JP2019171915A - Device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両に搭載される車両用装置に関する。 The present invention relates to a vehicle device mounted on a vehicle.
自動車等の車両には、モータジェネレータ、オルタネータ或いはISG(Integrated Starter Generator)等の発電機が搭載されている。このような発電機は、車両の燃費性能を向上させる観点から、コースト走行や車両制動等の減速走行において回生発電状態に制御されることが多い(特許文献1参照)。また、特許文献1に記載された制御装置は、減速走行時に発電機を回生発電させる場合に、スロットルバルブを開くことでエンジンのポンプ損失を低減している。これにより、エンジン負荷を減らして発電負荷を増やすことができ、発電機の発電電力を増やして車両の燃費性能を向上させることができる。
A vehicle such as an automobile is equipped with a generator such as a motor generator, an alternator, or an ISG (Integrated Starter Generator). Such a generator is often controlled in a regenerative power generation state during deceleration traveling such as coasting or vehicle braking from the viewpoint of improving the fuel efficiency of the vehicle (see Patent Document 1). Further, the control device described in
ところで、減速走行時にスロットルバルブが開かれた状態、つまりエンジンの吸入空気量が増加している状態のもとで、エンジンの燃料噴射が再開された場合には、エンジントルクが過大に出力されてしまう虞がある。このように、燃料噴射に伴うエンジントルクの過度な増加は、車両減速度を減少させて乗員に違和感を与えてしまう要因であった。一方、燃料噴射に伴うエンジントルクの過度な増加を抑制するため、減速走行時にスロットルバルブを閉じて吸入空気量を減少させることは、エンジン負荷を増やして減速走行時の発電電力を減少させる要因であった。このため、乗員に違和感を与えることなく減速走行時の発電電力を確保することが求められている。 By the way, when the fuel injection of the engine is resumed under the condition that the throttle valve is opened at the time of decelerating driving, that is, when the intake air amount of the engine is increasing, the engine torque is excessively output. There is a risk of it. As described above, the excessive increase in the engine torque accompanying the fuel injection is a factor that reduces the vehicle deceleration and makes the passenger feel uncomfortable. On the other hand, in order to suppress an excessive increase in engine torque due to fuel injection, closing the throttle valve during deceleration traveling to reduce the intake air amount is a factor that increases engine load and decreases the generated power during deceleration traveling. there were. For this reason, it is required to secure the generated power at the time of decelerating without giving the passenger a sense of incongruity.
本発明の目的は、乗員に違和感を与えることなく減速走行時の発電電力を確保することにある。 An object of the present invention is to secure the generated power at the time of decelerating without causing the passenger to feel uncomfortable.
本発明の車両用装置は、車両に搭載される車両用装置であって、エンジンに連結される冷媒圧縮機と、前記エンジンに連結されるモータジェネレータと、前記エンジンに連結されるロックアップクラッチと、前記エンジンの吸気系に設けられるスロットルバルブと、減速走行時に前記モータジェネレータを回生発電させるモータ制御部と、前記モータジェネレータの回生発電時に、前記ロックアップクラッチを締結するロックアップ制御部と、前記モータジェネレータの回生発電時に、前記スロットルバルブを開き側に制御するスロットル制御部と、を有し、前記モータジェネレータの回生発電中に前記ロックアップクラッチが解放される場合に、前記スロットルバルブは閉じ側に制御され、前記モータジェネレータは力行状態に制御され、前記冷媒圧縮機はオフ状態に制御される。 A vehicle device according to the present invention is a vehicle device mounted on a vehicle, and includes a refrigerant compressor coupled to an engine, a motor generator coupled to the engine, and a lockup clutch coupled to the engine. A throttle valve provided in the intake system of the engine, a motor control unit for regenerative power generation of the motor generator during deceleration traveling, a lockup control unit for fastening the lockup clutch during regenerative power generation of the motor generator, A throttle control unit that controls the throttle valve to the open side during regenerative power generation of the motor generator, and the throttle valve is closed when the lockup clutch is released during the regenerative power generation of the motor generator. The motor generator is controlled to a power running state, Serial refrigerant compressor is controlled to the OFF state.
本発明によれば、モータジェネレータの回生発電中にロックアップクラッチが解放される場合に、スロットルバルブは閉じ側に制御され、モータジェネレータは力行状態に制御され、冷媒圧縮機はオフ状態に制御される。これにより、乗員に違和感を与えることなく減速走行時の発電電力を確保することができる。 According to the present invention, when the lockup clutch is released during the regenerative power generation of the motor generator, the throttle valve is controlled to the closed side, the motor generator is controlled to the power running state, and the refrigerant compressor is controlled to the off state. The Thereby, the generated power at the time of decelerating traveling can be ensured without giving the passenger a sense of incongruity.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[車両構成]
図1は本発明の一実施の形態である車両用装置10が搭載された車両11の構成例を示す概略図である。車両11に搭載される車両用装置10は、後述するように、エンジン12に連結されるスタータジェネレータ16やコンプレッサ18等によって構成される。図1に示すように、車両11には、内燃機関であるエンジン12を備えたパワーユニット13が搭載されている。エンジン12のクランク軸14には、ベルト機構15を介してスタータジェネレータ(モータジェネレータ)16が連結されている。また、エンジン12のクランク軸14には、ベルト機構15およびエアコンクラッチ(クラッチ機構)17を介して空調用のコンプレッサ(冷媒圧縮機)18が連結されている。さらに、エンジン12にはトルクコンバータ19を介して変速機構20が連結されており、変速機構20にはデファレンシャル機構21等を介して車輪22が連結されている。
[Vehicle configuration]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration example of a
エンジン12のクランク軸14に連結されるトルクコンバータ19には、ロックアップクラッチ23が組み込まれている。つまり、エンジン12のクランク軸14には、ロックアップクラッチ23が連結されている。このロックアップクラッチ23を締結状態に制御することにより、エンジン12と変速機構20とはロックアップクラッチ23を介して連結される。一方、ロックアップクラッチ23を解放状態に制御することにより、エンジン12と変速機構20とはトルクコンバータ19を介して連結される。ロックアップクラッチ23の作動状態を制御するため、トルクコンバータ19には電磁バルブや油路等からなるバルブユニット24が接続されており、バルブユニット24にはマイコン等からなるミッションコントローラ25が接続されている。ミッションコントローラ25によってバルブユニット24の作動状態を制御することにより、アプライ室26とリリース室27との油圧を制御することができ、ロックアップクラッチ23を締結状態と解放状態とに制御することができる。
A
エンジン12の吸気系30を構成する吸気マニホールド31には、吸入空気量を調整するスロットルバルブ32が設けられている。スロットルバルブ32を開いて流路面積を拡大することにより、エンジン12の吸入空気量を増やすことができ、スロットルバルブ32を閉じて流路面積を縮小することにより、エンジン12の吸入空気量を減らすことができる。また、エンジン12には、吸気ポートやシリンダ内に燃料を噴射するインジェクタ33が設けられている。インジェクタ33から燃料を噴射させることにより、エンジン12は燃料噴射状態に制御される一方、インジェクタ33からの燃料噴射を停止させることにより、エンジン12は燃料カット状態に制御される。さらに、エンジン12には、イグナイタや点火コイルからなる点火装置34が設けられている。点火装置34によって点火時期を制御することにより、エンジン12の出力トルクや燃焼温度等を制御することができる。なお、スロットルバルブ32、インジェクタ33および点火装置34には、マイコン等からなるエンジンコントローラ35が接続されている。
An
エンジン12に連結されるスタータジェネレータ16は、発電機および電動機として機能する所謂ISG(Integrated Starter Generator)である。スタータジェネレータ16は、クランク軸14に駆動される発電機として機能するだけでなく、クランク軸14を回転させる電動機として機能する。例えば、アイドリングストップ制御においてエンジン12を再始動させる場合や、発進時や加速時においてエンジン12をアシスト駆動する場合に、スタータジェネレータ16は力行状態に制御されて電動機として機能する。スタータジェネレータ16は、ステータコイルを備えたステータ40と、フィールドコイルを備えたロータ41と、を有している。また、スタータジェネレータ16には、ステータコイルやフィールドコイルの通電状態を制御するため、インバータ、レギュレータおよびマイコン等からなるISGコントローラ42が設けられている。ISGコントローラ42によってフィールドコイルやステータコイルの通電状態を制御することにより、スタータジェネレータ16の発電電圧、発電トルク、力行トルク等が制御される。
The
エンジン12に連結されるコンプレッサ18は、エアコンシステムの冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機である。エアコンシステムの図示しない冷媒循環回路には、冷媒を圧縮するコンプレッサ18が設けられるだけでなく、冷媒を液化させる図示しないコンデンサや、冷媒を気化させる図示しないエバポレータ等が設けられている。エンジン12とコンプレッサ18との間のエアコンクラッチ17を締結状態に制御することにより、エンジン12とコンプレッサ18とを互いに連結することができ、コンプレッサ18を運転状態つまりオン状態に制御することができる。一方、エアコンクラッチ17を解放状態に制御することにより、エンジン12とコンプレッサ18とを互いに切り離すことができ、コンプレッサ18を停止状態つまりオフ状態に制御することができる。また、エアコンクラッチ17には、マイコン等からなるエアコンコントローラ43が接続されている。なお、エアコンクラッチ17としては、電磁力によって締結状態や解放状態に制御される電磁クラッチを用いることができる。
The
[電源回路]
車両11に設けられる電源回路50について説明する。図2は電源回路50の一例を簡単に示した回路図である。図2に示すように、電源回路50は、スタータジェネレータ16に電気的に接続されるリチウムイオンバッテリ51と、これと並列にスタータジェネレータ16に電気的に接続される鉛バッテリ52と、を備えている。なお、リチウムイオンバッテリ51を積極的に放電させるため、リチウムイオンバッテリ51の端子電圧は、鉛バッテリ52の端子電圧よりも高く設計されている。また、リチウムイオンバッテリ51を積極的に充放電させるため、リチウムイオンバッテリ51の内部抵抗は、鉛バッテリ52の内部抵抗よりも小さく設計されている。
[Power supply circuit]
The
スタータジェネレータ16の正極端子16aには正極ライン53が接続され、リチウムイオンバッテリ51の正極端子51aには正極ライン54が接続され、鉛バッテリ52の正極端子52aには正極ライン55が接続される。これらの正極ライン53〜55は、接続点56を介して互いに接続されている。また、スタータジェネレータ16の負極端子16bには負極ライン57が接続され、リチウムイオンバッテリ51の負極端子51bには負極ライン58が接続され、鉛バッテリ52の負極端子52bには負極ライン59が接続される。これらの負極ライン57〜59は、基準電位点60を介して互いに接続されている。
A
鉛バッテリ52の正極ライン55には、導通状態と遮断状態とに切り替えられるスイッチSW1が設けられている。スイッチSW1を遮断状態に制御することにより、リチウムイオンバッテリ51およびスタータジェネレータ16からなる電源系61と、鉛バッテリ52および後述する電気機器群66からなる電源系62とを、互いに切り離すことができる。また、リチウムイオンバッテリ51の正極ライン54には、導通状態と遮断状態とに切り替えられるスイッチSW2が設けられている。スイッチSW2を遮断状態に制御することにより、電源回路50からリチウムイオンバッテリ51を切り離すことができる。これらのスイッチSW1,SW2は、MOSFET等の半導体素子によって構成されるスイッチであっても良く、電磁力等を用いて接点を機械的に開閉させるスイッチであっても良い。なお、スイッチSW1,SW2は、リレーやコンタクタ等とも呼ばれている。
The
図1に示すように、電源回路50には、バッテリモジュール63が設けられている。このバッテリモジュール63には、リチウムイオンバッテリ51が組み込まれるとともに、スイッチSW1,SW2が組み込まれている。また、バッテリモジュール63には、マイコン等からなるバッテリコントローラ64が設けられている。バッテリコントローラ64は、リチウムイオンバッテリ51の充電状態SOC、充放電電流、端子電圧、セル温度、内部抵抗等を監視する機能や、スイッチSW1,SW2を制御する機能を有している。なお、充電状態SOC(State Of Charge)とは、バッテリの設計容量に対する蓄電量の比率である。
As shown in FIG. 1, the
なお、図1に示すように、鉛バッテリ52の正極ライン55には、ヘッドライト等の電気機器65からなる電気機器群66が接続されている。また、鉛バッテリ52の正極ライン55には、電気機器群66等を保護するヒューズ67が設けられている。さらに、鉛バッテリ52の負極ライン59には、充放電電流、端子電圧および充電状態SOC等を検出するバッテリセンサ68が設けられている。
As shown in FIG. 1, an
[制御系]
図3は車両用装置10が備える制御系の一例を示す概略図である。図1および図3に示すように、車両用装置10は、エンジン12やスタータジェネレータ16等を互いに協調させて制御するため、マイコン等からなるメインコントローラ70を有している。このメインコントローラ70には、インジェクタ33を制御する燃料制御部71、点火装置34を制御する点火制御部72、スロットルバルブ32を制御するスロットル制御部73、スタータジェネレータ16を制御するモータ制御部74、ロックアップクラッチ23を制御するロックアップ制御部75、およびコンプレッサ18を制御するコンプレッサ制御部76等の制御部が設けられている。また、燃料制御部71、点火制御部72およびスロットル制御部73は、エンジン12を制御するエンジン制御部として機能している。
[Control system]
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an example of a control system provided in the
メインコントローラ70や前述した各コントローラ25,35,42,43,64は、CANやLIN等の車載ネットワーク77を介して互いに通信自在に接続されている。メインコントローラ70は、各種コントローラやセンサからの情報に基づいて、スタータジェネレータ16、ロックアップクラッチ23、スロットルバルブ32、インジェクタ33、点火装置34およびコンプレッサ18等を制御する。なお、メインコントローラ70は、ISGコントローラ42を介して、スタータジェネレータ16の作動状態を制御する。また、メインコントローラ70は、ミッションコントローラ25を介して、ロックアップクラッチ23の作動状態を制御する。また、メインコントローラ70は、エンジンコントローラ35を介して、スロットルバルブ32、インジェクタ33および点火装置34の作動状態を制御する。さらに、メインコントローラ70は、エアコンコントローラ43を介してエアコンクラッチ17を制御し、コンプレッサ18の作動状態を制御する。
The
図3に示すように、メインコントローラ70に接続されるセンサ類として、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ80、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキセンサ81、スロットルバルブ32の開度を検出するスロットル開度センサ82、エンジン12の回転速度であるエンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ83、車両11の走行速度である車速を検出する車速センサ84、およびエアコンシステムの作動時などに操作されるエアコンスイッチ85等がある。また、メインコントローラ70には、各コントローラから、インジェクタ33、点火装置34、スロットルバルブ32、スタータジェネレータ16、ロックアップクラッチ23、コンプレッサ18およびバッテリモジュール63等の作動情報が入力される。
As shown in FIG. 3, as sensors connected to the
[スタータジェネレータ制御]
メインコントローラ70のモータ制御部74は、リチウムイオンバッテリ51の充電状態SOCに基づいて、スタータジェネレータ16の目標発電電圧を設定する。そして、モータ制御部74は目標発電電圧をISGコントローラ42に出力し、ISGコントローラ42は目標発電電圧に従ってスタータジェネレータ16の発電電圧を制御し、後述するように、スタータジェネレータ16を燃焼発電状態または発電休止状態に制御する。
[Starter generator control]
The
図4はスタータジェネレータ16を燃焼発電状態に制御したときの電流供給状況の一例を示す図である。例えば、リチウムイオンバッテリ51の充電状態SOCが所定の下限値を下回る場合には、リチウムイオンバッテリ51を充電して充電状態SOCを高めるため、エンジン動力によってスタータジェネレータ16が発電駆動される。このように、スタータジェネレータ16を燃焼発電状態に制御する際には、スタータジェネレータ16の発電電圧が引き上げられ、リチウムイオンバッテリ51に印加される発電電圧が端子電圧よりも高く調整される。これにより、図4に黒塗りの矢印で示すように、スタータジェネレータ16から、リチウムイオンバッテリ51、電気機器群66および鉛バッテリ52等に対して電流が供給され、リチウムイオンバッテリ51や鉛バッテリ52が緩やかに充電される。
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a current supply state when the
図5はスタータジェネレータ16を発電休止状態に制御したときの電流供給状況の一例を示す図である。例えば、リチウムイオンバッテリ51の充電状態SOCが所定の上限値を上回る場合には、リチウムイオンバッテリ51を積極的に放電させるため、エンジン動力を用いたスタータジェネレータ16の発電駆動が休止される。このように、スタータジェネレータ16を発電休止状態に制御する際には、スタータジェネレータ16の発電電圧が引き下げられ、リチウムイオンバッテリ51に印加される発電電圧が端子電圧よりも低く調整される。これにより、図5に黒塗りの矢印で示すように、リチウムイオンバッテリ51から電気機器群66に電流が供給されるため、スタータジェネレータ16の発電駆動を抑制または停止させることができ、エンジン12負荷を軽減することができる。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a current supply state when the
前述したように、メインコントローラ70のモータ制御部74は、充電状態SOCに基づきスタータジェネレータ16を燃焼発電状態や発電休止状態に制御しているが、車両減速時には多くの運動エネルギーを回収して燃費性能を高めることが必要である。そこで、車両減速時には、スタータジェネレータ16の発電電圧が大きく引き上げられ、スタータジェネレータ16は回生発電状態に制御される。これにより、スタータジェネレータ16の発電電力つまり回生電力を増加させることができるため、運動エネルギーを積極的に電気エネルギーに変換して回収することができ、車両11のエネルギー効率を高めて燃費性能を向上させることができる。
As described above, the
このように、スタータジェネレータ16を回生発電状態に制御するか否かについては、アクセルペダルやブレーキペダルの操作状況等に基づき決定される。つまり、アクセルペダルの踏み込みが解除される減速走行時や、ブレーキペダルが踏み込まれる減速走行時においては、エンジン12が燃料カット状態に制御される状況であるため、スタータジェネレータ16が回生発電状態に制御される。一方、アクセルペダルが踏み込まれる加速走行時や定常走行時においては、エンジン12が燃料噴射状態に制御される状況であるため、スタータジェネレータ16は燃焼発電状態や発電休止状態に制御される。
As described above, whether or not to control the
ここで、図6はスタータジェネレータ16を回生発電状態に制御したときの電流供給状況の一例を示す図である。スタータジェネレータ16を回生発電状態に制御する際には、前述した燃焼発電状態よりもスタータジェネレータ16の発電電圧が引き上げられ、リチウムイオンバッテリ51に印加される発電電圧が端子電圧よりも大きく引き上げられる。これにより、図6に黒塗りの矢印で示すように、スタータジェネレータ16から、リチウムイオンバッテリ51や鉛バッテリ52に対して大きな電流が供給されるため、リチウムイオンバッテリ51や鉛バッテリ52が急速に充電される。また、リチウムイオンバッテリ51の内部抵抗は、鉛バッテリ52の内部抵抗よりも小さいことから、発電電流の大部分はリチウムイオンバッテリ51に供給される。
Here, FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a current supply state when the
なお、図4〜図6に示すように、スタータジェネレータ16を燃焼発電状態、回生発電状態および発電休止状態に制御する際に、スイッチSW1,SW2は導通状態に保持されている。つまり、車両用装置10においては、スイッチSW1,SW2の切替制御を行うことなく、スタータジェネレータ16の発電電圧を制御するだけで、リチウムイオンバッテリ51の充放電を制御することが可能である。これにより、簡単にリチウムイオンバッテリ51の充放電を制御することができるとともに、スイッチSW1,SW2の耐久性を向上させることができる。
As shown in FIGS. 4 to 6, when the
また、図7はスタータジェネレータ16を力行状態に制御したときの電流供給状況の一例を示す図である。図7に示すように、スタータジェネレータ16を力行状態に制御する際には、スイッチSW1が導通状態から遮断状態に切り替えられる。つまり、スタータジェネレータ16によってエンジン12を始動回転させる場合や、スタータジェネレータ16によってエンジン12をアシスト駆動する場合には、スイッチSW1が導通状態から遮断状態に切り替えられる。これにより、電源系61,62が互いに切り離されるため、リチウムイオンバッテリ51からスタータジェネレータ16に対して大電流が供給される場合であっても、電気機器群66等に対する瞬間的な電圧低下を防止することができ、電気機器群66等を正常に機能させることができる。
FIG. 7 is a diagram showing an example of a current supply state when the
[減速走行制御]
車両用装置10による減速走行制御について説明する。図8は減速走行制御におけるスタータジェネレータ16、スロットルバルブ32、ロックアップクラッチ23およびコンプレッサ18等の作動状況の一例を示すタイミングチャートである。図8には、エアコンシステムを作動させた状態のもとで、車両11が減速走行を行っている状況が示されている。なお、図8に示される減速走行は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの踏み込みが解除されるコースト走行である。また、図9(a)〜(c)は、減速走行制御におけるパワーユニット13の作動状況の一例を示す概略図である。図9(a)には図8に示した時刻t1の状況が示され、図9(b)には図8に示した時刻t2の状況が示され、図9(c)には図8に示した時刻t3の状況が示されている。
[Deceleration running control]
The deceleration traveling control by the
図8に示した「LUクラッチ」はロックアップクラッチ23であり、「ISG」はスタータジェネレータ16であり、「ACクラッチ」はエアコンクラッチ17であり、「Th」はスロットルバルブ32の開度(以下、スロットル開度と記載する。)であり、「Pi」は吸気マニホールド31内の吸気管圧力である。図8および図9に示した「Ne」はロックアップクラッチ23の入力側(エンジン側)の回転速度であるエンジン回転数であり、「Nt」はロックアップクラッチ23の出力側(車輪側)の回転速度であるタービン回転数である。図9に示した「ON」はコンプレッサ18のオン状態を意味しており、「OFF」はコンプレッサ18のオフ状態を意味している。また、本明細書において、スロットルバルブ32の開き側とは、スロットル開度が所定の基準値X1を上回る側を意味しており、スロットルバルブ32の閉じ側とは、スロットル開度が基準値X1を下回る側を意味している。
8 is the lock-up clutch 23, “ISG” is the
(時刻t1)
図8に時刻t1で示されるように、アクセルペダルの踏み込みが解除されるコースト走行時には、エンジン12が燃料カット状態に制御され(符号a1)、スタータジェネレータ16が回生発電状態に制御され(符号b1)、ロックアップクラッチ23が締結状態に制御される(符号c1)。つまり、図9(a)に示すように、コースト走行時にはロックアップクラッチ23が締結されるため、矢印α1で示すように、車輪22からスタータジェネレータ16に向けて効率良く回転力を伝達することができる。これにより、スタータジェネレータ16の回生トルク、つまり発電トルクを高めることができ、コースト走行時の発電電力を増加させることができる。なお、図8に示される時刻t1においては、エアコンシステムが作動している状態、つまりエアコンシステムのコンプレッサ18がオン状態であるため、エアコンクラッチ17は締結状態に制御されている(符号d1)。
(Time t1)
As shown at time t1 in FIG. 8, during coasting where the accelerator pedal is released, the
また、図8に時刻t1で示されるように、回生発電が行われるコースト走行時には、スロットルバルブ32が開き側に制御される(符号e1)。このように、スロットルバルブ32を開き側に制御することにより、図9(a)に白抜きの矢印で示すように、エンジン12の吸入空気量を増加させることができ、エンジン12のポンプ損失を減少させることができる。これにより、車両減速時のエンジンブレーキを減らすことができるため、車両減速度を過度に増加させずに発電トルクを増やすことができ、発電電力を増やして多くの運動エネルギーを回収することができる。なお、スロットルバルブ32を開き側で制御する際には、図示しないバキュームブースタ等の負圧が不足しないようにスロットル開度が調整される。
Further, as shown at time t1 in FIG. 8, during coasting in which regenerative power generation is performed, the
(時刻t2)
図8に時刻t2で示されるように、ロックアップクラッチ23が締結状態から解放状態に切り替えられると(符号c2)、スロットルバルブ32は開き側から閉じ側に向けて制御される(符号e2)。また、時刻t2で示されるように、ロックアップクラッチ23が締結状態から解放状態に切り替えられると(符号c2)、スタータジェネレータ16は回生発電状態から力行状態に制御され(符号b2)、エアコンクラッチ17は締結状態から解放状態に制御される(符号d2)。そして、所定時間に渡ってスタータジェネレータ16が力行状態に制御されると、スタータジェネレータ16は力行状態から発電休止状態に切り替えられる(符号b3)。また、所定時間に渡ってエアコンクラッチ17が解放状態に制御されると、エアコンクラッチ17は解放状態から締結状態に制御される(符号d3)。なお、減速走行時にロックアップクラッチ23が解放される条件としては、車速が所定値を下回ること、車両減速度が所定値を上回ること、エンジン回転数が所定値を下回ること等があるが、これらの条件に限られることはない。
(Time t2)
As shown at time t2 in FIG. 8, when the
前述したように、減速走行時にロックアップクラッチ23が解放されると、スロットルバルブ32が閉じ側に制御される(符号e2)。これにより、後述するように、燃料噴射の再開に備えて、吸気マニホールド31内の吸気管圧力Piを低下させることができ(符号f1)、エンジン12の吸入空気量を減少させることができる。また、前述したように、減速走行時にロックアップクラッチ23が解放されると、スタータジェネレータ16が力行状態に制御され(符号b2)、エアコンクラッチ17が解放状態に制御される(符号d2)。このように、スタータジェネレータ16を力行させるとともに、エアコンクラッチ17を解放してコンプレッサ18を停止させることにより、エンジン回転数Neを緩やかに低下させることができる(符号g1)。これにより、後述するように、燃料噴射が再開される迄の時間を確保することができ、エンジン12の吸入空気量を十分に減少させることができる。
As described above, when the lock-up clutch 23 is released during deceleration traveling, the
(時刻t3)
図8に時刻t3で示されるように、エンジン回転数Neが所定の下限値X2に到達すると(符号g2)、エンジンストールを防止する観点からエンジン12に対する燃料噴射が再開される(符号a2)。つまり、エンジン回転数Neが低下して下限値X2に到達した場合に、エンジン12は燃料カット状態から燃料噴射状態に切り替えられる。このように、エンジン12に対する燃料噴射が再開されると、車両11を加速させる方向にエンジントルクが出力されることになるため、減速走行中に車両減速度が大きく減少して乗員に違和感を与えてしまう虞がある。
(Time t3)
As shown at time t3 in FIG. 8, when the engine speed Ne reaches a predetermined lower limit value X2 (symbol g2), fuel injection to the
しかしながら、車両用装置10は、回生発電中にロックアップクラッチ23が解放されると、スロットルバルブ32を閉じ側に制御している(符号e2)。これにより、エンジン12の吸入空気量を減少させることができるため、エンジン12の燃料噴射が再開された場合であっても、エンジントルクを小さく抑えることができる。つまり、乗員に違和感を与えることなく燃料噴射を再開することができる。しかも、エンジン12の燃料噴射が再開される際には、符号h1で示すように、エンジン12の点火時期を遅らせる点火リタード制御(点火遅角制御)が実行される。これにより、更にエンジントルクを抑制することができるため、乗員に違和感を与えることなく燃料噴射を再開することができる。なお、点火リタード制御においては、吸入空気量が多い程に点火時期の遅角量が大きく設定され、吸入空気量が少ない程に点火時期の遅角量が小さく設定される。
However, when the
(スタータジェネレータ力行およびコンプレッサ停止)
前述したように、回生発電中にロックアップクラッチ23が解放されると、スタータジェネレータ16が力行状態に制御され(符号b2)、エアコンクラッチ17が解放状態に制御される(符号d2)。このように、スタータジェネレータ16を力行状態に制御することにより、図9(b)に矢印α2で示すように、スタータジェネレータ16からエンジン12に回転力を伝達することができ、図8に符号g1で示すように、エンジン回転数Neの低下速度を抑制することができる。さらに、エアコンクラッチ17を締結状態から解放状態に切り替えることにより、コンプレッサ18をオン状態からオフ状態に切り替えている。これにより、エンジン12からコンプレッサ18を切り離してエンジン負荷を軽減することができるため、図8に符号g1で示すように、エンジン回転数Neの低下速度を抑制することができる。
(Starter generator power running and compressor stop)
As described above, when the
このように、スタータジェネレータ16を力行させ、かつコンプレッサ18を停止させることにより、エンジン回転数Neを緩やかに低下させることができ、エンジン回転数Neが下限値X2に到達するまでの時間を延ばすことができる。つまり、エンジン12の燃料噴射が再開される前に、吸気マニホールド31内の吸気管圧力Piを十分に低下させることができ(符号f2)、エンジン12の吸入空気量を十分に減らすことができる。これにより、エンジン12の燃料噴射が再開された場合であっても、乗員に違和感を与えないようにエンジントルクを小さく抑えることができる。
In this way, by causing the
ここで、比較例として、ロックアップクラッチ23が解放された後に、スタータジェネレータ16によってエンジン回転を補助せず、かつコンプレッサ18をオン状態に維持した場合について説明する。図8に破線Nexで示すように、スタータジェネレータ16によってエンジン回転を補助せず、かつコンプレッサ18をオン状態に維持した場合には、エンジン回転数Neが急速に低下することから、時刻txにおいて、エンジン回転数が下限値X2に到達し(符号i1)、エンジン12の燃料噴射が再開されることになる。一方、実線Neで示すように、スタータジェネレータ16によってエンジン回転を補助し、かつコンプレッサ18をオフ状態に切り替えた場合には、矢印Taで示すように、時刻txよりも後の時刻t3において、エンジン回転数が下限値X2に到達し(符号g2)、エンジン12の燃料噴射が再開されることになる(符号a2)。
Here, as a comparative example, a case will be described in which, after the
すなわち、コンプレッサ18をオン状態に維持しつつスタータジェネレータ16によってエンジン回転を補助しなかった場合には、矢印P1で示すように吸気管圧力Piが低下することになるが、スタータジェネレータ16によってエンジン回転を補助し、かつコンプレッサ18をオフ状態に切り替えた場合には、矢印P2で示すように、吸気管圧力Piを更に大きく低下させることが可能である。つまり、スタータジェネレータ16によってエンジン回転を補助し、かつコンプレッサ18をオフ状態に切り替えることにより、エンジン12の燃料噴射が再開されるまでの時間を延ばすことができる。これにより、吸入空気量を十分に減少させておくことができるため、燃料噴射再開時のエンジントルクを小さく抑えることできる。
That is, if the engine rotation is not assisted by the
(まとめ)
図9(a)に示すように、減速走行時には、エンジン12が燃料カット状態に制御され、スタータジェネレータ16が回生発電状態に制御され、ロックアップクラッチ23が締結状態に制御され、スロットルバルブ32は開き側に制御される。続いて、スタータジェネレータ16の回生発電中にロックアップクラッチ23が解放されると、図9(b)に示すように、スロットルバルブ32が閉じ側に制御され、スタータジェネレータ16が力行状態に制御され、コンプレッサ18がオフ状態に制御される。そして、図9(c)に示すように、エンジン回転数が所定の下限値に到達すると、燃料噴射が再開されてエンジン12が燃料噴射状態に制御される。
(Summary)
As shown in FIG. 9A, when the vehicle is decelerating, the
図9(b)に示すように、ロックアップクラッチ23が解放される場合に、スロットルバルブ32を閉じ側に制御するようにしたので、エンジン12の燃料噴射に備えて吸入空気量を減少させることができる。さらに、ロックアップクラッチ23が解放される場合に、スタータジェネレータ16を力行状態に制御し、かつコンプレッサ18をオフ状態に制御するようにしたので、燃料噴射が再開されるまでの時間を延ばすことができ、燃料噴射に備えて吸入空気量を減少させることができる。これにより、減速走行時の発電電力を確保する観点から、回生発電時にスロットルバルブ32が開かれていた場合であっても、燃料噴射再開時のエンジントルクを抑制することができ、乗員に違和感を与えることなく燃料噴射を再開することができる。
As shown in FIG. 9B, when the lock-up clutch 23 is released, the
なお、図8および図9に示した例では、スタータジェネレータ16を力行状態から発電休止状態に切り替えているが、これに限られることはない。例えば、リチウムイオンバッテリ51の充電状態SOCが低下している場合には、スタータジェネレータ16を力行状態から燃焼発電状態に切り替えても良い。また、図8に示されるように、スタータジェネレータ16の力行制御が終了した場合には、エアコンクラッチ17が締結状態に切り替えられる。これにより、一時的に停止していたコンプレッサ18が再び駆動されるため、エアコンシステムの冷房性能が大きく損なわれることはない。
In the example shown in FIGS. 8 and 9, the
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、車両11の減速走行として惰性走行であるコースト走行を例示しているが、これに限られることはない。例えば、ブレーキペダルを踏み込みながら減速する減速走行において、ロックアップクラッチ23が締結状態から解放状態に制御される場合に、スロットルバルブ32を閉じ側に制御し、スタータジェネレータ16を力行状態に制御し、コンプレッサ18をオフ状態に制御しても良い。また、スロットルバルブ32の開き側としては、スロットル開度が基準値X1を上回る側であれば良い。つまり、スロットルバルブ32の開き側としては、全開状態であっても良く、全開以外の開度であっても良い。また、スロットルバルブ32の閉じ側としては、スロットル開度が基準値X1を下回る側であれば良い。つまり、スロットルバルブ32の閉じ側としては、全閉状態であっても良く、全閉以外の開度であっても良い。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. In the above description, coasting that is inertial traveling is exemplified as the deceleration traveling of the
前述の説明では、エアコンクラッチ17を解放状態に切り替えることにより、コンプレッサ18をオフ状態に制御しているが、これに限られることはない。例えば、冷媒圧縮機として、冷媒の圧縮量を変化させることができる可変容量コンプレッサを採用した場合には、可変容量コンプレッサによる冷媒の圧縮量を大きく下げることにより、可変容量コンプレッサをオフ状態に制御しても良い。また、前述の説明では、メインコントローラ70を、燃料制御部71、点火制御部72、スロットル制御部73、モータ制御部74、ロックアップ制御部75およびコンプレッサ制御部76として機能させているが、これに限られることはない。例えば、他のコントローラ或いは複数のコントローラを、燃料制御部71、点火制御部72、スロットル制御部73、モータ制御部74、ロックアップ制御部75およびコンプレッサ制御部76として機能させても良い。また、前述の説明では、エンジン12の燃料噴射を再開する際に、エンジン12の点火リタード制御を実行しているが、これに限られることはない。例えば、エンジントルクが十分に抑制される状況であれば、点火リタード制御を実行することなく燃料噴射を再開しても良い。
In the above description, the
図8に示した例では、スタータジェネレータ16を所定時間に渡って力行状態に制御し、コンプレッサ18を所定時間に渡ってオフ状態に制御しているが、これに限られることはない。例えば、吸気管圧力Piが所定の目標値に到達するまで、スタータジェネレータ16を力行状態に制御しても良く、コンプレッサ18をオフ状態に制御しても良い。また、エアコンクラッチ17の解放状態への切り替え(符号d2)、つまりコンプレッサ18のオフ状態への切り替えについては、ロックアップクラッチ23の解放開始に基づき判断しても良く、スタータジェネレータ16の力行開始に基づき判断しても良い。また、エアコンクラッチ17の締結状態への切り替え(符号d3)、つまりコンプレッサ18のオン状態への切り替えについては、スタータジェネレータ16の力行終了に基づき判断しても良い。
In the example shown in FIG. 8, the
図8に示した例では、スタータジェネレータ16を力行状態に切り替えるタイミング(符号b2)と、エアコンクラッチ17を解放状態に切り替えるタイミング(符号d2)とを、互いに一致させているが、これに限られることはなく、各タイミングが前後にずれていても良い。同様に、スタータジェネレータ16の力行状態を終了させるタイミング(符号b3)と、エアコンクラッチ17の解放状態を終了させるタイミング(符号d3)とを、互いに一致させているが、これに限られることはなく、各タイミングが前後にずれていても良い。
In the example shown in FIG. 8, the timing for switching the
前述の説明では、スタータジェネレータ16に対して2つの蓄電体を接続しているが、これに限られることはなく、スタータジェネレータ16に対して1つの蓄電体を接続しても良い。また、前述の説明では、リチウムイオンバッテリ51と鉛バッテリ52とを採用しているが、これに限られることはなく、他の種類のバッテリやキャパシタを採用しても良い。また、各蓄電体は、異なる種類の蓄電体に限られることはなく、同じ種類の蓄電体であっても良い。また、図1および図2に示した例では、リチウムイオンバッテリ51の正極ライン54にスイッチSW2を設けているが、これに限られることはない。例えば、図2に一点鎖線で示すように、リチウムイオンバッテリ51の負極ライン58にスイッチSW2を設けても良い。
In the above description, two power storage units are connected to the
10 車両用装置
11 車両
12 エンジン
16 スタータジェネレータ(モータジェネレータ)
17 エアコンクラッチ(クラッチ機構)
18 コンプレッサ(冷媒圧縮機)
23 ロックアップクラッチ
30 吸気系
32 スロットルバルブ
70 メインコントローラ
71 燃料制御部(エンジン制御部)
72 点火制御部(エンジン制御部)
73 スロットル制御部(エンジン制御部)
74 モータ制御部
75 ロックアップ制御部
76 コンプレッサ制御部
DESCRIPTION OF
17 Air conditioner clutch (clutch mechanism)
18 Compressor (refrigerant compressor)
23 Lock-up clutch 30
72 Ignition control unit (engine control unit)
73 Throttle controller (engine controller)
74
Claims (5)
エンジンに連結される冷媒圧縮機と、
前記エンジンに連結されるモータジェネレータと、
前記エンジンに連結されるロックアップクラッチと、
前記エンジンの吸気系に設けられるスロットルバルブと、
減速走行時に前記モータジェネレータを回生発電させるモータ制御部と、
前記モータジェネレータの回生発電時に、前記ロックアップクラッチを締結するロックアップ制御部と、
前記モータジェネレータの回生発電時に、前記スロットルバルブを開き側に制御するスロットル制御部と、
を有し、
前記モータジェネレータの回生発電中に前記ロックアップクラッチが解放される場合に、前記スロットルバルブは閉じ側に制御され、前記モータジェネレータは力行状態に制御され、前記冷媒圧縮機はオフ状態に制御される、
車両用装置。 A vehicle device mounted on a vehicle,
A refrigerant compressor coupled to the engine;
A motor generator coupled to the engine;
A lock-up clutch coupled to the engine;
A throttle valve provided in the intake system of the engine;
A motor control unit for regenerative power generation of the motor generator during deceleration traveling;
A lockup control unit for fastening the lockup clutch during regenerative power generation of the motor generator;
A throttle control unit that controls the throttle valve to open when regenerative power generation of the motor generator;
Have
When the lock-up clutch is released during regenerative power generation of the motor generator, the throttle valve is controlled to be closed, the motor generator is controlled to a power running state, and the refrigerant compressor is controlled to be off. ,
Vehicle equipment.
前記冷媒圧縮機は、クラッチ機構を介して前記エンジンに連結され、
前記クラッチ機構を解放状態に制御することにより、前記冷媒圧縮機はオフ状態に制御される、
車両用装置。 The vehicle apparatus according to claim 1,
The refrigerant compressor is connected to the engine via a clutch mechanism,
By controlling the clutch mechanism to a released state, the refrigerant compressor is controlled to an off state.
Vehicle equipment.
前記エンジンを制御するエンジン制御部は、前記ロックアップクラッチの解放に伴って前記スロットルバルブが閉じ側に制御された後に、前記エンジンを燃料カット状態から燃料噴射状態に制御する、
車両用装置。 The vehicle apparatus according to claim 1 or 2,
The engine control unit that controls the engine controls the engine from a fuel cut state to a fuel injection state after the throttle valve is controlled to be closed with the release of the lockup clutch.
Vehicle equipment.
前記エンジン制御部は、前記エンジンを燃料カット状態から燃料噴射状態に制御する場合に、点火時期を遅らせる点火遅角制御を実行する、
車両用装置。 The vehicle apparatus according to claim 3, wherein
The engine control unit executes ignition delay control for delaying an ignition timing when the engine is controlled from a fuel cut state to a fuel injection state;
Vehicle equipment.
前記エンジン制御部は、前記エンジンの回転速度が下限値まで低下した場合に、前記エンジンを燃料カット状態から燃料噴射状態に制御する、
車両用装置。 In the apparatus for vehicles according to claim 3 or 4,
The engine control unit controls the engine from a fuel cut state to a fuel injection state when the rotational speed of the engine is reduced to a lower limit value.
Vehicle equipment.
Priority Applications (1)
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-
2018
- 2018-03-27 JP JP2018059179A patent/JP2019171915A/en active Pending
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