JP2006079507A - 電子メール装置 - Google Patents

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加奈 橋場
Toru Okita
亨 音喜多
Yoshito Masuyama
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Abstract

【課題】伝送経路上のトラフィックを減少させて伝送経路への負荷を低減させることができる電子メール装置を提供する。
【解決手段】任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書データベースを電子メールの送受信を行う電子機器間で共用し、送信側となった電子機器においては、辞書データベースを用いて、ユーザが作成したメールデータを符号化して符号化メールデータを生成し、受信側となった電子機器においては、辞書データベースを用いて、受信した符号化メールデータを復号して元のデータを再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器に用いて好適な電子メール装置に関する。
従来、上述した電子メール装置を備えた電子機器から送信された電子メールはメールサーバで受信され、そのメールサーバからネットワーク経由で送信先の電子機器のメールサーバに送信される。なお、メールサーバは、メールデータの送受信を行うのみで、メールの内容を解釈することはない。
現行の一般的な電子メールシステムは、送信側の電子機器で、データ形式とテキストであれば文字セットをそれぞれ設定し、受信側の電子機器で、予め設定されたフォーマットに基づいてデータを表示又は再生する。
送信側の電子機器で設定するデータ形式に関しては、電子メールの伝送経路でデータを変換する方法が提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献5参照)。
特許文献1には、メールサーバが電子メールのデータ形式を、受信側の電子機器の使用環境に合わせて変換するようにした構成が開示されている。
特許文献2には、送信元の電子機器と送信先の電子機器それぞれのアドレスを解釈して、メールサーバ側でメールの文章を送信先の電子機器の言語に翻訳するようにした構成と、メールサーバで指定された文字列を置き換えて送信する構成が開示されている。
特許文献3には、電子メールの同報発信時に、メールの指定位置に、宛て先別に文字列を差し込むようにした構成が開示されている。
一方、電子メールプログラムでメール内容を処理するものに関しては、特許文献4には、受信した電子メールの引用符号の、ある行において、その引用符号を特定の引用符号に置き換えるようにした構成が開示されている。
また、特許文献5には、電子メール情報中に含まれる文字列を予め登録された辞書及び規則に基づいてより簡略なデータに変換するようにした構成が開示されている。
特開平11−168498号公報 特開2000−59425号公報 特開平7−78150号公報 特開平11−232199号公報 特開2000−29811号公報
しかしながら、従来の電子メール装置においては、以下に示す問題がある。
(1) 伝送経路上のトラフィックを減少させるようなことは考慮されておらず、伝送経路への負荷低減が図れていない。
(2) データ形式を変更するものに関しては、予めサーバで言語系やデータ形式を変換するために、受信側の端末の環境に基づいて個々に設定作業を行う必要がある。
(3) 受信データを簡略化するものでも元の文字列を復元しないため、データの内容が受信側の端末に正確に伝達される保証がない。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、伝送経路上のトラフィックを減少させて伝送経路への負荷を低減させることができ、さらに、使用者が設定を行う場合でも個々に設定する場合と比較して少ない作業で設定を行うことができる電子メール装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成により達成される。
(1) 任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書手段と、前記辞書手段を用いて、ユーザが作成したメールデータを符号化して符号化メールデータを生成する符号化手段と、前記符号化手段にて生成された符号化メールデータを送信する送信手段と、を備える。
(2) 上記(1)に記載の電子メール装置において、送信側となった端末から送信された符号化メールデータを受信する受信手段と、前記辞書手段を用いて、前記受信手段にて受信された符号化メールデータを符号化前の元のデータに復号する復号化手段と、を備える。
(3) 上記(2)に記載の電子メール装置において、前記受信手段にて受信された符号化メールデータ中に頻出する字句を解析する符号化解析手段と、前記符号化解析手段で解析された頻出字句を辞書データとして前記辞書手段に追加する辞書データ更新手段と、を備える。
(4) 上記(1)又は(2)に記載の電子メール装置において、前記辞書手段に対し、既に登録されている辞書データの削除、又は任意の文字列を辞書データとしての登録を行うことができる辞書データ編集手段を備える。
(5) 上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の電子メール装置において、前記辞書手段と同様の辞書手段を有している他の電子機器に対し、前記辞書手段の辞書データを通知する辞書データ通知手段を備える。
(6) 上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の電子メール装置において、前記辞書手段と同様の辞書手段を有している他の電子機器に対し、前記辞書手段の更新部分を前記他の電子機器に通知する辞書更新通知手段を備える。
(7) 上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の電子メール装置において、送受信者情報に基づく複数の前記辞書手段を備える。
(8) 電子メール送受信機能を有する電子機器から送信されたメールデータを配信先機器に向けて送信するメールサーバにおいて、任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書手段と、前記辞書手段を用いて、前記電子機器から送信されてきたメールデータを符号化して符号化メールデータを生成する符号化手段と、前記符号化手段にて生成された符号化メールデータを送信する送信手段と、を備える。
(9) 上記(8)に記載のメールサーバにおいて、符号化メールデータを受信する受信手段と、前記辞書手段を用いて、前記受信手段にて受信された符号化メールデータを符号化前の元のデータに復号する復号化手段と、を備える。
(10) 上記(9)に記載のメールサーバにおいて、前記受信手段にて受信された符号化メールデータ中に頻出する字句を解析するサーバ符号化解析手段と、前記符号化解析手段で解析された頻出字句を辞書データとして前記辞書手段に追加する辞書データ更新手段と、を備える。
(11) 上記(8)乃至(10)のいずれかに記載のメールサーバにおいて、辞書データをメールの送受信経路上にある他のメールサーバに通知する辞書更新通知手段を備える。
(12) 上記(8)乃至(10)のいずれかに記載のメールサーバにおいて、辞書データの更新部分をメールの送受信経路上にある他のメールサーバに通知する辞書差分更新通知手段を備える。
(13) 電子メールの送受信が可能な電子メール送受信方法において、任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書データベースを電子メールの送受信を行う電子機器間で共用し、送信側となった前記電子機器においては、前記辞書データベースを用いて、ユーザが作成したメールデータを符号化して符号化メールデータを生成し、受信側となった前記電子機器においては、前記辞書データベースを用いて、受信した符号化メールデータを復号して元のデータを再生する。
上記(1)に記載の電子メール装置では、辞書手段を用いてメールデータの符号化を行うので、メールデータのトラフィックが減少してネットワーク負荷が低減する。
上記(2)に記載の電子メール装置では、送信側と共通の辞書に基づいて復号化して元のデータを復元するので、受信した符号化メールデータから送信者の意図した内容を確認することができる。
上記(3)に記載の電子メール装置では、使用頻度の高い字句を辞書データとして追加するため、変換対象に該当する割合が高くなり、辞書サイズに対して効率的に伝送データを縮小することが可能となる。また、利用者による辞書データ設定作業なしに辞書データを作成することができる。
上記(4)に記載の電子メール装置では、既に登録されている辞書データの削除、又は任意の文字列を辞書データとしての登録を行うことができるので、特に変換したいデータを登録し、伝送データに含めないようにすることが可能となる。
上記(5)に記載の電子メール装置では、辞書データが共通となるため、利用者が辞書データの更新作業を行わずに符号化以前と復号化後のデータを同一とすることが可能となる。
上記(6)に記載の電子メール装置では、更新部分のみのデータを通知するため、データ更新時の伝送データ量を削減することが可能となる。
上記(7)に記載の電子メール装置では、送受信者情報に基づく複数の辞書手段を有するので、適切な辞書手段を用いることが可能となる。
上記(8)に記載のメールサーバでは、辞書手段を用いてメールデータの符号化を行うので、メールデータのトラフィックが減少してネットワーク負荷が低減する。また、メールサーバが辞書データベースを持つので、多数の利用者で共通の辞書を利用して符号化することが可能となる。
上記(9)に記載のメールサーバでは、送信側のメールサーバと共通の辞書に基づいて復号化して元のデータを復元するので、このメールサーバにアクセスしたメール送受信機能を備えた電子機器のユーザは、受信した符号化メールデータから送信者の意図した内容を確認することができる。
上記(10)に記載のメールサーバでは、使用頻度の高い字句を辞書データとして追加するため、変換対象に該当する割合が高くなり、辞書サイズに対して効率的に伝送データを縮小することが可能となる。
上記(11)に記載のメールサーバでは、辞書データが共通となるため、辞書データの更新作業を行わずに符号化以前と復号化後のデータを同一とすることが可能となる。
上記(12)に記載のメールサーバでは、更新部分のみのデータを通知するため、データ更新時の伝送データ量を削減することが可能となる。
上記(13)に記載の電子メール送受信方法では、送信側では、辞書データベースを用いてメールデータの符号化を行い、受信側は、送信側と共通の辞書データベースに基づいて復号化して元のデータを復元するので、メールデータのトラフィックが減少してネットワーク負荷が低減しながらも、受信側では、受信した符号化メールデータから送信者の意図した内容を確認することができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子メール装置の構成を示すブロック図である。
図1において、この実施の形態の電子メール装置は、発信処理部1と受信処理部2を備えている。発信処理部1と受信処理部2は、例えばマイクロコンピュータにより実現される。また、これらの各部を備える電子機器は任意のもので良く、例えば携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータ(所謂パソコン)又はカーナビゲーション装置等がある。また、任意の場所にあって良く、発信処理部1と受信処理部2が同一コンピュータ上にあっても構わない。
また、発信処理部1と受信処理部2を繋ぐネットワーク3は、インターネットでも電話回線でも良く、また専用回線でも公衆回線でも良く、さらには有線で接続しても無線で接続しても良い。本実施の形態では、ネットワーク3をインターネットとし、発信処理部1を備える電子機器と受信処理部2を備える電子機器はインターネットに接続しているコンピュータにあるものとする。
発信処理部1は、機器内に設けられたメモリ(図示略)に記憶されているプログラムに従ってメールデータMDを送信する処理を行うものであり、送信部11と、符号化処理部12と、辞書データ蓄積部13と、辞書候補データ蓄積部14と、辞書更新処理部15とを備えている。
符号化処理部12は、符号化解析部121と、メールデータ変換部122とを備えている。辞書データ蓄積部13は図2に示すデータ構造を有している。この図において、辞書データは、変換対象となる文字列132に対し、それを示す識別データ131と、最終利用時刻133と、出現頻度134とを有する。なお、最終利用時刻133及び出現頻度134は無くても構わないし、他の任意の情報を有しても良い。
図1に戻り、辞書更新処理部15は、辞書データ更新部151と、辞書データ設定部152と、辞書更新通知部153とを備えている。なお、これらの各部はハードウェアで構成しても、ソフトウェアで構成しても良い。辞書更新処理部15は、辞書候補データ蓄積部14に蓄積された辞書候補データに基づいて、辞書データ更新部151、辞書データ設定部152及び辞書更新通知部153をそれぞれ実行し、辞書データ蓄積部13に蓄積されている辞書データの更新を行い、辞書を備える他の電子機器もしくはメールサーバ(いずれも図示略)に通知する。
他方、受信処理部2は、受信部21と、復号化処理部22と、辞書データ蓄積部23と、辞書データ更新部24とを備えており、機器内に設けられたメモリ(図示略)に記憶されているプログラムに従って、ネットワーク3経由で送られてくる符号化メールデータCMDに対する処理を行う。なお、これらの各部21〜24はハードウェアで構成してもソフトウェアで構成しても良い。
次に、上記構成の電子メール装置の動作について説明する。本実施の形態では、少なくとも1つの辞書データは予め発信処理部1の辞書データ蓄積部13に蓄積される。
メールデータMDが入力された端末の符号化処理部12は、辞書データ蓄積部13に蓄積されている辞書データに基づいて、符号化処理部12内の各部を実行し、変換した符号化メールデータCMDを送信部11から相手先の電子機器に向けて送信する。
任意の端末の受信処理部2は、ネットワーク3経由で送られてきた符号化メールデータCMDを受信部21にて受信する。そして、受信した符号化メールデータCMDを復号化処理部22が辞書データ蓄積部23に蓄積されている辞書データに基づいて復号し、復号メールデータDMDを利用者に提供する。復号化処理部22における復号化処理は、データ復号化解析部221が符号化データCMDを解析し、符号データ変換部222がデータ変換を行う。
このように、メールデータ送信側ではメールデータMDを符号化して送り、メールデータ受信側では符号化されたメールデータMD即ち符号化メールデータCMDを復号して復号化メールデータDMDを得るので、通信路であるネットワーク3に流すデータ量を縮小しながら発信者の意図するメール内容を受信者に通知することができる。
発信処理部1は、図3のフローチャートに示すように、データ符号化解析部121にて、メールデータMD中に繰り返して出現する文字列を解析して頻出文字列と出現回数からなる辞書候補データを作成する(ステップS30)。辞書候補データを作成した後、辞書更新処理部15の辞書データ更新部151にて、現在の辞書データを辞書候補データに基づいて更新する(ステップS31)。この場合、本実施の形態では出現頻度3回以上を追加条件として辞書データの更新を行う。辞書データの更新を行った後、メールデータ変換部122にて、辞書データの文字列に該当する部分の検索を行い、メールデータMDを符号化メールデータCMDに変換する。本実施の形態では、辞書データの識別データを符号として文字列と置換する。その際、メール本文と識別データを区別するために統計的に出現頻度の少ない文字をエスケープ文字とし、識別データ直前に追加する。メール本文にこの文字が出現した場合にも、エスケープ文字を直前に追加することで区別する(ステップS32)。そして、送信部11にて、符号化メールデータCMDを相手先の電子機器に向けて送信する(ステップS33)。
なお、符号化メールデータCMDの送信と同時に辞書更新通知部153が処理を実行し、今回更新した辞書データと元の辞書データの差分並びに辞書データバージョン情報を相手先の電子機器に通知する。
データ符号化解析部121では、図4のフローチャートに示すように、まずメールデータMDを文節に分解する(ステップS40)。例えば、ひらがな/カタカナと漢字との境目と、句読点と、ピリオドと、コンマとが存在する位置で分解する。次いで、分解した文字列からなる文節の配列s(i)(0<i≦文節数)を作成する(ステップS41)。次いで、各文節s(i)を要素とした辞書候補データの確認を開始する(ステップS42)。
各文節s(i)を要素とした辞書候補データの確認を開始すると、まずs(i)は辞書候補データとして登録されているかどうか判定し(ステップS43)、辞書候補データとして登録されていれば、辞書候補の出現頻度に「1」を加算する(ステップS44)。これに対して、辞書候補データとして登録されていなければ、出現頻度「1」で辞書候補データを追加する(ステップS45)。そして、ステップS43の判定に基づく処理を全文節について確認し、全文節について確認が終了したかどうか判定する(ステップS46)。全文節について確認が終了した場合は、辞書候補データを作成する(ステップS47)。これに対して、全文節について確認を終了していない場合は、ステップS43に戻る。辞書候補データを作成した後、本処理を抜ける。このように、分解した文字列のメールデータ中の出現頻度を算出し、文字列と出現頻度の対応を辞書候補データとする。
辞書更新処理部15では、図5のフローチャートに示すように、まず辞書候補データ蓄積部14に蓄積されている辞書候補データの文字列が辞書データ蓄積部13に蓄積されている辞書データと一致するものがあるかどうか検索する(ステップS50)。一致するものの有無を判定し(ステップS51)、一致するものが無い場合は、辞書データ蓄積部13に辞書データを追加する。ただし前述したように、本実施の形態では出現頻度3回未満のものは辞書データに追加しない(ステップS52)。この場合、検索時点での時刻を最終利用時刻としてこのデータと、候補データの出現回数を追加する。これに対して、一致するものがある場合は、辞書データ蓄積部13の辞書データを更新する(ステップS53)。この場合、検索時点の時刻を最終利用時刻に、出現回数を元データに追加した値を出現回数としてデータを更新する。ステップS52又はステップS53の処理を行った後、差分のデータリストを作成し(ステップS54)、本処理を抜ける。
受信処理部2は、図6のフローチャートに示すように、受信部21にて、符号化メールデータを受信する(ステップS60)。符号化メールデータを受信すると、データ復号化解析部221では、辞書データ蓄積部23に蓄積されている辞書データから得られる識別データ群を取得し、受信した符号化メールデータCMDと比較することで符号化状態を解析する(ステップS61)。そして、符号データ変換部222では、符号データ該当部分の辞書データと対応している文字列を入れ替えて、復号メールデータDMDを生成する(ステップS62)。
このように、本実施の形態の電子メール装置によれば、メールデータをそのまま送信するのではなく、符号化即ち圧縮して送信するので、伝送経路であるネットワーク3でのトラフィックが減少してネットワーク負荷が低減する。これにより、無線通信などで通信状態が安定せず通信が切断しやすい場合などでも通信に失敗する率が低くなる。また、通信経路でのフィルタリングや通信内容漏洩を避けることができる。
また、受信側は、送信側と共通の辞書に基づいて復号化して元のデータを復元するので、受信した符号化メールデータから送信者の意図した内容を確認することができる。また、使用頻度の高い字句を辞書データとして追加するため、変換対象に該当する割合が高くなり、辞書サイズに対して効率的に伝送データを縮小することが可能となる。また、利用者による辞書データ設定作業なしに辞書データを作成することができる。
また、意図して変換対象となるデータを設定できるので、特に変換したいデータを登録し、伝送データに含めないようにすることが可能となる。また、辞書データが共通となるため、利用者が辞書データの更新作業を行わずに符号化以前と復号化後のデータを同一とすることが可能となる。また、更新部分のみのデータを通知するため、データ更新時の伝送データ量を削減することが可能となる。
なお、本実施の形態では、メールデータMD中に繰り返して出現する文字列を解析して頻出文字列と出現回数からなる辞書候補データを作成するようにしたが、ユーザが、変換したい文字列および識別コードを辞書データに加えるようにしても良い。この際、辞書更新通知部153が、辞書データの更新内容を他の辞書データ蓄積部13を備える電子機器に通知するようにすることで、あくまでも辞書の共通化が図れる。
また、本実施の形態では、辞書データの削除をユーザにより行えるようにはしていないが、ユーザが不要と判別した場合に自由を削除できるようにしても良い。その分、データベースを小さくでき、変換処理の高速化や記憶媒体の有効利用が可能となる。
また、本実施の形態では、更新内容として追加データおよび変更データを通知するが、辞書データ全体を通知するようにしても良い。あるいは、ネットワーク3上に辞書サーバを設置し、その辞書サーバに送信するようにしても良い。その場合、受信側は符号化データと同時に送信される辞書データバージョン情報を参照し、辞書データ蓄積部23に蓄積されたデータ群とバージョンが異なる場合のみ辞書データを更新する。このようにすることにより、符号化以前のメールデータと復号化後のメールデータを一致させることができる。また、辞書データ全体が更新される場合には、受信側の辞書に送信側が第三者とのみ通知しあった辞書データまでも加えられ、辞書データが膨大になってしまう可能性があるので、辞書データを送受信者情報に基づきグループ化し複数生成してもよい。送信側は、送信先アドレス等の情報を参照し使用する辞書データを決定又は新規生成し、受信側も、送信元アドレス等の情報を参照して使用する辞書データを決定又は新規生成する。送受信相互ごとの辞書データを有することで、効率的な辞書データを構成することができる。さらに、送受信者グループ別の辞書データだけでなく、出現頻度が前記送受信者グループ別辞書よりも多い共通辞書データを別途用意し、より辞書データの効率化を行うことも可能である。
また、その他の辞書データを統一するためのデータ送付方法として、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式でデータ方式を明示し、メールと、使用されている辞書データを同時に送信するようにしても良い。このようにすることにより、辞書を持たない相手先でも符号化メールデータを復号することができる。
また、辞書データの更新処理および通知処理を、更新内容が一定量になった時点又はその他の任意のタイミングで実施するようにしても良い。
また、本実施の形態では、使用言語を規定していないが、日本語の他に、他国の言語を使用できるようにしても構わない。
また、本実施の形態では、符号化処理部12、辞書候補データ蓄積部14、辞書更新処理部15それぞれにおいて辞書候補データを使用するようにしたが、これらの手段及びデータは使用せずとも本発明の目的は達成されることは言うまでも無い。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るメールサーバの構成を示すブロック図である。なお、この図において前述した図1と同一機能を有する部分には共通の符号を付けている。
上述した実施の形態1の電子メール装置との違いは、符号化処理部12を発信処理部1のある電子機器ではなく発信側のメールサーバ500が備えていることと、復号化処理22を受信処理部2のある電子機器ではなく受信側のメールサーバ600が備えていること、さらに送信部111を備える電子機器100と受信部211を備える電子機器200とが直接インターネットに接続せずにLAN(Local Area Network)に接続されていることである。
本実施の形態のメールサーバにおけるデータの流れを説明する。電子機器100から送信されたメールデータは、メールサーバ500が備える符号化処理部12において符号化メールデータに変換された後、ネットワーク3経由で他のサーバに送られる。送信先の電子機器200に対するメールを処理する受信側のメールサーバ600において、復号化処理部22によって符号化メールデータが元のメールデータに変換され、送信先の電子機器200において受信処理を実行しメールデータを取得する。
このように、本実施の形態のメールサーバによれば、メールデータを符号化即ち圧縮するので、ネットワーク3上を流れるメールデータ量を縮小することができる。また、サーバに接続している全員が同じ辞書を共有することになるため、全体のディスク利用量や端末側の負荷を小さくすることができる。
本発明は、伝送経路のメールデータ量を縮小しながら、発信者の意図したメールデータを通知することができるといった効果を有し、電子メール送受信機能を有する電子機器への適用が可能である。
本発明の実施の形態1に係る電子メール装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る電子メール装置で用いられる辞書データの一例の構造を示す図 実施の形態1に係る電子メール装置の発信処理を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る電子メール装置のメールデータ解析処理を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る電子メール装置の辞書更新処理を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る電子メール装置の受信処理を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2に係るメールサーバの構成を示すブロック図
符号の説明
1 発信処理部
2 受信処理部
3 ネットワーク
11 送信部
12 符号化処理部
13 辞書データ蓄積部
14 辞書候補データ蓄積部
15 辞書更新処理部
21 受信部
22 復号化処理部
23 辞書データ蓄積部
24 辞書データ更新部
100、200 電子機器
111 送信部
121 データ符号化解析部
122 メールデータ変換部
151 辞書データ更新部
152 辞書データ設定部
153 辞書更新通知部
211 受信部
221 データ復号化解析部
222 符号データ変換部
500、600 メールサーバ
MD メールデータ
CMD 符号化メールデータ
DMD 復号メールデータ

Claims (13)

  1. 任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書手段と、
    前記辞書手段を用いて、ユーザが作成したメールデータを符号化して符号化メールデータを生成する符号化手段と、
    前記符号化手段にて生成された符号化メールデータを送信する送信手段と、
    を備えた電子メール装置。
  2. 送信側となった端末から送信された符号化メールデータを受信する受信手段と、
    前記辞書手段を用いて、前記受信手段にて受信された符号化メールデータを符号化前の元のデータに復号する復号化手段と、
    を備えた請求項1に記載の電子メール装置。
  3. 前記受信手段にて受信された符号化メールデータ中に頻出する字句を解析する符号化解析手段と、
    前記符号化解析手段で解析された頻出字句を辞書データとして前記辞書手段に追加する辞書データ更新手段と、
    を備えた請求項2に記載の電子メール装置。
  4. 前記辞書手段に対し、既に登録されている辞書データの削除、又は任意の文字列を辞書データとしての登録を行うことができる辞書データ編集手段を備えた請求項1又は請求項2に記載の電子メール装置。
  5. 前記辞書手段と同様の辞書手段を有している他の電子機器に対し、前記辞書手段の辞書データを通知する辞書データ通知手段を備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子メール装置。
  6. 前記辞書手段と同様の辞書手段を有している他の電子機器に対し、前記辞書手段の更新部分を前記他の電子機器に通知する辞書更新通知手段を備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子メール装置。
  7. 送受信者情報に基づく複数の前記辞書手段を備えた請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子メール装置。
  8. 電子メール送受信機能を有する電子機器から送信されたメールデータを配信先機器に向けて送信するメールサーバにおいて、
    任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書手段と、
    前記辞書手段を用いて、前記電子機器から送信されてきたメールデータを符号化して符号化メールデータを生成する符号化手段と、
    前記符号化手段にて生成された符号化メールデータを送信する送信手段と、
    を備えたメールサーバ。
  9. 符号化メールデータを受信する受信手段と、
    前記辞書手段を用いて、前記受信手段にて受信された符号化メールデータを符号化前の元のデータに復号する復号化手段と、
    を備えた請求項8に記載のメールサーバ。
  10. 前記受信手段にて受信された符号化メールデータ中に頻出する字句を解析するサーバ符号化解析手段と、
    前記符号化解析手段で解析された頻出字句を辞書データとして前記辞書手段に追加する辞書データ更新手段と、
    を備えた請求項9に記載のメールサーバ。
  11. 辞書データをメールの送受信経路上にある他のメールサーバに通知する辞書更新通知手段を備えた請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のメールサーバ。
  12. 辞書データの更新部分をメールの送受信経路上にある他のメールサーバに通知する辞書差分更新通知手段を備えた請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のメールサーバ。
  13. 電子メールの送受信が可能な電子メール送受信方法において、
    任意のテキストと対応する符号をデータとして記憶する辞書データベースを電子メールの送受信を行う電子機器間で共用し、送信側となった前記電子機器においては、前記辞書データベースを用いて、ユーザが作成したメールデータを符号化して符号化メールデータを生成し、受信側となった前記電子機器においては、前記辞書データベースを用いて、受信した符号化メールデータを復号して元のデータを再生する電子メール送受信方法。
JP2004265170A 2004-09-13 2004-09-13 電子メール装置 Withdrawn JP2006079507A (ja)

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