JP2019190353A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Daisuke Iwata
大祐 岩田
祐司 野口
Yuji Noguchi
祐司 野口
崇 岩屋
Takashi Iwaya
崇 岩屋
田邊滋弘
Shigehiro TANABE
滋弘 田邊
寛之 天野
Hiroyuki Amano
寛之 天野
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Abstract

【課題】位相制御を行う際に誤ってロック状態に移行することのない弁開閉時期制御装置を構成する。【解決手段】スプールの作動領域が、ロックポートに流体を供給する状態で進角ポートまたは遅角ポートに流体を供給する位相制御領域W2、W4と、ロックポートから流体を排出する状態で進角ポートまたは遅角ポートに流体を供給するロック領域W1、W5と、ロックポートを封止する状態で進角ポートまたは遅角ポートに流体を供給する封止領域WP1、WP5とを形成しており、封止領域WP1、WP5が、位相制御領域W2、W4とロック領域W1、W5とに挟まれる領域に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、単一のバルブの操作により相対回転位相を制御し、ロック機構を制御する弁開閉時期制御装置に関する。
上記構成の弁開閉時期制御装置として特許文献1,2,3に示される制御弁は、単一のスプールと、このスプールを作動させる電磁ソレノイドとを備えて構成され、電磁ソレノイドに供給する電流の設定により、スプールのポジションを設定して位相制御と、ロック機構の制御とを可能にする技術が記載されている。
これらの特許文献の制御弁では、スプールの作動方向に沿ってロック機構をロック状態に設定するロック領域と、相対回転位相を遅角方向に作動させる遅角領域と、相対回転位相を保持する保持領域と、相対回転位相を進角方向に作動させる進角領域とが設定されている。
このような構成から、電磁ソレノイドに供給する電力を連続的に変化させることにより相対回転位相を遅角方向に変位させ、ロック機構をロック状態に移行することが可能となる。
特に、特許文献3には、弁開閉時期制御装置の回転軸芯と同軸芯にスプールを備え、静止系に支持した電磁ソレノイドの操作力によってスプールを作動させる構成が記載されている。
特開2004−116411号公報 特開2010−138699号公報 特開2016−180318号公報
特許文献1,2,3に示される制御弁は、スプールの作動領域の中央部分に、相対回転位相の変位を停止する保持領域が形成され、この保持領域を挟む位置に進角領域と遅角領域とが配置され、更に、進角領域と遅角領域との少なくとも一方の外側に隣接してロック領域が配置されている。
このような配置であるため、例えば、相対回転位相を遅角方向に変位させる際に、操作領域の中央位置から離間する位置ほど(外端側ほど)、遅角ポートに作動油を供給する開度が大きくなり、相対回転位相の変位速度も増大する。従って、相対回転位相を遅角方向に高速で変位させる場合には、スプールを操作領域の中央位置から大きく離間する位置に設定させることになる。
しかしながら、遅角領域の外端側に隣接してロック領域が形成された制御弁では、意図に反してスプールがロック領域に設定される(誤ロックの状態に達する)ことがあり、位相制御を中断する不都合に繋がるものであった。
これら制御弁では、スプールを所定方向に付勢するスプリングを備え、このスプリングの付勢力に抗する方向に操作力を作用させる電磁ソレノイドを備えている。また、電磁ソレノイドに電力を供給する電力制御系がPWM式の制御回路を備えたものが多い。
誤ロックを招く原因として、電磁ソレノイドに供給する電力がPWM式に設定されるものでは、電源電圧が変動することにより、決まったデューティ比でPWM制御を行っても電磁ソレノイドに供給される電流値が変動し、スプールが適正に作動しないことが理由の一つである。また、経年劣化や環境温度の影響によって電磁ソレノイドの抵抗値が変化した場合や、スプリングの付勢力が経年劣化により変化した場合にも、スプールが適正に作動しない現象を招くことになる。
誤ロックを抑制するためには、スプールの位置を計測するストロークセンサを備えることや、電磁ソレノイドに流れる電流を計測する電流センサを備えることも考えられるが、制御系の設計を大きく変更する必要があり、また、部品点数が増大しコストの上昇を招く点で実現性の低いものとなる。
尚、特許文献1には、スプールの作動域のうち、ロック用のポートに作動油を供給する領域と、作動油をドレンする領域との中間に、ポートを閉鎖する領域が示されているが、明細書には閉鎖領域について説明されていない。
このような理由から、位相制御を行う際に誤ってロック状態に移行することのない弁開閉時期制御装置が求められる。
本発明に係る弁開閉時期制御装置の特徴構成は、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、前記駆動側回転体の回転軸芯と同軸芯に配置され弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転体と、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との間に形成される進角室および遅角室と、前記駆動側回転体および前記従動側回転体の一方に形成されたロック凹部に対し、付勢部材の付勢力により係合可能なロック部材を前記駆動側回転体および前記従動側回転体の他方に備えることにより、前記駆動側回転体および前記従動側回転体の相対回転位相を最進角と最遅角との間の位相でロック状態に移行可能なロック機構と、前記進角室、前記遅角室、前記ロック凹部に対し流体の給排を各別に制御するバルブユニットとを備えると共に、前記バルブユニットが、前記進角室に連通する進角ポートと、前記遅角室に連通する遅角ポートと、前記ロック凹部に連通するロックポートとに対する流体の給排を制御するスプールと、前記スプールを作動させる電磁ソレノイドとを備え、前記スプールの作動領域が、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記進角ポートまたは前記遅角ポートに流体を供給する位相制御領域と、前記ロックポートから流体を排出する状態で前記進角ポートまたは前記遅角ポートに流体を供給するロック領域と、前記ロックポートを封止する状態で前記進角ポートまたは前記遅角ポートに流体を供給する封止領域とを備えており、前記封止領域が、前記位相制御領域と前記ロック領域とに挟まれる領域に配置される点にある。
この特徴構成に対応して、例えば、位相制御領域として相対回転位相を遅角方向に変位させる遅角領域が設定され、この遅角領域とロック領域とに挟まれる位置に封止領域が配置された構成のものを想定する。このように想定した構成において相対回転位相を遅角方向に高速で変位させるために、スプールをロック領域に近い領域に設定した場合に、スプールが誤ってロック領域を超えても封止領域に達するだけでロック領域に達することはなく、誤ロック状態に陥ることはない。
つまり、電源電圧の影響により電磁ソレノイドに供給される電力が目標に達しない場合や、電力値が適正であっても電磁ソレノイドの経年劣化によりスプールが目標とする位置に設定できない場合には、スプールが封止領域に入り込むことが想像できるものの、ロック領域に達することがないため、誤ロックに陥る不都合を解消できる。また、スプールが封止領域に入り込んだ場合でも、電磁ソレノイドに供給する電力値を変更するだけで相対回転位相を戻すことも容易に行える。更に、この構成ではスプールの位置を計測するストロークセンサや、電磁ソレノイドに流れる電流値を計測する電流センサを用いずとも誤ロックに陥る不都合を解消できる。
従って、位相制御を行う際に誤ってロック状態に移行することのない弁開閉時期制御装置が構成された。
他の構成として、前記スプールの前記作動領域が、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記進角ポートおよび前記遅角ポートへの流体の供給を阻止する保持領域を備え、前記位相制御領域が、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記進角ポートに流体を供給する進角領域と、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記遅角ポートに流体を供給する遅角領域とを、前記保持領域を挟む位置に備え、前記ロック領域が、前記進角領域より前記作動領域の外端に配置される進角側ロック領域と、前記遅角領域より前記作動領域の外端に配置される遅角側ロック領域とを備え、前記封止領域が、前記進角領域と前記進角側ロック領域とに挟まれる進角側封止領域と、前記遅角領域と前記遅角側ロック領域とに挟まれる遅角側封止領域とを備えても良い。
これによると、相対回転位相を進角方向と、遅角方向と、進角方向との何れの方向に変位させる場合に、誤ロックに陥ることはない。
弁開閉時期制御装置の断面図である。 図1のII−II線断面図である。 スプールが設定される領域と作動油の給排の関係を一覧化した図である。 スプールが第1ロック領域にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが第1封止領域の内端側にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが第1封止領域の外端側にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが進角領域にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが保持領域にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが遅角領域にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが第2封止領域の内端側にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが第2封止領域の外端側にあるバルブユニットの断面図である。 スプールが第2ロック領域にあるバルブユニットの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1、図2に示すように、駆動側回転体としての外部ロータ20と、従動側回転体としての内部ロータ30と、流体としての作動油を制御する電磁制御弁Vとを備えて弁開閉時期制御装置Aが構成されている。
この弁開閉時期制御装置Aは乗用車等の車両のエンジンE(内燃機関の一例)の吸気カムシャフト5の開閉タイミング(開閉時期)を設定するため吸気カムシャフト5の回転軸芯Xと同軸芯に備えられている。
内部ロータ30(従動側回転体の一例)は、吸気カムシャフト5の回転軸芯Xと同軸芯に配置され、連結ボルト40で吸気カムシャフト5に連結することにより、この内部ロータ30は吸気カムシャフト5と一体回転する。外部ロータ20が内部ロータ30を相対回転自在に内包しており、この外部ロータ20(駆動側回転体の一例)は、回転軸芯Xと同軸芯上に配置されクランクシャフト1と同期回転する。
弁開閉時期制御装置Aは、外部ロータ20と内部ロータ30との相対回転位相を図2に示す中間ロック位相Mに保持するロック機構Lを備えている。この中間ロック位相Mは最進角と最遅角との間の位相であり、エンジンEの始動に適した開閉タイミングとなり、エンジンEを停止させる停止制御時に中間ロック位相Mに移行する制御が行われる。
電磁制御弁Vは、エンジンEに支持される電磁ソレノイドVaとバルブユニットVbとで構成されている。バルブユニットVbは、連結ボルト40と、この連結ボルト40の内部空間40Rに収容されるスプール55とを備えている。
電磁ソレノイドVaは、ソレノイド部50と、出退作動するプランジャ51とを備えている。バルブユニットVbは、作動油(流体の一例)の給排を制御するスプール55を回転軸芯Xと同軸芯に配置しており、プランジャ51の突出端がスプール55の外端に当接するように各々の位置関係が設定されている。
電磁ソレノイドVaは、ソレノイド部50に供給する電流(電力の一例)の設定によりプランジャ51の突出量を制御し、プランジャ51をスプール55に当接させてスプール55を操作する。この操作によりバルブユニットVbが作動油の流れを制御して吸気バルブ5Vの開閉時期を設定し、ロック機構Lのロック状態への移行とロック状態の解除との切換を実現している。この電磁制御弁Vの構成と作動油の制御形態は後述する。
〔エンジンと弁開閉時期制御装置〕
図1に示すように、エンジンEは、上部位置のシリンダブロック2のシリンダボアにピストン3を収容し、このピストン3とクランクシャフト1とをコネクティングロッド4で連結した4サイクル型に構成されている。エンジンEの上部には吸気バルブ5Vを開閉作動させる吸気カムシャフト5と、図示されない排気カムシャフトとを備えている。
吸気カムシャフト5を回転自在に支持するエンジン構成部材10にはエンジンEで駆動される油圧ポンプPからの作動油を供給する供給流路8が形成されている。油圧ポンプPは、エンジンEのオイルパン9に貯留される潤滑油を作動油(流体の一例)として供給流路8からバルブユニットVbに供給する。
エンジンEのクランクシャフト1に形成した出力スプロケット6と、外部ロータ20のタイミングスプロケット21Sとに亘ってタイミングチェーン7が巻回されている。これにより外部ロータ20は、クランクシャフト1と同期回転する。尚、排気側の排気カムシャフトの端部にスプロケットが備えられ、このスプロケットにもタイミングチェーン7が巻回されている。
図2に示すように、クランクシャフト1からの駆動力により外部ロータ20が駆動回転方向Sに向けて回転する。内部ロータ30が外部ロータ20に対して駆動回転方向Sと同方向に相対回転する方向を進角方向Saと称し、この逆方向を遅角方向Sbと称する。この弁開閉時期制御装置Aでは、相対回転位相が進角方向Saに変位する際に変位量の増大に伴い吸気圧縮比を高め、相対回転位相が遅角方向Sbに変位する際に変位量の増大に伴い吸気圧縮比を低減するようにクランクシャフト1と吸気カムシャフト5との関係が設定されている。
尚、この実施形態では、吸気カムシャフト5に備えた弁開閉時期制御装置Aを示しているが弁開閉時期制御装置Aは排気カムシャフトに備えて良く、吸気カムシャフト5と排気カムシャフトとの双方に備えても良い。
〔外部ロータ、内部ロータ〕
図1に示すように、外部ロータ20は、外部ロータ本体21と、フロントプレート22と、リヤプレート23とを有しており、これらが複数の締結ボルト24の締結により一体化されている。外部ロータ本体21の外周にはタイミングスプロケット21Sが形成されている。
図2に示すように、外部ロータ本体21には径方向の内側に突出する複数の突出部21Tが一体的に形成されている。内部ロータ30は、外部ロータ本体21の突出部21Tに密接する円柱状の内部ロータ本体31と、外部ロータ本体21の内周面に接触するように内部ロータ本体31の外周から径方向の外方に突出する複数のベーン部32とを有している。
このように外部ロータ20が内部ロータ30を内包し、回転方向で隣接する突出部21Tの中間位置で、内部ロータ本体31の外周側に複数の流体圧室Cが形成される。この流体圧室Cがベーン部32で仕切られることで進角室Caと遅角室Cbとが区画形成される。更に、内部ロータ本体31には、進角室Caに連通する進角流路33と遅角室Cbに連通する遅角流路34とが形成されている。
図1、図2に示すように、ロック機構Lは、外部ロータ20の2つの突出部21Tの各々に対し半径方向に出退自在に支持されるロック部材25と、ロック部材25を突出付勢するロックスプリング26と、内部ロータ本体31の外周に形成したロック凹部27とで構成されている。内部ロータ本体31には、ロック凹部27に連通するロック制御流路35が形成されている。
このロック機構Lは、2つのロック部材25がロックスプリング26の付勢力で対応するロック凹部27に同時に係合し、相対回転位相を中間ロック位相Mに拘束できるように構成されている。また、このロック状態においてロック制御流路35に作動油を供給することでロックスプリング26の付勢力に抗してロック部材25をロック凹部27から離脱させロック状態の解除が可能となる。これとは逆に、ロック制御流路35から作動油を排出することによりロックスプリング26の付勢力でロック部材25をロック凹部27に係合させロック状態への移行を可能にする。
尚、ロック機構Lは単一のロック部材25を対応する単一のロック凹部27に係合するように構成されるものでも良い。また、ロック機構Lは、ロック部材25が回転軸芯Xに沿う方向に沿って移動するようにガイドされる構成のものでも良い。
〔連結ボルト〕
図1、図4に示すように連結ボルト40は、全体的に筒状となるボルト本体41と、外端部(図4で左側)のボルト頭部42とが一体形成されている。連結ボルト40の内部には回転軸芯Xに沿う方向に貫通する内部空間40Rが形成され、ボルト本体41の内端部(図4で右側)の外周に雄ネジ部41Sが形成されている。
図1に示すように吸気カムシャフト5には回転軸芯Xを中心にするシャフト内空間5Rが形成され、このシャフト内空間5Rの内周に雌ネジ部5Sが形成されている。シャフト内空間5Rは、供給流路8と連通しており油圧ポンプPから作動油が供給される。
この構成から、ボルト本体41を内部ロータ30に挿通し、その雄ネジ部41Sを吸気カムシャフト5の雌ネジ部5Sに螺合させ、ボルト頭部42の回転操作により内部ロータ30が吸気カムシャフト5に締結される。この締結により内部ロータ30が吸気カムシャフト5に締結固定され、シャフト内空間5Rと連結ボルト40の内部空間40R(厳密には流体供給管54の内部の空間)とが連通する。
連結ボルト40の内部空間40Rの内周面には、図2、図4に示すように、中間位置から先端に達する領域に複数(4つ)のドレン流路Dが回転軸芯Xに沿う姿勢で溝状に形成されている。
〔バルブユニット〕
図1、図2、図4に示すようにバルブユニットVbは、連結ボルト40と、ボルト本体41の内周面に密着状態で嵌め込まれるスリーブ53と、回転軸芯Xと同軸芯で内部空間40Rに収容される流体供給管54と、スリーブ53の内周面と流体供給管54の管路部54Tの外周面に案内される状態で回転軸芯Xに沿う方向にスライド移動自在に配置されるスプール55とを備えている。尚、図4〜図12にはバルブユニットVbにおいてスプール55が順次操作された状態を示しており、バルブユニットVbの代表的な構成として図4を挙げている。
このバルブユニットVbは、スプール55を突出方向に付勢するスプールスプリング56と、逆止弁CVと、オイルフィルターFと、支持体60とを備えている。
逆止弁CVは等しい外径の金属板で形成される開口プレート57と弁プレート58とを備えている。開口プレート57には回転軸芯Xを中心とする環状領域に複数の開口部が穿設され、弁プレート58には、圧力低下時に開口プレート57の開口部を閉塞する環状の弁部を備えて構成されている。
この弁プレート58はバネ材で構成され、作動油が供給された際に弁部が開口プレート57の開口部から離間することで作動油の供給を実現する。そして、逆止弁CVの上流側の作動油の圧力が、逆止弁CVの下流側の圧力より低下した場合には。開口プレート57の開口部に弁プレート58の弁部が重なる状態で閉塞して作動油の逆流を阻止する。
オイルフィルターFは、開口プレート57及び弁プレート58と等しい外径となる濾過体59と、流体の流通を可能にする状態で濾過体59を支持する支持体60とを備えて構成されている。
このような構成から、連結ボルト40の内部空間40Rに対し、濾過体59と、支持体60と、開口プレート57と、弁プレート58とを挿入すると共に、流体供給管54と、スリーブ53と、スプールスプリング56と、スプール55とを挿入し、支持体60を連結ボルト40の外端部分に嵌合固定することにより、バルブユニットVbが組み立てられる。また、スプール55の位置を決める規制壁44が連結ボルト40の外端部に備えられる。
このように組み立てられたバルブユニットVbは、図1、図2、図4に示すように、進角流路33を介し進角室Caに連通する進角ポートPAと、遅角流路34を介し遅角室Cbに連通する遅角ポートPBと、ロック制御流路35を介しロック凹部27に連通するロックポートPLとが、ボルト本体41とスリーブ53とに亘り径方向に貫通する貫通孔として形成される。
進角ポートPAは、ボルト本体41に形成された進角連通孔41aと、スリーブ53に形成された進角開口53aとで構成されている。遅角ポートPBはボルト本体41に形成された遅角連通孔41bと、スリーブ53に形成された遅角開口53bとで構成されている。ロックポートPLは、ボルト本体41に形成されたロック連通孔41cと、スリーブ53に形成されたロック開口53cとで構成されている。
ボルト本体41の内周に形成された複数(4つ)のドレン流路Dは、作動油をボルト本体41の外端側(図4で左側)に排出するように形成されている。
〔バルブユニット:スリーブ〕
図1、図4に示すようにスリーブ53は、回転軸芯Xを中心とする筒状であり、内端側(図4で右側)を絞り加工等により回転軸芯Xに直交する姿勢に屈曲する端部壁53Wを形成している。
このスリーブ53には、複数(4つ)の進角開口53aと、複数(4つ)の遅角開口53bと、複数(4つ)のロック開口53cとが形成されている。更に、スリーブ53の中間部分に複数(4つ)の第1ドレン開口53daと、複数(4つ)の第2ドレン開口53dbとが形成されている。
進角開口53aと、遅角開口53bと、ロック開口53cとは回転軸芯Xを中心とする周方向の4箇所で、回転軸芯Xに沿う方向に並んで配置され、これらと異なる位相で複数の第1ドレン開口53daと、複数の第2ドレン開口53dbとが回転軸芯Xに沿う方向に並んで形成されている。また、スリーブ53は、ボルト本体41に対して回転不能に支持されている。
ボルト本体41にスリーブ53が回転不能に保持されることにより、図4に示すように、進角開口53aと、遅角開口53bと、ロック開口53cとが、これらに対応する進角連通孔41aと、遅角連通孔41bと、ロック連通孔41cとに連通する関係となり、前述した進角ポートPAと遅角ポートPBとロックポートPLとが形成される。また、第1ドレン開口53daと第2ドレン開口53dbとがドレン流路Dに連通する関係が維持される。
〔バルブユニット:流体供給管〕
図4に示すように、流体供給管54は、内部空間40Rに嵌め込まれる基端部54Sおよび基端部54Sより小径の管路部54Tが一体形成されている。管路部54Tの外周で回転軸芯Xに沿う方向での中間位置に複数の第1供給口54aが形成され、これより外端側に複数の第2供給口54bが形成されている。
複数の第1供給口54aは、回転軸芯Xに沿う方向に伸びる長孔状であり、これに対応する位置においてスプール55に形成される4つの中間孔部55cは円形状である。このような構成から管路部54Tからの作動油を、中間孔部55cに対して確実に作動油を供給できる。
第2供給口54bは、略矩形となる形状でありこれに対応する位置においてスプール55に形成される複数の端部孔部55dは円形である。このような構成から管路部54Tから端部孔部55dに対して作動油の供給を可能にしている。
〔バルブユニット:スプール、スプールスプリング〕
図4に示すようにスプール55は、筒状で外端側に当接面が形成されたスプール本体55aと、この外周に形成された4つのランド部55bとを有している。スプール55の内部には内部流路が形成され、回転軸芯Xに沿う方向で内端側の一対のランド部55bの中間位置には内部流路に連通する複数の中間孔部55cが形成され、回転軸芯Xに沿う方向での外端側の一対のランド部55bの中間位置には内部流路に連通する端部孔部55dが形成されている。
スプールスプリング56は、圧縮コイル型であり内端側のランド部55bとスリーブ53の端部壁53Wとの間に配置されている。
〔作動形態〕
この弁開閉時期制御装置Aでは電磁ソレノイドVaのソレノイド部50に電流(電力)が供給されない状態では、プランジャ51からスプール55に押圧力が作用することはなく、図4に示すようにスプールスプリング56の付勢力により、その外側位置のランド部55bが規制壁44に当接する位置にスプール55の位置が維持される。
図4に示すスプール55の位置が第1ロック領域W1である。図3に示すように、ソレノイド部50に供給する電流値(電力値)を増大することにより、第1ロック領域W1(進角側ロック領域の一例)を基準にして第1封止領域WP1(進角側封止領域の一例)と、進角領域W2と、保持領域W3と、遅角領域W4と、第2封止領域WP5(遅角側封止領域の一例)と、第2ロック領域W5(遅角側ロック領域の一例)とに、この順序で作動する。つまり、電磁ソレノイドVaのソレノイド部50に供給する電流値の設定により5つの領域の何れか1つに操作できることになる。
この電磁制御弁Vでは、複数の領域のうち、進角領域W2と遅角領域W4とが位相制御領域となる。第1ロック領域W1と第2ロック領域W5とがロック領域となる。また、第1封止領域WP1と第2封止領域WP5は封止領域の上位概念である。
尚、ソレノイド部50に電流を供給しない状態では、図4に示すようにスプール55は第1ロック領域W1の外端位置に保持される。そして、ソレノイド部50に供給する電流値を最大にすることにより、図12に示すようにスプール55は第2ロック領域W5の外端に設定される。
また、このバルブユニットVbでは、スプール55が第1ロック領域W1と、第2ロック領域W5との何れかに設定された場合には、相対回転位相が中間ロック位相Mに達したタイミングでロック機構Lのロック状態への移行が可能となる。
〔作動形態:第1ロック領域〕
スプール55が第1ロック領域W1に設定された場合には、図4に示すように油圧ポンプPからの作動油がスプール55の中間孔部55cと進角ポートPAとを介して進角室Caに供給される。これと同時に遅角室Cbの作動油が遅角ポートPBと第1ドレン開口53daとを介してドレン流路Dに流れ、外部に排出される。
更に、この第1ロック領域W1では、ロック凹部27の作動油がロックポートPLと第2ドレン開口53dbとを介してドレン流路Dに流れ外部に排出される。
これにより相対回転位相が進角方向Saに変位すると共に、相対回転位相が中間ロック位相Mに達した時点で、ロック凹部27にロック部材25が係合してロック状態に移行する。尚、既にロック状態にある場合には中間ロック位相Mが維持される(図2を参照)。
〔作動形態:第1封止領域〕
電磁ソレノイドVaに供給される電流値の増大に伴い、スプール55が第1封止領域WP1に設定された場合には、図5、図6に示すように油圧ポンプPからの作動油がスプール55の中間孔部55cと進角ポートPAとを介して進角室Caに供給される。これと同時に遅角室Cbの作動油が遅角ポートPBと第1ドレン開口53daを介してとドレン流路Dに流れ、外部に排出される。
特に、図5には、スプール55が第1ロック領域W1から第1封止領域WP1にスプール55が移行した直後の位置(内端側)にある状態の第1境界S1を示しており、図6には、この第1封止領域WP1からスプール55が進角領域W2に移行する直前の位置(外端側)にある状態の第2境界S2を示している。
図5に示すように、第1封止領域WP1に移行した直後のように、スプール55が第1境界S1にある場合には、ロック連通孔41cとランド部55bとの境界部分(同図のP1)が閉じられ、ロックポートPLに作動油も供給されないため、ロックポートPLでの作動油の給排が停止する。
更に、電磁ソレノイドVaに供給される電流値が増大するに伴い、ロックポートPLでの作動油の給排を停止したまま、図6に示すように、スプール55が第1封止領域WP1のうち第2境界S2まで作動する。この後にスプール55の作動が継続した場合には、直後に第2供給口54bと端部孔部55dとの境界部分(同図のP2)が開放することになり(スプール55は進角領域W2に達する)、このように開放した場合には流体供給管54の内部から作動油の供給がロックポートPLに供給され、ロック機構Lのロック状態は解除される。
〔作動形態:進角領域〕
電磁ソレノイドVaに供給される電流値が更に増大するに伴い、スプール55が進角領域W2に設定された場合には、図7に示すように第1ロック領域W1に設定された場合と同様に、油圧ポンプPからの作動油がスプール55の中間孔部55cと進角ポートPAとを介して進角室Caに供給される。これと同時に遅角室Cbの作動油が遅角ポートPBと第1ドレン開口53daとを介してドレン流路Dに流れ、外部に排出される。
この進角領域W2では、油圧ポンプPからの作動油がスプール55の端部孔部55dとロックポートPLとを介してロック凹部27に供給される。これによりロック部材25をロック凹部27から抜き出しロック機構Lをロック解除状態にして相対回転位相を進角方向Saに変位させる。
〔作動形態:保持領域〕
電磁ソレノイドVaに供給される電流値が更に増大するに伴い、スプール55が保持領域W3に設定された場合には、図8に示すように進角ポートPAと遅角ポートPBとがスプール55のランド部55bで閉じられ、進角室Caと遅角室Cbとに作動油が供給されず、また進角室Ca及び遅角室Cbから作動油が排出されない状態となる。また、この保持領域W3では、油圧ポンプPからの作動油がスプール55の端部孔部55dとロックポートPLとを介してロック凹部27に供給され、ロック部材25をロック凹部27から抜き出してロック解除状態が維持される。
従って、この保持領域W3では、相対回転位相が変位せず、相対回転位相が保持される。
〔作動形態:遅角領域〕
電磁ソレノイドVaに供給される電流値が更に増大するに伴い、スプール55が遅角領域W4に設定された場合には、図9に示すように油圧ポンプPからの作動油がスプール55の中間孔部55cと遅角ポートPBとを介して遅角室Cbに供給される。これと同時に進角室Caの作動油が進角ポートPAと第2ドレン開口53dbとドレン流路Dに流れ、外部に排出される。
この遅角領域W4では、油圧ポンプPからの作動油がスプール55の端部孔部55dとロックポートPLとを介してロック凹部27に供給され、ロック部材25をロック凹部27から抜き出してロック機構Lをロック解除状態にして相対回転位相を遅角方向Sbに変位させる。
〔作動形態:第2封止領域〕
電磁ソレノイドVaに供給される電流値が更に増大するに伴い、スプール55が第2封止領域WP5に設定された場合には、図10、図11に示すように油圧ポンプPからの作動油がスプール55の中間孔部55cと遅角ポートPBとを介して遅角室Cbに供給される。これと同時に進角室Caの作動油が進角ポートPAと第2ドレン開口53dbとを介してドレン流路Dに流れ、外部に排出される。
特に、図10には、遅角領域W4から第2封止領域WP5にスプール55が移行した直後の位置(内端側)にある状態の第3境界S3を示しており、図11には、この第2封止領域WP5からスプール55が第2ロック領域W5に移行する直前の位置(外端側)にある状態の第4境界S4を示している。
図10に示すように、第2封止領域WP5に移行した直後のように、スプール55が第3境界S3にある場合には、第2供給口54bと端部孔部55dとの境界部分(同図のP3)が閉じられるため、ロックポートPLへ作動油は供給されず、このロックポートPLから作動油が排出されないため、ロックポートPLでの作動油の給排が停止する。
更に、電磁ソレノイドVaに供給される電流値が更に増大するに伴い、ロックポートPLでの作動油の給排を停止したまま、図11に示すように、スプール55が第2封止領域WP5のうち第4境界S4まで作動する。この後にスプール55の作動が継続した場合には、直後にロック連通孔41cと、外端位置のランド部55bの外周との境界部分(同図のP4)が開放することになり(スプール55は第2ロック領域W5に達する)、このように開放した場合にはロックポートPLから作動油が排出され、ロック機構Lはロック状態に移行する。
〔作動形態:第2ロック領域〕
スプール55が第2ロック領域W5に設定された場合には、図12に示すように、油圧ポンプPからの作動油がスプール55の中間孔部55cと遅角ポートPBとを介して遅角室Cbに供給される。これと同時に進角室Caの作動油が進角ポートPAと第2ドレン開口53dbを介してドレン流路Dに流れ、外部に排出される。
この第2ロック領域W5では、ロック凹部27の作動油がロックポートPLとからスリーブ53の内部空間に流れ、スプール55の外端(図12で左側の端部)から規制壁44の内周を通過する形態で外部に排出される。
これにより相対回転位相が遅角方向Sbに変位すると共に、相対回転位相が中間ロック位相Mに達した時点で、ロック凹部27にロック部材25が係合してロック状態に移行する。尚、既にロック状態にある場合には中間ロック位相Mが維持される。
〔実施形態の作用効果〕
封止領域を形成したことにより、例えば、相対回転位相を進角方向Saに高速で変位させるために、スプール55を進角領域W2のうち、第1ロック領域W1に近い領域に設定した場合に、例えば、電源電圧が低下していた場合のようにスプール55が意図せずに進角領域W2から外方に超えても、第1封止領域WP1にスプール55が達するだけで、ロック凹部27から作動油が排出されることはない。従って、ロック機構Lが意図せずにロック状態に陥ることはない。
この電磁制御弁Vでは、第2ロック領域W5に隣接する位置に、第2封止領域WP5を形成しており、スプール55を遅角領域W4において設定した場合にも同様にロック機構Lが意図せずにロック状態に陥ることがない。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)実施形態では、進角領域W2より外側と、遅角領域W4より外側とにロック領域(第1ロック領域W1と第2ロック領域W5)を形成していたが、何れか一方にだけロック領域を形成するように電磁制御弁Vを構成する。換言すると、図3においてW1〜W4の領域を備えた電磁制御弁V、またはW2〜W5の領域を備えた電磁制御弁Vであっても良い。このようにスプール55を4つの領域において作動させるように電磁制御弁Vを構成しても誤ロックを防止できる。
(b)実施形態では、内部ロータ30の内部に回転軸芯Xと同軸芯でスプール55を配置する構成となるように電磁制御弁Vを構成していたが、内部ロータ30の外部に電磁制御弁Vを配置において、スプール55の作動域に封止領域を形成することも可能である。更に、この構成の電磁制御弁Vとして、先に説明した別実施形態(a)のように4つの領域にスプール55を作動させるように構成することも可能である。
本発明は、単一のバルブの操作により相対回転位相を制御し、ロック機構を制御する弁開閉時期制御装置に利用することができる。
1 クランクシャフト
5 カムシャフト(吸気カムシャフト)
20 外部ロータ(駆動側回転体)
27 ロック凹部
25 ロック部材
26 ロックスプリング(付勢部材)
30 内部ロータ(従動側回転体)
55 スプール
Ca 進角室
Cb 遅角室
L ロック機構
PA 進角ポート
PB 遅角ポート
PL ロックポート
Va 電磁ソレノイド
Vb バルブユニット
W1 第1ロック領域(進角側ロック領域)
W2 進角領域(位相制御領域)
W3 保持領域
W4 遅角領域(位相制御領域)
W5 第2ロック領域(遅角側ロック領域)
WP1 第1封止領域(進角側封止領域)
WP5 第2封止領域(遅角側封止領域)
X 回転軸芯

Claims (2)

  1. 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、
    前記駆動側回転体の回転軸芯と同軸芯に配置され弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転体と、
    前記駆動側回転体と前記従動側回転体との間に形成される進角室および遅角室と、
    前記駆動側回転体および前記従動側回転体の一方に形成されたロック凹部に対し、付勢部材の付勢力により係合可能なロック部材を前記駆動側回転体および前記従動側回転体の他方に備えることにより、前記駆動側回転体および前記従動側回転体の相対回転位相を最進角と最遅角との間の位相でロック状態に移行可能なロック機構と、
    前記進角室、前記遅角室、前記ロック凹部に対し流体の給排を各別に制御するバルブユニットとを備えると共に、
    前記バルブユニットが、前記進角室に連通する進角ポートと、前記遅角室に連通する遅角ポートと、前記ロック凹部に連通するロックポートとに対する流体の給排を制御するスプールと、前記スプールを作動させる電磁ソレノイドとを備え、
    前記スプールの作動領域が、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記進角ポートまたは前記遅角ポートに流体を供給する位相制御領域と、前記ロックポートから流体を排出する状態で前記進角ポートまたは前記遅角ポートに流体を供給するロック領域と、前記ロックポートを封止する状態で前記進角ポートまたは前記遅角ポートに流体を供給する封止領域とを備えており、
    前記封止領域が、前記位相制御領域と前記ロック領域とに挟まれる領域に配置されている弁開閉時期制御装置。
  2. 前記スプールの前記作動領域が、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記進角ポートおよび前記遅角ポートへの流体の供給を阻止する保持領域を備え、
    前記位相制御領域が、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記進角ポートに流体を供給する進角領域と、前記ロックポートに流体を供給する状態で前記遅角ポートに流体を供給する遅角領域とを、前記保持領域を挟む位置に備え、
    前記ロック領域が、前記進角領域より前記作動領域の外端に配置される進角側ロック領域と、前記遅角領域より前記作動領域の外端に配置される遅角側ロック領域とを備え、
    前記封止領域が、前記進角領域と前記進角側ロック領域とに挟まれる進角側封止領域と、前記遅角領域と前記遅角側ロック領域とに挟まれる遅角側封止領域とを備えている請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
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