JP2019168809A - 管理装置、管理システム、管理方法、及び管理プログラム - Google Patents

管理装置、管理システム、管理方法、及び管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本願発明は、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージに電源異常が発生した場合、効率の良い停止制御を行うことを1つの目的とする。【解決手段】 本願発明の管理装置は、少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視する監視部と、電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する制御部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本願発明は、仮想マシン及び当該仮想マシンがデータを格納する複数のストレージを管理する管理装置、管理システム、管理方法、及び管理プログラムに関する。
近年、データを取り扱うサーバでは、取り扱い可能な情報量の増加、堅牢なセキュリティ、障害時でもサービスを提供し続けられる高可用性等の多種多様な要求に応える必要が生じている。このような要求を満たすため、1台の物理マシンから仮想的なマシン(仮想マシン)を作り出し、これらの仮想マシンから仮想サーバを作成、配置する仮想化システムが注目されている。
ところで、重要なデータやサービスを扱う仮想化システムでは、電源異常発生時のデータの消失やハードウェアの破損を防ぐため、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply。以後UPSと呼ぶ。)から電源の供給を受けることが多い。しかしながら、電源異常発生時にUPSから供給できる電源は有限のため、供給できる電源が無くなるまでにシステムを安全に停止させる必要がある。電源異常発生時にシステムを安全に停止させる技術としては、以下の技術が挙げられる。
特許文献1には、高可用性を有する仮想化システムにおいて、複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給するサーバで動作する仮想ハードウェアを停止する技術が開示されている。
特許文献2には、無停電電源装置の停止順位と各仮想マシンの停止順位とに基づきライブマイグレーションを実行することにより、バッテリ使用可能時間が短い無停電電源装置に接続された仮想サーバ上には、停止順位の早い仮想マシンが起動し、バッテリ使用可能時間が長い無停電電源装置に接続された仮想サーバ上には、停止順位の遅い仮想マシンが起動した状態とする技術が開示されている。
特許文献3には、ストレージ装置とストレージ装置内に設けられたボリュームにデータを読み書きするホストとを備えるストレージシステムにおいて、ストレージ装置で電源異常が生じた場合、直ちにストレージ装置内のDC/DC電源の作動を停止させる技術が開示されている。
特許第5601428号公報 特許第6029165号公報 特開2007−286937号公報
ところで、近年の仮想化システムでは、データ保管先のリソース不足を解消するために、仮想化システムに対してストレージの拡張を行った複数のストレージを有する仮想化システムが提案されている。複数のストレージを有する仮想化システムでは、複数のストレージのうち特定のストレージで電源異常が発生する場合があり、このような場合であっても当該システムを安全に停止することが必要になる。
特許文献1は、電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給するサーバで動作する仮想ハードウェアを停止する技術を開示するに留まり、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージで電源異常が発生した場合の対応についてまでは考慮されていない。
特許文献2は、無停電電源装置の停止順位と各仮想マシンの停止順位とに基づきライブマイグレーションを実行することにより、予め設定された停止順位で仮想マシンを停止させる技術を開示するに留まり、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージで電源異常が発生した場合の対応についてまでは考慮されていない。
特許文献3は、ストレージで電源異常が発生した場合に電源異常が発生したストレージを停止させる技術を開示するに留まり、当該ストレージ以外の機器の対応についてまでは考慮されていない。システムを安全に停止させるためには、電源異常が発生したストレージだけでなく、当該ストレージにデータを読み書きするホストも停止しなければならない場合がある。特許文献3は、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージで電源異常が発生し、当該ストレージにデータを読み書きするホストも停止しなければならない場合に、当該システムを安全に停止できるとは言い難い。
複数のストレージを有する仮想化システムのうち、特定のストレージで電源異常が発生した場合、当該システムを安全に停止させるためには、当該システムが有する機器を全て停止する停止制御が考えられる。当該システムが有する機器を全て停止することは、停止させる必要がある機器を全て停止することに繋がる。従って、当該システムが有する機器を全て停止することで、当該システムを安全に停止させることが可能となる。
しかし、当該システムが有する機器を全て停止した場合、本来であれば停止する必要が無い機器まで停止させてしまうおそれがある。複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージで電源異常が発生した場合に、停止する必要がない機器まで停止させてしまうことは効率が悪いと言わざるを得ない。
本願発明は、上記課題を解決し、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージに電源異常が発生した場合、効率の良い停止制御を行うことができる。
本願発明の管理装置は、少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視する監視部と、電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する制御部と、を備える。
本願発明の管理方法は、少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視し、電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する。
本願発明のコンピュータプログラムは、少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視し、電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する、処理をコンピュータに実行させる。
本願発明は、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージに電源異常が発生した場合、効率の良い停止制御を行うことができる。
管理装置1の構成を示す図である。 管理装置1の動作を示すフローチャートである。 管理システム1000の構成を示す図である。 停止範囲表500を示す図である。 監視部102の動作を示すフローチャートである。 決定部103の動作を示すフローチャートである。 停止実行部104の動作を示すフローチャートである。 管理装置1を実現するコンピュータの一例を示す図である。
<第1の実施形態>
本願発明の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態における、管理装置1の構成を示す図である。
[構成]
最初に、管理装置1の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態における管理装置1は、監視部2と、制御部3と、を有する。
監視部2は、少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視する。仮想マシン及びストレージについての説明は後述する。
制御部3は、電源異常が特定のストレージで発生した際に、電源異常が発生したストレージと仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて電源異常が発生したストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する。
[動作]
次に、図2のフローチャートを用いて、本願発明の第1実施形態に係る管理装置1の動作について説明する。
監視部2は、少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの状態を監視する。(S11)
制御部3は、電源異常がストレージで発生した際に、電源異常が発生したストレージと仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて電源異常が発生したストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する(S12)。
上記の構成により、本実施形態に係る管理装置1は、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージに電源異常が発生した場合に、効率の良い停止制御を行うことができる。
<第2の実施形態>
[構成]
次に図3を参照して、第2の実施形態における管理システム1000の構成を説明する。
第2の実施形態における管理システム1000は、UPS10、11、12,13,14,15、及び16を有する。更に、管理システム1000は、UPS10乃至16に加えて、管理装置100と、物理サーバ200及び210と、バックアップサーバ300と、ストレージ400、410、及び420と、を有する。
UPS10乃至16は、図3に示すように、対応する機器にそれぞれ接続される。UPS10乃至16は、接続された機器で電源異常が発生した場合、当該電源異常が発生した機器に電力を供給する
管理装置100は、記憶部101と、監視部102と、決定部103と、停止実行部104と、を有する。管理装置100は、管理システム1000のネットワーク上に配置され、管理システム1000が有する各機器を制御可能である。なお、第1の実施形態における監視部2は第2の実施形態における監視部102に対応し、第1の実施形態における制御部3は第2の実施形態における決定部103及び停止実行部104に対応する。
記憶部101には、停止範囲表500が記憶されている。停止範囲表500については後述する。なお、図3では、記憶部101は管理装置100が有しているが、管理装置100の外部に記憶部101を配置し、当該管理装置100と当該記憶部101との間で通信を行う構成としても良い。
監視部102は、UPS10乃至16の稼動状態を用いて各機器の電源状態を監視し、電力異常の発生を判断する。具体的に、監視部102は、各機器に接続されたUPSの電力供給状態を監視し、UPSが一定時間電力を供給している場合に、当該UPSが接続された機器で電力異常が発生したと判断し、電力異常が発生した旨を決定部103に通知する。なお、ユーザーは、UPSの電力供給時間及び機器の電力消費量等に基づいて、上記の時間を自由に定めることができる。
決定部103は、監視部102から電力異常が発生した旨の通知を受けると、記憶部101に記憶されている停止範囲表500を用いて、機器の停止範囲及び機器を停止する順番を決定する。また、決定部103は、機器を停止する順番を決定することで、既に決定した機器の停止範囲に含まれていない機器を停止しなければならない場合、当該機器を停止範囲に追加する。
なお、決定部103は、機器が有する各種情報を確認することで、各機器間の関連性を特定することができる。例えば、決定部103は、物理サーバから、特定のストレージを利用している仮想マシンに関する情報を確認することで、当該ストレージにデータを格納する仮想マシンを特定することができる。
なお、決定部103が確認する各種情報は上記に限られない。例えば、決定部103は、仮想マシンのストレージ利用状況を確認することで、当該仮想マシンがデータを格納するストレージを特定しても良いし、ストレージのデータ格納状況を確認することで、当該ストレージにデータを格納する機器を特定しても良い。
なお、仮想マシンのストレージ利用状況とは、当該仮想マシンがデータを格納するストレージを示すものであり、ストレージのデータ格納状況とは、当該ストレージにデータを格納した仮想マシンを示すものである。このように、決定部103は、各機器間の関連性を特定できるものであれば、どのような情報を確認しても良い。
停止実行部104は、決定部103が決定した停止範囲及び停止順に基づき機器を停止する。
物理サーバ200は、仮想マシン201及び仮想マシン202を有する物理サーバである。仮想マシン201は、データをストレージ400に格納する。仮想マシン202は、データをストレージ400及び410に格納する。
物理サーバ210は、仮想マシン211及び仮想マシン212を有する物理サーバである。仮想マシン211は、データをストレージ400及び410に格納する。仮想マシン212は、データをストレージ400に格納する。
バックアップサーバ300は、バックアップ等を行う物理サーバである。バックアップサーバ300は、バックアップサーバ300のデータをストレージ400に格納する。
ストレージ400は、仮想マシン201のデータ401と、仮想マシン202のデータ402と、仮想マシン211のデータ403と、仮想マシン212のデータ404と、バックアップサーバ300のデータ405と、を格納する。
ストレージ410は、仮想マシン202のデータ411及び仮想マシン211のデータ412を格納する。
ストレージ420は、バックアップサーバ300のデータ421を格納する。
図4に、停止範囲表500の具体例を示す。
システム管理者等は、各機器間の関連性及びストレージの用途等に応じて、停止範囲表500を作成し、記憶部101に格納する。
停止範囲表500は、種別510と、機器名520と、停止順530と、システム停止範囲540と、UPS550名と、を有する。
種別510は、管理システム1000が管理する機器の種別を示すものである。種別510の具体例としては、仮想マシン、物理サーバ、及びストレージ等が挙げられるが、本願発明はこれに限られるものではない。
機器名520は、管理システム1000が管理する機器の名称を示すものである。
停止順530は、停止実行部104が機器を停止する際の順番を示すものである。具体的に、停止順530は、対象の機器を停止する前に停止する必要がある機器の情報を示す。
システム停止範囲540は、決定部103が機器を停止する範囲を決定する際に用いる情報を示すものである。具体的に、システム停止範囲540は、直接的に停止範囲を設定する情報又は間接的に停止範囲を設定する情報を示す。直接的に停止範囲を設定する情報とは、例えば、システム全体又は特定の機器等のように、決定部103が当該情報を確認するだけで停止範囲を決定することが可能な情報のことである。間接的に停止範囲を設定する情報とは、例えば、特定のストレージにデータを格納する仮想マシン等のように、決定部103が当該情報を確認するだけでは停止範囲を決定することができない情報のことである。
決定部103は、システム停止範囲540に間接的に停止範囲を設定する情報が示されていた場合、機器が有する各種情報を確認することで、間接的に停止範囲を設定する情報が示す機器を特定する。決定部103は、当該特定した機器を停止範囲として決定する。
UPS550名は、各機器に接続されているUPSを示すものである。
[動作]
次に、第2の実施形態における管理システム1000の動作について説明する。
図5に監視部102の動作を示す。
監視部102は、各UPSの電力供給状態を監視する(S101)。
監視部102は、各UPSのいずれかが電力供給を開始したことを検知すると(S102でYes)、電力供給を開始したUPSが一定時間後も電力を供給しているかどうかを確認する。当該電力供給を開始したUPSが一定時間後も電力を供給している場合(S103でYes)、監視部102は、当該UPSに接続された機器で電力異常が発生したことを、決定部103に通知する(S104)。当該UPSが一定時間後に電力を供給していない場合(S103でNo)、監視部102は各UPSの電力供給状態の監視に戻る。
図6に決定部103の動作を示す。
決定部103は、監視部102から電力異常が発生した旨の通知を受信する(S201)と、電力異常が発生した機器に対応する停止範囲表500を確認する(S202)。
決定部103は、電力異常が発生した機器に対応するシステム停止範囲540を確認した結果、直接的に停止範囲を設定する情報が示されていた場合は(S203でYes)、当該情報を用いて特定される機器を停止範囲として決定する(S204)。
決定部103は、停止範囲表500のシステム停止範囲540を確認した結果、直接的に停止範囲を設定する情報が示されていない場合は(S203でNo)、機器が有する各種情報を確認し、間接的に停止範囲を設定する情報が示す機器を特定する(S205)。決定部103は、当該特定した機器を停止範囲として決定する(S206)。なお、直接的に停止範囲を設定する情報が示されていない場合とは、システム停止範囲540に、間接的に停止範囲を設定する情報が示されていた場合である。
決定部103は、停止範囲表500の停止順530を確認し、機器の停止順位を決定する(S207)。
ところで、決定部103がS207で停止順位を決定することにより、S204又はS206で決定した停止範囲に含まれていない機器を停止する必要が発生する場合がある。停止順を決定することにより、機器を停止する必要が発生し、S204又はS206で決定した停止範囲が変わる場合(S208でYes)、決定部103は、当該停止が必要な機器を停止範囲に追加する(S209)。
決定部103は、停止範囲及び停止順位を停止実行部104に通知する(S210)。
図7に停止実行部104の動作を示す。
停止実行部104は、決定部103から停止範囲及び停止順位を受信する(S301)。
停止実行部104は、停止範囲及び停止順位に基づいて機器を停止する(S302)。
[具体例]
次に、第2の実施形態における管理システム1000の具体例について説明する。
今回の具体例では、図4の停止範囲表500を用いて、ストレージ400、ストレージ410、ストレージ420のそれぞれについて、電力異常が発生した場合の具体的な処理の流れについて説明する。なお、ストレージに格納されるデータ及び管理システム1000が有する各機器間の関連性等は図3に示す構成と同様である。
始めに、ストレージ400で電力異常が発生した場合について説明する。
ストレージ400に接続されたUPS14が、一定時間電力を供給した場合、監視部102は、ストレージ400で電力異常が発生した旨を、決定部103に通知する。
決定部103は上記の通知を受信すると、ストレージ400のシステム停止範囲540を確認し、停止範囲をシステム全体に決定する。
決定部103は、ストレージ400の停止順530を確認し、ストレージ400の停止順位を全物理サーバ停止後に決定する。決定部103は、種別510が物理サーバである機器の停止順位を確認する。具体的に、決定部103は、物理サーバ200、物理サーバ210、及びバックアップサーバ300の停止順位を確認する。
決定部103は、物理サーバ200の停止順530を確認し、仮想マシン201及び211を停止した後に物理サーバ200を停止することを決定する。また、決定部103は、物理サーバ210の停止順530を確認し、仮想マシン211及び212を停止した後に物理サーバ210を停止することを決定する。更に、決定部103は、バックアップサーバ300の停止順530を確認し、バックアップサーバ300を単独で停止することを決定する。
決定部103は、仮想マシン201、202、211、及び212の停止順530を確認する。決定部103は、仮想マシン201停止後に仮想マシン202を停止することを決定する。同様に、決定部103は、仮想マシン211停止後に仮想マシン212を停止することを決定する。
最終的に決定部103は、仮想マシン201及び211を停止し、仮想マシン202及び212を停止し、物理サーバ200及び210とバックアップサーバ300とを停止し、ストレージ400、410、及び420を停止する、という停止順位を決定する。
停止実行部104は、決定部103が決定した停止範囲及び停止順位に基づいて停止を実行する。
次に、ストレージ410で電力異常が発生した場合について説明する。
ストレージ410に接続されたUPS15が、一定時間電力を供給した場合、監視部102は、ストレージ410で電力異常が発生した旨を、決定部103に通知する。
決定部103は上記の通知を受信すると、ストレージ410のシステム停止範囲540を確認し、ストレージ410にデータを格納する仮想マシンを停止範囲として決定する。当該ストレージ410にデータを格納する仮想マシンを停止範囲とするという情報は、停止範囲を間接的に設定する情報であるため、決定部103は、機器が有する各種情報を確認する。
本具体例において、決定部103は、各物理サーバが有する、仮想マシンのストレージ利用状況を確認することで、ストレージ410にデータを格納する仮想マシンを特定する。具体的に、決定部103は、仮想マシン202及び211を、ストレージ410にデータを格納する仮想マシンとして特定する。決定部103は、当該特定した仮想マシン202及び211を停止範囲として決定する。
決定部103は、ストレージ410の停止順530を確認し、ストレージ410の停止順位を仮想マシン202及び211の停止後に決定する。決定部103は、仮想マシン202及び211の停止順530を確認する。決定部103は、仮想マシン201を停止後に仮想マシン202を停止することを決定する。ここで、仮想マシン201は、決定部103が決定した停止範囲に含まれないが、仮想マシン202を停止させるために停止が必要な機器である。決定部103は、当該仮想マシン201を停止範囲に追加する。
このように、決定部103は、停止順位を決定することで、停止範囲に含まれていないが停止が必要な機器が新たに発生した場合、当該機器を停止範囲に追加することができる。
最終的に決定部103は、停止範囲を仮想マシン201、202、及び211に決定する。
更に、決定部103は、仮想マシン201を停止し、仮想マシン202及び211を停止し、ストレージ410を停止する、という停止順位を決定する。
停止実行部104は、決定部103が決定した停止範囲及び停止順位に基づいて停止を実行する。
ストレージ410で電力異常が発生した場合の具体例で説明した通り、決定部103は、ストレージ410にデータを格納していない仮想マシン201を停止範囲に追加することができる。当該具体例における仮想マシン201として、例えば、認証サーバ等の業務用アプリケーションサーバ(以後APサーバと呼ぶ)が挙げられる。また、当該具体例の仮想マシン202として、例えば、APサーバから呼び出されるDNS(Domain Name System)サーバ等(以後DNSサーバと呼ぶ)が挙げられる。
上記のAPサーバとAPサーバから呼び出されたDNSサーバとのように各機器間で関連性がある場合、決定部03は、当該関連性を考慮し、APサーバ停止後にDNSサーバを停止するように停止順位を決定することができる。
決定部103は、上記のように停止順位を決定することにより、停止範囲に含めていない機器についても、必要に応じて停止範囲に含めることができる。
次に、ストレージ420で電力異常が発生した場合について説明する。
ストレージ420に接続されたUPS16が、一定時間電力を供給した場合、監視部102は、ストレージ420で電力異常が発生した旨を決定部103に通知する。
決定部103は上記の通知を受信すると、ストレージ420のシステム停止範囲540を確認し、停止範囲をバックアップサーバ300に決定する。また、決定部103は、ストレージ420の停止順530を確認し、バックアップサーバ300の停止後にストレージ420を停止する、という停止順位を決定する。
最終的に決定部103は、バックアップサーバ300を停止し、ストレージ420を停止する、という停止順位を決定する。
停止実行部104は、決定部103が決定した停止範囲及び停止順位に基づいて停止を実行する。
上記より、本願発明は、複数のストレージを有する仮想化システムにおいて、特定のストレージで電源異常が発生した場合に、効率の良い停止制御を行うことができる。更に、本願発明は、特定のストレージで電源異常が発生した場合、システム利用者への影響を最小限とした停止処理を安全に行うことができる。
また、本願発明は、特定のストレージで電源異常が発生した場合、当該ストレージと、当該ストレージにデータを格納する仮想マシンと、当該仮想マシンに関連性のある仮想マシンと、を仮想マシン同士の関連性を考慮しながら停止処理を行うことができる。換言すると、決定部103は、システム管理者等がシステム停止範囲540に設定していなかった機器であっても、各機器間の関連性等を考慮することで、停止範囲に追加することが可能になる。
これにより、本願発明は、複雑化したシステムで電源異常が発生した場合であっても、より安全にシステムを停止することができる。
[プログラム]
本願発明におけるプログラムは、コンピュータに本願発明における動作を実行させるコンピュータプログラムである。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における管理装置、管理システム、及び管理方法を実現することができる。この場合、コンピュータのCPU111は、監視部2及び制御部3として機能し、処理を行なう。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、管理装置1を実現するコンピュータについて図8を用いて説明する。
図8は、本願発明の実施の形態における管理装置1を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図8に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113は、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
ここまで、本願発明を実施するための形態を説明してきたが、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序はあくまでも一例に過ぎず、本願発明を実施する際に矛盾のない範囲で変更することが可能である。
また、本明細書で記載した構成はあくまでも一例に過ぎず、本願発明を実施する際に矛盾のない範囲で構成を変更することが可能である。
即ち、本願発明は、本願発明を実施する際に矛盾のない範囲で、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができ、上記各実施形態の変形例や、その組合せ等も、本願発明の技術的範囲に含まれる。
1 管理装置
2 監視部
3 制御部
10 UPS
11 UPS
12 UPS
13 UPS
14 UPS
15 UPS
16 UPS
100 管理装置
101 記憶部
102 監視部
103 決定部
104 停止実行部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
200 物理サーバ
201 仮想マシン
202 仮想マシン
210 物理サーバ
211 仮想マシン
212 仮想マシン
300 バックアップサーバ
400 ストレージ
401 仮想マシン201のデータ
402 仮想マシン202のデータ
403 仮想マシン211のデータ
404 仮想マシン212のデータ
405 バックアップサーバ300のデータ
410 ストレージ
411 仮想マシン202のデータ
412 仮想マシン211のデータ
420 ストレージ
421 バックアップサーバ300のデータ
500 停止範囲表
510 種別
520 機器名
530 停止順
540 システム停止範囲
550 UPS名
1000 管理システム

Claims (8)

  1. 少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視する監視部と、
    電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する制御部と、
    を備える管理装置。
  2. 前記電源異常が発生したストレージに電力を供給する無停電電源装置を更に備え、
    前記監視部は前記無停電電源装置の稼動状態を用いて前記ストレージの電源状態を監視する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記関連性を示す情報は前記電源異常が発生したストレージと当該ストレージに関連する仮想マシンとの停止順を示す情報を含み、
    前記制御部は前記停止順を示す情報を用いて前記電源異常が発生したストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する、
    請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記制御部は前記仮想マシンのストレージ利用状況又は前記電源異常が発生したストレージのデータ格納状況を確認することで前記電源異常が発生したストレージにデータを格納する仮想マシンを特定し、当該ストレージ及び当該特定した仮想マシンを停止する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記制御部は前記関連性を示す情報を用いて、電源異常が発生したストレージと当該ストレージにデータを格納する仮想マシンと当該仮想マシンに関連する仮想マシンとを停止する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管理装置。
  6. 少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視し、
    電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する、
    管理方法。
  7. 少なくとも1以上の仮想マシンがデータを格納する複数のストレージの電源状態を監視し、
    電源異常が特定のストレージで発生した際に、当該ストレージと前記仮想マシンとの関連性を示す情報を用いて、当該ストレージ及び当該ストレージに関連する仮想マシンを停止する、
    処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理装置と、
    少なくとも1以上の仮想マシンと、
    前記仮想マシンがデータを格納する複数のストレージと、
    を備える管理システム。
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