JP2019161567A - 強制空冷機構を有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の冷却対象を、効率よく冷却する強制空冷機構を有する撮像装置の提供すること。【解決手段】撮像装置10において、機器前方に配置された第1の吸気口201、第2の吸気口202を持つ2股のダクト20と、機器の後方に配されファン210を介して排気する機器後方のダクトを接続してなる、略T字形状の風路を持つダクト20によって、撮像素子101と制御基板120の冷却を行う。複数の吸気口と連結され、光軸に対して略直交方向の第1の風路と、第1の風路と合流し、後方に排気する第2の風路と、を有し、第1の風路の前方に撮像素子101の熱経路が形成され、第2の風路上に、ファン210が配置され、第2の風路に、制御基板120の熱経路が形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、強制空冷機構を有する撮像装置に関するものである。
デジタルビデオカメラ等の撮像装置では、近年の小型化の要請により、撮像素子実装基板や、電子部品が実装されたメイン制御基板が密集状態で配置されている。また、撮像装置の高画質化に伴い、撮像素子や電子部品の消費電力が大きくなり、装置の発熱量も増大している。
撮像素子は、一般的に高温になるほど性能が低下するため、撮像素子で発生した熱を排熱する必要がある。さらに、メイン制御基板に実装された電子部品で発生した熱で、撮像素子の温度が上昇するため、メイン制御基板で発生する熱も排熱する必要がある。また、メイン制御基板の温度が上昇し、実装された電子部品の保障温度を超えてしまうと、装置の制御が出来なくなり、熱暴走を起こす問題もある。
そこで、撮像装置で発生する熱を排熱するめに、冷却ファンとダクトを備えた撮像装置がよく知られている(特許文献1)。
特開2016-134814号公報
従来の撮像装置において、ダクトは撮像装置における第一の冷却対象である、メイン制御基板の直上に配置されている。また、ダクトは外装カバーの一面に配置された吸気口から、外装カバーの別の一面に位置した排気口まで、機器内部を通る中空の形状で形成されている。
ここで、従来の撮像装置では、メイン制御基板に加え、撮像素子や別の発熱源など、複数の冷却対象を冷却しようとした場合、ダクト経路上の配置順序に制約が発生する。吸気側から流入する空気が発熱源により徐々に暖められ、排気側に近づくにつれ冷却能力が低下する為、ダクトの放熱効率は、吸気側である上流ほど高くなる。そのため、ダクトの放熱効率に留意して発熱源を配置する必要があり、小型化や部品点数削減によるコストダウンの妨げとなることがあった。
そこで、本発明は、複数の冷却対象を、効率よく冷却する強制空冷機構を有する撮像装置の提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の撮像装置は、複数の吸気口と連結され、光軸に対して略直交方向の第1の風路と、前記第1の風路と合流し、後方に排気する第2の風路と、を有し、前記第1の風路の前方に撮像素子の熱経路が形成され、前記第2の風路上に、ファンが配置され、前記第2の風路に、制御基板の熱経路が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の冷却対象を効率よく冷却する強制空冷機構を有する撮像装置の提供が可能となる。
本実施形態に係る撮像装置の構造を模式的に示す断面図 本実施形態に係る撮像装置の外観斜視図 本実施形態に係る撮像装置のフタ開き状態を表す外観斜視図 本実施形態に係る撮像装置のフロントカバーに関わる部分の分解外観斜視図 本実施形態に係る撮像装置のダクト部を表す斜視図 本実施形態に係る撮像装置の後方ダクト部を表す斜視図 本実施形態に係る撮像装置のダクト構造を模式的に示す断面図 図7で示す構成部材を模式的に表した図 本実施形態に係る撮像装置10にアクセサリを取り付けた状態の外観斜視図 本実施形態に係る撮像装置10の要部の断面を説明する図 本実施形態に係る撮像装置10の要部の構成を示す分解斜視図
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。しかしながら、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。尚、実施形態の説明において、撮像装置光軸方向で被写体側を前方、操作者である撮影者側を後方と表現する。
まず、本発明の撮像装置10の構造について、模式図を用いて説明を行い、次に本発明の実施形態を例に取り、撮像装置の具体的な構成を詳細図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る撮像装置10の要部の構造を模式的に示す断面図である。撮像装置10は、レンズ102後方の合焦面に撮像素子101が配置されている。撮像素子101は受光面に結像された被写体の像を電子データに変換するものである。図1の1点鎖線で表したYはレンズ102の光軸中心を表している。被写体の結像面には、不図示のR色、G色、B色の色のみをそれぞれ透過する色フィルタが設けられており、撮像素子101に入射した光を、R色、G色、B色の電子データに変換するものである。
撮像素子101は撮像素子実装基板110に実装されており、撮像素子実装基板110の後方には、後述するダクト20が配置されており、撮像素子101 とダクト20は、弾性部材103を介して接触している。本案件では、外気と接続され機器内部を通る風路を成す中空形状の構造体をダクト20と称する。ダクト20は、機器前方に配置された第1の吸気口201と、第2の吸気口202と、後述するファン210を介して機器の後方に配された排気口204により、図示するように略T字形状を構成している。
ダクト20は、前方ダクト部200と後方ダクト部220で構成されている。撮像素子実装基板110後方は、ダクト20を構成する前方ダクト部200が配され、さらにその後方に、記録メディアスロット130が配置されている。記録メディアスロット130には、SDカード等着脱可能な記録媒体を挿入することが出来、記録メディアスロット130に挿入された記録媒体は、後述する制御基板120と、電気的に接続される。これにより、記録メディアにR色、G色、B色の電子データからなる撮影データを、記録媒体へと不揮発に記憶することが可能となっている。また、ダクト20を構成する後方ダクト部220には、機器全体の動作を制御する制御基板120が、弾性部材121を介して接触しており、後方ダクト部220を挟んで制御基板120の対抗面側に、ファン210が配置されている。
次に、上述の構成を持つ撮像装置の構造に関して、詳しく説明する。
(第1の実施形態の説明)
図2は、撮像装置10の外観を表す斜視図で、特に図2(a)は、撮像装置10を側面上側から見た斜視図である。
撮像装置10は、撮影者が機器の外装に設けられた操作スイッチ180a〜gを操作することで、電源のON/OFFや記録映像の確認、各種記録条件の変更などを行うことが出来る。機器の上面には、ストロボやライトなどの接続用台座としてアクセサリシュー182と、アクセサリシュー182の外側に、4個の取り付けメネジ183a〜dが配置されている。また、フタ190を、図3に示すように開くことで、記録メディアスロット130とバッテリボックス150が露出し、データの記録媒体としての記録メディア301と、機器への電源供給用のバッテリ302の着脱を行うことが出来る。また、図3に示すように、記録メディアスロット130前方には、第1の吸気口201が設けられており、外気をダクト20内部に取り込むことが出来るようになっている。
図2(b)は撮像装置10を前方下方向から見た斜視図であり、図2(a)で示した操作スイッチ180a〜gが配置された面に対し、光軸を挟んで対向する面と、下面を示している。レンズ102の撮像素子側端部の横には、ダクト20の第2の吸気口202が設けられており、外気をダクト20内部に取り込むことが出来るようになっている。このように、撮像装置10は、第1の吸気口201と第2の吸気口202の2つの吸気口を有している。
撮像装置10の下面には、機器を3脚に固定するための、3脚ネジ固定部195が配置されている。また、レンズ102の側面に、グリップ固定部196が設けられており、撮影者によって、図示しない好みのグリップを取り付けることが出来る。グリップ固定部196は、光軸に直交した方向へ自在に回動出来るヒンジで構成されており、撮影者が取りつけたグリップを回動させることが出来る。撮像装置10では、グリップ固定部196を突出させた突出部197に配置し、内側に第2の吸気口202を配置している。このような構成とすることで、第2の吸気口202から、冷えた外部の空気が流入し、第2の吸気口202周辺が十分に冷却される。このように、第2の吸気口202をグリップ固定部196に隣接させて配置することで、グリップ固定部196の冷却が出来、撮影者の取りつけたグリップは、機器内部で発生する熱によって暖められることがない。
図2(c)は、撮像装置10を後方から見た斜視図である。撮像装置10の後方には、液晶パネル170とインターフェイスコネクタ185a〜dが設けられている。インターフェイスコネクタ185a〜dの隣には、排気口204が設けられており、機器内部で発生した熱により暖められたダクト20内部の空気を、外部に排出出来るようになっている。液晶パネル170には、撮像素子101で電子データに変換された被写体像を、スルー画として表示することが出来る。また、機器に設けられたインターフェイスコネクタ185a〜dに、不図示のケーブルを接続すことで、機器の制御や、記録メディア301に格納されている電子データの読み出し、音声記録に用いる不図示のマイクと機器の接続を行うことが出来る。
次に、上述の撮像装置の内部構造に関して、詳しく説明する。まず、撮像装置10のレンズ102取り付け構造を説明する。撮像装置10では、図2(a)、(b)にて示されている、撮像装置10のレンズ102を含む前方カバーが、フロントカバーユニット11としてアセンブリされている。機器から突出したレンズ102に外力が加わると、内部に大きな応力が印加されるため、破壊の懸念がある。そのため、レンズ102を固定するフロントカバーユニット11には、高い剛性が求められている。
図4は撮像装置10のフロントカバーユニット11の構造を表す要部の分解斜視図である。図4に示すように、フロントカバーユニット11は、撮像素子101が実装された撮像素子実装基板110を装着したレンズ102と、取り付け板金部材104と、樹脂製中間部材105と、フロントカバー106と、内蔵マイク107と、で構成されている。
フロントカバー106は、カーボン繊維複合樹脂にて均一な厚さの箱状形状に成型されており、薄く高強度な部材となっている。フロントカバー106にはレンズ102の根元付近を覆う筒状開口穴部108と、外周4隅に、後述する固定ビス112のネジ部が貫通する4つの固定穴109が形成されている。フロントカバー106は、樹脂製中間部材105を挟み、取り付け板金部材104に対して、前方から固定ビス112で締結することで、樹脂製中間部材105、取り付け板金部材104と一体の構造体となる。ここで、取り付け板金部材104の、フロントカバー取り付け部近傍1041、1042、1043、1044である固定穴109周囲の2面は、立ち曲げられており、さらに剛性が高められている。
レンズ102は、樹脂製中間部材105、取り付け板金部材104と一体になったフロントカバー106に対して前方から挿入し、後方から固定ビス111にて、取り付け板金部材104とレンズ102が締結される。また、内蔵マイク107を、均一な厚さでリブ等の構造が無いフロントカバー106に対して、樹脂製中間部材105で位置を規制することが出来るため、フロントカバー106のマイク穴113に対して位置がずれることなく、一体化することが出来る。
このように構成することによって、撮像装置10のフロントカバーユニット11では、レンズ102が取り付けられる取り付け板金部材104が、高強度な部材で形成されたフロントカバー106で補強され、レンズ固定部の剛性が高められている。また、レンズ102の代わりに、レンズ装着用のマウントを、取り付け板金部材104に固定しても同様の効果が得られる。
次に、撮像装置のダクト構造に関して、詳しく説明する。図1に示すように、撮像素子101は撮像素子実装基板110に実装されており、撮像素子実装基板110の後方に、ダクト20が配置されている。撮像素子実装基板110の後方のダクト20の風路は、レンズ102の光軸Yに対して略垂直な方向となっており、撮像素子実装基板110とダクト20は、弾性部材103を介して接触している。このように、ダクト20の風路を光軸Yに対して略垂直な方向とすることで、撮像素子101の面方向に対して、ダクト20の風路が平行となるため、撮像素子101裏面からの冷却を効率よく行うことが出来る。
図5は撮像装置10のダクト20に関わる要部の斜視図である。また、図7は図5で示すダクト20のA-A断面を表す図である。図8は、図7で示すA-A断面の構成部材を模式的にあらわした図である。
撮像装置10のダクト20は、前方の第1の吸気口201、第2の吸気口202の2方向から吸気し、後方の1方向排気口204から排気する構造となっている。ダクト20は、前方ダクト部200と、後方ダクト部220で構成されており、前方ダクト部200と後方ダクト部220は、熱伝導性が高い材料で形成されている。後方ダクト部220は、制御基板120と重ねて配置されており、後方ダクト部220にファン210が重ねて配置されている。
次に、後方ダクト部220について、さらに詳細に説明する。図6は、後方ダクト部220の構成を説明する斜視図である。図6(a)は、後方ダクト部220のファン210配置側から見た斜視図であり、図6(b)は、背面から見た斜視図である。後方ダクト部220は、前方ダクト部200との接続部であるダクト接続部203が開口したバスタブ形状の後方ダクトベース221に、中央に穴224を有する後方ダクトフタ部材222でフタをし、さらにその上に、ファンの吸気口225から吸気し、ファンの排気口226に排気するシロッコ方式のファン210を重ねて構成されている。ファン210内部には回転する羽は配置されており、ファン210の羽が回転動作すると、ファンの吸気口225から空気が吸気され、ファンの排気口226から空気が排気される。その為、後方ダクト部220では、前方ダクト部200からの空気が、ダクト接続部203から流入し、ファン210に向かって流出する。その後流出した空気は、ファン210により機器外部に排出される。ここで、ファンの排気口226は、図2(c)に示す機器の排気口204と接続されている。
次に、前方ダクト部200について、さらに詳細に説明する。図8に示すように、前方ダクト部200は、L字状の基板保持部材115に固定されている。また、前方ダクト部200は、第1の吸気口201、第2の吸気口202と、ダクト接続部203を有する前方ダクトベース211と、撮像素子放熱板212と、基板保持部材115 の一部である基板保持部材のフタ部116にて風路が形成されている。前述したように、前方ダクト部200は、レンズ102の光軸Yに対して、略直交する方向に風路が形成されており、撮像素子101の広い面積を放熱することが出来る。
次に、撮像装置10における、ファン210動作時のダクト20内の空気の流れについて説明する。図7、図8に示すように、ダクト20は、前方ダクト部200と後方ダクト部220が、ダクト接続部203で接続されており、T字状の中空形状を成している。ファン210動作時には、ファン210は前述したようにF3の方向に、ダクト20内の空気を吸気し、F4方向に排気する。そのため、前方ダクト部200の内部では、第1の吸気口201から流入した冷えた空気がF1の方向に、また、第2の吸気口202から流入した冷えた空気がF2の方向に、それぞれダクト接続部203に向かって流れる。このように、ダクト20は、第1の吸気口201、第2の吸気口202から吸気され、排気口204から排気される風路を成す。
ここで、後方ダクト部220には、制御基板120が弾性部材を介して接触している。また、前方ダクト部200の後方には、記録メディアスロット130が配置され、記録メディアスロット130と前方ダクト部200は、弾性部材121を介して接触している。さらに、図1にて示すように、前方ダクト部200の前方と、撮像素子実装基板110が、弾性部材103を介して接触している。
このような構成により、外気の吸気により、前方ダクト部200が冷却されることで、撮像素子実装基板110と、記録メディアスロット130の冷却が行われる。その結果、撮像素子101と、記録メディア301の冷却がなされる。また、第2の吸気口202から流入した冷えた空気も、後方ダクト部220に向かいF2の方向に流れる。撮像装置10では、第2の吸気口202の1面を撮像素子放熱板212で形成している。これにより、第2の吸気口202からの流入した冷えた外気が、撮像素子放熱板212の表面を流れることにより、撮像素子101はさらに冷却される。
ダクト接続部203で合流した空気は、後方ダクト部220に流入後F3の方向に流れる。これにより、後方ダクト部220が冷却され、制御基板120の各素子が冷却される。その後、暖められた空気は、ファン210によって、F4の方向で排気口204から排気される。
ここで、排気口204からは、機器内部の撮像素子101や、制御基板120などで暖められた空気が流出する。そのため、第1の吸気口201と、第2の吸気口202と排気口204が近くに設置されていると、ダクト20に流入する空気の温度が高くなり、冷却効率が低下する。そこで撮像装置10の排気口204は、機器前方の第1の吸気口201と、第2の吸気口202から遠く、また第1の吸気口201と、第2の吸気口202と異なる面である後方に設けている。さらに、排気口204と連結されるファン210と後方ダクト部220は、光軸に略垂直な方向の流路を有する前方ダクト部200に対して、光軸に略平行な方向に配置されている。すなわち、前方ダクト部200と後方ダクト部220で形成されるダクト20には、T字状の風路が形成されている。また、前方ダクト部200の2方向からの吸気が合流するポイントは、ダクト接続部203であり、ダクト接続部203は、レンズ102の光軸Yから、側面方向にシフトしている。
これにより、第1の吸気口201 からダクト接続部203に向かって、撮像素子101の面方向に風路が形成され、撮像素子101を第1の吸気口201から流入する外気によって、効率よく冷却することが出来る。また、第2の吸気口202から流入する外気によって、後方ダクト部220も冷却され、制御基板120も効率よく冷却される。第2の吸気口202から後方ダクト部220へと繋がる風路上で流速が上昇すると、ダクト接続部203の圧力が低下し、ベルヌイの定理により、第1の吸気口201から流入する空気が増える。このように、ダクト20をT字状の風路とすることで、撮像素子101や、制御基板120の効率的な冷却が可能となる。
上述したように構成された撮像装置10では、第1の吸気口201の開口面積に対して第2の吸気口202の開口面積を大きく設定することで、制御基板120が十分冷却出来るよう、吸気口からの空気の流量の調整を行っている。このように構成することで、複数個所に分離した熱源からの発熱を、2方向からの吸気口を持つダクト20によって、効率的に行うことが出来る。また図8に示す、L字状の板金にて形成されダクト20の一部を成す基板保持部材115は、撮像装置10の外装と接続されており、機器内部に配置される記録メディアスロット130と、制御基板120、バッテリボックス150を固定する保持部材としての役割を担っている。
図1に示すバッテリボックス150には、オーディオ基板160が取り付けられている。オーディオ基板160に、他の電気部品から発生するノイズが影響すると、撮影者が意図しない、不要な音声データが記録される。撮像装置10では、オーディオ基板160を、バッテリ302の収納空間を有するバッテリボックス150によって、記録メディアスロット130から離間している。さらに、制御基板120を機器の外側に傾けオーディオ基板160から離間している。これにより、オーディオ基板160への電気的ノイズの影響を低減している。
また、ダクト20は、第2の吸気口202からの吸気を十分確保し、第2の吸気口202からの吸気のみで、撮像素子101を冷却することが出来れば、図3に示すフタ190の閉時に第1の吸気口201を覆うように構成することも可能である。これによって、ユーザが記録メディア301を着脱する際、フタ190の開状態でのみ、第1の吸気口201から流入した空気によってダクト20が冷却される。これにより、着脱時に記録メディア301が急速に冷却され、ユーザが記録メディア301を着脱操作する際の、熱さによる不快感を軽減することが出来る。
次に、撮像装置10の上面構成に関して、詳しく説明する。図9は撮像装置10にアクセサリを取り付けた状態の外観斜視図である。特に図9(a)は撮像装置10に、ボルト601によりアクセサリとしてハンドル602を装着した状態を、上面から見た外観斜視図である。図9(b)は撮像装置10に、アクセサリシュー182によりアクセサリとしてビデオライト603を装着した状態を、上面から見た外観斜視図である。
図2(a)に示すように、撮像装置10の上面には前述した通り、取り付けメネジ183a〜dが同一平面上に4個設置されている。そのため、図9(a)で示すように、ボルト601を取り付けメネジ183a〜dに締め込むことにより、大型のアクセサリを固定することができる。図9(a)では、撮像装置10にハンドル602を取り付けた状態である。ハンドル602の取り付けにより、撮像装置10を持ち運びしやすくすることができる。ボルト601の締め付けによる固定方法は従来、映画撮影を行うことができる大型のビデオカメラで使用されていた。撮像装置10では、これらの大型のアクセサリを装着することができる。
図9(b)で示すように、撮像装置10では前述した通り、小型のビデオカメラや静止画撮影用のデジタルカメラで採用されているアクセサリシュー182による固定方法も採用している。撮像装置10ではアクセサリシュー182により、小型のアクセサリも装着することが可能である。図9(b)では、撮像装置10にビデオライト603を取り付けた状態である。撮像装置10にビデオライト603を取り付けた状態で撮影を行うと、ビデオライト603により被写体を明るく照らした状態で撮影することができる。
図10は、ビデオライト603の取り付けを説明するための、撮像装置10を示す図である。特に、図10(a)は撮像装置10にビデオライト603を取り付ける最中の断面図の断面位置を示す図であり、その切り口から見た断面図が図10(b)である。また、図10(c)はビデオライト603の取り付け後の撮像装置10の断面図の断面位置を示す図であり、その切り口から見た断面図が図10(d)である。図11は撮像装置10の上面側の内部構成を示す分解斜視図である。特に、図11(a)は上面の前方から見た分解斜視図であり、図11(b)は上面の後方から見た分解斜視図である。
アクセサリシュー182の後方には、上下方向に可動でき、2個の摺動規制部付勢部材501により上側に付勢された、摺動規制部502を有する。図10(b)で示す通り、ビデオライト603をアクセサリシュー182に装着する場合は、まず、ビデオライト603で摺動規制部502を押し下げる。その後、ビデオライト603に設置された板状のアクセサリ取付部604をアクセサリシュー182にスライドさせて挿入する。挿入後、ビデオライト603に設置された回転固定部605を時計回りに回転操作する。また、アクセサリシュー182は両端にコの字形状503を有している。回転固定部605を時計回りに回転操作するとアクセサリ取付部604と回転固定部605の距離が縮まる。距離が縮まりコの字形状503を挟み込むことで固定を行い、ビデオライト603を撮像装置10に取り付けることができる。
図10(d)で示す通り、ビデオライト603をアクセサリシュー182に取り付けた状態では、摺動規制部502が上側に付勢された状態に戻る。この状態に戻ると、ビデオライト603に前方から衝撃が加わってビデオライト603が後方に動いても、アクセサリ取付部604が摺動規制部502に当接する。そのため、ビデオライト603の脱落を防止することができる。
また、ビデオライト603を撮像装置10から離脱する場合は、まず、回転固定部605を反時計回りに回転操作し、コの字形状503の挟み込みを解除する。その後、摺動規制部502を指等で上側から押し、摺動規制部502を下側に押し下げる。この状態でビデオライト603を後方にスライドさせることにより、ビデオライト603を離脱できる。
図11で示す通り上面外装部材504の下側には、取り付けメネジ183a〜d及び、アクセサリシュー182を固定する為の、アクセサリ固定支持部材505が設置されている。取り付けメネジ183a〜d及びアクセサリシュー182はアクセサリ固定支持部材505にビスにより硬く締結されている。取り付けメネジ183a〜d及びアクセサリシュー182により装着されたアクセサリに、強い衝撃が加わった場合、アクセサリ固定支持部材505が変形する恐れがある。それを防ぐために、アクセサリ固定支持部材505はステンレス等の強度を有する材質により成型されている。
図10(d)及び図11で示す通り、摺動規制部502が上側に付勢されているときは、摺動規制部上側当接部506が、上面外装部材内壁部507に設置された内壁当接部508に当接する。当接することにより、摺動規制部502の上側方向の移動が規制されている。図10(b)及び図11で示す通り、摺動規制部502が下側に押し込まれた時は摺動規制部502が、アクセサリ固定支持部材505の摺動規制部下側当接部509に当接する。当接することにより、摺動規制部502の下側方向の移動が規制される。アクセサリ固定支持部材505の一部である摺動規制部下側当接部509は、前述した通り、強度を持ったステンレス等の部材により成型されている。そのため、摺動規制部502に上側から強い力が加わっても、摺動規制部下側当接部509は変形し難い。
図10(b)及び図10(d)で示す通り、摺動規制部502は、金属製のバネである摺動規制部付勢部材501により付勢されている。しかし、摺動規制部下側当接部509と摺動規制部502の間にはバネを設置する為のスペースが確保できない。そのため、摺動規制部下側当接部509に摺動規制部付勢部材501を通す為の貫通孔である付勢部材設置孔510が2箇所設置されている。撮像装置10では付勢部材設置孔510の下側にバッテリ302を収納する為のバッテリボックス150が設置してある。バッテリボックス150のには摺動規制部付勢部材501を設置するための、付勢部材受け座511が2箇所設置してある。付勢部材設置孔510を通して、摺動規制部付勢部材501でバッテリボックス150と摺動規制部502を付勢することにより、少ないスペースでも摺動規制部付勢部材501を設置することができる。
さらに、アクセサリ取付部604を通して前方から摺動規制部502に強い衝撃が加わった場合は、アクセサリ取付部604の下に摺動規制部502が潜りこんでしまう恐れがある。このような場合、ビデオライト603がアクセサリシュー182から脱落してしまうことが予想される。そのため、図10(d)及び図11で示す通り、撮像装置10の摺動規制部502には摺動規制部突出部514を設けている。この構成により、アクセサリ取付部604が摺動規制部突出部514に引っかかり、潜りこみを防ぐことができる。そのため、ビデオライト603の脱落を防止することができる。
前述した通り、撮像装置10では摺動規制部502により、ビデオライト603の脱落防止構造を施している。また、本発明では従来例にて挙げた、前方からの衝撃による変形に対しても、強度を向上させている。この構造に関して詳細に後述する。前述した通り、撮像装置10ではアクセサリシュー182の後方に摺動規制部502を設置しているため、前方からビデオライト603に衝撃が加わっても、ビデオライト603が脱落することはない。図11で示す通り、摺動規制部502は衝撃に強くするために、四隅を壁で囲まれた箱形状としている。また、摺動規制部502は衝撃に強くするために、ガラス繊維等を充填した樹脂材料により成型されている。
ビデオライト603に強い衝撃が加わった場合、ビデオライト603が後方に動いてしまう場合がある。動いた場合、アクセサリ取付部604は摺動規制部502に当接する。当接することにより、アクセサリ取付部604から摺動規制部502に衝撃が加わる。摺動規制部502は上面外装部材内壁部507に当接している。このため、摺動規制部502に加わった衝撃は上面外装部材内壁部507に加わる。この衝撃が上面外装部材内壁部507に加わった場合は、上面外装部材内壁部507が変形をしてしまう恐れがある。そこで、上面外装部材内壁部507の後方に、アクセサリ固定支持部材505の一部である立ち曲げ当接部512を当接させている。そのため、上面外装部材内壁部507に加わった衝撃は立ち曲げ当接部512に加わる。アクセサリ固定支持部材505の一部である立ち曲げ当接部512は前述した通り、強度を持ったステンレス等の部材により成型されている。そのため、立ち曲げ当接部512は衝撃による変形が起こり難く、それに伴い上面外装部材内壁部507の変形も起こり難い構成となっている。
上述した通り、ビデオライト603に前方から強い衝撃が加わっても、摺動規制部502及び上面外装部材内壁部507は変形を起こさず、ビデオライト603の脱落を防止できる構成を撮像装置10では施している。
以上、実施形態を例に取り、撮像装置10の構造について記述した。本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
10 撮像装置
20 ダクト
101 撮像素子
115 基板保持部材
120 制御基板
130 記録メディアスロット
200 前方ダクト部
201 第1の吸気口
202 第2の吸気口
203 ダクト接続部
204 排気口
210 ファン
211 前方ダクトベース
212 撮像素子放熱板
220 後方ダクト部

Claims (8)

  1. 複数の吸気口と連結され、光軸に対して略直交方向の第1の風路と、前記第1の風路と合流し、後方に排気する第2の風路と、を有し
    前記第1の風路の前方に撮像素子の熱経路が形成され、
    前記第2の風路上に、ファンが配置され、
    前記第2の風路に、制御基板の熱経路が形成されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の風路と、前記第2の風路は略直交することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の風路の撮像素子側の1面は、前記撮像素子と弾性部材を介して接続された放熱板であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の風路の後方に、前記制御基板以外の熱源が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記制御基板以外の熱源は、記録媒体であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 平面上にアクセサリを固定する為の複数のネジ固定部を有し、
    前記ネジ固定部に囲まれた領域の内側に、アクセサリをスライド着脱可能に支持できるアクセサリ着脱部を有し、
    前記アクセサリ着脱部のアクセサリ抜去方向に設置されたアクセサリ摺動規制部を有し、
    前記アクセサリ摺動規制部は、アクセサリ着脱時のアクセサリの退避位置とアクセサリ装着時のアクセサリのスライド規制位置の間を、前記アクセサリ抜去方向と垂直方向に可動でき、
    複数の前記ネジ固定部及び前記アクセサリ着脱部は固定部支持部に固定され、
    前記固定部支持部は前記アクセサリ抜去方向と垂直をなすように立ち曲げ部を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 前記アクセサリ摺動規制部は前記アクセサリ抜去方向に突出部を有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記アクセサリ摺動規制部は付勢部材により付勢され、前記固定部支持部は前記付勢部材を通すため貫通孔を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の撮像装置
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