JP2019190395A - Piston pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ピストンポンプに関する。 The present invention relates to a piston pump.
従来から、例えば、下記特許文献1に開示されたピストンポンプが知られている。この従来のピストンポンプは、ハウジングのボア孔に組み込まれた、有底筒状のシリンダ部材とピストンの外周とをシールするシール部材と、バックアップリングと、ピストンの後部側の外周を支持するガイドリングと、を備えている。ガイド部材は、断面形状が長方形となる円筒形状に形成されており、ボア孔に設けられた段部に組み付けられるようになっている。 Conventionally, for example, a piston pump disclosed in Patent Document 1 below is known. This conventional piston pump includes a seal member that seals the bottomed cylindrical cylinder member and the outer periphery of the piston, a backup ring, and a guide ring that supports the outer periphery on the rear side of the piston. And. The guide member is formed in a cylindrical shape having a rectangular cross section, and is assembled to a step portion provided in the bore hole.
ところで、上記従来のピストンポンプでは、偏心カムを収容するカム室からガイド部材を離間させて収容するとともに支持するハウジングの段部がピストンの軸線に対して直角に設けられている。この場合、段部には、ピストンが軸線に対して揺動した(振れた)際にガイドリング(ガイド部材)を介して軸線に沿った方向に作用する荷重が、所謂、片持ち状態で入力されるため、カム室とガイド部材とを離間させる距離、即ち、段部の軸線に沿った方向における板厚を大きく設定してハウジングの強度を確保する必要がある。従って、上記従来のピストンポンプでは、ハウジングの強度を確保する観点において、所謂、ポンプ軸長が大きくなる場合があり、小型軽量化の実現が困難になる虞がある。 By the way, in the conventional piston pump, the stepped portion of the housing that accommodates and supports the guide member while being spaced apart from the cam chamber that accommodates the eccentric cam is provided at right angles to the axis of the piston. In this case, a load acting in a direction along the axis via the guide ring (guide member) when the piston swings (swings) with respect to the axis is input to the step portion in a so-called cantilever state. Therefore, the distance between the cam chamber and the guide member, that is, the plate thickness in the direction along the axis of the stepped portion must be set large to ensure the strength of the housing. Therefore, in the conventional piston pump, from the viewpoint of securing the strength of the housing, the so-called pump shaft length may be increased, and it may be difficult to realize a reduction in size and weight.
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、ハウジングの強度を確保しつつ、小型軽量化が可能なピストンポンプを提供することにある。 The present invention has been made to solve the above problems. That is, an object of the present invention is to provide a piston pump that can be reduced in size and weight while ensuring the strength of the housing.
上記の課題を解決するため、請求項1に係るピストンポンプは、ハウジングと、ハウジングに設けられた収容孔に収容されるシリンダ部材と、シリンダ部材に挿入されて収容穴の内部を往復移動するピストンと、ハウジングに設けられ、収容孔に連通して、ピストンを駆動する駆動機構を収容する駆動機構収容室と、収容孔の内周面とピストンの外周面との間にシリンダ部材よりも駆動機構収容室側に配置されたシール部材と、収容孔の内周面とピストンの外周面との間にシール部材よりも駆動機構収容室側に配置されて、ピストンの軸線に直交する径方向への変位を規制するガイド部材と、を備えるピストンポンプであって、収容孔の内周面は、第一内径から第一内径よりも小さい第二内径まで軸線に沿った方向に駆動機構収容室に向けて縮径し、ガイド部材の駆動機構収容室側への移動を規制する規制面を有する。 In order to solve the above-described problem, a piston pump according to claim 1 includes a housing, a cylinder member accommodated in an accommodation hole provided in the housing, and a piston that is inserted into the cylinder member and reciprocates within the accommodation hole. A drive mechanism housing chamber that is provided in the housing and communicates with the housing hole and houses a drive mechanism for driving the piston, and a drive mechanism between the inner peripheral surface of the housing hole and the outer peripheral surface of the piston than the cylinder member The seal member disposed on the storage chamber side, and disposed between the inner peripheral surface of the storage hole and the outer peripheral surface of the piston on the drive mechanism storage chamber side with respect to the seal member, and in the radial direction perpendicular to the axis of the piston And a guide member that regulates displacement, wherein the inner peripheral surface of the accommodation hole is directed from the first inner diameter to the second inner diameter smaller than the first inner diameter in a direction along the axis toward the drive mechanism accommodation chamber. The And diameter, having a restricting surface for restricting the movement of the drive mechanism housing chamber side of the guide member.
これによれば、ピストンが径方向に変位した場合、所謂、ピストンが揺動した場合、ガイド部材は、ハウジングの収容孔を構成する規制面に対してピストンの揺動に伴う荷重を伝達する。規制面は、第一内径から第二内径まで軸線に沿った方向にて駆動機構収容室に向けて縮径するように設けられているため、伝達された荷重を軸線に沿った方向と径方向とに分散することができる。従って、特に、軸線に沿った方向への荷重が、軸線に対して直角に段部を設けた場合に比べて小さくなるため、ガイド部材を支持する規制面を含む部分における軸線に沿った方向の板厚を大きくしなくてもハウジングの強度を十分に確保することができる。従って、ガイド部材を支持する部分における板厚、特に、軸線に沿った方向における板厚を大きくしてハウジングの強度を確保する必要がなく、その結果、ポンプ軸長を短くして小型化することが可能であり、且つ、軽量化を実現することができる。 According to this, when the piston is displaced in the radial direction, that is, when the piston swings, the guide member transmits a load accompanying the swinging of the piston to the restriction surface constituting the housing hole of the housing. Since the regulating surface is provided so as to reduce the diameter toward the drive mechanism accommodation chamber in the direction along the axis from the first inner diameter to the second inner diameter, the transmitted load is in the radial direction and the direction along the axis. And can be dispersed. Accordingly, in particular, the load in the direction along the axis is smaller than that in the case where the step is provided at a right angle to the axis, so that the load in the direction along the axis in the portion including the regulating surface that supports the guide member is reduced. Even if the plate thickness is not increased, the strength of the housing can be sufficiently ensured. Therefore, it is not necessary to secure the strength of the housing by increasing the plate thickness in the portion supporting the guide member, particularly in the direction along the axis, and as a result, the pump shaft length can be shortened and miniaturized. Can be realized, and weight reduction can be realized.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び変形例の相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments and modifications, the same or equivalent parts are denoted by the same reference numerals in the drawings. Each figure used for explanation is a conceptual diagram, and the shape of each part may not necessarily be exact.
ピストンポンプ100は、図1に示すように、ハウジング101に設けられた収容孔102に液密に収容された第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104を有するとともに、第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104の内部に配置されたピストン105及び吸入弁106を有している。収容孔102は、図2に示すように、第一内径d1を有する第一内周面102aと、第一内径d1よりも小径の第二内径d2を有する第二内周面102bと、第一内周面102a及び第二内周面102bを連結するとともに後述するガイド部材119と当接する規制面としての規制斜面102cと、を有している。本実施形態において、規制斜面102cは、第一内径d1から第二内径d2に向けて連続的に縮径するように、所謂、すり鉢状となるように、形成されている。
As shown in FIG. 1, the
第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104は、収容孔102の第一内周面102aに嵌合するように収容されている。第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104は、収容孔102(第一内周面102a)に収容された状態で互いに連結されており、ピストン105及び吸入弁106の摺動を可能としている。
The
ピストン105は、第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104に対して後述するポンプ室108に一端側が臨むように収容されており、他端側にてハウジング101に設けられた駆動機構収容室としてのカム室107aの内部にて回転可能に収容された駆動機構としての偏心カム107によって駆動される。ピストン105は、他端がピストンポンプ100を駆動するモータ(図示省略)の回転駆動力によって回転する偏心カム107のカム面と摺接するようになっており、偏心カム107の回転によって軸線の方向に沿って押圧されて往復移動する。
The
吸入弁106は、基端がピストン105の他端に連結されている。吸入弁106の先端は、第一シリンダ部材103の内部に設けられたポンプ室108に配置されている。吸入弁106は、偏心カム107の回転によってピストン105とともに軸線の方向に沿って移動してポンプ室108の内部における流体(例えば、ブレーキフルード)を加圧した後、ポンプ室108の内部に流体を吸入するものである。
The
又、ピストンポンプ100は、吐出弁109、吐出口110、復帰スプリング111、吸入口112、及び、補助ピストン113を備えている。吐出弁109は、ポンプ室108にて加圧された流体を吐出口110に吐出する。吐出口110は、配管(図示省略)を介して機器(例えば、図示省略の車両用ブレーキシステム)が接続されている。これにより、機器には、吐出口110から吐出された高圧の流体が供給される。
The
復帰スプリング111は、偏心カム107のカム面によって押圧されて軸線の方向に沿って移動したピストン105に弾性力(戻り力)を付与するものである。吸入口112は、図示を省略するリザーバから流体をハウジング101の内部、より詳しくは、第二シリンダ部材104とピストン105とによって形成されたフィード室114に吸入する。
The
補助ピストン113は、ピストン105がポンプ室108内部の流体を圧縮する圧縮工程にあるときにフィード室114に流体を吸入する。又、補助ピストン113は、ピストン105がポンプ室108に流体を吸入する吸入工程にあるときにフィード室114の流体をポンプ室108に向けて送り出す。尚、補助ピストン113は、ピストンポンプ100に自吸機能を持たせるために設けられるものであり、必要に応じて省略することも可能である。
The
又、ピストンポンプ100においては、ハウジング101の収容孔102における第一内周面102aと、ピストン105の外周面105aと、の間に、環状のシール部材115が設けられる。シール部材115は、弾性材料(例えば、ゴム材料)からなるOリング116と、樹脂材料(例えば、フッ素系樹脂)からなる摺動リング117と、バックアップリング118と、から構成されている。
In the
摺動リング117は、ピストン105の外周面105aとOリング116との間に介装されており、摺動リング117の摺動面117a(本実施形態では内径側)を摺動相手(本実施形態ではピストン105の外周面105a)に接触させることで、Oリング116の摺動摩耗を防止している。バックアップリング118は、シール部材115に対してカム室107aの側に配置されていて、Oリング116の軸線に沿った方向への変形を防止するとともに、ガイド部材119とOリング116とが直接接触することを防止している。ここで、バックアップリング118の外径は、第一内周面102aの第一内径d1に比べて小さく設定されている。
The sliding ring 117 is interposed between the outer
又、本実施形態のピストンポンプ100においては、ハウジング101の収容孔102における第一内周面102a及び規制斜面102cとピストン105の外周面105aとの間であり、且つ、駆動機構である偏心カム107を収容する駆動機構収容室としてのカム室107aとシール部材115のバックアップリング118との間に配置された環状のガイド部材119が設けられる。ガイド部材119は、少なくとも、規制斜面102cと当接することにより、回転する偏心カム107によって駆動されるピストン105の軸線に直交する径方向への変位、即ち、揺動を規制するものである。
Further, in the
ガイド部材119は、図2に示すように、軸線を含む平面における断面形状が多角形、具体的には、五角形となるように形成されている。このため、ガイド部材119は、収容孔102に収容された状態において、径方向に延設されてシール部材115(本実施形態においてより具体的には、バックアップリング118)に対向する第一面119aと、第一面119aと平行に延設されてカム室107a(偏心カム107)の側に配置された第二面119bと、を有している。ここで、第二面119bの外径は、第一面119aの外径に比べて小さくなるように設定されている。
As shown in FIG. 2, the
又、ガイド部材119は、収容孔102に収容された状態において、内周側にて軸線に沿った方向に延設されてピストン105に対向し、且つ、第一面119a及び第二面119bを連結する第三面119cと、外周側にて第三面119cと平行に延設されて第一内周面102aに当接し、且つ、第一面119aに連結された第四面119dと、を有している。更に、ガイド部材119は、収容孔102に収容された状態において、第二面119bと第四面119dとを連結するとともに、収容孔102の規制斜面102cと当接する当接面としての当接斜面119eを有している。当接斜面119eは、規制斜面102cの軸線を含む平面における断面形状、具体的に、本実施形態においては軸線に沿った方向における傾き(斜度)と一致するように、形成されている。
The
ここで、ガイド部材119は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を材料にして、射出成形によって形成される。このため、ガイド部材119は、第二面119bに、凹凸部としての射出成形金型の樹脂導入ゲートの形状を残した凸又は凹のゲート痕119fが存在する。即ち、ガイド部材119においては、凹凸部としてゲート痕119fは第二面119b、換言すれば、偏心カム107の側に設けられる。
Here, the
このように構成されたピストンポンプ100においては、偏心カム107の回転に伴ってピストン105の径方向に発生する揺動は、ガイド部材119によって規制される。この場合、ガイド部材119は、ピストン105の揺動に伴って入力される荷重を、図4に示すように、当接斜面119eを介してハウジング101の収容孔102を形成する規制斜面102cに伝達する。ここで、揺動に伴う荷重は規制斜面102cに垂直に荷重Fnとして入力され、荷重Fnは、軸線に沿った方向の荷重成分Fjと径方向の荷重成分Fkとに分散されてハウジング101に作用する。その結果、例えば、上述した従来のピストンポンプのように軸線の方向に直角となるように段部を設けた場合に比べて、規制斜面102cを設けた場合には、特に、軸線に沿った方向の荷重成分Fjが低減される。尚、この場合には、規制斜面102cにより、径方向の荷重成分Fkも低減される。
In the
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態のピストンポンプ100は、ハウジング101と、ハウジング101に設けられた収容孔102に収容されるシリンダ部材である第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104と、第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104に挿入されて収容孔102の内部を往復移動するピストン105と、ハウジング101に設けられ、収容孔102に連通して、ピストン105を駆動する駆動機構としての偏心カム107を収容する駆動機構収容室としてのカム室107aと、収容孔102の内周面である第一内周面102aとピストン105の外周面105aとの間に第一シリンダ部材103及び第二シリンダ部材104のうちの第二シリンダ部材104よりも偏心カム室107a側に配置されたシール部材115(Oリング116)と、収容孔102の内周面である第一内周面102aとピストン105の外周面105aとの間にシール部材115(Oリング116)よりも偏心カム室107a側に配置されて、ピストン105の軸線に直交する径方向への変位を規制するガイド部材119と、を備えるピストンポンプであって、収容孔102の内周面は、第一内径d1から第一内径d1よりも小さい第二内径d2まで軸線に沿った方向に偏心カム室107aに向けて縮径し、ガイド部材119の偏心カム室107a側への移動を規制する規制面としての規制斜面102cを有する。
As can be understood from the above description, the
これによれば、ピストン105が径方向に変位した場合、所謂、ピストン105が揺動した場合、ガイド部材119は、ハウジング101の収容孔102を構成する規制面としての規制斜面102cに対してピストン105の揺動に伴う荷重Fnを伝達する。規制斜面102cは、第一内径d1から第二内径d2に向けて縮径するように、即ち、軸線の方向に沿って一定の傾きを有するように設けられているため、伝達された荷重Fnを軸線に沿った方向の荷重成分Fjと径方向の荷重成分Fkとに分散することができる。
According to this, when the
これにより、特に、軸線に沿った方向への荷重成分Fjは、規制斜面102cにより、従来のように軸線に対して直角に段部を設けた場合に比べて小さくなるため、ガイド部材119を支持する規制斜面102cを含む部分における軸線に沿った方向の板厚を大きくしなくてもハウジング101の強度を十分に確保することができる。従って、ガイド部材119を支持する部分における板厚、特に、軸線に沿った方向における板厚を大きくしてハウジング101の強度を確保する必要がなく、その結果、ピストンポンプ100においては、ポンプ軸長を短くして小型化することが可能であり、且つ、軽量化を実現することができる。
Thereby, in particular, the load component Fj in the direction along the axis is reduced by the regulating
この場合、ガイド部材119は、収容孔102に収容された状態で、規制斜面102cに当接するように縮径する当接面としての当接斜面119eを有し、この場合、当接斜面119eの軸線を含む平面における断面形状は、規制斜面102cの平面における断面形状と一致する。
In this case, the
これによれば、ピストン105が揺動した場合、ガイド部材119は当接斜面119eを介して規制斜面102cに荷重Fnを伝達することができる。そして、当接斜面119eと規制斜面102cとのそれぞれの断面形状が一致することにより、当接斜面119eと規制斜面102cとの接触面積を大きくすることができ、その結果、単位面積当たりの荷重Fnの大きさを表す面圧を小さくすることができる。
According to this, when the
これによっても、ガイド部材119を支持する規制斜面102cを含む部分における軸線に沿った方向の板厚を大きくしなくてもハウジング101の強度を十分に確保することができる。従って、規制斜面102cを含む部分における板厚を大きくしてハウジング101の強度を確保する必要がなく、その結果、ピストンポンプ100においては、ポンプ軸長を短くして小型化することが可能であり、且つ、軽量化を実現することができる。
Also by this, the strength of the
又、これらの場合、ガイド部材119は、樹脂製(例えば、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂製)であり、偏心カム107の側の面であって、シール部材115(Oリング116)から離間する側の第二面119bに凸又は凹の凹凸部としてのゲート痕119fを有する。
Further, in these cases, the
これによれば、ガイド部材119を樹脂製とすることができるため、例えば、ガイド部材119の第三面119c(内周側の面)とピストン105の外周面105aとの間に生じる摺動摩擦を大幅に低減することができる。
According to this, since the
又、樹脂製のガイド部材119を成形する際に生じるゲート痕119fを、偏心カム107の側、即ち、シール部材115(Oリング116)から離間した側の第二面119bに設けることができる。これにより、例えば、ゲート痕119fを別途除去しなくても、ゲート痕119fが第二面119bに設けられることにより、シール部材115(Oリング116)にダメージを与える可能性を大幅に低減することができる。
Further, the
ここで、ガイド部材119は、当接斜面119eを有することにより、軸線に沿った方向においては径方向に対して非対称となる。これにより、ガイド部材119を収容孔102に対して組み付ける際には、組み付け作業者は、極めて容易にガイド部材119の正常な挿入方向を把握することができる。これにより、例えば、第二面119bがシール部材115(Oリング116)の側に向けて組み付けられる誤組み付けの可能性を低下させることができ、平滑な第一面119aがシール部材115(Oリング116)の側に向く正常な組み付け状態でガイド部材119を組み付けることができる。
Here, the
(第一変形例)
上記実施形態においては、ハウジング101の収容孔102を形成してガイド部材119と当接する規制面として、第一内径d1から第二内径d2に向けて連続的に、即ち、軸線の方向に沿って一定の傾きを有して縮径するように形成されて、第一内周面102a及び第二内周面102bを連結する規制斜面102cを設けるようにした。これに加えて、例えば、図5に示すように、第一内径d1から第二内径d2に向けて連続的に縮径してガイド部材119と当接する規制面である規制斜面102cの一部において段階的に縮径するように凹状の段部102dを設けることも可能である。尚、この図5においては、規制斜面102cの一部に一つの段階的に縮径する段部102dを設けるようにするが、規制斜面102cの一部に段部102dを複数設けることも可能である。
(First modification)
In the above embodiment, the restricting surface that forms the
そして、この第一変形例においては、図6に示すように、ガイド部材119には、当接斜面119eにおいて、収容孔102の段部102dと係合するように凸部119gが設けられる。このようにガイド部材119に凸部119gを設けることにより、ガイド部材119を収容孔102(ハウジング101)に組み付ける際の位置決めが容易となり、組み付け作業性を向上させることができる。又、ガイド部材119に凸部119gを設けることにより、ピストン105が揺動した際にガイド部材119の変位を抑制することができ、その結果、ピストン105の軸線に沿った方向への移動を適切に案内することができる。尚、第一変形例においては、規制斜面102cに段部102dを凹状に設けたが、段部102dを凸状に設けることも可能である。この場合には、段部102dに合わせてガイド部材119に凹部を設けることが可能である。
In this first modified example, as shown in FIG. 6, the
(第二変形例)
上記実施形態においては、収容孔102を形成する規制面としての規制斜面102cが一定の傾きを有して縮径するようにした。即ち、軸線を含む平面における規制斜面102cの断面形状が、図2に示すように、直線状となるように形成した。これに代えて、例えば、図7に示すように、収容孔102を形成する規制面として、第一内径d1から第二内径d2に向けて連続的に縮径するように、軸線を含む平面における断面形状が曲線となる規制曲面102eを形成することも可能である。
(Second modification)
In the above-described embodiment, the
そして、この第二変形例においては、図8に示すように、ガイド部材119には、規制曲面102eの形状(曲線)に一致するように形成された当接斜面119hが設けられる。このようにガイド部材119に、規制曲面102eに一致する当接斜面119hを設けることにより、ピストン105が揺動した際にガイド部材119の変位を抑制することができ、その結果、上記実施形態と同様に、ピストン105の軸線に沿った方向への移動を適切に案内することができる。
In the second modification, as shown in FIG. 8, the
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。 In carrying out the present invention, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the object of the present invention.
例えば、上記実施形態においては、収容孔102の第一内周面102aに当接し、且つ、ガイド部材119が当接斜面119eに連結される第四面119dを有するようにした。これに代えて、例えば、図9に示すように、第四面119dを省略して断面形状を四角形とすることも可能である。この場合には、第四面119dを形成寸法分だけガイド部材119の軸線に沿った方向の大きさを短縮することができるため、ハウジング101の軸線に沿った方向の大きさを更に短縮することができて、ピストンポンプ100の更なる小型化を達成することができる。
For example, in the above embodiment, the
又、上記実施形態及び上記変形例においては、シール部材115とガイド部材119との間にバックアップリング118を設けるようにした。ところで、ガイド部材119においては、シール部材115に対向する面である第一面119aと反対側となる面である第二面119bに凹凸部としてのゲート痕119fが存在する。即ち、ガイド部材119においては、第一面119aは、平滑であり、シール部材115のOリング116に接触してもOリング116にダメージを与える可能性が小さく、且つ、Oリング116の変形を抑制することができる。従って、バックアップリング118を省略して、ピストンポンプ100を構成することが可能である。この場合には、バックアップリング118の形成寸法の分だけ、ハウジング101(収容孔102)の軸線に沿った方向の大きさを短縮することができ、ピストンポンプ100の更なる小型化を達成することができる。
In the embodiment and the modification, the
又、上記実施形態及び上記変形例においては、ガイド部材119が全周に渡り肉厚が均一であるようにした。これに代えて、ガイド部材119において、周方向にて連続的に又は不連続的に肉厚を小さくする、所謂、肉盗み(肉抜き)を行うことも可能である。これにより、ガイド部材119の軽量化が可能となり、ひいては、ピストンポンプ100の軽量化を達成することができる。
In the embodiment and the modified example, the thickness of the
更に、上記実施形態及び上記変形例においては、ガイド部材119が環状であるとした。これに代えて、ガイド部材119を、例えば、周方向に沿って不連続的に設けることも可能である。
Further, in the above embodiment and the above modification, the
100…ピストンポンプ、101…ハウジング、102…収容孔、102a…第一内周面、102b…第二内周面、102c…規制斜面(規制面)、102d…段部(規制面)、102e…規制曲面(規制面)、103…第一シリンダ部材、104…第二シリンダ部材、105…ピストン、105a…外周面、106…吸入弁、107…偏心カム(駆動機構)、107a…カム室(駆動機構収容室)、108…ポンプ室、109…吐出弁、110…吐出口、111…復帰スプリング、112…吸入口、113…補助ピストン、114…フィード室、115…シール部材、116…Oリング、117…摺動リング、117a…摺動面、118…バックアップリング、119…ガイド部材、119a…第一面、119b…第二面(偏心カムの側の面)、119c…第三面、119d…第四面、119e…当接斜面(当接面)、119f…ゲート痕(凹凸部)、119g…凸部(当接面)、119h…当接斜面(当接面)、d1…第一内径、d2…第二内径、Fj…荷重成分(軸線の方向)、Fk…荷重成分(径方向)
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記ハウジングに設けられた収容孔に収容されるシリンダ部材と、
前記シリンダ部材に挿入されて、前記収容孔の内部を往復移動するピストンと、
前記ハウジングに設けられ、前記収容孔に連通して前記ピストンを駆動する駆動機構を収容する駆動機構収容室と、
前記収容孔の内周面と前記ピストンの外周面との間に前記シリンダ部材よりも前記駆動機構収容室側に配置されたシール部材と、
前記収容孔の前記内周面と前記ピストンの前記外周面との間に前記シール部材よりも前記駆動機構収容室側に配置されて、前記ピストンの前記軸線に直交する径方向への変位を規制するガイド部材と、を備えるピストンポンプであって、
前記収容孔の前記内周面は、
第一内径から前記第一内径よりも小さい第二内径まで前記軸線に沿った方向に前記駆動機構収容室に向けて縮径し、前記ガイド部材の前記駆動機構収容室側への移動を規制する規制面を有する、ピストンポンプ。 A housing;
A cylinder member accommodated in an accommodation hole provided in the housing;
A piston that is inserted into the cylinder member and reciprocates within the accommodation hole;
A drive mechanism accommodation chamber that is provided in the housing and accommodates a drive mechanism that communicates with the accommodation hole and drives the piston;
A seal member disposed between the inner circumferential surface of the housing hole and the outer circumferential surface of the piston, closer to the drive mechanism housing chamber than the cylinder member;
Between the inner peripheral surface of the receiving hole and the outer peripheral surface of the piston, it is disposed closer to the drive mechanism receiving chamber than the seal member, and restricts displacement of the piston in the radial direction perpendicular to the axis. A piston pump comprising: a guide member that includes:
The inner peripheral surface of the accommodation hole is
From the first inner diameter to the second inner diameter smaller than the first inner diameter, the diameter is reduced toward the drive mechanism accommodation chamber in the direction along the axis, and the movement of the guide member toward the drive mechanism accommodation chamber is restricted. A piston pump with a regulating surface.
前記第一内径から前記第二内径に向けて段階的に縮径する、請求項1に記載のピストンポンプ。 Part of the regulatory surface is
The piston pump according to claim 1, wherein the diameter is gradually reduced from the first inner diameter toward the second inner diameter.
前記収容孔に収容された状態で、前記規制面に当接するように縮径する当接面を有する、請求項1又は請求項2に記載のピストンポンプ。 The guide member is
3. The piston pump according to claim 1, wherein the piston pump has a contact surface that is reduced in diameter so as to contact the restriction surface in a state of being stored in the storage hole.
前記規制面の前記平面における断面形状と一致する、請求項3に記載のピストンポンプ。 The cross-sectional shape in a plane including the axis of the contact surface is:
The piston pump according to claim 3, wherein the piston pump matches a cross-sectional shape in the plane of the restriction surface.
前記偏心カムの側の面に凸又は凹の凹凸部を有する、請求項5に記載のピストンポンプ。 The guide member is
The piston pump according to claim 5, wherein the eccentric cam has a convex or concave uneven portion on a surface thereof.
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Citations (3)
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JP2008296626A (en) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Oiles Ind Co Ltd | Bush bearing and rack pinion type hydraulic power steering device for automobile using the same |
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JP2013540939A (en) * | 2010-09-24 | 2013-11-07 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | Pump and method of manufacturing the pump |
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2018
- 2018-04-26 JP JP2018085009A patent/JP2019190395A/en active Pending
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