JP2019159371A - 消火器、消火器個体管理システムおよび消火器個体管理方法および物体管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消火器における消火薬剤の誤充填を防止することができる消火器個体管理システムを提供する。【解決手段】消火器3の消火薬剤の交換を管理する消火器個体管理方法であって、読取通信手段11により、管理対象の消火器に取り付けられた第1の識別子5を読み取る工程と、読取通信手段により、消火器の交換用消火薬剤を収納した容器7に取り付けられた第2の識別子9を読み取る工程と、管理手段により、読取通信手段により読み取られた第1の識別子及び第2の識別子の情報が同じか否かを判断する工程と、第1の識別子及び第2の識別子の情報が同じでない場合、アラームを通知する工程と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、消火器ならびに消火器のメンテナンス管理に関わる管理システムならびに管理方法に関するものである。
消防関連法規による消火器の点検基準・点検要領に沿うと、設置された消火器は一定期間で放射試験を行い、薬剤を詰め替えるか、または消火器自体を交換する必要がある。
新しい消火器に交換する方法は簡単であるが、リサイクルによる環境負荷の低減という観点では好ましくない。
他にも費用や調達の都合に応じて、点検基準に基づいて消火薬剤を交換する方法をとる場合があるが、以下のような問題点があった。
現在、複数の種類の消火薬剤が出回っているので、設置や点検等における消火器の消火薬剤の交換において、種類の違う消火薬剤を誤充填してしまう問題があった。
近年、一般的な防火対象物に設置される多くの消火器には、比較的安価な硫酸アンモニウムと第一リン酸アンモニウムを合せて90%以上を含有した粉末ABC消火薬剤(以下従来薬剤と称す)が使われることが多かった。
一方で、危険物施設や船舶など、特殊な設置基準がある対象物にはより速やかな消火性能を有する、第一リン酸アンモニウムを90%以上含有する粉末ABC消火薬剤が選定される場合がある。また、可燃性固体や禁水性物質等の危険物には、それぞれの性質に応じて、炭酸塩類を主成分とした(炭酸水素ナトリウム・炭酸水素カリウム・塩化ナトリウム等なども含む)BC消火薬剤や金属火災用粉末が必要とされる場合がある。一般に金属火災用粉末を使用する器具は金属火災用薬剤散布器などの名称で使われているが、ここでは消火器という名称に統一する。
これらの各種粉末消火薬剤は、異なる種類のもの同士を混合させると、酸アルカリ反応等で固化・変質する場合がある。また、誤って性質上適しない消火薬剤を燃焼物に放射すると、消火できない場合や、かえって火勢を拡大させてしまう場合もある。
加えて、現在国内で法的にリサイクルが認められている粉末消火薬剤は粉末(ABC)消火薬剤のみであるが、回収薬剤に異種の薬剤が混入していると、各社のリサイクルプロセスの検査工程で不適合となり、リサイクルされず廃棄となる。従って、詰替え回収された薬剤を種類ごとに間違いなく分類することは、資源の有効活用の点で重要である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、対象物に対して適切な消火能力を有する消火器であり、消火器における消火薬剤の誤充填・異種混合を防止することができる消火器個体管理システムおよび消火器個体管理方法および物体管理方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、消火薬剤の種類が、第一リン酸アンモニウムを90%以上に含有した消火薬剤からなり、識別子を取り付けたことを特徴とする消火器である。
第2の発明は、消火薬剤の種類が、第一リン酸アンモニウムを所定値以上に含有した消火薬剤、第一リン酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを合せて所定値以上に含有した消火薬剤、または炭酸塩類等を主成分とする消火薬剤・金属火災用薬剤と、消火器を管理するための消火器個体管理システムであって、管理対象の前記消火器に取り付ける第1の識別子と、前記消火器の交換用の消火薬剤を収納した容器に取り付ける第2の識別子と、を有し、前記第1の識別子と前記第2の識別子とが、前もって決められた所定の関係を持っており、前記第1の識別子及び前記第2の識別子を読み取り、その読み取られた前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報に基づいて、前記消火器の消火薬剤の交換を管理することを特徴とする消火器個体管理システムである。
第3の発明は、前記第1の識別子は、前記消火器に充填された消火薬剤の種類を表し、前記第2の識別子は、前記交換用消火薬剤の容器に充填された消火薬剤の種類を表すことを特徴とする請求項2に記載の消火器個体管理システムである。
第4の発明は、前記第1の識別子と前記第2の識別子とが異なる場合、前記消火器の消火薬剤を交換する交換作業者へアラームを通知することを特徴とする請求項3に記載の消火器個体管理システムである。
第5の発明は、前記消火薬剤の種類が、第一リン酸アンモニウムを90%以上に含有した消火薬剤、からなることを特徴とする請求項3に記載の消火器個体管理システムである。
第6の発明は、消火器を管理するための消火器個体管理システムであって、管理対象の前記消火器に取り付ける第1の識別子と、前記消火器の交換用消火薬剤を収納した容器に取り付ける第2の識別子と、前記第1の識別子及び第2の識別子を読み取り、その読み取られた前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報を送信する読取通信手段と、前記読取通信手段より送信された前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報に基づいて前記消火器の消火薬剤の交換を管理する管理手段と、を有することを特徴とする消火器個体管理システムである。
第7の発明は、前記第1の識別子は、前記消火器に充填された消火薬剤の種類を表し、前記第2の識別子は、前記交換用消火薬剤の容器に充填された消火薬剤の種類を表すことを特徴とする請求項6に記載の消火器個体管理システムである。
第8の発明は、前記第1の識別子と前記第2の識別子とが異なる場合、前記消火器の消火薬剤を交換する交換作業者へアラームを通知することを特徴とする請求項7に記載の消火器個体管理システムである。
第9の発明は、消火器の消火薬剤の交換を管理する消火器個体管理方法であって、読取通信手段により、管理対象の前記消火器に取り付けられた第1の識別子を読み取る工程と、前記読取通信手段により、前記消火器の交換用消火薬剤を収納した容器に取り付けられた第2の識別子を読み取る工程と、管理手段により、前記読取通信手段により読み取られた前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報が同じか否かを判断する工程と、前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報が同じでない場合、アラームを通知する工程と、を有することを特徴とする消火器個体管理方法である。
第10の発明は、管理対象の物体に一対の識別子を取付け、その識別子にそれぞれ記録された情報を読取装置で読取り、前記管理対象の物体の状態を物体管理システムにより管理する物体管理方法であって、前記物体管理システムが、前記読取装置で読取った前記一対の識別子の情報を受信し、その受信した一対の情報が予め定めた対の関係を備えているかを判定するステップと、前記一対の情報を受信し、その情報が対の関係となっている場合には、前記一対の識別子を取付けた物体は正常な状態であり、対の関係を備えていない場合には当該識別子を取付けた物体は異常状態であると判定するステップとを実行し、管理対象の物体を管理することを特徴とする物体管理方法である。
本発明によれば、対象物に対して適切な消火能力を有する消火器を提供し、消火器における消火薬剤の誤充填および回収・リサイクル時の異種混入を防止するという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係わる消火器個体管理システムの一実施形態の概略機能説明図である。この消火器個体管理システムは、第一リン酸アンモニウムを所定値以上に含有した消火薬剤、第一リン酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを合せて所定値以上に含有した消火薬剤、または炭酸塩類等を主成分とする消火薬剤・金属火災用薬剤と、消火器を管理するためのものである。
図1に示すように、消火器個体管理システム1は、設置された消火器3を管理するためのもので、管理対象の消火器3に取り付ける第1の識別子5と、消火器3の交換用消火薬剤を収納した交換用消火薬剤の容器7に取り付ける第2の識別子9と、第1の識別子5及び第2の識別子9を読み取る読取装置11とを有しており、第1の識別子5は、消火器3に充填された消火薬剤の種類を表し、第2の識別子9は、交換用消火薬剤の容器7に充填された消火薬剤の種類を表す。
なお、消火器3については、大きなマンションや会社等に設置されている消火器3の消火薬剤を交換するケースでも良く、工場内の生産ラインで消火器3の消火薬剤の交換または充填するケースでも良い。
消火器個体管理システム1は、さらに、読取装置11で読み取った消火薬剤の種類の情報を受け取り、後述する交換作業情報を付加して出力するスマートフォン等の通信端末13と、通信端末13よりの情報をインターネット14を介して受け取って管理するデータセンター15とを有している。
ここで、第1の識別子5は、図1および図2に示すように、消火器3の表記部3aに設けられ、QRコード等の2次元コードからなり、第2の識別子9も、交換用消火薬剤の容器7の表記部7aに設けられ、QRコード等の2次元コードからなっている。
この実施形態の場合、第1の識別子5は、消火器3に充填されていた第一リン酸アンモニウムを所定値以上(例えば90%以上)に含有した消火薬剤Bを表し、第2の識別子9は、交換用消火薬剤の容器7に収納されている第一リン酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを合せて所定値以上(例えば90%以上)に含有した消火薬剤Aを表している。
第1の識別子5と第2の識別子9とは、それぞれの消火薬剤が同じ場合は、同じ識別子となり、それぞれの消火薬剤が異なる場合は、異なる識別子となるような前もって決められた所定の関係を持っている。
また、通信端末13は、後述するように、消火薬剤の種類の情報に、交換作業を行った消火器の特定情報や交換作業の日付や交換作業者等の交換作業情報を付加してデータセンター15へ送るようになっている。そのため、通信端末13には、所定の消火器を管理するための管理プログラムが設定されている。
なお、読取装置11はスマートフォン等の通信端末13に内蔵されている場合でも良い。例えば、スマートフォン等の通信端末13に内蔵されたカメラによって2次元コードの識別子を画像として読み取り、固有のコードとして認識する読取装置11ならびに通信端末11であっても良い。
図2は、消火器3に取り付ける第1の識別子5と、交換用消火薬剤の容器7に取り付ける第2の識別子9とを示す説明図である。
なお、第1の識別子5及び第2の識別子9は、QRコード等の2次元コード以外のコード、例えば、バーコードやRFID(radio frequency identifier)タグ等のコード、またはホログラムや文字、記号などでも良い。
図1に示すように、データセンター15は、通信端末13からの消火薬剤の種類の情報を受け取り、消火器3の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤とが同じか否かを判断する判断処理部15aと、管理する消火器物件のデータを記憶した物件台帳データベース15bと、管理する消火器個体の製造に関するデータを記憶した消火器個体データベース15cと、管理する消火器個体の設置に関するデータを記憶した消火器台帳データベース15dと、消火器の消火薬剤交換関するデータを記憶した交換台帳データベース15eと、通信端末13からの消火薬剤の種類の情報および交換作業情報を受け取り、後述するような消火器の消火薬剤交換の管理を行う管理処理部15fと、を有している。また、管理処理部15fには、管理者端末17が接続されている。
なお、物件台帳データベース15b、消火器個体データベース15c、消火器台帳データベース15d、交換台帳データベース15eには、図4〜図8に示すような情報テーブルが記憶されている。
判断処理部15a、物件台帳データベース15b、消火器個体データベース15c、消火器台帳データベース15d、交換台帳データベース15e、管理処理部15fは、データセンター15にて管理されているが、少なくともひとつを通信端末13にコピーあるいは移行して管理する分散処理、分散管理としても良い。
次に、この消火器個体管理システム1における消火薬剤の誤充填防止の動作について説明する。
図3は、図1に示した消火器個体管理システム1における消火薬剤の誤充填防止の動作フローチャートである。
図4は、論理テーブル名等の情報テーブルを示す説明図であり、図5は、消火器情報の情報テーブルを示す説明図であり、図6は、物件情報の情報テーブルを示す説明図であり、図7は、消火器設置情報の情報テーブルを示す説明図であり、図8は、以下に説明する消火器交換に関する情報の情報テーブルを示す説明図である。
まず、前提条件として、今回、消火薬剤を交換する消火器3は、管理者端末17等を介して、管理者により、予めデータセンター15に登録されている管理対象の消火器3とし、例えば、データセンター15より、使用期限の通知を受けているものとする。
すなわち、管理対象の消火器3が、設置された段階で、図4、図5、図6、図7、図8の情報テーブルに登録されているものとする。
ここで、管理者とは、管理対象の消火器3を管理する者であり、管理対象の消火器3を作り販売するメーカー等を言う。
図3のステップ101において、消火器3の消火薬剤を交換する交換作業者が、読取装置11により、管理対象の消火器3に取り付けられた第1の識別子5を読み取る。
ここで、交換作業者とは、専任の交換員や、交換作業を委託された会社やマンション等の管理人等を指す。あるいは、工場内で消火薬剤を消火器3に充填あるいは交換する工場作業者を指しても良い。
ステップ103において、交換作業者が、読取装置11により、交換用消火薬剤の容器7に取り付けられた第2の識別子9を読み取る。
ステップ105において、読取装置11から通信端末13へ、読取装置11で読み取った第1および第2の識別子5、9の情報を送信する。
ステップ107において、通信端末13は、読取装置11からの第1および第2の識別子5、9の情報を消火薬剤の種類の情報とし、その消火薬剤の種類の情報に、交換作業を行った消火器の特定情報や交換作業の日付や交換作業者等の交換作業情報を付加する。
ここで、通信端末13には、予め、所定の消火器を管理するための管理プログラムが設定されており、その管理プログラムに基づいて、消火薬剤の種類の情報に、交換作業を行った消火器の特定情報や交換作業の日付や交換作業者等の交換作業情報が付加される。
ステップ109において、通信端末13からデータセンター15へインターネット14を介して消火薬剤の種類の情報及び交換作業情報を送信する。
ステップ111において、データセンター15の消火薬剤判断処理部15aにより、消火器3の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤との種類が同じか否かが判断される。
ここで、消火器3の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤とが異なると判断された場合、ステップ113において、消火薬剤判断処理部15aから通信端末13へ、消火器3の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤とが異なることを示すアラーム信号が送られる。
この実施形態では、消火器3には、第一リン酸アンモニウムを所定値以上(例えば90%以上)を含有した消火薬剤Bが充填されていて、交換用消火薬剤の容器7には、第一リン酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを合せて90%以上を含有した消火薬剤Aが収納されているので、両消火薬剤が異なることとなり、消火薬剤判断処理部15aから通信端末13へ、アラーム信号が送られる。
ステップ115において、データセンター15よりアラーム信号を受けた通信端末13は、警戒音あるいは警戒表示等のアラームを交換作業者へ通知する。
これにより、交換作業者は、消火器3の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤とが異なることを知ることができ、消火薬剤の誤充填を確実に防止できる。あるいは、交換すべき消火器の中の消火薬剤が交換を予定している消火薬剤と異なることが解り、消火器より回収する消火薬剤の種類を間違えるという誤回収も確実に防止できる。
すなわち、この実施形態のように、消火器3の消火薬剤Bと交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤Aとが異なる場合に、その消火薬剤Aを間違って誤充填してしまうことが防止でき、消火器の表示と中身の消火薬剤が違ってしまい、その消火器自体の消火能力が詰め替え前より落ちてしまい顧客の信頼性が失われることも無くなる。さらに、回収・リサイクル時の異種消火薬剤の混入を防止でき、リサイクルプロセスの検査工程で不適合となり、リサイクルされず廃棄となることも無くなる。
なお、本実施形態とは異なるが、上記ステップ111において消火器の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器の消火薬剤とが同じと判断された場合、交換作業者は、アラームの発生が無いので、そのまま、消火器へ交換用消火薬剤容器の消火薬剤を充填する交換作業を行い、ステップ117において、データセンター15の消火器管理処理部15fにより、消火器の消火薬剤交換の管理を行う。
すなわち、消火薬剤判断処理部15aにより、消火器の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器の消火薬剤とが同じと判断された場合、消火器へ交換用消火薬剤容器の消火薬剤を充填されると想定し、消火器管理処理部15fは、図4の情報テーブルから、図8のテーブルを読み出し、図8の消火器交換に関わる情報の交換実施年月、交換完了の情報を登録する。
本発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
上記実施形態では、第1の識別子5及び第2の識別子9を読み取る専用の読取装置11を設けるようにしていたが、第1の識別子5及び第2の識別子9を読み取る機能をスマートフォン等の通信端末13に設け、専用の読取装置11を省略するようにしても良い。
また、上記実施形態では、データセンター15の消火薬剤判断処理部15aにより消火器3の消火薬剤と交換用消火薬剤の容器7の消火薬剤とが同じか否かを判断していたが、スマートフォン等の通信端末13に、第1の識別子5及び第2の識別子9の情報から両方の消火薬剤の同じか否かを判断するプログラムを記憶させ、通信端末13で、両方の消火薬剤の同じか否かを判断するようにしても良い。
また、上記実施形態では、第1の識別子5を消火器3に充填された消火薬剤の種類を表すようにしていたが、管理対象の消火器3の状態を判定し、正常に(健全に)機能(動作)し得る状態であることを個々に確認し、当該消火器3の種類、用途、耐用年数などの固体管理情報をデータベースに登録して消火器を管理する情報を追加して載せるようにすることも可能である。
消火薬剤の種類は、第一リン酸アンモニウムを40%以上に含有し、第一リン酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを合せて90%以上に含有した消火薬剤とからなる消火器でもよい。さらに、第一リン酸アンモニウムを90%以上に含有した消火薬剤は、危険物施設や船舶などの特殊な設置基準がある対象物には、より速やかな消火性能を示すことができるのでより良い。第一リン酸アンモニウムは60%以上に含有された消火薬剤が好ましいが、80%以上であればさらに好ましく、90%以上であればさらにより好ましい。
1…消火器個体管理システム
3…消火器
5…第1の識別子
7…交換用消火薬剤の容器
9…第2の識別子
11…読取装置
13…通信端末
14…インターネット
15…データセンター
17…管理者端末
3…消火器
5…第1の識別子
7…交換用消火薬剤の容器
9…第2の識別子
11…読取装置
13…通信端末
14…インターネット
15…データセンター
17…管理者端末
Claims (10)
- 消火薬剤の種類が、第一リン酸アンモニウムを90%以上に含有した消火薬剤からなり、識別子を取り付けたことを特徴とする消火器。
- 消火薬剤の種類が、第一リン酸アンモニウムを所定値以上に含有した消火薬剤、第一リン酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを合せて所定値以上に含有した消火薬剤、または炭酸塩類等を主成分とする消火薬剤・金属火災用薬剤と、消火器を管理するための消火器個体管理システムであって、
管理対象の前記消火器に取り付ける第1の識別子と、
前記消火器の交換用の消火薬剤を収納した容器に取り付ける第2の識別子と、を有し、
前記第1の識別子と前記第2の識別子とが、前もって決められた所定の関係を持っており、前記第1の識別子及び前記第2の識別子を読み取り、その読み取られた前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報に基づいて、前記消火器の消火薬剤の交換を管理することを特徴とする消火器個体管理システム。 - 前記第1の識別子は、前記消火器に充填された消火薬剤の種類を表し、前記第2の識別子は、前記交換用消火薬剤の容器に充填された消火薬剤の種類を表すことを特徴とする請求項2に記載の消火器個体管理システム。
- 前記第1の識別子と前記第2の識別子とが異なる場合、前記消火器の消火薬剤を交換する交換作業者へアラームを通知することを特徴とする請求項3に記載の消火器個体管理システム。
- 前記消火薬剤の種類が、第一リン酸アンモニウムを90%以上に含有した消火薬剤、からなることを特徴とする請求項3に記載の消火器個体管理システム。
- 消火器を管理するための消火器個体管理システムであって、
管理対象の前記消火器に取り付ける第1の識別子と、
前記消火器の交換用消火薬剤を収納した容器に取り付ける第2の識別子と、
前記第1の識別子及び第2の識別子を読み取り、その読み取られた前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報を送信する読取通信手段と、
前記読取通信手段より送信された前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報に基づいて前記消火器の消火薬剤の交換を管理する管理手段と、を有することを特徴とする消火器個体管理システム。 - 前記第1の識別子は、前記消火器に充填された消火薬剤の種類を表し、前記第2の識別子は、前記交換用消火薬剤の容器に充填された消火薬剤の種類を表すことを特徴とする請求項6に記載の消火器個体管理システム。
- 前記第1の識別子と前記第2の識別子とが異なる場合、前記消火器の消火薬剤を交換する交換作業者へアラームを通知することを特徴とする請求項7に記載の消火器個体管理システム。
- 消火器の消火薬剤の交換を管理する消火器個体管理方法であって、
読取通信手段により、管理対象の前記消火器に取り付けられた第1の識別子を読み取る工程と、
前記読取通信手段により、前記消火器の交換用消火薬剤を収納した容器に取り付けられた第2の識別子を読み取る工程と、
管理手段により、前記読取通信手段により読み取られた前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報が同じか否かを判断する工程と、
前記第1の識別子及び前記第2の識別子の情報が同じでない場合、アラームを通知する工程と、を有することを特徴とする消火器個体管理方法。 - 管理対象の物体に一対の識別子を取付け、その識別子にそれぞれ記録された情報を読取装置で読取り、前記管理対象の物体の状態を物体管理システムにより管理する物体管理方法であって、
前記物体管理システムが、
前記読取装置で読取った前記一対の識別子の情報を受信し、その受信した一対の情報が予め定めた対の関係を備えているかを判定するステップと、
前記一対の情報を受信し、その情報が対の関係となっている場合には、前記一対の識別子を取付けた物体は正常な状態であり、対の関係を備えていない場合には当該識別子を取付けた物体は異常状態であると判定するステップとを実行し、管理対象の物体を管理することを特徴とする物体管理方法。
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2018
- 2018-03-07 JP JP2018040592A patent/JP2019159371A/ja active Pending
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