JP2019165465A - 通信システム、画像形成装置、サーバ、及びプログラム - Google Patents

通信システム、画像形成装置、サーバ、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置を利用してサービス提供装置にアクセスするためのユーザ操作を簡素化した通信システムを提供する。【解決手段】通信システムを構成する複合機10は、指示操作を受け付けたことに応じて、中継装置80に発行要求情報を送信し、中継装置80から記憶指示情報を受信し、カードが近接したことに応じて、記憶指示情報に含まれるRトークンをNFC通信によってカードに送信し、Rトークンを記憶したカードが近接したことに応じて(S31)、カードに記憶されたRトークンをNFC通信によって当該カードから受信(S32)し、Rトークンを用いてサービス提供装置とデータ通信を行う(S37)。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置とサービス提供装置との間でデータ通信を行わせる通信システムに関する。
従来より、ユーザが画像形成装置を操作してサービス提供装置にアクセスし、サービス提供装置が提供するサービスを画像形成装置を経由して利用する通信システムが知られている。例えば特許文献1には、PCを通じてユーザが画像形成装置をサービス提供装置に登録すると、サービス提供装置からPCに認証情報が通知され、当該認証情報をユーザが画像形成装置に入力することによって、ユーザが画像形成装置を利用してサービス提供装置にアクセスすることが可能になるシステムが開示されている。
特表2013−522774号公報
しかしながら、上記構成のシステムによれば、画像形成装置をサービス提供装置に登録する操作だけでなく、PCの画面に表示された認証情報を画像形成装置に入力する操作をユーザに要求することになる。すなわち、画像形成装置を利用してサービス提供装置にアクセスするためにユーザがすべき作業が繁雑になるという課題を生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成装置を利用してサービス提供装置にアクセスするためのユーザ操作を簡素化した通信システムを提供することにある。
(1) 本明細書の一形態に係る通信システムは、画像形成装置と、カードと、インターネット上のサーバとを備えており、インターネット上のサービス提供装置からサービスの提供を受ける。前記画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、インターネットを通じて外部装置と通信する第1通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第1近接通信部と、操作部と、装置制御部とを備える。前記カードは、カード記憶部と、前記近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第2近接通信部と、カード制御部とを備える。前記サーバは、インターネットを通じて外部装置と通信する第2通信部と、サーバ制御部とを備える。前記装置制御部は、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を実行する。前記装置制御部は、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処置、及び第1近接送信処理を含む装置側準備処理を実行する。前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作である。前記装置制御部は、前記発行要求処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信する。前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報である。前記装置制御部は、前記記憶指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信する。前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報である。前記装置制御部は、前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信する。前記装置制御部は、前記認証情報を記憶したカードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を実行する。前記装置制御部は、前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行う。前記カード制御部は、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、第2近接受信処理及び第1記憶処理を含むカード側準備処理を実行する。前記カード制御部は、前記第2近接受信処理において、前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置から前記認証情報を受信し、前記第1記憶処理において、受信した前記認証情報を前記カード記憶部に記憶させる。前記カード制御部は、前記認証情報が前記カード記憶部に記憶されており、且つ前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記カード記憶部に記憶された前記認証情報を前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第2近接送信処理を実行する。前記サーバ制御部は、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記発行要求情報を受信する発行要求受信処理を実行する。前記サーバ制御部は、前記発行要求情報を受信したことに応じて、認証情報受信処理及び記憶指示処理を含むサーバ側準備処理を実行する。前記サーバ制御部は、認証情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記サービス提供装置から前記認証情報を受信し、前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記記憶指示情報を送信する。
上記構成によれば、準備処理によってサービス提供装置が発行した認証情報がカードに記憶される。そして、ユーザは、当該カードを画像形成装置にかざすだけで、サービス提供装置が提供するサービスを画像形成装置を通じて受けることができる。その結果、画像形成装置を利用してサービス提供装置にアクセスするためのユーザ操作が簡素化される。また、可搬性の高いカードに認証情報を記憶させることによって、複数の画像形成装置が設置されている環境において、各画像形成装置を通じたサービス提供装置へのアクセスが容易になる。
(2) 好ましくは、前記画像形成装置は、装置記憶部を備える。前記装置側準備処理は、保存先指定処理を含む。前記装置制御部は、前記保存先指定処理において、前記認証情報の保存先を指定する第1指定操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1指定操作で指定された保存先を示す保存先指定情報を、前記第1通信部を通じて前記サーバに送信する。前記装置制御部は、前記記憶指示受信処理で第1記憶指示情報を受信したことに応じて、前記第1近接送信処理を実行する。前記第1記憶指示情報は、前記認証情報を含み、且つ当該認証情報を前記カードに記憶させることを指示する前記記憶指示情報である。前記装置制御部は、前記記憶指示受信処理で第2記憶指示情報を受信したことに応じて、前記第2記憶指示情報に含まれる前記認証情報を前記装置記憶部に記憶させる第2記憶処理を実行する。前記第2記憶指示情報は、前記認証情報を含み、且つ当該認証情報を前記画像形成装置に記憶させることを指示する前記記憶指示情報である。前記サーバ側準備処理は、保存先指定情報受信処理と、第1判断処理とを含む。前記サーバ制御部は、前記保存先指定情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記保存先指定情報を受信し、前記第1判断処理において、前記保存先指定情報で前記カード及び前記画像形成装置のどちらが指定されているかを判断し、前記カードが指定されていると前記第1判断処理で判断した場合の前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信し、前記画像形成装置が指定されていると前記第1判断処理で判断した場合の前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第2記憶指示情報を送信する。
上記構成によれば、認証情報の保存先をユーザに選択させることができる。一例として、特定の画像形成装置を通じてしか利用しないサービスに対応する認証情報は、当該画像形成装置に記憶させればよい。他の例として、複数の画像形成装置を通じて利用する可能性のあるサービスに対応する認証情報は、カードに記憶させればよい。
(3) 好ましくは、前記サーバ側準備処理は、カード情報取得指示処理と、カード情報受信処理と、第2判断処理と、エラー指示処理とを含む。前記サーバ制御部は、前記カード情報取得指示処理において、前記カードが指定されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置にカード情報取得指示情報を送信する。前記カード情報取得指示情報は、前記カードが前記認証情報を記憶可能か否かを示す種別情報の取得を指示する情報である。前記サーバ制御部は、前記カード情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記種別情報を受信し、前記第2判断処理において、前記種別情報で示される前記認証情報の記憶可否を判断し、前記認証情報を記憶可能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行し、前記認証情報を記憶不能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記カードが前記認証情報を記憶できないことを示すエラー情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する前記エラー指示処理を実行する。前記装置側準備処理は、カード情報取得指示受信処理と、第3近接受信処理と、カード情報送信処理とを含む。前記装置制御部は、前記カード情報取得指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから前記カード情報取得指示情報を受信し、前記第3近接受信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記第1近接通信部を通じて前記カードから前記種別情報を受信し、前記カード情報送信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに前記種別情報を送信する。前記カード側準備処理は、第3近接送信処理を含む。前記カード制御部は、前記第3近接送信処理において、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に前記種別情報を送信する。
近年、近接無線通信に対応したカードは様々な用途で利用されている。そこで上記構成のように、当該通信システムで利用可能なカードか否かを予め確認することによって、他の用途で利用されるカードに認証情報が書き込まれるのを防止することができる。
(4) 好ましくは、前記認証情報受信処理で受信した前記認証情報は、新認証情報である。前記カードに既に記憶されている前記認証情報は、旧認証情報である。前記サーバ側準備処理は、カード情報取得指示処理と、カード情報受信処理と、第3判断処理とを含む。前記サーバ制御部は、前記カード情報取得指示処理において、前記カードが指定されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置にカード情報取得指示情報を送信する。前記カード情報取得指示情報は、前記旧認証情報の数を示す記憶数情報の取得を指示する情報である。前記サーバ制御部は、前記カード情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記記憶数情報を受信し、前記第3判断処理において、前記記憶数情報で示される記憶数が閾値に達したか否かを判断し、前記記憶数が前記閾値未満と前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行する。前記装置側準備処理は、カード情報取得指示受信処理と、第3近接受信処理と、カード情報送信処理とを含む。前記装置制御部は、前記カード情報取得指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから前記カード情報取得指示情報を受信し、前記第3近接受信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記第1近接通信部を通じて前記カードから前記記憶数情報を受信し、前記カード情報送信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに前記記憶数情報を送信する。前記カード側準備処理は、第3近接送信処理を含む。前記カード制御部は、前記第3近接送信処理において、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に前記記憶数情報を送信し、前記記憶数が前記閾値未満である場合の前記第1記憶処理において、前記新認証情報を前記カード記憶部に追加する。
上記構成によれば、記憶数が閾値に達しているカードに新認証情報がさらに書き込まれることが防止される。例えば、閾値は1であってもよい。すなわち、ユーザは、1つの認証情報のみを記憶したカードを複数用意しておき、利用したいサービスに対応するカードを画像形成装置にかざせばよい。これにより、サービスを利用するために画像形成装置にカードをかざした際に、当該カードに記憶されたどの認証情報を用いるかをユーザに選択させる手間を省略することができる。
(5) 好ましくは、前記サーバ側準備処理は、上書き確認指示処理と、上書き確認情報受信処理と、第4判断処理と、エラー指示処理とを含む。前記サーバ制御部は、前記上書き確認指示処理において、前記記憶数が前記閾値に達したと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に上書き確認指示情報を送信する。前記上書き確認指示情報は、前記旧認証情報を前記新認証情報で上書きするか否かの確認を指示する情報である。前記サーバ制御部は、前記上書き確認情報受信処理において、上書きを許可するか否かを示す上書き確認情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から受信し、前記第4判断処理において、前記上書き確認情報で示される上書きの可否を判断し、上書きが許可されたと前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行し、上書きが拒否されたと前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記カードが前記新認証情報を記憶できないことを示すエラー情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する前記エラー指示処理を実行する。前記装置側準備処理は、上書き確認指示受信処理と、上書き確認情報送信処理とを含む。前記装置制御部は、前記上書き確認指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから前記上書き確認指示情報を受信し、前記上書き確認情報送信処理において、上書きの可否を指定する第2指定操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第2指定操作で指定された上書きの可否を示す前記上書き確認情報を、前記第1通信部を通じて前記サーバに送信する。前記カード制御部は、前記記憶数が前記閾値に達している場合の前記第1記憶処理において、前記旧認証情報を前記新認証情報で上書きする。
上記構成によれば、不要な旧認証情報を破棄して、新認証情報を記憶させることができるので、カードの再利用が可能になる。
(6) 好ましくは、前記画像形成装置は、表示部を備える。前記装置制御部は、前記装置記憶部に記憶された前記認証情報に対応する認証情報オブジェクトを含み、且つ前記カードを近接させることを促す認証情報選択画面を前記表示部に表示させる表示処理を実行する。前記装置制御部は、前記認証情報選択画面を表示中の前記画像形成装置の前記第1近接通信部に前記カードが近接したことに応じて、前記第1近接受信処理、及び前記第1近接受信処理で受信した前記認証情報を用いた前記データ通信処理を実行し、前記認証情報オブジェクトを選択する選択操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、選択された前記認証情報オブジェクトに対応付けて前記装置記憶部に記憶された前記認証情報を用いて前記データ通信処理を実行する。
上記構成によれば、カードに記憶された認証情報、及び画像形成装置に記憶された認証情報のどちらを用いてサービスを利用するかを、ユーザに選択させることができる。
(7) 好ましくは、前記サーバは、サーバ記憶部を備える。前記サーバ制御部は、前記認証情報受信処理で受信した前記認証情報を、当該認証情報を識別する識別情報と対応付けて前記サーバ記憶部に記憶させる第3記憶処理を実行することが可能である。前記装置側準備処理は、識別情報送信処理を含む。前記装置制御部は、前記識別情報送信処理において、前記識別情報を入力する入力操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1通信部を通じて前記サーバに当該識別情報を送信する。前記サーバ側準備処理は、識別情報受信処理と、第5判断処理とを含む。前記サーバ制御部は、前記識別情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記識別情報を受信し、前記第5判断処理において、受信した前記識別情報に対応付けられた前記認証情報が前記サーバ記憶部に記憶されているか否かを判断し、前記認証情報が前記サーバ記憶部に記憶されていると前記第5判断処理で判断したことに応じて、前記記憶指示処理を実行する。
上記構成によれば、近接無線通信に対応していない装置(例えば、PC)を通じてサーバに準備処理を実行させた場合に、当該準備処理によって発行された認証情報をカード或いは画像形成装置に記憶させることができる。
(8) 好ましくは、前記サービス利用処理は、利用情報送信処理と、通信指示情報受信処理とを含む。前記装置制御部は、前記利用情報送信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバにサービス利用情報を送信する。前記サービス利用情報は、前記サービス提供装置とのデータ通信の内容を特定する情報である。前記装置制御部は、前記通信指示情報受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから通信指示情報を受信する。前記通信指示情報は、前記サービス提供装置とのデータ通信の方法を示す情報である。前記装置制御部は、前記データ通信処理において、前記認証情報及び前記通信指示情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行う。前記サーバ制御部は、第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記サービス利用情報を受信する利用情報受信処理と、前記サービス利用情報に基づいて前記通信指示情報を取得する第1取得処理と、前記通信指示情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する通信指示処理とを実行する。装置側準備処理は、第2取得処理を含む。前記装置制御部は、前記第2取得処理において、サービス利用操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、当該サービス利用操作に対応する前記サービス利用情報を取得する。前記装置制御部は、前記取得処理で前記サービス利用情報を取得した場合の前記第1近接送信処理において、前記認証情報及び前記サービス利用情報の両方を前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信し、前記取得処理で前記サービス利用情報を取得しなかった場合の前記第1近接送信処理において、前記認証情報及び前記サービス利用情報のうちの前記認証情報のみを前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信する。前記装置制御部は、前記第1近接受信処理において、前記第1近接通信部を通じて前記カードから前記サービス利用情報をさらに受信することが可能である。前記装置制御部は、前記認証情報及び前記サービス利用情報の両方を前記第1近接受信処理で受信した場合の前記利用情報送信処理において、前記カードから受信した前記サービス利用情報を前記第1通信部を通じて前記サーバに送信し、前記認証情報及び前記サービス利用情報のうちの前記認証情報のみを前記第1近接受信処理で受信した場合の前記利用情報送信処理において、前記受付処理で受け付けた前記サービス利用操作に対応する前記サービス利用情報を、前記第1通信部を通じて前記サーバに送信する。
上記構成によれば、サービス利用処理の過程で入力されるべきサービス利用情報が認証情報と共にカードに記憶される。そして、当該カードがかざされた画像形成装置は、当該利用情報を用いてサービス利用処理を実行する。これにより、定型的なデータ通信処理におけるユーザの操作を簡素化することができる。
(9) 本明細書の他の形態に係る通信システムは、画像形成装置と、カードと、インターネット上のサーバと、携帯端末とを備えており、インターネット上のサービス提供装置からサービスの提供を受ける。前記画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、インターネットを通じて外部装置と通信する第1通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第1近接通信部と、装置制御部とを備える。前記カードは、カード記憶部と、前記近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第2近接通信部と、カード制御部とを備える。前記サーバは、インターネットを通じて外部装置と通信する第2通信部と、サーバ制御部とを備える。前記携帯端末は、インターネットを通じて外部装置と通信する第3通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第3近接通信部と、操作部と、端末制御部とを備える。前記端末制御部は、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を実行する。前記端末制御部は、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処理、及び第1近接送信処理を含む端末側準備処理を実行する。前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作である。前記端末制御部は、前記発行要求処理において、前記第3通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信する。前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報である。前記端末制御部は、前記記憶指示受信処理において、前記第3通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信する。前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報である。前記端末制御部は、前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第3近接通信部を通じて前記カードに送信する。前記装置制御部は、前記認証情報を記憶したカードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を実行する。前記装置制御部は、前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行う。前記カード制御部は、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、第2近接受信処理及び第1記憶処理を含むカード側準備処理を実行する。前記カード制御部は、前記第2近接受信処理において、前記第2近接通信部を通じて前記携帯端末から前記認証情報を受信し、前記第1記憶処理において、受信した前記認証情報を前記カード記憶部に記憶させる。前記カード制御部は、前記認証情報が前記カード記憶部に記憶されており、且つ前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記カード記憶部に記憶された前記認証情報を前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第2近接送信処理を実行する。前記サーバ制御部は、前記第2通信部を通じて前記携帯端末から前記発行要求情報を受信する発行要求受信処理を実行する。前記サーバ制御部は、前記発行要求情報を受信したことに応じて、認証情報受信処理及び記憶指示処理を含むサーバ側準備処理を実行する。前記サーバ制御部は、前記認証情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記サービス提供装置から前記認証情報を受信し、前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記携帯端末に前記記憶指示情報を送信する。
(10) 本明細書に記載の画像形成装置は、カード及びインターネット上のサーバと通信可能であり、インターネット上のサービス提供装置からサービスの提供を受ける。該画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、インターネットを通じて外部装置と通信する第1通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第1近接通信部と、操作部と、装置制御部とを備える。前記装置制御部は、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を実行する。前記装置制御部は、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処置、及び第1近接送信処理を含む装置側準備処理を実行する。前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作である。前記装置制御部は、前記発行要求処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信する。前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報であある。前記装置制御部は、前記記憶指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信する。前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報である。前記装置制御部は、前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信する。前記装置制御部は、前記認証情報を記憶した前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を実行する。前記装置制御部は、前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行う。
(11) 本明細書に記載のサーバは、インターネット上のサービス提供装置が提供するサービスを前記画像形成装置に受けさせるための準備処理を実行する。該サーバは、インターネットを通じて前記外部装置と通信する通信部と、サーバ制御部とを備える。前記サーバ制御部は、前記通信部を通じて前記外部装置から発行要求情報を受信する発行要求受信処理を実行する。前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報である。前記サーバ制御部は、前記発行要求情報を受信したことに応じて、認証情報受信処理、第1判断処理、及び記憶指示処理を含むサーバ側準備処理を実行する。前記サーバ制御部は、前記認証情報受信処理において、前記サービス提供装置が発行した前記認証情報を、前記通信部を通じて前記サービス提供装置から受信し、前記第1判断処理において、近接無線通信プロトコルに準拠した近接無線通信を前記外部装置が実行可能か否かを判断し、前記記憶指示処理において、前記近接無線通信を実行可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記通信部を通じて前記画像形成装置に第1記憶指示情報を送信する。前記第1記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含み、且つ当該認証情報をカードに記憶させるために、前記近接無線通信によって当該認証情報を当該カードに送信することを指示する記憶指示情報である。
(12) 好ましくは、前記サーバ側準備処理は、第2判断処理を含む。前記サーバ制御部は、前記第2判断処理において、前記近接無線通信を実行不能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記外部装置が前記画像形成装置であるか否かを判断し、前記画像形成装置であると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記通信部を通じて前記画像形成装置に第2記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行する。前記第2記憶指示処理は、前記認証情報を含み、且つ当該認証情報を前記画像形成装置に記憶させることを指示する前記記憶指示情報である。
(13) さらに好ましくは、前記サーバは、サーバ記憶部を備える。前記サーバ側準備処理は、生成処理と、記憶処理と、識別情報送信処理とを含む。前記サーバ制御部は、前記生成処理において、前記画像形成装置でないと前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記認証情報受信処理で受信した前記認証情報を識別する識別情報を生成し、前記記憶処理において、前記認証情報及び前記識別情報を対応付けて前記サーバ記憶部に記憶させ、前記識別情報送信処理において、前記通信部を通じて前記外部装置に前記識別情報を送信する。
(14) 本明細書に記載のプログラムは、カード及びインターネット上のサーバと通信可能であり、インターネット上のサービス提供装置が提供するサービスを画像形成装置に受けさせる携帯端末が読取可能である。前記携帯端末は、インターネットを通じて外部装置と通信する通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する近接通信部と、操作部とを備える。該プログラムは、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処置、及び第1近接送信処理を含む装置側準備処理を前記携帯端末に実行させる。前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作である。該プログラムは、前記発行要求処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信する。前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報である。該プログラムは、前記記憶指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信する。前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報である。該プログラムは、前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信する。該プログラムは、前記認証情報を記憶したカードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行う。
本発明によれば、準備処理によってサービス提供装置が発行した認証情報がカードに記憶され、当該カードを画像形成装置にかざすだけで、サービス提供装置が提供するサービスを当該画像形成装置を通じて受けることができる。その結果、画像形成装置を利用してサービス提供装置にアクセスするためのユーザ操作が簡素化される。
図1は、本実施形態に係る通信システム100の概略図である。 図2は、(A)が複合機10の機能ブロック図であり、(B)が携帯端末50の機能ブロック図である。 図3は、(A)がカード70の機能ブロック図であり、(B)が中継装置80の機能ブロック図である。 図4は、(A)がデータ記憶領域32Bに記憶されるアカウントリストの一例であり、(B)が記憶部72に記憶されるRトークン及びショートカット情報の一例であり、(C)がデータ記憶領域92Bに記憶されるトークンリストの一例である。 図5は、情報処理端末40を通じてサービス提供装置110にRトークンを発行させる処理を示すフローチャートである。 図6は、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10に受けさせる処理を示すフローチャートである。 図7は、TempIDに対応付けて中継装置80に記憶されたRトークンを取得する処理を示すフローチャートである。 図8は、複合機10を通じてサービス提供装置110にRトークンを発行させる処理を示すフローチャートである。 図9は、Rトークン保存処理の前半を示すフローチャートである。 図10は、Rトークン保存処理後半を示すフローチャートである。 図11は、表示部23の表示例であって、(A)はトップ画面を、(B)はサービス一覧画面を示す。 図12は、表示部23の表示例であって、(A)はトークン選択画面を、(B)はID受付画面を示す。 図13は、表示部23の表示例であって、(A)は保存先選択画面を、(B)は近接待機画面を示す。 図14は、表示部23の表示例であって、(A)は上書き確認画面を、(B)はアカウント名入力画面を示す。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態における通信システム100の概略図である。図1に示される通信システム100は、複合機10と、情報処理端末40と、携帯端末50と、カード70と、中継装置80との一部又は全部で構成される。この通信システム100は、サービス提供装置110からサービスの提供を受けるためのシステムである。複合機10、情報処理端末40、携帯端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110は、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせであってもよい。
複合機10及び情報処理端末40は、無線LAN102に属している。また、無線LAN102は、不図示のルータ等を通じてインターネット101に接続されている。また、携帯端末50は、不図示の基地局を通じてインターネット101に接続されている。さらに、中継装置80及びサービス提供装置110は、インターネット101に接続されている。なお、「無線LAN102に属する」とは、無線LAN102に属するための設定がされており、無線LAN102に属する他の装置と通信可能であることを指す。より詳細には、複合機10及び情報処理端末40には、無線LAN102のアクセスポイント102Aと同じSSIDが設定されている。また、複合機10及び情報処理端末40に付与されたIPアドレスは、無線LAN102に割り当てられたネットワークアドレスを示すネットワークアドレス部と、複合機10及び情報処理端末40それぞれに固有のホスト部とからなる。
また、複合機10及び情報処理端末40は、アクセスポイント102A及び不図示のルータからインターネット101を経由して、中継装置80及びサービス提供装置110と通信することができる。また、携帯端末50は、不図示の基地局からインターネット101を経由して、中継装置80及びサービス提供装置110と無線通信することができる。なお、無線通信とは、通信区間の全域において無線通信が行われていることに限定されない。すなわち、「アクセスポイント102Aを経由して複合機10が情報或いはデータを無線送信或いは無線受信する」とは、複合機10とアクセスポイント102Aとの間において無線通信を実行できていればよい。情報処理端末40及び携帯端末50についても同様である。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、表示部23と、操作部24と、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)通信部25と、NFC(Near Field Communicationの略)通信部26と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を介して相互に接続されている。複合機10は、画像形成装置の一例である。プリンタ部11及びスキャナ部12は、画像を形成する画像形成部の一例である。Wi−Fi通信部25は、通信部及び第1通信部の一例である。NFC通信部26は、近接通信部及び第1近接通信部の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録する記録動作を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。複合機10は、FAXの送受信を行うFAX動作、記録用紙に記録された画像を読み取って他の記録用紙に記録するコピー動作等をさらに実行してもよい。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端を原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度が閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。以下、表示部23に表示されたアイコンの位置のタップを、当該アイコンを選択するユーザ操作の一例として説明する。
[Wi−Fi通信部25]
Wi−Fi通信部25は、外部装置と無線通信を行うためのインタフェースである。具体的には、Wi−Fi通信部25は、情報処理端末40、携帯端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110と通信することができる。Wi−Fi通信部25は、例えば、IEEE802.11規格に準拠した手順で通信を行う。
[NFC通信部26]
NFC通信部26は、NFC規格に準拠した近接無線方式で無線通信を行うためのインタフェースである。NFC通信部26を通じた外部装置との無線通信は、近接無線通信の一例である。NFC通信部26には、外部装置との間で受け渡すための情報を記憶する記憶部を有するICチップが搭載されている。NFC規格は、近接無線通信プロトコルの一例である。また、近接通信プロトコルの他の例として、TransferJet(TransferJet コンソーシアムの登録商標)等を採用してもよい。
なお、本明細書において、NFC規格に準拠した手順で通信可能な機器を「NFC機器」と表記し、NFC規格に準拠した手順でする通信を「NFC通信」と表記する。すなわち、複合機10、携帯端末50、及びカード70は、NFC機器の一例である。複合機10及び携帯端末50は、P2P(Peer to Peerの略)モード、Readerモード、Writerモード、及びCE(Card Emulationの略)モードのいずれかで動作する。また、本明細書では、Readerモード及びWriterモードを合わせて、「R/Wモード」と記載することがある。
P2Pモードは、一対のNFC機器の間で双方向通信を実行するためのモードである。NFCフォーラムによって定められるISO/IEC 1443に規定されるTypeAのNFC機器、及びISO/IEC 18092に規定されるTypeFのNFC機器は、P2Pモードで動作することができる。一方、ISO/IEC 1443に規定されるTypeBのNFC機器は、P2Pモードで動作することができない。
R/Wモード及びCEモードは、一対のNFC機器の間で単方向通信を実行するためのモードである。CEモードは、NFC機器がNFCフォーラムによって定められた形式である「カード」のふりをして動作するためのモードである。なお、カード70はNFC規格に準拠したカードとして動作する。本明細書においては、NFC機器がCEモードで動作することも、NFC規格に準拠したカードとして動作することも、便宜上、CEモードで動作しているように表記することがある。TypeA、TypeF、及びTypeBのNFC機器は、CEモードで動作することができる。Readerモードは、CEモードで動作するNFC機器から情報等を読み出すためのモードである。Writerモードは、CEモードで動作するNFC機器に各種情報を書き込むためのモードである。
本実施形態では、複合機10がR/Wモードで動作し、カード70がCEモードで動作する例を中心に説明する。すなわち、R/Wモードで動作する複合機10は、CEモードで動作するカード70から情報等を読み出し、且つカード70に情報等を書き込むことができる。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、複合機10がCEモードで動作し、カード70がR/Wモードで動作してもよいし、複合機10及びカード70との両方がP2Pモードで動作してもよい。なお、携帯端末50とカード70とがNFC通信を行う場合も同様である。
本実施形態における複合機10のNFC通信部26は、Poll動作を実行する。Poll動作とは、所定の時間間隔でポーリング信号を繰り返し出力し、当該ポーリング信号の応答であるレスポンス信号を監視する動作である。一方、本実施形態におけるカード70のNFC通信部73は、Listen動作を実行する。Listen動作とは、ポーリング信号を監視し、ポーリング信号を受信したことを条件としてレスポンス信号を出力する動作である。
カード70と複合機10とが接近したことによって、複合機10のNFC通信部26が出力したポーリング信号をカード70のNFC通信部73が受信し、カード70のNFC通信部73が出力したレスポンス信号を複合機10のNFC通信部26が受信すると、NFC規格に従った所定の手順により、複合機10とカード70との間にNFC方式の通信リンク(以下、「NFCリンク」と表記する)が確立される。以降、複合機10とカード70とは、このNFCリンクを通じて情報等を送受信する。
但し、複合機10とカード70との関係は前述の例に限定されない。例えば、複合機10のNFC通信部26がListen動作を実行し、カード70のNFC通信部73がPoll動作を実行してもよい。この場合、カード70と複合機10とが接近したことによって、カード70のNFC通信部73が出力したポーリング信号を複合機10のNFC通信部26が受信し、複合機10のNFC通信部26が出力したレスポンス信号をカード70のNFC通信部73が受信すると、複合機10とカード70との間にNFCリンクが確立される。
[CPU31]
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及びWi−Fi通信部25やNFC通信部26を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、装置制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。OS34及び制御プログラム35は、バイナリ形式にビルドされたプログラムである。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。記憶部32は、装置記憶部の一例である。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「制御プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「制御プログラムは条件Aであるか否かを判断する。制御プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別する情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別する情報とは、例えば、当該データ等を識別する識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を抽出し、或いは選択する処理も同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を取得する。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、データが記憶された記憶領域からデータを読み出す処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置から送信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部データにデータの返信を要求し、外部装置から返信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、OSなどの他のプログラムが出力したデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、他のプログラムにデータの出力を要求し、他のプログラムから出力されたデータを受信する処理を指してもよい。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、表示部23、操作部24、Wi−Fi通信部25、及びNFC通信部26等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。
データ記憶領域32Bは、例えば図4(A)に示されるように、アカウント名と、リフレッシュトークン(以下、「Rトークン」と表記する。)と、ショートカット情報とを記憶することができる。以下、図4(A)に示される情報を総称して「アカウントリスト」と表記することがあり、図4(A)に示される各レコードを「アカウントレコード」と表記することがある。すなわち、アカウントリストは、複数のアカウントレコードを含むことができる。
アカウント名は、対応するRトークンを識別するための名称であって、複合機10のユーザによって任意に設定される。Rトークンは、サービス提供装置110とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の一例であって、例えばバイナリデータである。なお、便宜上、Rトークンを3桁の数字で図示しているが、3桁以上の数字で表されるデータであってもよい。例えば、20桁程度でもよいし、200桁程度でもよい。ショートカット情報は、次動作URL(Uniform Resource Locatorの略)と、サービス利用情報とを含む。なお、ショートカット情報は、アカウントリストに必ず含まれている必要はなく、省略可能である。
次動作URLは、後述する連携動作において、複合機10が実行するべき次の動作を示す指示情報の要求先を特定する情報である。指示情報についての詳細は後述する。サービス利用情報は、サービス提供装置110とのデータ通信の内容を特定する情報である。図4(A)に示されるショートカット情報において、次動作URLは“www.brother.jp/action3.xml”であり、サービス利用情報は“service=A”である。
[携帯端末50]
携帯端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、移動体通信部55と、NFC通信部56と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。移動体通信部55は、通信部及び第3通信部の一例である。NFC通信部56は、近接通信部及び第3近接通信部の一例である。CPU61及び記憶部62は、端末制御部の一例を構成する。携帯端末50に含まれる表示部53、操作部54、NFC通信部56、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、NFC通信部26、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と共通するので、再度の説明は省略する。
移動体通信部55は、通信事業者が提供する不図示の移動体通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。不図示の移動体通信ネットワークは、インターネット101に接続されている。移動体通信部55は、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Accessの略)、CDMA2000、或いはLTE(Long Term Evolutionの略)等の通信規格に従って無線通信する。なお、携帯端末50は、移動体通信部55に加えて、或いは移動体通信部55に代えて、Wi−Fi通信部を備えてもよい。携帯端末50が備えるWi−Fi通信部の機能は、複合機10が備えるWi−Fi通信部25と共通する。
[情報処理端末40]
機能ブロックの図示は省略するが、情報処理端末40は、移動体通信部55に代えてWi−Fi通信部を備え且つNFC通信部56を有していない点において携帯端末50と相違し、その他の点において携帯端末50と共通する。情報処理端末40の具体例は特に限定されないが、例えば、PC(Personal Computerの略)等であってもよい。
[カード70]
カード70は、図3(A)に示されるように、CPU71と、記憶部72と、NFC通信部73と、通信バス74とを主に備える。CPU71及び記憶部72は、カード制御部の一例を構成する。記憶部72は、カード記憶部の一例である。NFC通信部73は、第2近接通信部の一例である。カード70に含まれるCPU71、記憶部72、及びNFC通信部73は、複合機10に含まれるCPU31、記憶部32、及びNFC通信部26と共通するので、再度の説明は省略する。CPU71は、記憶部72に記憶された不図示のプログラムを読み出して実行することによって、後述する処理を実行する。CPU71、記憶部72、及びNFC通信部73は、例えば、集積回路に実装されている。
記憶部72は、例えば図4(B)に示されるように、Rトークンと、Rトークンに対応付けられたショートカット情報とを記憶することができる。但し、ショートカット情報は、省略可能である。記憶部72に記憶可能なRトークンの数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。Rトークン及びショートカット情報は、出荷時点のカード70の記憶部72に記憶されておらず、後述する処理によって記憶部72に記憶される。
また図示は省略するが、記憶部72は、種別情報と、記憶数情報とを含むカード情報を記憶している。種別情報は、当該カード70がRトークンを記憶可能か否かを示す情報である。種別情報は、他の用途に用いられるカード(例えば、交通系カード、社員カード等)と区別することができ、且つ本実施形態に係る通信システム100に利用可能であることが分かれば、どのような形式であってもよい。記憶数情報は、記憶部72に記憶されているRトークンの数を示す情報である。
[中継装置80]
中継装置80は、図3(B)に示されるように、通信部85と、CPU91と、記憶部92と、通信バス93とを主に備える。CPU91及び記憶部92は、サーバ制御部の一例を構成する。記憶部92は、サーバ記憶部の一例である。通信部85は、第2通信部の一例である。中継装置80に含まれる通信部85、CPU91、記憶部92、及び通信バス93は、複合機10に含まれるWi−Fi通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と共通するので、再度の説明は省略する。中継装置80は、サーバの一例である。
データ記憶領域92Bは、例えば図4(C)に示されるように、Rトークンと、Rトークンに対応付けられたTempIDとを記憶することができる。以下、図4(C)に示される情報を総称して「トークンリスト」と表記することがあり、図4(C)に示される各レコードを「トークンレコード」と表記することがある。すなわち、トークンリストは、複数のトークンレコードを含むことができる。TempIDは、Rトークンと対応付けてサーバ装置80で発行される識別情報の一例であって、例えば数字列である。
[複合機10及び中継装置80の連携動作]
複合機10及び中継装置80は、連携動作を実行することができる。連携動作は、複合機10において、連携動作の開始指示をユーザが入力するところから始まる。連携動作は、複合機10の動作を示す指示情報の送信を複合機10が中継装置80に要求し、中継装置80が複合機10に指示情報を返信し、指示情報で示された動作を複合機10が実行し、当該動作の結果を複合機10が中継装置80に報告し、当該報告に基づいて中継装置80が複合機10に次の動作を示す指示情報を送信するものである。連携動作10において、複合機10から中継装置80への情報はHTTP(HyperText Transfer Protocolの略)リクエストとして送信され、中継装置80から複合機10への情報はHTTPレスポンスとして送信される。連携動作の詳細は、図6〜図10のフローチャートで説明する。
また、中継装置80から複合機10に送信される指示情報は、例えば、XML(eXtensible Markup Languageの略)によって記述されている。そして、当該指示情報は、例えば、表示部23に表示させる画面を定義する画面定義情報と、情報を取得するインタフェース(例えば、操作部24、Wi−Fi通信部25、NFC通信部26等)を特定するインタフェース情報と、次の指示情報の要求先を特定する次動作URLとを含む。また、指示情報は、当該指示情報を要求するHTTPリクエストに付加されたサービス利用情報をさらに含むことができる。
当該指示情報を受信した複合機10は、画面定義情報で定義された画面を表示部23に表示させ、インタフェース情報で特定されるインタフェースを通じて情報を取得し、次動作URLで示される次の指示情報の送信を要求するHTTPリクエストを送信する。また、複合機10は、当該HTTPリクエストを送信する際に、一連の連携動作において取得したサービス利用情報をGETメソッドによって中継装置80に送信する。すなわち、このときに複合機10が解析するURLは、図4(A)に示されるショートカット情報のように、次動作URLの末尾にサービス利用情報が付加されたものになる。
[サービス提供装置110]
サービス提供装置110は、複合機10にサービスを提供する装置である。本実施形態に係るサービス提供装置110は、例えば、複合機10の状態を管理するサービス、アップロードされたデータを記憶するサービス、ダウンロード要求に応じて記憶しているデータを返信するサービス、或いはデータの形式を変換するサービス等を提供してもよい。なお、図1にはサービス提供装置110が1つのみ図示されているが、複数のサービス提供装置110が存在してもよい。
[通信システム100の動作]
図5〜図14を参照して、本実施形態に係る通信システム100の動作を説明する。本実施形態に係る通信システム100は、サービス提供装置110が発行したRトークンを複合機10或いはカード70に記憶させ、サービス提供装置110が提供するサービスを当該Rトークンを用いて複合機10に受けさせる処理を実行する。
図6に示される複合機10の処理は、サービス利用処理の一例である。図7〜図10に示される処理のうち、複合機10の処理は装置側準備処理の一例であり、カード70の処理はカード側準備処理の一例であり、中継装置80の処理はサーバ側準備処理の一例である。なお、図5、図7、及び図8に示される処理は、その一部のみが実行されればよく、全てが実行される必要はない。
図5は、サービス提供装置110にRトークンを発行させ、当該Rトークンに対応するTempIDを中継装置80から取得する処理である。まず、情報処理端末40は、操作部を通じてユーザからトークン発行指示を受け付ける(S11)。次に、情報処理端末40は、通信部を通じて中継装置80に発行要求情報を送信する(S12)。トークン発行指示は、複合機10をサービス提供装置110に接続させるための準備処理の実行を指示する指示操作の一例である。トークン発行処理は、準備処理の一例である。
発行要求情報は、トークン発行処理によるRトークンの発行を要求する情報である。また、発行要求情報は、NFC対応情報と、装置情報とを含んでもよい。NFC対応情報は、発行要求情報の送信元の装置がNFC通信を実行可能か否かを示す情報である。装置情報は、発行要求情報の送信元の装置が画像形成装置であるか否かを示す情報である。換言すれば、装置情報は、プリンタ部11やスキャナ部12を有するか否か、或いはサービス提供装置110が提供するサービスを受けることができるか否かを示す情報である。すなわち、情報処理端末40が送信する発行要求情報は、NFC通信が実行不能であることを示すNFC対応情報と、画像形成装置でないことを示す装置情報とを含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末40から発行要求情報を受信する(S12)。ステップS12の処理は、発行要求受信処理の一例である。そして、制御プログラム95は、トークン発行処理を実行する(S13)。トークン発行処理は、情報処理端末40、中継装置80、及びサービス提供装置110が連係して動作することによって、サービス提供装置110で発行されたRトークンを情報処理端末40に取得させる処理である。トークン発行処理は、例えば、Oauthプロトコルに準拠した周知の手順に従って実行される。
トークン発行処理の詳細は周知なので図示は省略するが、例えば、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110にリクエストトークン発行要求情報を送信し、通信部85を通じてサービス提供装置110からリクエストトークンを受信し、アクセスページURL、中継装置URL、及びリクエストトークンを通信部85を通じて情報処理端末40に送信する。アクセスページURLは、アカウントID及びパスワードを入力するためのアクセスページの所在を示すURLである。本実施形態におけるアクセスページは、サービス提供装置110によって提供される。中継装置URLは、サービス提供装置110から受信したRトークンの送信先を示すURLである。本実施形態におけるRトークンの送信先は、中継装置80である。
次に、情報処理端末40は、アクセスページURL、中継装置URL、及びリクエストトークンを中継装置80から受信し、アクセスページURLで示されるアクセスページのページデータの送信をサービス提供装置110に要求する。このとき、情報処理端末40は、リクエストトークンによってサービス提供装置110に認証される。また、情報処理端末40は、ページデータの要求と共に中継装置URLをサービス提供装置110に送信する。次に、情報処理端末40は、ページデータを受信し、アクセスページを表示し、アカウントID及びパスワードを入力するユーザ操作を受け付け、アカウントID及びパスワードをリクエストトークンを用いてサービス提供装置110に送信する。なお、「トークン」とは、例えば、情報を暗号化する鍵情報であってもよい。この場合において、「トークンを用いて通信する」とは、トークンによって暗号化された情報を通信ネットワークに送出することを指してもよい。但し、トークンの使用方法はこれに限定されず、他の周知の方法で使用されてもよい。
次に、サービス提供装置110は、アカウントID及びパスワードを情報処理端末40から受信し、アカウントID及びパスワードに対応するRトークン、及び情報処理端末40から受信した中継装置URLを情報処理端末40に送信する。また、情報処理端末40は、Rトークン及び中継装置URLをサービス提供装置110から受信し、当該中継装置URLを用いて中継装置80にRトークンを送信する。そして、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末40からRトークンを受信する。
次に、制御プログラム95は、発行要求情報に含まれるNFC対応情報に基づいて、当該発行要求情報の送信元の装置がNFC通信を実行可能であるか否かを判断する(S14)。また、制御プログラム95は、NFC通信が実行不能であると判断したことに応じて(S14:No)、発行要求情報に含まれる装置情報に基づいて、当該発行要求情報の送信元の装置が画像形成装置か否かを判断する(S15)。ステップS14の処理は第1判断処理の一例であり、ステップS15の処理は第2判断処理の一例である。
そして、制御プログラム95は、NFC通信が実行不能で且つ画像形成装置でないと判断したことに応じて(S14:No&S15:No)、TempIDを発行する(S16)。すなわち、情報処理端末40が発行要求情報の送信元である場合に、ステップS16が実行される。また、制御プログラム95は、ステップS13で受信したRトークンと、ステップS16で発行したTempIDとを含むトークンレコードを、図4(C)に示されるトークンリストに追加する(S17)。さらに、制御プログラム95は、ステップS16で発行したTempIDを、発行要求情報の送信元の装置に通信部85を通じて送信する(S18)。情報処理端末40が発行要求情報の送信元である場合、情報処理端末40は、中継装置80からTempIDを受信する(S18)。そして、情報処理端末40は、受信したTempIDを表示部に表示させる(S19)。
TempIDは、トークン発行処理(S13)でサービス提供装置110から受信したRトークンを識別する識別情報の一例である。ステップS16の処理は生成処理の一例であり、ステップS17の処理は記憶処理及び第3記憶処理の一例であり、ステップS18の処理は識別情報送信処理の一例である。一方、中継装置80の制御プログラム95は、NFC通信が実行可能であると判断したことに応じて(S14:Yes)、図10に示されるステップS80の処理を実行する。すなわち、携帯端末50が発行要求情報の送信元である場合に、ステップS80が実行される。また、制御プログラム95は、画像形成装置であると判断したことに応じて(S15:Yes)、図10に示されるステップS85の処理を実行する。すなわち、複合機10が発行要求情報の送信元である場合に、ステップS85が実行される。これらの処理の詳細は、後述する。
図6は、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10が利用する処理である。複合機10の電源が投入されると、複合機10の制御プログラム35は、トップ画面を表示部23に表示させる(S21)。図11(A)はトップ画面の一例である。図11(A)に示されるトップ画面は、[コピー]アイコンと、[スキャン]アイコンと、[Web]アイコンとを含む。[コピー]アイコンは、複合機10にコピー動作を実行させる指示に対応する。[スキャン]アイコンは、複合機10にスキャン動作を実行させる指示に対応する。[Web]アイコンは、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10に受けさせる指示に対応する。なお、複合機10が待機状態になったときにも、トップ画面が表示される。
そして、制御プログラム35は、トップ画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付ける。この処理は、受付処理の一例である。制御プログラム35は、[コピー]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、プリンタ部11及びスキャナ部12にコピー動作を実行させる。また、制御プログラム35は、[スキャン]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、スキャナ部12にスキャン動作を実行させる。さらに、制御プログラム35は、[Web]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S22)、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80にサービス一覧要求情報を送信する(S23)。サービス一覧要求情報は、複合機10が利用可能なサービスの一覧を要求するための情報である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10からサービス一覧要求情報を受信する(S23)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10にサービス一覧指示情報を送信する(S24)。サービス一覧指示情報は、サービス一覧画面を定義する画面定義情報と、サービス一覧画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付けることを示すインタフェース情報と、各アイコンに対応する次動作URLと、各アイコンに対応するサービス利用情報とを含む。アイコンに対応するサービス利用情報とは、対応するアイコンが選択された場合に中継装置80に送信すべきサービス利用情報を指す。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からサービス一覧指示情報を受信する(S24)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従ってサービス一覧画面を表示部23に表示させる(S25)。画面定義情報は、“サービス一覧画面”という画面タイトルを表示すること、選択肢をリスト表示すること、及び各選択肢を示すテキスト“A”“B”“C”を示す。インタフェース情報は、操作部24を通じて選択肢の選択を受け付けることを示す。図11(B)は、サービス一覧画面の一例である。図11(B)に示されるサービス一覧画面は、複数のサービスアイコン121、122、123を含む。サービスアイコン121〜123それぞれは、サービス提供装置110が提供するサービスに対応する。
次に、制御プログラム35は、サービスアイコン121〜123の1つの選択を操作部24を通じて受け付ける(S26)。ステップS26の処理は、受付処理の一例である。サービスアイコン121〜123の選択は、サービス利用操作の一例である。次に、制御プログラム35は、サービスアイコン121〜123の1つの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S26)、当該サービスアイコンに対応するサービス利用情報をサービス一覧指示情報から取得する。そして、制御プログラム35は、取得したサービス利用情報を、データ記憶領域32Bに一時記憶させる。本実施形態では、サービスアイコン121が選択されたものとして、以下の説明を継続する。
次に、制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に次動作要求情報を送信する(S27)。次動作要求情報は、複合機10が次に実行すべき動作を示す指示情報を要求する情報である。より詳細には、ステップS27の次動作要求情報は、サービスアイコン121に対応する次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。なお、次動作URLは、サービスアイコン121が選択された場合に、複合機10が次に実行すべき動作を示す指示情報を示すURLである。また、次動作要求情報は、ステップS26でデータ記憶領域32Bに一時記憶させたサービス利用情報を含む。すなわち、サービスアイコン121が選択された場合のサービス利用情報は、“service=A”を含む。複合機10が実行するステップS27の処理は、利用情報送信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10から次動作要求情報を受信する(S27)。次に、制御プログラム95は、後述する通信指示情報の生成に必要な全ての情報が次動作要求情報に含まれているか否かを判断する。ここでは、通信指示情報の生成に必要な全ての情報のうち、全てのサービス利用情報が含まれているものの、Rトークンが含まれていない場合に、制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10にトークン取得指示情報を送信する(S28)。トークン取得指示情報は、トークン選択画面を定義する画面定義情報と、トークン選択画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付けること、及びNFC通信部26を通じてRトークンを受信することを示すインタフェース情報と、各動作に対応する次動作URLと、サービス利用情報“service=A”とを含む。なお、詳しくは後述するが、Rトークンは、図9及び図10に示される処理によって、複合機10又はカード70に記憶されている。また、通信指示情報の生成に必要な全ての情報のうち、一部のサービス利用情報が含まれていない場合の処理は、後述する。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からトークン取得指示情報を受信する(S28)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従ってトークン選択画面を表示部23に表示させる(S29)。
図12(A)は、トークン選択画面の一例である。図12(A)に示されるトークン選択画面は、「トークンを記憶したカードをかざすか、複合機に登録されたトークンを選択して下さい。」とのメッセージと、アカウントアイコン124、125と、[新規登録]アイコンとを含む。画面タイトル、メッセージ、及び選択肢を示すテキスト等は、画面定義情報に定義されている。アカウントアイコン124、125それぞれは、図4(A)に示されるアカウントレコードに対応する。[新規登録]アイコンは、新たなRトークンを複合機10に取得させる指示に対応する。ステップS29の処理は、表示処理の一例である。また、アカウントアイコン124、125は認証情報オブジェクトの一例であり、トークン選択画面は認証情報選択画面の一例である。
制御プログラム35は、NFC通信部26を通じたRトークンの受信をインタフェース情報が示していることに応じて、NFC通信部26にPoll動作を実行させる(S30)。そして、制御プログラム35は、ポーリング信号を受信可能な距離にカード70が近づけられたことに応じて(S31)、カード70に記憶されたRトークンをNFC通信部26を通じて読み出す(S32)。すなわち、カード70は、記憶部72に記憶されたRトークンをNFC通信部73を通じて複合機10に送信する。そして、複合機10の制御プログラム35は、NFC通信部26を通じてカード70からRトークンを受信する。また、Rトークンに対応付けられたショートカット情報が記憶部72に記憶されている場合、ステップS32において、当該ショートカット情報がさらに読み出される。カード70が実行するステップS32の処理は第2近接送信処理の一例であり、複合機10が実行するステップS32の処理は第1近接受信処理の一例である。
一方図示は省略するが、制御プログラム35は、アカウントアイコン124、125の1つを選択するユーザ操作を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、当該アカウントアイコンに対応するアカウントレコードを図4(A)に示されるアカウントリストから読み出す。アカウントアイコン124、125の選択は選択操作の一例であり、当該選択を受け付ける処理は受付処理の一例である。また、カード70をかざす操作或いはアカウントアイコン124、125を選択する操作は、サービス利用操作の一例である。本実施形態では、ステップS32でRトークン“0x2F6”をカード70から受信したものとして、以下の説明を継続する。
次に、制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に次動作要求情報を送信する(S33)。ステップS33の次動作要求情報は、NFC通信によるRトークンの取得に対応する次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。また、次動作要求情報は、サービス利用情報“service=A”と、Rトークン“0x2F6”とを含む。複合機10が実行するステップS33の処理は、利用情報送信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10から次動作要求情報を受信する(S33)。次に、制御プログラム95は、通信指示情報の生成に必要な全ての情報が次動作要求情報に含まれているか否かを判断する。そして、制御プログラム95は、通信指示情報の生成に必要な全ての情報が次動作要求情報に含まれていることに応じて、次動作要求情報に含まれるRトークン“0x2F6”及び必要なサービス利用情報を通信部85を通じてサービス提供装置110に送信する(S34)。
サービス提供装置110は、中継装置80からRトークン“0x2F6”及び必要なサービス利用情報を受信する。そして、サービス提供装置110は、受信した情報に基づいて通信指示情報を生成し、生成した通信指示情報を中継装置80に送信する(S35)。通信指示情報は、例えば、サービスAの提供を受けるためのHTTPリクエストの送信先を示すアクセスURLと、サービスAの提供を受けるためのデータ通信に用いられるアクセストークン(以下、「Aトークン」と表記する。)とを含む。すなわち、通信指示情報は、サービス提要装置110とのデータ通信の方法を示す情報である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から通信指示情報を受信する(S35)。そして、制御プログラム95は、受信した通信指示情報を通信部85を通じて複合機10に送信する(S36)。また、制御プログラム95は、ステップS35で受信した通信指示情報にリダイレクトURL等を含めて、ステップS36で送信してもよい。リダイレクトURLは、データ通信処理(S37)の結果の報告先を示す情報である。中継装置80が実行するステップS35の処理は第1取得処理の一例であり、ステップS35の処理は通信指示処理の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80から通信指示情報を受信する(S36)。そして、制御プログラム35は、サービスAの提供を受けるために、通信指示情報を用いてサービス提供装置110とデータ通信を行う(S37)。具体的には、制御プログラム35は、通信指示情報に含まれるアクセスURLを宛先としたHTTPリクエストをWi−Fi通信部25を通じて送信する。また、ステップS37で送受信されるデータの一部或いは全部は、Aトークンで暗復号される。
サービスAの一例であるスキャンアップロードについて、以下に記述する。サービス利用情報“Service=A”は、サービス提供装置110がサービスを提供すること、提供されるサービスがスキャンアップロードであることを示している。スキャンアップロードには、他のサービス利用情報も必要である。アップロードデータを記憶させるフォルダを示す情報などが、サービス利用情報の一例である。ステップS27において、通信指示情報の生成に必要な全ての情報のうち、一部のサービス利用情報が含まれていない場合、制御プログラム95は、当該サービス利用情報を取得することを指示する指示情報を通信部85を通じて複合機10に送信する。このように、複合機10と中継装置80との間で、全てのサービス利用情報を取得するための情報の送受信が繰り返された後に、ステップS28で中継装置80から複合機10にトークン取得指示情報が送信される。
また、制御プログラム95は、ステップS36において、スキャンアップロードの動作を指示する通信指示情報を、複合機10へ送信する。制御プログラム35は、スキャンアップロードの動作を指示する通信指示情報を受信すると、スキャナ部12にスキャン動作を実行させる。そして、制御プログラム35は、スキャン動作によって生成された画像データを通信指示情報に含まれるAトークンで暗号化し、暗号化された画像データを含むHTTPリクエストをアクセスURLを宛先として送信する。また、この場合の制御プログラム35は、ステップS25〜S33の間において、例えば、当該画像データに保存先で付与するファイル名を特定するサービス利用情報、スキャン動作の動作条件(例えば、解像度、データ形式等)を特定するサービス利用情報をさらに取得してもよい。
他の例として、サービスAがダウンロードプリントである場合、制御プログラム95は、ステップS36において、ダウンロードプリントの動作を指示する通信指示情報を、複合機10へ送信する。制御プログラム35は、ダウンロードプリントの動作を指示する通信指示情報を受信すると、アクセスURLで示される暗号化された画像データをWi−Fi通信部25を通じてサービス提供装置110から受信し、当該画像データをAトークンで復号する。そして、制御プログラム35は、当該画像データに対する記録動作をプリンタ部11に実行させる。また、この場合の制御プログラム35は、ステップS25〜S33の間において、例えば、ダウンロードする画像データを特定するサービス利用情報、記録動作の実行条件(例えば、用紙サイズ、部数等)を特定するサービス利用情報をさらに取得してもよい。
そして、中継装置80の制御プログラム85は、ステップS34において、画像データの保存先を特定するサービス利用情報、或いはダウンロードする画像データを特定するサービス利用情報を、通信部85を通じてサービス提供装置110にさらに送信してもよい。また、サービス提供装置110は、例えば、これらの情報に基づいてアクセスURLを生成すればよい。さらに、サービス提供装置110は、例えば、Rトークンに基づいてAトークンを生成すればよい。
ここで、アクセスURLを宛先としたHTTPリクエストを送信すること、データ通信処理で送受信されるデータをAトークンで暗復号することは、通信指示情報を用いてデータ通信を行うことの一例である。また、データ通信に必要な通信指示情報を取得するためにRトークンを中継装置80に送信することは、Rトークンを用いてデータ通信を行うことの一例である。但し、送受信されるデータを、Aトークンに代えて、Rトークンで暗復号してもよい。ステップS36の処理は通信指示情報受信処理であり、ステップS37の処理はデータ通信処理の一例である。
次に、図7は、新たなRトークンを複合機10に取得させる処理である。まず、複合機10の制御プログラム35は、トークン選択画面の[新規登録]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S41)、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に送信要求情報を送信する(S42)。送信要求情報は、Rトークンの送信を要求する情報である。送信要求情報は、[新規登録]アイコンに対応する次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。また、制御プログラム35は、これまでに取得したサービス利用情報を含むショートカット情報を、データ記憶領域32Bに一時記憶させる。この処理は、第2取得処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10から送信要求情報を受信する(S42)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10にID取得指示情報を送信する(S43)。ID取得指示情報は、ID受付画面を定義する画面定義情報と、ID受付画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付けることを示すインタフェース情報と、各アイコンに対応する次動作URLとを含む。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からID取得指示情報を受信する(S43)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従ってID受付画面を表示部23に表示させる(S44)。図12(B)は、ID受付画面の一例である。図12(B)に示されるID受付画面は、「TempIDを入力して下さい。」とのメッセージと、操作部24を通じて入力されたTempIDを表示するテキストボックスと、[送信]アイコンと、[新規発行]アイコンとを含む。画面タイトル、メッセージ、及びテキストボックスやアイコン等は、画面定義情報に定義されている。
また、制御プログラム35は、インタフェース情報に従って、TempIDの入力及びアイコンの選択を操作部24を通じて受け付ける(S45、S51)。ステップS45、S51の処理は、受付処理の一例である。TempIDの入力は、入力操作の一例である。そして、制御プログラム35は、TempIDの入力及び[送信]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S45)、TempID及びNFC対応情報をWi−Fi通信部25を通じて中継装置80に送信する(S46)。
ステップS46で送信されるTempIDは、例えば、図5のステップS19で情報処理端末40の表示部に表示され、ステップS45で操作部24を通じて入力されたものである。また、ステップS46で送信されるNFC対応情報は、複合機10がNFC通信を実行可能か否かを示す情報である。本実施形態では、TempID“1234”と、NFC通信が実行可能であることを示すNFC対応情報とが送信される。複合機10が実行するステップS46の処理は、識別情報送信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10からTempID及びNFC対応情報を受信する(S46)。そして、制御プログラム95は、受信したTempIDに対応付けられたRトークンがデータ記憶領域92Bに記憶されているか否かを判断する(S47)。換言すれば、制御プログラム95は、図4(C)に示されるトークンリストに、TempID“1234”を含むトークンレコードが含まれているか否かを判断する。中継装置80が実行するステップS46の処理は識別情報受信処理の一例であり、ステップS47の処理は第5判断処理の一例である。
そして、制御プログラム95は、受信したTempIDに対応付けられたRトークンがデータ記憶領域92Bに記憶されていないと判断したことに応じて(S47:No)、通信部85を通じて複合機10にエラー情報を送信する(S49)。エラー情報は、TempIDに対応するRトークンが存在しないことを示す情報である。また図示は省略するが、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からエラー情報を受信する(S49)。そして、制御プログラム35は、「TempIDが間違っています。」等のメッセージを表示部23に表示させればよい。
一方、制御プログラム95は、TempID“1234”に対応付けられたRトークン“0x3DB”がデータ記憶領域92Bに記憶されていると判断したことに応じて(S47:Yes)、Rトークン保存処理を実行する(S48)。Rトークン保存処理は、中継装置80が保持しているRトークンを、複合機10或いはカード70に保存させる処理である。図9及び図10を参照して、Rトークン保存処理の詳細を説明する。
まず、制御プログラム95は、ステップS46で受信したNFC対応情報に基づいて、複合機10がNFC通信を実行可能か否かを判断する(S61)。そして、制御プログラム95は、複合機10がNFC通信を実行可能であると判断したことに応じて(S61:Yes)、通信部85を通じて複合機10に保存先選択指示情報を送信する(S62)。保存先選択指示情報は、保存先選択画面を定義する画面定義情報と、保存先選択画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付けることを示すインタフェース情報と、各アイコンに対応する次動作URLとを含む。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80から保存先選択指示情報を受信する(S62)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従って保存先選択画面を表示部23に表示させる(S63)。図13(A)は、保存先選択画面の一例である。図13(A)に示される保存先選択画面は、「Rトークンの保存先を選択して下さい。」とのメッセージと、複数の保存先アイコン126、127とを含む。画面タイトル、メッセージ、及び選択肢を示すテキスト等は、画面定義情報に定義されている。保存先アイコン126は複合機10の記憶部32に対応し、保存先アイコン127はカード70の記憶部72に対応する。
また、制御プログラム35は、保存先アイコン126、127の1つの選択を操作部24を通じて受け付ける(S64)。ステップS64の処理は、受付処理の一例である。保存先アイコン126、127の選択は、Rトークンの保存先を指定する第1指定操作の一例である。そして、制御プログラム35は、保存先アイコン126、127の1つの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S64)、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に保存先指定情報を送信する(S65)。
保存先指定情報は、ステップS64で選択された保存先アイコン126、127に対応する記憶部32、72を示す情報である。本実施形態では、保存先アイコン127が選択されたものとして、以下の説明を継続する。すなわち、本実施形態の保存先指定情報は、カード70の記憶部72が保存先として指定されたことを示す。保存先指定情報は、保存先アイコン127に対応する次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。ステップS65の処理は、保存先指定処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10から保存先指定情報を受信する(S65)。次に、制御プログラム95は、保存先指定情報で複合機10及びカード70のどちらが指定されているかを判断する(S66)。中継装置80が実行するステップS65の処理は保存先指定情報受信処理の一例であり、ステップ66の処理は第1判断処理の一例である。
そして、制御プログラム95は、保存先指定情報でカード70が指定されていると判断したことに応じて(S66:Yes)、通信部85を通じて複合機10にカード情報取得指示情報を送信する(S67)。カード情報取得指示情報は、Rトークンを記憶させたいカード70のカード情報を取得することを指示する情報である。カード情報取得指示情報は、近接待機画面を定義する画面定義情報と、NFC通信部26を通じてカード情報を受信することを示すインタフェース情報と、次動作URLとを含む。中継装置80が実行するステップS67の処理は、カード情報取得指示処理の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からカード情報取得指示情報を受信する(S67)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従って近接待機画面を表示部23に表示させる(S68)。図13(B)は、近接待機画面の一例である。図13(B)に示される近接待機画面は、「カードをかざして下さい。−ポーリング信号送出中−」とのメッセージを含む。画面タイトル、及びメッセージ等は、画面定義情報に定義されている。複合機10が実行するステップS67の処理は、カード情報取得指示受信処理の一例である。
次に、制御プログラム35は、NFC通信部26を通じたRトークンの受信をインタフェース情報が示していることに応じて、NFC通信部26にPoll動作を実行させる(S69)。そして、制御プログラム35は、ポーリング信号を受信可能な距離にカード70が近づけられたことに応じて(S70)、カード70に記憶されたカード情報をNFC通信部26を通じて読み出す(S71)。すなわち、カード70は、記憶部72に記憶されたカード情報をNFC通信部73を通じて複合機10に送信する。そして、複合機10の制御プログラム35は、NFC通信部26を通じてカード70からカード情報を受信する。カード70が実行するステップS71の処理は第3近接送信処理の一例であり、複合機10が実行するステップS71の処理は第3近接受信処理の一例である。
次に、制御プログラム35は、ステップS71で取得したカード情報を、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に送信する(S72)。カード情報は、カード情報取得指示情報に含まれる次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。複合機10が実行するステップS72の処理は、カード情報送信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10からカード情報を受信する(S72)。次に、制御プログラム95は、カード情報に含まれる種別情報に基づいて、カード70がRトークンを記憶可能か否かを判断する(S73)。また、制御プログラム95は、カード情報に含まれる記憶数情報に基づいて、Rトークンの記憶数が閾値に達したか否かを判断する(S74)。中継装置80が実行するステップS72の処理はカード情報受信処理の一例であり、ステップS73は第2判断処理の一例であり、ステップS74の処理は第3判断処理の一例である。また、ステップS74における閾値は、例えば1である。
そして、制御プログラム95は、カード70がRトークンを記憶可能であり、且つRトークンの記憶数が閾値未満であると判断したことに応じて(S73:Yes&S74:No)、通信部85を通じて複合機10にRトークン送信指示情報を送信する(S80)。中継装置80が実行するステップS80の処理は、第1記憶指示処理の一例である。
Rトークン送信指示情報は、Rトークンをカード70に記憶させることを指示する情報である。換言すれば、Rトークン送信指示情報は、当該RトークンをNFC通信によってカード70に送信することを指示する情報である。また、Rトークン送信指示情報は、近接待機画面を定義する画面定義情報と、NFC通信部26を通じてRトークンを送信することを示すインタフェース情報と、Rトークンとを含む。Rトークン送信指示情報は、第1記憶指示情報の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からRトークン送信指示情報を受信する(S80)。また、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従って図13(B)に示される近接待機画面を表示部23に表示させる(S81)。さらに、制御プログラム35は、NFC通信部26を通じたRトークンの受信をインタフェース情報が示していることに応じて、NFC通信部26にPoll動作を実行させる(S82)。複合機10が実行するステップS80の処理は、記憶指示受信処理の一例である。
そして、制御プログラム35は、ポーリング信号を受信可能な距離にカード70が近づけられたことに応じて(S83)、Rトークン送信指示情報に含まれるRトークンをカード70に書き込む(S84)。ステップS42においてショートカット情報が一時記憶された場合、当該ショートカット情報がさらにカード70に書き込まれる。すなわち、複合機10の制御プログラム35は、NFC通信部25を通じてカード70にRトークンを送信する。そして、カード70は、NFC通信部73を通じて複合機10からRトークンを受信する。複合機10が実行するステップS84の処理は第1近接送信処理の一例であり、カード70が実行するステップS84の処理は第2近接受信処理の一例である。
そして、カード70は、受信したRトークンを記憶部72に記憶させる。ここで、カード70は、Rトークンの記憶数が閾値未満であることに応じて、当該Rトークンを記憶部72に追加する。一方、カード70は、Rトークンの記憶数が閾値に達していることに応じて、既に記憶されているRトークンを受信したRトークンで上書きする。Rトークンを記憶部72に記憶させる処理は第1記憶処理の一例である。
一方、制御プログラム95は、カード70がRトークンを記憶可能であり、且つRトークンの記憶数が閾値に達していると判断したことに応じて(S73:Yes&S74:Yes)、通信部85を通じて複合機10に上書き確認指示情報を送信する(S75)。中継装置80が実行するステップS75の処理は、上書き確認指示処理の一例である。
上書き確認指示情報は、カード70に既に記憶されているRトークン(以下、「旧Rトークン」と表記する)を、ステップS13で取得したRトークン(以下、「新Rトークン」と表記する。)で上書きするか否かの確認を指示する情報である。上書き確認指示情報は、上書き確認画面を定義する画面定義情報と、上書き確認画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付けることを示すインタフェース情報と、各アイコンに対応する次動作URLとを含む。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80から上書き確認指示情報を受信する(S75)。複合機10が実行するステップS75の処理は、上書き確認指示受信処理の一例である。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従って上書き確認画面を表示部23に表示させる(S76)。図14(A)は、上書き確認画面の一例である。図14(A)に示される上書き確認画面は、「カードに保存されたRトークンを上書きしますか?」とのメッセージと、[はい]アイコンと、[いいえ]アイコンとを含む。画面タイトル、メッセージ、及びアイコン等は、画面定義情報に定義されている。[はい]アイコンは上書きの許可に対応し、[いいえ]アイコンは上書きの拒否に対応する。以下、[はい]アイコン及び[いいえ]アイコンを総称して、「確認アイコン」と表記することがある。
また、制御プログラム35は、確認アイコンの1つの選択を操作部24を通じて受け付ける(S77)。ステップS77の処理は、受付処理の一例である。確認アイコンの選択は、上書きの可否を指定する第2指定操作の一例である。そして、制御プログラム35は、確認アイコンの1つの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S77)、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に上書き確認情報を送信する(S78)。複合機10が実行するステップS78の処理は、保存先指定処理の一例である。
上書き確認情報は、旧Rトークンを新Rトークンで上書きすることを許可するか否かを示す情報である。すなわち、[はい]アイコンが選択された場合の上書き確認情報は、上書きを許可することを示す。一方、[いいえ]アイコンが選択された場合の上書き確認情報は、上書きを拒否することを示す。上書き確認情報は、選択された確認アイコンに対応する次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10から上書き確認情報を受信する(S78)。次に、制御プログラム95は、上書き確認情報に基づいて、旧Rトークンを新Rトークンで上書きすることが許可されたか否かを判断する(S79)。中継装置80が実行するステップS78の処理は上書き確認情報受信処理の一例であり、ステップ79の処理は第4判断処理の一例である。
そして、制御プログラム95は、上書きが許可されたと判断したことに応じて(S79:Yes)、図10に示されるステップS80以降の処理を実行する。一方、制御プログラム95は、上書きが拒否されたと判断したことに応じて(S79:No)、通信部85を通じて複合機10にエラー情報を送信する(S89)。エラー情報は、カード70が新Rトークンを記憶できないことを示す情報である。エラー情報は、エラー画面を定義する画面定義情報と、エラー画面に含まれるアイコンの選択を操作部24を通じて受け付けることを示すインタフェース情報とを含む。中継装置80が実行するステップS89の処理は、エラー指示処理の一例である。
また図示は省略するが、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からエラー情報を受信する(S89)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従ってエラー画面を表示部23に表示させることによって、カード70に新Rトークンを記憶させることができないことを、ユーザに報知すればよい。なお、図10に示されるステップS89の処理は、ステップS73において、カード70がRトークンを記憶不能と制御プログラム95が判断した場合にも実行される。
一方、中継装置80の制御プログラム95は、複合機10がNFC通信を実行不能であると判断したことに応じて(S61:No)、或いは保存先指定情報で複合機10が指定されていると判断したことに応じて(S66:No)、通信部85を通じて複合機10にRトークン保存指示情報を送信する(S85)。Rトークン保存指示情報は、Rトークンを複合機10に記憶させることを指示する情報である。Rトークン保存指示情報は、アカウント名入力画面を定義する画面定義情報と、アカウント名の入力を操作部24を通じて受け付けることを示すインタフェース情報と、Rトークンとを含む。Rトークン保存指示情報は、第2記憶指示情報の一例である。中継装置80が実行するステップS85の処理は、第2記憶指示処理の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からRトークン保存指示情報を受信する(S85)。複合機10が実行するステップS85の処理は、記憶指示受信処理の一例である。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従ってアカウント名入力画面を表示部23に表示させる(S86)。図14(B)は、アカウント名入力画面の一例である。図14(B)に示されるアカウント名入力画面は、「アカウント名を入力して下さい。」とのメッセージと、操作部24を通じて入力されたアカウント名を表示するテキストボックスと、[保存]アイコンとを含む。画面タイトル、メッセージ、及びテキストボックスやアイコン等は、画面定義情報に定義されている。
また、制御プログラム35は、アカウント名の入力及び[保存]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付ける(S87)。ステップS87の処理は、受付処理の一例である。そして、制御プログラム35は、アカウント名の入力及び[保存]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S87)、図4(A)に示されるアカウントリストにアカウントレコードを追加する(S88)。ステップS88で追加されるアカウントレコードは、ステップS87で入力されたアカウント名と、ステップS85で受信したRトークン保存指示情報に含まれるRトークンと、ステップS42で一時記憶させたショートカット情報とを含む。ステップS88の処理は、第2記憶処理の一例である。
次に、図8は、新たなRトークンの発行をサービス提供装置110に要求する処理である。まず、複合機10の制御プログラム35は、ID受付画面の[新規発行]アイコンの選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S51)、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に発行要求情報を送信する(S52)。複合機10が送信する発行要求情報は、NFC通信が実行可能であることを示すNFC対応情報と、画像形成装置であることを示す装置情報とを含む。ステップS52の発行要求情報は、[新規発行]アイコンに対応する次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。[新規発行]アイコンの選択は、複合機10をサービス提供装置110に接続させるための準備処理の実行を指示する指示操作の一例である。複合機10が実行するステップS52の処理は、発行要求情報の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10から発行要求情報を受信する(S52)。中継装置80が実行するステップS52の処理は、発行要求受信処理の一例である。そして、制御プログラム95は、トークン発行処理(S53)及びRトークン保存処理(S54)を実行する。ステップS53の処理はステップS13の処理と共通し、ステップS54の処理はステップS48と共通する。これにより、ステップS53で発行されたRトークンが、複合機10或いはカード70に記憶される。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、トークン発行処理によってサービス提供装置110が発行したRトークンがカード70に記憶される。そして、ユーザは、カード70を複合機10にかざすだけで、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10を通じて利用することができる。その結果、複合機10を利用してサービス提供装置110にアクセスするためのユーザ操作が簡素化される。また、可搬性の高いカード70にRトークンを記憶させることによって、複数の複合機10が設置されている環境において、各複合機10を通じたサービス提供装置110へのアクセスが容易になる。
また、上記の実施形態によれば、記憶数が閾値に達しているカード70に新Rトークンがさらに書き込まれることが防止される。例えば、閾値は1であってもよい。すなわち、ユーザは、1つのRトークンのみを記憶したカード70を複数用意しておき、利用したいサービスに対応するカード70を複合機10にかざせばよい。これにより、サービスを利用するために複合機10にカード70をかざした際に、当該カード70に記憶されたどのRトークンを用いるかをユーザに選択させる手間を省略することができる。
また、上記の実施形態によれば、旧Rトークンを破棄して新Rトークンを新たにカード70に記憶させるか否かをユーザに確認する。これにより、必要な旧Rトークンが上書きされることが防止されると共に、不要な旧Rトークンを破棄して当該カード70を再利用することができる。さらに、近年、NFC通信に対応したカード70は様々な用途で利用されている。そこで上記の実施形態のように、当該通信システム100で利用可能なカード70か否かを予め確認することによって、他の用途で利用されるカード70にRトークンが書き込まれるのを防止することができる。
また、上記の実施形態によれば、複合機10及びカード70のいずれかを、Rトークンの保存先としてユーザに選択させることができる。そして、カード70に記憶されたRトークン、及び複合機10に記憶されたRトークンのどちらを用いてサービスを利用するかを、トークン選択画面を通じてユーザに選択させることができる。一例として、特定の複合機10を通じてしか利用しないサービスに対応するRトークンは、当該複合機10に記憶させればよい。他の例として、複数の複合機10を通じて利用する可能性のあるサービスに対応するRトークンは、カード70に記憶させればよい。
また、上記の実施形態によれば、NFC通信に対応していない情報処理端末40を通じて中継装置80にトークン発行処理を実行させた場合に、サービス提供装置110が発行したRトークンに対応付けられたTempIDが情報処理端末40に通知される。そして、当該TempIDを複合機10を通じて中継装置80に送信することによって、TempIDに対応付けられたRトークンを複合機10或いはカード70に記憶させることができる。
なお、処理の順序や画面遷移は上記の実施形態の例に限定されない。一例として、サービス利用情報を取得する処理が、ステップS33の後にさらに実行されてもよい。他の例として、Rトークンに対応付けて記憶させるショートカット情報を生成するための処理が、Rトークン保存処理で実行されてもよい。
また、上記の実施形態では、ステップS32において、ショートカット情報が対応付けられていないRトークンをカード70から読み出す例を説明した。一方、カード70或いはデータ記憶領域32Bから取得したRトークンにショートカット情報が対応付けられている場合、複合機10の制御プログラム35は、ステップS33において、当該ショートカット情報に含まれる次動作URLを宛先としたHTTPリクエストとして、当該ショートカット情報に含まれるサービス利用情報を含む次動作要求情報を送信すればよい。これにより、サービス利用情報の入力を受け付ける処理の一部を省略することができる。その結果、定型的なデータ通信処理におけるユーザの操作を簡素化することができる。
また、上記の実施形態では、複合機10或いは情報処理端末40から発行要求情報が送信されたことをトリガとして、トークン発行処理が実行される例を説明した。しかしながら、発行要求情報の送信元は複合機10或いは情報処理端末40に限定されず、携帯端末50であってもよい。すなわち、携帯端末50の制御プログラム65は、図8に示される複合機10の処理を実行してもよい。携帯端末50が送信する発行要求情報は、NFC通信が実行可能であることを示すNFC対応情報と、画像形成装置でないことを示す装置情報とを含む。
また、上記の実施形態では、インタフェース情報がNFC通信の実行を示すことに応じて、NFC通信部26がPoll動作を開始する例を説明した。しかしながら、複合機10の制御プログラム35は、複合機10に電力が供給されている間、継続してNFC通信部26にPoll動作を実行させてもよい。この場合、ユーザは、複合機10の操作部24を操作することなく、カード70を複合機10にかざすだけで、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10を通じて利用することができる。
また、上記の実施形態において、複合機10の制御プログラム35は、ステップS32でカード70から種別情報をさらに読み出し、当該カード70が通信システム100で利用可能か否かを種別情報に基づいて判断してもよい。そして、制御プログラム35は、当該カード70が通信システム100で利用可能と判断したことに応じて、ステップS33以降の処理を実行してもよい。これにより、他の用途で利用されるカードから読み出された情報が、中継装置80に送信されることが防止される。
また、各実施形態の複合機10、携帯端末50、及び中継装置80において、記憶部32、62、92のプログラム記憶領域32A、62A、92Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61、91によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10、携帯端末50、及び中継装置80として実現できるだけでなく、複合機10、携帯端末50、及び中継装置80に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを介して複合機10、携帯端末50、及び中継装置80に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
31,61,91・・・CPU
23・・・表示部
24・・・操作部
25,55・・・Wi−Fi通信部
26,56・・・NFC通信部
32,62,92・・・記憶部
35,65,95・・・制御プログラム
40・・・情報処理端末
50・・・携帯端末
70・・・カード
80・・・中継装置
85・・・通信部
110・・・サービス提供装置
図1は、本実施形態における通信システム100の概略図である。図1に示される通信システム100は、複合機10と、情報処理端末40と、携帯端末50と、カード70と、中継装置80との一部又は全部で構成される。この通信システム100は、サービス提供装置110からサービスの提供を受けるためのシステムである。複合機10、情報処理端末40、携帯端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110は、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせであってもよい。なお、カード70は、携帯装置の一例である。
[カード70]
カード70は、図3(A)に示されるように、CPU71と、記憶部72と、NFC通信部73と、通信バス74とを主に備える。CPU71及び記憶部72は、カード制御部の一例を構成する。記憶部72は、携帯装置記憶部の一例である。NFC通信部73は、第2近接通信部の一例である。カード70に含まれるCPU71、記憶部72、及びNFC通信部73は、複合機10に含まれるCPU31、記憶部32、及びNFC通信部26と共通するので、再度の説明は省略する。CPU71は、記憶部72に記憶された不図示のプログラムを読み出して実行することによって、後述する処理を実行する。CPU71、記憶部72、及びNFC通信部73は、例えば、集積回路に実装されている。
そして、制御プログラム95は、保存先指定情報でカード70が指定されていると判断したことに応じて(S66:Yes)、通信部85を通じて複合機10にカード情報取得指示情報を送信する(S67)。カード情報取得指示情報は、Rトークンを記憶させたいカード70のカード情報を取得することを指示する情報である。カード情報取得指示情報は、近接待機画面を定義する画面定義情報と、NFC通信部26を通じてカード情報を受信することを示すインタフェース情報と、次動作URLとを含む。中継装置80が実行するステップS67の処理は、携帯装置情報取得指示処理の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からカード情報取得指示情報を受信する(S67)。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従って近接待機画面を表示部23に表示させる(S68)。図13(B)は、近接待機画面の一例である。図13(B)に示される近接待機画面は、「カードをかざして下さい。−ポーリング信号送出中−」とのメッセージを含む。画面タイトル、及びメッセージ等は、画面定義情報に定義されている。複合機10が実行するステップS67の処理は、携帯装置情報取得指示受信処理の一例である。
次に、制御プログラム35は、ステップS71で取得したカード情報を、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80に送信する(S72)。カード情報は、カード情報取得指示情報に含まれる次動作URLを宛先としたHTTPリクエストである。複合機10が実行するステップS72の処理は、携帯装置情報送信処理の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、Wi−Fi通信部25を通じて中継装置80からRトークン保存指示情報を受信する(S85)。複合機10が実行するステップS85の処理は、認証情報取得処理の一例である。そして、制御プログラム35は、画面定義情報及びインタフェース情報に従ってアカウント名入力画面を表示部23に表示させる(S86)。図14(B)は、アカウント名入力画面の一例である。図14(B)に示されるアカウント名入力画面は、「アカウント名を入力して下さい。」とのメッセージと、操作部24を通じて入力されたアカウント名を表示するテキストボックスと、[保存]アイコンとを含む。画面タイトル、メッセージ、及びテキストボックスやアイコン等は、画面定義情報に定義されている。

Claims (14)

  1. 画像形成装置と、カードと、インターネット上のサーバとを備えており、インターネット上のサービス提供装置からサービスの提供を受ける通信システムであって、
    前記画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、インターネットを通じて外部装置と通信する第1通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第1近接通信部と、操作部と、装置制御部とを備えており、
    前記カードは、カード記憶部と、前記近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第2近接通信部と、カード制御部とを備えており、
    前記サーバは、インターネットを通じて外部装置と通信する第2通信部と、サーバ制御部とを備えており、
    前記装置制御部は、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を実行し、
    前記装置制御部は、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処置、及び第1近接送信処理を含む装置側準備処理を実行し、前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作であり、
    前記装置制御部は、
    前記発行要求処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信し、前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報であり、
    前記記憶指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信し、前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報であり、
    前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信し、
    前記装置制御部は、前記認証情報を記憶したカードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、
    前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行い、
    前記カード制御部は、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、第2近接受信処理及び第1記憶処理を含むカード側準備処理を実行し、
    前記カード制御部は、
    前記第2近接受信処理において、前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置から前記認証情報を受信し、
    前記第1記憶処理において、受信した前記認証情報を前記カード記憶部に記憶させ、
    前記カード制御部は、前記認証情報が前記カード記憶部に記憶されており、且つ前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記カード記憶部に記憶された前記認証情報を前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第2近接送信処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記発行要求情報を受信する発行要求受信処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、前記発行要求情報を受信したことに応じて、認証情報受信処理及び記憶指示処理を含むサーバ側準備処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、
    認証情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記サービス提供装置から前記認証情報を受信し、
    前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記記憶指示情報を送信する通信システム。
  2. 前記画像形成装置は、装置記憶部を備えており、
    前記装置側準備処理は、保存先指定処理を含み、
    前記装置制御部は、
    前記保存先指定処理において、前記認証情報の保存先を指定する第1指定操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1指定操作で指定された保存先を示す保存先指定情報を、前記第1通信部を通じて前記サーバに送信し、
    前記記憶指示受信処理で第1記憶指示情報を受信したことに応じて、前記第1近接送信処理を実行し、前記第1記憶指示情報は、前記認証情報を含み、且つ当該認証情報を前記カードに記憶させることを指示する前記記憶指示情報であり、
    前記記憶指示受信処理で第2記憶指示情報を受信したことに応じて、前記第2記憶指示情報に含まれる前記認証情報を前記装置記憶部に記憶させる第2記憶処理を実行し、前記第2記憶指示情報は、前記認証情報を含み、且つ当該認証情報を前記画像形成装置に記憶させることを指示する前記記憶指示情報であり、
    前記サーバ側準備処理は、保存先指定情報受信処理と、第1判断処理とを含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記保存先指定情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記保存先指定情報を受信し、
    前記第1判断処理において、前記保存先指定情報で前記カード及び前記画像形成装置のどちらが指定されているかを判断し、
    前記カードが指定されていると前記第1判断処理で判断した場合の前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信し、
    前記画像形成装置が指定されていると前記第1判断処理で判断した場合の前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第2記憶指示情報を送信する請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記サーバ側準備処理は、カード情報取得指示処理と、カード情報受信処理と、第2判断処理と、エラー指示処理とを含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記カード情報取得指示処理において、前記カードが指定されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置にカード情報取得指示情報を送信し、前記カード情報取得指示情報は、前記カードが前記認証情報を記憶可能か否かを示す種別情報の取得を指示する情報であり、
    前記カード情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記種別情報を受信し、
    前記第2判断処理において、前記種別情報で示される前記認証情報の記憶可否を判断し、
    前記認証情報を記憶可能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行し、
    前記認証情報を記憶不能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記カードが前記認証情報を記憶できないことを示すエラー情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する前記エラー指示処理を実行し、
    前記装置側準備処理は、カード情報取得指示受信処理と、第3近接受信処理と、カード情報送信処理とを含み、
    前記装置制御部は、
    前記カード情報取得指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから前記カード情報取得指示情報を受信し、
    前記第3近接受信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記第1近接通信部を通じて前記カードから前記種別情報を受信し、
    前記カード情報送信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに前記種別情報を送信し、
    前記カード側準備処理は、第3近接送信処理を含み、
    前記カード制御部は、前記第3近接送信処理において、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に前記種別情報を送信する請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記認証情報受信処理で受信した前記認証情報は、新認証情報であり、
    前記カードに既に記憶されている前記認証情報は、旧認証情報であり、
    前記サーバ側準備処理は、カード情報取得指示処理と、カード情報受信処理と、第3判断処理とを含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記カード情報取得指示処理において、前記カードが指定されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置にカード情報取得指示情報を送信し、前記カード情報取得指示情報は、前記旧認証情報の数を示す記憶数情報の取得を指示する情報であり、
    前記カード情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記記憶数情報を受信し、
    前記第3判断処理において、前記記憶数情報で示される記憶数が閾値に達したか否かを判断し、
    前記記憶数が前記閾値未満と前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行し、
    前記装置側準備処理は、カード情報取得指示受信処理と、第3近接受信処理と、カード情報送信処理とを含み、
    前記装置制御部は、
    前記カード情報取得指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから前記カード情報取得指示情報を受信し、
    前記第3近接受信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記第1近接通信部を通じて前記カードから前記記憶数情報を受信し、
    前記カード情報送信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに前記記憶数情報を送信し、
    前記カード側準備処理は、第3近接送信処理を含み、
    前記カード制御部は、
    前記第3近接送信処理において、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に前記記憶数情報を送信し、
    前記記憶数が前記閾値未満である場合の前記第1記憶処理において、前記新認証情報を前記カード記憶部に追加する請求項2又は3に記載の通信システム。
  5. 前記サーバ側準備処理は、上書き確認指示処理と、上書き確認情報受信処理と、第4判断処理と、エラー指示処理とを含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記上書き確認指示処理において、前記記憶数が前記閾値に達したと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に上書き確認指示情報を送信し、前記上書き確認指示情報は、前記旧認証情報を前記新認証情報で上書きするか否かの確認を指示する情報であり、
    前記上書き確認情報受信処理において、上書きを許可するか否かを示す上書き確認情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から受信し、
    前記第4判断処理において、前記上書き確認情報で示される上書きの可否を判断し、
    上書きが許可されたと前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に前記第1記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行し、
    上書きが拒否されたと前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記カードが前記新認証情報を記憶できないことを示すエラー情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する前記エラー指示処理を実行し、
    前記装置側準備処理は、上書き確認指示受信処理と、上書き確認情報送信処理とを含み、
    前記装置制御部は、
    前記上書き確認指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから前記上書き確認指示情報を受信し、
    前記上書き確認情報送信処理において、上書きの可否を指定する第2指定操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第2指定操作で指定された上書きの可否を示す前記上書き確認情報を、前記第1通信部を通じて前記サーバに送信し、
    前記カード制御部は、前記記憶数が前記閾値に達している場合の前記第1記憶処理において、前記旧認証情報を前記新認証情報で上書きする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記画像形成装置は、表示部を備えており、
    前記装置制御部は、前記装置記憶部に記憶された前記認証情報に対応する認証情報オブジェクトを含み、且つ前記カードを近接させることを促す認証情報選択画面を前記表示部に表示させる表示処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記認証情報選択画面を表示中の前記画像形成装置の前記第1近接通信部に前記カードが近接したことに応じて、前記第1近接受信処理、及び前記第1近接受信処理で受信した前記認証情報を用いた前記データ通信処理を実行し、
    前記認証情報オブジェクトを選択する選択操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、選択された前記認証情報オブジェクトに対応付けて前記装置記憶部に記憶された前記認証情報を用いて前記データ通信処理を実行する請求項2から5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記サーバは、サーバ記憶部を備えており、
    前記サーバ制御部は、前記認証情報受信処理で受信した前記認証情報を、当該認証情報を識別する識別情報と対応付けて前記サーバ記憶部に記憶させる第3記憶処理を実行することが可能であり、
    前記装置側準備処理は、識別情報送信処理を含み、
    前記装置制御部は、前記識別情報送信処理において、前記識別情報を入力する入力操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1通信部を通じて前記サーバに当該識別情報を送信し、
    前記サーバ側準備処理は、識別情報受信処理と、第5判断処理とを含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記識別情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記識別情報を受信し、
    前記第5判断処理において、受信した前記識別情報に対応付けられた前記認証情報が前記サーバ記憶部に記憶されているか否かを判断し、
    前記認証情報が前記サーバ記憶部に記憶されていると前記第5判断処理で判断したことに応じて、前記記憶指示処理を実行する請求項1から6のいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記サービス利用処理は、利用情報送信処理と、通信指示情報受信処理とを含み、
    前記装置制御部は、
    前記利用情報送信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバにサービス利用情報を送信し、前記サービス利用情報は、前記サービス提供装置とのデータ通信の内容を特定する情報であり、
    前記通信指示情報受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから通信指示情報を受信し、前記通信指示情報は、前記サービス提供装置とのデータ通信の方法を示す情報であり、
    前記データ通信処理において、前記認証情報及び前記通信指示情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行い、
    前記サーバ制御部は、
    第2通信部を通じて前記画像形成装置から前記サービス利用情報を受信する利用情報受信処理と、
    前記サービス利用情報に基づいて前記通信指示情報を取得する第1取得処理と、
    前記通信指示情報を前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する通信指示処理とを実行し、
    装置側準備処理は、第2取得処理を含み、
    前記装置制御部は、前記第2取得処理において、サービス利用操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、当該サービス利用操作に対応する前記サービス利用情報を取得し、
    前記装置制御部は、
    前記取得処理で前記サービス利用情報を取得した場合の前記第1近接送信処理において、前記認証情報及び前記サービス利用情報の両方を前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信し、
    前記取得処理で前記サービス利用情報を取得しなかった場合の前記第1近接送信処理において、前記認証情報及び前記サービス利用情報のうちの前記認証情報のみを前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信し、
    前記装置制御部は、
    前記第1近接受信処理において、前記第1近接通信部を通じて前記カードから前記サービス利用情報をさらに受信することが可能であり、
    前記認証情報及び前記サービス利用情報の両方を前記第1近接受信処理で受信した場合の前記利用情報送信処理において、前記カードから受信した前記サービス利用情報を前記第1通信部を通じて前記サーバに送信し、
    前記認証情報及び前記サービス利用情報のうちの前記認証情報のみを前記第1近接受信処理で受信した場合の前記利用情報送信処理において、前記受付処理で受け付けた前記サービス利用操作に対応する前記サービス利用情報を、前記第1通信部を通じて前記サーバに送信する請求項1から7のいずれかに記載の通信システム。
  9. 画像形成装置と、カードと、インターネット上のサーバと、携帯端末とを備えており、インターネット上のサービス提供装置からサービスの提供を受ける通信システムであって、
    前記画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、インターネットを通じて外部装置と通信する第1通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第1近接通信部と、装置制御部とを備えており、
    前記カードは、カード記憶部と、前記近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第2近接通信部と、カード制御部とを備えており、
    前記サーバは、インターネットを通じて外部装置と通信する第2通信部と、サーバ制御部とを備えており、
    前記携帯端末は、インターネットを通じて外部装置と通信する第3通信部と、近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第3近接通信部と、操作部と、端末制御部とを備えており、
    前記端末制御部は、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を実行し、
    前記端末制御部は、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処理、及び第1近接送信処理を含む端末側準備処理を実行し、前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作であり、
    前記端末制御部は、
    前記発行要求処理において、前記第3通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信し、前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報であり、
    前記記憶指示受信処理において、前記第3通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信し、前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報であり、
    前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第3近接通信部を通じて前記カードに送信し、
    前記装置制御部は、前記認証情報を記憶したカードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、
    前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行い、
    前記カード制御部は、前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、第2近接受信処理及び第1記憶処理を含むカード側準備処理を実行し、
    前記カード制御部は、
    前記第2近接受信処理において、前記第2近接通信部を通じて前記携帯端末から前記認証情報を受信し、
    前記第1記憶処理において、受信した前記認証情報を前記カード記憶部に記憶させ、
    前記カード制御部は、前記認証情報が前記カード記憶部に記憶されており、且つ前記画像形成装置が前記第2近接通信部に近接したことに応じて、前記カード記憶部に記憶された前記認証情報を前記第2近接通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第2近接送信処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、前記第2通信部を通じて前記携帯端末から前記発行要求情報を受信する発行要求受信処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、前記発行要求情報を受信したことに応じて、認証情報受信処理及び記憶指示処理を含むサーバ側準備処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、
    前記認証情報受信処理において、前記第2通信部を通じて前記サービス提供装置から前記認証情報を受信し、
    前記記憶指示処理において、前記第2通信部を通じて前記携帯端末に前記記憶指示情報を送信する通信システム。
  10. カード及びインターネット上のサーバと通信可能であり、インターネット上のサービス提供装置からサービスの提供を受ける画像形成装置であって、
    画像を形成する画像形成部と、
    インターネットを通じて外部装置と通信する第1通信部と、
    近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する第1近接通信部と、
    操作部と、
    装置制御部とを備えており、
    前記装置制御部は、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を実行し、
    前記装置制御部は、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処置、及び第1近接送信処理を含む装置側準備処理を実行し、前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作であり、
    前記装置制御部は、
    前記発行要求処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信し、前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報であり、
    前記記憶指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信し、前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報であり、
    前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信し、
    前記装置制御部は、前記認証情報を記憶した前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、
    前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行う画像形成装置。
  11. インターネット上のサービス提供装置が提供するサービスを前記画像形成装置に受けさせるための準備処理を実行するサーバであって、
    インターネットを通じて前記外部装置と通信する通信部と、
    サーバ制御部とを備えており、
    前記サーバ制御部は、前記通信部を通じて前記外部装置から発行要求情報を受信する発行要求受信処理を実行し、前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報であり、
    前記サーバ制御部は、前記発行要求情報を受信したことに応じて、認証情報受信処理、第1判断処理、及び記憶指示処理を含むサーバ側準備処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、
    前記認証情報受信処理において、前記サービス提供装置が発行した前記認証情報を、前記通信部を通じて前記サービス提供装置から受信し、
    前記第1判断処理において、近接無線通信プロトコルに準拠した近接無線通信を前記外部装置が実行可能か否かを判断し、
    前記記憶指示処理において、前記近接無線通信を実行可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記通信部を通じて前記画像形成装置に第1記憶指示情報を送信し、前記第1記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含み、且つ当該認証情報をカードに記憶させるために、前記近接無線通信によって当該認証情報を当該カードに送信することを指示する記憶指示情報であるサーバ。
  12. 前記サーバ側準備処理は、第2判断処理を含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記第2判断処理において、前記近接無線通信を実行不能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記外部装置が前記画像形成装置であるか否かを判断し、
    前記画像形成装置であると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記通信部を通じて前記画像形成装置に第2記憶指示情報を送信する前記記憶指示処理を実行し、前記第2記憶指示処理は、前記認証情報を含み、且つ当該認証情報を前記画像形成装置に記憶させることを指示する前記記憶指示情報である請求項11に記載のサーバ。
  13. 前記サーバは、サーバ記憶部を備えており、
    前記サーバ側準備処理は、生成処理と、記憶処理と、識別情報送信処理とを含み、
    前記サーバ制御部は、
    前記生成処理において、前記画像形成装置でないと前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記認証情報受信処理で受信した前記認証情報を識別する識別情報を生成し、
    前記記憶処理において、前記認証情報及び前記識別情報を対応付けて前記サーバ記憶部に記憶させ、
    前記識別情報送信処理において、前記通信部を通じて前記外部装置に前記識別情報を送信する請求項12に記載のサーバ。
  14. カード及びインターネット上のサーバと通信可能であり、インターネット上のサービス提供装置が提供するサービスを画像形成装置に受けさせる携帯端末が読取可能なプログラムであって、
    前記携帯端末は、
    インターネットを通じて外部装置と通信する通信部と、
    近接無線通信プロトコルを用いて外部装置と近接無線通信する近接通信部と、
    操作部とを備えており、
    該プログラムは、前記操作部を通じてユーザ操作を受け付ける受付処理を前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、指示操作を前記受付処理で受け付けたことに応じて、発行要求処理、記憶指示受信処置、及び第1近接送信処理を含む装置側準備処理を前記携帯端末に実行させ、前記指示操作は、前記画像形成装置を前記サービス提供装置に接続させるための準備処理の実行を指示するユーザ操作であり、
    該プログラムは、
    前記発行要求処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバに発行要求情報を送信し、前記発行要求情報は、前記準備処理によって、前記サービス提供装置とのデータ通信を行う権限を有することを示す認証情報の発行を要求する情報であり、
    前記記憶指示受信処理において、前記第1通信部を通じて前記サーバから記憶指示情報を受信し、前記記憶指示情報は、前記サービス提供装置で発行された前記認証情報を含む情報であり、
    前記第1近接送信処理において、前記カードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、前記記憶指示情報に含まれる前記認証情報を、前記第1近接通信部を通じて前記カードに送信し、
    該プログラムは、前記認証情報を記憶したカードが前記第1近接通信部に近接したことに応じて、第1近接受信処理及びデータ通信処理を含むサービス利用処理を前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、
    前記第1近接受信処理において、前記カードに記憶された前記認証情報を前記第1近接通信部を通じて当該カードから受信し、
    前記データ通信処理において、前記認証情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置とデータ通信を行うプログラム。
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