JP2019165488A - 放送受信装置及び放送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被接続オーディオ機器の伝送クロック周波数の対応モードに応じて音声信号の伝送クロック周波数を切り替える。【解決手段】 実施形態に係る放送受信装置は、外部接続のオーディオ機器を伝送クロックが第1周波数のみ対応の第1モードと第1と第2周波数に対応する第2モードとに分類する。放送中に第1音声信号から第2音声信号に切り替わる場合に、第1モードのオーディオ機器に対しては、第1音声信号を第1周波数で出力し、切替期間に音声信号の出力を停止しつつ第1周波数の伝送クロックをオーディオ機器に出力し、次に受信される信号から第1周波数で伝送可能な別の音声信号を選択して第1周波数でその音声信号を出力し、第2モードのオーディオ機器に対しては、第1音声信号を第2の周波数で出力し、切替期間に音声信号の出力を停止しつつ第2周波数の伝送クロックをオーディオ機器に出力し、次に受信される第2音声信号を第2周波数で出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、放送受信装置及び放送受信方法に関する。
高度BS/高度広帯域CS放送におけるデジタルテレビジョン放送システムにおいては、Audio Streamのプロファイルとして、MPEG4-AAC (Moving Picture Experts Group 4 - Advanced Audio Coding) (1ch, 2ch, 5.1ch, 7.1ch, 22.2ch) とMPEG4-ALS (Moving Picture Experts Group 4 - Audio Lossless Coding) (2ch, 5.1ch) の採用が予定されている。これらのAudio Streamを受信装置から外部のオーディオ機器(AVアンプ、サウンドバー等を含む)に出力する手段としては、S/PDIF (Sony Philips Digital Interface) 規格に準拠した光ケーブル・同軸ケーブル、あるいはHDMI(登録商標)-Forum (High-Definition Multimedia Interface - Forum) で規格化されたHDMIケーブルによる伝送となる。いずれも信号の伝送方式はIEC61937で規格化されている。
しかし、現状のS/PDIF規格で伝送できるAudio Streamのビットレートは約1.5Mbpsまでであり、MPEG4-AACの場合は7.1chまでは現行S/PDIF規格で伝送可能である。しかしながら、22.2chではビットレートが速度不足で伝送不可能である。このためIEC61937を改訂し、伝送時のクロック周波数を倍速にして伝送レートを約3Mbpsまでに拡張する検討を進めている。さらにMPEG4-ALSの5.1chの場合は、Streamの最大ビットレートが約7.3Mbpsであるため、これを送信できるよう伝送クロック周波数を8倍速まで対応する検討も進めている。
「高度広帯域衛星デジタル放送用受信装置標準規格」ARIB STD-B63 1.1版 2015年3月17日改定、一般社団法人 電波産業会 「デジタル放送におけるMMTによるメディアトランスポート方式標準規格」ARIB STD-B60 1.0版 2014年7月31日策定、一般社団法人 電波産業会
ところで、上記IEC61937にて、伝送クロックの2倍モードおよび8倍モードが定義された場合、規格上はMPEG4-ALS 5.1chまで伝送することが可能な放送受信装置及びオーディオ機器が製造可能となる。ただし、伝送クロックを2倍速や8倍速で動作させるためには、専用の部品などを採用する必要があるなど、製品のコストが高くなってしまう。
また、実際の放送では、ほとんどの音声がMPEG4-AAC 2chあるいは5.1chであることを考慮すると、コスト的に安価なオーディオ機器の場合には従来と同等の1.5Mbpsまで対応可能な1倍速までの対応とし、MPEG4-AAC 22.2chやMPEG4-ALSに対応した高級機種の場合のみ2倍速あるいは8倍速まで対応する、というように、区別を行うことが望ましい。しかし、オーディオ機器を光ケーブルや同軸ケーブルで受信装置と接続した場合、接続されているオーディオ機器が何倍速まで対応しているのか(どのプロファイルに対応しているのか)を受信装置側で知る手段がない。よって、受信装置側でユーザの操作により何らかの設定を行わない限り、倍速モード音声に対応していないオーディオ機器に倍速モード音声を出力してしまい、ある放送番組中はずっと音が出ないという問題が発生してしまう。
すなわち、第1の音声信号と第2の音声信号が選択的に伝送される放送を受信し、外部接続のオーディオ機器に受信した音声信号を出力する放送受信装置において、外部接続のオーディオ機器との間の音声信号伝送の伝送クロック周波数として第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数があり、第1の音声信号は第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数の両方で伝送可能であり、第2の音声信号は第2の伝送クロック周波数のみで伝送が可能である場合に、第2の伝送クロック周波数に対応していないオーディオ機器に第2の伝送クロック周波数で音声信号を出力してしまい、音が出ないという課題がある。
この実施形態の目的は、外部接続のオーディオ機器との間の音声信号伝送の伝送クロック周波数として第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数があり、第1の音声信号は第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数の両方で伝送可能であり、第2の音声信号は第2の伝送クロック周波数のみで伝送が可能である場合に、被接続オーディオ機器の対応伝送クロック周波数に適する形態で受信した音声信号を出力することのできる放送受信装置と放送受信方法を提供することにある。
実施形態は、第1の音声信号と第2の音声信号が選択的に伝送される放送を受信し、外部接続のオーディオ機器に受信した音声信号を出力する放送受信装置であって、前記外部接続のオーディオ機器との間の音声信号伝送の伝送クロック周波数として第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数があり、第1の音声信号は第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数の両方で伝送可能であり、第2の音声信号は第2の伝送クロック周波数のみで伝送が可能であり、放送中に前記第1の音声信号と前記第2の音声信号との切り替えに際して事前に音声切替情報の通知がある場合に、制御部は、前記オーディオ機器を、前記第1の伝送クロック周波数のみ対応する第1のモードと、前記第1の伝送クロック周波数と前記第2の伝送クロック周波数の両方に対応する第2のモードとに分類し、前記音声切替情報に基づいて前記伝送クロック周波数を決定する制御部を備える。前記制御部は、接続されるオーディオ機器が第1のモードであるとき、前記受信された先行する音声信号が第1の音声信号で、次に受信される音声信号が第2の音声信号である場合には、前記先行する第1の音声信号を前記第1の伝送クロック周波数によって出力し、切替期間に前記音声信号の出力を停止しつつ前記第1の伝送クロック周波数の伝送クロックを前記オーディオ機器に出力し、前記放送から次に受信される信号内の前記第1の伝送クロック周波数で伝送可能な別の第2の音声信号を選択して前記第1の伝送クロック周波数によってその音声信号を出力するように制御し、接続されるオーディオ機器が第2のモードであるとき、前記受信された先行する音声信号が第1の音声信号で、次に受信される音声信号が第2の音声信号である場合には、前記先行する第1の音声信号を前記第2の伝送クロック周波数によって出力し、切替期間に前記音声信号の出力を停止しつつ前記第2の伝送クロック周波数の伝送クロックを前記オーディオ機器に出力し、次に受信される第2の音声信号を第2の伝送クロック周波数によって出力するように制御する。
実施形態に係る高度BS/高度広帯域CS放送における放送受信装置の構成を示すブロック図。 図1に示す放送受信装置とAVアンプを接続したときの音声プロファイルの切り替えを説明するためのブロック図。 従来方式における放送受信装置と外部AVアンプにおいて、音声アセット(音声モード)がAAC 2chからALS 2chに変化する放送を受信した際の動作を示す図。 従来方式における放送受信装置と外部AVアンプにおいて、音声モードがMPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 5.1chに変化する放送を受信した際の動作を示す図。 従来方式における放送受信装置と外部AVアンプにおいて、音声モードがMPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 22.2chに変化する放送を受信した際の動作を示す図。 図1に示す放送受信装置において、プロファイルがB接続モードの場合に、AAC 2chからAAC 22.2chに変化する放送を受信した際の動作を示す図。 図1に示す放送受信装置において、プロファイルがA接続モードの場合に、AAC 2chからAAC 22.2chに変化する放送を受信した際の動作を示す図。 図1に示す放送受信装置において、プロファイルの事前モード設定を説明するためのフローチャート。 図1に示す放送受信装置において、放送受信時の切り替え処理を説明するためのフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
以下、図1乃至図9を参照して、実施形態に係る放送受信装置について説明する。
図1は実施形態として、高度BS/高度広帯域CS放送における放送受信装置1の構成を示すブロック図である。この放送受信装置は、図示しない受信アンテナにより得られた放送波の受信信号を入力し、復調部11で復調処理や誤り訂正復号処理を施すことでTLVストリームを復調し、TLV/MMT分離部12によりこのTLVストリームから映像ストリームと音声ストリームを分離する。
上記TLV/MMT分離部12は、音声ストリームからTLV(Type Length Value)パケットとMMT(MPEG Media Transport)パケットを分離して、それぞれ音声選択制御部13に送る。この音声選択制御部13は、TLVパケットのTLV情報とMMTパケットのMMT情報に基づいて、複数の音声アセットの中から出力先のAVアンプ2に適応するアセットを1つ選択し、内部再生系と外部出力系それぞれに出力する。
内部再生系では、デコーダ14において、選択された音声アセットをデコードし、デコード出力が5.1chのPCMデータならばダウンミキサ(DMIX)部15で2chのPCMデータに変換して切替部16に送り、2chのPCMデータならば直接、切替部16に送る。切替部16は、音声選択制御部13からの指示に基づいて、入力においてダウンミキサ部15からの2chとデコーダ14から直接供給される2chのいずれかを選択すると共に、出力において内部再生系、外部出力系のいずれかを選択する。
上記切替部16で内部再生系に選択出力された2chのPCMデータはDAC(Digital-Analog Converter)17でアナログ音声信号に変換されて、内部アンプ及びスピーカによる音声出力部18に送られて音響再生される。また、外部出力系に選択出力された2chのPCMデータは外部出力インターフェース(I/F)19に送られる。この外部出力インターフェース19は、HDMI出力端子、S/PDIF光デジタル音声出力端子、S/PDIF同軸デジタル音声出力端子を備え、それぞれ外部のAVアンプ2とHDMIケーブル、S/PDIF光デジタルケーブル、S/PDIF同軸デジタルケーブルで接続可能であり、音声選択制御部13で選択された音声アセットを外部接続のAVアンプ2へ出力する。また、外部接続のAVアンプ2の対応音声モード情報が得られていない場合には、切替部16からの2chのPCMデータを選択してAVアンプ2へ出力する。
ここで、外部出力インターフェース19では、AVアンプ2の接続時に対応音声モード情報が得られた場合には、その情報を音声選択制御部13に送る。音声選択制御部13は、外部出力インターフェース18から被接続AVアンプ2の対応音声モード情報が得られた場合に、その情報を登録しておき、該当する音声モードの音声アセットが届いた場合には、その音声アセットを出力するように切替設定する。
一方、復調部11で得られた映像ストリームは映像処理部1Aに送られる。この映像処理部1Aは、入力映像ストリームから所定の解像度の映像信号を生成して表示装置3に送り表示する。ここで、上記音声選択制御部13は、被接続AVアンプ2の対応音声モードを登録設定できていない場合に、GUI(Graphical User Interface)表示部1Bにモード選択の入力操作を促すための表示をするように指示を送る。GUI表示部1Bは、その指示を受けて、映像処理部1Aを通じて表示装置3にモード選択の入力操作画面を表示させる。ユーザがその画面を見て、操作入力部1Cに対してAVアンプ2の対応音声モードを選択する操作をすることで、音声選択制御部13に被接続AVアンプ2の対応音声モードを登録設定することができる。
図2は、上記放送受信装置1に外部のAVアンプ2を接続して音声アセットを伝送する処理を説明するための概念図である。図2において、受信装置1と外部のAVアンプ2との接続は、HDMIケーブル、S/PDIF光デジタルケーブル、S/PDIF同軸デジタルケーブルのいずれかによって行われる。
まず、受信装置1がセットトップボックス(STB)のような形態の場合は、受信装置1のHDMI出力端子と外部AVアンプ2のHDMI入力端子とをHDMIケーブルにより接続する。これにより、受信装置1から音声信号が映像信号と一緒に外部AVアンプ2へと送信される。一方、受信装置1がテレビのような形態の場合には、外部AVアンプ2で再生される映像・音声信号を受信装置(テレビ)1に入力する目的で、外部AVアンプ2のHDMI出力端子と受信装置(テレビ)1のHDMI入力端子とをHDMIケーブルにより接続する。この場合、HDMIケーブル上を受信装置(テレビ)1から外部AVアンプ2の方向に音声信号のみを送信する機能(HDMI-ARC:オーディオリターンチャンネル)を利用することにより、受信装置(テレビ)の音声信号を外部AVアンプ2に送信することができる。なお、テレビ形態の受信装置1にHDMI出力端子を備えるようにし、映像・音声信号を外部AVアンプ2のHDMI入力端子に送信する機能を備えてもよい。
S/PDIF光デジタルケーブル、S/PDIF同軸デジタルケーブルによる接続の場合は、受信装置1のデジタル音声出力端子と外部AVアンプ2の光または同軸のデジタル音声入力端子が接続される。
ここで、HDMI、HDMI-ARCおよびS/PDIFのいずれの接続の場合も、受信装置1から外部AVアンプ2へ出力される音声は、1つの音声アセットのみである。複数の音声アセットを含む放送を受信した場合、受信装置1は外部AVアンプ2に出力する音声アセットを1つ選択して出力する。
以下、外部AVアンプ2との接続と、受信装置1内で必要な処理について説明する。
図2に示すように、受信装置1は複数の音声ストリーム(最大音声アセット数4)を含む放送波(TLVストリーム)を受信する。例えば、高度広帯域CS放送では、7種類の音声モードが運用され得る(なお、高度BSデジタル放送においてはAAC 1.0chの運用は行わないため6種類)。このうち、受信装置1が単独で再生することが必須とされているAAC 1.0ch(高度BSでは運用しない)、AAC 2.0ch、AAC 5.1chの3つ以外の音声モードを放送する場合は、サイマル音声が同時に放送される。表1に、放送における音声モードとサイマル音声の組み合わせ例を示す。
Figure 2019165488
受信装置1はこのような複数の音声アセットの中から出力するアセットを1つ選択し、外部AVアンプ2に出力する。出力するアセットはユーザが任意に選択するか、もしくは外部AVアンプ2で対応可能な音声モードがわかっている(事前に受信装置1側で設定されている)場合は自動選択としてもよい。この場合は、受信装置1本体での再生と同様、コンポーネントタグ値の小さいアセットを優先する。また、受信装置1内で音声ストリームを復号し、リニアPCMで外部AVアンプ2に出力する機能を設けてもよい。
外部へ出力する音声モードは、出力先の機器の対応状況に合わせての組み合わせとなる。
ストリーム出力における音声モードと切替動作について説明する。
まず、S/PDIF、HDMIへのストリーム出力の方式は、IEC60958およびIEC61937により規定されている。高度BS放送・高度広帯域CS放送で運用される各音声モードを出力する場合は、それぞれ表2の規定に従い出力される。
Figure 2019165488
なお、AAC 22.2chおよびALSの音声を送出する場合、信号のビットレートが48kHz のIEC60958フレームレートで伝送可能な範囲を超過するため、フレームレートを倍速以上に拡張する必要がある。現在、これに対応したIEC60958、IEC61937の規格改訂を準備中である。
音声モードが変化する放送を外部AVアンプ2に出力する際の動作例として、音声モードがMPEG4-AAC 2chからMPEG4-ALS 2chに変化する放送を受信した際の、受信装置1と外部AVアンプ2の動作を図3に示す。
受信装置1は、先行音声であるAAC 2chのアセットを受信し(図3(a))、S/PDIFに48kHzのフレームレートで出力している(図3(b))。外部AVアンプ2はこのストリームを受信し、デコードしてスピーカに出音している(図3(c))。この状態で放送の先行音声アセットが停止すると(図3(a))、受信装置1はIEC60958-1に則りS/PDIFにNULLデータストリームを50msec以上出力した後(図3(b))、S/PDIFへの出力を停止する。このNULLデータストリームにより、外部AVアンプ2はバッファに溜まっている音声ストリームの吐き出しを行う。
受信装置1が後続音声であるALS 2chのアセットを受信すると(図3(a))、受信装置1はS/PDIFのフレームレートを96kHzに変更してALS 2chのストリームを出力する(図3(b))。このようなS/PDIF上で変化するストリームを受信した外部AVアンプ2は、フレームレートの変化に対してPLL回路による再同期処理を行う。その後、音声ストリームのフォーマット検出、音声デコーダのAACからALSへの切替を行い、ALS復号の遅延時間を経て、後続音声がスピーカから出音される(図3(c))。
さらに、図4及び図5に、高度BS/高度広帯域CSデジタル放送で、途中で音声モードが変化するストリームが放送されたときの、放送信号における音声モードの変化と、受信装置1からS/PDIFに出力する信号、およびAVアンプ2から出力される音声データの関係を示す。
図4では、MPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 5.1chに音声モードが変化した場合の関係が記されている。放送信号からAAC 2chを受信した受信装置1は、48kHz(1倍速)の伝送クロックでAAC 2chの音声ストリームをS/PDIFに出力する。また、放送では音声モードが変化する約100msec前に、音声モードの変更を通知するMPTが送出される。
受信装置1はMPTの内容を見て、音声がAAC 2chから5.1chに変化することを知ると、S/PDIFへの音声ストリームの出力を停止する。しかし、後続の音声が5.1chであり、同じ48kHzの伝送クロックで送出できることがわかっているため、伝送クロックは出し続ける。その後、後続のAAC 5.1ch音声ストリームを受信したら、そのストリームをS/PDIFに出力する。
このようなS/PDIFからの信号を受信したAVアンプ2は、AAC 2chの音声が入力されている間はスピーカにAAC 2chの音声を出力し、音声なし区間に入ったら音声出力を停止し、次に音声信号が入力されたら、その音声が何であるかを検出する処理を行い、AAC 5.1chであることを判定したらスピーカに出力を行う。
一方、図5では、MPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 22.2chに音声モードが変化した場合について記されている。図4の場合と異なるのは、MPEG4-AAC 22.2chはS/PDIFの伝送クロックが48kHzではビットレート的に送信不可能であり、伝送クロックを96kHz(2倍速)に切り替える必要がある点である。
音声モードの変更をMPTの更新により把握した受信装置1は、後続の音声が96kHzでの伝送が必要なMPEG4-AAC 22.2chであることを知ると、S/PDIFのAAC 2ch音声出力を停止し、その後に48kHzの伝送クロックの出力も停止する。その後、96kHzの伝送クロックの音声なしデータをS/PDIFに出力し、22.2ch音声ストリームを受信したらその音声をS/PDIFに出力する。
このようなS/PDIFからの信号を受信したAVアンプ2は、AAC 2ch 48kHzの信号が切断された後、96kHzの伝送クロックの信号を受信したら、PLLにより96kHzの周波数で受信装置1との同期を行う。この同期に要する時間(約200msec)経過後に音声信号を受信し、AAC 22.2chであることを把握してからスピーカに音を出す。このように伝送クロックが異なる音声モード変化が発生する場合は、出音までに要する時間が長くなる問題がある。図3に示したように、MPEG4-AAC 2chからMPEG4-ALSへの音声モード切替も、伝送クロック周波数が異なる切替となるため、同様の問題が発生する。
課題に記したとおり、高度BS放送では音声モードが拡張されている。その結果、従来のS/PDIF規格で定められている伝送クロック周波数では伝送レートが不足して送信できない音声モードが存在することになった。このため、S/PDIF規格を拡張し、高速伝送できるようにするためのS/PDIF規格改訂作業が行われている。表3に音声モードとS/PDIFにおける伝送クロック周波数の関係を記す。
Figure 2019165488
高度BS放送対応のAVアンプ(サウンドバーなどの装置を含む)2としては、表3のように規格上定められている全ての音声モードを受信して出音する必要はなく、AAC 1ch/2ch/5.1chのみを対応する製品を商品化することが可能である。この場合、S/PDIFの伝送クロック周波数としては48kHzのみに対応すればよいことになる。
一方、AVアンプ2がMPEG4-AAC 22.2chに対応する場合には、S/PDIFの伝送クロック周波数としては48kHzと96kHzの両方に対応することになる。AVアンプ2がMPEG4-ALS 5.1chまで対応する場合には、さらに384kHzの伝送クロック周波数に対応する必要がある。
これらの区別を一般消費者にわかりやすく伝えるため、本実施形態ではAVアンプ製品を表4のような3つのプロファイルに分類する。
Figure 2019165488
一方、放送局は放送中に音声ストリームの音声モードを切り換えて送出する。例えば番組本編はMPEG4-AAC 5.1ch、CM部分はMPEG4-AAC 2chで送出する、というような形である。
高度BS放送では、このような音声ストリームを切り替える場合には、切替の100msec前にMPTを更新し、受信装置1に対して音声ストリームが切り替わることを事前に通知する。
このような放送を受信した受信装置(TV)1が内蔵スピーカで出音を行う際は、MPT更新により音声モードの切替を事前に把握すると、受信装置(TV)1はまず先行側音声の出力をミュートして切替準備を行い、音声モードを後続の音声ストリームに合わせてデコーダの設定を変更し、後続音声を受信したらスピーカに後続音声の出音を行う、という動作を行う。
一方、受信装置(TV)1からAVアンプ2に音声ストリームを出力し、AVアンプ2経由でスピーカに出音する場合には、図4のように、受信装置(TV)1はまず先行音声(MPEG4-AAC 2ch)をS/PDIFに出力する。MPT更新により音声モードの切り替わりを検出したら、S/PDIFへの先行音声の出力を停止する。しかし、S/PDIFの伝送クロックは48kHzのまま出し続ける。後続音声(MPEG4-AAC 5.1ch)を受信したら、受信装置(TV)1は後続音声のストリームをS/PDIFに出力する。
ここで、S/PDIFには音声ストリーム以外の情報を受信装置(TV)1からAVアンプ2に送信する手段が無い。このためAVアンプ2は、音声モードの切り替わりは、受信した音声ストリームの内容を都度確認し、AAC 2chからAAC 5.1chへの変化を検出する。このため、S/PDIF上のストリームでAAC 5.1chに変化した点よりも、ある程度の時間だけ遅れてスピーカから後続音声が出音されることになる。この時間はAVアンプ2が音声モード切り替わりを検出するための時間である。
上記の例はMPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 5.1chへの変化という、S/PDIFの伝送クロック周波数が48kHzで伝送可能な音声モードの範囲内での変化が行われた場合について記されている。図5では、MPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 22.2chという、異なる伝送クロック周波数への切替が必要な音声モード切り替わりについて示している。
先行音声であるMPEG4-AAC 2chの音声を受信した受信装置(TV)1は、S/PDIFに音声ストリームを出力する際、48kHzの伝送クロック周波数でAAC 2chのストリームを送信する。MPTの更新により、後続の音声がMPEG4-AAC 22.2chであることを把握した受信装置(TV)1は、まず先行音声の送信を停止する。次に後続音声は96kHzのクロックでないと伝送できない音声モードであるため、48kHzの伝送クロックも停止し、続いて96kHzの伝送クロックの出力を行う。その後、後続音声を受信したら、96kHzのクロックでMPEG4-AAC 22.2chの音声ストリームを送信する。
一方、この音声ストリームを受信するAVアンプ2側の観点では、先行音声であるMPEG4-AAC 2ch 48kHzの音声を出力中に、まず音声ストリームが停止し、その後48kHzの伝送クロックも停止される。続いて、96kHzの伝送クロックがS/PDIF経由で入力されることになる。通信のための伝送クロックの周波数が変わったため、PLL回路にて受信装置(TV)1とAVアンプ2の伝送クロックの同期処理を行う。
受信装置(TV)1とAVアンプ2との間の通信路の同期が図れたら、再びS/PDIF経由で音声ストリームが受信できるようになり、受信した音声ストリームの音声モードを検出し、スピーカへの出音を行う、という動作が行われる。このPLLによる同期処理にかかる時間(PLLロック時間)は約200msecと比較的長い時間かかることが想定される。よって、後続音声の先頭部分が欠けてしまう問題が発生する。
この問題の回避のため、受信装置(TV)1は、受信装置(TV)1に接続されているAVアンプ2がどの伝送クロック周波数まで対応可能なものか、すなわち、表4のどのプロファイルに属するAVアンプが接続されているかを、プロファイルの接続モードとして記憶する。
受信装置(TV)1とAVアンプ2との間の接続にHDMIケーブルが用いられている場合は、HDMIのEDID (Extended Display Identificaiton Data) あるいはHDMI-CEC (High Definition Multimedia Interface - Consumer Electronics Control) から取得できる情報により、受信装置(TV)1はAVアンプ2がどのプロファイルに属するかを判断し、プロファイルの接続モードを記憶する。例えば、MPEG2-AAC 2ch/5.1chしか対応できないAVアンプが接続されている場合、受信装置(TV)1は「Profile-A接続モード」を記憶し設定する。またMPEG2-AAC 2ch/5.1ch/22.2chが対応できるAVアンプが接続されている場合は、受信装置(TV)1は「Profile-B接続モード」を記憶し設定する。
一方、受信装置(TV)1とAVアンプ2の接続がS/PDIF光ケーブルあるいは同軸ケーブルである場合、受信装置(TV)1はAVアンプ2に関する情報を取得することができない。このため、受信装置(TV)1のGUIで「接続しているAVアンプのプロファイル」を入力させるメニューを作成し、ユーザに入力させる。
受信装置(TV)1に接続されているAVアンプ2がどのプロファイルに属するかを示す「プロファイル接続モード」を記憶設定する機能を受信装置(TV)1に備えることにより、受信装置(TV)1からS/PDIFに出力される音声ストリームは図6、図7に示すようになる。図6、図7は、MPEG4-AAC 2chからMPEG4-AAC 22.2chに音声ストリームが変化する放送を受信したときの、モード毎の受信装置(TV)1からS/PDIFに出力する信号を示した図である。
図6は、AAC 22.2chを取り扱うことができる、Profile-BのAVアンプが接続されている場合の図である。「Profile-B接続モード」に設定された受信装置(TV)1は、MPEG4-AAC 2chの音声をS/PDIFに出力する際、本来は48kHzで間に合うAAC 2chのストリームであっても、あえて96kHzでS/PDIFに出力する。その後、MPEG4-AAC 22.2chへの音声切替が発生しても、伝送クロックは96kHzのまま音声ストリームのみを切り替えることが可能になる。これにより、図5のようなPLLロック時間が不要になり、AAC 2chから22.2chへの切り替わり点での音の頭欠けを少なくすることができる。
一方、図7は、MPEG4-AAC 22.2chを取り扱うことのできない、Profile-AのAVアンプが接続されたときの図である。「Profile-A接続モード」に設定された受信装置(TV)1は、MPEG4-AAC 2chの音声をS/PDIFに出力する際、そもそも48kHz以外のクロックが使えないProfile-AのAVアンプへの出力であるため、S/PDIFの伝送クロックを48kHzにして出力する。
高度BS放送の場合、受信装置が必須で備えなければならない音声デコーダはMPEG4-AAC 1ch/2ch/5.1chのみであり、それ以外はオプションとなっている。このため、AAC 22.2chやMPEG4-ALSの音声を放送する場合、必ずサイマル放送としてAAC 2chまたは5.1chの音声も放送されている。
Profile-AのAVアンプではAAC 22.2ch音声を取り扱うことができない。このため、MPT更新によりMPEG4-AAC 22.2chへの音声切り替わりが発生することを把握した受信装置(TV)1は、Profile-AのAVアンプで取り扱い可能なAAC 2chまたは5.1chのサイマル放送音声を放送信号中から検索し、伝送クロック48kHzのままその音声をS/PDIFに出力する。この場合、AVアンプ2では、先行音声、後続音声ともMPEG4-AAC 2chとモードが変化しないストリームを受信することになるため、音声モード検出時間も必要とせず、後続音声を出力することができる。
このように、受信装置(TV)1とAVアンプ2との間の接続がS/PDIF光ケーブルあるいは同軸ケーブルである場合、AVアンプ2で受信可能な音声モードを受信装置(TV)1が事前に把握することは自動的には行えないが、「Profile-A接続モード」であることをGUIでユーザに事前に登録させておくことにより、必ず音が再生できるストリームをAVアンプ2に出力することができる。
本実施形態のMPEG4-AAC 22.2chはMPEG4-ALS 2chに読み替えることができる。またMPEG4-ALS 5.1chを取り扱う場合はProfile-Cという3つ目のプロファイルおよびモードを追加することになる。
以上の制御処理は、図1に示す音声選択制御部13によって行う。この音声選択制御部13における具体的な処理の手順を図8及び図9に示す。
図8は音声モード登録設定処理の手順を示すフローチャートである。まず、外部AVアンプ2の接続において、HDMIケーブルによる接続か否かを判断し(ステップS1)、HDMI接続でなれば(NO)、GUI表示(ステップS2)によりユーザにプロファイルA〜Cの選択操作を行わせ(ステップS3)、選択されたプロファイルを登録設定する(ステップS4)。
また、ステップS1において、HDMI接続の場合には(YES)、HDMIケーブルを通じてEDIDを入手可能か判断し(ステップS5)、EDIDが入手可能ならば(YES)、EDIDを入手して(ステップS6)、そのEDIDから機器の物理アドレスを特定して対応可能なプロファイルを判別し(ステップS7)、ステップS4に移行してそのプロファイルを登録設定する。
また、ステップS5において、EDIDが得られない場合は(NO)、HDMI-CECコマンドを入手し(ステップS8)、このHDMI-CECコマンドから対応可能なプロファイルを判別し(ステップS9)、ステップS4に移行してそのプロファイルを登録設定する。
図9は、例としてS/PDIF接続時における音声モード登録設定後の処理の手順を示すフローチャートである。まず、音声ストリームの受信中にMPTを検出すると(ステップS11,S12)、AVアンプ2の登録プロファイルを判定し(ステップS13)、プロファイル接続モードがAならばクロック速度を48kHzに設定し(ステップS14)、Bならばクロックの速度を96kHzに設定し(ステップS15)、Cならばクロックの速度を384kHzに設定する(ステップS16)。
ここで、上記クロック設定において倍速モード(96kHz, 384kHz)が選択されているか判断し(ステップS17)、倍速モードでない場合には1倍速48kHzの音声モードに変換し(ステップS18)、倍速モードの場合には、対応する音声モードでそれぞれS/PDIFに出力する(ステップS19)。
以上のように、本実施形態に係る放送受信装置は、非倍速モードと倍速モードの音声が混在して放送される場合に、被接続オーディオ機器が倍速モードのプロファイルの音声モードに対応していない場合に、倍速モードの音声に切り替わる際に非倍速モードの音声に変換して出力することができる。
また、被接続オーディオ機器が倍速モードにも対応している場合に、対応プロファイルの音声モードを事前に把握して音声モード切替の前後でクロックを変更しないように設定するので、外部AVアンプからの出力音声の頭欠けをきわめて少なくすることができる。
また、AVアンプにおける音声モード対応状況を事前に把握することができない場合でも、GUIによりユーザがモードを指定入力することによって、出力する音声を選択することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…放送受信装置、11…復調部、12…TLV/MMT分離部、13…音声選択制御部、14…デコーダ、15…DMIX部、16…切替部、17…DAC、18…音声出力部、19…外部出力インターフェース、1A…映像処理部、1B…GUI表示部、1C…操作入力部、2…AVアンプ、3…表示装置。

Claims (14)

  1. 第1の音声信号と第2の音声信号が選択的に伝送される放送を受信し、外部接続のオーディオ機器に受信した音声信号を出力する放送受信装置であって、
    前記外部接続のオーディオ機器との間の音声信号伝送の伝送クロック周波数として第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数があり、第1の音声信号は第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数の両方で伝送可能であり、第2の音声信号は第2の伝送クロック周波数のみで伝送が可能であり、放送中に前記第1の音声信号と前記第2の音声信号との切り替えに際して事前に音声切替情報の通知がある場合に、
    前記オーディオ機器を、前記第1の伝送クロック周波数のみ対応する第1のモードと、前記第1の伝送クロック周波数と前記第2の伝送クロック周波数の両方に対応する第2のモードとに分類し、前記音声切替情報に基づいて前記伝送クロック周波数を決定する制御部を備え、
    前記制御部は、
    接続されるオーディオ機器が第1のモードであるとき、前記受信された先行する音声信号が第1の音声信号で、次に受信される音声信号が第2の音声信号である場合には、前記先行する第1の音声信号を前記第1の伝送クロック周波数によって出力し、切替期間に前記音声信号の出力を停止しつつ前記第1の伝送クロック周波数の伝送クロックを前記オーディオ機器に出力し、前記放送から次に受信される信号内の前記第1の伝送クロック周波数で伝送可能な別の第2の音声信号を選択して前記第1の伝送クロック周波数によってその音声信号を出力するように制御し、
    接続されるオーディオ機器が第2のモードであるとき、前記受信された先行する音声信号が第1の音声信号で、次に受信される音声信号が第2の音声信号である場合には、前記先行する第1の音声信号を前記第2の伝送クロック周波数によって出力し、切替期間に前記音声信号の出力を停止しつつ前記第2の伝送クロック周波数の伝送クロックを前記オーディオ機器に出力し、次に受信される第2の音声信号を第2の伝送クロック周波数によって出力するように制御する
    放送受信装置。
  2. 前記第1のモードは出力インターフェースの伝送クロック周波数が48kHzのみ利用可能とするモードであり、第2のモードは48kHz、96kHzの両方を利用可能とするモードである請求項1記載の放送受信装置。
  3. さらに、前記第1のモードと前記第2のモードをユーザが選択するためのGUI(Graphical User Interface)処理部を備える請求項1記載の放送受信装置。
  4. 前記制御部は、前記オーディオ機器との接続にHDMI(High Definition Multimedia Interface)を用いるとき、前記HDMIで規定されるEDID(Extended Display Identificaiton Data)またはHDMI-CEC(High Definition Multimedia Interface - Consumer Electronics Control)の情報から、前記第1のモードを採用するか前記第2のモードを採用するかを自動的に判断し切り替える請求項1記載の放送受信装置。
  5. 前記制御部は、前記HDMIのEDIDまたはHDMI-CECの情報から前記オーディオ機器がMPEG4-ALSを取り扱い可能であることが検出された場合に、前記第2のモードを採用する請求項4記載の放送受信装置。
  6. 前記制御部は、前記HDMIのEDIDまたはHDMI-CECの情報から前記オーディオ機器がMPEG4-AAC 22.2chを取り扱い可能であることが検出された場合に、前記第2のモードを採用する請求項4記載の放送受信装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の伝送クロック周波数のみが利用可能な第1のモード、前記第1及び第2の伝送クロック周波数が利用可能な第2のモードに加え、第1と第2と第3の伝送クロック周波数が利用可能な第3のモードを備えるとき、前記第1のモードと前記第2のモードとの関係を前記第1のモードと前記第3のモードとの関係、前記第2のモードと前記第3のモードとの関係に適用する請求項1記載の放送受信装置。
  8. 第1の音声信号と第2の音声信号が選択的に伝送される放送を受信し、外部接続のオーディオ機器に受信した音声信号を出力する放送受信方法であって、
    前記外部接続のオーディオ機器との間の音声信号伝送の伝送クロック周波数として第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数があり、第1の音声信号は第1の伝送クロック周波数と第2の伝送クロック周波数の両方で伝送可能であり、第2の音声信号は第2の伝送クロック周波数のみで伝送が可能であり、放送中に前記第1の音声信号と前記第2の音声信号との切り替えに際して事前に音声切替情報の通知がある場合に、
    前記オーディオ機器を、前記第1の伝送クロック周波数のみ対応する第1のモードと、前記第1の伝送クロック周波数と前記第2の伝送クロック周波数の両方に対応する第2のモードとに分類し、前記音声切替情報に基づいて前記伝送クロック周波数を決定するものとし、
    接続されるオーディオ機器が第1のモードであるとき、前記音声切替情報から前記受信された先行する音声信号が第1の音声信号で、次に受信される音声信号が第2の音声信号であると判断された場合には、前記先行する第1の音声信号を前記第1の伝送クロック周波数によって出力し、切替期間に前記音声信号の出力を停止しつつ前記第1の伝送クロック周波数の伝送クロックを前記オーディオ機器に出力し、前記放送から次に受信される信号内の前記第1の伝送クロック周波数で伝送可能な別の第2の音声信号を選択して前記第1の伝送クロック周波数によってその音声信号を出力するように制御し、
    接続されるオーディオ機器が第2のモードであるとき、前記音声切替情報から前記受信された先行する音声信号が第1の音声信号で、次に受信される音声信号が第2の音声信号であると判断された場合には、前記先行する第1の音声信号を前記第2の伝送クロック周波数によって出力し、切替期間に前記音声信号の出力を停止しつつ前記第2の伝送クロック周波数の伝送クロックを前記オーディオ機器に出力し、次に受信される第2の音声信号を第2の伝送クロック周波数によって出力するように制御する
    放送受信方法。
  9. 前記第1のモードは出力インターフェースの伝送クロック周波数が48kHzのみ利用可能とするモードであり、第2のモードは48kHz、96kHzの両方を利用可能とするモードである請求項8記載の放送受信方法。
  10. さらに、前記第1のモードと前記第2のモードをユーザの指定操作入力によって選択する請求項8記載の放送受信方法。
  11. 前記オーディオ機器との接続にHDMI(High Definition Multimedia Interface)を用いるとき、前記HDMIで規定されるEDID(Extended Display Identificaiton Data)またはHDMI-CEC(High Definition Multimedia Interface - Consumer Electronics Control)の情報から、前記第1のモードを採用するか前記第2のモードを採用するかを自動的に判断し切り替える請求項8記載の放送受信方法。
  12. 前記HDMIのEDIDまたはHDMI-CECの情報から前記オーディオ機器がMPEG4-ALSを取り扱い可能であることが検出された場合に、前記第2のモードを採用する請求項11記載の放送受信方法。
  13. 前記HDMIのEDIDまたはHDMI-CECの情報から前記オーディオ機器がMPEG4-AAC 22.2chを取り扱い可能であることが検出された場合に、前記第2のモードを採用する請求項11記載の放送受信方法。
  14. 前記第1の伝送クロック周波数のみが利用可能な第1のモード、前記第1及び第2の伝送クロック周波数が利用可能な第2のモードに加え、第1と第2と第3の伝送クロック周波数が利用可能な第3のモードを備え、前記第1のモードと前記第2のモードとの関係を前記第1のモードと前記第3のモードとの関係、前記第2のモードと前記第3のモードとの関係に適用する請求項8記載の放送受信方法。
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