JP2019170036A - 電力伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】方向追随性が高く、低コストで小型な電力伝送システムを実現すること。【解決手段】電力伝送システムは、送電システム1と、受電システム2と、によって構成されている。送電システム1が送信する電力電波と受電システム2が送信する方向検出用信号は同一周波数である。送電システム1は、受電システム2からの方向検出用信号を受信する。そして、方向検出用信号から受電システム2の方向を検出する。送電システム1は受電システム2の方向にビームを向けて電力電波を送信する。ここで、電力電波は、電力の送信期間T1と停止期間T2を交互に繰り返すように制御する。電力電波の送信の停止期間T2中に受電システム2からの方向検出用信号を受信することで、高精度に受電システム2の方向を検出することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁波を用いて電力の伝送を行う電力伝送システムに関するものであり、特にレトロディレクティブ方式を用いるものに関する。
電力をマイクロ波などの電磁波に変換して送信し、これを受信することで電力を伝送する無線送電システムが知られている(たとえば特許文献1、非特許文献1)。
この送電システムにおいて送電側に対して移動している移動体に電力を伝送する場合、移動体へと効率的に電力を供給するためには、送電方向を随時移動体へと向ける必要がある。
このような送電方向を移動体に追随させる方式として、レトロディレクティブ方式と呼ばれているものがある。これは次のような方式である。移動体側から送電側に信号を送信し、送電側がその信号を受信して移動体の位置や方向を検出する。たとえば、複数のアンテナにより移動体からの信号を検出し位相差から方向を検出する。そして、検出した方向に向けて送電を行う。
また、バンアッタアレーアンテナ(たとえば特許文献2)を用いることも考えられる。このアンテナは、複数のアンテナ素子を対称に配置して、対となる2つのアンテナ素子を伝送路で接続し、その伝送路も対称にした構造である。そして、あるアンテナ素子で受信した信号を対となるアンテナ素子から送信することで、信号を受信した方向にそのまま自動的に送信することができるアンテナである。
特許第5336709号 米国特許第2908002号明細書
篠原真毅 他、通信用マイクロ波技術を応用したSPS用送受電装置、信学技報SPS2005年7月
しかし、特許文献2のバンアッタアレーアンテナでは、移動体からの信号の周波数と、送電する電磁波の周波数は同一であり、アンテナ素子間の結合の影響が大きい場合、移動体からの信号に対して送電電波のレベルが大幅に大きいと、移動体からの信号の有無を検出できない問題があり、送電方向の精度に問題があった。
この問題を解決するため、移動体からの信号の周波数と、送電する電磁波の周波数とを異なるものとし、干渉を低減することが検討されている。しかし、この方法では、2つの周波数それぞれの送受電システム、アンテナを準備する必要があるため、システムが複雑となり、高コスト化や装置サイズの大型化を招く問題があった。
そこで本発明の目的は、方向追随性が高く、低コストで小型なレトロディレクティブ方式の電力伝送システムを実現することである。
本発明は、電力を電磁波として送信する送電システムと、送電システムから送信された電磁波を受信する受電システムと、を有する電力伝送システムにおいて、受電システムは、送電システムからの電磁波と同一周波数の方向検出用信号を送電システムに送信する信号送信部を有し、送電システムは、受電システムからの方向検出用信号を受信する信号受信部と、電磁波の送信と停止を交互に繰り返すように制御し、その停止期間中に信号受信部により受信した方向検出用信号に基づき受電システムの方向を検出し、送信する電磁波の方向を、その検出した受電システムの方向に制御する制御部と、を有する、ことを特徴とする電力伝送システムである。
制御部による方向の検出は、各種の手法を用いることができる。特に、制御部は、複数のアンテナ素子によって方向検出用信号を受信して、各アンテナ素子で受信した方向検出用信号の位相差により受電システムの方向を検出するものが好ましい。受電システムの方向を精度よく検出することができる。また、方向検出用信号は、受電システムの位置情報を含み、制御部は、信号に基づく送電システムの位置情報によって受電システムの方向を検出するものであってもよい。同様に受電システムの方向を高精度に検出することができる。
制御部は、方向検出用信号に基づき受電システムの角速度を検出し、角速度が大きいほど電磁波の送信時間が短くするように制御するとよい。電力の送信方向の追随性が向上し、より高効率に電力を送信することができる。特に、角速度と電磁波の送信時間とが反比例するように制御するとよい。
受電システムは、送電システムからの電磁波を受信したときにその電力を用いて方向検出用信号を生成し、方向検出用信号の送信タイミングを一定時間遅らせることで、電磁波を受信していない期間に方向検出用信号を送信するようにしてもよい。送信タイミングを遅らせる方法としては、蓄電池を用いたり、遅延回路を設けるなどがある。このようなシステムは、受電システムに電源の余裕がないシステム、たとえばセンサーネットワーク向け小電力センサの駆動に好適である。
受電システムは、アレーアンテナにより電磁波を受信し、アレーアンテナのうち1つのアンテナ素子を用いて方向検出用信号を送信するのが好ましい。これにより、受電を効率的に行うことができるとともに、方向検出用信号を送電システムに効率的に送信することができる。
電磁波および方向検出用信号の周波数は任意であるが、マイクロ波を用いることが好ましい。マイクロ波は大気による散乱の影響を受けにくく、より効率的に送電することができる。
本発明によれば、送電停止期間中に移動体からの信号を干渉なく受信することができるので、送電方向を高精度とすることができ、低コストで小型な電力伝送システムを実現することができる。
実施例1の電力伝送システムの構成を示した図。 送電システム1の構成を示した図。 電力電波の送信タイミングを模式的に示した図。 送信期間T1の長さと平均送信電力の関係を模式的に示したグラフ。 送信期間T1の長さと受電システム2への追従性能の関係を模式的に示したグラフ。 受電システム2の移動方向と送電システム1の位置の関係を示した図。 電力電波の送信タイミングを模式的に示した図。 受電システム2の移動方向と送電システム1の位置の関係を示した図。 電力電波の送信タイミングを模式的に示した図。 第1制御部13の構成を示した図。 実施例2の電力伝送システムにおける受電システムの構成を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1の電力伝送システムの構成を示した図である。図1のように、実施例1の電力伝送システムは、送電システム1と、受電システム2と、によって構成され、送電システム1から受電システム2へと電磁波を電力として伝送するシステムである。図2は、送電システム1のより詳細な構成を示した図である。
(送電システム1の構成)
送電システム1は、第1アンテナ10と、電力送信部11と、信号受信部12と、第1制御部13と、によって構成されている。
第1アンテナ10は、サーキュレータ14により送受共用とされたアンテナであり、受電システム2に対して電力電波を送信するとともに、受電システム2からの方向検出用信号を受信するアンテナである。電力電波と方向検出用信号は同一周波数であり、たとえばマイクロ波である。また、第1アンテナ10は、複数のアンテナ素子が二次元的に配列された構造のアレーアンテナであり、第1制御部による位相制御によって電力電波の送信方向を制御可能となっている。第1アンテナ10は、たとえばマイクロストリップアレーアンテナである。
電力送信部11は、サーキュレータ14と第1制御部13に接続されており、第1制御部13による制御によって電力電波を生成する。そして、電力電波をサーキュレータ14を介して第1アンテナ10へと伝送させ、第1アンテナ10から放射させる。また、第1アンテナ10の各アンテナ素子への電力電波は、それぞれ所定の位相差となるように設定されている。これにより、第1アンテナ10から放射される電力電波が所定の方向にビームを形成するようにしている。
信号受信部12は、サーキュレータ14と第1制御部13に接続されており、第1アンテナ10からの方向検出用信号をサーキュレータ14を介して受信する。そして、受信した方向検出用信号の位相を検出し、その位相は第1制御部13に入力される。
第1制御部13は、所定のタイミングで電力電波の送信と停止を交互に繰り返えすように電力送信部11を制御する(図3参照)。電力電波の送信停止期間に受信した方向検出用信号に基づき、その方向検出用信号の到来方向を検出する。そして、電力電波の送信方向がその到来方向となるように電力送信部11を制御する。
ここで、方向検出用信号の到来方向の検出は、第1アンテナ10の各アンテナ素子で受信した各方向検出用信号の位相差により検出する。また、電力電波の送信方向は、第1アンテナ10の各アンテナ素子から送信する各電力電波の位相差により制御する。
このように、電力電波の送信と停止を交互に繰り返すように制御することで、電力電波と方向検出用信号が同一周波数であっても、電力電波の停止期間中に干渉することなく方向検出用信号を受信することができ、精度よく受電システム2の方向を検出することができる。電力電波と方向検出用信号とで同一周波数とすることができるので、電力伝送システムの構成を簡略化することができ、低コスト化を図ることができる。
電力電波の送信期間T1は一定ではなく、受電システム2の送電システム1から見た角速度ωに応じて後述のように設定する。電力電波の停止期間T2は一定であり、方向検出用信号を受信して受電システム2の方向を検出するために十分な時間であれば任意でよい。ただし、停止期間T2が長くなるとその分送信期間T1の割合が低下し、送電効率が悪化してしまうので、方向検出可能な範囲でなるべく停止期間T2を短くすることが好ましい。たとえば、停止期間T2は0.01秒である。
送信期間T1は、受電システム2の角速度ωに反比例するように設定する。すなわち、T1×ω=Aとなるように送信期間T1を設定する。ここで比例定数Aはたとえば0.1とする。ただし比例定数Aは必ずしもこの値でなくともよい。比例定数Aの最適値は、電力電波のビーム幅に依存するため、対象のシステムに応じて比例定数Aを設定すればよい。具体的には、受電システム2は送信期間T1の間にA(rad)移動するため、送電システム1が送信する電力電波のビーム幅がA(rad)以上のシステムであれば、受電システム2を継続的に補足することができる。たとえば、角速度ω=1rad/s、A=0.1の場合、T1=A/ω=0.1(s)であり、0.1秒間に受電システム2は0.1rad(約6°)移動する。よって、電力電波のビーム幅が6°以上のシステムであれば、受電システム2を補足することができる。
送信期間T1をこのように設定する理由は次の通りである。図4は、送信期間T1の長さと平均送信電力の関係を模式的に示したグラフである。また、図5は、送信期間T1の長さと受電システム2への追従性能(送信方向更新頻度)の関係を模式的に示したグラフである。図4、5のように、送信期間T1が長くなると平均送信電力は増大するが、逆に追従性能は減少していき、トレードオフの関係になっている。
受電システム2の角速度ωが小さい場合、送電システム1から見て受電システム2の方向の変化は小さく、送信期間T1の間に受電システム2の方向が大きく変化してしまうことはない。そのため、送信期間T1をある程度大きくしてもさほど追従性能は低下せず、図4のように送信電力を大きくすることができる。
一方、受電システム2の角速度ωが大きい場合、送電システム1から見て受電システム2の方向の変化は大きく、送信期間T1の間に受電システム2の方向が大きく変化してしまう。そのため、角速度ωが小さい場合と同様の追従性能を維持するためには、図5に示すように、送信期間T1を短くする必要がある。
このように、受電システム2が移動している場合に効率的に送電するためには、受電システム2の角速度ωに応じて送信期間T1を変化させる必要があり、角速度ωが大きいほど送信期間T1を短くする必要がある。これを満たすように送信期間T1を簡易に設定する方法として、実施例1では、送信期間T1が受電システム2の角速度ωに反比例するように設定している。
角速度ωは、前回検出した受電システム2の方向と、今回検出した受電システム2の方向の時間変化により求める。すなわち、前回検出した時刻をt1、方向をθ(t1)、今回検出した時刻をt2、方向をθ(t2)として、(θ(t2)−θ(t1))/(t2−t1)により角速度ωを求める。実施例1では、方向θは第1アンテナ10の各アンテナ素子で受信した各方向検出用信号の位相差により検出するので、位相差の時間変化により角速度ωが求まる。
なお、必ずしも送信期間T1が角速度ωに反比例するように設定する必要はなく、角速度ωが大きいほど送信期間T1が短くなるように設定すれば、同様に受電システム2への方向追従性を向上させることができ、効率的な送電を行うことができる。また、送信期間T1を一定としてもよいが、受電システム2への方向追従性が低下する可能性があり、上記のように受電システム2の角速度ωに応じて送信期間T1を設定する方が好ましい。
次に、送信期間T1の設定の具体例を示す。まず、受電システム2が停止している場合について説明する。この場合、角速度ωは0であるため、送信期間T1は無限大となり、受電システム2が電力を必要としなくなるまで、あるいは送電システム1の送電エネルギーがなくなるまで、送信を継続する。ただし、送信期間T1を無限大とすると、送信期間T1中に方向検出用信号を受信して方向を検出することになるため、方向の検出精度が悪化する。そのため、停止していた受電システム2が移動を開始したときの方向追従性が悪化してしまう。そこで、送信期間T1に上限を設けておき、停止期間T2を確保して方向検出用信号を受信できるようにし、受電システム2の移動開始を精度よく検出できるようにしてもよい。
次に、図6のように、受電システム2が直線的に移動し、その直線上とは異なる位置に送電システム1が存在する場合について説明する。この場合、送電システム1から見て受電システム2の角速度ωが変化する。送電システム1と受電システム2の距離が離れている場合には角速度ωが小さく、送信期間T1は長くなる。一方、送電システム1と受電システム2の距離が近くなると角速度ωが大きくなり、送信期間T1は短くなる。送電システム1と受電システム2の距離が最も短くなるときの時刻をt0とすると、電力の送信、停止の動作は図7のようになる。
次に、図8のように、受電システム2が直線的に移動し、その直線上に送電システム1が存在する場合について説明する。この場合、角速度ωは0であるため、送信期間T1は無限大となり、受電システム2が停止している場合と同様の動作となる。しかし、実際上は完全に角速度ωが0となることはなく、微小な角速度ωが検出される。その結果、図9に示すように、十分に長い送信期間T1と停止期間T2とが交互に繰り返す動作となる。
図2は、送電システム1の構成をより詳細に示した図である。説明の簡単のため、第1アンテナ10のアンテナ素子数が2の場合について説明する。
図2のように、第1アンテナ10は、アンテナ素子100A、Bの2つからなる。アンテナ素子100A、Bはそれぞれサーキュレータ140A、Bに接続されている。アンテナ素子100A、Bにより受信した方向検出用信号は、電圧保持機能付PLL120A、Bにそれぞれ入力される。電圧保持機能付PLL120A、Bは信号受信部12に相当する。
電圧保持機能付PLL120A、Bは、それぞれ位相比較器121A、Bと、LPF(ローパスフィルタ)122A、Bと、電圧保持器123A、Bと、電圧制御発信器124A、Bと、スイッチ125A、Bと、によって構成され、この順にループ状に接続されている。
スイッチ125A、Bは、電圧制御発信器124A、Bと位相比較器121A、Bとの間の接続と、電圧制御発信器124A、Bとサーキュレータ140B、Aとの間の接続を切り替えるものであり、その接続切り替えは第1制御部13によって制御される。電圧制御発信器124Aとサーキュレータ140B、電圧制御発信器124Bとサーキュレータ140Aの接続である点に留意する。電圧制御発信器124A、Bとサーキュレータ140B、Aとの間を接続する期間は、電力の送信期間T1に対応し、電圧制御発信器124A、Bと位相比較器121A、Bとの間を接続する期間は、電力送信の停止期間T2に対応する。
LPF122A、Bは第1制御部13にも接続されている。スイッチ125Aとサーキュレータ140Bとの間には増幅器110Bが挿入されており、スイッチ125Bとサーキュレータ140Aとの間には増幅器110Aが挿入されている。増幅器110A、Bは、電力送信部11に相当する。
ここで、スイッチ125A、Bが、電圧制御発信器124A、Bと位相比較器121A、Bとの間を接続し、ループが形成されている場合の動作は次の通りである。アンテナ素子100Aにより受信した方向検出用信号の位相をφ1、アンテナ素子100Bにより受信した方向検出用信号の位相をφ1+θとする。サーキュレータ140A、Bからの方向検出用信号は、位相比較器121A、Bにそれぞれ入力される。LPF122A、Bからは方向検出用信号の位相φ1、φ1+θに比例した出力電圧V1、V2がそれぞれ出力され、第1制御部13と電圧保持器123A、Bにそれぞれ入力される。電圧制御発信器124A、Bは、電圧保持器123A、Bに保持された出力電圧V1、V2に基づき、方向検出用信号と同一周波数で位相がφ1、φ1+θの信号をそれぞれ生成する。そして、電圧制御発信器124A、Bからの信号は位相比較器121A、Bに入力される。これにより、電圧保持機能付PLL120Aでは位相φ1に、電圧制御発信器124Bでは位相φ1+θにロックされる。
図10は、第1制御部13のより具体的な構成を示した図である。図10のように、第1制御部13は、電圧差計算部130と、記憶部131と、変化速度計算部132と、スイッチ制御部133と、によって構成されている。
電圧差計算部130には、LPF122A、Bからの出力電圧V1、V2がそれぞれ入力される。電圧差計算部130は、電圧差ΔV=|V1−V2|を算出する。V1、V2はアンテナ素子100A、Bで受信した各方向検出用信号の位相φ1、φ1+θに比例するので、ΔVは、位相差θに比例した値である。電圧差計算部130により算出された電圧差ΔVは、記憶部131と変化速度計算部132に入力される。
変化速度計算部132は、現時刻t2における電圧差ΔV(t2)と、記憶部131に記憶された前回の時刻t1における電圧差ΔV(t1)とから、電圧差ΔVの時間変化Δ(ΔV)/Δt=(ΔV(t2)−ΔV(t1))/(t2−t1)を算出する。電圧差ΔVの時間変化は位相差θの時間変化であり、位相差θは受電システム2の方向を表すので、電圧差ΔVの時間変化は受電システム2の角速度ωを示している。算出された電圧差ΔVの時間変化Δ(ΔV)/Δtはスイッチ制御部133に入力される。
スイッチ制御部133は、電圧差ΔVの時間変化Δ(ΔV)/Δtに基づき、スイッチ125A、Bの接続の切り替えを行うための制御信号を生成する。制御信号によるスイッチ125A、Bの切り替え制御により、電圧制御発信器124A、Bとサーキュレータ140B、Aとの間を接続する期間と、電圧制御発信器124A、Bと位相比較器121A、Bとの間を接続する期間とを交互に繰り返す。
電圧制御発信器124A、Bと位相比較器121A、Bとの間を接続する期間は、電力送信の停止期間T2に対応し、一定の時間とする。停止期間T2中、方向検出用信号を受信し、電圧保持機能付PLL120A、Bにより方向検出用信号の位相φ1、φ1+θを検出し、位相をロックする。
電圧制御発信器124A、Bとサーキュレータ140B、Aとの間を接続する期間は、電力の送信期間T1に対応し、電圧差ΔVの時間変化Δ(ΔV)/Δtに反比例するように設定する。すなわち、T1=A(t2−t1)/(ΔV(t2)−ΔV(t1))により設定する。送信期間T1中、電圧保持機能付PLL120Aの電圧制御発信器124Aからの位相φ1の信号は、増幅器110Bによって増幅され、電力電波としてアンテナ素子100Bから送信される。また、電圧保持機能付PLL120Bの電圧制御発信器124Bからの位相φ1+θの信号は、増幅器110Aによって増幅され、電力電波としてアンテナ素子100Aから送信される。これにより、受電システム2の方向θにビーム方向を向けて電力電波を送信することができる。
(受電システム2の構成)
受電システム2は、図1に示すように、第2アンテナ20と、電力受信部21と、信号送信部22と、によって構成されている。
第2アンテナ20は、サーキュレータ24により送受共用とされたアンテナであり、送電システム1からの電力電波を受信するとともに、受電システム2から方向検出用信号を送信するアンテナである。また、第2アンテナ20は、複数のアンテナ素子が二次元的に配列された構造のアレーアンテナであり、たとえばマイクロストリップアレーアンテナである。第2アンテナ20をアレーアンテナとすることで効率的に電力電波を受電することができる。一方で、方向検出用信号の送信には、アレーアンテナの複数のアンテナ素子のうち1つを用いて送信する。これにより方向検出用信号の送信を無指向性とし、受電システム2から見て送電システム1がどの方向にあっても効率的に受電システム2へ方向検出用信号を送信することができる。
電力受信部21は、サーキュレータ24に接続されており、第2アンテナ20により受信した電力電波はサーキュレータ24を介して電力受信部21に入力される。電力受信部21は、整流部を有し、入力された電力電波を整流して負荷25に供給する。
信号送信部22は、サーキュレータ24に接続されており、方向検出用信号を生成する発振器である。方向検出用信号はサーキュレータ24を介して第2アンテナ20に入力され、第2アンテナ20から方向検出用信号が送信される。方向検出用信号は、たとえば単なる連続波である。信号送信部22は、方向検出用信号を生成するための電源23に接続されており、第2アンテナ20から方向検出用信号が常時送信される。
次に、実施例1の電力伝送システムの動作について説明する。
まず、受電システム2は、送電を開始してもらうため、そして受電システム2の方向を知らせるために、方向検出用信号を送信する。ここで、送電システム1の方向は不明である。そこで、方向検出用信号は無指向性とするのがよい。たとえば、第2アンテナ20の各アンテナ素子のうち1つのみから送信することで無指向性とする。これにより、送電システム1が受電システム2から見てどの方向であっても方向検出用信号を受信できるようにする。以降、受電システム2は方向検出用信号を継続的に送信する。
送電システム1は、受電システム2からの方向検出用信号を受信する。そして、方向検出用信号から受電システム2の方向を検出する。次に、送電システム1は受電システム2の方向にビームを向けて電力電波を送信する。ここで、電力電波は、電力の送信期間T1と停止期間T2を交互に繰り返すように制御する。電力電波の送信の停止期間T2中に受電システム2からの方向検出用信号を受信することで、高精度に受電システム2の方向を検出することができる。そして、電力の送信期間T1中に、検出した方向に電力電波を修正して送信することで、受電システム2の移動に対して追随することができ、効率的に受電システム2へ電力を送信することができる。
また、送信期間T1は、受電システム2の角速度ωに反比例するように設定している。そのため、電力電波の方向追従性と、電力の送信期間T1とのバランスがよく、効率的に電力を伝送することができる。
なお、受電システム2が移動している場合、電力の送信期間T1の間にも受電システム2は移動して、送電システム1から見た受電システム2の方向も刻々と変化する。そこで、電力電波の到達面の直径が、受電システム2の移動速度に送信期間T1を乗じた値以上となるように、電力電波を送信するように設定することが好ましい。ここで、電波の到達面は、電力電波の送信方向を中心軸として、その中心軸に垂直でかつ受電システム2を含む面であって、電力がピークの半分となる円形の領域とする。電力電波の到達面の直径は、電力を送信するアンテナ素子数を変えることによって制御可能であり、アンテナ素子数が少ないほど到達面の直径を大きくすることができ、アンテナ素子数が多いほど到達面の直径を小さくすることができる。
受電システム2は、送電システム1からの送電が必要なくなった場合、方向検出用信号の送信を停止する。たとえば受電システム2の蓄電池が満充電となった場合である。送電システム1は、停止期間中の方向検出用信号の受信がなくなったら、電力電波の送信を停止する。
以上、実施例1の電力伝送システムによれば、送電システム1から送信される電力電波と、受電システム2から送信される方向検出用信号の周波数が同一であっても、送電システム1は受電システム2の方向を精度よく検出し追随することができ、高効率に電力を伝送することができる。また、電力電波と方向検出用信号の周波数が同一であるため、システムの小型化、低コスト化を実現することができる。
実施例1の電力伝送システムは、受電システム2に電源の余裕があり、電力電波が来る前の段階で受電システム2の発信部を駆動することができる場合に適用可能なシステムである。たとえば、工場内の自動搬送装置に電力を供給する場合に好適である。
実施例2の電力伝送システムは、実施例1の電力伝送システムにおける受電システム2を以下に説明する受電システム200に置き換えたものである。他の構成については実施例1と同様である。
受電システム200は、図11のように、第2アンテナ20と、整流部205と、蓄電部201と、発振部202と、制御部203と、スイッチ204と、を有している。第2アンテナ20は実施例1と同様である。
整流部205は、第2アンテナ20に接続されており、第2アンテナ20からの電力電波を整流して出力する。その直流電力は蓄電部201に入力される。
蓄電部201は、発振部202、制御部203に接続されている。蓄電部201に整流部205からの直流電力が入力され、一定の電力が蓄電されると、発振部202、制御部203に電力が供給される。このように、蓄電部201を設けることで、発振部202、制御部203への電力供給のタイミングを、電力電波を受信したタイミングよりも遅れるようにしている。整流部205あるいは蓄電部201から出力される電力の一部は、負荷へと供給される。
なお、電力供給のタイミングを遅らせる手段として、蓄電部201に替えて遅延回路などを設けてもよい。
発振部202は、蓄電部201から電力が供給されると、電力電波と同一周波数の方向検出用信号を生成して出力する。また、制御部203は、蓄電部201から電力が供給されると、スイッチ204をオンに制御する。スイッチ204は、発振部202と第2アンテナ20との間に設けられている。通常は発振部202と第2アンテナ20との間の導通はオフになっており、制御部203による制御によってオンとなり、発振部202と第2アンテナ20との間が導通する。スイッチ204がオンになると、発振部202からの方向検出用信号が第2アンテナ20に入力され、第2アンテナ20から方向検出用信号が送信される。
ここで、第2アンテナ20により電力電波を受信してから方向検出用信号が送信されるまでの時間は、電力の送信期間T1におよそ一致するように設定されている。たとえば、蓄電部201に直流電力が入力されて一定の電力が蓄電された後に放電するまでの時間を調整することでこれが可能となる。また、発振部202、制御部203の駆動時間が電力送信の停止期間T2におよそ一致するように設定されている。
次に、実施例2の電力伝送システムの動作について説明する。
まず、送電システム1は、第1制御部13による制御により第1アンテナ10からの電力電波のビーム方向を二次元的に走査する。また、電力電波の送信は、実施例1と同様に送信期間T1と停止期間T2とを交互に繰り返すように制御する。ただし、受電システム200の角速度ωが不明であるため、送信期間T1は所定の一定値とする。
受電システム200は、第2アンテナ20により送電システム1からの電力電波を受信すると、その整流部205により整流後、電力を蓄電部201に蓄電する。そして、一定の電力が蓄電されるまで経過すると、蓄電した電力の一部を発振部202と制御部203に供給する。これにより、発振部202は方向検出用信号を生成し、制御部203はスイッチ204を制御して発振部202と第2アンテナ20間の接続をオンにする。発振部202からの方向検出用信号は第2アンテナ20に入力され、送信される。その後、送電システム1からの電力電波を受信しなくなると、蓄電部201から発振部202、制御部203への電力供給がなくなり、発振部202からの方向検出用信号の生成が停止し、スイッチ204はオフになって、発振部202と第2アンテナ20間の接続がオフになる。
ここで、蓄電部201によって発振部202、制御部203への電力供給のタイミングを、電力電波を受信したタイミングよりも遅れるようにしており、第2アンテナ20により電力電波を受信してから方向検出用信号が送信されるまでの時間は、電力の送信期間T1におよそ一致するように設定されている。そのため、方向検出用信号の送信が開始されるタイミングは、電力電波の受信が終了するタイミングとおよそ一致し、電力送信の停止期間T2に方向検出用信号が送信されることになる。また、発振部202、制御部203への電力供給が開始してから終了するまでの期間は、電力送信の停止期間T2におよそ一致するように設定されている。そのため、方向検出用信号の送信が停止されるタイミングで、再び電力電波の受信が開始されることになる。
送電システム1は、電力送信の停止期間T2に方向検出用信号を受信し、方向検出用信号から受電システム200の方向を検出する。次に、送電システム1は電力電波のビーム方向の走査をやめて、受電システム200の方向にビームを向けて電力電波を送信する。その後は実施例1と同様に動作する。
以上、受電システム200では、サーキュレータを用いずにスイッチ204によって電力電波の受信と方向検出用信号の送信とを切り替えている。サーキュレータは一般的に高周波線路が用いられ、サイズが波長オーダーとなるためサイズが大きくなるが、実施例2ではスイッチ204を用いているため、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。また、受電システム200は、方向検出用信号を生成するための電源を必要とせず、電力電波の受信中は方向検出用信号の送信を停止することができる。そのため、受電システム200の省電力化を図ることができる。
実施例2の電力伝送システムは、受電システム200側に電源の余裕がない、あるいは非常に小さなセンサーネットワーク向け小電力センサの駆動に好適である。
なお、実施例では、受信した方向検出用信号の位相差により受電システムの方向を検出しているが、他の方法により方向を検出してもよい。たとえば、受電システムにGPSなどの衛星測位システムを設けて位置情報を取得し、その位置情報を含む方向検出用信号を送信し、送電システム1においてその位置情報から受電システム2の方向を検出してもよい。また、方向検出用信号の受信電力により方向を検出してもよい。たとえば、ループアンテナを回転させたときの受信電力の変動や、複数のループアンテナを用いて受信電力から方向を検出する方法であってもよい。もちろん、これらの方向検出方法を組み合わせて用いることも可能である。
また、実施例はマイクロ波による送電であるが、本発明は任意の周波数の電磁波を送電に用いてよい。ただし、マイクロ波は大気による散乱の影響を受けにくいので、送電効率を高めるためにはマイクロ波が好ましい。
本発明は、無線で電力を送電することに利用できる。
1:送電システム
2:受電システム
10:第1アンテナ
11:電力送信部
12:信号受信部
13:第1制御部
20:第2アンテナ
21:電力受信部
22:信号送信部

Claims (8)

  1. 電力を電磁波として送信する送電システムと、前記送電システムから送信された電磁波を受信する受電システムと、を有する電力伝送システムにおいて、
    前記受電システムは、
    前記送電システムからの前記電磁波と同一周波数の方向検出用信号を前記送電システムに送信する信号送信部を有し、
    前記送電システムは、
    前記受電システムからの前記方向検出用信号を受信する信号受信部と、
    前記電磁波の送信と停止を交互に繰り返すように制御し、その停止期間中に前記信号受信部により受信した前記方向検出用信号に基づき前記受電システムの方向を検出し、送信する前記電磁波の方向を、その検出した前記受電システムの方向に制御する制御部と、を有する、
    ことを特徴とする電力伝送システム。
  2. 前記制御部は、複数のアンテナ素子によって前記方向検出用信号を受信して、各アンテナ素子で受信した前記方向検出用信号の位相差により前記受電システムの方向を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記方向検出用信号は、前記受電システムの位置情報を含み、
    前記制御部は、前記信号に基づく前記受電システムの位置情報によって前記受電システムの方向を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力伝送システム。
  4. 前記制御部は、前記方向検出用信号に基づき前記受電システムの角速度を検出し、前記角速度が大きいほど前記電磁波の送信時間が短くするように制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電力伝送システム。
  5. 前記制御部は、前記角速度と前記電磁波の送信時間とが反比例するように制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の電力伝送システム。
  6. 前記受電システムは、前記送電システムからの前記電磁波を受信したときにその電力を用いて前記方向検出用信号を生成し、前記方向検出用信号の送信タイミングを一定時間遅らせることで、前記電磁波を受信していない期間に前記方向検出用信号を送信する、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電力伝送システム。
  7. 前記受電システムは、アレーアンテナにより前記電磁波を受信し、アレーアンテナのうち1つのアンテナ素子を用いて前記方向検出用信号を送信する、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電力伝送システム。
  8. 前記電磁波および前記方向検出用信号はマイクロ波である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電力伝送システム。
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