JP2019192042A - 通知情報提供装置、視聴ログ管理装置及びプログラム - Google Patents

通知情報提供装置、視聴ログ管理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通知条件及び視聴ログ等に基づき所定の通知内容をユーザーへ提供するサービスにおいて、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定する。【解決手段】情報通知システムは、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び各ユーザーが所持する受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、及び、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4を備えて構成される。通知情報提供装置4の通知条件等設定部41は、通知情報提供者の操作に従って、通知条件及び通知内容を設定する。通知判定部43は、通知条件と、放送事業装置3が管理する視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行い、通知条件を満たしていると判定した場合、視聴ログ及びユーザーデータから、通知内容の送信先である受信端末2の端末アドレスを特定する。通信部40は、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、テレビ視聴ログを用いた通知情報の提供サービスを行う通知情報提供装置、視聴ログ管理装置及びプログラムに関し、特に、視聴した番組またはコマーシャルに関連する情報を視聴者の受信端末へ送信する技術に関する。
従来、ネットショッピング等においては、例えば、Amazon(登録商標)のネットショッピングサイトのように、顧客の商品情報の閲覧履歴、購買履歴等を用いて、商品のレコメンドを行うシステムが実用化されている。このシステムは、ネットショッピングのサービスを利用した顧客が閲覧した商品または実際に購入した商品に関連する情報を、その顧客へ提供することで、さらなる購買を促進させるものである。顧客は、このような情報を取得することにより、新たな商品を購入する際の参考にする等、有用な情報として利用することができる。
また、テレビで紹介された店、レストラン等を、放送局名、番組名、出演者、放送日等をキーとして検索するサービスが提供されている(例えば、非特許文献1を参照)。この場合も、サービスの提供を受けるユーザーは、有用な情報を得ることができる。
また、テレビの視聴者へ提供するサービスとして、番組に対する視聴者のコメントを収集し、その放送が盛り上がっていると判定した場合、その情報を視聴者へ通知するサービスが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、視聴者へ有用な情報を提供するために、視聴者による番組の選択情報、視聴形態等の詳細な情報を収集するシステムが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
このようなテレビの視聴者へ所定の情報を通知する情報通知システムにおいては、より有用なサービスの実現が所望されている。例えば、視聴したテレビ番組またはコマーシャルの情報を用いて、視聴者の好みまたは関心に応じた商品のレコメンド等の情報を、視聴者の所有するスマートフォン等の受信端末へ通知することができれば、このようなサービスは視聴者にとって一層有用となる。
特開2012−244242号公報 特開平11−284583号公報
"TVスポット検索",[online],平成22年3月25日,株式会社ナビタイムジャパン,[平成30年4月2日検索],インターネット<http://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/201003/25_703.html>
一般に、視聴者が視聴したテレビ番組またはコマーシャルのテレビ視聴ログは、放送事業者または受信機メーカーにより収集され管理される。
放送事業者等以外の第三者が、テレビ視聴ログに基づいて視聴者へ有用な情報を提供するサービスを実現する場合、テレビ視聴ログを収集するには、以下の2つの手法が考えられる。第1の手法は、第三者がテレビ視聴ログを直接収集することであり、第2の手法は、放送事業者等が収集したテレビ視聴ログを、第三者が放送事業者等から利用させてもらうことである。
以下、放送事業者を例として説明する。また、テレビ視聴ログに基づいて視聴者へ有用な情報を提供する放送事業者以外の第三者を、「通知情報提供者」という。
ここで、放送事業者以外の通知情報提供者がこのようなサービスを実現する場合、通知情報提供者の代わりに放送事業者に当該サービスを代行してもらうことが想定される。
この場合、通知情報提供者は、視聴者へ情報を通知する際の条件(通知条件)、及び視聴者へ通知する情報の内容(通知内容)を、放送事業者へ予め伝えておく必要がある。放送事業者は、通知情報提供者から受けた通知条件及び通知内容に従い、テレビ視聴ログを参照して通知条件を満たす場合、通知内容を視聴者へ通知する。
しかしながら、放送事業者にサービスを代行してもらう前述の手法では、通知情報提供者は、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができない、という問題があった。例えば、通知情報提供者は番組が放送されるまで、あらかじめ放送前に公開されている番組内容以上の情報を把握することができないため、現在放送中の番組に応じた通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができない。
また、通知情報提供者が前述のサービスを自ら実現する場合には、通知情報提供者は、放送事業者からテレビ視聴ログの提供を受ける必要がある。
しかしながら、放送事業者は、テレビ視聴ログを通知情報提供者へ提供することについて、視聴者から同意を得られない可能性がある。そのため、放送事業者は、テレビ視聴ログを通知情報提供者へ提供することができない。
このため、放送事業者からテレビ視聴ログの提供を拒否された場合であっても、通知情報提供者により設定された通知条件に従い、前述のサービスを提供できる仕組みが所望されていた。
また、放送事業者から通知情報提供者へのサービス利用料(テレビ視聴ログの利用料)を徴収する仕組み、及び、テレビ番組を複数の視聴者が視聴していた場合に、視聴者を区別して有用な情報を通知する仕組みも所望されていた。さらに、放送事業者及び通知情報提供者が保持している情報以外の情報を用いて、通知条件を設定することも所望されていた。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、通知条件及び視聴ログ等に基づき所定の通知内容をユーザーへ提供するサービスにおいて、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定可能な通知情報提供装置、視聴ログ管理装置及びプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の通知情報提供装置は、テレビの視聴ログを収集するテレビ視聴ログ収集装置と、前記視聴ログを管理すると共に、前記テレビを視聴するユーザーに関するデータをユーザーデータとして管理する視聴ログ管理装置と、前記ユーザーへ所望の通知内容を提供するための通知条件及び前記通知内容を設定する通知情報提供装置と、により構成される情報通知システムに用いる前記通知情報提供装置において、前記視聴ログには、前記テレビを識別するための受信機IDが含まれており、前記ユーザーデータには、前記ユーザーを識別するためのユーザーID、前記受信機ID、及び前記ユーザーが所持する受信端末の端末アドレスが含まれている場合に、通知情報提供者の操作に従って、前記通知条件及び前記通知内容を設定する通知条件等設定部と、前記通知条件等設定部により設定された前記通知条件と、前記視聴ログ管理装置により管理された前記視聴ログ及び前記ユーザーデータとを照合し、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記通知内容が送信される前記受信端末を特定する通知判定部と、前記通知内容を、前記通知判定部により特定された前記受信端末へ送信する通信部と、を備え、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
また、請求項2の通知情報提供装置は、請求項1に記載の通知情報提供装置において、前記視聴ログには、前記受信機IDに加え、前記テレビとペアリングされた前記受信端末を識別するためのペアリング端末IDが含まれており、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機ID及び前記ペアリング端末IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応し、かつ前記ペアリング端末IDに対応する前記ユーザーIDを特定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
また、請求項3の通知情報提供装置は、請求項1に記載の通知情報提供装置において、さらに、ユーザーID変換部を備え、前記通知条件及び前記通知内容には、当該通知情報提供装置が管理する拡張ユーザーを識別するための拡張ユーザーIDが含まれ、前記拡張ユーザーに関する拡張ユーザーデータが付加されており、前記ユーザーID変換部が、前記通知条件及び前記通知内容に付加された前記拡張ユーザーデータ、及び前記視聴ログ管理装置により管理された前記ユーザーデータに基づいて、前記通知条件及び前記通知内容に含まれる前記拡張ユーザーIDを前記ユーザーIDに変換し、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記ユーザーID変換部により変換された前記ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
また、請求項4の通知情報提供装置は、請求項1に記載の通知情報提供装置において、前記通知条件及び前記通知内容には、当該通知情報提供装置及び前記視聴ログ管理装置以外の他の装置から取得した外部情報を用いた条件が含まれており、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たし、かつ前記外部情報を用いた条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
さらに、請求項5の視聴ログ管理装置は、テレビの視聴ログを収集するテレビ視聴ログ収集装置と、前記視聴ログを管理すると共に、前記テレビを視聴するユーザーに関するデータをユーザーデータとして管理する視聴ログ管理装置と、前記ユーザーへ所望の通知内容を提供するための通知条件及び前記通知内容を設定する通知情報提供装置と、により構成される情報通知システムに用いる前記視聴ログ管理装置において、前記テレビを識別するための受信機IDを含む前記視聴ログを管理すると共に、前記ユーザーを識別するためのユーザーID、前記受信機ID、及び前記ユーザーが所持する受信端末の端末アドレスを含む前記ユーザーデータを管理する視聴ログ管理部と、前記通知情報提供装置により通知情報提供者の操作に従って設定された前記通知条件と、前記視聴ログ管理部により管理された前記視聴ログ及び前記ユーザーデータとを照合し、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記通知情報提供装置により前記通知情報提供者の操作に従って設定された前記通知内容が送信される前記受信端末を特定する通知判定部と、前記通知内容を、前記通知判定部により特定された前記受信端末へ送信する通信部と、を備え、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
また、請求項6の視聴ログ管理装置は、請求項5に記載の視聴ログ管理装置において、前記視聴ログには、前記受信機IDに加え、前記テレビとペアリングされた前記受信端末を識別するためのペアリング端末IDが含まれており、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機ID及び前記ペアリング端末IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応し、かつ前記ペアリング端末IDに対応する前記ユーザーIDを特定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
また、請求項7の視聴ログ管理装置は、請求項5に記載の視聴ログ管理装置において、さらに、ユーザーID変換部を備え、前記通知条件及び前記通知内容には、前記通知情報提供装置が管理する拡張ユーザーを識別するための拡張ユーザーIDが含まれ、前記拡張ユーザーに関する拡張ユーザーデータが付加されており、前記ユーザーID変換部が、前記通知条件及び前記通知内容に付加された前記拡張ユーザーデータ、及び前記視聴ログ管理部により管理された前記ユーザーデータに基づいて、前記通知条件及び前記通知内容に含まれる前記拡張ユーザーIDを前記ユーザーIDに変換し、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記ユーザーID変換部により変換された前記ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
また、請求項8の視聴ログ管理装置は、請求項5に記載の視聴ログ管理装置において、前記通知条件及び前記通知内容には、当該視聴ログ管理装置及び前記通知情報提供装置以外の他の装置から取得した外部情報を用いた条件が含まれており、前記通知判定部が、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たし、かつ前記外部情報を用いた条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする。
さらに、請求項9のプログラムは、コンピュータを、請求項1から4までのいずれか一項に記載の通知情報提供装置として機能させることを特徴とする。
また、請求項10のプログラムは、コンピュータを、請求項5から8までのいずれか一項に記載の視聴ログ管理装置として機能させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、通知条件及び視聴ログ等に基づき所定の通知内容をユーザーへ提供するサービスにおいて、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができる。
情報通知システムの全体構成例を説明する概略図である。 実施例1の情報通知システムの構成例を示す図である。 実施例1における通知情報提供装置の処理例を示すフローチャートである。 実施例2の情報通知システムの構成例を示す図である。 実施例2における放送事業装置の処理例を示すフローチャートである。 実施例3の情報通知システムの構成例を示す図である。 実施例3におけるサービス運営装置の処理例を示すフローチャートである。 実施例4の情報通知システムの構成例を示す図である。 実施例4における通知情報提供装置の処理例を示すフローチャートである。 実施例5の情報通知システムの構成例を示す図である。 実施例5における放送事業装置の処理例を示すフローチャートである。 視聴ログ及び視聴ログDBのデータ構成例(状態変化毎)を示す図である。 視聴ログ及び視聴ログDBのデータ構成例(1分毎)を示す図である。 ユーザーDBのデータ構成例を示す図である。 通知条件等設定部の設定画面例を示す図である。 実施例2の放送事業装置に備えた提供者DBのデータ構成例を示す図である。 実施例2の放送事業装置に備えた通知条件等DBのデータ構成例を示す図である。 実施例2の放送事業装置に備えた送信ログDBのデータ構成例を示す図である。 実施例3のサービス運営装置に備えた統合送信ログDBのデータ構成例を示す図である。 実施例3の課金処理部により作成される通知情報提供者毎の明細例を示す図である。 実施例3の課金処理部により作成される放送事業者毎の明細例を示す図である。 実施例4における視聴ログ及び視聴ログDBのデータ構成例(状態変化毎)を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔情報通知システムの全体構成〕
図1は、情報通信システムの全体構成例を説明する概略図である。この情報通信システムは、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び複数の受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置(視聴ログ管理装置)3、及び、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4を備えて構成される。また、情報通信システムは、サービス運営装置5を備えて構成される場合もある。
以下に説明する実施例1,2,4における情報通信システムは、サービス運営装置5を備えておらず、実施例3,5における情報通信システムは、サービス運営装置5を備えている。
家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び複数の受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4、及びサービス運営装置5は、インターネット6を介してそれぞれ接続される。
情報通信システムは、テレビ視聴ログに基づいた情報通知を行うシステムであり、通知情報提供者により設定された通知条件に合致するユーザーに対し、通知情報提供者により設定された通知内容を送信する。
具体的には、情報通信システムは、テレビ視聴ログ収集装置1により収集されたテレビ視聴ログ(以下、単に「視聴ログ」という。)に基づいて、通知条件に合致するユーザーを特定する。そして、情報通信システムは、そのユーザーが視聴した番組またはコマーシャルに関連する情報を通知内容として、そのユーザーが所持する受信端末2へ送信する。通知条件及び通知内容は、通知情報提供者により予め設定される。
テレビ視聴ログ収集装置1は、図示しないテレビの番組等を視聴する視聴者(ユーザー)の視聴履歴を収集し、視聴履歴を視聴ログとして、図示しない記録装置に記録する。テレビ視聴ログ収集装置1は、例えばテレビの受信機、録画機等に設けられている。
受信端末2は、テレビの番組等を視聴しているユーザー毎に所持されており、テレビ視聴ログ収集装置1により収集された視聴ログに基づいて、通知情報提供者により設定された通知条件に合致したユーザーである場合、所定の通知内容を受信する。
これにより、ユーザーは、受信端末2に表示された通知内容を見ることにより、視聴していたテレビの番組等に関連する有用な情報を得ることができる。例えば、ユーザーがある番組を視聴した場合、その番組で紹介された店の情報が通知内容として受信端末2へ送信される。ユーザーは、受信端末2に表示された通知内容により、その店の情報を得ることができる。
放送事業装置3は、放送事業者が運用する装置である。放送事業装置3は、家庭内でテレビの番組等を視聴するユーザーのデータをユーザーDBに格納し、テレビ視聴ログ収集装置1から視聴ログを受信して視聴ログDBに格納し、ユーザーデータと視聴ログとを関連付けて管理する。
通知情報提供装置4は、通知条件及び通知内容を入力する通知情報提供者が運用する装置である。通知情報提供装置4は、通知情報提供者の操作に従い、通知条件及び通知内容を設定する。
サービス運営装置5は、情報通信システムにてサービスを提供する複数の通知情報提供者を管理し、通知情報提供者毎または放送事業者毎に課金処理を行う。
以下、情報通信システムについて実施例を挙げて説明する。実施例1は、放送事業者が視聴ログを通知情報提供者へ提供し、通知情報提供者が通知判定を行って通知内容をユーザーへ提供する例である。実施例2は、放送事業者が視聴ログを通知情報提供者へ提供することなく、通知情報提供者の情報を管理すると共に、通知判定を行って通知内容をユーザーへ提供する例である。実施例1では、視聴ログ等のユーザーの個人情報が放送事業者以外の第三者へ提示されるのに対し、実施例2では、ユーザーの個人情報が第三者へ提示されることなく、放送事業者内で保持することができる。
実施例3は、サービス運営者が放送事業者を横断してサービスを提供する例であり、放送事業者が通知判定を行って通知内容をユーザーへ提供することを前提として、サービス運営者が通知情報提供者を管理すると共に、各放送事業者により収集された送信ログを統合し、統合した送信ログに基づいて課金処理を行う例である。実施例3では、実施例2と同様に、ユーザーの個人情報が第三者へ提示されることなく、放送事業者内で保持することができる。
実施例4は、テレビとペアリングされた受信端末2を、実際にテレビの番組等を視聴したユーザーが所持する受信端末2であるとして、その受信端末2のみへ通知内容を送信する例である。実施例5は、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーに関するデータを用いて、通知条件を設定する例である。
〔実施例1〕
まず、実施例1について説明する。実施例1は、通知情報提供者が視聴ログの利用環境を整備する例であり、放送事業者が視聴ログを通知情報提供者へ提供することで、通知情報提供者が主体的にサービスを行う。前述のとおり、実施例1は、放送事業者が視聴ログを収集して通知情報提供者へ提供し、通知情報提供者が通知判定する例である。具体的には、放送事業装置3は、テレビ視聴ログ収集装置1により収集された視聴ログを通知情報提供装置4へ送信し、通知情報提供装置4は、通知判定を行い、通知内容を受信端末2へ送信する。
従来、通知情報提供者が視聴ログに基づいた情報をユーザーへ提供する場合には、通知条件及び通知内容を放送事業者へ予め伝えておき、放送事業者が通知判定を行い、通知内容を送信する必要があった。このため、通知情報提供者が通知条件及び通知内容を設定したときに、放送事業者による通知判定が即座に行われるとは限らない。つまり、通知情報提供者は、現在放送中の番組を視聴中の視聴者に、番組内容に応じた通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができなかった。
実施例1によれは、通知情報提供者は、通知条件及び通知内容をリアルタイムかつ自由に設定することができる。
図2は、実施例1の情報通知システムの構成例を示す図である。この情報通知システムは、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び各ユーザーが所持する受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、及び、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4を備えて構成される。
(放送事業装置3)
放送事業装置3は、通信部30、視聴ログ管理部31、視聴ログDB32及びユーザーDB33を備えている。通信部30は、テレビ視聴ログ収集装置1及び通知情報提供装置4との間で通信を行う。視聴ログ管理部31は、複数の家庭にて収集された視聴ログが格納された視聴ログDB32、及び、複数の家庭のユーザーに関するデータが格納されたユーザーDB33を関連付けて管理する。ユーザーDB33には、ユーザーデータが予め格納されているものとする。
通信部30は、各家庭に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1から、受信機ID(識別子)を含む視聴ログをそれぞれ受信し、視聴ログを視聴ログ管理部31に出力する。視聴ログ管理部31は、通信部30から視聴ログを入力し、視聴ログを視聴ログDB32に格納する。例えば、視聴ログ管理部31は、通信部30を介して、テレビ視聴ログ収集装置1から視聴ログを定期的または所定のタイミングにて読み出し、視聴ログDB32に格納する。
図12は、状態変化毎の視聴ログ及び視聴ログDB32のデータ構成例を示す図である。この視聴ログは、テレビの状態が変化する毎に収集されたログであり、受信機ID、ログNO(番号)、TVアクション、時刻情報(年、月、日、時、分、秒)、サービスID、イベントID等により構成される。図12に示す視聴ログは、受信機ID=999-888-777-666のテレビについての視聴ログの各種データを示している。視聴ログDB32は、図12に示したとおり、受信機ID毎に、ログNO等のデータから構成される。
受信機IDは、テレビ視聴ログ収集装置1から受信した視聴ログに付加されており、当該テレビ視聴ログ収集装置1が設けられた家庭内のテレビを識別するためのIDである。ログNOは、収集した視聴ログの番号である。
TVアクションは、テレビの電源オン、オフ、チャンネル切り替え等の動作であり、時刻情報は、TVアクションが行われた時刻である。サービスIDは、ユーザーが視聴している番組等のチャンネル番号を識別するためのIDであり、イベントIDは、その番組等を識別するためのIDである。
図13は、図12に示した視聴ログ及び視聴ログDB32の他の例であり、所定時間間隔(1分毎)の視聴ログ及び視聴ログDB32のデータ構成例を示す図である。この視聴ログは、1分毎に収集されたログであり、受信機ID、ログNO、TV状態、時刻情報(年、月、日、時、分、秒)、サービスID、イベントID等により構成される。視聴ログDB32は、図13に示したとおり、受信機ID毎に、ログNO等のデータから構成される。
受信機ID、ログNO、時刻情報、サービスID及びイベントIDは、図12にて説明したとおりである。TV状態は、テレビの電源オンまたはオフの状態である。
図2に戻って、視聴ログ管理部31は、視聴ログDB32から視聴ログを読み出し、視聴ログから受信機IDを抽出し、ユーザーDB33から、当該受信機IDに対応するユーザーデータを読み出す。そして、視聴ログ管理部31は、視聴ログDB32及びユーザーDB33からそれぞれ読み出した視聴ログ及びユーザーデータを、通信部30に出力する。通信部30は、視聴ログ及びユーザーデータを通知情報提供装置4へ送信する。視聴ログには受信機IDが含まれる。
図14は、ユーザーDB33のデータ構成例を示す図である。このユーザーDB33は、世帯ID、受信機ID、開始日、ユーザーID及びユーザー情報により構成され、家庭毎のデータから構成される。ユーザー情報は、氏名、年齢、性別、住所、連絡先、端末情報、端末アドレス等からなる。
世帯IDは家庭を識別するためのIDであり、開始日は、情報通信システムによるサービスの提供を受け始めた日であり、ユーザーIDは、ユーザーを識別するためのIDである。ユーザー情報に含まれる端末情報は、ユーザーが所持する受信端末2の種類であり、端末アドレスは、ユーザーが所持する受信端末2のアドレスであり、このアドレス宛に通知内容が送信される。
(通知情報提供装置4)
通知情報提供装置4は、通信部40、通知条件等設定部41、通知条件等DB42及び通知判定部43を備えている。通信部40は、受信端末2及び放送事業装置3との間で通信を行う。通知条件等設定部41は、通知情報提供者の操作に従って通知条件及び通知内容を設定し、通知条件等DB42を管理する。通知判定部43は、通知条件及び視聴ログ等に基づいて通知判定を行う。
図3は、実施例1における通知情報提供装置4の処理例を示すフローチャートである。通知条件等設定部41は、通知情報提供者の操作に従って、通知条件及び通知内容を設定し、通知条件及び通知内容を通知条件等DB42に格納する(ステップS301)。通知条件等DB42には、複数の家庭及び複数の放送事業者を対象とした様々な通知条件及び通知内容が格納される。通知判定部43は、通知条件等DB42から通知条件及び通知内容を読み出す。
図15は、通知条件等設定部41の設定画面例を示す図である。この設定画面は、通知情報提供者がキーボード及びマウス等を用いて操作を行う画面である。通知情報提供者は、設定画面に表示されたチェックボックスをチェックしたり、所望のデータをキー入力したりする。これにより、通知条件等設定部41は、通知情報提供者の操作に従ったデータを入力することができ、通知条件及び通知内容を設定することができる。
この設定画面は、通知条件及び通知内容が入力できるようになっている。設定画面において、通知条件は、チャンネル(サービスID)、放送日時、属性指定、ID指定及び外部条件指定である。
チャンネル(サービスID)は、ユーザーが視聴するチャンネルの番号であり、放送日時は、ユーザーがテレビの番組等を視聴する視聴日時である。属性指定は、通知内容を通知する期間(通知期間)、受信端末2を所持しているーザーの所在場所(GPS(global positioning system:全地球無線測位システム)条件指定)、性別指定、年齢指定、居住地指定等である。
ID指定は、後述する実施例5において指定される通知条件であり、例えば拡張ユーザーID、事業者IDが指定される。外部条件指定は、後述する実施例5において指定される通知条件であり、例えば天気、交通状況が指定される。ID指定及び外部条件指定の詳細については後述する。
設定画面内の通知内容は、チャンネル(サービスID)、放送日時、属性指定、ID指定及び外部条件指定の通知条件が満たされた場合に、ユーザーへ通知される情報である。この例では、これらの通知条件が満たされた場合に、所定のユーザーの受信端末2に対し、通知内容“「〇〇眼鏡 渋谷店」からのお知らせ 今朝の○○で紹介された「くもりにくいメガネ」在庫あります。・・・”が送信される。
また、アラートは、通知情報提供者が通知条件を入力した際に、所定のチェック条件を満たさない場合に画面表示されるメッセージである。
図2及び図3に戻って、通信部40は、放送事業装置3から受信機IDを含む視聴ログ及びユーザーデータを受信し(ステップS302)、視聴ログ及びユーザーデータを通知判定部43に出力する。例えば、通知判定部43は、通信部40、放送事業装置3の通信部30及び視聴ログ管理部31を介して、視聴ログDB32に格納された視聴ログ及びユーザーDB33に格納されたユーザーデータを、定期的または所定のタイミングにて読み出す。
通知判定部43は、通信部40から視聴ログ及びユーザーデータを入力し、通知条件等DB42から読み出した通知条件と、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行う(ステップS303)。
通知判定部43は、ステップS303の照合により、視聴ログ及びユーザーデータが通知条件を満たすか否かを判定する(ステップS304)。通知判定部43は、ステップS304において、通知条件を満たすと判定した場合(ステップS304:Y)、通知条件等DB42から読み出した通知内容のうち、通知条件に対応する通知内容を特定する(ステップS305)。
一方、通知判定部43は、ステップS304において、通知条件を満たさないと判定した場合(ステップS304:N)、処理を終了する。
通知判定部43は、ステップS305から移行して、通知条件を満たすユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDの端末アドレスを特定する(ステップS306)。具体的には、通知判定部43は、通知条件を満たす視聴ログに含まれる受信機IDを抽出し、ユーザーデータから、当該受信機IDに対応するユーザーIDを判定し、ユーザーIDに対応する端末アドレスを特定する。
例えば、通知判定部43は、通知条件を満たす視聴ログから受信機ID=999-888-777-666を抽出したとすると、図14に示したユーザーDB33、すなわちユーザーデータから、受信機ID=999-888-777-666に対応するユーザーID=01,02,03を判定する。そして、通知判定部43は、ユーザーデータから、ユーザーID=01,02,03に対応する端末アドレスをそれぞれ特定する。
通知判定部43は、ステップS305にて特定した通知内容、及びステップS306にて特定した端末アドレスを通信部40に出力する。通信部40は、通知判定部43から通知内容及び端末アドレスを入力し、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する(ステップS307)。
例えば、図15に示した設定画面例を参照して、通知条件等設定部41が、通知条件として、チャンネル(サービスID)「A」及び放送日時「2018年1月25日午前8時40分30秒」を設定したものとする。
通知判定部43は、この通知条件について、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行う。通知判定部43は、視聴ログに含まれるTVアクションまたはTV状態、及び時刻情報から視聴時間を特定する。そして、通知判定部43は、視聴ログに含まれるサービスID及び特定した視聴時間が、チャンネル(サービスID)「A」及び放送日時「2018年1月25日午前8時40分30秒」の通知条件を満たすか否かを判定する。
通信部40は、通知判定部43により通知条件を満たすと判定された場合、通知条件に対応する通知内容を、ユーザーデータから特定された端末アドレスの受信端末2へ送信する。
この場合、通知条件等設定部41は、通知条件として、複数の放送日時を設定するようにしてもよい。通知条件等設定部41は、複数の放送日時を設定した場合、複数の放送日時を全て満たすとき、またはいずれか一つの放送日時を満たすときのように、追加の条件を設定する。また、通知条件等設定部41は、通知条件として、放送日時の開始時刻及び終了時刻を設定するようにしてもよい。
また、サービスID及びイベントIDを用いて番組の条件を設定することができる。例えば、サービスID、イベントID及び放送日時を条件とすることで、放送の一部または全てを見たユーザーを対象とした通知条件が設定される。また、ターゲットを絞った通知条件、例えば、性別、年齢、居住地等の様々なユーザーの属性を設定することができる。
また、例えば、図15に示した設定画面例を参照して、通知条件等設定部41が、通知条件として、チャンネル(サービスID)「A」及び放送日時「2018年1月25日午前8時40分30秒」から「2018年1月25日午前8時40分40秒」、並びに属性指定の性別指定「女性」を設定したものとする。
通知判定部43は、この通知条件について、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行う。通知判定部43は、視聴ログに含まれるTVアクションまたはTV状態、及び時刻情報から視聴時間を特定する。そして、通知判定部43は、視聴ログに含まれるサービスID及び特定した視聴時間が、チャンネル(サービスID)「A」及び放送日時「2018年1月25日午前8時40分30秒」から「2018年1月25日午前8時40分40秒」の通知条件を満たすか否かを判定する。また、通知判定部43は、ユーザーデータから、視聴ログに含まれる受信機IDに対応するユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する性別が、属性指定の性別指定「女性」であるか否かを判定する。
通信部40は、通知判定部43により通知条件を満たすと判定された場合、通知条件に対応する通知内容を、ユーザーデータから特定された端末アドレスの受信端末2へ送信する。この場合、通信部40は、通知判定部43から通知内容を入力すると、当該通知内容を直ちに送信する。尚、通知条件等設定部41は、通知条件として、通知内容が送信される時刻を設定するようにしてもよい。
また、図15に示した設定画面例を参照して、通知条件等設定部41が、通知条件として、ユーザーの行動と連動した条件を設定するようにしてもよい。例えば、通知条件等設定部41は、属性指定のGPS条件指定「[渋谷駅100m以内]に入った時点」を設定する。通知判定部43は、渋谷駅の緯度経度情報及びユーザーの現在地情報(ユーザーが所持している受信端末2のGPS情報、または受信端末2の基地局から得られる緯度経度等)を取得し、これらの情報を用いて通知条件を満たすか否かを判定する。
また、例えば、図15に示した設定画面例を参照して、通知条件等設定部41が、通知条件として、属性指定の通知期間「2018年1月25日午前9時から2018年1月25日午後7時」を設定したものとする。通知判定部43は、この時間帯のみ通知判定を行い、通信部40は、この時間帯のみ通知内容を送信する。
以上のように、実施例1の通知情報提供装置4によれば、通知条件等設定部41は、通知情報提供者の操作に従って、通知条件及び通知内容を設定する。通知判定部43は、通知条件と、放送事業装置3が管理する視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行い、通知条件を満たしていると判定した場合、視聴ログ及びユーザーデータから、通知内容の送信先である受信端末2の端末アドレスを特定する。通信部40は、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する。
これにより、通知情報提供装置4において、通知条件、並びに放送事業装置3から取得した視聴ログ及びユーザーデータを用いた通知判定が行われ、通知内容が受信端末2へ送信される。
したがって、通知情報提供者は、自ら通知判定を行うから、通知条件及び通知内容を放送事業者へ予め伝える必要がなく、手間を省くことができる。また、通知情報提供者は、通知情報及び通知内容をリアルタイムかつ自由に設定することができる。
つまり、通知条件及び視聴ログ等に基づき所定の通知内容をユーザーへ提供するサービスにおいて、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができる。また、通知情報提供者は、情報通知システムのサービスを利用するユーザーに対し、自らの意図に沿った有用な情報を提供することができる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2は、放送事業者が視聴ログの利用環境を整備する例であり、放送事業者が視聴ログを通知情報提供者へ提供することなく、放送事業者が主体的にサービスを行う。前述のとおり、実施例2は、放送事業者が視聴ログを通知情報提供者へ提供することなく、通知情報提供者の情報を管理すると共に、通知判定を行って通知内容をユーザーへ提供する例である。具体的には、放送事業装置3は、テレビ視聴ログ収集装置1により収集された視聴ログを管理すると共に、通知情報提供者のデータ、並びに通知情報提供装置4により設定された通知条件及び通知内容を管理する。放送事業装置3は、通知判定を行い、通知内容を受信端末2へ送信する。
実施例1では、通知情報提供者が視聴ログ及びユーザーデータの提供を受けて通知判定及び通知内容の送信を行う。これに対し、実施例2では、放送事業者が視聴ログ及びユーザーデータを外部へ提供することなく、自ら通知判定及び通知内容の送信を行う。
実施例2によれは、実施例1と同様に、通知情報提供者は、通知情報及び通知内容をリアルタイムかつ自由に設定することができる。また、視聴ログ及びユーザーデータの利用に関する透明性を確保することができ、ユーザーに対して安心感を与え、セキュリティ面での安全を図ることができる。さらに、通知情報提供者は、通知判定及び通知内容の送信のための設備を設ける必要がないから、費用をかけることなく、通知内容をユーザーへ提供することができる。
図4は、実施例2の情報通知システムの構成例を示す図である。この情報通知システムは、図2に示した実施例1と同様に、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び各ユーザーが所持する受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、及び、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4を備えて構成される。
(放送事業装置3)
放送事業装置3は、通信部30、視聴ログ管理部31、視聴ログDB32、ユーザーDB33、通知条件等管理部34、提供者DB35、通知条件等DB36、通知判定部37、送信ログ収集部38及び送信ログDB39を備えている。
通信部30は、テレビ視聴ログ収集装置1、受信端末2及び通知情報提供装置4との間で通信を行う。視聴ログ管理部31は、図2に示した実施例1と同様に、複数の家庭にて収集された視聴ログが格納された視聴ログDB32、及び、複数の家庭のユーザーに関するデータが格納されたユーザーDB33を関連付けて管理する。
通知条件等管理部34は、通知情報提供装置4を運用する通知情報提供者に関するデータが格納された提供者DB35、及び、通知情報提供装置4により設定された通知条件等が格納された通知条件等DB36を関連付けて管理する。
通知判定部37は、通知条件及び視聴ログに基づいて通知判定を行う。送信ログ収集部38は、当該放送事業装置3が送信した通知内容に関するデータのログを収集し、送信ログDB39を管理する。
図5は、実施例2における放送事業装置3の処理例を示すフローチャートである。ユーザーDB33には、受信端末2を操作するユーザーに関するユーザーデータが予め格納されているものとする。また、提供者DB35には、通知情報提供装置4を運用する通知情報提供者に関するデータが予め格納されているものとする。
図16は、実施例2の放送事業装置3に備えた提供者DB35のデータ構成例を示す図である。この提供者DB35は、提供者(通知情報提供者)ID、利用開始日及び提供者情報により構成され、通知情報提供者毎のデータからなる。提供者情報は、担当者氏名、年齢、性別、提供者住所、連絡先、端末情報、端末アドレス等からなる。
提供者IDは、通知情報提供者を識別するためのIDであり、利用開始日は、情報通信システムによるサービスの提供を開始した日である。
図4及び図5に戻って、通信部30は、各家庭に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1から、受信機IDを含む視聴ログをそれぞれ受信し、視聴ログを視聴ログ管理部31に出力する。視聴ログ管理部31は、通信部30から視聴ログを入力し、視聴ログを視聴ログDB32に格納する(ステップS501)。
通知条件等管理部34は、通知情報提供者が通知条件及び通知内容をWEB上で操作入力できるように、図15に示した設定画面のGUI(Graphical User Interface:グラフィカルユーザインタフェース)を、通信部30を介して通知情報提供装置4へ提供する。通信部30は、通知情報提供装置4における通知情報提供者の操作に従って、提供者IDを含む通知条件及び通知内容を通知情報提供装置4から受信する。通知条件等管理部34は、通信部30が受信した提供者IDを含む通知条件及び通知内容を通知条件等DB36に格納する(ステップS502)。
図17は、実施例2の放送事業装置3に備えた通知条件等DB36のデータ構成例を示す図である。この通知条件等DB36は、提供者(通知情報提供者)ID、条件設定日、通知条件及び通知内容により構成され、通知情報提供者による通知条件及び通知内容の設定操作毎のデータからなる。通知条件は、チャンネル、放送日時等からなり、図15に示した設定画面に含まれる通知条件に相当する。通知内容は、タイトル、内容等からなり、図15に示した設定画面に含まれる通知内容に相当する。
提供者IDは、通知情報提供者を識別するためのIDであり、条件設定日は、通知情報提供者による通知条件及び通知内容の設定操作が行われた日時である。
図4及び図5に戻って、通知判定部37は、視聴ログ管理部31から視聴ログ及びユーザーデータを入力すると共に、通知条件等管理部34から通知条件及び通知内容を入力する。例えば、通知判定部37は、定期的にリクエストを視聴ログ管理部31及び通知条件等管理部34に出力し、当該リクエストに対し、視聴ログ及びユーザーデータ、並びに通知条件及び通知内容を入力する。通知判定部37は、通知条件と、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行う(ステップS503)。
通知判定部37は、ステップS503の照合により、視聴ログ及びユーザーデータが通知条件を満たすか否かを判定する(ステップS504)。通知判定部37は、ステップS504において、通知条件を満たすと判定した場合(ステップS504:Y)、当該通知条件に対応する通知内容を特定する(ステップS505)。
一方、通知判定部37は、ステップS504において、通知条件を満たさないと判定した場合(ステップS504:N)、処理を終了する。
通知判定部37は、ステップS505から移行して、通知条件を満たすユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDの端末アドレスを特定する(ステップS506)。具体的には、通知判定部37は、通知条件を満たす視聴ログに含まれる受信機IDを抽出し、ユーザーデータから、当該受信機IDに対応するユーザーIDを判定し、ユーザーIDに対応する端末アドレスを特定する。
通知判定部37は、ステップS505にて特定した通知内容、及びステップS506にて特定した端末アドレスを通信部30に出力する。通信部30は、通知判定部37から通知内容及び端末アドレスを入力し、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する(ステップS507)。
通知判定部37は、通知内容及び端末アドレスを通信部30に出力する際に、送信ログを生成する。送信ログは、通信部30に出力した通知内容、当該通知内容に対応する通知条件、当該通知条件及び通知内容を設定した通知情報提供者に関するデータ(提供者ID等)、当該通知内容の送信先である受信端末2を所持しているユーザーに関するデータ(ユーザーID等)等により構成される。また、通信部30は、通知内容を送信する際に、送信が正常に行われたか否かについての送信ログを生成する。
送信ログ収集部38は、通信部30及び通知判定部37から送信ログを入力(収集)し、送信ログを集計する等して送信ログDB39に格納する(ステップS508)。これにより、通知内容が受信端末2へ送信される毎に、当該通知内容に関する送信ログが収集される。例えば、送信ログ収集部38は、1日毎に、同一の提供者ID及び同一の通知条件を含む送信ログの数を合計し、配信数を求める。これにより、ある放送事業者において、通知情報提供者により設定された通知条件を満たす通知内容を送信した回数を得ることができる。
図18は、実施例2の放送事業装置3に備えた送信ログDB39のデータ構成例を示す図である。この送信ログDB39は、提供者(通知情報提供者)ID、通知送信日、配信数、通知条件及び送信先のデータ等により構成され、1日毎に集計した、同一の提供者ID及び同一の通知条件についてのデータからなる。送信先のデータは、世帯ID、ユーザーID等からなる。
通知送信日は、通知内容が送信された日である。配信数は、1日の期間において、同一の提供者ID及び同一の通知条件に対応する通知内容が送信された数である。
尚、通知判定部37は、通知内容及び端末アドレスを通信部30に出力する際に、送信ログ収集部38により収集された送信ログを参照し、既に同一の通知内容等を出力したと判定した場合、当該通知内容等を通信部30に出力しないようにする。または、通信部30は、送信ログ収集部38により収集された送信ログを参照し、既に同一の通知内容を同一の端末アドレスの受信端末2へ送信したと判定した場合、当該通知内容を送信しないようにする。これにより、同一の受信端末2に対する重複した通知内容の送信を防止することができる。
(通知情報提供装置4)
通知情報提供装置4は、通信部40及び通知条件等設定部41を備えている。通信部40は、放送事業装置3との間で通信を行う。
通知条件等設定部41は、放送事業装置3により図15に示した設定画面のGUIが提供され、通知情報提供者の操作に従って、当該通知情報提供者の提供者IDを含む通知条件及び通知内容をWEB上で設定する。通信部40は、通知条件等設定部41により設定された提供者IDを含む通知条件及び通知内容を放送事業装置3へ送信する。
以上のように、実施例2の放送事業装置3によれば、視聴ログ管理部31は、テレビ視聴ログ収集装置1から受信した視聴ログ、及びユーザーデータを管理し、通知条件等管理部34は、通知情報提供装置4により設定された通知条件及び通知内容、並びに通知情報提供者に関するデータを管理する。
通知判定部37は、通知条件と、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行い、通知条件を満たしていると判定した場合、視聴ログ及びユーザーデータから、通知内容の送信先である受信端末2の端末アドレスを特定する。通信部30は、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する。
これにより、放送事業装置3において、通知条件、並びに視聴ログ及びユーザーデータを用いた通知判定が行われ、通知内容が受信端末2へ送信される。
したがって、通知条件及び視聴ログ等に基づき所定の通知内容をユーザーへ提供するサービスにおいて、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができる。また、通知情報提供者は、情報通知システムのサービスを利用するユーザーに対し、自らの意図に沿った有用な情報を提供することができる。
また、視聴ログ及びユーザーデータは、通知情報提供装置4へ送信されないから、視聴ログ及びユーザーデータの利用に関する透明性を確保することができ、ユーザーに対して安心感を与え、セキュリティ面での安全を図ることができる。
さらに、通知情報提供装置4は、通知判定及び通知内容の送信のための処理を行う必要がないから、これに伴う設備が不要となり、ハードウェア及びソフトウェアの面でコストを低減することができる。
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。実施例3は、サービス運営者が視聴ログの利用環境を整備する例である。前述のとおり、実施例3は、サービス運営者が放送事業者を横断してサービスを提供する例であり、放送事業者が通知判定を行って通知内容をユーザーへ提供することを前提として、サービス運営者が通知情報提供者を管理すると共に、各放送事業者により収集された送信ログを統合し、統合した送信ログに基づいて課金処理を行う例である。具体的には、サービス運営装置5は、通知情報提供者のデータ、並びに通知情報提供装置4により設定された通知条件及び通知内容を管理し、放送事業装置3により収集された送信ログを統合して課金処理を行う。放送事業装置3は、通知判定を行い、通知内容を受信端末2へ送信する。
実施例2では、放送事業者が、通知情報提供者のデータ、及び通知情報提供者により設定された通知条件及び通知内容を管理する。これに対し、実施例3では、サービス運営者が、通知情報提供者のデータ、及び通知情報提供者により設定された通知条件及び通知内容を管理する。
実施例3によれば、通知情報提供者は、通知情報及び通知内容をリアルタイムかつ自由に設定することができる。また、サービス運営者が各通知情報提供者のデータ、通知条件及び通知内容を管理するから、各放送事業者が通知情報提供者のデータ、通知条件及び通知内容を管理する必要がなく、サービス運営者による一括管理が可能となる。また、通知情報提供者は、本サービスに加入する際に、放送事業者毎に利用申請を行う必要がなく、サービス運営者に対して利用申請すれば済む。
図6は、実施例3の情報通知システムの構成例を示す図である。この情報通知システムは、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び各ユーザーが所持する受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4、及びサービス運営装置5を備えて構成される。
(放送事業装置3)
放送事業装置3は、通信部30、視聴ログ管理部31、視聴ログDB32、ユーザーDB33、通知判定部37、送信ログ収集部38及び送信ログDB39を備えている。
通信部30は、テレビ視聴ログ収集装置1、受信端末2及びサービス運営装置5との間で通信を行う。視聴ログ管理部31は、図2に示した実施例1と同様に、複数の家庭にて収集された視聴ログが格納された視聴ログDB32、及び、複数の家庭のユーザーに関するデータが格納されたユーザーDB33を関連付けて管理する。
通知判定部37は、視聴ログ管理部31から視聴ログ及びユーザーデータを入力すると共に、サービス運営装置5から受信した通知条件及び通知内容を通信部30から入力する。通知判定部37は、通知条件と、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行い、通知条件を満たすと判定した場合、当該通知条件に対応する通知内容及び端末アドレスを特定して通信部30に出力する。通信部30は、通知判定部37から通知内容及び端末アドレスを入力し、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する。また、通信部30及び通知判定部37は、図4に示した実施例2と同様に、送信ログを生成する。
送信ログ収集部38は、図4に示した実施例2と同様に、通信部30及び通知判定部37から送信ログを入力(収集)し、送信ログを集計し、集計後の送信ログを送信ログDB39に格納する。また、送信ログ収集部38は、送信ログに、放送事業者を識別するための放送事業者IDを付加して通信部30に出力する。例えば、送信ログ収集部38は、放送事業者IDを含む送信ログを、定期的または所定のタイミングにて通信部30に出力する。
通信部30は、送信ログ収集部38から放送事業者IDを含む送信ログを入力し、放送事業者IDを含む送信ログをサービス運営装置5へ送信する。
(通知情報提供装置4)
通知情報提供装置4は、通信部40及び通知条件等設定部41を備えている。通信部40は、サービス運営装置5との間で通信を行う。
通知条件等設定部41は、サービス運営装置5により図15に示した設定画面のGUIが提供され、通知情報提供者の操作に従って、当該通知情報提供者の提供者IDを含む通知条件及び通知内容をWEB上で設定する。通信部40は、通知条件等設定部41により設定された提供者IDを含む通知条件及び通知内容をサービス運営装置5へ送信する。
(サービス運営装置5)
サービス運営装置5は、通信部50、通知条件等管理部51、提供者DB52、通知条件等DB53、送信ログ統合部54、統合送信ログDB55及び課金処理部56を備えている。
通信部50は、放送事業装置3及び通知情報提供装置4との間で通信を行う。通知条件等管理部51は、通知情報提供装置4を運用する通知情報提供者に関するデータが格納された提供者DB52、及び、通知情報提供装置4により設定された通知条件等が格納された通知条件等DB53を関連付けて管理する。
送信ログ統合部54は、各放送事業装置3が送信した通知内容に対応する送信ログを統合し、統合送信ログDB55を管理する。課金処理部56は、送信ログに基づいて、通知情報提供者毎に、及び放送事業者毎に課金処理を行う。
図7は、実施例3におけるサービス運営装置5の処理例を示すフローチャートである。提供者DB52には、通知情報提供装置4を運用する通知情報提供者に関するデータが予め格納されているものとする。
通知条件等管理部51は、通知情報提供者が通知条件及び通知内容をWEB上で操作入力できるように、図15に示した設定画面のGUIを、通信部50を介して通知情報提供装置4へ提供する。通信部50は、通知情報提供装置4における通知情報提供者の操作に従って、提供者IDを含む通知条件及び通知内容を通知情報提供装置4から受信する。通知条件等管理部51は、通信部50が受信した提供者IDを含む通知条件及び通知内容を通知条件等DB53に格納する(ステップS701)。
通知条件等管理部51は、提供者IDを含む通知条件及び通知内容を通信部50に出力し、通信部50は、提供者IDを含む通知条件及び通知内容を放送事業装置3へ送信する(ステップS702)。例えば、通知条件等管理部51は、定期的または所定のタイミングにて通知条件及び通知内容を通信部50に出力する。
通信部50は、放送事業者が運用する放送事業装置3から放送事業者IDを含む送信ログを受信し、放送事業者IDを含む送信ログを送信ログ統合部54に出力する。そして、送信ログ統合部54は、放送事業者IDを含む送信ログを通信部50から入力(収集)し、各放送事業者の送信ログを統合し、統合ログを生成して統合送信ログDB55に格納する(ステップS703)。送信ログ統合部54は、統合ログを課金処理部56に出力する。
例えば、送信ログ統合部54は、1日毎に、同一の放送事業者ID、同一の提供者ID及び同一の通知条件を含む送信ログの数を合計し、配信数を求める。これにより、ある通知情報提供者により設定された通知条件を満たす通知内容を、ある放送事業者が送信した回数を得ることができる。
図19は、実施例3のサービス運営装置5に備えた統合送信ログDB55のデータ構成例を示す図である。この統合送信ログDB55は、放送事業者ID、提供者(通知情報提供者)ID、通知送信日、配信数、通知条件等により構成され、1日毎に集計した、同一の放送事業者、同一の提供者ID及び同一の通知条件についてのデータからなる。
通知送信日は、通知内容が送信された日である。配信数は、1日の期間において、同一の放送事業者ID、同一の提供者ID及び同一の通知条件に対応する通知内容が送信された数である。
これにより、送信ログ統合部54は、各放送事業装置3が送信した通知内容に対応する送信ログを統合することで、送信ログを一括管理することができる。
図6及び図7に戻って、課金処理部56は、送信ログ統合部54から統合ログを入力し、課金処理を行う(ステップS704)。
課金処理部56は、提供者IDについての放送事業者ID毎の通知回数、放送事業者IDについての提供者ID毎の通知回数等を集計する。通知回数は、通知内容が送信された回数である。提供者IDについての放送事業者ID毎の通知回数は、放送事業者IDの放送事業者が管理する視聴ログ等が、提供者IDの通知情報提供者により設定された通知条件を満たし、通知内容が送信された場合の、放送事業者ID毎に集計した回数である。放送事業者IDについての提供者ID毎の通知回数は、放送事業者IDの放送事業者が管理する視聴ログ等が、提供者IDの通知情報提供者により設定された通知条件を満たし、通知内容が送信された場合の、提供者ID毎に集計した回数である。
課金処理部56は、通知回数に応じた料金を算出し、明細を作成する。これにより、サービス運営者は、通知回数に応じた料金を通知情報提供者毎に整理し請求することができ、放送事業者毎の収入として整理することができる。
図20は、実施例3の課金処理部56により作成される通知情報提供者毎の明細例を示す図である。この明細は、提供者ID、請求月、配信数、請求料金等により構成され、月毎かつ通知情報提供者毎のデータからなる。配信数は、当該月の提供者IDについての通知回数、及びその詳細(放送事業者ID毎の利用日及び配信数)からなる。
この明細を用いることにより、通知情報提供者毎の配信数に応じた請求金額を整理することができる。
図21は、実施例3の課金処理部56により作成される放送事業者毎の明細例を示す図である。この明細は、放送事業者ID、請求月、配信数、収入等により構成され、月毎かつ放送事業者毎のデータからなる。配信数は、当該月の放送事業者IDについての通知回数、及びその詳細(提供者ID毎の利用日及び配信数)からなる。
この明細を用いることにより、放送事業者毎の配信数に応じた収入金額を整理することができる。
以上のように、実施例3のサービス運営装置5によれば、通知条件等管理部51は、通知情報提供装置4により設定された提供者IDを含む通知条件及び通知内容、並びに通知情報提供者に関するデータを管理する。通信部50は、通知条件及び通知内容を放送事業装置3へ送信する。
送信ログ統合部54は、各放送事業装置3により収集された送信ログを統合し、統合送信ログを管理する。課金処理部56は、統合送信ログ等に基づいて課金処理を行い、通知情報提供者毎の配信数に応じた請求金額、及び放送事業者毎の配信数に応じた収入金額を求め、明細を作成する。
放送事業装置3は、サービス運営装置5から通知条件及び通知内容を受信し、通知条件、並びに視聴ログ及びユーザーデータを用いた通知判定を行い、通知内容を受信端末2へ送信する。
これにより、サービス運営者は、通知情報提供者毎に送信ログを管理し、明細を作成することができ、通知情報提供者から、本サービスの利用料を徴収することができる。この場合、サービス運営者は、通知情報提供者に対し、通知内容が送信された受信端末2の数を提示することができる。また、サービス運営者は、通知情報提供者に対し、当該数に基づいて、通知情報提供者がサービス運営者と取り交わした契約条件の整合性を確認させたりすることもできる。また、通知情報提供者は、本サービスに加入するために、複数の放送事業者と契約する必要がなく、サービス運営者と一括して契約すれば済む。
また、実施例3は、実施例2と同様の効果を奏する。つまり、通知条件及び視聴ログ等に基づき所定の通知内容をユーザーへ提供するサービスにおいて、通知情報提供者は、通知条件及び通知内容をリアルタイムに設定することができる。また、通知情報提供者は、情報通知システムのサービスを利用するユーザーに対し、自らの意図に沿った有用な情報を提供することができる。
また、視聴ログ及びユーザーデータは、通知情報提供装置4へ送信されないから、視聴ログ及びユーザーデータの利用に関する透明性を確保することができ、ユーザーに対して安心感を与え、セキュリティ面での安全を図ることができる。
さらに、通知情報提供装置4は、通知判定及び通知内容の送信のための処理を行う必要がないから、これに伴う設備が不要となり、ハードウェア及びソフトウェアの面でコストを低減することができる。
尚、前述の実施例3は、放送事業装置3が通知判定を行って通知内容を送信する実施例2を前提とするものであるが、通知情報提供装置4が通知判定を行って通知内容を送信する実施例1を前提とするようにしてもよい。この場合、通知情報提供装置4は、図4に示した放送事業装置3の送信ログ収集部38と同等の構成部を備え、当該構成部が送信ログを収集し、送信ログをサービス運営装置5へ送信する。
また、前述の実施例3では、放送事業装置3の通信部30は、送信ログ収集部38により収集された送信ログ(通知内容、通知条件、当該通知条件等を設定した通知情報提供者に関するデータ(提供者ID等)、当該通知内容の送信先である受信端末2を所持しているユーザーに関するデータ(ユーザーID等))をサービス運営装置5へ送信する。この送信ログにはユーザーデータが含まれており、ユーザーデータがサービス運営者へ提供されてしまう。
そこで、送信ログ収集部38は、送信ログを収集する際に、ユーザーデータを除いた送信ログを収集し、通信部30に出力する。
これにより、ユーザーデータを含まない送信ログがサービス運営装置5へ送信されるから、ユーザーデータは、通知情報提供装置4に加えてサービス運営装置5へも送信されることがない。このため、ユーザーデータの利用に関する透明性を確保することができ、視聴者であるユーザーに対して安心感を与え、セキュリティ面での安全を図ることができる。この場合、サービス運営装置5の課金処理部56は、図20及び図21に示した明細を作成できるが、ユーザーIDまたは端末アドレス毎に集計することができない。
〔実施例4〕
次に、実施例4について説明する。実施例4は、家庭内に複数の受信端末2が存在する場合に、テレビの番組等を実際に視聴しているユーザーが所持する受信端末2を区別してサービスを提供するように、利用環境を整備する例である。前述のとおり、実施例4は、テレビとペアリングされた受信端末2を、実際にテレビの番組等を視聴したユーザーが所持する受信端末2であるとして、その受信端末2のみへ通知内容を送信する例である。
具体的には、放送事業装置3は、テレビ視聴ログ収集装置1から、テレビとペアリングされた受信端末2のペアリング端末IDを含む視聴ログを受信し、当該視聴ログを通知情報提供装置4へ送信する。通知情報提供装置4は、通知判定を行い、通知内容を、ペアリング端末IDの端末アドレスを有する受信端末2へ送信する。
実施例1〜3では、通知内容は、図14に示したユーザーDB33に格納された受信機IDに対応する全てのユーザーIDの端末アドレスを有する受信端末2へ送信される。つまり、通知内容は、家庭単位に、ユーザーDB33に登録された全ての受信端末2へ送信される。このため、実際にテレビの番組等を視聴していた個人を特定することができず、通知内容は、登録された全員へ送信されてしまう。
これに対し、実施例4では、テレビとペアリングされた受信端末2を、実際にテレビの番組等を視聴していたユーザーが所持する受信端末2であるとすることで、実際にテレビを視聴していた個人を特定し、通知内容をその受信端末2のみへ送信する。
図8は、実施例4の情報通知システムの構成例を示す図である。この情報通知システムは、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び各ユーザーが所持する受信端末2−1,2−2,・・・、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、及び、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4を備えて構成される。
(テレビ視聴ログ収集装置1)
テレビ視聴ログ収集装置1は、視聴者であるユーザーの視聴履歴を収集し、これを視聴ログとして記録装置に記録する際に、当該テレビ視聴ログ収集装置1とペアリングされた受信端末2の番号(識別情報)をペアリング端末IDとして視聴ログに付加する。
テレビ視聴ログ収集装置1と受信端末2との間のペアリングは、放送及び通信の連携サービスである既存のHybridcast(登録商標)(ハイブリッドキャスト)の端末連携機能により行われる。この端末連携機能により、テレビ視聴ログ収集装置1は、ペアリングされた受信端末2の情報を取得することができ、視聴ログに、その受信端末2の番号をペアリング端末IDとして付加することができる。端末連携機能は既知であるから、詳細な説明を省略する。
(放送事業装置3)
放送事業装置3は、図2に示した実施例1と同様に、通信部30、視聴ログ管理部31、視聴ログDB32及びユーザーDB33を備えている。通信部30は、実施例1と同様に、テレビ視聴ログ収集装置1及び通知情報提供装置4との間で通信を行う。視聴ログ管理部31は、実施例1と同様に、各家庭にて収集された視聴ログが格納された視聴ログDB32、及び、各家庭のユーザーに関するデータが格納されたユーザーDB33を関連付けて管理する。この視聴ログには、ペアリング端末IDが含まれる。
図22は、実施例4における状態変化毎の視聴ログ及び視聴ログDB32のデータ構成例を示す図である。この視聴ログは、テレビの状態が変化する毎に収集されたログであり、受信機ID、ログNO、TVアクション、時刻情報(年、月、日、時、分、秒)、サービスID、イベントID、ペアリング端末ID等により構成される。
図12に示した視聴ログ及び視聴ログDB32のデータ構成と、実施例4における視聴ログ及び視聴ログDB32のデータ構成とを比較すると、両視聴ログ及び視聴ログDB32は、受信機ID、ログNO、TVアクション、時刻情報(年、月、日、時、分、秒)、サービスID、イベントID等から構成される点で共通する。一方、実施例4における視聴ログ及び視聴ログDB32は、ペアリング端末IDを備えている点で、図12に示した視聴ログ及び視聴ログDB32と相違する。
ペアリング端末IDは、テレビ視聴ログ収集装置1とペアリングされた受信端末2を識別するためのIDであり、図22の例では、1,2,3の番号が設定される。例えば、ログNO=1においては、ペアリング端末ID=1,2である。このペアリング端末ID=1,2,3は、図14に示したユーザーDB33において、受信機IDに対応する3つの受信端末2を識別するための番号(例えば、ユーザーID=01,02,03の順番の番号)に相当する。
尚、視聴ログ管理部31は、図22に示した状態変化毎の視聴ログDB32の代わりに、図13に示した所定時間間隔(1分毎)のデータ構成に加え、ペアリング端末IDを含む視聴ログDB32を管理するようにしてもよい。
図8に戻って、視聴ログ管理部31は、実施例1と同様に、視聴ログDB32から視聴ログを読み出し、視聴ログから受信機IDを抽出し、ユーザーDB33から、当該受信機IDに対応するユーザーデータを読み出す。
視聴ログ管理部31は、視聴ログDB32及びユーザーDB33からそれぞれ読み出した視聴ログ及びユーザーデータを、通信部30に出力する。通信部30は、視聴ログ及びユーザーデータを通知情報提供装置4へ送信する。視聴ログには受信機ID及びペアリング端末IDが含まれる。
(通知情報提供装置4)
通知情報提供装置4は、図2に示した実施例1と同様に、通信部40、通知条件等設定部41、通知条件等DB42及び通知判定部43を備えている。通信部40は、実施例1と同様に、受信端末2及び放送事業装置3との間で通信を行う。通知条件等設定部41は、実施例1と同様に、通知情報提供者の操作に従って通知条件及び通知内容を設定し、通知条件等DB42を管理する。通知判定部43は、実施例1と同様に、通知条件及び視聴ログに基づいて通知判定を行う。視聴ログにはペアリング端末IDが含まれ、通知判定部43は、ペアリング端末IDを用いて、通知内容を送信する受信端末2の端末アドレスを特定する。
図9は、実施例4における通知情報提供装置4の処理例を示すフローチャートである。図9のステップS901〜S905の処理は、図3に示した実施例1におけるステップS301〜S305の処理と同じであるから、ここでは説明を省略する。
通知判定部43は、ステップS905から移行して、通知条件を満たすユーザーIDを判定する(ステップS906)。具体的には、通知判定部43は、通知条件を満たす視聴ログに含まれる受信機ID及びペアリング端末IDを抽出し、ユーザーデータから、当該受信機IDに対応するユーザーIDを判定する。
通知判定部43は、ステップS906にて判定したユーザーIDのうち、ペアリング端末IDに対応するユーザーIDを特定する。つまり、通知判定部43は、受信機IDに対応し、かつペアリング端末IDに対応するユーザーIDを特定する。そして、通知判定部43は、ユーザーデータから、特定したユーザーIDに対応する端末アドレスを特定する(ステップS907)。
例えば、ステップS906にて判定されたユーザーIDが、図14に示したユーザーDB33における受信機ID=999-888-777-666に対応するユーザーID=01,02,03であるとする。また、通知条件を満たす視聴ログが図22に示した視聴ログのログNO=1であるとする。
この場合、通知判定部43は、ステップS906にて判定したユーザーID=01,02,03のうち、視聴ログのログNO=1に含まれるペアリング端末ID=1,2に対応するユーザーID=01,02を特定する。そして、通知判定部43は、ユーザーデータから、受信機ID=999-888-777-666に対応するユーザーID=01,02の端末アドレスをそれぞれ特定する。
通知判定部43は、ステップS905にて特定した通知内容、及びステップS907にて特定した端末アドレスを通信部40に出力する。通信部40は、通知判定部43から通知内容及び端末アドレスを入力し、通知内容を、端末アドレスの受信端末2−1等へ送信する(ステップS908)。これにより、通知内容は、家庭内の複数のユーザーのうち、テレビとペアリングされたペアリング端末IDの受信端末2−1等を所持するユーザーのみへ送信される。
以上のように、実施例4の通知情報提供装置4によれば、通知条件等設定部41は、通知情報提供者の操作に従って、通知条件及び通知内容を設定する。通知判定部43は、通知条件と、放送事業装置3から送信されたペアリング端末IDを含む視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行う。そして、通知判定部43は、通知条件を満たしていると判定した場合、ペアリング端末IDを含む視聴ログ及びユーザーデータから、ペアリング端末IDに対応するユーザーIDの端末アドレスを特定し、これを、通知内容の送信先であるユーザーが所持する受信端末2の端末アドレスであるとする。通信部40は、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する。
これにより、通知情報提供装置4において、通知条件、並びに放送事業装置3から送信された視聴ログ及びユーザーデータを用いた通知判定が行われ、通知内容が、テレビ視聴ログ収集装置1においてペアリングされた受信端末2へ送信される。
つまり、テレビとペアリングされた受信端末2を、実際にテレビの番組等を視聴していたユーザーが所持する受信端末2であるとして、実際にテレビを視聴していた個人の受信端末2のみへ通知内容が送信される。
したがって、実施例1と同様の効果を奏することができる。また、家庭単位に複数のユーザーに関するデータがユーザーDB33に登録されている場合であっても、視聴ログと実際にテレビの番組等を視聴している特定のユーザーとを紐づけることができ、個人に向けた通知内容の送信が可能となる。
また、ホテル等の宅外でテレビの番組等を視聴する場合であっても、テレビと受信端末2とがペアリングされることで、視聴ログに含まれるペアリング端末IDを用いて、実際にテレビの番組等を視聴しているユーザーの受信端末2を特定することができる。これにより、ペアリング端末IDを用いることで、受信端末2を所持するユーザーの場所及びテレビの場所に依存することなく、視聴ログの収集、通知判定及び通知内容の送信が可能となる。
尚、前述の実施例4は、通知情報提供装置4が通知判定を行って通知内容を送信する実施例1を前提とするものであるが、放送事業装置3が通知判定を行って通知内容を送信する実施例2を前提とするようにしてもよい。また、実施例3及び後述する実施例5を前提とするようにしてもよい。
また、テレビ視聴ログ収集装置1は、視聴ログを収集し、視聴ログを放送事業装置3へ送信するようにしたが、テレビ視聴ログ収集装置1の代わりに受信端末2が、視聴ログを放送事業装置3へ送信するようにしてもよい。実施例1,2,4,5についても同様である。
具体的には、受信端末2は、当該受信端末2とペアリングされたテレビのテレビ視聴ログ収集装置1から、受信機IDを含む視聴ログを受信し、受信した視聴ログに、当該受信端末2のペアリング端末IDを付加して保持する。そして、受信端末2は、保持している視聴ログを、当該受信端末2を所持するユーザーの視聴ログとして、放送事業装置3へ送信する。これにより、放送事業装置3は、ユーザー毎の視聴ログを管理することができる。
この場合、受信端末2は、ユーザーの操作に従って、保持した視聴ログを修正するようにしてもよい。例えば、ユーザーは、自らの視聴ログに対し、新たなログを追加したり削除したりする。受信端末2は、修正後の視聴ログを放送事業装置3へ送信する。
〔実施例5〕
次に、実施例5について説明する。実施例5は、通知条件を拡張する例である。実施例5は、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーに関するデータを用いて、通知条件を設定する例である。具体的には、通知情報提供装置4は、拡張ユーザーに関するデータを管理し、サービス運営装置5は、通知情報提供者のデータ、並びに通知情報提供装置4により設定された、拡張ユーザーに関する通知条件及び通知内容を管理し、放送事業装置3は、通知判定を行い、通知内容を、拡張ユーザーの受信端末2へ送信する。
実施例5では、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーの条件を追加することで、通知条件を拡張することができる。また、通知情報提供者が管理する在庫情報等を用いた通知条件を設定し、さらに、気象情報または交通情報等の外部情報を用いた通知条件を設定することで、通知条件を拡張することができる。したがって、通知情報提供者の要望に応じたフレキシブルな通知内容を送信することができる。
図10は、実施例5の情報通知システムの構成例を示す図である。この情報通知システムは、家庭毎に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1及び各ユーザーが所持する受信端末2、放送事業者毎に設けられた放送事業装置3、通知情報提供者毎に設けられた通知情報提供装置4、及びサービス運営装置5を備えて構成される。
(放送事業装置3)
放送事業装置3は、通信部30、視聴ログ管理部31、視聴ログDB32、ユーザーDB33、通知判定部37及びユーザーID変換部60を備えている。
通信部30は、テレビ視聴ログ収集装置1、受信端末2及びサービス運営装置5との間で通信を行う。視聴ログ管理部31は、図2に示した実施例1と同様に、各家庭にて収集された視聴ログが格納された視聴ログDB32、及び、各家庭のユーザーに関するデータが格納されたユーザーDB33を関連付けて管理する。
通知判定部37は、サービス運営装置5により送信された拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを、通信部30から入力する。
通知判定部37は、ユーザーID変換部60に対し、拡張ユーザーIDをユーザーIDに変換させ、通知条件、視聴ログ、ユーザーデータ及び変換されたユーザーIDに基づいて、通知判定を行う。通信部30は、通知内容を、変換されたユーザーIDに対応する端末アドレスの受信端末2へ送信する。
ユーザーID変換部60は、住所、氏名等のデータに基づいて、拡張ユーザーIDをユーザーIDに変換する。
図11は、実施例5における放送事業装置3の処理例を示すフローチャートである。ユーザーDB33には、受信端末2を操作するユーザーに関するユーザーデータが予め格納されているものとする。
通信部30は、各家庭に設けられたテレビ視聴ログ収集装置1から、受信機IDを含む視聴ログをそれぞれ受信し、視聴ログを視聴ログ管理部31に出力する。視聴ログ管理部31は、通信部30から視聴ログを入力し、視聴ログを視聴ログDB32に格納する(ステップS1101)。視聴ログ管理部31は、視聴ログ、及びユーザーDB33から読み出したユーザーデータを通知判定部37に出力する。
通信部30は、サービス運営装置5から、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを受信する(ステップS1102)。拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容には、提供者ID及び拡張ユーザーIDが含まれる。通信部30は、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを通知判定部37に出力する。
通知判定部37は、視聴ログ管理部31から視聴ログ及びユーザーデータを入力すると共に、通信部30から拡張ユーザー向け通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを入力する。通知判定部37は、拡張ユーザー向け通知条件及び通知内容に含まれる拡張ユーザーIDに対応するユーザーIDをユーザーID変換部60に問い合わせる。
ユーザーID変換部60は、通知判定部37から問い合わせを入力すると、拡張ユーザー向け通知条件及び通知内容に含まれる拡張ユーザーIDに関する拡張ユーザーデータから、拡張ユーザーIDに対応する住所及び氏名等を抽出する。そして、ユーザーID変換部60は、例えば拡張ユーザーIDに対応する住所及び氏名と、ユーザーデータに含まれる住所及び氏名とを比較し、両データが一致する住所及び氏名を特定する。そして、ユーザーID変換部60は、ユーザーデータから、当該住所及び氏名に対応するユーザーIDを特定することで、拡張ユーザーIDをユーザーIDに変換する(ステップS1103)。ユーザーID変換部60は、ユーザーIDを通知判定部37に出力する。
これにより、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーIDと、放送事業者が管理するユーザーIDとを紐付けることができ、拡張ユーザーIDがユーザーIDに変換される。
通知判定部37は、通知条件と、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行う(ステップS1104)。
通知判定部37は、ステップS1104の照合により、視聴ログ及びユーザーデータが通知条件を満たすか否かを判定する(ステップS1105)。通知判定部37は、ステップS1105において、通知条件を満たすと判定した場合(ステップS1105:Y)、当該通知条件に対応する通知内容を特定する(ステップS1106)。
一方、通知判定部37は、ステップS1105において、通知条件を満たさないと判定した場合(ステップS1105:N)、処理を終了する。
通知判定部37は、ステップS1106から移行して、通知条件を満たすユーザーIDを判定する。具体的には、通知判定部37は、通知条件を満たす視聴ログに含まれる受信機IDを抽出し、ユーザーデータから、当該受信機IDに対応するユーザーIDを抽出し、これを、第1ユーザーIDであるとする。また、通知判定部37は、ステップS1103にて変換された拡張ユーザーIDに対応するユーザーIDを第2ユーザーIDとする。そして、通知判定部37は、第1ユーザーIDであり、かつ第2ユーザーIDを、通知条件を満たすユーザーIDであると判定する。
通知判定部37は、判定したユーザーIDの端末アドレスを特定する(ステップS1107)。通知判定部37は、ステップS1106にて特定した通知内容、及びステップS1107にて特定した端末アドレスを通信部30に出力する。
通信部30は、通知判定部37から通知内容及び端末アドレスを入力し、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する(ステップS1108)。これにより、通知内容は、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーへ送信される。
(通知情報提供装置4)
通知情報提供装置4は、通信部40、通知条件等設定部41、情報管理部44及び拡張ユーザーDB45を備えている。通信部40は、サービス運営装置5との間で通信を行う。
通知条件等設定部41は、サービス運営装置5により所定の設定画面のGUIが提供され、通知情報提供者の操作に従って、通知条件及び通知内容をWEB上で設定する。通知条件等設定部41は、当該通知情報提供者が管理する拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容を設定する場合、情報管理部44から、拡張ユーザーID及び当該拡張ユーザーIDに関するユーザーデータ(拡張ユーザーIDに対応する住所、氏名等)を入力する。
通知条件等設定部41は、当該通知情報提供者の提供者ID及び拡張ユーザーIDを含む拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容を設定する。そして、通知条件等設定部41は、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容、並びに拡張ユーザーIDに関する拡張ユーザーデータを通信部40に出力する。
例えば、通知条件等設定部41は、情報管理部44が管理する購買履歴等に基づいて、通知条件に、特定の商品を購入した拡張ユーザーIDを設定する。これにより、通知情報提供者が管理している拡張ユーザーについて、通知条件を拡張して設定することができる。
通信部40は、通知条件等設定部41により設定された拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容、並びに拡張ユーザーデータをサービス運営装置5へ送信する。
情報管理部44は、当該通知情報提供者が管理する拡張ユーザーに関する拡張ユーザーデータが格納された拡張ユーザーDB45を管理する。情報管理部44は、通知条件等設定部41からの要求に応じて、拡張ユーザーDB45から、拡張ユーザーIDに関する拡張ユーザーデータ(拡張ユーザーIDに対応する住所、氏名等)を読み出す。そして、情報管理部44は、拡張ユーザーID及び当該拡張ユーザーIDに関する拡張ユーザーデータを通知条件等設定部41に出力する。
拡張ユーザーDB45は、拡張ユーザーID及び拡張ユーザーデータ等から構成され、拡張ユーザーID毎のデータからなる。拡張ユーザーデータは、氏名、年齢、性別、住所、連絡先、端末アドレス等からなる。
(サービス運営装置5)
サービス運営装置5は、通信部50、通知条件等管理部51、提供者DB52及び通知条件等DB53を備えている。
通信部50は、放送事業装置3及び通知情報提供装置4との間で通信を行う。通知条件等管理部51は、通知情報提供装置4を運用する通知情報提供者に関するデータが格納された提供者DB52、及び、通知情報提供装置4により設定された通知条件等が格納された通知条件等DB53を関連付けて管理し、通知情報提供装置4により設定された通知条件等を、通信部50を介して放送事業装置3へ送信する。
通知条件等管理部51は、通知情報提供者が通知条件及び通知内容をWEB上で操作入力できるように、所定の設定画面のGUIを、通信部50を介して通知情報提供装置4へ提供する。通信部50は、通知情報提供装置4から、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを受信する。この拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容には、通知情報提供者の提供者ID及び拡張ユーザーIDが含まれる。
通知条件等管理部51は、通信部50が受信した拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを通知条件等DB53に格納する。そして、通知条件等管理部51は、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを通信部50に出力し、通信部50は、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容並びに拡張ユーザーデータを放送事業装置3へ送信する。
以上のように、実施例5の放送事業装置3によれば、視聴ログ管理部31は、テレビ視聴ログ収集装置1から受信した視聴ログ、及びユーザーデータを管理し、通知判定部37は、通知情報提供装置4により設定された拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容、並びに拡張ユーザーデータを入力する。
ユーザーID変換部60は、拡張ユーザーデータ、及び視聴ログ管理部31が管理するユーザーデータを用いて、拡張ユーザー向けの通知条件及び通知内容に含まれる拡張ユーザーIDをユーザーIDに変換する。
通知判定部37は、通知条件と、視聴ログ及びユーザーデータとの間で照合を行い、通知条件を満たしていると判定した場合、視聴ログ及びユーザーデータからユーザーIDを抽出し、抽出したユーザーIDであり、かつユーザーID変換部60により変換された拡張ユーザーIDに対応するユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDの端末アドレスを特定する。通信部30は、通知内容を、端末アドレスの受信端末2へ送信する。
これにより、放送事業装置3において、通知条件、並びに視聴ログ及びユーザーデータを用いた通知判定が行われ、通知内容が、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーの受信端末2へ送信される。つまり、通知情報提供者が管理する拡張ユーザーの条件を追加することで、通知条件を拡張することができる。
したがって、実施例1と同様の効果を奏することができる。また、住所、氏名等のデータに基づいて、放送事業者が管理するユーザーIDと通知情報提供者が管理する拡張ユーザーIDとを紐付けることで、通知情報提供者が管理する顧客情報、在庫情報、購買履歴等に基づいた条件を、通知条件に加えることができる。そして、通知情報提供者の要望に応じたフレキシブルな通知内容を送信することができる。
尚、前述の実施例5は、放送事業装置3が通知判定を行って通知内容を送信する実施例2,3を前提とするものであるが、通知情報提供装置4が通知判定を行って通知内容を送信する実施例1を前提とするようにしてもよいし、実施例4を前提とするようにしてもよい。実施例1を前提とする場合、通知情報提供装置4は、放送事業装置3のユーザーID変換部60を備えており、放送事業装置3は、ユーザーID変換部60を備えていない。通知情報提供装置4は、通知判定を行い、通知内容を、ユーザーID変換部60にて拡張ユーザーIDが変換されたユーザーIDの受信端末2へ送信する。
また、通知情報提供装置4の通知条件等設定部41は、第1の条件を満たすときに、放送事業装置3が管理するユーザー向けの通知を行い、第2の条件を満たすときに、通知情報提供装置4の情報管理部44が管理する購入履歴のある拡張ユーザー向けの通知を行うように、通知条件及び通知内容を設定してもよい。例えば、購入履歴のないユーザーに対しては「新しいスマホが販売されました。」の通知内容が送信されるようにし、購入履歴のある拡張ユーザーに対しては「以前に購入したスマホの後継機が販売されました。」の通知内容が送信されるように、通知条件及び通知内容が設定される。
また、通知条件等設定部41は、通知条件に、通知情報提供者が管理する事業者データ(店舗情報、在庫情報等)を含むようにしてもよい。この場合、図10に示すように、通知情報提供装置4は、事業者データが格納された事業者DB46を備えており、情報管理部44は、事業者DB46も管理する。
通知条件等設定部41は、事業者DB46に格納された在庫情報から在庫数を情報管理部44から取得し、在庫数を、通知条件の配信数の上限として設定する。この場合、放送事業装置3の通知判定部37は、通知条件の照合の際に、通知情報提供装置4の事業者DB46に格納された在庫情報に含まれる在庫数を、通信部30,40を介して取得し、この在庫数を参照して、在庫数が0とならない範囲で、通知内容の送信数を判定し、この送信数分の端末アドレスを特定する。
通知情報提供装置4の事業者DB46に格納された在庫情報に含まれる在庫数が更新されると、更新後の在庫数は、通信部30,40を介して通知判定部37へ送られる。通知判定部37は、在庫数が0とならない範囲で、通知内容及び端末アドレスを通信部30に出力する。
例えば、通知条件として、「渋谷支店の半径100m」という条件に加えて、通知情報提供装置4の事業者DB46に格納された在庫情報に含まれる傘の在庫数が設定されたとする。これにより、在庫の存在する渋谷支店に近い位置情報を持つ拡張ユーザーに対して所定の通知内容が送信され、在庫がなくなった場合、通知内容の送信が終了する、こととなる。
また、拡張ユーザーの受信端末2は、通知内容を受信することで、拡張ユーザーは、例えば参考書の在庫が渋谷支店にあるが、世田谷支店にはない、という状態を把握することができる。世田谷支店周辺の拡張ユーザーに対しては、「テレビで紹介された参考書は渋谷支店にはありますよ」という通知内容が通知され、渋谷支店周辺の拡張ユーザーに対しては、「近くの渋谷支店にテレビで紹介された参考書があります」という通知内容が通知されることもできる。
また、図10に示すように、通知情報提供装置4は、外部情報保持部47を備えるようにしてもよい。外部情報保持部47は、放送事業装置3及び当該通知情報提供装置4以外の他の装置から取得した外部情報(例えば気象情報、交通情報)を保持する。
通知情報提供装置4の通知条件等設定部41は、視聴ログ等に対応する条件に加え、外部情報保持部47により保持された外部情報を用いた条件を通知条件として設定する。放送事業装置3の通知判定部37は、通知条件の照合の際に、通知情報提供装置4の外部情報保持部47が保持している外部情報を、通信部30,40を介して取得する。そして、通知判定部37は、視聴ログ及びユーザーデータが通知条件を満たすか否かを判定することに加え、外部情報を用いた条件を満たすか否かを判定することで、通知条件の判定を行う。
例えば、現在地情報に加えて、気象情報を用いることで、「雨が降っているときの渋谷付近」等の条件も通知条件に加えることができる。
通知条件として、渋谷駅付近という位置情報が設定された場合、通知内容は、渋谷駅付近にいる拡張ユーザーの受信端末2へ送信される。通知条件として、これに加えて、渋谷駅付近が雨という気象情報が設定された場合、通知内容は、渋谷駅付近が雨であれば、渋谷駅付近にいる拡張ユーザーの受信端末2へ送信される。
以上、実施例1〜5を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施例1〜5に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。前記実施例1〜5において、図2、図4、図6、図8及び図10に示した情報通知システムは、放送事業者が運用する装置であって、主な処理として視聴ログ及びユーザーデータの管理を行う放送事業装置3を備えている。本発明では、情報通知システムは、放送事業装置3に代えて、受信機メーカー(テレビの製造メーカー)が運用する装置を備えるようにしてもよい。つまり、情報通知システムは、視聴ログ及びユーザーデータの管理を行う事業者が運営する装置(視聴ログ管理装置)を備えていればよい。
また、前記実施例1において、図2に示したとおり、放送事業装置3は、通信部30、視聴ログ管理部31、視聴ログDB32及びユーザーDB33を備えている。これらの構成部は単独の装置であってもよい。この場合、各装置は、所定のネットワークにより接続される。同様に、通知情報提供装置4に備えた通信部40、通知条件等設定部41、通知条件等DB42及び通知判定部43も単独の装置であってもよく、所定のネットワークにより接続される。前記実施例2〜5においても同様であり、放送事業装置3、通知情報提供装置4及びサービス運営装置5のそれぞれに備えた構成部は単独の装置であってもよく、所定のネットワークにより接続される。
尚、実施例1〜5における放送事業装置3及び通知情報提供装置4のハードウェア構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。実施例3,5におけるサービス運営装置5についても同様である。放送事業装置3、通知情報提供装置4及びサービス運営装置5のそれぞれは、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによって構成される。
実施例1において、放送事業装置3に備えた通信部30及び視聴ログ管理部31の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。通知情報提供装置4に備えた通信部40、通知条件等設定部41及び通知判定部43についても同様である。
また、実施例2において、放送事業装置3に備えた通信部30、視聴ログ管理部31、通知条件等管理部34、通知判定部37及び送信ログ収集部38、並びに、通知情報提供装置4に備えた通信部40及び通知条件等設定部41についても同様である。
また、実施例3において、放送事業装置3に備えた通信部30、視聴ログ管理部31、通知判定部37及び送信ログ収集部38、並びに、通知情報提供装置4に備えた通信部40及び通知条件等設定部41についても同様である。サービス運営装置5に備えた通信部50、通知条件等管理部51、送信ログ統合部54及び課金処理部56についても同様である。
また、実施例4において、放送事業装置3に備えた通信部30及び視聴ログ管理部31、並びに、通知情報提供装置4に備えた通信部40、通知条件等設定部41及び通知判定部43についても同様である。
また、実施例5において、放送事業装置3に備えた通信部30、視聴ログ管理部31、通知判定部37及びユーザーID変換部60、並びに、通知情報提供装置4に備えた通信部40、通知条件等設定部41、情報管理部44及び外部情報保持部47についても同様である。サービス運営装置5に備えた通信部50及び通知条件等管理部51についても同様である。
これらのプログラムは、前記記憶媒体に格納されており、CPUに読み出されて実行される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもでき、ネットワークを介して送受信することもできる。
1 テレビ視聴ログ収集装置
2 受信端末
3 放送事業装置(視聴ログ管理装置)
4 通知情報提供装置
5 サービス運営装置
6 インターネット
30,40,50 通信部
31 視聴ログ管理部
32 視聴ログDB(データベース)
33 ユーザーDB
34,51 通知条件等管理部
35,52 提供者DB
36,42,53 通知条件等DB
37,43 通知判定部
38 送信ログ収集部
39 送信ログDB
41 通知条件等設定部
44 情報管理部
45 拡張ユーザーDB
46 事業者DB
47 外部情報保持部
54 送信ログ統合部
55 統合送信ログDB
56 課金処理部
60 ユーザーID変換部

Claims (10)

  1. テレビの視聴ログを収集するテレビ視聴ログ収集装置と、前記視聴ログを管理すると共に、前記テレビを視聴するユーザーに関するデータをユーザーデータとして管理する視聴ログ管理装置と、前記ユーザーへ所望の通知内容を提供するための通知条件及び前記通知内容を設定する通知情報提供装置と、により構成される情報通知システムに用いる前記通知情報提供装置において、
    前記視聴ログには、前記テレビを識別するための受信機IDが含まれており、前記ユーザーデータには、前記ユーザーを識別するためのユーザーID、前記受信機ID、及び前記ユーザーが所持する受信端末の端末アドレスが含まれている場合に、
    通知情報提供者の操作に従って、前記通知条件及び前記通知内容を設定する通知条件等設定部と、
    前記通知条件等設定部により設定された前記通知条件と、前記視聴ログ管理装置により管理された前記視聴ログ及び前記ユーザーデータとを照合し、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記通知内容が送信される前記受信端末を特定する通知判定部と、
    前記通知内容を、前記通知判定部により特定された前記受信端末へ送信する通信部と、を備え、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする通知情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の通知情報提供装置において、
    前記視聴ログには、前記受信機IDに加え、前記テレビとペアリングされた前記受信端末を識別するためのペアリング端末IDが含まれており、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機ID及び前記ペアリング端末IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応し、かつ前記ペアリング端末IDに対応する前記ユーザーIDを特定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする通知情報提供装置。
  3. 請求項1に記載の通知情報提供装置において、
    さらに、ユーザーID変換部を備え、
    前記通知条件及び前記通知内容には、当該通知情報提供装置が管理する拡張ユーザーを識別するための拡張ユーザーIDが含まれ、前記拡張ユーザーに関する拡張ユーザーデータが付加されており、
    前記ユーザーID変換部は、
    前記通知条件及び前記通知内容に付加された前記拡張ユーザーデータ、及び前記視聴ログ管理装置により管理された前記ユーザーデータに基づいて、前記通知条件及び前記通知内容に含まれる前記拡張ユーザーIDを前記ユーザーIDに変換し、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記ユーザーID変換部により変換された前記ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする通知情報提供装置。
  4. 請求項1に記載の通知情報提供装置において、
    前記通知条件及び前記通知内容には、当該通知情報提供装置及び前記視聴ログ管理装置以外の他の装置から取得した外部情報を用いた条件が含まれており、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たし、かつ前記外部情報を用いた条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする通知情報提供装置。
  5. テレビの視聴ログを収集するテレビ視聴ログ収集装置と、前記視聴ログを管理すると共に、前記テレビを視聴するユーザーに関するデータをユーザーデータとして管理する視聴ログ管理装置と、前記ユーザーへ所望の通知内容を提供するための通知条件及び前記通知内容を設定する通知情報提供装置と、により構成される情報通知システムに用いる前記視聴ログ管理装置において、
    前記テレビを識別するための受信機IDを含む前記視聴ログを管理すると共に、前記ユーザーを識別するためのユーザーID、前記受信機ID、及び前記ユーザーが所持する受信端末の端末アドレスを含む前記ユーザーデータを管理する視聴ログ管理部と、
    前記通知情報提供装置により通知情報提供者の操作に従って設定された前記通知条件と、前記視聴ログ管理部により管理された前記視聴ログ及び前記ユーザーデータとを照合し、前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記通知情報提供装置により前記通知情報提供者の操作に従って設定された前記通知内容が送信される前記受信端末を特定する通知判定部と、
    前記通知内容を、前記通知判定部により特定された前記受信端末へ送信する通信部と、を備え、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする視聴ログ管理装置。
  6. 請求項5に記載の視聴ログ管理装置において、
    前記視聴ログには、前記受信機IDに加え、前記テレビとペアリングされた前記受信端末を識別するためのペアリング端末IDが含まれており、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機ID及び前記ペアリング端末IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応し、かつ前記ペアリング端末IDに対応する前記ユーザーIDを特定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする視聴ログ管理装置。
  7. 請求項5に記載の視聴ログ管理装置において、
    さらに、ユーザーID変換部を備え、
    前記通知条件及び前記通知内容には、前記通知情報提供装置が管理する拡張ユーザーを識別するための拡張ユーザーIDが含まれ、前記拡張ユーザーに関する拡張ユーザーデータが付加されており、
    前記ユーザーID変換部は、
    前記通知条件及び前記通知内容に付加された前記拡張ユーザーデータ、及び前記視聴ログ管理部により管理された前記ユーザーデータに基づいて、前記通知条件及び前記通知内容に含まれる前記拡張ユーザーIDを前記ユーザーIDに変換し、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たすと判定した場合、前記ユーザーデータを用いて、前記ユーザーID変換部により変換された前記ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする視聴ログ管理装置。
  8. 請求項5に記載の視聴ログ管理装置において、
    前記通知条件及び前記通知内容には、当該視聴ログ管理装置及び前記通知情報提供装置以外の他の装置から取得した外部情報を用いた条件が含まれており、
    前記通知判定部は、
    前記視聴ログ及び前記ユーザーデータが前記通知条件を満たし、かつ前記外部情報を用いた条件を満たすと判定した場合、前記視聴ログから前記受信機IDを抽出し、前記ユーザーデータを用いて、前記受信機IDに対応する前記ユーザーIDを判定し、当該ユーザーIDに対応する前記端末アドレスを、前記通知内容が送信される前記受信端末の端末アドレスとして特定する、ことを特徴とする視聴ログ管理装置。
  9. コンピュータを、請求項1から4までのいずれか一項に記載の通知情報提供装置として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、請求項5から8までのいずれか一項に記載の視聴ログ管理装置として機能させるためのプログラム。
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