JP2019156454A - ストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを備えたキャップおよびそのキャップを備えた紙製パレット - Google Patents

ストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを備えたキャップおよびそのキャップを備えた紙製パレット Download PDF

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Abstract

【課題】従来のC式段ボールにて製作された下キャップまたは上キャップなどの梱包材と比較して、安価に製造でき、かつ折り畳むことで嵩を小さくし輸送効率を向上させることが可能であるとともに、寸法変化の少ないストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを備えたキャップおよびそのキャップを備えた紙製パレットを提供すること。【解決手段】ストッパ用の紙製シート1において、底面2と、該底面2から上方に突出する第1の側壁3と、前記底面2から右方に突出する第2の側壁4と、該第2の側壁4から上方に突出する該第1の側壁3と該第2の側壁4とを接続するフラップ5とを備え、紙製シート厚みが約1mm〜約3mmである。【選択図】図2

Description

本発明は、パレットを使用する集合包装におけるスリーブ(主に段ボールからなる物品などを収納および保護する側壁から構成される紙製容器)の横ずれを制限することを実現するストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを備えたキャップおよびそのキャップを備えた紙製パレットに関する。
従来のパレットを使用した集合包装では、スリーブの横ずれを制限する方法として、C式段ボールにて製作された下キャップと呼ばれるスリーブを載置する箱をパレット上面に固定し、その内部にスリーブを設置し、スリーブ内部に段ボールケース、紙袋あるいは複数の製品を収納する。さらにスリーブの上部には下キャップと同一形状の上キャップを被せて梱包する方法が用いられている。このようなスリーブを用いた集合包装は、労働人口減少による運搬作業者不足が深刻な今後において、ますます需要が見込まれる。
しかしながら、従来のこのようなC式段ボールにて製作された下キャップおよび上キャップなどの梱包材は、厚みが約8mm〜約15mmと厚く、箱の形を形成するために四隅を鋲(ステープラ)にて固定する必要があったため、この上キャップおよび下キャップを単体で輸送する際には、積み重ねがしづらく嵩が大きくなり輸送効率が悪く、運送費上昇の要因となっていた。また、箱の形に形成された上キャップおよび/または下キャップは、温湿度や水分量などの影響による伸縮で大きく寸法変化が生じるという課題があった。
本発明は、従来のC式段ボールにて製作された下キャップまたは上キャップなどの梱包材と比較して、安価に製造でき、かつ折り畳むことで嵩を小さくし輸送効率を向上させることが可能であるとともに、寸法変化の少ないストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを用いたキャップを提供する。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
底面と、
該底面から上方に突出する第1の側壁と、
該底面から左方に突出する第2の側壁と、
該第2の側壁から上方に突出する該第1の側壁と該第2の側壁とを接続するフラップと
を備えるストッパ用の紙製シートである、紙製シート。
(項目2)
前記第1の側壁と前記第2の側壁との交点から該第1の側壁の辺縁に向かって、ストッパを折り畳み可能な折り畳み誘導線を備える、項目1に記載の紙製シート。
(項目3)
前記第1の側壁と前記第2の側壁との交点に開口を備える、項目1または2に記載の紙製シート。
(項目4)
前記開口は、直径約10mm〜約30mmである、項目3に記載の紙製シート。
(項目5)
項目1〜4のいずれか一項に記載の紙製シートであって、該紙製シートは、第1の隅部、第2の隅部、第3の隅部および第4の隅部を備える略矩形状であり、
前記底面が該第1の隅部を備え、前記第1の側壁が該第2の隅部を備え、前記第2の側壁が該第3の隅部を備え、前記フラップが該第4の隅部を備え、
該第1の隅部、該第2の隅部および該第3の隅部は面取りされている、紙製シート。
(項目6)
前記面取りは、R面取りである、項目5に記載の紙製シート。
(項目7)
前記底面に設けられた前記隅のR面取りの曲率半径は、前記第1の側壁および前記第2の側壁に設けられた該隅のR面取りの曲率半径よりも小さい、項目6に記載の紙製シート。
(項目8)
項目1〜7のいずれか一項に記載の紙製シートが組み立てられて構成されるストッパ。
(項目9)
項目8に記載のストッパを略矩形状の紙製パレット本体の四隅の少なくとも2つの隅部に備えた、紙製パレット。
(項目10)
前記ストッパを前記略矩形状の紙製パレット本体の前記四隅のそれぞれに備えた、項目9に記載の紙製パレット。
(項目11)
立設部と、
該立設部の上端部と下端部との間に設けられた接続部と、
該接続部に接続された水平部と
を備えた、ストッパ。
(項目12)
前記立設部は、前記接続部を支点にして、前記水平部に向けて折り畳み可能なように構成されている、項目11に記載のストッパ。
(項目13)
前記立設部は補強材を含む、項目11または12に記載のストッパ。
(項目14)
第1の領域と、対向する第2の領域と、該第1の領域と第2の領域との間の中間領域とを有する紙製シートを含む請求項11〜13のいずれか一項に記載のストッパであって、該第1の領域と第2の領域とが重ねて固定されることで前記水平部を構成するとともに、該中間領域が前記補強材を囲うように構成されている、ストッパ。
(項目15)
紙製パレット本体と、
該紙製パレット本体の隅部と隅部との間の側面に項目11〜14のいずれか一項に記載のストッパを備えた、紙製パレット。
(項目16)
前記紙製パレット本体の隅部と隅部との間の側面に項目11〜14のいずれか一項に記載のストッパを備えた、項目10に記載の紙製パレット。
(項目17)
項目8に記載のストッパを略矩形状のキャップ本体の四隅の少なくとも2つの隅部に備えた、紙製キャップ。
(項目18)
前記ストッパを前記略矩形状のキャップ本体の前記四隅のそれぞれに備えた、項目17に記載の紙製キャップ。
(項目19)
前記ストッパを2つ有し、前記2つのストッパをそれぞれ前記略矩形状のキャップ本体の両端に備えた、項目17に記載の紙製キャップ。
(項目20)
前記紙製パレット本体上の前記隅部に載置された前記ストッパおよび/または前記T字状のストッパにより固定されるスリーブと、該スリーブの上面に被せる項目17または18に記載の紙製キャップとを備えた、項目9、10、15、16のいずれか一項に記載の紙製パレット。
(項目21)
前記紙製パレット本体上に載置された前記ストッパおよび/またはT字状のストッパにより固定されるスリーブと、項目19に記載の紙製キャップを2つ備え、該2つ備えた紙製キャップは該スリーブの上面の4隅を覆う、項目9、10、15、16のいずれか一項に記載の紙製パレット。
(項目22)
紙製パレット本体と、該紙製パレット本体上に載置されるスリーブと、該スリーブの上面に載置される項目17または18に記載された紙製キャップとを備えた紙製パレット。
(項目23)
前記キャップ本体の表面の大きさと前記紙製パレット本体の表面の大きさが略同一である、項目22に記載の紙製パレット。
(項目24)
項目19に記載の紙製キャップを2つ備え、該2つ備えた紙製キャップをそれぞれ紙製パレット本体表面の両側部に備えた、紙製パレット。
(項目25)
前記紙製キャップに固定されるスリーブと、項目19に記載の紙製キャップを2つ備え、該2つ備えた紙製キャップは該スリーブの上面の4隅を覆う、項目24に記載の紙製パレット。
(項目26)
前記紙製シートは、プラスチック、あるいは布からなる補強材を含む、項目1〜7のいずれか一項に記載の紙製シート。
(項目27)
紙製シート本体に対して第1の罫線を形成する工程と、
該第1の罫線と直交する第2の罫線を形成する工程と、
該第2の罫線上の2つの端点のいずれか一方から該第1の罫線と該第2の罫線との交点までスリットを形成する工程と、
を含む、ストッパ用の紙製シートの製造方法。
(項目28)
前記第1の側壁と前記第2の側壁との交点から前記第1の側壁の辺縁に向かって、折り畳み誘導線を形成する工程をさらに含む、請求項27に記載のストッパ用の紙製シートの製造方法。
本発明によれば、ストッパおよびキャップを折り畳んでコンパクトに収納することが可能であるため、輸送効率の大幅な向上が図れる。また、スリーブが紙製パレットから横ずれして荷崩れするのを防止することができる機能を有しながら、寸法変化が少なくかつ安価に製造ができるストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを備えたキャップおよびそのキャップを備えた紙製パレットが実現される。これらの効果は、従来の段ボールを積層し(例えば、2層または3層)厚みが約8〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の下キャップおよび上キャップでは決して達成できない有意な効果である。
実施形態1のストッパ用の紙製シートの製造の過程の一例を示す図。 実施形態1のストッパを示す斜視図。 実施形態1のストッパを折り畳む状態を示す斜視図。 実施形態1のストッパを紙製パレット本体の上面に装着した紙製パレットを示す斜視図。 実施形態1のストッパとスリーブとを紙製パレット本体の上面に装着した紙製パレットを示す斜視図。 実施形態1のストッパを紙製パレット本体の上面に装着した紙製パレットにおいて、ストッパを折り畳んだ状態を示す斜視図。 実施形態2のストッパを示す図。 実施形態2のストッパの製造の過程の一例を示す図。 紙製パレット本体の上面に装着された実施形態1のストッパと実施形態2のストッパとを備える紙製パレットを示す斜視図。 紙製パレット本体の上面に装着された実施形態1のストッパと実施形態2のストッパと、スリーブとを備える紙製パレットを示す斜視図。 紙製パレット本体の上面に装着された実施形態1のストッパと実施形態2のストッパとを備えた紙製パレットにおいて、実施形態1および実施形態2のストッパを折り畳んだ状態を示す斜視図。 実施形態1のストッパを備えたキャップを示す斜視図。 実施形態1のストッパを備えたキャップをスリーブの上面に被せる状態を示す斜視図。 実施形態1のストッパを備えたキャップを紙製パレット本体上に載置する前の状態を示す斜視図。
以下に本発明を、必要に応じて、添付の図面を参照して例示の実施例により説明する。
本明細書の全体にわたり、単数形の表現は、特に言及しない限り、その複数形の概念をも含むことが理解されるべきである。また、本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。したがって、他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての専門用語および科学技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾する場合、本明細書(定義を含めて)が優先する。
(定義)
本明細書において、「紙」とはその一般的な意味で用いられ、植物の繊維を水中で分散させ、それを薄く、平面上にすきあげて脱水および乾燥させた任意の物質をいう。
本明細書において、「スリーブ」とは、主に段ボールからなる物品を収納および保護する側壁から構成される紙製容器のことをいう。一般的にスリーブは、底面および上面のない側壁のみからなる筒状の形態である。
本明細書において、「約」とは、後に続く数字の±10%の範囲内をいう。
(好ましい実施形態)
一つの曲面において、本発明は底面と、底面から上方に突出する第1の側壁と、底面から左方に突出する第2の側壁と、第2の側壁から上方に突出する第1の側壁と第2の側壁とを接続するフラップとを備えるストッパ用の紙製シートであって、紙製シートの厚みが約1mm〜約3mmである紙製シートを提供し得る。
このように紙製シートの厚みを薄くすることで、約8mm〜約15mmの厚みを有する従来のC式段ボールにて製作された下キャップおよび上キャップなどの梱包材に比べて軽く、折り畳みやすくなるという効果が得られる。
紙製シートの外形は任意の形状であり得る。好ましい実施形態において、図1に示すように略矩形状(正方形)であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、長方形であってもよいし、略円形などであってもよい。
紙製シートの大きさは任意の大きさであり得る。一つの実施形態において、約600mm〜約1400mmであり、好ましくは約1100mm×約1100mmであるが、本発明はこれに限定されない。
紙製シートに用いる紙質は、第1の罫線および第2罫線に基づいて、紙製シートが折り畳み可能であれば任意であり得る。例えば、内部に実質的な空間を含まない板紙であってもよいし、内部に空間を備える段ボールなどであってもよいし、板紙や段ボールにプラスチックや樹脂フィルムまた布などの補強材を貼合したものを含んだものであってもよい。
また、紙製シートの厚みは、第1の罫線および第2罫線に基づいて、紙製シートが折り畳み可能であれば任意であり得る。例えば、単一層から構成される板紙および段ボールであってもよいし、積層された複数層から構成される板紙および段ボールであってもよい。
好ましい実施形態において、本発明のストッパ用の紙製シートは、第1の側壁と第2の側壁との交点から第1の側壁の辺縁に向かって、ストッパを折り畳み可能な折り畳み誘導線を備え得る。この折り畳み誘導線を備えることにより、組み立てられた後のストッパを平面状に折り畳むことが可能となりコンパクトにすることが可能となる。
好ましい実施形態において、第1の側壁と第2の側壁との交点に開口を備え得る。このように開口を備えることにより、紙製シートをストッパに組み立てる際に、第1の罫線および第2の罫線に基づいて紙製シートを折り畳みやすくなる、また後述する折り畳み誘導線に基づいて折り畳む際に折り畳みしやすい効果が得られる。さらに、組み立てられたストッパにスリーブを載置する際に、スリーブの四隅が第1の側壁および第2の側壁にしっかりと接触することが可能となり、横ずれをより確実に防止する効果を奏することが可能となる。好ましい実施形態おいて、開口の大きさを直径約10mm〜約30mmにすることにより、第1の罫線、第2の罫線および折り畳み誘導線に基づいて折り畳みをスムーズに行えるが、本発明はこれに限定されない。
また、好ましい実施形態において、本発明のストッパ用の紙製シートは、第1の隅部、第2の隅部、第3の隅部および第4の隅部を備える略略矩形状であり、底面が第1の隅部を備え、第1の側壁が第2の隅部を備え、第2の側壁が第3の隅部を備え、フラップが第4の隅部を備え、第1の隅部、第2の隅部および第3の隅部は面取りされ得る。面取りの形状は任意の形状であってよい。例えば、R面取りであってもよいし、C面取りであってもよい。面取りを設けることにより組み立てられたストッパにおける各隅部が衝突したり、引っ掛かったりすることによる隅部のめくれを防止することが可能となる。それぞれの隅部に設けられる面取りの大きさ(R面取りの曲率半径又はC面取りの大きさ)は任意であり得る。好ましくは、接着剤により固定されることで衝突したり引っ掛かったりする頻度が少ない底面に設けられる隅部の面取りは小さく、衝突したり引っ掛かったりする頻度が多い第1の側壁が有する第2の隅部および第2の側壁が有する第3の隅部の面取りは大きくとり得る。
ストッパ用の紙製シートを組み立てて形成されるストッパは、様々な用途に用いられ得る。好ましい実施形態において、紙製パレットまたは紙製キャップに用いられ得るが、本発明はこれに限定されない。
(具体的な実施形態)
以下に提供される実施形態は、本発明のよりよい理解のために提供されるものであり、本発明の範囲は以下の記載に限定されるべきではない。本明細書の記載を参酌して、本発明の範囲内で適宜改変を行うことができることは、当業者に明らかである。
(ストッパ用の紙製シート)
図1は、実施形態1のストッパ用の紙製シートの製造の過程の一例を示す図であって、図1(a)は所定の形状・寸法に切断された紙製シート本体を示し、図1(b)は紙製シート本体に第1の罫線加工が施された紙製シート本体を示し、図1(c)は第2の罫線加工が施された紙製シート本体を示し、図1(d)は第2の罫線上の2つの端点のいずれか一方から第1の罫線と該第2の罫線との交点までスリット加工が施された紙製シート本体を示し、図1(e)は第1の罫線L1と第2の罫線L2との交点8に開口7を形成する加工および第1の側壁L1と第2の側壁L2との交点8から第1の側壁L1の辺縁に向かって、折り畳み誘導線L3を形成する加工が施こされた紙製シート本体を示し、図1(f)は底面が有する第1の隅部、第1の側壁が有する第2の隅部および第2の側壁が有する第4の隅部にR面取り加工を施こして完成されたストッパ用の紙製シートを示す。
図1(a)に示すように、紙製シート部材(図示せず)から、まずカッター(例えば、ロールカッター)などで所定の形状・寸法に切断された板紙などの紙製シート本体を作成する。紙製シート本体の大きさは保持するスリーブの大きさに応じて任意の大きさであり得る。一つの実施形態において、紙製シート本体の大きさは、図1(a)に示すように、高さH1は約80mm〜約350mm、幅W1は約80mm〜約350mmであるが、本発明はこれに限定されない。
また、紙製シート本体の形状も任意であり得る。図1(a)に示す実施形態においては、紙製シート本体は略矩形状であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、円形状であってもよい。
次に、図1(b)に示すように、紙製シート本体に第1の罫線L1を形成する加工を行う。第1の罫線L1は、例えば、ミシン目加工や折り目加工などの罫線加工により形成することができる。次に、図1(c)に示すように、第1の罫線L2と直交する方向に第2の罫線L2を形成する加工を行う。第2の罫線L2は、第1の罫線L1と同様の罫線加工により形成することができる。次に、図1(d)に示すように、第2の罫線L1の2つの端点のどちらか一方から第1の罫線L1と第2の罫線L2との交点8までスリットSを形成する加工を行う。スリットSは、ロールカッターなどのスリッターにより形成することができる。以上の工程を経ることにより、紙製シート本体に、底面2から上方に突出する第1の側壁3と、底面から左方に突出する第2の側壁4と、第2の側壁4から上方に突出する第1の側壁3と第2の側壁4とを接続するフラップ5とが形成される。図1に示す例では、第1の罫線加工を実施した後に第2の罫線加工を実施する場合について説示しているが、本発明はこれに限定されない。第2の罫線加工を実施した後に第1の罫線加工を実施してもよい。
図1に示す例では、フラップ5は第2の側壁の上方に設けているが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の罫線L1の2つの端点のどちらか一方から第1の罫線L1と第2の罫線L2との交点8までスリットSを形成する加工を行うことにより、フラップ5を第2の側壁の上方に設ける場合であってもよい。
第1の側壁3の高さH2および第2の側壁4の高さH3は、任意の高さであり得る。1つの実施形態において、第1の側壁3の高さH2および第2の側壁4の高さH3は同じ高さで構成されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の側壁3の高さH2と第2の側壁4の高さH3とを異ならせるようにしてもよい。一つの実施形態において、第1の側壁3の高さH2と第2の側壁4の高さH3は共に約30mm〜約150mmであり、好ましくは約80mmであるが、本発明はこれに限定されない。
第1の側壁3と第2の側壁4とを接続するためのフラップ5の高さH4は、第2の側壁の高さH3と同じもしくはそれよりも低い。好ましい実施形態において、フラップ5の高さH4は、第2の側壁の高さH3よりも低くする。こうすることにより、フラップ5の第1の罫線L1に基づく折り畳みが容易に行えるようになる。
フラップ5の幅W2は、任意であり得る。1つの実施形態において、フラップ5の幅W2は約30mm〜約150mmであり、好ましくは、幅W2は第1の側壁の高さH2と同じであるが、本発明はこれに限定されない。
図1(e)に示すように、第1の罫線L1と第2の罫線L2との交点8に開口7を形成されている。開口7の形状は任意であって、例えば、開口7は円形状、三角形状、四角形状またはそれ以外の多角形状であってよい。開口7の大きさは、折り畳みしやすい範囲で任意の寸法であり得る。好ましい実施形態として直径約10mm〜約30mmであるが、本発明はこれに限定されない。開口7を設けることにより、紙製シート1を後述するストッパ1Aに組み立てる際に、第1の罫線L1および第2の罫線L2に基づいて紙製シート1を折り畳みやすくなる、また後述する折り畳み誘導線に基づいて折り畳む際に折り畳みしやすい効果が得られる。さらに、組み立てられたストッパ1AにスリーブBを載置する際に、スリーブBの四隅が第1の側壁3および第2の側壁4にしっかりと接触することが可能となり、横ずれをより確実に防止する効果を有する。また、図1(e)に示すように、第1の側壁3と第2の側壁4との交点8から第2の側壁4の辺縁に向かって、折り畳み誘導線L3が形成されている。折り畳み誘導線L3は、第1の罫線L1および第2の罫線L2と同様に、例えば、ミシン目加工や折り目加工などの罫線加工により形成することができる。折り畳み誘導線L3は第2の罫線L2に対して傾斜角度を有している。折り畳み誘導線L3の第2の罫線L2に対する傾斜角度は0°を超えて90°未満であれば任意の角度であり得る。
折り畳み誘導線L3を設けることで紙製シート1から組み立てられるストッパ1Aを折り畳むことが可能となる(例えば、図3を参照)。このように折り畳み可能とすることにより、ストッパ1AをスリーブBの横ずれを防止するストッパとして使用しないときは、折り畳むことでコンパクトにすることが可能となる。コンパクトにすることにより搬送容量が小さくなることによる運送効率が向上し、その結果、運送コストを低減することが可能となる。この効果は、段ボールを積層し(例えば、2層または3層)厚みが約8mm〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の下キャップでは、折り畳むことが困難なため決して達成できない有意な効果である。
また、本発明のストッパ用の紙製シートの厚みは、約1mm〜約3mmと薄いため、厚みが約8mm〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の下キャップに比べて、材料費を大幅に削減でき、安価に製造することが可能となる。また、薄いために折り畳みがしやすく、嵩を小さくすることによる運送コストを低減することが可能となる。
折り畳み誘導線L3による組み立て後のストッパ1Aの折り畳む方向は任意の方向であり得る。例えば、第1の側壁3または第2の側壁4が底面2と重ならない外側に折り畳まれる方向であってもよいし、第1の側壁3および第2の側壁4が底面2に重なる内側に折り畳まれる方向であってもよい。
図1(f)に示すように、底面2が有する第1の隅部、第1の側壁が有する第2の隅部および第2の側壁が有する第3の隅部にR面取り加工が施される。図1(f)に示す例では、それぞれの隅部をR面取り加工する場合について説示しているが、本発明はこれに限定されない。隅部が面取り加工されていればよく、例えば、R面取り加工の代わりにC面取り加工であってもよい。底面2が有する第1の隅部R1、第1の側壁3が有する第2の隅部R2および第2の側壁4が有する第3の隅部R3が面取りされていることで、各隅部が衝突したり、引っ掛かったりすることによる隅部のめくれを防止することが可能となる。それぞれの隅部に設けられるR面取りの曲率半径又はC面取りの大きさは任意であり得る。好ましい実施形態において、接着剤により固定されることで衝突したり引っ掛かったりする頻度が少ない底面2に設けられる隅部のR面取りの曲率半径は小さく(例えば、R20mm)、衝突したり引っ掛かったりする頻度が多い第1の側壁3が有する第2の隅部R2および第2の側壁4が有する第3の隅部R3の曲率半径は大きくする(例えば、R40mm)。しかし、本発明はこれに限定されない。
また、ストッパ1Aに組み立てられた後に衝突したり引っ掛かったりすることがないフラップ5が有する第4の隅部は基本的には面取り加工する必要はないが、他の隅部と同様に面取り加工を施してもよい。図1に示す例では図1(a)〜図1(f)の工程を経ることによってストッパ用の紙製シート1を完成させる場合について説明しているが、本発明はこれに限定されない。状況に応じて、図1(e)および図1(f)に示す工程は取捨選択することが可能である。つまり、図1(a)〜(d)の工程を経ることにより、スリーブBの横ずれを防止するという基本的な機能を有するストッパを作成することが可能である。
(ストッパ)
図2は、実施形態1のストッパ(組み立て後の紙製シート)を示す斜視図である。
図2に示すストッパ1Aは、図1(f)に示されるストッパ用の紙製シート1を第1の罫線L1に基づいて、折り畳むことで、底面2と第1の側壁3とが形成される。そして、紙製シート1を第2の罫線L2に基づいて折り畳むことで、第1の側壁3と直交する第2の側壁4が形成される。また、フラップ5を第1の罫線L1に基づいて折り畳むことで、第1の側壁3と重なり合い、第1の側壁3と第2の側壁4とを接続する部分を形成し、フラップ5と第1の側壁3とを固着手段で接合することで、ストッパ1Aが形成される。フラップ5と第1の側壁3とを接合する固着手段は任意の手段であり得る。例えば、接着剤であってもよいし、ワイヤーやステープラーなど一般的な固定手段であってもよい。
本発明のストッパ1Aは、第1の罫線L1および第2の罫線L2との交点に開口7を設けているため、第1の罫線L1および第2の罫線L2に基づいて紙製シート1を折り畳む際に、第1の罫線L1および第2の罫線L2との交点が接触しないため、折り畳みが容易になる効果を有する。さらに、組み立てられたストッパ1AにスリーブBを載置する際に、スリーブBの側面が第1の側壁3および第2の側壁4にしっかりと接触することが可能となり、横ずれをより確実に防止する効果を有する。
図3は、実施形態1のストッパ1A(組み立て後の紙製シート1)を折り畳む状態を示す斜視図であって、図3(a)は折り畳むまえの状態を示し、図3(b)は折り畳み途中の状態を示し、図3(c)は折り畳み後の状態を示す図である。
図3(a)に示す折り畳み前の状態から、図3(b)に示すように、第3の罫線L3に基づいて、第2の側壁4が底面2に重なるように第2の罫線L2を介して内側に折り畳むことができる。第2の側壁4が内側に折り畳まれるのに伴い、第2の側壁とフラップ5で接続されている第1の側壁3も第1の罫線L1を介して底面2に重なるように内側に折り畳まれる。図3(c)に示すように、折り畳まれた状態では、ストッパ1Aは平面状となりコンパクトにすることが可能となる。
(ストッパを備えた紙製パレット)
図4は、実施形態1のストッパ1A(組み立て後の紙製シート)を紙製パレット本体の上面に装着された紙製パレットにおいて、スリーブBを載置する前の状態を示す斜視図である。また、図5は、実施形態1のストッパ1A(組み立て後の紙製シート)と、スリーブとを紙製パレット本体の上面に装着した紙製パレットを示す斜視図である。
図4に示すように、紙製パレット100は、紙製パレット本体20とストッパ1Aとを含む。紙製パレット本体20の天板10の四隅にそれぞれストッパ1Aが固定されている。紙製パレット本体20は桁材11と底板12と天板10とから構成されている。ストッパ1Aは、底面2に接着剤などの一般的な固着手段を介して紙製パレット本体20の天板10の上に固定される。図5に示すように、ストッパを備えた紙製パレットにスリーブBを載置することで、四隅に設けられたストッパ1Aのそれぞれ第1の側壁3および第2の側壁4が、紙製パレット100の上に載置されるスリーブBに当接することで横ずれを防止するストッパの役目を果たすこととなる。このように、四隅に設けたストッパ1Aで位置決めされたスリーブBを載せた紙製パレット100を用いた場合、フォークリフトなどで運搬しても、紙製パレット100からスリーブBが横滑りすることなく、荷崩れを防止することが可能となる。
スリーブの材質は任意の紙であり得る。例えば、板紙であってもよいし、段ボール紙であってもよいし、紙製ボード材でもよい。また木製のベニヤ板や合板、あるいはプラスチック材であってもよい。スリーブが紙製容器である場合における物品を収納するための側壁の厚さは任意であり得る。好ましい実施形態において、例えば、側壁の厚さは約5mm〜約10mmであるが、本発明はこれに限定されない。
さらに、天板10、桁材11および底板12の厚みは任意であり得る。一つの実施形態において、天板10の厚さは約30mm、桁材および底板12合わせての厚みは約80mmであるが、本発明はこれに限定されない。
好ましい実施形態として、図4、図5に示すように、紙製パレット100の天板10の四隅にそれぞれストッパ1Aを設ける場合について説明しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、紙製パレット100の天板10の対角線上の二隅にストッパ1Aを設けてもよい。また、載置するスリーブBの寸法に合わせて、紙製パレット100の四隅以外の場所に設けてもよい。
図6は、実施形態1のストッパ(組み立て後の紙製シート)を紙製パレット本体の上面に装着した紙製パレットにおいて、ストッパを折り畳んだ状態を示す斜視図である。図6に示すように、紙製パレット100にスリーブBを載置しないときは、ストッパ1Aを折り畳み誘導線L3に基づいて折り畳むことでコンパクトにすることが可能となる。折り畳んでコンパクトにすることで、ストッパ1Aが折り畳まれた紙製パレット100同士を積層した状態で運搬したり、収納することが可能となる。このようにコンパクトに積層することで運送容量を小さくすることができ、その結果、運送コストを低減することが可能となる。この効果は、段ボールを積層し(例えば、2層または3層)厚みが約8〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の下キャップでは、折り畳むことが困難なため決して達成できない有意な効果である。また、本発明のストッパ用の紙製シートの厚みは、約1mm〜約3mmと薄いため、厚みが約8mm〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の下キャップに比べて、材料費を大幅に削減でき、安価に製造することが可能となる。さらに、本発明のストッパは、紙製パレットの隅部に直接設けられるため、従来のように紙製パレットの全体にキャップ本体を備えた下キャップを設ける場合に比べてさらに使用する材料が削減でき、安価に製造することが可能となる。また、本発明のストッパはキャップ本体を備えず紙製パレットの隅部に直接設けることが可能なために温湿度や水分量の影響による伸縮で大きく寸法変化が生じることを抑制することが可能である。
(実施形態2のストッパ)
図7は、実施形態2のストッパを示す断面図であって、図7(a)は、立設部51が立設した状態を示し、図7(b)は、立設部が水平部に向かって折り畳まれた状態を示す。
図7(a)に示すように、ストッパ50は、立設部51と、立設部51と水平部52とを備え、水平部52は立設部51の上端部と下端部との間の接続部53で立設部51と接続されている。立設部51と水平部52との接続は、任意の形態であり得る。例えば、接着剤などの接続部材を介して立設部51と水平部52とを接続してもよいし、立設部51と水平部52とを一体に構成してもよい。
本発明のストッパ50は、立設部51の下端部と接続部53との間の側面を紙製パレット本体20の天板10の側面に略接するように配置し、水平部52の下面を紙製パレット本体20の上面に固定する。このような構成とすることにより、紙製パレット本体20の上面に装着されたスリーブBが外側に移動(横ずれ)しようとした場合に、スリーブBと接触する立設部51の上端部と接続部53との間の側面は、接続部53を支点に外側に回転しようとするが、立設部51の下端部と接続部53との間の側面が紙製パレット本体20の天板10の側面に当接することで、スリーブBと接触する立設部51の上端部と接続部53との間の側面が接続部53を支点に外側に回転するのを抑制するため、その結果、スリーブBが紙製パレットの外側に移動するのを抑制することが可能となる。
立設部51の下端部と接続部53との間の高さh2は、任意の高さであり得る。
紙製パレット20に装着されたスリーブBが外側に移動しようとする際に、立設部51が接続部53を支点に立設部51の上端部と接続部53との間の側面が外側に回転するのを抑制する力を可能な限り強くするために、高さh1はできるだけ高くするのが好ましい。
ただし、高さh1を紙製パレット本体20の高さよりも高くすると、後述するように、立設部51を水平部52に重なるように折り畳んだ際に、紙製パレット本体20の外側にはみ出す部分が大きくなりすぎて、運搬や保管する際の邪魔になる恐れがある。
1つの実施形態において、紙製パレット本体20の天板10の高さと同じ高さ(例えば、約30mm)とする。しかし、本発明はこれに限定されない。
立設部51の上端部と接続部53との間の高さh2は、任意の高さであり得る。高さh2を高くすれば、それだけスリーブBと接触する部分が増加し、スリーブBが外側に移動しようとする力を抑制することが可能となる。
高さh2は高さh1よりも低くすることが好ましい。このようにすることにより、立設部51の上端部と接続部53との間の部分が接続部53を支点にして回転しようとする力が、立設部51の下端部と接続部53との間の部分が接続部53を支点にして回転するのを抑制する力が大きくなるので、確実にスリーブBが外側に移動するのを抑制することが可能となる。
1つの実施形態において、高さh2は、高さh1よりも半分(例えば、約15mm)とする。しかし、本発明はこれに限定されない。
立設部51の厚さd1は、任意の厚さであり得る。厚さが厚くなるほど立設部51の剛性を高くすることが可能となる。1つの実施形態において、厚さd1は約3mm〜約5mmであるが、本発明はこれに限定されない。
1つの実施形態において、立設部51は補強材54と補強材54を覆うシートとを含むように構成されている。補強材54を覆うシートは、補強材54の表面に固定されていても良いし、固定されていなくてもよい。
補強材54の材質は、任意であり得る。例えば、内部に実質的な空間を含まない板紙であってもよいし、内部に空間を備える段ボールなどのボード構造体であってもよいし、プラスチック、樹脂フィルムまたは布などであってもよい。
補強材の厚さは、例えば、約3mm〜約4mmであるが、本発明はこれに限定されない。
1つの実施形態において、水平部52はシートを含むように構成されている。
立設部51および水平部52に含まれるシートの材質は、任意であり得る。例えば、内部に実質的な空間を含まない板紙などからなる紙製シートであってもよいし、プラスチック、樹脂フィルムまたは布などからなるシートであってもよい。シートの厚みは、例えば、約0.3mmであるが、本発明はこれに限定されない。
立設部51および水平部52に含まれるシートは一体であるのが好ましい。そうすることにより、ストッパを製造するのが簡単であり製造コストを削減することが可能となる。
水平部52の奥行d2は、任意の奥行であり得る。長くなるほど、紙製パレット本体20との接着面積が増えるので、強固に固定することが可能となる。1つの実施形態において、約100mm〜約150mmであるが、本発明はこれに限定されない。
水平部52の高さh3は、任意の高さであり得る。あまり高さが高いと紙製パレット本体20の上面にスリーブBが装着されたときに、スリーブBが不安定になる恐れがある。1つの実施形態において、h3は、約0.3mmの板紙からなる紙製シートが上下積層された約0.6mmであるが、本発明はこれに限定されない。
水平部52を紙製パレット本体20の上面に固定する手段は、接着剤やステープラーなど任意の手段であり得る。
図7(b)に示すように、好ましい実施形態において、ストッパ50は、立設部51を、接続部53を支点にして水平部52に重なるように折り畳み可能な構成とする。
このような構成にすることにより、紙製パレット本体20にスリーブBを装着しない場合には、ストッパ50がコンパクトになり、紙製パレットを縦方向に積層することが可能となる。紙製パレットを縦方向に積層できると紙製パレットの保管場所がコンパクトにできるとともに、紙製パレットの運送コストを低減することも可能となる。
図7に示す実施形態において、ストッパ50の水平部52は紙製パレット本体20の上面に固定され、スリーブBが外側に移動しようとするのを防止する場合について説示したが、本発明はこれに限定されない。ストッパ50の水平部52を固定する対象および、ストッパ50で外側へ移動(横ずれ)しようとするのが防止される対象は任意であり得る。
図8は、実施形態2のストッパ50の製造の過程の一例を示す図である。
図8(a)に示すように、まず、補強材54と紙製シート60を準備する。紙製シート60は、第1の領域61と、第2の領域62と、第1の領域と第2の領域との間である中間領域63とを有する。図8(b)に示すように、紙製シート60で補強材54を覆う。そして、図8(c)に示すように、紙製シート60の中間領域63の部分が補強材54の略表面に接するように覆い、紙製シート60の第1の領域61と第2の領域62とが重なるように固定する。紙製シート60の第1の領域61と第2の領域62とが固定されることで水平部52が構成される。また、補強材54と補強材54を覆っている紙製シート60の中間領域63とにより立設部51が構成される。そして、紙製シート60の第1の領域61と第2の領域62とが重ねることで、第1の領域61と中間領域63との境界となる点および第2の領域62と中間領域63との境界となる点とが重なった部分が接続点53を構成する。
図9は、実施形態1のストッパ(組み立て後の紙製シート)と実施形態2のストッパとを紙製パレット本体の上面に装着した紙製パレット100Bを示す斜視図である。図8に示される紙製パレット100Bは、ストッパ50を備えている点を除いて、図4〜6に示される紙製パレット100Aと同一の構成である。従って、図4〜6に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。ストッパ50は、立設部51と水平部52とを含む。ストッパ50は、紙製パレット本体20の隅部と隅部との間の天板10の側面に設けられ得る。ストッパ50を設ける数は、隅部と隅部との間の距離に応じて調整し得る。隅部と隅部との間の距離が短い場合は設けず(例えば約800mm未満)、隅部と隅部との間の距離が長くなるに従い設ける数を増やしてもよい(例えば、約800mm〜約1400mmなら1つ、約1400mm〜約1800mm以上なら2つ)。
立設部51および水平部52の幅w1は、任意の幅であり得る。幅が大きくなるほど、スリーブBが外側に移動しようとする力を抑制することが可能となる。1つの実施形態において、幅w1は約80mm〜約150mmであるが、本発明はこれに限定されない
立設部51および水平部52の隅部は、面取りされ得る。面取りの形状は任意の形状であってよい。例えば、R面取りであってもよいし、C面取りであってもよい。面取りを設けることにより隅部が衝突したり、引っ掛かったりすることによる隅部のめくれを防止することが可能となる。それぞれの隅部に設けられる面取りの大きさ(R面取りの曲率半径又はC面取りの大きさ)は任意であり得る。
図9に示す実施形態において、ストッパ1Aとストッパ50とを備えた紙製パレット100Bについて説示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ストッパ1Aを設けず、ストッパ50のみを備えた紙製パレットであってもよい。
図10は、実施形態1のストッパ1Aと実施形態2のストッパ50と、スリーブBとを紙製パレット本体20の上面に装着した紙製パレット100Cを示す斜視図である。また、図11は、実施形態1のストッパと実施形態2のストッパ50とを紙製パレット本体20の上面に装着した紙製パレットにおいて、実施形態1のストッパ1Aと、実施形態2のストッパ50とを折り畳んだ状態を示す斜視図である。
(ストッパを備えたキャップ)
図12は、実施形態1のストッパを備えたキャップを示す斜視図である。図12(a)はキャップを上方から見た斜視図であり、図12(b)はキャップを下方から見た斜視図であり、図12(c)はストッパを折り畳んだ状態のキャップを下方から見た斜視図である。図12(d)は、別の実施形態のストッパを備えたキャップを示す斜視図である。図12(a)〜(c)に示すように、キャップCは、略矩形状のキャップ本体C1の四隅にそれぞれストッパ1Aが固定されている。ストッパ1Aは、底面2に接着剤などの一般的な固着手段を介してキャップ本体C1の上に固定される。キャップ本体C1の紙質は任意の紙であり得る。例えば、板紙であってもよいし、段ボール紙であってもよいし、紙製ボード材でもよい。また木製のベニヤ板や合板、あるいはプラスチック材であってもよい。
キャップ本体C1の大きさはスリーブの大きさに応じて任意の大きさであり得る。一つの実施形態において、約600mm〜約1400mmであり、好ましくは約1100mm×約1100mmであるが、本発明はこれに限定されない。
また、図12(d)に示すように、キャップCに用いるキャップ本体C1を、二つに分割し、2つに分割されたキャップ本体C1の両端部にそれぞれストッパ1Aを固定することによりキャップCを形成したものであってもよい。
また、キャップ本体C1の厚みは、任意であり得る。例えば、単一層から構成される板紙および段ボールであってもよいし、紙製ボード材でもよい。また木製のベニヤ板や合板あるいはプラスチック材であってもよい。一つの実施形態において、厚みは約3mm〜約5mmであり、好ましくは約5mmであるが、本発明はこれに限定されない。
好ましい実施形態として、図12に示すように、略矩形状のキャップ本体C1の四隅にそれぞれストッパ1Aを設ける場合を説明しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、対角線上の二隅にストッパ1Aを設けてもよい。また、キャップ本体C1の形状は、キャップCが被さるスリーブの形状に応じて任意の形状であり得る。例えば、図12に示す例では、キャップCが被さるスリーブの形状が略矩形状(図10を参照)であるのに対応して、キャップ1本体C1の形状も略矩形状としているが、本発明はこれに限定されない。例えば、キャップCが被さるスリーブの形状が略円状であれば、キャップ本体C1の形状もそれに合わせて略円状とすることが好ましい。
図13は、ストッパを備えたキャップをスリーブの上面に被せる状態の紙製パレット100Dを示す斜視図である。図13(a)はキャップをスリーブに被せる前の状態であり、図13(b)はキャップをスリーブに被せた状態を示す図である。図13(a)に示す状態から図13(b)に示す状態のように、キャップCをスリーブBの上から被せる。その際、ストッパ1Aの第1の側壁3および第2の側壁4と、スリーブBの側面とが接触することで、スリーブBの位置決めがされ、横ずれを防止することが可能となる。図13に示す紙製パレット100Dは、図5に示す紙製パレット(紙製パレット本体と、紙製パレット本体の上面に固定されたストッパ1Aと、ストッパ1Aにより固定されるスリーブとを含む)にスリーブの上面に被さるキャップCを備えたものである。
また、キャップCは、スリーブBの位置決めに用いないときにはストッパ1Aを折り畳み誘導線L3に基づいて折り畳むことで、図12(c)に示すようにコンパクトにすることが可能となる。折り畳んでコンパクトにすることで、ストッパ1Aが折り畳まれたキャップC同士を積層した状態で運搬したり、収納することが可能となる。このようにコンパクトに積層することで運送容量を小さくすることができ、その結果、運送コストを低減することが可能となる。この効果は、段ボールを積層し(例えば、2層または3層)厚みが約8〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の上キャップでは、折り畳むことが困難なため決して達成できない有意な効果である。また、本発明のストッパ用の紙製シートの厚みは、約1mm〜約3mmと薄いため、厚みが約8mm〜約15mmであるC式段ボールで形成されたスリーブを保護する従来の上キャップおよび下キャップに比べて、材料費を大幅に削減でき、安価に製造することが可能となる。
(キャップを紙製パレット本体の上面に固定した紙製パレット)
図14に示す例では、キャップCをスリーブBの上面に被せる場合について説明したが、図13に示すように、キャップCを紙製パレット本体20の天板10の上にストッパ1Aが上になるようにして接着剤などで固定することで、キャップCを図4、図5に示すストッパ1Aと同じ効果を奏するようにすることが可能である。この場合、紙製パレット本体20とキャップ本体C1との固定と、キャップ本体C1とストッパ1Aとの固定とを別工程にて施工することが可能で、製作が簡単であるというメリットがある。
また、図13に示す実施形態のキャップCとは別の実施形態として、図12(d)に示すように、キャップCに用いるキャップ本体C1を、パレット本体20の内、ストッパ1Aが載置される両側面の二つに分割したものであってもよい。このようにすることで、パレット本体20の中央部分に重なるキャップ本体C1の部分が不要となり、より安価に製造することが可能となる。さらに、キャップ本体C1を段ボールから形成する場合に、段ボールが温湿度や水分量の影響による伸縮で大きく寸法変化が生じるが、キャップ本体C1を分割して1つのキャップ本体C1の大きさを小さくすればその影響を小さく抑制することが可能となる。
また、本発明の実施形態においては、ストッパ1AもしくはキャップCを紙製パレット本体に接着剤などの固定手段で固定する場合について説明したが、ストッパ1AもしくはキャップCを紙製パレット本体に固定させず、ストッパ1AもしくはキャップCの上に載置されたスリーブBと紙製パレット本体20とを、PPバンドやストレッチフィルム等の固定方法で固定するようにしてもよい。この場合にはストッパ1AもしくはキャップCを紙製パレット本体20に接着する工程が省略できるため、短時間で簡単かつ安価な梱包形態となり得る。以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、従来のC式段ボールにて製作された下キャップまたは上キャップなどの梱包材と比較して、安価に製造でき、かつ折り畳むことで嵩を小さくし輸送効率を向上させることが可能であるとともに、寸法変化の少ないストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレットおよびそのストッパを備えたキャップを実現することができるものとして有用である。
1 紙製シート
1A ストッパ
2 底面
3 第1の側壁
4 第2の側壁
5 フラップ
7 開口
10 天板
20 紙製パレット本体
50 ストッパ
51 立設部
52 水平部
60 紙製シート
61 第1の領域
62 第2の領域
63 中間領域
100、100A〜D 紙製パレット
B スリーブ
C キャップ
C1 キャップ本体
L1 第1の罫線
L2 第2の罫線
L3 折り畳み誘導線
R1 第1の隅部
R2 第2の隅部
R3 第3の隅部
S スリット

Claims (28)

  1. 底面と、
    該底面から上方に突出する第1の側壁と、
    該底面から左方に突出する第2の側壁と、
    該第2の側壁から上方に突出する該第1の側壁と該第2の側壁とを接続するフラップと
    を備えるストッパ用の紙製シートである、紙製シート。
  2. 前記第1の側壁と前記第2の側壁との交点から該第1の側壁の辺縁に向かって、ストッパを折り畳み可能な折り畳み誘導線を備える、請求項1に記載の紙製シート。
  3. 前記第1の側壁と前記第2の側壁との交点に開口を備える、請求項1または2に記載の紙製シート。
  4. 前記開口は、直径約10mm〜約30mmである、請求項3に記載の紙製シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙製シートであって、該紙製シートは、第1の隅部、第2の隅部、第3の隅部および第4の隅部を備える略矩形状であり、
    前記底面が該第1の隅部を備え、前記第1の側壁が該第2の隅部を備え、前記第2の側壁が該第3の隅部を備え、前記フラップが該第4の隅部を備え、
    該第1の隅部、該第2の隅部および該第3の隅部は面取りされている、紙製シート。
  6. 前記面取りは、R面取りである、請求項5に記載の紙製シート。
  7. 前記底面に設けられた前記隅のR面取りの曲率半径は、前記第1の側壁および前記第2の側壁に設けられた該隅のR面取りの曲率半径よりも小さい、請求項6に記載の紙製シート。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の紙製シートが組み立てられて構成されるストッパ。
  9. 請求項8に記載のストッパを略矩形状の紙製パレット本体の四隅の少なくとも2つの隅部に備えた、紙製パレット。
  10. 前記ストッパを前記略矩形状の紙製パレット本体の前記四隅のそれぞれに備えた、請求項9に記載の紙製パレット。
  11. 立設部と、
    該立設部の上端部と下端部との間に設けられた接続部と、
    該接続部に接続された水平部と
    を備えた、ストッパ。
  12. 前記立設部は、前記接続部を支点にして、前記水平部に向けて折り畳み可能なように構成されている、請求項11に記載のストッパ。
  13. 前記立設部は補強材を含む、請求項11または12に記載のストッパ。
  14. 第1の領域と、対向する第2の領域と、該第1の領域と第2の領域との間の中間領域とを有する紙製シートを含む請求項11〜13のいずれか一項に記載のストッパであって、該第1の領域と第2の領域とが重ねて固定されることで前記水平部を構成するとともに、該中間領域が前記補強材を囲うように構成されている、ストッパ。
  15. 紙製パレット本体と、
    該紙製パレット本体の隅部と隅部との間の側面に請求項11〜14のいずれか一項に記載のストッパを備えた、紙製パレット。
  16. 前記紙製パレット本体の隅部と隅部との間の側面に請求項11〜14のいずれか一項に記載のストッパを備えた、請求項10に記載の紙製パレット。
  17. 請求項8に記載のストッパを略矩形状のキャップ本体の四隅の少なくとも2つの隅部に備えた、紙製キャップ。
  18. 前記ストッパを前記略矩形状のキャップ本体の前記四隅のそれぞれに備えた、請求項17に記載の紙製キャップ。
  19. 前記ストッパを2つ有し、前記2つのストッパをそれぞれ前記略矩形状のキャップ本体の両端に備えた、請求項17に記載の紙製キャップ。
  20. 前記紙製パレット本体上の前記隅部に載置された前記ストッパおよび/または前記T字状のストッパにより固定されるスリーブと、該スリーブの上面に被せる請求項17または18に記載の紙製キャップとを備えた、請求項9、10、15、16のいずれか一項に記載の紙製パレット。
  21. 前記紙製パレット本体上に載置された前記ストッパおよび/またはT字状のストッパにより固定されるスリーブと、請求項19に記載の紙製キャップを2つ備え、該2つ備えた紙製キャップは該スリーブの上面の4隅を覆う、請求項9、10、15、16のいずれか一項に記載の紙製パレット。
  22. 紙製パレット本体と、該紙製パレット本体上に載置されるスリーブと、該スリーブの上面に載置される請求項17または18に記載された紙製キャップとを備えた紙製パレット。
  23. 前記キャップ本体の表面の大きさと前記紙製パレット本体の表面の大きさが略同一である、請求項22に記載の紙製パレット。
  24. 請求項19に記載の紙製キャップを2つ備え、該2つ備えた紙製キャップをそれぞれ紙製パレット本体表面の両側部に備えた、紙製パレット。
  25. 前記紙製キャップに固定されるスリーブと、請求項19に記載の紙製キャップを2つ備え、該2つ備えた紙製キャップは該スリーブの上面の4隅を覆う、請求項24に記載の紙製パレット。
  26. 前記紙製シートは、プラスチック、あるいは布からなる補強材を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の紙製シート。
  27. 紙製シート本体に対して第1の罫線を形成する工程と、
    該第1の罫線と直交する第2の罫線を形成する工程と、
    該第2の罫線上の2つの端点のいずれか一方から該第1の罫線と該第2の罫線との交点までスリットを形成する工程と、
    を含む、ストッパ用の紙製シートの製造方法。
  28. 前記第1の側壁と前記第2の側壁との交点から前記第1の側壁の辺縁に向かって、折り畳み誘導線を形成する工程をさらに含む、請求項27に記載のストッパ用の紙製シートの製造方法。
JP2018046758A 2018-03-14 2018-03-14 ストッパ用の紙製シート、ストッパ、そのストッパを備えた紙製パレット、そのストッパを備えたキャップおよびそのキャップを備えた紙製パレット Pending JP2019156454A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116101597A (zh) * 2021-11-09 2023-05-12 株式会社理光 托板零件构成体及包装系统

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