JP2019173892A - 流量調節装置及び流量調節システム - Google Patents
流量調節装置及び流量調節システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019173892A JP2019173892A JP2018063519A JP2018063519A JP2019173892A JP 2019173892 A JP2019173892 A JP 2019173892A JP 2018063519 A JP2018063519 A JP 2018063519A JP 2018063519 A JP2018063519 A JP 2018063519A JP 2019173892 A JP2019173892 A JP 2019173892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- control device
- rotation axis
- movable blade
- flow control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
Abstract
Description
そのような事例の一つに、粉砕機で粉砕した微粉炭を、微粉炭燃焼を行うボイラに気流搬送することが挙げられる(特許文献1参照)。
粉体を搬送するための流体の流量を調節するための流量調節装置であって、
前記流体が通過する通過空間を内部に有するリング状の支持体と、
前記リング状の支持体に周方向に間隔をあけて配置される3以上の可動羽根であって、前記可動羽根の回転軸線を中心に回動可能に構成される3以上の可動羽根と、を備え、
前記3以上の可動羽根の各々は、前記回転軸線を中心として、一方向側に回動することで前記通過空間に進入する方向に移動し、他方向側に回動することで前記通過空間から退避する方向に移動するように構成され、
前記3以上の可動羽根の各々は、前記一方向側に形成される内周側エッジ部と、前記他方向側に形成される外周側エッジ部と、を有し、
前記内周側エッジ部は、前記外周側エッジ部に向かって凹となる曲線形状を有する。
前記3以上の可動羽根の各々は、前記回転軸線方向の一方側の第1面と他方側の第2面とを有する第1部分と、前記第1部分よりも前記回転軸線側に位置する第2部分であって、前記一方側の第1面と前記他方側の第2面とを有する第2部分とを含み、
前記第1部分の前記第2面は、前記第2部分の前記第1面よりも前記回転軸線方向の一方側に位置している。
その点、上記(5)の構成では、段差部が第1部分の前記回転軸線を中心とする径方向外側に向けて凹となる曲線形状を有するので、一方の可動羽根の第1部分が他方の可動羽根の段差部と干渉しないようにすることができる。
その点、上記(6)の構成では、最小開度位置において、回転軸線方向から見たときに外周側エッジ部と、隣接する可動羽根の第2曲線状部との間に隙間が存在しないので、上述したような不具合が生じない。
前記回転軸線を中心に前記可動羽根を回転駆動する回転駆動力を伝達するための動力伝達軸をさらに備え、
前記支持体は、前記動力伝達軸を回動可能に支持する支持部を有し、
前記支持部と前記動力伝達軸との間をシールするシール部をさらに備える。
上記(1)乃至(7)の何れかの流量調節装置と、
前記3以上の可動羽根の各々の開度位置を変更する開度位置変更装置と、
前記流量調節装置の上流側と下流側との差圧を検出する差圧検出装置と、
前記差圧検出装置で検出した前記差圧に基づいて前記開度位置変更装置に制御信号を出力して、前記開度位置を制御する制御装置と、を備える。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
一実施形態に係る配管系統1は、複数の微粉炭管30を備える。図1に示す例では、一実施形態に係る配管系統1は、例えば第1配管31から第4配管34までの4本の微粉炭管30を備える。なお、配管系統1が備える微粉炭管30の本数は4本には限られない。
複数の微粉炭管30の各々は、石炭を粉砕する微粉砕機10と、微粉砕機10で粉砕された微粉炭を燃料とするボイラ20とを接続する。より具体的には、各配管31〜34は、それぞれ、上流側が微粉砕機10に接続され、下流側がボイラ20に設置された4つのバーナ22のそれぞれに接続されている。各配管31〜34には、後で詳述する流量調節装置100が設置されている。
図1に示した一実施形態のボイラ20では、微粉砕機10からの各バーナ22の配置位置が異なるため、各配管31〜34で、配管長やベンド等の曲部の数が異なる場合があり、各配管31〜34で圧力損失が相違する場合がある。各配管31〜34からバーナ22に供給される微粉炭の量は、各配管31〜34のそれぞれを流れる搬送空気の流量に概ね比例するため、各配管31〜34における圧力損失が相違すると、各配管31〜34のそれぞれを流れる搬送空気の流量が相違し、各バーナ22に供給される微粉炭の量も相違することとなる。
以下、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100について、図2〜図9を参照して説明する。
図2及び図3は、流体、すなわち搬送空気が通過する通過空間の軸線方向の一方側から見た一実施形態の流量調節装置100の要部の構成を模式的に示した図である。図2は、後述する可動羽根110が最大開度位置に位置している場合を示し、図3は、可動羽根110が最小開度位置に位置している場合を示す。
図4は、図2及び図3に示した一実施形態の流量調節装置100の可動羽根110の開度位置を説明する図であり、図4(a)は、可動羽根110が最大開度位置に位置している場合を示し、図4(b)は、可動羽根110が最小開度位置に位置している場合を示す。
図5及び図6は、搬送空気が通過する通過空間の軸線方向の一方側から見た他の実施形態の流量調節装置100の要部の構成を模式的に示した図である。図5は、後述する可動羽根110が後述する最大開度位置に位置している場合を示し、図6は、可動羽根110が後述する最小開度位置に位置している場合を示す。
図7は、図5及び図6に示した他の実施形態の流量調節装置100の可動羽根110の形状を説明する図であり、図7(a)は、可動羽根110の平面図であり、図7(b)は、可動羽根110の側面図である。
図8は、可動羽根110の回転駆動に関する構造を説明するための断面図であり、搬送空気が通過する通過空間の軸線方向に沿った断面を示している。
図9は、後述するシール部107について説明するための図である。
なお、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100では、可動羽根110の数は3以上とされる。例えば図2,3に示した一実施形態の流量調節装置100は、可動羽根110の数を6とした場合の一例である。また、例えば図5,6に示した他の実施形態の流量調節装置100は、可動羽根110の数を10とした場合の一例である。
複数の可動羽根110の各々は、上記一方向側に形成される内周側エッジ部113と、上記他方向側に形成される外周側エッジ部114と、を有する。幾つかの実施形態では、内周側エッジ部113は、外周側エッジ部114に向かって凹となる曲線形状を有する。
同様に、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100では、複数の可動羽根110の各々が回転軸線AX2を中心として、図2〜6において時計方向に回動することで通過空間101から退避し、通過空間101の断面積(流路断面積)を大きくしている。図2及び図5は、複数の可動羽根110が図示時計方向に最も回動して、可変オリフィスとしての開度が最大となった最大開度の時の状態を示している。図2及び図5に示した最大開度となる可動羽根110の開度位置を最大開度位置と呼ぶ。
このように、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100は、複数の可動羽根110が最大開度位置と最小開度位置の間を移動することで流路面積を変更して、通過空間101を流れる搬送空気の流量を調節するように構成されている。
また、各可動羽根110を、回転軸線AX2を中心として図示反時計方向に回動させて通過空間101に進入させるので、各可動羽根110で進入量、すなわち回動量を揃えれば、支持体102の周方向に沿って3か所以上に分散して配置された各可動羽根110が、通過空間101の軸線AX1に向かって同じように移動する。
また、各可動羽根110の内周側エッジ部113が外周側エッジ部114に向かって凹となる曲線形状を有することで、内周側エッジ部113の曲率の中心が内周側エッジ部113よりも通過空間101の径方向内側に位置することになる。そのため、通過空間101の軸線AX1方向から見たときの内周側エッジ部113の形状は、軸線AX1を中心とする円の円弧の形状に近づく。
これらのことから、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100では、例えば図3,6に示すように、流量調節装置100における搬送空気の流路を搬送空気の流れ方向から見たときの断面形状を真円形状に近づけることができる。これにより、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100では、流量調節装置100における搬送空気の流路での搬送空気の流速が場所によってアンバランスになることを抑制できるので、搬送空気で搬送される粉体による局部的な摩耗を抑制でき、流量調節装置100の耐久性を向上できる。
以下、幾つかの実施形態に係る流量調節装置100の可動羽根110の形状について説明する。なお、以下の説明では、図2,3に示した一実施形態の流量調節装置100の可動羽根110については、符号の後にアルファベットのAを付して表すこともあり、図5,6に示した他の実施形態の流量調節装置100の可動羽根110については、符号の後にアルファベットのBを付して表すこともある。また、図2,3に示した一実施形態に係る可動羽根110Aと、図5,6に示した他の実施形態に係る可動羽根110Bとを特に区別する必要がない場合には、符号の後にアルファベットのAやBを付さずに、単に可動羽根110と表すこととする。
図2,3,5,6に示す幾つかの実施形態に係る流量調節装置100では、内周側エッジ部113は、搬送空気の流量の制限量が最大である最小開度位置において、搬送空気が通過する略真円形の通過部103を形成する第1曲線状部113aを含む。
これにより、搬送空気の流路の断面積が最も小さくなって搬送空気の流速が最も速くなるときに、通過部103の形状が略真円形になる。これにより、流量調節装置100によって流路を最も絞った状態でも搬送空気の流速が場所によってアンバランスになることを抑制できるので、搬送空気で搬送される粉体である微粉炭による局部的な摩耗を抑制でき、流量調節装置100の耐久性を向上できる。
そこで、以下の説明では、他の実施形態に係る可動羽根110Bについての図7を参照して可動羽根110の形状を説明し、一実施形態に係る可動羽根110Aについての説明を省略するが、一実施形態の流量調節装置100の可動羽根110Aについても他の実施形態に係る可動羽根110Bと同様である。
ここで、回転軸線AX2方向の一方側は、図7(a)における紙面手前側であり、図7(b)における紙面上方である。また、回転軸線AX2方向の他方側は、図7(a)における紙面奥側であり、図7(b)における紙面下方である。
第1部分111の第2面111bは、第2部分112の第1面112aよりも回転軸線AX2方向の一方側に位置している。
このように、幾つかの実施形態では、各可動羽根110の各々において、第1部分111の第2面111bが第2部分112の第1面112aよりも回転軸線AX2方向の一方側に位置しているので、図2,3,5,6に示すように、隣接する2つの可動羽根110を接近させて配置して、一方の可動羽根110の第1部分111の第2面111bと他方の可動羽根110の第2部分112の第1面112aとが回転軸線AX2方向から見て重なる場合であっても、隣接する2つの可動羽根110同士が回転軸線AX2方向で干渉することを防止できる。
その点、幾つかの実施形態では、段差部115が第1部分111の回転軸線AX2を中心とする径方向外側に向けて凹となる曲線形状を有するので、一方の可動羽根110の第1部分111が他方の可動羽根110の段差部115と干渉しないようにすることができる。
これにより、隣接する2つの可動羽根110の一方の可動羽根110の第1部分111の先端部116と、他方の可動羽根110の段差部115との間の間隔が狭まるので、一方の可動羽根110の第1部分111の先端部116と、他方の可動羽根110の段差部115との間を搬送空気や微粉炭が通過することを抑制できる。これにより、先端部116や段差部115の摩耗を抑制できる。
仮に、最小開度位置において、回転軸線AX2方向から見たときに外周側エッジ部114と、隣接する可動羽根110の第2曲線状部113bとの間に隙間が存在すると、最小開度位置において搬送空気の流量の制限量が必ずしも最大とならず、所望する搬送空気の流量の制限量が得られないおそれがある。
その点、幾つかの実施形態では、最小開度位置において、回転軸線AX2方向から見たときに外周側エッジ部114と、隣接する可動羽根110の第2曲線状部113bとの間に隙間が存在しないので、上述したような不具合が生じない。
以下、図8及び図9を参照して、可動羽根110の駆動機構について説明する。
図8は、幾つかの実施形態に係る可動羽根110の駆動装置200の一実施形態の構造を示している。図9は、図8の要部を拡大した図である。
幾つかの実施形態に係る流量調節装置100は、駆動装置200を有する。一実施形態の駆動装置200は、例えば複数の可動羽根110毎に複数設けられている。
一実施形態の駆動装置200は、駆動モータ201と、複数の動力伝達軸210とを備えている。動力伝達軸は、例えば駆動モータの出力軸202に接続された第1動力伝達軸211と、第1動力伝達軸211からの回転駆動力で回動される第2動力伝達軸212とを含む。
第2動力伝達軸212には、板状部材213が固定されている。第2動力伝達軸212は板状部材213を貫通している。板状部材213の図示上面には、第2動力伝達軸212の軸線(すなわち可動羽根110の回転軸線AX2)からオフセットされた位置に軸214の一端が取り付けられている。軸214の他端は、可動羽根110の第2部分112の第2面112bにおける、回転軸線AX2からオフセットされた位置に取り付けられている。
これにより、支持部106と動力伝達軸210との間から微粉炭や微粉炭の搬送空気の漏れを防止できる。
例えば、複数の第2動力伝達軸212のそれぞれの外周に外歯歯車を形成し、これら複数の外歯歯車のそれぞれと内周側の歯車でかみ合う1つの内歯歯車を設ける。この1つの内歯歯車を1つの駆動モータによって駆動することで、全ての第2動力伝達軸212を回動させることができる。これにより、1つの駆動モータで複数の可動羽根110を回動させることができる。
以下、上述した幾つかの実施形態に係る流量調節装置100を用いた流量調節システムについて説明する。図10は、一実施形態の流量調節システムの構成を示す図である。
一実施形態の流量調節システム2は、流量調節装置100と、各可動羽根110の開度位置を変更する開度位置変更装置としての駆動装置200と、差圧検出装置3と、制御装置5とを備える。
差圧検出装置3は、例えば流量調節装置100の上流側と下流側とに設けた圧力センサである。流量調節装置100の上流側の圧力センサ3aと、流量調節装置100の下流側の圧力センサ3bとによって、流量調節装置100の上流側と下流側との差圧を検出することができる。
制御装置5は、例えばCPU5aとその周辺回路を備えている。制御装置5は、差圧検出装置3で検出した流量調節装置100の上流側と下流側との差圧に基づいて駆動装置200に制御信号を出力して、各可動羽根110の開度位置を制御する。
以下、上述した幾つかの実施形態に係る流量調節装置100を用いた搬送空気の流量、すなわち給炭量の調節方法について説明する。
上述したように、図1に示した一実施形態のボイラ20では、各バーナ22の配置位置が異なるため、各配管31〜34で圧力損失が相違する場合がある。そのため、一実施形態に係る配管系統1では、各微粉炭管30に設置した流量調節装置100によって、各配管31〜34を流れる搬送空気の流量が等しくなるようにすることで、各バーナ22に供給される微粉炭の量が等しくなるようにしている。
具体的には、ボイラ20の試運転時に各配管31〜34に微粉炭を含まない試験用の空気(試験空気)を流し、各配管31〜34の出口における試験空気の流量がそれぞれ目標流量Qtとなるように各配管31〜34に設置した各流量調節装置100の可動羽根110の開度位置を調節する。
各配管31〜34の出口における試験空気の流量がそれぞれ目標流量Qtとなるように各流量調節装置100の可動羽根110の開度位置が調節された後、各配管31〜34における流量調節装置100の上流側と下流側との差圧を計測する。このようにして計測された差圧が、ボイラ20の運転時における流量調節装置100の上流側と下流側との差圧△Pの目標値△Ptとなる。以下の説明では、流量調節装置100の上流側と下流側との差圧△Pを、流量調節装置100における差圧△P、又は、単に差圧△Pと呼ぶこともある。
図11は、ボイラ20の試運転時における差圧の目標値△Ptの設定に関する処理の手順を示したフローチャートである。
まずステップS11において、各配管31〜34からの給炭量の目標値(目標給炭量)Ftから微粉炭を搬送する搬送空気の目標流量Qtを設定する。
次いで、ステップS13において、各配管31〜34に試験空気の供給を開始し、ステップS15において、各配管31〜34の出口で試験空気の流量Qを測定する。
同様に、第2配管32については、第2配管32に設置された流量調節装置100における差圧△Pを測定し、測定値を第2配管32に設置された流量調節装置100についての目標差圧△Ptとして設定する。
第3配管33については、第3配管33に設置された流量調節装置100における差圧△Pを測定し、測定値を第3配管33に設置された流量調節装置100についての目標差圧△Ptとして設定する。
第4配管34については、第4配管34に設置された流量調節装置100における差圧△Pを測定し、測定値を第4配管34に設置された流量調節装置100についての目標差圧△Ptとして設定する。
上述したように、図1に示した一実施形態のボイラ20では、流量調節装置100内を流れる微粉炭によって流量調節装置100の内部が摩耗すると、微粉炭管30を流れる搬送空気の流量が経時的に変化してしまう。そのため、一実施形態に係る配管系統1では、以下で説明するように、ボイラ20の運転中にも流量調節装置100を流れる搬送空気の流量を調節するようにしている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、1つの流量調節装置100の可動羽根110の開度位置の制御について説明する。なお、CPU5aは、各配管31〜34に設置された流量調節装置100のそれぞれについて、以下で説明する処理を個別に行うことで、各流量調節装置100の可動羽根110の開度位置を制御する。
ステップS31で目標給炭量Ftに変更がないと判断されると、後述するステップS35へ進む。ステップS31で目標給炭量Ftに変更があると判断されるとステップS33へ進み、CPU5aは、変更後の目標給炭量Ftαに基づいて目標差圧△Ptを変更する。
具体的には、CPU5aは、次のようにして目標差圧△Ptを変更する。
目標給炭量Ftと搬送空気の目標流量Qtとは概ね比例関係にある。そこで、CPU5aは、以下の(1)式から搬送空気の目標流量Qtの変更後の値(変更後の目標流量)Qtαを算出する。
Qtα=Q×(Ftα/Ft) ・・・(1)
△Ptα=△Pt×(Qtα/Qt)2 ・・・(2)
ステップS37において、CPU5aは、ステップS31が肯定判断されていた場合には、ステップS35で算出した差圧△Pと目標差圧△Ptとが等しいか否かを判断し、ステップS33が実行されていた場合には、ステップS35で算出した差圧△PとステップS33で算出した変更後の目標差圧△Ptαとが等しいか否かを判断する。
なお、図11におけるステップS17の場合と同様に、ステップS35で算出した差圧△Pが目標差圧△Ptに対して例えば±数パーセントの差があっても、目標差圧△Ptと等しいとみなすこととする。同様に、ステップS35で算出した差圧△Pが変更後の目標差圧△Ptαに対して例えば±数パーセントの差があっても、変更後の目標差圧△Ptαと等しいとみなすこととする。
ステップS37が否定判断されるとステップS39へ進み、CPU5aは、差圧△Pが目標差圧△Pt又は変更後の目標差圧△Ptαに近づくように、各可動羽根110の開度位置を変更する制御信号(開度位置変更信号)を駆動装置200に出力して、ステップS35へ戻る。
例えば、上述した幾つかの実施形態では、外周側エッジ部114は、搬送空気の流量の制限量が最大である最小開度位置において、軸線AX1方向(回転軸線AX2方向)から見たときに隣接する可動羽根110の第2曲線状部113bとの間に隙間が存在しない形状に形成されている。しかし、ボイラ20における燃焼状態に悪影響を与えない範囲で外周側エッジ部114と第2曲線状部113bとの間に隙間が存在していてもよい。
2 流量調節システム
3 差圧検出装置
5 制御装置
5a CPU
10 微粉砕機
20 ボイラ
22 バーナ
30 微粉炭管
31 第1配管(配管)
32 第2配管(配管)
33 第3配管(配管)
34 第4配管(配管)
100 流量調節装置
101 通過空間
102 支持体
103,104 通過部
106 支持部
110,110A,110B 可動羽根
111 第1部分
111a 第1面
111b 第2面
112 第2部分
112a 第1面
112b 第2面
113 内周側エッジ部
113a 第1曲線状部
113b 第2曲線状部
114 外周側エッジ部
115 段差部
200 駆動装置
201 駆動モータ
210 動力伝達軸
Claims (8)
- 粉体を搬送するための流体の流量を調節するための流量調節装置であって、
前記流体が通過する通過空間を内部に有するリング状の支持体と、
前記リング状の支持体に周方向に間隔をあけて配置される3以上の可動羽根であって、前記可動羽根の回転軸線を中心に回動可能に構成される3以上の可動羽根と、を備え、
前記3以上の可動羽根の各々は、前記回転軸線を中心として、一方向側に回動することで前記通過空間に進入する方向に移動し、他方向側に回動することで前記通過空間から退避する方向に移動するように構成され、
前記3以上の可動羽根の各々は、前記一方向側に形成される内周側エッジ部と、前記他方向側に形成される外周側エッジ部と、を有し、
前記内周側エッジ部は、前記外周側エッジ部に向かって凹となる曲線形状を有する
流量調節装置。 - 前記内周側エッジ部は、前記流体の流量の制限量が最大である最小開度位置において、前記流体が通過する略真円形の通過部を形成する第1曲線状部を含む
請求項1に記載の流量調節装置。 - 前記内周側エッジ部は、前記流体の流量の制限量が最小である最大開度位置において、前記流体が通過する略真円形の通過部を形成する第2曲線状部であって、前記第1曲線状部よりも前記回転軸線側に位置する第2曲線状部を含む
請求項2に記載の流量調節装置。 - 前記3以上の可動羽根の各々は、前記回転軸線方向の一方側の第1面と他方側の第2面とを有する第1部分と、前記第1部分よりも前記回転軸線側に位置する第2部分であって、前記一方側の第1面と前記他方側の第2面とを有する第2部分とを含み、
前記第1部分の前記第2面は、前記第2部分の前記第1面よりも前記回転軸線方向の一方側に位置している
請求項3に記載の流量調節装置。 - 前記第1部分の前記第1面と前記第2部分の前記第1面との間に形成される段差部は、前記第1部分の前記回転軸線を中心とする径方向外側に向けて凹となる曲線形状を有する
請求項4に記載の流量調節装置。 - 前記外周側エッジ部は、前記流体の流量の制限量が最大である最小開度位置において、前記回転軸線方向から見たときに隣接する前記可動羽根の前記第2曲線状部との間に隙間が存在しない形状に形成されている
請求項3乃至5の何れか一項に記載の流量調節装置。 - 前記回転軸線を中心に前記可動羽根を回転駆動する回転駆動力を伝達するための動力伝達軸をさらに備え、
前記支持体は、前記動力伝達軸を回動可能に支持する支持部を有し、
前記支持部と前記動力伝達軸との間をシールするシール部をさらに備える
請求項1乃至6の何れか一項に記載の流量調節装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の流量調節装置と、
前記3以上の可動羽根の各々の開度位置を変更する開度位置変更装置と、
前記流量調節装置の上流側と下流側との差圧を検出する差圧検出装置と、
前記差圧検出装置で検出した前記差圧に基づいて前記開度位置変更装置に制御信号を出力して、前記開度位置を制御する制御装置と、を備える
流量調節システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018063519A JP2019173892A (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 流量調節装置及び流量調節システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018063519A JP2019173892A (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 流量調節装置及び流量調節システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019173892A true JP2019173892A (ja) | 2019-10-10 |
Family
ID=68166779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018063519A Pending JP2019173892A (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 流量調節装置及び流量調節システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019173892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021075157A1 (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | ||
CN113685643A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-23 | 中国核动力研究设计院 | 一种变径节流孔板 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59145420A (ja) * | 1983-01-24 | 1984-08-20 | コンバッション・エンヂニアリング・インコ−ポレ−テッド | 導管用の調節自在なオリフィス装置 |
JPH04108140U (ja) * | 1991-02-27 | 1992-09-18 | 三菱重工業株式会社 | 粉体加圧供給装置 |
JP3149153U (ja) * | 2008-12-26 | 2009-03-12 | 日本バルカー工業株式会社 | コンダクタンス調整装置 |
JP2010112391A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Covalent Materials Corp | 減圧排気弁及びこの減圧排気弁を含む減圧排気機構を用いた減圧装置 |
JP2014109497A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Hino Motors Ltd | ガス流量計測装置 |
US20170298953A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-19 | Honeywell International Inc. | Adjustable-trim centrifugal compressor for a turbocharger |
US20170298943A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-19 | Honeywell International Inc. | Adjustable-trim centrifugal compressor for a turbocharger |
-
2018
- 2018-03-29 JP JP2018063519A patent/JP2019173892A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59145420A (ja) * | 1983-01-24 | 1984-08-20 | コンバッション・エンヂニアリング・インコ−ポレ−テッド | 導管用の調節自在なオリフィス装置 |
JPH04108140U (ja) * | 1991-02-27 | 1992-09-18 | 三菱重工業株式会社 | 粉体加圧供給装置 |
JP2010112391A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Covalent Materials Corp | 減圧排気弁及びこの減圧排気弁を含む減圧排気機構を用いた減圧装置 |
JP3149153U (ja) * | 2008-12-26 | 2009-03-12 | 日本バルカー工業株式会社 | コンダクタンス調整装置 |
JP2014109497A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Hino Motors Ltd | ガス流量計測装置 |
US20170298953A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-19 | Honeywell International Inc. | Adjustable-trim centrifugal compressor for a turbocharger |
US20170298943A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-19 | Honeywell International Inc. | Adjustable-trim centrifugal compressor for a turbocharger |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021075157A1 (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | ||
JP7243849B2 (ja) | 2019-10-16 | 2023-03-22 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機 |
US11754093B2 (en) | 2019-10-16 | 2023-09-12 | Ihi Corporation | Centrifugal compressor |
CN113685643A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-23 | 中国核动力研究设计院 | 一种变径节流孔板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009093346A1 (ja) | ローラミル構造 | |
JP5984399B2 (ja) | 石炭流均衡装置 | |
KR101891454B1 (ko) | 고체 연료 분쇄 장치 및 그 제어 방법 | |
JP2019173892A (ja) | 流量調節装置及び流量調節システム | |
KR101962583B1 (ko) | 고체 연료 버너 | |
EP2500647A2 (en) | Coal flow splitters and distributor devices | |
JP5490924B2 (ja) | 固体燃料バーナおよび前記バーナを用いる燃焼装置 | |
CN108413442B (zh) | 一种变流量旋流器 | |
CN110067776B (zh) | 用于压缩机的扩散器 | |
KR900009047B1 (ko) | 버너 송풍 장치 | |
US9926939B2 (en) | System for drawing solid feed into and/or out of a solid feed pump | |
US7549382B2 (en) | On-line coal flow control mechanism for vertical spindle mills | |
US20110239915A1 (en) | Adjustable Diffusing Coal Valve | |
CN213019736U (zh) | 一次风管煤粉浓度调节件及磨煤机煤粉分配器 | |
CN213000500U (zh) | 一种磨煤机煤粉分配器 | |
US20170023035A1 (en) | Concentric flow variable orifices for gas and particulate flow balance | |
US2921542A (en) | Fluid fuel burner | |
KR102575119B1 (ko) | 부분 송입 터빈에 사용되는 손실 저감 장치 및 부분 송입 터빈 | |
JP2020172895A (ja) | 静翼ユニットおよび圧縮機並びにガスタービン | |
CN115539942A (zh) | 用于深度调峰的一次风粉系统 | |
JP2020008221A (ja) | 固体燃料バーナ | |
KR970003611B1 (ko) | 연소 공기 공급장치 및 방법 | |
EP3645941A1 (en) | Combustion head with low emission of nox for burners and burner comprising such a head | |
CN221763568U (zh) | 煤粉制备组件及锅炉 | |
US2396867A (en) | Fuel burner |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20210121 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20220114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220830 |