JP2019174503A - 集光機能を有する表示装置およびその製造方法、発電装置、並びに電子機器 - Google Patents

集光機能を有する表示装置およびその製造方法、発電装置、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】集光技術および光発電技術の利便性の向上させること。電子機器に表示される画像の視認性を向上させること。【解決手段】表示装置1Aは、画像を表示するディスプレイ12aと、光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材11と、カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層13と、を備える。反射層13は、ディスプレイ12aの表示領域と重なって位置する。反射層13は、境界角度θthよりも小さい入射角φで入射した入射光を透過させる。反射層13は、境界角度θthよりも大きい入射角θ1で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させる。【選択図】図6

Description

本開示は、表示機能を有する表示装置に関し、特に、集光機能を有する表示装置に関する。また、本開示は、表示機能を有する発電装置および電子機器に関し、特に、集光機能および光発電機能を有する発電装置および電子機器に関する。
従来、集光した光を利用して、光エネルギーを電気エネルギーに変換する技術が知られている。例えば特許文献1には、第1閾値角度以上の入射角の光を反射し、第1閾値角度より小さい入射角の光の少なくとも一部を透過する角度選択反射手段と、入射した光をその入射角よりも大きい角度で反射する角度増加反射手段とを間隙をあけて配置することが開示されている。さらに、特許文献1には、角度増加反射手段が、角度選択反射手段を透過した光の少なくとも一部を、第1閾値角度以上の角度で反射し、角度選択反射手段が、角度増加反射手段によって反射された第1閾値角度以上の角度の光を反射し、角度選択反射手段と角度増加反射手段との間隙で光を伝搬させて集光することが開示されている。さらに、特許文献1には、集光した光を太陽電池セルにて受光することで発電を行うことが開示されている。
特開2014−557528号公報
従来、集光技術および光発電技術の利便性の向上が望まれている。また従来、電子機器に表示される画像の視認性の向上が望まれている。
本開示の一実施形態に係る表示装置は、画像を表示するディスプレイと、光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と、カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、を備える。反射層は、ディスプレイの表示領域と重なって位置する。反射層は、境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させる。反射層は、境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させる。カバー部材は、第1面において、反射層で反射した光を反射させる。
本開示の一実施形態に係る発電装置は、画像を表示するディスプレイと、光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と、カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、光を電力に変換する光発電部と、を備える。反射層は、境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させる。反射層は、ディスプレイの表示領域と重なって位置する。反射層は、境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させる。カバー部材は、第1面において、反射層で反射した光を反射させる。光発電部は、反射層およびカバー部材の少なくとも一方で反射してカバー部材内部を伝搬した光を受光して発電する。
本開示の一実施形態に係る電子機器は、画像を表示するディスプレイと、光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と、カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、光を電力に変換する光発電部と、を備える。反射層は、境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させる。反射層は、ディスプレイの表示領域と重なって位置する。反射層は、境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させる。カバー部材は、第1面において、反射層で反射した光を反射させる。光発電部は、反射層およびカバー部材の少なくとも一方で反射してカバー部材内部を伝搬した光を受光して発電する。
本開示の一実施形態に係る方法は、表示装置の製造方法であって、光を透過させるカバー部材の背面と、画像を表示するディスプレイの正面との間に、境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、かつ、当該境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を入射角よりも大きい反射角で反射させる反射層を重ね合わせる。
本開示の一実施形態に係る表示装置によれば、集光技術の利便性が向上するとともに、当該表示装置に表示される画像の視認性が向上する。また、本開示の一実施形態に係る発電装置および電子機器によれば、集光技術および光発電技術の利便性が向上するとともに、当該発電装置および電子機器に表示される画像の視認性が向上する。
一実施形態に係る電子機器の平面図である。 一実施形態に係る電子機器の分解斜視図である。 一実施形態に係る電子機器のブロック図である。 一実施形態に係る電子機器のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態に係る発電装置の断面図である。 光が入射する様子の一例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。 光が入射する様子の他の例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。 光が射出する様子の一例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。 ユーザが一実施形態に係る電子機器に表示される画像を視認する様子を示す図である。 特定の位置における反射層の透過範囲の一例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。 特定の位置における反射層の透過範囲の一例を示す一実施形態に係る電子機器の斜視図である。 反射層全体の透過範囲の一例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。 特定の位置における反射層の透過範囲の他の例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。 反射層全体の透過範囲の他の例を示す一実施形態に係る電子機器の断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
本開示において、例えば構成A、構成Bについて「AまたはB」という表現が使用される場合、当該表現は、「AおよびBの少なくとも一方」の意味を有し得ることに注意されたい。また、本開示において使用される「〜得る」「〜できる」「〜てもよい」「〜でもよい」「〜てよい」「〜でよい」という表現は、強制的な意味(「有していなくてはならない」など)ではなく、許容的な意味(「有している可能性がある」など)を有することに注意されたい。また、本開示において使用される「〜を含む」という表現は、「〜を含むが、これ(またはこれら)に限定されない」という意味を有することに注意されたい。また、本開示において使用される「〜を含んでもよい」「〜を含んでよい」という表現は、「〜を含んでもよいが、含まなくてもよい」という意味を有することに注意されたい。また、本開示において、物理的な構成について、「構成する」「構成される」といった表現が使用される場合、当該表現は、「〜を含む」に近似する意味を有することに注意されたい。また、本開示において、機能部、回路または電子機器自体などに関し、特定の機能の実行について「構成する」「構成される」といった表現が使用される場合、当該表現は、「特定の機能を実行できるが、当該特定の機能が実行されるかどうかは条件に左右され、当該特定の機能を実行しない場合もあり得る」といった広範な意味を有することに注意されたい。
図1を参照して、一実施形態に係る電子機器1の外観について説明する。図1は、一実施形態に係る電子機器1の平面図である。
電子機器1は、いわゆるスマートフォンのような機器を含む。しかしながら、本開示の実施形態に係る電子機器1はスマートフォンに限定されない。電子機器1は、少なくとも表示機能を備える各種機器を含む。電子機器1は、例えばタブレット、ノートパソコン、およびデジタルカメラなどを含む。電子機器1は、その他の携帯可能な各種端末を含む。電子機器1は、デジタルサイネージ(電子看板)など、屋外に設置される各種表示機器を含む。
電子機器1は、カバー部材11と、タッチパネル12とを含む。タッチパネル12は、ディスプレイ12aと、タッチセンサ12bと、を含む。
カバー部材11は、ディスプレイ12a、またはタッチセンサ12bなどを保護または固定する。カバー部材11は、電子機器1の正面に位置する。電子機器1の正面は、図1に示す電子機器1の表面である。カバー部材11は、例えば、アルミノシリケートガラスなどの強化ガラス、ソーダライムガラス、アクリルガラス、またはサファイアガラスなどの材料で構成される。カバー部材11は、入射した光の少なくとも一部を透過させる。
ディスプレイ12aは、文字、写真、記号、図形等の画像を表示する。ディスプレイ12aは、液晶ディスプレイ12a(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ12a(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、および無機ELディスプレイ12a(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)などを含む。
タッチセンサ12bは、ユーザの指、またはスタイラスなどの接触または近接を検出する。タッチセンサ12bは、電子機器1への入力を受け付ける入力手段のうちの1つとして利用される。接触または近接を検出する方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、または荷重検出方式などの任意の方式でよい。タッチセンサ12bは、入射した光の少なくとも一部を透過させる。
タッチセンサ12bは、平面視において少なくとも一部がディスプレイ12aと重なるように位置する。他の実施形態において、タッチセンサ12bは、ディスプレイ12aと並んで位置してもよいし、離れて位置してもよい。
図2を参照して、一実施形態に係る電子機器1の構造について説明する。図2は、一実施形態に係る電子機器1の分解斜視図である。
電子機器1は、カバー部材11と、反射層13と、タッチパネル12と、筐体14と、を含む。本実施形態において、電子機器1は、カバー部材11と、反射層13と、タッチパネル12と、によって表示装置1Aを構成する。本開示において、表示装置1Aは、少なくとも、カバー部材11と、反射層13と、ディスプレイ12aと、を含む。
上述したように、カバー部材11は、電子機器1の正面に位置する。言い換えると、電子機器1は、厚み方向においてカバー部材11が位置する側の表面を正面とし、反対側の表面を背面とする。なお、カバー部材11の表面は、電子機器1の正面側に位置する表面を正面とし、電子機器1の背面側に位置する表面を背面とする。同様に、反射層13の表面は、電子機器1の正面側に位置する表面を正面とし、電子機器1の背面側に位置する表面を背面とする。カバー部材11、反射層13、およびタッチパネル12は、電子機器1の正面から向かってカバー部材11、反射層13、タッチパネル12の順で位置する。
反射層13は、入射した光の少なくとも一部を透過させる。また、反射層13は、入射した光の少なくとも一部を反射させる。反射層13が入射した光を透過または反射させる仕組みについては後述する。
反射層13は、平面視において、少なくとも一部がカバー部材11と重なるように位置する。反射層13は、平面視において、全体がカバー部材11と重なるように位置してもよい。
タッチパネル12は、少なくとも一部が反射層13と重なるように位置する。タッチパネル12は、平面視において、全体が反射層13と重なるように位置してもよい。
筐体14は、カバー部材11、反射層13、ディスプレイ12a、タッチセンサ12b、または後述する各機能部などを保護、収納、または支持する。
タッチパネル12は、タッチセンサ12bとディスプレイ12aとが一体であるが、タッチセンサ12bはディスプレイ12aと別体であってもよい。タッチセンサ12bとディスプレイ12aとが一体となっているディスプレイ12aは、例えば、インセル型のディスプレイ12a、およびオンセル型のディスプレイ12aを含む。
図3を参照して、一実施形態に係る電子機器1の機能について説明する。図3は、一実施形態に係る電子機器1のブロック図である。
電子機器1は、ディスプレイ12aと、タッチセンサ12bと、音声入力部111と、音声出力部112と、通信インタフェース113と、ストレージ118と、光発電部114と、バッテリー116と、受電インタフェースと、電源制御部117と、プロセッサ119と、を含む。
ディスプレイ12aは、プロセッサ119から入力された信号に基づいて、文字、写真、記号、図形等の画像を表示する。
タッチセンサ12bは、指などの接触または近接を検出する。タッチセンサ12bは、検出した接触または近接に対応する信号をプロセッサ119に入力する。
音声入力部111は、周囲の音声を集音する。音声入力部111は、電気信号をA/D変換し、変換後のデジタルの音声信号をプロセッサ119へ出力してもよい。音声入力部111は、マイクを含む。マイクは、入力を受け付けた音声に対応する電気信号をプロセッサ119に入力する。マイクは、電子機器11の表面に露出してもよい。音声入力部111は、外部のマイクと有線または無線で通信可能な音声入力インタフェースを含む。外部のマイクは、例えばイヤホン、およびスマートスピーカーなどに備えられていてもよい。
音声出力部112は、プロセッサ119から入力された信号に基づいて、音声を出力する。音声出力部112は、プロセッサ119からのデジタルの音声信号をデコード処理およびD/A変換し、変換後の電気信号に基づいて音声を出力してもよい。音声出力部112は、スピーカを含む。スピーカは、各種プログラムの情報等を音声で出力できる。スピーカは電子機器1に複数設けられてもよい。スピーカには、電話の音声を出力するレシーバが含まれてもよい。スピーカは、電子機器11の表面に露出してもよい。音声出力部112は、外部のマイクと有線または無線で通信可能な音声出力インタフェースを含む。外部のスピーカは、例えばイヤホン、およびスマートスピーカーなどに備えられていてもよい。
通信インタフェース113は、外部装置と通信する。通信インタフェース113は、例えば物理コネクタ、無線通信インタフェース113を含む。物理コネクタは、電気信号による伝送に対応した電気コネクタ、光信号による伝送に対応した光コネクタ、および電磁波による伝送に対応した電磁コネクタを含む。電気コネクタは、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、MHL(Mobile High−difinition Link)、ライトピーク(Light Peak)、サンダーボルト(登録商標)(Thunderbolt)、およびLANコネクタ(LocalArea Network connector)などの汎用的な端子を含む。無線通信インタフェース113は、種々の規格に準拠する無線通信インタフェース113を含む。無線通信インタフェース113によってサポートされる無線通信規格は、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格、および近距離無線の通信規格などを含む。セルラーフォンの通信規格は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、およびWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などを含む。近距離無線の通信規格は、例えば、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、およびNFC(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)などを含む。WPANの通信規格は、例えば、ZigBee(登録商標)を含む。
光発電部114は、光起電力効果によって光エネルギーを電気エネルギーに変換できる。光発電部114は、受光することによって発電した電力を、電源制御部117に供給する。光発電部114は、太陽電池を含む。太陽電池は、太陽光に限らず、照明などの屋内の光を利用して発電してもよい。太陽電池は、少なくとも1つ以上のソーラーセル(太陽電池セル)、ソーラーモジュール(太陽電池モジュール)、およびソーラーアレイ(太陽電池アレイ)を含んでもよい。太陽電池は、シリコン、無機化合物半導体、または有機化合物半導体など、任意の材料で構成される。シリコン系の太陽電池は、単結晶シリコン、多結晶シリコンなどを用いた結晶シリコン系、アモルファスシリコン、微結晶シリコンなどを用いた薄膜シリコン系などを含む。無機化合物半導体系の太陽電池は、GaAs(ガリウムヒ素)系、CdTe系(カドミウムテルル系)、CIS系(カルコパイライト系)などを含む。また、太陽電池には、pn接合、pin接合、ショットキー接合など、任意の発光原理が用いられてもよい。その他、太陽電池は、例えば色素増感太陽電池、量子ドット太陽電池などで構成されてもよい。
光発電部114は、変換回路を含んでもよい。変換回路は、例えばDC/DCコンバータを含む。変換回路は、光発電部114から受け取った電力を、バッテリー116が蓄電可能な電圧に変換してもよい。また、変換回路は、光発電部114から受け取った電力を、プロセッサ119やその他の各構成部が利用可能な電圧に変換してもよい。
受電部115は、受け取った電力を、電源制御部117に供給する。一実施形態において、受電部115は、外部のコネクタを介して、外部の電源から有線で電力を受け取ってもよい。他の実施形態において、受電部115は、電磁誘導方式や磁界共鳴(共振)方式などの任意の方式によって、外部の電源からワイヤレス(非接触)で電力を受け取ってもよい。
バッテリー116は、電源制御部117を介して、光発電部114または受電部115から電力を受け取り、受け取った電力を充電する。バッテリー116は、電源制御部117の制御に基づいて、充電した電力を電源制御部117へ供給する。バッテリー116は、2次電池であってもよい。2次電池は、例えばリチウムイオン電池またはニッケル水素電池などであってもよい。
電源制御部117は、光発電部114、受電部115、バッテリー116と電気的に接続される。電源制御部117は、光発電部114、受電部115から得られた電力をバッテリー116に供給してもよい。電源制御部117は、バッテリー116から受け取った電力を、プロセッサ119やその他の各構成部が必要とする大きさの電圧に変換してもよい。電源制御部117は、光発電部114、受電部115、バッテリー116から受け取った電力を、プロセッサ119やその他の各構成部に供給してもよい。
ストレージ118は、プログラムおよびデータを記憶する。ストレージ118は、半導体記憶媒体、磁気記憶媒体などの任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含む。ストレージ118は、複数の種類の記憶媒体を含んでもよい。ストレージ118は、メモリカード、光ディスク、または光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせであってもよい。ストレージ118は、RAM(Random Access Memory)などの、プロセッサ119の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される記憶媒体を含んでもよい。ストレージ118に記憶されるプログラムは、フォアグランドまたはバックグランドで実行されるアプリケーション、およびアプリケーションの動作を支援する制御プログラムなどを含む。ストレージ118に記憶されるデータは、タッチセンサ12bの検出結果、および音声入力部111が受け付けた入力結果などを含む。
プロセッサ119は、ディスプレイ12a、タッチセンサ12b、音声入力部111、音声出力部112、通信インタフェース113、ストレージ118、光発電部114、バッテリー116、受電インタフェース、および電源制御部117と電気的に接続される。プロセッサ119は、電子機器1全体の動作を制御する。プロセッサ119は、CPU(Central Processing Unit)、およびMCU(Micro Control Unit)を含む。プロセッサ119は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD;Programmable Logic Device)であってもよい。プロセッサ119は、特定の処理に特化した専用のプロセッサ119、および特定のプログラムを読み込むことによって特定の機能を実行する汎用のプロセッサ119であってもよい。専用のプロセッサ119は、DSP(Digital Signal Processor)および特定用途向けIC(ASIC;Application Specific Integrated Circuit)を含む。プロセッサ119は、1つまたは複数のプロセッサ119が協働するSoC(System−on−a−Chip)、およびSiP(System In a Package)のいずれかであってもよい。
プロセッサ119は、ストレージ118に記憶されているデータを必要に応じて参照し、ストレージ118に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行できる。そして、プロセッサ119は、データおよび命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現できる。また、プロセッサ119は、検出部の検出結果に応じて制御を変更できる。機能部は、例えばディスプレイ12a、音声出力部112、および通信インタフェース113などを含む。検出部は、例えばタッチセンサ12b、および音声入力部111などを含む。
図4を参照して、ディスプレイ12aの方向について説明する。図4は、一実施形態に係る電子機器1のディスプレイ12aに表示される画像の一例を示す図である。
ディスプレイ12aに表示される顔画像21は、人間の顔を示す。一般的に顔は、当該顔の中心から頭部に向かう方向が上方向とされ、顎部に向かう方向が下方向とされる。ここで、ディスプレイ12aに表示される画像の方向はディスプレイ12aの方向と一致する。すなわち、画像の上下左右方向は、ディスプレイ12aの上下左右方向と一致する。
本開示においては、ディスプレイ12aの位置を、ディスプレイ座標系で示す。ディスプレイ座標系は、ディスプレイ12aに対して定められた座標系である。本開示において電子機器1は、ディスプレイ12aの上方向をYd軸正方向とし、ディスプレイ12aの下方向をYd軸負方向とする。また電子機器1は、ディスプレイ12aの右方向をXd軸正方向とし、ディスプレイ12aの左方向をXd軸負方向とする。また電子機器1は、ディスプレイ12aの正面方向をZd軸正方向とし、ディスプレイ12aの背面方向をZd軸負方向とする。
電子機器1の長手方向はディスプレイ12a(ディスプレイ12aに表示される画像)の上下方向に対応してもよい。また、電子機器1の短手方向はディスプレイ12a(ディスプレイ12aに表示される画像)の左右方向に対応してもよい。ディスプレイ12aに表示される画像の向きは変更できてもよい。この場合、例えば、電子機器1の長手方向がディスプレイ12a(ディスプレイ12aに表示される画像)の左右方向に、また電子機器1の短手方向がディスプレイ12a(ディスプレイ12aに表示される画像)の上下方向に対応してもよい。言い換えると、ディスプレイ12aは電子機器1の長手方向を上下方向として画像を表示し、縦向きでユーザに利用されてもよい。また、ディスプレイ12aは電子機器1の短手方向を上下方向として画像を表示し、横向きでユーザに利用されてもよい。
図5から図8を参照して、一実施形態に係る電子機器1の集光機能について説明する。図5は、図1のL1−L1線を基準とした、一実施形態に係る発電装置1Bの断面図である。なお、以下で説明する断面図は全てL1−L1線を基準とした図とする。
表示装置1Aは、上述したように、カバー部材11と、反射層13と、タッチパネル12と、を含み、さらに透過層を含む。表示装置1Aの周辺には、光発電部114が位置する。本実施形態において、表示装置1Aは、画像を表示する他に光発電を行うために用いられる。電子機器1は、表示装置1Aと光発電部114とで、発電装置1Bを構成する。なお、表示装置1Aの上下左右方向は、ディスプレイ12aの上下左右方向に対応する。
カバー部材11の正面(第1面)は、例えば空気と接する。カバー部材11は、上述した強化ガラスなど、空気よりも屈折率が高い材料で構成されてもよい。
反射層13は、カバー部材11の正面(第1面)の反対側の背面(第2面)側に設けられる。反射層13は、カバー部材11の背面(第2面)に接していてもよい。反射層13は、カバー部材11の背面に張り付いていてもよい。
反射層13は、例えばホログラムを含む。ホログラムは、角度選択性を有してもよい。ホログラムには、第1の光(いわゆる参照光)と第2の光(いわゆる物体光)との干渉パターンが記録される。ホログラムは、第1の光をホログラムに照射することによって第2の光を回折によって再生することができる。このような性質を有するホログラムは、記録媒体に干渉パターンが記録される際の第1の光および第2の光の向きによって、反射型と透過型に分けられる。反射型のホログラムは、第1の光と第2の光とが、記録媒体の正面および背面の2つの面に対向入射することにより形成される。透過型のホログラムは、第1の光と第2の光との双方が、記録媒体の片方の面から入射することにより形成される。よって、記録媒体に干渉パターンが記憶される際に、第1の光として所定の角度範囲の光が選択され、かつ第2の光として所定の方向の光が選択されて構成されたホログラムは、所定の角度範囲の光が照射された際に、所定の方向の反射光を再生することもできるし、所定の方向の透過光を再生することもできる。
透過層は、反射層13と同様に、例えばホログラムを含む。図5において、表示装置1Aは透過層を有するが、透過層は、表示装置1Aに設けられなくてもよい。透過層は、表示装置1AのYd軸負方向側の端部(すなわち、表示装置1Aの下部)に位置してもよい。透過層は、カバー部材11の背面に接していてもよい。透過層は、カバー部材11の端面(図5においてZd軸と略平行な面)に接していてもよい。透過層は、カバー部材11の背面に張り付いていてもよい。透過層は、反射層13と隣り合って位置してもよい。透過層は、反射層13と同様に、例えばホログラムを含む。
光発電部114は、表示装置1AのYd軸負方向側の端部の周辺に位置してもよい。光発電部114は、透過層の周辺に位置していてもよい。光発電部114は、カバー部材11の背面側に位置してもよい。光発電部114は、カバー部材11の端面側に位置してもよい。光発電部114は、透過層に接していてもよい。
図6は、光が入射する様子の一例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
カバー部材11は、当該カバー部材11の正面においてZd軸負方向に向かう光源からの光を受光し、入射した入射光の少なくとも一部を透過させるように構成される。
なお、Zd軸負方向に向かう光は、Zd軸と平行である必要はなく、Zd軸方向のベクトル成分が存在し、かつ当該ベクトル成分が負の値を有していれば足りる。同様に、Zd軸正方向に向かう光は、Zd軸と平行である必要はなく、Zd軸方向のベクトル成分が存在し、かつ当該ベクトル成分が正の値を有していれば足りる。Xd軸正(または負)方向に向かう光は、Xd軸と平行である必要はなく、Xd軸方向のベクトル成分が存在し、かつ当該ベクトル成分が正(または負)の値を有していれば足りる。Yd軸正(または負)方向に向かう光は、Yd軸と平行である必要はなく、Yd軸方向のベクトル成分が存在し、かつ当該ベクトル成分が正(または負)の値を有していれば足りる。
反射層13は、電子機器1の正面の法線Nに対して境界角度θthを有する。反射層13には、境界角度θthよりも大きい入射角θで、カバー部材11を透過した光が入射する。反射層13は、Zd軸負方向に向かって境界角度θthよりも大きい入射角θで入射した入射光を、入射角θよりも大きい反射角θで反射させる。
カバー部材11は、電子機器1が空気中に存在する場合、カバー部材11内からカバー部材11外に向かう射出光について、電子機器1の正面の法線Nに対する臨界角θcrを有する。カバー部材11には、反射層13で反射した光が、Zd軸正方向に向かってカバー部材11の正面に入射角θで入射する。カバー部材11は、当該カバー部材11の正面において、反射層13で反射した光で、かつ臨界角θcr以上の入射角θで入射した入射光を反射させる。
すなわち、図6に示すように、カバー部材11に入射した光は、カバー部材11の正面を透過し、カバー部材11の正面を透過した光で、境界角度θthよりも大きい入射角θで反射層13に入射した入射光は、反射層13で入射角θよりも大きい反射角θで反射する。このとき、反射角θがカバー部材11の臨界角θcrよりも大きければ、反射層13において反射角θで反射した光は、入射角θでカバー部材11の正面に向かい、カバー部材11の正面で反射する。さらに、カバー部材11の正面で反射した光は、境界角度θthよりも大きい入射角θで反射層13に入射し、反射層13で入射角θよりも大きい反射角θで反射する。反射層13において反射角θで反射した光は、入射角θでカバー部材11の正面に向かい、カバー部材11の正面で反射する。このようにして、カバー部材11の正面を透過し、反射層13に境界角度θthよりも大きい入射角θで入射した入射光は、光源から光が入射する正面と、反射層13が位置する背面との間を伝搬する。言い換えると、反射層13に境界角度θthよりも大きい入射角θで入射した入射光は、カバー部材11内部を伝搬する。これにより、電子機器1は、入射光を集光することができる。
カバー部材11内を伝搬した光は、透過層に入射する。透過層は、カバー部材11内を伝搬し、透過層に入射した光を透過させるように構成される。
カバー部材11内を伝搬し、透過層を透過した光は、光発電部114に入射し得る。図6においては、反射角θでカバー部材11を反射した光が光発電部114に入射する。光発電部114は、入射した光を受光することにより発電する。一実施形態において、光源からカバー部材11に入射した光は、反射層13で反射した後、カバー部材11で反射することなくそのまま光発電部114に入射してもよい。
なお、反射層13が入射光を入射角よりも大きい反射角で反射させる際の、入射角に対する反射角の割合は、光発電部114の位置によって適宜決定されてもよい。
図7は、光が入射する様子の他の例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
上述したように、カバー部材11は、当該カバー部材11の正面においてZd軸負方向に向かう光源からの光を受光し、入射した入射光の少なくとも一部を透過させるように構成される。
反射層13には、境界角度θthよりも小さい入射角φで、カバー部材11を透過した光が入射する。反射層13は、Zd軸負方向に向かって境界角度θthよりも小さい入射角φで入射した入射光を透過させる。
以上、図7および図8に示すように、本実施形態に係る電子機器1において、反射層13は、境界角度θthより大きい入射角θで入射した入射光を入射角θよりも大きい反射角θで反射させ、かつ、境界角度θthより小さい入射角φで入射した入射光を透過させることができる。
図8は、光が射出する様子の一例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
カバー部材11を伝搬して光発電部114に入射した光の少なくとも一部は、図8に示すように、光発電部114で反射し得る。光発電部114は、例えば、その表面にモスアイ構造または誘電体を用いた反射防止膜などを設けることで、入射光が反射する割合を軽減できるが、この場合でも入射光の少なくとも一部は反射し得る。このとき、カバー部材11内を伝播して光発電部114に入射した後に光発電部114の表面で反射した光は、伝搬時と略一致する経路を通り、カバー部材11の表面から空気中に射出する可能性がある。
図9を参照して、ディスプレイ12aの発光がユーザの目に届くまでの経路について説明する。図9は、ユーザが一実施形態に係る電子機器1に表示される画像を視認する様子を示す図である。
図9では、ユーザの瞳31、32、33の位置および電子機器1の位置を、ワールド座標系で示す。ワールド座標系は、ユーザおよび電子機器1が存在する3次元空間全体に対して定められた座標系である。言い換えると、ワールド座標系は、重力加速度方向にZw軸が定められ、かつ重力加速度方向と垂直な方向にXwYw平面が定められた座標系である。図9の左右方向にはYw軸が設定され、図9の上下方向にはZw軸が設定され、図9の奥行き方向にはXw軸が設定される。
図9において、電子機器1のYd軸正方向ベクトルのYw軸成分は、ワールド座標系のYw軸正方向と一致する。さらに、電子機器1の上部は、Yw軸に対してZw軸方向側に傾いて位置する。また、ユーザの瞳31、32、33は、電子機器1から見てYw軸負方向側に位置する。
ユーザは、ディスプレイ12aが発光することにより、ディスプレイ12aに表示される画像を視認できる。図7および図8では、光源からの光(Zd軸負方向に向かう光)が反射層13を選択的に透過することを説明したが、本開示において、ディスプレイ12aの発光(Zd軸正方向に向かう光)は角度を選択することなく反射層13を透過するため、ユーザは、ディスプレイ12aが表示する画像を視認することができる。なお、簡単のため、図9ではディスプレイ12aの発光を電子機器11の表面からの発光として示す。
一般的に、ユーザは、ディスプレイ12aに表示される画像を視認する際、ディスプレイ12aに対する自らの瞳の角度を所定の範囲内に維持する。言い換えると、ユーザは、自らが画像を視認しやすい角度でディスプレイ12aに表示される画像を視認する。例えば瞳31は、電子機器1の正面の法線NからYd軸正方向に角度γだけ傾いて位置する。瞳32は、法線Nから傾くことなく位置する。瞳33は、法線NからYd軸負方向に角度γだけ傾いて位置する。画像を視認しやすい角度は、例えば、法線Nに対して0°から30°の範囲に含まれる角度であってもよい。
図8で説明したように、表示装置1Aによって集光された光は、光発電部114で反射した後に入射光と略一致する経路を通って空気中に射出し得る。ここで例えば、反射層13に太陽などの光源の光が入射した際に、入射した光の入射角度が画像を視認しやすい角度の範囲内に含まれ、かつ入射した光が光発電部で反射して空気中に射出した場合、射出した光は電子機器1のユーザの目に届き得る。すなわち、ユーザが画像を視認する際に、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認する蓋然性が高まる。しかしながら、反射層13が入射した光を選択的に透過する上述の実施形態に係る表示装置1A、発電装置1B、および電子機器1によれば、カバー部材11への入射光が光発電部114で反射してユーザの目に届く可能性を軽減でき、ひいては、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認する可能性を軽減できる。
図10から図13を参照して、電子機器1が集光を制限する例についてより具体的に説明する。図10は、特定の位置における反射層13の透過範囲の一例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
上述したように、反射層13は、境界角度θthより大きい入射角θで入射した入射光を入射角よりも大きい反射角で反射させ、かつ、境界角度θthより小さい入射角φで入射した入射光を透過させる。図10から図13において、境界角度θthは正の値をとるとする。境界角度θthは、上述の画像を視認しやすい角度が考慮されて適宜決定されてもよい。例えば、境界角度θthは、25°、30°、35°、または40°などであってもよい。反射層13の境界角度θthは、ディスプレイ12aの視野角に応じて適宜決定されてもよい。具体的には、境界角度θthは、ディスプレイ12aの視野角が大きい場合はディスプレイ12aの視野角が小さい場合に比べて大きくてもよい。境界角度θthは、ディスプレイ12aの視野角によって規定される範囲に含まれない角度であってもよい。言い換えると、反射層13は、視野角によって規定される範囲の外から入射する入射光を入射角よりも大きい反射角で反射させ、かつ、視野角の範囲内において入射した入射光を透過させるように構成されてもよい。
図10において、網掛け部分は、点Aに位置する反射層13における、反射層13への入射光が透過する透過範囲を示す。図10に示すように、一実施形態において反射層13は、法線Nを基準としたYd軸正方向およびYd軸負方向における傾きが境界角度θth以内である入射光を透過させる。言い換えると、反射層13は、Yd軸正方向およびYd軸負方向に向かう入射光に対して、0°<θthの範囲を透過範囲として有する。かかる構成によれば、ユーザが透過範囲内でディスプレイ12aに表示される画像を視認しようとした場合に、光発電部114の像を映し出す光発電部114での反射光が画像を表示するディスプレイ12aの発光とともにユーザの瞳に届く蓋然性が低くなる。
なお、一実施形態において、反射層13に入射した光は、入射の方向に従って反射してもよい。他の実施形態において、反射層13に入射した光は、偏向して反射してもよい。すなわち、反射層13に入射した光は、入射光の向きにかかわらず、光発電部114が位置する方向に向かって反射してもよい。この場合の入射光の入射角に対する反射光の反射角の割合は、入射光の方向に応じて異なってもよい。
一実施形態において、カバー部材11の端面には反射板が位置してもよい。反射版は、金属またはガラスなどの材料で構成される。カバー部材11の端面に反射板が位置する場合、入射した光は、反射板に到達した後に反射して適宜の方向へ向かうことで、再びカバー部材11内を伝搬し、最終的には光発電部114に到達し得る。かかる構成によれば、集光した光をカバー部材11内に閉じ込めることができる。また、一実施形態において、光発電部114が周辺に位置するカバー部材11の端部には、法線Nに対して所定の傾きを有する導光板が位置してもよい。例えば、図10などに示すように光発電部114がカバー部材11の背面側に位置する場合、導光板はYd軸負方向に向かって下って傾斜してもよい。かかる構成によれば、カバー部材11の端面に入射した光を光発電部114に向かって反射させることができる。導光板は、カバー部材11の内部に位置してもよいし、外部に位置してもよい。
一実施形態において、透過範囲は、光が空気中からカバー部材11に入射する際の屈折率を考慮して決定されてもよい。また、一実施形態において、透過範囲は、ディスプレイ12aの正面を基準として決定されてもよい。
図11は、特定の位置における反射層13の透過範囲の一例を示す一実施形態に係る電子機器1の斜視図である。
図11において、網掛け部分は、点Bに位置する反射層13における、反射層13への入射光が透過する透過範囲を示す。図11に示すように、一実施形態において、反射層13は、XdYd平面に対していずれの方向に向かう入射光に対しても、0°<θthの範囲を透過範囲として有する。ユーザはディスプレイ12aの全方向からディスプレイ12aに表示される画像を視認する可能性があるため、かかる構成によれば、いくつかの実施形態に比べ、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認する可能性をさらに軽減することができる。
図12は、反射層13全体の透過範囲の一例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
図12において、網掛け部分が、反射層13への入射光が透過する透過範囲を示す。図12に示すように、一実施形態において、反射層13は、断面全体において、ディスプレイ12aの両端でYd軸に対してθthの傾きを有する台形状の範囲を透過範囲として有してもよい。
反射層13は、一実施形態において、複数のユニットで構成される。このような場合、例えば、全てのユニットがYd軸正方向およびYd軸負方向に向かう入射光に対して0°<θthの範囲を透過範囲として有してもよい。
図13は、特定の位置における反射層13の透過範囲の他の例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
図13において、網掛け部分は、反射層13への入射光が透過する透過範囲を示す。一実施形態において、反射層13は、Yd軸正方向に向かう入射光とYd軸負方向に向かう入射光とで、異なる透過範囲を有してもよい。具体的には、図13に示すように、Yd軸正方向に向かう入射光は、境界角度θth1を基準とし、0°<θth1の範囲を透過範囲として有してもよい。また、Yd軸正方向に向かう入射光は、境界角度θth2を基準とし、0°<θth2の範囲を透過範囲として有してもよい。言い換えると、一実施形態において、反射層13は、Yd軸正方向(ディスプレイ12aの上方向である第1方向)を向き、かつ、境界角度θth1(第1角度)よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させてもよい。このとき、反射層13はさらに、Yd軸負方向(第1方向とは異なる第2方向)を向き、境界角度θth2(第2角度)よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させてもよい。Yd軸負方向に向かう入射光に対する境界角度θth1(第1角度)は、Yd軸正方向に向かう入射光に対する境界角度θth2(第2角度)よりも大きくてもよい。第2方向は、図13に示すようにYd軸負方向(ディスプレイ12aの下方向)であってもよいが、Xd軸正方向(ディスプレイ12aの右方向)またはXd軸負方向(ディスプレイ12aの左方向)であってもよい。
ここで図9に戻り、ユーザがディスプレイ12aに表示される画像を視認する際の角度について説明する。ユーザは、電子機器1を使用する際、電子機器1を手に持つか、ドックまたはスタンドなどの斜面に静置させるか、または机などの平面に静置させる蓋然性が高い。いずれの場合も、ユーザは目線をYw軸正方向に向けてディスプレイ12aに表示される画像を視認するとするとして、ユーザの瞳が図9の瞳31、32、33のうちのどの位置しやすいかを考える。ユーザが電子機器1を手に持って使用する場合、図9に示すように、電子機器1のYd軸正方向ベクトルのYw軸成分はワールド座標系のYw軸正方向と一致し、かつ電子機器1の上部はYw軸に対してZw軸方向に傾いて位置する蓋然性が高い。また、ユーザが電子機器1を斜面に静置させて使用する場合も、図9に示すように、電子機器1のYd軸正方向ベクトルのYw軸成分はワールド座標系のYw軸正方向と一致し、かつ電子機器1の上部はYw軸に対してZw軸方向に傾いて位置する蓋然性が高い。さらに、ユーザが電子機器1を平面に静置させて使用する場合は、電子機器1のYd軸正方向自体がワールド座標系のYw軸正方向と略一致する蓋然性が高い。いずれの場合も、ユーザからみて電子機器1はYw軸正方向側かつYd軸正方向側に位置する蓋然性が高いが、特にユーザは、一定角度以上首を曲げることなくディスプレイ12aに表示される画像を視認するほうが姿勢に負担がかからないなどの理由により、電子機器1と一定の距離をとる蓋然性が高い。すなわち、ユーザは電子機器1に対して、自身の瞳を瞳31よりも瞳33に近い位置に維持する蓋然性が高い。このようにユーザが維持しやすい位置にある瞳33は、上述したように、法線NからYd軸負方向に傾いて位置する。言い換えると、法線NからYd軸負方向に傾いた位置にはユーザの瞳が位置しやすく、逆に、法線NからYd軸正方向に傾いた位置には、ユーザの瞳が位置しにくい。よって例えば、図9に示すように、Yd軸正方向に向かう入射光に対する境界角度θth2がYd軸負方向に向かう入射光に対する境界角度θth1より小さくても、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認しない蓋然性が高い。そして、かかる構成では、Yd軸正方向に向かう入射光に対する境界角度θth2がYd軸負方向に向かう入射光に対する境界角度θth1と同じ角度を有する場合に比べ、電子機器1への入射光の集光率および発電率が高い。このように、ユーザがディスプレイ12aに表示される画像を視認する蓋然性の高い方向を向く入射光が、他の方向を向く入射光よりも大きな境界角度を有すると、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認する可能性を軽減しつつ、電子機器1への入射光の集光率および発電率をさらに高めることができる。
他の実施形態において、反射層13は、Yd軸正方向(ディスプレイ12aの上方向である第1方向)を向き、かつ、境界角度θth1(第1角度)よりも小さい入射角で入射した入射光のみを透過させてもよい。かかる構成によっても、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認する可能性に軽減しつつ、いくつかの実施形態に比べ、電子機器1への入射光の集光率および発電率をさらに高めることができる。
図14は、反射層13全体の透過範囲の他の例を示す一実施形態に係る電子機器1の断面図である。
図14において、網掛け部分は、反射層13への入射光が透過する透過範囲を示す。図12に示すように、一実施形態において、反射層13は、断面全体において、ディスプレイ12aのYd軸負方向側の端においてYd軸に対してθth1の傾き、およびディスプレイ12aのYd軸正方向側の端においてYd軸に対してθth2の傾きを有する台形状の範囲を透過範囲として有してもよい。言い換えると、反射層13は、Yd軸負方向側の端において、Yd軸正方向側に向かう入射光に対して0°<θth1の範囲を透過として有していてもよい。また、反射層13は、Yd軸正方向側の端において、Yd軸負方向側に向かう入射光に対して0°<θth2の範囲を透過範囲として有してもよい。
反射層13は、上述したように一実施形態において、複数のユニットで構成される。このような場合、例えば、全てのユニットが、Yd軸正方向に向かう光に対し0°<θth1の範囲、およびYd軸負方向に向かう入射光に対して0°<θth2の範囲を透過範囲として有してもよい。また、例えば、ユニットは、各々が異なる透過範囲を有してもよい。具体的には、反射層13は、ディスプレイ12aのYd軸負方向側に位置するユニットのほうが、Yd軸負方向に向かう入射光に対して境界角度θth2よりも大きな境界角度を有してもよい。ディスプレイ12aの下部はディスプレイ12aの上部に比べて、Yd軸正方向に傾いた位置から視認される蓋然性が高くなるが、かかる構成によれば、そのような場合にも、ユーザが画像とともに光発電部114の像を視認する可能性に軽減することができる。なお、境界角度θth2よりも大きな境界角度は、境界角度θth1よりも小さな角度であってもよい。
一実施形態において、上述したように、反射層13は、ディスプレイ12aの上方向である第1方向を向き、かつ、第1角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、第1方向とは異なる第2方向を向き、かつ第2角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させてもよい。このとき、上述したように第2方向はディスプレイ12aの左右方向であってもよい。ここで、他の実施形態において、さらに反射層13は、ディスプレイ12aの下方向である第3方向を向き、かつ第3角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させてもよい。例えば、第1角度は、第2角度および第3角度よりも大きくてもよい。例えば、第1角度は第2角度および第3角度よりも大きく、第2角度は第3角度よりも大きくてもよい。例えば、第1角度および第2角度は、第3角度よりも大きくてもよい。かかる構成によれば、ディスプレイ12aの上下方向および左右方向で良好な視認性を確保しつつ、入射光の良好な集光率および発電率を確保することができる。
一実施形態において、上述したように、反射層13は、全方向において境界角度θthよりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させてもよい。例えば、反射層13は、ディスプレイ12aの上方向と略平行な方向である第1方向を向き、かつ、第1角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させてもよい。また例えば、反射層13は、第1方向と反対の第2方向、すなわちディスプレイ12aの下方向と略平行な方向を向き、かつ第2角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させてもよい。ここで、他の実施形態において、例えば、第1角度は、反射層13を透過した他の全ての入射光の入射角度よりも大きくてもよい。かかる構成によれば、ユーザが最もディスプレイ12aに表示される画像を視認しやすいと考えられる方向において、良好な視認性を確保することができる。また、例えば、第2角度は、反射層13を透過した他の全ての入射光の入射角度よりも小さくてもよい。かかる構成によれば、ユーザが最もディスプレイ12aに表示される画像を視認する蓋然性が低いと考えられる方向において、入射光の良好な集光率および発電率を確保することができる。
ここで、ユーザがディスプレイ12aに表示される画像を視認しやすい角度は、上述した実施形態に限定されず、電子機器1の用途によって異なることに注意されたい。例えば、ビルに設置されるデジタルサイネージ(電子看板)においては、ユーザは見上げるように画像を視認する蓋然性がより高くなる。言い換えると、画像を視認しやすい角度の上限は上で例示した30°よりも大きな角度になり得ると同時に、ユーザの瞳が、瞳31のように電子機器1の正面の法線NからYd軸正方向に傾いて位置する蓋然性がより低くなる。この場合、スマートフォンのような機器に比べ、第1方向に向かう光の境界角度θth1はより大きく、第2方向に向かう境界角度θth2はより小さく設定されてもよい。さらに、ユーザが電子機器1を見上げて視認する蓋然性が高く、正面から視認する蓋然性が低いと認められる場合、第1方向に向かう光に対して、境界角度θth1よりも小さな角度である境界角度θth12がさらに設定されてもよい。すなわち、反射層13は、境界角度θth1よりも小さい入射角で入射した入射光を透過するだけでなく、境界角度θth12よりも大きく、かつ境界角度θth1よりも小さい入射角で入射した入射光を透過してもよい。
以上述べてきた本開示の実施形態に係る表示装置1A、発電装置1B、および電子機器1は、カバー部材11の背面と、ディスプレイ12aの正面との間に、境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、かつ、当該境界角度よりも大きい入射角θで入射した入射光を入射角よりも大きい反射角で反射させる反射層13を重ね合わせることで製造される。
一実施形態において、反射層13は、カバー部材11内に封入されてもよい。また、他の実施形態において、カバー部材11は内部に空間を有してもよい。カバー部材11が内部に空間を有する場合、カバー部材11の背面が反射層13で構成されてもよい。
上記の実施形態においては、集光機能を有する表示装置1Aを光発電部114と組み合わせることで、発電装置1Bおよび発電装置1Bを備える電子機器1として記載してきたが、集光機能を有する表示装置1Aの用途はこれに限定されない。例えば、表示装置1Aによって伝搬および集光された光は、電子機器1のバックライトとして利用されてもよい。
カバー部材11は、透過性を有する材料であれば、上述した材料に限定されない。カバー部材11は、入射光を屈折させる性質の他、入射光の波長を選択する性質、入射光または反射光を偏向させる性質、または反射層13と同様に反射光を入射光よりも大きい角度で反射させる性質などを有していてもよい。カバー部材11は、ホログラムで構成されてもよい。
上記の実施形態においては、カバー部材11、反射層13、およびタッチパネル12(ディスプレイ12a)は、電子機器1の正面から向かってカバー部材11、反射層13、タッチパネル12(ディスプレイ12a)の順で位置するが、ディスプレイ12aが透過性を有する場合、反射層13とディスプレイ12aの順序は入れ替わってもよい。また、ディスプレイ12aが透過性を有する場合、カバー部材11とディスプレイ12aとは一体であってもよい。言い換えると、ディスプレイ12a自体がカバー部材11の機能を有してもよい。
反射層13を構成する材料は、ホログラムに限定されない。反射層13は、Xd軸負方向かつZd軸負方向に向かって傾斜した傾斜部材で構成されてもよい。反射層13は、並んで位置する複数の傾斜部材で構成されてもよい。
以上、本発明を図面や実施形態に基づき説明してきたが、本発明は図面や上位実施形態に限定されるべきではないことに注意されたい。当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であり、したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれる。例えば、各手段、各ステップ、またそれらに含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段、ステップ、または機能等を1つに組み合わせたり、分割したりすることができる。
1 電子機器
1A 表示装置
1B 発電装置
11 カバー部材
12 タッチパネル
12a ディスプレイ
12b タッチセンサ
13 反射層
14 筐体
111 音声入力部
112 音声出力部
113 通信インタフェース
114 光発電部
115 受電部
116 バッテリー
117 電源制御部
118 ストレージ
119 プロセッサ
21 顔画像
31、32、33 瞳

Claims (22)

  1. 画像を表示するディスプレイと、
    光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と、
    前記カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、を備え、
    前記反射層は、
    前記ディスプレイの表示領域と重なって位置し、
    境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させる
    表示装置。
  2. 前記カバー部材は、前記第1面において、前記反射層で反射した光を反射させる
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記反射層は、前記ディスプレイの上方向である第1方向を向き、かつ、第1角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させる
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記上方向は、前記画像によって決定される表示の上方向に対応する
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記反射層は、前記第1方向とは異なる第2方向を向き、第2角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させる
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第2方向は、前記ディスプレイの下方向である
    請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第2方向は、前記ディスプレイの左右方向である
    請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記第1角度は、前記第2角度よりも大きい
    請求項5から7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記反射層は、
    前記ディスプレイの上方向である第1方向を向き、かつ第1角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記ディスプレイの左右方向である第2方向を向き、かつ第2角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記ディスプレイの下方向である第3方向を向き、かつ第3角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させる、
    請求項1または2に記載の表示装置。
  10. 前記第1角度は、前記第2角度および前記第3角度よりも大きい
    請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記第1角度および前記第2角度は、前記第3角度よりも大きい
    請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記第1角度は前記第2角度および前記第3角度よりも大きく、前記第2角度は前記第3角度よりも大きい
    請求項9に記載の表示装置。
  13. 前記反射層は、
    全方向において境界角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記ディスプレイの上方向である第1方向を向き、かつ、第1角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記第1角度は、前記反射層を透過した他の全ての入射光の入射角度よりも大きい
    請求項1または2に記載の表示装置。
  14. 前記反射層は、
    第1方向と反対の第2方向を向き、かつ第2角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記第2角度は、前記反射層を透過した他の全ての入射光の入射角度よりも小さい
    請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記反射層は、前記ディスプレイに表示される画像の上方向である第1方向を向き、かつ、第1角度よりも小さい前記入射角で入射した入射光を透過させる
    請求項1または2に記載の表示装置。
  16. 前記境界角度は、前記ディスプレイの表面を基準とする角度である
    請求項1または2に記載の電子機器
  17. 前記カバー部材に前記反射層が封入される
    請求項1から16のいずれか一項に記載の表示装置。
  18. 前記カバー部材と前記ディスプレイとは一体である
    請求項1から17のいずれか一項に記載の表示装置。
  19. 画像を表示するディスプレイと、
    光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と、
    前記カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、を備え、
    前記反射層は、
    前記ディスプレイの表示領域と重なって位置し、
    境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させ、
    前記カバー部材は、前記第1面において、前記反射層で反射した光を反射させる
    光発電に用いられる表示装置。
  20. 画像を表示するディスプレイと、
    光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と
    前記カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、
    光を電力に変換する光発電部と、を備え、
    前記反射層は、
    前記ディスプレイの表示領域と重なって位置し、
    境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させ、
    前記光発電部は、前記反射層および前記カバー部材の少なくとも一方で反射して前記カバー部材内部を伝搬した光を受光して発電する
    発電装置。
  21. 画像を表示するディスプレイと、
    光源からの光を受光する第1面において入射した光を透過させるカバー部材と
    前記カバー部材の第1面の反対側の第2面側に設けられる反射層と、
    光を電力に変換する光発電部と、を備え、
    前記反射層は、
    前記ディスプレイの表示領域と重なって位置し、
    境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、
    前記境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を当該入射角よりも大きい反射角で反射させ、
    前記カバー部材は、前記第1面において、前記反射層で反射した光を反射させ、
    前記光発電部は、前記反射層および前記カバー部材の少なくとも一方で反射して前記カバー部材内部を伝搬した光を受光して発電する
    電子機器。
  22. 光を透過させるカバー部材の背面と、画像を表示するディスプレイの正面との間に、境界角度よりも小さい入射角で入射した入射光を透過させ、かつ、当該境界角度よりも大きい入射角で入射した入射光を入射角よりも大きい反射角で反射させる反射層を重ね合わせる
    表示装置の製造方法。
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