JP2019196081A - Vehicle front part structure - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、車両前部構造に関する。 The present disclosure relates to a vehicle front structure.
車両のエンジンルームから車外に漏れる音を低減するための車両前部構造として、例えば、ホイールハウス内における車輪とサイドメンバとの間に遮音壁等を配置する構造が知られている(例えば特許文献1参照)。 As a vehicle front structure for reducing sound leaking from the engine room of a vehicle to the outside of the vehicle, for example, a structure in which a sound insulation wall or the like is arranged between a wheel and a side member in a wheel house is known (for example, Patent Document 1). reference).
一般に、車両のホイールハウス内において、ドライブシャフト及びタイロッドよりも車両後方側には、エンジンルームとホイールハウスとを繋ぐ開口部が形成されている。このため、エンジンにより発生した音は、エンジンルームから開口部を通過してホイールハウス内に伝わり、車外に漏れる。そこで、開口部を塞ぐ位置に遮音壁を配置することで、エンジンルームから開口部を介して車外に漏れる音を遮り、車外騒音を効果的に低減することが考えられる。 Generally, in the vehicle wheel house, an opening for connecting the engine room and the wheel house is formed on the vehicle rear side of the drive shaft and the tie rod. For this reason, the sound generated by the engine passes through the opening from the engine room and is transmitted into the wheel house and leaks outside the vehicle. In view of this, it is conceivable that a sound insulation wall is disposed at a position where the opening is blocked to block noise leaking from the engine room through the opening to effectively reduce outside noise.
ところで、車両の走行時には、例えば車体の側面に沿って車両後方側に向かって流れる走行風が生じるとともに、エンジンルームから上述した開口部を通過してフロントホイールハウス内に流入する流入空気が生じる。このため、開口部を塞ぐ位置に遮音壁を配置すると、開口部を通過しようとする流入空気の流れが当該遮音壁によって乱され、遮音壁を回り込んだ流入空気が車両側方側に向かって流れ出すこととなる。その結果、車両側方側に向かう流入空気と車両後方側に向かう走行風とがぶつかり合い、車両の空気抵抗が増大するおそれがある。 By the way, when the vehicle travels, for example, traveling wind that flows toward the rear side of the vehicle along the side surface of the vehicle body is generated, and inflow air that flows from the engine room through the opening described above into the front wheel house is generated. For this reason, when the sound insulation wall is arranged at a position that closes the opening, the flow of the inflowing air that attempts to pass through the opening is disturbed by the sound insulation wall, and the inflowing air that has entered the sound insulation wall flows out toward the side of the vehicle. Become. As a result, the inflow air toward the side of the vehicle and the traveling wind toward the rear of the vehicle collide with each other, which may increase the air resistance of the vehicle.
そこで、本開示は、エンジンルームから車外への音を低減しつつ走行時における空気抵抗の増大を抑制することができる車両前部構造を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present disclosure is to provide a vehicle front structure that can suppress an increase in air resistance during traveling while reducing sound from the engine room to the outside of the vehicle.
本開示の一態様に係る車両前部構造は、フロントにエンジンが搭載された車両のフロントホイールハウス内に配置され、エンジンからフロントホイールハウス側への音を遮る遮音体を備え、遮音体は、車両のドライブシャフト及びタイロッドよりも車両前後方向における車両後方側、且つ、エンジンよりも車両幅方向における車両側方側に配置された遮音壁部と、車両前後方向におけるドライブシャフト及びタイロッドと遮音壁部との間であって、遮音壁部の前端部よりも車両幅方向における車両側方側に配置された空気案内壁部と、を有し、空気案内壁部は、エンジン側からフロントホイールハウス内に流入し、遮音壁部よりも車両前後方向における車両前方側を通過する流入空気を、流入空気が空気案内壁部と遮音壁部との間を通過して車両前後方向における車両後方側に流れるように案内する。 A vehicle front structure according to an aspect of the present disclosure includes a sound insulator that is disposed in a front wheel house of a vehicle in which an engine is mounted on the front, and that blocks sound from the engine to the front wheel house. A sound insulation wall portion disposed on the vehicle rear side in the vehicle front-rear direction from the vehicle drive shaft and tie rod and on the vehicle side direction in the vehicle width direction from the engine, and the drive shaft, tie rod and sound insulation wall portion in the vehicle front-rear direction. And an air guide wall portion disposed on the side of the vehicle in the vehicle width direction from the front end portion of the sound insulation wall portion, and the air guide wall portion flows into the front wheel house from the engine side. The inflowing air that passes the vehicle front side in the vehicle front-rear direction than the sound insulation wall portion passes between the air guide wall portion and the sound insulation wall portion. To guide the flow in the vehicle rear in both longitudinal directions.
本開示の種々の態様によれば、エンジンルームから車外への音を低減しつつ走行時における空気抵抗の増大を抑制することが可能となる。 According to various aspects of the present disclosure, it is possible to suppress an increase in air resistance during traveling while reducing sound from the engine room to the outside of the vehicle.
以下、図面を参照して、例示的な実施形態について説明する。 Hereinafter, exemplary embodiments will be described with reference to the drawings.
図1は、本実施形態に係る車両前部構造10を示す斜視図である。図2は、図1において遮音体20を除いた状態を示す斜視図である。図3は、車両前部構造10を模式的に示す平面図である。図1〜図3に示されるように、車両1は、フロント2にエンジン3が搭載された乗用車等である。以下の説明では、車両1の車両前後方向、車両幅方向、車両高さ方向を、それぞれ、x軸方向、y軸方向、z軸方向という。車両1の走行時には、例えば車両1の車体の側面に沿って、x軸方向における車両後方側に向かって流れる走行風が生じる。
FIG. 1 is a perspective view showing a vehicle
車両1は、上述したエンジン3に加えて、エンジン3等を保持するサブフレーム4、フロント2部分の剛性を確保する一対のフロントサイドメンバ5、前輪6、前輪6が配置されるフロントホイールハウス7、エンジン3からの駆動力を前輪6に伝達するドライブシャフト8、及び操舵に応じて前輪6の向きを変えるタイロッド9を備えている。また、車両1は、遮音体20を備える車両前部構造10を採用している。車両前部構造10は、車両1の左側又は右側のいずれに採用されていてもよく、左側及び右側の両方に採用されていてもよい。以下、車両1の左側に採用された車両前部構造10を例示して説明するが、車両1の右側に採用される車両前部構造10も同様の構成を備えていてよい。
In addition to the
サブフレーム4は、エンジン3の下方に配置された部材であり、車両1の車体の下面に沿ってx軸方向に略水平に延在している。より具体的には、サブフレーム4は、x軸方向において、少なくともドライブシャフト8及びタイロッド9の下方からフロントホイールハウス7の後端部付近まで延在している。
The sub frame 4 is a member arranged below the
フロントサイドメンバ5は、エンジンルームの左右両側にそれぞれ配置された長尺状の部材であり、例えばダッシュパネル(不図示)付近から車両1の前部までx軸方向にそれぞれ延在している。フロントサイドメンバ5の下面部5aは、例えば以下のような形状をなしている。フロントサイドメンバ5の下面部5aは、y軸方向から見て、フロントホイールハウス7の後端部付近ではサブフレーム4と近接又は重複する位置(すなわち、車両1の車体の下面付近の位置)に存在する。そして、フロントサイドメンバ5の下面部5aは、車両前方に向かうに従ってz軸方向における上方に向かい、ドライブシャフト8及びタイロッド9の上方まで延びる。フロントサイドメンバ5の下面部5aは、ドライブシャフト8及びタイロッド9よりも車両前方側では、y軸方向から見て、車両1の前部まで略水平に延在している。
The front side member 5 is a long member disposed on each of the left and right sides of the engine room. For example, the front side member 5 extends in the x-axis direction from the vicinity of a dash panel (not shown) to the front of the
前輪6は、フロントホイールハウス7内に収容されている。前輪6は、エンジン3に変速機等を介して接続されたドライブシャフト8の端部に接続されている。また、前輪6は、タイロッド9に接続されており、操舵に応じてタイロッド9がy軸方向に進退することで車両1の進行方向に応じた方向を向く。
The
y軸方向から見て、サブフレーム4、フロントサイドメンバ5、ドライブシャフト8、及びタイロッド9は、開口部Pを画成している(図2参照)。すなわち、サブフレーム4、フロントサイドメンバ5、ドライブシャフト8、及びタイロッド9により囲まれた領域は、隔壁等により塞がれていない。なお、「塞がれていない」とは、必ずしも一切の部材が開口部P内に存在していない態様に限定されず、開口部Pを音及び気流が通過可能な程度の量の部材が開口部Pに存在している態様も含まれる。開口部Pは、エンジンルームとフロントホイールハウス7との間を繋ぐように形成されている。エンジン3により発生した音は、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に伝わる。また、車両1の走行時には、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に流入する流入空気が生じる。
As viewed from the y-axis direction, the subframe 4, the front side member 5, the
図4は、遮音体20を模式的に示す斜視図である。図1〜図4に示されるように、遮音体20は、車両1のフロントホイールハウス7内に配置され、エンジン3からフロントホイールハウス7側への音を遮る部材である。特に、遮音体20は、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に伝わる音を遮る。遮音体20は、フロントホイールハウス7内において開口部Pを塞ぐ位置に配置されている。また、遮音体20は、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に流入する流入空気を案内する。
FIG. 4 is a perspective view schematically showing the
遮音体20は、遮音壁部21、空気案内壁部22、上方連結部23、及び下方連結部24を有している。遮音体20は、例えばガラス繊維材等の吸音材で形成されていてもよく、例えば、周波数500Hz以上2000Hz以下での吸音率が0.2以上0.8以下の吸音材で形成されていてもよい。
The
遮音壁部21は、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に伝わる音を遮る。遮音壁部21は、車両1のドライブシャフト8及びタイロッド9よりもx軸方向における車両後方側、且つ、エンジン3よりもy軸方向における車両側方側(すなわち、車両1のy軸方向における車両中心側とは反対側)に配置されている。遮音壁部21は、例えば板状をなし、開口部Pの少なくとも一部を塞ぐように配置されている。遮音壁部21は、エンジン3側からフロントホイールハウス7内に流入する流入空気が遮音壁部21よりもx軸方向における車両前方側を通過する位置に配置されている。
The sound
遮音壁部21は、フロントホイールハウス7内に配置されたときに、下端部21aがサブフレーム4の上面部4aに沿うとともに上端部21bがフロントサイドメンバ5の下面部5aに沿うように形成されている。より具体的に、遮音壁部21は、フロントホイールハウス7内に配置されたときに、その下端部21aがx軸方向に略水平に延在し、且つ、その上端部21bが遮音壁部21の後端から前側に向かうに従ってz軸方向における上方に向かって延在するように形成されていてもよい。つまり、遮音壁部21は、その後端から前側に向かうに従って拡幅する略三角形状をなしていてもよい。遮音壁部21の前端部21cは、空気案内壁部22の後端部22cとは離間しており、例えばz軸方向に沿って延在している。
The
空気案内壁部22は、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に流入する流入空気を案内する。空気案内壁部22により案内される流入空気の流れについては後述する。空気案内壁部22は、さらに、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に伝わる音を遮ってもよい。空気案内壁部22は、x軸方向におけるドライブシャフト8及びタイロッド9と遮音壁部21との間であって、遮音壁部21の前端部21cよりもy軸方向における車両側方側に配置されている。空気案内壁部22は、例えば板状をなし、開口部Pの少なくとも一部を塞ぐように配置されている。空気案内壁部22は、エンジン3側からフロントホイールハウス7内に流入する流入空気が空気案内壁部22に当りやすい位置に配置されている。また、空気案内壁部22は、操舵時におけるタイロッド9の軌跡と干渉しない位置に配置されている。
The air
空気案内壁部22は、フロントホイールハウス7内に配置されたときに、下端部22aがサブフレーム4の上面部4aに沿うとともに上端部22bがフロントサイドメンバ5の下面部5aに沿うように形成されている。より具体的に、空気案内壁部22は、フロントホイールハウス7内に配置されたときに、その下端部22aがx軸方向に略水平に延在し、且つ、その上端部22bが空気案内壁部22の後端から前側に向かうに従ってz軸方向における上方に向かって延在するように形成されていてもよい。空気案内壁部22の後端部22cは、遮音壁部21の前端部21cとは離間しており、例えばz軸方向に沿って延在している。空気案内壁部22は、z軸方向を長手方向として延在した四角形状をなしていてもよい。
The air
上方連結部23は、遮音壁部21と空気案内壁部22とを上方で連結する。上方連結部23は、遮音壁部21と空気案内壁部22との位置関係を保持するとともに、遮音体20全体としての剛性を確保する。上方連結部23は、フロントサイドメンバ5の下面部5aに沿うように形成されている。
The upper connecting
下方連結部24は、遮音壁部21と空気案内壁部22とを下方で連結する。下方連結部24は、遮音壁部21と空気案内壁部22との位置関係を保持するとともに、遮音体20全体としての剛性を確保する。下方連結部24は、サブフレーム4の上面部4aに沿うように形成されている。
The
上述したように、遮音壁部21の前端部21cと空気案内壁部22の後端部22cとはx軸方向に互いに離間している。これにより、遮音壁部21の前端部21cと空気案内壁部22の後端部22cとの間には、間隙Gが形成されている。ここでは、間隙Gは、上方を上方連結部23により規定されるとともに、下方を下方連結部24により規定されている。つまり、間隙Gは、遮音壁部21の前端部21c、空気案内壁部22の後端部22c、上方連結部23、及び下方連結部24により画成された略四角形状をなしている。
As described above, the
続いて、z軸方向から見たときの遮音壁部21と空気案内壁部22との位置関係について説明する。図5は、遮音壁部21と空気案内壁部22との位置関係を模式的に示す平面図である。
Next, the positional relationship between the
z軸方向から見て、遮音壁部21の延在方向と空気案内壁部22の延在方向とは、角度θの傾きを有している。ここでは、空気案内壁部22は、例えばx軸方向に平行に延在しており、遮音壁部21は、車両前方に向かうに従ってy軸方向における車両中心側に向かうように、x軸方向に対して角度θだけ傾いて延在している。角度θは、例えば15度以上25度以下である。
When viewed from the z-axis direction, the extending direction of the sound insulating
また、x軸方向において、遮音壁部21の前端部21cと空気案内壁部22の後端部22cとは距離Lだけ離間している。距離Lは、間隙Gのx軸方向における幅である。距離Lは、間隙Gを流入空気F1,F2が好適に通過可能な距離に設定されてよく、例えば車両1のフロント2部分のレイアウトに応じた距離に設定される。
Further, in the x-axis direction, the
続いて、図5を参照して、車両1の走行時における流入空気F1,F2の流れについて説明する。
Then, with reference to FIG. 5, the flow of inflow air F1, F2 at the time of driving | running | working of the
車両1の走行時には、エンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に、例えば流入空気F1,F2が流入する。流入空気F1は、x軸方向における車両前方から車両後方に向かうに従ってy軸方向における車両中心側とは反対側に向かうように流れる空気である。流入空気F2は、y軸方向における車両中心側とは反対側に向かって、y軸方向と略平行に流れる空気である。
During traveling of the
フロントホイールハウス7内に流入空気F1が流入すると、流入空気F1は、間隙Gを通過して車両後方側に流れる。すなわち、流入空気F1は、空気案内壁部22の後端部22cと遮音壁部21の前端部21cとの間を通過し、遮音壁部21に沿ってx軸方向における車両後方側に流れるように空気案内壁部22により案内される。換言すると、空気案内壁部22は、エンジン3側からフロントホイールハウス7内に流入し、遮音壁部21よりもx軸方向における車両前方側を通過する流入空気F1を、流入空気F1が空気案内壁部22と遮音壁部21との間を通過してx軸方向における車両後方側に流れるように案内する。遮音壁部21に沿って車両後方側に流れた流入空気F1は、車両1の車体の側面に沿って車両後方側に向かって流れる走行風と合流する。このとき、流入空気F1は、走行風に沿った方向に流れているため、走行風の流れを乱しにくい。
When the inflow air F1 flows into the
フロントホイールハウス7内に流入空気F2が流入すると、流入空気F2は、空気案内壁部22に当たって車両後方側に流れるように向きを変え、間隙Gを通過して車両後方側に流れる。すなわち、流入空気F2は、空気案内壁部22の後端部22cと遮音壁部21の前端部21cとの間を通過し、遮音壁部21に沿ってx軸方向における車両後方側に流れるように空気案内壁部22により案内される。換言すると、空気案内壁部22は、エンジン3側からフロントホイールハウス7内に流入し、遮音壁部21よりもx軸方向における車両前方側を通過する流入空気F2を、流入空気F2が空気案内壁部22と遮音壁部21との間を通過してx軸方向における車両後方側に流れるように案内する。遮音壁部21に沿って車両後方側に流れた流入空気F2は、車両1の車体の側面に沿って車両後方側に向かって流れる走行風と合流する。このとき、流入空気F2は、走行風に沿った方向に流れているため、走行風の流れを乱しにくい。
When the inflowing air F2 flows into the
以上説明したように、車両前部構造10では、遮音体20は、ドライブシャフト8及びタイロッド9よりも車両後方側且つエンジン3よりも車両側方側に配置された遮音壁部21と、ドライブシャフト8及びタイロッド9と遮音壁部21との間に配置された空気案内壁部22と、を有している。このため、遮音体20は、ドライブシャフト8及びタイロッド9の車両後方側に形成されたエンジンルームとフロントホイールハウス7との間の開口部Pを塞ぐことができる。したがって、車両前部構造10は、エンジンルームから開口部Pを介して車外に漏れる音を遮り、車外騒音を効果的に低減することができる。また、遮音体20では、遮音壁部21と空気案内壁部22との間には間隙Gが形成されている。車両1の走行時にエンジンルームから開口部Pを通過してフロントホイールハウス7内に流入する流入空気F1,F2は、間隙Gを通過し、遮音壁部21に沿ってx軸方向における車両後方側に流れるように空気案内壁部22により案内される。つまり、流入空気F1,F2が遮音体20により流れを乱されて車両側方側に向かって流れ出すことが抑制される。このように、流入空気F1,F2は、遮音壁部21に沿って車両後方側に流れるため、車両1の車体の側面に沿って車両後方側に向かって流れる走行風とスムーズに合流する。したがって、流入空気F1,F2により走行風の流れが乱されにくく、車両1の空気抵抗への悪影響が低減される。以上により、車両前部構造10によれば、エンジンルームから車外への音を低減しつつ走行時における空気抵抗の増大を抑制することが可能となる。
As described above, in the
上述した実施形態は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。 The above-described embodiments can be implemented in various forms with various changes and improvements based on the knowledge of those skilled in the art.
例えば、遮音壁部21の前端部21cと空気案内壁部22の後端部22cとは、y軸方向において離間していればよく、x軸方向においては離間していなくてもよい。換言すると、距離Lは0mmであってもよい。図6は、変形例に係る遮音体20Aの遮音壁部21と空気案内壁部22との位置関係を模式的に示す平面図である。図6に示されるように、遮音体20Aでは、y軸方向から見て、遮音壁部21の前端部21cと空気案内壁部22の後端部22cとは同じ位置にある。なお、遮音体20Aにおいても、遮音壁部21の前端部21cと空気案内壁部22の後端部22cとはy軸方向には離間しており、この離間部分が間隙Gを形成している。このような構成を備えた遮音体20Aにおいても、遮音体20と同様に、流入空気F1,F2は、空気案内壁部22の後端部22cと遮音壁部21の前端部21cとの間を通過し、遮音壁部21に沿ってx軸方向における車両後方側に流れるように空気案内壁部22により案内される。換言すると、遮音体20Aにおいても、空気案内壁部22は、エンジン3側からフロントホイールハウス7内に流入し、遮音壁部21よりもx軸方向における車両前方側を通過する流入空気F1,F2を、流入空気F1,F2が空気案内壁部22と遮音壁部21との間を通過してx軸方向における車両後方側に流れるように案内する。
For example, the
また、開口部Pの下方は、サブフレーム4に代えてサスペンションメンバによって規定されていてもよい。つまり、サスペンションメンバ、フロントサイドメンバ5、ドライブシャフト8、及びタイロッド9が開口部Pを画成していてもよい。
Further, the lower portion of the opening P may be defined by a suspension member instead of the subframe 4. That is, the suspension member, the front side member 5, the
また、遮音体20は、上方連結部23を有していなくてもよい。遮音体20は、下方連結部24を有していなくてもよい。遮音体20は、上方連結部23及び下方連結部24以外の連結部を更に有していてもよい。
The
また、遮音壁部21は互いに離間した複数の壁部により構成されていてもよく、空気案内壁部22は互いに離間した複数の壁部により構成されていてもよい。また、遮音体20には、間隙Gが複数形成されていてもよい。
Moreover, the sound
1…車両、2…フロント、3…エンジン、7…フロントホイールハウス、8…ドライブシャフト、9…タイロッド、10…車両前部構造、20…遮音体、21…遮音壁部、22…空気案内壁部、F1,F2…流入空気。
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記遮音体は、
前記車両のドライブシャフト及びタイロッドよりも車両前後方向における車両後方側、且つ、前記エンジンよりも車両幅方向における車両側方側に配置された遮音壁部と、
前記車両前後方向における前記ドライブシャフト及び前記タイロッドと前記遮音壁部との間であって、前記遮音壁部の前端部よりも前記車両幅方向における前記車両側方側に配置された空気案内壁部と、を有し、
前記空気案内壁部は、前記エンジン側から前記フロントホイールハウス内に流入し、前記遮音壁部よりも前記車両前後方向における車両前方側を通過する流入空気を、前記流入空気が前記空気案内壁部と前記遮音壁部との間を通過して前記車両前後方向における前記車両後方側に流れるように案内する、車両前部構造。 It is arranged in a front wheel house of a vehicle equipped with an engine on the front, and includes a sound insulation body that blocks sound from the engine to the front wheel house side,
The sound insulator is
A sound insulation wall portion arranged on the vehicle rear side in the vehicle longitudinal direction from the drive shaft and tie rod of the vehicle and on the vehicle side side in the vehicle width direction from the engine;
An air guide wall disposed between the drive shaft and the tie rod in the vehicle front-rear direction and the sound insulation wall, and disposed closer to the vehicle side in the vehicle width direction than the front end of the sound insulation wall; Have
The air guide wall portion flows into the front wheel house from the engine side, and the inflow air passes through the vehicle front side in the vehicle front-rear direction than the sound insulation wall portion. A vehicle front structure that guides the vehicle so as to pass through the sound insulation wall and flow to the vehicle rear side in the vehicle front-rear direction.
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