JP2019186847A - 撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の光学フィルタを切り換え可能に構成される撮像装置の小型化を実現できる仕組みを提供する。【解決手段】複数の光学フィルタ121a及び121bのうちの少なくとも1つの光学フィルタ121aは、撮像素子130の受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成されている。撮像素子130は、光学フィルタユニット120が駆動することによって光学フィルタ121aが異なる複数の位置に移動した際に、当該複数の位置において光学フィルタ121aを透過した光を含む受光面131に入射した光に基づく複数の画像210及び220を撮像する。そして、画像合成手段は、撮像素子130で撮像された複数の画像210及び220を合成して、合成画像230を取得する。【選択図】図2
Description
本発明は、光学フィルタを用いて撮像を行う撮像装置及びその駆動方法に関するものである。
例えば、従来の撮像装置は、レンズ系を透過した光を撮像素子で受光する際に、撮像素子の手前に赤外カットフィルタを配置し、人間の目で感知できない赤外光を除去することで、撮像素子で撮像する画像を人間の目で見える色彩に近づけている。さらに、従来、赤外カットフィルタを光路中から退去させて撮像することで、夜間などの低照度の環境でも白黒の画像を撮像できるようにした撮像装置も提案されている。
また、近年では、赤外カットフィルタの他に、バンドパスフィルタやカラーフィルタなどの複数の光学フィルタを切り換えることができる撮像装置も提案されている。例えば、特許文献1では、赤外カットフィルタと透明フィルタの他に、550nmと850nmのバンドパスフィルタを切り換えることができる農業用監視カメラが記載されている。また、例えば、特許文献2では、緑のカラーフィルタと赤のカラーフィルタと青のカラーフィルタを切り換えて、それぞれの状態でピント調整した画像を撮像し、それらの画像を合成する撮像装置が記載されている。
しかしながら、上述した特許文献1や特許文献2に記載の技術は、撮像する際に光学フィルタを1つの位置に配置して、全画角の画像を撮像するものである。このため、上述した特許文献1や特許文献2に記載の技術では、1つの光学フィルタのサイズは、撮像素子の受光面の全面に入射する全て光を透過できるサイズが必要になる。即ち、光学フィルタの一辺の長さは、光が広がる分を考慮して撮像素子の受光面の一辺の長さよりも長くなり得る。そして、このようなサイズを必要とする複数の光学フィルタを切り換え可能に構成すると、撮像装置のサイズが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の光学フィルタを切り換え可能に構成される撮像装置の小型化を実現できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、レンズ系と、前記レンズ系を透過した光が入射する受光面を有する撮像素子と、前記レンズ系と前記撮像素子との間に配置され、複数の光学フィルタを含み構成されている光学フィルタユニットと、前記レンズ系の光軸に対して交差する方向に、前記光学フィルタユニットを駆動させる駆動機構と、複数の画像を合成する画像合成手段と、を有し、前記複数の光学フィルタのうちの少なくとも1つの光学フィルタである所定光学フィルタは、前記受光面の一部の領域である所定領域に入射する前記光が透過するように構成されており、前記撮像素子は、前記駆動機構が前記光学フィルタユニットを駆動させることによって前記所定光学フィルタが異なる複数の位置に移動した際に、前記複数の位置において前記所定光学フィルタを透過した前記光を含む前記受光面に入射した光に基づく複数の画像を撮像し、前記画像合成手段は、前記撮像素子で撮像された複数の画像を合成して、合成画像を取得する。
また、本発明は、上述した撮像装置の駆動方法を含む。
また、本発明は、上述した撮像装置の駆動方法を含む。
本発明によれば、複数の光学フィルタを切り換え可能に構成される撮像装置の小型化を実現することができる。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100−1の概略構成の一例を示す図である。第1の実施形態に係る撮像装置100−1は、図1に示すように、レンズ系110、光学フィルタユニット120、撮像素子130、光学フィルタ駆動機構140、及び、画像合成手段150を有して構成されている。
レンズ系110は、入射した光を撮像素子130に導く光学部品である。
撮像素子130は、レンズ系110を透過した光が入射する受光面131を有し、受光面131に入射した光に基づく画像を撮像する。
光学フィルタユニット120は、レンズ系110と撮像素子130との間に配置され、複数の光学フィルタ121a及び121bを含み構成されている。ここで、本実施形態においては、光学フィルタユニット120は、異なる光学特性を有する2つの光学フィルタ121a及び121bを含み構成されているものとするが、本発明においては、この形態に限定されるものではない。例えば、光学フィルタユニット120は、異なる光学特性を有する3つ以上の光学フィルタ121を含み構成されている形態も、本発明に適用可能である。なお、以下の説明においては、光学フィルタ121a及び121bに共通する事項を説明する場合には、単に、光学フィルタ121と記載することがある。
本実施形態では、レンズ系110を透過した光が、光学フィルタ121を透過して撮像素子130の受光面131に入射することで、撮像素子130は、光学フィルタ121の特性に応じた画像を撮像する。ここで、光学フィルタ121は、光学フィルタ121を透過した光の光学特性が変化するものである。具体的に、光学フィルタ121は、例えば、IRカットフィルタや、カラーフィルタ、バンドパスフィルタ、偏光フィルタなどである。
光学フィルタ駆動機構140は、レンズ系110の光軸Oに対して交差する方向に、光学フィルタユニット120を駆動させる駆動機構である。ここで、図1に示す例では、光学フィルタ駆動機構140が光学フィルタユニット120を駆動させる駆動方向141を、レンズ系110の光軸Oに対して垂直の方向としている。即ち、図1には、光学フィルタ駆動機構140が光学フィルタユニット120を駆動させる方向である光軸Oに対して交差する方向の一例として、光軸Oに対して垂直の方向を適用した駆動方向141の例を示している。なお、本実施形態では、図1に示すように、駆動方向141をレンズ系110の光軸Oに対して垂直の方向とすることが好適であるが、例えば駆動方向141を光軸Oに対して略垂直の方向とみなせる場合等も交差する方向に該当するため、本発明に含まれる。
画像合成手段150は、撮像素子130で撮像された複数の画像を合成して、合成画像を取得する。
なお、図1には不図示であるが、光学フィルタユニット120と撮像素子130との間に、例えば、ローパスフィルタや撮像素子130のカバーガラスなどの平板の光学素子を配置してもよい。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100−1の駆動方法の一例を説明するための図である。この図2において、図1に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。また、図2では、図1に示すレンズ系110、光学フィルタ駆動機構140及び画像合成手段150は、省略し不図示としている。
具体的に、図2は、光学フィルタ121aを透過した光を含む受光面131に入射した光に基づく画像を、撮像素子130で撮像する様子を示している。より詳細に、光学フィルタ121aは、受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成されている。図2(a)及び図2(b)において、受光面131の領域のうち、光学フィルタ121aを透過した光束(光線束)が入射する所定領域を、光学フィルタ121aと同じ斜線模様で表示している。即ち、図2(a)の場合には、光学フィルタ121aを透過した光束(光線束)が入射する所定領域がR1領域であり、また、図2(b)の場合には、光学フィルタ121aを透過した光束(光線束)が入射する所定領域がR2領域である。
本実施形態においては、複数の光学フィルタ121a及び121bのうちの少なくとも1つの光学フィルタである所定光学フィルタ121は、撮像素子130の受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成されている。そして、撮像素子130は、光学フィルタ駆動機構140が光学フィルタユニット120を駆動方向141に駆動させることによって所定光学フィルタ121が異なる複数の位置に移動した際に、当該複数の位置において当該所定光学フィルタ121を透過した光を含む受光面131に入射した光に基づく複数の画像を撮像する。ここで、図2では、上述した所定光学フィルタ121として光学フィルタ121aを適用した例を示しているが、光学フィルタ121aに替えて或いは光学フィルタ121aとともに光学フィルタ121bを所定光学フィルタ121として適用してもよい。
図2(a)は、受光面131の一部の領域R1に入射する光束(光線束)が光学フィルタ121aを透過するように、光学フィルタユニット120を駆動させた際の撮像装置100−1の状態を示している。具体的に、図2(a)は、光学フィルタ121aが第1の位置に移動した際の撮像装置100−1の状態を示している。また、この図2(a)の状態において、撮像素子130が受光面131に入射した光に基づき撮像した画像の一例を、図2(c)の画像210として示す。また、図2(c)では、撮像対象の物体を星の形状で示している。この図2(c)に示す画像210では、受光面131の領域R1に対応する範囲を画像領域211として光学フィルタ121aと同じ斜線模様で示している。また、この図2(c)に示す画像210では、受光面131の領域R1以外の領域に対応する範囲を画像領域212として示しており、この画像領域212は、光学フィルタ121aを透過していない光に基づく画像領域となる。
図2(b)は、受光面131の一部の領域R2に入射する光束(光線束)が光学フィルタ121aを透過するように、光学フィルタユニット120を駆動させた際の撮像装置100−1の状態を示している。具体的に、図2(b)は、光学フィルタ121aが、図2(a)に示す第1の位置から、図2(b)の矢印で示す紙面右方向に移動し、第2の位置に移動した際の撮像装置100−1の状態を示している。また、この図2(b)の状態において、撮像素子130が受光面131に入射した光に基づき撮像した画像の一例を、図2(c)の画像220として示す。この図2(c)に示す画像220では、受光面131の領域R2に対応する範囲を画像領域222として光学フィルタ121aと同じ斜線模様で示している。また、この図2(c)に示す画像220では、受光面131の領域R2以外の領域に対応する範囲を画像領域221として示しており、この画像領域221は、光学フィルタ121aを透過していない光に基づく画像領域となる。
図2(a)及び図2(b)に示す例では、光学フィルタ121aにおける駆動方向141と平行な方向の長さは、受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光束(光線束)が透過する長さになっている。また、図2に示す例では、光学フィルタ121aが図2(a)に示す第1の位置にあるときに第1の画像210を撮像素子130で撮像し、その後、光学フィルタ121aが図2(b)に示す第2の位置に移動した際に第2の画像220を撮像素子130で撮像する。また、図2に示す例では、光学フィルタ121aが図2(a)に示す第1の位置にあるときに透過する光束(光線束)と、光学フィルタ121aが図2(b)に示す第2の位置にあるときに透過する光束(光線束)とは、同一でないものとなっている。
図2(c)に示す例では、画像合成手段150は、撮像素子130で撮像された複数の画像210及び220を合成して、合成画像230を取得する。具体的に、第1の実施形態では、画像合成手段150は、複数の画像210及び220におけるそれぞれの画像の一部の画像領域211及び222を切り取って、当該切り取った画像領域211及び222に基づく複数の画像を合成して、合成画像230を取得する。より詳細に、画像合成手段150は、画像210については所定領域である領域R1に対応する範囲を画像領域211として切り取り、画像220については所定領域である領域R2に対応する範囲を画像領域222として切り取って、合成画像230を取得する。
この際、画像合成手段150には、光学フィルタ121aの位置ごとに撮像された複数の画像210及び220のそれぞれに対して、どの範囲(画角)の画像領域を切り取るかの設定がされているものとする。即ち、図2に示す例では、光学フィルタ121aが図2(a)に示す第1の位置の場合に領域R1に対応する画像領域211を切り取り、光学フィルタ121aが図2(b)に示す第2の位置の場合に領域R2に対応する画像領域222を切り取る設定である。
このように、画像合成手段150は、図2(a)の状態で撮像された領域R1の画角に基づく画像領域211と図2(b)の状態で撮像された領域R2の画角に基づく画像領域222とを合成して、光学フィルタ121aを透過した全画角の画像230を得ている。これにより、本実施形態では、光学フィルタ121のサイズを、撮像素子130の受光面131の一部の領域に入射する光束(光線束)だけを透過するサイズにすることも可能であるため、撮像装置100−1の小型化を実現することができる。
次に、図3を用いて、本実施形態の光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の最適な長さについて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図2に示す光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の最適な長さを説明するための図である。この図3において、図1及び図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。また、図3では、対象とする光学フィルタを光学フィルタ121として一般化したものを図示している。
図3(a)は、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWとして、撮像素子130の受光面131の全領域に入射する光束(光線束)を透過するような光学フィルタ121の長さを示している。これは、上述した先行技術の場合の長さともいえる。
ここで、図3において、光学フィルタ121における物体側の面と受光面131との光軸Oの方向の距離をL、受光面131における駆動方向141と平行な方向の長さをC、受光面131に入射する光の角度をθとする。ここで、明細書では、光学フィルタ121の面のうち、被写体側を向いた面(図1ではレンズ系110側に向いた面)を物体側の面と表現し、撮像素子側を向いた面(図1では撮像素子130側に向いた面)を像側の面と表現する。図3(a)に示す場合(上述した先行技術の場合ともいえる)、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWは、C+2×L×tanθ以上必要となる。この際、光学フィルタ121と撮像素子130との間には、ローパスフィルタや撮像素子130のカバーガラスなどの平板の光学素子が配置されていてもよく、光学フィルタ121も平板である。したがって、ここでの距離Lは、光学フィルタ121を含めた、光学フィルタ121と撮像素子130の間にある平板の光学素子の厚みと屈折率を考慮した空気換算長のことを示している。また、入射する光の角度θは、レンズ系110のFナンバーと相関があり、レンズ系110の設計値で決定される。
本実施形態では、光学フィルタ121を駆動方向141の複数の位置に移動させて撮像を行うため、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWは、受光面131の一部の領域に入射する光束(光線束)が透過する長さにすることができる。したがって、本実施形態では、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWを、図3(a)に示す場合の長さである「C+2×L×tanθ」よりも小さい値とする。
続いて、図3(b)を用いて、本実施形態における光学フィルタ121の長さWの最低限必要な長さについて説明する。図3(b)に示すように、本実施形態では、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWは、撮像素子130の受光面131の1つの点Pに入射する光束(光線束)が、光学フィルタ121を透過できる長さ以上にする必要がある。したがって、本実施形態では、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWを、「2×L×tanθ」以上の値とする。
そして、図3(a)と図3(b)を用いて上述したことをまとめると、本実施形態では、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWを、「2×L×tanθ≦W<C+2×L×tanθ」の範囲とする。
次に、図4を用いて、本実施形態における、図1及び図2に示す複数の光学フィルタ121a及び121bの駆動に必要なスペースについて説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図1及び図2に示す複数の光学フィルタ121a及び121bの駆動に必要なスペースDを説明するための図である。この図4において、図1〜図3に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。撮像装置100−1の光軸Oに対して垂直の方向のサイズは、複数の光学フィルタ121a及び121bの駆動に必要なスペースDが収まるようなサイズが最低限必要になる。
図4(a)は、図2(a)の場合と同様に、光学フィルタ121aが第1の位置にあるときの状態を示し、また、図4(b)は、図2(b)の場合と同様に、光学フィルタ121aが第2の位置にあるときの状態を示している。同様に、図4(c)は、光学フィルタ121bが第1の位置にあるときの状態を示し、また、図4(d)は、光学フィルタ121dが第2の位置にあるときの状態を示している。
この際、複数の光学フィルタ121a及び121bの駆動に必要なスペースは、図4に示すスペースDの長さとなる。具体的に、複数の光学フィルタ121a及び121bの駆動に必要なスペースDは、「C+2×(L×tanθ+W)」となる。この際、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さをWとし、光学フィルタ121における物体側の面と受光面131との光軸Oの方向の距離をLとする。また、受光面131における駆動方向141と平行な方向の長さをCとし、受光面131に入射する光の角度をθとする。
続いて、図8を用いて、比較例における、複数の光学フィルタの駆動に必要なスペースについて説明する。
図8は、比較例を示し、複数の光学フィルタ821a及び821bの駆動に必要なスペースD'を説明するための図である。具体的に、この図8では、図3(a)に示す上述した先行技術の場合を示している。即ち、光学フィルタ821a及び821bは、図3(a)に示す光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さと同様の長さW'を有する光学フィルタである。
図8(a)は、光学フィルタ821aを透過した光に基づく画像を撮像素子130で撮像しているときの状態を示し、また、図8(b)は、光学フィルタ121bを透過した光に基づく画像を撮像素子130で撮像しているときの状態を示している。
この際、複数の光学フィルタ821a及び821bの駆動に必要なスペースは、図8に示すスペースD'の長さとなる。具体的に、複数の光学フィルタ821a及び821bの駆動に必要なスペースD'は、「C+2×(L×tanθ+W')」となる。ここでは、複数の光学フィルタ821a及び821bのそれぞれの光学フィルタにおける駆動方向141と平行な方向の長さをW'としている。また、光学フィルタ821における物体側の面と受光面131との光軸Oの方向の距離をL、受光面131における駆動方向141と平行な方向の長さをC、受光面131に入射する光の角度をθとしている。
図4に示す本実施形態におけるスペースDと、図8に示す比較例におけるスペースD'とを比べると、2(W'−W)だけ光学フィルタの駆動に必要なスペースに差があることがわかる。この点、図3を用いて説明したように、本実施形態では、光学フィルタ121における駆動方向141と平行な方向の長さWは、「2×L×tanθ≦W<C+2×L×tanθ(=W')」の範囲であるため、2(W'−W)>0となる。したがって、本実施形態に係る撮像装置100−1では、光軸Oに対して垂直の方向のサイズを、図8に示す比較例に係る撮像装置よりも、2(W'−W)だけ小さくすることができる。即ち、第1の実施形態によれば、複数の光学フィルタを切り換え可能に構成される撮像装置100−1の小型化を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第2の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる事項について説明を行う。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第2の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる事項について説明を行う。
第2の実施形態に係る撮像装置の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る撮像装置100−1の概略構成と同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置100−1の駆動方法の一例を説明するための図である。この図5において、図1〜図4に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。また、図5では、図1に示すレンズ系110、光学フィルタ駆動機構140及び画像合成手段150は、省略し不図示としている。
具体的に、図5は、光学フィルタ121aを透過した光を含む受光面131に入射した光に基づく画像を、撮像素子130で撮像する様子を示している。より詳細に、光学フィルタ121aは、受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成されている。図5(a)及び図5(b)において、受光面131の領域のうち、光学フィルタ121aを透過した光束(光線束)が入射する所定領域を、光学フィルタ121aと同じ斜線模様で表示している。即ち、図5(a)の場合には、光学フィルタ121aを透過した光束(光線束)が入射する所定領域がR1領域であり、また、図2(b)の場合には、光学フィルタ121aを透過した光束(光線束)が入射する所定領域がR2領域である。なお、この図5(a)に示すR1領域は、上述した第1の実施形態の図2(a)に示すR1領域よりも大きい領域であり、同様に、図5(b)に示すR2領域は、上述した第1の実施形態の図2(b)に示すR2領域よりも大きい領域である。即ち、第2の実施形態では、光学フィルタ121aが図5(a)に示す第1の位置に移動した際のR1領域と、光学フィルタ121aが図5(b)に示す第2の位置に移動した際のR2領域とは、一部が同じ領域である点が、上述した第1の実施形態と異なっている。即ち、第2の実施形態は、R1領域と領域R2とが一部重なっている形態である。
光学フィルタ駆動機構140は、一般的には、モータなどのアクチュエータが使用され、このアクチェータには駆動誤差が生じうる。そして、このアクチェータの駆動誤差が生じると、光学フィルタ121が所望の位置に駆動しなくなる。上述した図2に示す第1の実施形態のように、画像合成手段150が画像合成に使用する領域(R1とR2)と、光学フィルタ121を透過する光が入射する受光面131の領域(R1とR2)とが同じ場合、光学フィルタ駆動機構140に駆動誤差が発生すると、画像合成に使用する領域の一部が光学フィルタ121を透過しない光に基づく画像領域になってしまう。そこで、第2の実施形態では、光学フィルタ121を透過する光が入射する受光面131の領域(R1とR2)を、画像合成に使用する領域(R1'とR2')よりも大きくしている。これにより、第2の実施形態では、光学フィルタ駆動機構140に駆動誤差が生じても、画像合成に使用する全ての画像領域に基づく画像を、光学フィルタ121を透過した光に基づく画像とするものである。
本実施形態においても、複数の光学フィルタ121a及び121bのうちの少なくとも1つの光学フィルタである所定光学フィルタ121は、撮像素子130の受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成されている。そして、撮像素子130は、光学フィルタ駆動機構140が光学フィルタユニット120を駆動方向141に駆動させることによって所定光学フィルタ121が異なる複数の位置に移動した際に、当該複数の位置において当該所定光学フィルタ121を透過した光を含む受光面131に入射した光に基づく複数の画像を撮像する。ここで、図5では、上述した所定光学フィルタ121として光学フィルタ121aを適用した例を示しているが、光学フィルタ121aに替えて或いは光学フィルタ121aとともに光学フィルタ121bを所定光学フィルタ121として適用してもよい。
図5(a)は、受光面131の一部の領域R1に入射する光束(光線束)が光学フィルタ121aを透過するように、光学フィルタユニット120を駆動させた際の撮像装置100−1の状態を示している。具体的に、図5(a)は、光学フィルタ121aが第1の位置に移動した際の撮像装置100−1の状態を示している。また、この図5(a)の状態において、撮像素子130が受光面131に入射した光に基づき撮像した画像の一例を、図5(c)の画像510として示す。また、図5(c)では、撮像対象の物体を星の形状で示している。この図5(c)に示す画像510では、受光面131の領域R1に対応する範囲を光学フィルタ121aと同じ斜線模様で示している。また、この図5(c)に示す画像510では、受光面131の領域R1以外の領域に対応する範囲は、光学フィルタ121aを透過していない光に基づく画像領域となる。
図5(b)は、受光面131の一部の領域R2に入射する光束(光線束)が光学フィルタ121aを透過するように、光学フィルタユニット120を駆動させた際の撮像装置100−1の状態を示している。具体的に、図5(b)は、光学フィルタ121aが第2の位置に移動した際の撮像装置100−1の状態を示している。また、この図5(b)の状態において、撮像素子130が受光面131に入射した光に基づき撮像した画像の一例を、図5(c)の画像520として示す。この図5(c)に示す画像520では、受光面131の領域R2に対応する範囲を光学フィルタ121aと同じ斜線模様で示している。また、この図5(c)に示す画像520では、受光面131の領域R2以外の領域に対応する範囲は、光学フィルタ121aを透過していない光に基づく画像領域となる。
図5(a)及び図5(b)に示す例では、光学フィルタ121aにおける駆動方向141と平行な方向の長さは、受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光束(光線束)が透過する長さになっている。また、図5に示す例では、光学フィルタ121aが図5(a)に示す第1の位置にあるときに第1の画像510を撮像素子130で撮像し、その後、光学フィルタ121aが図5(b)に示す第2の位置に移動した際に第2の画像520を撮像素子130で撮像する。
図5(c)に示す例では、画像合成手段150は、撮像素子130で撮像された複数の画像510及び520を合成して、合成画像530を取得する。具体的に、第2の実施形態では、画像合成手段150は、複数の画像510及び520におけるそれぞれの画像の一部の画像領域511及び522を切り取って、当該切り取った画像領域511及び522に基づく複数の画像を合成して、合成画像530を取得する。より詳細に、画像合成手段150は、画像510については所定領域である領域R1に対応する範囲における一部の範囲R1'を画像領域511として切り取り、画像520については所定領域である領域R2に対応する範囲における一部の範囲R2'を画像領域222として切り取って、合成画像530を取得する。
この際、画像合成手段150には、光学フィルタ121aの位置ごとに撮像された複数の画像510及び520のそれぞれに対して、どの範囲(画角)の画像領域を切り取るかの設定がされているものとする。即ち、図5に示す例では、光学フィルタ121aが図5(a)に示す第1の位置の場合に領域R1に対応する範囲における一部の範囲R1'を画像領域511として切り取り、光学フィルタ121aが図5(b)に示す第2の位置の場合に領域R2に対応する範囲における一部の範囲R2'を画像領域522として切り取る設定である。
第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態における効果に加えて、光学フィルタ駆動機構140に駆動誤差が生じても、所定光学フィルタを透過した光に基づく画像を取得することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第3の実施形態の説明では、上述した第1及び第2の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1及び第2の実施形態と異なる事項について説明を行う。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第3の実施形態の説明では、上述した第1及び第2の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1及び第2の実施形態と異なる事項について説明を行う。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る撮像装置100−3の概略構成の一例を示す図である。この図6において、図1に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。この第3の実施形態に係る撮像装置100−3は、図6に示すように、レンズ系110、光学フィルタユニット120、撮像素子130、光学フィルタ駆動機構140、画像合成手段150、及び、駆動制御機構160を有して構成されている。即ち、第3の実施形態に係る撮像装置100−3は、図1に示す第1の実施形態に係る撮像装置100−1の構成に加えて、駆動制御機構160を更に設けたものである。
駆動制御機構160は、レンズ系110の状態を検出し、その状態に応じて光学フィルタ駆動機構140を駆動させる駆動量を算出する。そして、駆動制御機構160は、算出した駆動量だけ駆動するように、光学フィルタ駆動機構140に指令を出して駆動制御を行う。
第3の実施形態においても、上述した第1及び第2の実施形態と同様に、光学フィルタ121を異なる複数の位置に移動させて、それぞれの位置ごとに撮像素子130で撮像した画像を、画像合成手段150で合成する形態を採る。そのため、例えば、図2(a)に示す光学フィルタ121aの第1の位置で撮像した第1の画像210と、図2(b)に示す光学フィルタ121aの第2の位置で撮像した第2の画像220は、光学フィルタ121aの駆動時間だけ時間差が生じる。撮像対象である物体(被写体)が動体の場合などで時間的に変動する場合には、第1の画像210と第2の画像220に位置ズレや画質の差異が生じて、合成した合成画像230は違和感がある画像になってしまう。そのため、第1の画像210と第2の画像220を撮像する時間差は、小さい方が望ましい。この際、第1の画像210と第2の画像220の撮像時間差を小さくするためには、光学フィルタ121の駆動量を小さくすることが有効である。これを図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態を示し、図6に示す駆動制御機構160による駆動制御を説明するための図である。この図7において、図6に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。また、図7では、図6に示すレンズ系110、光学フィルタ駆動機構140、画像合成手段150及び駆動制御機構160は、省略し不図示としている。
光学フィルタ121の駆動量は、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度θに依存し、この角度θはレンズ系110のFナンバーで決定される。
図7(a)及び図7(b)は、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度θが大きいとき、即ちレンズ系110のFナンバーが小さいときの光学フィルタ121の駆動の様子を示している。この図7(a)及び図7(b)に示す場合の、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度をθaとし、光学フィルタ121の駆動量をMとする。また、光学フィルタ121における物体側の面と受光面131との光軸Oの方向の距離をLとする。ここでの距離Lは、光学フィルタ121を含めた、光学フィルタ121と撮像素子130の間にある平板の光学素子の厚みと屈折率を考慮した空気換算長のことを示している。
図7(c)及び図7(d)は、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度θが小さいとき、即ちレンズ系110のFナンバーが大きいときの光学フィルタ121の駆動の様子を示している。この図7(c)及び図7(d)に示す場合の、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度をθb(θb<θa)とする。
図7(a)と図7(c)は、光学フィルタ121のサイズや位置が同じ場合を示している。図7(c)は、図7(a)に比べて、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度θが小さいため、光学フィルタ121(具体的に図7に示す例では、光学フィルタ121a)の位置での光束(光線束)の大きさは、L×(tanθa−tanθb)だけ小さくなる。この光束(光線束)の大きさの差異分だけ、図7(c)に示す光学フィルタ121aを透過して受光面131に入射する領域は、図7(a)に示す光学フィルタ121aを透過して受光面131に入射する領域よりも、大きくなっている。したがって、撮像素子130の受光面131に入射する光の角度θが小さい角度θbときの光学フィルタ121の駆動量は、M−L×(tanθa−tanθb)となる。これにより、小さい角度θbのときは、大きい角度θaのときと比べて、L×(tanθa−tanθb)だけ光学フィルタ121の駆動量を小さくすることができる。
第3の実施形態では、駆動制御機構160は、画像を撮像するときのレンズ系110の状態(Fナンバー)を検出し、検出した結果から、レンズ系110の設計値に基づいて受光面131に入射する光の角度θを決定する。そして、駆動制御機構160は、決定した角度θに基づいて、光学フィルタユニット120の最適な駆動量を算出する。具体的に、第3の実施形態では、レンズ系110の状態に応じて、最適な駆動量だけ光学フィルタユニット120を駆動させることができるため、第1の位置で取得した第1の画像と第2の位置で取得した第2の画像との時間差を短縮することができる。即ち、第3の実施形態によれば、上述した第1の実施形態における効果に加えて、画像合成手段150で取得する合成画像を違和感がない適切な画像とすることができる。
(その他の実施形態)
上述した第1〜第3の実施形態では、説明を簡易化するため、光学フィルタユニット120に構成する複数の光学フィルタとして2つの光学フィルタ121a及び121bを設ける例について説明を行った。しかしながら、本発明においてはこの形態に限定されるものではなく、例えば、光学フィルタユニット120に3つ以上の光学フィルタを設ける形態も、本発明に適用可能である。さらに、本発明においては、光学フィルタユニット120に構成する複数の光学フィルタのうち、少なくとも1つの光学フィルタを所定光学フィルタとして適用し、撮像素子130の受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成する。
上述した第1〜第3の実施形態では、説明を簡易化するため、光学フィルタユニット120に構成する複数の光学フィルタとして2つの光学フィルタ121a及び121bを設ける例について説明を行った。しかしながら、本発明においてはこの形態に限定されるものではなく、例えば、光学フィルタユニット120に3つ以上の光学フィルタを設ける形態も、本発明に適用可能である。さらに、本発明においては、光学フィルタユニット120に構成する複数の光学フィルタのうち、少なくとも1つの光学フィルタを所定光学フィルタとして適用し、撮像素子130の受光面131の一部の領域である所定領域に入射する光が透過するように構成する。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、説明を簡易化するため、1つの光学フィルタを2つ位置に駆動して、それぞれの位置で画像を撮像する例について説明を行った。しかしながら、本発明においてはこの形態に限定されるものではなく、例えば、1つの光学フィルタを3つ以上の位置に駆動して、それぞれの位置で画像を撮像する形態も、本発明に適用可能である。そして、1つの光学フィルタをより多くの位置に駆動する方が、光学フィルタにおける駆動方向141と平行な方向の長さを小さくすることができるため、より好適である。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:撮像装置、110:レンズ系、120:光学フィルタユニット、121a,121b:光学フィルタ、130:撮像素子、131:受光面、140:光学フィルタ駆動機構、141:駆動方向、150:画像合成手段
Claims (9)
- レンズ系と、
前記レンズ系を透過した光が入射する受光面を有する撮像素子と、
前記レンズ系と前記撮像素子との間に配置され、複数の光学フィルタを含み構成されている光学フィルタユニットと、
前記レンズ系の光軸に対して交差する方向に、前記光学フィルタユニットを駆動させる駆動機構と、
複数の画像を合成する画像合成手段と、
を有し、
前記複数の光学フィルタのうちの少なくとも1つの光学フィルタである所定光学フィルタは、前記受光面の一部の領域である所定領域に入射する前記光が透過するように構成されており、
前記撮像素子は、前記駆動機構が前記光学フィルタユニットを駆動させることによって前記所定光学フィルタが異なる複数の位置に移動した際に、前記複数の位置において前記所定光学フィルタを透過した前記光を含む前記受光面に入射した光に基づく複数の画像を撮像し、
前記画像合成手段は、前記撮像素子で撮像された複数の画像を合成して、合成画像を取得することを特徴とする撮像装置。 - 前記画像合成手段は、前記撮像素子で撮像された複数の画像におけるそれぞれの画像の一部の画像領域を切り取って、当該切り取った画像領域に基づく複数の画像を合成して、前記合成画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画像合成手段は、前記撮像素子で撮像された複数の画像におけるそれぞれの画像から、前記所定領域に対応する範囲を前記画像領域として切り取ることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記画像合成手段は、前記撮像素子で撮像された複数の画像におけるそれぞれの画像から、前記所定領域に対応する範囲における一部の範囲を前記画像領域として切り取ることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記複数の位置は、第1の位置および第2の位置を含むものであり、
前記所定光学フィルタが前記第1の位置に移動した際の前記所定領域と、前記所定光学フィルタが前記第2の位置に移動した際の前記所定領域とは、一部が同じ領域であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記所定光学フィルタにおいて前記駆動機構が駆動する方向と平行な方向の長さWは、
前記所定光学フィルタにおける物体側の面と前記受光面との距離をL、前記受光面における前記平行な方向の長さをC、前記受光面に入射する前記光の角度をθとすると、
2×L×tanθ≦W<C+2×L×tanθ
を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記レンズ系の状態に応じて前記光学フィルタユニットを駆動させる駆動量を算出し、当該駆動量に基づく駆動を前記駆動機構に行わせる制御をする制御機構を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記交差する方向が、垂直の方向であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- レンズ系と、前記レンズ系を透過した光が入射する受光面を有する撮像素子と、前記レンズ系と前記撮像素子との間に配置され、複数の光学フィルタを含み構成されている光学フィルタユニットと、前記レンズ系の光軸に対して交差する方向に、前記光学フィルタユニットを駆動させる駆動機構と、複数の画像を合成する画像合成手段と、を有する撮像装置の駆動方法であって、
前記複数の光学フィルタのうちの少なくとも1つの光学フィルタである所定光学フィルタは、前記受光面の一部の領域である所定領域に入射する前記光が透過するように構成されており、
前記撮像素子が、前記駆動機構が前記光学フィルタユニットを駆動させることによって前記所定光学フィルタが異なる複数の位置に移動した際に、前記複数の位置において前記所定光学フィルタを透過した前記光を含む前記受光面に入射した光に基づく複数の画像を撮像するステップと、
前記画像合成手段が、前記撮像素子で撮像された複数の画像を合成して、合成画像を取得するステップと、
を有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
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JP2018078408A JP2019186847A (ja) | 2018-04-16 | 2018-04-16 | 撮像装置及びその駆動方法 |
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