JP2019159444A - プロジェクト品質評価装置及びプロジェクト品質評価方法 - Google Patents

プロジェクト品質評価装置及びプロジェクト品質評価方法 Download PDF

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Junji Kato
潤二 加藤
幸子 大槻
Sachiko Otsuki
幸子 大槻
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Abstract

【課題】設計着手前の品質データを元に設計品質を予測する機能を持つプロジェクト品質評価装置を提供する。【解決手段】設計着手前の情報を設計前情報として記憶する設計前品質記憶部9と、設計着手後の情報を設計情報として記憶する設計品質記憶部8と、前記設計前品質記憶部9に記憶された前記設計前情報を評価して、プロジェクト品質を予測する品質情報予測処理部4とを備え、前記品質情報予測処理部4は、前記設計前品質記憶部9に記憶された前記設計前情報を評価して、前記設計品質記憶部8に記憶される前記設計情報の品質を予測する。【選択図】図1

Description

この発明は、プロジェクト品質評価装置及びプロジェクト品質評価方法に関し、ソフトウェア開発においてプロジェクト品質を評価する機能を備えた装置に関するものである。
ソフトウェアの開発においてプロジェクト品質状況を可視化し管理することにより、品質に問題ある場合、早期に対策立案・実施し、品質を確保することでプロジェクト崩れを防ぐ技術がある。
プロジェクト品質を可視化する場合、システム仕様書及びソフトウェア仕様書等の設計ドキュメントの頁あたりのレビュー時間・指摘件数、試験成績書等の試験に関するドキュメントのソフトウェア単位生産量あたりの試験項目数及び不具合件数の計画値と実績値の比較をゾーン分析手法等により定量的に監視するという技術がある。
特開平4−324573号公報
このような開発プロジェクトの品質管理システムにあっては、システム仕様書及びソフトウェア仕様書の設計ドキュメントの頁あたりのレビュー時間・指摘件数、試験成績書等の試験に関するドキュメントのソフトウェア単位生産量あたりの試験項目数及び不具合件数の計画値と実績値の開き等で設計品質を管理し、実績値から得られる予測値を目標値と比較し、目標値との差により警告を発するかどうか決めるようにしている。
しかし、設計品質だけでプロジェクト状況を判断しようとした場合、仕様書がレビューされるまでプロジェクト状況の監視が出来ないという課題があった。また、設計が開始される前に問題があった場合、設計開始前には状況が把握できず対策が遅れるという課題があった。
本発明は、設計開始前でも設計後の設計品質が予測できるプロジェクト品質評価装置を提供する。
この発明に係るプロジェクト品質評価装置は、
設計着手前の情報を設計前情報として記憶する設計前品質記憶部と、
前記設計前品質記憶部に記憶された前記設計前情報を評価して、プロジェクト品質を予測する品質情報予測処理部と
を備えた。
この発明によれば、設計開始前でも設計後の設計品質が予測でき、設計品質に問題がある場合、早期に警告を発することができる。
実施の形態1によるプロジェクト品質評価装置のシステム構成図である。 実施の形態1によるプロジェクト品質評価装置の動作説明図である。 実施の形態2によるプロジェクト品質評価装置のシステム構成図である。 実施の形態3によるプロジェクト品質評価装置のシステム構成図である。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態1によるプロジェクト品質評価装置のシステム構成図である。
図1に示すように、プロジェクト品質評価装置は、入出力装置1、処理装置6、記憶装置7等を含んで構成される一般的なパーソナルコンピュータ等により実現される。
入出力装置1は、キーボード、マウス、ディスプレイ等によって構成され各種データの入出力を行うために用いられる。
処理装置6は、入出力インターフェース部2、設計品質情報処理部3、品質情報予測処理部4、設計前品質情報処理部5等の機能ブロックを含んで構成される。
入出力インターフェース部2、設計品質情報処理部3、品質情報予測処理部4、及び、設計前品質情報処理部5は、データの受け渡しをする機能を有する。
品質情報予測処理部4は、設計前品質記憶部9に記憶された設計前情報を評価して、プロジェクト品質を予測する。具体的には、品質情報予測処理部4は、設計前品質記憶部9に記憶された設計前情報を評価して、設計品質記憶部8に記憶される設計情報の品質を予測する。
品質情報予測処理部4は、設計前情報と設計情報との関係を示す関連情報40を記憶している。
品質情報予測処理部4は、設計前情報と設計情報との関連情報40に基づいて、設計前情報と関連している設計情報を判別して、品質が悪くなると予測される設計前情報と、品質が悪くなると予測される設計前情報に関連する設計情報とを入出力装置1に出力する。
記憶装置7は、設計品質記憶部8、設計前品質記憶部9等から構成される。
設計品質記憶部8は、設計着手後の情報を設計情報として記憶する。
設計前品質記憶部9は、設計着手前の情報を設計前情報として記憶する。
***ハードウェア構成の説明***
以下、プロジェクト品質評価装置100のハードウェア構成の説明を行う。
図1に示すプロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図1に示すメモリ902は、RAM(Random Access Memory)である。
図1に示す補助記憶装置903は、記録媒体の一例であり、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
図1に示す通信インターフェース904は、データを受信するレシーバー及びデータを送信するトランスミッターを含む。
通信インターフェース904は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)等を有する。
また、入出力インターフェース部2、設計品質情報処理部3、品質情報予測処理部4、設計前品質情報処理部5、オペレーティングシステム607、ネットワークドライバ608及びストレージドライバ609の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値が、メモリ902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、入出力インターフェース部2、設計品質情報処理部3、品質情報予測処理部4、設計前品質情報処理部5、オペレーティングシステム607、ネットワークドライバ608及びストレージドライバ609の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、DVD等の可搬記憶媒体その他の記録媒体に記憶されてもよい。
また、入出力インターフェース部2、設計品質情報処理部3、品質情報予測処理部4、設計前品質情報処理部5の「部」を、「デバイス」又は「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」又は「装置」に読み替えてもよい。
また、プロジェクト品質評価装置100は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった処理回路により実現されてもよい。
なお、プロセッサと、メモリと、プロセッサとメモリの組合せと、処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、プロセッサと、メモリと、プロセッサとメモリの組合せと、処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
***動作の説明***
以上のように構成されたプロジェクト品質評価装置100について、図2によりプロジェクト品質評価方法を説明する。
図2は、本発明の実施形態1に関わるデータ処理動作を説明した図である。
設計品質記憶部8には、開発プロジェクト毎の設計入力データ群10が記憶されている。
設計入力データ群10には、設計情報20が記憶されている。
設計情報20には、以下に示す設計成果物情報22と設計品質情報21とがある
設計成果物情報22は、設計着手後の設計により生成された成果物の情報であり、設計品質情報21は、設計の品質を表す情報である。
1.設計成果物情報22
システム仕様書、
外部設計仕様書、
内部設計仕様書、
単体試験仕様書、
単体試験成績書、
組合せ試験仕様書、
組合せ試験成績書等の設計ドキュメント、及び、
デザインレビュー(DR)での議事録等。
2.設計品質情報21
ソフトウェアの生産量、
設計ドキュメントの頁数、
デザインレビュー時間、
デザインレビュー指摘件数、
単体試験項目数
単体試験不良数、
組合せ試験項目数、及び、
組合せ試験不良数等。
設計前品質記憶部9には、開発プロジェクト毎の設計前入力データ群11が記憶されている。
設計前入力データ群11には、設計前情報30が記憶されている。設計前情報30には以下に示す設計前成果物情報32と設計前品質情報31とがある。
設計前成果物情報32は、設計着手前の客先要求を具体化し検討した設計着手前の情報であり、設計前品質情報31は、設計前の品質を表す情報である。
1.設計前成果物情報32
客先への費用請求時に実施される費用見積りにおける機能ごとの見積り結果及び見積り根拠資料類、
設計範囲、設計機能、環境条件、及び、保障範囲等、客先との合意事項が記載された契約書、
サブシステムとインターフェースといった要求と成果物を繋げたトレーサビリティ情報等、
設計着手前の客先要求を具体化し検討した設計着手前資料等。
2.設計前品質情報31
客先との機能ごとの打合せ実績情報、
仕様書の中に“未決”等で記載される未決定事項の割合、
有識者参加状況の情報、
設計着手前打ち合わせ議事録、
プロジェクト計画書等の計画ドキュメント等。
品質情報予測処理部4は、設計品質情報処理部3を通して設計品質記憶部8より設計品質情報21を取得し、設計前品質情報処理部5を通して設計前品質記憶部9より設計前品質情報31を取得する。
品質情報予測処理部4は、機能ごとの開発規模(新規・流用の割合等含め)に応じて、品質の確保に求められる情報の充実度合いを基準充実度として予め設定できるようになっている。
品質情報予測処理部4は、過去のプロジェクトにおける設計品質情報21及び設計成果物情報22と設計前品質情報31及び設計前成果物情報32を集計し、設計前の品質情報により設計品質がどのようになっていくと予想されるか予測できる機能を持っている。
具体的には、品質情報予測処理部4は、設計前品質情報31と設計品質情報21との関連情報40をメモリ902又は補助記憶装置903に保存している。
関連情報40の具体例は、以下のようなものである。
1.設計前品質情報31のデータAが設計品質情報21のデータXに影響しており、設計前品質情報31のデータAが充実しないと設計品質情報21のデータXの評価が落ちる。
2.設計前品質情報31のデータBが設計品質情報21のデータVとWとに影響しており、設計前品質情報31のデータBが充実しないと設計品質情報21のデータVとWの評価が落ちる。
このように、関連情報40とは、設計前情報30が示す設計着手前の成果物(例えば、打合わせ時間又は打合わせ工数)の充実度合いと、設計段階で発生あるいは流入する不具合との因果関係を記録・蓄積した情報である。
また、関連情報40とは、設計前情報30が示す設計着手前の成果物(例えば、打合わせ時間又は打合わせ工数)の充実度合いと、試験段階での不具合検出漏れとの因果関係を記録・蓄積した情報である。
また、関連情報40とは、設計前情報30が示す設計着手前の成果物の曖昧度合いと、設計段階で発生あるいは流入する不具合との因果関係を記録・蓄積した情報である。
また、関連情報40とは、設計前情報30が示す設計着手前の成果物の曖昧度合いと、試験段階での不具合検出漏れとの因果関係を記録・蓄積した情報である。
品質情報予測処理部4は、設計前情報30のあるデータを原因とし、設計情報20のあるデータが結果として影響するという対応関係を、関連情報40として、メモリその他の記憶装置に保持している。
品質情報予測処理部4は、具体的には、以下のような予測をする。
1.客先仕様に、未決定事項の割合が多かった場合は設計前品質情報31が悪いと評価し、外部設計仕様書においてデザインレビュー指摘件数での指摘件数、組合せ試験不良数が多くなると予測する。
2.客先との契約にて記載される設計範囲に基づいて実施された見積り情報が打ち合わせにて確認されず、有識者において問題ないと判断されていない場合は、契約内容が問題ありと判断し、設計段階において客先要求と外部設計仕様の乖離が判明し、システム設計まで設計手戻りが発生すると予測する。
3.設計着手前の客先との仕様決め(成果物)の充実度合い、又は、接続する他社システムとの仕様決め(成果物)の充実度合いが不十分の場合、システムの要件定義に曖昧さを含むため、ソフトウェア要求仕様書での不具合・記載不備が発生する可能性が高くなると予測する。
仕様決め(成果物)の充実度合いが不十分の場合とは、具体的には、以下のような場合である。
A.客先との打合わせ時間又は打合わせ工数(成果物)が不十分の場合。
B.仕様の大項目・中項目においてペンディング(未決)事項がある場合。
C.開発工程の見積もり打合せに多大な時間を要している場合。
4.接続する他社システムとの仕様決め(成果物)の充実度合いが不十分な場合、モジュール間のシーケンスに曖昧さを含むため、外部設計書・インターフェース設計書での不具合・記載不備が発生する可能性が高くなると予測する。
5.自社関係者の打合わせ時間又は打合わせ工数(成果物)の充実度合いが不十分である場合、各開発対象ごとにスケジュールのズレが生じて開発対象が揃った状態での試験が行えず、開発遅れの機能はテスト冶具あるいはテストルーチンで代用することとなるため、試験漏れが発生する可能性が高くなると予測する。
このように、品質情報予測処理部4は、設計着手前の客先仕様の充実度合い又は曖昧度合い等の設計前情報30が、設計情報20となる設計着手後の成果物に影響を及ぼすことを予測して、設計着手後の成果物の品質を予測し、設計品質予測値を計算する機能を持つ。
品質情報予測処理部4は、設計着手前の成果物の充実度合い又は曖昧度合いと、設計段階で発生する不具合又は試験段階での不具合検出漏れとの因果関係の情報を関連情報40として記録・蓄積し、関連情報40に記載された因果関係の情報に基づいて、統計的な予測をする機能を持つ。
設計着手後の成果物の品質は、プロジェクト品質と同義であると考えることができ、品質情報予測処理部4は、設計前情報30からプロジェクト品質を予測していることになる。
また、品質情報予測処理部4は、予測した結果を、メモリ902に保存するとともに、入出力インターフェース部2を通して入出力装置1に表示する。
品質情報予測処理部4は、設計情報20の品質情報が悪くなると予想される場合、設計前入力データ群11のどのデータが悪いため、設計入力データ群10のどのデータが悪くなると予想されるか表示する。
品質情報予測処理部4は、設計情報20の品質情報があらかじめ設定された基準充実度より一定値以上悪い場合、改善を促すための警告を、入出力インターフェース部2を通して、入出力装置1に表示する。
品質情報予測処理部4は、メール等にてプロジェクトの上位管理者に状況を報告する機能を有する。
品質情報予測処理部4からの警告及び報告により、設計着手前の早期に問題を改善することができ、設計着手後の成果物において品質問題が発生する可能性を低くすることが可能である。
***実施の形態1のまとめ***
実施の形態1に係るプロジェクト品質評価装置100は、設計着手前の品質データを元に設計品質データを予測する機能を有する装置である。
***実施の形態1の効果の説明***
実施の形態1によれば、設計着手前の品質データを元に設計品質データを予測する機能を有することにより、設計開始前でも設計後の設計品質が予測でき、設計着手後の成果物において品質問題が発生する可能性を低くすることが可能である。また、設計品質に問題がある場合、早期に警告を発し、早期に対策がとれ、早期改善ができる。
実施の形態2.
この実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
***構成の説明***
図3は、実施の形態2によるプロジェクト品質評価装置100のシステム構成図である。
実施の形態2によるプロジェクト品質評価装置100は、実施形態1のシステム構成にプロセスアセスメントモデル記憶部12及びプロセスアセスメントモデル情報処理部13を付加したものである。
プロセスアセスメントモデル記憶部12は、プロセスアセスメントモデルの成果物情報を記憶する。
プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶された成果物情報に基づいて、設計情報と設計前情報との少なくともいずれかの充実度を評価する。
品質情報予測処理部4は、プロセスアセスメントモデル情報処理部13が評価した設計情報と設計前情報との少なくともいずれかの充実度に基づいて、プロジェクト品質を予測する。
***動作の説明***
プロセスアセスメントモデル記憶部12には、CMMI(Capability Maturity Model Integration)やAutomotiveSPICE(登録商標)等既存のプロセスアセスメントモデルで求められる成果物情報が予め記憶されている。
プロセスアセスメントモデルを選択することにより、ソフトウェア開発で作成すべきドキュメント及びその内容がプロセスアセスメントモデルで求められる成果物情報より分かるようになっている。
プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶された成果物情報と、現在のプロジェクトで入力されている設計入力データ群10と設計前入力データ群11とを比較し、足りないドキュメント・内容を、メモリ902に保存するとともに、入出力インターフェース部2を通して、入出力装置1に表示する機能を持つ。
成果物情報の具体例は、実施の形態1で示した設計情報20と設計前情報30とに示した各種の仕様書及び各種のドキュメントであり、特に、プロセスアセスメントモデル独自の仕様書及びドキュメントが成果物情報に含まれる。
プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶された成果物情報に基づいて、設計情報20として記憶された設計入力データ群10の充実度を評価して、メモリ902又は補助記憶装置903に保存する。
例えば、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶された成果物情報として、10種類の仕様書があり、設計入力データ群10では10種類のうち7種類の仕様書しか対応していない場合は70%の充実度となる。
対応する仕様書がある場合、プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、対応する仕様書の目次項目、ページ数、文字数等を比較して、仕様書の充実度を評価することができる。
また、プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶された成果物情報に基づいて、設計前情報30として記憶された設計前入力データ群11の充実度を評価して、メモリ902又は補助記憶装置903に保存する。
例えば、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶された成果物情報として、10種類の計画ドキュメントがあり、設計前入力データ群11では10種類のうち5種類の計画ドキュメントしか対応していない場合は50%の充実度となる。
対応する計画ドキュメントがある場合、プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、対応する計画ドキュメントの目次項目、ページ数、文字数等を比較して、計画ドキュメントの充実度を評価することができる。
プロセスアセスメントモデル情報処理部12は、設計情報と設計前情報との少なくともいずれかの充実度を評価するものであればよい。
品質情報予測処理部4は、プロセスアセスメントモデル情報処理部13が診断した成果物情報の充実度を元に今後品質がどのように変化していくか過去のプロジェクトデータから予測してメモリ902又は補助記憶装置903に保存する。
品質情報予測処理部4は、設計情報と設計前情報との少なくともいずれかの充実度に基づいて、設計情報又は設計前情報の品質が予測して、プロジェクト品質を予測できるものであればよい。
品質情報予測処理部4は、品質情報が悪くなると予想される場合、プロセスアセスメントモデルで求められるどの成果物情報の充実度が足りないから設計品質のどのデータが悪くなると予想して予測結果を、入出力インターフェース部2を通して、入出力装置1に表示する。
品質情報予測処理部4は、品質情報があらかじめ設定された基準充実度より一定値以上悪い場合、改善を促すための警告を入出力インターフェース部2を通して、入出力装置1に表示する。
品質情報予測処理部4は、メール等にてプロジェクトの上位管理者に状況を報告する機能を有する。
***実施の形態2のまとめ***
実施の形態2に係るプロジェクト品質評価装置100は、既存のプロセスアセスメントモデルで求められる成果物情報を予めプロセスアセスメントモデル記憶部12に設定しておくことにより、成果物情報に対する充実度に基づいて設計品質データを予測する機能を設けたことを特徴とする。
***実施の形態2の効果の説明***
実施の形態2によれば、既存のプロセスアセスメントモデルに基づいて、設計品質データを予測する機能を有することにより、設計開始前でも設計後の設計品質が予測でき、設計品質に問題がある場合、早期に警告を発し、早期対策がとれ、早期改善ができる。
また、プロセスアセスメントモデル情報処理部13による設計入力データ群10の充実度と設計前入力データ群11の充実度に基づく品質情報予測処理部4からの警告及び報告により、設計着手前の早期に問題を改善することができ、設計着手後の成果物情報において品質問題が発生する可能性を低くすることが可能である。
実施の形態3.
この実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
図4は、実施の形態3によるプロジェクト品質評価装置のシステム構成図である。
プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、成果物テンプレート14により作業者にプロセスアセスメントモデルの成果物情報を入力させ、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶させる。
プロセスアセスメントモデルには医療、航空宇宙等、いくつかの分野別のモデルが検討されている。
実施の形態3のプロジェクト品質評価装置100は、分野別のモデルのアセスメントモデルを導入したい場合又は独自のアセスメントモデルを導入したい場合、導入したいアセスメントモデルの成果物情報を入力することにより、アセスメントモデルによる評価を追加できる機能を持つ。
その際、必要成果物情報は、成果物テンプレート14として入力できるようにする。
成果物テンプレート14は、文書作成プログラム又は表計算プログラムで作成され、テンプレートとして用意され、プロセスアセスメントモデル記憶部12に記憶されている。
成果物テンプレート14は、設計情報と設計前情報との少なくともいずれかを入力できるものである。
成果物テンプレート14は、システム仕様書、外部設計仕様書、内部設計仕様書、単体試験仕様書、単体試験成績書、組合せ試験仕様書、組合せ試験成績書等の設計ドキュメントの目次及び記載すべき事項及びその内容例等が記載されたドキュメントデータである。
また、成果物テンプレート14は、デザインレビューシート、打ち合わせ議事録、プロジェクト計画書、プロセス検査表等の、記載すべき事項及びその内容例等が記載されたドキュメントデータである。
成果物テンプレート14は、成果物情報として、成果物データそのものを入力させるものではない。
成果物テンプレート14は、実施の形態2で説明したプロセスアセスメントモデル情報処理部13が、充実度を計算できる情報を入力させるものであればよい。
例えば、成果物テンプレート14は、仕様書名、その仕様書に必要な目次項目、その仕様書に期待されるページ数、その仕様書に期待される文字数等を入力するものであり、その仕様書の記載内容を入力するものではない。
作業者は、入出力装置1により成果物テンプレート14を表示する。
作業者は、記載すべき内容例を参照しながら記載すべき事項を成果物テンプレート14に入力する。
プロセスアセスメントモデル情報処理部13は、成果物テンプレート14により作成された成果物情報を入出力インターフェース部2より入力し、成果物情報としてプロセスアセスメントモデル記憶部12に登録する。
プロセスアセスメントモデル記憶部12に登録された成果物情報は、実施の形態2と同様に、プロセスアセスメントモデル情報処理部13により評価の基礎となる。
***実施の形態3のまとめ***
実施の形態3に係るプロジェクト品質評価装置100は、成果物テンプレート14によるプロセスアセスメントモデルで求められる成果物情報をプロセスアセスメントモデル記憶部12に設定することにより、設計品質データを予測する機能を設けたことを特徴とする。
***実施の形態3の効果の説明***
実施の形態3によれば、成果物テンプレート14によるプロセスアセスメントモデルに基づく評価を追加することができ、追加したプロセスアセスメントモデルに基づいて、設計品質データを予測することができる。
***実施の形態の組み合わせ***
前述した実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
1 入出力装置、2 入出力インターフェース部、3 設計品質情報処理部、4 品質情報予測処理部、5 設計前品質情報処理部、6 処理装置、7 記憶装置、8 設計品質記憶部、9 設計前品質記憶部、10 設計入力データ群、11 設計前入力データ群、12 プロセスアセスメントモデル記憶部、13 プロセスアセスメントモデル情報処理部、14 成果物テンプレート、20 設計情報、21 設計品質情報、22 設計成果物情報、30 設計前情報、31 設計前品質情報、32 設計前成果物情報、40 関連情報、100 プロジェクト品質評価装置、607 オペレーティングシステム、608 ネットワークドライバ、609 トレージドライバ、901 プロセッサ、902 メモリ、903 補助記憶装置、904 通信インターフェース。

Claims (7)

  1. 設計着手前の情報を設計前情報として記憶する設計前品質記憶部と、
    前記設計前品質記憶部に記憶された前記設計前情報を評価して、プロジェクト品質を予測する品質情報予測処理部と
    を備えたプロジェクト品質評価装置。
  2. 設計着手後の情報を設計情報として記憶する設計品質記憶部と、
    前記品質情報予測処理部は、前記設計前品質記憶部に記憶された前記設計前情報を評価して前記設計品質記憶部に記憶される前記設計情報の品質を予測する請求項1に記載のプロジェクト品質評価装置。
  3. 前記品質情報予測処理部は、前記設計前情報と前記設計情報との関連を示す関連情報に基づいて設計前情報と関連している設計情報を判別して、関連する設計前情報と設計情報とを出力する請求項2に記載のプロジェクト品質評価装置。
  4. 前記品質情報予測処理部は、前記関連情報として、
    (1)前記設計前情報が示す設計着手前の成果物の充実度合いと、設計段階で発生する不具合との因果関係と、
    (2)前記設計前情報が示す設計着手前の成果物の充実度合いと、試験段階での不具合検出漏れとの因果関係と、
    (3)前記設計前情報が示す設計着手前の成果物の曖昧度合いと、設計段階で発生する不具合との因果関係と、
    (4)前記設計前情報が示す設計着手前の成果物の曖昧度合いと、試験段階での不具合検出漏れとの因果関係と
    の少なくともいずれかの情報を記録している請求項3に記載のプロジェクト品質評価装置。
  5. プロセスアセスメントモデルの成果物情報を記憶するプロセスアセスメントモデル記憶部と、
    前記プロセスアセスメントモデル記憶部に記憶された前記成果物情報に基づいて、前記設計情報と前記設計前情報との少なくともいずれかの充実度を評価するプロセスアセスメントモデル情報処理部とを備え、
    前記品質情報予測処理部は、前記設計情報と前記設計前情報との少なくともいずれかの充実度に基づいて、前記プロジェクト品質を予測する請求項2又は3に記載のプロジェクト品質評価装置。
  6. 前記プロセスアセスメントモデルの前記成果物情報を成果物テンプレートにより入力させて前記プロセスアセスメントモデル記憶部に記憶させるプロセスアセスメントモデル情報処理部を備えた請求項5に記載のプロジェクト品質評価装置。
  7. 設計着手前の情報を設計前情報として記憶する設計前品質記憶部を有するプロジェクト品質評価装置のプロジェクト品質評価方法において、
    品質情報予測処理部が、前記設計前品質記憶部に記憶された前記設計前情報を評価して、プロジェクト品質を予測するプロジェクト品質評価方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2021140542A1 (ja) * 2020-01-06 2021-07-15

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WO2021140542A1 (ja) * 2020-01-06 2021-07-15 三菱電機株式会社 機械学習装置、デザインレビュー検証装置、機械学習方法
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