JP2019163915A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019163915A
JP2019163915A JP2018052893A JP2018052893A JP2019163915A JP 2019163915 A JP2019163915 A JP 2019163915A JP 2018052893 A JP2018052893 A JP 2018052893A JP 2018052893 A JP2018052893 A JP 2018052893A JP 2019163915 A JP2019163915 A JP 2019163915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
power
heat
power device
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018052893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7098991B2 (ja
Inventor
秀基 眞砂
Hideki Masago
秀基 眞砂
有理 菅原
Arimichi Sugawara
有理 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2018052893A priority Critical patent/JP7098991B2/ja
Publication of JP2019163915A publication Critical patent/JP2019163915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7098991B2 publication Critical patent/JP7098991B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】冷却器の近傍に配置される発熱性電子部品の熱を冷却器に効率よく放熱できるようにする。
【解決手段】電装品モジュール200はメイン基板260とパワー基板270と正面にメイン基板260が搭載され裏面にパワー基板270が搭載され機械室110Bに取り付けられる固定板210とを備える。パワー基板270には少なくともパワーデバイス274およびそのパワーデバイス274の近傍にシャント抵抗275が搭載されている。冷却器300はパワーデバイス274に熱的に結合されるヒートシンク3100とヒートシンク310を冷媒配管30Lに取り付けるためのカバー320とで構成される。冷却器300とシャント抵抗275との間に放熱材料280Aが介在されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、電装品モジュールに搭載されたパワーデバイスを冷媒配管に取り付けた冷却器で冷却する空気調和機の室外機に関する。
一般的な空気調和機は、図13に示すように、室外に設置される室外機10と室内に設置される室内機20を備えている。室外機10と室内機20は冷媒配管30によって接続され蒸気圧縮式冷凍サイクルを形成している。
室外機10には、室外空気と冷媒を熱交換する室外熱交換器11、送風ファン11F、冷媒を圧縮する圧縮機12、圧縮機12から吐き出された潤滑油及び冷媒の混合流体から潤滑油を分離する油分離器13、流入した冷媒を膨張させて所定の圧力に減圧させる膨張弁14、流入した冷媒を気液分離するアキュムレータ15、暖房運転と冷房運転を切り替える四方弁16などが設けられている。また、室内機20には、室内空気と冷媒を熱交換する室内熱交換器21、送風ファン21Fなどが設けられている。そして、冷媒配管30は、これら室外熱交換器11、圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16、及び室内熱交換器21を接続している。冷媒配管30は、液側冷媒配管30Lとガス側冷媒配管30Gとを含む。
室外機10は、図14に示すように、筐体17の内部が仕切板171によって熱交換器室10Aと機械室10Bに左右方向に区画され、熱交換器室10Aには前述した室外熱交換器11と送風ファン11Fが配置されている。機械室10Bには、前述した圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16などが収容され、これらは、筐体17の前面の図示しないサービスパネルを取り外すことにより、図14に示すように、外部から視認可能となっている。
この機械室10Bには、さらに、その上下方向のほぼ中間位置に電装品モジュール40が配置されている。この電装品モジュール40は、空気調和機の全体の動作を制御する制御回路、空気調和機の各種設定を行うための設定回路、空気調和機の状態を表示する表示回路、外部から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路、コンバータ回路から出力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路、その他の回路などを搭載したモジュールであり、プリント基板41にそれらの回路を実現するための複数の電子部品が搭載されている。プリント基板41は、機械室10Bの奥側に配管スペースを確保できるように、1枚で構成されている。
図15に電装品モジュール40の正面を示す。プリント基板41は、機械室10B内に起立した姿勢で取り付けられている。このプリント基板41は上下方向に弱電領域41Aと強電領域41Bに分割されて配置されている。
弱電領域41Aには、前記した制御回路の一部を構成するマイコン等の電子部品、設定回路を構成するスイッチ41A1やプラグを抜き差しする小電力用コネクタ41A2などの操作のための電子部品、表示回路を構成するLED41A3などの弱電系の電子部品が搭載される。また、強電領域41Bには、前記した制御回路の残りを構成する電力変換を行うための強電系の複数の電子部品、例えばコンバータ回路のIC、インバータ回路のICなどのパワーデバイス41B1、平滑用の大容量電解コンデンサ41B2、大電力用コネクタ41B3などの部品が搭載される。
強電領域41Bには、さらに、パワーデバイス41B1で発生する熱を冷却するための冷却器50が配置されている。この冷却器50は冷媒配管30の液側冷媒配管30Lに取り付けられるような形状の図示しないヒートシンクを備える。そのヒートシンクはパワーデバイス41B1に熱的に結合させるようプリント基板41の正面側に、図示しないサービスパネル側に向けて配置されている。液側冷媒配管30Lには、冷房運転時には室外熱交換器11で凝縮した冷媒が流れ、暖房運転時には室内熱交換器21で凝縮され膨張弁14で減圧された冷媒が流れるので、その冷媒温度によって冷却器50のヒートシンクが冷却され、パワーデバイス41B1の温度が所定値以下に保持される。以上説明した空気調和機については、特許文献1に記載がある。
特許第5472364号公報
ところで、強電領域41Bには、冷却器50で直接冷却されるパワーデバイスほどには高温にならないけれども通常の電子部品よりも高温になる発熱性電子部品も搭載されている。図15では図示していないが、例えば、電流検出に用いるシャント抵抗、大電流が流れる酸化金属皮膜抵抗、セメント抵抗などである。そして、これらの発熱性電子部品は、プリント基板の高集積化のためや、配線インピーダンスに起因するノイズの低減のための配線パターンの都合で、パワーデバイスの近傍に配置することも行われる。このため、これらの発熱性電子部品が集中することで空冷設計の難易度が増している。また、アルミ電解コンデンサなどもパワーデバイスの近傍に配置されると、自身で発生する熱以外にパワーデバイスから受ける熱が問題となる。以上のような発熱性電子部品は、熱ストレスを軽減するために大型化される傾向があり、プリント基板の小型化の障害ともなっている。
本発明の目的は、パワーデバイスの近傍に配置される前記した発熱性電子部品の熱を冷却器に効率よく放熱できるようにして、上記した問題を解決した空気調和機の室外機を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、筐体が仕切板によって、少なくとも送風ファン、室外熱交換器が配置される熱交換器室と、少なくとも電装品モジュール、該電装品モジュールのパワーデバイスを冷却する冷却器、及び該冷却器が取り付けられる冷媒配管が配置される機械室とに区画された空気調和機の室外機において、前記電装品モジュールは、メイン基板と、パワー基板と、正面に前記メイン基板が搭載され裏面に前記パワー基板が搭載され前記機械室に取り付けられる固定板とを備え、前記パワー基板は少なくとも前記パワーデバイスおよび前記パワーデバイス近傍に配置された発熱性電子部品を有し、前記冷却器は前記パワーデバイスに熱的に結合されるヒートシンクと該ヒートシンクを前記冷媒配管に取り付けるためのカバーとを有し、前記冷却器と前記発熱性電子部品との間に放熱材料が介在されていることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の空気調和機の室外機において、前記電装品モジュールは、前記固定板の上部を前記機械室に取り付ける上フレームと、前記固定板の下部を前記機械室に取り付ける下フレームを備え、前記冷却器は前記上フレームと前記下フレームに跨るように取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、パワーデバイスの近傍に配置される発熱性電子部品と冷却器の間に放熱材料を介在させるので、その発熱性電子部品の熱を冷却器によって放熱することができる。このため、その発熱性電子部品の熱ストレスを軽減して小型化することが可能になり、ひいてはプリント基板の小型化も可能となる。
本発明の実施例の室外機の斜視図である。 サービスパネルを取り外した同室外機の斜視図である。 機械室から電装品モジュールを取り外した状態の同室外機の斜視図である。 電装品モジュールと冷却器の展開斜視図である。 上フレームと下フレームを仕切板へ取り付ける取付説明図である。 電装品モジュールの縦断面図である。 図6のA-A線の横断面図である。 室外機の天面パネルを取り外した平面図である。 室外機の右側面パネルを取り外した右側面図である。 メイン基板の正面図である。 パワー基板の正面図である。 電装品モジュールの裏面斜視図である。 空気調和機の冷媒回路の回路図である。 従来の室外機のサービスパネルを取り外した正面図である。 従来の電装品モジュールの正面図である。
図1〜図3に本発明の実施例の室外機100を示す。この室外機100の筐体110は、前面パネル111、その前面パネル111の右横のサービスパネル112、右側面パネル113、左側面パネル114、天面パネル115、背面パネル116、底面パネル117を備え、底面パネル117にはスタンド118が取り付けられている。この筐体110は仕切板119によって、正面パネル111の奥側が熱交換器室110Aになり、サービスパネル112の奥側が機械室110Bになるように、左右方向に区画されている。
そして、熱交換器室110Aに前述した室外熱交換器11や送風ファン11Fが配置されている。また、機械室110Bに、前述した冷媒配管30、圧縮機12、膨張弁14、アキュムレータ15、サブアキュムレータ15A、四方弁16、後記する電装品モジュール200などが収容されている。機械室110Bは、サービスパネル112を取り外すことにより、室外機100の前面側から視認可能となっている。
図4〜図7、図10〜図12に電装品モジュール200を示す。電装品モジュール200は、正面がサービスパネル112の裏面と対面するよう機械室110Bに配置される固定板210と、固定板210の上部にネジ止めされる上フレーム220と、固定板210の下部にネジ止めされる下フレーム230と、上フレーム220を仕切板119に取り付ける取付金具240と、下フレーム230を仕切板119に取り付ける取付金具250と、制御回路の一部を構成する電子部品やその他の電子部品が搭載されるメイン基板260と、制御回路の残りの部分を構成する電子部品やその他の電子部品、後記するパワーデバイス274などが搭載されるパワー基板270を備える。
このように、電装品モジュール200のプリント基板はメイン基板260とパワー基板270に分割されていて、メイン基板260は後記する裏面260bが固定板210の後記する正面211aに対面するように固定板210に搭載され、パワー基板270は後記する裏面270bが固定板210の後記する裏面211bに対面するよう固定板210に搭載される。
300は冷却器であり、後記するように冷媒配管30LのU字折曲部31が取り付けられた状態で上フレーム220と下フレーム230に跨るように、その上フレーム220と下フレーム230に取り付けられる。
固定板210は、正面211aにメイン基板260が搭載され裏面211bにパワー基板270が搭載される本体部211と、その本体部211の上端から裏面211bの方向に90度に折り曲げられた補強用の上横片212と、その折曲片212の後端から上方に90度に折り曲げられた取付用の上縦片213を備える。また、本体部211の下端から正面211aの方向に90度に折り曲げられた補強用の下横片214と、その下横片214の前端から下方に90度に折り曲げられた下縦片215とを備える。その下縦片215の両端には下方に突出させた取付部215aが形成されている。
上フレーム220は、固定板210の上縦片213がネジ止めされる縦片221と、その縦片221の上端から後方に90度に折り曲げられた補強用の上横片222と、縦片211の左端から前方に向けて45度に折り曲げられた取付片223とを備える。224は冷却器300が取り付けられる端部である。
下フレーム230は、固定板210の下縦片215がネジ止めされる下縦片231と、下縦片231の上端から後方に90度に折り曲げられた上横片232と、上横片232の奥端から上方に90度に折り曲げられた補強用の上縦片233と、下縦片231の左端から前方に向けて45度に折り曲げられた取付片234とを備える。そして、下縦片231の正面側には端子板400が取り付けられる。235は冷却器300が取り付けられる端部である。
冷却器300は、パワー基板270の正面270aに搭載されたパワーデバイス274に熱的に結合されるアルミニウム製のヒートシンク310と、そのヒートシンク310に形成された断面が半円形状の2個の溝311に嵌め込まれる液側冷媒配管30LのU字折曲部31と、そのU字折曲部31をヒートシンク310に固定するための鋼板製のカバー320とで構成されている。
ヒートシンク310は、溝311に加えて、パワーデバイス274が押し付けられて熱的に結合する厚板部312と、その厚板部312の両側に形成されたカバー取付部313、314を有する。
カバー320は、液側冷媒配管30LのU字折曲部31を押圧する中央の押え部321と、その押え部321の一方の側端から折り曲げられたフック部322と、押え部321の他方の側端からフック部322と向き合うように折り曲げられた取付部323とを備える。取付部323には3カ所に弾性爪323aが形成されている。
メイン基板260はその正面260aに、前記したように制御回路の一部を構成する電子部品やその他の電子部品が搭載されている。即ち、図10に示すように、表示器としてのLEDランプ261a、操作部としてのディップスイッチ261bやボタンスイッチ261cなどを含む表示設定回路261、制御回路の一部を構成するマイクロコンピュータ等の制御IC262、周辺部に配置される複数のコネクタ263、コンデンサ264a,264bやコモンモードチョークコイル264cを含む外来ノイズ及び自発ノイズの対策用のEMC(ElectroMagnetic Compatibillity)フィルタ回路264、膨張弁14や四方弁16を駆動する駆動回路265、配管30の温度を検出する図示しないサーミスタに接続される温度検出回路266などが搭載されている。
260bはメイン基板260の裏面である。260cは上端、260dは下端、260eは左端、260fは右端である。このメイン基板260は、裏面260bが固定板210の本体部211の正面211aと対面するように、その正面211aに搭載される。
パワー基板270は正面270aに、前記したように制御回路の残りの部分を構成するパワーデバイス274を含む電子部品が搭載されている。即ち、図11に示すように、整流用のダイオードブリッジ271a、バイポーラトランジスタのゲート部分にMOSFETを組み込み動作抵抗を小さくしたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子271b,271c、高速動作用のFRD(Fast Recovery Diode)素子271d,271e、力率改善用のPFC(Power Factor Correction)コイル271f,1271g、大電力平滑用の電解コンデンサ271h、271iが搭載される。
これらダイオードブリッジ271a、IGBT素子271b,271c、FRD素子271d,271e、PFCコイル271f,271g、電解コンデンサ271h,271iなどは、外部から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路271を構成する。
さらに、駆動回路や自己保護機能が組み込まれコンバータ回路271から供給される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路を構成するIPM(Intelligent Power Module)素子272も搭載されている。さらに、スイッチング電源回路273を構成するスイッチングトランス273aやスイッチングIC273bなどの素子も搭載されている。
ダイオードブリッジ271a、IGBT素子271b,271c、FRD素子271d,271e、IPM素子272などは、発熱の大きなパワーデバイス274であり、左端270eの近傍に縦並びで搭載されている。275は発熱性電子部品としてのシャント抵抗であり、パワーデバイス274の近傍に搭載されている。
270bはパワー基板270の裏面である。270cは上端、270dは下端、270eは左端、270fは右端である。このパワー基板270は、裏面270bが固定板210の本体部211の裏面211bと対面するように、その裏面211bに搭載される。冷却器300は、パワーデバイス274に当接される。
さて、電装品モジュール200を室外機100の機械室110Bに配置するには、まず仕切板119に、斜面241を有する取付金具240と斜面251を有する取付金具250を予め取り付けておく。そして、図5に示すように、上フレーム220の取付片223を取付金具240の斜面241にネジ止めし、下フレーム230の取付片234を取付金具250の斜面251にネジ止めする。これにより、上フレーム220と下フレーム230が、仕切板119に片持ち支持の形で横姿勢で取り付けられる。
次に、図6に示すように、上フレーム220の縦片221の端部224と下フレーム230の上部縦片233の端部235の間に跨るように、冷却器300のヒートシンク310をネジB1,B2で取り付ける。また、図7に示すように、このヒートシンク310の溝311に冷媒配管30LのU字折曲部31を押し当ててから、カバー320のフック部322をヒートシンク310の一方のカバー取付部313に係合し、押え部323をヒートシンク310の他方のカバー取付部314に押し付けて、弾性爪323aをカバー取付部314に係合させる。そして、その押え部323の3カ所をカバー取付部314にそれぞれネジB3で固着する。この作業は室外機100の背面パネル116を取り外した状態で行われる。以上によって、上フレーム220の端部224と下フレーム230の端部235の間に跨るように、且つヒートシンク310の厚板部312がサービスパネル112の方向を向くように、冷却器300が取り付けられる。
また、固定板210の本体部211の正面211aにメイン基板260を搭載し、裏面211bにパワー基板260を搭載しておく。そして、これらメイン基板260とパワー基板270が搭載された固定板210を、その上縦片213が上フレーム220の縦片221に、その下縦片215が下フレーム230の下縦片231に結合されるように、ネジB4、B5によって取り付ける。また、パワー基板270のパワーデバイス274は、冷却器300のヒートシンク310の厚板部312に対面して押し付けられ、そこで熱的に結合が行われる。
また、図6、図7、図11、図12に示すように、パワー基板270上のシャント抵抗275と冷却器300の間に放熱材料280Aを嵌め込み、シャント抵抗275と冷却器300とを熱的に結合する。さらに、冷却器300に近い側の電解コンデンサ271hと冷却器300との間にも放熱材料280Bを嵌め込み、電解コンデンサ271hと冷却器300とを熱的に結合する。なお、図4ではすべての電子部品は省略し、図6、図7ではシャント抵抗275と電解コンデンサ271h,271i以外の電子部品は省略している。
以上のようにして機械室110Bに電装品モジュール200が取り付けられた後に、その電装品モジュール200のメイン基板260のコネクタ263に所要の配線が接続されたプラグが接続され、端子板400に所要の別の配線が接続される。
従来では、大電流が流れて発熱するシャント抵抗275については特別な放熱対策は採られていなかったが、本実施例では放熱材料280Aによってそのシャント抵抗275の熱が冷却器300に放熱されることになる。このため、そのシャント抵抗275の熱ストレスを軽減するために大型化する必要がなくなり、小型化と当該部品のコストダウンを実現することができる。また、電解コンデンサ271hについても、同様に放熱材料280Bによってその熱が冷却器300で放熱されることになり、同様の作用効果がある。
なお、実施例ではシャント抵抗275と電解コンデンサ271hの熱を放熱材料280A、280Bによって冷却器300に放熱する例について説明したが、パワーデバイス274の近傍に配置されるその他の発熱性電子部品、例えば、図示しない大電流が流れる酸化金属皮膜抵抗、セメント抵抗などその他の発熱性電子部品についても同様に、放熱材料を介在させて冷却器300に放熱させることができる。このようにパワーデバイス274の近傍に配置される発熱性電子部品の放熱を行うことにより、その発熱性電子部品の熱ストレスを軽減して小型化することが可能になり、ひいてはプリント基板の小型化やコスト低減も可能となる。
放熱材料の種類としては、液状ゴム、グリース、加熱硬化型グリース、接着剤などのように実装時に非定形を示すシリコン材料などの熱伝導性材料がある。また、シート、チューブ、パッド、粘着テープなどのように実装時に既に定形となっているシリコン材料などの熱伝導性材料もある。後者の材料は適宜裁断して使用することになる。
また、本実施例では、メイン基板260とパワー基板270を、機械室110Bに取り付けられる固定板210を介在して裏面合わせでその固定板210に搭載するので、それらメイン基板260とパワー基板270の上下方向サイズを、メイン基板260とパワー基板270を上下に並べて1枚とした場合のプリント基板の上下方向サイズと比較して、大幅に小さくすることができ、上下スペースに余裕が少ない筐体を有する室外機にも有効に適用することができる。
また、メイン基板260には、その正面260aに、LEDランプ261a、ディップスイッチ261b、ボタンスイッチ261cなどを含む表示設定回路261や複数のコネクタ263を搭載しているので、室外機100からサービスパネル112を取り外すだけで、LEDランプ261aの表示内容によって空気調和機の動作内容を確認したり、ディップスイッチ261bやボタンスイッチ261cなどを操作することで設定内容の変更を行ったり、コネクタ263へのプラグの抜き差しによって回路接続を切り替えたりすることなどが容易となる。
30L:液側冷媒配管、31:U字折曲部
100:室外機、110:筐体、110A:熱交換器室、110B:機械室、111:正面パネル、112:サービスパネル、113:右側面パネル、114:左側面パネル、115:天面パネル、116:背面パネル、117:下面パネル、118:スタンド、119:仕切板
200:電装品モジュール
210:固定板、211:本体部、211a:正面、211b:裏面、212:上横片、213:上縦片、214:下横片、215:下縦片
220:上フレーム、221:縦片、222:横片、223:取付片、224:端部
230:下フレーム、231:下縦片、232:上横片、233:上縦片、234:取付片、235:端部
240:取付金具、241:斜面
250:取付金具、251:斜面
260:メイン基板、260a:正面、260b:裏面
270:パワー基板、270a:正面、270b:裏面、274:パワーデバイス、275:シャント抵抗
280A,280B:放熱材料
300:冷却器、310:ヒートシンク、320:カバー
400:端子板

Claims (2)

  1. 筐体が仕切板によって、少なくとも送風ファン、室外熱交換器が配置される熱交換器室と、少なくとも電装品モジュール、該電装品モジュールのパワーデバイスを冷却する冷却器、及び該冷却器が取り付けられる冷媒配管が配置される機械室とに区画された空気調和機の室外機において、
    前記電装品モジュールは、メイン基板と、パワー基板と、正面に前記メイン基板が搭載され裏面に前記パワー基板が搭載され前記機械室に取り付けられる固定板とを備え、
    前記パワー基板は少なくとも前記パワーデバイスおよび前記パワーデバイス近傍に配置された発熱性電子部品を有し、前記冷却器は前記パワーデバイスに熱的に結合されるヒートシンクと該ヒートシンクを前記冷媒配管に取り付けるためのカバーとを有し、前記冷却器と前記発熱性電子部品との間に放熱材料が介在されていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室外機において、
    前記電装品モジュールは、前記固定板の上部を前記機械室に取り付ける上フレームと、前記固定板の下部を前記機械室に取り付ける下フレームを備え、前記冷却器は前記上フレームと前記下フレームに跨るように取り付けられていることを特徴とする空気調和機の室外機。
JP2018052893A 2018-03-20 2018-03-20 空気調和機の室外機 Active JP7098991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052893A JP7098991B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 空気調和機の室外機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052893A JP7098991B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 空気調和機の室外機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019163915A true JP2019163915A (ja) 2019-09-26
JP7098991B2 JP7098991B2 (ja) 2022-07-12

Family

ID=68064882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018052893A Active JP7098991B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 空気調和機の室外機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7098991B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112503728A (zh) * 2020-11-02 2021-03-16 珠海格力电器股份有限公司 一种自适应散热方法、装置、设备及系统
JP2021139573A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 ダイキン工業株式会社 輸送用冷凍装置および輸送用コンテナ
JP2022162342A (ja) * 2021-04-12 2022-10-24 ダイキン工業株式会社 電装品モジュール及び空気調和機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266094A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Daikin Ind Ltd 冷凍装置の室外ユニット
JP2012119401A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Daikin Ind Ltd 放熱構造を有する電装品モジュール
JP2016050725A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP2016109314A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 三菱重工業株式会社 コントローラ、空気調和機及びコントローラ組立方法
US20160231008A1 (en) * 2015-02-09 2016-08-11 Lg Electronics Inc. Heat radiation unit and outdoor unit of air conditioner having the same

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266094A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Daikin Ind Ltd 冷凍装置の室外ユニット
JP2012119401A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Daikin Ind Ltd 放熱構造を有する電装品モジュール
JP2016050725A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP2016109314A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 三菱重工業株式会社 コントローラ、空気調和機及びコントローラ組立方法
US20160231008A1 (en) * 2015-02-09 2016-08-11 Lg Electronics Inc. Heat radiation unit and outdoor unit of air conditioner having the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021139573A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 ダイキン工業株式会社 輸送用冷凍装置および輸送用コンテナ
JP7048905B2 (ja) 2020-03-06 2022-04-06 ダイキン工業株式会社 輸送用冷凍装置および輸送用コンテナ
CN112503728A (zh) * 2020-11-02 2021-03-16 珠海格力电器股份有限公司 一种自适应散热方法、装置、设备及系统
JP2022162342A (ja) * 2021-04-12 2022-10-24 ダイキン工業株式会社 電装品モジュール及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7098991B2 (ja) 2022-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7098991B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP7119458B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP7308015B2 (ja) 空気調和機
JP6674668B2 (ja) 電装品モジュール
JP7102803B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP7130966B2 (ja) 電装品モジュール
JP7020464B2 (ja) 電装品モジュール
JP7110602B2 (ja) 電装品モジュール
JP7159616B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP7047403B2 (ja) 電装品モジュール
JP7098940B2 (ja) 電装品モジュール
JP7047402B2 (ja) 電装品モジュール
JP7013981B2 (ja) 電装品モジュール
JP7279305B2 (ja) 電装品モジュール
JP7147170B2 (ja) 電装品モジュール
JP6601580B1 (ja) 電装品モジュール
CN111656099B (zh) 电气装置模块
JP2021038864A (ja) 空気調和機の室外機
JP2020003115A (ja) 電装品モジュール
JP2023041377A (ja) パワー基板およびそれを用いた空気調和機の室外機
JP2023107472A (ja) 電装品モジュールおよび空気調和機の室外機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200330

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7098991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151