JP2019154133A - 高圧本線の電圧を求める方法およびシステム - Google Patents

高圧本線の電圧を求める方法およびシステム Download PDF

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悠介 西田
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常世 佐野
雄祐 阪本
Yusuke Sakamoto
雄祐 阪本
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Abstract

【課題】変圧器1次側の高圧本線の電圧を求める方法およびシステムを提供する。【解決手段】方法は、変圧器2次側に接続されたスマートメータの電圧値および電流値を取得するステップと、スマートメータが接続された引込線の引込線インピーダンスを取得するステップと、電流値および引込線インピーダンスから、引込線電圧降下を求めるステップと、電圧値および引込線電圧降下から、変圧器2次側電圧である低圧基準電圧を求めるステップと、変圧器に接続されている全スマートメータの電流値を取得および合算して、変圧器負荷電流を求めるステップと、変圧器の変圧器内部インピーダンスを取得するステップと、変圧器負荷電流および変圧器内部インピーダンスから、変圧器内部電圧降下を求めるステップと、低圧基準電圧および変圧器内部電圧降下から、変圧器の巻線比を用いて、変圧器が接続された箇所の高圧線電圧を求めるステップと、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、変圧器の1次側の高圧本線の電圧を求める方法およびシステムに関するものであり、当該電圧を複数求めることにより電圧分布(プロファイル)を作成することに関するものである。
従来は、配電系統の潮流方向(系統を流れる電流の向き)は、変電所から需要家に向かう一方向であった。ところが、近年、太陽光発電(PV)連系の増加により、潮流方向が双方向になり、配電系統において電圧の上昇または急激な降下等、従来よりも複雑な電圧変化が予測されている。一般に、配電線路(高圧本線)では電流および電圧の逸脱を防ぐために配電系統を切り替える、または、電圧調整用の機器(線路電圧補償装置:SVR)等を設置するなどの対策を行っている。このような対策のために、図1に示すように、変電所Aでは、変電所A内のセンサにより送出電圧を測定し、高圧本線内のセンサ内蔵開閉器B、Gでは、それぞれ電圧を測定している。しかしながら、変圧器が接続された箇所C、Dや、高圧自家用需要家(メガソーラまたは工場)が直接接続された箇所E、Fの電圧は不明であり、このような複雑に電圧が変化する配電系統では、さらに多くの箇所において電圧を測定する必要があった。
高圧本線上にセンサ内蔵開閉器を密に設置すると詳細な電圧分布を把握できるが、センサ内蔵開閉器は高価なため、莫大なコストが必要となる。そこで、本発明者は、スマートメータの計測および通信機能を利用して、特定地点の高圧本線の電圧を推定することを考え、本発明を完成するに至った。
特許文献1には、スマートメータの計測情報を利用して配電系統電圧を決定する方法が開示されている。しかしこの方法では、変圧器に接続されている全需要家のスマートメータの電流および電圧を取得し、計算量が膨大であるという問題点が考えられる。
特開2012−182990号公報
そこで、本発明は、上述した問題点を考慮し、変圧器の1次側の高圧本線の電圧を少ない計算量で求めることを第1の目的として、当該電圧を複数求めることにより電圧分布を作成することを第2の目的とする。
本発明は、変圧器の1次側の高圧本線の電圧を求める方法であって、前記高圧本線の接続箇所に前記変圧器が接続され、前記方法は、
(1)前記変圧器の2次側に接続された基準となるスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得するステップと、
(2)前記スマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得するステップと、
(3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求めるステップと、
(4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記変圧器の2次側電圧である低圧基準電圧V_Baseを求めるステップと、
(5)前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータの電流値を取得および合算して、変圧器負荷電流I_TRを求めるステップと、
(6)前記変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得するステップと、
(7)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求めるステップと、
(8)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記変圧器の巻線比αを用いて、前記接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めるステップと、
を含む。
本発明では、前記スマートメータSMが、低圧本線を介して前記変圧器に接続されており、
(4)低圧基準電圧V_Baseを求める前記ステップは、
(4−1)前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータのうち、前記スマートメータSMと前記低圧本線を共有するスマートメータの電流値を取得し、前記スマートメータSMの電流値I_SMに合計するステップと、
(4−2)前記低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineを取得するステップと、
(4−3)低圧本線インピーダンスR_Lineおよび電流値の合計から、低圧本線電圧降下ΔV_dropLineを求めるステップと、
(4−4)電圧値V_SM、引込線電圧降下ΔV_dropSMおよび低圧本線電圧降下ΔV_dropLineから、低圧基準電圧V_Baseを求めるステップと、
を含むことが好ましい。
本発明では、前記高圧本線の別の接続箇所に別の変圧器が接続され、前記別の変圧器の2次側直下に別のスマートメータSMが接続されており、前記方法は、
(1)前記別のスマートメータの電圧値V_SMを低圧基準電圧V_Baseとして取得し、前記別のスマートメータの電流値I_SMを変圧器負荷電流I_TRとして取得するステップと、
(2)前記別の変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得するステップと、
(3)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求めるステップと、
(4)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記別の変圧器の巻線比αを用いて、前記別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めるステップと、
を含むことが好ましい。
本発明では、前記高圧本線のさらに別の接続箇所にさらに別のスマートメータSMが直接接続されており、前記方法は、
(1)前記さらに別のスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得するステップと、
(2)前記さらに別のスマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得するステップと、
(3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求めるステップと、
(4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記さらに別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めるステップと、
を含むことが好ましい。
本発明では、前記高圧線電圧V_Hを複数求めることにより、前記高圧本線の電圧分布を作成することが好ましい。
本発明は、変圧器の1次側の高圧本線の電圧を求めるシステムであって、前記高圧本線の接続箇所に前記変圧器が接続され、前記システムは、演算部および記憶部を有し、前記記憶部は、
前記変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRが格納された変圧器DBと、
スマートメータが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMが格納されたスマートメータ設備DBと、
スマートメータで計測された電圧値および電流値が格納されたスマートメータ計測値DBと、
を有し、
前記演算部は、
(1)前記スマートメータ計測値DBから、前記変圧器の2次側に接続された基準となるスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得し、
(2)前記スマートメータ設備DBから、前記スマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得し、
(3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求め、
(4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記変圧器の2次側電圧である低圧基準電圧V_Baseを求め、
(5)前記スマートメータ計測値DBから、前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータの電流値を取得および合算して、変圧器負荷電流I_TRを求め、
(6)前記変圧器DBから、前記変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得し、
(7)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求め、
(8)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記変圧器の巻線比αを用いて、前記接続箇所の高圧線電圧V_Hを求める。
本発明では、前記記憶部は、低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineが格納された低圧本線DBをさらに有し、
前記スマートメータSMが、低圧本線を介して前記変圧器に接続されており、
前記演算部は、
(4)低圧基準電圧V_Baseを求める際、
(4−1)前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータのうち、前記スマートメータSMと前記低圧本線を共有するスマートメータの電流値を取得し、前記スマートメータSMの電流値I_SMに合計し、
(4−2)前記低圧本線DBから、前記低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineを取得し、
(4−3)低圧本線インピーダンスR_Lineおよび電流値の合計から、低圧本線電圧降下ΔV_dropLineを求め、
(4−4)電圧値V_SM、引込線電圧降下ΔV_dropSMおよび低圧本線電圧降下ΔV_dropLineから、低圧基準電圧V_Baseを求めることが好ましい。
本発明では、前記高圧本線の別の接続箇所に別の変圧器が接続され、前記別の変圧器の2次側直下に別のスマートメータSMが接続されており、
前記演算部は、
(1)前記スマートメータ計測値DBから、前記別のスマートメータの電圧値V_SMを低圧基準電圧V_Baseとして取得し、前記別のスマートメータの電流値I_SMを変圧器負荷電流I_TRとして取得し、
(2)前記変圧器DBから、前記別の変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得し、
(3)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求め、
(4)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記別の変圧器の巻線比αを用いて、前記別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めることが好ましい。
本発明では、前記高圧本線のさらに別の接続箇所にさらに別のスマートメータSMが直接接続されており、
前記演算部は、
(1)前記スマートメータ計測値DBから、前記さらに別のスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得し、
(2)前記スマートメータ設備DBから、前記さらに別のスマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得し、
(3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求め、
(4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記さらに別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めることが好ましい。
本発明では、前記演算部は、前記高圧線電圧V_Hを複数求めることにより、前記高圧本線の電圧分布を作成することが好ましい。
高圧本線内の電圧測定点を説明するための図である。 上部には、本発明により求められる電圧分布を示し、下部には、高圧本線に接続される構成要素を示す。 本発明のシステムの構成図である。 本発明の手法1の第1実施形態を説明するための図である。 本発明の手法1の第2実施形態を説明するための図である。 電力供給方式を説明するための図である。 電力供給方式を説明するための図である。 本発明の手法2の一実施形態を説明するための図である。 本発明の手法3の一実施形態を説明するための図である。
図2の上部には、本発明により求められる電圧分布を示し、下部には、高圧本線に接続される構成要素を示す。
上述したとおり、破線内に示す構成要素である変電所Aおよびセンサ内蔵開閉器B、Gでは、高圧本線の電圧を測定することができる。また、後述するように、本発明では、手法1により、変圧器Xが接続された箇所Cの電圧を求め(推定し)、手法2により、変圧器Yが接続された箇所Dの電圧を求め、手法3により、高圧自家用需要家(メガソーラまたは工場)が直接接続されたE、Fの電圧を求める。
図3は、本発明のシステムの構成図である。
システム100は、入力部10と、演算部20と、記憶部30と、出力部40と、を有する。記憶部30は、変圧器DB31と、低圧本線DB32と、スマートメータ設備DB33と、スマートメータ計測値DB34と、を有する。
システム100は、1つのハードウェア(パソコン、サーバ等)から構成されてもよいし、複数のハードウェアから構成されてもよく、例えば、各DBが分散配置されてもよい。
図4は、本発明の手法1の第1実施形態を説明するための図である。
第1実施形態では、高圧本線の接続箇所Cに変圧器Xが接続され、高圧本線の電力は、変圧器Xによって低圧に変換され、各需要家のスマートメータSM、SM1〜SM3に供給される。スマートメータSMは、電柱pに設置された変圧器Xに引込線のみを介して接続される。すなわち、スマートメータSMは、低圧本線を介さずに変圧器の2次側に接続され、直接引き込まれている需要家のスマートメータである。電柱qに接続されたスマートメータSM1、SM2および電柱rに接続されたスマートメータSM3は、低圧本線および引込線を介して変圧器Xに接続される。第1実施形態では、変圧器Xに接続された全需要家は、4つであり、このうち、変圧器X直下のスマートメータSMを基準とする。
(1)演算部20は、スマートメータ計測値DB34から、基準となるスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得する。
(2)演算部20は、スマートメータ設備DB33から、スマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得する。
(3)演算部20は、電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求める(式−1)。
ΔV_dropSM=R_SM×I_SM (式−1)
(4)演算部20は、電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、変圧器Xの2次側電圧である低圧基準電圧V_Baseを求める(式−2)。
V_Base=V_SM+ΔV_dropSM (式−2)
(5)演算部20は、スマートメータ計測値DB34から、変圧器Xに接続されている全需要家のスマートメータの電流値を取得および合算して、変圧器負荷電流I_TRを求める。具体的には、スマートメータSM1、SM2、SM3の電流値I1、I2、I3をそれぞれ取得し、スマートメータSMの電流値I_SMに合算する(式−3)。
I_TR=I_SM+I1+I2+I3 (式−3)
(6)演算部20は、変圧器DB31から、変圧器Xの変圧器内部インピーダンスR_TRを取得する。
(7)演算部20は、変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求める(式−4)。
ΔV_dropTR=R_TR×I_TR (式−4)
(8)演算部20は、低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、変圧器Xの巻線比αを用いて、接続箇所Cの高圧線電圧V_Hを求める(式−5)。
V_H=α×(V_Base+ΔV_dropTR) (式−5)
このように、手法1の第1実施形態では、スマートメータからの測定値を処理することにより、変圧器Xの2次側電圧および1次側電圧ならびに高圧本線における変圧器Xの接続箇所Cの電圧を少ない計算量で求めることができる。すなわち、必要な実測値は、スマートメータの電流値および電圧値のみであり、接続箇所Cの電圧を実測する必要はない。
なお、第1実施形態では、変圧器X直下のスマートメータSMを基準としたが、低圧本線を介して接続されるスマートメータSM1〜SM3を基準とすることもできる。また、任意数のスマートメータが接続可能である。
図5は、本発明の手法1の第2実施形態を説明するための図である。
第2実施形態では、変圧器Xが設置された電柱pから低圧本線を介さず直接引き込まれている需要家が存在しないので、低圧本線を介して変圧器Xに接続されたスマートメータSMを基準とする。
(1)〜(3)は、第1実施形態の場合と同一である。
(4−1)演算部20は、変圧器Xに接続されている全需要家のスマートメータのうち、基準となるスマートメータSMと低圧本線を共有するスマートメータSM1の電流値I1を、スマートメータ計測値DB34から取得し、スマートメータSMの電流値I_SMに合計する(I_SM+I1)。
(4−2)演算部20は、低圧本線DB32から、電柱pq間の低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineを取得する。
(4−3)演算部20は、低圧本線インピーダンスR_Lineおよび電流値の合計(I_SM+I1)から、低圧本線電圧降下ΔV_dropLineを求める(式−6)。
ΔV_dropLine=R_Line×(I_SM+I1) (式−6)
(4−4)演算部20は、電圧値V_SM、引込線電圧降下ΔV_dropSMおよび低圧本線電圧降下ΔV_dropLineから、低圧基準電圧V_Baseを求める(式−7)。
V_Base=V_SM+ΔV_dropSM+ΔV_dropLine (式−7)
(5)〜(8)は、第1実施形態の場合と同一である。
このように、手法1の第2実施形態でも、変圧器Xの2次側電圧および1次側電圧ならびに高圧本線における変圧器Xの接続箇所Cの電圧を少ない計算量で求めることができる。
以下、電力供給方式について検討する。
図6は、単相供給におけるスマートメータの端子を説明するための図である。ABCがスマートメータの端子である。
図6(a)に示すように、スマートメータSMが単相3線式で供給されている場合、スマートメータSMから取得する電圧値V_SMは、両端の電圧V_CAまたは(V_AB+V_BC)であり、電流値I_SMは、両電圧相に流れる電流値の合計値であるので、(I_A+I_C)である。
図6(b)に示すように、スマートメータSMが単相2線式(100V)で供給されている場合、スマートメータSMから取得する電圧値V_SMは、2V_ABであり、電流値I_SMは、I_Aである。
図6(c)に示すように、スマートメータSMが単相2線式(200V)で供給されている場合、スマートメータSMから取得する電圧値V_SMは、V_ABであり、電流値I_SMは、2I_Aである。なおI_TR、ΔV_dropLineを算出する際においても同様の換算をする。
図7は、三相供給におけるスマートメータの端子を説明するための図である。ABCがスマートメータの端子である。
三相供給において相管理がされていない場合、スマートメータSMの電圧V_SMおよび電流I_SMは、平均値を用いる。すなわち、
V_SM=(V_AB+V_BC+V_CA)/3または(V_AB+V_BA)/2
I_SM=(I_A+I_B+I_C)/3または(I_A+I_B)/2
である。なおI_TR、ΔV_dropLineを算出する際においても同様の換算をする。
また、各インピーダンス値R_SM、R_TR、R_Line(用いる場合)については√3を乗じた値となる。このとき求まる高圧線電圧V_Hは、三相各相の線間電圧の平均値となる。
回転方向を管理するなどで相管理がされている場合は、それぞれの相ごとに算出することができる。例えば引込線電圧降下ΔV_dropSMは以下のとおりである。
ΔV_dropSM_AB=√3R_SM(I_SM_A+I_SM_B)/2
ΔV_dropSM_BC=√3R_SM(I_SM_B+I_SM_C)/2
ΔV_dropSM_CA=√3R_SM(I_SM_C+I_SM_A)/2
図8は、本発明の手法2の一実施形態を説明するための図である。
本実施形態では、高圧本線の接続箇所Dに変圧器Yが接続され、変圧器Yの2次側直下にスマートメータSMが接続されている。
(1)演算部20は、スマートメータ計測値DB34から、変圧器Yの2次側直下のスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得する。なおこのスマートメータSMは、変圧器Yの負荷電流を測定しているものとする。
ここで、取得した電圧値V_SMが、低圧基準電圧V_Baseとなり、取得した電流値I_SMが、変圧器負荷電流I_TRとなる。
(2)演算部20は、変圧器DB31から、変圧器Yの変圧器内部インピーダンスR_TRを取得する。
(3)演算部20は、変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求める(式−4)。
(4)演算部20は、低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、変圧器Yの巻線比αを用いて、接続箇所Dの高圧線電圧V_Hを求める(式−5)。
なお、変圧器Yの2次側直下のスマートメータSMによって、変圧器Yの負荷電流が測定されていない場合は、手法1の第1実施形態の(5)と同様に、低圧系統内の全需要家のスマートメータSM1〜SM4の電流値I1〜I4の合算をI_TRとしてもよい。
このように、手法2では、変圧器Yの2次側直下にスマートメータSMを接続することにより、低圧基準電圧V_Baseおよび負荷電流I_TRを実測値として取得できるため、この値を用いて、変圧器Yの2次側電圧および1次側電圧ならびに高圧本線における変圧器Yの接続箇所Dの電圧を少ない計算量で求めることができる。
図9は、本発明の手法3の一実施形態を説明するための図である。
本実施形態では、高圧本線の接続箇所Fに工場等の高圧自家用需要家のスマートメータSMが直接(すなわち変圧器を介さずに)接続されている。なお、工場等の高圧自家用需要家の代わりに、高圧本線に電力を供給するメガソーラのような高圧自家用需要家の場合も同様の計算が成立する。
(1)演算部20は、スマートメータ計測値DB34から、高圧自家用需要家のスマートメータSMの電圧値(受電点電圧)V_SMおよび電流値I_SMを取得する。
(2)演算部20は、スマートメータ設備DB33から、スマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得する。
(3)演算部20は、電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求める(式−1)。
(4)演算部20は、電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、接続箇所Fの高圧線電圧V_Hを求める(式−8)。
V_H=V_SM+ΔV_dropSM (式−8)
このように、手法3では、高圧本線に直接接続されている高圧自家用需要家のスマートメータSMを用いることにより、接続箇所Fの電圧を少ない計算量で求めることができる。
任意の高圧本線にはある程度の数の変圧器および高圧自家需要家が存在しているため、手法1〜手法3を用いて、演算部20が高圧線電圧V_Hを複数求めることにより、図2の上部に示すような、十分に密な高圧本線の電圧分布を作成することができる。
本発明では、高価なセンサ内蔵開閉器等を設置することなく、スマートメータを利用することにより既存の設備から電圧分布を作成することができる。また、電圧の逸脱を常時監視できるため、太陽光発電(PV)連係点への出力調整要求、配電系統の切り替え、線路電圧補償装置(SVR)の動作などの対策を検討することができる。
以下、各DBの一例を表1〜表4に示すが、DBはこの例に限定されるものではない。
変圧器DB31には、表1に示すとおり、変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TR等の情報が格納される。
Figure 2019154133
低圧本線DB32には、表2に示すとおり、低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Line等の情報が格納される。ただし低圧本線インピーダンスは、変圧器施設柱から電柱番号の柱までの総インピーダンスである。
Figure 2019154133
スマートメータ設備DB33には、表3に示すとおり、スマートメータが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SM等の情報が格納される。スマートメータ設備DB33から、スマートメータがどの変圧器から電力を供給されているのか、スマートメータが変圧器直下なのか、または、電柱を経由して変圧器に接続されているのか等が分かる。
Figure 2019154133
スマートメータ計測値DB34には、表4に示すとおり、スマートメータで計測された電圧値および電流値等の情報が格納される。
Figure 2019154133

Claims (10)

  1. 変圧器の1次側の高圧本線の電圧を求める方法であって、前記高圧本線の接続箇所に前記変圧器が接続され、前記方法は、
    (1)前記変圧器の2次側に接続された基準となるスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得するステップと、
    (2)前記スマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得するステップと、
    (3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求めるステップと、
    (4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記変圧器の2次側電圧である低圧基準電圧V_Baseを求めるステップと、
    (5)前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータの電流値を取得および合算して、変圧器負荷電流I_TRを求めるステップと、
    (6)前記変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得するステップと、
    (7)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求めるステップと、
    (8)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記変圧器の巻線比αを用いて、前記接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めるステップと、
    を含む方法。
  2. 前記スマートメータSMが、低圧本線を介して前記変圧器に接続されており、
    (4)低圧基準電圧V_Baseを求める前記ステップは、
    (4−1)前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータのうち、前記スマートメータSMと前記低圧本線を共有するスマートメータの電流値を取得し、前記スマートメータSMの電流値I_SMに合計するステップと、
    (4−2)前記低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineを取得するステップと、
    (4−3)低圧本線インピーダンスR_Lineおよび電流値の合計から、低圧本線電圧降下ΔV_dropLineを求めるステップと、
    (4−4)電圧値V_SM、引込線電圧降下ΔV_dropSMおよび低圧本線電圧降下ΔV_dropLineから、低圧基準電圧V_Baseを求めるステップと、
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記高圧本線の別の接続箇所に別の変圧器が接続され、前記別の変圧器の2次側直下に別のスマートメータSMが接続されており、前記方法は、
    (1)前記別のスマートメータの電圧値V_SMを低圧基準電圧V_Baseとして取得し、前記別のスマートメータの電流値I_SMを変圧器負荷電流I_TRとして取得するステップと、
    (2)前記別の変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得するステップと、
    (3)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求めるステップと、
    (4)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記別の変圧器の巻線比αを用いて、前記別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めるステップと、
    を含む、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記高圧本線のさらに別の接続箇所にさらに別のスマートメータSMが直接接続されており、前記方法は、
    (1)前記さらに別のスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得するステップと、
    (2)前記さらに別のスマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得するステップと、
    (3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求めるステップと、
    (4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記さらに別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求めるステップと、
    を含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記高圧線電圧V_Hを複数求めることにより、前記高圧本線の電圧分布を作成する、
    請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 変圧器の1次側の高圧本線の電圧を求めるシステムであって、前記高圧本線の接続箇所に前記変圧器が接続され、前記システムは、演算部および記憶部を有し、前記記憶部は、
    前記変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRが格納された変圧器DBと、
    スマートメータが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMが格納されたスマートメータ設備DBと、
    スマートメータで計測された電圧値および電流値が格納されたスマートメータ計測値DBと、
    を有し、
    前記演算部は、
    (1)前記スマートメータ計測値DBから、前記変圧器の2次側に接続された基準となるスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得し、
    (2)前記スマートメータ設備DBから、前記スマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得し、
    (3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求め、
    (4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記変圧器の2次側電圧である低圧基準電圧V_Baseを求め、
    (5)前記スマートメータ計測値DBから、前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータの電流値を取得および合算して、変圧器負荷電流I_TRを求め、
    (6)前記変圧器DBから、前記変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得し、
    (7)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求め、
    (8)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記変圧器の巻線比αを用いて、前記接続箇所の高圧線電圧V_Hを求める、
    システム。
  7. 前記記憶部は、低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineが格納された低圧本線DBをさらに有し、
    前記スマートメータSMが、低圧本線を介して前記変圧器に接続されており、
    前記演算部は、
    (4)低圧基準電圧V_Baseを求める際、
    (4−1)前記変圧器に接続されている全需要家のスマートメータのうち、前記スマートメータSMと前記低圧本線を共有するスマートメータの電流値を取得し、前記スマートメータSMの電流値I_SMに合計し、
    (4−2)前記低圧本線DBから、前記低圧本線の低圧本線インピーダンスR_Lineを取得し、
    (4−3)低圧本線インピーダンスR_Lineおよび電流値の合計から、低圧本線電圧降下ΔV_dropLineを求め、
    (4−4)電圧値V_SM、引込線電圧降下ΔV_dropSMおよび低圧本線電圧降下ΔV_dropLineから、低圧基準電圧V_Baseを求める、
    請求項6に記載のシステム。
  8. 前記高圧本線の別の接続箇所に別の変圧器が接続され、前記別の変圧器の2次側直下に別のスマートメータSMが接続されており、
    前記演算部は、
    (1)前記スマートメータ計測値DBから、前記別のスマートメータの電圧値V_SMを低圧基準電圧V_Baseとして取得し、前記別のスマートメータの電流値I_SMを変圧器負荷電流I_TRとして取得し、
    (2)前記変圧器DBから、前記別の変圧器の変圧器内部インピーダンスR_TRを取得し、
    (3)変圧器負荷電流I_TRおよび変圧器内部インピーダンスR_TRから、変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRを求め、
    (4)低圧基準電圧V_Baseおよび変圧器内部電圧降下ΔV_dropTRから、前記別の変圧器の巻線比αを用いて、前記別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求める、
    請求項6または7に記載のシステム。
  9. 前記高圧本線のさらに別の接続箇所にさらに別のスマートメータSMが直接接続されており、
    前記演算部は、
    (1)前記スマートメータ計測値DBから、前記さらに別のスマートメータSMの電圧値V_SMおよび電流値I_SMを取得し、
    (2)前記スマートメータ設備DBから、前記さらに別のスマートメータSMが接続された引込線の引込線インピーダンスR_SMを取得し、
    (3)電流値I_SMおよび引込線インピーダンスR_SMから、引込線電圧降下ΔV_dropSMを求め、
    (4)電圧値V_SMおよび引込線電圧降下ΔV_dropSMから、前記さらに別の接続箇所の高圧線電圧V_Hを求める、
    請求項6から8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記演算部は、前記高圧線電圧V_Hを複数求めることにより、前記高圧本線の電圧分布を作成する、
    請求項6から9のいずれかに記載のシステム。
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