JP2019158377A - Acmセンサを用いた腐食速度測定方法 - Google Patents

Acmセンサを用いた腐食速度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】酸化膜を電解により除去して初期からの出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることを可能とするACMセンサを用いた腐食速度測定方法を提供する。【解決手段】腐食電流を測定するためのACMセンサを用いて腐食速度を測定する方法であって、ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、電流出力の感度向上と安定化を可能にする。【選択図】図4

Description

この発明は、大気環境中に曝される構造物の大気腐食をモニタリングするACMセンサを用いた腐食速度測定方法に関する。
長期間にわたって自然環境に曝される構造物、例えば橋梁、標識、街灯、水門、送電鉄塔、船舶・自動車および樋門などは、大気に存在する水分、酸素、腐食性ガスおよび塩類などの要因により腐食が進行するため、定期的に腐食状況を点検し、所定の耐久性を維持させる必要がある。そこで、構造物の腐食状況を把握するために、構造物の腐食環境性を測定する腐食測定装置が開発されている。
例えば、特許文献1には、絶縁部を介して二つの異種金属を配置し、大気中に存在する水分で両金属間が連結されたことに起因して流れる電流値を測定する、いわゆるガルバニック対を利用したACMセンサ(Atmospheric Corrosion Monitor)が提案されている。このACMセンサは、例えば、炭素鋼板を切り出してアノードとし、このアノード上に絶縁部を介してカソードを塗布することにより形成されている。このACMセンサは、ガルバニックカップルの間に水分が付着し、これによりアノードとカソードとの間に流れる電流を測定することで、構造物の腐食環境性を高精度に測定することができる。
また、例えば、非特許文献1には、「大気腐食はどこまでわかってきたかACMセンサを利用して」として、ACMセンサの原理及びACMセンサの実用化あるいは同センサによる種々の大気環境の腐食性評価法についての開示がある。
特に、従来のACMセンサは、アノードである基板表面の酸化膜(不働態皮膜)の影響を受け初期の感度が低く安定的ではなかった。そのため、従来技術としてACMセンサを酸で洗浄して酸化膜を除去する方法(特許文献2、特許文献3)やACMセンサを塩水に浸して酸化膜を除去する方法(特許文献4)がある。
特開2011−33470号公報 特開2013−134111号公報 特開2013−134094号公報 特開2014−238291号公報
独立法人 物質・材料研究機構 http://www.nims.go.jp/corrosion/ACM/cr.htm 「大気腐食はどこまでわかってきたかACMセンサを利用して」
このように、従来のACMセンサを酸で洗浄して酸化膜を除去する方法やACMセンサを塩水に浸して酸化膜を除去する方法では、ACMセンサが酸などによる腐食やNaClやMgCl2などの塩付着量を測定するセンサであり、これらの方法による酸や塩をセンサ表面から完全に除去するのは困難である。また、酸や塩水による酸化膜除去は、溶液の温度などによって効果が異なるので、定量的に除去するのが難しいなどの問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、酸化膜を電解により除去して初期からの出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることが可能なACMセンサを用いた腐食速度測定方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、アノードと、カソードとを有し、前記アノードと前記カソードとの間の電流を測定するためのACMセンサを用いて腐食速度を測定する方法であって、
前記ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、
前記アノードと前記カソードとの間の電流出力の感度向上と安定化を可能にすることを特徴とするACMセンサを用いた腐食速度測定方法である。
請求項2に記載の発明は、前記アノードの表面の酸化膜を定電流電解により溶解して除去することを特徴とする請求項1に記載のACMセンサを用いた腐食速度測定方法である。
請求項3に記載の発明は、前記アノードの表面の酸化膜を定電位電解により溶解して除去することを特徴とする請求項1に記載のACMセンサを用いた腐食速度測定方法である。
請求項4に記載の発明は、前記定電流電解または前記定電位電解により前記アノードと前記カソードに流れるクーロン量を測定することで定量的に酸化膜を除去することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のACMセンサを用いた腐食速度測定方法である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1乃至請求項4に記載の発明では、ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、アノードとカソードとの間の電流出力の感度向上と安定化を可能にすることで、初期からの出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることが可能である。
環境モニタリング装置の平面図である。 第1の実施の形態の環境モニタリング装置を示す図である アノードの表面に形成された酸化膜を電解による除去を示す図である。 酸化膜を除去する装置を示す図である。 酸化膜を除去したACMセンサの出力を比較した図である。 環境モニタリング装置の動作を示す図である。 データロガーの処理を示す図である。 鉄の腐食速度と腐食測定装置の出力の日平均電気量(Q)の関係を示す図である。
以下、この発明のACMセンサを用いた腐食速度測定方法の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
(環境モニタリング装置の構成)
この発明のACMセンサを用いた腐食速度測定方法は、環境モニタリング装置を用いて実施されるから、まず、環境モニタリング装置を、図1及び図2に基づいて説明する。図1は環境モニタリング装置の平面図、図2は環境モニタリング装置の断面図である。
この環境モニタリング装置10は、ACMセンサ1と、ACMセンサ1にリード線11a,11bを介して接続してアノード2とカソード3との間の電流を測定する電流計12と、データロガー13を備え、測定した電流に基づき環境モニタリングを得る。電流計12は、無抵抗電流計であり、測定した電流値をデータロガー13に送信する。
このACMセンサ1は、アノード2と、カソード3とを有し、アノード2とカソード3との間の電流を測定するためのセンサであり、アノード2とカソード3との間に絶縁層4を介在させた。
アノード2は、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、銅板などが用いられ、メッキ、合金であってもよい。カソード3は、銀(Ag)ないしはカーボン(C)を樹脂ペーストによって成形したものである。例えば、絶縁層4の表面にカソード3を、導電性ペーストをスクリーン印刷して熱硬化させて成形する。
(ACMセンサを用いた腐食速度測定方法の構成)
この実施の形態のACMセンサを用いた腐食速度測定方法を、図3に基づいて説明する。図3はアノードの表面に形成された酸化膜を電解による除去を示す図である。
このACMセンサ1は、自己腐食型のセンサであり、アノード2を構成する基板である炭素鋼板の腐食により酸化膜2aが生じることで、腐食が抑制され、絶縁層の剥離が生じ、センサ性能を維持できない(図3(a))。
この実施の形態は、ACMセンサの大気中への暴露に先立って、あるいは大気中への暴露後に、ACMセンサ1のアノード2の表面に形成された酸化膜2aを電解により除去し、アノード2とカソード3との間の電流出力の感度向上と安定化を可能にする(図3(b))。このACMセンサ1を用いた腐食速度測定方法は、アノード2の表面に形成された酸化膜2aを電解により除去し、アノード2とカソード3との間の電流出力の感度向上と安定化を可能にすることで、ACMセンサ1の初期からの出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることが可能である。
このACMセンサ1のアノード2の表面に形成された酸化膜2aの電解による除去は、アノード2の表面の酸化膜2aを定電流電解により溶解して除去する。また、アノード2の表面の酸化膜2aを定電位電解により溶解して除去する。
また、定電流電解または定電位電解によりアノード2とカソード3に流れるクーロン量を測定することで定量的に酸化膜2aを除去することができる。
即ち、酸化膜2aの電解による除去は、例えば、ポテンショスタット、ガルバノスタットなどの定電位または定電流の電解装置を用いて電位、電流を制御して定量的に酸化膜を除去する。また、電池などの電源を用いて電位を制御する方法やで電源と抵抗を直列に接続して電流を制御する方法でもよい。
酸化膜除去で用いる電解液は、酸や塩水など腐食に関与する電解液を使用しないことが望ましいが、中和や洗浄で基板表面からこれらの物質を除去することができればこの方法に限らない。
酸や塩水による酸化膜除去では、腐食に関与する酸や塩をセンサ表面から完全に除去するのは困難であるので、腐食に関与しにくい電解液を使用する。電解液は塩化物を含まない中性塩やアルカリが望ましいが、アノードの基板表面から腐食に関与する物質を除去することができればこの方法に限らない。
酸や塩水による酸化膜除去では、溶液の温度による効果の違いや酸化膜除去中にpHや塩水の濃度が変化して定量的に酸化膜の除去が困難であるが、定電位または定電流電解装置を使用することで定量的に酸化膜を除去することができる。
(実施形態)
ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜の除去を、図4及び図5に基づいて説明する。図4は酸化膜を除去する装置を示す図、図5は酸化膜を除去したACMセンサの出力を示す図である。
定電位または定電流の電解装置としてポテンショ/ガルバノスタットを用いた。電解液は、KNO3,Na2SO4などの中性塩を用いた。
ACMセンサの基板であるアノード(Feなど)を試料極とし、カソード(Agなど)を対極として2極式に電解装置に接続する。
(定電流電解の場合)
定電流電解の場合は、酸化膜を除去する電流は、1mAで、電流を流す時間は3分以上が望ましい。1分以下では酸化膜を除去する能力が不足する。
(定電位電解の場合)
定電位電解の場合は、DC1.5Vの電池を用いた場合、1%NaCl水溶液では、抵抗2kΩ以上3kΩ以下を直列に接続して3分以上通電し、水道水では抵抗1.5kΩ以上2kΩ以下を直列に接続して3分以上通電するのが望ましい。
(評価)
ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、アノードとカソードとの間の電流出力の感度向上と安定化することで、センサ初期出力の 早期安定が確認された。図5は酸化膜を除去したACMセンサの出力を示す図であり、実施例と比較例1,2の試験結果である。
黒丸は、実施例の方式である。
黒四角は、比較例1を示し、導線で短絡されたACMセンサを所定濃度の塩水に浸して、ACMセンサの基板と導電膜の表面に形成された酸化膜を除去し、塩水をACMセンサの表面から除去する方式である(特開2014−238291)。
黒三角は、比較例2を示し、ACMセンサの基板表面を酸で洗浄し、酸化皮膜を除去する方式である(特開2013−134111、特開2013−134094)。
実施例は、ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、アノードとカソードとの間の電流出力の感度向上と安定化を可能にすることで、比較例1及び比較例2と比較し、初期からのセンサ出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることができた。
[腐食測定]
この実施の形態の環境モニタリング装置は、環境モニタリングとして腐食測定を行うことができ、この測定を、図6乃至図8に基づいて説明する。図6は環境モニタリング装置の動作を示す図、図7はデータロガーの処理を示す図、図8は鉄の腐食速度と腐食測定装置の出力の日平均電気量(Q)の関係を示す図である。
この環境モニタリング装置10は、長期間にわたって自然環境に曝される構造物、例えば橋梁、標識、街灯、水門および樋門、送電鉄塔、自動車などに設置される。構造物は、大気に存在する水分、酸素、腐食性ガスおよび塩類などの腐食成分と接触して腐食が進行するため、環境モニタリング装置10により構造物周辺の腐食環境性を測定し、構造物の腐食状況を把握するために用いられる。
この環境モニタリング装置10は、2以上のACMセンサ1を設けてもよく、その場合には、それぞれのACMセンサ1にリード線11a,11bを接続し、それぞれのACMセンサ1をリード線11a,11bを介して1の電流計12に接続して電流を測定することもできる。以下、1のみのACMセンサ1を用いた場合について説明するが、2以上のACMセンサ1を用いる場合も同様である。
このACMセンサ1は、環境因子により電気化学的に発生する出力電流値から腐食量を測定(推定)できるセンサであり、アノード2とカソード3間の絶縁抵抗が、例えば10MΩ以上、好ましくは1GΩ以上である。環境モニタリングセンサ1を大気中に暴露すると、例えば降雨や結露などによってアノード2とカソード3間に水膜が形成されてガルバニック電流が流れ、この電流を電流計12によって測定する。電流計12は、無抵抗電流計であり、測定した電流値をデータロガー13に送信する。
発生する電流の値は、水膜が接触するアノード2の腐食速度に比例し、その値の受信にはデータロガー13としてコンピュータ又はマイクロプロセッサを用いる。
以下、データロガー13の動作について説明する。データロガー13は、電流計12から、測定された電流値を受信する。電流値受信の時間間隔は、適宜に設計してよい。電流計12は、電流値を常時出力(測定)しているので、受信(計測)間隔を任意に設定可能である。例えば、10分につき1回とすることができる。
データロガー13は、環境モニタリング装置10またはデータロガー13に設けられたスイッチの操作によって処理を開始する。
電流計12によって、電流値が測定され、データロガー13に送信される。データロガー13は測定値を受信する(ステップ71)。データロガー13は、測定値を腐食量に変換する。
データロガー13は、測定値に異常値があるか否かを判定する(ステップ72)。ここで、異常値であるか否かの判定は、値が電流計12に接続された湿度センサの値と相関があるか、ACMセンサ1では原理上ないマイナスの値かどうかによることができる。
異常値が検出された場合、データロガー13は、警告を行う(ステップ73)。警告は、ディスプレイへの表示、音声の出力、その他適宜な手段で行うことができる。
異常値検出の有無にかかわらず、データロガー13は、測定値を記録する(ステップ74)。この記録は、各種分析に役立てることができる。なお、記録と合わせてディスプレイへの表示を行ってもよい。
データロガー13は、何らかの終了条件が満たされた場合には、処理を終了する(ステップ75)。例えば、ACMセンサ1またはデータロガー13に設けられたスイッチの操作による場合である。ただし、継続的にモニタリングをするため、Noに分岐して継続的な処理を行うことが一般的である。
以上詳細に説明したように、ACMセンサ1は、アノード2とカソード3間に水膜が形成されてガルバニック電流が流れ、この電流を、電流計12によって測定する。電流は、腐食速度と相関関係があるので、大気環境の腐食性のモニタリングをリアルタイムで行うことができる。
大気環境の腐食性のモニタリングは、雨が直接かかる屋外においては、腐食測定装置の出力の大きさと経時変化とから、結露・乾燥・降雨の各期間を検出でき、それらの時間を測定できる。こうして求めたぬれ時間(降雨時間)は、湿度だけでなく付着海塩量にも依存し、「温度0℃以上で湿度80%以上」と気象条件だけで決まるとする国際標準化機構(ISO)方式では求めることができない。
雨が直接かからない環境では、鉄の腐食速度と腐食測定装置の出力の日平均電気量(Q)とには対応関係があり、海塩付着量や湿度条件などの環境条件によらず、日平均電気量(Q)から鉄の腐食速度を推定できる。
このように、環境モニタリング装置10は、ACMセンサ1において得られる環境因子により電気化学的に発生する金属の腐食に基づく出力電流値から腐食量を測定(推定)でき、その出力電流を解析することにより、環境の腐食性を直接、かつ定量的に評価することが可能で、電流は腐食速度と相関関係があるので、大気環境の腐食性をモニタリングすることができる。
ここで、付着海塩量は、所定の海塩を、腐食測定装置に付着させ、出力および相対湿度RHの関係式を示す較正曲線を用いて付着海塩量を推定することができる。較正曲線から求められた式は、相対湿度RHに比例しているので、相対湿度RHは付着海塩量を求めるのに必要となる。
また、鉄の腐食速度と腐食測定装置の出力の日平均電気量(Q)は、図8に示すように、直線関係にある。したがって、日平均電気量(Q)から腐食速度を求めることができる。
この発明は、大気環境中に曝される構造物の大気腐食をモニタリングするACMセンサを用いた腐食速度測定方法に適用でき、酸化膜を電解により除去して初期からの出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることが可能である。
1 ACMセンサ
2 アノード
2a 酸化膜
3 カソード
4 絶縁層
10 環境モニタリング装置
11a,11b リード線
12 電流計
13 データロガー



請求項1に記載の発明は、アノードと、カソードとを有し、前記アノードと前記カソードとの間の電流を測定するためのACMセンサを用いて腐食速度を測定する方法であって、
前記ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、
前記アノードと前記カソードとの間の電流出力は、
初期から安定するまでの時間が26分以上で、
安定出力に対する初期出力が33%以内であり、
電流出力の感度向上と安定化を可能にすることを特徴とするACMセンサを用いた腐食速度測定方法である。
請求項1乃至請求項4に記載の発明では、ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、アノードとカソードとの間の電流出力は、初期から安定するまでの時間が26分以上で、安定出力に対する初期出力が33%以内であり、アノードとカソードとの間の電流出力の感度向上と安定化を可能にすることで、初期からの出力を安定かつ、高精度で再現性を向上させることが可能である。

Claims (4)

  1. アノードと、カソードとを有し、前記アノードと前記カソードとの間の電流を測定するためのACMセンサを用いて腐食速度を測定する方法であって、
    前記ACMセンサのアノードの表面に形成された酸化膜を電解により除去し、
    前記アノードと前記カソードとの間の電流出力の感度向上と安定化を可能にすることを特徴とするACMセンサを用いた腐食速度測定方法。
  2. 前記アノードの表面の酸化膜を定電流電解により溶解して除去することを特徴とする請求項1に記載のACMセンサを用いた腐食速度測定方法。
  3. 前記アノードの表面の酸化膜を定電位電解により溶解して除去することを特徴とする請求項1に記載のACMセンサを用いた腐食速度測定方法。
  4. 前記定電流電解または前記定電位電解により前記アノードと前記カソードに流れるクーロン量を測定することで定量的に酸化膜を除去することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のACMセンサを用いた腐食速度測定方法。





















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