JP2019193129A - データ転送装置及びデータ転送方法、並びにデータ転送装置を備えたネットワークシステム - Google Patents

データ転送装置及びデータ転送方法、並びにデータ転送装置を備えたネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】通信内容の変化に対応可能であり、高圧縮通信することができる技術を提供する。【解決手段】共通辞書学習部、符号化部、復号化部、を備えたデータ通信装置において、事前に学習期間における通信データから圧縮用の共通辞書を作成し、通信データのデータ転送時に共通辞書に一時的に作成した一時辞書を付加してワンパス(one−pass)によるデータ転送する。また、共通辞書を作成する上での共通辞書学習の際、類似する通信先デバイスの学習用データを纏める。【選択図】 図11

Description

本発明は、データ転送装置及びデータ転送方法、並びにデータ転送装置を備えたネットワークシステムに関する。
様々な設備や機器を広域ネットワークに接続し、運用・監視・保守する「モノ」のネットワーク化、所謂、IoT(Internet of Things)が普及しつつある。
IoTでは、ログ情報等の類似データを繰り返し、通信で収集するという特性がある。IoTにおける通信では、例えば、3G/LTE/LPWA(Low Power,Wide Area)等の広域無線通信等が広く利用される。広域無線通信は、大量の通信を行うためには通信コストが高くなるといという課題がある。
斯様な課題を是正する本技術分野の背景技術の一つとして、特開2017−173982号公報(特許文献1)に記載の技術が提案されている。この公報には、「ログ収集装置400は、ログ生成装置からテキストログを受信するログ受信部410と、受信されたテキストログに基づいて、テキスト圧縮を行うための圧縮辞書を生成する辞書生成部440と、ログ生成装置に対し、生成された圧縮辞書を送信して、当該圧縮辞書の送信後に送信されるテキストログに対して当該圧縮辞書を使用した圧縮処理を行うことを指示する辞書送信部460と、当該圧縮辞書の送信後に受信されたテキストログに対して圧縮辞書を使用して伸張処理を行う伸張処理部420と、を有する。」という記載がある(要約書参照)。
特開2017−173982号公報
特許文献1では、圧縮辞書を使用して伸張処理を行うことにより、ログ生成装置の処理負荷の増大を抑えた状態で、低負荷なテキストログ伝送を可能とするという効果を奏する。
しかし、特許文献1には、辞書を更新する手法、また、辞書の生成に利用するデータの選別については明示なく、何ら考慮されていない。そのため、ログ生成装置の処理負荷の増大を抑えた状態で、低負荷なテキストログ伝送を可能とするという効果に留まる。
つまり、特許文献1のように、事前に生成した辞書を用いてデータを圧縮する通信圧縮方式のシステムでは、システムの更新によって事前に想定していた通信内容と実際の通信内容に差異が生じた場合、圧縮率が想定より低下するという課題があった。
また、実際の通信内容を元に辞書を生成する場合、大規模なIoTシステム等において全てのデータをもとに辞書を生成すると、大量の計算機リソースが必要となる課題があった。
そこで、本発明では、上述した課題に鑑み、通信内容の変化に対応可能であり、高圧縮通信することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明のデータ転送装置及びネットワークシステム、並びにデータ転送方法の一つは、事前に学習期間における通信データから圧縮用の共通辞書を作成し、前記通信データのデータ転送時に前記共通辞書に一時的に作成した一時辞書を付加してワンパス(one−pass)によるデータ転送するものであって、前記共通辞書により、前記通信データにおけるパケット間の重複を排除し、前記一時辞書により、前記通信データのパケットごとの差異を吸収し、システムの更新によって前記通信データに変化が生じた場合における通信効率の低下を抑制し、高い圧縮率と細かな前記通信データの変化への対応を実現するものである。
また、前記共通辞書を作成する上での共通辞書学習の際、類似する通信先デバイスの学習用データを纏め、学習量を低下させ、負荷を軽減するものである。
本発明によれば、データ転送において、通信内容が変化しても高効率に通信圧縮を行うことができ、通信コストの削減や通信速度の向上を実現することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明のデータ転送装置をネットワークシステムに適用した一構成例を示す図。 本発明のデータ転送装置のハードウェア構成及び主記憶装置におけるソフトウェア構成の一例を示す図。 本発明のデータ転送装置のソフトウェア構成の論理的な接続関係を示す図である。 本発明のデータ転送装置がLANを介して送受信するTCPパケットのフォーマットの一例を示す図。 本発明のフロー情報の一例を示す図。 本発明の学習デバイスリストの一例を示す図。 本発明の共通辞書の一例を示す図。 本発明の一時辞書の一例を示す図。 本発明のデータ転送処理の流れを説明するシーケンス図。 本発明のデータ転送処理の流れを説明するシーケンス図。 本発明の転送制御部が実行する処理を説明するフローチャート。 本発明の符号化部が実行する処理を説明するフローチャート。 本発明の復号化部が実行する処理を説明するフローチャート。 本発明の共通辞書学習部が実行する処理を説明するフローチャート。 本発明の共通辞書学習部において、共通辞書を作成する処理の詳細を説明するフローチャート。 本発明のデータ転送装置をネットワークシステムに適用した他の構成例を示す図。 本発明の学習データ選別部が実行する処理を説明するフローチャート。 図16の学習データ選別部の類似デバイス登録処理済判定処理の詳細処理手順を示すフローチャート。 通信先デバイスのデバイス情報の一構成例を示す図。
本実施形態では、基本的に、通信データを圧縮する機能が、通信データを中継、転送する装置に実装される場合について説明する。また、データ転送として、TCP/IP通信におけるデータ転送の例を挙げて説明する。
ただし、本発明は、TCP/IPにおけるデータ転送に限定されない。
本発明は、データ転送時に共通辞書に一時辞書を付加し、ワンパス(one−Pass)による圧縮転送を可能とする。
そして、共通辞書により、通信データのパケット間の重複を排除し、一時辞書により、パケットごとの差異を吸収することで、高い圧縮率と細かな通信内容の変化への対応を実現するものである。
また、IoTにおいて、類似デバイスによる類似通信が多いことに着目し、共通辞書を学習する際、類似デバイスの学習データを纏めることで学習量を低下させ、負荷を軽減するものである。
以下、その実施例について図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する構成については同一の参照符号が付されている。
図1は、本発明のデータ転送装置をネットワークシステムに適用した一構成例を示す図である。
ネットワークシステムは、端末100、データ転送装置110、ネットワーク140、から構成される。
本例では、端末100は、複数の端末100−1、100−2を含み、データ転送装置110は、複数のデータ転送装置110−1、110−2、を含む。
ネットワーク140は、複数の端末100−1、100−2、複数のデータ転送装置110−1、110−2を接続する、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、等からなり、複数の中継装置130−1、130−2、130−3、を構成する。
なお、本発明は、ネットワークシステムに含まれる各装置及びネットワークの数には限定されない。
すなわち、端末100−1とデータ転送装置110−1及び端末100−2とデータ転送装置110−2は、LAN140−1の中継装置130−1及びLAN140−2の中継装置130−3を介して互いに接続される。また、複数のデータ転送装置110−1とデータ転送装置110−2は、WAN120の中継装置130−2を介して互いに接続される。
各ネットワークの接続方式は、無線及び有線のいずれもよい。LAN140及びWAN120には、中継装置130が一つ以上含まれる。
また、ネットワークは、各装置を接続するネットワークの種別に限定されず、専用回線及びインターネット等のネットワークでもよい。また、端末100及びデータ転送装置110は、直接接続されてもよい。複数のデータ転送装置110は、直接接続されてもよい。
端末100は、データ通信機能有し、通信先通信デバイスや通信元通信デバイスとなる装置であって、例えば、物理計算機及びプロキシ装置、等が考えられる。また、仮想計算機を用いて実現してもよい。
端末100は、図示していないが、データ通信機能を実現する演算装置、主記憶装置、及び有するネットワークインターフェースを有する。主記憶装置は、データ通信機能を実行するプログラムやデバイス情報、データ、等を記憶する。
中継装置130は、LAN140及びWAN120等のネットワークを構成する装置であり、スイッチ、ルータ、及びゲートウェイ装置、等が考えられる。
また、中継装置130は、図示していないが、データの通信機能を実現する演算装置、主記憶装置、及びネットワークインターフェースを有する。
データ転送装置110は、端末100(100−1,100−2)間のTCP通信の終端及び中継を行う装置であり、端末100間で送受信されるデータを転送する。
本例のデータ転送装置110は、フロー単位で通信を制御する機能を有するものとする。
例えば、データ転送装置110−1は、端末100−1と端末100−2との間のTCP通信150において、TCP通信150を終端し、LAN140−1を介して端末100−1との間でTCP通信151を行う。
なお、TCP通信151では、データ転送装置110−1は、TCP通信150において、端末100−2が用いるIPアドレス及びポート番号を、データ転送装置110−1のIPアドレス及びポート番号として用いる。
同様に、データ転送装置110−2は、TCP通信150において、TCP通信150を終端し、LAN140−2を介して端末100−2とTCP通信153を行う。
データ転送装置110−2は、TCP通信153では、TCP通信150において端末100−1が用いるIPアドレス及びポート番号を、データ転送装置110−2のIPアドレス及びポート番号として用いる。
また、データ転送装置110−1及びデータ転送装置110−2は、WAN120を介して、TCP通信152を行う。
TCP通信152では、データ転送装置110−1は、端末100−1のIPアドレス及びポート番号を用い、また、データ転送装置110−2は、端末100−2のIPアドレス及びポート番号を用いる。
上述したTCP通信によって、端末100−1及び端末100−2は、端末100間で直接通信するTCP通信150を行っている場合と同様の動作を行う。
また、本例のデータ転送装置110は、転送するデータを圧縮・展開して帯域を節約するように通信を制御する。
具体的には、データ転送装置110(110−1)は、転送元(通信先)の端末100(100−1)からLAN140(140−1)を経由して受信したデータを圧縮し、WAN120へ転送する。
データ転送装置110(110−2)は、WAN120から受信したデータを展開し、LAN140(140−2)を経由して転送先(通信先)の端末100(100−2)にデータを送信する。
上述したようなデータの転送制御を行うことによって、WAN120へのデータ転送量が削減される。その結果として、通信コストの削減及び端末100間の通信速度の高速化を実現できる。
図2は、本発明のデータ転送装置110のハードウェア構成及びその一部であるハードウェア(主記憶装置202)のソフトウェア構成の一例を示す図であり、図3は、データ転送装置110のソフトウェア(主記憶装置202)の論理的な接続関係を示す図である。
同図において、データ転送装置110は、演算装置201、主記憶装置202、二次記憶装置203、及び複数のネットワークインターフェース204を有する。
本例では、各装置、各インターフェースは、それぞれ1つであるが、二つ以上あってもよい。また、仮想的なハードウェアを用いて実現してもよい。
例えば、一つのネットワークインターフェース204上に複数の論理的なネットワークインターフェースを構成し、論理的なネットワークインターフェースを用いることもできる。
データ転送装置110における演算装置201、主記憶装置202、二次記憶装置203、ネットワークインターフェース204は、システムバス205を介して互いに接続され、システムバス205を介して互いに通信を行う。
なお、データ転送装置110における各ハードウェアの数は二つ以上でもよい。また、各ハードウェアは、複数のシステムバス205を介して、互いに接続されてもよく、また、それぞれ直接接続されてもよい。
データ転送装置110は、図示していないが、入出力装置を有してもよい。入出力装置には、キーボード、マウス、タッチパネル、及びディスプレイ等が含まれる。
演算装置201は、主記憶装置202に格納される各機能部、つまり、共通辞書学習機能を実行する共通辞書学習部(共通辞書学習プログラム)211、符号化機能を実行する符号化部(符号化プログラム)212、復号化機能を実行する復号化部(復号化プログラム)213、転送制御機能を実行する転送制御部(転送制御プログラム)214、プロトコル処理を実行するプロトコル処理部(プロトコル処理プログラム)215、等を実行する装置である。
演算装置201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)等が考えられる。
演算装置201が上述した各機能部(プログラム)を実行することによってデータ転送装置110が有する機能を実現できる。
以下、各機能部(モジュール)を主体にした処理について説明するが、演算装置201において、当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
主記憶装置202は、演算装置201が実行するプログラム及び当該プログラムによって使用される情報を格納する保存部、例えば、フロー情報保存部216、学習デバイスリスト保存部217、学習用データ保存部218、共通辞書保存部219、等を有する。フロー情報、学習デバイスリスト、共通辞書、等については後述する。
主記憶装置202は、また、図示していないが、プログラムが使用するワークエリア及びバッファ等の一時記憶領域を含む。主記憶装置202としては、メモリ等が考えられる。
二次記憶装置203は、永続的にデータを格納する装置である。また、二次記憶装置203は、主記憶装置202に格納できないデータや後述する一時辞書700’、等を一時的に格納する一時記憶領域を含む。
二次記憶装置203としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等が考えられる。
主記憶装置202に格納される各プログラム及び各情報は、二次記憶装置203に格納されてもよい。
この場合、演算装置201は、二次記憶装置203から、必要なプログラム及び情報を読み出し、主記憶装置202にプログラム及び情報をロードする。
ネットワークインターフェース204(204−1、204−2)は、ネットワーク(LAN、WAN)と接続するためのインターフェースである。
本例では、データ転送装置110は、ネットワークインターフェース204−1を介してLAN140(140−1,140−2)と接続し、また、ネットワークインターフェース204−2を介してWAN120と接続する。
次に、主記憶装置202及び二次記憶装置203に格納されるプログラム及び情報について説明する。
主記憶装置202は、データ転送装置110で実行するプログラムとして、共通辞書学習部(共通辞書学習プログラム)211、符号化部(符号化プログラム)212、復号化部(復号プログラム)213、転送制御部(転送制御プログラム)214、プロトコル処理部(プロトコル処理プログラム)215を格納する。
また、主記憶装置202は、情報として、フロー情報(図5参照)をフロー情報保存部216に格納し、学習デバイスリスト(図6参照)を学習デバイスリスト保存部217に格納し、学習用データを学習用データ保存部218に格納し、共通辞書(図7参照)を共通辞書格納部219に格納する。
フロー情報500は、データ転送におけるフローを管理するための情報であって、その詳細は、後述するが、図5に示すとおりである。
学習デバイスリスト600は、共通辞書700を生成するときに用いる通信データの対象とする通信先デバイス(端末100)の情報であって、その詳細は、後述するが、図6に示すとおりである。
学習用データは、共通辞書700を生成するときに用いる通信データをコピーしたものである。
共通辞書700は、データ転送装置110によって圧縮される通信で共通して利用される圧縮用辞書であって、共通辞書学習部(共通辞書学習プログラム)211による学習期間中、または運用中に作成され、また、更新され、事前に送受信側に展開される。また、共通辞書700は、通信データの圧縮時・展開時にマージされる。その詳細は、後述するが、図7(A)に示すとおりである。
共通辞書学習部211は、端末100−1、100−2の通信先デバイスの通信データから学習用データを保存する学習用データ保存部218から学習用データ(生データ)を取得し、当該学習用データをもとに共通辞書700を作成し、共通辞書格納部219に保存する共通辞書学習機能を実行するものである。その詳細は、後述する。
符号化部212は、転送制御部214から通信先デバイスのデバイス情報(図18参照)及び通信データを受け、当該通信データをもとに共通辞書へエントリを追加し、端末100−1又は端末100−2から送信する通信データを圧縮する符号化を行う符号化機能を実行するものである。共通辞書へ追加されたエントリは、一時辞書700’(図7(B)参照)として、符号化部212にて圧縮されたデータとともに復号化部213へ出力される。一時辞書は、通信データの送信時、パケット毎に送信さら、また、使い捨てされる。その詳細は、後述する。
復号化部213は、符号化部212にて圧縮された通信データを受信し、当該圧縮された通信データに含まれる一時辞書700’をもとに当該圧縮されたデータの復号化を行う復号化機能を実行するものである。その詳細は、後述する。
転送制御部214は、共通辞書に追加したエントリを一時辞書700’として、符号化部にて符号化された圧縮データとともに、ネットワークインターフェース204−1を介してWAN120に送信し、また、WAN120からネットワークインターフェース204−1を介して一時辞書700’を含む圧縮データを受信する制御機能を実行するものである。また、復号化部にて復号化された非圧縮データを、ネットワークインターフェース204−2を介して端末100−2又は端末100−1に送信する制御機能を実行するものである。その詳細は、後述する。
プロトコル処理部215は、ネットワークインターフェース204との間で通信を行うプロトコル処理を実行するものである。
なお、上述した各機能部は、ソフトウェアとして実現されているが、こられの機能の一部又は全てを演算装置201及びネットワークインターフェース204等のハードウェアを用いて実現してもよい。
以上述べた本実施例によれば、データを通信する端末に変更を施すことなく、通信内容が変化しても高効率に通信圧縮を行うことができる。
次に、図4を用いて、TCP通信に使用されるTCPパケットについて説明する。
図4は、データ転送装置110がLAN140を介して送受信するTCPパケット400のフォーマットの一例を示す図である。
TCPパケット400は、MACヘッダ410、IPヘッダ420、IPオプションヘッダ430、TCPヘッダ440、TCPオプションヘッダ450、及びTCPペイロード460を含む。
MACヘッダ410は、DMAC411、SMAC412、TPID413、TCI414、及びType415を含む。
DMAC411は、宛先MACアドレスを表し、SMAC412は、送信元MACアドレスを表し、TPID413は、タグ付きフレームであること及びタグの種類を表し、TCI414は、タグの情報を表し、Type415は、MACフレームタイプを表す。
TCI414は、さらに、PCP416、CFI417、及びVID418を含む。
PCP416は優先度を表し、CFI417は、MACアドレスが正規フォーマットであるかを表し、VID418は、VLANのIDを表す。
なお、VLANが使用されていないネットワークの場合、TPID413及びTCI414は存在しない。この場合、データ転送装置110は、VID418が「0」であるものとして処理を行う。
IPヘッダ420は、IP length421、protocol422、SIP423、及びDIP424を含む。
IP length421は、MACヘッダ410を除くパケット長を表し、protocol422は、プロトコル番号を表し、SIP423は、送信元IPアドレスを表し、DIP424は、宛先IPアドレスを表す。
IPオプションヘッダ430は、0又は複数のIPオプション情報431を含む。
TCPヘッダ440は、src.port441、dst.port442、SEQ443、ACK444、flag445、tcp hlen446、及びwin_size447を含む。
src.port441は、送信元ポート番号を表し、dst.port442は、宛先ポート番号を表し、SEQ443は、送信シーケンス番号を表し、ACK444は、受信シーケンス番号を表し、flag445は、TCPフラグ番号を表し、tcp hlen446は、TCPのヘッダ長を表し、win_size447は、対向装置へ通知する広告ウインドウサイズを表す。
TCPオプションヘッダ450は、0又は複数のオプションを含む。例えば、option kind451、option length452、及びオプション情報453等のオプションが含まれる。
option kind451は、オプションの種別を表し、option length452は、オプション長を表し、オプション情報453は、オプションの種類に応じた情報を表す。
次に、図5〜図7を用いて、データ転送装置110が管理する情報等について説明する。図5は、フロー情報保存部216のフロー情報500の一例を示す図である。
フロー情報500は、図示のようにフローを管理する情報を格納するエントリを含む。エントリは、Flow−ID501、VLAN502、LAN−IP503、WAN−IP504、LAN−PORT505、WAN−PORT506から構成される。
Flow−ID501は、フローを一意に識別するための識別情報である。VLAN502は、フローが属するVLANの識別情報である。LAN−IP503及びLAN−PORT505は、LAN140を介して接続される端末100のIPアドレス及びポート番号である。WAN−IP504及びWAN−PORT506は、WAN120を介して接続される端末100のIPアドレス及びポート番号である。
図6は、学習デバイスリスト保存部217の学習デバイスリスト600一例を示す図である。
学習デバイスリスト600は、共通辞書生成のために利用する通信の通信先情報を管理する情報を格納するエントリを含む。エントリは、Device−ID601、Device−IP602から構成される。
Device−ID601は、通信先の端末(通信先デバイス)を一意に識別するための識別情報である。Device−IP602は、通信先の端末(通信先デバイス)のIPアドレスである。
学習デバイスリスト600は、学習するデバイスのリストだけでなく、学習しないデバイスのリストも掲載する。学習するデバイスにはフラグを立てる。
図7(A)及び(B)は、共通辞書格納部219の共通辞書700及び一時辞書700’の一例を示す図である。
共通辞書700及び一時辞書700’は、通信データを圧縮するための情報を格納するエントリを含む。
共通辞書700のエントリは、符号key701と対応する記号列Value702、統計カウンタ703から構成される。一時辞書700’のエントリは、符号key701’と対応する記号列Value702’から構成される。
データ転送装置110は、通信データを圧縮するとき、送信元の通信データの部分列として、記号列702が含まれていると、対応する符号key701に変換する。
また、データ転送装置110は、圧縮された通信データを復号、展開するとき、符号key701を、対応する記号列Value702に復元する。
共通辞書700の作成方法及び利用方法の詳細については、後述する。
次に、図8及び図9を用いて、データ転送処理の一連の流れについて説明する。
本例では、端末100−1から端末100−2へデータを転送する場合のデータ転送処理について説明する。
なお、端末100−2から端末100−1へデータを転送する場合も同様の処理となる。
図8は、端末100−1から端末100−2へのデータ転送処理の流れを説明するシーケンス図である。なお、TCP通信における確認応答等のTCPレイヤの処理については省略している。
図8のシーケンスに基づく動作は、以下のとおりである。
端末100−1は、データ転送装置110−1へデータを送信する(ステップS801)。
データ転送装置110−1は、LAN140−1を介して、端末100−1からデータを受信した場合、共通辞書学習部211にて、転送制御部214から受信したデータをコピーし、コピーしたデータを用いて共通辞書学習のための処理を行う(ステップS802)。
次に、データ転送装置110−1は、符号化部212にて、転送制御部214から受信したデータを符号化するための処理を行う(ステップ803)。
データ転送装置110−1は、符号化部212にて符号化した圧縮データを、WAN120を介して、データ転送装置110−2へ送信する(ステップS804)。圧縮データは、一時辞書700’の情報(符号Key701’,記号列Value702’)を含む。
データ転送装置110−2は、WAN120を介して、データ転送装置110−1から圧縮データを受信した場合、復号化部213にて、圧縮データを復号化するための処理を行う(ステップS805)。
データ転送装置110−2は、復号化部213にて復号したデータを、LAN140−2を介して、端末100−2へ送信する(ステップS806)。
図9は、アップロードで学習するケースを示し、端末100−2から端末100−1へのデータ転送処理の流れを説明するシーケンス図である。図9のシーケンスに基づく動作は、以下のとおりである。
端末100−2が端末100−1へデータを送信する場合は、まず、端末100−2は、データ転送装置110−2へ送信する(ステップS901)。
データ転送装置110−2は、LAN140−2を介して、端末100−2からデータを受信した場合、符号化部212にて、転送制御部214から受信したデータを符号化するための処理を行う(ステップS902)。
データ転送装置110−2は、符号化部212にて符号化した圧縮データを、WAN120を介して、データ転送装置110−1へ送信する(ステップS903)。圧縮データは、一時辞書700’の情報(符号Key701’,記号列Value702’)を含む。
データ転送装置110−1は、WAN120を介して、データ転送装置110−2から圧縮データを受信した場合、復号化部213にて、圧縮データを復号化するための処理を行う(ステップS904)。
データ転送装置110−1は、復号化部213にて復号したデータを共通辞書学習部211にて、コピーし、このコピーしたデータ(図13の生データ)を用いて、共通辞書700を作成する共通辞書学習のための処理を行う(ステップS905)。
データ転送装置110−1は、復号化部213にて復号したデータを、LAN140−1を介して、端末100−1へ送信する(ステップS906)。
図8及び図9では、送信側で学習、受信側で共通辞書学習のための処理を行う2つの例を示したが、これは計算能力の高い片側(データセンタ側)で学習ができることを示す。要するに、共通辞書学習処理は、通信が集約される側で行うとよい。
次に、図10〜図14、図18を用いて、データ転送装置110の各機能部が実行する処理の詳細を説明する。
図10は、転送制御部214が実行する処理を説明するフローチャートである。図10のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
転送制御部214は、プロトコル処理部215から、受信したネットワーク・通信先のデバイス情報及び通信データを受け取る(ステップS1001)。
デバイス情報180は、通信先のデバイスごとにトラフック(Traffic),圧縮(Compression), Hit for nth keyの統計をとったものである。例えば、図18に示すように、デバイスID1801、VLAN1802、IP1803、Trafic1804、Compression1805、Hit for nth key1806、を含む。デバイス情報180は、通信先のデバイスで類似する類似デバイスは纏めるとよい。これにより、学習に用いるデータの総量を大幅に削減することができる。これについては後述する。
Hit for nth key1806とは、辞書(共通辞書/一時辞書)において、n番目に頻度が高い符号Keyのカウント数である。
転送制御部214は、通信先デバイスが、図6の学習デバイスリスト600に掲載されているかを確認する(ステップS1002)。
ステップS1002で通信先デバイスが、学習デバイスリスト600に掲載されている場合(YES)は、学習用データ保存部218に、通信データのコピーを保存する(ステップS1003)。
ステップS1002で通信先デバイスが学習デバイスリスト600に掲載されていない場合(NO)、及び、ステップS1003の完了後、転送制御部214は、通信データを受信したネットワーク140がLAN140−1、14−2であるかWAN120であるかを確認する(ステップS1004)。
ステップS1004でネットワーク140がLAN140−1、14−2であると確認された場合(YES)、転送制御部214は、符号化部212を呼び出し、受信した通信データを符号化部212に送信する(ステップS1005)。
ステップS1004でネットワーク140がWAN120であると確認された場合(NO)、転送制御部214は、復号化部213を呼び出し、受信した通信データを復号化部213に送信する(ステップS1006)。
図11は、実施例1の符号化部212が実行する処理を説明するフローチャートである。図11のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
符号化部212は、転送制御部214から、通信先のデバイス情報180及び通信データを受け取る(ステップS1101)。
符号化部212は、図6の学習デバイスリスト600を参照して、通信先ID(Device−ID601、Device−IP602)を取得し、ポインタstrの示す場所に転送制御部214から受け取った通信データをコピーし、また、共通辞書保存部219から共通辞書700を読み込み、共通辞書700に含まれる符号key701のうち最大の符号key701を変数keymaxに代入し、変数i,d,keyに0を代入し、図7(B)に示す一時辞書700’を空で初期化する(ステップS1102)。
符号化部212は、変数vに、変数strのi番目の文字を代入する(ステップS1103)。
符号化部212は、図7(A)に示す共通辞書700、もしくは図7(B)に示す一時辞書700’の記号列Value702に、変数vの値が含まれるか調べる(ステップS1104)。
ステップS1104で、変数vの値が含まれる場合(YES)、符号化部212は、変数dに1を加算し、変数vに変数strのi番目からi+d番目の文字からなる文字列を代入し、符号key701に変数vの値に対応する共通辞書700、または一時辞書700’の符号key701’の値を代入し、ステップS1104に戻る(ステップS1105)。
ステップS1104で、変数vの値が含まれない場合(NO)、符号化部212は、符号key及び、変数vの最後の文字のタプルを、output_bufferに追加し、通信先毎に符号keyのヒット回数をカウントし、変数iにi+d+1を代入し、変数dに0を代入し、一時辞書700’に変数keymaxに1を加算し、一時辞書700’に符号key701’が変数keymaxで記号列Value702が変数vであるエントリを追加する(ステップS1106)。
符号化部212は、変数iの値と変数strの文字列の長さlength(str)を比較する(ステップS1107)。
ここで、変数iが変数strの文字列の長さlength(str)よりも小さい場合(YES)、ステップS1103に戻る。
変数iが変数strの文字列の長さよりも長い場合(NO)、符号化部212は、output_bufferをプロトコル処理部215に渡す(ステップS1108)。
上述したフローチャートに基づく処理において、ステップS1102における「keymax←共通辞書の最大Key#」及び、ステップS1106における「通信先ID->統計カウンタ[key]++」はユニークな点であり、ステップS1104にて、「vは既出か?」の処理において、「one−pass」で検索可能である点に優位性がある。
図12は、復号化部213が実行する処理を説明するフローチャートである。図12のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
復号化部213は、転送制御部214から、通信先のデバイス情報及び通信データを受け取り、学習デバイスリスト600を参照して、通信先ID(Device−ID601、Device−IP602)を取得し、共通辞書700の内容を一時辞書tmp_dicにし、共通辞書700のエントリ数を変数keymaxに代入し、受け取った通信データをポインタbinの示す場所にコピーし、変数iに0を代入する(ステップS1201)。
復号化部213は、ポインタbinが示すデータの先頭nbitを符号key、続く8bitを変数vに代入し、通信先毎に符号keyのヒット回数をカウントし、ポインタtmpの示す場所に一時辞書700’の符号key701’が符号keyである記号列Value702と変数vを結合した文字列をコピーし、ポインタtmpの示す文字列をoutput_bufferの末尾に追加し、変数keymaxに1を加算し、一時辞書700’に符号key701’が変数keymaxで、記号列Value702がポインタtmpの示す文字列であるエントリを追加し、変数iに変数nと8を加算する(ステップS1202)。変数nは、符号keyのbit幅である。
復号化部213は、変数iとポインタbinが指し示すデータの長さLength(bi)を比較する(ステップS1203)。
ステップS1203で、変数iがデータの長さLength(bi)よりも小さい場合(YES)、ステップS1202に戻る。
ステップS1203で、変数iがデータの長さLength(bi)よりも大きい場合(NO)、output_bufferを返す(ステップS1204)。
図13は、共通辞書学習部211が実行する処理を説明するフローチャートである。図13のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
共通辞書学習部211は、転送制御部214がステップS1003にて通信データのコピーを学習用データ保存部218に保存することを契機に実行される。
共通辞書学習部211は、学習用データ保存部218の学習用データ(生データ)を取得する(ステップS1301)。
共通辞書学習部211は、取得した学習用データ(生データ)が学習に十分であるか否かを判定する(ステップS1302)。
取得した学習用データ(生データ)が学習に十分であるか否かの判定は、所定の日数以上、学習用データを取得したか否かで判定する。あるいは所定のバイト数以上の学習用データを取得したか否かで判定してもよいし、他の基準を設けてもよい。
ステップS1302で、十分な学習用データがないと判定した場合(YES)、さらに学習用データを取得するため、共通辞書学習部211による共通辞書を作成する処理を終える。
十分な学習用データがあると判定した場合(NO)は、共通辞書学習部211にて、取得した学習用データを用いて共通辞書を作成する(ステップS1303)。
共通辞書を作成する処理の詳細については、図14を用いて後述する。
共通辞書を作成した後は、さらに学習するか否かを判定する(ステップS1304)。
ステップS1304における判定には、所定の変数nのパケットに対して、符号化部212による符号化処理を行う際に、ステップS1102で読み込む共通辞書700を、既存の共通辞書と新規学習した共通辞書の2つの場合で実行する。
そして、既存の共通辞書と新規に学習して作成した共通辞書の圧縮率を比較し、新規に学習して作成した共通辞書の圧縮率が既存の共通辞書の圧縮率よりも低い場合は、さらに学習すると判定し、新規に学習して作成した共通辞書が既存の共通辞書の圧縮率よりも高い場合は、共通辞書学習部211による学習処理を終えると判定する。
所定の変数nは、システムの通信量に合わせて変化させて良い。
ステップS1304でさらに学習すると判定した場合は、共通辞書学習部211による学習処理を終える。
ステップS1304でさらに学習しないと判定した場合(YES)、作成した共通辞書を新規共通辞書として保存して処理を終える(ステップS1305)。
図14は、共通辞書学習部211における共通辞書を作成する処理のステップS1303の詳細を説明するフローチャートである。図14のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
共通辞書学習部211は、共通辞書を初期化し、新規辞書とする。そして、ポインタstrの示す場所に学習用データをコピーし、0を変数keymaxに代入し、変数i,d,keyに0を代入し、統計カウンタをクリアする(ステップS1401)。
共通辞書学習部211は、変数vに、変数strのi番目の文字を代入する(ステップS1402)。
共通辞書学習部211は、新規辞書(共通辞書700)に、変数vの値が含まれるか調べる(ステップS1403)。
ステップS1403で、変数vの値が含まれる場合(YES)、共通辞書学習部211は、変数dに1を加算、変数vに変数strのi番目からi+d番目の文字からなる文字列を代入し、符号keyに変数vの値に対応する共通辞書700または一時辞書700’のkey701’の値を代入し、ステップS1402に戻る(ステップS1404)。
ステップS1403で、変数vの値が含まれない場合(NO)、共通辞書学習部211は、変数iにi+d+1を代入し、変数dに0を代入し、新規辞書(共通辞書700)に符号key701がkeymax+1で、Value702が変数vのエントリを追加し、統計カウンタ[Key]++とする(ステップS1405)。
共通辞書学習部211は、変数iの値と変数strの文字列の長さlength(str)と比較する(ステップS1406)。
ステップS1406で、変数iが長さlength(str)よりも小さい場合(YES)、ステップS1403に戻る。
変数iが長さlength(str)よりも長い場合(NO)、共通辞書学習部211は、ヒット率の少ないkeyを削除する(ステップS1407)。
次に、共通辞書学習部211は、図7(A)に示す新規辞書を共通辞書700として共通辞書保存部219に保存する。
以上述べた本実施例によれば、データを通信する端末に変更を施すことなく、通信データの内容が変化しても高効率に通信圧縮を行うことができる。また、通信コストの削減や通信速度の向上を実現することができる。
本実施例は、図15に示すようにデータ転送装置110に学習データ選別部(学習データ選別プログラム)220を設け、デバイス情報が類似するデバイス(類似デバイス)を纏めて、学習に用いるデータの総量を削減するものである。
図15〜図17を参照して、実施例1から変更がある部分のみ、以下に示す。
図15は、本発明のデータ転送装置をネットワークシステムに適用した他の構成例を示す図であって、データ転送装置110のソフトウェア(主記憶装置202)の論理的な接続関係を示す図、図16は、学習データ選別部(学習データ選別プログラム)220の処理手順を示すフローチャート、図17は、図16のS16011の詳細処理手順を示すフローチャートである。
図16のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
学習データ選別部(学習データ選別プログラム)220は、類似デバイスが学習デバイスリストに登録済みか否かを判定する(ステップS1601)。
学習データ選別部(学習データ選別プログラム)220は、類似デバイスが学習デバイスリストに登録済みの場合(YES)は、処理を終了し、登録済みでない場合(NO)は、類似デバイスを学習デバイスリストに登録する(ステップS1602)し、処理を終了する。
図17のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
図18における通信先デバイスのデバイス情報180のTrafic1804、Compression1805、Hit for nth key1806のそれぞれが予め設定した割合(X%)、つまり、類似デバイス割合以内のデバイスか否かを判定する(ステップS16011〜ステップS16013)。
すなわち、ステップS16011にて、Trafic1804が予め設定したX%以内のデバイスがあり(YES)、ステップS16012にて、そのデバイスのうち、Compression1805が予め設定したX%以内のデバイスがあり(YES)、かつ、ステップS16013にて、Hit for nth key1806が予め設定したX%以内のデバイスがある場合(YES)は、類似デバイス登録済みと判定し、上述した各ステップにて、それぞれ予め設定したX%以内のデバイスがない場合(NO)は、類似デバイスなしと判定する。
例えば、図18において、デバイスID「3」と「4」は、Trafic1804、Compression1805、Hit for nth key1806のそれぞれについて予め設定した割合(X%)以内のデバイスであると判定した場合は、これらは類似デバイスと判定し、デバイスID「3」と「4」のデバイス情報は纏め、その一方のデバイスID[4]のデバイス情報を学習に用いるデータから削除する。
本実施例によれば、例えば、類似デバイスによる類似通信が多いIoT等において、共通辞書を学習する際、類似デバイスの学習データを纏めることで学習量を低下させ、処理負荷を軽減することができる。
100 端末
110 データ転送装置
120 WAN
140 LAN
130 中継装置
201 演算装置
202 主記憶装置
211 共通辞書学習部
212 符号化部
213 復号化部
214 転送制御部
215 プロトコル処理部
216 フロー情報保存部
217 学習デバイスリスト保存部
218 学習用データ保存部
219 共通辞書保存部
203 二次記憶装置
204 ネットワークインターフェース
500 フロー情報
600 学習デバイスリスト
700 共通辞書
700’ 一時辞書
160 デバイス情報

Claims (10)

  1. 通信デバイスの学習期間における通信データから圧縮用の共通辞書を構築する共通辞書学習部と、
    ネットワークへ送信するデータをもとに前記共通辞書へエントリを追加しながら前記送信するデータの圧縮を行う符号化部と、
    前記ネットワークを介して受信したデータに含まれる一時辞書と前記圧縮されたデータをもとに前記受信したデータの復号化を行う復号化部と、
    前記共通辞書へ追加したエントリを一時辞書として、前記圧縮したデータと共に前記ネットワークへ送信し、前記ネットワークを介して受信した前記一時辞書を含む前記圧縮されたデータを受信する転送制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ転送装置。
  2. 請求項1に記載されたデータ転送装置において、
    学習データ選別部をさらに有し、
    前記学習データ選別部は、
    通信先デバイスごとに、通信パラメータの統計を学習デバイスリスト保存部に記憶し、当該統計した統計値の差が所定の値以下である通信先デバイスが複数ある場合、前記通信先デバイスのうち一部の通信データを学習用の通信データから除外する
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  3. 複数の通信先デバイス間で通信データを、ネットワークを介して転送するデータ転送装置であって、
    共通辞書学習部、符号化部、復号化部、転送制御部、を有し、
    前記共通辞書学習部は、
    前記転送制御部を介して受信した学習期間における通信データのコピーから前記通信データを圧縮するための情報を含む共通辞書を構築し、
    前記符号化部は、
    前記転送制御部から通信先デバイスのデバイス情報及び通信データを受け、当該通信データをもとに前記共通辞書へエントリを追加し、前記通信先デバイスから送信する前記通信データの圧縮を行い、
    前記復号化部は、
    前記符号化部にて圧縮された通信データを受信し、当該圧縮された通信データに含まれる一時辞書をもとに当該圧縮されたデータの復号化を行い、
    前記転送制御部は、
    前記共通辞書に追加したエントリを一時辞書として、前記符号化部にて符号化された圧縮データとともに、前記ネットワークを介して前記通信先デバイスへ送信し、
    また、前記復号化部にて復号化された非圧縮データを、前記ネットワークを介して受信した前記一時辞書を含む前記圧縮データを受信する
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  4. 請求項1又は3に記載されたデータ転送装置において、
    前記共通辞書は、前記通信データを圧縮するための情報を格納するエントリを含み、当該エントリは、符号、記号列を含む、前記通信データを圧縮するための情報であり、
    前記符号化部は、前記通信データを符号化するとき、当該通信データに記号列が含まれているとき、前記記号列を前記符号に変換し、
    前記復号化部は、前記圧縮されたデータを復号化するとき、前記符号を前記記号列に復元する
    ことを特徴とすることを特徴とするデータ転送装置。
  5. 請求項1又は3に記載されたデータ転送装置において、
    前記共通辞書学習部は、
    前記共通辞書を構築するとき、
    通信先デバイスごとに通信パラメータの統計を記憶し、
    前記統計の値が所定の値以下の場合、
    前記通信先デバイスのうち一部の通信データを学習用データから除外する
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  6. 第1ネットワークと第2ネットワークの間に請求項1又は請求項3又は請求項6に記載されたデータ転送装置を設け、複数の端末の間で通信データの転送を可能とするネットワークシステム。
  7. 通信デバイスの学習期間における通信データから圧縮用の共通辞書を構築する共通辞書学習ステップと、
    ネットワークへ送信するデータをもとに前記共通辞書へエントリを追加しながら前記送信するデータの圧縮を行う符号化ステップと、
    前記ネットワークを介して受信したデータに含まれる一時辞書と前記圧縮されたデータをもとに前記受信したデータの復号化を行う復号化ステップと、
    前記共通辞書へ追加したエントリを一時辞書として、前記圧縮したデータと共に前記ネットワークへ送信し、前記ネットワークを介して受信した前記一時辞書を含む前記圧縮されたデータを受信する転送制御ステップと、
    を備えることを特徴とするデータ転送方法。
  8. 複数の通信先デバイス間で通信データを転送するデータ転送方法であって、
    転送制御部を介して受信した学習期間における通信データのコピーから前記通信データを圧縮するための情報を含む共通辞書を構築する共通辞書学習ステップと、
    前記転送制御部から通信先デバイスのデバイス情報及び通信データを受け、当該通信データをもとに前記共通辞書へエントリを追加し、前記通信先デバイスから送信する前記通信データを圧縮する符号化ステップと、
    前記符号化ステップにて圧縮された通信データを受信し、当該圧縮された通信データに含まれる一時辞書をもとに当該圧縮されたデータを復号化する復号化ステップと、
    前記共通辞書に追加したエントリを一時辞書として、前記符号化部にて符号化された圧縮データとともに、前記通信先デバイスに送信し、前記復号化部にて復号化された非圧縮データを、前記ネットワークを介して受信した前記一時辞書を含む前記圧縮データを受信する転送制御ステップと、を有する
    ことを特徴とするデータ転送方法。
  9. 請求項7又は8に記載されたデータ転送方法において、
    前記共通辞書は、前記通信データを圧縮するための情報を格納するエントリを含み、当該エントリは、符号、記号列からなり、
    前記符号化ステップは、前記通信データを符号化するとき、当該通信データに記号列が含まれているとき、前記記号列を前記符号に変換し、
    前記復号化ステップは、前記圧縮された通信データを復号化するとき、前記符号を前記記号列に復元する
    ことを特徴とすることを特徴とするデータ転送方法。
  10. 請求項7又は8に記載されたデータ転送方法において、
    前記共通辞書学習ステップは、
    前記共通辞書を構築するとき、
    前記通信先デバイスごとに通信パラメータの統計を記憶するステップ、
    前記統計の値が所定の値以下の場合、前記通信先デバイスのうち一部の通信データを学習用データから除外するステップを含む
    ことを特徴とするデータ転送方法。
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