JP2019174742A - 液晶表示装置 - Google Patents

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神門 俊和
Toshikazu Kamikado
俊和 神門
丸山 純一
Junichi Maruyama
純一 丸山
石井 正宏
Masahiro Ishii
正宏 石井
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Abstract

【課題】複数の表示パネルを重ね合わせて構成された液晶表示装置において、更なるコントラストの向上を図る。【解決手段】液晶表示装置は、複数の表示パネルが重ね合わせて配置され、第1の画像を表示する第1の表示パネルと、第1の表示パネルの背面側に配置され第2の画像を表示する第2の表示パネルと、入力映像信号Dataを受信し、入力映像信号Dataに基づいて、第1の画像に対応する第1の画像データDAT1と、第2の画像に対応する第2の画像データDAT2とを生成する画像処理部300と、を含み、画像処理部300は、入力映像信号Dataに含まれる、輝点を表す輝点信号を拡張させる輝点拡張部322と、輝点拡張部322における輝点信号の拡張率を調整する調整部331と、を含み、第2の表示パネルは、輝点拡張部322により輝点信号が拡張された第2の画像データDAT2を用いて、第2の画像を表示する。【選択図】図6

Description

本発明は、液晶表示装置に関する。
従来、液晶表示装置のコントラストを向上させる技術として、2枚の表示パネルを重ね合わせて、入力映像信号に基づいて、それぞれの表示パネルに画像を表示させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。具体的には例えば、表示面側に配置された第1の表示パネルにカラー画像(第1の画像)を表示し、背面側に配置された第2の表示パネルに白黒画像(第2の画像)を表示することにより、コントラストの向上を図るものである。また、上記液晶表示装置では、表示画面を斜め方向から見た場合でも画像ずれが起こらず所望の画像が視認されるように、白黒画像(第2の画像)における輝点の幅を拡張するフィルタ処理(拡張フィルタ処理)を行っている。例えば、上記拡張フィルタ処理では、3×3画素領域をフィルタサイズとして、このフィルタサイズ内の最大階調値をその画素領域の中央の画素(注目画素)の階調値に設定する処理を、各フレームの全ての画素に対して行っている。
WO2007/040139号公報
上記従来の液晶表示装置では、更なるコントラストの向上が課題となっていた。即ち、上記従来の構成においては、表示画面を斜め方向から見た場合でも画像ずれが起こらず所望の画像が視認されるように、第2の画像における輝点の幅を拡張する拡張フィルタ処理を行っているため、黒浮きが多くなり、コントラストが低下してしまうことが課題となっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の表示パネルを重ね合わせて構成された液晶表示装置において、更なるコントラストの向上を図ることにある。
上記課題を解決するために、本開示に係る液晶表示装置は、複数の表示パネルが重ね合わせて配置され、それぞれの前記表示パネルに画像を表示する表示装置であって、第1の画像を表示する第1の表示パネルと、前記第1の表示パネルの背面側に配置され、第2の画像を表示する第2の表示パネルと、入力映像信号を受信し、前記入力映像信号に基づいて、前記第1の画像に対応する第1の画像データと、前記第2の画像に対応する第2の画像データと、を生成する画像処理部と、を含み、前記画像処理部は、前記入力映像信号に含まれる、輝点を表す輝点信号を拡張させる輝点拡張部と、前記輝点拡張部における前記輝点信号の拡張率を調整する調整部と、を含み、前記第2の表示パネルは、前記輝点拡張部により前記輝点信号が拡張された前記第2の画像データを用いて、前記第2の画像を表示する。
本発明に係る液晶表示装置によれば、更なるコントラストの向上を図ることが可能となる。
図1は第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す平面図である。 図2は第1の実施形態に係る第1の表示パネルの概略構成を示す平面図である。 図3は第1の実施形態に係る第2の表示パネルの概略構成を示す平面図である。 図4は図2及び図3のA−A´断面図である。 図5は第1の実施形態に係る第1の表示パネル及び第2の表示パネルの画素配置の他の例を示す平面図である。 図6は第1の実施形態に係る画像処理部の具体的な構成を示すブロック図である。 図7は第1の実施形態に係る輝点拡張処理を示す概念図である。 図8は第1の実施形態に係る輝点拡張処理を示す概念図である。 図9Aは第1の実施形態に係る入力映像信号の行方向の位置に対する階調特性を示す図である。 図9Bは第1の実施形態に係る第2の画像データの行方向の位置に対する階調特性を示す図である。 図9Cは第1の実施形態に係る第2の画像データの行方向の位置に対する階調特性を示す図である。 図9Dは第1の実施形態に係る第1の画像データの行方向の位置に対する階調特性を示す図である。 図9Eは第1の実施形態に係る第1の画像データの行方向の位置に対する階調特性を示す図である。 図10Aは第1の実施形態に係る第2の画像の表示例を示す模式図である。 図10Bは第1の実施形態に係る第2の画像の表示例を示す模式図である。 図10Cは第1の実施形態に係る第2の画像の表示例を示す模式図である。 図11は第1の実施形態に係る拡大処理を示す概念図である。
[第1の実施形態]
本開示の第1の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。本実施形態に係る液晶表示装置は、画像を表示する複数の表示パネルと、それぞれの表示パネルを駆動する複数の駆動回路(複数のソースドライバ、複数のゲートドライバ)と、それぞれの駆動回路を制御する複数のタイミングコントローラと、外部から入力される入力映像信号に対して画像処理を行い、それぞれのタイミングコントローラに画像データを出力する画像処理部と、複数の表示パネルに背面側から光を照射するバックライトと、を含んでいる。表示パネルの数は限定されず2枚以上であればよい。また複数の表示パネルは、ユーザ側から見て前後方向に互いに重ね合わされて配置されており、それぞれが画像を表示する。以下では、2枚の表示パネルを備える液晶表示装置10を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置10の概略構成を示す平面図である。図1に示すように、液晶表示装置10は、表示面側に配置された第1の表示パネル100と、第1の表示パネル100より背面側に配置された第2の表示パネル200と、第1の表示パネル100に設けられた第1のソースドライバ120及び第1のゲートドライバ130を制御する第1のタイミングコントローラ140と、第2の表示パネル200に設けられた第2のソースドライバ220及び第2のゲートドライバ230を制御する第2のタイミングコントローラ240と、第1のタイミングコントローラ140及び第2のタイミングコントローラ240に画像データを出力する画像処理部300と、を含んでいる。第1の表示パネル100は入力映像信号に応じた第1の画像(本実施形態においてはカラー画像)を第1の画像表示領域110に表示し、第2の表示パネル200は入力映像信号に応じた第2の画像(本実施形態においては白黒画像)を第2の画像表示領域210に表示する。画像処理部300は、外部のシステム(図示せず)から送信された入力映像信号Dataを受信し、後述する画像処理を実行した後、第1のタイミングコントローラ140に第1の画像データDAT1を出力し、第2のタイミングコントローラ240に第2の画像データDAT2を出力する。また画像処理部300は、第1のタイミングコントローラ140及び第2のタイミングコントローラ240に同期信号等の制御信号(図1では省略)を出力する。第1の画像データDAT1は第1の画像表示用の画像データであり、第2の画像データDAT2は第2の画像表示用の画像データである。バックライト(図1では省略)は、第2の表示パネル200の背面側に配置されている。画像処理部300の具体的な構成は後述する。なお、本実施形態においては、第1の画像がカラー画像である例を説明するが、第1の画像が白黒画像であってもよい。
図2は第1の表示パネル100の概略構成を示す平面図であり、図3は第2の表示パネル200の概略構成を示す平面図である。図4は、図2及び図3のA−A´断面図である。
図2及び図4を用いて、第1の表示パネル100の構成について説明する。図4に示すように、第1の表示パネル100は、バックライト400側に配置された薄膜トランジスタ基板101(以下、TFT基板という。)と、TFT基板101よりも表示面側に配置され、TFT基板101に対向するカラーフィルタ基板102(以下、CF基板という。)と、TFT基板101及びCF基板102の間に配置された液晶層103と、を含んでいる。第1の表示パネル100のバックライト400側には偏光板104が配置されており、表示面側には偏光板105が配置されている。
TFT基板101には、図2に示すように、第1方向(例えば列方向)に延在する複数のデータ線111と、第1方向とは異なる第2方向(例えば行方向)に延在する複数のゲート線112とが形成され、複数のデータ線111と複数のゲート線112とのそれぞれの交差部近傍に薄膜トランジスタ113(以下、TFTという。)が形成されている。第1の表示パネル100を平面的に見て、隣り合う2本のデータ線111と隣り合う2本のゲート線112とにより囲まれる領域が1つのサブ画素114として規定され、該サブ画素114がマトリクス状(行方向及び列方向)に複数配置されている。複数のデータ線111は、行方向に等間隔で配置されており、複数のゲート線112は、列方向に等間隔で配置されている。TFT基板101には、サブ画素114ごとに画素電極115が形成されており、複数のサブ画素114に共通する1つの共通電極(図示せず)が形成されている。TFT113を構成するドレイン電極はデータ線111に電気的に接続され、ソース電極は画素電極115に電気的に接続され、ゲート電極はゲート線112に電気的に接続されている。
図4に示すように、CF基板102には、各サブ画素114に対応して複数の着色部102aが形成されている。各着色部102aは、光の透過を遮断するブラックマトリクス102bで囲まれており、例えば矩形状に形成されている。また、複数の着色部102aは、赤色(R色)の材料で形成され、赤色の光を透過する赤色部と、緑色(G色)の材料で形成され、緑色の光を透過する緑色部と、青色(B色)の材料で形成され、青色の光を透過する青色部と、を含んでいる。赤色部、緑色部、及び青色部は、行方向にこの順に繰り返し配列され、同一色の着色部が列方向に配列され、行方向及び列方向に隣り合う着色部102aの境界部分にブラックマトリクス102bが形成されている。各着色部102aに対応して、複数のサブ画素114は、図2に示すように、赤色部に対応する赤色サブ画素114Rと、緑色部に対応する緑色サブ画素114Gと、青色部に対応する青色サブ画素114Bと、を含んでいる。尚、第1の表示パネル100では、1つの赤色サブ画素114R、1つの緑色サブ画素114G及び1つの青色サブ画素114Bを含んで1つの画素124を構成し、複数の画素124がマトリクス状に配置されている。
第1のタイミングコントローラ140は、周知の構成を備えている。例えば第1のタイミングコントローラ140は、画像処理部300から出力される第1の画像データDAT1と第1制御信号CS1(クロック信号、垂直同期信号、水平同期信号等)とに基づいて、第1の画像データDA1と、第1のソースドライバ120及び第1のゲートドライバ130の駆動を制御するための各種タイミング信号(データスタートパルスDSP1、データクロックDCK1、ゲートスタートパルスGSP1、ゲートクロックGCK1)とを生成する(図2参照)。第1のタイミングコントローラ140は、第1の画像データDA1と、データスタートパルスDSP1と、データクロックDCK1とを第1のソースドライバ120に出力し、ゲートスタートパルスGSP1とゲートクロックGCK1とを第1のゲートドライバ130に出力する。
第1のソースドライバ120は、データスタートパルスDSP1及びデータクロックDCK1に基づいて、第1の画像データDA1に応じたデータ信号(データ電圧)をデータ線111に出力する。第1のゲートドライバ130は、ゲートスタートパルスGSP1及びゲートクロックGCK1に基づいて、ゲート信号(ゲート電圧)をゲート線112に出力する。
各データ線111には、第1のソースドライバ120からデータ電圧が供給され、各ゲート線112には、第1のゲートドライバ130からゲート電圧が供給される。共通電極には、コモンドライバ(図示せず)から共通電圧Vcomが供給される。ゲート電圧(ゲートオン電圧)がゲート線112に供給されると、ゲート線112に接続されたTFT113がオンし、TFT113に接続されたデータ線111を介して、データ電圧が画素電極115に供給される。画素電極115に供給されたデータ電圧と、共通電極に供給された共通電圧Vcomとの差により電界が生じる。この電界により液晶を駆動してバックライト400の光の透過率を制御することによって画像表示を行う。第1の表示パネル100では、赤色サブ画素114R、緑色サブ画素114G、青色サブ画素114Bそれぞれの画素電極115に接続されたデータ線111に、所望のデータ電圧を供給することにより、カラー画像表示が行われる。尚、第1の表示パネル100は、周知の構成を適用することができる。
次に、図3及び図4を用いて、第2の表示パネル200の構成について説明する。図4に示すように、第2の表示パネル200は、バックライト400側に配置されたTFT基板201と、ユーザ側に配置され、TFT基板201に対向するCF基板202と、TFT基板201及びCF基板202の間に配置された液晶層203と、を含んでいる。第2の表示パネル200のバックライト400側には偏光板204が配置されており、ユーザ側には偏光板205が配置されている。第1の表示パネル100の偏光板104と、第2の表示パネル200の偏光板205との間には、拡散シート301が配置されている。
TFT基板201には、図3に示すように、列方向に延在する複数のデータ線211と、行方向に延在する複数のゲート線212とが形成され、複数のデータ線211と複数のゲート線212とのそれぞれの交差部近傍にTFT213が形成されている。第2の表示パネル200を平面的に見て、隣り合う2本のデータ線211と隣り合う2本のゲート線212とにより囲まれる領域が1つの画素214として規定され、該画素214がマトリクス状(行方向及び列方向)に複数配置されている。複数のデータ線211は、行方向に等間隔で配置されており、複数のゲート線212は、列方向に等間隔で配置されている。TFT基板201には、画素214ごとに画素電極215が形成されており、複数の画素214に共通する1つの共通電極(図示せず)が形成されている。TFT213を構成するドレイン電極はデータ線211に電気的に接続され、ソース電極は画素電極215に電気的に接続され、ゲート電極はゲート線212に電気的に接続されている。第1の表示パネル100の各サブ画素114と、第2の表示パネル200の各画素214とは、互いに1対1の関係で配置されており、平面視で互いに重なっている。例えば、図2に示す画素124を構成する赤色サブ画素114R、緑色サブ画素114G及び青色サブ画素114Bそれぞれと、図3に示す3個の画素214それぞれとが平面視で重なっている。尚、図5に示すように、第1の表示パネル100の3個のサブ画素114(赤色サブ画素114R、緑色サブ画素114G、青色サブ画素114B)(図5(a)参照)と、第2の表示パネル200の1個の画素214(図5(b)参照)とが平面視で重なっていてもよい。
図4に示すように、CF基板202には、各画素214の境界部分に対応する位置に、光の透過を遮断するブラックマトリクス202bが形成されている。ブラックマトリクス202bで囲まれた領域202aには、着色部は形成されておらず、例えばオーバーコート膜が形成されている。
第2のタイミングコントローラ240は、周知の構成を備えている。例えば第2のタイミングコントローラ240は、画像処理部300から出力される第2の画像データDAT2と第2制御信号CS2(クロック信号、垂直同期信号、水平同期信号等)とに基づいて、第2の画像データDA2と、第2のソースドライバ220及び第2のゲートドライバ230の駆動を制御するための各種タイミング信号(データスタートパルスDSP2、データクロックDCK2、ゲートスタートパルスGSP2、ゲートクロックGCK2)とを生成する(図3参照)。第2のタイミングコントローラ240は、第2の画像データDA2と、データスタートパルスDSP2と、データクロックDCK2とを第2のソースドライバ220に出力し、ゲートスタートパルスGSP2とゲートクロックGCK2とを第2のゲートドライバ230に出力する。
第2のソースドライバ220は、データスタートパルスDSP2及びデータクロックDCK2に基づいて、第2の画像データDA2に応じたデータ電圧をデータ線211に出力する。第2のゲートドライバ230は、ゲートスタートパルスGSP2及びゲートクロックGCK2に基づいて、ゲート電圧をゲート線212に出力する。
各データ線211には、第2のソースドライバ220からデータ電圧が供給され、各ゲート線212には、第2のゲートドライバ230からゲート電圧が供給される。共通電極には、コモンドライバから共通電圧Vcomが供給される。ゲート電圧(ゲートオン電圧)がゲート線212に供給されると、ゲート線212に接続されたTFT213がオンし、TFT213に接続されたデータ線211を介して、データ電圧が画素電極215に供給される。画素電極215に供給されたデータ電圧と、共通電極に供給された共通電圧Vcomとの差により電界が生じる。この電界により液晶を駆動してバックライト400の光の透過率を制御することによって画像表示を行う。第2の表示パネル200では、白黒画像表示が行われる。尚、第2の表示パネル200は、周知の構成を適用することができる。
図6は、画像処理部300の具体的な構成を示すブロック図である。画像処理部300は、ガンマ処理部311、第2の画像生成部321、輝点拡張部322、平均値フィルタ処理部323、調整部331、画像判定部332、解析部333、画像変更部341、位置判定部342を含んでいる。画像処理部300は、入力映像信号Dataに基づいて以下の画像処理を行い、第1の表示パネル100に表示される第1の画像に対応する第1の画像データDAT1(本実施形態においてはカラー画像データ)と、第2の表示パネル200に表示される第2の画像に対応する第2の画像データDAT2(本実施形態においては白黒画像データ)とを生成する。
画像処理部300は、外部のシステムから送信された入力映像信号Dataを受信すると、入力映像信号Dataが、ガンマ処理部311と第2の画像生成部321に送信される。尚、入力映像信号Dataは、例えば輝度情報(階調情報)と色情報とを含んでいる。色情報は、色を指定するための情報であり、例えば、入力映像信号Dataが8ビットの場合、R色、G色、B色を含む複数色それぞれの色を0〜255の値で表すことができる。上記複数色には、少なくともR色、G色及びB色を含み、さらにW(白)色及び/又はY(黄)色が含まれてもよい。以下では、一例として、上記複数色がR色、G色及びB色である場合を挙げる。また以下では、入力映像信号Dataの色情報を、「RGB値」([R値,G値,B値])と称す。例えば、入力映像信号Dataに対応する色が「白」の場合、R色の値(R値)は[255]で表され、G色の値(G値)は[255]で表され、B色の値(B値)は[255]で表される。すなわち、「RGB値」は[255,255,255]で表される。また入力映像信号Dataに対応する色が「赤」の場合、「RGB値」は[255,0,0]で表され、上記色が「黒」の場合、「RGB値」は[0,0,0]で表される。
第2の画像生成部321は、入力映像信号Dataを取得すると、入力映像信号Dataの輝度信号Yを用いて第2の画像に対応する第2の画像データを生成する。具体的には、第2の画像生成部321は、入力映像信号DataのRGB値([R値,G値,B値])から輝度信号Yを算出し、輝度信号Yに基づいて第2の画像データを生成する。輝度信号Yは、例えば以下に示す周知の変換式(1)により算出することができる。
Y=0.299×R値+0.587×G値+0.114×B値・・・(1)
第2の画像生成部321は、生成した第2の画像データを輝点拡張部322に出力する。
輝点拡張部322は、第2の画像データに含まれる、輝点を表す輝点信号を拡張させる。これは、輝点拡張部322は、入力映像信号Dataに含まれる、輝点信号を拡張させることを意味する。即ち、第2の画像生成部321や、その他の回路部を経由した後であっても、輝点拡張部322が、入力映像信号Dataに含まれる輝点信号を拡張することに変わりない。また、調整部331は、輝点拡張部322における輝点の拡張率を調整する。
本実施形態においては、輝点拡張部322が、第2の画像生成部321から取得した第2の画像データに対して最大値フィルタリング処理を行う最大値フィルタである例について説明する。
輝点拡張部322は、第2の画像生成部321から第2の画像データを取得すると、該第2の画像データに対して、各フレームにおいて全ての画素に共通のフィルタサイズで高輝度領域を拡張する最大値フィルタリング処理を実行する。
例えば、輝点拡張部322は、第1のモードにおいては、図7に示すように、一つの画素214Aを中心とし、7画素の幅に相当する半径を有する円形状の領域をフィルタサイズとし、このフィルタサイズ内に含まれる画素の輝度の最大値を、そのフィルタサイズ内に含まれる全ての画素の輝度に設定する処理を実行する。例えば、画素214Aが輝点であり、フィルタサイズ内において最大値の輝度を有する場合、フィルタサイズ内における全ての画素の輝度が、この画素214Aの輝度に設定される。また、輝点拡張部322は、第2のモードにおいては、図8に示すように、一つの画素214Aを中心とし、4画素の幅に相当する半径を有する円形状の領域をフィルタサイズとし、このフィルタサイズ内に含まれる画素の輝度の最大値を、そのフィルタサイズ内に含まれる全ての画素の輝度に設定する処理を実行する。即ち、第2のモードにおける輝点の拡張率は、第1のモードにおける輝点の拡張率に比べて小さくなっている。なお、フィルタサイズは、上記領域に限定されない。またフィルタ形状は、円形に限定されず矩形状でもよい。なお、図7、8に示す例では、一つの画素214Aを中心として、輝点を拡張させる例を示したが、輝点の1次元的な集合体(線状の輝点)や、輝点の2次元的集合体(面状の輝点)についても、同様のフィルタ処理を行う。
このような輝点拡張処理を行うことにより、画像処理部300が、例えば、図9Aに示すような、行方向の位置に対する階調特性を有する入力映像信号Dataを取得した場合において、輝点拡張部322は、図9B、9Cに示すような、行方向の位置に対する階調特性を有する第2の画像データを得ることができる。図9Bは、第1のモードにおける第2の画像データの階調特性を示し、図9Cは、第2のモードにおける第2の画像データの階調特性を示す。図9B、図9C共に、図9Aに示した入力映像信号Dataの階調特性と比較して、輝点となる領域が行方向に拡張されていることがわかる。このような構成とすることにより、ユーザが、表示画面を斜め方向から見た場合でも画像ずれが少なく所望の画像が視認される。なお、図9A、9B、9Cにおいては、図示の便宜上、行方向の位置に対する階調特性を示しているが、列方向の位置に対しても、同様の階調特性を有する構成としてもよい。
更に、調整部331が、この第1のモードと第2のモードとを切り替えることにより、コントラストの更なる向上を図ることが可能となる。即ち、第1のモードでは、図9Bに示したように、輝点となる領域が大きく拡張されているのに対し、第2のモードでは、図9Cに示したように、第1のモードと比較して、輝点となる領域の拡張幅が小さい構成としている。そのため、この第2のモードにおいては、輝点拡張処理に伴う黒浮きの発生を抑制することができ、その結果として、コントラストの更なる向上を図ることが可能となる。
以下、調整部331による、モード選択の例について説明する。
第1の例としては、調整部331が、液晶表示装置10の表示方向を撮影した撮像画像を用いて、モード選択を行う例について説明する。なお、表示方向を撮影する撮像素子は、液晶表示装置10が内蔵するカメラでもよく、液晶表示装置10に外部接続されたカメラであってもよい。本実施形態においては、撮像素子が、液晶表示装置10に外部接続されたカメラであり、撮像素子によって撮影された撮影画像データS1が、入力映像信号Dataと同じ伝達経路で、画像処理部300に取得される。なお、撮影画像データS1が、入力映像信号Dataとは別の伝達経路で、直接、調整部331に入力される構成としてもよい。
本実施形態においては、調整部331が、当該撮影画像データS1から、ユーザの数を判定する画像判定部332を含む。画像判定部332は、例えば撮影画像の中から人間の顔の画像を検出することにより、ユーザの数を判定する。例えば、ユーザが2以上である場合は、調整部331が、第1のモードを選択する。このような構成とすることにより、複数のユーザが、斜め方向から一つの画像を見るような場合でも、画像ずれが少なく所望の画像が視認される。一方、ユーザが一人である場合は、ユーザが複数の場合と比較して、表示画像を斜め方向に見る必要性が少なくなるため、調整部331が、第2のモードを選択する。このような構成とすることにより、輝点拡張処理に伴う黒浮きの発生を抑制することができ、その結果として、コントラストの更なる向上を図ることが可能となる。
調整部331が、複数のモードの中から1つのモードを選択すると、当該選択結果が輝点拡張部322に送信される。輝点拡張部322は、調整部331により選択されたモードに従って、上述した輝点拡張処理を行う。
第2の例としては、調整部331が、特定の領域以外の輝度を閾値未満で表示し、表示画像における特定の領域を強調して表示する旨を指示する領域指定信号S2を受信した場合における、モード選択の例について説明する。
図10A、10Bは、本実施形態における第2の画像の表示例を示す模式図である。図10Aは、画像処理部300が、領域指定信号S2を受信していない通常状態の第2の画像の表示例であり、図10Bは、画像処理部300が、領域指定信号S2を受信した領域指定状態の第2の画像の表示例である。領域指定状態とは、ユーザが特定の領域を選択し、特定の領域以外の輝度を閾値未満で表示し、表示画像における特定の領域を強調して表示する状態を意味する。なお、ユーザが、特定領域を指定する方法としては、例えば液晶表示装置10がタッチパネルと一体に構成されており、このタッチパネルにユーザが触れた箇所を特定領域として指定してもよく、専用のリモートコントローラや、液晶表示装置10とネットワークを介して接続されたコンピュータに備え付けられたキーボードなどを用いて、特定領域を指定してもよい。
画像処理部300の第2の画像生成部321が、領域指定信号S2を受信すると、図10Bに示すように、ユーザが指定した第1の領域A1の輝度は通常状態のままで、それ以外の第2の領域A2の輝度を閾値未満とする第2の画像データを生成する。本実施形態においては、この領域指定信号S2が、入力映像信号Dataと同じ伝達経路で、画像処理部300に取得される。なお、第1の領域A1の輝度は、通常状態と同じでもよく、通常状態よりも高く設定されてもよい。なお、領域指定信号S2が、入力映像信号Dataとは別の伝達経路で、直接、調整部331に入力される構成としてもよい。
本実施形態においては、画像処理部300が、この領域指定信号S2を取得すると、調整部331が、第2のモードを選択する。このような領域指定をユーザが選択している、ということは、ユーザが、斜め方向からの視認ではなく、正面から第1の領域A1を直視している可能性が高い。そのため、画像処理部300が、領域指定信号S2を受信した場合には、調整部331が、第2のモードを選択することにより、輝点拡張処理に伴う黒浮きの発生を抑制することができ、その結果として、コントラストの更なる向上を図ることが可能となる。
なお、調整部331は、輝点拡張部322が第1の領域A1に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際にのみ、第2のモードを選択してもよく、表示画像の全ての領域に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際においても、第2のモードを選択してもよい。即ち、輝点拡張部322が第2の領域A2に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際においては、第2のモードを選択してもよく、第1のモードを選択してもよい。
なお、図10Bに示した例においては、ユーザが指定した第1の領域A1の輝度のみならず、予め設定された第3の領域A3の輝度についても通常状態と同じか、それ以上とし、それ以外の第2の領域A2の輝度を閾値未満として、第2の画像生成部321が第2の画像データを生成する。第3の領域A3の例としては、例えば日付や患者の氏名などの情報を表示する領域である。
画像処理部300が、このような第3の領域A3の輝度に関する設定を含む領域指定信号S2を受信した場合、調整部331は、輝点拡張部322が第3の領域に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際に、第1のモードを選択することが望ましい。ユーザは、第1の領域A1を直視できる位置にいることが想定されるため、第3の領域A3は、斜め方向から視認される可能性が高い。そのため、輝点拡張部322が第3の領域に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際には、調整部331が第1のモードを選択することにより、ユーザが、画像ずれの少ない所望の画像を視認することができる。
なお、上述した例においては、図10Bに示したように、第1の領域A1が一つの例を示したが、図10Cに示すように、第1の領域A1が複数ある構成であってもよい。即ち、ユーザによって、複数の第1の領域A1が選択されるような構成であってもよい。
なお、上述した例においては、画像処理部300が、領域指定信号S2を外部から受信した場合に、この領域指定信号S2に基づき、調整部331がモード選択をする例を説明したが、本開示は、これに限定されない。例えば、外部から受信する信号に、上述した領域指定信号S2が含まれていなくても、画像処理部300が、入力映像信号Dataを解析することによって、上述した領域指定状態であることを自発的に認識する構成としてもよい。
例えば、図6に示すように、調整部331が、解析部333を含む構成としてもよい。解析部333は、入力映像信号Dataを解析し、入力映像信号Dataにおける、入力階調が閾値未満である信号の割合を算出する。解析部333が、入力階調が閾値未満である信号が、所定の割合以上で含まれていると判断した場合、調整部331が、上述した領域指定状態であることを認識する。調整部331が、領域指定状態であることを認識すると、輝点拡張部322が少なくとも入力階調が閾値以上の領域、即ち、上述した第1の領域A1に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際に、調整部331は第2のモードを選択する。
なお、輝点拡張部322が、入力階調が閾値以上の領域、即ち、上述した第1の領域A1に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際にのみ、調整部331が第2のモードを選択してもよく、表示画像の全ての領域に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際においても、第2のモードを選択してもよい。即ち、輝点拡張部322が、入力階調が閾値未満の領域、即ち、上述した第2の領域に対応する第2の画像データの輝点信号を拡張させる際においては、第2のモードを選択してもよく、第1のモードを選択してもよい。
輝点拡張部322によって輝点信号が拡張された第2の画像データは、平均値フィルタ処理部323に伝達される。
平均値フィルタ処理部323は、輝点拡張部322によって輝点信号が拡張された第2の画像データを取得すると、この第2の画像データに対して、各フレームにおいて全ての画素214に共通の平均値フィルタを用いて平滑化処理を実行する。例えば、平均値フィルタ処理部323は、各画素214について、その画素214を中心とする19×19画素領域をフィルタサイズとして、このフィルタサイズ内の輝度の平均値を算出し、当該平均値を、その画素214の輝度として設定する処理を実行する。フィルタサイズは、19×19画素領域に限定されないが、各フレームにおいて全ての画素214に対して共通のフィルタサイズに設定される。またフィルタ形状は、正方形に限定されず円形でもよい。上記平滑化処理によれば、高周波成分が削除されるため輝度変化を滑らかにすることができる。平均値フィルタ処理部323は、上記平滑化処理を施した第2の画像データを、ガンマ処理部311に出力する。
ガンマ処理部311は、取得した入力映像信号Dataに対して、平均値フィルタ処理部323から取得した第2の画像データに基づいて、第1の表示パネル100で表示する第1の画像データのガンマ処理を実行する。例えば、ガンマ処理部311は、第2の画像と第1の画像とを合成した表示画像の合成ガンマ値が2.2になるように、第1の画像のガンマ値を設定する。
図9D、図9Eは、行方向の位置に対する第1の画像データの階調特性を示す。図9Dは、第1のモードにおける第1の画像データの階調特性を示し、図9Eは、第2のモードにおける第1の画像データの階調特性を示す。図9Dに示す第1のモードにおける第1の画像データの階調特性は、図9Eに示す第2のモードにおける第1の画像データの階調特性よりも、各行方向位置において階調が低くなっていることがわかる。これは、ガンマ処理部311は、上述した通り、第2の画像と第1の画像とを合成した表示画像の合成ガンマ値が2.2となるように第1の画像のガンマ値を設定する。そのため、第2の画像データにおいて輝点信号の拡張率が大きい第1のモードでは、第2のモードと比較して、第1の画像データにおける階調が低くなる。
ガンマ処理部311は、上記ガンマ処理を施した第1の画像データDAT1を第1のタイミングコントローラ140に出力する。
更に、本実施形態においては、図6に示すように、画像処理部300が画像変更部341を含む。画像変更部341には、平均値フィルタ処理部323から、平滑化処理が施された第2の画像データを取得する。
画像変更部341は、位置判定部342を含み、位置判定部342は、液晶表示装置10の表示方向を撮影した撮影画像データS1から、ユーザの位置(例えばユーザーの顔の位置)を判定する。撮影画像データS1は、上述した調整部331に含まれる画像判定部332から直接取得してもよいし、第2の画像データが伝達される経路で入手してもよい。
画像変更部341は、位置判定部342が判定したユーザの位置に基づき変更倍率を決定し、この変更倍率に基づき、上述した第2の画像における、第1の領域A1に表示する画像を拡大する拡大処理を行う。図11は、画像変更部の処理を示す概念図である。図11に示すように、ユーザが離れた位置にいる場合は、変更倍率は1に近くなり、ユーザが表示画面に近い位置にいる場合は、変更倍率は大きくなる。画像変更部341は、第1の領域A1における中心点Cを中心として、上述した拡大処理を行う。
この画像変更部341による拡大処理が、上述した輝点拡張部322による輝点拡張処理と異なるのは、輝点拡張処理が、輝点のみを拡張したのに対して、拡大処理は、輝点のみならず、階調を問わず輝点、滅点双方を含む画像全体を拡大する点である。
なお、画像変更部341が、このように第2の画像における、第1の領域A1に表示する画像を拡大して表示する場合、一つの第2の画像表示領域210内に、第2の画像全体を表示するために、第2の画像における第2の領域の少なくとも一部に表示する画像を縮小する縮小処理を行ってもよい。あるいは、第2の画像における第2の領域の少なくとも一部に表示する画像を省略する省略処理を行ってもよい。特に、図10Cに示したように、第2の画像表示領域210が、複数の第1の領域A1を含む第2の画像を表示するような場合においては、複数の第1の領域A1に挟まれた領域に表示される画像を縮小、又は省略する処理を行うことが望ましい。
画像変更部341は、この拡大処理がなされ、且つ上述した輝点拡張処理がなされた第2の画像データDAT2を第2のタイミングコントローラ240に出力する。第2の表示パネル200は、上述した輝点拡張処理がなされた第2の画像データDAT2を用いて、第2の画像を表示する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で上記各実施形態から当業者が適宜変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
10 液晶表示装置、100 第1の表示パネル、110 第1の画像表示領域、111 データ線、112 ゲート線、113 薄膜トランジスタ、114 サブ画素、115 画素電極、120 第1のソースドライバ、124 画素、130 第1のゲートドライバ、140 第1のタイミングコントローラ、200 第2の表示パネル、210 第2の画像表示領域、211 データ線、212 ゲート線、214 画素、214A 画素、215 画素電極、220 第2のソースドライバ、230 第2のゲートドライバ、240 第2のタイミングコントローラ、300 画像処理部、311 ガンマ処理部、321 第2の画像生成部、322 輝点拡張部、323 平均値フィルタ処理部、331 調整部、332 画像判定部、333 解析部、341 画像変更部、342 位置判定部、400 バックライト、A1 第1の領域、A2 第2の領域、A3 第3の領域、C 中心点、Data 入力映像信号、DAT1 第1の画像データ、DAT2 第2の画像データ。

Claims (13)

  1. 複数の表示パネルが重ね合わせて配置され、それぞれの前記表示パネルに画像を表示する表示装置であって、
    第1の画像を表示する第1の表示パネルと、
    前記第1の表示パネルの背面側に配置され、第2の画像を表示する第2の表示パネルと、
    入力映像信号を受信し、前記入力映像信号に基づいて、前記第1の画像に対応する第1の画像データと、前記第2の画像に対応する第2の画像データと、を生成する画像処理部と、を含み、
    前記画像処理部は、
    前記入力映像信号に含まれる、輝点を表す輝点信号を拡張させる輝点拡張部と、
    前記輝点拡張部における前記輝点信号の拡張率を調整する調整部と、を含み、
    前記第2の表示パネルは、前記輝点拡張部により前記輝点信号が拡張された前記第2の画像データを用いて、前記第2の画像を表示する、
    液晶表示装置。
  2. 前記調整部は、
    前記輝点拡張部が、第1の拡張率で前記輝点信号を拡張させる第1のモードと、
    前記輝点拡張部が、前記第1の拡張率よりも小さい第2の拡張率で前記輝点信号を拡張させる第2のモードと、を少なくとも含む複数のモードを切り替える、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記調整部は、
    前記液晶表示装置の表示方向を撮影した撮影画像データから、ユーザの数を判定する画像判定部を含み、
    前記画像判定部が、前記ユーザの数が2以上であると判定した場合には、前記第1のモードを選択し、
    前記画像判定部が、前記ユーザの数が1であると判定した場合には、前記第2のモードを選択する、
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記画像処理部が、前記第2の画像における、ユーザに指定された第1の領域を除く第2の領域の輝度を、閾値未満で表示する旨を指示する領域指定信号を受信した場合、
    前記輝点拡張部が前記第1の領域に対応する前記入力画像信号の前記輝点信号を拡張させる際に、前記調整部は前記第2のモードを選択する、
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記画像処理部が、前記第2の画像における、ユーザに指定された第1の領域を除く第2の領域の輝度を、閾値未満で表示する旨を指示する領域指定信号を受信した場合、
    前記輝点拡張部が前記第2の領域に対応する前記入力画像信号の前記輝点信号を拡張させる際に、前記調整部は前記第1のモードを選択する、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記画像処理部が、前記第2の画像における、ユーザに指定された第1の領域、及び予め設定された第3の領域を除く第2の領域の輝度を、閾値未満で表示する旨を指示する領域指定信号を受信した場合、
    前記輝点拡張部が前記第1の領域に対応する前記入力画像信号の前記輝点信号を拡張させる際に、前記調整部は前記第2のモードを選択し、
    前記輝点拡張部が前記第3の領域に対応する前記入力画像信号の前記輝点信号を拡張させる際に、前記調整部は前記第1のモードを選択する、
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  7. 前記画像処理部が、前記入力映像信号を解析し、前記入力映像信号における、入力階調が閾値未満である信号の割合を算出する解析部を更に含み、
    前記解析部が、前記割合が所定の割合以上であると判断した場合、
    前記輝点拡張部が、前記入力階調が閾値以上の領域に対応する前記入力画像信号の前記輝点信号を拡張させる際に、前記調整部は前記第2のモードを選択する、
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  8. 前記解析部が、前記割合が所定の割合以上であると判断した場合、
    前記起点拡張部が、前記入力階調が閾値未満である領域に対応する前記前記入力画像信号の前記輝点信号を拡張させる際に、前記調整部は前記第1のモードを選択する、
    請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記画像処理部が、
    前記液晶表示装置の表示方向を撮影した撮影画像データからユーザの位置を判定し、前記ユーザの位置に基づき変更倍率を決定し、前記変更倍率に基づき、前記第2の画像における前記第1の領域に表示する画像を拡大する拡大処理を行う画像変更部と、
    を更に含む、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  10. 前記画像変更部は、前記第1の領域における中心点を中心として、前記変更倍率に基づき前記第1の領域に表示する画像を拡大する前記拡大処理を行う、
    請求項9に記載の液晶表示装置。
  11. 前記画像変更部は、前記第2の画像における前記第2の領域の少なくとも一部に表示する画像を縮小する縮小処理を行う、
    請求項9に記載の液晶表示装置。
  12. 前記画像変更部は、前記第2の画像における前記第2の領域の少なくとも一部を省略する省略処理を行う、
    請求項9に記載の液晶表示装置。
  13. 前記輝点拡張部は、前記第2の画像データに対して最大値フィルタリング処理を行う最大値フィルタを含み、
    前記調整部が前記第1のモードを選択した場合における、前記最大値フィルタリング処理の範囲が、前記調整部が前記第2のモードを選択した場合における、前記最大値フィルタリング処理の範囲よりも広い、
    請求項2に記載の液晶表示装置。

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