JP2019164979A - heater - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、ヒータに関する。 Embodiments described herein relate generally to a heater.
従来、熱源として、例えばヒータを用いることが知られている。ヒータは、通電により赤外光を放射する発熱体として炭素を含有するカーボンフィラメントを用いるものがある。 Conventionally, it is known to use, for example, a heater as a heat source. Some heaters use carbon filaments containing carbon as a heating element that emits infrared light when energized.
しかしながら、従来のヒータでは、発熱体が放射する赤外光の強度は長さ方向の中央部と端部との間で差異が生じる場合があり、特に発熱体の端部では照射効率が低下する。このため、単に発熱体そのものの設計変更による対策では要求された照射特性を得ることが困難な場合があった。 However, in the conventional heater, the intensity of the infrared light emitted from the heating element may vary between the central part and the end part in the length direction, and the irradiation efficiency decreases particularly at the end part of the heating element. . For this reason, there are cases where it is difficult to obtain the required irradiation characteristics by measures simply by changing the design of the heating element itself.
本発明が解決しようとする課題は、発熱体の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得ることができるヒータを提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a heater capable of obtaining irradiation characteristics according to requirements over the entire length of the heating element.
実施形態のヒータは、発光管と、発熱体と、反射膜とを具備する。発光管は、筒状であり、赤外光を透過する。発熱体は、発光管の内部に設けられる、炭素を含有するカーボンフィラメントである。反射膜は、発光管の外面に設けられ、少なくとも発光管の長さ方向の一端寄りに配置されて赤外光を発光管の内部へ反射する。 The heater of the embodiment includes an arc tube, a heating element, and a reflective film. The arc tube has a cylindrical shape and transmits infrared light. The heating element is a carbon filament containing carbon provided inside the arc tube. The reflective film is provided on the outer surface of the arc tube and is disposed at least near one end in the length direction of the arc tube to reflect infrared light into the arc tube.
本発明によれば、発熱体の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得ることができる。 According to the present invention, it is possible to obtain irradiation characteristics according to requirements over the entire length of the heating element.
以下で説明する実施形態に係るヒータ1は、発光管2と、発熱体30と、反射膜100とを具備する。発光管2は、筒状であり、赤外光を透過する。発熱体30は、発光管2の内部に設けられ、炭素を含有するカーボンフィラメントである。反射膜100は、発光管2の外面に設けられ、少なくとも発光管2の長さ方向の一端寄りに配置されて赤外光を発光管2の内部へ反射する。
A heater 1 according to an embodiment described below includes an
また、以下で説明する実施形態に係る反射膜100は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101を有する。
In addition, the
また、以下で説明する実施形態に係る反射膜100は、第1反射膜101、101aよりも赤外光の反射効率が低く、第1反射膜101、101aの間に配置された第2反射膜102、102aを有する。
Further, the
また、以下で説明する実施形態に係る反射膜100は、発熱体30の長さ方向の端部と向かい合うように配置された第1反射膜101と、発熱体30の長さ方向で第1反射膜101と重ならない位置に配置された第2反射膜102とを有する。
The
また、以下で説明する実施形態に係る第1反射膜101は、金を含む。
The first
また、以下で説明する実施形態に係る第1反射膜101aは、第2反射膜102aよりも発光管2の周方向に延在する角度が大きい。
In addition, the first
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に示す各実施形態は、本発明が開示する技術を限定するものではない。また、以下に示す各実施形態及び各変形例は、矛盾しない範囲で適宜組合せることができる。また、各実施形態の説明において、同一構成には同一符号を付与して後出の説明を適宜省略する。 Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, each embodiment shown below does not limit the technique which this invention discloses. Moreover, each embodiment and each modification shown below can be combined suitably in the range which does not contradict. Moreover, in the description of each embodiment, the same reference numerals are given to the same components, and the following description will be omitted as appropriate.
[実施形態1]
まず、図1を用いて、実施形態1に係るヒータ1の構成例について説明する。図1は、実施形態1に係るヒータ1の側面図である。なお、図1では、説明を分かりやすくするために、ヒータ1の光の照射方向を負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
[Embodiment 1]
First, a configuration example of the heater 1 according to the first embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a side view of a heater 1 according to the first embodiment. In FIG. 1, for easy understanding, a three-dimensional orthogonal coordinate system including the Z axis with the light irradiation direction of the heater 1 as a negative direction is illustrated. Such an orthogonal coordinate system may be shown in other drawings used in the following description.
図1に示したヒータ1は、被照射体や被照射空間を加熱するものであり、例えば、印刷物の乾燥工程において印刷物に印刷されたインク等を乾燥する乾燥装置、塗装工程において材料に塗装された塗料を加熱して乾燥する乾燥装置として使用される。 The heater 1 shown in FIG. 1 heats an object to be irradiated and a space to be irradiated. For example, a drying device that dries ink or the like printed on a printed material in a drying process of the printed material, or a material applied in a coating process. It is used as a drying device that heats and dries the paint.
図1に示すように、実施形態1に係るヒータ1は、発光管2と、発熱体30と、インナーリード40と、支持部材50と、金属箔60と、アウターリード70と、反射膜100とを含んで構成されている。反射膜100は、第1反射膜101の一例である。
As shown in FIG. 1, the heater 1 according to the first embodiment includes an
発光管2は、筒状部10と、シール部20とを有し、管径と比較して全長がY軸方向である長さ方向へ長い長尺物である。筒状部10は、例えば、石英ガラスで形成され、透明であり、内部の光を外部へ透過する。なお、発光管2は、石英ガラスに着色を施した着色バルブや、石英ガラスに金属混合物等を含んだガラスでも良い。
The
また、筒状部10は、内部に空間を有し、かかる空間にガスが充填される。ガスは、例えば約0.8気圧のアルゴンガスである。なお、ガスは、熱伝導率が低いものがよく、例えば、クリプトン、キセノン、アルゴン、ネオン等のうち1種類、または複数種組み合わせたガスを含んで構成されていればよい。
Moreover, the
シール部20は、筒状部10の長さ方向における両端部に設けられる。シール部20は、封着部であり、筒状部10を封止する。本実施形態におけるシール部20は、ピンチシールにより板状に形成されている。なお、シール部20は、シュリンクシールにより円柱状に形成されてもよい。
The
発熱体30は、発光管2の内部に設けられ、例えば炭素繊維などの炭素を主成分とする材料によって形成されたカーボンフィラメントである。具体的には、発熱体30は、筒状部10の長さ方向(Y軸方向)に沿って設けられた長尺の板状部材である。なお、発熱体30は、メッシュ状、管状あるいはコイル状であってもよい。
The
インナーリード40は、発熱体30に電力を供給する部材である。インナーリード40は、支持部材50を介して一端が発熱体30に、他端が金属箔60にそれぞれ電気的に接続される。インナーリード40は、例えばモリブデン棒である。
The
支持部材50は、発熱体30の両端をそれぞれ保持し、発熱体30に引張力を与える部材である。支持部材50は、発熱体30の両端を筒状部10の軸方向における両端部側にそれぞれ引っ張ることで、発熱体30を筒状部10の内部に固定させる。
The
金属箔60は、一端がインナーリード40と接続され、他端がアウターリード70と接続される。金属箔60は、シール部20の内部にそれぞれ埋設される。金属箔60は、例えば、モリブデン箔であり、シール部20の板状面に沿うように配置される。
The
アウターリード70は、金属箔60と外部の図示しない電源とを接続する。アウターリード70は、一端が金属箔60にそれぞれ接続され、他端が発光管2の外部に露出している。アウターリード70の他端は、シール部20とともに、図示しないコネクタを介して図示しないケーブルと電気的に接続される。つまり、外部の図示しない電源と接続されたコネクタ、ケーブル、アウターリード70、金属箔60、インナーリード40、支持部材50を介して、外部の図示しない電源から供給される電力が発熱体30に供給される。アウターリード70は、例えばモリブデン棒である。
The
ここで、従来のヒータについて説明する。従来のヒータでは、その特性上、発熱体の長さ方向の中央部と比較して両端部の方が発熱体から放射される赤外光の強度が低くなる。例えば、比較的加工がしやすいタングステン等で形成された金属線または長尺の金属板をらせん状に巻いたコイル状の発熱体を使用する場合、ピッチを変更することで発熱体から放射される赤外光の強度を部位ごとに調整することが可能である。しかしながら、例えばタングステンと比較して加工がしにくい炭素繊維を発熱体として適用した場合には、発熱体そのものの加工には限度があり、必ずしも対策が十分でなかった。 Here, a conventional heater will be described. In the conventional heater, due to its characteristics, the intensity of infrared light emitted from the heating element is lower at both ends compared to the central part in the longitudinal direction of the heating element. For example, when using a coil-shaped heating element in which a metal wire or a long metal plate formed of tungsten or the like, which is relatively easy to process, is spirally wound, it is emitted from the heating element by changing the pitch. It is possible to adjust the intensity of infrared light for each part. However, for example, when carbon fiber, which is difficult to process as compared with tungsten, is applied as a heating element, there is a limit to the processing of the heating element itself, and countermeasures are not always sufficient.
そこで、実施形態1に係るヒータ1は、発熱体30から放射される赤外光を反射する反射膜100を発光管2の長さ方向の両端部に具備する。具体的には、反射膜100は、発光管2の外面に、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように設けられ、発熱体30からの赤外光を発光管2の内部へ反射する。
Therefore, the heater 1 according to the first embodiment includes the
つまり、実施形態1に係る反射膜100は、被照射体が存在しない側に設けられ、被照射体が存在する側へ発熱体30の長さ方向の両端部から放射された赤外光を反射する。これにより、実施形態1に係るヒータ1は、発熱体30の長さ方向の中央部と比較して放射される赤外光の強度が低い発熱体30の両端部における照射光に指向性を持たせ、被照射体に対する照射強度を発熱体30の長さ方向の中央部と同等程度、あるいはそれ以上に向上させることができる。
That is, the
実施形態1に係る反射膜100は、アルミニウムを含む材料で形成される。具体的には、反射膜100は、全成分のうち50%以上の成分がアルミナである。
The
実施形態1に係る反射膜100は、金を含む材料で形成されてもよい。具体的には、反射膜100は、全成分のうち50%以上の成分が金である。金は、例えばアルミナに比べて反射効率が高い。つまり、反射膜100は、主成分が金である場合、主成分がアルミナである場合よりも照射効率を高めることができる。すなわち、反射膜100は、要求に応じた照射特性を有するように適宜選択することができる。
The
なお、実施形態1に係る反射膜100は、主成分としてアルミナを含む場合、酸化チタン(TiO2)および酸化ジルコニウム(ZrO2)を含むこととしてもよい。これにより、反射膜100に含まれる粒子の平均粒径を小さくすることができるため、反射膜100としての反射効率および物理的強度を高めることができる。
When the
次に、図2を用いてヒータ1の上面視について説明する。図2は、実施形態1に係るヒータ1の上面図である。図2では、ヒータ1の照射側とは反対側(Z軸正方向側)から照射側(Z軸負方向側)を見た図を示している。 Next, the top view of the heater 1 will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a top view of the heater 1 according to the first embodiment. 2, the figure which looked at the irradiation side (Z-axis negative direction side) from the opposite side (Z-axis positive direction side) of the heater 1 is shown.
図2に示すように、反射膜100は、照射側とは反対側であるZ軸正方向側から見た場合に、筒状部10の長さ方向における両端寄りに設けられ、発熱体30の長さ方向の両端を覆う位置に設けられる。
As shown in FIG. 2, the
発光管2および発熱体30の長さ方向に延在する反射膜100のうち、発熱体30と向かい合う部分の幅Aは、発熱体30の長さ方向の全長をLとしたとき、0.05L以上0.3L以下、例えば0.1L以上0.25L以下とすることができる。このように反射膜100の幅Aを規定することにより、発熱体30の長さ方向の両端部から被照射体に照射される赤外光の照射強度を発熱体30の長さ方向の中央部から被照射体に照射される赤外光の照射強度と同等程度、あるいはそれ以上となるように向上させることができる。
Of the
次に、図3を用いてヒータ1の断面について説明する。図3は、実施形態1に係るヒータ1の断面図である。図3には、図1におけるヒータ1をI―I線で切断した断面を示している。 Next, a cross section of the heater 1 will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view of the heater 1 according to the first embodiment. FIG. 3 shows a cross section of the heater 1 in FIG. 1 cut along line II.
図3に示すように、筒状部10は、断面視において略円形である。つまり、筒状部10は、円筒形である。発熱体30は、X軸方向に沿うように所定の幅を有する長尺の板状である。支持部材50は、発熱体30の端部をZ軸方向の両側から挟むようにして発熱体30を保持する。また、支持部材50の一端は例えば溶接によりインナーリード40と接続される。これにより、発熱体30は、断面視において、筒状部10の略中央に位置して支持される。
As shown in FIG. 3, the
また、反射膜100は、発光管2における筒状部10の周方向に、断面視における円の中心周りの角度αを有して設けられる。図3に示すように、角度αは、例えば180°である。なお、反射膜100は、角度αが180°に限定されるものではなく、必要とされる反射効率に応じて適宜変更することができる。
The
なお、図3では、反射膜100が配置された箇所を断面視したが、反射膜100が配置されない箇所についても、筒状部10の外面に反射膜100が配置されていないことを除き図3に示したものと概ね同様の構成であり、図示による説明は省略する。
In FIG. 3, the portion where the
次に、図4および図5を用いて、実施形態1に係るヒータ1を用いた照射強度の試験結果について説明する。図4、図5は、実施形態1に係るヒータ1の照射特性を示す図である。 Next, the irradiation intensity test result using the heater 1 according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. 4 and 5. 4 and 5 are diagrams illustrating the irradiation characteristics of the heater 1 according to the first embodiment.
まず、図4を用いて、実施形態1に係るヒータ1の照射特性について説明する。照射特性は、筒状部10の照射側、すなわちZ軸負方向側の端部からZ軸負方向側に10mm離れた場所に設置した測定器による照射強度の測定結果を、発熱体30の長さ方向の中央を100とする相対強度としてそれぞれ図示したものである。図4では、発熱体30の長さ方向の中央から被照射体であるセンサまでのY軸方向の距離と、測定器による測定結果との関係について、図2に示す発熱体30の長さLを200mmとし、反射膜100の幅Aを0(すなわち、反射膜無し、破線)、2cm(一点鎖線)、3cm(二点鎖線)、4cm(点線)、5cm(実線)としたときの結果をそれぞれ示す。なお、反射膜100は、アルミナである。また、照射強度の測定方法は、測定器として、珠電子製のSPD−102を用いた。
First, the irradiation characteristics of the heater 1 according to the first embodiment will be described with reference to FIG. The irradiation characteristic is obtained by measuring the irradiation intensity measured by a measuring instrument installed at a
図4に示すように、反射膜を有さないヒータでは、発熱体30の端部、すなわち「中央からの距離」=±100mmの地点では、相対強度は約30まで低下する。これに対し、反射膜100を設けたヒータ1では、発熱体30の端部における相対強度は約70となり、反射膜100を設けることで照射強度の低下が抑制されている。
As shown in FIG. 4, in the heater having no reflective film, the relative intensity decreases to about 30 at the end of the
また、例えば相対強度が90を閾値として規定した場合、反射膜無しの場合には「中央からの距離」=±75mm程度の範囲でしか基準を満たさないのに対し、反射膜100を設けたヒータ1では、「中央からの距離」=±95mm程度の範囲まで基準を満たし、反射膜100を設けることで発熱体30の端部側での照射強度の低下が抑制されている。
Further, for example, when the relative intensity is defined as 90 as a threshold value, the heater provided with the
次に、図5について説明する。図5では、筒状部10の照射側の端部と測定器との距離を10mmから30mmに変更したことを除き、図4と同様に測定した結果を示している。
Next, FIG. 5 will be described. FIG. 5 shows the result of measurement similar to that in FIG. 4 except that the distance between the irradiation side end of the
図5に示すように、反射膜を有さないヒータでは、発熱体30の端部、すなわち「中央からの距離」=±100mmの地点では、相対強度は約40まで低下する。これに対し、反射膜100を設けたヒータ1では、発熱体30の端部における相対強度は約70となり、反射膜100を設けることで照射強度の低下が抑制されている。
As shown in FIG. 5, in the heater having no reflective film, the relative intensity decreases to about 40 at the end of the
また、例えば相対強度の閾値を90と規定した場合、反射膜無しの場合には「中央からの距離」=±60mm程度の範囲でしか基準を満たさないのに対し、反射膜100を設けたヒータ1では、「中央からの距離」=±85mm程度の範囲まで基準を満たし、反射膜100を設けることで発熱体30の端部側での照射強度の低下が抑制されている。
Further, for example, when the relative intensity threshold is defined as 90, when there is no reflection film, the standard is satisfied only in the range of “distance from the center” = ± 60 mm, whereas the heater provided with the
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係るヒータ1の上面図である。図6に示すヒータ1は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101の間に挟まれるように配置された第2反射膜102をさらに有する点で実施形態1に係るヒータ1と相違する。これにより、反射膜100は長さ方向の全体にわたって発熱体30と向かい合うように配置される。
[Embodiment 2]
FIG. 6 is a top view of the heater 1 according to the second embodiment. The heater 1 shown in FIG. 6 further includes a second
また、反射膜100は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101と、第1反射膜101の間に配置された第2反射膜102とを有する。
In addition, the
実施形態2に係る第1反射膜101は、金を含む材料で形成される。具体的には、第1反射膜101は、全成分のうち50%以上の成分が金である。
The first
また、実施形態2に係る第2反射膜102は、第1反射膜101よりも赤外光の反射効率が低い材料、例えばアルミニウムを含む材料で形成される。具体的には、第2反射膜102は、全成分のうち50%以上の成分がアルミナである。
The second
なお、実施形態2に係る第2反射膜102は、主成分としてアルミナを含む場合、酸化チタン(TiO2)および酸化ジルコニウム(ZrO2)を含むこととしてもよい。これにより、第2反射膜102に含まれる粒子の平均粒径を小さくすることができるため、第2反射膜102としての反射効率および物理的強度を高めることができる。
The second
発光管2および発熱体30の長さ方向に延在する反射膜100のうち、第1反射膜101が発熱体30と向かい合う部分の幅Bは、発熱体30の長さ方向の全長をLとしたとき、0.05L以上0.3L以下、例えば0.1L以上0.25L以下とすることができる。このように第1反射膜101の幅Bを規定することにより、発熱体30の長さ方向の両端部から被照射体に照射される赤外光の照射強度を発熱体30の長さ方向の中央部から被照射体に照射される赤外光の照射強度と同等程度、あるいはそれ以上となるように向上させることができる。
Of the
また、実施形態2に係る反射膜100は、長さ方向の全体にわたって発熱体30と向かい合うように配置されている。このため、発熱体30の長さ方向の全体にわたり被照射体に照射される赤外光の照射強度が向上する。
Further, the
次に、図7および図8を用いて、実施形態2に係るヒータ1を用いた照射強度の試験結果について説明する。図7、図8は、実施形態2に係るヒータ1の照射特性を示す図である。 Next, the test result of the irradiation intensity using the heater 1 according to the second embodiment will be described with reference to FIGS. 7 and 8 are diagrams illustrating the irradiation characteristics of the heater 1 according to the second embodiment.
まず、図7を用いて、実施形態2に係るヒータ1の照射特性について説明する。照射特性は、筒状部10の照射側、すなわちZ軸負方向側の端部からZ軸負方向側に10mm離れた場所に設置した測定器による照射強度の測定結果を、発熱体30の長さ方向の中央を100とする相対強度としてそれぞれ図示したものである。図7では、発熱体30の長さ方向の中央から被照射体であるセンサまでのY軸方向の距離と、測定器による測定結果との関係について、図6に示す発熱体30の長さLを200mmとし、第1反射膜101の幅Bを0(すなわち、第2反射膜102のみ、破線)、3cm(二点鎖線)、4cm(点線)、5cm(実線)としたときの結果をそれぞれ示す。なお、第1反射膜101は、金を含み、第2反射膜102は、アルミナである。
First, the irradiation characteristics of the heater 1 according to the second embodiment will be described with reference to FIG. The irradiation characteristic is obtained by measuring the irradiation intensity measured by a measuring instrument installed at a
図7に示すように、第1反射膜101を有さないヒータでは、例えば相対強度の閾値を90と規定した場合、「中央からの距離」=±75mm程度の範囲でしか基準を満たさないのに対し、第1反射膜101および第2反射膜102を設けたヒータ1では、「中央からの距離」=±80mm程度の範囲まで基準を満たし、第1反射膜101および第2反射膜102を設けることで発熱体30の端部側での照射強度の低下が抑制されている。
As shown in FIG. 7, in the heater not having the first
次に、図8について説明する。図8では、筒状部10の照射側の端部と測定器との距離を10mmから30mmに変更したことを除き、図7と同様に測定した結果を示している。
Next, FIG. 8 will be described. FIG. 8 shows the result of measurement similar to that in FIG. 7 except that the distance between the irradiation side end of the
図8に示すように、第1反射膜101を有さないヒータでは、例えば相対強度の閾値を90と規定した場合、「中央からの距離」=±55mm程度の範囲でしか基準を満たさないのに対し、第1反射膜101および第2反射膜102を設けたヒータ1では、「中央からの距離」=±70mm程度の範囲まで基準を満たし、第1反射膜101および第2反射膜102を設けることで発熱体30の端部側での照射強度の低下が抑制されている。
As shown in FIG. 8, in the heater not having the first
[変形例]
図9は、実施形態1、2の変形例に係るヒータを示す断面図である。図9(a)〜(d)に示すヒータ1は、図2、図6と同じ視点で上面視したものに相当する。
[Modification]
FIG. 9 is a cross-sectional view illustrating a heater according to a modification of the first and second embodiments. The heater 1 shown in FIGS. 9A to 9D corresponds to the top view from the same viewpoint as FIGS.
図9(a)に示すように、第1反射膜101の一例である反射膜100は、少なくとも発光管2の長さ方向の一端寄りに配置されていればよい。すなわち、反射膜100は、発熱体30の長さ方向の両端部のうち、一端部と向かい合うように配置されていればよい。
As shown in FIG. 9A, the
また、図9(b)に示すように、反射膜100は、発熱体30の長さ方向の一端部と向かい合うように配置された第1反射膜101と、他端部と向かい合うように配置された第2反射膜102とを有してもよい。
Also, as shown in FIG. 9B, the
また、図9(c)に示すように、反射膜100は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101と、第1反射膜101と隣り合うように配置された第2反射膜102とを有し、さらに発熱体30の長さ方向の中央部は反射膜を有さなくてもよい。
Further, as shown in FIG. 9C, the
また、図9(d)に示すように、反射膜100は、発光管2の長さ方向に所定の間隔で複数配置されてもよい。かかる場合、反射膜100は、第1反射膜101のみで構成されてもよく、第1反射膜101と第2反射膜102とを有してもよい。
Further, as shown in FIG. 9D, a plurality of
なお、上述した実施形態に係るヒータ1は、直線状に形成されているが、これに限定されるものではない。ヒータ1は、曲がって形成されてもよい。 In addition, although the heater 1 which concerns on embodiment mentioned above is formed in linear form, it is not limited to this. The heater 1 may be bent and formed.
上述したように、実施形態に係るヒータ1は、発光管2と、発熱体30と、反射膜100とを具備する。発光管2は、筒状であり、赤外光を透過する。発熱体30は、発光管2の内部に設けられる。反射膜100は、発光管2の外面に設けられ、少なくとも発光管2の長さ方向の一端寄りに配置されて赤外光を発光管2の内部へ反射する。これにより、反射膜100を設けた部分における照射光に指向性を持たせることで、照射効率を向上させることができ、発熱体30の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得ることができる。
As described above, the heater 1 according to the embodiment includes the
また、実施形態に係る反射膜100は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101を有する。これにより、反射膜100と向かい合う発熱体30の長さ方向の両端部における照射光に指向性を持たせることで、照射効率を向上させることができ、発熱体30の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得ることができる。
In addition, the
また、実施形態に係る反射膜100は、第1反射膜101よりも赤外光の反射効率が低く、第1反射膜101の間に配置された第2反射膜102を有する。これにより、反射膜100と向かい合う発熱体30の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得ることができる。
In addition, the
また、実施形態に係る反射膜100は、発熱体30の長さ方向の端部と向かい合うように配置された第1反射膜101と、発熱体30の長さ方向で第1反射膜101と重ならない位置に配置された第2反射膜102とを有する。これにより、第1反射膜101と向かい合う発熱体30からの照射効率を向上させつつ、要求に応じた照射特性を得ることができる。
Further, the
[実施形態3]
図10は、実施形態3に係るヒータ1の上面図である。図10に示すヒータ1は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101aと、第1反射膜101aの間に挟まれるように配置された第2反射膜102aとを有する点で実施形態1、2に係るヒータ1と相違する。
[Embodiment 3]
FIG. 10 is a top view of the heater 1 according to the third embodiment. The heater 1 shown in FIG. 10 has a first
また、反射膜100は、発熱体30の長さ方向の両端部と向かい合うように配置された第1反射膜101aと、第1反射膜101aの間に配置された第2反射膜102aとを有する。
In addition, the
図11は、実施形態3に係るヒータ1の断面図である。(a)は、図10のII−II線で、(b)は、図10のIII―III線で、それぞれ切断した断面を示したものである。 FIG. 11 is a cross-sectional view of the heater 1 according to the third embodiment. (A) is the II-II line | wire of FIG. 10, (b) shows the cross section cut | disconnected by the III-III line | wire of FIG. 10, respectively.
図11(a)に示すように、第1反射膜101aは、発光管2における筒状部10の周方向に角度θ1の範囲で延在する。ここで、角度θ1は、例えば240°以下、好ましくは180°以上240°以下とすることができる。このように角度θ1を規定することにより、発熱体30の長さ方向の両端部における照射効率を向上させることができる。
As shown in FIG. 11A, the first
一方、図11(b)に示すように、第2反射膜102aは、発光管2における筒状部10の周方向に角度θ2の範囲で延在する。ここで、角度θ2は、角度θ1よりも小さい。好ましくは、θ1−θ2≧30°の関係を有する。このように角度θ2を規定することにより、第2反射膜102aによる赤外光の反射効率は、発熱体30の長さ方向の両端部における照射効率よりも低くなる。これにより、第2反射膜102aと向かい合う発熱体30の長さ方向の中央部分からの照射効率を向上させつつ、第1反射膜101aと向かい合う発熱体30の長さ方向の両端部から被照射体に照射される赤外光の照射強度を発熱体30の長さ方向の中央部から被照射体に照射される赤外光の照射強度と同等程度、あるいはそれ以上となるように向上させることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 11 (b), the second
ここで、実施形態3に係る第1反射膜101aおよび第2反射膜102aは、同じ材料、例えばアルミニウムを含む材料で形成される。具体的には、第1反射膜101aおよび第2反射膜102aは、全成分のうち50%以上の成分がアルミナである。また、第1反射膜101aおよび第2反射膜102aは、金を含む材料、例えば、全成分のうち50%以上の成分が金であるように形成してもよい。さらに、第1反射膜101aおよび第2反射膜102aは、互いに異なる材料で形成されてもよい。これにより、第1反射膜101aと向かい合う発熱体30からの照射効率を向上させつつ、発熱体30の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得るための自由度が向上する。
Here, the first
図10に示すように、実施形態3に係るヒータ1は、発光管2および発熱体30の長さ方向に延在する反射膜100のうち、第1反射膜101aが発熱体30と向かい合う部分の幅Cは、発熱体30の長さ方向の全長をLとしたとき、0.05L以上0.3L以下、例えば0.1L以上0.25L以下とすることができる。このように第1反射膜101aの幅Cを規定することにより、発熱体30の長さ方向の両端部から被照射体に照射される赤外光の照射強度を発熱体30の長さ方向の中央部から被照射体に照射される赤外光の照射強度と同等程度、あるいはそれ以上となるように向上させることができる。
As shown in FIG. 10, the heater 1 according to the third embodiment includes a portion of the
なお、図10に示す反射膜100は、長さ方向の全体にわたって発熱体30と向かい合うように配置されているが、これに限らず、第1反射膜101aと第2反射膜102aとの間が離れていてもよい。
The
次に、図12および図13を用いて、実施形態3に係るヒータ1を用いた照射強度の試験結果について説明する。図12、図13は、実施形態3に係るヒータ1の照射特性を示す図である。 Next, the test result of the irradiation intensity using the heater 1 according to the third embodiment will be described with reference to FIGS. 12 and 13 are diagrams illustrating the irradiation characteristics of the heater 1 according to the third embodiment.
まず、図12を用いて、実施形態3に係るヒータ1の照射特性について説明する。照射特性は、筒状部10の照射側、すなわちZ軸負方向側の端部からZ軸負方向側に10mm離れた場所に設置した測定器による照射強度の測定結果を、発熱体30の長さ方向の中央を100とする相対強度としてそれぞれ図示したものである。図12では、発熱体30の長さ方向の中央から被照射体であるセンサまでのY軸方向の距離と、測定器による測定結果との関係について、図10に示す発熱体30の長さLを200mmとし、第1反射膜101aの幅Cを0(すなわち、第2反射膜102aのみ、破線)、3cm(二点鎖線)、5cm(実線)としたときの結果をそれぞれ示す。なお、第1反射膜101aおよび第2反射膜102aは、アルミナであり、第1反射膜101aの角度θ1=210°、第2反射膜102aの角度θ2=180°である。
First, the irradiation characteristics of the heater 1 according to the third embodiment will be described with reference to FIG. The irradiation characteristic is obtained by measuring the irradiation intensity measured by a measuring instrument installed at a
図12、図13に示すように、第1反射膜101aを有さないヒータでは、例えば発熱体30の端部、すなわち「中央からの距離」=±100mmの部分では発熱体30の中央部分の40%程度しか照射強度を有しないのに対し、第1反射膜101aおよび第2反射膜102aを設けたヒータ1では、発熱体30の中央部分の50%程度の照射強度を有する。また、例えば相対強度の閾値を90と規定した場合、反射膜100を設けたヒータ1では、第1反射膜101aを有さないヒータと比較して基準を満たす範囲が10mm程度外側まで広がる。このように、第1反射膜101aおよび第2反射膜102aを設けることで発熱体30の端部側での照射強度の低下が抑制されている。
As shown in FIGS. 12 and 13, in the heater not having the first
上述したように、実施形態に係る第1反射膜101aは、第2反射膜102aよりも発光管2の周方向に延在する角度が大きい。これにより、発熱体30の長さ方向の全体にわたり要求に応じた照射特性を得ることができる。
As described above, the first
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the invention described in the claims and equivalents thereof as well as included in the scope and gist of the invention.
1 ヒータ
2 発光管
10 筒状部
20 シール部
30 発熱体
40 インナーリード
50 支持部材
60 金属箔
70 アウターリード
100 反射膜
101、101a 第1反射膜
102、102a 第2反射膜
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (6)
前記発光管の内部に設けられる、炭素を含有するカーボンフィラメントである発熱体と;
前記発光管の外面に設けられ、少なくとも前記発光管の長さ方向の一端寄りに配置されて前記赤外光を前記発光管の内部へ反射する反射膜と;
を具備する、ヒータ。 A tubular arc tube that transmits infrared light;
A heating element that is a carbon filament containing carbon, provided inside the arc tube;
A reflective film provided on the outer surface of the arc tube and disposed at least near one end in the length direction of the arc tube to reflect the infrared light into the arc tube;
A heater comprising:
Applications Claiming Priority (2)
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2018
- 2018-09-03 CN CN201821430714.6U patent/CN209072754U/en active Active
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- 2018-09-21 JP JP2018176912A patent/JP2019164979A/en active Pending
Also Published As
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