JP2019188607A - Liquid container and liquid injection system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液体容器及び液体噴射システムに関する。 The present invention relates to a liquid container and a liquid ejection system.
従来、口部に穴あけ可能な仕切り(スリット等の弱い領域)が設けられたインク容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、開口端面に熱溶着された封止フィルムを備えた液体収容容器が知られている。前記封止フィルムには液体導出部を通過させるための切欠部が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
また、複数のインク供給孔を備えたインクカートリッジが知られている(例えば、特許文献3参照)。
2. Description of the Related Art Conventionally, an ink container having a partition (a weak region such as a slit) that can be pierced at a mouth is known (for example, see Patent Document 1).
There is also known a liquid container including a sealing film thermally welded to an opening end face. The sealing film is provided with a notch for allowing the liquid lead-out portion to pass (see, for example, Patent Document 2).
An ink cartridge having a plurality of ink supply holes is known (see, for example, Patent Document 3).
上記特許文献1及び特許文献2では、仕切りや封止フィルムを、1つの供給孔を有するカートリッジ(インク容器、液体収容容器)に対して適用した形態は開示されているが、特許文献3に示すような複数の供給孔を有するカートリッジに対して適用した形態は開示されていない。ここで、特許文献3に示すように、一のカートリッジに供給孔が複数ある場合、供給孔が一つのみのカートリッジに比べ、仕切りや封止フィルムを破断させながら液体噴射装置に装着させる際に生じる荷重が大きくなる。そこで、複数の供給孔を備えたカートリッジにおいて、液体噴射装置に装着させる際に生じる荷重を低減させる必要がある。 In the above Patent Document 1 and Patent Document 2, a form in which a partition or a sealing film is applied to a cartridge (ink container, liquid container) having one supply hole is disclosed. A form applied to such a cartridge having a plurality of supply holes is not disclosed. Here, as shown in Patent Document 3, when a single cartridge has a plurality of supply holes, compared to a cartridge having only one supply hole, when the partition or the sealing film is broken, the cartridge is mounted on the liquid ejecting apparatus. The resulting load increases. Therefore, it is necessary to reduce the load generated when the cartridge having a plurality of supply holes is mounted on the liquid ejecting apparatus.
本願の液体容器は、2以上の液体導入針が設けられた液体噴射装置に装着される液体容器であって、前記2以上の液体導入針をそれぞれ受け入れる2以上の液体供給口と、前記2以上の液体供給口の開口を塞ぐフィルムと、を有し、前記フィルムには、前記2以上の液体供給口の開口のそれぞれに対応して、同一方向に、カット部が形成されたことを特徴とする。 The liquid container according to the present application is a liquid container to be mounted on a liquid ejecting apparatus provided with two or more liquid introduction needles, and includes two or more liquid supply ports that respectively receive the two or more liquid introduction needles, and the two or more liquid supply ports. A film that closes the opening of the liquid supply port, and the film has a cut portion formed in the same direction corresponding to each of the openings of the two or more liquid supply ports. To do.
上記液体容器では、前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、前記2以上の液体供給口のうち、1の前記液体供給口の外面に、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体噴射装置と当接する一対の当接部が設けられ、前記一対の当接部は、前記Y方向において対向し、前記同一方向は、前記Y方向であることが好ましい。 In the liquid container, when the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction, of the two or more liquid supply ports, one of the liquid supply ports A pair of contact portions that contact the liquid ejecting apparatus when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus are provided on the outer surface, and the pair of contact parts face each other in the Y direction, The same direction is preferably the Y direction.
上記液体容器では、前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、前記2以上の液体供給口のうち、1の前記液体供給口の外面に、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体噴射装置と当接する一対の当接部が設けられ、前記一対の当接部は、前記Y方向において対向し、前記同一方向は、前記X方向であることが好ましい。 In the liquid container, when the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction, of the two or more liquid supply ports, one of the liquid supply ports A pair of contact portions that contact the liquid ejecting apparatus when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus are provided on the outer surface, and the pair of contact parts face each other in the Y direction, The same direction is preferably the X direction.
上記液体容器では、前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体容器は前記液体噴射装置によって前記Y方向に付勢され、前記同一方向は、前記Y方向であることが好ましい。 In the liquid container, when the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction, the liquid container is mounted in the liquid ejecting apparatus in the mounted state. It is preferable that the container is urged in the Y direction by the liquid ejecting apparatus, and the same direction is the Y direction.
上記液体容器では、前記カット部は同一形状であることが好ましい。 In the liquid container, it is preferable that the cut portions have the same shape.
上記液体容器では、前記カット部の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、前記液体導入針の外周長さよりも長いことが好ましい。 In the liquid container, it is preferable that the length of the contour of the figure formed by connecting the outer end portions of the cut portion is longer than the outer peripheral length of the liquid introduction needle.
本願の液体噴射システムは、上記液体容器と、前記液体容器が装着された装着部と、前記装着部に設けられ、前記2以上の液体供給口にそれぞれ挿入された前記2以上の液体導入針と、を備えたことを特徴とする。 The liquid ejecting system of the present application includes the liquid container, a mounting portion on which the liquid container is mounted, the two or more liquid introduction needles provided in the mounting portion and respectively inserted into the two or more liquid supply ports. , Provided.
(第1実施形態)
まず、液体噴射システム90の構成について説明する。
図1は、液体噴射システム90の構成を示す斜視図である。図1には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。図1のXYZ軸は他の図のXYZ軸に対応している。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸を付している。X軸に沿った方向をX方向とし、Y軸に沿った方向をY方向とし、Z軸に沿った方向をZ方向とする。また、X方向の一方の方向を+X方向とし、X方向の他方の方向を−X方向とする。また、Y方向の一方の方向を+Y方向とし、他方の方向を−Y方向とする。また、Z方向の一方の方向を+Z方向とし、他方の方向を−Z方向とする。液体噴射システム90が、X方向とY方向とに平行なXY平面(水平面)に設置された状態において、Z方向は上下方向であり、+Z方向は反重力方向(上方向)であり、−Z方向は重力方向(下方向)である。また、液体噴射システム90において、Y方向が前後方向であり、+Y方向側が前側(手前側)であり、−Y方向側が後側(奥側)である。また、液体噴射システム90において、X方向が幅方向(左右方向)である。
(First embodiment)
First, the configuration of the
FIG. 1 is a perspective view illustrating a configuration of the
液体噴射システム90は、2種類のカートリッジ10,20からなるカートリッジセット5と、液体噴射装置50とを備える。液体噴射システム90では、液体噴射装置50の装着部60に、利用者によって2種類のカートリッジ10,20が着脱可能に装着される。液体噴射装置50は、最大A3サイズぐらいまでの用紙(印刷媒体515)への印刷に対応可能なインクジェットプリンターである。液体噴射装置50は、液体としてのインクを噴射可能なヘッド540を有する。本実施形態では、ヘッド540は、色が異なる4種類のインク(ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク)を噴射可能である。ここで、カートリッジ10を「第1カートリッジ10」ともよび、カートリッジ20を「第2カートリッジ20」ともよぶ。なお、他の実施形態において、装着部60には、第2カートリッジ20のみが着脱可能に装着されてもよい。ここで、第2カートリッジ20は、課題を解決するための手段に記載の「液体容器」に相当する。
The
第1カートリッジ10と第2カートリッジ20とは、X方向に並んで装着部60に装着される。第1カートリッジ10は、1種類のインクを収容する。本実施形態では、第1カートリッジ10はブラックインクを収容する。第2カートリッジ20は、イエローインク、マゼンタインク、シアンインクの3種類のインクを収容する。つまり、第2カートリッジ20は、ヘッド540が射出可能な3種類以上(本実施形態では4種類)のインクから第1カートリッジ10が収容する1種類のインクを除いた残りの種類のインクのうち、複数種類のインクを収容する。ここで、装着部60に装着されるカートリッジの数や種類は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、2つの第1カートリッジ10と1つの第2カートリッジ20を装着部60に装着してもよい。この場合、カートリッジの数に応じて装着部60の構成を変更すればよい。また、第1カートリッジ10と第2カートリッジ20に収容されるインクの種類は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、第2カートリッジ20に他の色(例えば、ライトマゼンタやライトシアン)のインクを収容してもよい。また、第2カートリッジ20は、2種類のインクを収容できる構成であってもよいし、4種類以上のインクを収容できる構成であってもよい。
The
液体噴射装置50は、装着部60の他に、制御部510と、装着部60を有するキャリッジ520と、を備える。キャリッジ520は上述のヘッド540を備える。液体噴射装置50は、装着部60に装着された第1カートリッジ10および第2カートリッジ20から後述する液体導入針640を介してヘッド540にインクを流通させる。ヘッド540に流通したインクは、紙やラベルなどの印刷媒体515に対してヘッド540から吐出(供給)される。これにより、ヘッド540を用いて文字、図形および画像などのデータが印刷媒体515に印刷される。
The
制御部510は、液体噴射装置50の各部を制御する。キャリッジ520は、印刷媒体515に対して相対的に移動可能に構成されている。ヘッド540は、装着部60に装着されたカートリッジ10,20から供給されるインクを印刷媒体515に吐出するインク吐出機構を備える。制御部510とキャリッジ520との間はフレキシブルケーブル517を介して電気的に接続されており、ヘッド540のインク吐出機構は、制御部510からの制御信号に基づいて動作する。
The
本実施形態では、キャリッジ520は、ヘッド540と装着部60とを備える。このように、ヘッド540を移動させるキャリッジ520上の装着部60にカートリッジ10,20が装着される液体噴射装置50のタイプは、「オンキャリッジタイプ」とも呼ばれる。他の実施形態では、キャリッジ520とは異なる部位に、不動の装着部60を構成し、装着部60に装着されたカートリッジ20からのインクを、フレキシブルチューブを介してキャリッジ520のヘッド540に供給しても良い。このようなプリンターのタイプは、「オフキャリッジタイプ」とも呼ばれる。
In the present embodiment, the
液体噴射装置50は、キャリッジ520と印刷媒体515とを相対的に移動させて印刷媒体515に対する印刷を実現するための主走査送り機構および副走査送り機構を備える。液体噴射装置50の主走査送り機構は、キャリッジモーター522および駆動ベルト524を備える。駆動ベルト524を介してキャリッジモーター522の動力をキャリッジ520に伝達することによって、キャリッジ520がX方向に沿って往復移動する。液体噴射装置50の副走査送り機構は、搬送モーター532およびプラテン534を備え、搬送モーター532の動力をプラテン534に伝達することによって、+Y方向に印刷媒体515を搬送する。キャリッジ520が往復移動する方向を主走査方向、印刷媒体515が搬送される方向を副走査方向と呼ぶこともある。本実施形態では、主走査方向はX方向、副走査方向はY方向である。主走査送り機構のキャリッジモーター522、および副走査送り機構の搬送モーター532は、制御部510からの制御信号に基づいて動作する。
The
次に、キャリッジ520の構成について説明する。
図2は、キャリッジ520の第1上面図である。図3は、キャリッジ520の第2上面図である。図4は、キャリッジ520の斜視図である。図2には、装着部60に装着された第1カートリッジ10および第2カートリッジ20も図示している。
Next, the configuration of the
FIG. 2 is a first top view of the
装着部60(図3,図4)は、5つの壁部601,603,604,605,606を有する。これら5つの壁部601,603,604,605,606によって形成された凹部が、カートリッジ10,20を収容するためのカートリッジ収容室602となる。カートリッジ収容室602(図2,図3)は、+X方向側に位置し、第1カートリッジ10を装着するための第1装着部602Wと、−X方向側に位置し、第2カートリッジ20を装着するための第2装着部602Tとを有する。カートリッジ収容室602は、上側(+Z方向側)が開口しており、この開口を介してカートリッジ10,20が装着部60に着脱される。壁部601を「装置側底面601」とも呼ぶ。壁部603を「第1装置側側面603」とも呼ぶ。壁部604を「第2装置側側面604」とも呼ぶ。壁部605を「第3装置側側面605」とも呼ぶ。壁部606を「第4装置側側面606」とも呼ぶ。
The mounting portion 60 (FIGS. 3 and 4) has five
装置側底面601(図4)は、凹形状のカートリッジ収容室602の底面を形成する。第1から第4装置側側面603,604,605,606は、装置側底面601から+Z方向に立ち上がり、凹形状のカートリッジ収容室602の側面を形成する。第1装置側側面603と第2装置側側面604とは、Y方向において対向する。第1装置側側面603は−Y方向側に位置し、第2装置側側面604は+Y方向側に位置する。第3装置側側面605と第4装置側側面606とは、X方向において対向する。第3装置側側面605は+X方向側に位置し、第4装置側側面606は−X方向側に位置する。
The apparatus-side bottom surface 601 (FIG. 4) forms the bottom surface of the concave
装着部60(図4)は、さらに、複数の液体導入針640と、装置側端子を有する複数の接点機構70と、を備える。本実施形態では、複数の液体導入針640は4つ設けられている。4つの液体導入針640を区別して用いる場合は、符号「640A」,「640B」,「640C」,「640D」を用いる。本実施形態では、複数の接点機構70は2つ設けられている。2つの接点機構70を区別して用いる場合は、符号「70A」,「70B」を用いる。 The mounting portion 60 (FIG. 4) further includes a plurality of liquid introduction needles 640 and a plurality of contact mechanisms 70 having device-side terminals. In the present embodiment, four liquid introduction needles 640 are provided. When distinguishing and using the four liquid introduction needles 640, reference numerals “640A”, “640B”, “640C”, and “640D” are used. In the present embodiment, two contact mechanisms 70 are provided. When the two contact mechanisms 70 are distinguished from each other, reference numerals “70A” and “70B” are used.
液体導入針640(図4)は、キャリッジ520(装着部60)内であるカートリッジ収容室602に設けられている。液体導入針640は、内部にインクを流通させる流路を有する。液体導入針640は、カートリッジ10,20の対応する液体供給口180,280(図2)内に挿入される。これにより、カートリッジ10,20に収容されたインクが液体導入針640の内部の流路に導入される。液体導入針640に導入されたインクは、ヘッド540に供給される。
The liquid introduction needle 640 (FIG. 4) is provided in the
液体導入針640(図4)は、装置側底面601から+Z方向に延びる部材であり、基端部645と先端部642とを有する。基端部645は、液体導入針640の−Z方向側端部を形成する。先端部642は、液体導入針640の+Z方向側端部を形成する。先端部642には、カートリッジ10,20から供給されるインクを内部の流路に導入するための導入孔が形成されている。液体導入針640は、Z方向に沿った中心軸Cを有する。
The liquid introduction needle 640 (FIG. 4) is a member extending in the + Z direction from the apparatus-
4つの液体導入針640A〜640D(図3)は、X方向に並んで配置されている。また、4つの液体導入針640A〜640Dは、Y方向について、第2装置側側面604よりも第1装置側側面603に近い位置(つまり、奥側)に配置されている。
The four liquid introduction needles 640A to 640D (FIG. 3) are arranged side by side in the X direction. In addition, the four liquid introduction needles 640A to 640D are arranged at positions closer to the first
3つの液体導入針640A〜640C(図3)は、第2装着部602Tに配置されている。3つの液体導入針640A〜640Cは、それぞれ第2カートリッジ20が有する3つの対応する液体供給口280に挿入される。これにより、3つの液体導入針640A〜640C内には、それぞれ第2カートリッジ20に収容された異なる種類のインクが流通する。本実施形態では、液体導入針640Aにはイエローインクが流通し、液体導入針640Bにはマゼンタインクが流通し、液体導入針640Cにはシアンインクが流通する。液体導入針640Dは、第1カートリッジ10が有する1つの液体供給口180に挿入される。これにより、液体導入針640D内には、第1カートリッジ10に収容されたインク(本実施形態ではブラックインク)が流通する。各液体導入針640A〜640Dに流入したインクは、ヘッド540(図1)に供給される。
The three liquid introduction needles 640A to 640C (FIG. 3) are arranged in the second mounting
接点機構70(図4)は、第1装置側側面603に設けられている。接点機構70Aは、第2カートリッジ20が液体噴射装置50、具体的にはキャリッジ520の装着部60に装着された、装着状態において、第2カートリッジ20の後述する接触部と接触する装置側端子(装置側端子群799)を有する。接点機構70Bは、第1カートリッジ10の装着状態において、第1カートリッジ10の接触部と接触する装置側端子(装置側端子群799)を有する。装置側端子群799と各カートリッジ10,20の接触部とが接触することで、各カートリッジ10,20と制御部510とが電気的に接続されて情報をやり取りできる。
The contact mechanism 70 (FIG. 4) is provided on the first
装着部60は、さらに、装置側係合部632(図4)と、衝突突起638と、を備える。装置側係合部632は、第1装置側側面603に設けられ、かつ、接点機構70よりも+Z方向側に設けられている。装置側係合部632は2つ設けられている。2つの装置側係合部632を区別して用いる場合には、符号「632A」,「632D」を用いる。装置側係合部632は、第1装置側側面603からカートリッジ収容室602側(+Y方向側)に突出する突出片である。第2装着部602Tに設けられた装置側係合部632Aは、第2カートリッジ20の装着状態において、第2カートリッジ20の後述する係合部材を係止する。第1装着部602Wに設けられた装置側係合部632Dは、第1カートリッジ10の装着状態において、第1カートリッジ10の係合部材を係止する。
The mounting
衝突突起638(図3,図4)は、装置側底面601に設けられている。衝突突起638は、装置側底面601から+Z方向に延びる棒状部材である。衝突突起638は、第2カートリッジ20の後述する凹部に挿入される。衝突突起638は、装置側底面601のうちで、Y軸方向について第1装置側側面603よりも第2装置側側面604に近い側(つまり、手前側)に配置されている。衝突突起638は、第2カートリッジ20が装着部60に装着される過程において、第2カートリッジ20に設けられた後述するシール部材(封止フィルム)と衝突する。これにより、利用者に対して、シール部材が第2カートリッジ20から取り外されていないことを報知できる。衝突突起638は、第2カートリッジ20の装着過程において、シール部材を突き破ることがないような形状であることが好ましい。具体的には、衝突突起638の先端部(+Z方向側端部)639は尖っていない形状であることが好ましい。例えば、衝突突起638の先端部639は、平面や、上側に凸状の曲面を形成していることが好ましい。
The collision protrusion 638 (FIGS. 3 and 4) is provided on the apparatus-
図5は、キャリッジ520の断面図であり、図2におけるA−A断面図である。図5に示すように、ヘッド540は、第1種射出口部544Dと、複数(本実施形態では3つ)の第2種射出口部544A,544B,544Cと、内部流路FLA,FLB,FLC,FLDと、を有する。第1種射出口部544Dは、内部流路FLDを介して、1種類のインク(本実施形態ではブラックインク)を収容する第1カートリッジ10の液体収容部100と連通する。第1種射出口部544Dは、第1カートリッジ10が収容する第1種類のインクを射出する。第2種射出口部544Aは、内部流路FLAを介して、第2カートリッジ20の液体収容部200Aと連通する。第2種射出口部544Bは、内部流路FLBを介して、第2カートリッジ20の液体収容部200Bと連通する。第2種射出口部544Cは、内部流路FLCを介して、第2カートリッジ20の液体収容部200Cと連通する。液体収容部200Aはイエローインクを収容し、液体収容部200Bはマゼンタインクを収容し、液体収容部200Cはシアンインクを収容する。つまり、第2種射出口部544A〜544Cは、第2カートリッジ20が収容する複数種類のインクごとに設けられ、複数種類のインクの対応するそれぞれのインクを射出する。
5 is a cross-sectional view of the
第1カートリッジ10の装着部60への装着状態では、第1カートリッジ10の液体供給口180内に液体導入針640Dが挿入される。これにより、液体導入針640Dを介して液体収容部100からヘッド540にブラックインクが供給される。液体収容部100は、インクを保持(吸収)するための液体吸収体を有していない。つまり、第1カートリッジ10は直液タイプのカートリッジである。液体収容部100内には、液体収容部100と液体供給口180とを接続する流路を開閉するための弁機構150が配置されている。弁機構150は、下流側の負圧が所定の大きさになったときに開く。なお、液体収容部100は大気と連通しており、インクの消費に伴って液体収容部100に大気が導入される。
In the mounting state of the
第2カートリッジ20の装着部60への装着状態では、第2カートリッジ20の各液体供給口280内に対応する液体導入針640が挿入される。これにより、液体導入針640を介して液体収容部200からヘッド540にイエローインク、マゼンタインク、シアンインクが供給される。第2カートリッジ20は、3種類のインクをそれぞれ収容する複数(本実施形態では3つ)の液体収容部200を有する。3つの液体収容部200を区別して用いる場合は、符号「200A」,「200B」,「200C」を用いる。3つの液体収容部200A〜200Cは、仕切壁22,23によって互いのインクが混じり合わないように区画されている。液体収容部200Aにはイエローインクが収容され、液体収容部200Bにはマゼンタインクが収容され、液体収容部200Cにはシアンインクが収容されている。3つの液体収容部200A〜200Cは、それぞれ液体吸収体(液体保持部材)299を収容している。液体吸収体299は、所定の毛管力によってインクを保持(吸収)するための部材であり、例えばウレタンフォームのような発泡性部材でも、ポリプロピレンを繊維状に加工したものを束ねた繊維部材であってもよい。各液体吸収体299は、各液体収容部200A〜200C内の概ね全域に配置されている。各液体収容部200A〜200Cには、液体収容部100と異なり弁機構150が設けられていない。第2カートリッジ20では、液体収容部200A〜200C内の負圧が液体吸収体299の毛管力によって維持されるため、弁機構150は不要である。なお、各液体収容部200A〜200Cはそれぞれ、上流側部分が大気と連通しており、インクの消費に伴って各液体収容部200A〜200Cには大気が導入される。なお、第2カートリッジ20は、液体収容部200A〜200Cのインクをヘッド540に供給できれば、他のタイプ(例えば、直液タイプ)であってもよい。
In a mounting state of the
液体供給口180,280A〜280Cの内部にはそれぞれ、弁機構284が配置されている。弁機構284は、液体供給口180,280の内部流路を開閉する。カートリッジ10,20の装着状態では液体導入針640によって弁機構284が開状態となり、装着前の状態では弁機構284は閉状態となる。
A
次に、第2カートリッジ20の構成について説明する。
図6は、第2カートリッジ20の第1斜視図である。図7は、第2カートリッジ20の第2斜視図である。図8は、第2カートリッジ20の底面図である。第2カートリッジ20の装着部60への装着方向は−Z方向であり、取り外し方向は+Z方向である。
Next, the configuration of the
FIG. 6 is a first perspective view of the
図6および図7に示すように、第2カートリッジ20の外観形状は略直方体形状である。第2カートリッジ20は、外殻を形成する筐体21と、筐体21の内部に設けられた複数(本実施形態では3つ)の液体収容部200A,200B,200C(図5,図7)とを備える。
As shown in FIGS. 6 and 7, the external shape of the
筐体21は、6つの面を備える。6つの面は、底面201、上面202、前面(第1側面)204、背面(第2側面)203、左側面(第3側面)205、右側面(第4側面)206である。各面201〜206は、平面状である。なお、平面状とは、面全域が完全に平坦である場合と、面の一部に凹凸を有する場合を含む。つまり、面の一部に多少の凹凸があっても良い。各面201〜206の平面視における外形は、いずれも略長方形である。
The housing | casing 21 is provided with six surfaces. The six surfaces are a
3つの液体収容部200A,200B,200Cは、上述のごとく、液体噴射装置50に供給するための3種類のインク(イエローインク、マゼンタインク、シアンインク)を収容する。3種類のインクは、それぞれ染料インクである。
As described above, the three liquid storage units 200A, 200B, and 200C store three types of ink (yellow ink, magenta ink, and cyan ink) to be supplied to the
図6に示すように、底面201と上面202とはZ方向において対向する。底面201は−Z方向側に位置し、上面202は+Z方向側に位置する。装着状態において底面201は、装着部60の装置側底面601(図4)と向かい合う。底面201および上面202は、装着状態において水平な面である。底面201および上面202は、前面204,背面203,左側面205,右側面206と略直角に交差する。底面201および上面202は、X方向とY方向に平行な面である。底面201および上面202は、Z方向と直交する面である。X方向とY方向に平行な面(Z方向と直交する面)をXY平面としたとき、底面201および上面202は、XY平面に平行な面である。
As shown in FIG. 6, the
図8に示すように、前面204と背面203とはY方向において対向する。前面204は+Y方向側(正面側,手前側)に位置し、背面203は−Y方向側(奥側)に位置する。前面204および背面203は、装着状態において垂直な面である。前面204および背面203は、底面201(図6),上面202(図6),左側面205,右側面206と略直角に交差する。前面204および背面203は、X方向とZ方向に平行な面である。
As shown in FIG. 8, the
左側面205と右側面206とはX方向において対向する。左側面205は+X方向側に位置し、右側面206は−X方向側に位置する。左側面205および右側面206は、底面201,上面202,前面204,背面203と略直角に交差する。左側面205および右側面206は、Y方向とZ方向に平行な面である。
The
図7に示すように、第2カートリッジ20は、背面203上に、回路基板400と係合部材230とを有する。回路基板400の表面400faには複数(本実施形態では9つ)のカートリッジ側端子499が配置されている。各カートリッジ側端子499の略中央には、装着状態において、装置側端子群799の端子と接触する接触部cpが形成されている。また、回路基板400の裏面には、図示しない記憶装置が配置されている。記憶装置は、第2カートリッジ20に関する情報を格納する。第2カートリッジ20に関する情報としては、例えば、収容するインクの種類を表す情報、収容するインクの量を表す情報、インクの消費量を表す情報、第2カートリッジ20の製造年月日を表す情報がある。
As shown in FIG. 7, the
レバーとしての係合部材230は、装着状態において装置側係合部632A(図4)と係合するカートリッジ側係合部235とを有する。係合部材230は、第1端部231を中心として、第2端部232側が背面203に近づいたり遠ざかったりするように、Y方向成分を有する方向に弾性変形する。第2端部232が背面203側に近づくように押されて、カートリッジ側係合部235が背面203側に変位することで、装置側係合部632Aとカートリッジ側係合部235との係合が解除される。
The engaging
第2カートリッジ20(図6)は、底面201に設けられた、複数の液体供給口280と、複数の凹部219と、を備える。液体供給口280は、底面201から−Z方向に突出する。
The second cartridge 20 (FIG. 6) includes a plurality of
3つの液体供給口280A,280B,280Cは、底面201上の、前面204よりも背面203に近い位置に配置されている。3つの液体供給口280A,280B,280Cのそれぞれは、円筒形状である。3つの液体供給口280A,280B,280Cはそれぞれ、Z方向に沿った中心軸CM,CC,CNを有する。中心軸CM,CC,CNを区別せず用いる場合は「中心軸CX」を用いる。
The three
第2装着部602Tに装着される前の第2カートリッジ20では、液体供給口280の開口288がフィルムFMで塞がれている。フィルムFMは、第2装着部602Tに第2カートリッジ20が装着されるときに、液体導入針640A,640B,640Cによって破られるように構成されている。なお、フィルムFMの詳細な構成は後述する。
In the
液体供給口280Aは、イエローインクを収容する液体収容部200Aと連通し、液体収容部200Aのイエローインクを液体導入針640Aに供給する。液体供給口280Bは、マゼンタインクを収容する液体収容部200Bと連通し、液体収容部200Bのマゼンタインクを液体導入針640Bに供給する。液体供給口280Cは、シアンインクを収容する液体収容部200Cと連通し、液体収容部200Cのシアンインクを液体導入針640Cに供給する。
The
複数の凹部219(図6,図8)は、複数(本実施形態では3つ)の第1凹部215と、第2凹部218とを有する。第1凹部215と第2凹部218とは、底面201のうちで、背面203よりも前面204に近い位置に配置されている。本実施形態では、第1凹部215と第2凹部218とは、底面201のうちで、前面204近傍に配置されている。
The plurality of recesses 219 (FIGS. 6 and 8) have a plurality (three in this embodiment) of
3つの第1凹部215を区別して用いる場合は、符号「215A」,「215B」,「215C」を用いる。第1凹部215と第2凹部218とはそれぞれ、底面201から凹んだ形状であり、第2カートリッジ20の装着部60への装着方向(−Z方向)に向かって開口している。第1凹部215の底面(+Z方向側の面)は貫通孔を有しており、この貫通孔が筐体21内の大気用流路217(図6)に接続されている。これにより、第1凹部215は、液体収容部200と連通する。
When distinguishing and using the three 1st recessed
第1凹部215A,215B,215Cは、複数(本実施形態では3つ)の液体収容部200A,200B,200Cのそれぞれに対応して設けられ、液体収容部200A,200B,200Cのそれぞれと大気とを連通させる。具体的には、シール部材SHが筐体21から取り剥がされることで、第1凹部215が大気に開放される。これにより、液体収容部200が大気と連通する。第1凹部215Aは、筐体21内に形成された大気用流路217Aを介して、液体収容部200Aと大気とを連通させる。第1凹部215Bは、筐体21内に形成された大気用流路217Bを介して、液体収容部200Bと大気とを連通させる。第1凹部215Cは、筐体21内に形成された大気用流路217Cを介して、液体収容部200Cと大気とを連通させる。3つの第1凹部215A,215B,215Cは、一方向に並んで配置されている。本実施形態において、一方向は、第2カートリッジ20の幅方向(X方向)である。
The first recesses 215A, 215B, and 215C are provided corresponding to each of a plurality (three in this embodiment) of the liquid storage portions 200A, 200B, and 200C, and each of the liquid storage portions 200A, 200B, and 200C and the atmosphere. To communicate. Specifically, the
第2凹部218は、複数の液体収容部200A,200B,200Cとは連通していない。つまり、第2凹部218は、第2カートリッジ20の装着方向(−Z方向)側のみが開口している。第2凹部218は、第2カートリッジ20が装着部60に装着された装着状態のときに、衝突突起638(図3)を受け入れる。第2凹部218は、複数の第1凹部215A,215B,215Cの間に配置されている。本実施形態では、第1凹部215Bと第1凹部215Cとの間に配置されている。また、本実施形態では、第2凹部218は、第2カートリッジ20の幅方向(X方向)について、第2カートリッジ20の中央を含む領域に配置されている。
The
第2カートリッジ20が装着部60に装着される前の装着前状態において、底面201には、複数の凹部219を覆うシール部材SH(図6)が取り付けられている。シール部材SHは、非通気性の薄膜状のフィルムである。シール部材SHは、装着前状態において第1凹部215(詳細には、第1凹部215の−Z方向側の開口)を覆うことで、第1凹部215の開口を封止する。これにより、外気が第1凹部215から筐体21内に取り込まれることを防止できるので、液体収容部200が大気と連通することを抑制できる。また、シール部材SHは、装着前状態において第2凹部218(詳細には、第2凹部218の−Z方向側の開口218s)を覆って、開口218sを塞ぐ。シール部材SHは、底面201のうちで、背面203よりも前面204に近い位置に配置されている。
In the pre-mounting state before the
シール部材SHは、底面201に対して剥離可能に取り付けられている。具体的には、シール部材SHは熱溶着によって、底面201のうち第1凹部215と第2凹部218を取り込む部分に取り付けられている。シール部材SHのうち、底面201に取り付けられた部分を、単に「取付部分(溶着部分)」ともよぶ。この取付部分は、第2カートリッジ20を装着部60に装着する過程(装着過程)において、衝突突起638によってシール部材SHが第2凹部218内に押し込まれることで破断するように構成されている。例えば、衝突突起638によってシール部材SHが押し込まれたときに、シール部材SHが衝突突起638に突き破られる前に、取付部分が破断するように熱溶着の程度を設定すればよい。
The seal member SH is detachably attached to the
次に、フィルムFMの詳細な構成について説明する。
図8に示すように、フィルムFMは、複数(本実施形態では3つ)の液体供給口280の開口288を塞ぐものである。本実施形態では、一枚のフィルムFMで3つの液体供給口280の開口288を塞いでいる。
フィルムFMは多層構造を成している。本実施形態のフィルムFMは、ポリプロピレン(PP)から成る第1樹脂薄膜層とポリエチレンテレフタレート(PET)からなる第2樹脂薄膜層とで構成されている。なお、第1樹脂薄膜層と第2樹脂薄膜層との間には接着層が形成されている。そして、液体供給口280と第1樹脂薄膜層(PP)とが熱溶着によって接着され、開口288が封止される。従って、第2装着部602Tに第2カートリッジ20が装着されるときには、液体導入針640とフィルムFMの第2樹脂薄膜層(PET)とが対向する。
Next, a detailed configuration of the film FM will be described.
As shown in FIG. 8, the film FM closes the
The film FM has a multilayer structure. The film FM of the present embodiment includes a first resin thin film layer made of polypropylene (PP) and a second resin thin film layer made of polyethylene terephthalate (PET). An adhesive layer is formed between the first resin thin film layer and the second resin thin film layer. And the
フィルムFMには、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応して、同一方向に、カット部701が形成されている。本実施形態にかかるカット部701は、フィルムFMにおいて他の領域の厚みよりも厚みが薄い領域を有する部分である。換言すれば、カット部701は、フィルムFMの厚みの方向においてフィルムFMの一部に溝を形成した部分、例えば、スリットである。詳細には、カット部701は、フィルムFMの第2樹脂薄膜層(PET)に形成されている。従って、液体供給口280の開口288は、主に第1樹脂薄膜層(PP)によって封止される。なお、カット部701は、例えば、レーザー光の照射によって形成される。
Cut
そして、本実施形態のカット部701は、単一(一つ)のスリットからなり、一直線状に形成されている。また、カット部701の中心部(一直線状のスリットの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着する際、フィルムFMと液体導入針640とが接触すると、カット部701を基点としてフィルムFMが破断される。すなわち、カット部701は、フィルムFMの他の部分よりも厚みが薄いため、容易に切り裂くことができる。従って、複数の液体供給口280を有する第2カートリッジ20を装着部60(液体導入針640)に装着する際の荷重を低減することができる。
And the
Accordingly, when the film FM and the liquid introduction needle 640 come into contact with each other when the
なお、本実施形態にかかる同一方向とは、各液体供給口280に対応する各カット部701を比較した場合、各カット部701の少なくとも一部が同じ方向成分を有していればよい。なお、図8の例では、各液体供給口280に対応する各カット部701は、X方向に向けて形成されている。
Note that the same direction according to the present embodiment means that when the
ここで、図6及び図7に示すように、第2カートリッジ20には、液体噴射装置50の装着部60と当接する一対の当接部801a,801bが設けられている。当該一対の当接部801a,801bは、1の液体供給口280(本実施形態では液体供給口280B)の外面に形成され、一対の当接部801a,801bは、Y方向において対向している。そして、図4に示すように、当接部801aは、装着部60に設けられた被当接部811aに当接し、当接部801bは、被当接部811bに当接する。これにより、装着部60における第2カートリッジ20の装着位置がY方向において規制される。
なお、この場合、本実施形態のカット部701の同一方向は、X方向となる。すなわち、第2カートリッジ20を位置決めするための規制方向(Y方向)とカット部701の方向(X方向)とが交差した状態となる。これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着する際、液体導入針640の先端は、カット部701の周辺に当接したときに、カット部701を基点としてフィルムFMが破断されるため、比較的小さな荷重でフィルムFMを破断させながら液体導入針640を液体供給口280に挿入させることができる。
Here, as shown in FIGS. 6 and 7, the
In this case, the same direction of the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図9は他のフィルムFMの構成を示すための第2カートリッジ20の第1底面図である。
図9に示すように、第2カートリッジ20のフィルムFMのカット部702は、単一(一つ)のスリットからなり、一直線状に形成されている。そして、フィルムFMのカット部702の同一方向は、Y方向である。すなわち、第2カートリッジ20を位置決めするための規制方向(Y方向)とカット部702の方向(Y方向)とがほぼ一致する。また、カット部702の中心部(一直線状のスリットの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着する際、液体導入針640の先端は、カット部702の一部に接触しやすくなり、当該一部に当接したときに、カット部702を基点としてフィルムFMが破断されるため、比較的小さな荷重でフィルムFMを破断させながら液体導入針640を液体供給口280に挿入させることができる。なお、図9において、フィルムFMのカット部702以外の構成は上記第1実施形態の構成を同様なので説明を省略する。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 9 is a first bottom view of the
As shown in FIG. 9, the
さて、本実施形態の第2カートリッジ20では、上記したY方向の位置ずれを規制するための当接部801a,801bに加え、装着部60における第2カートリッジ20のX方向の位置ずれを規制するための当接部802a,802bが設けられている。
具体的には、図7に示すように、第2カートリッジ20には、液体噴射装置50の装着部60と当接する一対の当接部802a,802bが設けられている。当該一対の当接部802a,802bは、背面203の回路基板400の上方に設けられた突出部820の側面(突出部820の左側面205及び右側面206のそれぞれに平行な面)に形成された凸部である。一対の当接部802a,802bは、X方向において対向している。そして、図4に示すように、当接部802aは、装着部60に設けられた被当接部812aに当接し、当接部802bは、被当接部812bに当接する。これにより、装着部60における第2カートリッジ20の装着位置がX方向において規制される。
Now, in the
Specifically, as shown in FIG. 7, the
なお、この場合、図8の例では、カット部701の同一方向は、X方向であり、位置決めされる規制方向(X方向)とカット部701の方向(X方向)とがほぼ一致する。一方、図9の例では、カット部702の同一方向は、Y方向であり、位置決めされる規制方向(X方向)とカット部702の方向(Y方向)とが交差した状態となる。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
In this case, in the example of FIG. 8, the same direction of the
また、図8及び図9に示すように、各液体供給口280に対応するカット部701,702の形状は同一形状である。すなわち、カット部701,702は、それぞれ同一方向に形成され、かつ、同一形状である。このように構成することで、液体導入針640に対して、いずれの液体供給口280のカット部701,702も同程度の小さな荷重で装着部60に装着させることができる。
As shown in FIGS. 8 and 9, the shapes of the
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。 As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
複数の液体供給口280を有する第2カートリッジ20において、各液体供給口280はカット部701,702を有するフィルムFMによって塞がれる。そして、第2カートリッジ20を液体噴射装置50の装着部60に装着する際、液体導入針640はカット部701,702を基点としてフィルムFMを破断する。ここで、各液体供給口280に設けられたカット部701,702は同一方向に形成される。従って、液体導入針640との接触によって容易にカット部701,702を引き裂くことができる。すなわち、複数の液体供給口280を有する第2カートリッジ20を液体噴射装置50(液体導入針640,装着部60)に装着する際の荷重を低減させることができる。
In the
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、フィルムFMの構成について主に説明する。フィルムFM以外の構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図10は、本実施形態にかかるフィルムFMの構成を示す平面図である。図10では、複数の液体供給口280のうち1つの液体供給口280に対応するカット部703を示しており、他の液体供給口280のカット部703は省略している。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described.
In the present embodiment, the configuration different from the first embodiment, that is, the configuration of the film FM will be mainly described. Since the configuration other than the film FM is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted.
FIG. 10 is a plan view showing the configuration of the film FM according to the present embodiment. In FIG. 10, the
図10に示すように、本実施形態のフィルムFMにかかるカット部703は、複数のスリットから構成されている。
具体的には、カット部703は、X方向に一直線状を成す第1スリット703aと、第1スリット703aの−X方向端部に接続し、Y方向に一直線状を成す第2スリット703bと、第1スリット703aの+X方向端部に接続し、Y方向に一直線状を成す第3スリット703cと、を備えている。カット部703の中心部(第1スリット703aの長さの半分の距離の位置)は、開口288のほぼ中心部と一致している。
As shown in FIG. 10, the
Specifically, the
ここで、例えば、第1スリット703aを開口288近傍までより長く形成してしまうと、液体供給口280とフィルムFMとを溶着ヒーター等で熱溶着した際、第1スリット703aが伸ばされ、また、伸ばされた第1スリット703aの端部から第1樹脂薄膜層(PP)が溶け出して、溶着ヒーターに付着してしまう等の不具合が生じる場合がある。このため、第1スリット703aの伸びを低減するため、第1スリット703aの端部であって、第1スリット703aの形成方向(X方向)と交差する方向(Y方向)に第2スリット703b及び第3スリット703cを形成する。これにより、溶着時の第1スリット703aの伸びは第2スリット703b及び第3スリット703cによって阻害されるため、第1スリット703aの伸びを低減させることができる。
Here, for example, if the
本実施形態のフィルムFMは、カット部703の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
カット部703の外側の端部とは、第2スリット703bにおける端部703ba及び端部703bbと第3スリット703cにおける端部703ca及び端部703cbとが該当する。
カット部703の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形とは、図10に示すように、端部703baと端部703caとを直線で繋いだ仮想線VL1(図中では破線で記載)と、端部703bbと端部703cbとを直線で繋いだ仮想線VL2(図中では破線で記載)と、第2スリット703bと、第3スリット703cと、を繋いで形成された図形である。本実施形態の例では、略長方形である。
図形の輪郭の長さとは、上記形成された図形(略長方形)の辺の全長であり、仮想線VL1の長さと、仮想線VL2の長さと、第2スリット703bの長さと、第3スリット703cの長さと、を積算した長さをいう。本実施形態では、図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。
The film FM of the present embodiment is formed such that the length of the contour of the figure formed by connecting the outer end portions of the
The outer end portion of the
As shown in FIG. 10, the figure formed by connecting the outer ends of the
The length of the contour of the figure is the total length of the side of the formed figure (substantially rectangular), the length of the virtual line VL1, the length of the virtual line VL2, the length of the
これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、液体導入針640によってフィルムFMが引き裂かれるが、カット部703の外側の端部703ba,703bb,703ca,703cbを繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長いため、フィルムFMは容易に切り裂かれて、円滑に液体導入針640が挿入される。なお、例えば、カット部703の外側の端部703ba,703bb,703ca,703cbを繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも短い場合には、液体導入針640がフィルムFMに挿入される際、液体導入針640の周面とフィルムFMとの接触摩擦が顕著に生じてしまう。しかしながら、本実施形態によれば、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Thus, when the
本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部703は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部703の一部を成す第1スリット703aがそれぞれX方向に沿って形成されている。各カット部703の一部を成す第1スリット703aの形成方向がY方向であってもよい。各液体供給口280の開口288に対応するカット部703の形状は同一形状である。
The film FM of this embodiment closes the
本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図11は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図11に示すように、フィルムFMにかかるカット部704は、複数のスリットから構成されている。具体的には、カット部704は、X方向に一直線状を成す第1スリット704aと、第1スリット704aの−X方向端部に接続し、−Y方向成分及び−X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第2スリット704bと、第1スリット704aの−X方向端部に接続し、+Y方向成分及び−X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第3スリット704cと、第1スリット704aの+X方向端部に接続し、−Y方向成分及び+X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第4スリット704dと、第1スリット704aの+X方向端部に設けられ、+Y方向成分及び+X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第5スリット704eと、を備えている。また、カット部704の中心部(第1スリット704aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
The configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 11 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 11, the
ここで、第2スリット704b、第3スリット704c、第4スリット704d及び第5スリット704eは、上記同様に、フィルムFMの溶着時における第1スリット704aの伸びを防止するためのスリットである。
Here, the
また、本実施形態のフィルムFMは、カット部704の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、カット部704の外側の端部とは、第2スリット704bにおける端部704baと、第3スリット704cにおける端部704cbと、第4スリット704dにおける端部704dcと、第5スリット704eにおける端部704edと、が該当する。
また、カット部704の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形とは、図11に示すように、端部704baと端部704dcとを直線で繋いだ仮想線VL3(図中では破線で記載)と、端部704cbと端部704edとを直線で繋いだ仮想線VL4(図中では破線で記載)と、第2スリット704bと、第3スリット704cと、第4スリット704dと、第5スリット704eと、を繋いで形成された図形である。
そして、図形の輪郭の長さとは、上記形成された図形の辺の全長であり、仮想線VL3の長さと、仮想線VL4の長さと、第2スリット704bの長さと、第3スリット704cの長さと、第4スリット704dの長さと、第5スリット704eの長さと、を積算した長さをいう。そして、本実施形態では、図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。
In addition, the film FM of the present embodiment is formed such that the contour length of the figure formed by connecting the outer end portions of the
Here, the outer end portion of the
Further, as shown in FIG. 11, the figure formed by connecting the outer end portions of the
The length of the contour of the figure is the total length of the side of the figure formed above, the length of the virtual line VL3, the length of the virtual line VL4, the length of the
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部704は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部704の一部を成す第1スリット704aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部704の一部を成す第1スリット704aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部704の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図12は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図12に示すように、フィルムFMにかかるカット部705は、複数のスリットから構成されている。具体的には、カット部705は、X方向に一直線状を成す第1スリット705aと、第1スリット705aの−X方向端部に接続し、−Y方向成分及び+X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第2スリット705bと、第1スリット705aの−X方向端部に接続し、+Y方向成分及び+X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第3スリット705cと、第1スリット705aの+X方向端部に接続し、−Y方向成分及び−X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第4スリット705dと、第1スリット705aの+X方向端部に設けられ、+Y方向成分及び−X方向成分を有する方向に向けて一直線状を成す第5スリット705eと、を備えている。また、カット部705の中心部(第1スリット705aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 12 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 12, the
ここで、第2スリット705b、第3スリット705c、第4スリット705d及び第5スリット705eは、上記同様に、フィルムFMの溶着時における第1スリット705aの伸びを防止するためのスリットである。
Here, the
また、本実施形態のフィルムFMは、カット部705の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、カット部705の外側の端部とは、第2スリット705bにおける端部705baと、第3スリット705cにおける端部705cbと、第4スリット705dにおける端部705dcと、第5スリット705eにおける端部705edと、が該当する。
また、カット部705の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形とは、図12に示すように、端部705baと端部705dcとを直線で繋いだ仮想線VL5(図中では破線で記載)と、端部705cbと端部705edとを直線で繋いだ仮想線VL6(図中では破線で記載)と、第2スリット705bと、第3スリット705cと、第4スリット705dと、第5スリット705eと、を繋いで形成された図形である。
そして、図形の輪郭の長さとは、上記形成された図形の辺の全長であり、仮想線VL5の長さと、仮想線VL6の長さと、第2スリット705bの長さと、第3スリット705cの長さと、第4スリット705dの長さと、第5スリット705eの長さと、を積算した長さをいう。そして、本実施形態では、図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。
Further, the film FM of the present embodiment is formed such that the contour length of the figure formed by connecting the outer end portions of the
Here, the outer end portion of the
Further, as shown in FIG. 12, the figure formed by connecting the outer end portions of the
The length of the contour of the figure is the total length of the side of the figure formed above, the length of the virtual line VL5, the length of the virtual line VL6, the length of the
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部705は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部705の一部を成す第1スリット705aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部705の一部を成す第1スリット705aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部705の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図13は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図13に示すように、フィルムFMにかかるカット部706は、複数のスリットから構成されている。具体的には、カット部706は、X方向に一直線状を成す第1スリット706aと、第1スリット706aの中心部(第1スリット706aの半分の距離の位置)を通り、Y方向に一直線状を成す第2スリット706bと、第1スリット706aの中心部を通り、第1スリット706aに対して約45°で交差する方向に一直線状を成す第3スリット706cと、第1スリット706aの中心部を通り、第3スリット706cに対して約90°交差する方向に一直線状を成す第4スリット706dと、を備えている。また、カット部706の中心部(第1スリット706aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 13 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 13, the
そして、本実施形態のフィルムFMは、カット部706の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、カット部706の外側の端部とは、第1スリット706aにおける端部706aa及び端部706abと、第2スリット706bにおける端部706bc及び端部706bdと、第3スリット706cにおける端部706ce及び端部706cfと、第4スリット706dにおける端部706dg及び端部706dhと、が該当する。
And the film FM of this embodiment is formed so that the length of the outline of the figure formed by connecting the outer edge part of the
Here, the outer end portion of the
また、カット部706の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形とは、図13に示すように、端部706aaと端部706ceとを直線で繋いだ仮想線VL7と、端部706ceと端部706bcとを直線で繋いだ仮想線VL8と、端部706bcと端部706dgとを直線で繋いだ仮想線VL9と、端部706dgと端部706abとを直線で繋いだ仮想線VL10と、端部706abと端部706cfとを直線で繋いだ仮想線VL11と、端部706cfと端部706bdとを直線で繋いだ仮想線VL12と、端部706bdと端部706dhとを直線で繋いだ仮想線VL13と、端部706dhと端部706aaとを直線で繋いだ仮想線VL14と、を繋いで形成された図形である。なお、上記仮想線は全て直線である。
Further, as shown in FIG. 13, the figure formed by connecting the outer end portions of the
そして、図形の輪郭の長さとは、上記形成された図形の辺の全長であり、仮想線VL7から仮想線VL14の各長さの積算をいう。そして、本実施形態では、図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。 The length of the contour of the graphic is the total length of the side of the graphic formed as described above, and is the sum of the lengths of the virtual line VL7 to the virtual line VL14. In this embodiment, the length of the contour of the figure is longer than the outer peripheral length of the liquid introduction needle 640.
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部706は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部706の一部を成す第1スリット706aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部706の一部を成す第1スリット706aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部706の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図14は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図14に示すように、フィルムFMにかかるカット部707は、複数のスリットから構成されている。具体的には、カット部707は、X方向に一直線状を成す第1スリット707aと、第1スリット706aの中心部(第1スリット706aの半分の距離の位置)を通り、Y方向に一直線状を成す第2スリット707bと、第1スリット707aの中心部を通り、第1スリット707aに対して約30°で交差する方向に一直線状を成す第3スリット707cと、第1スリット707aの中心部を通り、第3スリット707cに対して約30°で交差する方向に一直線状を成す第4スリット707dと、第1スリット707aの中心部を通り、第2スリット707bに対して約30°で交差する方向に一直線状を成す第5スリット707eと、第1スリット707aの中心部を通り、第5スリット707eに対して約30°で交差する方向に一直線状を成す第6スリット707fと、を備えている。また、カット部707の中心部(第1スリット707aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 14 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 14, the
そして、本実施形態のフィルムFMは、カット部707の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、カット部707の外側の端部とは、第1スリット707aにおける端部707aa及び端部707abと、第2スリット707bにおける端部707bc及び端部707bdと、第3スリット707cにおける端部707ce及び端部707cfと、第4スリット707dにおける端部707dg及び端部707dhと、第5スリット707eにおける端部707ei及び端部707ejと、第6スリット707fにおける端部707fk及び端部707flと、が該当する。
And the film FM of this embodiment is formed so that the length of the outline of the figure formed by connecting the outer edge part of the
Here, the outer end portion of the
また、カット部707の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形とは、図14に示すように、端部707aaと端部707ceとを直線で繋いだ仮想線VL15と、端部707ceと端部707dgとを直線で繋いだ仮想線VL16と、端部707dgと端部707bcとを直線で繋いだ仮想線VL17と、端部707bcと端部707eiとを直線で繋いだ仮想線VL18と、端部707eiと端部707fkとを直線で繋いだ仮想線VL19と、端部707fkと端部707abとを直線で繋いだ仮想線VL20と、端部707abと端部707cfとを直線で繋いだ仮想線VL21と、端部707cfと端部707dhとを直線で繋いだ仮想線VL22と、端部707dhと端部707bdとを直線で繋いだ仮想線VL23と、端部707bdと端部707ejとを直線で繋いだ仮想線VL24と、端部707ejと端部707flとを直線で繋いだ仮想線VL25と、端部707flと端部707aaとを直線で繋いだ仮想線VL26と、を繋いで形成された図形である。なお、上記仮想線は全て直線である。
Further, as shown in FIG. 14, the figure formed by connecting the outer end portions of the
そして、図形の輪郭の長さとは、上記形成された図形の辺の全長であり、仮想線VL15から仮想線VL26の各長さの積算をいう。そして、本実施形態では、図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。 The length of the contour of the figure is the total length of the side of the figure formed as described above, and is the sum of the lengths of the virtual line VL15 to the virtual line VL26. In this embodiment, the length of the contour of the figure is longer than the outer peripheral length of the liquid introduction needle 640.
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部707は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部707の一部を成す第1スリット707aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部707の一部を成す第1スリット707aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部707の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図15は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図15に示すように、フィルムFMにかかるカット部708は、複数のスリットから構成されている。具体的には、カット部708は、+Y方向に凸状に湾曲した曲線を有する第1スリット708aと、第1スリット708aに対向して配置され、−Y方向に凸状に湾曲した曲線を有する第2スリット708bと、を備えている。また、カット部708の中心部(第1スリット708a及び第2スリット708bのそれぞれの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 15 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 15, the
そして、本実施形態のフィルムFMは、カット部708の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、カット部708の外側の端部とは、第1スリット708aにおける端部708aa及び端部708abと、第2スリット708bにおける端部708bc及び端部708bdと、が該当する。
また、カット部708の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形とは、図15に示すように、端部708aaと端部708bcとを直線で繋いだ仮想線VL27と、端部708bcと端部708bdとを直線で繋いだ仮想線VL28と、端部708bdと端部708abとを直線で繋いだ仮想線VL29と、端部708abと端部708aaとを直線で繋いだ仮想線VL30と、を繋いで形成された図形である。
And the film FM of this embodiment is formed so that the length of the outline of the figure formed by connecting the outer edge part of the
Here, the outer end portion of the
Further, the figure formed by connecting the outer end portions of the
そして、図形の輪郭の長さとは、上記形成された図形の辺の全長であり、仮想線VL27の長さと、仮想線VL28の長さと、仮想線VL29の長さと、仮想線VL30の長さと、を積算した長さをいう。そして、本実施形態では、図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。 The length of the contour of the figure is the total length of the side of the figure formed above, the length of the virtual line VL27, the length of the virtual line VL28, the length of the virtual line VL29, the length of the virtual line VL30, Is the length obtained by integrating In this embodiment, the length of the contour of the figure is longer than the outer peripheral length of the liquid introduction needle 640.
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部708は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部708の一部を成す第1スリット708aがそれぞれ+Y方向に向かって凸状に湾曲している。なお、各カット部708の一部を成す第1スリット708aの形成方向がX方向に向かって凸状に湾曲していてもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部708の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。 As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
カット部703,704,705,706,707,708の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長いため、液体導入針640の外周面とフィルムFMとの接触抵抗は低減される。従って、液体噴射装置50(装着部60)に装着する際の荷重を低減させることができる。
Since the length of the contour of the figure formed by connecting the outer ends of the
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、フィルムFMの構成について主に説明する。従って、フィルムFM以外の構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図16は、本実施形態にかかるフィルムFMの構成を示す平面図である。なお、図16では、複数の液体供給口280のうち1つの液体供給口280に対応するカット部709を示しており、他の液体供給口280のカット部709は省略している。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described.
In the present embodiment, the configuration different from the first embodiment, that is, the configuration of the film FM will be mainly described. Therefore, since the configuration other than the film FM is the same as that of the first embodiment, the description is omitted.
FIG. 16 is a plan view showing the configuration of the film FM according to the present embodiment. In FIG. 16, the
本実施形態のカット部709は、単一(一つ)のスリットからなり、曲線を含む波状の形状を有している。また、カット部709は、いわゆる一筆書きでスリットが形成されている。このため、カット部709の形成に際し、複数のスリットから構成されているカット部に比べ、レーザー加工が容易となる。
The
また、本実施形態のフィルムFMでは、カット部709の一部と外接し、かつカット部709の全体を囲む図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、本実施形態にかかる外接とは、カット部709の一部が一つの円の周上に接していることをいう。
図16の例では、カット部709の一方の端部709aと、他方の端部709dと、カット部709の途中部分709bと、他の途中部分709cと、が仮想の円(仮想線VL31)の周上に接している。そして、カット部709の全体を囲む図形の輪郭の長さは、上記仮想線VL31の長さである。すなわち、仮想線VL31の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。
Further, in the film FM of the present embodiment, the length of the contour of the figure circumscribing a part of the
Here, the circumscription according to the present embodiment means that a part of the
In the example of FIG. 16, one
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部709は同一方向に形成されている。なお、各カット部709の一部、例えば、端部709aと途中部分709bとを繋いだ部分が、同方向に形成されていればよい。なお、上記カット部709の一部の形成方向は特に限定されない。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部709の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図17は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図17に示すように、カット部710は、単一(一つ)のスリットからなり、直線を含む屈曲状を成している。また、カット部710は、いわゆる一筆書きでスリットが形成されている。このため、カット部710の形成に際し、複数のスリットから構成されているカット部に比べ、レーザー加工が容易となる。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 17 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 17, the
また、本実施形態のフィルムFMでは、カット部710の一部と外接し、かつカット部710の全体を囲む図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、本実施形態にかかる外接とは、カット部710の一部が一つの円の周上に接していることをいう。
図17の例では、カット部710の一方の端部710aと、他方の端部710dと、カット部710の途中部分710bと、他の途中部分710cと、が仮想の円(仮想線VL32)の周上に接している。そして、カット部710の全体を囲む図形の輪郭の長さは、上記仮想線VL32の長さである。すなわち、仮想線VL32の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。
Further, in the film FM of this embodiment, the length of the contour of the figure circumscribing a part of the
Here, the circumscription according to the present embodiment means that a part of the
In the example of FIG. 17, one
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部710は同一方向に形成されている。なお、各カット部710の一部、例えば、端部710aと途中部分710bとを繋いだ部分が、同方向に形成されていればよい。なお、上記カット部710の一部の形成方向は特に限定されない。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部710の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図18は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図18に示すように、カット部711は、単一(一つ)のスリットからなり、曲線及び直線を含む形状を成している。また、カット部711は、いわゆる一筆書きでスリットが形成されている。このため、カット部711の形成に際し、複数のスリットから構成されているカット部に比べ、レーザー加工が容易となる。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 18 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 18, the
また、本実施形態のフィルムFMでは、カット部711の一部と外接し、かつカット部711の全体を囲む図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなるように形成されている。
ここで、本実施形態にかかる外接とは、カット部711の一部が一つの円の周上に接していることをいう。
図18の例では、カット部711の一方の端部711aと、他方の端部711eと、カット部711の途中部分711bと、他の途中部分711cと、他の途中部分711dと、が仮想の円(仮想線VL33)の周上に接している。そして、カット部711の全体を囲む図形の輪郭の長さは、上記仮想線VL33の長さである。すなわち、仮想線VL33の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長くなっている。
Further, in the film FM of the present embodiment, the length of the contour of the figure circumscribing a part of the
Here, the circumscription according to the present embodiment means that a part of the
In the example of FIG. 18, one
これにより、上記同様、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、より小さな荷重で液体導入針640によってフィルムFMを破断させることができる。
Accordingly, as described above, when the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部711は同一方向に形成されている。なお、各カット部711の一部、例えば、端部711aと途中部分711bとを繋いだ部分が、同方向に形成されていればよい。なお、上記カット部711の一部の形成方向は特に限定されない。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部711の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。 As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
カット部709,710,711の一部と外接し、かつカット部709,710,711の全体を囲む図形の輪郭の長さが、液体導入針640の外周長さよりも長いため、液体導入針640の外周面とフィルムFMとの接触抵抗は低減される。従って、液体噴射装置50(装着部60)に装着する際の荷重を低減させることができる。
Since the length of the contour of the figure circumscribing a part of the
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、フィルムFMの構成について主に説明する。従って、フィルムFM以外の構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図19は、本実施形態にかかるフィルムFMの構成を示す平面図である。なお、図19では、複数の液体供給口280のうち1つの液体供給口280に対応するカット部712を示しており、他の液体供給口280のカット部712は省略している。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described.
In the present embodiment, the configuration different from the first embodiment, that is, the configuration of the film FM will be mainly described. Therefore, since the configuration other than the film FM is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted.
FIG. 19 is a plan view showing a configuration of a film FM according to the present embodiment. In FIG. 19, the
図19に示すように、本実施形態のフィルムFMにかかるカット部712は、複数のスリットから構成されている。
具体的には、カット部712は、X方向に一直線状を成す第1スリット712aと、Y方向に一直線状を成す第2スリット712bと、Y方向に一直線状を成す第3スリット712cと、を備えている。また、第2スリット712bと第3スリット712cとは、第1スリット712aのX軸方向中央部を介して配置されている。また、カット部712の中心部(第1スリット712aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
As shown in FIG. 19, the
Specifically, the
そして、カット部712では、第1スリット712aと第2スリット712bと第3スリット712cとが接続されていない。すなわち、第1スリット712aと第2スリット712bと第3スリット712cとが互いに交差して形成されていない。換言すれば、第1スリット712aと第2スリット712bと第3スリット712cとは、それぞれ間隔を空けて形成されている。なお、第1スリット712aと第2スリット712bとの間隔は、第1スリット712aの幅寸法程度の距離である。また、第1スリット712aと第3スリット712cとの間隔も、第1スリット712aの幅寸法程度の距離である。これにより、レーザー光によってカット部712を形成する際、各スリット間においてレーザー光の走査による重複部分が無いため、カット部712の穴あき等の損傷を防止することができる。
In the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部712は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部712の一部を成す第1スリット712aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部712の一部を成す第1スリット712aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部712の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、上記の効果に加え、カット部712では、第1スリット712aと第2スリット712bと第3スリット712cとが接続されていないので、フィルムFMの製造時における穴あき等のフィルムFMの損傷の発生を防止することができる。
As described above, according to the present embodiment, in addition to the above-described effects, in the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図20は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
図20に示すように、本実施形態のフィルムFMにかかるカット部713は、複数のスリットから構成されている。
具体的には、カット部713は、X方向に一直線状を成す第1スリット713aと、Y方向に一直線状を成す第2スリット713bと、Y方向に一直線状を成す第3スリット713cと、を備えている。第2スリット713bと第3スリット713cとは、第1スリット713aのX軸方向の両端部にそれぞれ配置されている。また、カット部713の中心部(第1スリット713aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 20 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
As shown in FIG. 20, the
Specifically, the
そして、カット部713では、第1スリット713aと第2スリット713bとが接続されていない。また、第1スリット713aと第3スリット713cとが接続されていない。換言すれば、第1スリット713aと第2スリット713bとの間には間隔が設けられている。また、同様に、第1スリット713aと第3スリット713cとの間には間隔が設けられている。なお、第1スリット713aと第2スリット713bとの間隔は、第1スリット713aの幅寸法程度の距離である。また、第1スリット713aと第3スリット713cとの間隔も、第1スリット713aの幅寸法程度の距離である。これにより、レーザー光によってカット部713を形成する際、各スリット間においてレーザー光の走査による重複部分が無いため、カット部713の穴あき等の損傷を防止することができる。
In the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部713は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部713の一部を成す第1スリット713aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部713の一部を成す第1スリット713aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部713の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、上記の効果に加え、カット部713では、第1スリット713aと第2スリット713bと第3スリット713cとが接続されていないので、フィルムFMの製造時における穴あき等のフィルムFMの損傷の発生を防止することができる。
As described above, according to the present embodiment, in addition to the above-described effects, in the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図21は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 21 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
図21に示すように、本実施形態のフィルムFMにかかるカット部714は、複数のスリットから構成されている。
具体的には、カット部714は、X方向に一直線状を成す第1スリット714aと、Y方向に一直線状を成す第2スリット714bと、Y方向に一直線状を成す第3スリット714cと、を備えている。第2スリット714bと第3スリット714cとは、第1スリット714aのX軸方向の両端部にそれぞれ配置されている。さらに、カット部714は、Y方向に一直線状を成す第4スリット714dと、Y方向に一直線状を成す第5スリット714eと、を備えている。第4スリット714dと第5スリット714eとは、第1スリット714aのX軸方向中央部を介して配置されている。また、カット部714の中心部(第1スリット714aの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
As shown in FIG. 21, the
Specifically, the
そして、カット部714では、第1スリット714aと第2スリット714bとが接続されていない。また、第1スリット714aと第3スリット714cとが接続されていない。さらに、第1スリット714aと第4スリット714dとが接続されていない。また、第1スリット714aと第5スリット714eとが接続されていない。換言すれば、第1スリット714aと第2スリット714bとの間には間隔が設けられている。また、同様に、第1スリット714aと第3スリット714cとの間には間隔が設けられている。また、第1スリット714aと第4スリット714dとの間には間隔が設けられている。同様に、第1スリット714aと第5スリット714eとの間には間隔が設けられている。なお、第1スリット714aと第2スリット714bとの間隔、第1スリット714aと第3スリット714cとの間隔、第1スリット714aと第4スリット714dとの間隔、第1スリット714aと第5スリット714eとの間隔は、それぞれ第1スリット714aの幅寸法程度の距離である。これにより、レーザー光によってカット部714を形成する際、各スリット間においてレーザー光の走査による重複部分が無いため、カット部714の穴あき等の損傷を防止することができる。
And in the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部714は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部714の一部を成す第1スリット714aがそれぞれX方向に沿って形成されている。なお、各カット部714の一部を成す第1スリット714aの形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部714の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、上記の効果に加え、カット部714では、第1スリット714aと第2スリット714bと第3スリット714cと第4スリット714dと第5スリット714eとが接続されていないので、フィルムFMの製造時における穴あき等のフィルムFMの損傷の発生を防止することができる。
As described above, according to the present embodiment, in addition to the above effects, the
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、フィルムFMの構成について主に説明する。従って、フィルムFM以外の構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図22は、本実施形態にかかるフィルムFMの構成を示す平面図である。なお、図22では、複数の液体供給口280のうち1つの液体供給口280に対応するカット部715を示しており、他の液体供給口280のカット部715は省略している。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment will be described.
In the present embodiment, the configuration different from the first embodiment, that is, the configuration of the film FM will be mainly described. Therefore, since the configuration other than the film FM is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted.
FIG. 22 is a plan view showing the configuration of the film FM according to this embodiment. In FIG. 22, the
本実施形態のカット部715は、単一(一つ)のスリットから形成されている。
また、カット部715は、平面視においてスリットの幅寸法に変化を有している。すなわち、カット部715は、平面視においてスリットの幅寸法が均一ではない。具体的には、図22に示すように、カット部715は、X方向にスリットを備えている。そして、当該スリットの中央部からX方向の両端部にかけて、徐々に幅が狭くなるように形成されている。これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、液体導入針640が挿入されると、カット部715は、スリットの幅寸法が大きい箇所から容易に切り裂かれる。なお、このようなカット部715の幅形態は、レーザー光の走査によって形成される。また、カット部715の中心部(スリットの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
The
Moreover, the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部715は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部715がX方向に沿って形成されている。なお、各カット部715の形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部715の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図23は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す平面図である。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 23 is a plan view showing the configuration of another film according to this embodiment.
図23に示すように、本実施形態のカット部716は、単一(一つ)のスリットから形成されている。
また、カット部716は、平面視においてスリットの幅寸法に変化を有している。すなわち、カット部716は、平面視においてスリットの幅寸法が均一ではない。具体的には、図23に示すように、カット部716は、X方向にスリットを備えている。そして、当該スリットの中央部からX方向の両端部にかけて、徐々に幅が広くなるように形成されている。これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、液体導入針640が挿入されると、カット部716は、スリットの中央部から幅寸法が大きい箇所に向けて容易に切り裂かれる。なお、このようなカット部716の幅形態は、レーザー光の走査によって形成される。また、カット部716の中心部(スリットの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
As shown in FIG. 23, the
Moreover, the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部716は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部716がX方向に沿って形成されている。なお、各カット部716の形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部716の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、カット部715,716は、スリットの幅寸法が変化しているため、フィルムFMに液体導入針640が当接すると、スリットの幅広部分が容易に切り裂かれる。従って、比較的小さな荷重でフィルムFMを破断させながら液体導入針640を液体供給口280に挿入させることができる。
As described above, according to the present embodiment, when the
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、フィルムFMの構成について主に説明する。従って、フィルムFM以外の構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図24は、本実施形態にかかるフィルムFMの構成を示す断面図である。なお、図24では、複数の液体供給口280のうち1つの液体供給口280に対応するカット部717を示しており、他の液体供給口280のカット部717は省略している。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment will be described.
In the present embodiment, the configuration different from the first embodiment, that is, the configuration of the film FM will be mainly described. Therefore, since the configuration other than the film FM is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted.
FIG. 24 is a cross-sectional view showing a configuration of a film FM according to this embodiment. In FIG. 24, the
図24に示すように、フィルムFMは、ポリプロピレン(PP)から成る第1樹脂薄膜層901とポリエチレンテレフタレート(PET)からなる第2樹脂薄膜層902とで構成されている。なお、第1樹脂薄膜層901と第2樹脂薄膜層902との間には接着層が形成されている。そして、液体供給口280と第1樹脂薄膜層901(PP)とが熱溶着によって接着され、開口288が封止される。カット部717は、第2樹脂薄膜層902に形成されている。
そして、本実施形態のカット部717は、断面視においてスリットの深さ寸法に変化を有している。すなわち、カット部717は、断面視においてスリットの深さ寸法が均一ではない。具体的には、カット部717は、X方向にスリットを備えている。そして、当該スリットの中央部の深さは、スリットの両端部の深さよりも浅くなるように形成されている。これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、液体導入針640が挿入されると、カット部717のスリットの深さが浅い部分からスリットの深さが深い部分に向けてフィルムFMが切り裂かれる。なお、このようなカット部717の幅形態は、レーザー光の照射強度等の調整によって形成される。また、カット部717の中心部(X方向におけるスリットの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
As shown in FIG. 24, the film FM includes a first resin
And the
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部717は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部717がX方向に沿って形成されている。なお、各カット部717の形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部717の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
次に、本実施形態にかかる他のフィルムFMの構成について説明する。
図25は、本実施形態にかかる他のフィルムの構成を示す断面図である。
Next, the configuration of another film FM according to this embodiment will be described.
FIG. 25 is a cross-sectional view showing the configuration of another film according to this embodiment.
図25に示すように、フィルムFMは、第1樹脂薄膜層901と第2樹脂薄膜層902とで構成されている。なお、第1樹脂薄膜層901及び第2樹脂薄膜層902の構成は上記実施形態と同様である。そして、カット部718は、第2樹脂薄膜層902に形成されている。
本実施形態のカット部718は、X方向にスリットを備えている。そして、当該スリットの中央部の深さは、スリットの両端部の深さよりも深くなるように形成されている。これにより、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、液体導入針640が挿入されると、カット部718のスリットの深さが深い部分からスリットの深さが浅い部分に向けてフィルムFMが切り裂かれる。なお、このようなカット部718の幅形態は、レーザー光の照射強度等の調整によって形成される。また、カット部718の中心部(X方向におけるスリットの長さの半分の距離の位置)が、開口288のほぼ中心部と一致している。
As shown in FIG. 25, the film FM includes a first resin
The
また、本実施形態のフィルムFMは、3つの液体供給口280の開口288を塞ぎ、各液体供給口280の開口288のそれぞれに対応する各カット部718は同一方向に形成されている。本実施形態では、各カット部718がX方向に沿って形成されている。なお、各カット部718の形成方向がY方向であってもよい。また、各液体供給口280の開口288に対応するカット部718の形状は同一形状である。
Further, the film FM of the present embodiment closes the
以上、本実施形態によれば、第2カートリッジ20を装着部60に装着させる際、カット部717,718は、スリットの深さ寸法が変化しているため、フィルムFMに液体導入針640が当接すると、スリットの深さ変化によりフィルムFMが容易に切り裂かれる。従って、比較的小さな荷重でフィルムFMを破断させながら液体導入針640を液体供給口280に挿入させることができる。
As described above, according to the present embodiment, when the
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、フィルムFMの構成について主に説明する。従って、フィルムFM以外の構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図26は、本実施形態にかかるフィルムFMの構成を示す断面図である。なお、図26では、複数の液体供給口280のうち1つの液体供給口280に対応するカット部719を示しており、他の液体供給口280のカット部719は省略している。
(Seventh embodiment)
Next, a seventh embodiment will be described.
In the present embodiment, the configuration different from the first embodiment, that is, the configuration of the film FM will be mainly described. Therefore, since the configuration other than the film FM is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted.
FIG. 26 is a cross-sectional view showing a configuration of a film FM according to this embodiment. In FIG. 26, the
図26に示すように、フィルムFMは、ポリプロピレン(PP)から成る第1樹脂薄膜層901とポリエチレンテレフタレート(PET)からなる第2樹脂薄膜層902とで構成されている。なお、第1樹脂薄膜層901と第2樹脂薄膜層902との間には接着層が形成されている。そして、液体供給口280と第1樹脂薄膜層901(PP)とが熱溶着によって接着され、開口288が封止される。
As shown in FIG. 26, the film FM includes a first resin
そして、カット部719は、第2樹脂薄膜層902に形成されている。具体的には、カット部719は、第2樹脂薄膜層902であって、第1樹脂薄膜層901と対向する面側に形成されている。カット部719は、第2樹脂薄膜層902の第1樹脂薄膜層901と対向する面側とは反対側の面(表面)には達していない。すなわち、カット部719は、第1樹脂薄膜層901と第2樹脂薄膜層902とに覆われている。なお、このようなカット部719は、レーザー光をフィルムFMの第1樹脂薄膜層901側から第2樹脂薄膜層902に向けて照射する。レーザーは、例えば、CO2レーザーであり、第1樹脂薄膜層(PP)には反応せず、第2樹脂薄膜層902(PET)に反応(吸収)するため、カット部719は、第2樹脂薄膜層902にのみ形成されている。また、CO2レーザーの出力強度を調整することで、第2樹脂薄膜層902の表面に達しないようにカット部719を形成することができる。
The
以上、本実施形態によれば、カット部719は、第1樹脂薄膜層901と第2樹脂薄膜層902とに覆われている。すなわち、カット部719は、露出していない。このため、カット部719への塵等の異物の付着を防止することができる。
As described above, according to the present embodiment, the
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良等を加えることが可能である。変形例を以下に述べる。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications and improvements can be added to the above-described embodiment. A modification will be described below.
(変形例1)第1実施形態では、第2カートリッジ20に設けられた当接部801a,801b或いは当接部802a,802bによる位置ずれの規制方向に対してカット部701が形成される方向を規定したが、これに限定されない。例えば、第2カートリッジ20の液体供給口280の配列方向をX方向とし、第2カートリッジ20が液体噴射装置50の装着部60に設けられた接点機構70Aの装置側端子群799(図4参照)によってY方向に付勢された場合に、カット部701の同一方向をY方向としてもよい。すなわち、第2カートリッジ20の当接部に因らずに液体噴射装置50側でのみ一方向に付勢された構成も適用可能となる。なお、カット部701の同一方向がX方向であってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(Modification 1) In the first embodiment, the direction in which the
(変形例2)上記実施形態のフィルムFMの一部が着色されたものであってもよい。具体的には、第1樹脂薄膜層(PP)と第2樹脂薄膜層902(PET)とを色によって識別可能にする。例えば、第1樹脂薄膜層(PP)を透明あるいは半透明の層とし、第2樹脂薄膜層902(PET)を着色(例えば、黒色)した層とする。なお、第2樹脂薄膜層902(PET)にはカット部が形成される。このようにすれば、第2樹脂薄膜層902(PET)においてカット部が設けられた領域と、それ以外の領域とでは、透光率が異なる。具体的には、フィルムFMにおいて、カット部が設けられた領域はそれ以外の領域に比べて透光率が高くなる。従って、フィルムFMにカット部が確実に形成されているか否かを容易に検出することができる。 (Modification 2) A part of the film FM of the above embodiment may be colored. Specifically, the first resin thin film layer (PP) and the second resin thin film layer 902 (PET) can be distinguished by color. For example, the first resin thin film layer (PP) is a transparent or translucent layer, and the second resin thin film layer 902 (PET) is a colored (for example, black) layer. Note that a cut portion is formed in the second resin thin film layer 902 (PET). If it does in this way, the transmissivity will differ in the area | region in which the cut part was provided in the 2nd resin thin film layer 902 (PET), and the area | region other than that. Specifically, in the film FM, the area where the cut portion is provided has a higher light transmittance than the other areas. Therefore, it can be easily detected whether or not the cut portion is reliably formed on the film FM.
(変形例3)フィルムFMの構成は、上記各実施形態を適宜組み合わせて適用してもよい。このようにしても上記同様の効果を得ることができる。 (Modification 3) The configuration of the film FM may be applied by appropriately combining the above embodiments. Even in this case, the same effect as described above can be obtained.
(変形例4)上記実施形態では、液体としてのインクを噴射可能なインクジェット式のプリンターの構成、及び、インクジェット式のプリンターに装着されるカートリッジの構成について説明したが、この構成に限らず、インク以外の他の液体を噴射(吐出)する任意の液体噴射装置及びその液体噴射装置に装着されるカートリッジにも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置及びそのカートリッジに適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置。
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射装置。
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置。
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置。
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置。
(6)潤滑油の噴射装置。
(7)樹脂液の噴射装置。
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置。
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置。
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置。
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置。
(Modification 4) In the above embodiment, the configuration of an ink jet printer that can eject ink as a liquid and the configuration of a cartridge that is mounted on the ink jet printer have been described. The present invention can also be applied to any liquid ejecting apparatus that ejects (discharges) liquid other than the above and a cartridge attached to the liquid ejecting apparatus. For example, the present invention can be applied to the following various liquid ejecting apparatuses and cartridges thereof.
(1) An image recording apparatus such as a facsimile apparatus.
(2) A color material ejecting apparatus used for manufacturing a color filter for an image display device such as a liquid crystal display.
(3) Electrode material injection device used for electrode formation such as organic EL (Electro Luminescence) display and surface emission display (Field Emission Display, FED).
(4) A liquid ejecting apparatus that ejects a liquid containing a bio-organic material used for biochip manufacture.
(5) Sample injection device as a precision pipette.
(6) Lubricating oil injection device.
(7) Resin liquid injection device.
(8) A liquid ejecting apparatus that ejects lubricating oil pinpoint to precision machines such as watches and cameras.
(9) A liquid ejecting apparatus that ejects a transparent resin liquid such as an ultraviolet curable resin liquid onto a substrate in order to form a micro hemispherical lens (optical lens) used for an optical communication element or the like.
(10) A liquid ejecting apparatus that ejects an acidic or alkaline etching solution to etch a substrate or the like.
(11) A liquid ejecting apparatus including a liquid ejecting head that ejects another arbitrary minute amount of liquid droplets.
なお、「液滴」とは、液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。 The “droplet” refers to the state of the liquid ejected from the liquid ejecting apparatus, and includes those that have tails in the form of particles, tears, and threads. The “liquid” here may be any material that can be ejected by the liquid ejecting apparatus. For example, the “liquid” may be a material in a state in which the substance is in a liquid phase, such as a material in a liquid state having high or low viscosity, and sol, gel water, other inorganic solvents, organic solvents, solutions, Liquid materials such as liquid resins and liquid metals (metal melts) are also included in the “liquid”. Further, “liquid” includes not only a liquid as one state of a substance but also a liquid obtained by dissolving, dispersing or mixing particles of a functional material made of a solid such as a pigment or metal particles in a solvent. Further, representative examples of the liquid include ink and liquid crystal as described in the above embodiment. Here, the ink includes various liquid compositions such as general water-based ink and oil-based ink, gel ink, and hot-melt ink.
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。 The contents derived from the embodiment will be described below.
液体容器は、2以上の液体導入針が設けられた液体噴射装置に装着される液体容器であって、前記2以上の液体導入針をそれぞれ受け入れる2以上の液体供給口と、前記2以上の液体供給口の開口を塞ぐフィルムと、を有し、前記フィルムには、前記2以上の液体供給口の開口のそれぞれに対応して、同一方向に、カット部が形成されたことを特徴とする。 The liquid container is a liquid container to be mounted on a liquid ejecting apparatus provided with two or more liquid introduction needles, wherein the two or more liquid supply ports receive the two or more liquid introduction needles, respectively, and the two or more liquids And a film for closing the opening of the supply port, and the film has a cut portion formed in the same direction corresponding to each of the openings of the two or more liquid supply ports.
この構成によれば、2以上の液体供給口の開口のそれぞれには、フィルムによって塞がれ、各開口に対応するフィルムには同一方向に、カット部が形成される。これにより、液体容器を液体噴射装置に装着する際、液体導入針はカット部を基点としてフィルムが破断されて液体供給口に挿入される。ここで、カット部は、フィルムにおいて他の領域の厚みよりも厚みが薄い領域を含む部分である。また、2以上の液体供給口のカット部が、同一方向に形成されている。このため、液体容器を液体噴射装置に装着する動作の過程で、液体導入針がカット部に接触して押圧するとフィルムを容易に破断させることができる。従って、複数の液体供給口を有する液体容器を液体噴射装置(液体導入針)に装着する際の荷重を低減させることができる。 According to this structure, each of the openings of the two or more liquid supply ports is closed by the film, and the cut portion is formed in the same direction in the film corresponding to each opening. Accordingly, when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus, the liquid introduction needle is inserted into the liquid supply port after the film is broken with the cut portion as a base point. Here, a cut part is a part including the area | region where thickness is thinner than the thickness of another area | region in a film. Further, the cut portions of two or more liquid supply ports are formed in the same direction. For this reason, in the process of mounting the liquid container on the liquid ejecting apparatus, the film can be easily broken when the liquid introduction needle contacts and presses the cut portion. Therefore, it is possible to reduce a load when a liquid container having a plurality of liquid supply ports is attached to the liquid ejecting apparatus (liquid introduction needle).
上記液体容器では、前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、前記2以上の液体供給口のうち、1の前記液体供給口の外面に、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体噴射装置と当接する一対の当接部が設けられ、前記一対の当接部は、前記Y方向において対向し、前記同一方向は、前記Y方向であることが好ましい。 In the liquid container, when the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction, of the two or more liquid supply ports, one of the liquid supply ports A pair of contact portions that contact the liquid ejecting apparatus when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus are provided on the outer surface, and the pair of contact parts face each other in the Y direction, The same direction is preferably the Y direction.
この構成によれば、液体容器は当接部によって液体噴射装置に位置決めされる。ここで、位置決めされる規制方向とカット部の方向とが一致する。これにより、液体容器を液体噴射装置に装着する際、液体導入針の先端は、カット部の一部に接触してカット部を基点にフィルムを破断するため、比較的小さな荷重でフィルムを破断させながら液体導入針を液体供給口に挿入させることができる。 According to this configuration, the liquid container is positioned on the liquid ejecting apparatus by the contact portion. Here, the regulated direction to be positioned coincides with the direction of the cut portion. As a result, when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus, the tip of the liquid introduction needle contacts a part of the cut part and breaks the film with the cut part as a base point. The liquid introduction needle can be inserted into the liquid supply port.
上記液体容器では、前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、前記2以上の液体供給口のうち、1の前記液体供給口の外面に、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体噴射装置と当接する一対の当接部が設けられ、前記一対の当接部は、前記Y方向において対向し、前記同一方向は、前記X方向であることが好ましい。 In the liquid container, when the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction, of the two or more liquid supply ports, one of the liquid supply ports A pair of contact portions that contact the liquid ejecting apparatus when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus are provided on the outer surface, and the pair of contact parts face each other in the Y direction, The same direction is preferably the X direction.
この構成によれば、液体容器は当接部によって液体噴射装置に位置決めされる。ここで、位置決めされる規制方向とカット部の方向とが交差した状態となる。これにより、液体容器を液体噴射装置に装着する際、液体導入針の先端は、カット部の周辺に当接したときに、カット部を基点にフィルムが破断されるため、比較的小さな荷重でフィルムを破断させながら液体導入針を液体供給口に挿入させることができる。 According to this configuration, the liquid container is positioned on the liquid ejecting apparatus by the contact portion. Here, the regulation direction to be positioned and the direction of the cut portion intersect each other. As a result, when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus, when the tip of the liquid introduction needle comes into contact with the periphery of the cut portion, the film is broken with the cut portion as a base point. The liquid introduction needle can be inserted into the liquid supply port while breaking.
上記液体容器では、前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体容器は前記液体噴射装置によって前記Y方向に付勢され、前記同一方向は、前記Y方向であることが好ましい。 In the liquid container, when the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction, the liquid container is mounted in the liquid ejecting apparatus in the mounted state. It is preferable that the container is urged in the Y direction by the liquid ejecting apparatus, and the same direction is the Y direction.
この構成によれば、液体容器はY方向に付勢された状態で液体噴射装置に装着される。ここで、液体容器の付勢方向とカット部の方向とが一致する。これにより、液体容器を液体噴射装置に装着する際、液体導入針の先端は、カット部の一部に接触してカット部を破断するため、比較的小さな荷重でフィルムを破断させながら液体導入針を液体供給口に挿入させることができる。 According to this configuration, the liquid container is attached to the liquid ejecting apparatus while being urged in the Y direction. Here, the urging direction of the liquid container coincides with the direction of the cut portion. Accordingly, when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus, the tip of the liquid introduction needle contacts a part of the cut portion and breaks the cut portion, so that the liquid introduction needle is broken while the film is broken with a relatively small load. Can be inserted into the liquid supply port.
上記液体容器では、前記カット部は同一形状であることが好ましい。 In the liquid container, it is preferable that the cut portions have the same shape.
この構成によれば、カット部の形状を同一形状とすることで、液体導入針に対して、いずれの液体供給口のカット部も同様の小さな荷重で装着させることができる。 According to this configuration, by making the shape of the cut portion the same shape, the cut portion of any liquid supply port can be attached to the liquid introduction needle with the same small load.
上記液体容器では、前記カット部の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、前記液体導入針の外周長さよりも長いことが好ましい。 In the liquid container, it is preferable that the length of the contour of the figure formed by connecting the outer end portions of the cut portion is longer than the outer peripheral length of the liquid introduction needle.
この構成によれば、液体導入針がカット部を破る際、カット部は、カット部の外側の端部を繋いだ領域が破られる。ここで、カット部の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、液体導入針の外周長さよりも長いため、液体導入針の外周面とフィルムとの接触抵抗は低減される。従って、液体噴射装置に装着する際の荷重を低減させることができる。 According to this configuration, when the liquid introduction needle breaks the cut portion, the cut portion breaks a region connecting the outer end portions of the cut portion. Here, since the length of the contour of the figure formed by connecting the outer ends of the cut portion is longer than the outer peripheral length of the liquid introducing needle, the contact resistance between the outer peripheral surface of the liquid introducing needle and the film is reduced. Is done. Accordingly, it is possible to reduce the load when the liquid ejecting apparatus is mounted.
液体噴射システムは、上記液体容器と、前記液体容器が装着された装着部と、前記装着部に設けられ、前記2以上の液体供給口にそれぞれ挿入された前記2以上の液体導入針と、を備えたことを特徴とする。 The liquid ejecting system includes the liquid container, a mounting portion on which the liquid container is mounted, and the two or more liquid introduction needles provided in the mounting portion and respectively inserted into the two or more liquid supply ports. It is characterized by having.
この構成によれば、複数の液体供給口を有する液体容器であっても、比較的小さな荷重で液体容器を装着部に装着することができる。これにより、ユーザーの負荷を低減させることができる。 According to this configuration, even in a liquid container having a plurality of liquid supply ports, the liquid container can be mounted on the mounting portion with a relatively small load. Thereby, a user's load can be reduced.
5…カートリッジセット、20…第2カートリッジ(液体容器)、50…液体噴射装置、60…装着部、70,70A…接点機構、90…液体噴射システム、280,280A,280B,280C…液体供給口、640,640A,640B,640C,640D…液体導入針、701〜719…カット部、703ba,703bb,703ca,703cb,704ba,704cb,704dc,704ed,705ba,705cb,705dc,705ed,706aa,706ab,706bc,706bd,706ce,706cf,706dg,706dh,707aa,707ab,707bc,707bd,707ce,707cf,707dg,707dh,707ei,707ej,707fk,707fl,708aa,708ab,708bc,708bd,709a,709d,710a,710d,711a,711e…端部、709b,709c,710b,710c,711b,711c,711d…途中部分、801a,801b,802a,802b…当接部、811a,811b,812a,812b…被当接部、VL1〜VL33…仮想線、FM…フィルム。
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記2以上の液体導入針をそれぞれ受け入れる2以上の液体供給口と、
前記2以上の液体供給口の開口を塞ぐフィルムと、を有し、
前記フィルムには、前記2以上の液体供給口の開口のそれぞれに対応して、同一方向に、カット部が形成されたことを特徴とする液体容器。 A liquid container attached to a liquid ejecting apparatus provided with two or more liquid introduction needles,
Two or more liquid supply ports that respectively receive the two or more liquid introduction needles;
A film that closes the openings of the two or more liquid supply ports;
The liquid container, wherein a cut portion is formed in the film in the same direction corresponding to each of the openings of the two or more liquid supply ports.
前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、
前記2以上の液体供給口のうち、1の前記液体供給口の外面に、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体噴射装置と当接する一対の当接部が設けられ、
前記一対の当接部は、前記Y方向において対向し、
前記同一方向は、前記Y方向であることを特徴とする液体容器。 The liquid container according to claim 1,
When the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction,
Of the two or more liquid supply ports, a pair of contact portions are provided on the outer surface of one of the liquid supply ports to contact the liquid ejecting apparatus when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus. ,
The pair of contact portions are opposed in the Y direction,
The liquid container is characterized in that the same direction is the Y direction.
前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、
前記2以上の液体供給口のうち、1の前記液体供給口の外面に、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体噴射装置と当接する一対の当接部が設けられ、
前記一対の当接部は、前記Y方向において対向し、
前記同一方向は、前記X方向であることを特徴とする液体容器。 The liquid container according to claim 1,
When the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction,
Of the two or more liquid supply ports, a pair of contact portions are provided on the outer surface of one of the liquid supply ports to contact the liquid ejecting apparatus when the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus. ,
The pair of contact portions are opposed in the Y direction,
The liquid container according to claim 1, wherein the same direction is the X direction.
前記2以上の液体供給口の配列方向をX方向、前記X方向と直交する方向をY方向としたとき、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において前記液体容器は前記液体噴射装置によって前記Y方向に付勢され、
前記同一方向は、前記Y方向であることを特徴とする液体容器。 The liquid container according to claim 1,
When the arrangement direction of the two or more liquid supply ports is the X direction and the direction orthogonal to the X direction is the Y direction,
When the liquid container is mounted on the liquid ejecting apparatus, the liquid container is biased in the Y direction by the liquid ejecting apparatus,
The liquid container is characterized in that the same direction is the Y direction.
前記カット部は同一形状であることを特徴とする液体容器。 The liquid container according to any one of claims 1 to 4,
The liquid container, wherein the cut portions have the same shape.
前記カット部の外側の端部を繋ぐことによって形成される図形の輪郭の長さが、前記液体導入針の外周長さよりも長いことを特徴とする液体容器。 The liquid container according to any one of claims 1 to 5,
A liquid container, wherein a length of a contour of a figure formed by connecting outer end portions of the cut portion is longer than an outer peripheral length of the liquid introduction needle.
前記液体容器が装着された装着部と、
前記装着部に設けられ、前記2以上の液体供給口にそれぞれ挿入された前記2以上の液体導入針と、を備えた液体噴射システム。 A liquid container according to any one of claims 1 to 6,
A mounting portion on which the liquid container is mounted;
A liquid ejection system comprising: the two or more liquid introduction needles provided in the mounting portion and respectively inserted into the two or more liquid supply ports.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018079632A JP2019188607A (en) | 2018-04-18 | 2018-04-18 | Liquid container and liquid injection system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018079632A JP2019188607A (en) | 2018-04-18 | 2018-04-18 | Liquid container and liquid injection system |
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JP2019188607A true JP2019188607A (en) | 2019-10-31 |
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JP (1) | JP2019188607A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7483472B2 (en) | 2020-04-13 | 2024-05-15 | キヤノン株式会社 | Ink cartridge and recording device |
-
2018
- 2018-04-18 JP JP2018079632A patent/JP2019188607A/en active Pending
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