継手部材は、前記吐水ヘッドに対して遠ざかる離脱方向に相対移動することで、前記吐水ヘッドから取り外し可能であり、前記第1ロック部材は、前記ヘッドベースから前記吐水ヘッドが離脱した状態であって、前記第1ロック部材によるロックを解除した状態にあるとき、前記吐水ヘッドに対して前記継手部材を前記離脱方向に相対移動させる力を外部から受けられる受け位置に配置される力受け部を有してもよい。この態様によれば、第1ロック部材の力受け部に外部から手動で力を付与することで、吐水ヘッド及び継手部材の取り外し作業をできるようになる。 The water discharge device of the twelfth aspect is the eleventh aspect, comprising a first lock member capable of switching the presence or absence of locking of the joint member with respect to the water discharge head, wherein the joint member is in a detaching direction away from the water discharge head. Relative movement allows removal from the water discharge head, and the first lock member is in a state in which the water discharge head is detached from the head base and unlocked by the first lock member. At this time, a force receiving portion may be provided at a receiving position where the force for moving the joint member relative to the water discharge head in the disengaging direction can be received from the outside. According to this aspect, by manually applying a force from the outside to the force receiving portion of the first lock member, the water discharge head and the joint member can be removed.
第13態様の吐水装置は、第12態様において、前記継手部材は、前記吐水ヘッドが前記継手部材を介して前記ヘッドベースに接続された状態にあるとき、前記ヘッドベースが差し込まれる差込孔を有し、前記力受け部は、前記受け位置にあるとき、前記差込孔内に配置されてもよい。この態様によれば、吐水ヘッドの外部に第1ロック部材の力受け部を設ける場合と比べ、その力受け部に誤操作で力が付与される事態が生じにくくなる。 The water discharger of a thirteenth aspect is the twelfth aspect, wherein the joint member has an insertion hole into which the head base is inserted when the water discharge head is connected to the head base via the joint member. And the force receiving portion may be disposed in the insertion hole when in the receiving position. According to this aspect, compared to the case where the force receiving portion of the first lock member is provided outside the water discharge head, it is less likely that a force is applied to the force receiving portion by an erroneous operation.
第14態様の吐水装置は、第12または第13態様において、前記吐水ヘッドは、前記ヘッドベースから前記吐水ヘッドが離脱した状態にあるとき、前記継手部材を覆っていてもよい。この態様によれば、吐水ヘッド及び継手部材を取り外すための力を継手部材に付与し難い構造でも、第1ロック部材の力受け部を用いて、吐水ヘッド及び継手部材の取り外し作業の容易化を図れる。 In the twelfth aspect of the twelfth aspect, in the twelfth or thirteenth aspect, the water discharge head may cover the joint member when the water discharge head is in a state of being detached from the head base. According to this aspect, even with a structure in which it is difficult to apply a force for removing the water discharge head and the joint member to the joint member, the force receiving portion of the first lock member is used to facilitate the work of removing the water discharge head and the joint member. I can plan.
第15態様の吐水装置は、第12から第14態様のいずれかにおいて、前記継手部材は、前記吐水ヘッドに対して周方向と前記離脱方向に相対移動することで、前記吐水ヘッドから取り外し可能であり、前記力受け部は、前記受け位置に配置されるとき、前記吐水ヘッドに対して前記継手部材を前記周方向に相対移動させる力を外部から受けられてもよい。この態様によれば、吐水ヘッド及び継手部材を周方向と離脱方向に相対移動させることで取り外しできる構造でも、第1ロック部材の力受け部に外部から手動で力を付与することで、吐水ヘッド及び継手部材の取り外し作業をできるようになる。 The water discharge device according to a fifteenth aspect is any one of the twelfth to fourteenth aspects, wherein the joint member is removable from the water discharge head by moving relative to the water discharge head in the circumferential direction and the disengagement direction. In addition, when the force receiving portion is disposed at the receiving position, the force receiving portion may receive a force for moving the joint member relative to the water discharge head in the circumferential direction from the outside. According to this aspect, even if the structure can be removed by relatively moving the water discharge head and the joint member in the circumferential direction and the detachment direction, the water discharge head can be manually applied to the force receiving portion of the first lock member from the outside. And it becomes possible to remove the joint member.
第16態様の吐水装置は、第12から第15態様のいずれかにおいて、前記第1ロック部材は、前記ヘッドベースに対する前記継手部材のロックの有無を切り替え可能な第2ロック部を有し、前記力受け部は、前記第2ロック部が兼ねていてもよい。この態様によれば、第1ロック部材の第2ロック部と力受け部を別に設ける場合と比べ、第1ロック部材の構造の簡素化を図れる。 The water discharge device according to a sixteenth aspect is any one of the twelfth to fifteenth aspects, wherein the first lock member has a second lock portion capable of switching presence or absence of locking of the joint member with respect to the head base, The force receiving portion may also serve as the second lock portion. According to this aspect, the structure of the first lock member can be simplified as compared with the case where the second lock portion and the force receiving portion of the first lock member are provided separately.
なお、各態様の発明の権利範囲には、カートリッジが組み込まれていないものも含まれる。 The scope of the right of the invention of each aspect includes those in which no cartridge is incorporated.
また、以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の項目に記載の発明が含まれているともいえる。 Moreover, when the invention embodied by the above embodiment and modification is generalized, it can be said that the invention described in the following items is included.
(第1項目)
ヘッドベースと、
カートリッジを出入口から出し入れ可能なカートリッジ収容室が設けられる吐水ヘッドと、
前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを接続する継手部材と、を備える吐水装置であって、
前記継手部材は、前記出入口から前記カートリッジを出し入れするときに前記吐水ヘッドから取り外され、
本吐水装置は、前記ヘッドベースに対する前記継手部材のロックの有無を切り替え可能な第2ロック部材を更に備える吐水装置。
(First item)
Head base,
A water discharge head provided with a cartridge storage chamber in which a cartridge can be taken in and out from an entrance;
A water discharging device comprising: a joint member connecting the water discharging head to the head base;
The joint member is removed from the water discharge head when the cartridge is taken in and out from the inlet / outlet;
This water discharging apparatus is a water discharging apparatus further provided with the 2nd lock member which can switch the presence or absence of the lock of the said joint member with respect to the said head base.
10…吐水装置、12…ヘッドベース、16…吐水ヘッド、18…継手部材、20…カートリッジ収容室、20a…出入口、22…カートリッジ、62a…ホース挿通孔、64…給水ホース、74…第1ロック部材、74c…第1ロック部、74d…第2ロック部、76…第2ロック部材、100…差込孔、106…力受け部。
DESCRIPTION OF
Claims (16)
カートリッジを出入口を通して出し入れ可能なカートリッジ収容室が設けられる吐水ヘッドと、
前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを接続する継手部材と、を備え、
前記吐水ヘッド及び前記継手部材は、前記出入口を通して前記カートリッジを出し入れするときに互いに取り外され、
前記ヘッドベース及び前記吐水ヘッドの何れか一方又は両方は、前記吐水ヘッドが前記継手部材を介して前記ヘッドベースに接続された状態にあるとき、前記継手部材を覆っている吐水装置。 Head base,
A water discharge head provided with a cartridge storage chamber in which the cartridge can be taken in and out through the inlet and outlet; and
A joint member for connecting the water discharge head to the head base,
The water discharge head and the joint member are removed from each other when the cartridge is taken in and out through the doorway,
One or both of the head base and the water discharge head is a water discharge device that covers the joint member when the water discharge head is connected to the head base via the joint member.
前記第1ロック部は、前記吐水ヘッド及び前記継手部材を前記第1ロック部材によりロックされるロック位置から相対移動させたとき、前記吐水ヘッドと前記第1ロック部材の接触により前記ヘッドロック解除位置に保持される請求項2から4のいずれかに記載の吐水装置。 The first lock member is movable between a head lock position at which the joint member can be locked with respect to the water discharge head and a head lock release position at which the lock of the joint member with respect to the water discharge head is released. Having a lock,
The first lock portion is configured to move the water discharge head and the joint member relative to each other from a lock position locked by the first lock member. The water discharge device according to any one of claims 2 to 4, wherein the water discharge device is held in the water.
前記第1ロック部は、前記吐水ヘッド及び前記継手部材を前記ロック位置から相対回転させたとき、前記吐水ヘッドと前記第1ロック部材の接触により前記ヘッドロック解除位置に保持される請求項5に記載の吐水装置。 The water discharge head and the joint member are provided so as to be separable by relatively moving in the first direction after relatively rotating in the circumferential direction of a circle centered on the direction axis in the first direction,
The said 1st lock | rock part is hold | maintained at the said head lock release position by the contact of the said water discharge head and the said 1st lock member when the said water discharge head and the said coupling member are rotated relatively from the said lock position. The water discharge apparatus of description.
前記第2ロック部は、前記吐水ヘッド及び前記継手部材を前記ロック位置から相対移動させたとき、前記吐水ヘッドと前記第1ロック部材の接触により前記ベースロック位置に保持され、前記吐水ヘッド及び前記継手部材が分離したとき、前記ベースロック位置から前記ベースロック解除位置に復帰可能に設けられる請求項4に従属する請求項5または6に記載の吐水装置。 The first lock member is movable between a base lock position that locks the joint member relative to the head base and a base lock release position that unlocks the joint member relative to the head base. Part
The second lock portion is held at the base lock position by contact of the water discharge head and the first lock member when the water discharge head and the joint member are relatively moved from the lock position. The water discharge device according to claim 5 or 6 depending on claim 4, wherein the water discharge device is provided so as to be able to return from the base lock position to the base lock release position when the joint member is separated.
前記継手部材は、前記給水ホースが接続され、前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを脱着自在に接続する請求項1から9のいずれかに記載の吐水装置。 The head base has a hose insertion hole through which a water supply hose can be drawn,
The water discharge device according to any one of claims 1 to 9, wherein the joint member is connected to the water supply hose and detachably connects the water discharge head to the head base.
前記継手部材は、前記給水ホースが接続され、前記ヘッドベースに前記吐水ヘッドを脱着自在に接続し、
前記吐水ヘッド及び前記継手部材は、前記ヘッドベースから前記吐水ヘッドが離脱した状態にあるとき、互いに取り外し可能である請求項1から10のいずれかに記載の吐水装置。 The head base has a hose insertion hole through which a water supply hose can be drawn,
The joint member is connected to the water supply hose, and removably connects the water discharge head to the head base.
11. The water discharge device according to claim 1, wherein the water discharge head and the joint member are detachable from each other when the water discharge head is detached from the head base.
前記継手部材は、前記吐水ヘッドに対して遠ざかる離脱方向に相対移動することで、前記吐水ヘッドから取り外し可能であり、
前記第1ロック部材は、前記ヘッドベースから前記吐水ヘッドが離脱した状態であって、前記第1ロック部材によるロックを解除した状態にあるとき、前記吐水ヘッドに対して前記継手部材を前記離脱方向に相対移動させる力を外部から受けられる受け位置に配置される力受け部を有する請求項11に記載の吐水装置。 A first lock member capable of switching the presence or absence of locking of the joint member with respect to the water discharge head;
The joint member can be removed from the water discharge head by moving relative to the disengagement direction away from the water discharge head,
The first lock member is in a state in which the water discharge head is detached from the head base and is in a state in which the lock by the first lock member is released, and the joint member is moved in the separation direction with respect to the water discharge head. The water discharging apparatus according to claim 11, further comprising a force receiving portion that is disposed at a receiving position where a force for relative movement is received from outside.
前記力受け部は、前記受け位置にあるとき、前記差込孔内に配置される請求項12に記載の吐水装置。 The joint member has an insertion hole into which the head base is inserted when the water discharge head is connected to the head base via the joint member;
The water discharging device according to claim 12, wherein the force receiving portion is disposed in the insertion hole when in the receiving position.
前記力受け部は、前記受け位置に配置されるとき、前記吐水ヘッドに対して前記継手部材を前記周方向に相対移動させる力を外部から受けられる請求項12から14のいずれかに記載の吐水装置。 The joint member is removable from the water discharge head by moving relative to the water discharge head in the circumferential direction and the detachment direction,
The water discharge according to any one of claims 12 to 14, wherein, when the force receiving portion is disposed at the receiving position, the force receiving portion can receive a force for moving the joint member relative to the water discharge head in the circumferential direction from the outside. apparatus.
前記力受け部は、前記第2ロック部が兼ねている請求項12から15のいずれかに記載の吐水装置。 The first lock member has a second lock part capable of switching presence or absence of locking of the joint member with respect to the head base,
The water discharging device according to any one of claims 12 to 15, wherein the force receiving portion also serves as the second lock portion.
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