JP2019200488A - 自然言語処理装置、検索装置、自然言語処理方法、検索方法およびプログラム - Google Patents

自然言語処理装置、検索装置、自然言語処理方法、検索方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、所定の文法機能分類を構成素に対して特定する。【解決手段】本発明の一態様である自然言語処理装置は、文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理装置であって、入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成する構文解析部と、前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する抽出部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自然言語処理装置、検索装置、自然言語処理方法、検索方法およびプログラムに関する。
自然言語をコンピュータで処理する技術である自然言語処理では、例えば、処理対象の文に対して、形態素解析、構文解析、意味解析、文脈解析等の異なる種類の解析処理が連鎖的に実行される。ここで、形態素解析とは、例えば、英語のように単語間に空白がある言語と異なり、日本語のように単語間に明確な区切りがない言語において、文を単語に切り分ける処理である。構文解析とは、例えば、文を構成する各単語あるいは単語のまとまりの係り受け等の階層的位置関係を簡単な文法規則に基づいて特定する処理である。意味解析とは、例えば、構文解析において複数種類の位置関係の選択肢が並立する場合に単語の意味を利用して位置関係を選択する処理である。例えば、意味解析では、意味概念(意味属性の分類)間の相互関係を定義する概念辞書等が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
なお、構文解析では、一般に、「構成素」を単位とし、各構成素の「文法範疇(文法カテゴリーともいう)」が特定されるとともに、各構成素間の階層的位置関係(各構成素の親子・兄弟関係)が特定される。ここで、構成素とは、文を構成する単語(語)およびそのまとまりを意味する。また、文法範疇とは、例えば、語や句の種類を意味し、具体的には、構成素の文法的特徴による分類である。また、文法範疇は、品詞分類と文法機能の分類(以下、「文法機能分類」という)とを含むとする考え方がある。この場合、品詞分類は、「名詞」、「動詞」、「名詞句」、「動詞句」、「前置詞句」等の分類である。また、文法機能分類は、「主語」、「述語」、「目的語」および「補語」の分類である。構文解析においては、各構成素の文法範疇として品詞分類が特定される。また、階層的位置関係は、各構成素間のつながりを、階層的にかつ前後関係(順序関係)を示して表す。また、構文解析の結果は、文毎に、構文木(階層的な樹形図、句構造木)、入れ子の多重の括弧を用いた形式等で表すことができる。
また、例えば形態素解析や構文解析のための解析ツール(プログラム)がインターネット上で複数公開されている。例えば、日本語形態解析ツールとしては、「JUMAN」、「茶筌(ChaSen)」、「MeCab(和布蕪)」等がある。日本語構文解析ツールとしては、「KNP」、「南瓜(CaboCha)」等がある。また、英文構文解析ツールとしては、Berkeley Parser、Stanford Parser等がある。
特開2003−263428号公報
ところで、複数の文書を検索対象として、指定した語や文を検索する場合、例えば、指定した語や文の文法機能分類を指定した方が、所望の検索結果を得やすい場合がある。すなわち、検索のキーワードとそのキーワードが例えば主語であることを指定したり、そのキーワードが例えば目的語であることを指定したりすることで、意図にそぐわない検索結果が含まれる割合を低下させ、検索結果の精度を高めることができる場合がある。しかしながら、構文解析では一般的に品詞分類が特定されるだけで、文法機能分類は特定されない。そのため、例えば、構文解析の結果に対して何らかの処理を加えることで文法機能分類を特定する必要がある。例えば、意味解析を行うことで文法機能分類を抽出しようとする場合、特許文献1に記載されているような辞書を用意することになり、この場合、システムの構成が複雑化するという課題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、所定の文法機能分類を構成素に対して特定することができる自然言語処理装置、検索装置、自然言語処理方法、検索方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、自然言語処理装置は、文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理装置であって、入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成する構文解析部と、前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する抽出部を備える。
また、本発明の一態様によれば、前記抽出部は、前記構文解析結果を基に、所定の前記構成素種類である第1の前記構成素から辿った所定の前記構成素種類である第2の前記構成素を特定し、第2の前記構成素と所定の位置関係を有する第3の前記構成素を、前記文法機能分類の1つに属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、前記抽出部は、前記構成素種類が「文」である第1の前記構成素から前記構成素種類が「動詞句」である第2の前記構成素を下層に向けて辿り、辿られた前記構成素種類が「動詞句」である第2の前記構成素の下層にある前記構成素種類が「動詞」である第3の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、前記抽出部は、前記文法機能分類が「述語」であるとして抽出した前記構成素を上層に向けて辿り、最も上層に存在する「動詞句」の前記構成素種類を有する前記構成素を特定し、特定された「動詞句」の前記構成素と同層にある前記構成素種類が「名詞句」である前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「主語」に属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、前記抽出部は、前記文法機能分類が「述語」であるとして抽出した前記構成素に接続された前記構成素種類が「動詞句」である前記構成素を下層に向けて辿り、最も下層に存在する「名詞句」の前記構成素種類を有する前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「目的語または補語」に属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、前記抽出部は、前記各構成素の前記構成素種類と前記各構成素間の前記階層的位置関係が、所定のパターンに適合する場合に、前記複数の構成素から、前記所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する。
第1の前記構成素の1つ上層の第2の前記構成素の前記構成素種類が「動詞句」であり、第2の前記構成素の同層の前方に存在し、第2の前記構成素と同一の構成素に上層で接続される第3の前記構成素の前記構成素種類が「助動詞」であり、第1の前記構成素の3つ上層の第4の前記構成素の前記構成素種類が「文」であり、かつ、第1の前記構成素の4つ上層に前記構成素が存在しない、との前記パターンに適合する場合、前記抽出部は、第1の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、前記入力文に助動詞を含まない場合において、第1の前記構成素の1つ上層の第2の前記構成素の前記構成素種類が「動詞句」であり、第1の前記構成素の2つ上層の第3の前記構成素の前記構成素種類が「文」であり、かつ、第1の前記構成素の3つ上層の構成素が存在しない、との前記パターンに適合する場合、前記抽出部は、第1の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、前記入力文が重文である場合において、第1の前記構成素の1つ上層の第2の前記構成素の前記構成素種類が「動詞句」であり、第1の前記構成素の3つ上層の第3の前記構成素の前記構成素種類が「文」であり、第2の前記構成素の同層の前方に存在し、第2の前記構成素と同一の構成素に上層で接続される前記構成素の前記構成素種類が「助動詞」であり、かつ、第1の前記構成素の4つ上層の前記構成素の前記構成素種類が「文」である、との前記パターンに適合する場合、前記抽出部は、第1の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する。
また、本発明の一態様によれば、検索装置は、文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を用いて検索する検索装置であって、入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成する構文解析部と、前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する抽出部と、前記抽出部による文法機能分類の抽出結果を、検索対象として、指定された前記文法機能分類とキーワードとに対応する前記構成素を含む前記文を検索する検索処理部と、を備える。
また、本発明の一態様によれば、自然言語処理方法は、文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理方法であって、入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成するステップと、前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出するステップと、を有する。
また、本発明の一態様によれば、検索方法は、文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を用いて検索する検索方法であって、入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成するステップと、前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出するステップと、前記抽出部による文法機能分類の抽出結果を、検索対象として、指定された前記文法機能分類とキーワードとに対応する前記構成素を含む前記文を検索するステップと、を有する。
また、本発明の一態様によれば、プログラムは、文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成するステップと、前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出するステップと、を実行させる。
上述の各実施形態によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、構成素に対して所定の文法機能分類を特定することができる。
実施形態に係る自然言語処理装置の構成例を示すシステム図である。 実施形態に係る構文解析部の動作例を説明するための模式図である。 実施形態に係る構文解析結果に含まれる構成素の一例を示す図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出部が抽出する文法機能分類一覧を示す図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第1動作例を示すフローチャートである。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第1動作例を説明するための説明図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第1動作例を説明するための模式図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出結果の構成例を示す図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第2動作例を示すフローチャートである。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第2動作例を説明するための模式図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第2動作例を説明するための模式図である。 実施形態に係る文法機能分類抽出部の第2動作例を説明するための模式図である。 実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照して各実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、一実施形態に係る自然言語処理装置1の構成例を示すシステム図である。
図1に示す自然言語処理装置1は、1または複数のコンピュータを用いて構成されている。1または複数のコンピュータは、それぞれCPU(中央処理装置)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置、通信装置等を備え、補助記憶装置に記憶されている所定のプログラムをCPUが実行することで所定の処理を実行する。
図1に示す自然言語処理装置1は、構文解析部2と、文法機能分類抽出部3と、記憶部4と、検索部5を備える。構文解析部2と、文法機能分類抽出部3と、記憶部4と、検索部5は、自然言語処理装置1を構成する各コンピュータが備えるハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成される。また、自然言語処理装置1は、例えば、1または複数のコンピュータを用いて構成された文法機能分類抽出部3と記憶部4を備える構成(検索部5等を含まない構成)であってもよいし、構文解析部2と文法機能分類抽出部3を備える構成(記憶部4と検索部5を含まない構成)であってもよいし、構文解析部2と文法機能分類抽出部3と検索部5を備える構成(記憶部4を含まない構成)であってもよいし、文法機能分類抽出部3や検索部5単体からなる装置であってもよい。なお、以下では、本実施形態に係る自然言語処理装置1が英語を対象として所定の処理する場合について説明する。なお、文法機能分類抽出部3は、抽出部の一例である。
記憶部4は、互いに対応づけられた文書41と構文解析結果42と文法機能分類抽出結果43を複数組記憶する。文書41は、検索部5が検索対象とする文書を表す情報である。文書41は、例えば、自然言語処理装置1の外部から通信回線あるいは記憶媒体を介して入力され記憶部4に記憶される。構文解析結果42は、文書41が含む各文に対する構文解析部2による構文解析結果を表す情報である。文法機能分類抽出結果43は、構文解析結果42が含む構文解析結果に対する文法機能分類抽出部3による文法機能分類抽出結果を表す情報である。
構文解析部2は、既存の構文解析手法を用いて、形式的な文法に基づき記憶部4が記憶する文書41が含む自然言語文を、文単位で構文解析し、解析した結果を構文解析結果42として記憶部4に記憶する。すなわち、構文解析部2は、入力文を文単位で構文解析し、複数の構成素と、各構成素の種類である構成素種類とを、各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成する。図2に構文解析結果42の一例を示す。
図2は、図1に示す構文解析部2の動作例を説明するための模式図である。
図2において、構文解析部2は、記憶部4が記憶する文書41が含む1つの文410を入力する。そして、構文解析部2は、1つの文410を構文解析した結果である1文の構文解析結果として構文木420を出力する。構文木420は、構文解析結果42の一部を構成する。なお、この場合、文410は「This tree is illustrating the constituency relation.」である。
構文木420は、文410を構成する各構成素「This」、「tree」、「is」、「illustrating」、「the」、「constituency」、「relation」に対応する節点4202〜4208と、節点4202〜4208を階層的にまとめた複数の構成素に対応する節点4209〜4213を複数の枝4201で接続することで構成されている。また、節点4202には、最上位の階層の節点であることを示す「ROOT」と記されたタグ4200が付けられている。各節点4201〜4213は、それぞれが対応する構成素の種類(構成素種類)を示す記号で示されている。図3に構成素の記号の例を示す。
図3は、複数種類の構成素について、各種類の構成素の記号と内容と構成素のレベルの対応関係の例を示す図である。
例えば、記号「S」の構成素の内容は「文」であり構成素のレベルは「節」である。また、例えば、記号「SBAR」の構成素の内容は「従属節」であり構成素のレベルは「節」である。また、例えば、記号「NP」の構成素の内容は「名詞句」であり構成素のレベルは「句」である。また、例えば、記号「VP」の構成素の内容は「動詞句」であり構成素のレベルは「句」である。また、例えば、記号「PP」の構成素の内容は「前置詞句」であり構成素のレベルは「句」である。また、例えば、記号「NN」の構成素の内容は「名詞」であり構成素のレベルは「語」である。また、例えば、記号「VB」の構成素の内容は「動詞」であり構成素のレベルは「語」である。
図2に示す構文木420では、例えば、節点4206は構成素「the」に対応する「限定詞(DT)」の構成素に対応し、節点4207は構成素「constituency」に対応する「名詞(NN)」の構成素に対応し、節点4208は構成素「relation」に対応する「名詞(NN)」の構成素に対応する。また、節点4209は「名詞句(NP)」の構成素に対応する。この節点4209は節点4206〜4208から1層分上位の階層に位置し、節点4206〜4208は互いに同じ層に位置する。この場合、節点4209(親)と、節点4206〜4208(子)は親子関係にあり、節点4206〜4208は互いに兄弟関係を有する。また、上位の階層に位置する構成素は、下位の階層に位置する1または複数の枝4201を介して接続された1または複数の構成素を含んでいる。また、各節点4202〜4213の図上の左右の位置関係は、対応する各構成素の前後の位置関係を示している。例えば、「語」のレベルの構成素に対応する各節点4202〜4208は、層に関わらず、左右の位置関係が、文中の前後の位置関係(順序関係)を示す。また、「句」または「節」のレベルの構成素に対応する各節点4209〜4213は、層毎に、左右の位置関係が、文中の前後の位置関係(順序関係)を示す。
なお、構文解析部2は、構文解析した結果を例えば入れ子の多重の括弧を用いた形式で出力してもよい。図2に示す例では、構文解析結果は、例えば「(ROOT (S (NP (DT This) (NN tree))(VP (VBZ is)(VP (VBG illustrating)(NP (DT the) (NN constituency) (NN relation))))))」と表すことができる。
一方、図1に示す文法機能分類抽出部3は、記憶部4に記憶されている構文解析結果42を参照し、文単位で構文解析結果42における各構成素の構成素種類と各構成素間の階層的位置関係に基づき、複数の構成素から、所定の文法機能分類に属する構成素を抽出する。そして、文法機能分類抽出部3は、解析した結果を文法機能分類抽出結果43として記憶部4に記憶する。本実施形態において、文法機能分類は、「主語」、「述語」、「目的語」または「補語」の分類と、主語、述語、目的語または補語に分類された各構成素に対して所定の位置関係を有する構成素が属する分類(「冒頭にある従属節」、「述語よりも後ろにある名詞句」、・・など)とを含むものとする(詳しくは図4参照)。
図4は、図1に示す文法機能分類抽出部3が抽出する文法機能分類一覧を示す図である。
図4は、各文法機能分類の記号と内容と当該分類の構成素の条件の対応関係とを示している。記号「F_SBAR1」の分類の内容は「冒頭にある従属節」であり、構成素の条件は「主語、述語、目的語または補語を含む節または句の前」に位置することである。記号「F_PP1」の分類の内容は「冒頭にある前置詞句」であり、構成素の条件は「主語、述語、目的語または補語を含む節または句の前」に位置することである。記号「F_S」の分類の内容は「主語」であり、構成素の条件は「従属節に含まれない節または句内」に位置することである。記号「F_V」の分類の内容は「述語(述語動詞)」であり、構成素の条件は「従属節に含まれない節または句内」に位置することである。記号「F_OC」の分類の内容は「目的語または補語」であり、構成素の条件は「従属節に含まれない節または句内」に位置することである。記号「F_NP」の分類の内容は「述語よりも後ろにある名詞句」であり、構成素の条件は「従属節に含まれない節または句内」に位置することである。記号「F_ADJP」の分類の内容は「述語よりも後ろにある形容詞句」であり、構成素の条件は「従属節に含まれない節または句内」に位置することである。記号「F_to」の分類の内容は「述語よりも後ろにあるTo不定詞」であり、構成素の条件は「従属節に含まれない節または句内」に位置することである。記号「F_PP2」の分類の内容は「述語よりも後ろにある前置詞句」であり、構成素の条件は「主語、述語、目的語または補語を含む節または句の後」に位置することである。そして、記号「F_SBAR2」の分類の内容は「述語よりも後ろにある従属節」であり、構成素の条件は「主語、述語、目的語または補語を含む節または句の後」に位置することである。
文法機能分類抽出部3は、図4に示した文法機能分類に属する構成素を抽出する際に、例えば、単文、複文または重文の文の種類によって、主語、述語、または、目的語もしくは補語に対応する構成素を次のように抽出する。すなわち、抽出対象の文が単文である場合、当該文は1つの節のみを含み、主語と述語の組は1組しか含まれないため、文法機能分類抽出部3は、その文が含む主語、述語、または、目的語もしくは補語を、「F_S」、「F_V」または「F_OC」の分類として特定する。また、抽出対象の文が複文である場合、当該文は主節と従属節を含み、主語と述語の組が複数組含まれるが、文法機能分類抽出部3は、主節が含む主語、述語、または、目的語もしくは補語を、「F_S」、「F_V」または「F_OC」の分類にして特定する。また、抽出対象の文が重文である場合、当該文は等位接続された複数の文を含むので、文法機能分類抽出部3は、各文が単文である場合にはその単文が含む主語、述語、または、目的語もしくは補語を「F_S」、「F_V」または「F_OC」の分類として特定し、各文が複文である場合にはその複文の主節が含む主語、述語、または、目的語もしくは補語を「F_S」、「F_V」または「F_OC」の分類として特定する。
なお、述語動詞とは、例えば英語において述語のうち特にその核となる動詞を意味する。述語動詞は、主語の動きや状態を表現する動詞であり、一般に主語の直後に置かれる。
次に、図5から図8を参照して、図1に示す文法機能分類抽出部3の第1動作例について説明する。図5は、図1に示す文法機能分類抽出部3の第1動作例を示すフローチャートである。図6は、図1に示す文法機能分類抽出部3の第1動作例を説明するための説明図である。図7は、図1に示す文法機能分類抽出部3の第1動作例を説明するための模式図であり、処理対象とする構文解析結果の例を、入力文が「When she woke up, I was having breakfast.」である構文木422として示す。なお、図7では、構成素の階層を層番号0〜5として示している。層番号0が最上位の階層(最上層ともいう)であり、層番号5が最下位の階層(最下層ともいう)である。そして、図8は、図1に示す文法機能分類抽出結果43の構成例を示す図である。
第1動作例において、文法機能分類抽出部3は、起動されると、まず、抽出対象の文書があるか否かを判定する(ステップS10)。抽出対象の文書がある場合、すなわち、記憶部4に記憶された複数の文書41のうち、文法機能分類抽出部3が抽出処理を実施していない文書41がある場合(ステップS10で「Yes」の場合)、文法機能分類抽出部3は、抽出対象の文書41を選択する(ステップS11)。一方、抽出対象の文書がない場合(ステップS10で「NO」の場合)、文法機能分類抽出部3は、処理を終了する。
ステップS11で抽出対象の文書41を選択すると、次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文書41から未処理の文を選択する(ステップS12)。次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文書41に対応する構文解析結果42に含まれる選択した文の構文解析結果を参照する(ステップS13)。
次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文に含まれる述語を特定する(ステップS14)。ステップS14において、文法機能分類抽出部3は、図6に「(S14)動詞(述語動詞)の特定」として示すように、「構文木を最上層(層番号としては最も小さい)「S」(文)から「VP」(動詞句)を辿っていき、「VP」(動詞句)の左下の動詞、つまり動詞句の前方の動詞が、述語動詞であると特定する。図7に示す構文木422の例では、文法機能分類抽出部3は、まず、「S」の節点4221から「VP」の節点4222、続いて「VP」の節点4223と辿る。次に、文法機能分類抽出部3は、「VP」の節点4222の左下の「VBD」(動詞)の節点4224に対応する語「was」と「VP」の節点4223の左下の「VBG」(動詞)の節点4225に対応する語「having」を述語動詞として特定する。
次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文に含まれる主語を特定する(ステップS15)。ステップS15において、文法機能分類抽出部3は、図6に「(S15)主語の特定」として示すように、ステップS14で辿ったなかで『最上層(層番号としては最も小さい)の「述語動詞が含まれるVP」と同じ層にある「NP」(名詞句)が主語』であると特定する。図7に示す構文木422の例では、文法機能分類抽出部3は、「VP」の節点4222と同じ層にある「NP」の節点4226の下位に接続された「PRP」(人称代名詞)の節点4227に対応する語「I」を主語として特定する。
次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文に含まれる目的語または補語を特定する(ステップS16)。ステップS16において、文法機能分類抽出部3は、図6に「(S16)目的語/補語の特定」として示すように、ステップS14で辿ったなかで『最下層(層番号としては最も大きい)の「述語動詞が含まれるVP」の左下の動詞と同じ層にある「NP」が目的語/補語』であると特定する。図7に示す構文木422の例では、文法機能分類抽出部3は、「VP」の節点4223の左下の「VBG」の節点4225と同じ層にある「NP」の節点4226の下位に接続された「NN」(名詞)の節点4228に対応する語「breakfast」を目的語または補語として特定する。
次に、文法機能分類抽出部3は、主語、述語、目的語または補語を含む節または句の前後の文法機能分類を特定する(ステップS17)。ステップS17において、文法機能分類抽出部3は、記号「F_SBAR1」(冒頭にある従属節)の分類、記号「F_PP1」(冒頭にある前置詞句)の分類、記号「F_PP2」(述語よりも後ろにある前置詞句)の分類、または記号「F_SBAR2」(述語よりも後ろにある従属節)の分類に対応する構成素を特定する。
本実施形態において、記号「F_SBAR1」(冒頭にある従属節)の分類に対応する構成素は、主語、述語、目的語または補語を含む節または句より前に位置する構成素種類「SBAR」(従属節)の構成素である。記号「F_PP1」(冒頭にある前置詞句)の分類に対応する構成素は、主語、述語、目的語または補語を含む節または句より前に位置する構成素種類「PP」(前置詞句)の構成素である。記号「F_PP2」(述語よりも後ろにある前置詞句)の分類に対応する構成素は、主語、述語、目的語または補語を含む節または句より後ろ位置する構成素種類「PP」(前置詞句)の構成素である。記号「F_SBAR2」(述語よりも後ろにある従属節)の分類に対応する構成素は、主語、述語、目的語または補語を含む節または句より後に位置する構成素種類「SBAR」(従属節)の構成素である。
図7に示す構文木422の例では、ステップS17において文法機能分類抽出部3は、主語を含む「NP」の節点4226より前にある「SBAR」の節点4229に対応する構成素に対応する語「When」、「she」、「woke」、および「up」を、記号「F_SBAR1」(冒頭にある従属節)の分類に対応する構成素として特定する。
次に、文法機能分類抽出部3は、ステップS14〜S17での特定結果を、文法機能分類抽出結果43として記憶部4に保存する(ステップS18)。図8は、文法機能分類抽出結果43の部分の構成例として部分430を示す。図8に示す部分430は、図7で例として用いた文「When she woke up, I was having breakfast.」を含む1つの文書41に対する文法機能分類抽出結果43である。この場合、部分430は、文書41の識別情報(「文書識別情報A」)と文「When she woke up, I was having breakfast.」の識別情報(「文識別情報B」)に対応づけて特定された文法機能分類の記号と構成素に対応する語を示す情報を含んでいる。なお、「文書識別情報A」は、例えば文書41のファイル名、URI(Uniform Resource Identifier)等である。「文識別情報B」は、文書41中で文「When she woke up, I was having breakfast.」を特定するための情報であり、例えば、ページ、行、文字数等を用いて表す文の位置情報とすることができる。例えば、図1に示す検索部5は、文書識別情報と文識別情報を指定することで、文書41とその文書41中の特定の文を参照することができる。
次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文書31内に未処理の文があるか否かを判断する(ステップS19)。未処理の文がある場合(ステップS19で「YES」の場合)、文法機能分類抽出部3は、ステップS12以降の処理を再度実行する。一方、未処理の文がない場合(ステップS19で「NO」の場合)、文法機能分類抽出部3は、ステップS10以降の処理を再度実行する。
以上のように、第1動作例では、文法機能分類抽出部3が、構文解析結果を基に、所定の構成素種類である構成素(第1の構成素とする)から辿った所定の構成素種類である構成素(第2の構成素とする)を特定し、第2の構成素と所定の位置関係を有する構成素(第3の構成素とする)を、文法機能分類の1つに属する構成素として抽出する。よって、概念辞書等を使用することなく、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、所定の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
また、第1動作例において文法機能分類抽出部3は、構成素種類が「文」である構成素(上記第1の構成素に該当)から構成素種類が「動詞句」である構成素(上記第2の構成素に該当)を下層に向けて辿り、辿られた構成素種類が「動詞句」である構成素(上記第2の構成素に該当)の下層にある構成素種類が「動詞」である構成素(上記第3の構成素に該当)を、文法機能分類の1つである「述語」に属する構成素として抽出する。すなわち、第1動作例によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、「述語」の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
また、第1動作例において文法機能分類抽出部3は、上記文法機能分類が「述語」であるとして抽出した構成素を上層に向けて辿り、最も上層に存在する「動詞句」の構成素種類を有する構成素を特定し、特定された「動詞句」の構成素と同層にある構成素種類が「名詞句」である構成素を、文法機能分類の1つである「主語」に属する構成素として抽出する。すなわち、第1動作例によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、「主語」の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
また、第1動作例において文法機能分類抽出部3は、上記文法機能分類が「述語」であるとして抽出した構成素に接続された構成素種類が「動詞句」である構成素を下層に向けて辿り、最も下層に存在する「名詞句」の構成素種類を有する構成素を、文法機能分類の1つである「目的語または補語」に属する構成素として抽出する。すなわち、第1動作例によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、「目的語または補語」の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
次に、図9から図12を参照して、図1に示す文法機能分類抽出部3の第2動作例について説明する。図9は、図1に示す文法機能分類抽出部3の第2動作例を示すフローチャートである。図10は、図1に示す文法機能分類抽出部3の第2動作例を説明するための模式図である。
図10(a)は、文法機能分類抽出部3が使用するパターンの一例を示し、図10(b)は処理対象とする構文解析結果の例を入力文が、「The Student should read an interesting book.」である構文木423として示す。
ここで、この入力文は助動詞「should」を含む。
図11(a)は、文法機能分類抽出部3が使用する他のパターンの例を示し、図11(b)は処理対象とする構文解析結果の例を入力文が、「Members are loved by a big dog that eats sugar toasts and have a good amount of muscle.」である構文木424として示す。ここで、この入力文は助動詞を含まない。
図12(a)は文法機能分類抽出部3が使用する他のパターンの例を示し、図12(b)は処理対象とする構文解析結果の例を入力文が「In library the student should read good work books and the Librarian should ensure that all the book is vandal resistant.」である構文木425として示す。ここで、この入力文は重文であり、各文が助動詞「should」を含む。
なお、第2動作例においても第1動作例と同様、文法機能分類抽出部3によって、図4に示す文法機能分類が抽出される。
第2動作例において、文法機能分類抽出部3は、起動されると、まず、抽出対象の文書があるか否かを判定する(ステップS20)。抽出対象の文書がある場合、すなわち、記憶部4に記憶された複数の文書41のうち、文法機能分類抽出部3が抽出処理を実施していない文書41がある場合(ステップS20で「Yes」の場合)、文法機能分類抽出部3は、抽出対象の文書41を選択する(ステップS21)。一方、抽出対象の文書がない場合(ステップS20で「NO」の場合)、文法機能分類抽出部3は、処理を終了する。
ステップS21で抽出対象の文書41を選択すると、次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文書41から未処理の文を選択する(ステップS22)。次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文書41に対応する構文解析結果42に含まれる選択した文の構文解析結果を参照する(ステップS23)。
次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文の種類に対応する1または複数のパターンを選択する(ステップS24)。ここで、文の種類に対応するパターンとは、所定の文の種類毎かつ文法機能分類毎に予め設定した構文解析結果(構文木)の形態である。文の種類とは、例えば、当該文が重文であるとか、重文ではない文であるとか、当該文が助動詞を含む文であるとかといった文の分類である。また、パターンとは、複数の節点(構成素)間の接続形態に対応するものであり、文法機能分類毎に設定される。各パターンは、文の種類毎に、例えば、ある節点がある文法機能分類に属する場合には当該節点に対して他の節点がどうような構成素種類であってどのような接続関係にあるのかということを示して定義することができる。なお、各パターンは、例えば複数の例文を対象にして試行錯誤的に作成することができる。
図10(a)は、文が構成素「MD」(助動詞)を含む種類である場合に、文法機能分類「F_V」(述語)を特定するためのパターンを示す。この場合、パターンはルール1からルール4を含む。ルール1からルール4のすべてが満たされる場合に文法機能分類抽出部3は当該節点の文法機能分類が「F_V」(述語)であると特定する。ルール1は「1つ目の親がVP(動詞句)」、ルール2は「1つ目の親の左兄弟がMD」、ルール3は「3つ目の親がS(文)」、ルール4は「4つ目の親がいない」である。
図10(b)に示す助動詞を含む文の構文解析結果である構文木423では、構成素種類が「動詞(VB)」の節点4231に着目した場合、節点4231の1つ目の親の節点4232の構成素種類が「VP」であり、ルール1が満たされる。また、1つ目の親の節点4232の左兄弟の節点4233の構成素種類が「MD」であり、ルール2が満たされる。節点4231の2つ目の親の節点4234の親(3つ目の親)の節点4235の構成素種類が「S(文)」であり、ルール3が満たされる。そして、3つ目の親の節点4235は「ROOT」であるから、ルール4が満たされる。よって、図10(b)に示す構文木423に基づき、文法機能分類抽出部3は、節点4231に対応する語「provide」が文法機能分類「F_V」(述語)であると特定することができる。
また、図11(a)は、文が「MD」(助動詞)の構成素を含まない種類である場合に、文法機能分類「F_V」(述語)を特定するためのパターンを示す。この場合、パターンはルール1からルール3を含む。ルール1からルール3のすべてが満たされる場合に文法機能分類抽出部3は当該節点の文法機能分類が「F_V」(述語)であると特定する。ルール1は「1つ目の親がVP(動詞句)」、ルール2は「2つ目の親がS(文)」、ルール3は「3つ目の親がいない」である。
図11(b)に示す助動詞を含まない文の構文解析結果である構文木424では、構成素種類が「動詞(VBP)」の節点4241に着目した場合、節点4241の1つ目の親の節点4242の構成素種類が「VP」であり、ルール1が満たされる。また、節点4241の2つ目の親の節点4243の構成素種類が「S(文)」であり、ルール2が満たされる。そして、2つ目の親の節点4243は「ROOT」であるから、ルール3が満たされる。よって、図11(b)に示す構文木424に基づき、文法機能分類抽出部3は、節点4241に対応する語「are」が文法機能分類「F_V」(述語)であると特定することができる。
また、図12(a)は、文の種類が重文であり、各文が助動詞を含む場合に、文法機能分類「F_V」(述語)を特定するためのパターンを示す。この場合、パターンはルール1からルール4を含む。ルール1からルール4のすべてが満たされる場合に文法機能分類抽出部3は当該節点の文法機能分類が「F_V」(述語)であると特定する。ルール1は「1つ目の親がVP(動詞句)」、ルール2は「3つ目の親がS(文)」、ルール3は「1つ目の親の左兄弟がMD(助動詞)」、ルール4は「4つ目の親がS(文)」である。
図12(b)に示す各文が助動詞を含む重文であるの構文解析結果である構文木425では、構成素種類が「動詞(VB)」の節点4251に着目した場合、節点4251の1つ目の親の節点4252の構成素種類が「VP」であり、ルール1が満たされる。また、節点4251の3つ目の親の節点4253の構成素種類が「S(文)」であり、ルール2が満たされる。また、1つ目の親の節点4252の左兄弟の節点4254の構成素種類が「MD」であり、ルール3が満たされる。そして、節点4251の4つ目の親の節点4255の構成素種類が「S(文)」であり、ルール4が満たされる。よって、図12(b)に示す構文木425に基づき、文法機能分類抽出部3は、節点4251に対応する語「enable」が文法機能分類「F_V」(述語)であると特定することができる。
また、構文木425では、構成素種類が「動詞(VB)」の節点4256に着目した場合、節点4256の1つ目の親の節点4257の構成素種類が「VP」であり、ルール1が満たされる。また、節点4256の3つ目の親の節点4258の構成素種類が「S(文)」であり、ルール2が満たされる。また、1つ目の親の節点4257の左兄弟の節点4259の構成素種類が「MD」であり、ルール3が満たされる。そして、節点4256の4つ目の親の節点4255の構成素種類が「S(文)」であり、ルール4が満たされる。よって、図12(b)に示す構文木425に基づき、文法機能分類抽出部3は、節点4256に対応する語「enable」が文法機能分類「F_V」(述語)であると特定することができる。
さて、ステップS24で選択した文の種類に対応するパターンを選択した後、文法機能分類抽出部3は、ステップS23で参照した構文解析結果がステップS24で選択した各パターンに適合する場合に、図10から図12を参照して説明したようにして所定の文法機能分類に属する各構成素を特定する(ステップS25)。
次に、文法機能分類抽出部3は、ステップS25での特定結果を、第1動作例と同様にして文法機能分類抽出結果43として記憶部4に保存する(ステップS26)。
次に、文法機能分類抽出部3は、選択した文書41内に未処理の文があるか否かを判断する(ステップS27)。未処理の文がある場合(ステップS27で「YES」の場合)、文法機能分類抽出部3は、ステップS22以降の処理を再度実行する。一方、未処理の文がない場合(ステップS27で「NO」の場合)、文法機能分類抽出部3は、ステップS20以降の処理を再度実行する。
以上のように第2動作例では、文法機能分類抽出部3が、各構成素の構成素種類と各構成素間の階層的位置関係が、所定のパターンに適合する場合に、複数の構成素から、所定の文法機能分類に属する構成素を抽出する。よって、概念辞書等を使用することなく、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、所定の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
また、第2動作例において文法機能分類抽出部3は、ある構成素(第1の構成素とする)の1つ上層の構成素(第2の構成素とする)の構成素種類が「動詞句」であり、第2の構成素の同層の前方に存在し、第2の構成素と同一の構成素に上層で接続される構成素(第3の構成素とする)の構成素種類が「助動詞」であり、第1の構成素の3つ上層の構成素(第4の構成素とする)の構成素種類が「文」であり、かつ、第1の構成素の4つ上層に構成素が存在しないということを所定のパターンとして、各構成素の構成素種類と各構成素間の階層的位置関係が当該パターンに適合する場合に、第1の構成素を、文法機能分類の1つである「述語」に属する構成素として抽出する。すなわち、第2動作例によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、入力文が助動詞を含む場合に「述語」の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
また、第2動作例において文法機能分類抽出部3は、入力文に助動詞を含まない場合において、ある構成素(第1の構成素とする)の1つ上層の構成素(第2の構成素とする)の構成素種類が「動詞句」であり、第1の構成素の2つ上層の構成素(第3の構成素とする)の構成素種類が「文」であり、かつ、第1の構成素の3つ上層の構成素が存在しないということを所定のパターンとして、各構成素の構成素種類と各構成素間の階層的位置関係が当該パターンに適合するときに、第1の構成素を、文法機能分類の1つである「述語」に属する構成素として抽出する。すなわち、第2動作例によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、入力文が助動詞を含む場合に「述語」の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
また、第2動作例において文法機能分類抽出部3は、入力文が重文である場合において、ある構成素(第1の構成素とする)の1つ上層の構成素(第2の構成素とする)の構成素種類が「動詞句」であり、第1の構成素の3つ上層の構成素(第3の構成素とする)の構成素種類が「文」であり、第2の構成素の同層の前方に存在し、第2の構成素と同じく他の構成素(第4の構成素とする)に上層で接続される構成素(第5の構成素とする)の構成素種類が「助動詞」であり、かつ、第1の構成素の4つ上層の構成素の構成素種類が「文」であるということを所定のパターンとして、各構成素の構成素種類と各構成素間の階層的位置関係とが当該パターンに適合するときに、第1の構成素を、文法機能分類の1つである「述語」に属する構成素として抽出する。すなわち、第2動作例によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、入力文が助動詞を含む場合に「述語」の文法機能分類を構成素に対して特定することができる。
一方、図1に示す検索部5(検索装置)は、検索処理部51を備える。検索処理部51は、文法機能分類抽出結果43を検索対象として、指定された文法機能分類52とキーワード53に対応する構成素を含む文を検索し、検索結果54を出力する。検索部5は、例えば、指定されたキーワード53と一致する指定された文法機能分類52として抽出された1または複数の語を含む文を抽出し、検索結果54として出力する。すなわち、検索処理部51は、文法機能分類抽出部3が、文の構成単位である複数の構成素と各構成素の種類である構成素種類と各構成素間の階層的位置関係で入力文を表す構文解析結果42を参照し、構文解析結果42における各構成素の構成素種類と各構成素間の階層的位置関係に基づき、複数の構成素から、所定の文法機能分類に属する構成素を抽出した結果である文法機能分類抽出結果43を、検索対象として、指定された文法機能分類52とキーワード53に対応する構成素を含む文を検索する。
検索部5によれば、文法機能分類を考慮することで、考慮しない単純なキーワード検索よりも精度高く意図する文を抽出することができる。
なお、検索部5が入力する文法機能分類52とキーワード53はそれぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。複数の場合には例えば論理和や論理積、否定等を用いて組み合わせることができる。例えば、検索部5は、指定した第1の文法機能分類52で第1のキーワード53に一致する1または複数の語を含み、かつ、指定した第2の文法機能分類52で第2のキーワード53に一致する1または複数の語を含まない文を検索することができる。
以上のように、本実施形態によれば、構文解析の結果に対して簡単な処理を行うことで、構成素に対して所定の文法機能分類を特定することができる。また、本実施形態によれば、文法機能分類を考慮することで、考慮しない単純なキーワード検索よりも精度高く意図する文を抽出することができる。
なお、本実施形態の自然言語処理装置1は、日本語等の英語以外の自然言語を処理対象とすることができる。その場合、自然言語処理装置1は、形態素解析を行う構成を備えていてもよい。また、文書41の内容に限定はないが、例えば、製品設計や開発の分野で用いる場合には、客先提案依頼書、指示書、仕様書、国内法令、外国法令、国際規格を記載した文書を処理対象の文書41とすることができる。この場合に、機器名、部品名、材料名やそれらの属性をキーワードとして用いる場合に、主語、目的語等の文法機能分類を用いることでより詳細な検索が可能となり、検索精度を向上させることが期待される。また、例えば測定条件等は冒頭部分に書かれていることが多く、例えば冒頭部分に書かれたキーワードに一致する語を除外するといった検索を行うことが有効である場合がある。また、文法機能分類抽出部3は、上述した第1動作例と第2動作例を組み合わせて文法機能分類を抽出(特定)してもよい。
図13は、上述の実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ9は、CPU91、主記憶装置92、補助記憶装置93、インタフェース94を備える。
上述の自然言語処理装置1は、コンピュータ9を備える。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置93に記憶されている。CPU91は、プログラムを補助記憶装置93から読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。例えば、上述した構文解析部2、文法機能分類抽出部3、および、検索部5(検索処理部51)は、CPU91であってよい。
また、CPU91は、プログラムに従って、上述した記憶部4に対応する記憶領域を主記憶装置92または補助記憶装置93に確保してもよい。
なお、自然言語処理装置1、構文解析装部2、文法機能分類抽出部3、検索部5、文法機能分類抽出結果43等を構成するプログラムやデータは、その一部または全部をコンピュータ読取可能な記録媒体あるいは通信回線を介して頒布することができる。また、自然言語処理装置1を複数のコンピュータで構成する場合、複数のコンピュータは、ネットワークを介して分散して配置されていてもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 自然言語処理装置
2 構文解析部
3 文法機能分類抽出部(抽出部)
4 記憶部
5 検索部
51 検索処理部

Claims (13)

  1. 文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理装置であって、
    入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成する構文解析部と、
    前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する抽出部を備える
    自然言語処理装置。
  2. 前記抽出部は、
    前記構文解析結果を基に、所定の前記構成素種類である第1の前記構成素から辿った所定の前記構成素種類である第2の前記構成素を特定し、
    第2の前記構成素と所定の位置関係を有する第3の前記構成素を、前記文法機能分類の1つに属する前記構成素として抽出する
    請求項1に記載の自然言語処理装置。
  3. 前記抽出部は、
    前記構成素種類が「文」である第1の前記構成素から前記構成素種類が「動詞句」である第2の前記構成素を下層に向けて辿り、
    辿られた前記構成素種類が「動詞句」である第2の前記構成素の下層にある前記構成素種類が「動詞」である第3の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する
    請求項2に記載の自然言語処理装置。
  4. 前記抽出部は、
    前記文法機能分類が「述語」であるとして抽出した前記構成素を上層に向けて辿り、最も上層に存在する「動詞句」の前記構成素種類を有する前記構成素を特定し、
    特定された「動詞句」の前記構成素と同層にある前記構成素種類が「名詞句」である前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「主語」に属する前記構成素として抽出する
    請求項3に記載の自然言語処理装置。
  5. 前記抽出部は、前記文法機能分類が「述語」であるとして抽出した前記構成素に接続された前記構成素種類が「動詞句」である前記構成素を下層に向けて辿り、
    最も下層に存在する「名詞句」の前記構成素種類を有する前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「目的語または補語」に属する前記構成素として抽出する
    請求項3または4に記載の自然言語処理装置。
  6. 前記抽出部は、前記各構成素の前記構成素種類と前記各構成素間の前記階層的位置関係が、所定のパターンに適合する場合に、前記複数の構成素から、前記所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する
    請求項1に記載の自然言語処理装置。
  7. 第1の前記構成素の1つ上層の第2の前記構成素の前記構成素種類が「動詞句」であり、
    第2の前記構成素の同層の前方に存在し、第2の前記構成素と同一の構成素に上層で接続される第3の前記構成素の前記構成素種類が「助動詞」であり、
    第1の前記構成素の3つ上層の第4の前記構成素の前記構成素種類が「文」であり、かつ、
    第1の前記構成素の4つ上層に前記構成素が存在しない、
    との前記パターンに適合する場合、
    前記抽出部は、第1の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する
    請求項6に記載の自然言語処理装置。
  8. 前記入力文に助動詞を含まない場合において、
    第1の前記構成素の1つ上層の第2の前記構成素の前記構成素種類が「動詞句」であり、
    第1の前記構成素の2つ上層の第3の前記構成素の前記構成素種類が「文」であり、かつ、
    第1の前記構成素の3つ上層の構成素が存在しない、
    との前記パターンに適合する場合、
    前記抽出部は、第1の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する
    請求項6に記載の自然言語処理装置。
  9. 前記入力文が重文である場合において、
    第1の前記構成素の1つ上層の第2の前記構成素の前記構成素種類が「動詞句」であり、
    第1の前記構成素の3つ上層の第3の前記構成素の前記構成素種類が「文」であり、
    第2の前記構成素の同層の前方に存在し、第2の前記構成素と同一の構成素に上層で接続される前記構成素の前記構成素種類が「助動詞」であり、かつ、
    第1の前記構成素の4つ上層の前記構成素の前記構成素種類が「文」である、
    との前記パターンに適合する場合、
    前記抽出部は、第1の前記構成素を、前記文法機能分類の1つである「述語」に属する前記構成素として抽出する
    請求項6に記載の自然言語処理装置。
  10. 文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を用いて検索する検索装置であって、
    入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成する構文解析部と、
    前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出する抽出部と、
    前記抽出部による文法機能分類の抽出結果を、検索対象として、指定された前記文法機能分類とキーワードとに対応する前記構成素を含む前記文を検索する検索処理部と、
    を備える検索装置。
  11. 文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理方法であって、
    入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成するステップと、
    前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出するステップと、
    を有する自然言語処理方法。
  12. 文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を用いて検索する検索方法であって、
    入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成するステップと、
    前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出するステップと、
    前記抽出部による文法機能分類の抽出結果を、検索対象として、指定された前記文法機能分類とキーワードとに対応する前記構成素を含む前記文を検索するステップと、
    を有する検索方法。
  13. 文の構成単位である一以上の単語のまとまりからなる構成素の文法的な機能の分類を示す文法機能分類を特定する自然言語処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    入力文を文単位で構文解析し、複数の前記構成素と、前記各構成素の種類である構成素種類とを、前記各構成素間の階層的位置関係で表す構文解析結果を生成するステップと、
    前記構文解析結果における前記各構成素の前記構成素種類と前記階層的位置関係とに基づき、複数の前記構成素から、所定の文法機能分類に属する前記構成素を抽出するステップと、
    を実行させるプログラム。
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