JP2019160849A - 液冷ヒートシンク - Google Patents

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Abstract

【課題】液冷ヒートシンクの発熱体が設けられる面の冷却性能差を低減する。【解決手段】上ケース2と下ケース3間に仕切板4を設けた液冷ヒートシンク1である。上ケース2に流路溝2aを形成し、流路溝2aと仕切板4により冷却液が流通する流路7を形成する。下ケース3に流路溝3aを形成し、流路溝3aと仕切板4により冷却液が流通する流路8を形成する。仕切板4に上ケース2側の流路7と下ケース3の流路8を連結する貫通穴4aを形成する。貫通穴4aは、流路7の終点(および流路8の始点)近傍の仕切板4に形成する。IGBTモジュール6(発熱体)を上ケース2の冷却面(仕切板4が設けられた面と反対側の面)に取り付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、液冷ヒートシンクに関する。特に、液冷ヒートシンクにおける冷却液の流路構造に関する。
液冷ヒートシンクは、冷却液が循環される流路を備える。冷却液が循環される流路は、発熱体が備えられた面に沿って形成される(例えば、非特許文献1)。
電力変換器において、電力用半導体モジュール(例えば、IGBTモジュールなど)は、電力変換装置を大容量化するため、並列接続される。電力用半導体モジュールを並列接続すると、発熱量が大きくなるため、電力用半導体モジュールは、液冷ヒートシンクにより冷却されることが多い。
並列接続した電力用半導体モジュールの冷却が均等でないと、一方の電力用半導体モジュールが温度上昇しやすくなるため、熱破壊しやすくなる。よって、各電力用半導体モジュールを均等に冷却する必要がある。また、液冷ヒートシンクの性能を向上するために、液冷ヒートシンクの長手方向に延びる流路の数を増やして、液冷ヒートシンクの冷却性能の向上が図られている。
図3に示すように、従来の液冷ヒートシンク9〜11に形成される流路は、渦巻型(図3(a)に示す)、平行型(図3(b)に示す)、直線型(図3(c)に示す)の形状がある。一般的に、直線型<平行型<渦巻型の順に、発熱体12(例えば、電力用半導体モジュール)を均等に冷却することができる。
液冷ヒートシンク9〜11を流通する冷却液は、発熱体12の発熱を受けるため、液温は冷却液流出部9b〜11b側ほど高くなる。したがって、冷却液が流入する冷却液流入部9a〜11aに近い流路を流れる冷却液(図中黒塗りで示す)の温度が低く、冷却液が流出する冷却液流出部9b〜11bに近い流路を流れる冷却液(図中斜線で示す)の温度が高くなる。
例えば、図3(c)に示す、直線型の流路を有する液冷ヒートシンク11は、短手方向の一方側に比較的冷たい冷却液が偏って流れ、短手方向の他方側に発熱体12で温められた冷却液が流れるため、発熱体12の取付面において冷却効率が不均一になりやすい。
これに対して、図3(a)に示す、渦巻型の流路を有する液冷ヒートシンク9は、冷却液流入部9aに近い流路が、短手方向の一方に偏っていないため、直線型の流路を有する液冷ヒートシンク11と比較して、発熱体12を均等に冷却することができる。
しかし、図3(d)に示すように、渦巻型の流路を有する液冷ヒートシンク9においても、発熱体12が設けられる面において、比較的温度が低い冷却液が流れる流路(黒塗りで示した流路)と、比較的温度が高い冷却液が流れる流路(斜線で示した流路)が存在することとなる。つまり、複数のIGBTチップを備える電力用半導体モジュールの冷却を行う場合、各IGBTチップの損失が同一の場合、比較的温度が高い冷却液が流通する流路の真上の位置にあるIGBTチップの温度は、比較的温度が低い冷却液が流通する流路の真上の位置にあるIGBTチップの温度よりも高くなりやすい。
重満優志、外2名、"並列接続IGBTモジュールの均等冷却に関する検討"、平成29年電気学会全国大会(3−017)、一般社団法人 電気学会、2017年3月5日、p.25(第3分冊)
液冷ヒートシンクでは、冷却液流入部から冷却液流出部にかけて冷却液の温度に勾配ができる。その結果、流路を流れる冷却液の温度差によって、発熱体の温度差にばらつきが生じるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、液冷ヒートシンクの発熱体が設けられる面の冷却性能差を低減する技術を提供することを目的としている。
上記目的を達成する本発明の液冷ヒートシンクの一態様は、
冷却対象である発熱体の熱を吸収するヒートシンク本体と、
前記ヒートシンク本体に接続され、前記ヒートシンク本体内に冷却液を導入または排出する第1、第2接続部と、
前記第1接続部に接続され、前記発熱体が備えられる面に沿って、前記ヒートシンク本体内に配設される第1流路と、
前記第2接続部に接続され、前記第1流路の前記第1接続部が接続された端部と反対側の端部に接続される第2流路と、を備え、
前記ヒートシンク本体は、
前記第1流路となる流路溝が形成された第1ケースと、
前記第2流路となる流路溝が形成された第2ケースと、
前記第1ケースの流路溝が形成された面に設けられる仕切板と、を備え、
前記仕切板の前記第1ケースが設けられた面と反対側の面には、前記第2ケースの流路溝が形成された面が設けられ、
前記仕切板には、
前記第1ケースの流路溝と前記仕切板とにより形成された第1流路の前記第1接続部が接続された端部と反対側の端部と、前記第2ケースの流路溝と前記仕切板とにより形成された第2流路の前記第2接続部が接続された端部と反対側の端部と、を連通させる貫通穴が形成され、
前記第2ケースの流路溝の一部は、
前記第1ケースの流路溝と、前記仕切板を挟んで向かい合うように形成され、前記第2流路の一部が、前記第1流路に対して、前記発熱体が備えられる面の垂直方向に向かい合って、前記第1流路に沿って配設された、ことを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の液冷ヒートシンクの他の態様は、上記液冷ヒートシンクにおいて、
前記第1流路は、前記第1接続部から、前記ヒートシンク本体の外周に沿い、かつ前記ヒートシンク本体の中央に向かうように配設される、ことを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の液冷ヒートシンクの他の態様は、上記液冷ヒートシンクにおいて、
前記第1ケースに形成される流路溝の断面または前記第2ケースに形成される流路溝の断面は、半円形状である、ことを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の液冷ヒートシンクの他の態様は、上記液冷ヒートシンクにおいて、
前記発熱体は、複数のIGBTチップを備える電力用半導体モジュールである、ことを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の液冷ヒートシンクの他の態様は、上記液冷ヒートシンクにおいて、
前記発熱体は、複数の電力用半導体モジュールであり、当該複数の電力用半導体モジュールは、前記ヒートシンク本体の同一面上に備えられる、ことを特徴としている。
以上の発明によれば、液冷ヒートシンクの発熱体が設けられる面の冷却性能差を低減することができる。
本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンクの分解図であり、(a)上ケースの流路溝を示す図、(b)仕切板を示す図、(c)下ケースの流路溝を示す図である。 本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンクの断面図である。 従来技術に係る液冷ヒートシンクの流路を示す図であり、(a)渦巻型の流路を有する液冷ヒートシンク、(b)平行型の流路を有する液冷ヒートシンク、(c)直線型の流路を有する液冷ヒートシンク、(d)渦巻型の流路を有する液冷ヒートシンクの断面図(図3(a)のA−A断面図)である。
本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンクについて、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態の説明において、説明の便宜上、液冷ヒートシンクのIGBTモジュール(発熱体)が設けられる側を上側として説明するが、上下方向は本発明をなんら限定するものではない。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンク1は、流入側の流路となる流路溝2aが形成された上ケース2と、流出側の流路となる流路溝3aが形成された下ケース3と、上ケース2と下ケース3の間に設けられる仕切板4を備える。上ケース2、下ケース3および仕切板4は、熱伝導性に優れた材料(例えば、アルミニウムなど)により形成される。また、流路溝2a、3aの断面形状は、例えば、円形、楕円形または矩形等に形成される。特に、流路溝2a、3aの断面形状を、円形や楕円形にすると、流路溝2a、3aの加工が容易であり、冷却液の流通抵抗が低減されるので好ましい。
上ケース2、下ケース3および仕切板4は、はんだやロウ付け等による接合で一体化され、ヒートシンク本体5が形成される。そして、ヒートシンク本体5の側部には、冷却液が流入する冷却液流入部5aと、冷却液が流出する冷却液流出部5bが設けられる。冷却液流入部5aおよび冷却液流出部5bは、ろう付けなどによりヒートシンク本体5に接合される。
冷却液流入部5aおよび冷却液流出部5bは、例えば、円筒型の形状をしており、ろう付けによってヒートシンク本体5の側部に設けられる。冷却液流入部5aは流路溝2aに接続され、冷却液流出部5bは流路溝3aに接続される。冷却液流入部5aおよび冷却液流出部5bには、図示していないラジエタおよび冷却液循環装置に繋げられたホースが取り付けられる。そして、冷却液循環装置により冷却液が水冷ヒートシンク1内に循環させられる。
図2に示すように、上ケース2の流路溝2aが形成された面に仕切板4が設けられる。そして、仕切板4の上ケース2が設けられた面と反対側の面に、下ケース3の流路溝3aが形成された面が設けられる。このようにして、上ケース2、下ケース3および仕切板4が一体化されヒートシンク本体5が形成される。上ケース2の上(すなわち、仕切板4が設けられた面と反対側の面)には、冷却対象であるIGBTモジュール6(発熱体)が設けられる。
上ケース2の流路溝2aが形成された面に仕切板4を設けることで、流路溝2aと仕切板4により冷却液が流通する流路7が形成される。また、下ケース3の流路溝3aが形成された面に仕切板4を設けることで、流路溝3aと仕切板4により冷却液が流通する流路8が形成される。
図1(a)に示すように、流路7は、上ケース2の冷却面(IGBTモジュール6が設けられる面)に沿って配設される。流路7としては、例えば、渦巻型の流路7(ヒートシンク本体5の外周に沿い、かつヒートシンク本体5の中央に向かうように配設される流路)が形成される。流路7の一方の端部は、冷却液流入部5aに接続される。
図1(b)に示すように、仕切板4には、流路7の終点側の端部と流路8の始点側の端部を連通する貫通穴4aが形成される。すなわち、貫通穴4aは、流路7の冷却液流入部5aに接続された端部と反対側の端部を形成する仕切板4に形成される。そして、貫通穴4aを介して、流路7の終点と流路8の始点が接続される。
図1(c)に示すように、流路8の一方の端部は冷却液流出部5bに接続され、流路8の他方の端部は貫通穴4aを介して流路7の終点に接続される。流路8は、上ケース2に形成された流路7と、上ケース2の冷却面(IGBTモジュール6が設けられる面)に対して垂直方向に向かい合うように配置される。すなわち、上ケース2の流路溝2aと下ケース3の流路溝3aは、各々の流路溝2a、3aが仕切板4を挟んで向かい合うように形成される。ただし、冷却液流入部5a近傍の流路7および冷却液流出部5b近傍の流路8は、構造上、流路7と流路8を向かい合うように配置することができないので、この限りではない。
次に、本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンク1の冷却効果について、詳細に説明する。
液冷ヒートシンク1において、冷却液は、上ケース2の流路溝2a(流路7)→仕切板4の貫通穴4a→下ケース3の流路溝3a(流路8)の順で流れる。すなわち、冷却液は、冷却液流入部5aから上ケース2の流路溝2a(流路7)に流入し、この冷却液は、貫通穴4aを通って下ケース3の流路溝3a(流路8)に流れ、冷却液流出部5bから排出される。
液冷ヒートシンク1の上ケース2上にIGBTモジュール6を備えた場合、上ケース2の流路溝2a(流路7)の始点には、比較的冷たい冷却液が流れ、上ケース2の流路溝2a(流路7)の終点(貫通穴4a)には、IGBTモジュール6により温められた冷却液が流れる。そして、貫通穴4aから下ケース3の流路溝3a(流路8)に流入した冷却液は、流路溝3a(流路8)を流通する過程で、下ケース3や仕切板4により、さらに温められ、冷却液流出部5bから排出される。
図1(a)に示すような、上ケース2に渦巻型の流路溝2a(流路7)を形成した場合、上ケース2の冷却水は、外周側に配置された流路溝2a(流路7)ほど冷却液が流入する冷却液流入部5aに近くなるため、液温が低くなる。
これに対して、図1(c)に示すように、下ケース3の流路溝3a(流路8)を流れる冷却液は、外周側に配置された流路溝3a(流路8)ほど冷却液流出部5bが近くなるため、冷却液の温度が高くなる。
したがって、図2に示すように、上ケース2では、外側の流路溝2a(流路7)を流れる冷却液(図中A、Bで示す)の温度と比較して、内側の流路溝2a(流路7)を流れる冷却液(図中Cで示す)温度が高くなる。これに対して、下ケース3では、内側の流路溝3a(流路8)を流れる冷却液の温度と比較して、外側の流路溝3a(流路8)を流れる冷却液の温度が高くなる。
その結果、流路溝2a、3a(流路7、8)を流通する冷却液の温度上昇が、流路溝2a、3a(流路7、8)の流路距離にほぼ比例すると仮定した場合、外側に配置された上ケース2の流路溝2a(流路7)を流れる冷却液と外側に配置された下ケース3の流路溝3a(流路8)を流れる冷却液の平均温度は、内側に配置された上ケース2の流路溝2a(流路7)を流れる冷却液と内側に配置された下ケース3の流路溝3a(流路8)を流れる冷却液の平均温度とほぼ同じ値になる。その結果、ヒートシンク本体5のIGBTモジュール6が設けられる金属部分(具体的には、上ケース2の冷却面)の温度が均一化される。したがって、液冷ヒートシンク1のIGBTモジュール6が設けられた面において、長手方向と短手方向のいずれの方向に対しても、液冷ヒートシンク1の冷却効果が均等化される。
以上のような、本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンク1によれば、ヒートシンク本体5のIGBTモジュール6などの発熱体が備えられる面の温度をより均等化することができる。その結果、IGBTモジュール6を均等に冷却することができる。
また、上ケース2の流路溝2a(流路7)には比較的温度の低い冷却液が流れるため、上ケース2に配置されているIGBTモジュール6の冷却効果を高めることができる。
また、仕切板4は、上ケース2や下ケース3と同じ材質等の良熱伝導材であるため、仕切板4を設けることによる液冷ヒートシンク1の冷却効果の低減はほとんどない。
特に、本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンク1を電力用半導体モジュールの冷却に用いると、電力用半導体モジュール内のチップの冷却を均等に行えるようになり、複数あるチップの温度を均等化できる。これにより、液冷ヒートシンク1を小型化、ひいては電力変換装置の小型化が可能となる。具体的には、複数のチップを内部に備える1個の電力用半導体モジュールを液冷ヒートシンク1の一つの面に取り付けた場合では、電力用半導体モジュール内の各チップ温度を均等化することができる。また、複数の電力用半導体モジュールを液冷ヒートシンク1の片面(上ケース2の同一面上)に取り付けた場合でも、各電力用半導体モジュール内のチップ温度を均等化することができる。
すなわち、本発明の実施形態に係る液冷ヒートシンク1は、一つの取付け面にて均一な冷却効果を得ることができる。その結果、複数のチップを内部に備える1つの電力用半導体モジュールをヒートシンク本体5の一つの冷却面に設けた場合でも、複数の電力用半導体モジュールをヒートシンク本体5の一つの冷却面に設けた場合であっても、各電力用半導体モジュール内のチップ温度を均等化することができる。
また、液冷ヒートシンク1を、機械加工により溝加工を行った上ケース2と下ケース3の間に貫通穴4aが形成された仕切板4を接合して構成することで、簡易な加工で冷却効果の高い液冷ヒートシンク1を作製することができる。
以上、具体的な実施形態を示して本発明の液冷ヒートシンクについて説明したが、本発明の液冷ヒートシンクは、実施形態に限定されるものではなく、その特徴を損なわない範囲で適宜設計変更が可能であり、設計変更されたものも、本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上ケース2に形成される流路溝2aは、渦巻型(冷却液流入部5aから、ヒートシンク本体5の外周に沿い、かつヒートシンク本体5の中央に向かうように形成される態様)に限定されるものではなく、直線型(例えば、ヒートシンク本体5の長手方向に延びる流路溝を短手方向に往復させて形成する態様)または平行型(例えば、流路溝の始点と終点から延びる流路溝を平行にヒートシンク本体5の長手方向に配置した一対の流路溝を、短手方向に往復させて形成する態様)などであってもよい。同様に下ケース3に形成される流路溝3aの配置形態は、渦巻型に限定されるものではなく、直線型や平行型などであってもよい。すなわち、上ケースに形成された流路溝と下ケースに形成された流路溝とを、冷却面に対して垂直方向に向かい合って、各流路溝を流れる冷却液の流通方向が逆で沿うように配置することで、上ケースおよび下ケースの流路溝の形成態様によらず、上ケースの流路溝を流れる冷却液と下ケースの流路溝を流れる冷却液の平均温度を、ほぼ同じにすることができる。
また、液冷ヒートシンクに流通させる冷却液は、水、油など、任意の冷却液を適用することができる。
また、実施形態の説明では、電力変換モジュールをヒートシンク本体の一方の面に1個取り付けている例を示して説明したが、液冷ヒートシンクは、任意の発熱体を冷却することができる。また、ヒートシンク本体のいずれか一方の面に発熱体を備える態様やヒートシンク本体の両面にそれぞれ発熱体を備える態様とすることもできる。
1…液冷ヒートシンク
2…上ケース(第1ケース)
2a、3a…流路溝
3…下ケース(第2ケース)
4…仕切板
4a…貫通穴
5…ヒートシンク本体
5a…冷却液流入部(第1接続部)、5b…冷却液流出部(第2接続部)
6…IGBTモジュール(発熱体)
7…流路(第1流路)
8…流路(第2流路)

Claims (5)

  1. 冷却対象である発熱体の熱を吸収するヒートシンク本体と、
    前記ヒートシンク本体に接続され、前記ヒートシンク本体内に冷却液を導入または排出する第1、第2接続部と、
    前記第1接続部に接続され、前記発熱体が備えられる面に沿って、前記ヒートシンク本体内に配設される第1流路と、
    前記第2接続部に接続され、前記第1流路の前記第1接続部が接続された端部と反対側の端部に接続される第2流路と、を備え、
    前記ヒートシンク本体は、
    前記第1流路となる流路溝が形成された第1ケースと、
    前記第2流路となる流路溝が形成された第2ケースと、
    前記第1ケースの流路溝が形成された面に設けられる仕切板と、を備え、
    前記仕切板の前記第1ケースが設けられた面と反対側の面には、前記第2ケースの流路溝が形成された面が設けられ、
    前記仕切板には、
    前記第1ケースの流路溝と前記仕切板により形成された第1流路の前記第1接続部が接続された端部と反対側の端部と、前記第2ケースの流路溝と前記仕切板により形成された第2流路の前記第2接続部が接続された端部と反対側の端部と、を連通させる貫通穴が形成され、
    前記第2ケースの流路溝の一部は、
    前記第1ケースの流路溝と、前記仕切板を挟んで向かい合うように形成され、前記第2流路の一部が、前記第1流路に対して、前記発熱体が備えられる面の垂直方向に向かい合って、前記第1流路に沿って配設された、ことを特徴とする液冷ヒートシンク。
  2. 前記第1流路は、前記第1接続部から、前記ヒートシンク本体の外周に沿い、かつ前記ヒートシンク本体の中央に向かうように配設される、ことを特徴とする請求項1に記載の液冷ヒートシンク。
  3. 前記第1ケースに形成される流路溝の断面または前記第2ケースに形成される流路溝の断面は、半円形状である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液冷ヒートシンク。
  4. 前記発熱体は、複数のIGBTチップを備える電力用半導体モジュールである、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液冷ヒートシンク。
  5. 前記発熱体は、複数の電力用半導体モジュールであり、当該複数の電力用半導体モジュールは、前記ヒートシンク本体の同一面上に備えられる、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液冷ヒートシンク。
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