JP2019170476A - 遊技機 - Google Patents

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哲志 瀧田
Tetsushi Takita
哲志 瀧田
雅行 小川
Masayuki Ogawa
雅行 小川
小林 義明
Yoshiaki Kobayashi
義明 小林
拓弥 東
Takuya Azuma
拓弥 東
大輔 薗田
Daisuke Sonoda
大輔 薗田
嘉彦 藤村
Yoshihiko Fujimura
嘉彦 藤村
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Abstract

【課題】 遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。【解決手段】 演出制御手段300は、2回目以降の特定遊技区間の特殊状態および特別遊技状態では、遊技者が演出ボタン26を押下する操作を行うごとに、非表示状態と第1表示状態と第2表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられるようにしつつ、非表示状態では、履歴表示504あるいは省略連続回数表示508および総獲得ポイント表示512は表示されないようにし、第1表示状態では、履歴表示504あるいは省略連続回数表示508は表示されるが総獲得ポイント表示512は表示されないようにし、第2表示状態では、総獲得ポイント表示512は表示されるが履歴表示504あるいは省略連続回数表示508は表示されないようにしている。【選択図】 図19

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来から、遊技球(遊技媒体)が移動する遊技領域を備え、遊技者の操作に応じて遊技領域に遊技球を発射する遊技機(ぱちんこ遊技機)が知られている。この種の遊技機は、遊技領域において遊技球を検出する検出領域として始動入賞口を設け、始動入賞口への遊技球の進入を検出したことを契機として乱数値を取得して記憶手段において保留し、記憶手段に保留された乱数値を予め定められた順序で用いて大当たりの当否を決定する遊技抽選を行う。すると演出表示手段において演出図柄の変動表示を開始させ、遊技抽選の結果が大当たりである場合には、演出図柄をいわゆるリーチ態様で表示させてから大当たり態様で停止表示させ、遊技状態を特別遊技状態に移行させる。そして特別遊技状態では、予め定められた複数回の特別遊技を実行し、各特別遊技では遊技領域に設けられている大入賞口を開状態に動作させ、大入賞口に遊技球が進入するごとに遊技球を払い出す。
そして、この種の遊技機では、液晶ディスプレイなどの演出表示手段に、特別遊技において払い出された遊技球の数を表示させたり、過去の大当たりの履歴表示を大当たりが当選した時の遊技回数とともに表示させたりするなど、特別遊技状態に関する複数の情報を遊技者に表示するものがある(特許文献1参照)。
特開2016−106752号公報
しかし、特別遊技状態に関する情報として多くの情報を表示させようとすると、情報の内容を遊技者が把握しにくくなったり、液晶ディスプレイにおける演出画像の視認性が損なわれたりするなど、演出表示手段における表示の視認性が低下するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、演出表示手段における表示の視認性を高めることができる遊技機を提供することにある。
(1)本発明は、当選または不当選を決定する抽選を行い、前記抽選の結果に応じて遊技を進行させる遊技制御手段と、前記抽選の結果に応じて演出を実行する演出制御手段を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段は、複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させ、前記演出制御手段は、遊技状態が特定の遊技状態である場合に、前記特定の遊技状態に関する複数の情報に対応する複数の特定情報表示のいずれかを演出表示手段に表示可能となっており、操作手段の操作に応じて前記演出表示手段に表示させる前記特定情報表示を切り替えることを特徴とする遊技機に関するものである。
本発明では、特定の遊技状態である場合に、操作手段の操作に応じて演出表示手段に表示させる特定情報表示を切り替えることができるため、特定の遊技状態において特定情報表示を表示させつつ演出表示手段における表示の視認性を高めることができる。
(2)本発明の遊技機では、前記遊技制御手段は、小当たりの当選または不当選を決定する抽選を行い、小当たりが当選した場合に小当たり遊技を行い、小当たり遊技の結果に応じて遊技媒体を遊技者に払い出し、前記演出制御手段は、小当たりに関する情報に対応する前記特定表示情報表示を前記演出表示手段に表示可能となっているようにしてもよい。
このようにすれば、小当たりに関する情報を表示させつつ演出表示手段における表示の視認性を高めることができる。
本発明によれば、演出表示手段における表示の視認性を高めることができる。
本発明の実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の遊技盤の外観構成を示す正面図である。 本発明の実施形態の遊技機の状態表示部の外観構成を示す正面図である。 本発明の実施形態の遊技機の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における抽選テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における遊技状態の状態遷移図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機における規定回数を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の実施形態の遊技機の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の遊技機の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の遊技機の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の遊技機の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の遊技機の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の遊技機の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.遊技機の構成
図1は、本実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。本実施形態の遊技機は、遊技場から貸し出された遊技球(遊技媒体)を用いて遊技を行うものであり、遊技機の外側面を形成する外枠2と、遊技機の内部に設けられ、遊技球が移動する遊技領域4を形成する遊技盤6と、遊技盤6を遊技者が視認可能かつ接触不可能にするガラスユニット8と、ガラスユニット8が取り付けられている前枠10を備えている。
そして、前枠10のうちガラスユニット8を取り囲む部分は、光を透過する半透明の素材により構成されており、半透明の素材により構成されている部分の内部には、遊技を盛り上げるための演出光などを出力する複数の前枠ランプ12が設けられている。また、前枠10の上部の左右および下部の左右には、遊技を盛り上げるための演出音などを出力するスピーカー14が設けられている。
また、前枠10の下部中央には、遊技球を貯留するための上皿16が設けられており、上皿16の内側側面の左部には、遊技機から遊技者に遊技球を払い出すための払出口18が設けられている。また前枠10の下部右側には、グリップユニット20が設けられており、遊技者がグリップユニット20を遊技機に向かって右回りに回転させる操作を行うと、遊技機内部に設けられた図示しない発射装置が作動して、遊技領域4内に遊技球が発射されるようになっている。なお本実施形態の発射装置は、1分間に99個(1秒間に1.65個)の遊技球を発射することができる。
そして、上皿16の内側側面の右部には、上皿16から遊技球を発射装置に供給するための供給口22が設けられている。また上皿16の下方には、上皿16に遊技球を貯留しきれなくなった場合に余剰の遊技球を貯留しておく下皿24が設けられている。
また上皿16の縁部手前側には、演出ボタン26(演出操作手段)が設けられており、遊技者が演出ボタン26を操作すると、遊技機で行われる演出が変化する。
図2は、図1で示した遊技盤6の外観構成を示す正面図である。図2に示すように遊技盤6には、円形状に外レール28が設けられており、外レール28に囲まれた領域が、遊技球が移動する遊技領域4となっている。また遊技領域4の左端部には、外レール28に沿うように円弧状に内レール30が設けられており、外レール28と内レール30は、遊技盤6の下方に設けられた図示しない発射装置から発射された遊技球を遊技領域4に誘導する。
また、遊技盤6の中央部には、遊技を盛り上げるための演出画像などを表示する液晶ディスプレイ32(演出表示手段)と、液晶ディスプレイ32を取り囲むように形成されたディスプレイ枠34を備える演出ユニット36が設けられている。そしてディスプレイ枠34には、液晶ディスプレイ32の中央上方に、遊技を盛り上げるための演出光などを出力するディスプレイ枠ランプ38が設けられている。
そして、本実施形態では、液晶ディスプレイ32の手前側を遊技球が通過できないようになっており、発射装置から発射された遊技球は、液晶ディスプレイ32の左側の遊技領域4か右側の遊技領域4を落下するようになっている。そして遊技領域4には、遊技盤6の表面に交差するように図示しない多数の遊技釘が打ち付けられており、遊技領域4を移動する遊技球の移動方向がランダムに変化するようになっている。
また、ディスプレイ枠34の左部には、液晶ディスプレイ32の左側の遊技領域4を落下する遊技球が通過できる開口40が形成されており、この開口40を通過した遊技球はディスプレイ枠34に設けられている左通路42を通過して、液晶ディスプレイ32の下方に設けられたステージ44に落下するようになっている。このステージ44の上面は滑らかな曲面となっているとともに、ステージ44とガラスユニット8との間に遊技球がステージ44から下方に落下できる隙間が形成されており、左通路42からステージ44上に落下した遊技球がステージ44上を左右に往復移動した後にステージ44の中央部付近から下方に落下するようになっている。
そして、ステージ44の中央部の下方には、ステージ44の中央部付近から下方に落下した遊技球が進入可能な第1始動入賞口46が設けられている。この第1始動入賞口46は、遊技球が進入したことを検出するセンサを内蔵し、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収されるように構成されており、第1始動入賞口46に遊技球が進入するごとに、遊技者に対して所定個数(1個以上の規定数、例えば3個)の遊技球が払い出されるとともに、乱数値(抽選情報)を取得して大当たり(特定当たり)の当否を決定する特別抽選(遊技抽選)が行われる。
また、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4には、遊技球が遊技機内部に回収されずに通過する通過ゲート48が設けられている。この通過ゲート48は、遊技球が通過したことを検出するセンサを内蔵し、通過ゲート48を遊技球が通過するたびに、乱数値(抽選情報)を取得して普通当たりの当否を決定する普通抽選が行われる。ここで本実施形態では、通過ゲート48は、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を落下する遊技球が高確率で通過ゲート48を通過するように設けられている。
また、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4には、通過ゲート48の下方に、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収される第1大入賞口50が設けられている。この第1大入賞口50は、遊技球が進入したことを検出するセンサを内蔵するとともに、第1大入賞口50を塞ぐ板状部材を備える第1特別役物51が設けられており、第1特別役物51は、第1大入賞口50に遊技球が進入不可能な閉状態(進入不可状態)と遊技球が進入可能な開状態(進入可能状態)との間で動作可能に構成されている。そして第1特別役物51は、板状部材を動作させるソレノイドなどの駆動装置を内蔵しており、特別抽選で大当たりに当選すると実行される大当たり遊技において所定条件下で開状態となるように制御される。そして第1大入賞口50に遊技球が進入するたびに、遊技者に対して所定個数(例えば15個)の遊技球が払い出される。
また、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4には、第1大入賞口50の下方に、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を落下する遊技球が通過する右通路52が設けられており、右通路52には、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収される第2始動入賞口53が設けられている。この第2始動入賞口53は、遊技球が進入したことを検出するセンサを内蔵するとともに、第2始動入賞口53を塞ぐ可動部材54を備える普通役物55(補助手段)が設けられており、普通役物55は、第2始動入賞口53に遊技球が進入不可能な閉状態(進入不可状態)と遊技球が進入可能な開状態(進入可能状態)との間で動作可能に構成されている。そして普通役物55は、可動部材54を動作させるソレノイドなどの駆動装置を内蔵しており、普通抽選で普通当たりが当選すると所定条件下で開状態となるように制御される。そして第2始動入賞口53に遊技球が進入するごとに、遊技者に対して所定個数(1個以上の規定数、例えば1個)の遊技球が払い出されるとともに、乱数値(抽選情報)を取得して大当たりの当否を決定する特別抽選(遊技抽選)が行われる。
ここで、可動部材54は、閉状態では、図2において実線で示すように、第2始動入賞口53の上方を覆うように右通路52の底部に沿って横方向となることにより、右通路52を通過する遊技球が第2始動入賞口53に進入せずにそのまま通過するようにし、開状態では、図2において破線で示すように、第2始動入賞口53の上方を覆わずに右通路52の底部に対して縦方向となることにより、右通路52を通過する遊技球のほぼ全てが第2始動入賞口53に進入するようにしている。
なお、可動部材54は、第2始動入賞口53に遊技球が進入しにくい縮小状態(遊技媒体が検出される可能性が低い状態)と遊技球が進入しやすい拡大状態(遊技媒体が検出される可能性が高い状態)との間で動作可能に構成してもよい。すなわち可動部材54は、第2始動入賞口53への遊技球の進入を補助しない補助状態と遊技球の進入を補助する補助状態との間で動作可能に構成することができる。
なお、第1始動入賞口46に遊技球が進入するごとに遊技者に払い出される遊技球の個数と、第2始動入賞口53に遊技球が進入するごとに遊技者に払い出される遊技球の個数は、同一の個数であっても異なる個数であってもよい。
また、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4には、右通路52の左下方に、第2始動入賞口53に進入せずに右通路52を通過した遊技球が進入可能であり、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収される第2大入賞口56が設けられている。この第2大入賞口56は、遊技球が進入したことを検出するセンサを内蔵するとともに、第2大入賞口56を塞ぐ板状部材を備える第2特別役物57が設けられており、第2特別役物57は、第2大入賞口56に遊技球が進入不可能な閉状態(進入不可状態)と遊技球が進入可能な開状態(進入可能状態)との間で動作可能に構成されている。そして第2特別役物57は、板状部材を動作させるソレノイドなどの駆動装置を内蔵しており、特別抽選で小当たりに当選すると実行される小当たり遊技において所定条件下で開状態となるように制御される。そして第2大入賞口56に遊技球が進入するたびに、遊技者に対して所定個数(例えば15個)の遊技球が払い出される。
また、図2に示すように、遊技領域4の最下部には、いずれの入賞口にも進入せずに遊技領域4を落下した遊技球を遊技機内部に回収するアウト口62が設けられている。
そして、遊技球の発射装置は、図1で示したグリップユニット20の回転量を調整することにより遊技球の射出力が変化するように構成されており、グリップユニット20の回転量が少ない場合には液晶ディスプレイ32の左側の遊技領域4を遊技球が落下するように遊技球が発射され、グリップユニット20の回転量が多い場合には液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を遊技球が落下するように遊技球が発射される。
従って、遊技者は、遊技状況に応じてグリップユニット20の回転量を調整し、遊技球が左側の遊技領域4を落下して、第1始動入賞口46に遊技球が進入するように遊技球を発射させる左打ちを行ったり、遊技球が右側の遊技領域4を落下して、通過ゲート48を遊技球が通過したり、第1大入賞口50、第2始動入賞口53または第2大入賞口56に遊技球が進入するように遊技球を発射させる右打ちを行ったりする。
なお、本実施形態の遊技機では、遊技球が左側の遊技領域4を落下する場合には、第1大入賞口50、第2始動入賞口53または第2大入賞口56に遊技球が入賞することがなく、また遊技球が右側の遊技領域4を落下する場合には、第1始動入賞口46に遊技球が入賞することがないようになっている。
また、遊技盤6の右下部であって、遊技領域4の外側には、遊技機の各種状態をランプ等の点灯および消灯により示す状態表示部70が設けられている。
図3(A)は、状態表示部70の外観構成を示す正面図である。状態表示部70は、図3(A)に示すように、普通図柄表示部72、普通保留表示部74、第1特別図柄表示部76、第1特別保留表示部78、第2特別図柄表示部80、第2特別保留表示部82、遊技状態表示部84が設けられている。
普通図柄表示部72は、2つのランプにより構成され、普通抽選が行われる場合に2つのランプを点滅させることにより普通図柄を変動表示し、2つのランプを点灯または消灯させることにより普通図柄を停止表示して、普通抽選の結果を表示する。
普通保留表示部74は、2つのランプにより構成され、通過ゲート39を遊技球が通過した時点で既に普通図柄が変動表示中または停止表示中である場合など、普通抽選用乱数値を取得しても普通抽選を行うことができないことにより普通抽選用乱数値が保留された場合に、保留されている普通抽選用乱数値の数に対応する普通保留数を表示するものであり、2つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、0〜4個の普通保留数を表示する。
第1特別図柄表示部76は、7セグメントディスプレイにより構成され、第1始動入賞口46に遊技球が進入することにより特別抽選が行われる場合に、7セグメントディスプレイを点滅させることにより第1特別図柄を変動表示し、7セグメントディスプレイを複数種類の態様のうちいずれかの態様で点灯させることにより第1特別図柄を停止表示して、特別抽選の結果を表示する。
第1特別保留表示部78は、2つのランプにより構成され、第1始動入賞口46に遊技球が進入した時点で既に第1特別図柄または第2特別図柄が変動表示中または停止表示中である場合など、特別抽選用乱数値(抽選情報)を取得しても特別抽選を行うことができないことにより特別抽選用乱数値が第1特別乱数値として保留された場合に、保留されている第1特別乱数値の数に対応する第1特別保留数を表示するものであり、2つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、0〜4個の第1特別保留数を表示する。
第2特別図柄表示部80は、7セグメントディスプレイにより構成され、第2始動入賞口53に遊技球が進入することにより特別抽選が行われる場合に、7セグメントディスプレイを点滅させることにより第2特別図柄を変動表示し、7セグメントディスプレイを複数種類の態様のうちいずれかの態様で点灯させることにより第2特別図柄を停止表示して、特別抽選の結果を表示する。
第2特別保留表示部82は、2つのランプにより構成され、第2始動入賞口53に遊技球が進入した時点で既に第1特別図柄または第2特別図柄が変動表示中または停止表示中である場合など、特別抽選用乱数値を取得しても特別抽選を行うことができないことにより特別抽選用乱数値が第2特別乱数値として保留された場合に、保留されている第2特別乱数値の数に対応する第2特別保留数を表示するものであり、2つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、0〜4個の第2特別保留数を表示する。
遊技状態表示部84は、6つのランプにより構成され、6つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、現在設定されている遊技状態の種類を表示する。本実施形態では、上述した特別遊技状態(特定の遊技状態)の他にも、図3(B)に示す通常状態、確変状態、特殊状態(特定の遊技状態)、時短状態の4種類の遊技状態が設定可能となっており、6つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、いずれの遊技状態に設定されているかを表示する。
ここで、本実施形態では、図3(B)に示すように、通常状態では、特別抽選で大当たりに当選する確率が低く、第2特別図柄の変動時間が長く、普通抽選で普通当たりに当選する確率が低く、普通図柄の変動時間が長く、普通役物55が開状態となる開放時間が短く設定され、確変状態では、特別抽選で大当たりに当選する確率が高く、第2特別図柄の変動時間が短く、普通抽選で普通当たりに当選する確率が高く、普通図柄の変動時間が短く、普通役物55が開状態となる開放時間が長く設定され、特殊状態では、特別抽選で大当たりに当選する確率が高く、第2特別図柄の変動時間が短く、普通抽選で普通当たりに当選する確率が低く、普通図柄の変動時間が長く、普通役物55が開状態となる開放時間が短く設定され、時短状態では、特別抽選で大当たりに当選する確率が低く、第2特別図柄の変動時間が短く、普通抽選で普通当たりに当選する確率が高く、普通図柄の変動時間が短く、普通役物55が開状態となる開放時間が長く設定されている。
図4は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。本実施形態の遊技機は、メイン基板100(遊技制御手段)およびサブ基板102を含む制御基板によって制御される。そしてメイン基板100やサブ基板102等の各基板の機能は、各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
メイン基板100は、通過ゲートセンサ104、第1始動入賞口センサ106、第2始動入賞口センサ108、第1大入賞口センサ110、第2大入賞口センサ112、払出センサ116等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて、状態表示駆動装置120、普通役物駆動装置122、第1特別役物駆動装置124、第2特別役物駆動装置126、払出装置130等の出力手段の動作制御を行う。
また、サブ基板102は、メイン基板100から送られてくる信号や、演出ボタンスイッチ150からの入力信号を受けて、遊技の進行状況に合わせた演出を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて、演出表示装置170、音響装置172、演出物駆動装置174等の演出装置176の動作制御を行う。
そして、メイン基板100は、乱数発生手段210、普通抽選手段220、普通表示制御手段222、普通役物制御手段224、特別抽選手段230、特別表示制御手段240、遊技状態移行制御手段250、特別遊技実行手段260、小当たり遊技実行手段262、払出制御手段270、通信制御手段280、メインメモリ290を含んで構成されている。
乱数発生手段210は、抽選用の乱数値を発生させる手段であり、ハードウェア乱数を発生させる乱数発生器や、ソフトウェア乱数を発生させるプログラムにより実現される。ソフトウェア乱数は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
普通抽選手段220は、通過ゲート39を通過する遊技球を1個ずつ検出する通過ゲートセンサ104から検出信号が入力されたことに基づいて、乱数発生手段210から普通抽選用乱数値を取得してメインメモリ290の普通乱数記憶手段2912に格納し、普通乱数記憶手段2912から読み出した普通抽選用乱数値について普通当たりの当否などを決定する普通抽選を行う。
詳細には、普通乱数記憶手段2912には、取得した普通抽選用乱数値を格納する記憶領域として、普通保留記憶領域1〜普通保留記憶領域4の4つの普通保留記憶領域が設けられ、普通保留記憶領域1から読み出して普通抽選を行った普通抽選用乱数値を普通図柄の変動表示および停止表示が終了するまで格納する記憶領域として、1つの当該普通保留記憶領域が設けられている。そして普通抽選手段220は、乱数発生手段210から普通抽選用乱数値を取得すると、普通保留記憶領域1〜普通保留記憶領域4のいずれにも普通抽選用乱数値が格納されていない状態では、取得した普通抽選用乱数値をまずは普通保留記憶領域1に格納する。そして普通保留記憶領域1に普通抽選用乱数値が格納された時点で、普通図柄が変動表示中または停止表示中でなく、すなわち当該普通保留記憶領域に普通抽選用乱数値が格納されておらず、普通役物55の可動部材54を開状態にする制御の実行中でない場合には、直ちに普通保留記憶領域1から普通抽選用乱数値を読み出して普通抽選を行い、普通抽選を行った普通抽選用乱数値を当該普通保留記憶領域に格納する。一方、普通図柄が変動表示中または停止表示中であるか、すなわち当該普通保留記憶領域に普通抽選用乱数値が格納されているか、普通役物55の可動部材54を開状態にする制御の実行中である場合には、普通保留記憶領域1において普通抽選用乱数値を保留する。
そして、普通保留記憶領域1において普通抽選用乱数値が保留されている状態で更に通過ゲートセンサ104から検出信号が入力されて普通抽選用乱数値が取得された場合には、普通抽選手段220は、普通保留記憶領域1〜普通保留記憶領域4において保留されている普通抽選用乱数値の数が4個未満であることを条件に、すなわち普通保留数が4個未満であることを条件に、普通保留記憶領域1〜普通保留記憶領域4のうち普通抽選用乱数値が保留されていない普通保留記憶領域であって序数が最小である普通保留記憶領域に普通抽選用乱数値を格納する。
そして、普通抽選手段220は、普通図柄の変動表示および停止表示が終了すると、当該普通保留記憶領域に格納されている普通抽選用乱数値を消去し、普通保留記憶領域1において普通抽選用乱数値が保留されている場合には、普通役物55の可動部材54を開状態にする制御の実行中でないことを条件に、普通保留記憶領域1から普通抽選用乱数値を読み出して普通抽選を行い、普通抽選を行った普通抽選用乱数値を当該普通保留記憶領域に格納する。ここで、普通保留記憶領域2以降に普通抽選用乱数値が残存している場合には、残存している普通抽選用乱数値を元の普通保留記憶領域から序数が1つ小さい普通保留記憶領域に移動させる。例えば、普通保留記憶領域2〜普通保留記憶領域3に普通抽選用乱数値が残存している場合には、普通保留記憶領域1〜普通保留記憶領域2に移動させる。
こうして、普通乱数記憶手段2912では、普通抽選が行われた普通抽選用乱数値が当該普通保留記憶領域において1個を上限として保留され、普通抽選が行われていない普通抽選用乱数値が普通保留記憶領域1〜普通保留記憶領域4において4個を上限として保留される。
以下では、普通抽選の詳細について説明する。普通抽選手段220は、普通抽選として、普通当たり決定処理、普通変動パターン決定処理などを行う。
普通当たり決定処理は、普通当たりの当否を決定する処理である。普通当たり決定処理では、普通抽選手段220は、メインメモリ290の抽選テーブル記憶手段2910に記憶されている複数種類の普通抽選テーブルのうち、いずれの普通抽選テーブルを参照して乱数判定処理を行うかを遊技状態に応じて決定する。
本実施形態の遊技機では、抽選テーブル記憶手段2910に普通抽選テーブルAおよび普通抽選テーブルBが記憶されており、各普通抽選テーブルでは、0〜99の100個の普通抽選用乱数値のそれぞれに対して、普通当たりまたはハズレが対応づけられている。詳細には普通抽選テーブルAでは、約13/20の確率で普通当たりが当選するように、普通当たりまたはハズレと複数の乱数値との対応関係が設定され、普通抽選テーブルBでは、約19/20の確率で普通当たりが当選するように、普通当たりまたはハズレと0〜99の普通抽選用乱数値との対応関係が設定されている。そして普通抽選手段220は、遊技状態が通常状態または特殊状態である場合には、普通抽選テーブルAを選択し、遊技状態が確変状態または時短状態である場合には、普通抽選テーブルBを選択する。
そして、普通抽選手段220は、選択した普通抽選テーブルを参照して、普通乱数記憶手段2912の普通保留記憶領域1から読み出した1つの普通抽選用乱数値が普通当たりに対応づけられているか否かを判定することにより、普通当たりが当選したか否かを判定する。
そして、普通抽選手段220は、普通当たりが当選した場合には、メインメモリ290のフラグ記憶手段2916において、普通当たりの当選フラグをON状態に設定し、ハズレとなった場合には、普通当たりの当選フラグをOFF状態に設定する。
普通変動パターン決定処理は、遊技状態に応じて普通図柄の変動パターンを複数の変動パターンのいずれにするかを決定する処理である。普通変動パターン決定処理では、普通抽選手段220は、遊技状態が通常状態または特殊状態である場合には、普通図柄の変動パターンを普通変動パターン1に決定し、遊技状態が確変状態または時短状態である場合には、普通図柄の変動パターンを普通変動パターン2に決定する。
普通表示制御手段222は、普通抽選の抽選結果に基づいて状態表示駆動装置120を制御する手段であって、普通図柄表示制御処理、普通保留表示制御処理を行う。
普通図柄表示制御処理では、普通表示制御手段222は、普通変動パターン決定処理において決定された普通図柄の変動パターンに応じた変動時間が経過するまで、普通図柄表示部72の2つのランプを点滅させることにより普通図柄を変動表示させ、普通当たり決定処理において普通当たりが当選したか否かに応じて、普通図柄表示部72の2つのランプを点灯または消灯させることにより普通図柄を停止表示させることにより、普通図柄表示部72に普通抽選の結果を表示させる。
詳細には、本実施形態では、普通図柄の変動パターンが普通変動パターン1である場合には普通図柄の変動時間が2秒に設定され、普通図柄の変動パターンが普通変動パターン2である場合には普通図柄の変動時間が0.5秒に設定される。従って本実施形態では、普通抽選が行われた時点の遊技状態が通常状態または特殊状態である場合には、普通図柄の変動パターンが普通変動パターン1に決定されることにより普通図柄の変動時間が2秒に設定され、普通抽選が行われた時点の遊技状態が確変状態または時短状態である場合には、普通図柄の変動パターンが普通変動パターン2に決定されることにより普通図柄の変動時間が0.5秒に設定されるため、遊技状態が確変状態または時短状態である場合の方が、普通抽選の実行契機が頻繁に到来するようになっている。
普通保留表示制御処理では、普通表示制御手段222は、普通乱数記憶手段2912に格納されている普通抽選用乱数値の数に応じて、普通保留表示部74の2つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、0〜4個の普通保留数を表示する。
普通役物制御手段224は、普通抽選の抽選結果に基づいて普通役物駆動装置122を制御する手段であって、普通役物制御処理1、普通役物制御処理2などを行う。
普通役物制御処理1では、遊技状態が通常状態または特殊状態である場合に、普通図柄が普通当たりの当選を示す態様で停止表示されたことを契機として、3秒が経過するまで普通役物55が開状態となってから閉状態に復帰するように普通役物駆動装置122の駆動制御が行われる。
普通役物制御処理2では、遊技状態が確変状態または時短状態である場合に、普通図柄が普通当たりの当選を示す態様で停止表示されたことを契機として、5秒が経過するまで普通役物55が開状態となってから閉状態に復帰するように普通役物駆動装置122の駆動制御が行われる。
従って、本実施形態では、普通役物制御処理1よりも普通役物制御処理2の方が、第2始動入賞口53への遊技球の進入しやすさが増加するように普通役物55が動作する。
特別抽選手段230は、第1始動入賞口46に進入する遊技球を1個ずつ検出する第1始動入賞口センサ106から検出信号が入力されたことに基づいて、乱数発生手段210から特別抽選用乱数値を取得して、メインメモリ290の特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値として格納する。また特別抽選手段230は、第2始動入賞口53に進入する遊技球を1個ずつ検出する第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、乱数発生手段210から特別抽選用乱数値を取得して、特別乱数記憶手段2914に第2特別乱数値として格納する。そして特別抽選手段230は、特別乱数記憶手段2914から読み出した第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値を用いて、大当たりの当否などを決定する特別抽選を行う。
詳細には、特別乱数記憶手段2914には、取得した第1特別乱数値を格納する記憶領域として第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4の4つの第1特別保留記憶領域が設けられ、第1特別保留記憶領域1から読み出して特別抽選を行った第1特別乱数値を第1特別図柄の変動表示および停止表示が終了するまで格納する記憶領域として、1つの第1当該特別保留記憶領域が設けられ、取得した第2特別乱数値を格納する記憶領域として第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4の4つの第2特別保留記憶領域が設けられ、第2特別保留記憶領域1から読み出して特別抽選を行った第2特別乱数値を第2特別図柄の変動表示および停止表示が終了するまで格納する記憶領域として、1つの第2当該特別保留記憶領域が設けられている。
そして、特別抽選手段230は、第1始動入賞口センサ106から検出信号が入力されたことに基づいて特別抽選用乱数値を取得すると、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のいずれにも第1特別乱数値が格納されていない状態では、取得した特別抽選用乱数値をまずは第1特別保留記憶領域1に第1特別乱数値として格納する。そして第1特別保留記憶領域1に第1特別乱数値が格納された時点で、第1特別図柄が変動表示中または停止表示中でなく、すなわち第1当該特別保留記憶領域に第1特別乱数値が格納されておらず、遊技状態が特別遊技状態でなく、小当たり遊技の実行中でない場合には、直ちに第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出して特別抽選を行い、特別抽選を行った第1特別乱数値を第1当該特別保留記憶領域に格納する。一方、第1特別図柄が変動表示中または停止表示中であるか、すなわち第1当該特別保留記憶領域に第1特別乱数値が格納されているか、または遊技状態が特別遊技状態であるか、小当たり遊技の実行中である場合には、第1特別保留記憶領域1において第1特別乱数値を保留する。
そして、第1特別保留記憶領域1において第1特別乱数値が保留されている状態で更に第1始動入賞口センサ106から検出信号が入力されて特別抽選用乱数値が取得された場合には、特別抽選手段230は、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4において保留されている第1特別乱数値の数が4個未満であることを条件に、すなわち第1特別保留数が4個未満であることを条件に、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のうち第1特別乱数値が保留されていない保留記憶領域であって序数が最小である第1特別保留記憶領域に第1特別乱数値として格納する。
また、特別抽選手段230は、第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて特別抽選用乱数値を取得すると、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれにも第2特別乱数値が格納されていない状態では、取得した特別抽選用乱数値をまずは第2特別保留記憶領域1に第2特別乱数値として格納する。そして第2特別保留記憶領域1に第2特別乱数値が格納された時点で、第2特別図柄が変動表示中または停止表示中でなく、すなわち第2当該特別保留記憶領域に第2特別乱数値が格納されておらず、遊技状態が特別遊技状態でなく、小当たり遊技の実行中でない場合には、直ちに第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出して特別抽選を行い、特別抽選を行った第2特別乱数値を第2当該特別保留記憶領域に格納する。一方、第2特別図柄が変動表示中または停止表示中であるか、すなわち第2当該特別保留記憶領域に第2特別乱数値が格納されているか、または遊技状態が特別遊技状態であるか、小当たり遊技の実行中である場合には、第2特別保留記憶領域1において第2特別乱数値を保留する。
そして、第2特別保留記憶領域1において第2特別乱数値が保留されている状態で更に第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されて特別抽選用乱数値が取得された場合には、特別抽選手段230は、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4において保留されている第2特別乱数値の数が4個未満であることを条件に、すなわち第2特別保留数が4個未満であることを条件に、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のうち第2特別乱数値が保留されていない第2特別保留記憶領域であって序数が最小である第2特別保留記憶領域に第2特別乱数値として格納する。
そして、特別抽選手段230は、第1特別図柄の変動表示および停止表示が終了すると、第1当該特別保留記憶領域に格納されている第1特別乱数値を消去する。そして、第1特別保留記憶領域1に第1特別乱数値が格納されている場合には、遊技状態が特別遊技状態でなく、小当たり遊技の実行中でないことを条件に、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出して特別抽選を行い、特別抽選を行った第1特別乱数値を第1当該特別保留記憶領域に格納する。また、第2特別図柄の変動表示および停止表示が終了すると、第2当該特別保留記憶領域に格納されている第2特別乱数値を消去する。そして、第2特別保留記憶領域1に第2特別乱数値が格納されている場合には、遊技状態が特別遊技状態でなく、小当たり遊技の実行中でないことを条件に、第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出して特別抽選を行い、特別抽選を行った第2特別乱数値を第2当該特別保留記憶領域に格納する。すなわち本実施形態では、第1特別乱数値と第2特別乱数値を並行して消化するため、第1特別図柄の変動表示中に第2特別図柄の変動表示が開始されたり、第2特別図柄の変動表示中に第1特別図柄の変動表示が開始されたりすることがあるようになっている。
なお、第1特別保留記憶領域1に第1特別乱数値が格納されている場合には、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれにも第2特別乱数値が格納されていないことを条件に、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出して特別抽選を行い、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれかに第2特別乱数値が格納されている場合には、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のいずれかに第1特別乱数値が格納されていたとしても、第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出して特別抽選を行うようにしてもよい。すなわち、第1特別乱数値よりも第2特別乱数値を優先して消化するようにしてもよい。また、第1特別乱数値であるか第2特別乱数値であるかに関わらず、特別乱数記憶手段2914に格納された順序で第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値を読み出して特別抽選を行うようにしてもよい。すなわち第1始動入賞口46あるいは第2始動入賞口53に遊技球が進入した順序で第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値を消化するようにしてもよい。
そして、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出した時点で、第1特別保留記憶領域2以降に第1特別乱数値が残存している場合には、あるいは第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出した時点で、第2特別保留記憶領域2以降に第2特別乱数値が残存している場合には、残存している第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値を元の特別保留記憶領域から序数が1つ小さい特別保留記憶領域に移動させる。例えば、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出した時点で、第1特別保留記憶領域2〜第1特別保留記憶領域4のそれぞれに第1特別乱数値が残存している場合には、第1特別保留記憶領域2〜第1特別保留記憶領域4のそれぞれに格納されている第1特別乱数値を、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域3のそれぞれに移動させ、第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出した時点で、第2特別保留記憶領域2〜第2特別保留記憶領域3のそれぞれに第2特別乱数値が残存している場合には、第2特別保留記憶領域2〜第2特別保留記憶領域3のそれぞれに格納されている第2特別乱数値を、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域2のそれぞれに移動させる。
こうして、特別乱数記憶手段2914では、特別抽選が行われていない第1特別乱数値が第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4において4個を上限として保留され、特別抽選が行われていない第2特別乱数値が第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4において4個を上限として保留される。
以下では、特別抽選の詳細について説明する。特別抽選手段230は、第1始動入賞口センサ106あるいは第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、特別抽選用乱数値として、大当たり決定乱数値、図柄決定乱数値、変動グループ決定乱数値、前半変動パターン決定乱数値および後半変動パターン決定乱数値などの複数種類の乱数値を取得し、これらの複数種類の乱数値を特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値として格納する。そして特別抽選手段230は、特別抽選として、大当たり決定処理、図柄決定処理、変動グループ決定処理、前半変動パターン決定処理および後半変動パターン決定処理などを行う。
大当たり決定処理は、特別乱数記憶手段2914の第1特別保留記憶領域1あるいは第2特別保留記憶領域1に格納されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に含まれる1つの大当たり決定乱数値を読み出して、大当たりまたは小当たりの当否を決定する処理である。ここで1つの大当たり決定乱数値は、第1始動入賞口センサ106あるいは第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、0〜65535の65536個の大当たり決定乱数値から取得され、特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値として格納されたものである。
そして、大当たり決定処理では、特別抽選手段230は、メインメモリ290の抽選テーブル記憶手段2910に記憶されている複数種類の大当たり抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、読み出した1つの大当たり決定乱数値が第1特別乱数値として格納されていたか第2特別乱数値として格納されていたかに応じて、そして大当たり決定処理を行う時点における遊技状態に応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、抽選テーブル記憶手段2910に、図5(A)〜図5(D)に示す大当たり抽選テーブルA〜大当たり抽選テーブルDが記憶されており、各大当たり抽選テーブルでは、0〜65535の65536個の大当たり決定乱数値のそれぞれに対して、大当たり、小当たりまたはハズレが対応づけられている。
詳細には、図5(A)に示す大当たり抽選テーブルAは、第1特別乱数値について大当たり決定処理を行う時点における遊技状態が通常状態または時短状態である場合に選択され、大当たりが約1/315の確率で当選し、小当たりが1/65536すなわち約0/0の確率で当選するように、大当たり、小当たりまたはハズレと0〜65535の大当たり決定乱数値との対応関係が設定されている。
また、図5(B)に示す大当たり抽選テーブルBは、第1特別乱数値について大当たり決定処理を行う時点における遊技状態が確変状態または特殊状態である場合に選択され、大当たりが約1/50の確率で当選し、小当たりが約1/2の確率で当選するように、大当たり、小当たりまたはハズレと0〜65535の大当たり決定乱数値との対応関係が設定されている。
また、図5(C)に示す大当たり抽選テーブルCは、第2特別乱数値について大当たり決定処理を行う時点における遊技状態が通常状態または時短状態である場合に選択され、大当たりが約1/315の確率で当選し、小当たりが約1/5の確率で当選するように、大当たり、小当たりまたはハズレと0〜65535の大当たり決定乱数値との対応関係が設定されている。
また、図5(D)に示す大当たり抽選テーブルDは、第2特別乱数値について大当たり決定処理を行う時点における遊技状態が確変状態または特殊状態である場合に選択され、大当たりが約1/50の確率で当選し、小当たりが約1/2の確率で当選するように、大当たり、小当たりまたはハズレと0〜65535の大当たり決定乱数値との対応関係が設定されている。
そして、特別抽選手段230は、選択した大当たり抽選テーブルを参照して、第1保留記憶領域1あるいは第2保留記憶領域1から読み出した大当たり決定乱数値が、大当たりまたは小当たりに対応づけられているか否かを判定することにより、大当たりまたは小当たりが当選したか否かを決定する。
そして、特別抽選手段230は、大当たり決定処理で大当たりが当選した場合には、フラグ記憶手段2916において、大当たりの当選フラグをON状態に設定し、大当たり決定処理で小当たりが当選した場合には、フラグ記憶手段2916において、小当たりの当選フラグをON状態に設定し、大当たり決定処理でハズレとなった場合には、大当たりの当選フラグおよび小当たりの当選フラグをOFF状態に設定する。
図柄決定処理は、大当たり決定処理で大当たりまたは小当たりに当選した場合に行われる処理であり、特別乱数記憶手段2914の第1特別保留記憶領域1あるいは第2特別保留記憶領域1に格納されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に含まれる1つの図柄決定乱数値を読み出して、大当たりに当選した場合には、大当たり図柄(大当たりの種別)を、16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄K、2ラウンド確変図柄、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄の15種類の大当たり図柄のうちいずれにするかを決定し、小当たりに当選した場合には、小当たり図柄(小当たりの種別)を小当たり図柄Aおよび小当たり図柄Bのうちいずれにするかを決定する処理である。ここで1つの図柄決定乱数値は、第1始動入賞口センサ106、第2始動入賞口108から検出信号が入力されたことに基づいて、0〜99の100個の図柄決定乱数値から取得され、特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値として格納されたものである。
そして、図柄決定処理では、特別抽選手段230は、抽選テーブル記憶手段2910に記憶されている複数種類の図柄抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、読み出した1つの図柄決定乱数値が第1特別乱数値として格納されていたか第2特別乱数値として格納されていたかに応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、抽選テーブル記憶手段2910に、図6(A)〜図6(D)に示す図柄抽選テーブルA〜図柄抽選テーブルDが記憶されており、各図柄抽選テーブルでは、0〜99の100個の図柄決定乱数値のそれぞれに対して、16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄K、2ラウンド確変図柄、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれか、あるいは小当たり図柄A、小当たり図柄Bのいずれかが対応づけられている。
詳細には、図6(A)に示す図柄抽選テーブルAは、大当たりに当選した場合であって、読み出した1つの図柄決定乱数値が第1特別乱数値として格納されていた場合に選択され、16ラウンド確変図柄Aが22%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Bが16%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Cが12%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Dが8%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Eが2%の確率で当選し、16ラウンド通常図柄Aが20%の確率で当選し、16ラウンド通常図柄Bが20%の確率で当選するように、各図柄と0〜99の乱数値との対応関係が設定されている。
また、図6(B)に示す図柄抽選テーブルBは、大当たりに当選した場合であって、読み出した1つの図柄決定乱数値が第2特別乱数値として格納されていた場合に選択され、16ラウンド確変図柄Eが2%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Fが5%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Gが7%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Hが3%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Iが20%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Jが15%の確率で当選し、16ラウンド確変図柄Kが3%の確率で当選し、2ラウンド確変図柄が5%の確率で当選し、16ラウンド通常図柄Aが20%の確率で当選し、16ラウンド通常図柄Bが10%の確率で当選し、2ラウンド通常図柄が10%の確率で当選するように、各図柄と0〜99の乱数値との対応関係が設定されている。
また、図6(C)に示す図柄抽選テーブルCは、小当たりに当選した場合であって、読み出した1つの図柄決定乱数値が第1特別乱数値として格納されていた場合に選択され、小当たり図柄Aが100%の確率で当選するように、小当たり図柄Aと0〜99の乱数値との対応関係が設定されている。
また、図6(D)に示す図柄抽選テーブルDは、小当たりに当選した場合であって、読み出した1つの図柄決定乱数値が第2特別乱数値として格納されていた場合に選択され、小当たり図柄Bが100%の確率で当選するように、小当たり図柄Bと0〜99の乱数値との対応関係が設定されている。
そして、特別抽選手段230は、選択した図柄抽選テーブルを参照して、読み出した1つの図柄決定乱数値が複数種類の大当たり図柄あるいは複数種類の小当たり図柄のいずれに対応づけられているかを判定することにより、複数種類の大当たり図柄あるいは複数種類の小当たり図柄のいずれが当選したかを決定する。
そして、特別抽選手段230は、フラグ記憶手段2916において、当選した大当たり図柄あるいは小当たり図柄に対応する当選フラグをON状態に設定する。
変動グループ決定処理は、大当たり決定処理でハズレとなった場合に行われる処理であり、特別乱数記憶手段2914の第1特別保留記憶領域1あるいは第2特別保留記憶領域1に格納されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に含まれる1つの変動グループ決定乱数値を読み出して、第1特別図柄あるいは第2特別図柄の変動パターンが属する変動グループをグループ0〜グループ5のいずれにするかを決定する処理である。ここで1つの変動グループ決定乱数値は、第1始動入賞口センサ106あるいは第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値から取得され、特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値として格納されたものである。
そして、変動グループ決定処理では、特別抽選手段230は、抽選テーブル記憶手段2910に記憶されている複数種類の変動グループ抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、読み出した1つの変動グループ決定乱数値が第1特別乱数値として格納されていたか第2特別乱数値として格納されていたかに応じて、そして変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態および第1特別保留数あるいは第2特別保留数に応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、抽選テーブル記憶手段2910に、図7(A)〜図7(G)に示す変動グループ抽選テーブルA〜変動グループ抽選テーブルGが記憶されている。そして各変動グループ抽選テーブルでは、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ0〜グループ7のいずれかが対応づけられている。
詳細には、図7(A)に示す変動グループ抽選テーブルAは、第1特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が0〜1個である場合に選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ2〜グループ5のいずれかが対応づけられている。また図7(B)に示す変動グループ抽選テーブルBは、第1特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が2〜3個である場合に選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ1〜グループ2、グループ4〜グループ5のいずれかが対応づけられている。また図7(C)に示す変動グループ抽選テーブルCは、第1特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が4個である場合に選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ1、グループ4〜グループ5のいずれかが対応づけられている。また図7(D)に示す変動グループ抽選テーブルDは、第1特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態である場合に第1特別乱数値の保留数に関わらず選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ0、グループ4〜グループ5のいずれかが対応づけられている。
また、図7(E)に示す変動グループ抽選テーブルEは、第2特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が通常状態である場合に第2特別乱数値の保留数に関わらず選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ4〜グループ6のいずれかが対応づけられている。また図7(F)に示す変動グループ抽選テーブルFは、第2特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態であって第2特別乱数値の保留数が0〜1個である場合に選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ4〜グループ5、グループ7のいずれかが対応づけられている。また図7(G)に示す変動グループ抽選テーブルGは、第2特別乱数値について変動グループ決定処理を行う時点における遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態であって第2特別乱数値の保留数が2〜4個である場合に選択され、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、グループ0、グループ4〜グループ5のいずれかが対応づけられている。
そして、特別抽選手段230は、選択した変動グループ抽選テーブルを参照して、読み出した1つの変動グループ決定乱数値が複数種類の変動グループのいずれに対応づけられているかを判定することにより、複数種類の変動グループから1つの変動グループを決定する。
従って、第1特別乱数値についての変動グループ決定処理では、遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が0〜1個である場合には、グループ2、グループ3、グループ4およびグループ5のうちのいずれか1つが決定され、遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が2〜3個である場合には、グループ1、グループ2、グループ4およびグループ5のうちのいずれか1つが決定され、遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が4個である場合には、グループ1、グループ4およびグループ5のうちのいずれか1つが決定され、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態である場合には、第1特別乱数値の保留数に関わらずグループ0、グループ4およびグループ5のうちのいずれか1つが決定される。
また、第2特別乱数値についての変動グループ決定処理では、遊技状態が通常状態である場合には第2特別乱数値の保留数に関わらず、グループ4、グループ5およびグループ6のうちのいずれか1つが決定され、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態であって第2特別乱数値の保留数が0〜1個である場合には、グループ4、グループ5およびグループ7のうちのいずれか1つが決定され、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態であって第2特別乱数値の保留数が2〜4個である場合には、グループ0、グループ4およびグループ5のうちのいずれか1つが決定される。
前半変動パターン決定処理は、特別乱数記憶手段2914の第1特別保留記憶領域1あるいは第2特別保留記憶領域1に格納されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に含まれる1つの前半変動パターン決定乱数値を読み出して、第1特別図柄あるいは第2特別図柄の変動表示のうちの前半部分(第1部分)に対応する前半変動パターンを、複数種類の前半変動パターンのいずれにするかを決定する処理である。ここで1つの前半変動パターン決定乱数値は、第1始動入賞口センサ106あるいは第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値から取得され、特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値として格納されたものである。
そして、前半変動パターン決定処理では、特別抽選手段230は、抽選テーブル記憶手段2910に記憶されている複数種類の前半変動パターン抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、大当たり決定処理でハズレとなった場合には変動グループ決定処理で決定された変動グループに応じて選択し、大当たり決定処理で大当たりまたは小当たりに当選した場合には図柄決定処理で決定された大当たり図柄または小当たり図柄の種類に応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、抽選テーブル記憶手段2910に、図8に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルA〜ハズレ時前半変動パターン抽選テーブルHと、図9に示す大当たり時前半変動パターン抽選テーブルA〜大当たり時前半変動パターン抽選テーブルB、小当たり時前半変動パターン抽選テーブルが記憶されている。そして各前半変動パターン抽選テーブルでは、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、複数種類の前半変動パターンとして前半変動パターンなし〜前半変動パターン9のいずれかが対応づけられている。
詳細には、図8(A)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルAは、ハズレとなってグループ1が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が3秒に設定された前半変動パターン1が対応づけられている。
また、図8(B)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルBは、ハズレとなってグループ2が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、前半変動パターン1または変動時間が5秒に設定された前半変動パターン2が対応づけられている。
また、図8(C)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルCは、ハズレとなってグループ3が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、前半変動パターン2または変動時間が10秒に設定された前半変動パターン3が対応づけられている。
また、図8(D)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルDは、ハズレとなってグループ4が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が15秒に設定された前半変動パターン4または変動時間が20秒に設定された前半変動パターン5が対応づけられている。
また、図8(E)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルEは、ハズレとなってグループ5が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が25秒に設定された前半変動パターン6または変動時間が30秒に設定された前半変動パターン7が対応づけられている。
また、図8(F)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルFは、ハズレとなってグループ6が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が590秒に設定された前半変動パターン8が対応づけられている。
また、図8(G)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルGは、ハズレとなってグループ7が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が1秒に設定された前半変動パターン9が対応づけられている。
また、図8(H)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルHは、ハズレとなってグループ0が決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が0秒に設定された前半変動パターンなしが対応づけられている。
また、図9(A)に示す大当たり時前半変動パターン抽選テーブルAは、大当たりに当選した場合であって、16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄Kまたは2ラウンド確変図柄のいずれかが決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、前半変動パターン3〜前半変動パターン7のいずれかが対応づけられている。
また、図9(B)に示す大当たり時前半変動パターン抽選テーブルBは、大当たりに当選した場合であって、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄Bまたは2ラウンド通常図柄のいずれかが決定された場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、前半変動パターン3〜前半変動パターン7のいずれかが対応づけられている。
また、図9(C)に示す小当たり時前半変動パターン抽選テーブルは、小当たりに当選した場合に選択され、0〜99の100個の前半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、前半変動パターンなしが対応づけられている。
そして、特別抽選手段230は、選択した前半変動パターン抽選テーブルを参照して、読み出した1つの前半変動パターン決定乱数値が複数種類の前半変動パターンのいずれに対応づけられているかを判定することにより、複数種類の前半変動パターンから1つの前半変動パターンを決定する。
従って、前半変動パターン決定処理では、ハズレとなった場合には、図8に示す前半変動パターンなし〜前半変動パターン7のうちのいずれか1つが決定され、大当たりに当選した場合には、図9(A)および図9(B)に示す前半変動パターン3〜前半変動パターン7のうちのいずれか1つが決定され、小当たりに当選した場合には、図9(C)に示す前半変動パターンなしが決定される。
後半変動パターン決定処理は、特別乱数記憶手段2914の第1特別保留記憶領域1あるいは第2特別保留記憶領域1に格納されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に含まれる1つの後半変動パターン決定乱数値を読み出して、第1特別図柄あるいは第2特別図柄の変動表示のうちの後半部分(第2部分)に対応する後半変動パターンを、複数種類の後半変動パターンのいずれにするかを決定する処理である。ここで1つの後半変動パターン決定乱数値は、第1始動入賞口センサ106あるいは第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値から取得され、特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値として格納されたものである。
そして、後半変動パターン決定処理では、特別抽選手段230は、抽選テーブル記憶手段2910に記憶されている複数種類の後半変動パターン抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、前半変動パターン決定処理で決定された前半変動パターンに応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、抽選テーブル記憶手段2910に、図10に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルA〜ハズレ時後半変動パターン抽選テーブルFと、図11に示す大当たり時後半変動パターン抽選テーブルA〜大当たり時後半変動パターン抽選テーブルEと、小当たり時後半変動パターン抽選テーブルが記憶されている。そして各後半変動パターン抽選テーブルでは、0〜99の100個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対して、リーチなし変動パターン1〜リーチなし変動パターン3およびリーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5のいずれかが対応づけられている。
詳細には、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAは、ハズレとなって前半変動パターンなしまたは前半変動パターン8が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が1秒に設定されたリーチなし変動パターン1が対応づけられている。
また、図10(B)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルBは、ハズレとなって前半変動パターン1が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が2秒に設定されたリーチなし変動パターン2が対応づけられている。
また、図10(C)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルCは、ハズレとなって前半変動パターン2が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチなし変動パターン2または変動時間が5秒に設定されたリーチなし変動パターン3が対応づけられている。
また、図10(D)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルDは、ハズレとなって前半変動パターン3が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、変動時間が20秒に設定されたリーチ変動パターン1または変動時間が30秒に設定されたリーチなし変動パターン2が対応づけられている。
また、図10(E)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルEは、ハズレとなって前半変動パターン4または前半変動パターン5が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン1、リーチ変動パターン2または変動時間が40秒に設定されたリーチ変動パターン3が対応づけられている。
また、図10(F)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルFは、ハズレとなって前半変動パターン6または前半変動パターン7が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン3、変動時間が50秒に設定されたリーチ変動パターン4または変動時間が60秒に設定されたリーチ変動パターン5が対応づけられている。
また、図11(A)に示す大当たり時後半変動パターン抽選テーブルAは、大当たりに当選し前半変動パターン3が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5が対応づけられている。
また、図11(B)に示す大当たり時後半変動パターン抽選テーブルBは、大当たりに当選し前半変動パターン4が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5が対応づけられている。
また、図11(C)に示す大当たり時後半変動パターン抽選テーブルCは、大当たりに当選し前半変動パターン5が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5が対応づけられている。
また、図11(D)に示す大当たり時後半変動パターン抽選テーブルDは、大当たりに当選し前半変動パターン6が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5が対応づけられている。
また、図11(E)に示す大当たり時後半変動パターン抽選テーブルEは、大当たりに当選し前半変動パターン7が決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5が対応づけられている。
また、図11(F)に示す小当たり時後半変動パターン抽選テーブルは、小当たりに当選し前半変動パターンなしが決定された場合に選択され、0〜99の100個の後半変動パターン決定乱数値のそれぞれに対して、リーチなし変動パターン1が対応づけられている。
そして、特別抽選手段230は、選択した後半変動パターン抽選テーブルを参照して、読み出した1つの後半変動パターン決定乱数値が複数種類のリーチなし変動パターンおよび複数種類のリーチ変動パターンのいずれに対応づけられているかを判定することにより、複数種類のリーチなし変動パターンおよび複数種類のリーチ変動パターンから1つの後半変動パターンを決定する。
従って、後半変動パターン決定処理では、ハズレとなった場合には、図10に示すリーチなし変動パターン1〜リーチなし変動パターン3およびリーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5のうちのいずれか1つが決定され、大当たりに当選した場合には、図11(A)〜図11(E)に示すリーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5のうちのいずれか1つが決定され、小当たりに当選した場合には、図11(F)に示すリーチなし変動パターン1が決定される。
ここで、本実施形態では、図8〜図11に示すように、複数種類の前半変動パターンと複数種類の後半変動パターンのそれぞれに変動時間が設定されている。詳細には、図8および図9に示すように、ハズレとなった場合の前半変動パターン決定処理で決定され得る前半変動パターンなし〜前半変動パターン2、前半変動パターン9には、0秒から5秒の比較的短い変動時間が設定され、ハズレとなった場合と大当たりに当選した場合の双方で前半変動パターン決定処理で決定され得る前半変動パターン3〜前半変動パターン7には、10秒から30秒の比較的長い変動時間が設定されている。
また、図10に示すように、ハズレとなった場合の後半変動パターン決定処理で決定され得るリーチなし変動パターン1〜リーチなし変動パターン3には、1秒から5秒の比較的短い変動時間が設定され、ハズレとなった場合と大当たりに当選した場合の双方の後半変動パターン決定処理で決定され得るリーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5には、20秒から60秒の比較的長い変動時間が設定されている。
従って、ハズレとなった場合であっても、前半変動パターン決定処理において、比較的長い変動時間が設定されている前半変動パターン3〜前半変動パターン7が決定され、後半変動パターン決定処理において、比較的長い変動時間が設定されているリーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5が決定された場合には、大当たりに当選することに対する期待感を遊技者に抱かせることができる。
また、本実施形態では、第1特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が0〜1個である場合には、変動グループ決定処理では、図7(A)に示す変動グループ抽選テーブルAが参照され、グループ2あるいはグループ3が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(B)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルBあるいは図8(C)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルCが参照されて、変動時間が3秒に設定されている前半変動パターン1や、変動時間が5秒に設定されている前半変動パターン2が決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(B)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルBまたは図10(C)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルCが参照されて、変動時間が2秒に設定されているリーチなし変動パターン2や変動時間が5秒に設定されているリーチなし変動パターン3が決定されやすくなる。
また、第1特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が2〜3個である場合には、変動グループ決定処理では、図7(B)に示す変動グループ抽選テーブルBが参照され、グループ1あるいはグループ2が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(A)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルAあるいは図8(B)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルBが参照されて、変動時間が0秒に設定されている前半変動パターンなしや、変動時間が3秒に設定されている前半変動パターン1が決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAまたは図10(B)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルBが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1や、変動時間が2秒に設定されているリーチなし変動パターン2が決定されやすくなる。
また、第1特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が通常状態であって第1特別乱数値の保留数が4個である場合には、変動グループ決定処理では、図7(C)に示す変動グループ抽選テーブルCが参照され、グループ1が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(A)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルAが参照されて、変動時間が0秒に設定されている前半変動パターンなしが決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1が決定されやすくなる。
また、第1特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態である場合には、第1特別乱数値の保留数に関わらず、変動グループ決定処理では、図7(D)に示す変動グループ抽選テーブルDが参照され、グループ0が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(H)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルHが参照されて、変動時間が0秒に設定されている前半変動パターンなしが決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1が決定されやすくなる。
また、第2特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が通常状態である場合には、第2特別乱数値の保留数に関わらず、変動グループ決定処理では、図7(E)に示す変動グループ抽選テーブルEが参照され、グループ6が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(F)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルFが参照されて、変動時間が590秒に設定されている前半変動パターン8が決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1が決定されやすくなる。
また、第2特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態であって第2特別乱数値の保留数が0〜1個である場合には、変動グループ決定処理では、図7(F)に示す変動グループ抽選テーブルFが参照され、グループ7が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(G)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルGが参照されて、変動時間が1秒に設定されている前半変動パターン9が決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1が決定されやすくなる。
また、第2特別乱数値については、ハズレとなり、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態であって第2特別乱数値の保留数が2〜4個である場合には、変動グループ決定処理では、図7(G)に示す変動グループ抽選テーブルGが参照され、グループ0が決定されやすくなることにより、前半変動パターン決定処理では、図8(H)に示すハズレ時前半変動パターン抽選テーブルHが参照されて、変動時間が0秒に設定されている前半変動パターンなしが決定されやすくなり、後半変動パターン決定処理では、図10(A)に示すハズレ時後半変動パターン抽選テーブルAが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1が決定されやすくなる。
従って、本実施形態では、第1特別乱数値については、ハズレとなった場合には、通常状態では第1特別乱数値の保留数が多くなるほど、第1特別図柄の変動時間として短い変動時間が設定されることが多くなるため、特別抽選の実行契機が到来する頻度を高くすることができる。更に、確変状態、特殊状態または時短状態では第1特別乱数値の保留数に関わらず、第1特別図柄の変動時間として極めて短い変動時間が設定されることが多くなるため、特別抽選の実行契機が到来する頻度を極めて高くすることができる。
一方、第2特別乱数値については、ハズレとなった場合には、通常状態では第2特別乱数値の保留数に関わらず、第2特別図柄の変動時間として極めて長い変動時間が設定されることが多くなるため、特別抽選の実行契機が到来する頻度を極めて低くすることができる。一方、確変状態、特殊状態または時短状態では第2特別乱数値の保留数が多くなるほど、第2特別図柄の変動時間として極めて短い変動時間が設定されることが多くなるため、特別抽選の実行契機が到来する頻度を極めて高くすることができる。
また、小当たりとなった場合には、第1特別乱数値であるか第2特別乱数値であるかに関わらず、また保留数に関わらず、前半変動パターン決定処理では、図9(C)に示す小当たり時前半変動パターン抽選テーブルが参照されて、変動時間が0秒に設定されている前半変動パターンなしが決定され、後半変動パターン決定処理では、図11(F)に示す小当たり時後半変動パターン抽選テーブルが参照されて、変動時間が1秒に設定されているリーチなし変動パターン1が決定される。
従って、本実施形態では、小当たりとなった場合には、保留数に関わらず、第1特別図柄または第2特別図柄の変動時間として極めて短い変動時間が設定されるため、特別抽選の実行契機が到来する頻度を極めて高くすることができる。
また、特別抽選手段230は、上述したように、第1特別図柄あるいは第2特別図柄が変動表示中でなく、かつ遊技状態が特別遊技状態でなく、小当たり遊技の実行中でない場合に、特別乱数記憶手段2914から第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値を読み出して、特別抽選として大当たり決定処理、図柄決定処理、変動グループ決定処理、前半変動パターン決定処理および後半変動パターン決定処理などを行うが、特別乱数記憶手段2914に第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値を格納する際にも、事前判定処理として大当たり決定処理、図柄決定処理、変動グループ決定処理、前半変動パターン決定処理および後半変動パターン決定処理などを行う(事前判定手段)。
詳細には、特別抽選手段230(事前判定手段)は、第1始動入賞口センサ106あるいは第2始動入賞口センサ108から検出信号が入力されたことに基づいて、乱数発生手段210から特別抽選用乱数値を取得すると、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のいずれかに第1特別乱数値として格納する前に、あるいは第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれかに第2特別乱数値として格納する前に、その時点における遊技状態および保留数に応じて、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について事前判定処理として大当たり決定処理、図柄決定処理、変動グループ決定処理、前半変動パターン決定処理および後半変動パターン決定処理などを行う。
すると、特別抽選手段230は、事前判定処理としての大当たり決定処理、図柄決定処理、変動グループ決定処理、前半変動パターン決定処理および後半変動パターン決定処理のそれぞれの結果を含む事前判定結果を、事前判定処理の対象となった第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に対応づけて、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のいずれか、あるいは第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれかに格納する。
特別表示制御手段240は、特別抽選の抽選結果に基づいて状態表示駆動装置120を制御する手段であって、第1特別図柄表示制御処理、第2特別図柄表示制御処理、第1特別保留表示制御処理、第2特別保留表示制御処理を行う。
第1特別図柄表示制御処理は、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値が読み出されて特別抽選が行われた場合に行われる処理であり、特別表示制御手段240は、前半変動パターン決定処理で決定された前半変動パターンに応じた変動時間と、後半変動パターン決定処理で決定された後半変動パターンに応じた変動時間の合計の変動時間が経過するまで、第1特別図柄表示部76の7セグメントディスプレイを点滅させることにより第1特別図柄を変動表示させた後に、第1特別図柄表示部76の7セグメントディスプレイを所定の態様で点灯させることにより第1特別図柄を停止表示させる。
本実施形態では、15種類の大当たり図柄、小当たりおよびハズレのそれぞれに対応して7セグメントディスプレイの表示態様が予め定められており、特別表示制御手段240は、大当たり決定処理で大当たりまたは小当たりに当選したか否かに応じた態様で、そして大当たり決定処理で大当たりに当選した場合には図柄決定処理で決定された大当たり図柄に応じた態様で、第1特別図柄表示部76の7セグメントディスプレイを点灯させることにより第1特別図柄を停止表示させ、第1特別図柄表示部76に特別抽選の結果を表示させる。
第2特別図柄表示制御処理は、第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値が読み出されて特別抽選が行われた場合に行われる処理であり、特別表示制御手段240は、前半変動パターン決定処理で決定された前半変動パターンに応じた変動時間と、後半変動パターン決定処理で決定された後半変動パターンに応じた変動時間の合計の変動時間が経過するまで、第2特別図柄表示部80の7セグメントディスプレイを点滅させることにより第2特別図柄を変動表示させた後に、第2特別図柄表示部80の7セグメントディスプレイを所定の態様で点灯させることにより第2特別図柄を停止表示させる。
そして、特別表示制御手段240は、大当たり決定処理で大当たりまたは小当たりに当選したか否かに応じた態様で、そして大当たり決定処理で大当たりに当選した場合には図柄決定処理で決定された大当たり図柄に応じた態様で、第2特別図柄表示部80の7セグメントディスプレイを点灯させることにより第2特別図柄を停止表示させ、第2特別図柄表示部80に特別抽選の結果を表示させる。
第1特別保留表示制御処理では、特別表示制御手段240は、特別乱数記憶手段2914に格納されている第1特別乱数値の数に応じて、第1特別保留表示部78の2つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、0〜4個の第1特別保留数を表示させる。
第2特別保留表示制御処理では、特別表示制御手段240は、特別乱数記憶手段2914に格納されている第2特別乱数値の数に応じて、第2特別保留表示部82の2つのランプを点灯または消灯または点滅させることの組み合わせによって、0〜4個の第2特別保留数を表示させる。
遊技状態移行制御手段250は、図12に示すように、所定の移行条件の成立に基づいて、特別遊技状態を経由しながら、通常状態、確変状態、特殊状態、時短状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態であり、通常状態における特別抽選で大当たりに当選すると特別遊技状態に移行される。そして通常状態では、図3(B)等で示したように、普通抽選については、普通当たりの当選確率が約13/20に設定され、普通図柄の変動時間が2秒に設定され、普通役物55の開放時間が3秒に設定されており、確変状態および時短状態よりも第2始動入賞口53に遊技球が進入しにくくなっている。
そして、特別抽選については、大当たりの当選確率が約1/315と低く設定され、第1特別図柄の変動時間は保留数に応じた変動時間となる一方で、第2特別図柄の変動時間が591秒と極めて長くなることが多いため、通常状態は、第1始動入賞口46に遊技球が進入するように左打ちを行う方が遊技者に有利な遊技状態となっている。
特別遊技状態は、通常状態、確変状態、特殊状態、時短状態における特別抽選において大当たりに当選したことに基づいて開始され、大当たり図柄の種類に応じて予め定められたラウンド数(実行回数)の特別遊技が実行されると終了する。
詳細には、特別抽選において16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄K、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄Bのいずれかが当選したことに基づいて特別遊技状態が開始されると、第1ラウンド〜第16ラウンドの16ラウンドの特別遊技が実行されたことを条件に特別遊技状態が終了する。
また、特別抽選において2ラウンド確変図柄または2ラウンド通常図柄が当選したことに基づいて特別遊技状態が開始されると、第1ラウンド〜第2ラウンドの2ラウンドの特別遊技が実行されたことを条件に特別遊技状態が終了する。
確変状態は、16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄D、16ラウンド確変図柄F〜16ラウンド確変図柄K、2ラウンド確変図柄のいずれかが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態が終了したことを契機に開始され、確変状態における特別抽選で大当たりに当選すると特別遊技状態に移行される。そして確変状態では、図3(B)等で示したように、普通抽選については、普通当たりの当選確率が約19/20に設定され、普通図柄の変動時間が0.5秒に設定され、普通役物55の開放時間が5秒に設定されており、通常状態および特殊状態よりも普通役物55が開状態に制御される頻度が高く期間が長くなっている。そして通過ゲート48は、上述したように液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を落下する遊技球が高確率で通過ゲート48を通過するように設けられているとともに、第2始動入賞口53は、通過ゲート48を通過した遊技球が5秒以内に到達するように設けられているため、確変状態では、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を落下する遊技球のほとんどが第2始動入賞口53に進入するようになっている。
そして、特別抽選については、大当たりの当選確率が約1/50と高く設定され、第1特別図柄および第2特別図柄の変動時間が1秒〜2秒と極めて短くなることが多いため、確変状態は、第2始動入賞口53に遊技球が進入するように右打ちを行う方が遊技者に有利な遊技状態となっている。そして確変状態では、特別抽選については、小当たりの当選確率が約1/2に設定されているが、右通路52を通過する遊技球のほとんどが第2始動入賞口53に進入するため、小当たり遊技が実行されても、遊技球が第2大入賞口56に進入することがほとんどないようになっている。
また、確変状態は、確変状態において特別抽選が行われた回数が予め定められた規定回数に達したことを条件に終了し、特殊状態に移行される。詳細には本実施形態では、16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄K、2ラウンド確変図柄のそれぞれに対して規定回数が100回、80回、60回、40回、20回または1回のいずれかに予め定められており、各確変図柄が当選したことに基づいて開始された特別遊技状態が終了すると、遊技状態移行制御手段250が、各確変図柄に対応する規定回数に相当する値(例えば、80)をメインメモリ290の規定回数カウンタ2930に書き込む。そして、確変状態において特別抽選が行われるごとに規定回数カウンタ2930の記憶値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行い、規定回数カウンタ2930の記憶値が閾値(例えば、0)に達すると、確変状態を終了させて特殊状態を開始させる。
特殊状態は、確変状態において特別抽選が行われた回数が規定回数に達するか、16ラウンド確変図柄Eが当選したこと等に基づいて開始された特別遊技状態が終了したことを契機に開始され、特殊状態における特別抽選で大当たりに当選すると特別遊技状態に移行される。そして特殊状態では、図3(B)等で示したように、普通抽選については、通常状態と同様に、普通当たりの当選確率が約13/20に設定され、普通図柄の変動時間が2秒に設定され、普通役物55の開放時間が3秒に設定されており、確変状態および時短状態よりも普通役物55が開状態に制御される頻度が低く期間が短いため、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を落下する遊技球のうち第2始動入賞口53に進入せずに右通路52を通過する遊技球が多くなるが、右打ちを継続して行えば、保留されている第2特別乱数値がなくなることがない程度に第2始動入賞口53に遊技球が進入するようになっている。
そして、特別抽選については、通常状態とは異なり、大当たりの当選確率が約1/50と高く設定され、第1特別図柄および第2特別図柄の変動時間が1秒〜2秒と極めて短くなることが多く、更に小当たりの当選確率が約1/2と極めて高く設定されており、小当たり遊技が頻繁に実行されるため、第2始動入賞口53に進入せずに右通路52を通過した遊技球が第2大入賞口56に進入しやすくなっている。従って特殊状態は、第2大入賞口56に遊技球が進入するように右打ちを行う方が遊技者に有利な遊技状態となっている。
また、特殊状態は、確変状態において特別抽選が行われた回数が規定回数に達したことを契機に開始された場合には、確変状態および特殊状態において特別抽選が行われた回数が確変回数として予め定められた10000回に達したことを条件に終了し、一方、特別遊技状態が終了したことを契機に開始された場合には、特殊状態において特別抽選が行われた回数が確変回数として予め定められた10000回に達したことを条件に終了し、通常状態に移行される。詳細には遊技状態移行制御手段250は、特別遊技状態の終了後に遊技状態を確変状態に移行させる際に、または特別遊技状態の終了後に遊技状態を特殊状態に移行させる際に、メインメモリ290の確変回数カウンタ2931に規定回数として10000回に相当する値(例えば、10000)を書き込み、確変状態あるいは特殊状態において特別抽選が行われるごとに確変回数カウンタ2931の記憶値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行う。そして確変回数カウンタ2931の記憶値が閾値(例えば、0)に達すると、特殊状態を終了させて通常状態を開始させる。ただし特殊状態では、特別抽選における大当たりの当選確率が約1/50に設定されるため、確変状態あるいは特殊状態において特別抽選が行われた回数が10000回に達する前に大当たりが当選して特別遊技状態が開始されることがほとんどで、特殊状態から通常状態に移行することはほとんどないようになっている。すなわち特殊状態は、実質的に大当たりが当選するまで継続されるようになっている。
時短状態は、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態が終了したことを契機に開始され、時短状態における特別抽選で大当たりに当選すると特別遊技状態に移行される。そして時短状態では、図3(B)等で示したように、普通抽選については、確変状態と同様に、普通当たりの当選確率が約19/20に設定され、普通図柄の変動時間が0.5秒に設定され、普通役物55の開放時間が5秒に設定されているため、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を落下する遊技球のほとんどが第2始動入賞口53に進入するようになっている。
そして、特別抽選については、大当たりの当選確率が約1/315と低く設定されているものの、第1特別図柄および第2特別図柄の変動時間が1秒〜2秒と極めて短くなることが多いため、時短状態は、第2始動入賞口53に遊技球が進入するように右打ちを行う方が遊技者に有利な遊技状態となっている。そして時短状態では、特別抽選については、小当たりの当選確率が約1/5に設定されているが、右通路52を通過する遊技球のほとんどが第2始動入賞口53に進入するため、小当たり遊技が実行されても、遊技球が第2大入賞口56に進入することがほとんどないようになっている。
また、時短状態は、時短状態において特別抽選が行われた回数が予め定められた規定回数に達したことを条件に終了し、通常状態に移行される。詳細には本実施形態では、16ラウンド通常図柄Aに対して規定回数が80回に、16ラウンド通常図柄Bに対して規定回数が60回に予め定められており、各通常図柄が当選したことに基づいて開始された特別遊技状態が終了すると、遊技状態移行制御手段250が、各通常図柄に対応する規定回数に相当する値(例えば、80)を規定回数カウンタ2930に書き込む。そして、時短状態において特別抽選が行われるごとに規定回数カウンタ2930の記憶値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行い、規定回数カウンタ2930の記憶値が閾値(例えば、0)に達すると、時短状態を終了させて通常状態を開始させる。
特別遊技実行手段260は、特別抽選の抽選結果に基づいて特別遊技を実行する手段であって、特別遊技実行処理1〜特別遊技実行処理4などを行う。
特別遊技実行処理1は、特別抽選において16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄K、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄Bのいずれかが当選したことに基づいて実行され、特別遊技実行手段260は、メインメモリ290のラウンドカウンタ2933の上限値として16ラウンド確変図柄および16ラウンド通常図柄について予め定められたラウンド数である16回に相当する値(例えば、16)を設定し、各ラウンドにおいて予め定められた態様で第1特別役物51が動作を完了するごとに、ラウンドカウンタ2933の記憶値に1回分のラウンド数に相当する値(例えば、1)を加算するインクリメント更新を行う。そしてラウンドカウンタ2933の記憶値が上限値(例えば、16)に達すると、特別遊技状態が終了する。
詳細には特別遊技実行処理1では、第1ラウンド〜第16ラウンドの各ラウンドの特別遊技において、第1特別役物51が開状態となってからメインメモリ290の開放タイマー2934が29秒をカウントするか、第1大入賞口センサ110が1個の遊技球の進入を検出すると1個分の遊技球に相当する値(例えば、1)が加算される大入賞数カウンタ2936の値が上限値(例えば、10)に達すると第1特別役物51が閉状態となるように第1特別役物駆動装置124の駆動制御が行われる。すると、1回分のラウンドの終了条件が満たされたとして、ラウンドカウンタ2933の値に「1」が加算される。
特別遊技実行処理2は、特別抽選において2ラウンド確変図柄または2ラウンド通常図柄が当選したことに基づいて実行され、特別遊技実行手段260は、ラウンドカウンタ2933の上限値として2ラウンド確変図柄および2ラウンド通常図柄について予め定められたラウンド数である2回に相当する値(例えば、2)を設定し、各ラウンドにおいて予め定められた態様で第1特別役物51が動作を完了するごとに、ラウンドカウンタ2933の記憶値に1回分のラウンド数に相当する値(例えば、1)を加算するインクリメント更新を行う。そしてラウンドカウンタ2933の記憶値が上限値(例えば、2)に達すると、特別遊技状態が終了する。
詳細には、特別遊技実行処理2では、第1ラウンド〜第2ラウンドの各ラウンドの特別遊技において、第1特別役物51が開状態となってから開放タイマー2934が29秒をカウントするか、大入賞数カウンタ2936の値が上限値(例えば、10)に達すると第1特別役物51が閉状態となるように第1特別役物駆動装置124の駆動制御が行われる。すると、1回分のラウンドの終了条件が満たされたとして、ラウンドカウンタ2933の値に「1」が加算される。
小当たり遊技実行手段262は、特別抽選において小当たりが当選したことに基づいて小当たり遊技を実行する手段であって、小当たり遊技実行処理1〜小当たり遊技実行処理2などを行う。
小当たり遊技実行処理1は、特別抽選において小当たり図柄Aが当選したことに基づいて実行され、小当たり遊技実行処理1では、小当たり遊技実行手段262は、1ラウンドの小当たり遊技において、小当たり遊技の開始とともに第2特別役物57が開状態となってから1.8秒が経過すると第2特別役物57が閉状態となる動作を行うように第2特別役物駆動装置126の駆動制御を行う。
そして、第2大入賞口センサ112が1個の遊技球の進入を検出すると1個分の遊技球に相当する値(例えば、1)を大入賞数カウンタ2936の値に加算し、第2特別役物57が小当たり遊技実行処理1による動作を完了するか、大入賞数カウンタ2936の値が上限値(例えば、10)に達すると、1ラウンドの小当たり遊技の終了条件が満たされたとして、小当たり遊技を終了させる。
小当たり遊技実行処理2は、特別抽選において小当たり図柄Bが当選したことに基づいて実行され、小当たり遊技実行処理2では、小当たり遊技実行手段262は、1ラウンドの小当たり遊技において、小当たり遊技の開始とともに第2特別役物57が開状態となってから5.0秒が経過すると第2特別役物57が閉状態となる動作を行うように第2特別役物駆動装置126の駆動制御を行う。
そして、第2大入賞口センサ112が1個の遊技球の進入を検出すると1個分の遊技球に相当する値(例えば、1)を大入賞数カウンタ2936の値に加算し、第2特別役物57が小当たり遊技実行処理2による動作を完了するか、大入賞数カウンタ2936の値が上限値(例えば、10)に達すると、1ラウンドの小当たり遊技の終了条件が満たされたとして、小当たり遊技を終了させる。
払出制御手段270は、第1始動入賞口センサ106からの検出信号、第2始動入賞口センサ108からの検出信号、第1大入賞口センサ110からの検出信号、第2大入賞口センサ112からの検出信号が入力されたことに基づいて、検出信号ごとに予め定められている賞球数に相当する数の遊技球を払出装置130に払い出させる制御を行う。詳細には払出制御手段270は、第1始動入賞口センサ106が1個の遊技球の入賞を検出するごとに、払出装置130に4個の遊技球を払い出させるコマンドを送信し、第2始動入賞口センサ108が1個の遊技球の入賞を検出するごとに、払出装置130に1個の遊技球を払い出させるコマンドを送信し、第1大入賞口センサ110が1個の遊技球の入賞を検出するごとに、払出装置130に15個の遊技球を払い出させるコマンドを送信し、第2大入賞口センサ112が1個の遊技球の入賞を検出するごとに、払出装置130に15個の遊技球を払い出させるコマンドを送信する。
払出装置130は、払出制御手段270によって指示された払出数の遊技球を払い出す動作を行う。この払出装置130には、遊技球を貯めておく遊技球タンクに払出モーターが設けられており、払出制御手段270は、払出モーターの回転角度を制御することにより、指示通りの数の遊技球を遊技球タンクから払い出させる。また払出装置130には、遊技球を1個払い出すごとに作動する払出センサ116が備えられており、払出制御手段270は、払出センサ116からの払出信号に基づいて払出装置130から実際に払い出された遊技球の数を管理することができる。
通信制御手段280は、メイン基板100における各種の演算結果に応じて生成された各種のコマンドをサブ基板102に送信する制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、メイン基板100とサブ基板102との間では、メイン基板100からサブ基板102への単方向通信のみが可能となっており、サブ基板102からはメイン基板100へ情報を送信することができないように通信接続されている。
続いて、サブ基板102について説明する。サブ基板102は、演出制御手段300と、サブメモリ310とを含んで構成されている。
演出制御手段300は、メイン基板100から送信される各種のコマンドや、演出ボタンスイッチ150からの入力信号や、サブメモリ310の演出データ記憶手段3110に記憶されている演出データに基づいて、演出表示装置170を制御して前枠ランプ12やディスプレイ枠ランプ38を点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイ32に演出画像を表示させたり、音響装置172を制御してスピーカー14から演出音を出力させたり、演出物駆動装置174を駆動して演出物を動作させたりするなど、演出装置176を制御することにより、遊技を盛り上げたり、遊技を補助したりするための演出を演出装置176に実行させる。
特に演出データ記憶手段3110には、液晶ディスプレイ32に画像を表示させるための多数の演出画像データが記憶されており、演出制御手段300は、これらの演出画像データに基づいて、1フレーム(1/60秒)ごとにサブメモリ310のフレームバッファに画像を描画して、描画した画像を液晶ディスプレイ32に表示させることにより、液晶ディスプレイ32に動画を再生表示させる。
そして、演出制御手段300は、演出装置176に演出を実行させる処理として、状態演出処理、特別抽選演出処理、保留表示演出処理などを行う。
状態演出処理では、演出制御手段300は、メイン基板100における遊技状態やカウンタの値に応じたコマンドに基づいて、現在の遊技状態に応じて液晶ディスプレイ32においてキャラクター画像を動作させたり、背景画像を変化させたり、スピーカー14から出力させる演出音を変化させたりすることにより、現在の遊技状態を遊技者に示唆する演出を実行する。
例えば、演出制御手段300は、現在の遊技状態が特殊状態である場合には、液晶ディスプレイ32に現在の遊技状態が特殊状態であることを示す画像を表示させ、現在の遊技状態が確変状態または時短状態である場合には、液晶ディスプレイ32に現在の遊技状態が確変状態または時短状態であることを示す画像を表示させる。
また、現在の遊技状態が特別遊技状態である場合には、演出制御手段300は、液晶ディスプレイ32に現在の遊技状態が特別遊技状態であることを示すとともに、第何回目のラウンドの特別遊技が実行中であるかを示す特別遊技状態画像(特別遊技演出)を表示させる。
特別抽選演出処理では、演出制御手段300は、メイン基板100において事前判定処理が行われると、事前判定結果に応じたコマンドに基づいて、特別抽選演出の演出内容を仮に決定する演出抽選を行い、メイン基板100において特別抽選が行われると、特別抽選の結果に応じたコマンドに基づいて、特別抽選演出の演出内容を最終的に決定する演出抽選を行う。そして、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄の変動表示および停止表示に合わせるように、あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動表示および停止表示に合わせるように、特別抽選演出を演出装置176に実行させる。
具体的には、特別抽選演出処理では、演出制御手段300は、図13(A)に示すように、液晶ディスプレイ32において背景画像(図示省略)を表示させ、背景画像の手前側に、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354を表示させる。そして演出制御手段300は、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出して特別抽選が行われるごとに、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄の変動表示の開始にともなって、あるいは第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出して特別抽選が行われるごとに、第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動表示の開始にともなって、図13(B)に示すように、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354を変動表示させた後に、第1特別抽選あるいは第2特別抽選における大当たり決定処理で大当たりに当選したか否かに応じた態様で、そして大当たりに当選した場合には図柄決定処理で決定された大当たり図柄に応じた態様で、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354を停止表示させるとともに、複数種類の演出パターンのそれぞれに応じた態様で、液晶ディスプレイ32において背景画像を変化させたり、キャラクター画像が動作する演出動画を再生表示させたりすることにより、演出パターンの種類に応じた特別抽選演出を液晶ディスプレイ32において実行する。なお図中下向きの矢印は、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354のそれぞれが高速で変動表示中であることを示している。
詳細には、特別抽選演出処理では、演出制御手段300は、メイン基板100から事前判定結果に応じたコマンドあるいは特別抽選の結果に応じたコマンドが入力されたことに基づいて、演出抽選用乱数値として、第1演出パターン決定乱数値および第2演出パターン決定乱数値などの複数種類の乱数値を取得し、演出抽選として、第1演出パターン決定処理および第2演出パターン決定処理などを行う。
第1演出パターン決定処理は、取得した1つの第1演出パターン決定乱数値に基づいて、特別抽選演出のうちの前半部分に対応する前半演出パターンを、複数種類の前半演出パターンのいずれにするかを決定する処理である。そして第1演出パターン決定処理では、演出制御手段300は、サブメモリ310の演出抽選テーブル記憶手段3112に記憶されている複数種類の第1演出パターン抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、前半変動パターン決定処理で決定された前半変動パターンに応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、メイン基板100における前半変動パターン決定処理の結果が前半変動パターン1〜前半変動パターン9のそれぞれである場合に対応して、演出抽選テーブル記憶手段3112に、第1演出パターン抽選テーブルA〜第1演出パターン抽選テーブルIの9種類の第1演出パターン抽選テーブルが記憶されている(図示省略)。そして各第1演出パターン抽選テーブルでは、0〜99の100個の第1演出パターン決定乱数値のそれぞれに対して、複数種類の前半演出パターンのいずれかが対応づけられている。そして演出制御手段300は、前半変動パターン決定処理の結果が前半変動パターン1である場合には、第1演出パターン抽選テーブルAを選択し、前半変動パターン決定処理の結果が前半変動パターン2である場合には、第1演出パターン抽選テーブルBを選択し、というように、前半変動パターン決定処理で決定された前半変動パターンに対応する第1演出パターン抽選テーブルを選択する。
そして、演出制御手段300は、選択した第1演出パターン抽選テーブルを参照して、1つの第1演出パターン決定乱数値が複数種類の前半演出パターンのいずれに対応づけられているかを判定することにより、複数種類の前半演出パターンから1つの前半演出パターンを決定する。
第2演出パターン決定処理は、取得した1つの第2演出パターン決定乱数値に基づいて、特別抽選演出のうちの後半部分に対応する後半演出パターンを、複数種類の後半演出パターンのいずれにするかを決定する処理である。そして第2演出パターン決定処理では、演出制御手段300は、演出抽選テーブル記憶手段3112に記憶されている複数種類の第2演出パターン抽選テーブルのうちいずれを参照して乱数判定処理を行うかを、後半変動パターン決定処理で決定された後半変動パターンに応じて選択する。
本実施形態の遊技機では、メイン基板100における後半変動パターン決定処理の結果がリーチなし変動パターン1〜リーチなし変動パターン3およびリーチ変動パターン1〜リーチ変動パターン5のそれぞれである場合に対応して、演出抽選テーブル記憶手段3112に、第2演出パターン抽選テーブルA〜第2演出パターン抽選テーブルHの8種類の第2演出パターン抽選テーブルが記憶されている(図示省略)。そして各第2演出パターン抽選テーブルでは、0〜99の100個の第2演出パターン決定乱数値のそれぞれに対して、複数種類の後半演出パターンとして複数種類のリーチなし演出パターン(不当選態様)および複数種類のリーチ演出パターン(共通態様)のいずれかが対応づけられている。そして演出制御手段300は、後半変動パターン決定処理の結果がリーチなし変動パターン1である場合には、第2演出パターン抽選テーブルAを選択し、後半変動パターン決定処理の結果がリーチ変動パターン1である場合には、第2演出パターン抽選テーブルDを選択し、というように、後半変動パターン決定処理で決定された後半変動パターンに対応する第2演出パターン抽選テーブルを選択する。
そして、演出制御手段300は、選択した第2演出パターン抽選テーブルを参照して、1つの第2演出パターン決定乱数値が複数種類のリーチなし演出パターンおよび複数種類のリーチ演出パターンのいずれに対応づけられているかを判定することにより、複数種類のリーチなし演出パターンおよび複数種類のリーチ演出パターンから1つのリーチなし演出パターンあるいは1つのリーチ演出パターンを決定する。
ここで、複数種類の前半演出パターンのそれぞれには演出時間が設定されており、第1演出パターン抽選テーブルAによって決定され得る前半演出パターンの演出時間は、いずれも前半変動パターン1の変動時間と同一の3秒に設定され、第1演出パターン抽選テーブルBによって決定され得る前半演出パターンの演出時間は、いずれも前半変動パターン2の変動時間と同一の5秒に設定され、というように、各第1演出パターン抽選テーブルによって決定され得る前半演出パターンの演出時間は、各第1演出パターン抽選テーブルに対応する前半変動パターンの変動時間と同一に設定されている。
また、複数種類のリーチなし演出パターンおよび複数種類のリーチ演出パターンのそれぞれにも演出時間が設定されており、第2演出パターン抽選テーブルAによって決定され得る複数種類のリーチなし演出パターンの演出時間は、いずれもリーチなし変動パターン1の変動時間と同一の1秒に設定され、第2演出パターン抽選テーブルEによって決定され得る複数種類のリーチ演出パターンの演出時間は、いずれもリーチ変動パターン1の変動時間と同一の20秒に設定され、というように、各第2演出パターン抽選テーブルによって決定され得る複数種類のリーチなし演出パターンあるいは複数種類のリーチ演出パターンの演出時間は、各第2演出パターン抽選テーブルに対応するリーチなし変動パターンあるいはリーチ変動パターンの変動時間と同一に設定されている。
そして、特別抽選演出処理では、演出制御手段300は、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動表示の開始に合わせて特別抽選演出の実行を開始させ、第1演出パターン決定処理で決定された前半演出パターンに応じた演出時間と、第2演出パターン決定処理で決定された後半演出パターンに応じた演出時間の合計の演出時間で、特別抽選演出を実行する。これにより、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動時間と、特別抽選演出の演出時間が同期される。
例えば、大当たり決定処理でハズレとなった場合に、第2演出パターン決定処理でリーチなし演出パターンが決定された場合には、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動表示の開始にともなって、図13(B)に示すように、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354の変動表示が開始され、図13(C)に示すように、まずは左演出図柄350が、いずれかの態様(図13(C)では「5」を示す態様)で完全に停止されずにわずかに揺れるように仮停止表示され、その後、図13(D)に示すように、右演出図柄354が左演出図柄350とは異なる態様(非リーチ態様)で仮停止表示される。
そして、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄が停止表示される前に、図13(E)に示すように、中演出図柄352が左演出図柄350および右演出図柄354とは異なる態様(ハズレ態様)で仮停止表示され、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄が停止表示されるのとほぼ同じタイミングで、図13(F)に示すように、中演出図柄352が左演出図柄350および右演出図柄354とは異なる態様(ハズレ態様)で完全に停止されるように確定停止表示される。
また、例えば、大当たり決定処理で大当たりに当選した場合、または大当たり決定処理でハズレとなった場合であって、第2演出パターン決定処理でリーチ演出パターンが決定された場合には、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動表示の開始にともなって、図14(A)に示すように、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354の変動表示が開始され、図14(B)に示すように、まずは左演出図柄350が仮停止表示され、その後、図14(C)に示すように、中演出図柄352が変動表示されたまま、右演出図柄354が左演出図柄350と同一の態様(リーチ態様)で仮停止表示される。すると、図14(D)に示すように、決定されたリーチ演出パターンに対応する演出動画の再生表示が開始され、第1特別図柄表示部76における第1特別図柄あるいは第2特別図柄表示部80における第2特別図柄の変動時間内に演出動画の再生表示が終了される。
詳細には、図14(D)の例では、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、主人公キャラクターAが敵キャラクターBと戦う演出動画が再生表示されており、この演出動画が再生表示されている場合には、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において表示される左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354の代わりに、液晶ディスプレイ32の表示領域の右上において、左演出図柄350に対応する縮小左演出図柄360、中演出図柄352に対応する縮小中演出図柄362および右演出図柄354に対応する縮小右演出図柄364が表示される。すなわち図14(D)に示すように、縮小左演出図柄360と縮小右演出図柄364が同一の態様(リーチ態様)で仮停止表示されつつ縮小中演出図柄362が変動表示される。
そして、大当たりに当選していた場合には、図14(E)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、主人公キャラクターAが敵キャラクターBに勝利する演出動画が再生表示されるとともに、液晶ディスプレイ32の表示領域の右上において、縮小中演出図柄362が縮小左演出図柄360および縮小右演出図柄364と同一の態様(大当たり態様)で仮停止表示されることにより、大当たりに当選したことが遊技者に仮に報知される。
すると、主人公キャラクターAが敵キャラクターBに勝利する演出動画が終了し、図14(F)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、仮停止表示された左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354が表示された後、図14(G)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354が確定停止表示されるとともに、スピーカー14から、大当たりに当選したことを遊技者に報知する効果音が出力されることにより、大当たりに当選したことが遊技者に確定的に報知される。
一方、大当たりに当選していなかった場合には、図14(H)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、主人公キャラクターAが敵キャラクターBに敗北する演出動画が再生されるとともに、液晶ディスプレイ32の表示領域の右上において、縮小中演出図柄362が縮小左演出図柄360および縮小右演出図柄364と異なる態様(リーチハズレ態様)で仮停止表示されることにより、ハズレとなったことが遊技者に仮に報知される。
すると、主人公キャラクターAが敵キャラクターBに敗北する動画が終了し、図14(I)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、仮停止表示された左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354が表示された後、図14(J)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の中央において、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354が確定停止表示されることにより、ハズレとなったことが遊技者に確定的に報知される。
ここで、特別抽選演出処理では、大当たりに当選した場合とハズレとなった場合の双方で、共通の演出動画が再生表示されることがあるため、共通の演出動画が再生表示される場合には、大当たりの当選に対する遊技者の期待感を大いに高めることができる。
こうして、本実施形態では、状態表示装置70における第1特別図柄あるいは第2特別図柄の変動種別に応じた演出パターンで、液晶ディスプレイ32に左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354を変動表示させることにより、大当たりに当選することに対する遊技者の期待感を高めるようにしつつ、特別抽選の結果に応じた態様で左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354を仮停止表示させてから確定停止表示させることにより、遊技者に特別抽選の結果を報知している。
保留表示演出処理では、演出制御手段300は、メイン基板100における第1特別保留数あるいは第2特別保留数に応じたコマンドに基づいて、メインメモリ290の特別乱数記憶手段2914において保留されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値の状況を示す画像を液晶ディスプレイ32に表示させる。本実施形態では、図15(A)に示すように、液晶ディスプレイ32の表示領域の下部に、特別乱数記憶手段2914の第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4、あるいは第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4に対応させて、第1保留表示領域411〜第4保留表示領域414の4つの保留表示領域(表示領域)が設けられており、各保留表示領域には、図15(A)に示すように、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のいずれに第1特別乱数値が格納されているかを示す第1保留画像420、あるいは図15(B)に示すように、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれに第2特別乱数値が格納されているかを示す第2保留画像422が表示可能となっている。
詳細には、演出制御手段300は、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれにも第2特別乱数値が格納されていない場合であって、第1特別保留記憶領域1に第1特別乱数値が格納されている場合には、第1保留表示領域411に第1保留画像420を表示させ、第1特別保留記憶領域1と第1特別保留記憶領域2のそれぞれに第1特別乱数値が保留されている場合には、第1保留表示領域411および第2保留表示領域412のそれぞれに第1保留画像420を表示させ、というように、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれにも第2特別乱数値が格納されていない場合には、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4において保留されている第1特別乱数値の数に応じて、第1保留表示領域411〜第4保留表示領域414のそれぞれに第1保留画像420を表示させる。図15(A)の例では、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれにも第2特別乱数値が格納されておらず、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域3のそれぞれに第1特別乱数値が保留されていることにより、第1保留表示領域411〜第3保留表示領域413のそれぞれにおいて第1保留画像420が表示されている。
また、演出制御手段300は、第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4のいずれに第1特別乱数値が格納されているか否かに関わらず、第2特別保留記憶領域1に第2特別乱数値が保留されている場合には、第1保留表示領域411に第2保留画像422を表示させ、第2特別保留記憶領域1と第2特別保留記憶領域2のそれぞれに第2特別乱数値が保留されている場合には、第1保留表示領域411および第2保留表示領域412のそれぞれに第2保留画像422を表示させ、というように、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4のいずれかに第2特別乱数値が格納されている場合には、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4において保留されている第2特別乱数値の数に応じて、第1保留表示領域411〜第4保留表示領域414のそれぞれに第2保留画像422を表示させる。図15(B)の例では、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域2のそれぞれに第2特別乱数値が保留されていることにより、第1保留表示領域411〜第2保留表示領域412のそれぞれにおいて第2保留画像422が表示されている。
また、本実施形態では、液晶ディスプレイ32の表示領域の下部のうち第1保留表示領域411の左方の領域に、特別乱数記憶手段2914の第1当該特別保留記憶領域あるいは第2当該特別保留記憶領域に対応させて、1つの当該保留表示領域430が設けられており、当該保留表示領域430には、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値が読み出されて第1当該特別保留記憶領域に格納された場合には第1保留画像420が表示され、第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値が読み出されて第2当該特別保留記憶領域に格納された場合には第2保留画像422が表示されるようになっている。
例えば、図15(A)に示す状態で、第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出して特別抽選が行われて第1当該特別保留記憶領域に第1特別乱数値が格納されると、演出制御手段300は、図15(C)に示すように、第1保留表示領域411に表示されている第1保留画像420を当該保留表示領域430に移動させるとともに、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354の変動表示を開始させ、第2保留表示領域412以降の保留表示領域において表示されている第1保留画像420を、元の保留表示領域から序数が1つ小さい保留表示領域に移動させる表示制御を行う。これにより、当該保留表示領域430に表示される第1保留画像420が、今回の特別抽選の対象となる第1特別乱数値に対応し、第1保留表示領域411以降に表示される第1保留画像420が、次回以降の特別抽選の対象となる第1特別乱数値に対応していることを示すことができる。
そして、図15(D)に示すように、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354を確定停止表示させて今回の特別抽選の結果を表示すると、第1当該特別保留記憶領域に格納されている第1特別乱数値が消去されることにともなって、当該保留表示領域430に表示されている第1保留画像420を消去する。そして、更に第1特別保留記憶領域1から第1特別乱数値を読み出して特別抽選が行われると、演出制御手段300は、図示しないが、第1保留表示領域411に表示されている第1保留画像420を当該保留表示領域430に移動させるとともに、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354の変動表示を開始させ、第2保留表示領域412以降の保留表示領域において表示されている第1保留画像420を、元の保留表示領域から序数が1つ小さい保留表示領域に移動させる表示制御を行う。
また、図示しないが、第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4において複数個の第2特別乱数値が保留されている状態で、第2特別保留記憶領域1から第2特別乱数値を読み出して特別抽選が行われて第2当該特別保留記憶領域に第2特別乱数値が格納されると、演出制御手段300は、第1保留表示領域411に表示されている第2保留画像422を当該保留表示領域430に移動させるとともに、左演出図柄350、中演出図柄352および右演出図柄354の変動表示を開始させ、第2保留表示領域412以降の保留表示領域において表示されている第2保留画像422を、元の保留表示領域から序数が1つ小さい保留表示領域に移動させる表示制御を行う。これにより、当該保留表示領域430に表示される第2保留画像422が、今回の特別抽選の対象となる第2特別乱数値に対応し、第1保留表示領域411以降に表示される第2保留画像422が、次回以降の特別抽選の対象となる第2特別乱数値に対応していることを示すことができる。
また、演出制御手段300は、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に対応する事前判定結果に応じて、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値が取得されてからその第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について第1特別図柄あるいは第2特別図柄の変動表示が終了するまでの間において、あるいは第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値が取得されてからその第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値の直前に取得された第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について第1特別図柄あるいは第2特別図柄の変動表示が終了するまでの間において、先読み演出を演出装置176に実行させる。本実施形態では、先読み演出としては、例えば、先読み演出の実行が決定された第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に対応する第1保留画像420あるいは第2保留画像422の色や形状を変化させたり、第1保留画像420あるいは第2保留画像422の周囲にエフェクト画像を表示させたり、キャラクター画像などのオブジェクト画像を表示させたり、通常の背景画像とは異なる特殊な背景画像を表示させたりする。なお本実施形態では、遊技状態が通常状態またはペナルティ状態である場合には、第2特別乱数値については先読み演出を行わず、遊技状態が確変状態、特殊状態または時短状態である場合には、第1特別乱数値について先読み演出を行わないようにしている。
ここで、演出制御手段300は、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に対応する事前判定結果に含まれる大当たり決定処理の結果が大当たりに当選したものである場合か、ハズレとなったものである場合には、特別抽選演出がリーチ演出パターンで行われる場合に限って、その第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について先読み演出を行うようにしている。
詳細には、本実施形態では、図7で示した変動グループ抽選テーブルA〜変動グループ抽選テーブルGのそれぞれでは、0〜99個の変動グループ決定乱数値のうち、0〜89の90個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対しては、グループ4およびグループ5を除くグループ0〜グループ7のいずれかが対応づけられ、90〜97の8個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対しては、グループ4が対応づけられ、98〜99の2個の変動グループ決定乱数値のそれぞれに対しては、グループ5が対応づけられているため、変動グループ決定乱数値が0〜89のいずれかである場合には、保留数あるいは遊技状態に応じて、リーチなし変動パターンが決定される場合と、リーチ変動パターンが決定される場合が存在し、変動グループ決定乱数値が90〜99のいずれかである場合には、保留数あるいは遊技状態に関わらず、必ずリーチ変動パターンが決定され、リーチなし変動パターンが決定されることがないようになっている。
そこで、本実施形態では、特別抽選手段230が、事前判定処理として行った大当たり決定処理でハズレとなった場合であって、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値に含まれる変動グループ決定乱数値が、0〜89のいずれかである場合には、リーチ変動パターンが決定されることが不定であることを示す不定値情報を事前判定結果として設定し、90〜99のいずれかである場合には、リーチ変動パターンが必ず決定されることを示す固定値情報を事前判定結果として設定する。
そして、演出制御手段300は、事前判定結果に含まれる大当たり決定処理の結果が、大当たりが当選したものである場合には、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について先読み演出の実行可否を決定する先読演出抽選を行うが、大当たりが当選しなかったものである場合には、事前判定結果に固定値情報が含まれているか否かを判断し、固定値情報が含まれている場合に、先読演出抽選を行うようにしている。
これにより、本実施形態では、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について事前判定処理を行った時点と、同一の第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について特別抽選を行った時点とで、保留数が変化していても、先読み演出の実行が決定された第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について特別抽選が行われると、大当たりに当選するか、ハズレである場合であっても、特別抽選演出がリーチ演出パターンで実行されるようにすることができる。
そして、演出制御手段300は、第1特別乱数値について先読演出抽選で先読み演出の実行を決定した場合には、第1当該特別保留記憶領域および第1特別保留記憶領域1〜第1特別保留記憶領域4において保留されている第1特別乱数値であって、先読み演出の実行が決定された第1特別乱数値よりも先に取得された第1特別乱数値の中に、事前判定結果に含まれる大当たり決定処理の結果が大当たりに当選したものである第1特別乱数値、または事前判定結果に含まれる大当たり決定処理の結果がハズレとなったものであるが事前判定結果に固定値情報が含まれている第1特別乱数値が存在しない場合に、先読み演出の開始条件が満たされているとして先読み演出を開始する。
また、第2特別乱数値について先読演出抽選で先読み演出の実行を決定した場合には、第2当該特別保留記憶領域および第2特別保留記憶領域1〜第2特別保留記憶領域4において保留されている第2特別乱数値であって、先読み演出の実行が決定された第2特別乱数値よりも先に取得された第2特別乱数値の中に、事前判定結果に含まれる大当たり決定処理の結果が大当たりに当選したものである第2特別乱数値、または事前判定結果に含まれる大当たり決定処理の結果がハズレとなったものであるが事前判定結果に固定値情報が含まれている第2特別乱数値が存在しない場合に、先読み演出の開始条件が満たされているとして先読み演出を開始する。
これにより、本実施形態では、第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について先読み演出の実行を決定した時点において、既に保留されている第1特別乱数値あるいは第2特別乱数値について大当たりの当選が確定している場合、特別抽選演出がリーチ演出パターンで実行されている場合、および特別抽選演出がリーチ演出パターンで実行されることが確定している場合には、確定している大当たりにより実行される特別遊技状態が終了してから、あるいは実行されているまたは実行されることが確定しているリーチ演出パターンによる特別抽選演出が終了してから、先読み演出が開始されるようにすることができる。
3.本実施形態の制御手法
以下では、本実施形態の制御手法について詳細に説明する。図16(A)は、第1特別乱数値についての特別抽選において当選しうる16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄E、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄Bのそれぞれが、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のそれぞれで当選した場合に、特別遊技状態の終了後の規定回数を決定するための規定回数決定テーブルAを示す図である。
図16(A)に示すように、規定回数決定テーブルAでは、16ラウンド確変図柄Aについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、規定回数が80回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Bについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が60回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Cについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が40回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Dについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が20回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Eについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後に特殊状態に移行されるため、規定回数は決定されない。
また、16ラウンド通常図柄Aについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の時短状態の規定回数が80回に決定される。
また、16ラウンド通常図柄Bについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の時短状態の規定回数が60回に決定される。
図16(B)は、第2特別乱数値についての特別抽選において当選しうる16ラウンド確変図柄E〜16ラウンド確変図柄K、2ラウンド確変図柄、16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のそれぞれが、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のそれぞれで当選した場合に、特別遊技状態の終了後の規定回数を決定するための規定回数決定テーブルBを示す図である。
図16(B)に示すように、規定回数決定テーブルBでは、16ラウンド確変図柄Fについては、通常状態、確変状態または時短状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が100回に決定され、特殊状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が60回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Gについては、通常状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が100回に決定され、確変状態または時短状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が80回に決定され、特殊状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が60回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Hについては、通常状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が100回に決定され、確変状態、特殊状態または時短状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が60回に決定される。
また、16ラウンド確変図柄Iについては、通常状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が100回に決定され、確変状態または時短状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が40回に決定されるが、特殊状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後に特殊状態に移行されるため、規定回数は決定されない。
また、16ラウンド確変図柄Jについては、通常状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が100回に決定され、確変状態または時短状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が20回に決定されるが、特殊状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後に特殊状態に移行されるため、規定回数は決定されない。
また、16ラウンド確変図柄Kについては、通常状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が100回に決定され、確変状態または時短状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が1回に決定されるが、特殊状態において当選した場合には、特別遊技状態の終了後に特殊状態に移行されるため、規定回数は決定されない。
また、16ラウンド確変図柄Eについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後に特殊状態に移行されるため、規定回数は決定されない。
また、2ラウンド確変図柄については、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の確変状態の規定回数が60回に決定される。
また、16ラウンド通常図柄Aについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の時短状態の規定回数が80回に決定される。
また、16ラウンド通常図柄Bについては、通常状態、確変状態、特殊状態および時短状態のいずれにおいて当選した場合であっても、特別遊技状態の終了後の時短状態の規定回数が60回に決定される。
そして、本実施形態では、図12で示したように、特別遊技状態を経由しながら、通常状態、確変状態、特殊状態、時短状態の間で遊技状態が移行される。そして初期状態となる通常状態は、上述したように左打ちを行うべき遊技状態となっているため、通常状態では基本的に第1特別乱数値について特別抽選が行われるが、通常状態において大当たりが当選しかつ16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄Dのいずれかが当選すると、特別遊技状態の終了後に確変状態に移行される。そしてこの場合には、図16(A)で示した規定回数決定テーブルAが参照され、通常状態において16ラウンド確変図柄A〜16ラウンド確変図柄Dのいずれかが当選した場合の規定回数である80回、60回、40回または20回が、確変状態の規定回数として設定される。
そして、確変状態は、上述したように右打ちを行うべき遊技状態となっており、通常状態とは異なり基本的に第2特別乱数値について特別抽選が行われ、確変状態において大当たりに当選せずに特別抽選が行われた回数が各確変図柄に応じた規定回数に達すると、特殊状態に移行される。
一方、通常状態において大当たりが当選しかつ16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄Bのいずれかが当選すると、特別遊技状態の終了後に時短状態に移行される。そしてこの場合には、図16(A)で示した規定回数決定テーブルAが参照され、通常状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄Bのいずれかが当選した場合の規定回数である80回または60回が、時短状態の規定回数として設定される。
そして、時短状態は、上述したように右打ちを行うべき遊技状態となっており、確変状態と同様に基本的に第2特別乱数値について特別抽選が行われ、時短状態において大当たりに当選せずに特別抽選が行われた回数が各通常図柄に応じた規定回数に達すると、通常状態に移行される。
そして、特殊状態は、上述したように右打ちを行うべき遊技状態となっており、確変状態および時短状態と同様に基本的に第2特別乱数値について特別抽選が行われ、小当たり遊技が頻繁に実行されるとともに、確変状態および時短状態よりも普通役物55が開状態に制御される頻度が低く、普通役物55が開状態に制御される期間も短いことにより、第2大入賞口56に遊技球が進入しやすくなっているため、大当たりが当選せずに小当たりが当選すればするほど小当たり遊技によって多くの遊技球を獲得することができるようになっている。
そして、特殊状態では、特殊状態において大当たりが当選しかつ16ラウンド確変図柄E、16ラウンド確変図柄I〜16ラウンド確変図柄Kのいずれかが当選すると、特別遊技状態の終了後に再び特殊状態に移行される。
一方、特殊状態において大当たりが当選しかつ16ラウンド確変図柄F〜16ラウンド確変図柄Hおよび2ラウンド確変図柄のいずれかが当選すると、特別遊技状態の終了後に確変状態に移行される。そしてこの場合には、図16(B)で示した規定回数決定テーブルBが参照され、特殊状態において16ラウンド確変図柄F〜16ラウンド確変図柄Hおよび2ラウンド確変図柄のいずれかが当選した場合の規定回数である60回が、確変状態の規定回数として設定される。
また、特殊状態において大当たりが当選しかつ16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選すると、特別遊技状態の終了後に時短状態に移行される。そしてこの場合には、図16(B)で示した規定回数決定テーブルBが参照され、特殊状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選した場合の規定回数である80回または60回が、時短状態の規定回数として設定される。
このように、本実施形態では、特殊状態において16ラウンド確変図柄E、16ラウンド確変図柄I〜16ラウンド確変図柄Kのいずれかが当選する限り特殊状態と特別遊技状態が繰り返され、特殊状態では小当たり遊技によって、特別遊技状態では特別遊技によって、多くの遊技球を獲得することができるようになっている。
そして本実施形態では、特殊状態とその直後の特別遊技状態を1回の特定遊技区間として特定遊技区間が繰り返された回数を連続回数としてカウントし、各回の特定遊技区間の特殊状態における小当たり遊技において第2大入賞口56に遊技球が進入することにより払い出された遊技球の数と、特別遊技状態における特別遊技において第1大入賞口50に遊技球が進入することにより払い出された遊技球の数を獲得ポイントとしてカウントし、特定遊技区間の連続回数と連続する各回の特定遊技区間の獲得ポイントが液晶ディスプレイ32において表示されるようにしている。
図17は、特定遊技区間において液晶ディスプレイ32において表示される演出画像の一例を示す図である。まず本実施形態では、確変状態において大当たりに当選せずに特別抽選が行われた回数が規定回数に達することにより特殊状態に移行されるか、通常状態または時短状態において16ラウンド確変図柄Eが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態が終了することにより特殊状態に移行されると、1回目の特定遊技区間の開始条件が満たされたとして、図4に示すサブメモリ310の連続回数カウンタ3116に、特定遊技区間の連続回数として1回に相当する値(例えば、1)が書き込まれ、サブメモリ310の獲得ポイントカウンタ3118に、1回の特定遊技区間の獲得ポイントとして初期値である0に相当する値(例えば、0)が書き込まれ、サブメモリ310の獲得履歴記憶手段3120に、連続する各回の特定遊技区間の獲得ポイントとして初期値である0に相当する値(例えば、0)が書き込まれ、サブメモリ310の総獲得ポイントカウンタ3122に、連続する各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計として初期値である0に相当する値(例えば、0)が書き込まれる。
そして、連続回数カウンタ3116の記憶値と獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、図17(A)に示すように、液晶ディスプレイ32において1回目の特定遊技区間の特殊状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、各回の特定遊技区間の獲得ポイントを示す獲得ポイント表示500が、獲得ポイントが初期値である0を示す状態で表示される。
そして、1回目の特定遊技区間の特殊状態では、図17(B)に示すように、特殊状態の演出画像が表示されつつ、特別抽選が行われると液晶ディスプレイ32の表示領域の右上部において縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示され、小当たりが当選して小当たり遊技が実行されると、小当たり遊技において第2大入賞口56に遊技球が進入することにより遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新され、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新される。
そして1回目の特定遊技区間の特殊状態において大当たりが当選すると、図17(C)に示すように、液晶ディスプレイ32において大当たりが当選したことを示す画像が表示され、遊技状態が特別遊技状態に移行されると、図17(D)に示すように、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が維持されていることにより、図17(B)で示した1回目の特定遊技区間の特殊状態において更新された獲得ポイントを維持した状態で獲得ポイント表示500が表示される。
そして、第1ラウンドの特別遊技が実行されると、図17(E)に示すように、特別遊技の演出画像が表示されつつ、特別遊技において第1大入賞口50に遊技球が進入することにより遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新され、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新される。すなわち本実施形態では、獲得ポイントカウンタ3118が、1回目の特定遊技区間の特殊状態と特別遊技状態を通じて更新されることにより、獲得ポイント表示500には、1回目の特定遊技区間の特殊状態の獲得ポイントと1回目の特定遊技区間の特別遊技状態の獲得ポイントの合計が表示される。
そして、大当たり図柄に応じた全てのラウンドの特別遊技の実行が完了すると、図17(F)に示すように、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が終了することを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、1回目の特定遊技区間の獲得ポイントが表示される。
そして、本実施形態では、1回目の特定遊技区間の特殊状態において16ラウンド確変図柄E、16ラウンド確変図柄I〜16ラウンド確変図柄Kのいずれかが当選していたことにより、1回目の特定遊技区間の特別遊技状態の終了後に遊技状態が特殊状態に移行される場合には、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が1回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして獲得履歴記憶手段3120に記憶される。
詳細には、本実施形態では、獲得履歴記憶手段3120に10回分の特定遊技区間の獲得ポイントを記憶できるように、第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域までの10個の獲得ポイント記憶領域が設けられており、獲得ポイントが記憶されていない獲得ポイント記憶領域のうち序数が最小である獲得ポイント記憶領域に、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が格納される。ここで本実施形態では、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が獲得履歴記憶手段3120に格納される際に、第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域のそれぞれに獲得ポイントが記憶されている場合には、第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域のそれぞれの記憶値を0にリセットしてから、序数が最小である第1獲得ポイント記憶領域に獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が格納される。
例えば11回目の特定遊技区間の特別遊技状態の終了後に遊技状態が特殊状態に移行されて12回目の特定遊技区間が開始される場合には、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が11回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして獲得履歴記憶手段3120に格納されるが、この場合には第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域に1回目から10回目までの特定遊技区間の獲得ポイントが記憶されているため、第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域のそれぞれの記憶値を0にリセットしてから、序数が最小である第1獲得ポイント記憶領域に獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が11回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして格納される。すなわち本実施形態では、獲得履歴記憶手段3120には、前回までの各回の特定遊技区間のうち直近の最大で10回の特定遊技区間の獲得ポイントが記憶される。
こうして、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が1回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして獲得履歴記憶手段3120に記憶され、更に獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が総獲得ポイントカウンタ3122に加算されると、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が初期値である0にリセットされ、連続回数カウンタ3116の記憶値が2回に相当する2に更新される。すると図17(G)に示すように、液晶ディスプレイ32において2回目の特定遊技区間の特殊状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントが初期値である0を示す状態で獲得ポイント表示500が表示される。
そして、2回目の特定遊技区間の特殊状態でも、図17(H)に示すように、特殊状態の演出画像が表示されつつ、特別抽選が行われると液晶ディスプレイ32の表示領域の右上部において縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示され、小当たりが当選して小当たり遊技が実行されると、小当たり遊技において第2大入賞口56に遊技球が進入することにより遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新され、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新される。
そして、図示しないが、2回目の特定遊技区間の特殊状態において大当たりが当選したことに基づいて特別遊技状態が開始されると、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が維持されることにより、2回目の特定遊技区間の特殊状態において更新された獲得ポイントを維持した状態で獲得ポイント表示500が表示され、2回目の特定遊技区間の特別遊技状態の各ラウンドの特別遊技において第1大入賞口50に遊技球が進入することにより遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新され、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新される。そして2回目の特定遊技区間の特別遊技状態における全てのラウンドの特別遊技の実行が完了すると、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が終了することを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、2回目の特定遊技区間の獲得ポイントが表示される。
そして、2回目の特定遊技区間の特殊状態においても16ラウンド確変図柄E、16ラウンド確変図柄I〜16ラウンド確変図柄Kのいずれかが当選していたことにより、2回目の特定遊技区間の特別遊技状態の終了後に遊技状態が特殊状態に移行されると、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が2回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして獲得履歴記憶手段3120に記憶され、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が総獲得ポイントカウンタ3122に加算されると、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が初期値である0にリセットされ、連続回数カウンタ3116の記憶値が3回に相当する3に更新され、液晶ディスプレイ32において3回目の特定遊技区間の特殊状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントが初期値である0を示す状態で獲得ポイント表示500が表示される。
そして、本実施形態では、例えば3回目の特定遊技区間の特殊状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選した場合であっても、3回目の特定遊技区間の特別遊技状態における全てのラウンドの特別遊技の実行が完了すると、図18(A)に示すように、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が終了することを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、3回目の特定遊技区間の獲得ポイントが表示されるが、この場合には、3回目の特定遊技区間の特別遊技状態の終了後に遊技状態が時短状態に移行されても、獲得履歴記憶手段3120の記憶値、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値および連続回数カウンタ3116の記憶値が更新されずに維持され、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値もリセットされずに維持され、図18(B)に示すように、液晶ディスプレイ32において時短状態が開始されることを示す画像が表示されるが、獲得ポイント表示500は表示されない。
そして、時短状態では、図18(C)に示すように、時短状態であることを示す演出画像が表示されつつ、獲得ポイント表示500は表示されず、特別抽選が行われると液晶ディスプレイ32の表示領域の右上部において縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示される。そして時短状態において特別抽選が行われた回数が規定回数に達するまでに大当たりが当選すると、図18(D)に示すように、液晶ディスプレイ32において大当たりが当選したことを示す画像が表示され、遊技状態が特別遊技状態に移行されると、図18(E)に示すように、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、維持されている獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、図18(A)で示した時短状態に移行するまでに更新された獲得ポイントを維持した状態で、獲得ポイント表示500が表示される。
そして、第1ラウンドの特別遊技が実行されると、図18(F)に示すように、特別遊技の演出画像が表示されつつ、特別遊技において第1大入賞口50に遊技球が進入することにより遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新され、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新される。すなわち本実施形態では、例えば3回目の特定遊技区間の特殊状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選し、かつ特別遊技状態の終了後の時短状態において大当たりが当選すると、時短状態において大当たりが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態の獲得ポイントが、3回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして加算される。従ってこの場合には、獲得ポイント表示500には、3回目の特定遊技区間の特殊状態の獲得ポイントと3回目の特定遊技区間の特別遊技状態の獲得ポイントに加え、時短状態において大当たりが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態の獲得ポイントの合計が表示される。
そして、大当たり図柄に応じた全てのラウンドの特別遊技の実行が完了すると、図18(G)に示すように、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が終了することを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、3回目の特定遊技区間の獲得ポイントが再表示される。すなわち、図18(A)で示した3回目の特定遊技区間の獲得ポイントに、時短状態において大当たりが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態の獲得ポイントを加えた獲得ポイントが、3回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして再表示される。
そして、時短状態において16ラウンド確変図柄E、16ラウンド確変図柄I〜16ラウンド確変図柄Kのいずれかが当選していたことにより、3回目の特定遊技区間の特別遊技状態の終了後に遊技状態が特殊状態に移行されると、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が3回目の特定遊技区間の獲得ポイントとして獲得履歴記憶手段3120に記憶され、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が総獲得ポイントカウンタ3122に加算されると、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が初期値である0にリセットされるとともに、連続回数カウンタ3116の記憶値が4回に相当する4に更新され、図18(H)に示すように、液晶ディスプレイ32において4回目の特定遊技区間の特殊状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、獲得ポイントが初期値である0を示す状態で獲得ポイント表示500が表示される。
一方、時短状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選していたことにより、特別遊技状態の終了後に遊技状態が再び時短状態に移行されると、獲得履歴記憶手段3120の記憶値、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値および連続回数カウンタ3116の記憶値が更新されずに維持され、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値もリセットされずに維持されつつ、液晶ディスプレイ32において時短状態が開始されることを示す画像が表示されるが、獲得ポイント表示500は表示されない。そして再び時短状態において大当たりが当選すると、液晶ディスプレイ32において大当たりが当選したことを示す画像が表示され、遊技状態が特別遊技状態に移行されると、液晶ディスプレイ32において特別遊技状態が開始されることを示す画像が表示されるとともに、維持されている獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に基づいて、図18(G)で示した今回の時短状態に移行するまでに更新された獲得ポイントを維持した状態で、獲得ポイント表示500が表示される。
すなわち、本実施形態では、特殊状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選した場合には、特別遊技状態の終了後に遊技状態が時短状態に移行されつつ、連続回数カウンタ3116、獲得ポイントカウンタ3118、獲得履歴記憶手段3120および総獲得ポイントカウンタ3122のそれぞれの記憶値が維持され、時短状態において大当たりが当選すると、時短状態において大当たりが当選したことに基づいて開始された特別遊技状態の獲得ポイントが、時短状態に移行する直前の特定遊技区間の獲得ポイントに加算されるように、獲得ポイントカウンタ3118の更新が再開される。
そして、本実施形態では、時短状態において大当たりに当選せずに特別抽選が行われた回数が規定回数に達することにより、遊技状態が通常状態に移行されると、連続回数カウンタ3116、獲得ポイントカウンタ3118、獲得履歴記憶手段3120および総獲得ポイントカウンタ3122のそれぞれの記憶値が初期値にリセットされる。
このように本実施形態では、1回目の特定遊技区間の開始条件が満たされると、特殊状態において16ラウンド確変図柄E、16ラウンド確変図柄I〜16ラウンド確変図柄Kのいずれかが当選することにより特別遊技状態の終了後に特殊状態に移行されるごとに、新たな回の特定遊技区間が開始され、各回の特定遊技区間において、連続回数カウンタ3116により特定遊技区間の連続回数がカウントされ、獲得ポイントカウンタ3118により各回の特定遊技区間の獲得ポイントがカウントされ、獲得履歴記憶手段3120により前回までの各回の特定遊技区間のうち最大で10回の特定遊技区間の獲得ポイントが記憶され、総獲得ポイントカウンタ3122により1回目から前回までの各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計がカウントされる。そして本実施形態では、特殊状態において16ラウンド通常図柄A〜16ラウンド通常図柄B、2ラウンド通常図柄のいずれかが当選することにより特別遊技状態の終了後に時短状態に移行されると、特定遊技区間が中断されて、連続回数カウンタ3116、獲得ポイントカウンタ3118、獲得履歴記憶手段3120および総獲得ポイントカウンタ3122のそれぞれの記憶値が維持される。そして、時短状態において大当たりが当選して特別遊技状態に移行されると、特定遊技区間が再開されて、獲得ポイントカウンタ3118の更新が再開されるが、時短状態において大当たりに当選せずに通常状態に移行されると、連続回数カウンタ3116、獲得ポイントカウンタ3118、獲得履歴記憶手段3120および総獲得ポイントカウンタ3122のそれぞれの記憶値が初期値にリセットされる。
そして、本実施形態では、2回目以降の特定遊技区間の特殊状態および特別遊技状態では、連続回数カウンタ3116の記憶値および獲得履歴記憶手段3120の記憶値に基づいて、前回までの直近の最大で10回の特定遊技区間の獲得ポイントの履歴である獲得履歴と特定遊技区間の連続回数が表示可能となっており、また、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値に基づいて、1回目から前回までの各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計である前回までの総獲得ポイントが表示可能となっており、遊技者が演出ボタン26を押下する操作を行うごとに、獲得履歴と連続回数も前回までの総獲得ポイントも表示されない非表示状態と、獲得履歴と連続回数が表示される第1表示状態と、前回までの総獲得ポイントが表示される第2表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられるようになっている。
具体的には、本実施形態では、例えば2回目の特定遊技区間の特殊状態では、図19(A)に示すように、液晶ディスプレイ32において、上述したとおり特殊状態の演出画像が表示され、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示され、獲得ポイント表示500に今回の特定遊技区間において更新されている獲得ポイントが表示されるが、獲得表示状態が初期状態として非表示状態に設定され、非表示状態では、液晶ディスプレイ32の表示領域の左上部に、演出ボタン26を押下する操作が行われると獲得履歴と連続回数が表示されることを示す第1操作表示502が表示される。
そして、本実施形態では、非表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると、獲得表示状態が第1表示状態に設定され、第1表示状態では、図19(B)に示すように、特殊状態の演出画像が表示され、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示され、獲得ポイント表示500に今回の特定遊技区間において更新されている獲得ポイントが表示されつつ、四角形の枠内に1回の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504が、液晶ディスプレイ32の表示領域の左中央部に設けられた履歴表示領域506に表示される。
詳細には、第1表示状態では、獲得履歴記憶手段3120の第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域のそれぞれに記憶されている獲得ポイントに基づいて、1個の履歴表示504に1回分の特定遊技区間の獲得ポイントが表示されるようになっており、図19(B)の例では、今回が2回目の特定遊技区間であって、獲得履歴記憶手段3120には第1獲得ポイント記憶領域に1回目の特定遊技区間の獲得ポイントしか記憶されていないため、1回目の特定遊技区間の獲得ポイントが表示された1個の履歴表示504が履歴表示領域506に表示されている。
そして、第1表示状態では、図19(C)に示すように履歴表示領域506に、第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域のそれぞれに対応させて2行5列で最大10個の履歴表示504が表示可能となっており、履歴表示領域506の1行目には、左から順に第1獲得ポイント記憶領域の獲得ポイントを示す履歴表示504から第5獲得ポイント記憶領域の獲得ポイントを示す履歴表示504までの5個の履歴表示504が表示され、履歴表示領域506の2行目には、左から順に第6獲得ポイント記憶領域の獲得ポイントを示す履歴表示504から第10獲得ポイント記憶領域の獲得ポイントを示す履歴表示504までの5個の履歴表示504が表示される。従って図19(C)の例では、10個の履歴表示504が表示されていることにより、獲得履歴として1回目から10回目までの特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが表示され、連続回数として前回までに10回の特定遊技区間が繰り返され、今回が11回目の特定遊技区間であることが表示されている。
そして、12回目の特定遊技区間の特殊状態では、1回目から10回目までの特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが格納された第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域の記憶値が0にリセットされてから、第1獲得ポイント記憶領域に11回目の特定遊技区間の獲得ポイントが記憶されているため、獲得表示状態が第1表示状態に設定されると、図20(A)に示すように、履歴表示領域506の1行目の左端に11回目の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504が表示される。そして本実施形態では、1回目から10回目までの特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが表示された10個の履歴表示504が表示されなくなる代わりに、履歴表示領域506の上方に「チャンスタイム×10」というように、履歴表示504により表示されない特定遊技区間の連続回数である省略連続回数が10回であることを示す省略連続回数表示508が表示される。これにより図20(A)の例では、1個の履歴表示504と、省略連続回数が10回であることを示す省略連続回数表示508が表示されていることにより、獲得履歴として11回目の特定遊技区間の獲得ポイントが表示され、連続回数として今回が12回目の特定遊技区間であることが表示されている。
詳細には、本実施形態では、連続回数カウンタ3116の記憶値に基づいて、1回目から11回目までの特定遊技区間では、省略連続回数表示508が表示されず、12回目から21回目までの特定遊技区間では、省略連続回数が10回であることを示す省略連続回数表示508が表示され、22回目から31回目までの特定遊技区間では、省略連続回数が20回であることを示す省略連続回数表示508が表示されというように、第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域の記憶値が0にリセットされるごとに省略連続回数表示508が更新される。
従って、21回目の特定遊技区間の特殊状態では、獲得表示状態が第1表示状態に設定されると、図20(B)に示すように、履歴表示領域506に11回目の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504から20回目の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504までの10個の履歴表示504が表示され、履歴表示領域506の上方に「チャンスタイム×10」というように省略連続回数が10回であることを示す省略連続回数表示508が表示される。これにより図20(B)の例では、10個の履歴表示504と、省略連続回数が10回であることを示す省略連続回数表示508が表示されていることにより、獲得履歴として11回目から20回目までの特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが表示され、連続回数として前回までに20回の特定遊技区間が繰り返され、今回が21回目の特定遊技区間であることが表示されている。
そして、22回目の特定遊技区間の特殊状態では、11回目から20回目までの特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが格納された第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域の記憶値が0にリセットされてから、第1獲得ポイント記憶領域に21回目の特定遊技区間の獲得ポイントが記憶されているため、獲得表示状態が第1表示状態に設定されると、図20(C)に示すように、履歴表示領域506の1行目の左端に21回目の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504が表示され、履歴表示領域506の上方に「チャンスタイム×20」というように省略連続回数が20回であることを示す省略連続回数表示508が表示される。これにより図20(C)の例では、1個の履歴表示504と、省略連続回数が20回であることを示す省略連続回数表示508が表示されていることにより、獲得履歴として21回目の特定遊技区間の獲得ポイントが表示され、連続回数として前回までに21回の特定遊技区間が繰り返され、今回が22回目の特定遊技区間であることが表示されている。
また、本実施形態では、2回目以降の特定遊技区間の特別遊技状態では、図示しないが、液晶ディスプレイ32において、上述したとおり特別遊技の演出画像が表示され、獲得ポイント表示500に今回の特定遊技区間において更新されている獲得ポイントが表示されつつ、非表示状態では第1操作表示502が表示され、非表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると、獲得表示状態が第1表示状態に設定され、第1表示状態では、特別遊技の演出画像が表示され、獲得ポイント表示500に今回の特定遊技区間において更新されている獲得ポイントが表示されつつ、上述した特殊状態と同様に、履歴表示504あるいは省略連続回数表示508が表示される。
なお、本実施形態では、92回目から101回目までの特定遊技区間では、省略連続回数が90回であることを示す省略連続回数表示508が表示されるが、102回目以降の特定遊技区間では、「チャンスタイム×99」というように、省略連続回数が99回以上であることを示す省略連続回数表示508が表示される。
このように、本実施形態では、獲得表示状態が第1表示状態である場合には、2回目から11回目までの特定遊技区間では、1個から10個の履歴表示504が表示されることにより、獲得履歴として1回目から10回目の特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが表示されるとともに、連続回数として今回が2回目から11回目の特定遊技区間のいずれであるかが表示される。そして、12回目から21回目までの特定遊技区間では、1個から10個の履歴表示504が表示されるとともに、省略連続回数が10回であることを示す省略連続回数表示508が表示されることにより、獲得履歴として11回目から20回目の特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが表示されるとともに、連続回数として今回が12回目から21回目の特定遊技区間のいずれであるかが表示される。また、22回目から31回目までの特定遊技区間では、1個から10個の履歴表示504が表示されるとともに、省略連続回数が20回であることを示す省略連続回数表示508が表示されることにより、獲得履歴として21回目から30回目の特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが表示されるとともに、連続回数として今回が22回目から31回目の特定遊技区間のいずれであるかが表示される。
すなわち、本実施形態では、11回目までの特定遊技区間では、1回目から前回までの全ての特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが履歴表示504により表示されることにより獲得履歴と連続回数が表示されるようにし、12回目以降の特定遊技区間では、1回目から前回までの全ての特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが履歴表示504により表示されるようにすると、履歴表示504の数が多すぎて遊技者が獲得履歴と連続回数を把握しにくくなるし、履歴表示領域506に限界があるため、前回までの各回の特定遊技区間のうち直近の最大で10回の特定遊技区間のそれぞれの獲得ポイントが履歴表示504により表示されるとともに、省略連続回数表示508が表示されることにより、一部の獲得履歴と連続回数が表示されるようにしている。
また、本実施形態では、獲得表示状態が第1表示状態である場合には、図19(B)〜図20(C)で示したように、履歴表示領域506の上方に、演出ボタン26を押下する操作が行われると前回までの総獲得ポイントが表示されることを示す第2操作表示510が表示される。すなわち、図19(A)で示した第1操作表示502が表示される位置と同一の位置に第2操作表示510が表示される。
そして、本実施形態では、第1表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると、獲得表示状態が第2表示状態に設定され、第2表示状態では、例えば2回目以降の特定遊技区間の特殊状態である場合には、図21に示すように、特殊状態の演出画像が表示され、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示され、獲得ポイント表示500に今回の特定遊技区間において更新されている獲得ポイントが表示されつつ、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値に基づいて、1回目から前回までの各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計である前回までの総獲得ポイントを示す総獲得ポイント表示512が表示される。
また、本実施形態では、獲得表示状態が第2表示状態である場合には、図21に示すように、総獲得ポイント表示512の上方に、演出ボタン26を押下する操作が行われると前回までの総獲得ポイントが非表示となることを示す第3操作表示514が表示される。すなわち、図19(A)で示した第1操作表示502が表示される位置および図19(B)等で示した第2操作表示510が表示される位置と同一の位置に第3操作表示514が表示される。そして第2表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると、獲得表示状態が非表示状態に設定される。
また、2回目以降の特定遊技区間の特別遊技状態では、獲得表示状態が第2表示状態である場合には、図示しないが、液晶ディスプレイ32において、上述したとおり特別遊技の演出画像が表示され、獲得ポイント表示500に今回の特定遊技区間において更新されている獲得ポイントが表示されつつ、上述した特殊状態と同様に、前回までの総獲得ポイントを示す総獲得ポイント表示512が表示されるとともに第3操作表示514が表示され、第2表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると、獲得表示状態が非表示状態に設定される。
こうして、本実施形態では、2回目以降の特定遊技区間の特殊状態および特別遊技状態では、遊技者が演出ボタン26を押下する操作を行うごとに、非表示状態と第1表示状態と第2表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられるようにしつつ、非表示状態では、履歴表示504あるいは省略連続回数表示508および総獲得ポイント表示512は表示されないようにして、特殊状態の演出画像あるいは特別遊技の演出画像の視認性を損なわないようにし、第1表示状態では、履歴表示504あるいは省略連続回数表示508は表示されるが総獲得ポイント表示512は表示されないようにして、遊技者が獲得履歴と特定遊技区間の連続回数を把握しやすいようにし、第2表示状態では、総獲得ポイント表示512は表示されるが履歴表示504あるいは省略連続回数表示508は表示されないようにして、遊技者が前回までの総獲得ポイントを把握しやすいようにしている。
以下では、履歴表示504等を表示することに関連して演出制御手段300が行う処理の流れを、フローチャートを用いて説明する。本実施形態では演出制御手段300は、図22に示すように、1回目の特定遊技区間の開始時に行われる開始時処理では、まず1回目の特定遊技区間の開始条件が満たされると(ステップS100でY)、サブメモリ310において特定遊技区間フラグをON状態に設定し(ステップS102)、連続回数カウンタ3116の記憶値に1を設定し(ステップS104)、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に0を設定し(ステップS106)、獲得履歴記憶手段3120の値に0を設定し(ステップS108)、総獲得ポイントカウンタ3122の値に0を設定する(ステップS110)。
そして、図23に示す獲得ポイント更新処理では、第1大入賞口50または第2大入賞口56に遊技球が進入することにより遊技球が払い出されたことを示す払出信号を受信すると(ステップS120)、特定遊技区間フラグがON状態に設定されている場合に(ステップS122でY)、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値に1を加算する(ステップS124)。
また、図24に示す獲得履歴等更新処理では、全ラウンドの特別遊技の実行が完了した場合に(ステップS130でY)、特定遊技区間フラグがON状態に設定されている場合であって(ステップS132でY)、遊技状態が特殊状態に移行される場合には(ステップS134でY)、表示中の履歴表示504が10個であるか、すなわち獲得履歴記憶手段3120の第1獲得ポイント記憶領域〜第10獲得ポイント記憶領域のそれぞれに獲得ポイントが記憶されているか否かを判断する(ステップS136)。
そして、表示中の履歴表示504が10個である場合には(ステップS136でY)、獲得履歴記憶手段3120の記憶値を0にリセットしてから(ステップS138)、獲得履歴記憶手段3120の序数が最小である獲得ポイント記憶領域に獲得ポイントカウンタ3118の記憶値を記憶させる(ステップS140)。一方、表示中の履歴表示504が10個でない場合には(ステップS136でN)、獲得履歴記憶手段3120の記憶値を0にリセットせずに、獲得履歴記憶手段3120の序数が最小である獲得ポイント記憶領域に獲得ポイントカウンタ3118の記憶値を記憶させる(ステップS140)。
そして、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値に獲得ポイントカウンタ3118の記憶値を加算すると(ステップS142)、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値を0にリセットし(ステップS144)、連続回数カウンタ3116の記憶値に1を加算する(ステップS146)。
また、図25に示す連続する特定遊技区間の終了時に行われる終了時処理では、時短状態から通常状態に移行された場合に(ステップS150でY)、特定遊技区間フラグがON状態に設定されている場合には(ステップS152でY)、連続回数カウンタ3116、獲得ポイントカウンタ3118、獲得履歴記憶手段3120、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値をリセットし(ステップS154)、特定遊技区間フラグをOFF状態に設定する(ステップS156)。
また、図26に示す獲得表示状態移行処理では、獲得履歴記憶手段3120に獲得履歴として1回目の特定遊技区間の獲得ポイントが記憶されると(ステップS160でY)、獲得表示状態を非表示状態に設定し(ステップS162)、非表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると(ステップS164でY)、獲得表示状態を第1表示状態に設定し(ステップS166)、第1表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると(ステップS168でY)、獲得表示状態を第2表示状態に設定し(ステップS170)、第2表示状態で演出ボタン26を押下する操作が行われると(ステップS172でY)、獲得表示状態を非表示状態に復帰させる(ステップS162)。
また、図27(A)に示す非表示状態において行われる非表示状態処理では、第1操作表示502を表示させる(ステップS180)。
また、図27(B)に示す第1表示状態において行われる第1表示状態処理では、第2操作表示510を表示させ(ステップS190)、獲得履歴記憶手段3120の記憶値に基づいて履歴表示504を表示させ(ステップS192)、連続回数カウンタ3116の記憶値に基づいて省略連続回数表示508を表示させる(ステップS194)。
また、図27(C)に示す第2表示状態において行われる第2表示状態処理では、第3操作表示514を表示させ(ステップS200)、総獲得ポイントカウンタ3122の記憶値に基づいて総獲得ポイント表示512を表示させる(ステップS202)。
4.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する制御手法として適宜組み合わせて採用することができる。
まず、上記実施形態では、第1表示状態では、1個から10個の履歴表示504が表示されることにより直近の最大で10回の特定遊技区間の履歴表示504あるいは省略連続回数表示508が表示される例を挙げて説明したが、第1表示状態では、例えば1個から8個の履歴表示504が表示されることにより直近の最大で8回の特定遊技区間の履歴表示504が表示されるとともに、獲得履歴記憶手段3120の記憶値が0にリセットされた回数に対応するリセット回数表示が表示されるようにしてもよい。すなわち、8回の特定遊技区間をひとまとまりとして、リセット回数表示により省略連続回数が何回であるかが表示されるようにしてもよい。この場合には、例えば23回目の特定遊技区間では、6個の履歴表示504が表示されつつ、獲得履歴記憶手段3120の記憶値が0にリセットされた回数が2回であることを示すリセット回数表示が表示されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、12回目以降の特定遊技区間でも、1個から10個の履歴表示504が表示される例を挙げて説明したが、12回目以降の特定遊技区間では、常に直近の10回の特定遊技区間の履歴表示504が表示されるようにしてもよい。そしてこの場合には、12回目以降の特定遊技区間では、省略連続回数表示508が1回の特定遊技区間が終了するごとに更新されるようにしてもよい。例えば23回目の特定遊技区間では、直近の10回の特定遊技区間の獲得ポイントを示す10個の履歴表示504が表示されつつ、省略連続回数が12回であることを示す省略連続回数表示508が表示されるようにしてもよい。
また、上記実施形態および変形例では、第1表示状態において、履歴表示504と省略連続回数表示508あるいはリセット回数表示が表示される例を挙げて説明したが、非表示状態と第1表示状態と第2表示状態と第3表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられるようにし、第1表示状態において履歴表示504が表示され、第2表示状態において省略連続回数表示508あるいはリセット回数表示が表示され、第3表示状態において総獲得ポイント表示512が表示されるようにしてもよい。
また、上記実施形態および変形例では、第1表示状態において、履歴表示504とともに履歴表示504により表示されない特定遊技区間の連続回数である省略連続回数を示す省略連続回数表示508が表示される例を挙げて説明したが、前回までの特定遊技区間の連続回数をそのまま示す連続回数表示が表示されるようにし、第1表示状態において履歴表示504とともに連続回数表示が表示されるようにしてもよいし、第2表示状態において総獲得ポイント表示512とともに連続回数表示が表示されるようにしてもよいし、第2表示状態において連続回数表示が表示されるようにするとともに第3表示状態において総獲得ポイント表示512が表示されるようにしてもよい。
また、上記実施形態および変形例では、履歴表示領域506に表示可能な履歴表示504の数に対応させて、獲得履歴記憶手段3120に10個の獲得ポイント記憶領域が設けられている例を挙げて説明したが、履歴表示領域506に表示可能な履歴表示504の数よりも多い数の獲得ポイント記憶領域が獲得履歴記憶手段3120に設けられているようにしてもよい。
また、上記実施形態および変形例では、前回までの直近の最大で10回の特定遊技区間の獲得ポイントの履歴である獲得履歴と特定遊技区間の連続回数が表示可能となっており、前回までの各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計である前回までの総獲得ポイントが表示可能となっている例を挙げて説明したが、今回までの直近の最大で10回の特定遊技区間の獲得ポイントの履歴である獲得履歴と特定遊技区間の連続回数が表示可能となっており、今回までの各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計である今回までの総獲得ポイントが表示可能となっているようにしてもよい。この場合には、今回の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504と、総獲得ポイント表示512は、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値の更新に応じて更新されて表示される。
また、上記実施形態では、各回の特定遊技区間の特殊状態における小当たり遊技と特別遊技状態における特別遊技により払い出された遊技球の数を獲得ポイントとしてカウントし、1回の特定遊技区間の獲得ポイントを示す履歴表示504や、1回目から前回までの各回の特定遊技区間の獲得ポイントの合計を示す総獲得ポイント表示512が液晶ディスプレイ32において表示される例を挙げて説明したが、各回の特定遊技区間の特殊状態における小当たり遊技により払い出された遊技球の数を獲得ポイントとしてカウントするが、各回の特定遊技区間の特別遊技状態における特別遊技により払い出された遊技球の数を獲得ポイントとしてカウントせずに、1回の特定遊技区間において小当たり遊技により払い出された遊技球の数に対応する獲得ポイントを示す履歴表示や、1回目から前回までの各回の特定遊技区間において小当たり遊技により払い出された遊技球の数に対応する獲得ポイントの合計を示す総獲得ポイント表示が液晶ディスプレイ32において表示されるようにしてもよい。
また、各回の特定遊技区間の特殊状態における小当たり遊技により払い出された遊技球に加え、いずれかの入賞口に遊技球が進入することにより払い出された遊技球の数を獲得ポイントとしてカウントし、1回の特定遊技区間において小当たり遊技あるいはいずれかの入賞口に遊技球が進入することにより払い出された遊技球の数に対応する獲得ポイントを示す履歴表示や、1回目から前回までの各回の特定遊技区間において小当たり遊技あるいはいずれかの入賞口に遊技球が進入することにより払い出された遊技球の数に対応する獲得ポイントの合計を示す総獲得ポイント表示が液晶ディスプレイ32において表示されるようにしてもよい。
また、各回の特定遊技区間の特殊状態において小当たりの当選回数をカウントし、1回の特定遊技区間における小当たりの当選回数を示す履歴表示や、1回目から前回までの各回の特定遊技区間における小当たりの当選回数の合計を示す総当選回数表示が液晶ディスプレイ32において表示されるようにしてもよい。そしてこの場合には、小当たりの当選回数を示す表示は、小当たりの当選回数をそのまま表示するようにしてもよいし、例えば10回の小当たりの当選を1セットとして表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、小当たり遊技によって遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新されるとともに、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新される例を挙げて説明したが、小当たり遊技によって遊技球が払い出されるごとに、獲得ポイントカウンタ3118の記憶値が更新されるが、ただちに獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントは更新されず、例えば10回の小当たりの当選を1セットとして、小当たりの当選回数が10回となるごとに、獲得ポイント表示500が示す獲得ポイントが更新されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各回の特定遊技区間の特殊状態では、図17(B)で示したように、特別抽選が行われると液晶ディスプレイ32の表示領域の右上部において縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示され、小当たりが当選した場合には、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が小当たりに対応する態様で停止表示される例を挙げて説明したが、各回の特定遊技区間の特殊状態では、特別抽選が行われると、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364に加え、液晶ディスプレイ32の表示領域の下部において、特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄が変動表示され、小当たりが当選した場合には、特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄が、小当たりに対応する同一の態様で停止表示され、大当たりが当選した場合には、特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄が、大当たりに対応する同一の態様で停止表示され、ハズレとなった場合には、特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄が、ハズレに対応する態様で停止表示されるようにしてもよい。
ここで、特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄は、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示されるタイミングと同一のタイミングで変動表示され、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が停止表示されるタイミングと同一のタイミングで停止表示されるようにしてもよいし、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が変動表示されるタイミングとは異なるタイミングで変動表示され、縮小左演出図柄360、縮小中演出図柄362および縮小右演出図柄364が停止表示されるタイミングとは異なるタイミングで停止表示されるようにしてもよい。
例えば、各回の特定遊技区間の特殊状態では、特別抽選が行われるタイミングとは無関係に特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄の変動表示および停止表示が繰り返され、大当たりまたは小当たりが当選しない間は特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄がハズレに対応する態様で停止表示され、小当たりが当選すると特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄が小当たりに対応する態様で停止表示され、大当たりが当選すると、特殊左演出図柄、特殊中演出図柄および特殊右演出図柄が大当たりに対応する態様で停止表示されるようにしてもよい。
また、上記実施形態および変形例では、各回の特定遊技区間が特殊状態と特別遊技状態を含む例を挙げて説明したが、通常状態において16ラウンド確変図柄Eが当選したことに基づいて特別遊技状態が開始される場合には、かかる初当たりの特別遊技状態も1回目の特定遊技区間に含まれるようにしてもよい。そしてこの場合には、初当たりの特別遊技状態の開始時に、連続回数カウンタ3116に、特定遊技区間の連続回数として1回に相当する値が書き込まれ、獲得ポイントカウンタ3118と獲得履歴記憶手段3120と総獲得ポイントカウンタ3122に、初期値である0に相当する値が書き込まれ、初当たりの特別遊技状態から獲得ポイントカウンタ3118の更新が開始され、初当たりの特別遊技状態が終了しても獲得ポイントカウンタ3118の記憶値がリセットされずに、初当たりの特別遊技状態の終了後の特殊状態においても獲得ポイントカウンタ3118の更新が継続されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、特定遊技区間の特殊状態または特別遊技状態において、獲得表示状態の切り替えが有効化され、非表示状態と第1表示状態と第2表示状態と第3表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられる例を挙げて説明したが、特定遊技区間の特別遊技状態の終了後の時短状態では、特定遊技区間の特殊状態および特別遊技状態と同様に、獲得表示状態の切り替えが有効化され、非表示状態と第1表示状態と第2表示状態と第3表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられるようにしてもよいし、特定遊技区間の特殊状態および特別遊技状態とは異なり、獲得表示状態の切り替えが無効化され、非表示状態と第1表示状態と第2表示状態と第3表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられないようにしてもよい。
また、上記実施形態では、特定遊技区間では特殊状態と特別遊技状態を区別する演出が実行される例を挙げて説明したが、特定遊技区間では特殊状態と特別遊技状態を区別しない演出が実行されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、遊技者が演出ボタン26を押下する操作を行うごとに、獲得履歴と連続回数も前回までの総獲得ポイントも表示されない非表示状態と、獲得履歴と連続回数が表示される第1表示状態と、前回までの総獲得ポイントが表示される第2表示状態の間で獲得表示状態が切り替えられる例を挙げて説明したが、遊技者が演出ボタン26を押下する操作を行うごとに、複数のBGMのうちスピーカー14に出力させるBGMが切り替えられたり、実行される演出の種類が異なる複数の演出モードのうち選択中の演出モードが切り替えられたりするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、大当たりに当選すると、通過ゲート48を遊技球が通過しなくても特別遊技が開始される例を挙げて説明したが、大当たりに当選すると、通過ゲート48を遊技球が通過したことを条件に特別遊技が開始されるようにしてもよい。このようにすれば、遊技者が右打ちを開始してから特別遊技が開始されるようにすることができる。
また、上記実施形態では、遊技球が移動する遊技領域を備え、遊技者の操作に応じて遊技領域に遊技球を発射するぱちんこ遊技機に本発明を適用した例を説明したが、外周面に図柄が配列されている複数のリールを備え、遊技ごとに遊技者の操作に応じて抽選を行い、複数のリールを回転させ、抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる回胴式遊技機(パチスロ遊技機)に本発明を適用してもよい。
2 外枠、4 遊技領域、6 遊技盤、8 ガラスユニット、10 前枠、
12 前枠ランプ、14 スピーカー、16 上皿、18 払出口、
20 グリップユニット、22 供給口、24 下皿、26 演出ボタン、
28 外レール、30 内レール、32 液晶ディスプレイ、34 ディスプレイ枠、
36 演出ユニット、38 ディスプレイ枠ランプ、40 開口、42 左通路、
44 ステージ、46 第1始動入賞口、48 通過ゲート、50 第1大入賞口、
51 第1特別役物、52 右通路、53 第2始動入賞口、54 可動部材、
55 普通役物、56 第2大入賞口、57 第2特別役物、62 アウト口、
70 状態表示部、72 普通図柄表示部、74 普通保留表示部、
76 第1特別図柄表示部、78 第1特別保留表示部、80 第2特別図柄表示部、
82 第2特別保留表示部、84 遊技状態表示部、100 メイン基板、
102 サブ基板、104 通過ゲートセンサ、106 第1始動入賞口センサ、
108 第2始動入賞口センサ、110 第1大入賞口センサ、
112 第2大入賞口センサ、116 払出センサ、
120 状態表示駆動装置、122 普通役物駆動装置、
124 第1特別役物駆動装置、126 第2特別役物駆動装置、
130 払出装置、150 演出ボタンスイッチ、170 演出表示装置、
172 音響装置、174 演出物駆動装置、176 演出装置、
210 乱数発生手段、220 普通抽選手段、222 普通表示制御手段、
224 普通役物制御手段、230 特別抽選手段、240 特別表示制御手段、
250 遊技状態移行制御手段、260 特別遊技実行手段、
262 小当たり遊技実行手段、270 払出制御手段、280 通信制御手段、
290 メインメモリ、2910 抽選テーブル記憶手段、
2912 普通乱数記憶手段、2914 特別乱数記憶手段、
2916 フラグ記憶手段、2930 規定回数カウンタ、
2931 確変回数カウンタ、2932 時短終了判定カウンタ、
2933 ラウンドカウンタ、2934 開放タイマー、2936 大入賞数カウンタ、
300 演出制御手段、310 サブメモリ、3110 演出データ記憶手段、
3112 演出抽選テーブル記憶手段、
350 左演出図柄、352 中演出図柄、354 右演出図柄、
360 縮小左演出図柄、362 縮小中演出図柄、364 縮小右演出図柄、
500 獲得ポイント表示、502 第1操作表示、504 履歴表示、
506 履歴表示領域、508 省略連続回数表示、510 第2操作表示、
512 総獲得ポイント表示、514 第3操作表示

Claims (2)

  1. 当選または不当選を決定する抽選を行い、前記抽選の結果に応じて遊技を進行させる遊技制御手段と、
    前記抽選の結果に応じて演出を実行する演出制御手段を備えた遊技機であって、
    前記遊技制御手段は、
    複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させ、
    前記演出制御手段は、
    遊技状態が特定の遊技状態である場合に、前記特定の遊技状態に関する複数の情報に対応する複数の特定情報表示のいずれかを演出表示手段に表示可能となっており、操作手段の操作に応じて前記演出表示手段に表示させる前記特定情報表示を切り替えることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1において、
    前記遊技制御手段は、
    小当たりの当選または不当選を決定する抽選を行い、小当たりが当選した場合に小当たり遊技を行い、小当たり遊技の結果に応じて遊技媒体を遊技者に払い出し、
    前記演出制御手段は、
    小当たりに関する情報に対応する前記特定表示情報表示を前記演出表示手段に表示可能となっていることを特徴とする遊技機。
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