JP2019192123A - 入館管理システム、データセンタ及び入館管理方法 - Google Patents

入館管理システム、データセンタ及び入館管理方法 Download PDF

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【課題】データセンタへの入館受付に伴うコストを低減することが可能な、入館管理システム、データセンタ及び入館管理方法を提供する。【解決手段】データセンタへの入館を管理する入館管理システムは、前記データセンタへの入館申請に応じて作成される入館申請情報を記憶する記憶部50と、前記データセンタへの入館受付が開始された場合、前記入館受付を行った入館希望者に対して、前記データセンタへの入館に必要な情報の入力を、人工知能により、対話的に要求する要求部13と、前記要求部による要求に応じて前記入館に必要な情報の入力が受け付けられた場合、前記入館に必要な情報と、前記記憶部に記憶されている入館申請情報とを用いて、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する第1の判定部15と、を有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、入館管理システム、データセンタ及び入館管理方法に関する。
顧客が所有するサーバ等をデータセンタで預かり、当該サーバ等を管理・保守するサービスが従来から知られている。このようなサービスは、コロケーションサービスとも称される。
コロケーションサービスでは顧客が所有するサーバ等をデータセンタで預かることから、データセンタには非常に高いセキュリティが要求される。例えば、コロケーションサービスを利用するユーザがデータセンタに入館する際には、事前に申請された内容に基づいて、当該ユーザの本人性等を確認する認証が行われる。
このような認証は、一般に、データセンタの入館受付を行うオペレータや警備員の目視確認等によって行われる。
また、セキュリティを確保しながら低コストでビルへの入退館を管理する技術として、例えば、特許文献1に開示されている技術が知られている。
特開2008−171350号公報
しかしながら、例えば、時期や時間帯等によってはデータセンタへの入館者が集中し、入館受付を行うオペレータや警備員等が不足する場合がある。このため、データセンタへの入館を所望するユーザが待たされてしまうことがある。一方で、入館受付を行うオペレータや警備員等を増加する場合、人件費等のコストが増加する。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、データセンタへの入館受付に伴うコストを低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態は、データセンタへの入館を管理する入館管理システムであって、前記データセンタへの入館申請に応じて作成される入館申請情報を記憶する記憶部と、前記データセンタへの入館受付が開始された場合、前記入館受付を行った入館希望者に対して、前記データセンタへの入館に必要な情報の入力を、人工知能により、対話的に要求する要求部と、前記要求部による要求に応じて前記入館に必要な情報の入力が受け付けられた場合、前記入館に必要な情報と、前記記憶部に記憶されている入館申請情報とを用いて、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する第1の判定部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、データセンタへの入館受付に伴うコストを低減することができる。
本実施形態に係る入館管理システムの全体構成の一例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る入館管理システムの機能構成の一例を示す図である。 入館申請情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る入館管理システムにおける事前申請処理の一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る入館管理システムにおける入館処理の一例を示すシーケンス図である。 入館処理における画面遷移の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態(以降、「本実施形態」とも表す。)について詳細に説明する。本実施形態では、データセンタへの入館受付に伴うコストを低減することができる入館管理システム1について説明する。なお、データセンタには、コロケーションサービスの顧客である企業等が所有するサーバ等が設置されたエリア(コロケーションルーム又はサーバルーム)が存在する。
<全体構成>
まず、本実施形態に係る入館管理システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る入館管理システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る入館管理システム1には、入館管理装置10と、入館申請情報管理装置20と、受付端末30と、カメラ装置40と、記憶部50と、顔認識・テキスト抽出装置60と、登録端末70とが含まれる。また、入館管理装置10と、入館申請情報管理装置20と、受付端末30と、カメラ装置40と、記憶部50とは、例えば、データセンタ内の構内ネットワーク又は/及びデータセンタ間のセンタ間ネットワークである通信ネットワーク80を介して通信可能に接続される。更に、入館管理装置10と、入館申請情報管理装置20と、顔認識・テキスト抽出装置60と、登録端末70とは、例えば、インターネット等である通信ネットワーク90を介して通信可能に接続されている。
ここで、受付端末30と、カメラ装置40と、記憶部50とは、データセンタ内のシステム環境であるデータセンタ環境100に含まれている。入館管理システム1には、複数のデータセンタ環境100が含まれる。以降では、複数のデータセンタ環境100の各々を区別する場合は、「データセンタ環境100A」、「データセンタ環境100B」等と表す。例えば、データセンタ環境100AがデータセンタAのシステム環境であり、データセンタ環境100BがデータセンタBのシステム環境である。
また、データセンタ環境100Aに含まれる受付端末30を「受付端末30A」、データセンタ環境100Bに含まれる受付端末30を「受付端末30B」等とも表す。同様に、データセンタ環境100Aに含まれるカメラ装置40を「カメラ装置40A」、データセンタ環境100Bに含まれるカメラ装置40を「カメラ装置40B」等とも表し、データセンタ環境100Aに含まれる記憶部50を「記憶部50A」、データセンタ環境100Bに含まれる記憶部50を「記憶部50B」等とも表す。
なお、1つのデータセンタ環境100には、複数台の受付端末30と、複数台のカメラ装置40とが含まれていても良い。特に、入館者数が多いデータセンタのデータセンタ環境100には、複数台の受付端末30と複数台のカメラ装置40とが設置されていることが好ましい。
受付端末30は、データセンタ内に設置され、当該データセンタへの入館受付や認証に用いられるPC(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末等の端末装置である。データセンタへの入館受付を行うユーザは、受付端末30を用いて、入館に必要な情報(例えば、事前に入館を申請した際に発行された受付番号や自身の氏名等)を入力する。
カメラ装置40は、データセンタ内に設置され、当該データセンタへの入館受付の際に行われる認証の1つである顔認証に用いられるネットワークカメラ等の撮影装置である。カメラ装置40は、データセンタへの入館受付を行うユーザの顔と、当該ユーザの顔写真付き身分証とを撮影することで、当該ユーザの顔及び顔写真付き身分証が撮影された撮影画像を作成する。この撮影画像を用いて、ユーザの顔と、顔写真付き身分証に含まれる顔との顔認識及び検証等が行われることで、顔認証が行われる。また、この撮影画像を用いて、顔写真付き身分証に記載されている氏名と、事前に入館を申請した際に登録された氏名とが一致するか否かの検証も行われる。なお、ユーザの顔と顔写真付き身分証とが1つの撮影画像に含まれていても良いし、別々の撮影画像にそれぞれ含まれていても良い。
なお、カメラ装置40は、受付端末30の付近(例えば、受付端末30の隣りや受付端末30の上方等)に設置されることが好ましい。また、1台の受付端末30に対して少なくとも1台のカメラ装置40が設置されることが好ましい。
記憶部50は、事前に入館を申請する際に作成された入館申請情報を格納するデータベースサーバ等である。入館申請情報は、例えば、登録端末70で入力された各種情報(例えば、入館対象のデータセンタ、入館するユーザの氏名、入館を予定する日時等)に基づいて、入館申請情報管理装置20により作成される。
登録端末70は、例えばコロケーションサービスを利用する企業内に設置等され、データセンタへの入館を事前に申請する際に用いられるPCやタブレット端末、スマートフォン等の端末装置である。データセンタへの入館申請を所望するユーザは、登録端末70を用いて、当該データセンタへの入館の事前申請を行うことができる。事前申請が行われることで、入館申請情報管理装置20により入館申請情報が作成され、記憶部50に格納される。入館申請情報には、例えば、受付番号、入館対象のデータセンタ、入館するユーザの氏名、入館を予定する日時等が含まれる。
入館管理装置10は、受付端末30を利用するユーザの入館受付や認証を行うコンピュータ又はコンピュータシステムである。入館管理装置10は、例えば、対話型の人工知能(AI:Artificial Intelligence)により、対話的に入館受付及び認証を行う。例えば、入館管理装置10は、対話型の人工知能により、受付端末30で入館受付を行うユーザに対して入館に必要な情報を対話的に要求したり、カメラ装置40を制御してユーザの顔を撮影したりする。
そして、入館管理装置10は、ユーザから得られた各種情報や撮影画像等を用いて、データセンタへの入館を許可するか否かの認証を行う。このように、本実施形態では、対話型の人工知能が搭載された入館管理装置10が、オペレータや警備員等に代わって入館受付や認証を行う。これにより、入館受付や認証を行うオペレータや警備員等の人数を削減することができ、データセンタへの入館受付に伴うコストの低減を図ることができる。
入館申請情報管理装置20は、記憶部50に格納されている入館申請情報を管理するコンピュータ又はコンピュータシステムである。入館申請情報管理装置20は、登録端末70から事前申請が行われた場合、入館申請情報を作成して、記憶部50に格納する。このとき、入館申請情報管理装置20は、入館対象のデータセンタのデータセンタ環境100と異なるデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に入館申請情報を格納する。言い換えれば、入館申請情報管理装置20は、入館対象のデータセンタのデータセンタ環境100以外のデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に入館申請情報を格納する。
顔認識・テキスト抽出装置60は、入館管理装置10からの要求に応じて、カメラ装置40により作成された撮影画像を用いて、顔認識及び顔の類似度の検証や顔写真付き身分証に記載されているテキスト(氏名)の抽出を行う。そして、顔認識・テキスト抽出装置60は、例えば、類似度の検証結果を示す信頼度スコアと、抽出したテキストとを入館管理装置10に返信する。信頼度スコアとは、撮影画像に含まれるユーザの顔と、顔写真付き身分証に含まれる顔とが同一人物の顔である可能性を数値化したものである。
なお、図1に示す入館管理システム1の構成は一例であって他の構成であっても良い。例えば、通信ネットワーク80及び通信ネットワーク90がいずれも構内ネットワーク又は/及びセンタ間ネットワークであっても良い。
また、例えば、入館管理装置10が複数台存在し、これら複数台の入館管理装置10が各データセンタ環境100にそれぞれ設置されていても良い。又は、例えば、1台の入館管理装置10が、各データセンタ環境100のうちのいずれか1つのデータセンタ環境100に設置されていても良い。言い換えれば、入館者が入館するデータセンタ以外のデータセンタのデータセンタ環境100に入館管理装置10が設置されていても良い。
また、例えば、入館申請情報管理装置20が複数台存在し、これら複数台の入館申請情報管理装置20が各データセンタ環境100にそれぞれ設置されていても良い。又は、例えば、1台の入館申請情報管理装置20が、各データセンタ環境100のうちのいずれか1つのデータセンタ環境100に設置されていても良い。
また、例えば、受付端末30にカメラが内蔵されている場合、データセンタ環境100にカメラ装置40が設置されていなくても良い。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る入館管理システム1に含まれる入館管理装置10と、入館申請情報管理装置20と、受付端末30と、顔認識・テキスト抽出装置60と、登録端末70とのハードウェア構成について説明する。これらの各装置又は端末は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ200を1台以上用いることにより実現される。図2は、コンピュータ200のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すコンピュータ200は、入力装置201と、表示装置202と、外部I/F203と、RAM(Random Access Memory)204と、ROM(Read Only Memory)205と、CPU(Central Processing Unit)206と、通信I/F207と、補助記憶装置208とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバスBを介して通信可能に接続されている。
入力装置201は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、コンピュータ200の利用者が各種操作を入力するのに用いられる。表示装置202は、例えばディスプレイ等であり、各種の処理結果を表示する。なお、入館管理装置10と、入館申請情報管理装置20と、顔認識・テキスト抽出装置60とは、入力装置201及び表示装置202の少なくとも一方を有していなくても良い。
外部I/F203は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203a等がある。コンピュータ200は、外部I/F203を介して、記録媒体203a等の読み取りや書き込み等を行うことができる。
記録媒体203aには、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等がある。
RAM204は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM205は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM205には、例えば、OS(Operating System)設定やネットワーク設定等が格納されている。
CPU206は、ROM205や補助記憶装置208等からプログラムやデータをRAM204上に読み出して処理を実行する演算装置である。
通信I/F207は、コンピュータ200を通信ネットワーク80や通信ネットワーク90等に接続するためのインタフェースである。
補助記憶装置208は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置208に格納されているプログラムやデータには、例えば、OS、当該OS上において各種機能を実現するアプリケーションプログラム等がある。
本実施形態に係る入館管理装置10と、入館申請情報管理装置20と、受付端末30と、顔認識・テキスト抽出装置60と、登録端末70とは、図2に示すコンピュータ200を1台以上用いることにより、後述する各種処理を実現することができる。なお、これら以外にも、記憶部50が、少なくとも補助記憶装置208を備えるコンピュータ200を1台以上用いることにより実現されていても良い。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る入館管理システム1の機能構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る入館管理システム1の機能構成の一例を示す図である。
≪入館管理装置10≫
図3に示すように、本実施形態に係る入館管理装置10は、通信部11と、対話処理部12とを有する。これら各部は、入館管理装置10にインストールされた1以上のプログラムがCPUに実行させる処理により実現される。
通信部11は、他の装置又は端末(例えば、入館申請情報管理装置20、受付端末30、カメラ装置40、及び顔認識・テキスト抽出装置60等)との間で各種情報の送受信を行う。
対話処理部12は、入館受付及び認証に関する処理を対話的に行う。対話処理部12には、要求部13と、照合部14と、判定部15とが含まれる。
要求部13は、受付端末30に対して対話的に各種要求を行う。例えば、要求部13は、受付端末30における入館受付の開始操作に応じて、受付番号や氏名等の入力を当該受付端末30に要求する。例えば、要求部13は、照合部14による照合結果に応じて、顔の撮影を行うことのユーザへの通知を受付端末30に要求すると共に、ユーザの撮影をカメラ装置40に要求する。
また、要求部13は、カメラ装置40により撮影されたユーザの顔と写真付き身分証に含まれる顔との顔認識と、当該写真付き身分証に記載されているテキスト(氏名)の抽出とを顔認識・テキスト抽出装置60に要求する。
照合部14は、受付端末30において入力された受付番号や氏名等が、事前に入館を申請した際に発行された受付番号や事前に入館を申請した際に入力された氏名等と一致するか否かを照合する。照合部14は、入館申請情報管理装置20を介して、当該受付番号の入館申請情報を取得した上で、この入館申請情報に含まれる氏名等と、受付端末30において入力された氏名等とが一致するか否かを照合する。これにより、氏名等の本人性を確認するための認証が行われる。
判定部15は、顔認識・テキスト抽出装置60から返信されたテキスト(氏名)と、入館申請情報に含まれる氏名とが一致するか否かを判定する。これにより、顔写真付き身分証に記載されている氏名が、事前に入館を申請した際に登録された氏名と一致するか否かの検証が行われる。
また、顔認識・テキスト抽出装置60から返信された信頼度スコアに基づいて、受付端末30で入館受付を行っているユーザが、顔写真付き身分証が表す人物と同一人物であるか否かを判定する。これにより、本人性が確認されたユーザに対する顔認証が行われる。
上記の照合部14による照合結果と、上記の判定部15による判定結果とによって、受付端末30で入館受付を行っているユーザの入館が許可されるか否かが決定される。
≪入館申請情報管理装置20≫
図3に示すように、本実施形態に係る入館申請情報管理装置20は、通信部21と、登録部22と、取得部23とを有する。これら各部は、入館申請情報管理装置20にインストールされた1以上のプログラムがCPUに実行させる処理により実現される。
通信部21は、他の装置又は端末(例えば、入館管理装置10、記憶部50、顔認識・テキスト抽出装置60、及び登録端末70等)との間で各種情報の送受信を行う。
登録部22は、登録端末70における事前申請操作に応じて、入館申請情報を作成し、作成した入館申請情報を記憶部50に格納する。このとき、登録部22は、入館申請情報に含まれる入館対象データセンタを参照し、入館対象データセンタと異なるデータセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に当該入館申請情報を格納する。
取得部23は、入館管理装置10からの要求に応じて、該当の記憶部50から入館申請情報を取得する。
ここで、記憶部50に格納される入館申請情報について、図4を参照しながら説明する。図4は、入館申請情報の一例を示す図である。
図4に示すように、入館申請情報には、受付番号と、入館対象データセンタと、氏名と、入館予定日時とが含まれる。
受付番号は、入館申請情報を識別する識別情報(例えば、入館申請情報を識別する英数字等)である。受付番号は、登録端末70により事前申請が行われた場合に、入館申請情報管理装置20によって生成される。
入館対象データセンタは、登録端末70により事前申請された入館対象のデータセンタの識別情報(例えば、データセンタの名称等)である。
氏名は、登録端末70により事前申請された入館者(入館予定者)の氏名である。なお、氏名の代わりに、例えば、入館予定者に割り当てられたID(例えば、コロケーションサービスの利用者ID等)が用いられても良い。入館予定日時は、登録端末70により事前申請された入館予定日時である。
なお、入館申請情報には、上記以外にも、データセンタに入館する際に、入館者を認証するための種々の情報が含まれていても良い。このような情報としては、例えば、入館予定者の会社名や住所、電話番号等が挙げられる。また、入館申請情報には、例えば、顔写真付き身分証の画像データ、虹彩情報や指紋情報等の生体認証情報が含まれていても良い。更に、入館申請情報には、例えば、退館予定日時等の退館に関する種々の情報が含まれていても良い。
≪受付端末30≫
図3に示すように、本実施形態に係る受付端末30は、通信部31と、入力受付部32と、表示制御部33とを有する。これら各部は、受付端末30にインストールされた1以上のプログラムがCPUに実行させる処理により実現される。
通信部31は、他の装置(例えば、入館管理装置10等)との間で各種情報の送受信を行う。入力受付部32は、ユーザによる各種操作(例えば、入館受付の開始操作等)の入力を受け付ける。表示制御部33は、ユーザに対して各種情報(例えば、受付番号及び氏名の入力画面等)を表示する。
≪顔認識・テキスト抽出装置60≫
図3に示すように、本実施形態に係る顔認識・テキスト抽出装置60は、通信部61と、顔認識・検証部62と、テキスト抽出部63とを有する。これら各部は、顔認識・テキスト抽出装置60にインストールされた1以上のプログラムがCPUに実行させる処理により実現される。
通信部61は、他の装置(例えば、入館管理装置10、入館申請情報管理装置20等)との間で各種情報の送受信を行う。
顔認識・検証部62は、入館管理装置10からの要求に応じて、撮影画像を用いて、ユーザの顔と顔写真付き身分証に含まれる顔との顔認識を行った上で、顔認識によって認識された顔の類似度を検証する。そして、顔認識・検証部62は、類似度の検証結果を示す信頼度スコアを算出する。このような顔認識及び類似度の検証は既知の方法を用いて行うことができる。
テキスト抽出部63は、撮影画像を用いて、顔写真付き身分証に記載されているテキスト(氏名)を抽出する。このようなテキスト抽出は既知の方法を用いて行うことができる。
≪登録端末70≫
図3に示すように、本実施形態に係る登録端末70は、通信部71と、入力受付部72と、表示制御部73とを有する。これら各部は、登録端末70にインストールされた1以上のプログラムがCPUに実行させる処理により実現される。
通信部71は、他の装置(例えば、入館申請情報管理装置20等)との間で各種情報の送受信を行う。入力受付部72は、ユーザによる各種操作(例えば、事前申請操作等)の入力を受け付ける。表示制御部73は、ユーザに対して各種情報(例えば、事前申請画面等)を表示する。
<処理の詳細>
以降では、本実施形態に係る入館管理システム1の処理の詳細について説明する。
≪事前申請処理≫
まず、データセンタへの入館申請を所望するユーザが、当該データセンタへの入館を事前申請する場合の処理について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る入館管理システム1における事前申請処理の一例を示すシーケンス図である。
登録端末70の表示制御部73は、事前申請画面を表示する(ステップS101)。事前申請画面には、例えば、入館対象データセンタ、氏名、及び入館予定日時等を入力するための各種入力項目が含まれる。事前申請画面には、これら以外にも、データセンタに入館する際に、入館者を認証するための種々の情報を入力するための各種入力項目が含まれていても良い。
なお、登録端末70のユーザは、例えば、Webブラウザ等を用いて、事前申請画面のURL(Uniform Resource Locator)を指定することで、事前申請画面を表示させることができる。
次に、登録端末70の入力受付部72は、事前申請操作の入力を受け付ける(ステップS102)。ユーザは、表示制御部73により表示された事前申請画面において、例えば、入館対象データセンタ、氏名、及び入館予定日時等を入力した上で、所定のボタン(例えば、「申請」ボタン)等を押下することで、事前申請操作を行うことができる。
次に、登録端末70の通信部71は、入館申請要求を入館申請情報管理装置20に送信する(ステップS103)。入館申請要求には、事前申請画面で入力及び指定された各種情報(例えば、入館対象データセンタ、氏名、入館予定日時等)が含まれる。
入館申請情報管理装置20の登録部22は、通信部21により入館申請要求を受信すると、入館申請情報を作成する(ステップS104)。登録部22は、例えば、受付番号を生成した上で、この受付番号と、入館申請要求に含まれる各種情報(例えば、入館対象データセンタ、氏名、入館予定日時等)とが含まれる入館申請情報を作成する。
次に、入館申請情報管理装置20の登録部22は、上記のステップS104で作成した入館申請情報を、この入館申請情報に含まれる入館対象データセンタと異なるデータセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50(すなわち、入館対象データセンタ以外に設置されている記憶部50)に格納する(ステップS105)。
例えば、上記のステップS104で作成した入館申請情報に含まれる入館対象データセンタが「データセンタA」である場合、登録部22は、データセンタAとは異なるデータセンタのデータセンタ環境100(すなわち、データセンタ環境100Aとは異なるデータセンタ環境100)に設置されている記憶部50に当該入館申請情報を格納する。このとき、登録部22は、データセンタ環境100Aとは異なるデータセンタ環境100のうち1つのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に当該入館申請情報を格納しても良いし、データセンタ環境100Aとは異なる複数のデータセンタ環境100にそれぞれ設置されている記憶部50に当該入館申請情報を格納しても良い。
登録部22は、入館対象データセンタと異なるデータセンタのデータセンタ環境100のうち、入館申請情報を格納する記憶部50が設置されているデータセンタ環境100を任意の方法で決定して良い。例えば、登録部22は、入館対象データセンタと異なるデータセンタのデータセンタ環境100のうち、入館申請情報を格納する記憶部50が設置されているデータセンタ環境100を、ランダムに決定しても良いし、ラウンドロビンに決定しても良い。又は、例えば、入館対象データセンタと距離が所定以上離れているデータセンタを抽出した上で、抽出したデータセンタのデータセンタ環境100の中から、入館申請情報を格納する記憶部50が設置されているデータセンタ環境100を任意の方法(例えば、距離が最大又は距離の昇順、ランダム等)で決定しても良い。
このように、入館対象データセンタと異なるデータセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に入館申請情報を格納することで、例えば、入館対象データセンタの被災等に伴う入館申請情報の消失等によって入館対象データセンタに入館できなくなってしまう事態を防止することができる。
すなわち、例えば、或るデータセンタが被災等した場合、このデータセンタにサーバ等を設置している企業は、当該サーバの状況確認やメンテナンス等のために、当該データセンタへの入館を所望すると考えられる。そこで、当該データセンタに入館するための入館申請情報を、例えば、地理的に離れた他のデータセンタに設置されている記憶部50に格納しておくことで、当該入館申請情報が被災等によって消失し、当該データセンタに入館ができなくなってしまうような事態を防止することができる。
なお、本実施形態では、上述したように、入館申請情報を、この入館申請情報に含まれる入館対象データセンタと異なるデータセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に格納する場合について説明したが、これに限られない。データセンタの被災を考慮しないのであれば、入館申請情報を、この入館申請情報に含まれる入館対象データセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に格納しても良い。
次に、入館申請情報管理装置20の通信部21は、入館申請情報を記憶部50に格納すると、当該入館申請情報に含まれる受付番号を登録端末70に通知する(ステップS106)。これにより、登録端末70のユーザは、入館対象データセンタに入館するための受付番号を知ることができる。そして、入館対象データセンタに入館する入館者(当該ユーザ又は当該ユーザとは異なるユーザ)は、この受付番号を用いて、入館対象データセンタの入館受付を行うことができる。
≪入館処理≫
次に、事前申請した入館対象データセンタへの入館を所望するユーザ(入館希望者)が入館する場合の処理について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る入館管理システム1における入館処理の一例を示すシーケンス図である。
受付端末30の表示制御部33は、例えば図7に示す入館受付の開始画面1100を表示する(ステップS201)。図7に示す入館受付の開始画面1100には、例えば、入館受付の開始操作を促すメッセージ1110と、入館受付開始ボタン1120とが含まれる。受付端末30のユーザは、入館受付開始ボタン1120を押下することで、入館受付の開始操作を行うことができる。
なお、図7に示す入館受付の開始画面1100は、例えば、ユーザが受付端末30で何等かの操作を行った場合に表示されても良いし、ユーザが受付端末30の前に来たことが検知された場合に表示されても良い。また、メッセージ1110は、入館受付の開始画面1100上に表示される場合に限られず、例えば、当該メッセージ1110の内容を表す音声によって出力されても良い。又は、例えば、メッセージ1110が表示されると共に、当該メッセージ1110の内容を表す音声が出力されても良い。
受付端末30の入力受付部32は、入館受付の開始操作の入力を受け付ける(ステップS202)。上述したように、ユーザは、入館受付開始ボタン1120を押下することで、入館受付の開始操作を行うことができる。なお、入館受付の開始操作は、ユーザの音声によって行われても良い。すなわち、入力受付部32は、例えば、入館受付を開始する旨の発話がユーザによって行われた場合に、この発話によって生じた音声の入力を受け付けて、入館受付の開始操作としても良い。
受付端末30の通信部31は、入力受付部32により入館受付の開始操作の入力が受け付けられると、入館受付の開始要求を入館管理装置10に送信する(ステップS203)。
入館管理装置10の要求部13は、通信部11により入館受付の開始要求を受信すると、受付番号及び氏名の入力要求を作成する。そして、入館管理装置10の通信部11は、受付番号及び氏名の入力要求を受付端末30に送信する(ステップS204)。なお、受付番号及び氏名の入力要求は、入館に必要な情報の入力要求の一例であって、入力を要求する情報は受付番号及び氏名に限られない。入館に必要情報としては、少なくとも受付番号が含まれていれば良く、受付番号及び氏名以外にも、種々の情報(例えば、会社名や住所、電話番号等)の入力が要求されても良い。受付番号及び氏名の入力要求には、例えば、受付端末30のユーザに対して、受付番号及び氏名の入力を促すためのメッセージや当該メッセージを表す音声データ等が含まれる。
受付端末30の表示制御部33は、通信部31により受付番号及び氏名の入力要求を受信すると、例えば図7に示す受付番号及び氏名の入力画面1200を表示する(ステップS205)。図7に示す受付番号及び氏名の入力画面1200には、例えば、受付番号及び氏名の入力を促すメッセージ1210と、受付番号入力欄1220と、氏名入力欄1230と、OKボタン1240とが含まれる。受付端末30のユーザは、受付番号入力欄1220及び氏名入力欄1230にそれぞれ受付番号及び氏名を入力した上で、OKボタン1240を押下することで、受付番号及び氏名の入力操作を行うことができる。なお、受付番号及び氏名の入力画面1200は、入館に必要な情報を入力するための画面の一例であって、当該画面で入力可能な情報は受付番号及び氏名に限られず、入館に必要な種々の情報の入力が可能であっても良い。
なお、メッセージ1210は、受付番号及び氏名の入力画面1200上に表示される場合に限られず、例えば、当該メッセージ1210の内容を表す音声によって出力されても良い。又は、例えば、メッセージ1210が表示されると共に、当該メッセージ1210の内容を表す音声が出力されても良い。
受付端末30の入力受付部32は、受付番号及び氏名の入力操作の入力を受け付ける(ステップS206)。上述したように、ユーザは、受付番号入力欄1220及び氏名入力欄1230にそれぞれ受付番号及び氏名を入力した上で、OKボタン1240を押下することで、受付番号及び氏名の入力操作を行うことができる。なお、受付番号及び氏名の入力操作は、ユーザの音声によって行われても良い。すなわち、入力受付部32は、例えば、受付番号を表す発話や氏名を表す発話がユーザによって行われた場合に、これらの発話によって生じた音声の入力を受け付けて、受付番号及び氏名の入力操作としても良い。
ただし、受付番号及び氏名(これら以外にも、入館に必要な情報として、例えば、会社名や住所、電話番号等の入力が要求されている場合は、これらの情報も含む。)は、音声ではなく、キーボード等の入力装置により入力されることが好ましい。これは、コロケーションサービスに用いられるデータセンタは様々な企業等に属するユーザが入館するため、例えば、ユーザが発話した氏名等が他のユーザに聞かれてしまうことがあり、個人情報の漏洩等に繋がる恐れがあるためである。
このように、本実施形態に係る入館管理システム1では、従来オペレータや警備員等に口頭で伝えていた受付番号や氏名等の情報を、キーボード等の入力装置で入力させることによって、入館者の個人情報の漏洩等を防止することもできる。
また、入館者の個人情報が周囲の他の入館者に知られてしまうような場合、例えば、当該入館者が属する会社が管理している秘密情報(例えば、個人情報や営業秘密等)を保存しているサーバが当該データセンタ内に設置されていることを周囲の他の入館者に知られてしまうのではないかとの心理的不安を当該入館者が抱くことがある。このため、本実施形態に係る入館管理システム1では、入館者の個人情報の漏洩等を防止することで、上述したような入館者が抱く心理的不安も軽減させることができる。
受付端末30の通信部31は、入力受付部32により受付番号及び氏名の入力操作の入力が受け付けられると、入館要求を入館管理装置10に送信する(ステップS207)。入館要求には、入館に必要な情報の一例である受付番号及び氏名が含まれる。
入館管理装置10の通信部11は、入館要求を受信すると、入館申請情報の取得要求を入館申請情報管理装置20に送信する(ステップS208)。入館申請情報の取得要求には、当該入館要求に含まれている受付番号が含まれる。
入館申請情報管理装置20の取得部23は、通信部21により入館申請情報の取得要求を受信すると、当該取得要求に含まれる受付番号の入館申請情報を記憶部50から取得する(ステップS209)。すなわち、取得部23は、各データセンタ環境100にそれぞれ設置されている複数の記憶部50のうち、当該受付番号の入館申請情報が格納されている記憶部50を特定した上で、特定した記憶部50から当該入館申請情報を取得する。
ここで、該当の受付番号の入館申請情報が格納されている記憶部50を特定する方法は、任意の方法を用いて良い。例えば、取得部23が、入館対象データセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50以外の各記憶部50に対して、当該受付番号の入館申請情報が格納されているか否かの問い合わせ行えば良い。
入館申請情報管理装置20の通信部21は、取得部23により入館申請情報が取得されると、当該入館申請情報を入館管理装置10に送信する(ステップS210)。
次に、入館管理装置10の照合部14は、入館申請情報管理装置20から受信した入館申請情報を用いて、上記のステップS207で受信した入館要求に含まれる各種情報(すなわち、入館に必要な情報の一例である受付番号及び氏名)を照合する(ステップS211)。すなわち、照合部14は、入館要求に含まれる各種情報(一例として、受付番号及び氏名)が、入館申請情報に含まれる各種情報(一例として、受付番号及び氏名)とそれぞれ一致するか否かを照合する。なお、この照合は、受付番号以外の各種情報に対して行われても良い。
以降では、上記のステップS211における照合が成功した場合(すなわち、入館要求に含まれる各種情報と、入館申請情報に含まれる各種情報とがそれぞれ一致した場合)について説明する。なお、当該照合が失敗した場合(すなわち、入館要求に含まれる各種情報のうち、少なくとも1つの情報が、入館申請情報に含まれる該当の情報と一致しなかった場合)は、入館管理装置10は、例えば、入館を拒否する旨の通知を受付端末30に送信すれば良い。
入館管理装置10の要求部13は、撮影の通知要求を作成する。そして、入館管理装置10の通信部11は、撮影の通知要求を受付端末30に送信する(ステップS212)。撮影の通知要求には、例えば、受付端末30のユーザに対して、顔認証のための撮影を行うことを示すメッセージや当該メッセージを表す音声データ等が含まれる。
受付端末30の表示制御部33は、通信部31により撮影の通知要求を受信すると、例えば図7に示す撮影通知画面1300を表示する(ステップS213)。図7に示す撮影通知画面1300には、例えば、受付番号及び氏名の照合に成功したこと及び続いて顔認証を行うことを示すメッセージ1310が含まれる。これにより、受付端末30のユーザの顔をカメラ装置40に向けさせることができる。
なお、メッセージ1310は、撮影通知画面1300上に表示される場合に限られず、例えば、当該メッセージ1310の内容を表す音声によって出力されても良い。又は、例えば、メッセージ1310が表示されると共に、当該メッセージ1310の内容を表す音声が出力されても良い。
入館管理装置10の要求部13は、撮影要求をカメラ装置40に送信する(ステップS214)。このとき、要求部13は、例えば、ユーザが利用している受付端末30に対応するカメラ装置40(例えば、当該受付端末30の付近に設置されているカメラ装置40)に対して撮影要求を送信する。
カメラ装置40は、撮影要求を受信すると、撮影を行う(ステップS215)。これにより、受付端末30を利用しているユーザ(入館受付を行っているユーザ)の顔と、顔写真付き身分証とが撮影され、撮影画像が生成される。なお、ユーザの顔と、写真付き身分証とを別々に撮影して、ユーザの顔が撮影された第1の撮影画像と、写真付き身分証が撮影された第2の撮影画像とが生成されても良い。この場合、第1の撮影画像と第2の撮影画像とが1台のカメラ装置40で生成されても良いし、2台のカメラ装置40でそれぞれ生成されても良い。
そして、カメラ装置40は、撮影画像を入館管理装置10に送信する(ステップS216)。
入館管理装置10の要求部13は、撮影画像を受信すると、顔認識・テキスト抽出要求を顔認識・テキスト抽出装置60に送信する(ステップS217)。顔認識・テキスト抽出要求には、撮影画像が含まれる。
顔認識・テキスト抽出装置60の顔認識・検証部62は、通信部61により顔認識・テキスト抽出要求を受信すると、当該要求に含まれる撮影画像を用いた顔認識を行って、顔認識によって認識された顔の類似度を検証し、この類似度の検証結果を示す信頼度スコアを算出する(ステップS218)。すなわち、顔認識・検証部62は、当該撮影画像に撮影されているユーザの顔と、当該撮影画像に撮影されている顔写真付き身分証に含まれる顔との顔認識を行って、この顔認識によって認識された顔の類似度の検証結果を示す信頼度スコアを算出する。
なお、例えば、上記のステップS215で顔写真付き身分証の撮影を行わずに、ユーザの顔のみを撮影した撮影画像と、事前に入館が申請された際に登録された顔写真付き身分証の画像データとを用いた顔認識が行われても良い。
次に、顔認識・テキスト抽出装置60のテキスト抽出部63は、当該撮影画像に撮影されている顔写真付き身分証から氏名をテキストとして抽出する(ステップS219)。
なお、顔認識・検証部62とテキスト抽出部63とにより行われる顔認識及び検証並びに信頼度スコアの算出とテキスト抽出とは、例えば、データセンタによりコロケーションサービスを提供する事業者とは異なる事業者が提供するクラウドサービス等を利用することで行われても良い。また、顔認識及び検証並びに信頼度スコアの算出を行うクラウドサービスと、テキスト抽出とを行うクラウドサービスとが異なる事業者が提供するものであっても良い。このような場合、上記のステップS217で、入館管理装置10の要求部13は、例えば、該当のクラウドサービスが公開しているWeb API(Application Programming Interface)等に対して、撮影画像等が含まれる所定の要求を送信すれば良い。このクラウドサービスを提供する顔認識・テキスト抽出装置60(クラウドサーバ)の顔認識・検証部62は、特許請求の範囲の「第2の判定部」の一例である。
顔認識・テキスト抽出装置60の通信部61は、上記のステップS218で算出した信頼度スコアと、上記のステップS219で抽出したテキスト(氏名)とを入館管理装置10に送信する(ステップS220)。
入館管理装置10の判定部15は、通信部11によりテキスト(氏名)を受信すると、上記のステップS211で受信した入館申請情報に含まれる氏名と、当該テキスト(氏名)とが一致するか否かを判定する(ステップS221)。以降では、当該入館申請情報に含まれる氏名と、当該テキスト(氏名)とが一致すると判定された場合について説明する。なお、当該入館申請情報に含まれる氏名と、当該テキスト(氏名)とが一致すると判定されなかった場合、入館管理装置10は、例えば、入館を拒否する旨の通知を受付端末30に送信すれば良い。
次に、入館管理装置10の判定部15は、通信部11により受信した信頼度スコアが、予め決められた所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS222)。例えば、信頼度スコアが所定の閾値以上であると判定された場合、受付端末30で入館受付を行っているユーザが、写真付き身分証が表す人物と同一人物であると判定される。一方で、信頼度スコアが所定の閾値以上でないと判定された場合、受付端末30で入館受付を行っているユーザが、写真付き身分証が表す人物と同一人物でないと判定される。これにより、受付端末30で入館受付を行っているユーザの顔認証が行われる。
なお、本実施形態では、データセンタへの入館受付の際に行われる認証として顔認証が行われる場合について説明したが、例えば、顔認証以外の種々の生体認証(例えば、虹彩認証や静脈認証、指紋認証、声紋認証等)が行われても良い。
以降では、上記のステップS222で同一人物であると判定された場合(すなわち、ユーザの顔認証に成功した場合)について説明する。なお、同一人物であると判定されなかった場合(すなわち、ユーザの顔認証に失敗した場合)、入館管理装置10は、例えば、入館を拒否する旨の通知を受付端末30に送信すれば良い。
入館管理装置10の要求部13は、入館許可及び入館方法の案内要求を作成する。そして、入館管理装置10の通信部11は、入館許可及び入館方法の案内要求を受付端末30に送信する(ステップS223)。入館許可及び入館方法の案内要求には、例えば、受付端末30のユーザに対して、入館が許可されたこと及び入館方法を案内することを示すメッセージや当該メッセージを表す音声データ等が含まれる。
受付端末30の表示制御部33は、通信部31により入館許可及び入館方法の案内要求を受信すると、例えば図7に示す入館許可及び入館方法の案内画面1400を表示する(ステップS224)。図7に示す入館許可及び入館方法の案内画面1400には、例えば、入館が許可されたこと及び入館方法を案内することを示すメッセージ1410が含まれる。これにより、受付端末30のユーザは、自身の入館が許可されたことを知ることができると共に、入館方法の案内(例えば、コロケーションルーム(又はサーバルーム)に入室するために必要なセキュリティカードの払い出し方法等)を受けることができる。
なお、メッセージ1410は、入館許可及び入館方法の案内画面1400上に表示されている場合に限られず、例えば、当該メッセージ1410の内容を表す音声によって出力されても良い。又は、例えば、メッセージ1410が表示されると共に、当該メッセージ1410の内容を表す音声が出力されても良い。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る入館管理システム1では、対話型の人工知能によって入館受付及び認証を行う。これにより、例えば、入館受付及び認証を行うオペレータや警備員等を配置する必要がなくなり、データセンタへの入館受付に伴うコストを低減することができる。
また、本実施形態に係る入館管理システム1では、入館対象のデータセンタとは異なるデータセンタのデータセンタ環境100に設置されている記憶部50に入館申請情報を格納する。これにより、例えば、万が一、入館対象のデータセンタの被災等に伴う記憶部50の故障等によって入館申請情報が消失し、当該データセンタに入館できなくなってしまう事態を防止することができる。このため、例えば、災害発生時等、特にデータセンタへの入館が必要な場合であっても、滞りなくデータセンタに入館することができるようになる。
なお、本実施形態では、コロケーションサービスに用いられるデータセンタに入館する場合について説明したが、例えば、ハウジングサービスに用いられるデータセンタに入館する場合やホスティングサービスに用いられるデータセンタに入館する場合等についても本実施形態を同様に適用することができる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 入館管理システム
10 入館管理装置
11 通信部
12 対話処理部
13 要求部
14 照合部
15 判定部
20 入館申請情報管理装置
21 通信部
22 登録部
23 取得部
30 受付端末
31 通信部
32 入力受付部
33 表示制御部
40 カメラ装置
50 記憶部
60 顔認識・テキスト抽出装置
61 通信部
62 顔認識・検証部
63 テキスト抽出部
70 登録端末
71 通信部
72 入力受付部
73 表示制御部

Claims (9)

  1. データセンタへの入館を管理する入館管理システムであって、
    前記データセンタへの入館申請に応じて作成される入館申請情報を記憶する記憶部と、
    前記データセンタへの入館受付が開始された場合、前記入館受付を行った入館希望者に対して、前記データセンタへの入館に必要な情報の入力を、人工知能により、対話的に要求する要求部と、
    前記要求部による要求に応じて前記入館に必要な情報の入力が受け付けられた場合、前記入館に必要な情報と、前記記憶部に記憶されている入館申請情報とを用いて、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する第1の判定部と、
    を有することを特徴とする入館管理システム。
  2. 前記入館申請情報には、前記データセンタへの入館を事前に申請した際に発行された受付番号が少なくとも含まれ、
    前記第1の判定部は、
    前記入館に必要な情報として入力された受付番号と、前記入館申請情報に含まれる受付番号とが一致するか否かを判定すると共に、前記入館希望者の顔写真付き身分証をカメラで撮影することにより生成した画像に含まれる顔と、前記入館希望者の顔をカメラで撮影することにより生成した画像に含まれる顔とが同一人物であるか否かを判定することにより、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の入館管理システム。
  3. 前記第1の判定部は、
    前記顔写真付き身分証をカメラで撮影することにより生成した画像と、前記入館希望者の顔をカメラで撮影することにより生成した画像に含まれる顔とが同一人物であるか否かの判定を、前記入館管理システムと通信ネットワークを介して接続されるクラウドサーバが有する第2の判定部に依頼し、前記第2の判定部による判定結果を用いて前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項2に記載の入館管理システム。
  4. 前記入館申請情報には、前記データセンタへの入館を事前に申請した際に登録された氏名が含まれ、
    前記第1の判定部は、
    前記入館希望者の顔写真付き身分証をカメラで撮影することにより生成した画像からテキストとして抽出された氏名と、前記入館申請情報に含まれる氏名とが一致するか否かを判定することにより、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の入館管理システム。
  5. 前記データセンタへの入館申請に応じて作成される入館申請情報を記憶する記憶部は、前記データセンタ以外に設置されており、
    前記第1の判定部は、
    前記要求部による要求に応じて前記入館に必要な情報の入力が受け付けられた場合、前記入館に必要な情報と、前記記憶部から取得した入館申請情報とを用いて、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の入館管理システム。
  6. 前記入館管理システムは、前記データセンタに設置された受付端末と、前記データセンタ以外に設置された入館管理装置とを有し、
    前記入館管理装置は、前記要求部と前記第1の判定部とを有し、
    前記要求部は、
    前記データセンタへの入館受付が前記受付端末の操作によって開始された場合、前記入館受付を行った入館希望者に対して、前記データセンタへの入館に必要な情報の入力を、人工知能により、対話的に前記受付端末に要求する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の入館管理システム。
  7. 前記入館に必要な情報は、前記受付端末が備える入力装置を前記入館希望者が操作することによって入力される、ことを特徴とする請求項6に記載の入館管理システム。
  8. データセンタであって、前記データセンタへの入館を管理する入館管理装置を有するデータセンタにおいて、
    前記データセンタ以外の他のデータセンタへの入館申請に応じて作成される入館申請情報を記憶する記憶部と、
    前記データセンタへの入館受付が開始された場合、前記入館受付を行った入館希望者に対して、前記データセンタへの入館に必要な情報の入力を、人工知能により、対話的に要求する要求部と、
    前記要求部による要求に応じて前記入館に必要な情報の入力が受け付けられた場合、他のデータセンタが有する記憶部に記憶されている、前記データセンタへの入館申請に応じて作成された入館申請情報を取得する取得部と、
    前記入館に必要な情報と、前記取得部が取得した入館申請情報とを用いて、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とするデータセンタ。
  9. データセンタへの入館申請に応じて作成される入館申請情報を記憶する記憶部を有し、前記データセンタへの入館を管理する入館管理システムに用いられる入館管理方法であって、
    前記データセンタへの入館受付が開始された場合、前記入館受付を行った入館希望者に対して、前記データセンタへの入館に必要な情報の入力を、人工知能により、対話的に要求する要求手順と、
    前記要求手順による要求に応じて前記入館に必要な情報の入力が受け付けられた場合、前記入館に必要な情報と、前記記憶部に記憶されている入館申請情報とを用いて、前記データセンタへの入館を許可するか否かを判定する判定手順と、
    を有することを特徴とする入館管理方法。
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