JP2019170094A - 送電装置、送電方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本来送電対象ではない受電装置に送電のための処理を行うという不必要な処理を行ってしまう場合があった。【解決手段】 本発明は、送電装置であって、無線で送電する送電手段と、他の送電装置を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記他の送電装置の情報とは異なる、前記送電装置の情報を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記送電装置の情報を伝送するために変調した第1送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信した場合、前記第1送電より大きい電力を送電するための第2送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信しない場合、前記第2送電を制限する制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図3
Description
本発明は無線電力伝送に関する。
近年、無線電力伝送システムの技術開発は広く行われている。特許文献1では、受電装置が送電装置の送電可能な範囲(以後、送電範囲)に存在することを、送電アンテナのインピーダンス変化により送電装置が検出し、送電装置と受電装置間の通信によって送電電力を決定し、送電を行う技術が提案されている。
しかし、送電装置の送電可能な範囲に比べて通信可能な範囲が広い場合、送電装置は、送電可能な範囲に存在しない受電装置と通信接続し、送電を行い得る。このような送電は、非効率であるとともに、送電装置は、本来送電対象ではない受電装置に送電のための処理を行うという不必要な処理を行ってしまう場合があった。
本発明は、送電装置であって、
無線で送電する送電手段と、
他の送電装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記他の送電装置の情報とは異なる、前記送電装置の情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記送電装置の情報を伝送するために変調した第1送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信した場合、前記第1送電より大きい電力を送電するための第2送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信しない場合、前記第2送電を制限するよう前記送電手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
無線で送電する送電手段と、
他の送電装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記他の送電装置の情報とは異なる、前記送電装置の情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記送電装置の情報を伝送するために変調した第1送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信した場合、前記第1送電より大きい電力を送電するための第2送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信しない場合、前記第2送電を制限するよう前記送電手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、不必要な送電のための処理を抑制することができる。
本実施形態に係る無線電力伝送システムを図1に示す。なお、本実施形態に係る無線電力伝送システムは、磁界共鳴方式、電磁誘導方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した電力伝送方式のうちの何れかを用いるものとして説明を行うが、他の方式を用いてもよい。
図1において、無線電力伝送システムは、第1送電装置101−1、第2送電装置101−2、第1受電装置102−1および第2受電装置102−2を有する。第1送電装置101−1および第2送電装置101−2を区別する必要がない場合は、送電装置101として以降説明する。同様に、第1受電装置102−1および第2受電装置102−2を区別する必要がない場合は、受電装置102として以降説明する。また、無線電力伝送システムは、ネットワークゲートウェイ装置105(以降GW105と称する)、無線LANアクセスポイント104(以降AP104と称する)を有する。第1送電装置101−1、第2送電装置101−2、GW105及びAP104は、有線LAN103を介して接続している。なお、これらは無線LAN、Bluetooth(登録商標)など他のネットワークを介して接続されてもよい。図1に示したシステム構成は一例に過ぎず、例えば、送電装置101の数が2以外であってもよく、また、受電装置102の数も、2以外であってもよい。また、無線電力伝送システムは、GW105及びAP104を有さなくてもよいし、他の装置を有していてもよい。
送電装置101は、無線で電力を送る送電装置である。受電装置102は、無線で送られた電力を受ける受電装置である。GW105は、通信手順(プロトコル)が異なる二者間やネットワーク間の通信を中継する。AP104は、無線LANを構築し、有線LAN103と無線LANとの通信を中継する。
本実施形態における無線電力伝送システムにおいて、送電装置101と受電装置102との間で、認証を行うための通信や無線電力伝送を制御するための制御情報を通信する。以下、装置間での電力の受け渡しは、送電、受電または電力伝送(無線電力伝送)と表現し、装置間での認証のためのやり取りや制御情報のやり取りは、単に通信(無線通信)と表現する。
続いて、送電装置101と受電装置102の構成について図2を用いて説明を行う。送電装置101は、制御部201、記憶部202、通信部203及び送電部204を有する。制御部201は、送電装置101全体を制御する。制御部201の一例はROM及びRAMなどのメモリを備えるCPU(Central Processing Unit)である。制御部201は、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する。なお、制御部201は、専用のハードウェアにより実現されてもよい。専用のハードウェアの一例は、ASICやFPGAである。
記憶部202は、ハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブなどの記憶媒体により構成され、様々な情報を記憶する。通信部203は、有線LANで通信するためのハードウェアである。また、通信部203は、IEEE802.11規格に準拠した無線通信やBluetooth(登録商標)に準拠した無線通信を行うためのハードウェアであってもよい。送電部204は、入力される直流又は交流電力を伝送帯の交流周波数に変換し、送電アンテナを介して受電装置に受電させるための電界や磁界を発生させる。また、送電部204は、出力する電力信号を変調し、情報を伝送することができる。
受電装置102は、制御部205、記憶部206、通信部207、受電部208及び検出部209を有する。制御部205は、受電装置102全体を制御する。制御部201の一例はROM及びRAMなどのメモリを備えるCPUである。制御部205は、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する。なお、制御部205、は、専用のハードウェアにより実現されてもよい。専用のハードウェアの一例は、ASICやFPGAである。
記憶部206は、ハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブなどの記憶媒体により構成され、様々な情報を記憶する。通信部207は、IEEE802.11規格に準拠した無線通信を行うためのアンテナやチップにより構成される。なお、通信部207は、Bluetooth(登録商標)や他の通信規格に準拠した無線通信を行うためのハードウェアであってもよい。
受電部208は、送電装置101からの電界または磁界を受けた受電アンテナが起電することにより、電力を受ける。受電部208は、変調された電力信号を受けた場合、復調し、情報を抽出することができる。また、受電部208は、負荷変調により、送電装置101に情報を伝送することができてもよい。受電部208は、受電アンテナに起電された交流電圧を、直流電圧に変換(整流)する。受電部208は、直流に変換した直流電圧を、バッテリなどの負荷へ供給する。検出部209は、送電装置101からの送電を検出することにより、受電装置102が送電装置101上に置かれたことを検出する。また、検出部209は、加速度センサ、光センサまたは近接センサなどにより構成され、センサの出力に基づいて受電装置102が送電装置101上に置かれたことを検出してもよい。
以上の構成を有する無線電力伝送システムの動作について説明する。無線電力伝送システムの動作を示すシーケンスを図3に示す。
送電装置101及び受電装置102は、ネットワークに接続すると(S301)、ネットワーク上に存在する機器の情報を収集する(S302)。なお、図3において送電装置101のS301及びS302の処理についての記載は省略している。S302におけるネットワーク上に存在する機器の情報収集は、UPnP(Universal Plug and Play)プロトコルにより行われてもよい。UPnPは、UPnPをサポートする機器間で機器情報を交換するためのプロトコルである。UPnPは、TCP/IPプロトコル上で動作するため、LANの媒体が有線LANであっても無線LANであってもTCP/IPで通信が出来れば、通信可能である。したがって、無線電力伝送システムは、AP104が構築する無線LANおよび有線LANをまたいでUPnPのメッセージをやり取りすることが可能である。
また、GW105は、UPnPのメッセージを、有線LAN103以外の他のネットワークに中継しないでブロックする。したがって、送電装置101と受電装置102は、遠方に存在するネットワーク上の機器情報まで取得することが低減される。例えば、インターネットにGW105を設置する場合、ローカルネットワークからのUPnPのメッセージをインターネットにGW105は中継することがなく、ローカルネットワーク内の機器間のみでUPnPのメッセージのやり取りが可能となる。
S302において、送電装置101及び受電装置102は、例えば、機器情報要求メッセージであるUPnPのDevice Discoveryコマンドを用いて、ネットワーク上に存在する機器の情報を収集する。送電装置101及び受電装置102は、機器情報要求メッセージを受信した場合、自身の機器情報を返信することで通知する(S303、S304)。ここで、機器情報要求メッセージに対する応答として送信される機器情報には、装置の識別情報、対応する無線電力伝送に規格やバージョン、送電装置/受電装置の種別、送電状況及び受電装置であれば受電状況のうち少なくともいずれか一つが含まれる。
また、送電装置101は、接続するネットワークにおいて機器情報の収集結果に基づき他の送電装置を検出すると、送電装置間で重複しない固有情報についてネゴシエーションを行う(S1101)。ここで、固有情報とは、接続するネットワーク上で装置ごとに異なり、固有となる情報である。また、固有情報とは、接続するネットワーク上で装置ごとに異なるユニークな識別情報であってもよい。S1101において行われるネゴシエーションにおいて、送電装置101は、例えば、生成した乱数を固有情報とし、この数値が他の送電装置と重複するか否かを判断してもよい。また、送電装置101は、生成した乱数に基づき固有情報を生成してもよい。また、送電装置101は、生成した固有情報を他の送電装置に通知し、他の送電装置に重複があるか否かを問い合わせてもよい。また、送電装置101は、他の送電装置の固有情報を取得し、これと重複しない固有情報を生成してもよい。また、送電装置101は、ランダムに生成した文字または数値などの情報が他の送電装置の固有情報を一致するか否かを判定し、一致しない場合、当該ランダムに生成した情報を固有情報と設定してもよい。また、S1101におけるネゴシエーションを行うことなく、例えば、MACアドレスなど一意に識別可能な識別情報を固有情報として用いてもよい。
送電装置101及び受電装置102は、収集した機器情報から、同じ方式の無線電力伝送に対応する機器のリストを生成する。生成されるリストの一例を図5に示す。図5に示すリストには、取得した機器情報に示される装置の識別情報と対応付けて送電状況または受電状況が記載される。図5(a)に、第1送電装置101−1と第2送電装置101−2のみがネットワークに接続している場合の第1送電装置101−1と第2送電装置101−2とに保持されるリストの一例を示す。続いて、第2受電装置102−1がネットワークへ接続すると、無線電力伝送対応機器リストは図5(b)に示す内容に更新される。図5(b)に示すリストは、第1送電装置101−1、第2送電装置101−2および第2受電装置102−1がネットワークへ接続されているがいずれの装置も送電または受電を行っていないことを示す。
続いて、受電装置102が送電装置101上に置かれると、受電装置102の検出部209は送電装置101からの検出信号を検出する。検出信号は、受電装置102に送電装置101を検出させるための微弱な電力の送電である。また、受電装置102は、センサの出力結果に基づいて受電装置102と送電装置101との近接を検出してもよい。また、送電装置101が、受電装置102と送電装置101との近接を検出してもよい。送電装置101は、出力した検出信号の受電装置102による受電に応じた送電部204のインピーダンスの変化により受電装置102と送電装置101との近接を検出してもよい。また、送電装置101は、加速度センサ、光センサまたは近接センサなどを有し、センサの出力に基づいて受電装置102と送電装置101との近接を検出してもよい。
受電装置102は、検出部209によって送電装置101上への載置を検出すると、送電装置101上に置かれたことを示す載置検出メッセージをネットワーク上にブロードキャストで通知する(S305)。なお、送電装置101が受電装置102を検出した場合、載置検出メッセージは、送電装置101によりネットワーク上にブロードキャストで通知されてもよい。
送電装置101は、受電装置102から載置検出メッセージを受けると、電力に固有情報を重畳した検出信号を送電部204により送出する(S306、S307)。送電部204は、固有情報を伝送するために、電力信号を振幅変調または負荷変調する。また、送電部204は、電力信号をパルス状に送電し、パルスの回数などで情報を伝送してもよい。また、固有情報が数値である場合、送電部204は、パルスの回数そのもので固有情報を伝送してもよい。このように、送電装置101は、所定のメッセージの受信に応じて、固有情報を伝送するための変調した送電を行う。
受電装置102は、変調された電力信号を受電部208で復調し、電力信号から固有情報を取得する。また、受電装置102は、固有情報がパルスの回数で示される場合、パルスの回数をカウントする。受電装置102は、検出した固有情報をネットワーク上にブロードキャストで通知する(S308)。
受電装置102が通知した固有情報に対応する送電装置101は、受電装置102とユニキャストな通信を行い、電力伝送を行うか否かの認証を行う(S309)。S309における認証では、証明書を用いた認証が行われてもよい。また、受電装置102が要求する電力が、送電装置101で送電可能な電力と同じか下回っている場合には認証は成功するとしてもよい。また、認証は、認証を行うためのパスワードを送電装置101と受電装置102との間で通信し、送電装置101と受電装置102とのいずれかまたは双方で通信されたパスワードが正しいと判断した場合に認証が成功とするようにしてもよい。また、S309における認証を省略してもよい。
送電装置101は、S309における認証が成功した場合、受電装置102に対する無線電力伝送を開始する(S310)。S310において行われる送電は、S306などにおける検出信号の送電より、大きな電力を送るための送電である。送電装置101は、受電装置102に送電を開始したことを示す情報をネットワーク上にブロードキャストで通知する(S311)。なお、S311において送信される、送電を開始したことを示す情報は受電装置102により送信されてもよい。
図3においては、第1送電装置101−1上に第1受電装置102−1が置かれ、第1送電装置101−1と第1受電装置102−1との認証は成功したものとする。また、第1送電装置101−1は、第1受電装置102−1へ送電中であることをブロードキャストでネットワークへ通知する。この場合の各装置に保持される無線電力伝送対応機器リストを図5(c)に示す。図5(c)では、「第1送電装置101−1が第1受電装置102−1に送電中である」また「第1受電装置102−1が第1送電装置101−1から受電中である」ことが示される。送電装置101と受電装置102は、送電開始後、電力制御情報を定期的または異常検出時に交換する(S312)。電力制御情報は、例えば、負荷であるバッテリの充電電圧や電流であってもよい。また、電力制御情報は、電力を変更するための要求であってもよいし、送電を停止するための要求であってもよい。
なお、送電が終了した場合は、送電が終了したことを示す情報をブロードキャストでネットワークへ送電装置101または受電装置102が通知してもよい。また、送電装置101と受電装置102は、送電が終了したことを示す情報を受信した場合にリストを更新する。
続いて、第1送電装置101−1が第1受電装置102−1に送電を行っている際に、第2受電装置102−2がネットワークに接続した場合について説明する。第2受電装置102−2がネットワークへ接続した場合の、各機器が保持する無線電力伝送対応機器リストを図5(d)に示す。
第2受電装置102−2は、検出部209により載置を検出すると、ネットワーク上に載置検出メッセージをブロードキャストで通知する(S305)。この場合、第2受電装置102−2は、近接した送電装置101が送電を行っている状態であるか否かを示す情報を載置検出メッセージに付加して送信してもよい。即ち、第2受電装置102−2は、第1受電装置102−1にすでに送電を行っている第1送電装置101−1に載置された場合、その送電を検出し、載置検出メッセージに送電を行っている状態であることを示す情報を付加する。また、第2受電装置102−2は、受電装置102に対する送電を行っていない第2送電装置101−2に載置された場合、載置検出メッセージに送電を行っている状態ではないことを示す情報を付加する。
送電装置101は、載置検出メッセージに含まれる、送電を行っている状態であるか否かを示す情報に基づいて、固有情報を伝送するための送電を行うか否かを切り替える。送電装置101は、自身の送電状態と異なる状態を示す情報を含む載置検出メッセージを受信した場合、固有情報を伝送するための送電を行わない。また、送電装置101は、自身の送電状態と同一の状態を示す情報を含む載置検出メッセージを受信した場合、固有情報を伝送するための送電を行う。
例えば、すでに送電を行っている第1送電装置101−1が、送電を行っている状態ではないことを示す情報が付加された載置検出メッセージを受信した場合、自身に載置されていない受電装置102からの載置検出メッセージであることが判断できる。したがって、この場合、第1送電装置101−1は、固有情報を伝送するための送電を行わない。同様に、送電を行っていない第2送電装置101−2が、送電を行っている状態であることを示す情報が付加された載置検出メッセージを受信した場合、自身に載置されていない受電装置102からの載置検出メッセージであることが判断できる。したがって、この場合、第1送電装置101−2は、固有情報を伝送するための送電を行わない。
なお、第1受電装置102−1に送電を開始している第1送電装置101−1が、固有情報を伝送するための送電を行う場合、第1受電装置102−1に対する送電を一度停止して、固有情報を伝送するための検出信号の送電を行ってもよい。また、第1送電装置101−1は、第1受電装置102−1に対して電力を供給するための電力信号に固有情報を重畳させてもよい。
このような処理により、第2送電装置101−2が第2受電装置102−2に送電を開始した場合の無線電力伝送対応機器リストを図5(e)に示す。また、第1送電装置101−1が第2受電装置102−2に送電を開始した場合の無線電力伝送対応機器リストを図5(f)に示す。
なお、上述の説明では、受電装置102が、載置検出メッセージを送信する構成としたが、送電装置101が受電装置102との近接を検出して、送電装置101が載置検出メッセージを送信してもよい。この場合、送電装置101は、送電部204の送電を受ける物体に起因する送電部204のインピーダンスの変化に基づいて受電装置102を検出してもよい。また、送電装置101は、近接センサを有し、センサの出力に基づいて受電装置102の近接を判断してもよい。
続いて、送電装置101の動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図4に示すフローチャートは、制御部201がメモリに記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工及び各ハードウェアの制御を実行することにより実現される。なお、図4に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としても良い。図5に示す処理は、送電装置101の電源がONになった場合に開始される。また、送電装置101は、電源ONされた場合、検出信号の送信を開始してもよい。
送電装置101は、ネットワークに接続する(S401)。送電装置101は、ネットワークに接続する他の装置の機器情報を収集する(S402)。送電装置101は、収集した機器情報に基づいて、図5に例示した無線電力伝送対応機器リストを生成する(S403)。送電装置101は、他の送電装置を検出したか否かを判定する(S404)。送電装置101は、他の送電装置を検出した場合、検出した他の送電装置と重複しない固有な情報である固有情報を設定する(S405)。
また、送電装置101は、機器情報要求メッセージを受信した場合(S406)、自身の機器情報を送信する(S407)。また、送電装置101は、載置検出メッセージを受信したか否か、または、受電装置102と送電装置101とが近接したか否かを判定する(S408)。載置検出メッセージを受信したと判定された場合、または、受電装置102と送電装置101とが近接したと判定された場合、送電装置101は、S405で設定された固有情報を伝送するための送電を行う(S409)。送電装置101は、自身の固有情報を受信したことを示す固有情報通知を受電装置102から受信したか否かを判定する(S410)。送電装置101は、固有情報通知を受電装置102から受信しない場合、検出信号より大きい電力を供給するための送電を制限する。
送電装置101は、自身の固有情報を受信したことを示す固有情報通知を受電装置102から受信した場合、この固有情報通知を送信した受電装置102に対する認証を行う(S411)。送電装置101は、認証に成功したか否かを判定する(S412)。認証に成功したと判定された場合、送電を行う(S413)。送電装置101は、認証に失敗した場合は、エラーメッセージを表示してもよい。S413で行われる送電は、S409で行われる送電より電力が大きい。送電装置101は、送電を停止するか否かを判定(S414)し、送電を停止する場合、処理を終了する。
続いて、受電装置102の動作を図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図4に示すフローチャートは、制御部205がメモリに記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工及び各ハードウェアの制御を実行することにより実現される。なお、図6に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としても良い。図6に示す処理は、受電装置102の電源がONになった場合に開始される。
受電装置102は、ネットワークに接続する(S601)。受電装置102は、ネットワークに接続する他の装置の機器情報を収集する(S602)。受電装置102は、収集した機器情報に基づいて、図5に例示した無線電力伝送対応機器リストを生成する(S603)。
また、受電装置102は、機器情報要求メッセージを受信した場合(S604)、自身の機器情報を送信する(S605)。また、受電装置102は、載置検出メッセージを受信したか否か、または、受電装置102と送電装置101とが近接したか否かを判定する(S606)。載置検出メッセージを受信したと判定された場合、または、受電装置102と送電装置101とが近接されたと判定された場合、受電装置102は、固有情報が重畳されたか電力信号が受信したか否かを判定する(S607)。
固有情報が重畳されたか電力信号が受信しなかった場合、受電装置102は、エラーメッセージを表示してもよい。固有情報が重畳されたか電力信号が受信した場合、受電装置102は、固有情報を抽出し、抽出した固有情報をネットワーク上に通知するための固有情報通知を送信する(S608)。受電装置102は、固有情報通知を送信した後、送電装置101と認証が開始されたか否かを判定する(S609)。受電装置102は、送電装置101と認証が開始されなかった場合、エラーメッセージを表示してもよい。
受電装置102は、送電装置101と認証が開始された場合、認証に成功したか否かを判定する(S610)。受電装置102は、認証に失敗した場合は、エラーメッセージを表示してもよい。受電装置102は、認証に成功したと判定された場合、受電を行う(S611)。S611で行われる受電は、S607で行われる固有情報が重畳された送電より電力が大きい。受電装置102は、送電を停止するか否かを判定(S612)し、受電を停止する場合、処理を終了する。
以上説明したように、上述の実施形態によれば、無線電力伝送システムの各装置は、相互に通信なネットワークに接続する。そして、送電装置101は、他の送電装置を検出した場合に、重複しない固有情報を設定し、これを送電により伝送する。送電装置101は、固有情報を受信したことを示す受電装置102に対して送電を行うことができるので、送電可能な範囲に存在しない受電装置102と通信接続し、送電を行うことが抑止される。即ち、送電装置101は、本来送電対象ではない受電装置102に送電のための処理を行うという不必要な処理を行ってしまうことが低減される。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC等)によっても実現可能である。また、そのプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC等)によっても実現可能である。また、そのプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
101 送電装置
102 受電装置
201 制御部
202 記憶部
203 通信部
204 送電部
102 受電装置
201 制御部
202 記憶部
203 通信部
204 送電部
Claims (13)
- 送電装置であって、
無線で送電する送電手段と、
他の送電装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記他の送電装置の情報とは異なる、前記送電装置の情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記送電装置の情報を伝送するために変調した第1送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信した場合、前記第1送電より大きい電力を送電するための第2送電を行うよう前記送電手段を制御し、前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信しない場合、前記第2送電を制限するよう前記送電手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする送電装置。 - 前記設定手段は、ランダムに生成した情報が前記他の送電装置の情報と一致するか否かを判定し、一致しないと判定された前記ランダムに生成した情報を、前記送電装置の情報として設定することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
- 前記設定手段は、前記他の送電装置から前記他の送電装置の情報を取得し、前記他の送電装置の情報と一致しない情報を、前記送電装置の情報として設定することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
- 前記設定手段は、乱数に基づいて生成した情報を、前記送電装置の情報として設定することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記設定手段は、乱数を、前記送電装置の情報として設定することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記検出手段は、前記送電装置が接続するネットワークにおいて、機器情報要求メッセージを送信し、当該機器情報要求メッセージに対する応答に基づいて、前記他の送電装置を検出することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記検出手段は、UPnP(Universal Plug and Play)プロトコルに従った通信により前記他の送電装置を検出することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記制御手段は、受電装置からの所定のメッセージを受信したことに応じて、前記第1送電を行うよう前記送電手段を制御することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の送電装置。
- 前記所定のメッセージには、送電状態を示す情報が含まれ、
前記制御手段は、前記送電状態を示す情報と前記送電手段の送電状態とが対応する場合、前記第1送電を行うよう前記送電手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の送電装置。 - 前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信された場合、当該受電装置と認証を行う認証手段を有し、
前記制御手段は、前記認証手段による認証に成功した場合、第2送電を行うよう前記送電手段を制御することを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の送電装置。 - 送電装置による送電方法であって、
検出された他の送電装置の情報とは異なる、前記送電装置の情報を設定し、
設定された前記送電装置の情報を伝送するために変調した第1送電を行い、
前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信した場合、前記第1送電より大きい電力を送電するための第2送電を行い、
前記送電装置の情報を受信したことを示す情報を受電装置から受信しない場合、前記第2送電を制限する
ことを特徴とする送電方法。 - 請求項1から10までのいずれか1項に記載の送電装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
- 前記設定手段は、ユニークな識別情報を、前記送電装置の情報として設定することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
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