JP2019158989A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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雄太 田口
Yuta Taguchi
雄太 田口
康 江尻
Yasushi Ejiri
康 江尻
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Abstract

【課題】遮光壁やスペースを設けなくても、外光が表示器に入射することを防ぐHUD装置を提供する。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置は、液晶ディスプレイと、第1ミラーと、駆動部と、制御部と、照度検出部と、を備える。液晶ディスプレイは、表示画像を出射方向に出射する面を有する。第1ミラーは、表示画像を反射する。駆動部は、第1ミラーを回動させる。制御部は、照度検出部が検出した照度が所定の閾値以上の場合、駆動部を駆動させる。照度検出部は、液晶ディスプレイの表示画像を出射する面に対し、出射方向の反対側に配置され、第1ミラーが外光を反射し液晶ディスプレイ内に入射した入射光の照度を検出する。【選択図】図4

Description

本開示は、液晶ディスプレイに入射する外光の照度に応じてミラーの角度を制御するヘッドアップディスプレイ(HUD)装置に関する。
一般的に、HUD装置は、液晶ディスプレイなどの表示器から表示画像を出射し、ミラーで反射した表示画像をコンバイナまたは車両のフロントガラスに投影することで表示画像の虚像を表示する。
しかし、HUD装置の筐体内に外光が入射すると、ミラーが外光を反射し、反射した光が表示器内に入射する。外光が表示器に照射すると、表示器が表示画像を表示できなくなる可能性がある。これに対して、照度検出部をHUD装置の筐体の開口部分に設置することで外光の照度を検出し、照度が閾値以上の場合は、筐体下部に立設した遮光壁へ向けてミラーが外光を反射させる装置が開示されている(特許文献1)。遮光壁を設けない装置であれば、入射する外光を筐体下部に向けて反射する位置までミラーを回動させることで、表示器へ外光が入射することを防止できる。
特開2005−331624号公報
特許文献1では、HUD装置の筐体の開口部分に照度検出部を設置しているが、表示器に照射する外光を正確に把握することは難しい。そのため、遮光壁を設置したり、入射する外光を筐体下部に向けて反射する位置までミラーを回動させるためのスペースを設けたりする必要があった。
本開示は、遮光壁やミラーを回動させるスペースを設けなくても、外光が表示器に入射することを防ぐHUD装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るHUD装置は、液晶ディスプレイと、第1ミラーと、駆動部と、制御部と、照度検出部と、を備える。液晶ディスプレイは、表示画像を出射方向に出射する面を有する。第1ミラーは、表示画像を反射する。駆動部は、第1ミラーを回動させる。制御部は、照度検出部が検出した照度が所定の閾値以上の場合、駆動部を駆動させる。照度検出部は、液晶ディスプレイの表示画像を出射する面に対し、出射方向の反対側に配置され、第1ミラーが外光を反射し液晶ディスプレイ内に入射する入射光の照度を検出する。
本開示に係るHUD装置は、表示器に入射する入射光のコントロールを精度良く行うことで外光が表示器に入射する入射光を少なくすることができ、かつ、筐体を小型化できる。
車室内に設置された本実施の形態に係るHUD装置を示す図 本実施の形態に係るHUD装置の通常動作時を示す透視側面図 本実施の形態に係るHUD装置を示す斜視図 本実施の形態に係るHUD装置に外光が入射することを示す断面図 図4に示すHUD装置における基板に配置された光源と照度検出部を示す正面図および側面図 図4に示すHUD装置の第1ミラーの回動を示す断面図 図4に示すHUD装置を示すブロック図 本実施の形態に係るHUD装置の動作を示すフローチャート 本実施の形態に係るHUD装置のミラーの駆動角度を示す断面図 比較例に係るHUD装置のミラーの駆動角度を示す断面図 図9Aおよび図9Bに示すHUD装置の収容部を比較する断面図
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態を詳しく説明する。なお、図中同一または略同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する場合がある。
[1.構成]
図1は、車室内に設置された本実施の形態に係るHUD装置10を示す図である。
車両1のインストルメントパネル11にHUD装置10が設置されている。HUD装置10は、フロントガラス12に表示画像13を投影する。ここでは、HUD装置10は、ハンドル14のある運転席の前方に設置されている。
図2は、HUD装置10の通常動作時を示す透視側面図である。図3は、HUD装置10を示す斜視図である。図4は、図3のA−A´線におけるHUD装置10の構成を示す断面図である。以下、図2、図4を参照して、HUD装置10の構成を詳細に説明する。
HUD装置10は、液晶ディスプレイ21と、第1ミラー22と、第2ミラー23と、透明部材24と、ミラーホルダ31と、駆動部32と、照度検出部36と、これらを収容した筐体25とを有する。
液晶ディスプレイ21は、表示画像13を出射方向26に出射する。図2において、出射方向26とは液晶ディスプレイ21が表示画像13を第2ミラー23に向けて出射する方向である。また、ここで、「出射」とは、光または画像を、光源または面から放つことを指す。
図4に示すように液晶ディスプレイ21は、表示部33と、基板34と、光源35とを備える。
表示部33は、出射面37を備える。表示部33は、たとえば偏光部材を貼着した液晶パネルであり、光源35により発せられた光を部分的に遮ったり透過させたりすることによって、表示画像13を出射方向26に出射する。出射面37は、表示画像13を出射方向26に出射する面であり、表示部33の表面である。表示部33は、たとえば、1.8インチの液晶パネルや液晶モジュールである。
基板34は、平面形状を有し液晶ディスプレイ21の出射面37の反対側に配置され、表示部33と対向する。光源35は、基板34上に配置される。光源35は、例えばLEDを含み、表示部33に光を照射する。
第2ミラー23は、液晶ディスプレイ21が出射する表示画像13を第1ミラー22に向けて反射する凸面鏡である。第2ミラー23を凸面鏡にすることで、液晶ディスプレイ21から出射された表示画像13を拡大できる。これにより、第2ミラー23と第1ミラー22との間の距離を短くすることができるため、HUD装置10の筐体25を小型化することができる。
第1ミラー22は、第2ミラー23が反射した表示画像13を反射する。第1ミラー22は、後述するHUD装置10の筐体25の開口部から筐体25外へ出射する凹面鏡である。第1ミラー22が反射した表示画像13は、透明部材24を通って車両1のフロントガラス12に投影され、ユーザ2が視認する虚像が結像される。第1ミラー22を凹面鏡にすることで、凸面鏡で拡大された表示画像13を集光してフロントガラス12に投影し、ユーザ2が視認可能な範囲に虚像を結像することができる。これにより、ユーザ2が表示画像13をより視認しやすくすることができる。
HUD装置10の筐体25は開口部を有し、透明部材24はこの開口部を覆い、HUD装置10の内部への異物混入を防ぐ。透明部材24は、第1ミラー22が反射した表示画像13を透過させる。また、透明部材24は、ユーザ2が運転中に、外光が透明部材24に反射してユーザ2の目に入ることを防ぐために曲面形状となっている。
ミラーホルダ31は、第1ミラー22を保持する機構である。ミラーホルダ31は、駆動部32によって、第1ミラー22と共に回動する。
駆動部32は、第1ミラー22とともにミラーホルダ31を回動させる。また、HUD装置10の通常動作時には、駆動部32が第1ミラー22を回動させることで、表示画像13の表示位置を変えることができる。駆動部32は、例えばモータやアクチュエータである。
照度検出部36は、液晶ディスプレイ21内に入射する入射光4の照度を検出する。照度検出部36は、例えば、Siフォトダイオードが受光素子として使用され、受光素子に入射した光を電流に変換して明るさを検知する。HUD装置10の筐体25内に入射した外光3は、第1ミラー22に反射される。第1ミラー22が反射した外光3は第2ミラー23に反射される。第2ミラー23が反射した外光3は、表示部33の出射面37から液晶ディスプレイ21内に入射する。入射光4は、外光3が出射面37から入射し、表示部33内で分散された光である。照度検出部36は、出射面37に対し、出射方向26の反対側に配置されることで、入射光4を検出する。すなわち、外光3が出射面37に当たると、入射光4によって液晶ディスプレイ21内が一様に明るくなり、照度検出部36が検出する照度は大きくなる。照度検出部36は、光源35が配置された基板34上に配置されている。
図5は、基板34に配置された光源35と照度検出部36を示す正面図および側面図である。左側が正面図、右側が側面図を示している。
光源35および照度検出部36は、基板34の一方の面に配置される。基板34において、光源35および照度検出部36が配置される面の裏面は、図4において液晶ディスプレイ21の底面に接する面である。光源35は、基板34上に1列で配置され、照度検出部36は、基板34上の光源35の列の上部に配置される。光源35は、例えばLED(発光ダイオード)である。また、ここでは照度検出部36は、基板34上の光源35の列の上部に配置されているが、この場所は一例であり、これに限定されず、光源35の列の下部または、それ以外の基板34上の光源35が配置されない場所であって、光源35の発する光の影響を受けない位置に配置されてもよい。
図6は、HUD装置10の第1ミラー22の回動を示す断面図である。以下、図4、6を参照して、照度に応じた第1ミラー22の駆動について説明する。
図6は、HUD装置10に入射した外光3が第2ミラー23で反射した後に、出射面37から外れた位置に向かうことを示す。図6において、位置22Aおよび位置31Aは、図4に示す第1ミラー22およびミラーホルダ31が左回転の終端に位置するときの位置である。位置22Bおよび位置31Bは、第1ミラー22およびミラーホルダ31が右回転の終端に位置するときの位置である。第1ミラー22は、位置22Aと位置22Bの間で回動する。
第1ミラー22に実線で示した外光3L1が入射した場合に、第1ミラー22を位置22Aまで回動させると、第1ミラー22から第2ミラー23へ、同じく第2ミラー23から液晶ディスプレイ21に向かう実線の矢印で示すように外光3L1が反射される。また、第1ミラー22に点線で示した外光3L2が入射した場合に、第1ミラー22を位置22Bまで回動させると、第1ミラー22から第2ミラー23へ、同じく第2ミラー23から液晶ディスプレイ21に向かう点線の矢印で示すように外光3L2が反射される。外光3のうち、外光3L1は、透明部材24とのなす角度が最も大きく、外光3L2は、透明部材24とのなす角度が最も小さい。外光3L1は、表示部33における筐体25の開口部から遠い端部に反射させ、外光3L2は、表示部33における筐体25の開口部に近い端部に反射させる。これにより、どのような角度から第1ミラー22に外光3が入射しても、外光3が液晶ディスプレイ21に入射することを防ぐことができる。第1ミラー22は、例えば、液晶ディスプレイ21の縦幅Hが20mmの場合には、通常動作時に表示画像13を表示する位置から駆動部32を中心に約5°の範囲で回動することで、第1ミラー22を位置22Aから位置22Bまでの範囲で移動することができる。
図7は、HUD装置10の構成を示すブロック図である。
CAN20は、車載LANであるCAN(Controller Area Network)バスである。CAN20は、例えば車両1のスピードなどの表示部33に表示する情報を示す信号、イグニッションのON/OFF状態を示す信号を制御部61に出力する。
電源30は、車両1に搭載されているバッテリである。電源30は、HUD装置10が動作するための電力を供給している。
次にHUD装置10の構成について詳細に説明する。HUD装置10は、駆動部32と、表示部33と、光源35と、照度検出部36と、制御部61とを備える。
制御部61は、CAN20から表示部33に表示する情報を受け取り、表示部33に出力する。また、制御部61は、通常動作時には、照度検出部36が検出した外の明るさに応じて光源35の光の強さを制御する。
制御部61は、CAN20からイグニッションOFFである信号を受け取った場合には、照度検出部36が検出した外光の照度に応じて、駆動部32を回動させるように制御する。制御部61は、CAN20からイグニッションOFFであることを検出しない場合には、照度検出部36に照度検出を行わないよう制御するとしてもよい。制御部61は、図4および図6において、駆動部32と表示部33と光源35と照度検出部36と電気的に接続される場所に配置されていればよく、HUD装置10の筐体25の内側でも外側でもよい。
[2.動作]
図8は、HUD装置10の動作を示すフローチャートである。以下、図8に加え、図4、図6、図7も参照しながらHUD装置10の動作手順を説明する。
まず、ステップS10において、制御部61は、CAN20からイグニッションの状態を検出する。
次に、ステップS20において、制御部61は、イグニッションがONかOFFかを判断する。制御部61が、イグニッションがOFFだと判断した場合は(ステップS20でYes)、処理はステップS40へ進む。制御部61が、イグニッションがONだと判断した場合は(ステップS20でNo)、処理はステップS30へ進み、ステップS30において、制御部61は、表示部33に表示画像13を表示させる。
ステップS20において、制御部61が、イグニッションがOFFだと判断した場合は、ステップS40において、照度検出部36が外光3を検出する。具体的には、照度検出部36は、外光3が出射面37から液晶ディスプレイ21に入射した入射光4を検出する。これにより、外光3がHUD装置10内に長時間入射する可能性の高い駐車中の入射光4の検出を、より精度良く行うことができる。ステップS40では、制御部61が、照度検出部36から液晶ディスプレイ21内の入射する外光3、すなわち入射光4の照度の取得を開始する、としてもよい。
ステップS50では、制御部61は、ステップS40において検出した照度が、所定の閾値R以上であるか否かを判断する。制御部61が、検出した照度が、所定の閾値R以上であると判断した場合は(ステップS50でYes)、処理はステップS60へ進み、制御部61が検出した照度が、所定の閾値R未満であると判断した場合は(ステップS50でNo)、処理はステップS10へ進む。
ステップS60において、制御部61は駆動部32を回動させる。制御部61は、照度検出部36が検出する照度が所定の閾値R未満になるまで、ステップS40から60までを繰り返し、液晶ディスプレイ21内に入射する外光3が少なくなる位置に第1ミラー22を回動させる。すなわち、制御部61は、照度検出部36が検出する照度が所定の閾値R以上である間は、第1ミラー22を位置22Aと位置22Bの範囲で回動させ続け、照度が所定の閾値R未満になった位置で回動を止める。これにより、外光3のHUD装置10への入射角度に関係なく、液晶ディスプレイ21内に入射する入射光4の照度を検出し、液晶ディスプレイ21が表示画像13を表示できなくなることを防ぐことができる。
図9Aは、HUD装置10の第1ミラー22の駆動角度を示す断面図、図9Bは、比較例に係るHUD装置の第1ミラー122の駆動角度を示す断面図である。図9Bにおける、液晶ディスプレイ121、第1ミラー122の位置122A、位置122B、第2ミラー123、透明部材124、ミラーホルダ131の位置131A、位置131B、駆動部132、表示部133、基板134、光源135、出射面137は、それぞれ、図9Aにおける、液晶ディスプレイ21、第1ミラー22の位置22A、位置22B、第2ミラー23、透明部材24、ミラーホルダ31の位置31A、位置31B、駆動部32、表示部33、基板34、光源35、出射面37に対応する。ただし、比較例においては、車両のイグニッションがOFFの場合には、第1ミラー122は常に位置122Bに位置する。
図9Bに示す、比較例に係るHUD装置では、外光103L1および外光103L2がHUD装置に入射した場合に外光103が液晶ディスプレイ121内に入射しない所定の位置として、実線の第1ミラー122およびミラーホルダ131を、位置122Bおよび位置131Bまで駆動させる。外光103のうち、外光103L1は、透明部材124とのなす角度が最も大きく、外光103L2は、透明部材124とのなす角度が最も小さい。第1ミラー122は、位置122Bの場合、外光103L1および外光103L2を筐体125の内面へ反射させる。すなわち、位置122Bおよび位置131Bは、外光103がどのような角度から入射しても第1ミラー122が反射した外光103を筐体125の内面へ反射させるため、外光103が第2ミラー123に入射しない位置である。このとき、位置131Aにおけるミラーホルダ131の裏面と位置131Bにおけるミラーホルダ131の裏面とがなす角度を駆動角度βで示しており、角度βが第1ミラー122およびミラーホルダ131の回動範囲である。
図9Aに示すHUD装置10では、外光3が液晶ディスプレイ21に入射した場合に、照度検出部36が検出した照度に応じて、第1ミラー22およびミラーホルダ31を回動させる。このとき、位置31Aにおけるミラーホルダ31の裏面と位置31Bにおけるミラーホルダ31の裏面とがなす角度を駆動角度αで示している。角度αが第1ミラー22およびミラーホルダ31の回動範囲である。ここで、駆動角度はα<βである。すなわち、駐車時に回動させた第1ミラー22の位置から、HUD装置10を起動させた通常動作時の位置に第1ミラー22を回動させる範囲が小さい。そのため、HUD装置10の起動時間を短縮することができる。
図10は、図9AのHUD装置10を範囲801で抜き出した図と、図9BのHUD装置を範囲901で抜き出した図とを、重ねて示している。すなわち、図10は、本実施の形態および比較例に係るHUD装置の収容部を比較する断面図である。
収容部91は、HUD装置10の筐体25の一部であり、第1ミラー22が回動する範囲を収容する。また、収容部191は、比較例に係るHUD装置の筐体の一部であり、第1ミラー122が回動する範囲を収容する。
スペース6は、収容部91と収容部191とを重ねて示した場合の、収容部91と収容部191との差である。HUD装置10では、第1ミラー22が反射した外光3が液晶ディスプレイ21内に入射しないために設定する所定の位置が無く、照度検出部36が検出した照度に応じて回動範囲内で第1ミラー22を回動させる。これにより、収容部91は収容部191よりも小さく設定でき、HUD装置全体を小型化することができる。装置全体が小型になることで、装置の軽量化が可能である。さらに、HUD装置10を車両に搭載した際には、HUD装置10が占めるスペースを削減し、他の装置を搭載するためのスペースを確保することができる。
(他の実施の形態)
以上、本開示に係るHUD装置を説明したが、本開示は上記実施の形態に限られない。
上記実施の形態では、HUD装置10は、表示画像13を反射する第1ミラー22と第2ミラー23という2枚のミラーを備える。これにより、2枚のミラーで表示画像13を拡大することにより光路を短く設定できるため、装置を小型化できるという利点がある。また、ミラーが1枚の場合に比べて、インストルメントパネルにおけるHUD装置10を設置するスペースの形状に合わせて光路を設定できるため、装置の設計の自由度が上がるという利点もある。他の実施の形態では、HUD装置10は、表示画像13を反射するミラーとして第1ミラー22のみを備え、その他の構成、動作は上記実施の形態と同様である。表示画像13を反射するミラーとして第1ミラー22のみを備えることで、構成が簡単になるため、より動作不具合を起こしにくくすることができる。
また、上記実施の形態で説明したHUD装置10において、表示画像13を反射するミラーが3枚以上であってもよい。
上記実施の形態で説明したHUD装置10において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部又は全部は、コンピュータプログラムにより実現されるものであってもよい。また、上記実施の形態の各処理を専用回路により実現してもよいし、ソフトウエア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む)により汎用のハードウエアを動作させて実現してもよい。更に、ソフトウエア及び汎用のハードウエアの組み合わせと、専用回路との混在処理により実現しても良い。
また、上記実施の形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施の形態の記載に制限されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができる。
HUD装置10で実行される処理方法と、同じ処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本開示の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリを挙げることができる。コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されてもよい。
本開示の一態様に係るHUD装置10は、液晶ディスプレイ21と、第1ミラー22と、駆動部32と、制御部61と、照度検出部36と、を備える。液晶ディスプレイ21は、表示画像13を出射方向26に出射する出射面37を有する。第1ミラー22は、表示画像13を反射する。駆動部32は、第1ミラー22を回動させる。制御部61は、照度検出部36が検出した照度が所定の閾値R以上の場合、駆動部32を駆動させる。照度検出部36は、液晶ディスプレイ21の表示画像13を出射する出射面37に対し、出射方向26の反対側に配置され、第1ミラー22が外光3を反射し液晶ディスプレイ21内に入射した入射光4の照度を検出する。
液晶ディスプレイ21に照射する外光3は、HUD装置10に入射するときにはさまざまな角度から入射する。照度検出部36を液晶ディスプレイ21が表示画像13を出射する出射面37に対し、出射方向26の反対側に配置することで、遮光壁やスペースを設けることなく、様々な角度から入射する外光3が液晶ディスプレイ21に入射することを防ぐことができる。外光3が液晶ディスプレイ21に入射した入射光4を検出できるので、液晶ディスプレイ21が表示画像13を表示できなくなることを防ぐことができる。
上記態様において、例えば、制御部61は、車両1のイグニッションの状態をさらに検出し、イグニッションがOFFであることを検出し、かつ、照度検出部36が検出した照度が所定の閾値R以上の場合、駆動部32を駆動させるとしてもよい。
駐車中は外光3がHUD装置10内に長時間入射する可能性がある。イグニッションがOFFである、すなわち車両1が駐車中である場合に入射光4の検出をより精度良く行うことができる。また、イグニッションがONの場合には駆動部32を駆動させないため、HUD装置10を動作させるために消費するエネルギーを削減できる。
上記態様において、例えば、HUD装置10は、筐体25と、第2ミラー23と、をさらに備える。筐体25は、開放された開口部を有し、液晶ディスプレイ21と第1ミラー22と照度検出部36とを収容する。第2ミラー23は、筐体25に収容され液晶ディスプレイ21が出射する表示画像13を第1ミラー22に向けて反射する。第1ミラー22は、第2ミラー23が反射した表示画像13を反射して開口部から筐体25外へ出射するとしてもよい。ミラーが複数ある場合には、通常動作時に表示画像13を筐体25外へ出射する第1ミラー22に駆動部32が取り付けられ表示位置を調節する。外光3の液晶ディスプレイ21への入射の回避も第1ミラー22を駆動させることで、新たな構成を加えることなく実現できる。
上記態様において、例えば、第1ミラー22は凹面鏡であり、第2ミラー23は凸面鏡であるとしてもよい。
第1ミラー22を凹面鏡にすることで、表示画像13を集光してフロントガラス12に投影し、ユーザ2が視認可能な範囲に虚像を結像することができる。これにより、ユーザ2が表示画像13をより視認しやすくすることができる。また、第2ミラー23を凸面鏡にすることで、液晶ディスプレイ21から出射された表示画像13を拡大できる。これにより、第2ミラー23と第1ミラー22との間の距離を短くすることができるため、HUD装置10の筐体25を小型化することができる。
上記態様において、例えば、第1ミラー22が反射した表示画像13を車両1のフロントガラス12に投影し虚像を結像させる構成としてもよい。表示画像13をフロントガラスに投影し虚像を結像させるHUD装置10は、筐体25内に外光3が入射しやすい。従って、HUD装置10が、外光3の入射しやすい構成の場合に、精度良く入射光4の検出を行うことができる。
本開示は、たとえば、車両において照度検出部が検出した照度に応じて、液晶ディスプレイに外光が入射しないようミラーを回動させるHUD装置に適用可能である。
1 車両
2 ユーザ
3,103,3L1,3L2,103L1,103L2 外光
4 入射光
6 スペース
10 ヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)
11 インストルメントパネル
12 フロントガラス
13 表示画像
14 ハンドル
20 CAN
21,121 液晶ディスプレイ
22,122 第1ミラー
22A,22B,122A,122B 位置
23,123 第2ミラー
24,124 透明部材
25,125 筐体
26 出射方向
30 電源
31,131 ミラーホルダ
31A,31B,131A,131B 位置
32,132 駆動部
33,133 表示部
34,134 基板
35,135 光源
36 照度検出部
37,137 出射面
61 制御部
801,901 範囲
91,191 収容部
H 縦幅
α,β 駆動角度

Claims (5)

  1. 表示画像を出射方向に出射する面を有する液晶ディスプレイと、
    前記表示画像を反射する第1ミラーと、
    前記第1ミラーを回動させる駆動部と、
    前記駆動部を駆動させる制御部と、
    照度検出部と、を備え、
    前記照度検出部は、
    前記液晶ディスプレイの前記表示画像を出射する前記面に対し、前記出射方向の反対側に配置され、前記第1ミラーが外光を反射し前記液晶ディスプレイ内に入射した入射光の照度を検出し、
    前記制御部は、
    前記照度検出部が検出した前記照度が所定の閾値以上の場合、前記駆動部を駆動させる、
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記制御部は、
    車両のイグニッションの状態をさらに検出し、
    前記イグニッションがOFFであることを検出し、かつ、前記照度検出部が検出した前記照度が前記所定の閾値以上の場合、前記駆動部を駆動させる、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 開放された開口部を有し、前記液晶ディスプレイと前記第1ミラーと前記照度検出部とを収容した筐体と、
    前記筐体に収容され前記液晶ディスプレイが出射する前記表示画像を前記第1ミラーに向けて反射する第2ミラーと、をさらに備え、
    前記第1ミラーは、前記第2ミラーが反射した前記表示画像を反射して前記開口部から前記筐体外へ出射する、
    請求項1または2に記載のヘッドアップディスプレイ装置
  4. 前記第1ミラーは凹面鏡であり、前記第2ミラーは凸面鏡である、
    請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記第1ミラーが反射した前記表示画像を車両のフロントガラスに投影し虚像を結像させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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